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2025.12.03
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冬鳥の代表であるツグミ、柏市内では初認の後、ぐっと個体数が増えると思いきや単独でしか見かけない状況が続いています。今年の初認は11月20日(昨年は11月18日)後、再び姿を見かけなくなっています。
しかし、近郊の印旛沼沿岸で先月20日73羽ものツグミが塒入りしている光景を見かけ、11月27日に宮城県登米市内でカリガネを観察していた際にはツグミ15羽以上が地面で採餌している姿を目撃しました。都市ではツグミが生きづらいのかしらと痛切に思いました。
さて、ツグミは、飛来後年明け1月頃には行動を樹木の上層部から下層部に変化させ、2月移行春先まで林床や草地を利用するようになっている印象があります。
この点について、文献を調べてみると、佐藤ほか(2012)が埼玉県、都内での調査結果を整理し報告していました。
報告によると、ツグミの利用位置は1~ 2月を境に樹林の上層部から下層部へシフトする傾向がみられた」「関東平野で越冬するツグミに関しては、越冬後期(2~3 月)には主に林床や草地、裸地を利用することが確認された」と述べています。
柏市内で見かけるツグミ、都市域以外で見かけるツグミの行動が、疎林や林縁といった比較的明るい環境なのか、それ以外の環境で見かけたのか、人の立ち入りの少ない環境で見かけたのか、多い環境だったのか等に注目してみる必要があります。
私にとって今シーズンの宿題です。
(引用)
関東地方の平野部で越冬するツグミの垂直的な利用位置の季節変化.
自然教育園報告.第43号.p57-64.
(写真)









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最終更新日  2025.12.03 10:44:11
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