明治丸ってご存じないと思いますが。
先日の散歩をここから始めました。
ここは、東京・越中島・東京海洋大学の構内です。
清澄通りを車で走っていると、
帆船が置いてあるのは多くの人が見かけていると思います。
ボクもその一人で、今までそばに行ったことがありませんでした。
校門から入って、守衛さんに聞きました。
「今日は祭日なので内部公開はしていませんが、
そばまでいって眺めるだけならいいですよ」
と快く入れてくれました。
ここは、元・商船大学だったのが、合併して、
東京海洋大学(国立大学)になったものです。
校舎もなかなか古いものがいくつもありました。
芝生の間にコンクリード詰めされていましたが、
なかなか立派な船です。 全長
73m・幅9m・1027t。
なかなか全体を入れる写真が撮れません。
なんとこの船は明治初期の生まれだったのです。
日本政府の発注で、明治6年(1874)英国グラスゴーで建造された船です。
とても130歳を楽に超える船には見えません。
明治9年、明治天皇の東北・北海道巡幸にもこの船で出かけたそうです。北海道巡幸後、横浜へ帰港した7月20日が、「海の記念日」の元となったそうです。
小笠原の領有でも、この船の俊足のおかげで日本領に認められるために寄与したと、海洋大学の資料で知りました。
明治29年、幾多の活躍の後、商船大学に寄贈され練習船となり、、
第2次対戦でアメリカに接収され、放置されたおかげで沈潜されたものを戦後引き上げ、文化庁より重要文化財に指定され、ここに設置されています。
日本で唯一の鉄製の船だそうです。
以下のHPを参照いたしました。なかなかすごい歴史です。
http://www.e.kaiyodai.ac.jp/meiji/histoy.htm
重要文化財 明治丸 (観覧案内)
http://www.kaiyodai.ac.jp/Japanese/academics/meiji-maru.html
明治6年、日本政府の発注により英国で灯台監視船として建造された帆船であり、現存するわが国最古の鉄船です。
明治9年、明治天皇が東北・北海道地方巡幸の際に青森から函館経由横浜への海路に座乗されました。「海の日」は、明治天皇の横浜ご帰着の日を記念したものです。
明治30年、商船学校に移管されて係留練習船となり、以来50余年にわたり教育訓練の場として活用されてきましたが、昭和39年に商船教育の伝統を象徴する記念船として越中島キャンパスの一角に陸上固定されました。
昭和53年5月、わが国造船技術史上の貴重な遺例として国の重要文化財として指定され、その優美な姿が永久に保存されることとなり、昭和55年度から8年計画で文化庁の協力により保存修復及び基礎設備の工事が行われ、昭和63年1月29日に竣工しました。
観覧ご案内
公開日
1月5日~12月27日の下記公開日
火曜日と木曜日
第一及び第三土曜日
※火曜日と木曜日が祝日に当たった場合は公開しません。
公開時間
10:00~15:00(入場は14:30まで)
※引率者のいない中学生以下の方は観覧できません。
場 所
東京海洋大学越中島キャンパス内 東京都江東区越中島2-1-6
※その他観覧に関する事については、本学越中島事務室管理係(TEL03-5245-7308)へお問い合わせ下さい。
http://www.e.kaiyodai.ac.jp/meiji/histoy.htm
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