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サギ科の鳥類は、餌場で群れ、繁殖のためコロニーに集結している群れと夜一緒に寝るためのねぐらを形成します。このうち、餌場での群れを近年見かけくなりつつあります。2010年以前のホームグランド手賀沼沿岸では、6月に入るとアマサギ、チュウサギが餌場で群れを見かけました。所謂局所的集中と言われるもので、融合離散を繰り返しながら餌を探っていました。誰かがよい餌場を見つけては仲間が集まってきて餌をたべ尽くしてしまい、また違う餌場を探すといった光景が見られたものです。チュウサギとアマサギの餌は、前者がドジョウ、カエル、ザリガニ、淡水魚、後者がカエル、昆虫でカエルの多い水田では両種を見かけることが多かったのです。こうした光景が見られなくなった要因については、圃場整備でザリガニ、ドジョウ、カエルなどが激減したことを複数の研究者が摘しています。水田地帯の景色にあまり変化がないので気がつかず、そういえばと思ったときにサギの姿がなくなったということになります。先日、埼玉県南部の河川敷にあるサギのコロニーを訪ねた際、従来の四分の一程度の個体数になっていたのも餌場との関係があるのかもしれません。(写真)2014年8月3日、2012年8月5日茨城県南部、2009年6月28日手賀沼沿岸、2014年7月13日埼玉県南部で撮影
2024.06.30
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ヒナ4羽が誕生し4週目に入りました。羽の変化や体の大きさを観察していると日毎に成長しているのがわかります。最も体の大きい個体と最も小さな個体では頭の大きさ、頭頂にバフ色が見られない個体、翼に褐色の幼羽が現れた個体とじつにいろいろです。成長してくると、成鳥雌が餌を朝一番に運搬しちぎってヒナに与えた後、巣の滞在することはなくなりました。しかし、営巣木のそばの低木にオナガが飛来すると見張り台の枝を飛び立ち、鋭い鳴き声とともに襲いかかっていました。外敵の姿がなくなると、雌は見張り台に戻り警戒モードに。一番体の大きい個体に幼羽が見られるようになりましたので、来週以降餌の運搬が頻繁となり、外敵、巣の直下に接近する人間を鋭い声とともに追い払う行動をとるようになるものと思います。不ラインドからの観察・撮影にくわえて、今まで以上に親鳥と視線があった場合、一旦撮影・観察を中断し、成鳥が落ち着くまで待機するようにして見守りを続けます。(写真)2024年6月25日撮影ブラインドからの観察・撮影なので枝や葉がかぶってしまったりしています。ご容赦ください。(第一綿羽、第二綿羽、幼羽について)第一綿羽の個体は一週間ほどで第ニ綿羽に生え変わり、頭頂、背、翼など上面がややバフ色を帯びるとされています。幼鳥は、孵化後2週間程度で幼羽が生え始め約4週齢で生え揃います。その後、第2暦年の3月ごろに換羽が始まる間、完全な幼鳥の羽衣となります。6月5日が孵化日と推定されていますので、7月1週には幼羽が揃うものと思います。
2024.06.29
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一昨日訪ねた野田市三ツ堀のこうのとりの里周辺では、まだホトトギスが鳴きながら移動する姿を観察することができます。現地にいらっしゃった方との会話で託卵の話題とになりました。託卵というとカッコウ科の鳥類の専売特許のように思っているのですが、小林(2023)が報告しているように、鳥類が他の鳥類に子を育てさせる習性を「託卵」と呼んでいます。上田(1993)が報告しているようにヨシゴイの巣へのバンが卵を生みこんだものも託卵です。発見は1993年6月2日埼玉県さいたま市でのことであり、ヒメガマの沼地(水深約30cm)で発見した産卵期(4卵目)のヨシゴイの巣(水面からの商さ80cm)にバンの1卵が産みこまれていたのを観察した内容です。あわせて、状況に応じて相手を選ばずに種内・種間の托卵を行なう種類として、アメリカホシハジロは有名で、托卵の相手としてオナガガモ、マガモ、アカシマアジ、アカオタテガモ、オオホシハジロなどのカモ類、アメリカオオバン、アメリカサンカノゴイにも托卵することが知られていることを紹介しています。さらに、ヨシゴイの巣でしかバンの托卵はみつかっていないが、本研究が行なわれた調奄地ではカイツブリやヒクイナもバンの托卵をうける可能性があると指しており、関東周辺の水辺や湿地では可能性としてオオヨシゴイ、サンカノゴイなども托卵相手として考えられると述べています。(引用)上田恵介.1993.ヨシゴイの巣に托卵したバン.Strix第12巻.p224-226.日本野鳥の会.小林さやか.2023.子育てを他人に押し付けるカッコウはずるい鳥.山階鳥類研究所のおもしろくてためになる鳥の教科書.p143-144.山と渓谷社.(写真)2021年6月13日手賀沼、2024年4月22日柏市内で撮影
2024.06.28
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かつて水戸街道の宿場町として賑わった街の橋梁で長年チョウゲンボウが営巣・子育てをしています。一か月ぶりに現地を訪ねました。複数のペアが産卵・抱卵し、すでに大方のジュニアたちは巣立ちしフィールドを離れました。しかし、一番遅く孵化したペアのジュニアが3羽、成鳥雌の姿がまだ観察できました。成鳥雄が捕獲してきたスズメと思われる餌を成鳥雌に渡し、羽をむしってからジュニアに与えていました。親鳥が帰還すると、餌をくれとばかりに翼を広げて思い切り鳴き声をあげてアピールしている仕草を何度も観察できました。(写真)2024年6月27日撮影一枚目から四枚目は成鳥雌、五枚目から八枚目は若鳥です。
2024.06.27
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野田市生まれのヤマト(雄)と渡良瀬生まれのひなた(雌)が野田市に造巣、営巣、抱卵しジュニア2羽が誕生し、順調に成長しています。現地を訪ねると、巣には親鳥雌のひなたとだん(J0761)、たける(J0760:汚れで判読ができず)の姿がありました。その後、餌の捕獲に出かけていたヤマトが帰還すると、ヤマトは少し離れた塔の上に降り立ちしばらくして巣に帰還。同時にひなたが巣を離れ、近くの水田に餌探しに出かけました。その後、巣は2羽の若鳥のみとなり、親鳥はコウノトリの里施設の工作物に止まり、クラッタリングを披露。子育てをねぎらうようにも見えました。その後、今度は親鳥2羽が若鳥に餌はこうやってとるのよとばかり姿を披露。その際もクラッタリングを披露し大サービスでした。若鳥2羽が巣立ちをするのも目前と思いますが、その時を見据えて暮らしているようです。このほか、同じエリアには、サシバ2羽の姿、コチドリが鳴きながら移動する姿、水田にはアマサギとアオサギの若鳥、地面で日光浴しているツバメの姿を観察しました。(写真)2024年6月26日撮影(足環データ)ヤマトJ0155(オス)足環 右:黄色・黄色、左:黄色・黒色ひなたJ0424(メス)足環 右:青、黄、左:緑、緑若鳥だん足環:黒(個体番号:J0761)たける足環:黒(個体番号:J0760)
2024.06.26
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20日にヒナの頭部を観察できましたが、その後の様子を見に出かけました。巣から離れた見張り台の枝に雌雄の存在を確認するのが、いつもの手順です。雄が見張り台に姿がある場合は雌に餌を渡して雌がヒナに与えていることがほとんど。雌の姿がある場合は、ヒナたちだけで餌を食べているか、休んでいることがほとんどです。それを確認してからブラインドをセットし観察と撮影に入ります。今朝は見張り台に成鳥雌の姿があり、巣の方向とは違う方向のカラスの動向を凝視していました。観察をスタートすると、巣から一羽のヒナが顔を出し、大きなあくびを披露。その後、成鳥雄のクゥクゥと鳴き声がしたと思ったら雌が餌の受け渡しポイントに移動し、受領すると真っ先に巣に帰還。餌を小さくちぎってヒナに与え始めました。ヒナは合計4羽いるのが判明しました。その後、成鳥雌と4羽のヒナでしばらく休んだ後、雌は見張り台の枝に移動しました。巣とその周辺エリアに人間やカラスなどが接近すると凝視するそぶりを見せていました。アップした写真はツミのほか、巣の近くの草むらで翼を広げて日光浴をしていたムクドリ、ツミのペアの餌を受け渡すポイントのある林で誕生したオナガのヒナの姿です。(写真)2024年6月25日撮影ブラインドからの観察・撮影なので枝や葉がかぶってしまったりしています。ご容赦ください。
2024.06.25
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葛西臨海公園三日月干潟にカラシラサギが飛来したとニュースをもらい、現地に出かけました。頭を斜めにして走り回っている姿で遠目からでもその姿がわかりました。走り回り翼を複数回半開きにする動きは他のサギ類にはない動きです。時折、巻き貝のようなものを捕食していました。飛来している個体を観察すると、コサギと違ってふさふさした冠羽、嘴のベースの色は黄色なのですが、基部から真ん中あたりまで赤っぽく、眼先は青緑色の婚姻色個体でした。なお、頭上から額の露出部は弧を描くようになり、コサギの直線的なものとの違いがありました。カラシラサギのほかは、ダイサギ、コサギ、アオサギ、ウミネコ、コアジサシ、カワウ、オオヨシキリの姿を観察しました。(写真)2024年6月25日撮影(気温と潮位のデータ)12時時点で32℃、中潮で干潮12時30分(潮位マイナス3cm)
2024.06.24
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この6月から夏にかけて砂浜でシロチドリが巣をつくっており、卵が砂浜に埋まっていることが多く、どうしてだろうと思ったことがあります。この点ついてバードリサーチ奴賀俊光さんが、シロチドリが卵を埋める件で研究論文を紹介しています。参考までに紹介します。卵を埋める理由は、卵を隠す目的にくわえて卵の胚生発生を促進することにあると内容が記されています。奴賀(2015)は、卵の埋められ方は時間帯によって異なり、午前中により深く埋まっているという結果が得られたと報告しています。実験が行われた南スペインでは午前中の巣の周囲の温度は28.0~30.5℃で、埋められている卵は35~38℃になることが判明したと述べています。シロチドリの胚発生に最適な卵温度は、35~38℃であり胚発生のために理にかなっていることがわかったと報告しています。親鳥は、卵を埋めることで、外敵から隠すともに温度調節にもなり安心して外出できることを記しています。(引用)奴賀俊光.2015.シロチドリ,どうして卵を埋めるの?.Bird Research News Vol.12 No.7.p5.(シロチドリの羽色)・シロチドリ雄夏羽:頭部が橙褐色または全体に橙褐色を帯びる個体もいます。後者は先島諸島に生息する個体です。後頭部は白い。・シロチドリ雌夏羽、冬羽:頭部は灰褐色。嘴は細長く、胸帯は前でつながらず、灰褐色の斑があります。後頭部は白い。・シロチドリ幼羽:胸帯はバフ色気味で前でつながらない。後頭部は白い。(写真)一枚目:2014年12月6日千葉県旭市(雄成鳥)二枚目:2015年7月15日千葉県旭市(若鳥)三枚目:2015年4月22日千葉県船橋市(雄成鳥)四枚目:2015年2月11日千葉県船橋市(雄成鳥)五枚目:2012年8月15日千葉県船橋市(若鳥)
2024.06.23
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鳥友から埼玉県吉川市の吉川美南調整池でヨシゴイを目撃したと情報をもらいました。昼まで仕事だったので昼過ぎに現地に足を運びました。最寄りのJR武蔵野線吉川美南駅南口から徒歩10分弱で到着。池の東端(美南5丁目)からスタートし、市立吉川中学校前から美南中央公園前(美南2丁目)を経由しての探索でした。池の南側遊歩道からは葦原でさかんに鳴いている複数のオオヨシキリ、バン、カルガモ、ヨシゴイが葦原から飛び立ち、北側の葦原に移動する姿を目撃しました。また、北側の遊歩道からはカワセミ、複数のツバメが飛翔している姿も観察できました。駅から近く、散歩がてらに鳥たちとの出会いを楽しめるフィールドです。(写真)2024年6月22日撮影(ヨシゴイは飛翔したのが一度だけで過去2022年手賀沼で撮影のものを使用)(備考:吉川調整池について)吉川調節池は、団地開発に伴って大場川への雨水の流出が増加するのに対応し、大雨の時の洪水を一時的に貯留するために造られた池です。面積約6ヘクタール、調節容量11万立方メートルで、埼玉県により施工され昭和61年(1986年)に完成しました。周囲は約1200メートル。
2024.06.22
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今週はじめ埼玉県南部のサギのコロニーを訪ねた折、チュウダイサギを観察しました。その特徴について、復習してみました。参考になれば幸いです。(1)そもそもチュウダイサギとは吉井(1988)が述べているように、日本では本州、九州で繁殖する亜種チュウダイサギと南シベリアで繁殖する亜種オオダイサギの2亜種が記録されています。足は緑色を帯びた黒色で脛が桃色ないしは赤味を帯びる。このため前者をコモモジロ、後者をモモジロと呼ばれたことがあります。(2)亜種チュウダイサギの特徴桐原(2000)が述べているように、亜種チュウダイサギ夏羽は嘴が黒く、眼先は黄緑色、脛はピンク色を帯びています。婚姻色の個体では眼先がコバルトブルーで脛や跗蹠も濃いピンク色です。また、冬羽では嘴は黄色、眼先は黄緑、足全体が黒くなるのが特徴です。一枚目から三枚目の写真が亜種チュウダイサギです。(3)亜種オオダイサギとの違い桐原(2000)は、亜種オオダイサギは、体が大きくアオサギと同大かそれ以上で、冬羽では足の上方は白っぽいのが特徴であるのに対して亜種チュウダイサギは体が小さくアオサギより小さめ、冬羽では足全体が黒いのが特徴と記しています。四枚目と五枚目の写真がオオダイサギです。前者が夏羽、後者が冬羽です。(写真)一枚目、二枚目:2024年6月16日埼玉県で撮影三枚目:2021年6月20日茨城県稲敷市で撮影四枚目:2021年5月2日千葉県成田市で撮影五枚目:2023年5月1日茨城県稲敷市浮島で撮影六枚目:2022年10月17日都内水元公園で撮影(引用)吉井 正.1988.コンサイス鳥名事典.p313.三省堂.桐原政志.2000.日本の鳥550水辺の鳥.p82-83.文一総合出版.
2024.06.21
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ツミのペアの様子を見に林に立ち寄りました。到着直後は、巣には雌が座っていましたが、雄が巣に獲物を運搬してきて雌が受け取った後に嘴で小さくちぎった後にヒナに餌を与える仕草が見られました。その後、2度にわたり第1綿羽をまとっているヒナの頭部が目撃できました。森岡ほか(1995)が述べているように、ツミ幼鳥の第一綿羽は孵化後2週間ほどで生え始め約4週齢ごろに生え揃いますので、逆算すれば、誕生は6月5日前後ではないかと推察されます。観察記録を見返すと、産卵でずっと座っていた雌が巣の中で立ち上がったのを最初に観察したのが6月5日でしたのでほぼ間違いないと思っています。なお、ブラインドからの観察・撮影のため、枝が被ってしまったり、思うようになりませんが、ご理解ください。(写真)2024年6月20日撮影
2024.06.20
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複数の谷津田を訪ね、サシバの行動の観察を中心に夏鳥たちとの出会いを楽しみました。最初に訪ねた谷津田では、成鳥雌雄が何度となく出現し餌探しに余念がない姿にくわえてヘルパーと思われる成鳥がもう一羽登場。食べ盛りのジュニアたちの餌の捕獲にフル回転といった様相でした。次に訪ねた谷津田では、やはり成鳥雌雄がそれぞれ登場。谷津田の一角で竹林の伐採工事が行われている中、木のてっぺんに止まり獲物を待ち伏せする姿や道路脇のビニールハウス脇の低木に止まり小動物の動きを注視していた成鳥とじつにいろいろな姿を目撃しました。そのほか、サシバの姿を目撃した谷津田ではキビタキの囀りがまだ聞くことができたり、サシバが飛翔しているすぐそばの電線に嘴に餌をくわえたスズメ成鳥の存在があったり、谷津田が命を育む環境であることを実感しました。帰り道に立寄った谷津田の一角で雌を連れたキジ成鳥雄の姿があり、双眼鏡で注目していたら何か御用?とばかり視線があってしまいドキドキ。また、そばの水田にはダイサギとチュウサギの姿があったり、楽しい時間でした。(写真)2024年6月19日撮影
2024.06.19
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昨日、コウノトリを観察した野田市三ツ堀近郊は、びっくりする位ホトトギスの鳴き声、姿を観察できるフィールドです。滞在していた1時間半程度で合計4個体が7回も出現し、鳴き声はもちろん独特の飛翔スタイルもよく観察できました。波状飛行でヒヨドリの飛び方に近似しているような印象を持ちました。ホトトギスは宿主のウグイスの卵に似た赤い卵を産みます。上田(2016)が「万葉集にホトトギスがウグイスに托卵する習性を詠んだものがあり、万葉の時代から少なくとも1,300年間、ホトトギスは宿主転換をしていないということがわかります。カッコウのほうはたぶん何回か見破られて托卵相手を変えてゆく(以下。中略)、ホトトギスがなぜそうなったかというのはよく分からないのですが、ひとつ、ウグイスが1回目に繁殖する4月には、ホトトギスはまだ越冬地から渡ってきていないので、ウグイスは被害を受けない」と報告しています。一方、カッコウについては「戦前あたりまではカッコウは圧倒的にホオジロに托卵していました。ホオジロの卵は線状紋という糸状の模様がありますが、いま托卵しているオオヨシキリやモズやアオジの卵には線状紋はありません。ところがそういった種に托卵したカッコウ卵にも、ときに線状紋を持つものがあります。昔ホオジロに托卵していて、ホオジロが卵を捨てるようになったために宿主を変えたのだけれど、卵の模様にはホオジロの卵そっくりになっていたときの名残が現れるのではないかと言われています」と記しています。(引用)上田恵介.2016.第19回 山階芳麿賞 記念シンポジウム「子を他人に預ける鳥、カッコウ類研究の最前線」山階鳥研NEWS 2017年1月号.(写真)2023年10月13日千葉県松戸市で撮影
2024.06.18
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野田市生まれのヤマト(雄)と渡良瀬生まれのひなた(雌)が野田市に造巣、営巣、抱卵しジュニア2羽が誕生し、成長しています。今日は、ヤマトとジュニア2羽の姿が巣にありました。その様子を見ていると、時折ヤマトが地面に降り立ち餌をとり、再び巣に帰還したり、ジュニアの腹ごしらえができて巣の中で羽ばたく練習をするときにはヤマトが巣から離れて様子を見守っていました。その後、ヤマトがその嘴でジュニアの羽づくろいをはじめた光景も目撃できました。寄生虫の幼虫は頭や首に集中していると聞いています。特に、頭や首は自分ではなかなか羽づくろいをできない場所で足で引っ掻くことしかできません。ヤマトがジュニアの羽づくろいをしていたのはそんな意味あいがあるものと思います。このほか、サシバ、チョウゲンボウの姿も目撃。(写真)2024年6月17日撮影
2024.06.17
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ほぼ一月ぶりに埼玉県南部の河川敷にあるサギのコロニーを訪ねました。コロニー全体は前回と同様100羽前後の規模で最盛期の四分の一程度でした。ヒナの鳴き声、姿がまだ確認できないこともあり、比較的静かな状態でした。コロニー内に飛来している種類を観察していくと、亜種チュウダイサギの姿1羽を発見しました。脛にピンク色が見られ、地色は黒色でした。(冬羽の脛は黒色)このほか、亜種ダイサギ、チュウサギ、コサギ、アマサギ(夏羽婚姻色とレギュラーの夏羽)、ゴイサギ(成鳥と第一回夏羽)、アオサギの姿を観察しました。(写真)2024年6月16日撮影
2024.06.16
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鳥友から山階鳥類研究所の鳥の教科書を読んでいたら、ガビチョウが猛烈な勢いで分布を拡大していると記されていたが手賀沼沿岸ではどうかと質問をもらいました。山階鳥類研究所(2023)の記述を確認すると、「東シナ海を渡ってきたのではなく人の手によって放鳥されたものが日本で繁殖するようになったと考えられています。(中略)日本では1990年代はじめから目撃情報が出始め現在は九州の一部、四国の一部、長野・山梨・神奈川から宮城県南にいたる一帯の林に広く繁殖しています」と記されています。(手賀沼沿岸におけるカビチョウの記録)手賀沼とその周辺地域の観察記録を確認してみると、2020年以前は観察記録は報告されていませんでしたが、2020年4月19日柏市側の手賀沼沿岸で鳴き声が観察され、その年の7月には対岸の我孫子市側で囀りが観察されています。以降、2022年には4月に複数箇所で囀りが観察され、冬に至る期間で鳴き声が観察され最大4羽の存在が報告されています。また、2023年もほぼ通年鳴き声が報告されています。さらに、2024年5月8日にも柏市側沿岸の谷津田で囀りを観察しています。(ササ藪に適応する移入種)山階鳥類研究所(2023)は、あっという間に日本の山地に侵入をはたしすごい勢いで繁殖エリアを拡大しています。進出を可能にしたのはササ藪の存在と指摘しています。さらに、今はたちが気がついていないだけで、かなりまずいことが起こっているのではないかと記しています。どんな変化が発生しているかは不明ですが、いつ、どこで観察したか、環境はどうかなどの報告の積み重ねが大切になっています。(引用)山階鳥類研究所.2023.鳥の教科書.p231-234.山と溪谷社.(参照)我孫子野鳥を守る会.会報ほーほーどり.NO1-297.1975-2024年3-4月号(写真)2024年2月28日埼玉県で撮影
2024.06.15
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ツミのペアの様子を見に林に立ち寄りました。今朝は、雌雄それぞれが巣に座っていたほか、巣の外に姿を現しました。雄は巣の近くにカラスが接近してきたので見張り台の木の枝にとまり巣の方向を凝視。雌は、雄が巣に入ってきたりのと同時に巣の外に出て日陰のある木の枝に移動。地面を移動する小動物を捕獲したと思つたら渡去する光景を観察しました。その後は、雌が巣に入っている時間がほとんどでした。8日にも立ち上がる光景を目撃しましたが、今朝も立ち上がるポーズと巣に中で羽づくろいをする姿がありました。ヒナが誕生しているかどうかは確認できませんが、落ち着いている状態が続いています。なお、ブラインドからの観察・撮影のため、枝が被ってしまったり、思うようになりませんが、ご理解ください。(写真)2024年6月14日撮影
2024.06.14
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群馬県館林市内の遊水地にヨシゴイを観察しに出かけました。このフィールドのすごいところは、視線をガマやカヤツリグサにやるとヨシゴイの姿が見えるような環境にあることです。ヨシゴイが飛翔し着地する様子やガマなどのてっぺん近くで周囲を見渡すような表情をたっぷりと観察できました。雄成鳥の頭上が濃紺色で頭全体が青灰色、雌の首にある5本ほどの縦斑などの特徴を他地域よりもしっかり目撃できて大満足。(写真)2024年6月13日撮影
2024.06.13
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かつて水戸街道の宿場町として賑わった街の橋梁で長年チョウゲンボウが営巣・子育てをしています。前回立ち寄ってから20日あまりが経過しているので、ジュニアたちの顔が観察できものと楽しみに出かけました。到着すると、複数の巣穴から鳴き声が聞こえました。また、数羽は巣穴から外に出ていて飛翔のトレーニング中。橋梁から別の場所に移動したり、近くに飛来した親鳥に餌をくれとばかり、羽を広げてアピール。親鳥は、何回も狩りに出かけ、モグラと思われるものを巣穴で待つジュニアに与えていました。(写真)2024年6月12日撮影
2024.06.12
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手賀沼沿岸には、複数のペアがそれぞれの谷津田で造巣し繁殖活動に入っています。今朝は、二箇所を巡回しました。うち、一箇所では到着直後は雄が餌を狙うポストに止まり獲物を狙っていました。声もなく渡去したと思ったら、今度は雌雄ともに上空に姿を現しました。こちらの谷津田のサシバは、巣内育雛期に入ったものと思われます。前回4日には姿を表さなかつたのは孵化したばかりのヒナを抱きつつけていたものと推察されます。それが、孵化後3週目程度が経過し幼羽が生え始めたので巣を短時間でも離れて登場したものだと思います。もう一箇所の谷津田のサシバは、谷津田から丘陵を越えた道路沿いの電柱に上に止まり、餌を狙っていました。こちらは、まだ抱卵期か孵化したばかりで雌が巣を離れない状態と思われます。いづれの谷津田も水田が維持され採食環境が良好なことを意味しています。(写真)2024年6月11日撮影
2024.06.11
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イトーヨーカ堂柏店の換気口で誕生したチョウゲンボウのジュニアを観察しに出かけました。2000年頃より営巣・産卵・子育てをしてきたお店が今年10月で閉店するのでビルが取り壊しとなれば、最後の観察となる可能性があります。観察地を公開せずにリポートしてきましたが、はじめて観察地を公開することとしました。換気口から顔を出していたジュニアは3羽でした。抱卵期間、育雛期間はともに28日前後と言われていますので、産卵は3月末頃、誕生が4月末頃と思われます。食べ盛りに入っていますので、親鳥の給餌は何度も行われているものと思われます。なお、観察にあたっては、複数の商業施設、歩道、道路がありますので長時間占拠したり、市民の通行妨害にならないように留意をお願いします。(写真)2024年6月10日撮影
2024.06.10
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浮島と甘田干拓地に囀りが最盛期を迎えるコジュリンを観察しに出かけました。ホオジロに似た声ですが、歯切れがよい節回しがコジュリンの魅力です。チィッチィチロリと鳴き声が聞こえました。蒲谷(1996)が報告しているように、浮島は高密度でテリトリーは長野県霧ヶ峰よりも狭く、10分の一程度と狭いところに生息しています。それだけに見つけやすさがあると言えます。甘田干拓地では、コジュリンよりもオオヨシキリの生息数がはるかに多く、テリトリー侵入してきた雄を追い払うべく徹底して追尾している個体と実にいろいろでした。なお、眉斑が不明瞭で嘴が華奢のオオヨシキリ雌と思われる個体を観察しましたが画像には記録がかないませんでした)画像は、コジュリンと一緒のエリアで縄張りを主張していたホオジロ、草原の緑とのコントラストが見事だったアオサギの画像もアップしました。(引用)蒲谷鶴彦.1996.日本野鳥大鑑.下巻.p107.小学館.(写真)2024年6月9日撮影
2024.06.09
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ツミのペアの様子を見に林に立ち寄りました。昨日、変化が見られました。雌が巣の中で立ち上がる光景を目撃しました。しかも、腹周辺をさかんに気にしている様子でした。このため、短時間で現地をあとにしました。あらためて今朝、林に立ち寄り、ブランドからペアの様子を観察。到着直後は雌が巣に腰をおろしていたのが、ほとんど鳴き声を出さずに巣に垂直方向から瞬時に入り雄に交代しました。雄も体の向きをゆっくりと変えたり、腰を浮かしたりしていました。ヒナが誕生した可能性が高いと思われます。どの程度の時間で抱卵(育雛?)を担当しているのか確認したかったのですが、蒸し暑い気温の影響で脱水症状を発声しそうなので退散しました。産卵したと思われたのが5月10日でしたから、25日程度の抱卵での誕生となりました。今年のペアはこれまで観察した中でも雄が抱卵している時間が長く、雌が林の外に出かける時間も多いのが特徴です。なお、ブラインドからの撮影のため、枝が被ってしまったり様子が十分確認できないことが予想されますが了承ください。(写真)1枚目:2024年6月5日、2枚目、3枚目:2024年6月8日、4枚目、5枚目:2024年6月7日撮影
2024.06.08
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コマドリの姿と雄同士のディスプレー、雌への求愛ディスプレーを期待して上高地に出かけてきました。パスタ新宿から夜行バスで現地に向かい、朝5時20分到着。往路は梓川左岸(河童橋から明神橋)、復路は梓川右岸(明神橋から河童橋)を探索しました。コース毎の観察種は下記をご覧ください。なお、コマドリのディスプレーに遭遇するのはかないませんでしたが、復路の小鳥の鳴き声、個体数の多さを堪能してきました。(往路)途中、3年前にコマドリの鳴き声を聞いたエリアは、土砂が流入した痕跡があり面影がなく環境が一変していました。それでも、鳥影の気配を感じたので待機していたら目の前にホシガラスが登場。木の枝に飛来した後、地面に降りて採餌している模様でした。その後、コマドリが合計6羽、ホトトギス、アカゲラ、コガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ウグイス、ゴジュウカラ、ミソサザイ、アカハラ、クロツグミ、ヒタキ科、キビタキ、オオルリ、キセキレイ、アオジを観察。(復路)往路とは違い、コースはアップダウンがあるのと複数の遠足のお子さんたち、観光客がひっきりなしでしたが、小鳥の鳴き声は多く往路の比ではありませんでした。アカゲラ、コガラ、ヒガラ、ウグイス、メボソムシクイ、ゴジュウカラ、ミソサザイ、アカハラ、コマドリ、ホオジロ、ノジコを観察。(小梨平)散策路を探索した後、河童橋の明神寄りにある平坦地である小梨平内を探索。マガモ、イカルチドリ、イソシギ、ホトトギス、ヒガラ、ウグイス、メボソムシクイ、センダイムシクイ、ミソサザイ、カワガラス、アカハラ、コマドリ、キビタキ、オオルリ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイを観察。(写真)2024年6月6日撮影アップしたのはホシガラス、コマドリ、キビタキ、ウグイス、セグロセキレイ、イカルチドリ、イソシギ、キセキレイ。(コマドリは胸の境界線が明瞭で黒いので雄)
2024.06.07
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あこがれのコマドリに出会うため、5日夜から6日に長野県上高地へ出かけてきます。この記事は予約配信でしています。7日に観察リポートを配信する予定です。亜高山帯に生息するコマドリは、蒲谷(1995)が「雄同士のディスプレーは胸をそらし喉や胸を見せルルルルと強く鳴きくのに対して雌に対しての求愛ディスプレーは尾羽を扇子のように開いて下げ、翼を半開きにして羽ばたきルルルと鳴く」と報告されています。前者については、長野県上高地や長野県白駒池、福島県と山形県境で目撃したことがあります。今回の上高地行でも期待しています。駒鳥の名の由来について、蒲谷(1995)は、和漢三才図会にコマドリの囀りを必加羅加羅と聞き、この声を馬が走るときに鳴る口輪の金具の鳴る音に聞こえること、または頭を左右に振って鳴き姿が馬の走るときに似ているので駒鳥となったと記していることを紹介しています。(引用)蒲谷鶴彦.1995.日本野鳥大鑑下巻.p38-39.小学館.(写真)2021年6月29日長野県松本市上高地で撮影
2024.06.06
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鳥友からセイタカシギ雌は、大半が雄とヒナを残して立ち去ると聞いたと質問をもらいました。先月茨城源稲敷市で観察した際にもセイタカシギ成鳥雄と若鳥の姿を観察しましたが、そういえば雌の姿が見当たりませんでした。文献を紐解いてみると、北川(1991)が「育雛の途中でつがいの雌の半分ほどが雄と雛を繁殖地に残して立ち去ってしまう」と報告しているのを目にしました。また、「雛を育てる環境が排泄物で汚染されるのを減らしたり、雛をめぐる家族内の争いを少なくする利点がある」とも記しています。さらに、「早い時期に家出した雌は、行先で別の雄とつがい関係をむすび2回目の繁殖を行っている可能性もある」と述べています。セイタカシギは一夫一婦制が基本の婚姻形態と述べているものが多いのですが、実際はそれほど強固なものではないということになります。(引用)北川珠樹.1991.家族を基本とした群れ生活 セイタカシギ 雌の家出.動物たちの地球.通巻825号.6-198、6-199.朝日新聞社.(写真)2024年5月17日茨城県稲敷市浮島で撮影
2024.06.05
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サシバのペアが暮らす複数の谷津田を訪ねました。今シーズンは、まだ水田脇の電柱に止まる姿が観察できますが、地上に降り餌を捕獲した後、巣に持ち帰るとなかなか再登場してくれません。おそらく、ヒナが誕生しているか、抱卵中の雌に餌を食いちぎり与えているのかもしれません木陰で待機していると、比較的近い距離まで鳥たちが接近してきます。田んぼに餌を探しに飛来したカルガモ、農家の方と勘違いしているのか私の方に接近してきました。そして、なんだ違うおばちゃんかとばかりに鳴き声を一声。次に登場したのは、チュウサギ。まったく視線に入っていないようで忍び足で水田の中を移動し、餌探しに没頭。最後は、道にできた小さな水たまりに接近してきたカワラヒワ。雄のほうは頭がオリーブ色がかっていました。また、雌は全体的に緑色が乏しい感じがしました。雄の頭部の色から亜種カワラヒワと思われます。(亜種オオカワラヒワは頭部が褐色)いつの間にか、亜種オオカワラヒワが多かったのが、亜種カワラヒワに入れ替わっていました。(写真)2024年6月4日撮影
2024.06.04
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野田市生まれのヤマト(雄)と渡良瀬生まれのひなた(雌)が野田市で造巣、営巣、抱卵しジュニア2羽が誕生し、成長しています。昨日の土砂降りの雨で心配になり現地に出かけました。現地に到着した12時30分すぎは、気温25℃前後で、前回5月18日のような高温で直射日光が降り注ぐような条件ではなく、雌のひなたと幼鳥2羽の姿が巣にありました。地元の方によると、雄ヤマトは11時頃に出かけたまだ帰還していない由。ファミリーが勢ぞろいしたのは、14時30分すぎ。北西方向からコウノトリの姿が登場し巣に降り立ちました。リングの色から雄のヤマトでした。ヤマトが降り立つとひなたがクラッタリングをして大歓迎。今度はひなたが巣を離れて上空高く旋回。ヤマトが幼鳥に給餌しているので外敵の有無を上空から確認しているようにも見えました。その後、木野崎方面に渡去。2羽の幼鳥には左右の脚に黒いリングが装着されているのを観察しました。一羽はJ0760、もう一羽はJ0761と刻印されていました。コウノトリのほか、チュウサギ、アオサギ、そして林縁にサシバの姿もありました。アオサギもサシバもこの谷津田が子育ての拠点となっています。(写真)2024年6月3日撮影
2024.06.03
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柏の葉キャンパス駅近郊では、ツバメ、イワツバメ、ヒメアマツバメ3種のツバメ類が観察できます。このうち、ツバメ、イワツバメは商業施設前の調整池を囲む斜面の土を採取しに飛来し、ヒメアマツバメは池の空中で羽毛や植物の葉、茎などを採集し、唾液で貼り付けて少し離れた場所にある橋梁下のコンクリートにくっつけて巣をつくっています。この巣は、ツバメ、イワツバメと違って塒としても使っています。3種の様子を把握するとともに商業施設に営巣したツバメが巣立つ頃なのでその様子を見て回りました。すでに巣から巣立ったヒナは電線に止まり、全身でアピールし親鳥から餌を受け取っていました。ヒナは、成鳥に比べると下面に赤味が目立つような印象がありました。ツバメ類のほか、調整池の草むらに営巣中のバンが巣材を運搬する姿やアオサギが雨のやんでいる間に羽つぐろいし、その後ダイナミックに羽毛全体をばさばさとしていました。(写真)2024年6月2日(ただし、ヒメアマツバメとイワツバメの姿の写真は昨シーズン撮影のもの)
2024.06.02
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昨日の雨がうそのように青空が広がる朝となりました。ツミのペアの様子を見に林に立ち寄りました。雌は巣の中で抱卵しておりに巣の外観にも異常は認められませんでした。雄は、営巣木の近くの木の枝にとまり、日光浴と羽づくろいをしている最中でした。それでも巣にカラスが接近した折には、すぐに枝から飛び立ちカラスを追尾。そのスピードはすさまじいものがあります。羽つくろいは、扇子のように尾羽を広げた後、翼を広げて内側・外側の順でメンテナンスをしていました。前日が雨で朝から晴れとなり、雌への餌のプレゼント後に羽づくろいを見ることができます。いつ外敵が襲来してもフルスピードで飛翔できるようにスタンバイしているのがよくわかります。ツミを観察した後は、近郊の砂利が敷いてある駐車場で抱卵中のコチドリの様子を見に移動しました。じっと抱卵しているのかと思いきや、短時間ですが巣を離れテリトリー内を巡回した後再度巣に腰を下ろす光景を観察。腰を下ろした際、嘴を少し開けて鼻歌を歌うのような感じに見えたのがチャーミングでした。(写真)2024年6月1日撮影
2024.06.01
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