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夜が待ち遠しい

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さかまたつみ

みなさんこんばんは、ようやく待ちに待った夜が来ました。今日も無事夜を迎えられたことを喜びつつ、今歩いている土地やこれから向かう場所、そこで見聞きしたことや思い浮かべたことあれこれを綴っていきたいと思っています。

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aki@ この様な書き込み大変失礼致します日本も当事国となる台湾有事を前に国民の…

さかまたつみ@ Re[1]:川口元郷で充実の呑み歩きその1(09/29) Kyakosanさんへおはようございます。し…

Kyakosan@ Re:川口元郷で充実の呑み歩きその1(09/29) 今回はまた随分DEEPなエリアですね。さら…

さかまたつみ@ Re[1]:日暮里の串揚げ屋はお勧め商品がいいみたい(08/26) ハードコア丸山さんへそうなんですね。…

ハードコア丸山@ Re:日暮里の串揚げ屋はお勧め商品がいいみたい(08/26) 貴重な土曜日の昼下がりをここで過ごすと…

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2014/11/18

　亀有は、このブログでも散々書き散らしていますがさほど好意的な書き方はしてこなかったかもしれません。それは若かった頃、しばしば通った亀有名画座とそこに続く商店街の味のある風景が記憶に焼き付いていて、どうしてもその当時の情景と弾き比べて評価してしまっているからなのでしょうか。でも実はここぞと言う酒場こそないもののその多くがよその町で入ってきた平均的な店よりは、楽しく過ごせているのでした。そんな訳なのでいつも飽きたばかりボヤいていますが、またもや亀有の地に降り立ったのでした。

　駅で落ち合ったA氏は、何だかいつ以上にションボリした表情を隠すこともなく姿を見せました。話を聞くと詳細は伏せさせて頂きますが、何やら健康面に問題が生じたようです。ぼく自身が不健康極まりない身体なのでそれを引き合いに出して、気にするほどの事ではないよと慰めてみたところで、頑固で自分な意志が強いA氏が、口八丁のぼくの言うことなどですんなり納得するわけもありません。そんな気分でいたら酒がうまくなくなるぞと、腹の中で訴えてみますが、うっかり口に出したら機嫌を損ねて帰ってしまうかもしれません。今晩はうかうか軽口も聞けそうにありません。

201411_亀有・うゑ草01.jpg

　さて、最初にやって来たのは、こぢんまりしたちょっと気の利いた小料理屋風の「炭火串焼うゑ草」です。旧字体のゑを使ってる辺り、気取っていて要注意です。それでも果敢に挑むのはただ以前から繁華街の外れで打ち捨てられた店も多い中、ちゃんと商売できているのには何らかの理由があるはず、端的に良い店なはずであるとの妙な確信があったからです。入った店内は予想通りにこざっぱりして、本来のぼくの好みではないものの好感の持てる造りでした。カウンターに10席に満たぬ小体な構えで、照明を少し落としてみたら、おしゃれなカップルなどが利用してもおかしくない気がすると言うと言い過ぎかも。おすすめの焼鳥は150円がメインで安くはないものの価格以上の味わいであることは間違いなく、その分安いジョッキに注がれた黄金色の下町ハイボールは、ここでは亀有ハイボールと名付けられますが、これは280円としっかり下町価格です。いい男の主人は、仕事っぷりもカッコよくて女性ファンが付いてもおかしくないかも、なんてことを書いたらご主人にはプレッシャーだろうなあ。

201411_亀有・一心水産01.jpg

　駅方面に引き返してくると見慣れぬ居酒屋さんがありました。以前何があったかは記憶に定かではありませんが、こんなお店はなかったはずです。居抜きで入られたのでしょうが、極力手と金をかけずに、改装してみたらたまたまぼくの好きなタイプになったというところでしょうか。こういう見た目を気にせず、すぐに商売を始めたいというような性急さは、初老のオヤジの店に違いなかろうといそいそと引き戸が開け放たれた店に入ってみると、その確信がはかなく打ち砕かれました。50前後の女将さんと20歳そこそこに見える女の子の二人でやっています。女将さんは隠居爺さんの話し相手をしているので、ぼくらは嬉しいことに女の子とおしゃべりと相成りました。酒はホッピーがお得、肴はお通しも今ひとつでせいぜい家庭の味に留まりますがまあそんな事は些細な欠点。店の名をうっかり忘れてしまったので、よもや写ってはいまいと期待もせずにストリートビューを眺めてみたらしっかり写り込んでいました。「居酒屋眞」というそうです。と書きながら自分で撮った写真を見ればよかったのね。そうそう、思い出しました。ここは以前、武蔵野線沿線を中心に小規模チェーンを展開する「大漁船」があったのでした。似たようなお店ですが関連はなさそうです。

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