海外旅行紀行・戯言日記

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2003.07.10

暗澹たる気持

(4)

カテゴリ：カテゴリ未分類

沖縄の中学生集団リンチ殺人事件の中学生逮捕に引き続き、長崎幼児殺人事件の中学生犯人が捕まりましたが、やり切れ様の無い暗澹たる気持ちになっています。

沖縄での事件は不登校グループの虐めに遭っていた中学生が、グループからの離脱を考え登校して、付き合いを止めようとしたのですが、周囲・学校は対応に遅れ、還ってグループの怒りを買って集団リンチを受け殺害されてしまいました。
学校側も責任逃れをする為、「虐めは無かった」との声明を出しましたが、報道陣の追求に耐えられず学内アンケートを行い、「虐めがあった」ことを認めることとなりました。
逮捕された少年達は殺すつもりは無かったとの供述をしている様ですが、これは罪を逃れる為の言い訳に過ぎません。殴打して動けなくなった仲間の脈を取り、死亡を確認してから土中20cm下に埋めたのですから、計画殺人で無くて何でしょうか！
この「悪い子集団」からの虐め被害を無くすには、ストーカー規制法と同様の「接近禁止命令」が、少年法の埒外を越えて実施されないと、周囲・学校では救済出来ない「虐められっ子」を救う道は無さそうです。

長崎幼児殺人事件は、刑事責任を問えないとされる12才の中学生の事件となり、昨日・本日での報道メディアではワイドショー的に種々論議がされています。
動機は未だ定かではありませんが、殺人未遂に近い同様の幼児への悪戯事件が起きていますので、突発的な事件ではありません。
犯人は「普通の子」と報道されていますが、学業成績も優秀で将来を担う「良い子」と考えても良さそうです。表の顔では普段の生活態度も問題なく、世の中に対しての適応も十分出来ていた様なのです。
裏の顔では、自分の欲望を抑えることなく「抵抗力の無い」子に目標を定め、虐め事件を続発させましたし、それでも社会的にも殆ど問題視されることが無いと分かると欲望はエスカレートし、今回の殺人事件に発展させました。

こちらの「良い子」の殺人事件には幼児防止策が考えつきません。
親が注意を怠ること無く、子供を保護しかなさそうです。

現状の治安の悪化状況から考え、日本の健全な活力が将来に続くのか等と希望を持ちつつ考え合わせると、現状の治安の悪化状況と相俟って、救い様の無い気持ちになり、暗澹たる状態から抜け出せそうにありません。

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