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その料理屋が、信頼できるかどうかは、
そこの経営者、マスター、女将さんが
信頼できる人かどうかで決まる、と昨日書いた。
その彼らが人間として信頼できる人かどうかは
かねがね,日常の人間的付き合いに依る。
だから付き合いがなかったら、
消費者は、判断のしようがない、ということになる。
信頼は、私、売る人、私、買う人といった対峙関係ではなく、
同じ人間、同じ地域の住民で、日常のつきあいのある仲間同士、
といった日頃の関係、それに、爺さんの代からお互いを見知っている、
といった付き合いの長さ、この2次元的人間関係の中で、
培われてきたものである、と考える。
このことこそを、信用、信頼に値する、
といった言い方になるのではなかろうか。
これは,最近よく目にする「絆(きずな)」と言い換えても良い。
再度、これを企業の方から見てみる。
買い手が購買行為を成さない限り、
売上を上げることはできないし経営も成り立たない。
ならば、作り手、売り手側としては買い手が購買行為を成す
という状態、条件を、実際面で行う、ということが命題となる。
すなわち、購買して貰うためには,
購買に値する「もの」でなければならないし、
購買するに値する「企業なりお店」である、といったように、
消費者の信用、信頼の構築こそが経営の営みの中心になる。
だが、実際はどうか。
規模が大きくなると,小さなお店時代と違って
親父や女将の信頼性だけでは,うまくいかない。
組織が大きいと、経営者の顔が見えにくくなるからである。
ママの顔を見に来たのに、
ママにお目にかかることが儘ならず、
派遣ホステスの顔だけ見て,飲むといったことが続けば、
そのうちママの存在など、お客からみたらどうでもいい、
「ママより、君がいい」といったことになる。
続く
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