仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2015.07.19
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カテゴリ: 東北
今朝の河北新報(ワイド東北面)には、来春開業の北海道新幹線に関連して、「奥津軽いまべつ駅」を活用した観光周遊ルートと二次交通の開発に悩む地元の話題が出ていた。

新聞記事にあった「高野崎」はたしかに知られていないと思うが、すばらしい所だった。海峡を挟んで、北海道と下北がみえる。2年前の青森の旅ブログに乗せていない写真を何点か引っ張り出して、掲載します。
(気になったいたことを思い出した。高野崎は美しいところだが、犬のフンが多すぎ。足元を見て歩かないといけないくらい。地元の方々に気付いてほしいです。)

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高野崎の灯台

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海雲洞釈迦堂

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吉田松陰の東北視察をしるす石碑

新駅は、従来のJR北海道の海峡線「津軽今別駅」を廃止して同位置に設けられる。すぐそばにJR東日本の津軽線「津軽二股駅」があり、連絡通路があって繋がっているようだ。

青森県による新駅開業に伴う事業化検討では、日帰りバスツアー(太宰と奥津軽号、4980円)を設定したが、利用者は伸び悩み、採算性は困難。そこで、今年度はあまり知られていない高野崎などをコースに盛り込んで差別化を図ってリピーターを狙っているのだそうだ。しかし、県から委託されている弘南バスでは、県のもくろむ低料金設定での集客は無理と本音をもらしている。

当ジャーナルの私見。私の旅は、竜飛崎から松前街道をとおり、津軽海峡越しにのぞむ北海道や下北の仏ヶ浦などの景色などに、(地元で暮らす方には失礼ですが)「ああやっとここまで来ることができた」と実感を得た。また、義経北行伝説もそうだが、藤原政権が平泉を中心に平安浄土の北縁と認識し、津軽安藤氏が交易で北方世界と交わり、さらには幕末には砲台を置くなど外交の最前線でもあったし、赤根沢の赤岩もユニーク、吉田松陰も通った道がある。ロマンや情緒を感じるには十分すぎる最果ての地だ。



外ヶ浜の絶景と歴史ロマン、そして、下北半島の地の果て感。死ぬまでに一度は行きたい旅と名付けても大げさではありません。基本コンセプトは、ありのままを見てもらう旅。絶対に印象にのこる旅になります。都会の現代人が心の隅に残している最果てに向けた憧れ、近代を生きてきた私たちの足跡、そして土地に染みついた日本の心を味わっていただこう。

青森県交通政策課で苦慮されているとのことですから、ぜひ当ジャーナルにプラン提案をご依頼ください。あまり参考にならないかもしれませんが、青森ファンの一旅人の立場にて鋭意検討し、提案をご返信いたします。

■関連する過去の記事
貴重な資源だった赤根沢の赤岩 (2013年7月15日)
青森市森林博物館と津軽森林鉄道(その2) (2013年6月19日)
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蟹田から蓬田へ (2013年6月17日)
平館灯台と不思議な高層建築(外ヶ浜町平舘) (2013年6月16日)
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厩石と義経寺 (2013年6月13日)
芦野公園と津軽森林鉄道 (2013年6月4日)
下北半島の森林鉄道 (2013年5月6日)
津軽森林鉄道 (10年5月8日)





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最終更新日  2015.07.19 11:41:04
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