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2008年02月26日
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テーマ: Jazz(1978)
カテゴリ: JAZZ( A Paris !)

強風が吹き、結構雪も降りました。
19日は雨水でしたから、暦の上ではそろそろ春なのに。
立春→雨水→啓蟄、、そして、春分となるのです。。よね。

「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となればなり」

関東のお庭にはすでに「水仙」なんて咲いて、早春の香りをただよわせてるようですが、新潟は今年も雪が少なかったといえ、まだまだ、庭にお花は少ないのね。
それでも、ちょっと注意してみると、力強く、、虎視眈々と春の準備をしている自然界を感じることはできます。
特に雪国の春は一気に訪れるので、草木は一斉に準備にはいるわけです。
見た目にはまだまだ寒々とした木々も、、大地も一ヶ月後。。には、、お楽しみ、お楽しみ。。

しかも、冬は沈滞ムードになりがちな私も、今年は冬のジャズストで萌、、じゃねぇ、、燃えたので、暖かな気持ちで春を待てそうです。

去年仕入れたこのアルバム。ジャケットにサボテンの絵、、、写真がまぎれてるのねぇ。
そう、タイトルのCactus Dance、、Cactusって、サボテンらしいのですけど。。
このアルバムを仕入れたのは、フランスのベテランピアニストであるManuel Rochemanが好きだったとか、なんとか、、ではぁ、、無い。(きっぱり)
ベースとドラムのメンバー買い。特にベース☆
大好きなスコットコリーと、、アントニォォがトリオのメンバーだから。
実は、このピアニストはピアノファンや、フランスファンには有名な方らしいのですが、私は意識して聴いたのはこのアルバムが初めて。(お恥ずかしいこってぇ)
時々、私の事をマニアとかオタクとか仰る方がいますけど、興味範囲意外はホントボロボロです。
そもそも、好きなミュージシャンでもコンプリ目指した事がないのはマニアでオタクでも無い、、って、根拠無い確かな証拠。(爆)
で、確かに検索すると有名な方々のアルバムに参加されてるし、ご自身のリーダー作も沢山あるのです。。やっぱり、世界は広い。。。ね。
2006年にパリではなく、ニューヨークのスタジオで録音されたアルバムです。




まずは、オリジナル曲から。キースとエヴァンスが好きで欧州、とぉ、、想耽美系でリリカルなタッチで、、みたいに勝手な想像してましたが、かなり手数も多く鍵盤を走り回るアップテンポでノリノリなかなり力強いタッチ。変拍子でビターでカッコイイ。スコットコリーのぐぃぐぃ引っ張るベースににんまり。行けっ。
お馴染みエヴァンスの秀盤からの1曲。静かにピアノソロでエヴァンスをリスペクトした感じで始まりますが、次第に熱を帯びていき、途中、エレピになり、また、ピアノの戻ります。これをしてるのはこの曲だけなので、エヴァンスを意識しての事とおもいますが。
熱が入ってきたところで、エレピになるのでそれはそれで感情表現の一つとして捉えることもできますが。。さほど必然性はかんじなかったりして。。m(__)m

で、オリジナルが2曲つづきます。オリジナルは一ひねり二ひねりした感じの曲が多く、さすが、フランス人、一筋縄ではいかない気がします。
タイトル曲も執拗にリフが繰り返され、こういう執拗さはキースに通じたりするのかもねぇ。サボテン踊り、ってタイトルとはおもえない暗さをもった、でも結構キャッチーなメロディ(笑)


エヴァンスかキースぽい感じかななんて思って買うと手放したくなるかも。
この二人のロマンティシズムというより、二人が耽美的な面と一緒にもってる「えぐさ」ここに通じるきがします。
どちらかというとパーカッシブで饒舌シリアス。特にその右手は止まってることができないのか?って、くらい動き続けてる。
それに較べると、左手はバッキングに徹してる感じに聞こえてしまうくらい。

そして、キースのオリジナルSo Tender。これは比較的にストレートにロマンティシズムが現れた感じの演奏だとおもいますが。。微かに残る乙女心がぁ。。キュンとしちゃいます。コリーのソロはやはりカッコイイ。でも、なんとなくベースの音が後ろ気味なきがする。
トニーニョオルタのToninho Hortaでパットメセニーが弾きまくってる曲がPrato Feito。
疾走感ある演奏。しかし、硬質なピアノだよねぇ。
エヴァンスのオリジナルComrade Conrad。叙情的な美しいメロディなのですが、甘さに流されることなくアグレッシブに、でも情感もこもった演奏。
ポールサイモンのI do it for your love。。。何故にポールサイモンの曲、って思う?
エヴァンスの愛想曲だから。Affinity、パリコンサートでアルバムの冒頭を飾る後期のエヴァンスのお気に入り。
と、いって、エヴァンスちっくかといば、やはり答えはノーでしょうねぇ。
ここまで曲が揃うとエヴァンスが好きなことに間違いはないのでしょうが、スタイルはパーカッシブで饒舌、音はクリアで硬質。

再びリジナルが2曲。やはり、流暢な右手のフレーズに耳がいく2曲。
ワルツの10曲目もかなり情熱的な演奏。
そして、7/4と4/4でI love you。最後まで、テンション高く力強い演奏でした。

一枚72分弱。
あちらの体力も相当ですが、、こちらも体力無くして聴き通せないアルバムかも。
春を待つ雪国の女は強いのよぉ。。。
春をじっと待つあなたに♪


1. Aulnay Blue
2. You must believe in spring
3. Batida de Coco
4. Cactus Dance
5. So Tender
6. Prato Feito
7. Comrade Conrad
8. I do it for your love
9. El Mosquito
10. Waltz for Marianne
11. I love you 7/4 version
12. I love you 4/4 version

Manuel Rocheman (p,el-p)
Antonio Sanchez (ds)
Scott Colley (b)

じっと、耐える雪国の女。。私。。
では、、なく、、雪に埋もれたクリスマスローズ。。
できあがったアルバムに、あぁだこうだ、、言っても仕方ないのですが。。
できたら、曲を10曲以内に納めるとより良かったかも。
本当に私の勝手な言い分なのですが、オリジナルでない曲は全て好きなので、オリジナル2曲減らして、2ヴァージョンある、あなたが好き☆も一つにすると嬉しいかも。
が、しかし、これが彼の出した答えなので真摯に聴きましたけど。。
今日も長くなりました。。けど。。
月末ですけど。。

いろいろ、話題はあるのですけど、、これで、、退散♪
あ、サボテンといえば、、好きな絵本で、「おどるサボテン/川端誠」って、、あったわねぇ。。





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最終更新日  2008年02月27日 17時05分51秒
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