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「この株は絶対儲かるから、十万なんてハシタ金ではなく
百万円出しなさいよ。軽く見ても倍になって戻ってくるのだから」、
と言う証券セールスマンに、中には「そりゃ,すごい!」,
戻ってくるお金を頭に浮かべて、興奮、大金を投じて・・・
といった被害に遭う、といった事件が後を絶ちません。
倍の儲けを反対側から見たら、倍の損になるのは、
先に話した〈山と谷の絵〉とまったく同じことなのです。
が、それが1に、犬が猫に、猫がお金に変わる
2に、今が、将来(さき)といったように時間軸をずらす。
と、見えない。置き換えができにくい。
彼らはそこを利用しているのです。
ところが大抵の人は、今の、示された方向、
それもほとんどは、自分の立場からしか見ないから、
自分が百万円なりを儲かる方からだけを考えてしまう。
仮に百万円が儲かるとしたとしたら、その反対側には損をした人がいる。
この人は、自分以外にも同じことを言っているに違いない。
この人も、儲かる話を人にしているぐらいだから、
しこたま儲かるのであろう。
ならば、そのお金は・・・・・。
かりにこの投資で、自分が百万円損したとしたら、
そのお金が彼の懐に、といったように、想像をあれこれ広げる。
つまり、1に「自分が」、2に「儲かる」、といった片面思考の意識を
あれこれ分散してみる。
これを、脳力開発では「多角的に考える」と言っています。
「私はだまされた」と嘆く人は、
その人、そのことを信用した人が言うせりふです。
つまり、因が「信用したこと」、果が「騙されたこと。
信用しなければ、騙された、という結果は
存在しないということです。
だから信用しなければ良いのです。
「おや?」って思われるかも知れませんが、それは明日。
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