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2011年05月12日
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カテゴリ: 韓国旅行(09~)
1820駅前.JPG


1821お寺.JPG
駅から西側に歩くと、貧しい家並みが続く。至る所に、まるで長屋そのものの寺がある。

1825坂を行く.JPG
少し方向を変えて坂を目指して歩く。商店街を横切り、さらに上に登っていくと、ほとんどの家は二階三階建て構造で、総てその上に借家を設けている。借家の証拠に階段が着いています。韓国ドラマでは六割がたの確立で出てくる屋上の借家です(呼び名があったのですが忘れました)。

1824屋上貸家.JPG
一体なぜこういう形式が広がったのか。親のために二世帯住宅を作るつもりが、こずかい稼ぎのために借家にしたのが広がったのでしょうか。

1826屋上貸家.JPG
あとで気がつくのですが、ここら一帯はこの形式の家ばかりなのですが、ない地域にはまったくないのです。これはなぜなのでしょうか。

1827お寺.JPG
坂の一番上まで行ったけど、映画ほどは寂れていないので違う場所だったようです。一番上の建物はちょっと小奇麗なお寺(ウンチョン寺)がありました。さらに上に行く遊歩道が整備されいたので、○○ほど高いところに登る私は登ってみることに。

1832水晶.JPG
この山にはなぜか水晶になる石がごろごろしていました。

1828可愛い花.JPG
こんな可愛い花も咲いています。

1833頂上.JPG
やっと頂上に着きました。ちょっとした登山気分です。ところが、此処にいたってやっと鈍い私も気がつき始めたのですが、ソウルの山はほとんど例外なく頂上付近にアスレチック施設が作られています。

1835眺めは最低.JPG


1834運動する人.JPG
たいていはおじいさん、おばあさんが健康のために熱心に運動しています。この日もなんと四人も来ていました。

1836平行棒.JPG
これは平行棒ですね。一旦設置すれば、電気代はかからないし、安上がりです。日本でも気軽に運動できるこういう施設を作って欲しいものです。

2009031018485088784_1.jpg
山を降りて坂道を下ります。その時はまだ「息もできない」のロケ地を諦め半分で探していました。韓国の映画には坂道のある作品が多いのです。ここでへばりつくように生きている人々の、恨みや悲しみや喜びが傑作を生むのかもしれません。チンピラで借金取立てを糧としているサンフンと高校生のヨニの、たぶん恋愛映画といっていい物語です。二人を結びつけた要素は、この町のどうしようもない貧困であり、暴力です。ひとつの暴力は、もうひとつの暴力を生む。サンフンの父親の暴力はサンフンの暴力を生み、サンフンの暴力はヨニの兄の暴力を生む。ちいさな町の片隅の関係ではあるが、宿命的な「暴力の連鎖」が描かれます。そしてまるでギリシャ悲劇を思わせるかのような神話的結末を迎えるのです。しかし、貧困が生む単なる悲劇物語にしていないというところが、凄いのです。暴力の連鎖を止めるものも示している。暴力の前に小さな花は無力ですが、暴力を止める力も小さな花の中にこそあるのです。

1843親子.JPG
そのときです、知能障害のある男の子とお母さんが坂道を登ってきて私とすれ違ったのです。お母さんはずっと子供を叱りながら歩いてきました。そのあと私は坂の下のバス停まで歩いたのですが、なんと30分もかかってしまいました。あの親子はいったいどのくらい歩いて家にたどり着いたのでしょうか。





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最終更新日  2011年05月12日 18時56分33秒
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