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2024.03.30
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27日に手賀沼沿岸でサシバを観察してきました。繁殖期は一日の大半を谷津田で過ごします。
しかも活動している時間の大半を採食に費やします。
その理由はなぜかと思い、文献に目を通してみました。
東ほか(1998)は、千葉県印旛沼でサシバの生息調査の結果を整理し報告しています。
それによると、1日の活動時間は平均14時間21分で、8箇所の止まり木に66回滞在したと記しています。捕獲した獲物を巣にいる雌や雛に運ぶとき以外は1回の飛行距離は短い傾向があったと述べています。
また、採食場所が繁殖初期に谷津田でよく見られた理由は、効率よく採食することが必要であり、
田植えが行われている田んぼにはニホンアマガエルやトウキョウダルマガエルが産卵のため集まり谷津田の草丈が低いので発見しやすいことにあると指摘しています。
季節が進行するに伴い、採食場所が谷津田から林縁部、林冠部に移行するが、それは谷津田の草丈が高くなることと斜面林では餌動物が出現し始めるからと考えられると記しています。
(引用)
東淳樹・武内和彦・恒川篤史.1998.谷津環境におけるサシバの行動と生息条件.
第12回環境情報科学論文集別刷.p239-244.社団法人環境科学センター.











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最終更新日  2024.03.30 17:30:56
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