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今日は父の13回忌。初めてキツイ介護を経験して、家族が余命を告げられる経験をして、命が尽きる前の数週間の病人の苦しみに挙げる声を聞き続け、そして息を引き取る瞬間に初めて立ち会った。
そのあとに続く葬儀その他の諸々の儀式を長男として取り仕切る経験もした。
人の子ならば誰も通る道だが、やはりトラウマになって、いまだに何日かおきに父の夢をみる。
父が亡くなった時には季節が秋だということに気づかなかった。夜昼とない病院での付き添いで世の中の動き、自然の移ろいなどまるで見えてなかった13年前のあの期間。
今日の13回忌は親戚には声をかけず、子供たちだけで執り行った。お寺さんで経をあげてもらい、卒塔婆を受け取って墓地へ納め、帰宅して簡単に精進落ちの食事を。
お開き散会して弟や妹が帰って行った後、軽い疲れにとともに父の供養には一区切りついたかな・・・と、ホッとした気分で庭の虫達の声を聞いている。