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2009年10月29日
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テーマ: Jazz(2004)
カテゴリ: JAZZ(Born In The U.S.A. )
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高い青空をみながら歩いて帰って来る途中。。
ため息つくのはやめよう、、なんて、、、決心なんかしたりして。。
青い空に白い雲のコントラスト。。
ちょっと、、このアルバムジャケットのエッシャーの「Sky and Water I」みたいね。

先日のRemembranceのジョン・パティトゥッチトリオのアルバムの最後はマイケルブレッカーに捧げられていました。
ふと、、天国に行ってしまったけどいつかは戻って来て欲しいなぁ、、って、思い続けてるメカニカルな吹きまくりが聴きたくなってしまったわたくしです。人の心は簡単に次へ次へと進むことはできないこともあるのだ。
そこで引っ張りだしてきて聴いていたのが少ないリーダー作の中でも初期の作品でのお気に入りのこのアルバムです。20年近く前のアルバムですねぇ。。おぉ。。

夏のジャズストリートの八木ブラのテーマはDon Grolnickでした。
そんなわけで 「必見!!夏の八木ブラ、、その傾向と対策!(その1)」 「(その2)」 なんて予習をしたわけですが、その副題は ☆ Don Grolnick って、誰じゃい!! ☆ でしたァ。
たいそう面白いこと になっておりましたですヨン。

そんなおりにふと思ったのが、ドングロルニックって忘れちゃってましたわ。って、情けない自分でした。
ホント、、もう少しこだわりがアル性格なら、、清く正しいオタクになれたんだろうに。。(惜しい)

さて、今回マイケルが降臨した際、、ひと夏過ぎて、ドングロ聴きまくったわたくしがこのアルバムかけるのは必然ですね。
アルバムのプロデュースはドングロ。ドングロの独特のダークでいながら華やかで多彩なサウンドの中でメカニカルなフレーズ連発、当時お気に入りだったアカイのEWIを中心に怒濤な勢いで吹きまくるマイケルブレッカーいるのです。
まさに水を得た魚、、ドングロの綿密なアレンジ中を彼でしか泳げないような動きでわたくし達を魅了するのです。メリハリ、パンチの効いた独特なドングロサウンド、ちょっと無機質な感じメカニカルに滑っていくマイケルのサックスが非常に映えて、浮き上がっててう来る。

オープナーは副タイトルどおりで、16と4のリズムに合わせて相互でテナーを吹く。
まさにタイトルのだまし絵的な技巧が存在するナンバーなのだが、そんなこととは無縁に終演4ビートでおわる前のフレーズがかっこいい。
続く、Minskは、ドングロ節を集めまくったような曲、アレンジ。このゆったり目の曲で、ダークな感じのハードブロウが炸裂する。このソロは結構おそろしい、、好き☆

続く、バラードも後ろに流れるサウンドはHearts and Numbersでも彷彿させるような美しいもの。

Peepはアップッテンポなマイケルの曲だけど、わたくし的にはドングロ曲にきこえるぞぉ。
マイケルの高速なソロもの凄い。手がつけられない野獣です。暴れまくってる。
カルデラッツォのピアノソロもなかなかよくて、このハードドライビングな感じ、気迫、、スリリング。
すげぇ、かっこいい演奏で、白眉だよねぇ。最後までマイケルのテナーは手がつけられないカッコ良さだ。

ちょっとエキゾチックなメロディをやはりアクセント効かせたパーカッションで独特なサウンドに。
このテナーソロは、乾いていながら大きくうねる。
終演はもの悲しい響きを持つThe Meaning of the Blues。饒舌さを抑えて吹くマイケルも素敵なら、叙情豊かなピアノも素敵。マイケルが大きく振りかぶって本当に終演。。
よかったな。。

ちょっと賢くなったので、このアルバムがドングロの宝ものであっただろうこと、マイケルにとっても至福のアルバムであっただろうことに大いに気づくのでした。遅いか。。
おかげさまで少しは賢くなったな。。♪



1.Escher Sketch (A Tale of Two Rhythms)
2.Minsk
3.Ode to the Doo da Day
4.Never Alone
5.Peep
6.Dogs In The Wine Shop
7.Ouiet City
8.The Meaning of the Blues

Michael Becker Synthesizer, Keyboards, Sax (Tenor), Drum Programming

Victor Bailey Bass
Don Alias Percussion
Jon Herington Guitar
Jim Beard Synthesize
Adam Nussbaum Cymbals, Drums
Joey Calderazzo Piano
Omar Hakim Drums
Jay Anderson Bass, Bass (Acoustic)
Milton Cardona Percussion
Steve Berrios Percussion

Don Grolnick Producer

さて、ジャズ批評の新刊が出ました。。(爆)
「次回こそ」は、この話題に。
あ、、トップも張り替えなくちゃ。。
まぁ、ドングロ監修のマイケル盤は前振りにもなるわね!

んじゃ、退散♪





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最終更新日  2009年10月29日 18時39分57秒
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