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先週末あたりから、ニューデリーは急に気温が上昇してきました。寒くて震えていたのがうそのようです。昼は30℃近く、夜でも14℃あるので、暖房なしで過ごせます。1年の中で、こんな快適な日はほんの短い期間だけ。もう1ヶ月もしたら夏がスタートして、暑い → とても暑い → ものすごーく暑い! → とても暑い(サウナ状態) → 暑いというサイクルを、8ヶ月近く耐えなければなりません。とても暑い(サウナ状態)というのは、8月の雨季にあたります。ニューデリーはとても乾燥した土地で、雨が少ないのが特徴です。水不足が深刻な問題となっています。でも、その時季だけは天の恵みの雨が降ってくれます。その代わり、日本の蒸し暑い真夏以上の高温多湿を我慢しなければなりませんが。年によっては、とても暑い(サウナ状態) → 暑い の間に、セカンド・サマーと呼ばれる ものすごーく暑い! 時季が入ることもあるそうです。厳しい暑さを耐え抜けるように、今から心構えをしなければ!
2007.01.31

以前お伝えした、ニューデリー市内にあるカーン・マーケット。その中にある Allied は、野菜・果物の他にも、乳製品・缶詰・スナック菓子など、幅広く取り揃えているお店です。青果は他の店よりも値段が高いので、もっぱら外国人の利用が多い感じです。でも、他店ではなかなか手に入らないものが、数少ないながらも置いてあるので、とても重宝なんです。そう、イメージとしては東京辺りの紀伊国屋や明治屋のような感じでしょうか。(かなり飛躍した例えです。実際は、うなぎの寝床タイプの狭い店舗です。)ズッキーニ・赤ピーマン・黄ピーマン・セロリ・グリーンアスパラガス…。色とりどりに並んでいるのを見ると、楽しい気分になります。注意しなければならないのは、うっかりすると古いものを押し付けられることです。私もインドに来た当初は、言われるがまま買って大失敗、ということが何度かありました。3回目以降は、「新鮮なものをちょうだい!」と、うるさいくらい言うようにしました。すると、敵は、英語の中に日本語を混ぜながら、「これ、フレッシュね」と、言葉巧みに新しいものと古いものを取り混ぜようとします。そうはさせじとこちらも防戦。店のおじさんがカゴに入れた商品を取り出し、じっくりと検分します。変なものを見つけたら、即座に棚に戻して、「私は新鮮なものが必要なの」と繰り返します。今では私の顔を覚えたとみえて、こちらが何も言わなくても棚の奥から新鮮なものをよこすようになりました (^^)v私って、案外こういう駆け引きが好きなのかもしれません。新しい発見です。
2007.01.30

インドの民族衣装といえば、みなさんがご存知なのはサリーだと思います。 5メートルサリーは、長さ6メートル以上もある1枚の布を、体に巻きつけて着る衣装です。とても優雅で美しいものですが、私たち外国人がきれいに着こなすのは難しいんです。そこで今日ご紹介するのは、俗にパンジャビ・ドレスと呼ばれるこちらです。正式にはsalwar kameez(サルワール・カミーズ)といいます。上はワンピースになっていて、その下に、足首までの長さのパンツ(すそつぼまりの形)をはきます。このパンツ、とんでもなく大きなサイズに仕立てられています。お相撲さんもOK、というくらいのデカパンといえばおわかりいただけるでしょうか?ウエスト部分にひもが通っていて、それを締めることによって、着る人の体型に合わせられるようになっています。写真の向かって左側の肩にかけられているストール状の布は、ドゥパターといいます。普段は、このようにどちらかの肩にかけたり、あるいは、首にかけて両端を後ろにたらしたり、着こなしのアクセントとして使われます。目上の人の前や寺院では、これで頭を覆って、尊敬の意を表すそうです。写真のドレスは綿で出来ていて、真夏のちょっとしたパーティーに着ていけるデザインになっています。前面に細かくハンドメードによる刺繍が施されています。もちろん、普段に着られるようなもっと簡素なデザインのものもあります。私も日常着として毎日のように愛用しています。体を締め付けないゆったりとした作りなので、暑いインドで快適に過ごすのにはうってつけなんです。ただひとつの難点は、どんなに体重が増えてもデカパンゆえに気づきにくいことでしょうか (~_~;) (1月28日 一部修正)
2007.01.27

今日は、Republic Day(共和国記念日)といって、1950年1月26日のインド共和国の建国をお祝いする日です。この日には、毎年大規模な軍事パレードがニューデリーで行われます。大統領官邸からインド門(戦死者を弔うために建てられた)まで3km続く、非常に幅の広い通りで繰り広げられるパレードが、インド中に生中継されます。インドの大統領、首相はもちろんのこと、毎年外国からビッグな要人を一人招いて閲兵します。今年はロシアのプーチン大統領が来印しました。不鮮明な画像ですみません。とにかくパレードに参加する人数の多いこと多いこと!普段見かけるまとまりのないインド人たちとは全く違い、一糸乱れず行進する大勢の軍人たち。すぐ隣にパキスタンというライバル国がいるインドにとって、軍事力を誇示することは非常に大事なことなのでしょう。でも、戦車やミサイルと共に行進する彼らの姿をみると、世界平和という言葉がとても空しく感じられます。多くの人々が望んでいる平和って、いつ訪れるのでしょうね…。ところで、本当は脅威を覚えるはずの軍事パレードなのに、こういう姿をしている軍人さんが映りました。おもちゃの兵隊さんみたいでしょう?おそらく、パンジャーブ地方の軍人だと思われます。この地方の男性は日頃からターバンを頭に巻いていて、軍人姿でも身につけます。なんと、迷彩柄のターバンもあるんですよ。
2007.01.26
インドで使用人を雇うとすると、ひとつ厄介なことがあります。それは、仕事ごとに人が必要だということです。こちらにしてみれば、一人いれば十分なのに、なんせここは厳しい身分社会の国。料理をする人、床掃除をする人、洗濯をする人、庭仕事をする人、子守をする人…。それぞれに呼び名があって、専門以外はやろうとしません。ところが、昔と違って今はインド人の意識が変わってきたのでしょうか。融通が利くようになったようで、家によっては一人だけ雇いいれて、その人に料理から掃除まですべてまかせているお宅もあります。我が家ですか?うちにはコックとハウスキーパーが一人ずついます。それと同じ敷地に住んでいる大家さんが雇っている門番(3人で交代勤務)、庭師が働いています。人が多いとそれだけトラブルの数も増えます。その人たちをいかに上手に使っていくかが、その家の主婦の腕にかかってくる訳です。私のような偽者のマダムにはちょっとばかり荷が重く、いっそ何もかも自分でやろうかしらと思うこともしばしばあります。でも、気候が大変厳しい所なので、体力のない私なんかにはできない相談です。「な~に贅沢いってるの」と、みなさんに思われてしまうかもしれませんね。でも、家族以外の他人が家の中にいる感覚って、どうも馴染めないのです。今日も心の中ではため息をつきながらも、にっこり笑顔で「ナマステ!(ヒンディー語でこんにちは)」と挨拶するマダムでした。
2007.01.24

そうだったらいいんですけど…。インドで暮らすうえでの必需品なんです。キャンドル
2007.01.23

インドは、総面積が日本の約8倍もあるとても大きな国です。そこに10億人以上もの人々が生活しています。当然これだけの広さと人口ですから、文化・言語・宗教などが複雑に入り組んでいて、生半なことではインドを理解するのは不可能でしょう。いわゆる「インド語」と呼ばれる言語がないのには驚きました。公用語はヒンディー語ということになってはいますが、この言葉は主に北インド・中央インドでは通じても、南インドではほとんど使われていないそうです。準公用語として17の言語が認められていて、英語もそのうちのひとつです。でも、インドで使われている言語は、それ以外に何百もあるとか!インドのお札を見ると、15の言語が印刷されています。ヒンディー語・英語・アッサム語・ベンガル語・タミル語…。文字もひとつひとつ違うらしいのですが、私の目にはみな同じに見えてしまいます。さて、インド中で一番通用するのはなんといっても英語なんだそうです。なんでも、身分の高い人は日常生活で英語しか使わないと聞きました。テレビでは俳優が流暢な英語でインタビューに応じている姿が放送されます。「0」の概念を見つけたインド人には数学の才能があり、なおかつ英語を子供の頃から学んでいる彼ら。だから、アメリカのIT産業でインド人が活躍できるわけなんですね。私がなんとかこの国でやっていけるのも、少しは英語が理解できるからでしょう。ただ、インド人の話す英語はほんと早口で(まさにマシンガン・トーク)、「Pardon?」と何度も繰り返さないといけないのが辛いところです (~_~;)
2007.01.21

インド観光をするなら、11月~2月がベストシーズンです。暑くないし(場所によっては寒いです)、雨も降りません。ニューデリーにも、海外はもとよりインド中から観光客が集まってきて、名所旧跡の周辺にはバスやタクシーがいっぱい停まっています。そういう私も、実はこちらに来てからきちんとした市内観光をしていませんでした。車窓からの眺めを楽しんではいたものの、あまりの暑さに中に入ることを断念していたのです。今を逃すといつ見られるかわかりません。思い切って出かけてきました。そこでのひとコマ。いまどきのインド人は、ビデオカメラやデジタルカメラを持っているんですよね。 それでもって、私たちのような日本人の姿が珍しいらしく、時折こうしてカメラを向けてくるのです。中には、突然私に寄り添うように立って(ひと言の断りもなく)、自分の仲間に「写せ」と合図する輩も現れて (ーー;)べ、別にいいんですけど、この時だけは有名人の気分を味わったマダムでした…。
2007.01.20

ニューデリー市内には様々な規模や形態のマーケットがあります。ごく一般的な野菜や日用品だったら、自宅近くですませますが、書籍・文房具・CD・DVD・靴・服など、いろいろ見たい時はいつもここです。カーン・マーケット裏側うなぎの寝床のように、間口が狭いお店がひしめいています。業種ごとにまとまっていれば便利なのに、店舗の並びに一貫性がないのがいかにもインド的です。一店舗ごとの規模がほんとに小さいので、置いてある商品数はごくわずか。でも、対応が他のマーケットに比べて迅速なのがここのウリなんです。例えば、インターネットを調べていて、「あ、この本読みたい!」と思った時には、Bahrisonsへどうぞ!お店になくてもすぐに取り寄せてくれます。美味しい果物が食べたければ、Alliedへ。時季によっては日本のりんごなんかも置いてあります(とんでもなく高いですが)。荷物が重くて持ちたくないと思えば、お店のおじさまたちがあなたの車まで運んでくれます。このマーケットの欠点は、駐車スペースが狭いことと、夏は暑くて5分と歩けないことでしょうか。夏場のお買い物には水筒をお忘れなく。体中から水分が蒸発して、ミイラ化するのは必至です (;一_一)
2007.01.19

第2回インド料理レポートをお届けします。前回は、ホテル・ハイアット・リージェンシー内のレストランをご紹介しました。今回は、ニューデリー中心部のコンノート・プレースと呼ばれる場所にある、「The Embassy」に決定!このレストランは夫の大のお気に入りで、会社のインド人スタッフいち押しのお店です。なんでもタンドリー・チキンが絶品とか。期待を胸に出かけました。レストランが入っている建物はイギリス統治時代のもので、コロニアル風の列柱で装飾されています。店内は豪華さこそありませんが、古い外国映画に登場するようなクラシックな趣に満ちています。Tandoori Chicken (タンドリー・チキン)味はなかなか良かったです。どう表現したらいいのか迷うのですが、スパイスがとんがっていないといえば、お分かりいただけるでしょうか。何かひとつの味が突出しているのではなく、上手い具合に混ざり合っているのです。ただ、残念なのは肉がちょっと硬いかな?外側はカリッと、中は柔らかく、というのが私の理想なんですけど…。Paratha&Kulcha (パラタとクルチャ)カレー3種カレーは、Butter Chicken (チキン・カレー)Mushroom Lababdar (マッシュルーム・トマト・カレー)Dal Special (豆の煮込み)の3つをチョイスしました。この中では、マッシュルーム・トマト・カレーがとても美味しかったです。今回から、ミシュランをまねして総合評価を星で表したいと思います。(あくまでも私個人の評価ですので、星の数はご愛嬌とお考えください。)The Embassyの結果は、 ★ ★ ☆
2007.01.17

現在、世界で一番人口が多いのは中国ですよね。では、2番目に多いのがインドだということをみなさんご存知でしょうか?そして、中国が「一人っ子政策」を実施して人口の増加を抑制しているため、いずれはインドが中国を抜いて一番になるそうです。さて、インドを訪れた旅行者は、はっきりと2つのパターンに分かれるとか。1.インドの魅力に取り憑かれ、インド大好き人間になる。2.インドのすべてに疲れ果て、飛行機でインド上空を通過しただけでも腹痛が起きる。私はどちらかしら?食中毒状態になって七転八倒している時は、間違いなく「2」ですね。でも、インドの美しい景色を見たり、インド映画・音楽を鑑賞していると、「1」の気分になるのです。本当の答えは、あと数年暮らしてみないと判らないでしょうね…。
2007.01.16

日本で暮らしていた時には、家の中の臭いに関してそんなに気にはなりませんでした。もちろん、焼き魚など臭いのきつい料理をしたあとは別ですけど。ところが、インドでは様々な臭気に鼻が襲われるのです。窓を閉め切っていたとしても、どこからか正体不明の臭いが家の中に入り込んできます。特に冬のシーズンは、暖をとるために使用されるいろいろな種類の燃料の臭いが、車の排ガスと共に空気中に充満している感じです!寒い朝など、それらが霧状にニューデリーの街を覆い、飛行機が離発着できないこともしばしばです。外出が多い夫は、毎晩帰宅すると鼻の中を洗っているんですよね。煤で真っ黒なんですって (ーー;)臭いには匂いで対抗するしかありません。アロマオイル、アロマキャンドルなど行く先々で買い求めました。そして今一番のお気に入りがこれ。インド製お香特に紫色のラベンダー。以前訪れた北海道のラベンダー畑を思い出させる素晴らしい香りなんです。目を閉じるとそこには夢のように美しい世界が広がって…。「マダーム!」私を呼ぶ嗄れ声がドアの向こうから聞こえてきて、あえなく現実の世界に戻されました (-_-;)(商品情報:カーン・マーケット内「Forest Essentials」)
2007.01.15

1月6日のブログでお伝えした花壇に、ようやく花が咲きました。でも、せっかく咲いたというのに、すでに首をうなだれて元気がない感じ (~_~;)あまり日当たりが良くないからかしら?病気にかかっている訳ではないのですが、心配です。私がかかわると、上手く育たないのはなぜ??わりあいに元気に咲いているものの中に、見慣れない花がありました。マリ(庭師)に質問を試みたものの、彼のヒンディー語はまったく理解できません。使用人に通訳を頼んでも、今度は彼女が英語の花の名前を知らず、謎のままです。ご存知の方、いらっしゃいませんか?
2007.01.13

インドの家に必ず備え付けられている物。天井扇これなしでは長い夏を乗り切ることはできません。各部屋のみならず、トイレ・バスルームにも設置されています。ところが、このインド製の天井扇。とっても粗雑な作りなんです。日本語でいう「ゆらぎ」のような風を起こせません。壁のスイッチで強弱をコントロールできるようにはなっていますが、速い → とても速い → ヘリコプター!!選択肢はこの3つだけ。離陸するのも時間の問題かと…。これで強弱といえるのでしょうか?就寝タイムはあまりの風の強さに肌がけを手放せず、なおかつ、天井扇が突然はずれて飛んでくるのではないかと怯える毎日です。
2007.01.12

12月3・5・6日のブログでお伝えしたインド映画の「Dhoom 2」。この映画に主演していたのが今をときめくHrithik Roshan(リティク・ローシャン)。今日は彼の誕生日なんです。33歳におなりあそばしました。彼は今、インドで一番乗りに乗っている俳優で、ダンス・演技力・ルックス…どれをとってもピカイチです (^o^)日本はインド映画に関しては後進国なので、その存在は全く知られていませんが、彼はインドのみならず、東南アジア、アフリカ、オーストラリアなどでも人気があるそうです。かくいう私もインドに来て初めてHrithikのことを知り、瞬くうちに彼の虜に♪(夫は呆れ顔)2000年に本格デビューして以来、今までに13本の映画に主演。そのうちの12本がDVDとして売られています。もちろん買いましたとも!みなさんにもこそっとお見せしましょう。ご存知の方もいらっしゃるでしょうが、インド映画には歌とダンスがつきもので、老若男女を問わず、踊れなければ話になりません。でも、コマ取り撮影のおかげで、大して上手くもないのにそれなりに撮れてしまうのが実情です。テレビでたまに放映されるステージを見ると、すぐに力量が判ってしまいます。Hrithikは違います。いついかなる時も完璧なパフォーマンスで、観客を魅了。日本でも彼のことを大きく取り上げてくれればいいのに、と心から願うマダムでした
2007.01.10

いきなりの妙なタイトルに戸惑われたかもしれませんね。インドは、お見合い結婚が圧倒的に多いお国柄です。なぜかというと、公式に廃止されたとはいえ、いまだカースト制度(身分制度)が慣習として根強く残っているからです。カーストは上の身分からバラモン、クシャトリア、バイシャ、スードラの4つに大きく分かれていて、さらにそれぞれの中で細分化されているそうです。私たち外国人には無理ですが、名前を聞いただけでその人がどういう身分なのかがインド人には判るそうです。他のカーストの人とは基本的には結婚できないと聞きました。たとえ誰かを好きになっても、身分や宗教に阻まれて結婚できないとは、なんて難儀なことでしょう。さて、本題に戻りましょう。 これは毎日曜日に新聞に折り込まれる花嫁花婿募集の記事です。新聞紙と同じ大きさの紙面が何ページにもわたってあります。花嫁募集欄と花婿募集欄に分かれています。もちろん、個人の名前は出ていません。自分の略歴と、相手に求める条件、それから連絡先が載せられています。これは、と思う人がいたら連絡を取り合うのでしょうね。略歴で目を引く言葉がありました。Beautiful,Fair, Slim (美しい、色白、スリム)募集している本人のことなんです。相手にこの条件を求めるのは理解できますが、自分のことをここまで言ってしまうか(!)ほとんどの人がこの言葉を紙面で使っています。でも街中を見渡しても、この条件を完璧に満たした人ってほとんどいないのですが…。
2007.01.09

インド庶民の足として親しまれているのがこちら。オート・リキシャタクシーみたいにお客さんを乗せて走ります。日本人にとっては、オート三輪といったほうが分かりやすいでしょう。運転手が座る前部は、ハンドルもシートもまさにオートバイそのもの。後部は、乗客が二人座れる幅のベンチシートになっています。オート・リキシャの名前の由来はなんとなんと、日本の「人力車」からきているのだとか。インドの東側にあるコルカタ(旧名 カルカッタ)には人が引くタイプのリキシャも一部の道路で走っています。交通渋滞を引き起こすということで、近いうちに廃止されてしまうそうです。そしてこのオート・タイプもいずれ消え去る運命にあるとか。インド政府は、2010年にニューデリーで開催される予定のイギリス連邦の旧植民地国が参加するスポーツ大会に向けて、急ピッチで市内の環境を整えつつあります。それまでにオート・リキシャからいわゆる普通のタクシーへ移行させる計画だと聞きました。でも、それってとっても無謀な計画なんじゃないかと。というのも、ただでさえインド人ドライバーの交通マナーの悪さには頭が痛いのに、オート・リキシャの運転手は交通ルールなんて知らないんじゃないかとしばし思ってしまうくらい、ひどい運転なんです!信号無視は当たり前。乗車定員を大幅に超えて7~8人の乗客を詰め込み、ふらふら走る。左端の車線を走行中、突然他の車の前を横切り右折。四輪車を凌駕するスピード走行…。数え上げたらキリがありません。この人たちがタクシーを運転するようになったらどんな恐ろしいことになるのでしょう (;一_一)
2007.01.07

日本ではマンション住まいだったため、花や緑がある生活に憧れて、何度かベランダ園芸に挑戦したことがあります。でも、どういうわけかうまくいきませんでした。毎日、草花の様子を観察し手入れをしたにもかかわらず、病害虫に次々と襲われて、最後はだめにしてしまうのです。私には園芸は向かないんだと悟り、丈夫なオリーブの鉢植えのみををベランダに置いて、自分を慰めていました。ところが、インドのこの家にはなんと庭があるのです。しかも庭師付きです!庭師のことをインドでは「マリ」と呼びます。大家さんのミスターMが雇っているマリにうちの庭も世話してもらっています。実はこのマリ、私がインドに到着するまで給料泥棒状態だったんです。私より先にインドに来ていた夫が庭に全く関心がないことが災いして、荒れ放題に荒れてしまい、私の到着時にはジャングルと化していました。マリはこのジャングルに毎日水遣りをしては給料を貰っていたわけです。私も最初の頃は家の中のことで忙しく、ジャングルを横目に過ごしていました。1ヶ月がたった頃、やっと庭に出る時間ができて、早速マリをつかまえました。残念なことに彼は全く英語を解さず、仕方なくうちの使用人に間に入ってもらいました。聞けば、なんと彼はニューデリーにある有名な公園のガーデン・マスター(庭師長)とのこと。昼間はそこで働き、夕方以降、契約しているお金持ちの家の庭を世話しているそうです。私は彼の目を見つめて言いました。「私はジャングルは嫌いなの。イングリッシュ・ガーデンみたいな庭にしてちょうだい」すると、さすがガーデン・マスター。ジャングルとイングリッシュ・ガーデンという言葉はわかったとみえて、ニヤリ、としたと思ったら、俄然やる気をみせて働き出したではありませんか!これが現在の庭の様子です。花壇に蔓延っていた雑草を引っこ抜き、土壌を改良して種をまき、あとは花が咲くのを待つばかり。イングリッシュ・ガーデンには程遠い感じですが、長年の夢をめざして、少しずつ手を加えていきたいと思っています。
2007.01.06
あけましておめでとうございます。やっとインドに戻ってまいりました。久方ぶりの日本を堪能した私は、結果としてそれなりの体型になってしまいました。どの服もウエストがきついのです (>_
2007.01.05
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