遠恋しながら読書の日々。

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Aug 9, 2006
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カテゴリ: 日常
今電話で「フランダースの犬」の話を(聞いたことはあるが)知らないという驚天動地なことを聞かされて一生懸命説明してたら、なんだかベソベソ泣けてきてドン引きされてしまった。 この年になって。
誓ってもいい(誰に?)、別にそこまでの思い入れ(平均的日本人程度であると思われ)はなく、さして熱く話してたわけでもないのですが、「それでね、お財布拾ってね雪の中を届けに行ったら」とか言ってたらムッサ悲しくなってしまいました。
恐るべし、フランダースの犬。

えっと先週末に親関係のツテで県内の自然保護観察区域のイベントに参加しまして。イベントといっても、そこの研究者氏をガイドに夜うろうろまわろう、というだけのものなのですが。
いかんせん、その前の週まで三週間くらいずっと(土日含めて)睡眠3時間くらいで働いてたほど忙しく(半分は引き受けてしまった自分が悪いのですが、さりとて断るには美味しすぎたのです)、普通の生活してて睡眠3時間はいいけれど、3時間睡眠以外は仕事という中での3時間は苦しく、頭の中をくるくると「少女パレアナ」(本来は「ポリアンナ」が正しいが、子供のとき初めて読んだのが角川版でそれは何故か「パレアナ」であったので、なんとなく頑なにパレアナと読んでいる。)のパレアナのせりふ、「それじゃあおばさま、生きるための時間がないわ!」というせりふが廻っておりました。...って、話が逸れてしまったですが、えっと、そうそう。それで、かなーり私はその企画に乗り気薄だったのです。
だって、

1.いくら自然保護区だからって夜に何が入るのさ
2.うちから車で一時間半近くかかるのに、一緒にいくメンツからしてどう考えても私が車を運転するらしい。
3.どう考えても夏休みの子供のための企画じゃ...。


でも約束した手前、しょうがなくモソモソ行ったら、それが。

すっごい楽しかったですよう。
ワタクシ、自慢ではないが普段ぶってるくせに、思わぬことに子供のようにはしゃぐひとなのですが、夜って色んな生き物がいるんですね。

って主に虫ですが。
いやあ、メジャーなカブトムシとかは勿論、「ぼくらは~」の歌で有名なオケラとか、かまどうまとか、えーっと、原生のゴキ(いや、家にいるのと違ってそんなきもくなかったんです。)に、そうそう!忘れてはならない、蛍!!

最後はこーた君というがきんちょと素で場所を取り合って、こーた協力の元写真も取りました。(私が撮ってる間、彼がトーチ持ってた。)

せみ

途中からですね、「蛍とかもいるし懐中電灯は消していきましょう。大丈夫すぐに目が慣れますから。」というその研究者のおにーさん(おじさん?)の指示に従い消していったんですが、最初はもう手探り状態。本当に真っ暗で歩けないほどだったんですが、確かに目が慣れるもんですね。
最後のほうは意外にさっさと(完全に「さっさ」には結局なりませんでしたが。さすがこーた君は順応が早かった...。)歩けて、そんな経験すら楽しかったです。

こういうときにふっと子供がいたらいいな、と思うことがあります。(いや、将来的にですけど)。

図鑑に載ってるような虫だけじゃなくて、夜だってもそもそ色んな生き物がうごめいてる面白さ。真っ暗な空に、草の匂い。夜の歓声。暗闇の中で足を忍ばせて虫の音に耳を澄ます、あの素敵な秘密を共有する感じ。
夏休みっていう非日常な時間とあいまって、宝物のように思えるような気がする。



辻邦生の「円形劇場にて」という短編に、あ、あんまり子供は関係ないのですが。色んな時間を振り返った時に、夏休みはそこだけぽっかり切り取った青空みたいに、非日常的な時間だ。みたいな(現物が目の前の本棚にあるのですが、立ち上がって取るのが億劫)一節があって。
ああ。と思う。子供は大人が思ってる100倍も大変なんですが(これって後になると忘れちゃうんですかね。)、それでも子供の夏休みのあの空気は、じりじり肌を焼く日差しとか。水遊びとか。すごーいノスタルジー。あのDS(だっけ?)のゲームが売れる理由が分かる気がするわ。





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Last updated  Aug 10, 2006 01:50:23 AM
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