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2024.10.06
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カテゴリ: 識別について
以前、気温が高いほどモズの高鳴きは遅くなるとのりボートを目にしたことがあり、今秋の高鳴きは遅いと思っていましたが、バードリサーチ(2024)が、モズの高鳴きを東京都八王子市で8月初旬に高鳴きを記録し、同じ時期に大阪、東京、大分からも報告があったと記しています。
https://www.bird-research.jp/1_katsudo/kisetu/index_kisetu_kekka.html
(東京の高鳴き初認日について)
気象庁が2020年まで行っていた生物季節観測値の報告によると、東京の1966年から2020年の間では、最も早かったのが1967年9月9日、最も遅かったのが1982年10月21日でした。
https://www.data.jma.go.jp/sakura/data/
調べてみると1967年は夏の高温、5月から10月の少雨でしたから気温が高いほど高鳴きが遅くなるとの説明は理解できる側面があります。しかし、2024年8月は気象庁の速報値むによると平均気温33.4度と公表されており、高鳴きは遅くなるはずですが8月初旬に記録されたのは他に要因があるものと思います。
(モズの雌の当年生まれかどうかの識別ポイント)
高木(2006)は、モズの羽色、分布、生態などについての知見を整理し報告しています。
その中で「雌の過眼線は焦げ茶色で、初列風切に白班を持たず、脇から下面にかけた波状斑が雄よりも明瞭。体に近い側の初列雨覆先端の褐色斑の有無により前年生まれ(斑有り)とそれ以前に生まれた個体(斑なし)の識別が可能」と報告しています。
手賀沼沿岸での観察で2023年1月20日に高木(2016)が指摘している内容と同様のものと思われる個体を観察したことがあります。一枚目の写真を御覧ください。
過眼線がこげ茶、初列風切に白斑があり、初列風切先端が褐色となっています。
しかし、雌には初列風切の白斑がないとされている点との相違が気になっています。
二枚目の写真は、2018年3月4日に松戸市で観察した雌個体です。
過眼線がこげ茶、初列風切には白斑はなく、上面は生殖羽に換羽しています。
なお、参考として雄の写真もアップします。
2018年2月10日流山市、2021年12月16日流山市で撮影
(引用)
高木昌興.2006.モズ 形態と分類、羽色、生活史 















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最終更新日  2024.10.06 11:01:25
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