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今日は、旧暦3月3日。奄美では、この日は、みんなお弁当を持って、海に遊びに行く。せっかくなので、宇検村の一番はじっこ人口60名あまりの集落。屋純(ヤドン)にやって来た。あまりの海のきれいさに、思わず足をつける子供達。思ったよりも水は冷たい。今日は潮がとてもひくので、貝取りに行く人も多い。じいちゃん達は、海を見ながら、酒飲み。ばあちゃんたちは、公民館でお弁当を食べながらよもやま話。この日は、ヨモギ餅を食べるのが島の風習。3月3日に備えて、前の日には、各家でヨモギ餅をいっぱい作る。写真は、よもぎ餅をくるむ、芭蕉の葉。香りがとてもいい。よもぎ餅を食べて、海沿いの道を散歩したら、じいちゃんが海を見ながら、くるだんど節を唄ってた。話を聞いたら、昔は3月3日は、海に人がいっぱいならんで、唄ったり踊ったりもしたらしい。今は、人も減って、年寄りばかりで、そういうこともしなくなったとか。田舎にいったら、そんな話ばかり聞く。今、何とかしなければ、すばらしい島の伝統行事も途絶えてしまう。しっかり目を開けて、感じて、それをたくさんの人に伝えようと思う。何になるかはわからないけど・・
2006.03.31
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奄美本島の南の外れ。島の中心部から車で1時間。島の人でも訪れたことがない人が多い、美しい山と海に挟まれた人口200人足らずの集落、節子。そこに節子のとみさんは、今から100年ほど前、本当に住んでいた。節子に、とみさんが使っていた三味線を持っている人がいて、見せていただいた。見せてくれた方は、とみさんが晩年、一緒に暮らした方のお孫さん。彼女のお姑さん、99歳、集落で一番年長のよねばあちゃんは、実際にとみさんを見たことがあるという。とみさんは、美人なばかりか、馬に乗って、鉄砲を持っていのしし狩りをするような人だったらしい。とみさんが一緒に暮らした人は、同じ瀬戸内町の勝浦という集落の人。いのしし狩りの仲間だったとか。とみさんの美しさを唄った歌をもう一つ、夜、島のじいちゃん、ばあちゃんに唄ってもらった。くるだんど節の一つ。♪照りきゅらさ14日お月とぅ15日お月ぬ 照りきゅらさうりゆんま きゅらさ島や節子ぬとみ姉 目眉やうりゆんま きゅらさ♪(14夜、15夜のお月様が照るのよりも節子のとみさんの顔立ちは美しい。)築地俊造さんが歌ってくれたのは、俊良主節の歌詞。破れた着物をきてもとみさんをお嫁にもらいたいと唄っているのは、一切朝花節の歌詞の一つ。どれも、今唄われている代表的な島唄。3つの歌にも歌われるくらいのとみさんという女性はいったいどんな人だったのだろう?想像がふくらむ。
2006.03.29
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春の奄美にやってきた。新緑がとてもきれい。鳥がたくさん鳴いている。とても気持ちいい。島唄の聴けるお店、かずみに行ったら、奄美を代表する唄者の一人の築地 俊造さんが遊びにきていて、親が節子に住んでいるというと、節子の唄を教えてくれた。唄の名前は、”節子のとみ”昔、節子に超美人のとみさんという女の人が住んでいて彼女は、馬に乗って名瀬まで、よく遊びに来ていたらしい。お店の番頭さんが、彼女が通ると彼女に見惚れて、そろばんの勘定を間違えてしまうほど美しい。破れた着物をきてもいいから、どうしてもとみさんをお嫁に欲しいというような内容の唄。”僕は、とみさんに会ったことがあるという人にあったことがあって、その人が、本当にとみさんはきれいだったと言ってたよ。”と築地さんは言う。なんでも昭和8年まで、彼女は生きていたらしい。とみさんは、唄も三味線もとても上手で、彼女が引いた三味線がまだ残ってるとかいないとか・・せっかくなので、真相を探りに、明日、節子に行って来ます。楽しみ・・
2006.03.27
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書くのが遅れたけど、3月25日は、島唄と島料理の店”かずみ”のおかあさん唄者の西 和美さんの64歳のお誕生日。”かずみ”の一番好きなところは、まるで家にいるような感じがするところ。和美さんだけでなく、お客さんもどんどん唄う。島唄をはじめて聞く人も太鼓をたたいたり、踊ったり・・かずみさんもエプロンして、厨房にいながら料理を作りながら唄ったりする。家でお母さんが料理作りながら、歌っているのを聞いているみたい。出される料理も、島の人が普通に家で食べるような島の料理。素朴で、あったかい。お母さんの味がする。島唄を始めたばかりの人も、誰でも知ってるような有名な唄者の人も色んな人が来るけれど、かずみでは、みんなくつろいで、楽しんで唄ってる。"お誕生日のお祝いしなくちゃ・・"と言ったら"来てくれるだけでいいのよ."とかずみさんお誕生日おめでとう!ずっと元気で、素敵なお店を続けてね。
2006.03.25
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ゲストの創作書家の高野 こうじさんがブログに書いてくれた。http://rodeo1018.exblog.jp/2856882/素敵な書画をありがとう。お礼に一枚月夜の写真を・・古仁屋港から加計呂麻島に行く時、あまりにもお月様がきれいだったので撮ったもの。三味線弾いてくれた博文君。唄ってくれた聖子ちゃん、新田さん、ハッシーいい歌聞かせてくれてありがとう。とても楽しかったよ。太鼓もちしてくれたツッチー 素敵なお話してくれたさらさん。会場を提供してくれた玄さん。厨房手伝ってくれたほこらしゃメンバーズ(あつ子さん、なりさん、ツッチー。)なかなか手に入りづらい、富田酒造の焼酎を特別に送ってくれた奄美の前川酒店の前川さん。受付してくれた良作君の同級生の女の子(名前がわからなくてごめんね。)片付け手伝ってくれた救護センターのボランティアの方々。それから、来てくれたお客様 みんな。本当にありがとう。日ごろは離れて暮らしてる家族、親戚が集まるみたいにこうやってまた集まって、一緒に飲んだり食べたり唄ったり踊ったりできたらいいなと思う。みなさん、よろしくおねがいします。
2006.03.22
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3月20日 奄美ナイト。50人分の料理を作った。良作君と奄美市の誕生日。できるだけ、心をこめて作りたかった。だから、食材の大半は、良作君のおばあちゃんと私の奄美のおかあさん(歳から考えるとおねえさんだけどまるで母のようなので、)田畑さんに送ってもらった。おばあちゃんからは、家の畑でとれたじゃがいも。心をこめてつけてくれた大根のお漬物。切り干し大根とつばしゃ(つわぶき)は、料理の手間を考えて、わざわざ下ゆでして送られてきた。田畑さんは、何件も野菜屋さんを回ってとれたての島のにんじん、大根、はんだま、ふる、お茶に使うくびき、それから、島料理にはかかせない甘いおしょうゆ、甘い味噌、つぶみそ、島ざらめ(砂糖)そして、なんと50個のふくらかんのケーキを一つ一つ丁寧に包んで、送ってきてくれた。前日までツアーで屋久島に行っていた私のことを考えて、厨房を提供してくれたアクアエンターテイメントの吉田さんが前日の晩に煮物の下ごしらえをしてくれた。煮物に入っていた卵は、吉田さんと良作君がむいてくれたもの。厚揚げは、少しでも島のものに近いものをという私のリクエストに答えて、良作君が探しに行ってくれた。イメージにぴったり料理に使った塩は、加計呂麻島で、おじさんが丹念に作った塩。その塩を使って、お米1升分のおにぎりを2人が作ってくれた。みんなの想いがこもってる。この想いを来てくれるみなさんに伝えたくて、料理した。で、できたメニューがこれ。◎和え物 はんだま ◎煮物 1.つばしゃ(つわぶき) 2、きりぼし 3.大根 4.じゃがいも ◎炒め物 1.にがうり炒め。 2.きんぴらみそ 3、ふる&あつあげ◎おにぎり はんだまご飯&ひじきおにぎり◎つけもの◎油そうめん◎デザート ふくらかんケーキいっぱいの料理を吉田さんとほこらしゃのあつ子さんがきれいに並べて、みなさんの前にだしてくれた。あつ子さんが、”こんなにいっぱい作って・・・”と言って泣いてくれた。うれしかった。みんなみんなありがとう。
2006.03.22
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イベント詳細です。日時 3月20日(月) 時間 open 18:30 start 19:00(~22:00)料金 3,000円(島料理&1ドリンク付) 45名限定 要予約 会場 コミュニティカフェ 玄(新宿救護センター) http://www.jsma.jp/ 内容 若手 奄美出身者を中心とする 島唄 唄遊び 高野こうじ、書と島唄のコラボレーション 玄 秀盛&山川 さら トークライブ 六調 など 出演 松元 良作、山下 聖子、松崎 博文、福永 幸平、 新原 恭子、新田 雅洋、橋本 康一、田町 まさよ ゲスト 玄 秀盛(新宿救護センター所長、 高野 こうじ(創作書家) 山川 さら(ライター) お問い合わせ、予約 株式会社 奄美エーストラベル 東京営業所 担当 田町 まさよTEL03-5777-6018 E-MAIL tamachi@amami-ace.com 皆様のお越しをお待ちしております!
2006.03.13
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3月20日は、島唄 唄者の松元 良作君の27歳のお誕生日。先月、彼から自分の誕生日に、自分の企画のライブをやりたいと言われライターの山川 さらさんに相談したところ、なんと娘さんの誕生日と同じ! ということで、こちらも奄美にご縁のある新宿救護センターの所長玄 秀盛さんを紹介していただき、今回のイベント開催が決定!良作君のよびかけで、たくさんの島唄を歌ってくれる人達が出演してくれることになった。さらさんのおかげで、創作書家の高野こうじさん、玄さん、さらさも快くゲスト出演をOKしていただいた.中野の奄美料理居酒屋のほこらしゃのあつこさんも手伝いに来てくれる。いつもおせわになりっぱなしのアクアエンターテイメントの吉田さんが料理を手伝ってくれることになった。食材は、奄美から良作君のおばあちゃんが送ってくれる。お酒は、私に素敵な奄美の蔵元の方達を紹介してくれた前川酒店さんが季節限定 オリオンビールととっておき黒糖焼酎を送ってくれる。こうやって、たくさんの方達のおかげで手作りのイベントができあがっていく。良作君の気持ちは、このイベントを通じて、参加する人みんなが一つの家族のような感覚を共有してもらいたい、ということ。この日は、偶然にも奄美市誕生の日、奄美をキーワードに、素敵なご縁ができますように。
2006.03.13
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