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独自の宗教色(主にヒンドゥー教)が強い国にもかかわらず、12月に入ってからというもの、ニューデリーもクリスマスに向けてしだいに盛り上がりを見せ始めました。大きなマーケットにはいつの間にやらクリスマス・ショップがオープンし、大勢の買い物客であふれています。クリスマス・ツリーは大小取り揃えられているし、ちょっと派手めなオーナメントもより取り見取り。さらに、街角にはサンタ帽(白いボアがついている赤い帽子)を売り歩く人々が出没。こんな帽子買う人がいるのかしらと思っていたら、それが結構いるんです。今日も車の中から様子を見ていたら、交差点のど真ん中でどうやら値段交渉をしている模様。信号が変わって車が動き出してもまだやっているので、インド人のたくましさを改めて実感しました。クリスマスの日には、きっと大勢のインド人がこの帽子をかぶってお祝いするのでしょうね ^_^;ところで、私、お正月休暇を日本で過ごすことになりました。始めたばかりで恐縮なのですが、ブログを2週間ほどお休みいたします。年明けに再開しますので、またよろしくお願いしま~す (^_^)/~Best wishes to you for a merry Christmasand a happy New Year.ニューデリーのホテルにて
2006.12.20

ニューデリーに住んでいて、何が一番困るかというと、水不足・水質汚染・衛生状態・交通問題・野菜の残留農薬…いっぱいありすぎてここには書ききれません。中でも深刻なのは電力不足です!これは本当に困りものなんです。特に酷暑の時季には一日の間に5~6回は停電があります。その時季は、エアコンをフル稼働していても、室内は33℃位までしか温度が下がりません(外は45℃)。そこに停電が起きると、一瞬の間に室温が急上昇↑その状態で1~2時間停電が続き、電力回復、また停電……この繰り返しです (ー_ー)!!そんな時に活躍するのがこれ。自家発電機外国人の住む家には必ずといっていいほど備え付けられています。燃料はガソリンです。ところが、せっかく発電機があっても、これで作られた電気は部屋の照明・冷蔵庫に回ってしまうため、エアコンには使えません。我が家には冷蔵庫が5台あって、その中に大事な食材を保管しています(この国では手に入らない肉・魚等を冷凍保存)。人間様よりも食料が大事なんです。そして、最近始めたばかりのブログ。うちのパソコンはデスクトップ型なので、バッテリーがないんです。今も、あらかた記事を書き上げて推敲していたら、ブチッ!と電源が切れました。
2006.12.18

「カレーな生活」というタイトルのブログを立ち上げておきながら、肝心のカレーについて書かないわけにはまいりません。不定期ではありますけれど、ニューデリーのインド料理レストランで食べた物をみなさんにお伝えしていきたいと思います。そこで栄えある第1回目は、ホテル・ハイアット・リージェンシーの中にある「AANGAN」というレストランに決定!いつもはアラカルト・メニューから好きなものを選んでいるのですが、今回はターリー(定食)にしてみました。さすがは一流レストラン。銀食器に料理が盛り付けられています。 上から時計回りに、Fish Curry (フィッシュ・カレー)Murg Lababdar (チキン・トマト・カレー)Kadhai Paneer (チーズ・ピーマン・トマト・カレー)Khumb Aur Matter Ki Subzi (マッシュルーム・グリンピース・カレー)Dal Makhni (ダール‘豆の煮込み’)Chicken Biryani (チキン入り炒めご飯)Boondi Raita (ヨーグルト)中央上から、Murg Tikka Tandoori (タンドリー・チキン)Aangan Ki Khaas Seekh (羊のバーベキュー)Hara Salad (サラダ)お気づきになりましたか?ローマ字で書かれた方には「カレー」という名がついている料理が1つしかないことに。‘カレーcurry’とはタミル語のカーリーkari(黒コショウの意)から派生した英語の言葉で、香辛料を使ったありとあらゆる料理をひっくるめて指して大英帝国の紳士たちが使っていた。 「インド(メディアファクトリー・ロンリープラネット)」から引用とはいっても、私たち外国人から見れば細かな違いはわかりませんので、「カレー」でいいのではないでしょうか。どのカレーもとても美味しかったです。そして、ひとつひとつ、全く味が違います。(以前、日本で食べたインドカレー屋さんで、具だけ違ってソースの味はすべていっしょだったことがありました。)私が特に美味しく感じたのは、チーズ・ピーマン・トマト・カレーでした。デザートはこちら。Gulab Jamun (グラーブ・ジャムーン)牛乳を煮詰めてボール状にし、さらに揚げた上から甘~いシロップがかかっています。昔は王侯貴族の口にしか入らなかったお菓子だそうです。ここのは甘さが少し抑えられていたので、食べやすかったです。お店はカジュアルなインテリアではありながらも、洗練された雰囲気が漂い、従業員の態度も親切で、私がしつこく料理のことを質問しても、にこやかに応対してくれました。それでは次回のインド料理レポートをお楽しみに!
2006.12.17

インドで面白いものを見かけたので、ご紹介しま~す♪インド版ヘルス・メーターインドでこれ、とても人気があるんだとか。ニューデリーの駅構内、ショッピング・モールなど、人が集まるところに設置されています。料金は1回につき1ルピー(約2.6円)。台の上に人が乗ると、自動的に上のバーが下りてきて身長を測ります。それと同時に体重も測定されて、結果が上の赤い電光掲示板に 大きく 表示されます。しばらくの間、観察していると、大人の男性が、次から次へと気軽な感じで台の上に乗っています。でも、日々の体重は様々な要因で増減するけれど、大人の身長が日によって伸びたり縮んだりするなんて、聞いたことありますか!?見ている限り、女性や子どもはひとりもトライしていませんでした。さすがのインド女性も、公衆の面前でこの器械に乗る勇気はないようです。もちろん私も、写真だけ撮らせてもらってその場をあとにしました (^_^;)
2006.12.15

昨日のブログで少しふれた、ドイツ商工会のクリスマス・マーケット。それについて今日はご報告したいと思います。インドにいながらにしてドイツのクリスマスの雰囲気が味わえるんじゃないかと、うっかりマダムの私は胸を高鳴らせて出かけました。というのも、学生時代に訪れたローテンブルクのクリスマス・ショップがとても思い出に残っていたものですから。それに近い素敵なクリスマス・グッズを手に入れられると考えたわけです。それが甘かった…!大使館関係の建物ということで、門では厳重なセキュリティー・チェックが行われていました。やっとのことで入場して辺りを見回すと、たくさんのブースが並んでいます。「ほ~、さすがドイツ。半端じゃない出店数だね」などと、独り合点しながら近寄っていって、(@_@;)私は目を疑いました。そこに展開していたのは、まさに「インド物産展」そのものだったんです!あの店もこの店も、インド・グッズで溢れかえっているではありませんか。私のテンションは一気に下がってしまいました…。でも、せっかくここまで来て何も見ないで帰るのも、と、思い直して、一通り回ってみることに。すると、私の知らないお店ばかりであることがわかってきました。ドイツ大使館員のお見立てなのかどうかはわかりませんが、なかなかナイスな品揃えのようです。アンティーク・ショップのブースでは、チーク材でできた長持のようなボックスを見つけました。リビングルームに置いてテレビ台にするのにちょうどよさそうな大きさです。値段をきくと、1万ルピー(約2万6千円)との答えが返ってきました。交渉次第ではもう少し安くなる感じでしたが、お店のパンフレットを貰うだけにとどめて、別の店に。そうこうしているうちに、「maspar」という、リネンを扱うお店のブースを発見しました。(ニューデリー郊外のグルガオンという場所に店舗があるようです。)そこで購入した物です。ティー・コジーとおそろいのマット。それにワッフル織りのキッチンタオル。私の行きつけのお店の物より、縫製が丁寧で、しかもシンプルなデザインが気に入りました。インドは布製品が格安で手に入ります(それだけが楽しみ)。結局、この催し物は、クリスマス・シーズンに開かれるインド・グッズの販売促進を主な目的にしたものではないかと思われます。かくして、私のクリスマス・マーケットめぐりは終わりを告げたのでした…。
2006.12.13
同じ敷地内に住んでいる大家さんのミスターM(インド人)から、ドイツ大使館の商工会主催によるクリスマス・マーケットの招待状をもらったので、行ってきました。ミスターMには家族ぐるみで良くしていただいていて、折りにふれて、在留邦人ではなかなか手に入らない催し物のチケットなどを頂戴しています。ミスターMは真の意味での「ジェントルマン」です。お年は70歳くらい。いつも温厚で、誰に対しても丁寧に接していらして(身分を問わずに)、とてもきれいな英語を話されます。英語が苦手な私がミスターと会話できるということは、彼がさりげなく易しい英語を使ってくださっているからでしょう。我が家のお手伝いさんの情報によると、ミスターの奥方はロイヤル・ファミリーのご出身だとか。インドでロイヤル・ファミリーといえば「マハラジャ」のことではありませんか!にもかかわらず、私たちには優しいおばあちゃんといった感じで話してくださるんですよ。残念なことにM夫人は足がお悪くて、めったに外出されません。酷暑の時季には山のほうにある別邸に滞在されています。ミスターが奥方をいたわっている様子を見るにつけ、私たち夫婦も将来あんなふうになれたらと、切に思います。
2006.12.12

インドでは、夏の暑さが和らいでくる10月頃から結婚式のシーズンがスタートします。貧富の差が激しいこの国では、当然家によってお金のかけ方が違うとはいえ、花嫁側の親は莫大な費用をかけて娘を嫁がせなければならない習慣になっています。日本ではホテルや結婚式場で披露宴をされる方が多いと思いますが、インドはガーデン・パーティーが主流です。それは華やかですよ!写真をみなさんにもお見せしたかったのに、すみません、今、手元になくて… m(__)mその代わりといってはなんですが、自宅近くの豪邸で結婚式のセレモニーが行われていたので、そちらの写真を。 花嫁側の家では外壁を美しくライトアップして、娘の門出を祝います(富裕層のみ)。 新郎新婦が乗る車どうですか?みなさんのインドに対するイメージ、変わってきませんか?
2006.12.11

昨日のブログで、インドの牛について書きましたが、牛肉を食べる習慣がないこの国になんと(!)マクドナルドがあることを思い出しました。一度も行ったことがなかったので、これは体験するしかありません。本日のランチとしてさっそく買ってきました。まず、店構えは日本と変わりません。ただ、出入り口にドアマンが立っていて、うやうやしくドアを開けてくれます。この国ではマクドナルドは手軽なファーストフードというよりも、お洒落なレストラン扱いなんですね。お昼時ということもあって、店内はリッチそうな若者でいっぱいでした。メニューを見ると、ベジタリアン(菜食主義)とノンベジタリアン(肉食OK)に分かれています。敬虔なヒンドゥー教徒は、牛肉どころか、いっさいの肉・魚を食べません。お国柄が出ていますね~。私はれっきとしたノンベジタリアンですから、ためらうことなくそちらのメニューに目を凝らしました。 緑のライン入りはベジタリアン用うん? 見慣れない名前のついたハンバーガーが…。その名も「チキン・マハラジャ・マック」!ご大層なネーミングですが、正体は日本のダブルバーガーのチキン版でしょうか。 こちらがそのハンバーガーです。味はまあ、日本のものと比べて劣るということはないようです。ただ、この国では生野菜を口にしたくないので、その部分を丁寧に取り除いてから食べました。ノンベジタリアン用としては他にフィレオフィッシュがありました。別の機会に、ベジタリアン用のハンバーガーを試してみたいと思います。結論を申しますと、インドのマクドナルドに牛肉のハンバーガーはありませんでした。
2006.12.09

牛がとても怖いんです!インドでは約80パーセントにあたる人々がヒンドゥー教徒です。彼らは宗教上の理由から、牛肉を食べません。なんでも、牛はインドの神様の乗り物だそうで、非常に神聖視されています。そのため、インド中いたる所に牛がいるんです。道路はもとより、ショッピングエリアの敷地の中まで堂々と入り込んできます。 ニューデリーの「原宿」といわれている お洒落(?)なショッピングエリアを歩く牛普段は大人しいのに、時々、人や車めがけて突進するんです!!毎月のように牛による被害が新聞等で伝えられます(亡くなる人も…)。車のドライバーは人に対しては猛然とクラクションを鳴らしますが、道路の真ん中で寝そべっている牛には寛大で、ぶつからないように脇をそっと通り抜けています。牛肉が大好きな私…。牛たちに復讐されるんじゃないかと、町を歩くときはいつもビクビクしています (>_
2006.12.08

我が家のそばの「倉庫」のような映画館 (看板は「Dhoom 2」)映画館の中に入るには、身体検査と手荷物検査を受けなければなりません。まるで飛行機に搭乗するのといっしょです。お国柄、男女別々に行われます。そして、意外や意外!建物の中は外よりもずっときれいなんです\(◎o◎)/!設備は古いのですが、座席はリクライニングシートだし、館内にごみは落ちていなし、ホッと一安心です。ぐるっと見渡してみると、上映5分前だというのに半分くらいの人の入りです。満席だと聞いていたのにこれはどうしたことでしょうか?始まってからわかりました。そうなんです、インド人お得意の遅刻なんです。でも、人との約束には遅れても、映画には普通遅れてこないでしょう!?おかげで上映開始から30分間、何度も人の頭に画面を遮られてしまいました。日本人はわりと静かに映画を観ますよね。せいぜい笑い声をたてる程度だと思います。ところが、こちらの人たちのノリは想像を超えていました。まず、主役のHrithik Roshan(リティク・ローシャン)が登場する度に、大きな口笛と大歓声が巻き起こります。そして主役二人のキスシーンでは、なんとも表現のしようがない、うめき声ともため息ともとれるようなざわめきで館内は満たされたのでした…。というのも、インドではつい数年前まで映画の中でのキスシーンは御法度だったんです。解禁になったとはいえ、まだまだ少ないです。それが人気ナンバーワンの二人が初競演、しかもキスとなれば、インド人が大挙して映画館に押しかけないわけがありません。インド映画なので、台詞はヒンディー語です。英語の字幕はありません(インド国内での上映ですから)。でも、インド映画ってストーリーが単純明快なので、話の流れは理解できるんです。ただ、ところどころでみんなが笑っているのに私たちにはわからず、ちょっぴりくやしい思いをしました。
2006.12.06

日本と同じように、インドの映画館には今流行のシネコンもあれば、大きなホール1つだけのものもあります。私が行ったのは後者のタイプです。どこの映画館がいいのか教えてくれたのは私の運転手でした。というのも、我が家の近くには2つ映画館があるのですが、1つは、見捨てられたような巨大な倉庫としか思えないぼろぼろの建物。もう1つは、まあまあきれいな建物。ところが、きれいな方では観たい映画は上映されていないのです。そこで、私は毎朝配達されてくる新聞の映画欄を運転手に見せました。 「Dhoom 2」の写真が右側にあって、その周りに市内の映画館情報が載っています。彼はすぐさま、我が家の近くではない別の映画館を薦めてくれました。なんでも、そこは内装が豪華で、清潔で、客層も良いとか。(ちなみに映画のチケットを買ってきてくれたのも彼です。1時間も並んでくれたそうです ^^;)そして当日…。その映画館の外観は、家の近くの「倉庫」となんら変わらないぼろさ加減じゃありませんか!近くをうろついている大勢の若者たちは、どう見ても「客層が良い」とは思えません。二の足を踏みそうになりましたが、夫がいっしょだったので、勇気をだして入館しました。 <つづく>
2006.12.05

インドで、初めて映画館に行ってきました。観たのは、「Dhoom 2」というインド映画です。先週映画館での上映が始まったばかりの新作で、今インドで大ヒットしています。私の大好きなHrithik Roshan(リティク・ローシャン)という俳優が主演しています。この人、ほんとに、ほんとうに(!)、本当に(!!!)かっこいいのです。この映画を観たインド人は彼のことを「Fantastic!」「Cool!」などと表現していました。この映画の内容やHrithikについては、後日詳しくご紹介したいと思います。さて、インドで映画を観るには少しばかり勇気がいります。なぜなら、映画館の周辺には暇をもてあましたような若者が大勢たむろしていて、彼らの外国人女性をじろじろ見つめる視線に耐える必要があるからです。(私のようなおばさんを見たってしょうがないのにね。)インドでは、観たい日の約1週間前に各映画館の窓口で前売りチケットを購入することができます。またはその窓口に電話して自宅にチケットを届けてもらうこともできるそうですが、そちらは経験したことがないので、詳しくはわかりません。全席指定席で、映画館にもよりますが座席の場所で値段が違います。1階席が安く、2階のバルコニー席が高い値段に設定されています。マダムの私としましては当然バルコニー席を選択したかったのに、土日はどの回も売り切れということで、あえなく1階席になってしまいました。 これがそのチケットです。1枚60ルピー(約150円)という破格値です。インドでは映画は庶民の最大の娯楽なので、それで価格が抑えられているのでしょうね。 <つづく>
2006.12.03

インドがどこにあるかみなさんご存知でしょうか?「だいたいはわかるけど正確には……」という方が多いのではないでしょうか。恥ずかしながら私もインド行きが決まった時に改めて地図帳で調べました。 ↑ ここです (灰色の大きな三角形の所)成田から飛行機でおよそ9時間でニューデリーに到着します。途中、ヒマラヤ山脈の南側を通過するので、天候がいいと世界最高峰のエベレストを見ることができるんですよ♪初めて見た時、ほんと感動しました。
2006.12.02
日本では、お手伝いさんがいる生活なんてよほどのお金持ちでもないと考えられません。ところが、ここインドでは安い賃金で雇うことができます。雇う理由は単に自分が楽をしたいからということだけではありません。場所にもよりますが、インドの季節はHOT,HOTTER,HOTTESTの3つしかないとよく言われるくらい暑い所です。酷暑の時期は私たち外国人は生きるだけで精一杯な状態となり、当然、家事はほとんどできません。こういう時に使用人の存在がとてもありがたいのです。でも、人を雇う気苦労は半端ではありません。なんといってもこちらは俄かマダムでしかありませんから、化けの皮が剥がれ落ちないようにと、いろいろと気を遣うわけです。例えば、今日は家でゴロゴロしていたいなと思っても、一応はきちんと着替えて、軽くお化粧なんかもして、さらにアクセサリーなども身に着けないといけないような気がしてしまうのです。それでなくてもインド人のマダムの装いはほんとに派手で、こちらは見劣りしがちです。また日本人は年より若く見られるので、マダムの貫禄を醸し出すのは並大抵ではありません。
2006.12.01
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