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2025.07.30

”ケトジェニックダイエット”の新論文が、栄養学界に一石！？

(2)

テーマ：ダイエット！健康！美容！(47282)

カテゴリ：健康・医療・介護

wired.jp
wired.jp．．．nutrition-world-keto-cholesterol-fat
「『ケトジェニックダイエット』の新論文が、
　　　栄養学の世界で論争を巻き起こした理由」
このタイトルから、藻緯羅が受ける印象は、
　ダイエット法に対する栄養学的評価に一石を投じた？
　肯定的であれ、否定的であれ、論文手法に、問題？？？
件の論文は、２０２５年４月７日付で、
　医学誌『JACC: Advances』に掲載された。

記事から興味深い点を抜書きすると．．．
()内は藻緯羅が付加、 また、”てにをは”の一部を改変している。

・実験に関わった研究者たちは、ケトジェニックダイエットが
　健全かつ信頼性の高い食事法であることを裏付ける研究結果だと主張するが、
　反対派はこの結果こそが正反対の事実を示すものにほかならないと訴える
・論文執筆者のひとりであるデイヴ・フェルドマンは、
　起業家でもあるソフトウェア技術者だ。医療関連の資格をもたず、
　専門の訓練を受けた経験もないが、これまでケトジェニックダイエットや
　コレステロール全般の研究に心血を注いできたが、今回の研究には
　フェルドマンが主催する慈善団体「Citizen Science Foundation」が
　クラウドファンディングで調達した資金が投入され、
　組織内に審査委員会を有するカリフォルニア州の研究機関
　「ランドクイスト研究所」の協力を得て行なわれた。
・2025.5.7付の『JACC:Advances』には、
　「編集者への手紙」と題する未校正の文書が掲載され、
　筆者は栄養学研究の専門家であるミゲル・ロペス=モレノと
　ホセ・フランシスコ・ロペス=ジルで、ふたりはフェルドマンらの論文に対し、
　データの「都合のいい部分を選んで報告」していると思われること、
　比較対象となる被験者群が存在しないこと、使用される統計モデルの信頼性、
　１年間という調査期間の短さといった問題点に懸念を示している。
・実験の必要上、健康リスクが高いとされるLDLコレステロール値が
　極端に高い患者を治療せずに放置することになるため、
　機関内審査委員会に提案を却下される恐れがあったのだ。
　そこで、食事法由来の高コレステロール血症を発症しながら、
　脂質低下薬の服用を拒否している患者のプラーク形成の進行を観察
・フェルドマンの言説は、
　すでに専門家ではない多くの人々の“研究発表”に引用されている。
　ケトジェニックダイエットはこの数年間最も頻繁に、
　Google検索されたダイエット法のひとつであり、
　数十億ドル規模のケトジェニックダイエット関連製品市場は、
　いまだに成長を続けている。
・(wired.jpが?) ChatGPT に、
　「リーンマス・ハイパーレスポンダーの特徴を教えて」と尋ねると、
　この話題がなぜ激しい論争を呼び、
　多くの関心を集めているかについての簡単な説明に続き、
　コレステロールに関する共通認識への反論としてフェルドマンが掲げた
　「脂質エネルギーモデル」理論が紹介され、
　フェルドマンの個人的な体験と、今回の実験を含む彼の研究活動を追った
　「コレステロール・コード」と題する番組の制作も進んでおり、
　今年中に大手配信サービスで公開される予定だという。

いわゆるサプリ・健康法・ダイエット法が引用する「論文」は、
　このような問題を含んでいることが多いのかも知れない。
　引用をたどってゆくと、大河の源流のような「言説」にたどり着く？

この記事には、二つの興味深い別の情報も
・フードテック企業のZyaは、甘い食べ物に加えるだけで、
　一部の糖を消化器官内で食物繊維に変えてくれる物質を開発中
・Syntis Bioは小腸内に24時間持続する膜を形成し、
　栄養吸収を遅らせる新薬を開発中