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映画「愛を読む人」


2024年11月27日
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​「海の沈黙」​


Story

若き日に消息を絶った天才画家と遠い昔の恋人
世界的な画家、田村修三の展覧会で大事件が起きた。展示作品のひとつが贋作だとわかったのだ。連日、報道が加熱する中、北海道で全身に刺青の入った女の死体が発見される。このふたつの事件の間に浮かび上がった男。それは、かつて新進気鋭の天才画家と呼ばれるも、ある事件を機に人々の前から姿を消した津山竜次だった。かつての竜次の恋人で、現在は田村の妻・安奈は北海道へ向かう。
もう会うことはないと思っていた竜次と安奈は小樽で再会を果たす。
しかし、病は竜次の身体を蝕んでいた。残り少ない時間の中で彼は何を描くのか?何を思うのか?彼が秘めていた想いとは?


この映画を観たいと思ったのは、倉本聰さんが長年にわたって構想してきたテーマを
どうしても描きたかったと映画化したものだそうだ。
それをテレビなどで知り、彼のドラマや映画で感動してきたものとしては、
やはり見たいと思ったからだ。
映画を観る時に夫を誘うことはあまりないのだが、ロケが夫の育った小樽と言うことで誘うと、
「小樽」に惹かれて乗ってきた。

さてその感想はといえば、想像以上に良かった。
「美とは何か」ということは私にはよくわかっていないと思うのだが、
それはとても個人的な主観に基づいていると思っている。
主観や美意識は人それぞれだと思うが、多くの人が感動し美しいと思った時に普遍性があると言われ、それに価値が付いていくような気がする。
この映画では「贋作」を通して、美術品に価値が付き、権威が付き、
ものすごい金銭的な評価に至ることへのアンチテーゼともいえる。

この映画のテーマはそれだけではない。
やはり人それぞれの生き方や人生、環境に振り回されながらも生きる人間の軸や支えになっている
人間同士の愛情というのだろうか。
それは、男女の愛、家族への愛、同志への愛、かつての友への愛など、
人間が生きる上で欠かすことのできない愛の意味だろう。
それを表現する俳優たちも素晴らしかった。
本木雅弘や小泉今日子の若い頃から知っている身としては、本当にいい俳優になったなあと感慨深い。
中井貴一も「ビルマの竪琴」から注目したような気がするが、この映画でも脇役ながらすごい存在感。
このような心を抉るような映画を制作してくれたすべての人に感謝したい。

主人公が描く絵にはとても感動したので、誰が描いたのだろうと調べたら、
高田啓介さんという画家だった。この人の作品を機会があればもっと見たいなと思った。

​​倉本聰さん映画「海の沈黙」彩る絵画を監修 二戸の高田啓介さん​

​高田啓介 三陸の海 ​​​


この映画では「贋作」が一つのテーマであるが、それでつい連想するのが「お宝鑑定団」という番組だ。
この番組は興味本位でよく見るのだが、時折「出さなきゃ良かったのに」と思うことがある。
長年、家宝のようにして大切にしていたものとか、大切な人から譲り受けたものとか、どうして出すんだろうなと。
それで「偽物」と鑑定されたら、その後それはどのようになっていくのかと心配する。
いいじゃないの、自分が生きている間はご先祖様の言い分を信じたって。
大切な人が大切なものとして譲ってくれたものなら、大切にしていけばいいのにと。
我が家にはそれほどの価値のあるものはないけれど、実家で長年保存していたものは気になってはいた。
茶器や食器類、掛け軸類は処分したけれど、
福井から曾祖父が持ってきたと言われる昔の文書類は、
勝手に紙類として処分するのは気が引けて、地元の郷土資料館に持ち込んだ。
私達は昔の文書は読めないので、価値ある書類かどうかもわからないので、分別して処分してほしいと。
古文書が読める人なら簡単に仕分けできるだろうが、残念ながら地元の学芸員では無理だったようで、北海道文書館に持ち込んだらしい。
結果は知らせると言われたが、まだその報告はない。
私達としては、結果はどうあれ子孫である私達のせめてもの責任は果たしたとそれで満足である。





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最終更新日  2024年11月27日 10時04分49秒
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