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2006年11月16日
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テーマ: Jazz(2004)
カテゴリ: JAZZ(Flight to Denmark)

日本のピアノブームにもしかっりのっていて、日本盤でも活躍しています。
で、このおふたり、やはりデンマークのドラマーAlex Rielとそれぞれよく共演していて、それぞれでアルバムも沢山だしてます。
よくあるパターンがピアノトリオなんですが、ピアノをかえて色彩色の違うアルバムを出すって、、やつです。
つまり、、、基本的にいつも居るのは、Alex Riel!
ベースは、Mads VindingかJesper Lundgaardどちらか、、で、ピアノは美味しいとこ、、つまみ食い、みたいな。。(言葉は悪いけど、素敵なピアノが入る、ってこと)

このアルバムが知ってる人の間で話題になっていたのは、、随分前。
なんで、手がでなかったかというと、、、
まずは、話題になってたタイミング。(他のアルバムにぞっこん、添い寝状態だったきがします)

そして、Pieranunziがちょっと、苦手ぇ。。M(__)M
さほど否定的な要素はないのですが、なんとなく、買わなかったのですね。
でも、それから、、ウン年。。ずっと興味があったのは事実です。
随分前にmoguさんにあったとき、沢山CDかしてくれたんだけど、その中にこのアルバムがはいってました。
帰ってきて、早速かけたのですが、とっても良かったのです。
すげぇ、、って。
個人的にはこのMads Vinding、、良いとおもったのですね。。
普段私がなんとなく、マイナス要素みたいに感じてる(言葉であらわせないくらいな微妙なもん)それが、プラスな感じになってる気がしましたぁ。
あと、Pieranunziさまも、これでもか度が、、素直にかっこいい!
っておもったのでありました。

アルバムは、ピエラヌンツィのオリジナル5曲、スタンダード5曲、そしてトリオ名義で、、三人がたぶん、、とっても、お好きなフリーなインプロの世界が一曲。

ピエラヌンツィのピアノは透明感があるけど、濃厚な香りに満ちている。。
むせかえるような薔薇の香りを感じる。
アップテンポで、走り抜ける2曲目、、、凄い。
そして、次曲はリスナーの緊張感をみてとったように、、ゆるく、、ゆったりと、、ベースがメロディもとりながら静かに優しく流れていく、、タイトル曲、、The Kingdom。まるで、トラディショナルな曲のように、素朴なメロディが情熱と静寂は背中合わせに存在する事を証明するようなひたすら穏やかに流れゆく雲のように。。。
木訥なベースのフレーズが心に残ります。

甘さを全く排除して、苦難の道を乗り越えて、、王子は遙か闇夜の国から参上いたします。しかーーも、これでもかの高速走行。。最後は急ブレーキで、、ふんわりと真っ白な絨毯の上に着地。。。着地ポイント、、1ミリも狂わないのが、、やっぱ、ピエラヌンツィでござった。。。
つづく、 My Foolish Heartでは、なぜか、、ピエラヌンツィがイタリアのエヴァンスという異名があったのをおもいだしました。
う~~ん、Mads Vinding Trioとするだけあって、マッズ、いいのですよね。
次のバラード、バーンスタインの「恋は永遠に」でも、テーマをしっとり奏でてベース敢闘賞。
この後3曲、ピエラヌンツィの美しくも気高いオリジナルが続きます。
それぞれ、多才な才能感じる曲、演奏。。。
うっとり、、してると、、10曲目は怪しくうごめく、、3人の世界。
最後は、、ゴルソンの名曲、I Remember Clifford。。。
テーマをかすれような歌声で、、歌うのは、、マッズのベース。。
切なく、、背中を震わせて、、、でも、、男は涙はみせない、、
ピエラヌンツィとの静かなデュオで終演。。。

アルバムは、選曲、曲順、演奏等の緩急の配置が上手く、、
また、場面展開、場面の切り替えの曲を置く場所も凄く上手い。
はじめから、、最後まで、リスナーをきちんと意識した、アルバムです。

確かに、ピエラヌンツィの濃厚な香りがたちこめる作品なのですが、バラード演奏では必ずマッズがテーマを弾き、その存在感を示し、ベースのシンプルで素朴なメロディがくっきりと心に残る演奏でした。
なかなかの、、名盤、、私的マッズさま名盤だった。。な。

1. Alba Prima
2. Lover
3. Kingdom (Where Nobody Dies)
4. Someday My Prince Will Come
5. My Foolish Heart
6. Somewhere
7. New Lands
8. Autumn Song
9. September Waltz
10. Interlude No. 948
11. I Remember Clifford

Mads Vinding (B)
Alex Riel (Ds)
Enrico Pieranunzi (P)

moguさ~ん、、つうことで、、折角、、お会いしたのに、お返しできませんでした。
うむ~、、、買おうかなぁ。。。

クリスマス、、あれから、、、何もこない。。(T_T)
Sugarさんのお勧めの Winter Wonderland/Emilie-Claire Barlow が日本でもでてるはずなのに。。。
むむ。。。





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最終更新日  2006年11月16日 18時31分04秒
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