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正直なところ、企業が不祥事を起して、私ども経営陣も迷惑、当惑しているのでございます。
といった論理ではないか。
この論理だと、
車による交通事故での責任は車だということになる。ピストル強盗の犯人は、ピストルであり、
そのピストルは殺人鬼だったということになる。
実のところ人間と違い、頭も手足も口も耳も、心も感情も、血も涙もない企業が、そうした事件など起こしようがない。
起こしていないものに責任も原因もあろうはずがない。企業に倫理感をいうのは、食器に清潔感を教えることと同じだ。
くだらないことを,といわないで欲しい。言いたいことは、すべからく人間が判断し行ったことということ。
自分が行ったことを企業に責任転嫁かと、揶揄して言っているのである。
経営者、あるいはその組織に所属する人が為したことである。
そうした人たちの倫理観が欠如していた、というべきである
それならわかる。
わかるが、私はそれを倫理観の問題ではなく、
企業としてそうしたことを為すといった選択が、世のため、人のため、企業のため、自分のために、
長い目で見て、得だろうか、喜ばしいことだろうか、
といった意志決定の問題であると、考えている。続く
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