オープナーは透明感あふれるピアノとざっくりした空気をたっぷり含んだトランペットとの美しい兄弟のオリジナル作Fade A Little。リリカルに輝くピアノとしっとりしたペット、センスの良いドラム、きっちり支えるベース。 Geno The Shoeshineはちょっとアップテンポの減り張りある曲。ジャーーズ!イェ~~イ。のびのびと吹くトランペットが気持ちいい。いきなりライブハウスへようこそになりましたね。 Traveller's DefenseはダニエルソンのTarantella / Lars Danielssonに入ってた曲で、トロンボーンのラングレンが参加。心もとない、、何処か切ないメロディをたんたん紡ぎます。私的トロンボーン界のチェットが築く世界は儚く切ない。それを受けたペットの世界はもっと現実的。ダニエルソンの独特な世界をうまく演じました。Herbert GronemeyerのAirplaines In My Head にはヴォーカルゲストのIda Sandが参加。ジャズヴォーカルと言うよりロック&ポップの彼女の歌には強い意志が秘められていて、ザックリと力強いフレーズで応えるペットが潔い。
そのリンドグレンの曲でDalodrum。これはフルートで。私はこの人はフルートの方が印象的だし好き。 ちょっと変わったオリエンタルな曲調なのですが、本人はもちろん、ジュリアンのペットがなかなかかっこいい。 続く彼らのオリジナルはダニエルソンのチェロによるピチカートのソロがフィーチャー。4人の息もぴったり合って、世界が広がります。 Not Strong EnoughはIda Sandのオリジナル。シンプルなメロディ&唄、ミュートの響き。実は、お気に入り♪ Trainwalkは、かなり雰囲気も変わってジュリアンのアグレッシブな演奏で違う顔をみた気がします。でも、短すぎる!!全体に弟のペットが真ん中なのですが、Loveのピアノソロは儚げでよかったです。美しいメロディにダニエルソンのソロぴったり。ダニエルソンの曲でSong For E. 。何処か荘厳な雰囲気も持つ。トロンボーンもペットもたんたんと進み、ダニエルソンの世界。
1. Fade A Little 2. Geno The Shoeshine 3. Traveller's Defense 4. Airplaines In My Head 5. Ninni's Dance 6. Dalodrum 7. Dusan 8. Not Strong Enough 9. Trainwalk 10. Love 11. Song For E. 12. Smoke Gets In Your Eyes 13. Toccata
Julian Wasserfuhr (tp) Roman Wasserfuhr (p) Lars Danielsson (b,cello) Anders Kjellberg (ds)
Special Guests Nils Landgren (tb #3,11,12,13) Magnus Lindgren (ts #5,13 fl #6,13) Ida Sand(vo #4,8)