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「火垂るの墓」といえば、ジブリ映画の印象が強いですが、原作小説の方が戦争の残酷さや愚かさを描いていて、80年前にこの日本で何が起きたのかがわかる作品でした。後世に読み継がれるべき作品だと思いました。
2025年06月30日
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伊岡瞬さんの作品は読み応えがありますが、勧善懲悪な結末や展開があるのが好きです。
2025年06月29日
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点と線が繋がり、怒涛のラストまでページを捲る手が止まらないほど面白かったです。
2025年06月29日
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·サリヴァン様イメチェンw·アグニとソーマ、この二人見ると…·今の英国では見られない、伝統的なアフタヌーンティー。·セバスチャンのスパルタ教育、ヴォルフラムにもw·サリヴァン様、北斗の拳みたいな台詞をw·エリザベスとサリヴァン様の修羅場…エリザベスの蹴りを素手で受け止めるセバスチャン。·エリザベスのアシストでサリヴァン様のレッスン再開。·シエルの黒歴史…·wチャールズ、久しぶりだ!·原作で女王とサリヴァン様のシーンを見たけれど、アニメでは綺麗なシーンでした。·そ、葬儀屋あ!·「青の教団編」は、来年放送かしら?
2025年06月29日
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映画はまだみていませんが、原作は先ほど読了しました。歌舞伎界を舞台に、切磋琢磨しあう二人の男の物語。面白くて一気読みしてしまいました。
2025年06月23日
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波美王に攫われ、墳墓の中に閉じ込められた真秀。後半戦がはじまり、緊迫した展開が続く中、気になるところで終ってしまいました。11月まで、毎月の発売日が待ち遠しいです。
2025年06月23日
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表紙素材は、ソラ様からお借りしました。「黒執事」「ツイステッドワンダーランド」二次創作です。作者様・出版社様・制作会社様とは一切関係ありません。イデアの元へ息を切らしながらやって来たのは、リーチ兄弟と一緒に居た銀髪の少年・アズール=アーシェングロットだった。「さぁ、僕のバレエの練習に付き合って貰いますよ!」「ひぇっ、もしかして拙者にあの陽キャラの群れに入れと!?無理無理、無理でござる!あっ、拙者これからイベントの準備が・・」「この期に及んで僕から逃げるおつもりですか?逃がしませんよっ!」 アズールはそう言うと、自分から逃げようとするイデアの腕を掴んだ。「アズール氏、痛いから離して・・ねぇ離して・・凄い力だ!」 なす術なくアズールに引き摺られてゆくイデアの姿をシエルは呆然と見つめていた。「おや、あなたも居たんですか。」「え、あの・・」「どうぞ、お気になさらず。」アズールはそう言ってシエルに背を向けると、イデアを引き摺ってコンビニから去っていった。(何だったんだ、あれは・・) シエルがそう思いながらコンビニに入ると、レジには銀髪の店員の姿があった。 彼はシエルと目が合うと、シエルに抱きついた。「ひっ、ひっ、久し振りだねぇ~、伯爵。」「な、何ですかあなた!?」「おやおや、小生の事を忘れてしまったのかい?悲しいねぇ~」 突然見知らぬ男に抱きつかれ、シエルは身を捩って暴れた。「坊ちゃんから離れなさい!」「おやおや、とんだ邪魔が入ったね。」 男はそう言って笑うと、店の奥へと消えていった。「坊ちゃん、大丈夫ですか?」「あぁ。セバスチャン、お前どうしてここへ?」「今日発売の新商品のアイスを買いに来たのですよ。」 セバスチャンはそう言うと、店内に貼られてあるポスターを指した。 そこには、『新商品!はちわれアイス』という、可愛らしい猫のイラストが描かれていた。「そ、そうか・・」 セバスチャンは、上機嫌な様子で『はちわれアイス』が入ったビニール袋を上下に振りながら歩いていた。「そんなに喜ぶことはないだろう?」「実は、この近くのコンビニを何軒かハシゴしていましたが、何処も売り切れでして・・漸く見つけたので、つい・・」 そう言ったセバスチャンの顔は、少しだらしなかった。「では坊っちゃん、お休みなさい。」「あぁ、お休み。」 シエルが寮内にある自室へと戻ると、机の上には一枚のメッセージカードが置かれていた。 そこには、“いつも見ています、あなたのファンより”と書かれていた。 気味が悪いので、そのメッセージカードはゴミ袋に捨てた。 早くコンビニでの不快な出来事を忘れたくて、シエルはベッドに横になりたくて寝た。 翌朝、シエルが朝食を取りに食堂へと向かうと、リーチ兄弟が彼の元にやって来た。「おはよ~、駒鳥ちゃん。」「お、おはようございます・・」「ねぇ、知ってる?来週の公演に、1年も出られる事になったんだって。」「え?」 NRCは4年制だが、週末に大講堂で行われる“お披露目公演”には、3・4年生、所謂“本科生”が出演でき、1・2年生の“専科生”は主に“本科生”のサポートに回るのが、この学校の“伝統”だった。 しかし、学園長が、“全ての生徒は平等であるべきだ”という言葉により、今年から1・2年も公演に出演できる機会が与えられた。「そうなんですか・・」「だからさぁ~、駒鳥ちゃんも受けて見たら、オーディション。」「考えてみます。」シエルはそう言って朝食を取った後、食堂から出て教室へと向かった。 すると、教室の中にある掲示板に、来月の公演ポスターが貼られていた。 そのポスターには、『主人公役、オーディション中!』と書かれてあった。(“チャンスは逃がしてはいけない”か・・お父様が良く言っていたな。)「おや坊ちゃん、そんな所で何をしているのです?」「オーディションを受けるから、その練習だ。」「あぁ、来月の公演は、確か『恋しぶき 花しぐれ』ですね。主人公は華族の令嬢で、自分よりも12も年上の男と駆け落ちするお話ですね。坊ちゃんに、人の色恋がわかるのでしょうか?」「セバスチャン、何だその顔は?」「いいえ・・」「お前、何かを企んでいるのか?」「坊ちゃんには、嘘を吐けませんね。あなたは、人生経験が足りないので、この役を演じるのは・・」「馬、馬鹿にするな!」 シエルは顔を怒りで赤く染めると、レッスン室から出て行った。(さてと、これからどうしましょう・・) オーディションに応募したシエルが自分の順番を控室で待っていると、そこへ一人の少年がやって来た。 鮮やかな真紅の髪に薄いスレートグレーの瞳をした彼は、キッとシエルを睨むと、オーディション用の台本に目を通した。(感じが悪いな・・) シエルがそんな事を思っていると、漸く自分の順番が来たので、大講堂へと入った。 日々の練習の成果を出し切り、シエルは満足した気分で大講堂から出て行った。「あ~、駒鳥ちゃん!オーディション、どうだったの?」「自分でベストを尽くせたかな・・と思っています。」「そう。」「結果、楽しみだね~」 オーディションから一週間後、シエルは見事主役を勝ち取った。「おめでとうございます、坊っちゃん。これから忙しくなるので、今夜は坊ちゃんの為にご馳走を作りますね。」「そうか、楽しみにしている。」 セバスチャンは寮の食堂に入ると、スーツのジャケットを脱いでエプロンをつけると、夕食の支度に取り掛かった。(あ~、今日も疲れた・・) バレエレッスンでクルーウェルから徹底的にしごかれたシエルは、そう思いながら食堂に入ると、オーディションの時に会った少年が何やらリーチ兄弟と揉めていた。「どうして、僕が主役じゃないんだ!」「え~、だって金魚ちゃんは・・」「ウギィ~!」(今夜は騒がしいな。) シエルがそう思いながらトレイを持って注文した料理が来るのを待っていると、何故か笑顔を浮かべたセバスチャンに迎えられた。「お前、ここで何してる?」「何って、仕事ですよ。はい、どうぞ。坊ちゃんが注文した、チーズインハンバーグと海老フライです。」「そ、そうか・・」(少し調子が狂うな・・) シエルがそんな事を思いながらチーズインハンバーグを一口食べていると、そこへリーチ兄弟と揉めていた少年がやって来た。「君が、シエル=ファントムハイヴ君かい?」 何故か、嫌な予感がした。にほんブログ村二次小説ランキング
2025年06月22日
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表紙素材は、ソラ様からお借りしました。「黒執事」「ツイステッドワンダーランド」二次創作です。作者様・出版社様・制作会社様とは一切関係ありません。「ステイ、ステイ、もっと軽やかに跳べ、駄犬共!」 シエルがNRCに入学して、一ヶ月が過ぎた。 バレエのクルーウェル教授は常に完璧を求め、些細なミスがあると生徒に向かって鞭を振るう、今の時代にはスパルタ指導をする男だった。「そこ、身体をもっと伸ばせ!」 シエルは地獄のバレエレッスンを終え、苦しそうに喘ぎながらタオルで額の汗を拭っていた。「駒鳥ちゃぁん、イシダイ先生のレッスンでもうバテちゃった?」 急に視界が暗くなったかと思うと、シエルは金とオリーヴのオッドアイの持ち主―フロイドと目が合ってしまった。「こんなんでバテるとかマジウケる~!」 フロイドは何故か、シエルと自分と同学年のリドル=ローズハートに良く絡んで来る。「ロブスター先生の授業受けたらぁ、駒鳥ちゃん死ぬんじゃね?」「ロブスター先生?」「体育のバルガス先生。いつも赤いジャージ着てるからぁ、ロブスター先生。」「フロイド、一体新入生と何を話しているんですか?」 シエルとフロイドの前に現れたのは、銀髪で眼鏡をかけた生徒だった。「アズール、どうしたの?」「どうしたもこうしたもありませんよ。もう休憩時間は終わっていますよ!」「じゃぁねぇ~、駒鳥ちゃぁん。」 フロイドはそう言ってシエルに手を振り、レッスン室から出て行った。「新入生の皆、入学おめでとう!」 フロイドが言っていた“ロブスター先生”こと、バルガス教授は、やたらテンションが叩くテ筋肉が赤いジャージの上からでもわかる男だった。「皆、揃ったな!まずは、体幹トレーニングから始めよう!」 体育の授業は、筋肉トレーニングだけだった。(本当に僕は、こんな所でやっていけるのか?) 昼休み、食堂に入ったシエルは、そう思いながら虚ろな目をして紅茶を飲んでいた。「いけませんよ坊ちゃん、食事はちゃんと摂らないと。」 そう言って滑り込むようにシエルの隣に座ったセバスチャンは、徐に籘製のバスケットの中からローストビーフのサンドイッチを取り出した。「お前、どうして・・」「奥様から、坊っちゃんを支えてやってくれと頼まれまして・・」「嘘吐け、バレエレッスンの時、お前笑いを堪えながらピアノの伴奏をしていただろう?」「おや、気づいてしまいましたか。坊ちゃんが余りにも必死過ぎて、つい・・」「ふざけるな・・」 シエルはデザートのガトーショコラを一口頬張った後、そう言って溜息を吐いた。「随分とお疲れのようですね?」「朝から地獄のバレエレッスンに筋トレ・・もう疲れて死にそうだ。それに、二年のリーチ兄弟には何かと絡まれるし・・」「あぁ、あの有名俳優をご両親に持つ、双子のご兄弟ですか。きっと、お二人共坊ちゃんと仲良くなりたいのでしょう。」「それは違うと思うぞ・・」 セバスチャンとシエルがそんな話をしていると、一人の青年が二人の前に現れた。「美しい、ムッシュー・愉快犯が言っていた通りの可憐さだね、まさにボーテ!」「あの、失礼ですがあなたは・・」「自己紹介が遅れたね、わたしはルーク=ハント、美を愛する狩人さ!」(何だろう、この感じ・・) 青年が去った後、シエルは彼に対して妙な既視感を抱いた。 午後の授業は、日舞だった。「さぁ、皆さん始めますよ。」「アンコウ先生、何で三味線弾いているの?面白ぇじゃん!」「私語は慎みなさい。」「何だ、つまんねぇの。」「すいません、遅れました!」 シエルがそう言って息を切らしながら練習場に入ると、セバスチャンが無言で彼の前に立った。「な、なんだ?」「浴衣、左前になっていますよ。さ、あちらで着替えましょう。」 セバスチャンはそう言うと、衝立の中へシエルを連れて行った。「やはり、わたしが居ないと坊ちゃんは何も出来ないのですね。」「うるさい・・」 数分後、セバスチャンの三味線の伴奏に合わせて、シエル達は『祇園小唄』を舞っていた。「あの子、筋が良いわね。今年の新入生?」「ベタチャン先輩、こんにちはぁ~」「ヴィル先輩、こんにちは。」 ジェイドとフロイドの前に現れたのは、トップモデル兼俳優の、ヴィル=シェーンハイトだった。「ルークから話は聞いていたけれど、あの子の美しさは並大抵のものじゃないわ。」ヴィルはそう言うと、シエルの右目につけられた眼帯の存在に気づいた。「はい、皆さんお疲れ様でした。」「お疲れ様でした!」 日舞の授業が終わった後、シエルが練習場を後にしようとした時、彼は一人の青年から声を掛けられた。「あなた、その右目はどうしたの?」「あの・・」「俺も気になっていたんだよねぇ、それ。」 いつの間にかシエルの背後に回り込んでいたフロイドは、そう言うとシエルの右目の眼帯を外した。 するとその下には、美しい朝焼けを思わせるかのような紫の瞳が現れた。「ふ~ん、駒鳥ちゃん、俺達と一緒じゃん。」「気持ち悪くないのか?」「何で?綺麗なものは気持ち悪くないよ。」 フロイドの反応に、シエルは驚愕の表情を浮かべた。 何故なら、今までシエルにそんな事を言う人間は一人も居なかったからだ―両親と双子の兄を除いては。「自分と違うものを忌み嫌う人間は愚かよ。そんな人間が発する雑音なんて、無視すればいいのよ。」「そうそう。」「先輩方・・」「自己紹介が遅れたわね、あたしはヴィル=シェーンハイト。何か困った事があれば、この番号にいつでも連絡して来て。」「はい・・」「あんたには才能があるわ。自分を信じなさい。」 その日の夜、シエルは寮の部屋にある寝室で眠ろうとしたが、目が冴えて中々眠れなかった。(散歩でもするか・・) シエルは夜着の上からコートを羽織ると、寮から外へと出た。 近くのコンビニエンスストアで何か買おうと思ったシエルが店に入ろうとした時、彼は一人の青年とぶつかった。「ハァ~、この時間帯は陽キャラに絡まれずに気軽に買い物出来て楽っすわぁ・・」 ぶつぶつと早口で独り言を呟いていたその青年は、シエルの存在に気づき、慌てて彼を助け起こした。「ご、ごめんね、大丈夫!?」「いえ、こちらこそ見ていませんでした。」「そう、ならいいけど・・」「イデアさん、やっと見つけましたよ!」「ひぃぃ!」にほんブログ村二次小説ランキング
2025年06月22日
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表紙素材は、ソラ様からお借りしました。「黒執事」「ツイステッドワンダーランド」二次創作です。作者様・出版社様・制作会社様とは一切関係ありません。「それでは、発表致します!」 RSA音楽学校の正門前で行われた入学試験の合格発表では、家族や友人と抱き合いながら喜ぶ者、肩を落として落胆する者が居た。 シエル=ファントムハイヴは後者だった。 双子の兄・ジェイドと共に受験したRSA音楽学校入学への切符を手渡されたのは、一人だけだった。「シエル、ごめんね。」「謝らないで。お互いにベストを尽くしたんだ、悔いはないよ。」「うん・・」 帰宅するまで、シエルは兄を気遣ってそう言ったが、自室に入り、寝台の天蓋を閉めて枕に顔を埋めた後、堪えていた涙を一気に流した。「坊ちゃん、ガトーショコラをお持ち致しました。」 コンコン、と少し遠慮がちなノックの音が廊下から聞こえて来た。「要らない。」「失礼致します。」 そう言いながらシエルの部屋に入って来たのは、シエルの家庭教師・セバスチャン=ミカエリスだった。 彼はガトーショコラと紅茶が載ったワゴンを運び、部屋の中に入ると、その主は寝台の中に居た。「要らないって言っているだろう?」「“こんな時”こそ、甘い物は必要でしょう?」「・・わかった。」 少し不貞腐れた顔をしたシエルは、セバスチャンからガトーショコラが載った皿を受け取ると、それを一口食べた。「悪くない。」「そうですか。」 セバスチャンは、シエルがRSAに落ちた事を知っていたが、彼を慰める事はしなかった。「食べ終わりましたら、ベルを鳴らして下さい。」 セバスチャンはそう言うと、シエルの部屋から出て行った。「セバスチャン、シエルはどうだった?」「ガトーショコラを、美味しく召し上がられていましたよ。」「そう。」 ジェイドはセバスチャンを見た。「何か?」「今日があの子にとってどんな日だったか、知っているんでしょう?」「さぁ、何の事やら・・」「お前、弟が“あそこ”へ行く事を知っているんだろう?」 ジェイドの碧い眼光が、射るようにセバスチャンを見た。「心配しないで下さい、坊っちゃんは、このわたしがお守り致します。」「フン、どうだか・・」 ジェイドはボソリと呟くと、セバスチャンに背を向けてパーティーが行われている階下の大広間へと戻った。「ジェイド、シエルはどうしたの?」「部屋で休んでいたよ。」「そう・・」 シエルとジェイドの母・レイチェルは、そう言うと顔を曇らせた。「パーティーなんて、開かなければ良かったのかしら・・」「レイチェル、そんな顔をするな。」「でも・・」 レイチェルと父・ヴィンセントがそんな話をしていると、ジェイドは笑顔を浮かべて二人にこう言った。「ちょっと、シエルの様子を見て来るよ。」 ジェイドは大広間から再び二階のシエルの部屋へと向かった。「シエル、入っても良い?」「うん・・」 シエルは泣いていたのか、碧と紫の瞳が少し赤くなっていた。「シエル、大丈夫?」「うん・・」「RSAに落ちたのは残念だったけれど、シエルはNRCで頑張って、一緒の舞台に立とう。」「兄さま・・僕、出来るかなぁ・・」「大丈夫、お前なら出来るよ。」 ジェイドはそう言って、シエルを抱き締めた。「約束だよ。」「うん・・」 ジェイドとシエルは、互いの小指を絡めて、約束を交わした。『いつか、同じ舞台に立とうね。』 その約束を果たす為、シエルはNRC音楽学校の入学式に臨んだ。「皆さん、この度はご入学おめでとうございます。有意義な4年間を過ごして下さいね。」 入学式を終えたシエルが教室に入ろうとした時、彼は誰かに背後から抱き締められた。「あ~、駒鳥ちゃんだぁ!」 浅葱色の髪を揺らしながらそう言って笑った少年は、金とオリーブ色の瞳でシエルを見た。「ね~ジェイド、こいつがアンコウ先生の恋人なの?」「いけませんよ、フロイド、新入生を怖がらせてしまっては。」(同じ顔が、二人・・) 同じ顔をした二人の少年に絡まれ、シエルがパニックになっていると、そこへセバスチャンがやって来た。「ファントムハイヴ君、ここに居たのですね、捜しましたよ。」「セバ・・」 シエルは叫ぼうとしたが、その前にセバスチャンに口を塞がれてしまった。(お前、何でここに居るんだ!?)「さぁ、HRが始まりますよ、行きましょうか?」 セバスチャンはそう言うと、有無を言わさずシエルを教室へと連れて行った。「ジェイド、何だか面白い事になりそうだね。」「ええ、そうですね、フロイド。」にほんブログ村二次小説ランキング
2025年06月22日
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·ドイツの死神ズ、いいなあ。 ·ウィリアムとグレル、再登場。·葬儀屋さん、セクシーw·死神は自殺した人間·ディーデリヒさんの家、立派な家柄みたいだなあ。·坊っちゃんの入浴シーン、いい!·セバスチャンの嫌味w·葬儀屋さんの涙、美しい…·双子の兄ちゃん…·サリヴァンちゃん、元気すぎる!·ヴォルフラム、やはり不死身…·サリヴァンちゃんとヴォルフラム、いい主従だ!·ディーデリヒさん、ツンデレw·ニナさん、アニメ初登場回w·サリヴァンちゃん、イメチェン!
2025年06月22日
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ぬいぐるみホラーと銘打った作品でしたが、どちらかというと付喪神てきなものでした。ラストが不気味でしたが、それ以外は楽しく読めました。
2025年06月20日
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·ドイツの死神、個性的。·家系図にシエルのおばあさんの名前が!·田中さん、強い!侍だったのかしら?過去編が見てみたいです。·ディーデリヒさん、強い!·ヴォルフラム、サリヴァンを守ったのね!うわあ、杉元みがある!·名シーンに涙!網走のアシリパさんと杉元を思い出す…·いきなり進撃の巨人が始まったのかと思ったw·兵士養成所、怖い。·ヴォルフラムとサリヴァンの出会い。·ヴォルフラム、サリヴァンに絆されている…そりゃ、情が湧くよね。·あの台詞は、ヴォルフラムの心の底からきた台詞だったんだよなあ。·外科手術がない時代の治療法、怖い。·サリヴァンの涙…·緑の魔女編、あと数回で終わりかな?
2025年06月15日
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·今までのダイジェスト。·ディーデリヒ、強い。·ドイツ帝国軍人·戦車!·パンツァー…かの有名アニメを思い出す。·戦車は人を攻撃し、粉微塵にする。·戦車の砲弾を真っ二つにして、シエルを横抱きに!·ヴォルフラム、杉元みがある。·セバスチャンvs戦車、凄い!·このシーン、原作でも良かったけれど、アニメだと綺麗だなあ。·ドイツの式神、靴がスニーカー。
2025年06月08日
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映画は観てませんが、観ていなくても楽しめました。スリリングな展開が続いて、ラストシーンを読んだあとはニヤニヤしてしまいました。
2025年06月06日
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土方さん、まさかコナンで自分の句集が披露されるなんてw今回は薄桜鬼·新選組ファンとしても、刀剣乱舞ファンとしても嬉しい作品でした。聖さんが凄い。爆発シーンは迫力があったし、平次の告白シーンが良かったのに、間が悪いなあw聖地巡礼、いつか行ってみたいですね。
2025年06月05日
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野生のカラスと主人公の少年・ミックとの絆を、実話を基にして描いた作品。怪我をしたカラスを世話し、地域住民たちから愛されていたカラス・ジャックに起きた悲劇に泣きそうになりましたが、彼のお葬式の時に朗読された詩が心を打ちましたね。ラストシーンは、救いがありました。帰還兵の父親の再生の物語でもあり、読み応えがあり、読み終わった後は心が温かくなりました。あとがきのページと、実際のジャックの写真が載ってありました。
2025年06月05日
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昨年10月に購入して、積読本のまま放置していたのですが、面白くて一気読みしてしまいました。物語の世界と現実の世界が入り交じった、面白い作品でした。
2025年06月02日
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·冒頭ダイジェスト、わかりやすい。·ファントムハイヴ家使用人vsドイツ帝国軍人、ファイ!·バルド、元軍人だけあって俊敏だな!·ヴォルフラム、不死身の杉元みがある!·シエルの女装、可愛い!·フィニ、足が速い!·坊っちゃんとフィニの回想。坊っちゃんが、フィニに名前を与えてくれたのね。·タナカさん、フィニの走りに振り落とされないとかすごい。·タナカさん、刀を何処から持ってきた?居合いで弾丸切るとは凄い!·不死身のヴォルフラム、怖すぎる!·ディーデリヒさんと幼児坊っちゃん、シエルパパ、美しい!·ディーデリヒさん…時の流れは残酷…
2025年06月01日
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また気になるところで終わりますね。面白くてついつい一気に読んでしまいます。
2025年06月01日
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表紙素材は、装丁カフェからお借りしました。「相棒」「天官賜福」「火宵の月」二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。二次創作・BLが苦手な方はご注意ください。男の遺体は損傷が激しく、身元が判明したのは遺体が発見されてから一週間経った頃だった。男は、『週刊ドキュメント』の記者・太田洋一だった。太田は主に、政治家や芸能人のスキャンダルなどをネタにして脅迫する、所謂ブラックジャーナリストだった。「被害者は何者かに鈍器によって後頭部を殴打された後、崖から転落死したようですな。」「わざわざ鎌倉まで来て下さって、ありがとうございます、米沢さん。」「いえいえ、鎌倉には一度来てみたいと思っていたので、来て良かったです。」右京達と旧知の仲である米沢守と彼らが話していると、そこへ“トリオ・ザ・捜一”がやって来た。「おや、あなた方がこちらにいらっしゃるとは珍しいですね。」「来たくても来たんじゃありませんよ。ちょいと野暮用ですよ。」警視庁捜査一課七係・伊丹憲一は、そう言った後溜息を吐いた。「野暮用ですか?」「いえね、刑事部長が“知人が困っているようだから、鎌倉へ行って来てくれないか”って、突然言われちゃってね。」「あなた方も大変ですねぇ。」「そうなんですよ。」「おい芹沢、さっさと来い!」「待ってくださいよ、先輩~!」伊丹達が現場から立ち去ってゆく姿を見送った右京達は、火宵グランドホテルへと戻った。「お帰りなさいませ。」そう言って彼らを出迎えたのは、ホテルの若女将・火月だった。「おや、女将さんはどちらに?」「女将なら、所用で外出しております。」「そうですか。」「あの・・由比ヶ浜でご遺体が発見された方、うちのホテルのお客様なんです。」「おや、そうでしたか。」「実は・・」「若女将、若女将にお客様です。」「え、僕に?」「はい・・」「すいません、また後で太田さんの事はお話致します。」「わかりました。」右京達と別れ、ホテルのロビーから離れた火月は、エレベーターである部屋へと向かっていた。『失礼致します。』『どうぞ。』ホテルの最上階にあるスイートルームに彼女がノックをした後入ると、そこにはスーツ姿の男がソファに座っていた。『こうして会うのは初めてだな。そこへかけたまえ。色々と君に聞きたい事がある。』『はい、お祖父様。』火月がスイートルームの客人と話している頃、東京の高級住宅地にある土御門家本家の茶室で、有匡と彼の父・有仁は、向かい合って座っていた。「父上、何故今になってわたしをここへ呼んだのですか?」「三年前の事件の件で、犯人が別に居たという事でお前が窮地に立たされている事を知って、わたしがお前に会いたくてこうしてここへ呼んだんだ。」「そうですか。」有仁は、有匡の顔に痛々しい痣が残っていることに気づいた。「その痣は、どうした?」「これは・・」「わたしに嘘は通用しないぞ。」「実は・・」有匡は有仁に、太田に呼び出され、ホテルから少し離れた崖へと向かった。「驚きました、まさかあの検事さんがこんな所にいらっしゃるなんて。」「ご用件は?」「最近、資金繰りが苦しくてね、少し協力して頂けないかと。」「断る。」有匡が金の無心をする太田を冷たくあしらうと、彼は激昂して有匡を殴り、バランスを崩してその場に倒れてしまった。有匡が彼の姿を見たのは、それが最後だった。「では、彼を殺したのはお前以外の誰かだと?」「はい。」「有匡、ホテルの経営は順調そうだな?」「ええ、お陰様で。」「お前には、法曹界よりもホテルの経営が向いているのかもしれんな。」「わたしが自分が接客業には向かないと思っていたのですが、案外上手くやれているので我ながら驚いています。」「火月さんは、元気か?」「はい。父上、実は彼女の祖父がわたしのホテルに泊まっています。一体何が目的なのか・・」「ただ単純に、孫の顔を見たいだけじゃないのか?機会があれば、一度彼にもお会いしたいものだ。」有仁は、そう言うと有匡の前に自分が点てた茶を出した。「また茶が飲みたくなったら、いつでもおいで。」「はい。父上も、時間があればホテルへお越しください。」本家の正門前で有仁と別れた有匡は、その足でホテルへと戻った。一方、ホテルに泊まっている花城は、熱を出している謝憐の看病をしていた。「兄さん、調子はどう?」「だいぶ良くなったよ。」「何か食べる?胃の消化に良いものをコンビニで買って来たよ。」「ありがとう。」謝憐は、花城が買って来てくれたゼリーを食べた。「熱が、少し下がったね。余り無理しないでね、兄さん。」「わかった・・」花城は少し元気になった謝憐を見て、安堵の表情を浮かべた。「すいません、お待たせ致しました。」祖父との話を終え、火月はホテル内のティールームで待っている右京と尊の元へと向かい、彼らに向かって頭を下げた。「いいえ、今来たばかりなので、お気になさらず。」「何かお飲みになりますか?」「いいえ、大丈夫です。それよりも若女将、太田さんと何かあったのですか?」「このような場所で話すのは憚られますが・・太田さんは、カスハラ常習犯でした。」「カスハラ・・近年社会問題となっているカスタマー・ハラスメントですね。太田さんは、あなた方にどのような事をなさったのですか?」「浴衣の畳み方が雑だとか、大浴場の床が滑るとか、些細な事ばかり苦情を入れて・・その都度、女将が対処してきましたが、“あいつは嫌がらせの為だけにやっている”と、僕に教えてくれました。」「嫌な奴ですね。それで、女将さんは、太田さんと決着を着けようと、あの崖で・・」「女将は、あの人を殺してはいません。太田さんと口論になった時、女将は太田さんに殴られた後、崖から立ち去ったと言っていました。」「その時、女将は崖の何処かに簪を落とした。」「つまり、その簪を拾った者が犯人だと?」「そうなりますね。」右京はそう言った後、スマートフォンで誰かの番号にかけた。その日の夜、太田が転落した崖に、一人の男が現れた。「これだ。」懐中電灯を咥えながら、男が事件に落ちている簪を拾おうとしていると、突然眩い光が彼を襲った。「あなたなら、ここへ来ると思っていましたよ、多田さん。」男―多田は、右京と尊を睨みつけると、二人は彼にあるものを見せた。それは、自分が拾おうとしていた有匡の簪だった。「あなたが今まさに拾おうとしていた簪は、偽物ですよ。太田を撲殺した上で崖から転落させたのは、あなたですね、多田さん?」「何故、わたしが彼を殺さなければならないんだ?」「あなたの事を、少し調べました。あなたはかつて、このホテルの近くで蕎麦屋を経営していましたが、太田さんのカスハラの被害に遭い、悪質なデマをSNSで流されて、店を潰された。その太田さんの姿をホテルで見かけ、彼の動きを探り、彼がまた同じ事をしているのを見て、怒りを抑えられなくなった・・違いますか?」「あいつを、この世から消したかった・・それだけだ。」「だとしても、人を殺す理由にはなりませんよ!」右京の言葉を受け、多田は、その場で崩れ落ちた。「本当に、最近世の中がおかしくなっていますね。客とか従業員とか、その前に皆、同じ人間だというのに、なんでみんなそれを忘れてしまったんでしょう?」「人間は、時に傲慢になる事があります。それは、誰にでも起こりえる事だと思います。」右京と尊がそんな事を話しながらホテルの中庭を歩いていると、有匡が彼らの元へとやって来た。「わたしの疑いを晴らして下さり、ありがとうございます。」「お礼は奥様におっしゃって下さい。」「父が、お二人に会って直々にお礼を申し上げたいと言っておりますので、明日こちらのホテルでお待ちしております。」「わかりました。」翌日、右京と尊が有匡から渡された招待状に記されたホテルのティールームへと向かうと、そこには有匡の父・有仁の姿があった。「初めまして、土御門有仁と申します。この度は、息子がお世話になりました。」「特命係の、杉下右京です。」「神戸尊です。わざわざこちらへご招待して下さり、ありがとうございます。」にほんブログ村二次小説ランキング
2025年06月01日
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