全261件 (261件中 151-200件目)
ブログの本旨とは全然関係ありませんが、左サイドバー最上段に有無をいわせず強制表示されるPRコーナーが、4~5日前あたりから「大人気! セシールの『美映えパンツ』」になってます。・・・ふむふむ、なるほどキレイな脚してますね~。健康で元気なオヂサンといたしましては、これを気にするなという方が無理な相談でありまして、自分の書いた記事より先に目に入ってしまい、も~気になって気になって仕方がない(笑)3人のモデルさんが、いずれおとらぬ健康的な三美人で、思わずクリックしてしまいます。・・・う~む、大きな写真でも、やっぱりキレイだわ~。そう言っては悪いかも知れないが、美人すぎないところがリアルで、なおさら親しみが持てる。20歳若ければほっとかなかった、とか何とか言いつつ。今はまあ、目の保養ですね~・・・何をトチ狂ったこと書いてんだ、オレ?
2011.04.13
コメント(2)
昨日投開票が行われた統一地方選挙の前半戦で、かねてからの大方の下馬評通り、民主党は惨敗した。特に、自民党とのガチンコ勝負となった選挙区では全敗という、この上ない恥さらしな結果に終った。全責任は、民主党代表である菅直人首相にある。直ちに責任を取って辞任(首相退陣、内閣総辞職)、または衆議院解散総選挙で民意を問うべきだ。・・・などと、こんなところで言ったところで、どうせ馬耳東風、柳に風を決め込んで今後も居座るつもりだろうけれども きのう首相は、周辺・党内のみならず全国民の反対を押し切って、被災地を訪問したらしいが、具体的な対策は一言半句も語ることなく、拳(こぶし)を空に高々と挙げて「ガンバロー!」って、それいったいどういうこと~?毛ほども理解不能な、スッカラ菅でアッケラ菅のパフォーマンスであった。■「がんばれしか言えないのか」菅首相が視察の石巻で住民が不満の声【産経ニュース 10日】首相失格というよりも、「人間失格」という感じが、ますますみなぎってきている春爛漫である。・・・案外、太宰治っぽくてカッコイイかも知れないが 国民は、もう限界、マジ無理~っ!という気分なのである。ちょっと言いすぎかも知れないが、日本の癌の「癌首相」なのである。国民の不幸のどん底は、まだまだ何年も続く。二年前にこんな政党を選んでしまったことは、悔やんでも悔やみ切れない、取り返しのつかない国民の失策であった。今、われわれ国民は天罰を受けているのかも知れないいつになるのか分からないが、主権者たる国民は、せめて次の衆議院総選挙では、この無為無定見無能無策な政権に必ず怨嗟の冷厳な一矢を報いなければならないだろう。
2011.04.11
コメント(2)
けさの産経新聞にちょっと驚くべき記事が載っており、目が釘付けになりつつわが目を疑い、やがて目が点になった。■ 首相官邸機能せず 「開かずの扉」のその奥は・・・【産経新聞 10日付朝刊】うわ~、これは事実か? 本当なのか?一国の首相である菅直人という男は、ここまで無能なのか?・・・いや、かねてから無能だとは思っていたけれども、正直言ってこれほど真性とまでは思っていなかったこれはヒドイ、ヒドすぎる。現在、首相官邸をはじめ日本政府の中枢は全く機能していない。愕然としたというより、絶望感にうちひしがれてしまった。・・・ちょっと今日は忙しいのでこのぐらいにしときますが、皆さんにも上記リンク先のご一読をお薦めします。官僚、首相の指導力に不満「信用されてない」【読売新聞 10日付朝刊】 東日本大震災から1か月を機に、読売新聞は中央省庁幹部を対象に政府の対応に関する聞き取り調査を行った。 調査結果からは、菅首相の指導力や危機管理能力に対する危機感が霞が関を覆っていることが浮き彫りとなった。 「国難の時に、役人はいくらでも仕事をしたいのに、役所や役人を信用していない」。消費者庁幹部は、内閣官房参与ら民間スタッフに意見を求め、官僚への不信感を隠さない首相への不満を口にした。「こういう時に『小泉(純一郎元首相)待望論』が出る。この人になら命を預けてもいい、と思って仕事がしたい」と悔しがる幹部もいた。
2011.04.10
コメント(4)
現在、所属結社誌「短歌人」の6月号詠草(短歌原稿)締め切り間際で呻吟しており、僕にとってすっかり毎月上旬の恒例行事となってしまった“急性短歌ノイローゼ状態”である。今ちょっとブログの方までアタマが回らないので、もうしばらく御免蒙(ごめんこうむ)りまする~。日頃から、時事詠(ニュース的な事柄を歌に詠む)とか題詠(与えられた題を詠み込む)とかのたぐいは大の苦手なのだが、今回ばかりは何が何でも震災という「時事」を詠まなくてはならないという心境である。「時事詠に秀歌なし」ともよく聞くが、今はそんなこた~どうでもいいやという、一種の緊迫感と義務感めいたものがある。・・・というより、こういった状況下では、ほかにテーマ(主題)とかモチーフ(歌材)が全く思いつかないのも実情である。特に、東日本に在住の方であれば、これはあながち僕だけの心持ちではないだろう。先月11日の大地震発生直後からぼちぼち作り始めて、はや1ヶ月近くになるので、試作(エチュード)はカレンダーの裏側にびっしりと、出来不出来を不問とすれば優に100首のオーダーになった。我ながら、本当に短歌という表現形式が好きなんだな~というプライベートな確認作業にはなったものの、表に出せる出来栄えの作品はほんの僅かだと思う。まことに、時事詠は難しいですのう。・・・やっぱり苦手だわ 真っ向まともな正統派震災詠は、ほかにいくらでも上手な歌詠みの方がいらっしゃるので、そういう皆さん方に任せることにして、できれば僕は発想にひとヒネリがあり、不謹慎にならない程度に変テコリンな味わい(「特殊抒情」?)がある歌を選んで出したいと、無い知恵を絞って腐心しているところです~
2011.04.09
コメント(4)
菅直人氏「あい続く天災をストップさせるには、昔なら元号でも変えるところだが、今必要なのは政権交代ではないか。」* 菅直人オフィシャルウェブサイト より・・・う~む、名言だなあ。この人は、見かけによらず、思いのほかモノの道理が分かっている偉い人だと感服した。すっかり見直した。「有言実行内閣」を高らかに標榜する菅首相である。現在の混乱が一段落し次第、速やかに内閣総辞職か解散総選挙に踏み切って、政権交代を実現させてもらいたい。畏敬しているという故郷・山口(長州)の維新の風雲児たちの末席に伍して、偉人伝に名を残すことになるだろう
2011.03.31
コメント(2)
計画(輪番)停電を実施中の東北・関東地方で、厖大な電力を消費するプロ野球のナイトゲームなどを中止すべきかどうかが問題になっている。また、民主党政権は、大企業・中小企業を含む製造業などへの強制的な節電の法制化を検討しているという。・・・が、それを人ごとのようにお気楽に伝えている民間テレビ放送各局はどうなのだろうか。毎日、莫大な電力を消費、いや「浪費」し続けているのではないか。今回の事態に関する一連の報道で、NHKの実力を改めて全国民が認識した。一部の番組で政治的偏向があるという批判は私も首肯するが、その点を差し引いても、勝った負けたというも愚かしいほどの圧勝であった。かたや民放は、のどもと過ぎれば熱さを忘れ、どうせどうでもいいような情緒的な「情報」と娯楽番組、および「AC」のコマーシャルを垂れ流しているだけであるから、この際、曜日ごとに終日「輪番停波」をするのがいいと思う。率先垂範、まず隗より始めよということである。国民の節電意識を高める上で、この上ない良策である。我ながら非常にいい考えだと、自分で自分を褒めてあげたいなお、順番はどうでもいいと思うが、一応関東地方の現行アナログ放送のチャンネル順に従うこととする。【民間テレビ放送「輪番停波」スケジュール】(在京キーステーション5局)月 日本テレビ火 東京放送(TBS)水 フジテレビ木 テレビ朝日金 テレビ東京土日 (当面停波なし)所管の総務省(片山善博総務大臣)は、この素案を元に、出来るだけ早く実施を検討すべきである。・・・民放各局がもし難色を示すようなことがあれば、コワモテの海江田万里・経済産業大臣を呼んできて、「政府の指示に従わなければ、放送免許を取り消して幹部を処分するぞ」と恫喝すればいいだけの話だ。・・・ダメかな?
2011.03.22
コメント(2)
菅直人首相が自民党の谷垣禎一総裁と大島理森副総裁に19日、民主・自民両党が大連立することととなる入閣を要請したことは、まことに恥知らずの姑息な政権延命策であり、大災害への自らの無能無力感に苛まれた挙句、ついに発狂したかと思われた。こんな見え透いた抱きつき共倒れ作戦に乗るバカはいない。また、これほど重大な話を、相応の礼も尽くさず、大慌ての電話一本で誰が受け(られ)るんだろう?まずは、財政を著しく圧迫している赤字垂れ流しの愚策マニフェスト「子ども手当て」や「高速道路無料化」「農家個別補償」の完全撤廃を決断するぐらいの手みやげの一つも持参すべきだろう。首相には、政治家として、というか、人間としてのまともな判断力も失われているようだ。首相は、何やら妙な変化球で自民党を揺さぶろうとしたつもりらしいが、・・・ヘッ? バカじゃないの? といった国民の苦笑失笑だけが虚空にこだまする結果となった。自民党側が拒否したのは当然であり、この判断を国民は支持している。自民党は、党や議員独自で出来る限りの支援を行っていると伝えられ、これには大いに期待している。民主党政権に目を転ずれば、復旧・復興の主管大臣である大畠章宏・国土交通大臣は、今いったいどこにいて何をしてるんだろう?本来なら、この人あたりがイニシアチブを取って官僚機構を掌握して、ご多忙な首相や官房長官の名代として雄々しく獅子奮迅しなければならないはずだが。・・・すがすがしいまでに存在感ゼロですな片山善博・総務大臣と海江田万里・経済産業大臣は、たまに顔ぐらいは出しているようだが。自民・谷垣総裁、入閣要請を正式拒否【読売新聞 20日朝刊】 菅首相(民主党代表)は19日午後、自民党の谷垣総裁に電話し、東日本巨大地震と東京電力福島第一原子力発電所での事故を受け、副総理兼震災復興担当相としての入閣を正式に要請した。 自民党は同日夕の役員会で要請を拒否することを決め、谷垣氏が首相に断りの電話を入れた。首相は未曽有の大惨事を機に、民主・自民両党の大連立で衆参両院の「ねじれ」国会を解消しようとしたようだが、あえなく頓挫した形だ。 首相は谷垣氏との電話で、「国家的危機に協力を求める。責任を分担してもらえないか」と呼びかけた。谷垣氏は「体制をいじる時ではない。あまりにも唐突な提案だ」と答えたが、最終的な方針決定は役員会にゆだねた。 谷垣氏は役員会後の記者会見で、「与野党が協力する可能性を全く否定するつもりはない。(しかし)大連立を組むとなると、互いに信頼感を醸成しなければならない。トップダウンは、順序が逆ではないか」と述べた。[3月20日3時04分 読売新聞]■ 菅姑息な“救国内閣” 自民に難問ポスト“丸投げ”【産経ニュース ZAKZAK】 菅直人首相(64)が姑息な“クセ球”を野党・自民党に投げてきた。政府与党は東日本大震災と福島第1原発事故への対応能力を強化するため、閣僚数の3人増員を目指しているが、この1つを「震災担当相」か「原子力問題担当相」として、自民党幹部に就任を要請したというのだ。未曾有の危機のなか、救国大連立内閣を目指したともいえるが、難問を抱えるポストの“丸投げ”に、批判や反発は避けられそうにない。 政府・民主党は18日、閣僚数の上限を17人と定める内閣法を改正し、閣僚を3人増員する方針を固めた。岡田克也幹事長が同日、「各党・政府震災対策合同会議」で野党側に提案。野党から反対意見はなかったが、各党が持ち帰って検討することになった。 これと前後して、菅首相側は、自民党に対して党幹部の閣僚起用を打診したもよう。産経新聞は19日朝刊で「大島理森同党副総裁の震災対策担当相への起用を打診」、読売は「谷垣禎一総裁に原発問題担当相としての入閣を要請」と報じた。 ただ、「自民党は、菅首相の失策の責任がうやむやにされる可能性があるとして拒否する構え」(産経)、「谷垣氏側は『入閣は大連立と同じで、責任の所在が不明確になるだけだ』として拒否した」(読売)としている。 未曾有の危機に与野党一体で取り組むため、自民党の議席数に応じた閣僚ポストを用意して救国内閣をつくるならまだ分かる。ところが、今後、最も難問を抱え、批判の矢面に立つであろう「震災担当」「原子力担当」だけを打診するというのは、あまりにもムシの良すぎる話だ。 政治評論家の小林吉弥氏は「今回は厳しいかもしれない」といい、こう続ける。 「菅首相は大震災対策を政権延命・反転攻勢の材料にしようとしたが、1週間で能力不足を露呈した。自信がなくなったのに加え、『震災、原発担当なら、自民党も連立に乗りやすいのでは?』と計算し、誘ってみたのだろう。自民党は予算関連法案に反対しており、現時点では乗れない。ただ、この流れは消えない。4月の統一地方選の結果や内閣支持率次第で、GW明けにも再浮上するはず。連立組み替えは避けられないだろう」 大震災で沈静化していた政局が、静かに動き出したようだ。[産経ニュース ZAKZAK 3月19日]
2011.03.19
コメント(4)
いや~心底驚いた。この首相、この政権は、もはや政権の体をなしていない。末期症状としか言いようがない。恥知らずのひと言。世も末である。けさの読売新聞や日本経済新聞、時事通信などが伝えたところによると、菅首相は自民党の谷垣禎一総裁に、こともあろうに渦中・焦点の「原発問題担当大臣」で入閣要請をしたという。谷垣氏は即座に拒否したという。あまりにも当然のことであろう。もはや民主党内には有能な人材がなく、事態の収拾が手に負えず、匙を投げ白旗を挙げたということである。しかも、経済・復興関連の担当ならともかく、世界が注目する喫緊の重大な問題である福島第1原子力発電所の問題を野党に押し付けようとする右往左往のオタオタぶり。もし手を借りるのなら、まずは党内反主流派から岩手の小沢一郎氏、はたまた主流派の重鎮である福島・会津の渡部恒三氏を、最後のご奉公として三顧の礼を尽くして迎え入れるのが先決ではないのか。2ちゃんねるまとめサイトに、こんな書き込みがあって笑えた。防災担当、節電担当、ボランティア担当、復興担当 → 与党用ポスト 震災対策担当、原発問題担当 → 野党用ポストなお、「危機管理無い閣」ってのも笑えた。・・・笑えないが、笑えた鋭い見立てである。全くこの通りではないか。手柄になりそうなところは民主党、ヤバそうなところは自民党に押し付ける、見え透いた底意である。こんなフザケタ虫のいい話に、いったい誰が乗れるんだ?・・・小賢しいというか、アタマおかしいというか、パニクってるというか。小心者の菅氏、ついに男ヒステリーの発作が脳に来たらしい。一方、共同通信によれば、そもそも谷垣総裁は19日、菅政権からの入閣要請を受けておらず、あっても要請に応じる考えはないとの認識を示したということだ。これをまあ斟酌すれば、この「打診」はおそらく事実だったのだろうが、それほど大慌てで、及び腰、かつ不明瞭な形で行われたということだろう。われわれ国民は、情けなさすぎて、生ぬる~い失笑の薄笑いをするしかあるまい首相、谷垣氏に入閣要請・・・大連立と同じと拒否【読売新聞 19日付朝刊1面】 菅首相(民主党代表)が東日本巨大地震と東京電力福島第一原子力発電所での事故を受け、自民党の谷垣総裁に原発問題担当相としての入閣を要請していたことが18日、明らかになった。 谷垣氏側は拒否した。 これに関連し、民主党の岡田幹事長は同日、国会内で開いた「各党・政府震災対策合同会議」で、閣僚の3人増員を柱とする内閣法改正を提案した。3ポストは原発問題担当と復興担当、被災者支援担当が念頭にあるとみられ、野党側も大半は増員には賛成する方向だ。 谷垣氏への入閣要請は、首相周辺から関係者を通じて自民党幹部に伝えられた。谷垣氏側は「入閣は大連立と同じで、責任の所在が不明確になるだけだ」として拒否した。 これを受け、首相は与党から新ポストへの起用を目指す意向だ。仙谷由人官房副長官や国民新党の亀井代表らの名前が取りざたされている。 岡田氏は合同会議で、副大臣、政務官、首相補佐官を増やすことも提案した。[3月19日 03時06分 読売新聞配信]自民・谷垣総裁、入閣要請を否定 「震災で協力惜しまない」【共同通信 19日】 自民党の谷垣総裁は19日午前、東日本大震災を受け政府、民主党が提案している野党も含めた閣僚増員をめぐり現段階で、菅政権から自民党への入閣要請はないと明言した。また今後、要請があった場合も拒否する考えを示した。 谷垣氏は党本部で記者団に「全くそういう事実はない。(応じることは)一切考えていない」と述べた。 同時に「震災対策と原発事故対応での協力は惜しまない」と強調した。 自民党の小坂参院幹事長もテレビ番組で「知恵を出すことにちゅうちょしないが、責任の所在を明確にしないといけない」と否定的な見解を示した。[共同通信 3月19日 11:50]
2011.03.19
コメント(2)
「東北関東大震災」(NHKの呼称)が11日に発生してから、今日で1週間が経過しました。〔ちなみに、少なからぬマスメディアが「東日本大震災」と呼んでいますが、一つの大きな災害・事象の呼び名は、そろそろ統一した方がいいのではないでしょうか。〕後々の参考などのため、当地、北関東・栃木県宇都宮市の全般的な現状についてまとめておきます。(なお、この文章は、当地出身で東京在住の友人からのメールでの問い合わせに返信した内容とほぼ同文です。)11日午後の最初の大地震は、当地でも震度6強でかなり揺れ、モノが落ちるなどの軽微な被害はあったものの、大きな被害はなかった模様です。1週間経った宇都宮の現状ですが、私が見聞きしている中心市街部のスーパーなどでは、店にもより、日によっても時々刻々かなり変わりますので、概略ですが、生活用品(トイレットペーパー、ティッシュなど)は、品薄ながらまずまず在庫があり、当面それほどの問題はないように思われます。食料については、米はまずまずあるようです。インスタント麺類は、袋麺・カップ麺ともほぼ払底で、売り場の棚はカラッポです。パン類もほぼ払底です。煎餅やスナック菓子類などはかなりあります。生鮮食品(肉、魚、魚肉練り製品など加工品類、牛乳、乳製品など)も、ほぼ在庫切れか品薄状態で、たまに入荷するとすぐに売り切れる状況です。意外に、卵は割と流通しているようです。冷凍食品などもやや品薄ながら割合あるようです。買いだめ・買い占め心理も働いており、数日前には一時やや深刻な状況でしたが、現在は多くのスーパーで一人一品目2~3点までといった制限を設けており、混乱は終息しつつあります。多くのガソリンスタンドが、在庫切れで臨時閉店や開店休業の状態で、朝一番に行列に数時間並んで、やっと一人当たり10リットルずつといった状態です。計画(輪番)停電が、当地でも16日(水)から本格的に始まり、連日2~3時間の停電となっています。今日18日も、午後からあるかも知れません。(初日の16日は、職場のある地域で午前中に約3時間停電、および自宅のある地域で夕方6時半から8時半頃まで約2時間。2日目の昨日17日は、午後2時半頃から6時半頃まで、4時間に及びました)。さらに、今のところ先行きの見えない福島原発の問題では、栃木は隣県だけに、静かな不安心理が拡がっております。実際に、福島からの避難者のご家族なども直接見聞きしております。以上のように、仕事や生活にかなり不便・難渋をきたしているのは事実ですが、何とかしのげている状況と思います。また、当然ですが、東北などの被災者の皆さんの苦しみを思えば、この程度で不平不満は言えないと思っております。
2011.03.18
コメント(6)
11日午後の大地震発生時の、東京キーステーション地上波テレビ全6局の放送内容を、同じ時間軸でシンクロナイズさせたマルチ画面で比較する動画が、ユーチューブにアップロードされた。これはなかなか気が利いたグッジョブな労作だと思ったので、リンクしてご紹介します。作成者に敬意を表します。■ 地震発生時の全テレビ局同時マルチ映像(YouTube動画)この動画は、外形的に著作権法第32条「引用の要件」に違反しているが、一種の学術的研究資料(マスメディア論など)といえる高い公益性が明らかにあると思われ、違法性は阻却されており、削除すべきではないと思う。このまま公開を続けて、長く国民の批評に晒されるべきと思う。(ただ、厳密にいえば、これが本当に正確な時間軸で編集されているのか多少疑問の余地はあるが、内容から見てほぼ間違いないだろう。アップ主を信用できそうだ。)NHKの、瞬時といっていいほどの(・・・というか、東京で大きな揺れを感じる、実に約1分20秒前からの)俊敏な対応に感服。東京で揺れを感じた瞬間には、はやベテラン伊藤健三アナウンサーが顔出ししてブレーキング(臨時)ニュースが始まる、驚異的な素早さだった。私自身も、その時このNHKテレビを見た。また待避しながらラジオのNHK第一も点けた。ラジオでもすぐに津波の危険性を繰り返し伝えており、非常に敏速・的確な対応だったと思う。日テレ系「ミヤネ屋」(大阪・読売テレビ制作)は、生放送中が幸いして、約1分半後の初報は、民放としてはまずまずだった。・・・ただし、その直後に長~くもどかしいCM入りで、本格的な続報の再開は約4分後から。民放各局とも、NHKに約3分遅れを取った。なお、テレビ東京の「海釣り番組」の、のどかな港の映像に「津波情報」のテロップが重なるさまは、まるでブラックジョークのごとくであった。・・・ある意味「神局」かねてから、「NHKスペシャル」の内容などが政治的に偏向しているのではないかという批判があることは私も承知しており憂慮しているが、こと、こういう時の即時的な速さ(速報性)、正確さ、的確さでは民放の追随を許さない「まさかの時のNHK」がまた実証された。さすがに、高い受信料払ってるだけのことはあるね。私は、地震などがあった場合、即座に「NHKを点けろ」というのを習慣にしているが、その直感は正しかった。やや大げさに言えば、災害時にすぐNHKを見るかどうかで、生命が左右されることさえあるかも知れない。昨夜、当地・宇都宮の自宅の地域でも、初めて計画(輪番)停電があり、午後6時半頃から8時半頃まで約2時間、街なかは宵闇で真っ暗になった。こうなると頼りは電池式のラジオだけだと痛感した。今後、中長期的に見れば、関東地方周辺に大地震が起こる可能性が小さくないといわれる。皆さんも、保存水や食料と合わせて、最低一家に一台ラジオを備えていた方がいいと思う。乾電池も忘れずに。
2011.03.17
コメント(2)
菅首相は、けさ一番に東京電力本社に乗り込み、東電幹部らに向って「いったいどうなっているんだ」と怒鳴りつけたという(日本経済新聞 15日配信)。国民に冷静な対応を呼びかけている張本人が、最も冷静さを欠いてオタオタしていると、各方面で揶揄されている。相変わらず、得意技といわれるブーメラン発言の一環であろうか。その言葉、国民は熨斗(のし)を付けて首相にお返ししたいところである。また、「首相が東電の技術者をことあるごとに官邸に呼びつけて怒鳴るので、現場対応の邪魔になっている」と、政府関係者は嘆いているという(読売新聞 15日付朝刊)。総理周辺からも、口を開けば東電批判の責任転嫁発言ばかりだという。首相は、被災者の避難所の視察も希望したが、「迷惑をかける。時期尚早だ」と枝野官房長官が必死で止めたらしい。「裸の菅さま」といったところか。■ 菅政権の政治主導演出へのこだわり、混乱を増幅【読売新聞 15日付朝刊】「一体どうなっているんだ」 首相、東電幹部を叱責【日本経済新聞 15日配信】東北関東大震災(東日本大震災)発生から今日で5日目を迎えた。発生当初2~3日は、まぎれもなく人智を超えた自然災害、すなわち「天災」だったといえるだろうが、日が経つにつれて「人災」の様相を濃くしてきていることは、きのうからきょう辺りのマスメディア論調の変化や多くのブロガーの指摘でも明らかになりつつある。菅民主党政権は、中国への「配慮」で、台湾から申し出があった国際緊急援助隊の出動を拒否したと伝えられている。このような緊急時にあっても、左翼的観念形態(イデオロギー)で、平然と国民の生命財産を危殆に頻せしめている。また、カナダ在住の信頼できるブロガーによると、カナダの緊急援助隊は日本政府からの依頼要請がなく、出動できないでいると、カナダ国内のマスメディアが批判的に伝えているという。菅首相はいったい何をやっているのだろうか。このような当然かつ単純な決済すら出来ないのだろうか。また、避難生活を強いられている50万人以上の被災者に対する救援が、もどかしいまでに大幅に遅れているのも、菅政権の無能無気力無為無策によるものだ。東北地方のある避難所では、昨日丸1日分の食事が、一人当たり夕方に配給されたおにぎり1個、食パン1枚、およびお吸い物1杯だけだったという。NHKニュースの現地リポートが伝えた。NHKが入れるところに、なぜ救援搬送が出来ないのか、不思議に思ったほどである。全体的な復旧・復興計画の策定も急務だが、まずは目前の避難民への当面の救援が、一分一秒を争うべき喫緊の課題だ。税金を原資とする国費を傾注して、当面いくらでも打つ手はあるはずだ。民主党自身も撤回含みで検討している愚策マニフェスト「子ども手当て」や「高速道路無料化」などは直ちに廃止して救援・復興に充ててはどうか。閣議決定で出来るはずだ。事実上、菅首相の一存で出来る決断である。国難そのものの緊急事態に鑑み、国会は、野党も含めて諸手を挙げて事後承認するはずだ。法的手続き上も全く問題ない。菅内閣・政府は、何もやっていないとまでは言わないが、その動きはいかにも迂遠で後手後手に回っている。早く被災者への具体的な救援・支援を強力に実施すべきだ。ボランティアも続々と現地入りしていると伝えられ頭が下がるが、彼らは決して救援の主体ではないし、大きな声では言いにくいが、阪神淡路大震災では、むしろ足手まといの邪魔になった側面があるとも指摘されている。質・量ともに、あくまでも国・政府による救援・支援が本筋であることは言うまでもないだろう。世界有数の規模と質を誇るわが国経済界の全面的な強力を仰げば、相当なことが出来るはずだ。だが、民主党が日頃蔑(ないがし)ろにしてきた、官僚機構や経済界との距離の遠さや、パイプが細い冷たい関係が、こういう時にあらわに露呈している。現在もし自民党政権であれば、こういう時には官民挙げて、黙って上手く円滑に、出来るだけのことをやっていたとも想像される。長い政権担当の実績と経験がモノを言っただろう。やっぱり日本は自民党じゃなくちゃ~ダメじゃんと、改めて痛感させられた。これこそが今回の事態の最大の教訓といえるかも知れない。平時ならば、誰でも偉そうなキレイごとが言える。鳩山前首相でさえ、夢みたいなファンタスティック・ユートピア政治理論を語っていた。しかし、古来人間の真価は非常時においてこそ試されると言われる。ましてや政治家においておや、である。この非常時における菅政権の対応は、果たして合格点といえるのだろうか。さらに注意深く監視していきたい。
2011.03.15
コメント(6)
東北関東大震災が発生して4日目となった。今日午後までに明らかになった犠牲者・行方不明者は、合わせて5000人を超えたと伝えられ、55万人以上の人々が、いつ果てるとも知れない避難生活を強いられているという。現地では今夜からさらに気温が下がり、寒さが厳しくなるという予報になっている。テレビなどの現地レポートで、被災して避難している人々が異口同音に訴えているのは、当面の飲み水、食料、薬品、毛布や布団、暖房用のストーブ、その燃料の灯油、輸送用のガソリンなどが絶対的に不足しているということである。きわめて切実な叫びである。これに対して、菅民主党政権はいったい何をしているのだろうか?春まだ寒い東北被災民に対して、上記のような救援物資に加え、当面の仮設住宅の提供なども一刻を争う喫緊中の喫緊の対策なのではないか。政府の動きがどうも鈍い、遅すぎると感じるのは私だけだろうか?昨日ぐらいまでは、まあいろいろ困難な事情もあって仕方がないのかな~などとも思っていたが、はや4日目ともなってくると、さすがに傍目にも遅いと思うのは私だけではないだろう。財源などはいくらでもあるはずである。こういう時のための各種予備費というものがあるし、民主党自身も内心しまったと思っている天下の愚策マニフェスト「子ども手当」を中止して財源に充てればいい。国内の非常用食料や保存可能な食品その他の支援物資を速やかに買い集めて、陸空あらゆる手段を用いてピストン輸送するぐらいの機動性が発揮できないものだろうか。物流業者、ヘリコプター業者なども、国が税金でどんどん雇えばいいのではないか。こういう時のための税金であると心得る。誰も反対しない。東北地方は、ご存知、菅氏の宿敵・小沢一郎氏の地盤・牙城であるから、首相は内心、この機会に小沢もろとも滅べばいいぐらいに思っているのではないか、などと勘ぐってしまう。明治維新時、「長州奇兵隊」にとって「東北雄藩」は戊辰戦争の敵だったこともあり、その長州・山口出身の菅首相は、「東北なんてオレと関係ね~や、政権が大変な時にめんどくせ~な~」ぐらいに思っているのかも知れない。菅直人首相は、地震翌日の12日朝、陸上自衛隊ヘリコプターで乗り付け、福島原発を現地視察、その後宮城県沿岸部の被災地を空から悠々と“高見の見物”した。その様子をビデオカメラで撮影させ、マスメディア各局に配布し、それはテレビ・新聞で広く報道された。これらの行動について、「物見遊山」とまでは言わないが、現場の活動の邪魔になり、混乱させただけだという批判が上がっている。私も、テレビであれを見た時、即座に疑問に思った。選挙目当ての無意味なパフォーマンスといわれても仕方がないだろう。この人は、見かけによらず有害無益な自己顕示欲と権勢欲、ひいては権力への執着ばかり強い人物のようである。ひと言でいって、鳩山前首相と同様のナルシストだと思う。全くの無能とまではいわないにしても、凡庸である。こういう人が首相の座に就くような民主党政権を選んでしまったのは、数年前の国民にほかならない。皆、激しく後悔している。わが栃木・宇都宮出身の「枝野幸男総理」はそれなりに頑張っているようだが、菅首相が何をしているのか全く見えない。・・・事実、何もしていないのではないかとすら疑われる。今さら首相を交代させる方法も暇もないが、 せめてもの「男の花道」としてこの大震災対策を大過なく務めたあとは、できるだけ早く退陣または解散総選挙で、国民の幻滅し切った苦渋を全身に浴びてもらいたいものである。
2011.03.14
コメント(4)
11日午後の東北関東大震災発生から丸々2日間以上に亘り、渦中の仙台のアパートで一人暮らしをしている妻方の甥(学生)と全く連絡が取れず、やきもき気を揉むばかりだったが、昨13日の夜、甥の側から当地の妻の実家に電話があり、無事が確認できた。何でも、衛星回線を使った電話サービスに延々行列の末、やっと通じたとのことである。甥の母である妻の姉(僕から見れば義姉)の心労もいかばかりだったろうかと思うが、本当に良かった。親戚一同、心から安堵したところである。妻も、心労が祟ったか、風邪をこじらせてけさ病院に行ったようだ。大震災で犠牲となり、また罹災された多数の方々の筆舌に尽くせない苦しみを思えば、手放しで喜ぶのは気が引けるし、あるいは不謹慎の謗りすらあるかも知れないが、とりあえずわが家はホッと胸を撫で下ろした現状である。
2011.03.14
コメント(0)
11日に発生した東北関東大震災で、犠牲者・行方不明者は、東北各県を中心に、13日午後5時までに合わせて3000人を超えたと報道されている。さらに、未だ連絡が取れない安否不明者も、実に2万人以上に上ると伝えられている。13日、宮城県警の竹内直人本部長は、県の災害対策本部の公式の会議の席上、犠牲者数について、宮城県内だけで「万人単位に及ぶことは間違いない」と言明した。今回の大震災は、死者・行方不明者が10万人を超えた関東大震災(大正12年・1923)以来の大惨禍になる見通しが強まった。東北地方の春なおまだき寒空のもと、中都市の人口にも匹敵する30万人以上の被災者が、今も避難したままであるという。言うべき言葉も見つからない。個人的にも、仙台にいる親戚と、未だ連絡が取れていない。つのる心配とともに、強い焦燥も感じはじめている。テレビで時々刻々と伝えられる惨状を見て、呆然とするばかりだ。義捐金の募金などには出来る限り応ずるつもりだが、それ以上のことは何も出来ない不甲斐なさに身悶える思いだ。
2011.03.13
コメント(0)
■ 11日の地震発生直後、津波に襲われる岩手・釜石市【日本テレビ 12日放送】(テレビ岩手・柳田慎也記者撮影)東北・関東地方を襲った大震災から一夜が明けた。昨夜の段階では、夜陰にまぎれて今ひとつよく分からなかった激甚な被災状況が、刻一刻と明らかになってきている。午後3時現在、犠牲者・行方不明者は、合わせて1600人以上に及ぶという。東北地方の多くの街が壊滅状態になっており、多数の建物・住居が地震と津波で家ごと倒壊したり流されたりの惨状を呈している。亡くなられた皆様に謹んで哀悼の意を表しますとともに、心からご冥福をお祈り申し上げます。また、被災された皆さまに、心からお見舞い申し上げます。個人的にも、仙台に親戚が住んでおり、今なお連絡が取れていない。非常に気が気でない状況だ。同級生の友人もいる。歌人・俵万智さんも住んでいる。最大震度6強を観測した当地、栃木・宇都宮でも昨夜は一晩中断続的に余震があり、家族ともども不安な夜を過ごした。なお、首都圏・関東地方の住民にとっては、近い将来必ず起こるといわれている関東大震災への、きわめて強烈で衝撃的な警鐘になったことも疑いない。・・・嫌なことを言うようだが、やはりこのことはひと言指摘しておかなければならないだろう。備えを急がねばならない。
2011.03.12
コメント(1)
きょう午後2時46分頃、「東北地方太平洋沖地震」が発生した。震源は東北三陸沖の太平洋海底のプレート(岩盤)で、地震総規模(総エネルギー)を示す単位マグニチュードは9.0で、明治以降の国内観測史上では最大、1900年以降の世界観測史上でも第4位となる巨大地震だったという。(なお、マグニチュードは常用対数表示なので、数値が1増えるとエネルギーが約33倍、2増えると千倍になる。0.2の違いでも約2倍に当たる。)東北から関東にかけてのきわめて広い範囲の各地で、多数の犠牲者・行方不明者・負傷者、および甚大な被害が出ていると刻々伝えられている。午後5時前後に、津波に見舞われた青森・八戸市街と港の映像が生中継でテレビに映し出されていたが、目の前の画面の中で大きな船舶が横転し、多数の乗用車がリアルタイムで流され、その中にはライトを点灯し、明らかに人が乗っているように見える車もあった。信じがたい、いたましい光景であった。最初の地震では、当地・栃木県宇都宮市でも、震度6強を記録したかなり激しい横揺れだった。揺れている時間もかなり長かった。体感的にも、私は生まれて初めて体験したようなレベルだった。また、直後からかなり長い時間停電した。さいわい私の周辺では、重ねてあったり立てかけてあった物が落ちたり散乱する程度で、それほどひどい被害はなかった。ただ、私は「本食い虫」で、書物に埋もれて生活しているので、自宅に帰ってみると、本は相当散乱していた。皆さんの地域ではどうでしたか?午後6時すぎの現在までに、余震もたびたび起こっており、海岸に近い地域では津波も押し寄せている模様。引き続き油断することなく、マスメディアや気象庁の情報に十分ご注意の上、厳重に警戒してください。
2011.03.11
コメント(5)
所属している歌誌「短歌人」5月号原稿の締め切りが切迫し、頭から火~噴いて急性ノイローゼ状態になってますので、ブログの方は2~3日減速させていただきます~上旬は毎月鶴の恩返し状態につき面会謝絶問われなば「そこに短歌があるからだ」なんていっぺん言ってみたいね
2011.03.08
コメント(0)
前原外相が昨6日夜辞任した。日曜夜の団欒のひと時、NHKのファンタスティック・コメディ大河ドラマ「江 姫たちの戦国」を見ながら、相変わらず時代考証はムチャクチャだな~とかゴニョゴニョ言って楽しんでいたら、終盤のいいところで関連のニュース速報が入り、非常にうるさく感じた新聞辞令では、早くても週明けのきょう7日あたりといわれていたので、意外に早い決断だったとはいえそうだ(・・・だから別にどうってこた~ないけど)。民主党側は、本人が知らなかったと言い張っていることを盾に、または真に受けたふりをしつつ問題の矮小化に極力努めて、これでめでたく一件落着みたいな雰囲気を醸し出そうとしているが、ホントにそうは問屋が卸すのだろうか。「秘書の責任は政治家の責任」(鳩山前首相)ではないのか?前原氏は不逮捕特権によって、現在開かれている通常国会の6月22日までの会期中は逮捕されないが、閉会し次第逮捕される可能性もあるのではないか。容疑は、小沢一郎・元幹事長の、西松建設からの違法献金の受領問題や、「陸山会」の不明朗な資金運用にからむ虚偽記載問題などと同じ、政治資金規正法違反であるこれに伴い、すでにズタボロ襤褸(らんる)の旗の菅内閣も最期(メメント・モリ)を迎えることとなった。早ければ、今月中にも菅政権は落城する見通しこの後の政局の展開のオッズは、とりあえず首相自刃の「内閣総辞職 民主党新内閣発足」が本命で、掛け率、いや確率は95%、合戦に打って出て玉砕する「衆議院解散総選挙 民主党下野・政権再交代」が大穴で5%か(「対抗」の選択肢はなし)などとささやかれている。ただ、内閣総辞職で首相の首を案山子(かかし)よろしくすげ替えたとしても、来月の統一地方選で民主党は惨敗し、遠からず解散総選挙に追い込まれる運びなので、この両者は結局だいたい同じようなことである。第一、前原氏を欠いた民主党内には、もう持ち駒がない。これまで長らく屈辱に甘んじてきた小沢一郎氏とその一派が、いよいよ天下を手中に収め、満を持して「救国政権」でも登場させる運びとなるのだろうか
2011.03.07
コメント(2)
日本外交を司る外務大臣としてはもちろん、一政治家・国会議員としてもあるまじき外国人からの違法献金問題の渦中の前原外相は、この期に及んでもなお時局に抵抗し、何とか辞任から逃れようと悪あがきに余念がないらしい何とも往生際が悪いことだが、居座る気なのであれば、それはそれでいいのかも知れない。首相周辺の一人も5日、「一分一秒でも早く辞任させないと政権がもたない」と首相に進言した(けさ6日の読売新聞朝刊)という状況である。菅内閣の命運を道連れに、敢えて一分一秒でも長く続けるというのも男の意気地(いきじ)の見せどころかも知れないもうすでに、アリジゴク(ウスバカゲロウの幼虫)に捕まったアリというか、蜘蛛の巣に掛かった虫のようなものであり、将棋でいえば詰んでいる。いまさらどう足掻いても無駄だと思うけどね~。・・・無駄に気が強い御仁ではある。民主党の岡田克也幹事長は、「ネット献金も増えているが、いちいち(国籍を)確認できないよ」とか言って庇っているようだが、そんなことはないだろう。全然悩むような問題じゃないと思う。個人献金の手続き画面に、赤い極太ゴシック文字の特筆大書で「【ご注意】政治献金は日本人の方からしかお受けできません」の一文を記すとか、記入事項に「【必須】あなたは日本国籍を持っていますか?」の項目を設けてクリックさせればいい。・・・どんなささやかなネットショップにも備わっている記入欄の事項をちょこっと応用すればいいだけの話だろう。今や1億総インターネット社会であり、国民もネットの扱いにけっこう詳しい。大政党の幹部が、一笑に付されるようなことはあんまり言わない方がいいと思いまする~。■ 政治資金規正法 全文■ 政治資金規正法 当該条文第二十二条の五 【外国人、外国法人からの寄附の禁止】何人なんぴとも、外国人、外国法人又はその主たる構成員が外国人若しくは外国法人である団体その他の組織(中略)から、政治活動に関する寄附を受けてはならない。第二十六条の二 【罰則】次の各号の一ひとつに該当する者は、三年以下の禁錮又は五十万円以下の罰金に処する。 三 第二十二条の三第六項、第二十二条の五第一項又は第二十二条の六第三項の規定に違反して寄附を受けた者(団体にあつては、その役職員又は構成員として当該違反行為をした者)第二十八条 【公民権の停止】第二十三条から第二十六条の五まで及び前条第二項の罪を犯し罰金の刑に処せられた者は、その裁判が確定した日から五年間(刑の執行猶予の言渡しを受けた者については、その裁判が確定した日から刑の執行を受けることがなくなるまでの間)、公職選挙法に規定する選挙権及び被選挙権を有しない。 2 第二十三条、第二十四条、第二十五条第一項、第二十六条、第二十六条の二、第二十六条の四及び前条第二項の罪を犯し禁錮の刑に処せられた者は、その裁判が確定した日から刑の執行を終わるまでの間若しくは刑の時効による場合を除くほか刑の執行の免除を受けるまでの間及びその後五年間又はその裁判が確定した日から刑の執行を受けることがなくなるまでの間、公職選挙法に規定する選挙権及び被選挙権を有しない。
2011.03.06
コメント(4)
いや~驚いたのなんの ・・・思わぬところに伏兵が~・・・やっぱり政治の世界は一寸先が闇だわ~前原誠司外務大臣が、政治資金規正法で禁止されている外国人からの政治献金を受けていた問題は、たちまち同氏の進退問題に波及しつつある。断末魔の菅政権のダメ押し的な大失態、オウンゴールである。■ 前原、売国行為で致命傷 北と不透明な関係“証拠写真”も【産経ニュース zakzak 5日】前原氏は、京都市山科区で焼肉店を経営する在日韓国人女性(71)から政治資金規正法違反の政治献金を受けていた。女性は前原氏の母親と親しく、前原氏が中学生時代からの知り合いで熱心な支持者だという。同氏の政治団体の報告書には、2005年以降、この女性から5年間で毎年5万円ずつ計25万円の献金を受けたことが記載されている。前原氏と同じ京都府選出で税理士でもある俊英・西田昌司(にしだ・しょうじ)自民党参院議員の国会質問に答え、本人が事実関係を認めた。よりにもよって、日本外交のトップが外国人から金銭を受け取っていた事実はあまりにも重大であり、政治家にとって致命傷といえる。事実、前原氏と朝鮮半島・北朝鮮の関係は怪しく、公安が内々にマークしてきたという情報もある。外交政策ではタカ派と見られている前原氏が、こと外国人参政権法案(事実上、在日韓国・朝鮮人への配慮)に関しては賛成ということが、これまで訝(いぶか)しがられていたが、これで謎が解けたといえる。金額が大きくないという人もいるが、個人が年に5万円のカンパというと、わが身に照らし合わせても決して小さい額ではないと思う。さらに、その内容の継続性は悪質で深刻といえる。現在、水面下の綱引きが行われている模様だが、前原外相は週明けの7日にも辞任に追い込まれる可能性が高まった。まもなく政権崩壊を迎える菅首相の有力な後継者と目されてきた前原氏だったが、政権争奪レースからは早々に脱落するとともに、政治資金規正法違反で罪が確定すれば公民権停止となり、政治生命にもかかわることとなる。民主党の中では比較的まともな、将来に期待できる中堅ホープと、これまではそこそこ期待してきたが、全くの買いかぶりであったことが明らかとなった。私は、率直におのれの不明を恥ずる。■ 前原氏に半島の影 「ポスト菅」絶体絶命【サンケイ・エクスプレス iza 5日】■ 前原殺した“爆弾男”スゴい情報網 事務所には抗議殺到【産経ニュース zakzak 5日】
2011.03.05
コメント(4)
北アフリカ・リビアのカダフィ長期独裁政権の崩壊が秒読み段階に入り、同国の騒乱状態はいよいよ最終局面を迎えつつある。■ リビア前法相が暫定政府樹立へ 「カダフィ離反」促す【ロイター通信 26日】欧米諸国の価値観が絶対とまでは必ずしも思わないが、基本的に議会制民主主義(デモクラシー)政体は至当であり、いかなる名目であれ少数者による専制独裁体制は誤謬であると、私は確信する。また、「民主」という言葉を用いていても、「直接民主制」(リビア)だの「民主集中制」だのと称しているのは、言葉のトリック・まやかしであり、少数独裁の異名と見てほぼ間違いない。発展途上国が近現代化する過程では、場合によっては一定の「開発独裁」的な段階が必要(現在の先進国もかつてこの段階を経てきた)との史観に基づく弁護論もあり得ると思うが、それも程度問題であろう。ここまで強権的な専制独裁政治にはもはや情状酌量の余地もなく、とにもかくにも21世紀の地球上からは速やかにお引き取り願うほかはあるまい。ただ、その後の受け皿となるべき政権が、欧米やわが国を含む国際社会から見て歓迎できるものとなるのかどうかは楽観を許さず、かなりの危惧があると指摘されている。それは、〔1〕現在より反欧米的なイスラム色の強い政権となり、場合によってはテロリスト勢力と結びつく惧れ、および〔2〕アラブの伝統的部族社会の群雄割拠による混乱、などである。後者は、たとえて言えば戦国時代のわが国のようなものであり、彼らもいわば誇り高き「サムライ・スピリット」を有しているといわれる。私のきわめて貧しい知識でも、かつて何度も見た名作映画「アラビアのロレンス」や「風とライオン」などに出てきたアラブ人族長たちの、自信・自尊と矜持に満ちた昂然たる面影が眼に浮かぶ。オイルをはじめとする豊富な地下資源による経済的バックボーンを背景に、彼らがきわめて意気軒昂であることも、この場合はむしろ不安要素というべきである。現実のものとなりつつある「中東革命」全体の帰趨にもよるが、混乱の収拾にはかなり長い時間がかかり、アラブ・中東地域が再び現代世界・国際社会のコミットメントやコントロールを許さない治外法権のカオスに陥る危険も懸念されている。・・・が、こういった数々の危惧にもかかわらず、今眼前にある無辜のリビア国民の大きな不幸は、できるだけ早く取り除かれねばならないだろう。これは人道、人の道である。■ [SAVE-LIBYA] Protesters Clash With Police([リビアを救え]抗議の市民、警察と衝突)【You Tube original video】カダフィ政権延命の可能性が皆無であるとは衆目の一致するところだが、すでに数千人の桁(オーダー)に達しているとの観測もある武力弾圧の犠牲者が、今後どこまで増えるのかが重大な問題である。■ リビア首都 治安部隊、反政府デモ銃撃【TBSニュース 26日】隣国チュニジア、エジプトへ多数の難民が殺到しているという情報もある。カダフィは、有害無益な悪あがきを直ちにやめて、さっさと亡命か自殺でもしたらどうかと思うが、この明らかな大量虐殺と国際社会への挑発を目の当たりにして、国連(潘基文 パン・ギムン事務総長)もいったい何をしているんだ、後手後手に回ったまま拱手傍観で時間をつぶすつもりかという苛立ちも覚えざるを得ない。■ [SAVE-LIBYA] Deaths Of Teens Rises([リビアを救え]立ち上がった十代の若者たちの死)【You Tube original video】(この映像は、見る人を不快にさせる、または不適切な可能性があると YouTube コミュニティが特定したものです。ご自身の責任において閲覧してください。)一方、この事態の展開・顛末は、見方によっては、そう遠くない将来にわが国のすぐ隣の「朝の鮮やかな国」などでも必ず起こるであろう事態のシミュレーションともいえよう。この北の国の政治体制も、ほぼ同じような構造を持ち、酷似した問題をかかえており、おまけに徳川時代でもあるまいに、三代にも亘る時代錯誤の最高権力世襲という強力な時限爆弾まで作動しつつある独裁国家である。この観点から見ても、今回の事態の推移からは目が離せない状況といえるだろう。■ Libya Protesters killed and shot(リビアの抗議の市民、射殺される)【You Tube original video】(この映像は、見る人を不快にさせる、または不適切な可能性があると YouTube コミュニティが特定したものです。ご自身の責任において閲覧してください。)
2011.02.27
コメント(2)
反政府デモが拡大した北アフリカ・リビアの首都トリポリや地中海沿岸の北東部の都市ベンガジで21日夕(日本時間22日未明)、戦闘機や武装ヘリコプターが一斉にデモ隊や市民に対する空爆や機銃掃射を行った。地上部隊は、手榴弾や重火器を使ってデモ隊を攻撃した。西方の都市アズザウィーヤや東方の都市ミスラタでも、戦闘機や戦車で市民が攻撃されたという。21日だけで約250人が殺害されたとの情報もあり、15日夜にデモが始まって以来、初の無差別虐殺が行われた模様。これまでの一連の武力弾圧による犠牲者(死者)は、国際的な人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」の20日時点の推定発表で、少なくとも233人に及ぶとされているが、実数は500人を超え、1000人に及んでいるという情報もある。トリポリ空港には外国人傭兵を乗せたとみられる航空機が到着したとの情報もあり、殺戮はさらにエスカレートする恐れがある。ひどい。ひどすぎて言葉もない。独裁者カダフィ大佐は、ついに自国民の無差別大量虐殺に踏み切った。人の命を何とも思っていないのか。まさに悪名高い中東の狂犬、いや狂人である。21世紀の出来事だとはとても思えない。官・軍・民を問わず、激しい憤怒と怨嗟のうねりが巻き起こっており、カダフィ排除の包囲網は狭まりつつある。独裁専制政権崩壊は間近と思われる。なお、すでに原油価格がじわじわと上昇し始めており、世界経済への影響がはっきりと出始めている。専門家によると、すでに火がついているバーレーンなどの反体制運動のうねりが、もし隣国で世界最大の産油国・サウジアラビアに波及するようなことがあれば、重大な事態になるという。カダフィに戻れば、1970年代に颯爽と登場したかに見えた「革命家、反米の闘士」の無惨な末路である。だいたい「大佐」が最高指導者だなんて、「一兵卒」が最高権力を握っている日本民主党政権と同じぐらい奇怪なことだ。リビアは、カダフィ大佐の深遠な思想に基づく「直接民主制」を標榜しているのだというが、聞いてあきれる。全く笑えないお笑い種だ。「変革者」として出発した政治家が、いつの間にかどうしようもない強権支配の独裁者に変貌することは、歴史上枚挙にいとまがない。ヒトラーは、その隠れもなき代表者だ。現在では、お隣の半島北半分の国もその典型だ。国民に背を向け、その自由を奪い、民意を封殺してきた権力が、ついにどういう最期を迎えることになるのか、その顛末をしかと目に焼き付けておきたい。
2011.02.22
コメント(2)
人気エジプト人タレントとして活躍しているフィフィが、オフィシャルブログ「All about FIFI」で、緊迫が続く故国の政治情勢について、いつものお笑いは抜きで真摯に解説している。アラブ・中東情勢は、われわれには日頃縁遠いこともあって理解するのが難しいが、その中にあってネイティヴなエジプト人(エジプシャン)の考えが直接聞けるのは、なかなか貴重な機会だと思う。若い世代の失業をはじめとする社会的不遇・格差・不公平など、鬱積した不満が臨海点に達した苦渋は重々理解できる。ただ、これは「民主化運動」というより「反米運動」であるという指摘は、きわめて興味深いと同時に、ああ、やっぱりそうなのか~とも思った。国際秩序や地域の安定の見地からいうと、かなり憂慮される事態であると、専門家は異口同音に口にする。アラブ・中東諸国の場合、それが「イスラム原理主義」や「テロリズム」と結びつく惧れがあるからだ。もしそうなるとすれば、確かに危ういなと私なども思う。「反米運動」の大きなうねりは、今を去ること51年前、昭和35年(1960)の日本にも起こった。日米安全保障条約(安保)への反対という形でそれは起こった。坊主憎けりゃ袈裟まで憎いのか、その一部は「反日」破壊活動の暴力行使にまで尖鋭化した。その残党のような左翼的・破壊的言説の跳梁跋扈は、私の少年期から青年期を通じて、この国に支配的だったと顧みる。今では、苦虫を噛み潰して一笑に付すほかはあるまい。公の国会答弁で、自衛隊を「暴力装置」と言ってのけた前官房長官に、久しぶりにその懐かしいおもかげのデジャヴを見たのは、私だけではなかったろう。軽薄な一般論化は慎むべきであろうが、こうした騒擾は、近代社会が成熟していく途上で避けて通れない軋轢であり、ヘーゲル弁証法的な止揚過程の一現象であると達観すべきなのかも知れない。・・・などと偉そうに言いつつ、私は現代エジプトのことなど本当は何ひとつ知らないことを恥ずかしく思い、またまた苦笑いを浮かべるばかりだ。■ Market Hackこういう流れで中東情勢を理解すれば今おこっていることがわかる
2011.02.21
コメント(0)
【ご注意】昆虫の話題に触れていますので、虫が苦手な方(ウチの女房を含む)は読まないで下さい。皆さんは「アリジゴク(蟻地獄)」を見たことがあるだろうか。はかなげに飛ぶウスバカゲロウの幼虫であるが、成虫とは似ても似つかない魁夷・グロテスクな容貌の肉食昆虫である。アリジゴク観察事典価格:2,520円(税込・送料無料)僕は田舎育ちなので、子どもの頃は神社とかお寺の縁側や軒下の乾いた砂地でしょっちゅう目にしていたし、金魚鉢に砂ごと入れて持ち帰り、飼ってみたこともしばしばある。飼育はきわめて簡単で、時々蟻んこを餌にやるだけだ。せっせと捕まえてきて与えたものだ。「アリジゴク」が作った巣の「蟻地獄」の罠に、ひとたびアリなどが嵌れば、一巻の終わりだ。アリジゴクは、大きな上顎で砂粒を放り投げて命中させ、穴の底部へと引きずり下ろす。アリはもがけばもがくほど擂り鉢状の奈落の底に吸い込まれてゆく。吸血鬼よろしくむしゃぶりついて、蟻の体液を十分に堪能して吸い取ったあとは、その“抜け殻”だけ、ポイっと巣の外に抛り出して捨てる。この動作も面白く、見ていて飽きない。男の子は、おしなべて昆虫は好きだと思うが、この習性は、その中でも一・二を争うほど面白かった。同意してくれる人も少なくないだろう。いつのまにか羽化して成虫になっていずこかへ飛び去るまで、本当に楽しめた。アリジゴク、おしっこする 千葉の小4が通説覆す発見【朝日新聞 2010年11月8日付】(この愛すべき科学少年は、数十年前の僕のようだと感激~。・・・日本の未来は大丈夫だと確信した。)こんな虫けらでも、飼ってみれば情が移り、可愛いと思った。何の罪もないのに餌にされる蟻んこはたまったものじゃないが、気の毒だとは重々思いつつ、野生の弱肉強食と進化の妙、大自然の神秘を、自然に学んでいたのだなあと振り返る。・・・と、前振りが若干長くなってしまったが、僕の言いたいのは、今の菅民主党政権は、いよいよアリジゴクにはまったアリだなということである。来年度予算関連法案は通る見込みがなく、党内・小沢一郎セクトからは往年の赤軍派ばりの内ゲバ(内部ゲヴァルト)をかけられ、ロシアには北方領土の交渉打ち切りを示唆され、中国海軍には東シナ海を悠々と遊弋され、伸子夫人には尻を叩かれ、四方八方月亭八方からなめられっぱなしの、ダメダメカンタービレである。■ 伸子夫人「玉砕はいいけど・・・」首相に中央突破を呼びかけ【産経新聞】■ 菅首相「疎い」発言で伸子夫人が忠告・・・会合で明かす【毎日新聞】内閣支持率も、共同通信の調査で、ついに20%の大台割れのコント赤信号。まもなく発表される時事通信の結果も待たれる。おまけに、世界のルーピー・鳩山前首相からは、沖縄・普天間基地の辺野古移転問題での「抑止力論」は、その場の思いつきの「ウソも方便」だったという天然マジボケ超弩級爆弾発言が飛び出し、北沢防衛大臣も「わが長い人生でも一・二を争う衝撃」のギャグだったと、政界に感動の嵐。もうこの期に及んでは、春弥生3月の声を聞き次第、菅首相はやぶれかぶれ解散に踏み切って惨敗、自民党を中心とする保守勢力に大政奉還し、自らは引責辞任するしか局面打開の方途はないだろう。政界引退後の余生は、伸子夫人とコンビを組み、「直人・伸子」の夫婦(めおと)漫才をやるといいと思う。宮川大助・花子の有力な後継者となり、お笑い界の超大型新人になれるかも知れない。吉本興業には、ぜひ善処のほどをこいねがう。・・・ダメかな?
2011.02.16
コメント(2)
この板(スレッド)は、レスポンス数は少ないがけっこう面白いと思ったので、ご紹介しときます~(なお、文中に頻出する「ANN」とは、ニッポン放送系全国ネットのラジオ番組「オールナイト・ニッポン」のこと)。■ ユーミン語録&ユーミンが言いそうなこと ■ ユーミン毒舌集松任谷由実って人は、とにかく古今未曽有の恐るべき女傑で、こんな感じの超タカビーな毒舌を平気でしょっちゅう吐いていたし、その一部は確かに僕も記憶している。僕の記憶を付け加えれば、FMラジオでのスガシカオとの対談で、ユーミンがスガに、ズカズカと土足で踏み込むごとく「性生活の方はどうなってんの?」とか突っ込んで、スガが「実は僕は完全なSで、いい女を見ると、この野郎、犯してやりたいと思っちゃうんですよ」とか答えたら、「あたしは、こう見えても完全にMなのよ」とか応酬して、SM談義に花が咲いたことがあった。細部はうろ覚えだが、けっこうあり得ね~会話だったことは間違いない(笑)・・・まあ、それが本当だとすると、彼女こそ元祖ツンデレ女だったのか~。フジテレビ「ミュージックフェア」で共演したチューリップ時代の人気絶頂の財津和夫に、面と向って「おやじ」呼ばわりした場面も、リアルタイムで目撃したオカマに人気があるのも分かる気がする。今でいうマツコさんとかミツコさんみたいな感じで、しかもムバラク大統領並みの最高権力を長年に亘って掌握してきたのだから、天下無敵の鬼に金棒であった。有吉などは裸足で逃げ出す勢いであった。こりゃ「女信長」というか、同時期に天下を取ったビートたけしと比肩する毒舌だね。・・・懐かしいなあ。そんなヤマタイ国の女王ユミコも、今はややお歳を召されたとはいえ、まだまだ老け込む年でもなし、もう一花咲かせてもらいたいものだと、蔭ながら切に祈っておりまする~
2011.02.12
コメント(2)
南海キャンディーズの山里亮太が、若手時代に品川庄司の品川祐に陰湿ないじめを受けたとラジオで告白し、品川のツイッターなどが炎上騒ぎになっていた問題で、当人同志は、このほど同じラジオ番組で手打ちし、和解したとのことで、友人・有吉弘行はツイッターに「なんだ! もう和解か! あと二週間楽しみたかったのになあ。」と書き込んでいるそれはまあ良かったですよね~と、僕も一応言っておくことにするが(棒読み)、その関連でネット上にちょっと面白い記事を見つけたので、リンクしてご紹介しておく■ 品川祐 vs 山里亮太から「ネットで叩かれる人」「叩かれない人」を抽出なるほどな~と思う。「叩かれる人」「叩かれない人」それぞれに、何やらビミョ~な共通項が浮かび上がってくるような気もする。ひと言でいうと、その人に親しみが持てるかどうか、人間として愛嬌があるかどうかというような感じかな。人の言うことに聞く耳持ってるような懐の深さというか包容力というか。タレント・有名人も、見透かされ、見抜かれてるね~。これは実社会の人間関係でも参考になるような、・・・それほどでもないような~?そういえば確かに、僕もテレビに品川祐が出てくるだけで、何でだか分からないがワケもなくムカつく一人である何かあるたびに、ネット上で叩かれがちだというのも分かる気がする。嫌い、というのとはやや違う。とにかくカチンとくるのである。あの自己顕示欲と自己中心性満載の、「オレがオレが」のウザさと、抜き(クローズアップ)の映像で、意外と当たり前のことしか言えない情けなさのギャップが、一種屈折した芸風であり、半ばワザとやっているのは重々分かっている。ある意味で、「アドリブ利かない」ダチョウ倶楽部の上島竜兵にも通じる、顛倒された笑いの手法であろう。あれを面白いと感じる人もいるのだろう。・・・が、僕はどうしてもなじめない。「ら抜き言葉」と同じぐらいイラつく。「しゃべれる 食べれる ミニストップ」というCMにいだく殺意と同種の、生理的嫌悪感と言うべきであろうか(笑)
2011.02.09
コメント(2)
エジプトの騒擾と大相撲の八百長疑惑という“二大事変”が、ほぼ同時に勃発した。寝耳に水の、まさかまさかの、思わぬところに伏兵が~っ! といった感じで突如として火を噴いたと思ったら、あれよあれよという間に、今や抑えるすべもない「爆発的噴火」になってしまった前者はツイッターなどでの激烈な呼びかけ、後者は携帯メールの生々しいやりとりという、いずれもインターネット・プロトコル(形式)による通信が問題惹起の発端となった点が共通している。インターネットによって時代が動かされてゆくこと、パンドラの箱が開いたことを、今われわれはまざまざと目撃し再認識した。エジプトでは、対外的には親米的、内政的には独裁的といわれる長期政権が累卵の危機に瀕している。事態の推移は予断を許さないが、巨視的に見れば、20世紀をリードした「パックス・アメリカーナ」(古代ローマ帝国の支配による、当時の世界の平和をいうラテン語「パックス・ロマーナ」をもじった言葉)の揺らぎを示しているのだろう。親米的で専制的な王政が倒れ、イスラム原理主義的な政権が樹立された1979年のイラン革命にも似ているところがあると言っていいだろう。これは「アンシャン・レジーム(旧体制)」の崩壊につながるのだろうか。ご承知の通り、日本の近隣には、きわめて硬い構造を持つ前世紀の遺物のような旧体制が確固として残存している。その遠からぬ行く末の前例になるのだろうか、われわれは固唾を呑んで見守っている。一方、大相撲の八百長疑惑は、これまで日本相撲協会の内部でも「無気力相撲」という特殊な「専門用語」でささやかれてきた。「注射」「中盆(なかぼん)」「人情相撲」などの隠語も古くから仄聞する。「星回し」などという言葉もあるという。問題の根深さが容易に察せられる。ちなみに、「八百長(八百屋長兵衛)」という言葉自体、もとは「無気力将棋」の意味だが、角界がらみの由来を持つ。二子山親方(元横綱・初代若ノ花)が理事長の時、その根絶を獅子吼(ししく)した録音テープが、後になって外部に流出したことも記憶に新しい。問題意識は脈々とあったと思われるが、危機感が十分でなかったというほかはあるまい。今回の件は、かつてない確実さと生々しさを伴った具体的な情報漏洩であり、角界は断崖絶壁に追い込まれている。こちらもまた、歴史や伝統・分厚い支持の上に胡坐(あぐら)をかいて改革を怠ってきた、一種の旧体制の矛盾のマグマが、ついに噴出したと見ることが出来る。大相撲について何か書くとなるとあまりにも大変だと思うし、上には上の熱心なファンや重篤なマニアが多数いる分野なので、このブログサイトではあらかじめほとんど触れていないが、僕も若い頃から人後に落ちない大相撲ファンである。純粋にスポーツ(格闘技)として見れば、すべてが真剣勝負・ガチンコ相撲であるべきことは言うまでもないが、相撲の場合、必ずしもそうとばかりも言い切れない、民俗文化・神道系の神事という側面も強いことは確かである。例えば、「横綱」は、心技体抜群の力士の体を、ご神体や神社に見立てている証しである。横綱土俵入りは、神道祭祀である地鎮祭儀式を模しているといわれる。八百万(やおよろず)の神の一柱である稲の精霊と相撲を取ってその年の吉兆を占う(?)「一人相撲」の神事も知られている。これは必ず人間側の一勝二敗になるしきたりである。→大山祇神社・一人角力神事その他にも傍証を挙げようと思えばいろいろあるだろうが、この問題はそう単純ではなく、同情・情状酌量の余地はなくもないと思う。今回の事件発覚は、いろいろな意味でまことに残念至極である。大相撲そのものの存廃などという極論には、僕は与(くみ)したくない。正直言って、最後の禁忌(タブー)たる寝た子を起こしてくれやがったな~という憾みもないではない。・・・とはいうものの、やはり時運の赴くところ、現代では大相撲にもスポーツとしての公平公正、フェア・プレー原則の遵守が強く求められていることが、かつてない苛烈な形で突きつけられたのが今回の事件だったといえるだろう。真面目で温厚、人格高潔で現役時代から大ファンだった放駒理事長(元大関・魁傑)のモーセ一行は、紅海を無事に渡って約束の地に到達できるのだろうか。この際、相撲協会は腹を括って、身を切るような改革に邁進すべきであろう。早急に迅速に、重篤な癌細胞の病巣摘出手術が、徹底的に行われなければならない。多大な痛みを伴っても、成功裡に遂行されることを深く切望しつつ見守りたいと思う。
2011.02.03
コメント(2)
アメリカの大手格付け会社、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が日本の長期国債の格付けを引き下げことについて、菅直人首相が首相官邸で記者団に「そういうことに疎いので・・・」と述べたことは、はしなくもこの人の本音が出てしまったということだろう。あ~あ、またまたやっつまったな~。一国のトップたるものの資質が疑われるに十分な、爆苦笑発言であった例えば、町田康の新作小説とか、穂村弘の難解歌集とかについてでも訊かれたのなら、記者団に堂々と「そういうことに疎いので、わしゃ知らん」と表明していいだろう。だが、本業の喫緊のガチンコ課題である財政・金融に関わるこの質問に、この答えはありえねだろ~。う~む、こういう人を総理に選んでしまったのは国会、ひいては国民にほかならず、寂莫たる木枯しが身に沁みるのみ。・・・残念ながら、この国はもうダメかも知んないね~うとい【疎い】そのものとの交渉が浅かったり全く無かったりして、内情・本質を見抜く力が欠けている様子だ。(三省堂「新明解国語辞典」)うとし【疎し】その人(事)に関係のうすい状態をあらわす語。〔1〕(その人と)親しくない。交わりが浅い。疎遠だ。〔2〕(その事に)関係が深くない。縁遠い。〔3〕(その事、その人に)感心が薄い。無関心だ。そっけない、うとうとしい。〔4〕よく知らない。不案内だ。(用例)「世事にうとい」(岩波書店「広辞苑」)日本国債格下げ 米S&Pが1段階 財政悪化を懸念【読売新聞 28日付朝刊1面トップ】 米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は27日、日本の長期国債の格付けを、「ダブルA」から「ダブルAマイナス」に1段階引き下げたと発表した。 財政状況の深刻化と経済成長見通しの弱さを理由に挙げた。 格下げは2002年4月以来、8年9か月ぶり。中国やクウェートと同じになり、財政が悪化するスペインを下回った。日本政府の今後の取り組み次第では、長期金利の上昇圧力が高まる恐れもある。 格付け会社は、国債の信用度が低下したと判断すると、格付けを引き下げる。格付けが下がると、政府が約束した通りに借金を返せなくなるとの疑いが強まる。 ダブルAマイナスの格付けは、21段階中で上から4番目。S&Pは「日本の政府債務比率がさらに悪化するとの見方を反映した」と説明している。 また、「民主党政権は債務問題に対する一貫した戦略に欠けている」と政府の姿勢を厳しく批判した。菅首相は、社会保障と税の一体改革に意欲を示しているが、「政府の支払い能力が大幅に改善する可能性は低い」と、改革の推進を疑問視している。[1月27日20時14分配信 読売新聞]首相「そういうことに疎いので・・・」【読売新聞 28日付朝刊1面】 菅首相は27日、米S&Pが日本の長期国債の格付けを引き下げたことについて、首相官邸で記者団から質問を受け、「今、初めて聞いた。(衆院)本会議から出てきたばかりなので。そういうことに疎いので(コメントは)改めてにさせて下さい」と述べた。 首相の発言について枝野官房長官は記者会見で、「事故など危機管理上の緊急を要する案件と、しっかり分析して対応する情報は性格が違う。国債の信認について首相は日頃から強く意識している」と強調した。ただ、「私にも(衆院)本会議終了後、速やかに報告は入っている。首相にも私より早く入っていると思う」と述べ、食い違いも見せた。S&P、日本国債を格下げ 民主政権「一貫戦略欠く」と不安視【産経ニュース 1.27 17:35】 米格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は27日、日本の長期国債の格付けを「AA」から「AAマイナス」に引き下げたと発表した。日本の債務残高比率が今後も上昇し、2020年代半ばまで下降に転じないと判断したため。民主党政権に債務問題に対する一貫した戦略が欠けていることも理由に挙げた。 S&Pでは、中期的には、大規模な財政再建策が実施されない限り、2020年より前に基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)の均衡は達成できないと予測。政府が昨年決定した財政運営戦略で掲げる同年度までの黒字化は達成できないと断じた。 また長引くデフレや急速な高齢化による社会保障関連費の増大が続く中、抜本的な改革を実施しないと、日本の財政はさらに悪化すると警告。政府が表明している社会保障制度と消費税率を含む税制の一体改革についても、「これにより大幅に改善する可能性は低い」と指摘した。
2011.01.28
コメント(2)
先ほどオンエアされた「突撃!隣の晩ごはん」(日本テレビ系全国ネット「DON!」内で隔週水曜日放送)で、“突撃先”の家の中学1年生の女の子が、いかにもそれらしく「わたしはAKB48の大ファンで、特にあっちゃんとともちんが大好きです」とか言ったら、ヨネスケがすかさず、「オレは大石主税(ちから)が大好きだ」と、一瞬ワケの分からない返しをした。果たしてそのココロは・・・AKRあこうろうし 47 しじゅうしちにんだそうだ。 赤穂浪士 四十七人・・・さすが師匠。ダジャレもここまで極めれば芸術の域だと思ったヨネスケの不法侵入至芸にて録画して見る奇特なわたし拙作(「短歌人」2009年9月号掲載作品)
2011.01.26
コメント(0)
実はおとといの夜、妻に「○○を買ってきて」と頼まれて、「はいよ、分かった~」と安請け合い気味に確約したことを覚えているのだが、昨夜になって、肝心のその「○○」が何であるかを忘れていることに気づいた。・・・私は今、顔面蒼白になっている。エキサイトニュースの「エキニュー恋愛総研」というコーナーの「なぜ男性は『スポーツ観戦』が好き?」という記事をたまたま眺めていたら、「スポーツ好きな男性たちが、昨日の妻の話は思い出せなくても、大昔の選手の名前や印象的なプレーは事細かに覚えている・・・なんていうのもよくある事象なのです」というくだりがあり、激しく同意である。僕の場合は、「1300年前の万葉集の歌はけっこう覚えているが、おとといの妻の話は思い出せない・・・なんていうのもよくある事象なのです」なのです~。何をグヂグヂ言ってるんだ、もう一度聞き返せばいいだろうよと、軽くおっしゃる方も少なくないだろう。・・・が、妻にもいろいろある。愛らしい子猫ちゃんのような妻もいれば、百獣のナンバー2ぐらいの猛虎のような妻もいることを忘れてはならない。しかも、どこに地雷が埋まっているのか皆目見当が付かず、もし逆鱗に触れた場合、取り返しのつかない大惨事を招く惧れがある。既婚者の男性諸氏ならけっこう共感してくれる方も多いのではないかと思うが、そのような虎の尾を踏むようなオトロチイ行為は、とてもとても僕には出来ないのである。・・・で、解決の端緒となりうる糸口であるが、確か近所のドラッグストアのチラシを見ながらその会話が交わされたような記憶があるので、ドラッグストア(ないしスーパーなど)で売っているようなものであろうか。昨夜のうちにひそかに点検したところでは、米、牛乳(出来れば特濃4.4)、卵、果汁100%ジュース、トイレットペーパー(青または白)、ティッシュ、サランラップ、ブルドックソース、明星チャルメラしょうゆ味、東洋水産マルちゃんのカレーうどん(甘口)、マルハニチロ・横浜あんかけラーメン(冷凍)など、わが家の定番生活必需品は当面十分に揃っていることが確認された。なお、その過程で大森屋の「緑黄野菜ふりかけ」が切れていることに気づいたので、これはさっそく買っておくことにする。・・・が、問題のシロモノはこれではない。先日、食事中に突然、たまにはくさやの干物も食べてみたいね~などと妻が言い出して、バカ話がはずんだことも思い出したが、むろん、それでもないだろう。う~む、いったい何であったか? 真相は全く藪の中である。・・・そんなこんなで、どうやらこのつぶやきは何一つオチもなく終わるのであるが、何とぞご容赦のほどをお願い申し上げます~
2011.01.25
コメント(0)
ガダルカナル・タカの、売れない若手芸人時代の窮乏伝説ってのは、こういうことだったのか~(下記引用記事)。台湾で「偽ドリフ」をやっていたとか、最初の事務所がつぶれてひどい目に遭ったとかは、これまでもいろんな機会に断片的に小出しには読んだり聞いたりしてきたのだが、きちんとまとまった形では今回初めて読んだ。・・・なるほど、苦労してるんだな~。そして、それを救い上げて、たけし軍団の番頭格にまで育てた兄貴分・ビートたけしの男前ぶりは、問答無用にカッコイイな~。あとは、たけしに「お前はワイドショーとかで、のりピーについてコメントできるのかっ!」と突っ込まれる、育った家庭環境などを語ると、もっと面白いかも知れない(笑)〔泣いて笑って踏ん張って 役者・芸人貧乏物語〕ガダルカナル・タカ【日刊ゲンダイ14日付(ゲンダイネット)】■ サラ金も貸してくれなくなっちゃって次はヤミ金「今まで一番お金に困ったのは、最初に所属した芸能事務所が倒産した時ですね。ホントに大変だったんだから」 苦笑しながらこう言うと、ガダルカナル・タカさんは、31年前を振り返った。 当時、タカさんは同郷のつまみ枝豆さんと2人で、「カージナルス」というお笑いコンビを組んでおり、御年23歳。デビュー1年余りの若手だった。「月給は3、4万円でした。でも、京王線笹塚駅そばに事務所が借りてくれたアパートに住み、社長によく食事に誘っていただいたので、やっていけたんです」 そんな折、日本の大衆演劇団の前座として、約1カ月間の台湾巡業の話が舞い込んだ。初めての海外。しかもアゴアシ付き。即決で飛びついた。「最初は『座頭市』や『愛染かつら』のコントがメーン。ところが一番ウケたのが、加藤茶さんのヒゲダンスでした。『オレたちが元祖、本家本元だ』って言い張って、すごい人気だったなあ」 帰国するやすぐに再演が決まり、2回目は2カ月ものロングツアー。またしても連日、会場は満員御礼となり、凱旋気分で帰国した。ところが……。「台湾のプロモーターがケチつけて、ウチの事務所にギャラを払ってくれなかったんです。渡航費とか他の役者さんへの支払いをウチの社長が前払いしてたから、事務所はたちまち火の車。オレと枝豆のギャラは後回しになっちゃった。でもね、それは構わなかったワケ。社長が必死で金策に駆けずり回ってるのを目の当たりにしてたし、それまでの恩義は十二分に感じてたから。むしろ『今こそ恩返しの時だ』って、事務所とアパートの家賃、水道光熱費、その他の雑費を2人で肩代わりしたんです」 だが収入はタカが知れており、出費は増える一方。やむなく2人は、伊豆の実家にそれぞれ持っていた自分名義の乗用車を売るハメに。タカさんは日産・サニーカリフォルニア、枝豆さんは日産・グロリアで、これで一息ついたものの数カ月でまたまた金欠……。「しょうがないから、サラ金に行きました。でも3軒目で可能な借入金額をオーバーしちゃって、やむなく次はヤミ金。すぐに金利コミで100万円ぐらいになって、後は自転車操業でした」 しかしその間、どうやって食いつないでいたのか?「その頃は、セフ○が常時、7、8人いたんですよ。電話すると、『若手芸人サンって大変ね』なーんて感じで、Hもメシもコミコミでお世話になったもんです」 なんともウラヤマシイ話だが、借金取りは待っててくれない。ましてや貸金業法が成立する前のヤミ金全盛時。さぞかし怖い思いをしたのでは?「ええ、もちろんありました。2回大モメして、頭にきたから枝豆と一緒にヤミ金の事務所に殴り込み、いや乗り込んだんです。そしたら、完全にアッチの業界としか見えない人たちが勢揃いでした。でも、逆に親分サンに感心されたんです。『おまえら、いい度胸してんなあ』って。アハハハハ」 そんな窮状を見かねて“クモの糸”を垂らしたのが、タカさんが「殿」と言ってはばからないビートたけしさんだった。「借金をすべて肩代わりした上に、軍団にも入れてくれて、仕事がグーンと増えました。ピンチがチャンスの大どんでん返し、そういう意味でも殿は大恩人。以来、命よりも嫁よりも大切なのが殿なんです」▽ガダルカナル・タカ(タレント) 1956年12月16日、川端康成の名作「伊豆の踊子」の舞台として知られる静岡県天城湯ケ島町(現伊豆市)生まれ。ビートたけし率いるたけし軍団の番頭としてテレビや映画で活躍し、「情報ライブ ミヤネ屋」「みんなの家庭の医学」「たけしのコマ大 数学科」「世界まる見え!テレビ特捜部」他にレギュラー出演中。[日刊ゲンダイ1月14日付掲載 1月15日17時00分配信]・・・日刊ゲンダイは、論調が政治的に左の方に偏向してるのであんまり好きじゃないんだけど、こういった記事は独壇場だな~。けっこうホロっときた。
2011.01.22
コメント(0)
近所のスーパーの「駅弁大会」のチラシが入っていたので、さっそく足を運んでみました。広島駅の名物だという「しゃもじかきめし」があまりにもおいしそうだったので、一目見てほとんど迷わず買いました~。税込1,050円。11月から3月までの冬季限定発売とのこと。地元・宮島の名産というしゃもじを形どった容器を開けると、中は牡蠣の出汁(だし)で炊いたご飯の上に煮ガキ4粒が載り、カキフライ2個とカキのゆず味噌あえ1つが横に置かれており、まさにカキ尽くし。瀬戸内海名産のジャコの佃煮と広島菜の漬物も添えられています。さて、肝心の味についてですが、実は私は味覚のレビューに関してはあまり自信がないことを、この際率直に告白いたします~。生まれつきグルメ趣味も好き嫌いもほとんどなく、何を食べてもおいしく、逆に言うと、何を食べてもだいたい同じようなものだという大ざっぱな感覚の持ち主なのであります~(笑)それをご承知置きいただいた上で、僕なりに出来る限り真面目に評するとすれば、これはかなりおいしい弁当なのだろうと思います。特に煮ガキは、旨みがギュッと凝縮された深い味わいで、本当にうまい。間違いなく、どなたにとっても満足度が高いだろうと思いました。まさしく立派なメイン・ディッシュになっています。カキの柚子味噌和えも、香り高くて風雅な味わいと思いました。カキのダシ汁で炊いたご飯も、なるほどひと味違って旨みがあります。このあたりは、神経が行き届き、気が利いていると思いました。ただ、それらに比べると、正直言ってカキフライは、まあ普通というか、通りいっぺんの味かな~と言わざるを得ないと思いました。これは弁当ゆえに、あの出来立てのフライのサクサク感がなくなっていることが大きく、やむを得ないだろうなと思いました。この厳しいご時世に、軽食一食に1,050円といえば、ちょっとした贅沢と僕には感じられますが、コスト・パフォーマンス(費用対効果、顧客満足度)はなかなか高い水準にあると思いました。なお、今ざっと検索した限りでは、インターネットでの通販などはしていない模様です。興味のある方は、最寄のスーパーなどでの駅弁フェアを待ってお買い求め下さい。
2011.01.18
コメント(2)
ウェスティンホテル東京(恵比寿ガーデンプレイス内、アンドレアス・トラウトマンスドルフ総支配人)の中の鉄板焼レストランのアルバイト従業員だったC大学理工学部の女子学生(20)が、有名人顧客の来店情報などをツイッターで常習的に「実況中継」していた“機密漏洩事件”が、ネット上で祭りになっている。この女子大生は、それに加え、上司の悪口や不平不満なども日常的につぶやいていた。まあこれは次元が違う話だが、根っこは一緒かなとも思われる。上品な雰囲気を誇る当ブログで(?)この話題に触れるのはどうかとも思うが、野次馬根性含みの正義感(?)が疼(うず)いてしまうのはいかんともしがたい。「疼く」という字は「やまいだれ」に冬と書くから、冬にはふさわしいかも知れない。・・・なんのこっちゃ?・・・とにかく、ど~も炎上には目がないもんで■ 日刊サイゾー「ウェスティンのJ稲本&田中美保Twitter暴露騒動 損害賠償請求の可能性も?」その女子大生は、「スネークス(蛇)」とか呼ばれているらしい影のネット上級者軍団(?)によって、あわれ実名、顔写真、在籍する大学・学部、それ以前の学歴などまで突き止められ、大々的に晒されている。本気でやられたら、プライバシー侵害などという概念もへったくれもないに等しく、すべて丸裸にされてしまう恐怖のパターンの再現である。実にコワイ現象ではあると思いつつ、これらの情報は、もちろん僕もブックマークしてある(笑)これまでも僕らは、公(おおやけ)のマスメディアの報道には一切出ない、凶悪事件を犯した少年犯の実名や顔写真はもとより、場合によっては住所や家族構成まで目にしてきた。その他、問題発言や行動をした者に対しても、有名・無名人を問わず、推して知るべしの状態である。これらの実例を通じて、僕らはインターネットが恐るべき発明であることを如実に知った。彼女は当分、街も歩けないだろうし、将来、就職・結婚などにも影響がないとは言い切れない。たぶん、この世のどこかにあり、密かに流通しているとも仄聞される要注意人物ブラックリストに登録されたことは疑いない。これまでにも数々の炎上事件を繰り返してきたインターネット空間の怖さを、20歳にもなって何も知らなかったのだろうか。何とも哀れではあるが、若干苦笑してしまうのも禁じえない。そういえばこのブログだって、ずいぶん前にだが、1~2度炎上(というほどでもないかも知れないが)しかかったことがあるのを、昔からの読者でご記憶の方もいるだろう。それは、僕もコワさを知らず好き勝手放題書いていたブログ初心者の頃で、ある超有名芸能人がらみのかなり批判的な記事を載せたときのことだった。たちまち、激烈、あるいは冷笑的なコメントが長期間殺到し、なんとも嫌~な感じでうんざりしつつ、けっこうビビった。数えたわけじゃないが、全部合わせれば5000アクセスぐらいにはなったんじゃなかろうか。今思い出しても冷や汗が出る。その件では、深く反省するとともに、どういったことを書くとヤバイのか、身に沁みて勉強になった。感情(特に、怒りや下世話な好奇心)に任せた一方的な記事や、熱烈なファンがついている人気芸能人がらみとか、社会的常識に欠ける「掟破りな」独断的な記事掲載などは特にアブナイと思う。今回の女子大生の書いた内容は、それらのドツボな要素をいくつも兼ね備え、炎上まっしぐらのつぶやきだったと思う。やったことは、社会人としては言語道断・もってのほかの行為といっていいだろう。アルバイトだろうが何だろうが、接客業に従事するものが、顧客の来店などの個人情報を公然とリークするとは、あってはならない・あるまじき・ありえない初歩的社会的常識の範疇である。この場合、ホテル側の「守秘義務」は、公務員や医師・弁護士などに課される法制度的なものではないのかも知れないが、信義・道義・社会通念的な問題としては、確乎として存在すると思う。政治の世界では、料亭の中で話したことや起こったことは、絶対に外に漏れないと言われてきたし、それは事実だといわれる。一種の伝統文化とさえいえるかも知れない。・・・が、何も料亭に限らず、これが接客業者の基本だろう。勤務先だったホテルの信用失墜や損害も甚大と想像される。確かに、例えばもし僕が常連客だったとしたら、別に有名人でなくとも相当気分が悪いし、たぶんもう二度と行かないだろうと思われる。後味が悪い「イタいニュース」ではあったが、以て他山の石であり、人の振り見てわが振り直せの、一罰百戒的な、社会への警鐘になったという意味では、それなりに有意義だった。
2011.01.17
コメント(2)
「柚子胡椒」ってものは、以前からスーパーあたりで時々見かけていて、そういうものがあることは何となく知っていたが、・・・ユズとコショウ~?@@、 そんなもの、いったい何に使うんだ? ぐらいにしか思っていなかった。ところが、最近知ったところでは、この「胡椒」は九州南部辺りの方言で「唐辛子」を意味し、「柚子胡椒」とは、ユズ風味の唐辛子ペーストのことだという。これは、昨年暮れのNHKの「ことばおじさん」梅津アナウンサーの解説で初めて知った。類似のものに、新潟の「かんずり」がある。これは鍋物か何かで食べた記憶がある。関東では、むしろこちらの方に馴染みがある。かんずり 新潟・越後妙高の香辛調味料(唐辛子発酵食品)価格:400円(税込、送料別)ちなみに、標準語でいう「胡椒」は、その南九州方面では「洋胡椒」というのだそうだ。・・・う~む、ややこしい。しかし、な~んだ、そうだったのか。それなら分かる。味噌汁や麺類、魚介や肉の鍋料理をはじめ、けっこういろんなものに合うという噂も腑に落ちた。もともとご存じの方には笑われそうな話であるが、これはけっこう僕だけでもないようである。 But I'm not the only one.この正月に親戚が一同に会する機会があり、たまたまこの話題になったのだが、ほとんどの者がこの小事実を知らなかったようで、「えっ、そうなの~?」とけっこう驚いていた。たぶん、この「胡椒」の意味は、少なくとも関東では、まだほとんど通用しないと断言できるのではないだろうか。直感的に間違いないと思う。そこで、僭越かつお節介の極みではあるが、関東に販路を拡大したいメーカー各位におかれましては、悪いことは言わないから「柚子唐辛子」に改名した方がいいのではないかと、衷心から申し上げる次第である。九州方言の味わいは味わいとして貴重だろうが、確かにこれは分かりにくい。分からないから、なんか得体が知れない感じで、金出してまで買わないということになるだろう。・・・実は、けさの新聞折り込みの地元スーパー「サンユー」のチラシに、S&Bのチューブ入り「柚子こしょう」(40g)が98円となっている(これはたぶん安いと思う)ので、さっそく買ってみようと思い立ち、延いてはこの話題になったのである
2011.01.14
コメント(0)
正月早々ながら、今日は伯母の三回忌を執り行いました。生前の伯母もかなりのおしゃべり、僕も生まれつき日本男児にあるまじきほどのおしゃべり小僧だったこともあって、小さい頃から年の差を超えて妙に馬が合い、大変可愛がってくれた伯母でした。幸い、この伯母に対しては、生きているうちにいろんな意味で恩返しが出来たと思っており、思い返しても「トイレの神様」的な後悔の念などはありません。おととしの1月に亡くなってからもう2年経ったんだな~と、月日の流れの早さに驚きつつ、感慨無量の厳粛な気持ちになりました。非常に寒い日が続いていた北関東の当地ですが、今日は奇跡的に暖かい一日で、けっこうポカポカ。その点はとても良かったです。そのあとは、成人式の笑顔の若者たちで大にぎわいの地元ホテルに移動して、親戚一同お清めの酒宴となりました。・・・そんなわけで、だいぶ酔っぱらってしまったので、ブログは本日お休みです~
2011.01.09
コメント(0)
けさ目覚めたとたん、右手に何やらイヤ~な違和感が・・・。続いて、指先から手首にかけて痛みを感じ、ためしに動かしてみると、グキっ! と激痛が走った~っ!これはたぶん、右手の筋肉痛というか、腱鞘炎(けんしょうえん)なのであった~原因は間違いなく、年賀状の手書きの宛名書き・添え書き作業によるもの。日頃ほとんど使わず、退化している“手書き用局部筋肉”の酷使しすぎである。すごく字が下手になっているので、書いている最中から、力が入りすぎて疲れるな~と思っていたが、やはり無理が祟ったか~大リーグボール3号の「バットをよける魔球」を投げすぎて疲弊した、星飛雄馬の左腕のようになってしまったのである。正午過ぎの現在、体が温まってきたせいか、具合はだいぶ良くなってきたが、まだ力を入れるとかなり痛い。年賀状畏るべし、甘く見てはいかんぜよと、改めて痛感した今日この頃であります~
2010.12.29
コメント(0)
年賀状の作成 プリント 宛名書き 投函・発送という一連の作業が、やっとオワタ~っウラ面はともかく、オモテ面の住所・宛名も全部パソコン・ワープロで処理してもいいのだが、それではやはりちょっと味気ない。事実、そういうハガキをもらうと、けっこうガッカリするのをたびたび経験している。せめて宛名と、ちょっとした添え書きぐらいは手書きにしようと思って、父さんは夜なべをして、せっせと書いただよ~が、皆さんもそうだろうが、最近ほとんど手書きで文字というものを書かないので、どんどん字が下手になっており、ミミズがのたくったような下手さ加減には、我ながらビックラ~子供の頃は習字をやってたので、本気出せばけっこう上手いはずだというアタマはあるんだけどね~。昔取った杵柄は全く役に立たず、字を書く筋肉が退化してしまっている。一応歌詠みの端くれであるわたくしにおいてをや、である。歎異抄である。日頃ほとんどパソコンのワードプロセッサで書いて(打って)いるもんな~、しょうがないわな~。・・・そんなこんなで、ホント、づかれた~
2010.12.28
コメント(6)
ふと気がついてみれば、はやクリスマスも終わり、今年も残すところあとわずか6日に押しつまった年の瀬です~そういえばまだ年賀状を作ってないな~と、少し前から気にはなっていたのですが、何となく億劫で着手できず、遅ればせながらきのうからやっと取り掛かったところですお世話になっている人などに、きちんと年賀のご挨拶をしたいという気持ちは重々持っていますが、いざ年賀状を作るとなると、これがけっこう面倒なんですよね~幸い、家族の写真データは割と良く撮れてるのがあるので、これをレイアウトして今日明日中に作成・プリントして、あさって28日か、遅くとも29日には宛名書きと投函を済ませたい~っ!!・・・でも、もしかすると、読者の皆さんも、けっこう似たような状態ではありませんか~!?いずれにしましても、そんなこんなで忙殺されてますので、ブログ更新の方は2~3日お休みさせていただきます~。何とぞご了承下さいませ~・・・このどたん場での大あわて冷や汗パターン、思えば毎年恒例になっております~ところで、大桃美代子と麻木久仁子のお騒がせ“不倫バトル”についてちょっと触れると、やや地味だが聡明で貞淑な良妻を足蹴にして、けしからんモテモテ浮気夫が、小悪魔・奔放才女系愛人に走った(愛人から見れば寝盗った)形の、古典的「失楽園」パターンだったと、ほぼ判明した感じである。映画版の「失楽園」(森田芳光監督、1997東映)に擬えれば、役所広司の編集者が山路徹氏(49)、黒木瞳の書道の師匠が麻木久仁子(48)、星野知子の貞淑地味妻が大桃美代子(45)に、それぞれ当たるということかな~。映画つながりでいうと、松本清張の「潜在光景」を映画化した「影の車」(野村芳太郎監督、1970松竹)なんてのも思い浮かぶ。一見真面目そうだが翳のある主人公の男が、まさにハマリ役だった加藤剛、不倫相手の同級生の女が岩下志麻、寝盗られ妻に小川真由美の豪華キャストで、清張モノらしくやはり犯罪がらみのゾクゾクする展開になってゆくのだが、一見の価値があるなかなかの力作ミステリーだったと思う(1970年度「キネマ旬報」ベストテン第7位)。野村監督と主演の加藤剛は、その後再び松本清張原作で映画史に残る名作「砂の器」(1974松竹)で組むことになる。その片鱗も十分うかがえる作品だった。こたびのツイッター騒動では、堪えがたきを堪えに堪え続けてきた貞淑妻の大桃が、ついに堪え切れずブチ切れた形であり、その気持ちはけっこう分かるし、一概に大人げないと責めるのも気の毒という気もする。記者会見で、深い怒りと哀しみを内に秘めて耐えている表情の大桃が本当にキレイで、なんか古代ギリシャの女神の彫像かと思った。全国の奥様お嬢様は、たぶん大桃の側についたと思われる。一方、男と女の出来事であるから、山路と麻木が一方的に悪いと断定するのもちょっと無理な気もする。ちょっと昔までは、社会的に公認された側室・妾という存在がいて、戦後の巨人政治家・田中角栄の凛たる神楽坂芸者の美人妾などはよく知られているし、その時代には男の甲斐性の一部と見られていたこともご存じの通りだ。山路氏というマッチョな戦場ジャーナリストは、そういう時代の男女関係の感覚をやや残している人なのかも知れない。当人たちは大変だろうが、客観的にはいいとも悪いとも言い難い。・・・結局、単純にいえば、源氏物語のいにしえから何千回・何万回と繰り返されてきた、古今東西ありふれたトラブルだったのかも知れないね~
2010.12.26
コメント(0)
ふだんは芸能人のゴシップとかスキャンダルなどにはほとんど興味が湧かず、「海老蔵騒動」も、“ま~だやってんの~?”ぐらいにしか思えないでいるのだが、19日夜に突如勃発した、タレント・大桃美代子(45)による、彼女の元夫でAPF通信社代表の国際ジャーナリスト・山路徹氏(49)とタレント・麻木久仁子(48)の不倫情報暴露の“自爆報復テロ”ツイッター騒動には、さすがに驚愕、震撼させられたこれはちょっと、ただごとではないですのう芸能界やネット上にも、激震が走っている模様である。芸能界の“しきたり”や“掟”については知らないが、芸能記者などの情報によれば、この場合圧倒的に大桃側に非があるとされるだろうという。確かに、当事者間で文句を言うならともかく、一種の公的なメディア(媒体)といっていいツイッター上で、不特定多数の目にいきなりプライベートな事柄を暴露した行為は、一般社会通念からみても、やはり若干勇み足の憾(うら)みは拭えない気もする。大桃の哀しみや当惑、腹立ちのほどは重々理解できるが、最悪の場合、彼女は芸能界から事実上の“永久追放処分”になる可能性もあるということだ。現時点ではまだ詳細な事実関係ははっきりしていないが、問題のツイッターの書きこみ(現在は削除)が大桃本人によるものであることは、所属事務所が確認したという。およそウソを吐くような人物ではなく、最後の清純派(?)のような誠実なキャラクターだけに、信憑性は間違いなくある。そういえば麻木って、清潔感はあってスレンダーだけれども、どこか「肉食系」のエロティシズムも漂わせているな~とかねがね思っていたので、今回の騒動も、少なくとも感覚的にはストンと腑に落ちてしまう。彼女の魅力の一つには、確かにそうした部分もあるように思える。「寝盗る」とか「略奪愛」とかの一つぐらいしても、そんなに意外ではないと思えてしまう女豹の雰囲気もつとに持っていたと思う。・・・とりわけ、思い起こせば数年前に、彼女が急にすごく綺麗になった時期があったと、けっこう鮮明に記憶しているが、それはもしかしてこういったことが背景にあったのかな~? とか勘ぐったりもしてしまう。かつて、史上初めて高らかに「自立する女」をイケイケドンドンで謳歌した女性誌「クロワッサン」の論調は、いわゆる「クロワッサン世代」を輩出するとともに、こんにちの少子高齢化問題にもつながる「クロワッサン症候群」と呼ばれる負の影響ももたらした。その世代の開放的な生き方(ウェイ・オブ・ライフ)や、ややもすると左傾的になりがちな考え方の当否はともかく、確かにきわめて魅力的な、中身もある女性が多いことも事実だと思う。そうした風潮の中を真っ向からサーバイブしてきた一等星というべき知的な人気美人タレントを襲った突然の大スキャンダルに、一ファンとして下世話で下品であると思いつつも、興味津々の「好奇心の強い男」のわたくしめである月並な感想ではあるが、今後の成り行きを注視していきたい。(文中敬称略)■ 大桃美代子が元夫の不倫をツイッターで暴露「不倫相手は麻木久仁子」■ 麻木久仁子の不倫疑惑で絶対に見るべき番組2つ■ 麻木久仁子 不倫否定せず 大桃美代子の元夫・APF通信代表山路氏と
2010.12.21
コメント(0)
「やはり民主党には無理だったのだ」 オリジナル・リンク元菅直人首相は、昨12日夜の会合で、半年間の自らの政権運営を振り返って「今までは仮免許だった」とのたまったというけさ一番のNHKニュースで聞いて、思わずのけぞった・・・あ~なるほどね~、仮免だったのか~。それじゃあこのヨタヨタぶりも仕方がないよねと腑に落ちた。どうりで、半年で免許失効となりつつあるのも当然なわけだ。この人は、自分というものを熟知しており、客観視できている立派な人物だと改めてよく分かった。よくぞ告白してくれたと、イイコイイコしてあげたいぐらいだ。仮にも世界有数の経済力を誇る国家のトップの重責にある者が、なかなか言えそうで言えない稀に見る名言だと思うので、ここに記憶に留めておきたい。柳田前法相の「バカの二つ覚え」発言とどっこいどっこい、いや、それ以上だと思った菅首相「今までは仮免許」「いよいよ本免許」【朝日新聞 13日付夕刊】 「今までは仮免許だった」。菅直人首相は12日夜、東京都内での支持者を集めた交流会で、6月の就任から半年間の自らの政権運営をこう振り返った。「ねじれ国会」や外交案件に苦しめられた時期をひとまず乗り切り、来年の通常国会に向けて指導力を発揮する意気込みを示したかったようだが、無責任ではないかという批判も招きそうだ。 出席者によると、首相は「今までいろいろと配慮してきた。そういう意味では今まで仮免許だった」と、半年を振り返った。その上で「いよいよ本免許。みなさんの支援を受けてはばたきたい」「これからは菅直人らしさを出していきたい」と語った。[朝日新聞 12月13日10時24分配信]菅首相の「仮免」発言を批判 ── 野党【時事通信】 自民党の小坂憲次参院幹事長は12日夜、菅直人首相が「これまでは仮免許だった」と発言したことについて、「仮免許で政権を運営されてはかなわない。一日も早く政権を明け渡すべきだ」と批判した。 公明党の山口那津男代表は「むしろ鳩山内閣時代の副総理の期間が仮免許だったのではないか」と述べた上で、「仮免許で国益がどんどん損なわれたのであれば、即刻免許を返上すべきだ」と強調した。また、みんなの党幹部も首相発言について「失笑してしまう。語るに落ちた話だ」と指摘した。[時事通信 12月13日0時48分配信]
2010.12.13
コメント(4)
「週刊ポスト」(小学館)12月17日号(最新号)によると、みんなの党の渡辺喜美代表は、政局の展開をこう読んでいるという。 「菅首相は自民党との連立を考えるだろうが、失敗に終わる可能性が高い。そうなると、仙谷氏ら反小沢派が、今度は代表に前原誠司氏を担いで、総理のクビをすげかえに動くのではないか。支持基盤に見離されたら菅首相も解散はできない。民主党は代表選に突入し、分裂する。すると、前原グループと自民党が連立を組む可能性がある」のだという。示唆に富む興味深い分析ではあるが、こうなると上級者の囲碁みたいなもので、もはやシロウトに当否が判断できるレベルではないとも思う。・・・いよいよ佳境に入ってきたというべきか、いよいよワケ分かんなくなってきたというべきか一方で菅首相には、いざとなったら女房役の仙石氏をばっさり斬り捨て御免にして、腐れ縁の元カノ・小沢一郎氏と手打ち(和解)して高位高官で厚遇するという、考えるだにおぞましいものの、ウルトラCの奥の手が残されているという説も根強く囁かれている。・・・もっとも、これはまさに「悪魔の囁き」というべきであり、国民としては、そうは問屋が卸さないという気分ではある。なお、数日前に突然浮上した「大連立騒動」は、渡辺・与謝野氏などその登場人物から見て、背後に国の将来を憂える中曽根康弘大勲位の意向があったのではないかという憶測も流れ、疑心暗鬼をもたらした。万が一それが当たっているとすると、確かに保守陣営としては、戦後政治最大の巨人の意思を粗略・無下には扱えないということであり、一瞬政界に大きな緊張が走ったが、その当否はともかく、現下の政治状況に照らすと、これはやはりいささか“御無理筋”の難題ではなかったかと思う。特に小沢氏と組むのは、自民党の大勢にとっては現在、到底無理なご相談だろう。ともあれ、そんなこんなで政局は今やグッチャラグッチャラの混沌状態に陥っており、一寸先の闇深しの年の瀬である。渡辺喜美氏「民主は自民との連立失敗し分裂する可能性」【NEWSポストセブン(小学館・報道系ウェブサイト)11日配信】
2010.12.11
コメント(2)
この週末に、新聞・通信社・テレビ局などマスメディア各社の世論調査があり、追って順次報道される。結果が非常に待ち遠しい。注目の菅直人内閣支持率が、いよいよ赤信号点灯の20%を割り込むのかどうか、スリル満点ワクワクドキドキの初冬である。地獄の底までついてゆく「さそり座の女」のごときコアな民主党支持層が、はたして何%ぐらいいるのか見てみたいという知的好奇心(・・・というか、単なる野次馬根性?)もそそられる。その層の実態は、従来の日本政府・自民党への根深いルサンチマン(怨念)と反感に支配され、かといって社民・共産主義にまでは与(くみ)したくない、ビミョーな感じの人々だろうか?・・・なんか正直よく分からないのだが。さて、小泉純一郎元首相は昨8日夜の自民党内の会合で、「民主党の分裂を阻止して、何とか菅総理にやらせる(続投させる)ことが、自民党にとって大事だ」と強調したという。思わず膝を打って哄笑した。さすがに三度のメシより政局が好きといわれる天性の勝負師。言うことがいちいち的を射ている。僕も政治こそ最高のエンタテインメントだと思っている不埒者なので、この政界の大スター・團十郎を改めて尊敬しちゃう~確かに、主権者たる国民への「大政奉還」ともいえる衆議院解散総選挙などに踏み切るには、まだやや時期尚早というべきであろう。江戸幕府・民主党政権の無能ぶりが徹底的に全国民に納得され、大混乱が白日のもとに晒され、「再政権交代」に向って十分に民心が醸成されるまでには、もう少し時間がかかるように思う。そういう意味では、内閣支持率も超低空飛行ながら一定の水準を保ってもらっていた方がいいのかも知れない。放っておいても、新年の通常国会は波乱必至であり、菅政権がこのまま持つと思う者は少ない。その一方、小沢一郎氏、鳩山由紀夫・邦夫ブラザーズ、与謝野馨氏、ナベツネ渡辺恒雄読売老害会長、with featuring 舛添要一氏など政界ゾンビのごとき連中が、このところなにやら小人閑居して、「大連立」などという死語のスローガンを掲げつつ、陰でこそこそ蠢動していると伝えられる年の暮れであるが、バカも休み休み言っておくんなまし。むしろ、小沢・鳩山氏の首をチョン切って差し出す勢力となら、組むことも多少考えてもいいかな~というのが自民党・公明党筋の本音のスタンスであろう。もちろん、福島みずぽりんの首も大前提である。敵に回したら怖ろしい三白眼の石破茂・自民党政調会長は、9日午前の講演で「小沢一郎元代表のグループを除いた『脱小沢』の民主党と自民党が組むのはあり得ない話ではないが、何のために組むのかをはっきりしてもらいたい」と指摘。さらに「連立するなら昨年のマニフェスト(政権公約)を全部変えるのだから、すぐ選挙をして国民の信任を得ないと政権の正当性を持ち得ない。」と語ったという。全く同感であり、これはおおむね自民党内のコンセンサスと見ていいだろう。万が一大連立があり得るとしても、それは小沢氏を含むサイドとではないということだ。ところで、僕は日頃から読売新聞を購読し、その穏健な論調をおおむね支持・是認して毎日愛読している。ここでちょっと話がそれるが、元文化部記者の俳人・長谷川櫂氏のコラム「四季」も毎日楽しみにしている。長谷川氏への、ネット掲示板上での、ところ構わぬ激しい粘着性の執拗な匿名の誹謗中傷をご存じの方も多いだろうが、全く解せないところである。長谷川氏は研ぎ澄まされた感覚を持つ、一家言ある立派な俳人である。確かに、芭蕉の名句の解釈などをめぐって、長谷川氏が著書などで現代俳人としてのいささか理屈っぽい(ひねくれた?)自説を展開して、正統派大御所俳人・森澄雄氏の怒りを買ったのをはじめ、若干の武勇伝や論敵がいることは知っているが、それにしても、あそこまであることないこと言いたい放題書かれる謂われはないだろうと、いつもきわめて不快で気の毒に感じている。本当にうんざりさせられる。書き込んでいるヤツは恥を知ってもらいたい。話がそれたが、ナベツネ氏は、後進・橋本五郎氏あたりに主筆の座を譲って、もういい加減に引退したらどうなのか。率直に言って、天下の1000万部読売の恥さらし・ガンになりつつありますだよ。マスゾエ氏も、「貧すれば鈍す」丸出しではないか。けっこう颯爽としていた論客が、最近はますますネズミ男に似てきた。みっともないから、こんなところに顔を出さない方がいいですよと、衷心から申し上げたい。「選挙を経ない連立の組み替えは邪道だ」自民・石破政調会長【産経ニュース 9日配信】
2010.12.09
コメント(2)
次期首相の座が有力視される野田佳彦財務大臣を会長とする政府税制調査会(政府税調)の議論は、法人税の引き下げ幅をスズメの涙の2~3%程度に留める方向であることが明らかになった。中国の台頭をはじめ、激しい国際競争の渦中にある経済界に対する施策としてはきわめて不十分であり、民主党政権の後手後手・無策ぶりにも程があると思う。また、その財源は所得税の改革などで捻出するという。税制の問題はなかなか難しくシロウトの手に負えない面もあるが、つまるところ簡単にいえば、時代錯誤の累進課税の強化によって、働き盛りの壮年層の個人所得からブン取れるだけブン捕れという腹づもりであろう。企業はあらかじめ悪であるという、アナクロ左翼的な発想がちらちら垣間見える。環境税の導入も重大だ。税率にもよるが、法人税を減税してもその効果は相殺され、製造業者には差し引きプラスマイナス・ゼロにもなりかねない。そして、何よりも消費税の値上げにはひと言も触れていない。この点だけでも欺瞞であり、ごまかしのインチキな議論である。消費税の大幅値上げで恒久安定的な財源の確保を図らない限り、わが国の財政に将来はなく、日本に未来がないことは、池上彰氏の解説などのよろしきを得て、今や高校生でも知っている事実だ。37兆円の歳入で90兆円超の予算を組む、政府の「俺たちに明日はない」政策によって、国債等の赤字はすでに900兆円に達している。とりわけ民主党政権になってからの大盤振る舞いのバラマキ政策で急激に膨らみ、総額1000兆円に達するのも時間の問題だ。ある意味で非常にキリのいい、象徴的な数字となる。もしそうなったら、たちまち日本国の信用と格付けは暴落するだろう。刻一刻と、あの南米や東欧の破綻国家のような阿鼻叫喚の地獄絵図が、音を立てて迫ってきている。どうしても切り捨てることのできない安全保障・防衛予算、及び医療・年金・介護などの社会保障予算を除き、ここ数年のうちに、徹底的にバッサリと歳出削減を図り、同時に大胆な成長戦略を打ち出さなければならない。時間的余裕はいよいよなくなってきている。菅首相が一つ覚えの“お題目”のように唱えている「雇用の創出」≒失業率の改善などは、そうした政策の結果として実現されるものであって、原因と結果の順番を間違えているのではないか? ・・・小学生でもあるまいに。以上の道筋が実現できなければ、そう遠くない時期に日本は破綻する。選挙の票ばかりに右顧左眄して、こんな分かりきった政策の実現にも着手できないでいる菅・民主党政権は、存在価値が全くない有害無益の木偶の坊ではないだろうか。一刻も早く、内閣総辞職か衆議院解散・総選挙に踏み切っていただきたい(・・・踏み切らないだろうけどね~)。法人税下げ2~3% 環境税、来年度導入 政府税調方針【読売新聞6日付朝刊1面】 2011年度税制改正の焦点である法人税減税を巡り、政府税制調査会で引き下げ率を2~3%程度にとどめる案が有力になっていることが5日、分かった。 経済産業省や産業界は5%引き下げを求めるが、税収減を補う財源を十分に確保できない可能性が高まっているからだ。 野田財務相は同日、記者団に対し、5%引き下げについて「検討はしてきているが、なかなか厳しい」と述べ、下げ幅を圧縮する可能性を示唆した。 法人税減税にあたり、財務省は税収減を補う財源の確保を産業界に求めている。財務省の試算では、5%下げた場合、国の税収は約1兆4000億~2兆1000億円減る。一方、産業界が6日にも政府税調に示す「財源案」は、減価償却制度の見直しなど、数千億円程度にとどまる見通しだ。 民主党や産業界は企業の税負担を実質的に減らすことを求めている。政府税調は法人税の減税額が企業が負担する「財源額」を上回るようにして産業界などに配慮する方向だ。所得税改革などによる負担増の一部を法人税減税の財源に充て、国全体の税収が減らないようにすることも検討する。 また、政府税調は5日、11年度税制改正で、地球温暖化対策税(環境税)を導入する方針を固めた。原油や天然ガス、石炭などにかかる石油石炭税の税率を約5割引き上げ、約2400億円の税収確保を目指す。[12月6日03時06分 読売新聞]
2010.12.06
コメント(2)
またぞろの、しかしよもやの低支持率にあえぐ菅政権の命運はすでに尽き、事実上終了した。政界の水面下の関心の焦点は、次期首相選びに移っているといっていいだろう。虚勢と大言壮語ばかりでここまで何一つ出来ず、無能無気力無為無策をさらけ出している菅直人首相(64)は、もはや完全にレイムダック(死に体)化しており、政界関係者や広汎な国民、果ては伸子夫人からも(?)すでに見切りをつけられている。栄えある本年度流行語大賞のベストテン入りに輝いた「ルーピー」(クルクルパー)こと鳩山前首相と大同小異だった、・・・いや、多少なりとも期待を持たせた分もっとひどいともいえそうだ。菅内閣が、北朝鮮の暴発ばりに「やぶれかぶれ総辞職」で総選挙に打って出た場合、再び政権交代で自民党を中心とする連立政権に戻るリスクもかなりあるわけだが、菅首相にそうした冒険をする度胸があるとは到底思えず、その実現可能性はほとんどない。強いていえば、あとはもう辞める時期だけの問題であり、政界(野党と、一部与党)としては、一応来年度予算編成に目途が立つ来年早春あたりに「それを花道に辞めさせてやろうかな~」ぐらいの、阿吽の暗黙の“武士の情け”の問題にすぎないのだろう。それにしても民主党政権は、よほどの事変でも起こらない限りなおこのままダラダラ数年続くことになりそうだが、問題はなんといっても後継者である。国民の声はどうあれ、リアルな民主党内部の力学からいうと、次期首相は野田佳彦財務大臣(53)しかいないだろうという見方がこの秋から急速に広がってきており、政界通の間では、ほぼ本命・定説になりつつあるといっていいようである。ここしばらく、僕も複数の政界スズメ的な知人から異口同音にそうした情報を得ており、個人的にも確度はけっこう高いと思う。確かに、改めて考えてみれば、これまで野田氏には記憶に残るような失点もなく(・・・業績もなく?)、滞りなく円滑な行政運営を行える一定の手腕があることは認められる。財務相としての国会答弁もまずまず如才ない。野田氏は、党内反主流派の小沢グループと距離があると見られる保守派の野田グループの領袖だが、現在までのところ全方位的に立ち回ることに成功してきており、どこからも睨まれていない点が有利である。ちなみに、党内で特に友好的な関係にある前原グループは、ご存じの通り敵および毀誉褒貶の多い仙谷由人・前原誠司・枝野幸男氏らを抱えて、なお隠然・鬱勃たる勢力を堅持する小沢グループと激しく敵対しており、今や泥舟寸前の状況といえる。もちろん、その小沢氏自身は西松建設の袖の下問題で強制起訴待ちの身で、復活はもはやさすがに、どう転んでもないだろうと思われる。・・・が、ゾンビが闇で蠢くということは十分あり得るので、警戒は必要であろう。おそらく野田氏であれば、温厚で人格円満な性格と、あの愛嬌たっぷりのお笑い芸人的風貌も相俟って、「ノープレー・ノーエラー(何もせず、何も間違えず)」的な、きわめて無難な政権運営を実現できるのではないか・・・その結果、日本が浮上するか沈没するのかは、また別の問題だと思うが次期首相に就任する野田氏には、空想的社会主義のような民主党の幻想的政策から距離を置いて、現実的な喫緊の課題である成長戦略の策定・展開と財政の健全化に取り組んでもらいたい。野田氏を会長とする政府税調は、財務省と経済界の後押しもあって、法人税の引き下げの意向を固めたというが、その財源には所得税を増税して充てるのだという。これは消費税値上げまでのつなぎだということだが、具体的にいったいどうなるか。子ども手当ての財源には、配偶者控除への所得制限導入(高所得層の控除の撤廃)を充てる方針だったが、主婦層の反発に配慮して相続税の増税を検討しているという。相続主、つまり相続財産を持っている祖父母の世代から見て孫の世代に与えられる子ども手当ての財源として、子の世代からふんだくるという寸法だ。これらは全て場当たりで、なんらの一貫した哲学もない。歳入が37兆円で90兆円超の予算を組んでいる民主党政権の赤字垂れ流し体質は、一刻も早く改めなければ、大げさでなく国が滅ぶ。それを避けるためには、「入るを図って出ずるを制す」、すなわち徹底的な歳出削減と安定的な財源の確保しかないのは、中学生でも分かる公理である。
2010.12.04
コメント(2)
尖閣諸島、北方領土、竹島は わが国固有の領土です。言うまでもないことですが 言わなければ伝わりません。
2010.11.13
コメント(2)
9月に尖閣諸島沖の日本領海で中国漁船が海上保安庁巡視船に衝突した事件で、海上保安庁側が撮影したビデオ映像・音声が動画投稿サイト「ユーチューブ」に流出したことは、広く衝撃をもたらしている。これが正真正銘の本物であることは、政府当局も事実上認めているという。□ 中国漁船の「よなくに」への追突の瞬間は、2:00頃から。□ 中国漁船の「みずき」への追突の瞬間は、1:00頃から。(この動画は削除される可能性があります。)何となく、流出もあり得るのではないかと、ひそかに危惧(期待?)していたが、あまりにも突然に実現した形だ。緊迫した中でよくこれだけ冷静に撮れたと思う、横長ハイビジョンサイズの、かなり鮮明で臨場感のある動画である。百聞は一見にしかず、明らかに中国側に非があることが一目瞭然だと思う。中国「漁船」の船員たちの“冷静沈着”ぶりや操船の巧みさなどから、防衛・安全保障の玄人筋からは中国当局の「工作船」疑惑も改めて指摘されている。この事件は、例えば東京都内で、酒に酔った中国人が運転する車が警視庁のパトカーに故意・確信的に突っ込んできたのと同列であり、当然逮捕・起訴されて厳重に処罰されるべきケースである。処分保留のまま釈放・無罪放免した政府の判断は全く道理がなく、国民の大多数が納得しないであろう。ましてや、犯人の帰国を英雄扱いの大はしゃぎバカ騒ぎで出迎えた中国の対応は野蛮であり無法というほかはない。ひと言でいって、ならず者の振る舞いである。国際社会は嫌悪感を強めた。この動画が流出した経緯は今のところ明らかでないが、〔1〕検察庁・海上保安庁など政府部内のどこかや、出先の石垣海上保安部・那覇地検などの組織の一員による内部告発的な暴露、または、〔2〕当該画像が保存されている記憶装置(ハードディスク)などへのハッカーの侵入などが考えられるという。ハッカーの実力のほどはよくは知らないが、彼らが本気を出した場合、通常のPC並みのセキュリティなど易々と突破できるというような噂も聞く。問題の動画の保存の機密度はどうだったのか、気になるところである。初出の動画は「sengoku 38」というハンドルネームを名乗る人物によって、4日夜にアップロードされた。・・・「仙石 左派」とでも読ませるのだろうか?38という数字は、尖閣諸島を含むアメリカからの沖縄返還(1972年)から38年間、政治に翻弄されてきた海上保安庁最前線の苦渋をにじませているという見方もあるという。このハンドルネームは、逮捕された船長を自らのイニシアティブ(主導権)で処分保留のまま釈放させたといわれる仙石由人官房長官を明らかに揶揄しており、強い敵意・反感をも感じさせる。引用元となったこの動画はすでに削除されているが、デジタルコピー・ダビングが繰り返され、ユーチューブその他で出しては消され、出ては削除のいたちごっこになっている。もはや全て削除するのは不可能であろう。なお、5日の日本テレビの報道によると、この動画は中国国内のインターネットでも視聴できており、一定の反響がある模様だという。いずれにしても、流出は菅民主党政権の対中弱腰外交(「媚中」外交)などに不満を抱く人間によるやむにやまれぬ行為であろうと想像され、特に〔2〕の公務員による場合は、逮捕・懲戒免職も覚悟の上の確信犯であろう。われわれも、記事・作品の引用に際しては著作権法第32条(「引用の要件」条項)の遵守に神経を使う。それですらなかなか重大なことだが、この場合はむろんそんなものでは済まない。法律的には、国家公務員法の守秘義務違反、もしくは海上保安庁や検察庁の捜査情報の電磁的記録への不正アクセス、または窃盗などが考えられるそうである。政府側としても、わが国固有の領土である尖閣諸島に関して、中国が言いがかりをつけてきている状況を踏まえれば、国家の最高機密に近い情報(トップ・シークレット)の漏洩であり、対外的信用の失墜を含む重大な政治的失態である。もし海保からの漏洩だった場合は上級官庁の国土交通大臣の首、検察関係だった場合は法務大臣の首が飛ぶとも言われている。四面楚歌、八方ふさがりの菅政権の足元が、またしてもぐら~りぐら~りと大きく揺らいだことは間違いない。初代・内閣安全保障室長の佐々淳行(さっさ・あつゆき)氏は、けさ5日朝のフジテレビの番組でコメントし、「船長を釈放したのは間違いだったとわかる。国連などに向けて、日本が正しいという証拠を出さなかったのだから腹が立つ。正義の味方、月光仮面がいるんですよ。公務員法違反にはなるだろうが、わたしは弁護したい、よくぞ出してくれたと。それよりなんで隠したんだと」と語ったという。まことに同感である。問題の性質上、流出の「犯人」に対して諸手を上げてヒーロー・英雄とまで賞賛するには、僕は若干ためらいがあるが、その蛮勇には十分な敬意を表したい気分だ。〔尖閣ビデオ流出問題〕 野党議員「政治家に対する役人のテロか」【産経ニュース 5日】らばQ:尖閣ビデオがYoutubeに流出!? 漁船衝突の瞬間にネット中が激震らばQ:外国人はこう見た…流出した尖閣ビデオに対する海外の反応
2010.11.05
コメント(4)
この週末は、地元神社の毎年恒例の秋祭りの、町会側の会所設営で大童(おおわらわ)だった。もう少し正確に言うと、当地・宇都宮の地名の由来ともなった「宇都宮二荒山(ふたあらやま)神社」の秋季例大祭「菊水祭」。歴史も規模も、当地有数の祭りである。■ 2007年の祭りの模様 流鏑馬(やぶさめ)■ 2006年の祭りの模様 1■ 同 2・・・やっていることは、だいたい毎年同じですけどね~29日(金)は、会所開きの作業で力仕事。年々歳々キツくなって来て、年齢を痛感してます~。初日の30日(土)は、台風14号の襲来で早々に中止のやむなきに至った(・・・ただし、神社本殿内で行われる本当の意味での「まつりごと」は、粛々と敢行された)。台風は、夜の間にあっという間に過ぎ去った感じで、結果的に当地ではさほど大したことはなかったが、まあ中止の判断は仕方なかったろう。昨31日(日)も、台風一過の凱風快晴とはいかず、どんよりと曇った空から時折小雨そぼ降る中、いろいろと奔走。会所閉め作業。今日もまだ、全部終わったわけではなくて、今宵はお日待ち会、すなわち〆の懇親会・宴会。町会としても、一年で最大の公式行事である。町内に支店を構える大企業の支店長などのお客さまも多く、接待に神経を使う。そんなこんなで、肉体労働と精神労働が綯(な)いまぜになった数日間で、もう若くない心身にはけっこうハード。すでにけっこうヘトヘトです~^^;
2010.11.01
コメント(4)
ロシアのメドベージェフ大統領が、先ほど1日午前、わが国固有の領土である北方領土の国後島に(事前通告もわが国の承認もないまま)意気揚々と、あるいはイケシャーシャーと上陸したというニュースは、これまでの流れからすでに予想されていたこととはいえ、改めて国民各層に激しい衝撃と怒りをもたらしているロシアの元首・最高首脳が北方領土に足を踏み入れたのは、ソ連時代も含めて初めてのことだという。ロシア側が日本に対して瀬踏みを試みてきた、明白で野蛮な示威行為(デモンストレーション)であり、不敵で傲慢な挑発行動である。日本政府は、完全にナメられ切っている。くわしい事実関係や今後の日ロ関係に与える影響の分析などはマスメディアの報道に譲るが、これで仙石由人内閣・・・いや、菅直人民主党内閣はメンツ丸つぶれ、(もともとあったのかどうかも疑問だが)最低限の威信も地に堕ち泥まみれである。中国の尖閣諸島領海侵犯事件も含めて、完全に菅政権のあきれた弱腰外交、というよりむしろ「外交の不在・非存在」が招いたものである。日本国民が持ち合わせている健全で良識的なナショナリズムが、醜い足で踏み躙(にじ)られたこの問題は、無能無気力無為無策の菅民主党政権への引導にもなり得ると観測される。もともと夏の参院選惨敗後、半ばレイムダック(死に体)になっているヨタヨタ菅内閣だが、これにてほぼ「オワター\(^o^)/」な状況に追い込まれたといって間違いないだろう。僕なんかは、内心とうの昔に菅政権を見限っているところだが、これでやっと広汎な国民の皆さんも最終的に見離すきっかけになったといえるだろう。・・・短い間でしたが、ご苦労さまでした露大統領、北方領土を訪問 歴代元首で初【読売新聞】 【モスクワ=山口香子】ロシアのメドベージェフ大統領は1日午前、北方領土の国後島を訪問した。 ロシア、旧ソ連の最高首脳による訪問は、1945年に旧ソ連が北方領土を不法に占拠して以来初めてだ。日本側は訪問を見合わせるよう求めていたが、大統領は北方領土訪問を強行し領有権を誇示した。日露の領土交渉は一段と複雑化し、経済を含む両国関係全体への悪影響は避けられない。 メドベージェフ大統領は1日午前10時すぎ(日本時間同9時すぎ)、サハリンのユジノサハリンスクから国後島のメンデレーエフ空港に専用機で到着。中心都市の古釜布(ユジノクリリスク)近郊で、ロシア政府が整備した地熱発電所などを視察した。 インターファクス通信によると、大統領は発電所で、国後島での携帯電話の普及状況について触れ、「携帯電話は普及しているが日本のものではない」などと述べた。訪問は国後島のみの予定で、数時間程度と見られる。 メドベージェフ大統領は、横浜市で13日から開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席するため訪日し、菅首相と会談する予定。北方領土への上陸は、日本側の中止要請を無視する形で訪日目前のタイミングで行われた。 大統領は、2009年2月、麻生首相(当時)との会談で、領土問題について「独創的で型にはまらないアプローチ」の必要性に言及し、解決に前向きな姿勢を見せた。だが最近では、日本との経済関係の発展に意欲を示す一方、領土問題では4島の引き渡しを求める日本に対する強硬な発言が目立っていた。 メドベージェフ大統領は、今年9月下旬、訪中の帰路に北方領土を訪問する意向だったが、悪天候などのため断念。その際、「近い将来、必ず訪問する」と述べていた。[2010年11月1日 11時41分配信]
2010.11.01
コメント(2)
この記事は、ある未成年者による詩歌作品の盗作(パクリ)受賞事件を扱い、かなり具体的な記述を伴って強い筆誅を加えましたが、将来のある若い当該人物を必要以上に叩くつもりはなく、一般的な警鐘を鳴らす意図はすでに達したと思いますので、全文削除いたしました。ご了承下さい。〔まとめ〕言語その他の表現において、盗作・剽窃・パクリはすごく悪いこと(犯罪・泥棒)であり、絶対にやってはいけません
2010.10.17
コメント(6)
菅・民主党政権による、無法ともいえる前代未聞のタバコの大幅値上げに対して、生活(おこづかい)の自己防衛策という意味合いも含めて、ワタクシくまんパパめは、今回ついに禁煙(断煙)を決意しますた~っ!!!(・・・キッパリっ!)!!なにしろ、これまでセブンスター・メンソール・ボックス(値上げ前¥300、値上げ後¥440!!)を毎日40本の愛煙家。・・・世間ではこれをヘビースモーカーというのだろう毎月2万円はタバコに蕩尽してきた。一年で24万円。考えたら本当にバカバカしい話だ~。すでに昨日まで数日間、極力節煙に努めてきたが、どうやら為せば成りそうだと踏んで、・・・一応、「大安吉日」を期しまして、本日より禁煙実行中!!舘ひろしに続け~いっ!!決意は固く、今度こそは行けそうな気がしている。で、現在午後6時すぎ。ここまできょう一日、一本も吸っていない。何とかかんとか、曲がりなりにも着々と実行中。・・・が、キッツイ禁断症状の、極度の精神的イライラに苛(さいな)まれており、詳しいことを縷々書きつらねる気にはとてもならないので、もう少し結果が出たところで改めて書きまする~
2010.10.16
コメント(2)
全261件 (261件中 151-200件目)