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2024.01.16
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手賀沼は、2000年から北千葉導水路による導水が開始され、毎分6.5立方メートル前後の利根川の水が流れるようになり、現在に至っています。
先日、リポートしたよゆうに、水中植物に依存してきた潜水して餌をとるカモ科の鳥類と水面で餌をつまみとるカモ科の鳥類の個体数は大崩壊した2000年以降は、限られたカモの姿が観察されるだけとなっています。
ところが、環境省カテゴリーで準絶滅危惧種と区分されているミサゴが秋から冬に滞在し、
972年から2000年までの間は、通過又は杭に止まるだけのものが観察されたに過ぎなかったものが、2000年以降では、手賀沼で魚を採餌して食べている光景が記録されるようになりました
森岡 他(1995)によると、ミサゴは圧倒的に魚を餌とすることが多く、メジナ・ボラ・コイ・フナなどをポピュラーな餌としています。手賀沼では、NIRA(1988)が報告しているようにコイやぎんぶな等が連年にわたり放流されていることが判明しており、これらの魚が導水路の運用開始で増加したことも予想され、ミサゴの餌場としての条件が揃った可能性が高いのではないかと思われます。
(引用)
NIRA.1988.手賀沼1990年代の課題.p23.
(財)山階鳥類研究所調査・報告 総合研究開発機構助成研究.
森岡照明・叶内拓哉・川田隆・山形則男.
1995.日本のワシタカ類.p20. 文一総合出版.
(写真)









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最終更新日  2024.01.16 15:13:29
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