海外旅行紀行・戯言日記

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2018.04.10

高尾山のケーブルカーで最後尾座席に座る

(2)

テーマ：今日は何処へ行きましたか？(4946)

カテゴリ： Little Journey

高尾山のケーブルカーは勾配角度が日本一とされていますので、意識して一番下に位置する最後尾席に座ってみました。
上下のケーブルカーが交差する中間地点までは、それ程のことは無いと見ていたのです。

しかしながら、其処から急勾配が始まり、山頂駅直前では31.3度となり、まるで垂直エレベーターに乗っている感じがしました。
人間は角度30度を超えると垂直と感じるのだそうですが、将にその通り、近くの木々が下に下に下がって行き、遠くの景色が目まぐるしく変化する様、本当に圧巻でした。
人間の眼は3次元を堪能できますが、2次元を再現するカメラでは再現出来ないと思って、撮影することを止めてしまいました。

最も急な所は31度18分、ケーブルカーの線路では日本一の急勾配で、車窓から見下ろす乗客は驚嘆の声を発する。
使用しているロープは安全率が10倍以上のものが使われている。万一切れたとしても、僅か2mほど滑っただけで強力な自動ブレーキがレールを挟み、安全停止が出来る構造になっている。

高尾山には小学校4年生の遠足で1951年に登って以来、65年以上に亘って、家族登山だったり、夫婦登山だったりと経験していますが、勾配角30度をまともに経験したのは初めてでした。
スキーの大倉山ジャンプ台が最大傾斜35度と言われていますので、ジャンパーは飛躍の度に、こんな3D体験しているのだと思うと、異次元に思える凄さです。

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