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アメリカのフォークグループ「キングストン・トリオ」が1963年にシングル発売した曲。この曲は1962年11月発売のアルバム「New Frontier」の1曲目に収録されています。アメリカ発売のオリジナルシングルのB面はタイトル曲「New Frontier」です。バンドメンバーBob Shane – vocals, guitarNick Reynolds – vocals, tenor guitar, bongos, congaJohn Stewart – vocals, banjo, guitarサポートメンバーDean Reilly – bassA面「Greenback Dollar」10代の頃、何かに反発したり生活の不満を訴えるのがカッコいいと思ってた頃、とある年上の人から教えてもらった曲。30代になった頃からこの手の曲には特に何も感じなくなってきたけど(大人になって特に不満に感じる事がほとんどないからかも知れないけど)久しぶりにアナログ盤で聴いたらハーモニーもカッコいいし迫力ある歌唱も凄く良い。そして何よりもメロディーが歌い始めを聴いただけで全て頭の中で甦るようなキャッチーさ。「New Frontier」のLPも探せばあると思うので、アルバム通して久々に聴こうと思う。B面「Chilly Winds」(冷たい風)この曲は哀しい曲ですが柔らかで穏やかな楽曲。訳詞を読んでいろいろ想像して聴いてた10代の頃。特に「私がヘッドライトだったならよかったのに 西行きの列車で私は私を照らします 肌寒い風が吹かないところから」当時ここの歌詞にやたら惹かれた記憶がある。この曲も40年以上ぶりに聴いた。歌詞の上にギターコードを書いたノートもまだ捨てずにどこかに残してると思う。昔、中古レコード屋で見つけたシングル盤が赤盤だったので喜んでたら、赤盤は通常の黒盤よりも音が悪いと友人に言われた事も、今、思い出した^^;ピクチャー盤やカラーレコードは音が少し悪くなるとはよく言われてたけど、この東芝の赤盤は俗に言うカラーレコードとは少し違うと聞いた事もある。一つのプレス工場が赤盤でプレスしていて、他のプレス工場は黒盤をプレスしていた。ただそれだけで音質は変わらないと言う話も聞いたし、逆に赤盤の方が音が良いと言う意見もあったりして何がなにやらわからない。聴き比べて見た事もあるけど、正直まったく分からなかった。ただ、昔から中古レコード市場では東芝赤盤の方が高価であるのは確か。アリスのシングル盤「走っておいで恋人よ」と「明日への讃歌」「愛の光」にも赤盤が存在する。聴き比べても音の違いはわからない。未確認情報だとアルバム「ALICE I」にも赤盤があるとか・・・。一時期、探してたけど見つけることは出来なかった。「愛の光」まで赤盤があるのなら「ALICE II」にも川口プレス工場でプレスされた赤盤が存在するのかも知れない??東芝レコードの赤盤に関する話は昔から延々続いてる。昔はシングル盤もLP盤も密封されてるわけじゃなかったから、レコード屋で確かめてから買う事も可能でした。
2021年12月18日
1970年5月25日発売の杉田二郎とシューベルツ名義のシングル盤。メンバー3人がメインとしてのシングルが同時発売でした。杉田二郎とシューベルツ「愛の世界」、井上博とシューベルツ名義「夢の女」、越智友嗣とシューベルツ名義「カメの遺言」の3枚が5/25発売その前の5/5に端田宣彦とシューベルツ名義「一人ぼっちの旅」この4枚の中で自分は杉田二郎さんのだけしか持っていないけど。アルバム「天地創造」に4枚のシングルのA面は全て収録されています。A面「愛の世界」作詞・作曲 杉田二郎さん 編曲 青木望さん初めて聴いたのは杉田二郎さんがソロになってからかなり経ってからだったと思う。京都の十字屋でこのシングル見つけて買ったのを覚えてる。1978年昼下がりコンサートを観に京都に行った時だったような気がする。声が若くて二郎ちゃんの声じゃないように感じた。「♪ 君の 君の あたた〜か〜い」の「あたた〜か〜い」のビブラートでこれは二郎ちゃんだと。青木望さんのアレンジもコミカルで軽快。B面「あなただけに」作詞・作曲 杉田二郎さん 編曲 青木望さん「恋は水色」のようなアルペジオから始まる60年代後半〜70年代フォークらしい楽曲。柔らかく甘い二郎ちゃんの歌唱に凄く合ってるアレンジ。メロディーもアレンジもこのB面の方が初めて聴いた時から好きだった。ただ、サビ繰り返しでフェードアウトして音が消えて終わりかと思うと再びフェードインしてくる所は自切俳人とヒューマンズーの「青春時代」を思い出してしまうからちょっと笑ってしまう。
2021年10月30日
1995年5月24日発売の山崎ハコさん20枚目のアルバム「私が生まれた日」の1曲目に収録されてる曲。アルバムではブラスセクションも入り陽気に派手にアレンジされています。南国のようなキラキラしたようなこのアレンジも凄く好きで何度聴いたかわからない。2009年にはアルバム「未・発・表」の中に別アレンジが収録されました。こっちはさらにラテン色を強くしたアレンジでラテンパーカッションが鳴りまくっています。今日はいつもライブで演奏してるアレンジで聴きたくて1999年にテレビ番組で歌った時のものを映像見ながら聴いてました。ライブではハコさんがアコギ1本思いっきりかき鳴らしながら歌います。この力一杯のストロークと弾けるような笑顔で歌い切る「未来の花」がやはり一番好きです。アウトロではアコギかき鳴らしながらその時々に感じた言葉を発するのも感動です。このテレビの時は「生きてる! 生きてる!」って心からの声を笑顔で発します。2コーラス目ここ歌詞間違いしています。正しくは「♪万が一 遠い未来に生まれても「♪ララララ ララララ ララララ ラ〜〜」帯に掲載されてる6/30バナナホールにはもちろん行きました。この時にこのアルバムからも多く歌ってくれました。「未来の花」「私が生まれた日」はもちろん「都会の小鳥」などその後、あまり聴けない曲も。中でも「三日月」をマンドリンとギターの演奏でしっとり聴けたのが最高でした。サインは終演後にしてもらいました。
2021年10月18日
ジローズのサヨナラコンサートのライブ盤。1972年3月12日渋谷公会堂で開催されたコンサートのライブ盤。2006年に紙ジャケリマスター盤で発売されたものを聴いてた。1973年春、突然のジローズ再現ステージ1曲目「愛とあなたのために (For The Love & You)」 1stアルバム2曲目「君のまわりを見つめてごらん (Turn Around Look At You)」 1stアルバム3曲目「旅立つ女」4曲目「鏡の中 (Into The Mirror)」 1stアルバム5曲目「枯葉の中で (Walk Through The Fallen Leaves)」 2ndアルバム 6曲目「どっちでもいいじゃないか (The Right Turned The Left)」 2ndアルバム 7曲目「Your Song (君の唄は僕の唄)」8曲目「あなただけに (Only You. I Believe You)」 1stアルバム9曲目「秋の思い出 (Memories Of Autumn)」 2ndアルバム 10曲目「家をつくるなら (The House Song)」11曲目「小さなおまえ (Little Sweetheart)」 3rdアルバム12曲目「涙は明日に (Please Be My Tears)」 2ndアルバム 13曲目「戦争を知らない子供たち (Peace, Peace)」 1stアルバム第2次ジローズ(杉田二郎さん、森下次郎さん)のサヨナラコンサートのライブ盤です。1曲目「愛とあなたのために」は1stアルバムのタイトル曲でもあり、ヒットシングル「戦争を知らない子供たち」のB面でもあった有名曲。ジローズはこんな感じ!ってイメージの曲です。2曲目「君のまわりを見つめてごらん」は1コーラス目をジンタンさんがメインボーカルをとる悲しいけど優しい曲です。3曲目「旅立つ女(ひと)」は杉田二郎さんがソロになって2枚目のアルバム「旅立つ彼(ひと)」とタイトルをつけ中にソロとして「旅立つ女(ひと)」を収録しています。ソロのバージョンとはイメージがかなり違うジローズのバージョン。4曲目「鏡の中」は3枚目のシングル「青春のわかれ道」のB面にも収録。5曲目「枯葉の中で」は凄く好きな曲。北山修さん作詞、ジローちゃん作曲の名曲です。秋も深まった頃に街路樹の落ち葉とか見ると頭に浮かんでくる曲です。6曲目「どっちでもいいじゃないか」は明るいお手拍子ものナンバー。子供の頃はすごい投げやりな曲だと思えてあまり好きじゃなかった^^;7曲目「Your Song」はエルトン・ジョンのカバー。アコギ2本の「Your Song」もかなりいい雰囲気です。ジローちゃんが歌うまいから聞かせる。8曲目「あなただけに」ここから第2部でバックバンドが付いての歌唱。デビューシングル。9曲目「秋の思い出」は超名曲シングル「涙は明日に」のB面曲。このライブバージョン、フルートがすごくいい感じです。10曲目「家をつくるなら」の前に客席がざわつきます。加藤和彦さんの登場。この曲はもちろん加藤和彦さんが歌った。12曲目「涙は明日に」やはりこの曲がジローズの曲の中でダントツに一番好きです。天地真理さんがカバーしたのも好きになった理由のひとつですが、メロディーも歌詞も今、聴いても完璧だと思える。13曲目「戦争を知らない子供たち」は学校でも習うような有名曲。
2021年10月13日
山崎ハコさんの「わたぼうし」が仕事中に無性に聴きたくなり、帰ってきて早速聴いた。今日はリマスターされたCDで聴いていた。(1982年発売の10枚目のアルバム「硝子の景色」のA面2曲目に収録されています)アコギ 笛吹利明さんEベース 後藤次利さんピアノ・Key 倉田信雄さんドラム 上原裕さん作詞・作曲・ボーカル 山崎ハコさん 編曲 福井峻さん「♪ 心の中が曇るようなような 話はなるべく避けて通り 考え込むような話などは 疲れるので まして こんな夜は」こんな歌詞から始まる柔らかく優しい曲だけど、避けきれない物もあることを考えさせられる曲。この曲を弾き語りを、昔テレビで歌ったのを録画してた事を思い出して、DVDの中からやっと見つけて観ていました。最初に録画したのはVHSだったけど、大切な映像は早めにDVDにダビングしてた。楽曲の構成を変えて歌ったのも珍しく貴重。この日のテレビでは3曲歌いました。あと「オーディション」と「ばいばいことば」です。また別の日にもこの番組で3曲歌いました。このアルバムに収録されています。ラスト曲「硝子の夕暮れ」は超名曲です。今回、書いた「わたぼうし」以外にもロックナンバーやプログレな楽曲など名曲揃いのカッコ良いアルバムです。
2021年08月30日
1980年10月5日に発売された杉田二郎さんの30cm45回転のミニアルバム。というか12インチシングル。片面3曲の45回転なので高音質です。まだ一度も針を落とさずに、いつの日にか凄く聴きたくなった時にまっさらの盤で聴こうとずっと置いてた、昔にもらったテスト盤。まったくスクラッチノイズもないまっさらの音でこのアルバムを聴いた。いろんなバンドの歌手のアルバムを余分に買ってたり(聴く用と保存用って感じで)してたのが今となってはホントに良かったと思ってる。アリスやユーミンやQUEENや中島みゆきさんやBlack Sabbthなども一度も針を落としていないLPやEPが何十枚とあると思う。自分が死ぬまでにゆっくりと新品で一枚ずつ聴いていこうと思ってる。A面1曲目「地球のどまんなか」 作詞 キタヤマ・オ・サムさん 作曲 杉田二郎さん 編曲 徳武弘文さん 2曲目「エンドマーク(2'46)」 作詞 キタヤマ・オ・サムさん 作曲 杉田二郎さん 編曲 石川鷹彦さん3曲目「八ヶ岳」 作詞 キタヤマ・オ・サムさん 作曲 杉田二郎さん 編曲 石川鷹彦さん B面1曲目「人力ヒコーキのバラード 」作詞 山下啓介さん 作曲 杉田二郎さん 編曲 徳武弘文さん2曲目「ANAK(息子)」 作詞・作曲 Freddie Agular 訳詞 なかにし礼さん 編曲 石川鷹彦さん3曲目「おやすみ旅人よ」 作詞 高石ともやさん 作曲 杉田二郎さん 編曲 石川鷹彦さん全国138景歌祭りコンサート発表後に発売になった写真&楽譜集ツアーパンフ代りだと言ってもいい。A面1曲目「地球のどまんなか」はアルバム「やさしさは残酷」に収録されてるバージョン。この曲はライブバージョンで聴くのがいい。「杉田二郎ライブ 全国138景歌祭りコンサート」のバージョンが一番好きです。10代の頃に汗かきながら野外コンサートの石の座席の上で聴いてた頃と、今の年になって聴くのは見えて来る風景もまったく違うけど、生きてるといつまでも旅してるような物だと感じられるようになった。ジローちゃんが登場するのはまだ陽が高いカンカン照りのオープニングの頃が多かったように思う。この曲とか「エンドマーク(2'46)」とか聴いてるとアブラゼミやクマゼミの声が耳の中で鳴ってくるような感覚になる。ナターシャーセブンはツクツクボウシか蜩の声が聞こえて来る感覚。2曲目「エンドマーク(2'46)」はそれこそアブラゼミの声と共に聴いた曲。スタジオ録音バージョンもクオリティの高いカッコいいアレンジなのですが、荒くてもライブバージョンの演奏の方が自分にはしっくりくる。「杉田二郎ライブ 全国138景歌祭りコンサート」バージョンは安定して素晴らしいライブ演奏と共にジローちゃんの歌声を楽しめますが、「宵々山コンサート'79」のオープニングでこの曲を歌った時のバージョンが一番印象に残ってる。実際に客席でも聴いてたのでライブ盤の音を聴いてると、懐かしすぎて泣けてくる。「♪あと20年 21世紀だ 恋人たち 今だ走り出すのは エンドマークは必要ないのさ〜」こんな歌詞が今となれば懐かしい。この文章を書いてて急に「風のカーテン」って曲の事を思い出した。二番の歌詞まで全部鼻歌で歌えてしまう事に驚いた。この曲は自切俳人さんとデュエットしたバージョンも熱くて大好きだった。「風のカーテン」・・・この曲は何歳になっても胸が高鳴るような感覚になれる。 B面1曲目「人力ヒコーキのバラード 」は1980年8月レコーディングバージョンです!このスタジオバージョンも1972年のオリジナルに負けない完成度で必聴。この12インチはCD化されてないのでアナログ盤を買わないと聴けないのかも知れない。1977年宵々山コンサートのライブバージョンが臨場感が素晴らしくライブバージョンでは一番好きかも。B面3曲目「おやすみ旅人よ」も野外コンサートで聴いたように思う。いつの、どこでの野外コンサートかは思い出せないけど京都の可能性がかなり高いと思う^^;胸にしみるメロディーの美しさとジローちゃんの柔らかい声質に包まれるような楽曲です。写真&楽譜集には北山修さんと自切俳人さんのコメントが別々に掲載されてます^^;
2021年07月17日
杉田二郎さんの5枚目のアルバム。超名盤「題名のない愛の唄」の翌年に発売されたこのアルバムも名盤です。杉田二郎さん本人が作詞・作曲した楽曲も多く収録されてる。A面1曲目「マイ・ハート」 作詞・作曲 杉田二郎さん 編曲 萩田光男さん2曲目「海においで」 作詞・作曲 杉田二郎さん 編曲 萩田光男さん3曲目「君住む街」 作詞・作曲 吉田拓郎さん 編曲 萩田光男さん4曲目「僕たちの箱舟」 作詞 松本隆さん 作曲 杉田二郎さん 編曲 萩田光男さん5曲目「有楽町」 作詞 西岡たかしさん 作曲 杉田二郎さん 編曲 萩田光男さんB面1曲目「ワン・ペニー」 作詞・作曲 杉田二郎さん 編曲 萩田光男さん2曲目「水曜日の朝」 作詞・作曲 杉田二郎さん 編曲 萩田光男さん3曲目「夕陽が沈む時」 作詞・作曲 杉田二郎さん 編曲 萩田光男さん4曲目「栄光の男3人」 作詞・作曲 杉田二郎さん 編曲 萩田光男さん5曲目「過去への旅路」 作詞・作曲 杉田二郎さん 編曲 萩田光男さん6曲目「君はエンジェル」 作詞・作曲 杉田二郎さん 編曲 萩田光男さんCDは2017年に初CD化されました。A面1曲目の「マイ・ハート」は1983年にセルフカバーでリレコーディングされています。20枚目のシングル「忘れられないの」のB面に収録されました。このシングルが大好きでA面B面ともよく聴いた。「忘れられないの」は松任谷正隆さんの編曲で渋くおしゃれなドゥーワップな楽曲です。セリフカバーされた「マイ・ハート」はオリジナルよりも落ち着いた感じにアレンジされてます。キーも1音下げてゆったりと歌っています。「マイ・ハート」はどっちのアレンジも好きなので甲乙つけがたい。2曲目「海においで」はドラマ「三男三女婿一匹」の挿入歌でした。このアルバムからシングルカットされた「僕たちの箱舟」のB面にも収録されました。ジローちゃんの作ったメロディーは優しく美しくて凄く気に入っています。3曲目「君住む街」は吉田拓郎さんが作った曲。4曲目「僕たちの箱舟」は松本隆さんの歌詞も素晴らしく、そしてジローちゃんが付けたメロディが心の奥に沁み込むようです。かなり久しぶりに聴いたけど、やはりこの曲は凄くイイ!5曲目「有楽町」はブルージーな楽曲。西岡たかしさんの歌詞もいい。ちょっと浅川マキさんのような世界の歌詞とアレンジです。B面1曲目「ワン・ペニー」はまるでナターシャーセブンが演奏してるのかと思うような楽曲。昔、ずっとこの曲はナターシャーセブンの城田じゅんじさんと坂庭省吾さんが参加してると思い込んでた。このアルバムを発売した頃に作った杉田二郎さんの音楽事務所の名前が「ワン・ペニー」です。2曲目「水曜日の朝」は2分ちょっとの短い曲ですが、懐かしいフォークな世界で大好きな曲。3曲目「夕陽が沈む時」は最初に聴いた時はちょっと驚いた。ジローちゃんの「♪ラララ〜ラララ〜」の歌をバックに、セリフのみで構成されてる曲。4曲目「栄光の男3人」は男の友情を歌った曲。軽快なリズムアレンジとメロディーが心地良い。5曲目「過去への旅路」はジローちゃんの歌詞の世界のひとつで、良い曲が多い女歌です。6曲目「君はエンジェル」はアルバムラストにしては寂しすぎるけどアレンジの美しさとメロディーの美しさとジローちゃんの柔らかく温かい歌唱に包み込まれてアルバムが終わります。
2021年07月08日
杉田二郎さんの2ndアルバム。このアルバムは本人の作詞、作曲の楽曲は1曲も収録されていません。深町純さんが11曲中10曲を作曲・編曲、そして全曲の鍵盤楽器を演奏しています。なかにし礼さんが11曲中9曲を作詞。デビュー50周年時に初CD化されたのですが、今日はアナログ盤でじっくり聴いてみた。A面1曲目「季節」2曲目「旅立つ女(ひと)」 作詞・作曲 佐々木勉さん 編曲 深町純さん3曲目「おめでとう」4曲目「真夜中の青春」5曲目「別れるなら今」6曲目「ふるさとの恋人」B面1曲目「死にたい時もある」2曲目「アドバルーン」3曲目「ちいさなお前」 作詞・作曲・編曲 深町純さん4曲目「愛しているよ」5曲目「少年の日」A面2曲目 B面3曲目以外、全て作詞 なかにし礼さん 作曲・編曲 深町純さん参加ミュージシャンも豪華ですシンガーとしての杉田二郎さんを全面に出すように楽曲のジャンルも幅広く作られています。これまでのシンガソングライターとしてのジローちゃんの歌唱とはまた違った歌手としての凄さを感じられるアルバムです。1分30秒に及ぶ、荘厳な印象のオーヴァーチュアから始まり、可愛いイントロとともに軽いロック風な心地よいアレンジの1曲目「季節」は凄く好きな曲。途中で急に登場する和音階のフレーズもインパクト大。2曲目「旅立つ女(ひと)」はシューベルツ時代にライブでは歌っていた曲。アルバムタイトルの「旅立つ彼(ひと)」が元々のタイトルでこのアルバムで「旅立つ女(ひと)」と変えています。矢島賢さんのギターソロに凄く惹かれる。アウトロのGソロ、もっと長く聴いていたい。4曲目「真夜中の青春」は布施明さんがシングルとして出してもおかしくないような激しいアレンジのブラスセクションを贅沢に使ったブラスロックです。5曲目「別れるなら今」はそれまでのジローちゃんのイメージのままの曲です。アレンジも気持ちいいし、ジローちゃんの歌唱も気持ち良い!6曲目「ふるさとの恋人」は歪みギターをかなり前に出してるロックンロール曲。ソロギターは誰が弾いてるんだろ?間奏に電話声のおもしろいセリフも入りますwB面1曲目「死にたい時もある」この曲も布施明さんが歌いそうな歌詞のバラードです。2曲目「アドバルーン」は可愛い曲です。アリスの楽曲「アリスの飛行船」のようなイメージ。ストリングスのアレンジもそんな雰囲気。3曲目「ちいさなお前」は作詞、作曲、編曲、深町純さんの楽曲。自分が思う当時のフォークってこんな感じ。5曲目「少年の日」はアルバムラストを飾るに相応しい名曲です。自分の少年時代にも重なる思いもあるし。ただ・・・・ 「♩青い排気ガスがおいしくて オンボロバスを追いかけた昼下がり どうしてあんなにいい匂いだったんだろう」ここだけは、まったくわからないwプロデュースがアリスをずっと担当していた橋場正敏さんなので、音質が似てるのかも。そして深町純さんはアリスのシングル「明日への讃歌」の編曲と鍵盤を担当しています。LP裏ジャケCDはアルバム未収録のシングル曲「愛の子守唄」がボーナストラックで収録
2021年07月03日
1966年3月シングル発売された「Monday, Monday」をフィーチャーした4曲入りの33回転シングル。参加メンバー Denny Doherty – vocals Cass Elliot – vocals John Phillips – vocals, guitar Michelle Phillips – vocals P.F. Sloan – guitars, additional vocals Larry Knechtel - keyboards Hal Blaine – drums Joe Osborn – bass guitar Bud Shank – flute solo on "California Dreamin'" Peter Pilafian – electric violinA面1曲目「Monday, Monday」 マンデー・マンデー1stアルバム「If You Can Believe Your Eyes and Ears」のA面1曲目に収録されている曲。このアルバムから3曲目のシングルカット。2曲目「Go Where You Wanna Go」 あなたのところへ1stアルバム「If You Can Believe Your Eyes and Ears」のA面ラストに収録されている曲。この曲がリードトラックで先行シングル発売された曲。アルバム発売が1966年2月ですが、この曲は1965年10月に先行発売。B面1曲目「California Dreamin'」 夢のカリフォルニア1stアルバム「If You Can Believe Your Eyes and Ears」のB面1曲目に収録されてる曲。この曲もアルバムよりも先にシングル発売された。1965年12月発売でこのアルバムから2曲目のシングル曲。この曲は知らない人がいないと思うほど大ヒットして現在も聴き継がれている曲。2曲目「Do You Wanna Dance」 踊ろよ、ベイビー1stアルバム「If You Can Believe Your Eyes and Ears」のA面5曲目に収録されてる曲。この4曲入りEPの中で自分はこの曲が一番好きです。「California Dreamin'」ももちろん好きですが、この曲の雰囲気が心地よくて昔から好き。コンガの音から始まり、メロディーも美しいしアレンジもシンプルなのに凝ってる感じがイイ。初期のアリスはこんな雰囲気からも構築されてるように感じる。特にべーやんがリードボーカルの曲で1972年頃のアリスって感じ。
2021年06月18日
さだまさしさんがソロになって5枚目のシングル。A面「桃花源」作詞 さだまさしさん 作曲 劉家昌さん 採譜 佐田繁理さん 編曲 Jimmie Haskel台湾のシンガーソングライターの劉家昌さんの大ヒット曲のメロディーにさださんが歌詞をつけたカバー曲。自分の大好きなアルバム「風見鶏」からのシングルカット。ドラマの主題歌に選ばれたので、アルバム「風見鶏」の発売から半年以上経ってシングルカットした。アルバム「風見鶏」の中では地味な存在で、特に好きって曲ではないけどたまにぼんやりと歌詞を追いながら聴いてると凄く胸に沁みる時がある。母方の田舎の実家は牛舎もあり子牛がいたり、秋の夕暮れには前の田んぼが黄金色に染まってその光景と共に幼い頃に自分が頭と心の中に浮かんでくる。B面「晩鐘」作詞・作曲 さだまさしさん 編曲 渡辺俊幸さん 弦編曲 小野崎孝輔さんこの曲もアルバム「風見鶏」からのシングルカット。アルバムラストに収録されてた超名曲です。「風見鶏」の楽曲は全て好きなのですが、中でも「つゆのあとさき」「飛梅」「晩鐘」の3曲はさだまさしさんの全楽曲の中でも特に好きな曲の中に入る。「セロ弾きのゴーシュ」はライブで生で初めて聴いた時から凄く好きになった曲。レコードで聴いてた時よりもライブでのさださんの歌や演奏にめちゃくちゃ惹かれた。「つゆのあとさき」も「飛梅」も「晩鐘」もスタジオ盤よりもライブ盤「随想録」のバージョンが好きで、ライブバージョンばかり聴いてた高校時代。
2021年06月17日
1981年5月5日発売の杉田二郎さんのシングル。A面「流れる雲をつれていく」作詞 岡本おさみさん 作曲 杉田二郎さん 編曲 井上鑑さんこの曲に関しては、このスタジオバージョンよりも「杉田二郎ライブ 全国138景歌祭りコンサート」のライブバージョンの方ばかり聞き込んでた。久々にスタジオバージョンを聴いたら、こんなに豪華な演奏だったのかとちょっと驚いた。ライブバージョンはアコギ2本とエレピのみシンプルな演奏。スタジオバージョンはストリングスも豪華に入り、普通にロックバンドのバックです。二郎ちゃんの歌声はライブもスタジオも優しく温かいのは同じです。二郎ちゃんの楽曲はCD化されていない曲もまだまだ多く、いっその事、全ての楽曲をBOX-CDにまとめて20枚組ぐらいで出せばいいのに。ライブもミニアルバムも全て集めてほしい。この曲は生でも何度か聴けた。「全国138景歌祭りコンサート」の時はもちろんその年の宵々山や昼下がりコンサートでも聴けたと記憶してる。円山音楽堂のあの独特な音の跳ね返りや、音質は忘れられない。自分のおすすめは「杉田二郎ライブ 全国138景歌祭りコンサート」のバージョンを聴くことをおすすめします。このライブ盤はCD化されています。B面「はじめての旅」作詞 杉田二郎さん 作曲 杉田二郎さん・徳武弘文さん 編曲 徳武弘文さんこの曲はHONDAのバラードのCMソングにもなりました。A面に負けないほどの名曲です。メロディーの美しさと柔らかく優しい歌詞が疲れた心には沁みます。そして、またこの曲も「杉田二郎ライブ 全国138景歌祭りコンサート」に収録されてます。スタジオ録音に関係した方には悪いけど、この曲も絶対にライブバージョンの方がイイ!スタジオバージョンは軽快なポップロック調にアレンジされています。ライブバージョンの演奏とアレンジがこれまた最高です。シンプルすぎるのですが、アリさんのブルースハープや二人のアコギの音、そして美しいハーモニー。この曲もライブで生で聴けた時は感動したのを覚えています。
2021年05月29日
1971年12月20日発売のジローズのシングル。ジローズの活動期間は非常に短かったのですが、名曲を多く残しています。自分は4枚目のシングル「涙は明日に」がダントツに好きなシングル曲です。この曲も軽快で爽やかな曲で好きだった曲。A面「子供達に聞かせる唄」作詞 松山猛さん 作曲 加藤和彦さん 編曲 青木望さん作詞の松山猛さんはアグネスチャンの二枚目のシングル「妖精の詩」を作詞した方です。いきなり歪みギターの激しめなイントロリフがやたらカッコいい。8ビートの軽快なロックです。ジローズのアルバムの中で一番好きな2ndアルバム「新しい唄」の3曲目に収録。このアルバムもボーナストラック追加してリマスター盤で発売されています。B面「去りゆく恋人」作詞 松山猛さん 作曲 杉田二郎さん 編曲 青木望さんこのB面曲も軽快なウエストコーストロックな楽曲です。青木望さんのアレンジが最高です。杉田二郎さんのライブに行くようになったのは、1978年春、京都円山音楽堂での「昼下がりコンサート」をきっかけに、「宵々山コンサート」「夏の時代」など自切俳人さんナターシャーセブン、などが集まって開催される野外コンサートに行くようになってから、杉田二郎さんの単体コンサートにも行くようになった。ちょうど「ANAK (息子)」がヒットしはじめた頃に初めて行ったように思う。1980〜81年の「全国138景歌祭りコンサート」は本当に楽しかった。あのライブを経験できた事も宝物のひとつです。
2021年05月02日
1974年1月15日発売のチェリッシュ、9枚目のシングル。A面「恋の風車」作詞 林春生さん 作曲・編曲 筒美京平さんフォーク調の一つ前のシングル「白いギター」とはガラッと変わって、アイドルポップスな軽快なナンバー。ずーと4つ刻んでるカウベルが気になり始めると気になるけど、それ以上に洗練された編曲に引き込まれる。松井悦子さんの透き通るような声にすごくハマってる曲です。天地真理さんも1974年6月発売のLPでこの曲をカバーしています。アレンジもかなり近いものです。カウベルも入っていますが、かなり奥に引っ込めています。デュエット部分のメロディーは、トランペットソロで吹いています。B面「砂時計」作詞 林春生さん 作曲・編曲 筒美京平さんきっとギリギリまでどっちをA面にするか迷ってた曲だと思う。アレンジや使用楽器なども「恋の風車」とかなり近く、どちらも捨てがたい名曲です。歌詞に関しては、この「砂時計」の方が個人的には好きで良く聴いてました。チェリッシュは「哀愁のレイン・レイン」ぐらいまでシングル盤を買ってたように思う。探せば出てくると思うけど、5枚だけ見つけた。同じアーティストをまとめて置いてるはずなのに、震災や引っ越しなどでごちゃごちゃになってしまってる。現在も二人で活動しています。
2021年04月26日
1971年9月5日発売のチェリッシュのデビュー曲。チェリッシュと言えば松崎好孝さんと松崎悦子さんの夫婦デュオのイメージですが、デビュー当時は5人編成のフォークバンドでした。バンド形式で活動していたのは1972年までのようです。A面「なのにあなたは京都へ行くの」作詞 脇田なおみさん 作曲 藤田哲朗さん 編曲 馬飼野俊一さん1970年代のチェリッシュのシングル曲でだんとつに一番好きな曲です。作曲の藤田哲朗さんはチェリッシュのベース担当。松崎悦子さんの歌唱も後々の明るい歌唱の印象ではなく重く悲しげです。2ndシングル「だからわたしは北国へ」、4thシングル「古いお寺にただひとり」がその次に好きな曲。「古いお寺にただひとり」はアレンジが特に気に入っています。チェリッシュのレコード買うようになったきっかけは天地真理さんです。天地真理さんの4枚のLPの中にそれぞれチェリッシュをカバーした曲が1曲ずつ収録されています。(「なのにあなたは京都へ行くの」「ひまわりの小径」「若草の髪かざり」「恋の風車」)この「なのにあなたは京都へ行くの」は天地真理さんの1stアルバム「水色の恋/涙から明日へ」のA面2曲目に収録されています。この天地真理さんのデビューアルバムは1972年度オリコン年間アルバムチャート1位になるほどに凄く売れたアルバムです。この頃、アイドル系でアルバムがこれほど売れるアーティストは珍しかった。天地真理さんはそれ以降のアルバムも凄く売れています。アルバムが売れるアーティストでした。「チェリッシュ」のシングルは1976年頃までほとんど買って聴いていました。音飛びする物とかあるので状態の良い物に買い直して行こうとしている所。A面曲はCDでどれも聴けますが、B面曲にも良い曲が多い。(CD-BOXには全曲コンプリートしたものもあるようです)アルバムも好きなのがあるので、アナログからCDに焼きながら聴こうと思ってる。B面「今ならあなたと」作詞・作曲 奥山敬造さん 編曲 馬飼野俊一さんこの曲を作った奥山敬造さんはギター担当。70年代フォークの良い部分を詰め込んだような素直で優しい曲です。60年代の暑苦しさから解き放たれたような爽やかさが凄く良い。かなり久しぶりに聴いたけど、本当にいい曲。
2021年04月06日
山崎ハコさんのアルバムを何か聴こうと1枚選んで聴いたのがこのアルバム。1982年に発売されてから数え切れないほど回数を聴いたアルバムだけど、まったく飽きずにいつ聴いても新鮮に聴ける。ずっしり来るハコさんのアルバムももちろん最高なのですが、柔らかく穏やかな中に時々、尖ったガラスの破片が混ざってるような印象のこのアルバムはあまり思い出したくない何か忘れようとしてしまってた事をチクっと思い出させてくれる。アナログ盤で大きめな音で聴いたら、昔住んでた狭く散らかった煙草臭い部屋で聴いてるような感覚になった。全曲 作詞、作曲 山崎ハコさんA面1曲目「ピノキオ」 編曲 後藤次利さんこのアルバムの始まり方がとにかく好きです。後藤次利さんの作ったイントロとリズムアレンジは、この曲の歌詞を最大限に活かしてるようでいつもゾクゾク鳥肌になる。ハコさんの優しく気怠い歌い方も凄く好き。2曲目「わたぼうし」 編曲 福井峻さんアルバムの冒頭2曲が柔らかくほんわかしてるのが、このアルバムの印象に大きく左右してる。何気ない日常の中でふと考えるような事を歌っているのが、リアルな自分の経験なんかを思い出させてくれて胸の中がざわついたりする。この曲もハコさんは柔らかく優しい歌声でなぐさめてくれているようです。3曲目「荒野にShinkiro」 編曲 後藤次利さんこの曲はもろにレゲエなアレンジの楽曲です。「答えが出ても泣くなあなた・・・あれは蜃気楼」若い頃には少し怖さや不気味さも感じたりしてた。4曲目「自業自得」 編曲 森一美さん軽めのラテンロックナンバー。ハコさんのロックナンバーは心の底から抉られるような言葉とサウンドが多いけど、この曲はコミカルな部分もある皮肉な歌詞に20代の頃はいろいろ考えた。5曲目「風の吹く日」 編曲 森一美さんハコさんの優しい歌声に胸が熱くなる切ない歌詞です。いろいろある時は泣けてしまう曲です。3番前の間奏からFlugel Hornが鳴り始めると涙腺が緩んでしまう。B面1曲目「マイ・灰スクール」 編曲 後藤次利さんややHeavyなロックナンバー。この曲の歌詞は英語とローマ字で書かれてるのが、この曲の歌詞がよりリアルに感じられる。歌詞カードを読みながら聴くと、よりこの曲のおもしろさを感じられる。どんな主人公なのか、よりわかりやすく浮かんで来る。2曲目「気ままなランナー」 編曲 森一美さんハコさんの得意なサウンドの一つのブギーロック。ハコさんの曲には珍しい感じの転調がサビ前からあるのも印象に残ってる曲。3曲目「姫鏡台」 編曲 森一美さんもし違うアルバムにこの曲が収録されていたら、ハコさんはこんなに柔らかく歌わないと思う。もう少し硬質な声で歌うんじゃないかと思う。フルートのアレンジも楽曲を柔らかく優しく感じさせる。4曲目「白い絵本」 編曲 後藤次利さん軽快な8ビートロック。後藤次利さんのアレンジが最高です。歌詞もメロディーも自分は凄い好きです。5曲目「硝子の夕暮れ」 編曲 福井峻さん初めて聴いたのはまだ10代の頃だったけど、歌詞の意味がなかなかつかめなくてアレンジやサウンドのカッコ良さに偏って惹かれてた。何年か経っていろんな経験もしてから歌詞が少しずつ掴めてきて、サウンドだけじゃなく楽曲自体、物凄く好きになった曲です。「♪誰のせいと聞く前に 何が見えると聞いてよね ためらいもせずに答えるよ あなたと同じ景色だと」ハコさんの声と言葉が必要な時が、この先も何度も必ずあると思う。自分の事も何もわかっていない中学生の頃にハコさんの楽曲に触れられた事は大きい。何がきっかけでハコさんを聴いたのかも忘れたけど、多分、最初に「心だけ愛して」をラジオで聴いてからだったような気がする。
2021年02月26日
杉田二郎さんの19枚目のシングル。1982年10月21日発売でした。あまり知られていない曲ですが、CD化もされていないようなので勿体無い曲。A面「メモリーズ」作詞 山上路夫さん 作曲 松尾一彦さん 編曲 井上鑑さんイントロはかなりHeavyなサウンドで始まります。杉田二郎さんのロックっぽい曲を歌う時の歌唱も凄く良い!この曲はコンサートで聴いた事は一度もなかったように思う。井上鑑さんのアレンジのカッコ良さにも惹かれる曲。作曲の松尾一彦さんじゃ元オフコースのメンバーです。山上路夫さんは天地真理さんの一連の大ヒット曲の多くを作詞した方です。このシングルの1ヶ月後に発売の8thアルバム「虹のメッセージ」の1曲目に収録されています。B面「羅針盤」作詞 さがらよしあきさん 作曲 杉田二郎さん 編曲 井上鑑さん コーラス編曲 安部恭弘さん1982年当時流行ってたシティポップのアレンジの代表の一人と言える安部恭弘さんのコーラスアレンジがおしゃれで、南の島をイメージした爽やかなナンバー。二郎ちゃんの楽曲では少し珍しいタイプかも。この曲はたしかアルバム未収録でシングルのみの収録曲だったと思う。
2021年02月01日
山崎ハコさんの6枚目のアルバム。アナログ盤で聴くとやっぱりさらに良い。一箇所だけ針飛びする所があって、アナログ盤を聴いてなかったけど新品同様で中古屋で見つけたLPを買ってからはアナログ盤でばかり聴いています。(ほんとにほぼ新品状態で2800円で買えて大満足でした)CDで10曲続けて聴くのじゃなくA面終わりで一度少しインターバルが入るのが凄くいい。このアルバムもA面ラストとB面1曲目の存在がCDとは違うように感じられるのは当然ですがアルバム全体がまったく違う印象になるように思う。このアルバムはハコさんの全アルバムの中でベスト5に確実に入る。楽曲単体なら1曲目の「夢」がハコさんの全曲の中でいつも、これからもベスト1です。全曲 作詞・作曲・歌唱 山崎ハコさんA面1曲目「夢」このアルバムはかなり重いアルバムなのですが、1曲目にこの曲がある事で凄いバランス取れてるアルバムになってるように感じる。優しいハコさんの声がキラキラしたアコギの音に絡んで歌詞がそのまま胸に入ってくる曲。このアルバムの1曲目とB面ラストの「歩いて」がもしも逆だったら「夢」がまったく違って聞こえてたかも知れない。アコギ 安田裕美さん、笛吹利明さん ウッドベース 小倉秀一さん キーボード 佐藤準さん 2曲目「我が里」この曲の一箇所、針飛びしてた。でも3年前にこのLPを買ってからはLPでばかり聴いてる。胸を締め付けてくるような曲ですが、安田さんのギターの音色が重いだけのイメージにさせない。アコギ 安田裕美さん、山崎ハコさん この二人のギターでライブで聴きたかった。 3曲目「道を探せ」このアルバムでは珍しく打楽器が入ってる曲です。ドラムではなくコンガです。アコギ 安田裕美さん、山崎ハコさん ウッドベース 小倉秀一さん コンガ 菅原由紀さんSAX ジェイクH コンセプション コーラス 中島みゆきさん、石黒ケイさん、吉野金次さん、渡辺有三さん、小倉秀一さん、永田幸一さん 石塚幸一さん4曲目「黒いバス」自分が思う山崎ハコさんの楽曲の中で一番HEAVYだと思う曲です。ハコさんの「呪い」って曲が怖いとか話題になったりしてたけど…高校生の時にこの曲を初めて聴いていろいろ考え込んだのを思い出す。アコギ 山崎ハコさん 完全弾き語り曲です。5曲目「小さな海」この曲も1コーラス目の出だしを聴くだけで胸が熱くなる曲。「黒いバス」の次に流れてくるこの曲はアルバム発売当時、自分の居場所を考えたりしてたと思う。優しく歌うハコさんの声に少し安心感も感じるのか泣ける曲です。アコギ 安田裕美さん、笛吹利明さん ウッドベース 小倉秀一さん オカリナ 野田純さんB面1曲目「歪板」レコード盤を裏返し流れ出すこの曲は再びずっしりと心に入ってくる曲。このアルバムのハコさんの歌詞はどんな時代にでも人間が持ってる物や通ってくる事を歌ってる。アコギ 安田裕美さん、笛吹利明さん ハーモニカ 八木伸郎さん2曲目「何もいらない」この曲を歌うハコさんの声は重く強い。悲しく悔しい曲ですがこんな瞬間は誰にでも一度はあるんじゃないかと思う。聴く時によっては自分に言葉が突き刺さるような感覚の時もある。アコギ 安田裕美さん、笛吹利明さん、山崎ハコさん キーボード 佐藤準さん3曲目「君は自由か」曲調も感情も激しい曲です。今なら厨ニ病って片付けられそうだけど、10代の頃、確かにこの曲にハマってた頃があった。「♪嫌いになりたくはないよ 自分も悲しいじゃないか だけど好きにはなれないよ どうしても わかってくれないじゃないか 僕は自由さ 僕は自由さ そうさ自由さ 僕は自由さ」アコギ 安田裕美さん、笛吹利明さん ウッドベース 小倉秀一さん ハーモニカ 八木伸郎さん4曲目「13の女の子」何があったんだ?っていろいろ思ってしまう。聴き込んでると、どんな感情で聴いていいのかわからなくなる曲。アコギ 笛吹利明さん、山崎ハコさん ウッドベース 小倉秀一さん ハーモニカ 八木伸郎さん5曲目「歩いて」この曲の出だしの歌詞が物凄くわかるって10代の頃に思ってたなんて笑ってしまいそうだけど、その時なりに真剣に悩んでたりしてた事を代弁してくれてるような曲。いつ聴いても響くし、その時々で少しは前向きになれたと思うハコさんの熱唱。アコギ 安田裕美さん、笛吹利明さん Eベース 後藤次利さん ドラム 滝本紀延さん キーボード 西本明さん、田代真紀さんアナログ盤って不思議で、初めて聴いた時の感情とか状況とか鮮明に思い出させてくれる。CDにはそこまでそれがないように感じる。衝撃的なCDももちろんあったけど・・・。ジャケットからレコード盤を出して内袋から出してクリーナーで埃取って…そんな作業から入ってゆっくりとした時間で聴くから感動が深くなる。フォークも歌謡曲もメタルもロックもジャズもR&Bも出来る限り残りの人生はアナログ盤で聴くようにしたいと思ってる。嬉しいことに最近は新譜でもアナログ盤で出してくれるアーティストが激増してきたし過去のアルバムも続々とアナログ盤で再発されだした。日本はまだ少ないけどアメリカやヨーロッパのアーティストはほとんどLPでも発売してくれる。CDは買わずにLPだけ買うことも増えてきた。映像だけは今更VHSに戻るのは無理^^; DVDもそろそろ全てBlu-rayのみの発売にしてほしい。DVDでしか出ない映画や映像作品はどうしてもややガッカリしてしまう。4K Blu-rayは増えてきたけど、3DのBlu-rayは日本だけ発売が減ってきてる。海外盤の3D Blu-ray買う事になってしまう事が多い。この前のゴジラも日本だけ3Dが出なかった。映画館に行かせようとしてるのかも知れないけど…
2021年01月26日
杉田二郎さんの1978年発売の11枚目のシングル。この曲を初めてラジオで聴いた時売れそうな曲だと思った。大ヒットはしなかったけど今聴いても良い曲です。歌詞が掲載されたジャケットはちょっと珍しい。A面「(青春は)まるで映画のように」作詞 北山修さん 作曲・編曲 筒美京平さんジャケットにも書いてあるけど、北山修さんと筒美京平さんの二人で作った曲にあの名曲「さらば恋人」がありました。それから7年ぶりに二人が組んで作った曲がこの曲です。イントロは「California Dreamin'」のパクリとか言われたけど、ノスタルジックな世界を作るためにわざとそう作ったのだと思う。この時期に北山修さんは「青春」について重く暗いイメージを残すような歌詞を多く書いてるように思う。自切俳人名義で書いた「青春時代」も暗い青春をおもしろおかしく書いてる。B面「オチコボレ」作詞 北山修さん 作曲・編曲 筒美京平さんこの曲も北山さんと筒美さんコンビで作られた曲。B面にせずに、こっちをA面にした方がもっと売れたんじゃないかとずっと思ってた。「オチコボレ」という言葉は自切俳人名義で書いた「青春時代」にも出てくる言葉です。その曲も1978年作品でした。 「青春時代」 自切俳人とヒューマン・ズー「♪ 漫画の本を抱えて 学校へ行った日は 長い苦痛の毎日思い出したくもない 些細なことを取り上げて 腹を立てて泣いた 喧嘩仲間どこへ消えた 今はオチコボレか 友達を蹴落として 結局自分も敗れ 傷跡が うずくよ あ〜青春時代」10代の頃に凄く好きだった曲だった。笑いながら考えて聴く曲なんだけど。
2021年01月22日
杉田二郎さんの2004年発売のシングル。1曲目「千鳥足」作詞・作曲 伊藤薫さん 編曲 塩入俊哉さん欧陽菲菲さんが歌った「ラヴ・イズ・オーヴァー」や谷村新司さんが歌った「Far Away」などの名曲を作った伊藤薫さんの作品。歳を重ねていろいろ考えるようになってこの曲を聴くと歌詞もメロディーも沁みて感動する。杉田二郎さんの声がより楽曲の良さを引き立てて感動倍増です。杉田二郎さんの歌は自分が小学生の頃から聴いてるし、コンサートにも何度も行って生の声や二郎ちゃんの人柄に触れてきたので、声を聴くだけでいろんな事を思い出す。「地球のどまんなか」のツアーが一番印象に強く残ってるけど、いつも観客も巻き込んでの温かいステージでホッとできる時間です。2曲目「お前に」作詞 伊藤薫さん 作曲 杉田二郎さん 編曲 塩入俊哉さんこのカップリング曲がまた最高で、温かい人柄が滲み出ている二郎ちゃんの歌声が柔らかいメロディーと歌詞に完全にハマってます。アレンジもカッコ良くて、もっと多くの人に聴いてほしいって思ってしまう曲。
2021年01月18日
山崎ハコさんのベスト盤としてはこの「軌跡」が1作目です。ただのベスト盤ではなく未発表音源やライブ音源などで構成されています。今日はアナログ盤でスタジオ録音バージョン「望郷歌」を聴きたくなってレコード盤に針を落とした。1990年にはCD化もされていますが、多分今は廃盤になっていると思う。珍しい赤帯。香坂みゆきさんがシングルカットして帯を変えたのかな。青帯がオリジナルです。A面1曲目「望郷」 「ライブ2/歌在りて」からのライブバージョン2曲目「今日からは」 4thアルバム「流れ酔い唄」から3曲目「きょうだい心中」 未発表ライブ音源(後にCD「人間まがい」リマスター盤のボーナストラックに収録)4曲目「気分を変えて」 1977年発売「ファーストライブ」からのライブバージョン5曲目「流れ酔い唄」 シングルバージョンで収録B面1曲目「飛びます」 未発表ライブ音源2曲目「ヨコハマ」 4thアルバム「流れ酔い唄」から3曲目「望郷歌」 未発表スタジオバージョン4曲目「織江の唄」 5thアルバム「人間まがい」から5曲目「心だけ愛して」 5thアルバム「人間まがい」からCDは1990年に発売されたけどリマスター盤は出ていないと思う。3曲目「望郷歌」は、山崎ハコさんの重いテーマの楽曲の中でも5本の指に入るほどの悲しい曲です。子供の頃はあまり意味がわからず聴いてましたが、少しずつわかるようになってからは聴き終わるとヘヴィな気持ちになった。「♪ 十五の今日を祝おうか 1日前には野の花で 1日あとには館花 3日もすれば花じゃない……」「ライブ2/歌在りて」でライブバージョンも聴けます。そのライブバージョンではフルートがかなりフィーチャーされていています。このスタジオバージョンにもフルートは入っていますが、もっと泣き叫ぶように最後まで吹いています。この曲の出だしは「♪ つくつくぼうし なぜ泣くか 親もないか子もないか たった一人の女の子」で始まります。「呪い」が何かと話題になりますが、この曲は救いが感じられない重さがあります。自分は「呪い」はタイトルや歌い出しがキャッチーなので話題になりやすいけど、そんなどころじゃない哀しい歌が山崎ハコさんの楽曲の中にはいっぱいあります。B面5曲目「心だけ愛して」は何百回も聴いてるけど、歌詞もメロディーもアレンジもいつまでも凄いと思えて飽きる事なんて有りえない曲です。そんな曲が山崎ハコさんの曲には数え切れないほど多くあります。一番好きな「夢」、「硝子の夕暮れ」「流れ酔い唄」「城」「私が生まれた日」「光る夢」「夜明け前」「鍵とコイン」「霧の朝」「BEETLE」「ANOU」「水車の都」「白い花」「若草山」「向かい風」「歩いて」「三日月」「飛びます」「てっせん子守唄」「暗闇」「雨に唄えない」「黒いバス」「ジプシーローズ」「ヨコハマ」「小さな質問」「ブラック・テトラ」「ブリキのマーチ」「サヨナラの鐘」「Don't cry my love」「ピノキオ」「歪板」「ヨコハマ・アンバランス」「あの海に」・・・・・・・頭に浮かんだ順に書いてもまだまだ出てきます。心が疲れてる時でも元気な時でもハコさんの曲は頼れる何かがある。今、頭に浮かんできたハコさんの歌詞「こんな色の空は嫌いだ 待ち焦がれた空じゃない 知っててなぜそんな嫌な色であたしを見下ろす・・ ・・・・この空は この空は 一番嫌な色だよ」LPの歌詞カードは豪華写真集にもなっています。
2021年01月15日
杉田二郎さんの3rdアルバム。初期のアルバムの中では一番聴かなかったアルバムだと思う。この前後のアルバム「旅立つ彼」と「題名のない愛の唄」が好きでよく聴いてました。久しぶりに「夢袋」を聴いた。漫才師の霜降り明星のファンを「酒袋」と呼ぶのですが、「夢袋」って見ると、最近は「酒袋」を思い出してしまう^^;A面1曲目「アイ・ライク・ミュージック」2曲目「言葉にならない言葉」3曲目「27才」4曲目「もういいんだよ」5曲目「夢袋」B面1曲目「僕の町から遠くを望めば」2曲目「おぼえておきなさい」3曲目「何もいわずに」4曲目「今日までそして明日から」5曲目「さよならを言う前に」シングルカットしたA面3曲目「27才」とそのB面の「何もいわずに」の2曲がこの中なら好きな曲。シングルの「27才」の事は前にも書きました。コーラスにイルカさんと神戸和夫さんが参加しています。タイトル曲のA面5曲目「夢袋」も久々に聴くと沁みました。B面4曲目「今日までそして明日から」は吉田拓郎さんのカバー。B面1曲目「僕の町から遠くを望めば」は泉谷しげるさんの作詞。裏ジャケ歌詞カードリマスターされたCD
2020年12月11日
杉田二郎さんのソロになって4枚目アルバム。このアルバムは全曲 作詞 北山修さん作曲 杉田二郎さん編曲 青木望さんA面1曲目「マイ・カントリー」2曲目「男どうし」3曲目「ブルーの毛布とビキニの御婦人」4曲目「二人の舟」5曲目「題名のない愛の唄」B面1曲目「積木」2曲目「真夜中に」3曲目「俺たちゃ日本人」4曲目「おやすみ日本」5曲目「夢うた」この子犬が可愛すぎる。帯つけると子犬が隠れてしまうので帯をずらしてます。このアルバムからシングル盤を2枚出しています。ライブで盛り上がる1曲の「男どうし」とこの曲のライブで聴くと感動が倍増する「積木」です。A面1曲のイントロはまるでプログレです。青木望さんは本当に好きなアレンジャーです。Aメロ歌部分はフォークそのものですが、展開部分から間奏部分はプログレな展開です。3曲目「ブルーの毛布とビキニの御婦人」はホンキートンクな世界です。この曲も大好きな曲です。杉田二郎さんの歌唱も軽やかで心地良い。アレンジも最高です。4曲目「二人の舟」は重いリズムとブラスセクションがカッコ良いROCKナンバーです。5曲目「題名のない愛の唄」は名ライブ盤「全国138景歌祭りコンサート」でも収録されてます。ライブでのギターとマリンバのみのバージョンも素晴らしく大好きですが、スタジオバージョンの演奏と歌唱がやっぱり一番好きかも。コンサートで何度聴いたかわからない曲ですが、いつ聴いても感動してしまう曲。もう一つ、ライブ盤「いこまいか。椛の湖ピクニック '79」での演奏と歌唱も感動です。B面1曲目「積木」もスタジオバージョンのアレンジの素晴らしさに聞き入ってしまう。確実に杉田二郎さんを代表する楽曲のひとつです。2曲目「真夜中に」はブルージーな楽曲。この曲も凄く好きな曲です。Eギターがカッコ良い!ブルースロックな渋い曲です。3曲目「俺たちゃ日本人」は当時の日本人をおもしろおかしく歌っています。ギロが効いてるコミカルなナンバーです。4曲目「おやすみ日本」は美しいメロディーの優しい曲です。アルバムラスト曲の「夢うた」はめちゃくちゃカッコ良い!プログレです。20年ぶりぐらいに聴いたけど鳥肌立つほど感動した。LPのブックレットと紙ジャケCDこの紙ジャケCDはかなりLPの仕様を再現していますが、ブックレットが全てモノクロになっています。LPのブックレットはカラーのページが多い。
2020年12月03日
ザ・ナターシャー・セブンの107 SONG BOOK第3弾「陽のあたる道。」も好きなアルバムです。このアルバムはブルーグラスをがっつり聴きたい時に聴いてます。1979年にFMラジオ「サウンドアプローチ」に高石ともやとザ・ナターシャー・セブンが出演した時のを久しぶりに聴いてたら、オリジナル「Sunny side of Life」のレコードをかけた後に、日本語歌詞を乗せたナターシャー・セブンバージョンを続けて生演奏。この時のラジオの企画が、オリジナルのレコードをかけたあとに、ナターシャー・セブンが生演奏するという企画です。「デキシー・ブレイク・ダウン」の演奏も圧巻です。この曲は夜のヒットスタジオでも演奏しました。A面1曲目「私に人生と言えるものがあるなら」2曲目「陽のあたる道」3曲目「オールド・ジョー・クラーク」4曲目「クリップル・クリーク」5曲目「ブラック・マウンテン・ラグ」6曲目「土の中のビリー」7曲目「十字架に帰ろう」8曲目「愛の小舟」9曲目「天国の岸辺」B面1曲目「日高の山」2曲目「さよならが言えない」3曲目「ふるさとの風」4曲目「9ポンドのハンマー」5曲目「デキシー・ブレイク・ダウン」6曲目「デイ・ブレイク・イン・デキシー」7曲目「フォギー・マウンテン・ブレイク・ダウン」8曲目「45号列車」A面1曲目「私に人生と言えるものがあるなら」はコンサートではほぼ鉄板だった曲。客席と一緒に歌っていた印象が強い。この曲と「街」は客席の大合唱ナンバーでした。2曲目「陽のあたる道」もコンサートでよく演奏してくれました。この曲がセットリストに入った時はうれしかったのを思い出す。「オールド・ジョー・クラーク」も何度か生で聴くことができた曲。この曲も久々に聴くとすごく懐かしい。「十字架に帰ろう」は坂庭しょうごさんのマンドリンの音が頭の中に残る美しい演奏です。「愛の小舟」は木田高介さんのリードボーカルです。B面2曲目「さよならが言えない」もコンサートで聴いて感動していたのを思い出します。3曲目「ふるさとの風」と4曲目「9ポンドのハンマー」も好きな曲でギター弾いて歌ったりしてた。「デキシー・ブレイク・ダウン」「デイ・ブレイク・イン・デキシー」「フォギー・マウンテン・ブレイク・ダウン」の3曲は城田じゅんじさんと坂庭しょうごさんの超絶テクニックに酔いしれるナンバーです。「フォギー・マウンテン・ブレイク・ダウン」は「俺たちに明日はない」でも有名になった曲。バンジョーとマンドリンの響きが好きになったのは中学生の時に初めて生でナターシャー・セブンの演奏を聴いてから。アナログ盤とCDジャケ
2020年10月01日
「107 SONG BOOK」とは、高石ともやさん、城田じゅんじさん、坂庭省悟さん、木田高介さんの4人がそれまでに歌ったり演奏してきた曲を107曲選んで11枚のアルバムに収録した作品です。ここには、アメリカのカントリーはもちろん、各国のフォーク(民謡)や日本の古くから伝わる曲などを集めて録音されています。アートワークも歌詞カードのブックレットのデザインなども全てメンバーの手作り。その第四弾がこの「きれいな娘さん。」です。これまでにVol.1「陽気に行こう。オリジナル・カーター・ファミリーをお手本に編」Vol,5「 春を待つ少女。」オリジナル・ソング編Vol.6「ハンぷティ・ダンぷティ。」マザーグース編Vol.11「想い出の赤いヤッケ。」完結編の4枚の事を書きました。この4枚は11枚の中でも比較的よく聴くアルバムです。そして、このVol.4 「きれいな娘さん。」ニュー・ロスト・シティ・ランブラーズ編も前の4枚と変わらないぐらいによく聴いてたアルバム。あと他にも、 Vol.3 「陽のあたる道。」オールド・タイミー&ブルーグラス編もよく聴きました。1曲目「きれいな娘さん」2曲目「夜明けを待ちながら」3曲目「あの娘のひざまくら」4曲目「103人のバラード」5曲目「恋はうつり気」6曲目「ホーム・スィート・ホームという歌をつくったのは独身の男だったにちがいないという歌」7曲目「お酒の歌」8曲目「海に向かって」9曲目「れー子ちゃん」10曲目「フレイト・トレイン」11曲目「船のりの唄」12曲目「兵士と娘」13曲目「すずめの唄」14曲目「ギャンブリン・マン」15曲目「ヴィクトリー・ラグ」16曲目「サタデイ・ナイト」2曲目「夜明けを待ちながら」はコンサートでも何十回も生で聴いた曲なので思い入れは強い。メンバー4人のほっこりした笑顔で演奏してるのが頭に浮んできます。13曲目「すずめの唄」はコンサートでは聴いた事なかったと思うけど、PPMのバージョンでよく聴いたので好きな曲です。ナターシャーセブンのバージョンは素朴でほんわかしています。1曲目「きれいな娘さん」もコンサートでよく聴いた曲。6曲目「ホーム・スィート・ホームという歌をつくったのは独身の男だったにちがいないという歌」は長いタイトルのコミカルな曲。7曲目「お酒の歌」は日本のお酒の種類が延々出てきます。白雪、白鹿、北の誉、キリン、アサヒ、純生、サッポロ、ジャイアント大関、剣菱、金杯、月桂冠、富久娘、明けごころ、小町娘黄桜、松竹梅、菊正宗、賀茂鶴、白鶴、沢の鶴富翁、美少年、男山、オーシャン、ニッカ、サントリー、日本盛日本酒銘柄だけじゃなくメーカー名なども入っています。これ、今ならきっとかなり変わってくると思う。有名地酒もまったくこの頃と違うし。自分なら八海山、秋鹿、司牡丹、呉春、刈穂、小鼓、酔鯨、奥播磨 菊姫、菊水、雪中梅、天寿、真澄、一ノ蔵、立山、手取川地元灘の酒なら菊正宗が一押し。
2020年09月19日
高石ともや&ザ・ナターシャー・セブンの1982年発売のシングル。アルバム「ヒット・エンド・ラン」からのリードトラックでアルバム1曲目です。1981年 京都円山音楽堂A面「今、風の中」作詞 城田純二さん・高石ともやさん 作曲 城田純二さん 編曲 城田純二さん・平井宏さんアルバム「ヒット・エンド・ラン」は当時、凄く好きで何度も繰り返し聴いてたアルバムです。107ソングブックが完成して、木田たかすけさんが脱退。進藤さとひこさんが加わりひと段落してから発売されたレコード。ナターシャー・セブンのメンバーはこのアルバムをどう思ってるのか分からないですが、自分は本当に全曲好きで聞き込んでいました。このアルバムリリース後に少しずつ活動が変わってきた印象があります。神戸須磨浦公園のドレミファ噴水パレスで3回公演した時は毎公演セットリスト変えてこのアルバムからも多く演奏したように記憶してます。この曲はアレンジが気持ちいいのとメロディーの心地よさで大好きな曲です。全員の声がはっきり聞き分ける事ができるコーラスも凄くいい!このままの形でずっと活動していてほしかった。このままの形でアルバムをどんどん出してほしかった。B面「君眠る丘」訳詞 高石ともやさん 作曲 A.P. Carter 編曲 城田純二さんカーター・ファミリーのA.P. カーターの曲にともやさんが歌詞を乗せて城田さんが最高のアレンジで完成させた曲。ギターの音も良い音してます!小学生の頃からいろんなジャンルの音楽にハマって何でもかんでも聴くようになったけど、その中でもブルーグラスの気持ち良さを知れたのは城田純二さん坂庭しょうごさんのおかげ。この二人のプレイを観て、聴かなければブルーグラスに接する事はなかったと思う。1979年神戸文化ホール 左から城田純二さん 坂庭しょうごさん 木田たかすけさん107ソングブックが完成して全アルバムのジャケットが後ろに並んでいます。高石ともやさんと木田たかすけさん
2020年09月10日
「107 SONG BOOK」の最後の一枚。1976年〜1979年6月までに全11枚をレコーディングし3ヶ月に1枚のペースでリリース。当時LPは2500円〜2800円でした。「107 SONG BOOK」は2000円だったので買いやすかった。コンサート会場で買う事も多かったように思う。1977年〜1983年頃、ザ・ナターシャー・セブン絡みのイベントや野外コンサートにはかなりの回数行ったと思う。3年ほど前に「107 SONG BOOK」の全作がリマスターされCD化されました。1曲目「孤独のマラソン・ランナー」2曲目「ナターシャーのテーマ(アメリカ民謡)」3曲目「彼を待ちながら」4曲目「パン売りのロバさん」5曲目「近江の子守唄」6曲目「八ヶ岳」7曲目「想い出の赤いヤッケ」8曲目「おじいさんの古時計(アメリカ民謡)」9曲目「コリーナ・コリーナ」10曲目「茶色の小瓶(アメリカ民謡)」11曲目「はじめて来た街(アメリカ民謡)」12曲目「よそ者のブルース(アメリカ民謡)」13曲目「ヘイ・ヘイ・ヘイ」このアルバムでの「孤独のマラソン・ランナー」はおふざけ一切なしの真面目バージョン。自切俳人さんバージョンを聴きすぎてて、久々にこのバージョンを聴くと、こんな爽やかな曲だったのかと・・・。2曲目「ナターシャーのテーマ(アメリカ民謡)」はコンサート2曲目にかしまし娘、フラワーショウ、ちゃっきり娘のようにテーマ曲として演奏されてた。4曲目「パン売りのロバさん」、5曲目「近江の子守唄」は、坂庭しょうごさんの懐かしい歌声が聴けます。6曲目「八ヶ岳」は、よくライブで聴いた。ナターシャー・セブンのライブでも杉田二郎さんのライブでも一時期必ずセットリストに入ってたのでライブで聴いた印象の方が強い曲。7曲目「想い出の赤いヤッケ」は、たまに聴くと胸にしみる。メロディーも歌詞も高石ともやさんの柔らかい歌唱も…8曲目「おじいさんの古時計(アメリカ民謡)」あの有名な童謡ですが、中学生の頃からこっちの歌詞でしか聴いてないのでナターシャー・セブンバージョンの歌詞しかわからなくなってしまった^^;「♪おじいさんの自慢のものは大きな古時計 僕の背より高い時計 振り子が揺れる時計」「♪80年の時を刻み生きてきた時計 汗と涙のしみ込んだ黒光りの時計」9曲目「コリーナ・コリーナ」は木田さんの吹くクラリネットの音の暖かさが最高。ブルージーなしぶい曲です。10曲目「茶色の小瓶(アメリカ民謡)」11曲目「はじめて来た街(アメリカ民謡)」アメリカ民謡のこの2曲もどの楽器も気持ち良い音で懐かしく聞き込んでしまう。12曲目「よそ者のブルース(アメリカ民謡)」だけ1971年のライブ音源13曲目「ヘイ・ヘイ・ヘイ」この曲も当時の円山音楽堂の光景や、足元が暗い石段の出口を歩いている光景が浮かぶ。裸電球の下でレコードやグッズを売ってる光景、蚊や蛾が飛び交ってる出口付近・・・暑い京都の街から神戸まで帰る道のりにややうんざりしながら暗い八坂神社の脇道を河原町駅まで急いで歩いた。これが毎年の春と夏・・・当時のチラシの一部
2020年09月07日
山崎ハコさんの1978年5月発売の1stシングルです。え?1st?って思う人もいると思う。1975年10月にアルバム「飛・び・ま・す」でデビューしました。1976年5月に2nd「綱渡り」、1977年3月に3rd「藍色の詩」とアルバムを3枚と1枚のライブ盤をリリースしました。それからこの1978年5月までシングル盤は発売されませんでした。レコード会社のプロモーション盤のシングルは2種類制作されています。A面「流れ酔い唄」作詞・作曲 山崎ハコさん 編曲 吉野金次さんこの曲はシングルとアルバムとではアレンジがまったく違います。シングルはアコギ、ベース、ドラム、フルート、ストリングス、そしてハコさんの歌。そんな構成で録音されています。ドラムは音数も少なく弱いハイハットの開閉と弱いベードラくらいです。シンプルな演奏ですが、アルバムバージョンはさらにシンプルでギター1本の弾き語りです。この歌詞が突き刺さる男はきっといると思う。この曲のタイトルで昔、ハコさんはエッセイを書いています。「・・・・うち、そう、怒るときがあるでしょう?そんなときに、ふっと鏡を見るとね 顔の前にレースのような、図鑑で見たオーロラのようなもんがかかっとるとよ、その人に。 それをかぶった人は、みんな酔うようにできとると。 そうすっとね、「ああ、この人酔うとったんやねェ。今も酔うとるとやねェ」と思うやろ? そしたら怒り返したりせんのよ、うち。腹も少しはたつけどね、酔うとる人に、 足ひっかけるようで、自分の腹がたつのはいやだもん。 そいでもその後、ひとりで歩くとね、オーロラだなんて、うちも今酔うとったんかねェ…… って思うてひとり笑いをする。・・・・・・・・ ・・・・・・・うそついたら、それはその人が弱いからや。 罪をつくったら、それは弱いからや。それだけじゃあないにしろ、 「おれは弱いからなァ」と言う人の顔には、ほら、あのオーロラがぶらさがっとる。 オーロラをかぶったまんま、みんな流れて行くんやろか…。 うちはかぶりとうない。「流れ酔い唄」はそんな歌である。このエッセイが世に出たのは「流れ酔い唄」発売から5年後でした。このエッセイを読んでから、この曲に対する想いが少し変わったのを思い出した。B面「檜原ふるさと」作詞 三井要一さん 作曲・編曲 山崎ハコさんこの曲はこのシングルでのみ聴ける楽曲です。アルバムには収録されませんでしたが、CDのボーナストラックとして収録されました。ライブ盤「山崎ハコ ライブII 歌在りて」でライブバージョンが聴けます。スタジオ録音バージョンと同じでギターとフルートのみの演奏です。
2020年08月31日
1974年6月発売のリリィのアルバム。シンガー・ソング・ライターとしてだけじゃなく女優としても唯一無二の世界を創り上げていました。亡くなってもう4年経ちます。りりィさんのアルバムはLPで7作持っています。CDはまだ一枚も持っていないので、リマスターされた物を集めようと思ってる。自分が持ってるアルバムの中で一番好きなのは2nd「ダルシマ」と7th「りりシズム」ですが、今日は3rdをターンテーブルに乗せた。A面1曲目「水の音」 作詞・作曲 りりィ 編曲 木田高介さん2曲目「同棲時代」 作詞・作曲 りりィ 編曲 木田高介さん3曲目「ファニー・ガイ」 作詞・作曲 りりィ 編曲 木田高介さん4曲目「春よ」 作詞・作曲 りりィ 編曲 木田高介さん5曲目「うらがえしの愛」 作詞・作曲 りりィ 編曲 木田高介さんB面1曲目「私は泣いています」 作詞・作曲 りりィ 編曲 木田高介さん2曲目「シューという名の女の子」 作詞・作曲 りりィ 編曲 木田高介さん3曲目「Stop」 作詞 りりィ 作曲 国吉良一さん 編曲 木田高介さん 4曲目「壊れすぎたのは」 作詞 りりィ 作曲 国吉良一さん 編曲 木田高介さん 5曲目「りりィ・グッド・バイ」 作詞・作曲 りりィ 編曲 木田高介さん6曲目「メロディ」 作詞・作曲 りりィ 編曲 木田高介さんフォークシンガーだと思ってる人が多いと思うのですが、ブルースロックやプログレの方が近いのかも知れないと思ってる。A面1曲目「水の音」なんてBlack Sabbathの「Planet Caravan」や「Sleeping Village」の世界のようです。いきなりこの曲から始まるのがシブすぎる。A面5曲目「うらがえしの愛」も凄く好きな曲でヨーロピアンプログレのような編曲も最高ですが、りりィさんの個性の塊のような歌唱に鳥肌です。編曲の木田高介さんは物凄く好きなアレンジャー、ミュージシャンです。木田さん在籍中のザ・ナターシャーセブンのライブには何度も行きましたが、凄いベースのフレーズをにこやかに弾いてる印象です。「同棲時代」はタイトルはどうしてもこの楽曲が発表される1年前に大ヒットした大信田礼子さんの「同棲時代」が思い浮かぶ。曲を聴くと英語タイトルの「Age of Life」の方が何かしっくり来る。この曲は南正人さんと二人で歌うデュエット曲です。ロッカバラード風の楽曲です。短い曲ですがA面4曲目「春よ」もこの時代の楽曲らしくて好きな曲。ストリングスの音やアレンジが東芝EM所属アーティスト独特の音って言うか雰囲気があります。B面1曲目「私は泣いています」は、先行シングルとして大ヒットした曲。B面2曲目「シューという名の女の子」はブルースナンバー!国吉良一さんが作曲した2曲「Stop」と「壊れすぎたのは」の2曲も最強に良い曲です。「Stop」は、ファンクナンバー。ボーカルも演奏もアレンジもめちゃくちゃカッコいい!「壊れすぎたのは」はオーソドックスなロッカバラードです。りりィさんのボーカルのカッコ良さを堪能できる2曲です。B面5曲目「りりィ・グッド・バイ」はカントリー調のフォークナンバー。ラスト曲「メロディ」は2分弱の静かなスキャット曲。
2020年08月19日
山崎ハコさんの14枚目のアルバム。アナログ盤の帯にも書いてある通りに、このアルバムはほとんどの曲が演奏とハコさんのボーカルの同時録音です。このアルバムも発売当時、かなり聴き込んだアルバムなので久々に通して聴くといろいろその頃の事とか思い出す。A面1曲目「祭りの女」 編曲 青木望さん2曲目「He Who Me」 編曲 安田裕美さん3曲目「一人静」 編曲 森一美さん4曲目「私の部屋」 編曲 森一美さん5曲目「いいことないけど」 編曲 篠原信彦さんB面1曲目「一人の旅」 編曲 篠原信彦さん・青木望さん2曲目「海のA」 編曲 篠原信彦さん3曲目「にらめっこ」 編曲 安田裕美さん4曲目「光る夢」 編曲 青木望さん全曲 作詞・作曲 山崎ハコさん1曲目の「祭りの女」はハコさんの得意とする中の一つ、和フォークの名曲の中の1曲です。篠笛とオーボエの音が強烈に印象に残るイントロでハコさんの世界に一瞬で入り込めます。この曲は「私以外の人が歌ってくれないかなぁ」と今でも思ってる曲だそうです。「祭りの女」のしっとりした世界に浸っていると次の「He Who Me」で8ビートのロックナンバーが始まります。この頃までのハコさんのロック系の楽曲はほとんどシャッフルのブギーナンバーが多いのですが、安田裕美さんの斬新なアレンジも素晴らしく歌詞の世界にばっちりハマったアレンジです。3曲目「一人静」は日本全土に広く分布して咲く花の名前。ハコさんは「二人静という歌が流行った時「一人静」もあるのに…と思ったほど秘かに世に知らせようとした花の名前です」と後に書いています。ハコさんの植物の名前のタイトルシリーズの中でも自分の中でかなり上位に入る好きな曲です。「稲の花」「てっせん子守唄」「ベンジャミン・パラダイス」「くちなし」「ききょうの花」「さくら」「桜」「ひまわり」・・・などあります。他に花や植物関連のタイトルは、「ムラサキの花」「三つの花」「花枕」「白い花」「未来の花」「五月の薔薇」「桜の日」「さくらんぼ」・・・など。4曲目「私の部屋」も凄く好きな曲です。誰でも一度は経験するような事をさりげなく歌ってる曲です。ハコさんの柔らかく優しい楽曲は名曲だらけです。5曲目「いいことないけど」はミディアムテンポのロックナンバー。「道を探せ」のロック版のような印象もある楽曲です。この曲も「♪いいことないけど〜」の部分は多くの人のコーラスが入ります。「♪道をさが〜せ」のコーラスを思い出す。(中島みゆきさんも参加しているコーラスです)B面1曲目「一人の旅」もハコさんの優しく力強いバラード曲です。2曲目「海のA」は少し重くDARKな音のブルージーナンバー。「♪ 元気でと 言われた時 うつ向いて顔を隠した 泣き出すか 笑い出すか 紙一重 そんな瞬間 海が止まった」この曲のこの始まり方が昔から物凄く好きです。 3曲目「にらめっこ」は故郷から街に出てきて、そして慣れてきてそんな時の寂しさを感じられる曲です。物悲しいけど温かいアレンジが余計に寂しさを感じさせる。4曲目「光る夢」は文句なしの名曲だと思う。この曲の事をハコさんは後に「この頃の心情をそのまま歌っていますね。辛い事、言えない事に悩んでいた自分が甦ってきます。 夢があったからやってこられた…」そんな風に書いています。コンサートでは一度しか聴いた事なかったけど、あの一度のインパクトが大きい。重く哀しさが溢れている曲だけど希望を強く探し出せる曲です。このアルバムはまだリマスター盤も出ていないし、CDも手に入りにくくなっているようです。帯はステッカー状のものでした。ステッカー帯が多かった時代です。
2020年08月10日
1997年8月に発売された山崎ハコさんのシングル。この曲はどのアルバムにも収録されていないので、なかなか聴く機会も少ない曲です。ベスト盤の類にも収録されていなかったと思う。1曲目「たずね人 -冒険者-」作詞・作曲 山崎ハコさん 編曲 萩田光雄さんテレビ番組「いい旅・夢気分」のエンディンテーマとして流れました。誰もが一度は生きて行く中で考えた事のある、孤独や自立や自由を旅を通して思い出させてくれる。優しく素直なメロディーと言葉を邪魔しないアレンジで山崎ハコさん自身を何か少しは理解できた気分になる。難解で深読みさせずに真っ直ぐな歌が多いので、心にストレートに届いて癒してくれる。こんな良い曲もあまり知られる事なく埋もれて行くのかと思うと勿体無い。2曲目「夕陽に赤とんぼ」作詞・作曲 山崎ハコさん 編曲 川村栄二さん山崎ハコさんで「夕陽」と言えば「夕陽のふるさと」が最初に頭に浮かぶ人がきっと多いと思う。「夕陽のふるさと」は1981年に発表された名曲ですが、この「夕陽に赤とんぼ」もまったく負けていないほどの名曲です。山崎ハコさんの曲の中にいくつか鮮やかで少し眩しい夕陽を感じる楽曲があります。各自の心の中にある忘れてしまってた情景を思い出させてくれる事が多い。この曲を聴くといつも思い出す光景は、子供の頃、秋が近づき少し肌寒くなった頃に父親と二人、釣りした帰り道。草の道に残る自動車の轍を踏みながら歩いている。夕陽の中に数え切れないほどの赤とんぼが飛んでる。釣れた魚の事なんかより父親と歩いている事がうれしかった事を思い出す。普段、思い出せないような色や匂い、吹いてる風の感じなど浮かび上がってくるような曲です。もう1曲、1995年発表の「夕陽」という曲があります。都会のビルの間の夕陽を感じる曲。「燃えたって太陽じゃない わたしは夕陽」他にもたくさん「夕刻」を歌った曲はありますが、今、思い浮かんだ曲を数曲・・・1982年作品の「硝子の夕暮れ」も、夕刻の情景と重なる思いを歌って曲で、これも大好きな曲1983年作品の「ララバイ横須賀」も大好きな曲。海に沈む夕陽の情景。その情景をより感じるにはシングルバージョンの方がいい。そして絶対に忘れてはいけない曲。1990年発表の「硝子のピノキオ」何とも言えないような心細い肌寒いような夕刻を感じさせる曲です。
2020年08月01日
1984年3月発売の山崎ハコさんのシングル。この曲は香港映画「望郷」のイメージソングでした。A面「風の歌」作詞・作曲 山崎ハコさん 編曲 森一美さん当時はこのEP盤で聴く手段しかなく、どのアルバムにも収録されていませんが、映画のサウンドトラック盤に収録されていました。それがリマスター盤CD「てっせんの花」のボーナストラックとして映画「望郷」のサントラ盤から3曲収録されました。映画は観てないのですが、ベトナム難民をテーマにした哀しい映画らしい。B面「今日は何だか」作詞・作曲 山崎ハコさん 編曲 森一美さんこの曲も映画「望郷」のイメージソングの1曲。明るいリズムの軽快な楽曲です。アルバム「ダージリン」に入ってそうな感じもする曲。「君の季節」のように明るい曲のように思わせといて実は哀しい曲。1982年〜1985年のハコさんは特にいろいろと挑戦してた時期でどのアルバムも初めて聴いた時に良い裏切りが必ずあって毎回楽しみだった。
2020年07月25日
1995年5月発売の山崎ハコさんのシングル。1995年と言えば阪神淡路大震災が1月に起きて3月に地下鉄サリン事件が起き、生命や心について考える事が多くなった年でもあったと思う。この時を界に物事の考え方が大きく変わった人も多い。被災地に次々やってくる各地からの汚い心を毎日のように目の当たりにして、心の中の色が確実に変わっていった時でした。そんな時に発売されたこの曲は、聴けば少しだけでも気持ちが和らげる事ができた。1曲目「私が生まれた日」作詞・作曲 山崎ハコさん 編曲 笛吹利明さん ストリングスアレンジ 若草恵さん普段忘れてしまってる人の根本を思い出させてくれるので、現実の悩みとかどうでもよくなるような気分にさせてくれる。美しいメロディーとアレンジで、より素直に歌詞を受け入れる事ができる。あんな時だったからこそハコさんはこの曲をリリースしてくれたのだろうと今でも思ってる。この曲をライブで初めて聴いたのは1995年6月30日梅田バナナホールでのライブでした。ギター1本のみでポツポツと歌い始めるハコさんの声を聴いてホントに心が洗われるような感覚になった。レコーディングされた完成された美しい音も好きですが、ギター1本だけで歌うハコさんの歌の説得力の凄まじさに心が震えました。何度も繰り返し歌われるアウトロでのスキャットに泣けた。この日のライブでは「三日月」を続けて歌ってくれた。「♪できる限り 笑顔は優しく たとえひと時でも安らぐように・・・」「♪できる限り 温かい胸で 尖った言葉など使わぬように・・・」あの日の自分には「三日月」の方がより刺さったかも知れない。レコーディングメンバーA G 笛吹利明さんE G 鈴木茂さんPf エルトン永田さんE B 岡沢章さんDr 島村英二さんPerc Peckerさん2曲目「天使の微笑み」作詞・作曲 山崎ハコさん 編曲 笛吹利明さんこの曲は3連のロックナンバー。「♪人間だもの天使じゃないよ 理想通りに生きていけない 懺悔をしても目は虚ろ シナリオになっていく」アルバム「私の生まれた日」の7曲目に収録されています。6曲目が「三日月」です。アルバムとシングルは同時発売でした。2曲ともバージョンも同じです。レコーディングメンバーA G 笛吹利明さんE G 鈴木茂さんPf Org エルトン永田さんE B 岡沢章さんDr 島村英二さんPerc Peckerさん1995年9月27日発売のアルバム「ハコのお箱」に「私が生まれた日」が違うバージョンで収録しています。この別バージョンは歌詞を短縮してSAXを大胆に入れてオリジナルとまた違う雰囲気になっています。両バージョンとも大好きですが、「私が生まれた日」はライブが一番です。
2020年07月21日
シングル曲でもアルバムタイトル曲でもないのですが、急にアナログ盤の音でじっくりと聴きたくなる曲です。「若草山」作詞・作曲 山崎ハコさん 編曲 福井峻さん7分40秒近くある長尺の楽曲です。山崎ハコさんにとって「若草山」は何か特別な想いがある場所なのだろうか…。1982年発売のアルバム「幻想旅行 II」のB面3曲目に収録されています。コンサートでは生で聴いた事はなく、一度ライブで聴いてみたい曲の中の1曲です。この曲を演奏しているミュージシャンDrums 長倉徹さんE Bass 後藤次利さんE Guter 芳野藤丸さんF Guter 安田裕美さんKeyboards 渋井博さんPercussions 佐藤康和さん和太鼓 堅田啓輝さん能管 望月太八さん大皮(大鼓) 林あきらさん2コーラス目まではしっとりとした和フォークの世界に浸っていると間奏でいきなり能の世界が広がります。能管は横笛の一種ですが篠笛とは、また違う響きです。迫力ある演奏で胸が締め付けられる感覚になる。そして3コーラス終わるとアウトロは一転、ハコさんの突き抜けるようなスキャットと激しいロックな演奏です。歌詞は38年前に初めて聴いた時に解釈したつもりだった物とは今ではまったく違うものになっています。心細い孤独の不安と少しの強さで心の底で何かを決めようとする…。「♪ 若草山が見えてきます… あなたはいったい誰なのですか」この曲を発表する4年前の1978年に山崎ハコさんは「若草山に」というタイトルの短い詩を書いています。-------------------------------------------------------- 「若草山に」 (エッセイ集「真夜中に太陽が見たい」より)若草山につれてってあそこに寝ころんで空を見たい誰に言えばいいのかな若草山に連れていってずっと前に行った時あそこの山は枯れ木色焼かれた後だったんだきみどり色のあの山が見たい誰に言えばいいのかな言う人いないから言えるんだ若草山に連れてって-------------------------------------------------------------この詩が楽曲「若草山」の元になっていると思います。1978年1月に発行された山崎ハコさんのエッセイ集「真夜中に太陽が見たい」に収録されてる詩やエッセイは10代の頃に何度も読んだ。あの頃、山崎ハコさんの言葉の何に引っかかって入り込んでたのか覚えていない。でもあれからずっと山崎ハコさんの歌は聴き続けています。
2020年07月18日
もう30年前なのか・・・ つい最近のシングルのような気がする。レコード会社移籍もあって、1986年6月に16枚目のオリジナルアルバム「なわとび」をリリースしてから4年間も新譜のリリースがなかった。4年経って久しぶりに聴いたハコさんはぶっ飛んでました。それまでもブギー調のROCKナンバーは多くありましたが、ここまでハードロックな音はなかった。アーティスト名も「HAKO」と表記され、小さく「山崎ハコ」と書かれていた。1曲目「ANOU」作詞・作曲 山崎ハコさん 編曲 森一美さん久々のハコさんの新曲のリリースという事で、予約してたので発売日前日にレコード店で買ってきてさっそく家に帰って聴いた。ジャケットは黒いソファーにもたれ少し睨み上げるように高い位置のカメラに視線を合わせている。カメラのレンズに鋭く視線を合わせているジャケット写真はほとんどないので、そこにも興味が湧いた。以前、ハコさんは「ジャケットに自分の写真が載ってる物とイラストや風景写真の物とでは思いが違う」と、いうような事を語っていたので自分なりに本人の写真が載ってる物と載っていない物で聴き手の自分もそれを意識して聴いています。どっちがどう、って事ではなく。いきなり流れてきた音は、その前のアルバム「なわとび」から想像できないようなHEAVYなギターリフ。そして歌詞は、深夜のコンビニで一人で雑誌の立ち読みしてる男、そして深夜のファミレスの光に集まる昆虫のような寂しい若者の自分の存在価値を確かめるようなもの。それを激しいビートと歪みきったギターが怒りを掻き立てるように煽っていく。孤独を感じる激しい曲なら「幻想旅行」「マイ・灰スクール」「人間まがい」「港O U T」「青信号」などがありましたが、そのどれもと比べ物にならないほどのHARDな音創りでした。このシングルを初めて聴いた時にまず思ったのは「LIVEで生でこの曲を歌うハコさんを早く観たい」という事だった。シングル発売から2週間後にアルバム「SA・SU・GA」が発売されました。そこにも「ANOU」は収録されていますが、アルバムのMIXはさらに激しく硬い音になっていました。このシングルバージョンはPad系のシンセの音が前気味み重なっていますがアルバムバージョンはシンセの音はかなり奥で歪みギターとリズム隊の音が前面に出ています。スネアの音が凄い前でカッコいい!アルバムバージョンはライブで聴いてるような音でMIXされています。シングルジャケとアルバムジャケの写真は同じ。アルバムに収録されてる「ベンジャミン・パラダイス」を聴くとこの部屋のイメージで聴いてしまう^^ 2曲目「霧の朝」作詞・作曲 山崎ハコさん 編曲 森一美さん「ANOU」とのコントラストの差がゾクゾクする哀しく美しい曲。この曲もアルバム「SA・SU・GA」にもちろん収録されています。アルバム「SA・SU・GA」には3曲の超名曲バラードが収録されています。この「霧の朝」と「Don't cry my love」、そして大好きな曲「城」の3曲。アルバム「SA・SU・GA」は、何年かに一度じっくり何度も聴く時期が来るアルバムです。ハコさん自身もいろいろ辛い事も多かったと思う頃なので、乗り越えようとする力がそれまで以上に強く感じられるアルバム。「SA・SU・GA」からの数枚のアルバムは自分自身でも思い入れが強いアルバムが多い。「SA・SU・GA」が発売されてまず、東京、名古屋、大阪とホールツアーがありました。この時はアルバム「SA・SU・GA」の主要曲をほとんどセットリストに入れて歌ってくれました。ライブ1曲目はアルバム1曲目の「ブリキのマーチ」から始まりました。そしてアルバムの曲順通りに「黒い翼の天使」や「さ・す・が」「Don't Cry My Love」「夢荒野」そしてもちろんこの「ANOU」も歌われました。ホールツアーから4ヶ月後にライブハウスツアーで再び関西でライブがありました。7月10日京都ミューズホール、7月12日神戸チキンジョージでハコさんのライブを観た。心斎橋ミューズが江坂Boomin Hallでも同時期にハコさんのライブを観に行ったと思う。「SA・SU・GA」と「メンフィスまで」のツアーは何箇所もかなりの数観に行った。7月10日ミューズと7月12日神戸チキンジョージでの セットリスト1曲目「幻想旅行」 ★新録音バージョン2曲目「ハーモニカ吹きの男」 ★新録音バージョン3曲目「ジプシーローズ」 ★新録音バージョン4曲目「黒い翼の天使」5曲目「ANOU」6曲目「ララバイ横須賀」 ★新録音バージョン7曲目「二日酔い」8曲目「ミッドナイトカウボーイ」9曲目「ヨコハマ・ホンキー・トンクブルース」10曲目「灰色の街」11曲目「サマータイム」12曲目「ベンジャミン・パラダイス」13曲目「ブルー・アース」14曲目「気分を変えて」 ★新録音バージョンアンコール15曲目「ホンキー・トンク・ウーマン」16曲目「夢荒野」Wアンコール17曲目「さ・す・が]
2020年07月16日
このアルバムは地味な存在の印象ですが、名曲はしっかり何曲も収録されているアルバムです。前作の「光る夢」を発売した時は大都市でのコンサートツアーもあって、たしか梅田のSABホールで観ました。「時は流れて」・・・名盤だと自信持って言えるアルバムです。書く事が山ほどあるので、かなり長いブログになると思うので・・・CDからiTunesに入れた「時は流れて」ばかり聴いていましたが、今日はアナログ盤出してきてじっくりと聴いた。このアナログ盤とCD、カセット、そしてシングル「TELL A LIE」全て同時発売でした。A面1曲目「悲想」 作詞・作曲 山崎ハコさん 編曲 森一美さん2曲目「TELL A LIE」 作詞・作曲 山崎ハコさん 編曲 石川鷹彦さん3曲目「ミス・ミス」 作詞・作曲 山崎ハコさん 編曲 石川鷹彦さん4曲目「霧雨の街」 作詞・作曲 山崎ハコさん 編曲 青木望さん5曲目「ロード・レース」 作詞・作曲 山崎ハコさん 編曲 森一美さんB面1曲目「時は流れて」 作詞・作曲 山崎ハコさん 編曲 森一美さん 2曲目「ワルツの猫」 作詞・作曲 山崎ハコさん 編曲 森一美さん3曲目「紫の人」 作詞・作曲 山崎ハコさん 編曲 青木望さん4曲目「挨拶」 作詞・作曲 山崎ハコさん 編曲 石川鷹彦さん5曲目「夢の川」 作詞・作曲 山崎ハコさん 編曲 森一美さんこのアルバムからベスト盤などにほとんど収録されなかったのですが、2006年発売の2枚組「山崎ハコ ゴールデン☆ベスト」にこのアルバムから4曲も収録されました。「悲想」「ロード・レース」「時は流れて」「夢の川」の4曲。アナログ盤のA面1曲目とラスト曲、B面の1曲目とラスト曲の4曲なので、あまり何も考えずにレコード会社の人がチョイスしたのだろうと思う。普通ならシングルカットされた「TELL A LIE」とそのB面の「挨拶」を選曲するんじゃないかな。「山崎ハコ ゴールデン☆ベスト」のブックレットにハコさん本人の解説が掲載されています。いくつかの曲解説に「この曲が選ばれてうれしい」とあるので、本人が選んだわけではないようです。もちろんこのベスト盤に選ばれた4曲は名曲ばかりです。A面1曲目の「悲想」は、ベスト盤にハコさんが書いてる解説を読んで以前よりもより好きになった曲です。人知れず努力して生き抜いた人の事を歌っている曲だと思い聴いてましたが、実はハコさん自身の「父親の死に想った事」をそのまま書いた歌詞だそうです。自分の父親が亡くなった時に想った事と重なってる事が多いと今更ながら感じます。シングルカットされた2曲目「TELL A LIE」は、誰でも一度は考えるような事を歌っているので受け入れられやすいと思う曲。プロモーションをもっとしっかりしていれば売れたんじゃないかな。メロディもアレンジも心にすーっと入ってくるような楽曲です。3曲目「ミス・ミス」は、この曲もシングルカットしてもおかしくないような楽曲です。じっくり染み込んで来るAメロとキャッチーなリズムのサビのコントラストが最高です。ハコさんの歌い方も凄く好きな曲。4曲目「霧雨の街」はハコさんの王道的な楽曲だとも言える曲。タイトルに「霧」が付く曲は「霧の朝」「霧雨の街」の2曲です。「霧の朝」も死ぬほど回数聴いた曲で大好きな曲です。5曲目「ロード・レース」はタイトルだけ見ると、ハコさん王道の3連ロック調のアップテンポの楽曲を想像しがちですが、ミディアムスローのロッカバラードです。ハコさんはベスト盤の解説に「実はとても好きな曲」と書いています。B面1曲目「時は流れて」は演歌にならないようにアレンジを苦労した曲だとハコさんは書いています。「てっせん子守唄」の流れを汲むような和フォークです。この曲、生で聴いてみたい曲。自分が行ったライブでは歌ってくれた事はなかった。2曲目「ワルツの猫」ハコさんの歌には動物や植物がいろいろ出てきます。今、頭に真っ先に浮かんだのは「ブラック・テトラ」です。この前書いた「BEETLE」はアルバム「未・発・表」のアコースティックバージョンが浮かぶ。3曲目「紫の人」は宝塚歌劇の楽曲のようなタイトルです^^;メロディーが美しく悲しくて引き込まれます。4曲目「挨拶」は「ロード・レース」の所で書いたハコさん王道の3連ロックナンバーです。シングル「TELL A LIE」のB面に収録された曲です。5曲目「夢の川」ハコさんの楽曲でタイトルに「夢」と付く曲は全て大好きな曲です。それもタイトルがズバリ「夢」という曲がアルバム「歩いて」の1曲目に収録されています。この曲は昔も今もハコさんの全曲の中で一番好きな曲です。生で何度か歌ってくれた時は涙が止まらなかった。ハコさんの絞り出すよいうに歌い上げる中に感じる想いや力にいつも感動します。次に好きな曲はアルバム「光る夢」のタイトル曲「光る夢」です。アルバムラストに収録されています。この曲は歌謡曲のようなアレンジの大きなバラードナンバーです。この曲もいつ聴いても心が震えます。そしてこの「夢の川」です。この曲の事をハコさんは「これはズバリ私の事です。子供の私が登場して、それを見つめている」と書いています。他にも「夢色電車」も好きな曲。横浜、川崎から大宮まで行く京浜東北線の青い電車を歌った曲。「夢のおろろん」は胸に刺さるような歌で目を閉じて聴いてしまう曲。「夢ん中」は最近の楽曲ですが、聴く度にいろいろと考えさせられる曲です。「夢荒野」は8ビートアップテンポのウエストコースト風ロック。1990年〜91年のライブではよく歌ってくれた曲です。ラストに歌う事が多かったと思う。この曲は「さ・す・が」と同様にライブでは客席もノリノリになってた軽快な曲。アルバム「SA・SU・GA」は全曲思い入れが強く大好きな曲だらけです。最後は「刹那の夢」。2004年のシングルです。ライブでは安田さんのアコギとカラオケ音源と同期させてハコさんが歌っていました。カップリング曲「稲の花」と続けて聴くのがおすすめ。「稲の花」はアルバム「なわとび」の2曲目に収録されてた曲ですが、2004年にリレコーディングされたバージョンがカップリング曲になりました。山崎ハコさんの楽曲は暗いのではなく夢や光がどこかに見える楽曲ばかりです。重いテーマは多いのですが、「暗い」と茶化すのはまったく違う。例えば暗い曲の代表のように言われる「呪い」ですが、歌詞は「コンコン コンコン 釘を刺す」です。普通、藁人形には「釘を打つ」のですが、ハコさんの歌詞は「釘を刺す」です。そう言う恨んでしまうような自分に釘を刺して前を見ようとしている曲です。ハコさんもこの曲を歌う時のMCでは何度かそんな話をしてくれました。はっきり言って重い曲なら「呪い」の比ではないほど重い楽曲は山ほどあります。でもどの曲も暗さを歌っていません。自分が思う一番重い曲は「暗闇」です。アルバム「人間まがい」はある意味特殊なアルバムで、映画「地獄」のテーマに沿って作られた曲が多いので、他のアルバムと同様には語れないのかも知れません。アルバム「人間まがい」の楽曲以外なら「黒いバス」が特に重い楽曲だと思う。大好きな曲ですが、聴くといろいろ考えてしまう。特に今のコロナの状況下では特に・・・。歌詞カード写真とシングル「TELL A LIE」は同じ写真。シングル盤のタイトルは「テル・ア・ライ」とカタカナ表記になっています。この「時は流れて」のアルバムで唯一の不満と言えば・・・歌詞カードの文字が小さすぎる事。発売日に買ってきて歌詞カードを見た途端に「これは何の嫌がらせ?」って想ってしまった。ハコさんの曲を部屋を最大限に明るくして聴く事なんてなく、照明を暗めにして歌詞カードを読みながら聴くのが定番になってたのに、虫めがねでもなければ読めないほどに小さい文字。特に視力が悪いわけでもなく、まだ20代前半だった自分でも読みにくい。デザインした人は何か意図があったのだろうか?シングル盤の歌詞カードの文字も同じポイントのフォントサイズです。せめて一般的な10pt以上ないと薄暗くした部屋ではまったく読めない。この歌詞カードの文字は5〜6ptなんじゃないかな。視力が悪い人には絶対読めないと思う。文字も薄い印刷だし・・・。デザイン担当した人・・・反省してほしい^^;視力3.5ぐらいないと読めない。余白は山ほどあるのに・・・^^
2020年07月12日
山崎ハコさんの1984年6月21日発売のシングル。13枚目のアルバム「てっせんの花」からのシングルカット。この頃の山崎ハコさんといえば、1982年10枚目のアルバム「硝子の景色」から1983年2月「風の色」、1983年9月「ダージリン」とそれまでは弾き語りのフォークシンガーのイメージが強かったのが、ニューミュージック(当時はそう呼ばれてた)と呼ばれるようなイメージのアレンジの楽曲が多くなりおしゃれなサウンドも作ってました。(音はおしゃれになっても根本的な事は何も変わらずにデビューから1本筋が通っています)この3部作がロック色やポップ色を意識したアレンジになってました。この3枚のアルバムは自分はめちゃくちゃ好きで凄い回数聴いた3枚です。町よそして1984年13枚目の「てっせんの花」がサウンドの原点回帰とも言えるような作品でした。A面「町よ」作詞・作曲 山崎ハコさん 編曲 宮下恵補さん、森一美さんアルバム「てっせんの花」の3曲目に収録されてる曲です。でもシングルとアルバムとではアレンジとMIXが違います。アルバムバージョンはフラットマンドリンの音が印象的に耳に気持ち良いのですが、シングルバージョンはマンドリンの音をカットしてシンセの音で新たにアレンジしています。この曲のリズムはレゲエで明るい曲です。アルバム1曲目「てっせん子守唄」、2曲目「水車の都」がハコさんの王道的なじっくり聴かせる楽曲なので、この明るいレゲエ調の3曲目も印象に残る。このシングルバージョンはテレビドラマ「週末だけの恋人」の主題歌になりました。B面「てっせん子守唄」作詞・作曲 山崎ハコさん 編曲 森一美さんこの曲はハコさんのファンなら誰もがライブで聴きたいと思うほどの名曲です。和フォークの名曲中の名曲だと自分は思ってます。2006年に新たにリレコーディングされました。新しいバージョンも素晴らしく、普通ニューバージョンはオリジナルを超えられない物ですがオリジナルを超えたと思えるアレンジと演奏、そしてハコさんの熱唱です。ライブで特に印象的だったのはアカペラで「島原地方の子守唄」をフルコーラス歌い、歌い終わると、間髪入れずに安田裕美さんのギターでこの「てっせん子守唄」が始まった時は鳥肌でした。たしか2007年のライブだったと思う。オリジナルもニューバージョンもギターは安田裕美さんが弾いています。(1986年ライブ盤「私の幸せ」ではスタジオバージョンに近い形で演奏されています)アルバム「てっせんの花」の2曲目「水車の都」のギターも安田裕美さんが弾いています。「水車の都」も2000年代のライブでは何度か生で聴けてハコさんの歌にも安田さんのギターにも感動しました。山崎ハコさんは1990年代に入ると、バンド編成でROCKを全面に出してアルバムを作り、そして激しいライブを楽しませてくれました。この時期のハコさんも大好きだったので、ロックなハコさんのライブに何度も行けて良かったと思う。1990年2月発売のアルバム「SA・SU・GA」は山崎ハコ名義ではなくローマ字で「HAKO」名義で発売しました。シングル「ANOU」もHAKO名義。1990年3月18日大阪リサイタルホールでのライブのチケットとチラシ。1列目だった。この日のライブは衝撃的でした。それまでに何度もハコさんのコンサートには行ってましたが、ここまでロックなライブになるとは想像してなかった。初期の定番曲までもロックアレンジしていました。
2020年07月09日
安田裕美さんが7月6日に亡くなったとネットのニュースで知った。安田裕美さんは1970年代から多くの楽曲の編曲、そして多くの名曲でアコースティックギターを弾いています。日本で3本の指に入るアコースティックギターの奏者だと言っても過言ではないと思う。そして安田さんは、山崎ハコさんの夫です。山崎ハコさんのライブでよくソロギターで聴かせてくれた「ニューシネマパラダイス」の音色の暖かさと柔らかさを思い出す。亡くなったとニュースで知って最初に頭に浮かんで「これを聴きたい」と思ったのが、この「BEATLE/SODASUI」です。1曲目「BEETLE」作詞・作曲 山崎ハコさん 編曲 安田裕美さん2000年代の山崎ハコさんの楽曲の中でこの曲が一番好きかも知れない。ライブでもよくセットリストに入っていたけど毎回、イントロから泣けそうになるほど感動した。CDのアレンジも好きですが、ライブの時の安田さんとハコさん二人のギターだけのバージョンが最高すぎました。演奏もメロディーもハコさんと安田さんの世界です。ハコさんの歌唱もライブで歌っていく度にどんどん素晴らしくなっていき、2009年3月の神戸のライブで聴いた時の「BEETLE」が忘れられない。あの時の安田さんのGソロの美しさも強烈でした。「♪ふるさとは東京 そういうあなたは 淋しいふりも気取りもない 都会ビートル」で、始まる優しく柔らかく温かい楽曲です。CDでは3曲目に収録されてる「BEETLE」のインストバージョンをじっくり聴くと安田さんのギターがしっかり聴けます。2曲目「SODASUI」作詞・作曲 山崎ハコさん 編曲 安田裕美さんこの曲はブルージーなシブい楽曲です。アレンジのカッコ良さに惹かれて楽曲の世界に入り込んでいきます。この曲もライブでは二人のギターのみでの演奏でした。ハコさんのストロークに安田さんのオブリが絡んでくるアレンジでした。毎回、ハコさんのその日の歌唱に合わせるように安田さんのオブリが絶妙に変わっていてそこにも鳥肌でした。今日は山崎ハコさんの楽曲ばかり聴いています。都会とソーダ水の炭酸のレーベルも良い!
2020年07月08日
杉田二郎さんの1991年発売のアルバム。このアルバムは吉田正さんの作品10曲を選んでカバーしたアルバムです。1曲目「東京カチート」 作詞 佐伯孝夫さん 編曲 萩田光雄さんフランク永井さんが1960年に発売した大ヒット曲のカバー。杉田二郎さんの声質がフランク永井さんの楽曲にはよく合ってる。ただ、アレンジはオリジナルのイメージが強すぎてどうしてもあの生々しいラテンのノリを要求してしまう。1990年代はちょうど後々古く感じさせるような、その時のブームの楽器や音源が多かったせいか薄っぺらい印象になってしまう事が多いように思う。2曲目「ラブ・レター」 作詞 佐伯孝夫さん 編曲 萩田光雄さんフランク永井さんが1958年に発売した大ヒット曲のカバー。この曲も杉田二郎さんの低音が甘くて心地い良い。この曲のアレンジはあまり違和感なく聴ける。3曲目「泣かないで」 作詞 井田誠一さん 編曲 国吉良一さん和田弘とマヒナスターズの1953年の大ヒット曲のカバー。ムード歌謡の基本形のような楽曲でした。杉田二郎さんの声質にばっちり合う曲です。変に音数を多くしてないので、すっきりシンプルで二郎ちゃんの歌声に酔えるようなアレンジ。4曲目「おまえに」 作詞 岩谷時子さん 編曲 萩田光雄さんフランク永井さんが1966年に「大阪ろまん」のB面で発売して、のちに歌い直しA面にして大ヒットした曲のカバー。この曲のアレンジは歌がすんなり聴けて良いと思う。5曲目「好き好き好き」 作詞 佐伯孝夫さん 編曲 萩田光雄さんフランク永井さんが1959年に発売した大ヒット曲のカバー。この曲はオリジナルのビッグバンドの演奏の印象が強すぎて違和感あるのは否めないけど二郎ちゃんの歌唱が凄く良い!キーは高くせずにオリジナルのままの方が良いのに。6曲目「好きだった」 作詞 宮川哲夫さん 編曲 国吉良一さん鶴田浩二さんの1956年の大ヒット曲。和田弘とマヒナスターズも後にカバーしてヒットしました。このアルバムの企画はその時の音で昭和の名曲を蘇らせる事だったのかも知れないけど、普通にどの曲もビッグバンドで演奏してそこに二郎ちゃんの歌声を乗せて欲しかった。7曲目「再会」 作詞 佐伯孝夫さん 編曲 萩田光雄さん松尾和子さんの1960年の大ヒット曲のカバー。このアルバムで唯一、女性シンガーの楽曲のカバーです。二郎ちゃんの歌唱が物凄く良い!アレンジも悪くないけどパーカッションなどは生楽器にしてほしかった。改めて凄いシチュエーションの曲です。8曲目「赤と黒のブル-ス」 作詞 宮川哲夫さん 編曲 萩田光雄さん鶴田浩二さんの1955年の大ヒット曲。この曲は大好きな曲です。耳に残るミュートトランペットの音と生々しいエレキギターの音が最高でした。このカバーバージョンは二郎ちゃんの歌声は最高です!アレンジも良い感じ。9曲目「場末のペット吹き」 作詞 宮川哲夫さん 編曲 国吉良一さんフランク永井さんが1956年に発売した大ヒット曲のカバー。オリジナルのいなたい感じも少し感じられるアレンジなので違和感なく楽しめる。どの曲も杉田二郎さんのボーカルは最高なのに、変に新しい感じにしない方がいいのになぁ。10曲目「公園の手品師」 作詞 宮川哲夫さん 編曲 国吉良一さんフランク永井さんが1958年に発売した大ヒット曲のカバー。この曲も大好きな曲です。フランク永井さんの事もよく書いてるけど、この曲の事はまだ書いてなかったような気がする。歌詞もメロディーも昔から凄く好きな曲。このアレンジはこのアルバムで一番良いと思う。1950年〜60年代の歌謡曲は杉田二郎さんの歌声にばっちりハマる楽曲が多い。他にも民謡、演歌系じゃないジャズ、ラテンっぽい昭和歌謡のカバーをいろいろ聞きたい。フランク永井さんの曲なら「街角のギター」「霧子のタンゴ」「知ってはる」「戦場の恋」「悲しみは消えない」「東京午前三時」のカバーは絶対に杉田二郎さんに合いそう。
2020年06月30日
ザ・フォーク・クルセダーズの7枚目のシングル盤。プロとしての活動を1年間と決めて活動して、その最後に発売したシングル。北山修さん ベース、ボーカル加藤和彦さん ギター、ボーカルはしだのりひこさん ギターボーカル北山修(自切俳人)さんのコンサートにはよく行きましたが、(1978年〜1982年頃),ザ・フォーク・クルセダーズに関してはあまり深く聴く事はなかった。LPも買って持ってたけど、あまり聴かずに自切俳人名義の楽曲ばかり聴いてた。A面「青年は荒野をめざす」作詞 五木寛之さん 作曲 加藤和彦さん 編曲 川口真さん1978年に円山音楽堂で「昼下がりコンサート」で自切俳人とヒューマン・ズーを生で聴いてそこから北山修さんのファンになった。ナターシャー・セブン目当てでチケット買ったけど、自切俳人とヒューマン・ズーにこの時ハマった。それまでにラジオでは「世界は君のもの」など聴いて知ってましたが、生で観てから自切俳人とヒューマン・ズーのファンになった。「青年は荒野をめざす」は、「昼下がりコンサート」以前から知ってる曲で、フォークルの中でも好きなシングル曲でした。「花のかおりに」と「何のために」が一番好きなシングルでした。B面「百まで生きよう」作詞 北山修さん 作曲 加藤和彦さん 編曲 ありた・あきらさんA面よりも、この「百まで生きよう」方が好きでよく聴いてた。「♪若者よ生きていてほしい」の部分がどうしても「♪若者よ体を鍛えておけ」を思い出してしまい「世界は君のもの」が聴きたくなる。北山修さん作詞で好きな曲ベスト101位「ハエ・ハエ・ハエ」 ダントツの1位!この曲を超える事はないと思う。2位「マイ・ソング」 何度聴いても飽きない3位「題名のない愛の唄」 杉田二郎さんに提供した歌詞の中で一番好きです。 4位「再会」 ザ・ナターシャー・セブンに提供した最高の歌詞です。5位「あの素晴らしい愛をもう一度」 歌詞とメロディーとアレンジが全て完璧に思える6位「積木」 二郎ちゃんの声で生で聴くと、感動で毎回泣ける。7位「世界は君のもの」 「ゴールデンアルバム」じゃない元のバージョンの方が好きです。8位「青春時代」 この曲も何百回聴いたか分からないけど飽きない。9位「母恋岬」 聴く度に笑えてしまう凄い曲です。10位「出家とその弟子」 この曲も何百回も聴いてるのにどんな辛い時でも絶対に笑える凄い曲。北山修さんの歌詞ではダントツに「ハエ・ハエ・ハエ」です。北山さんの歌い方も最高だしアレンジも演奏も最高です!自切俳人とヒューマン・ズーの時の北山修さんがやっぱり最高だった。ザ・フォーク・クルセダーズの曲なのに結局、自切俳人とヒューマン・ズーの事ばかり書いてしまいました^^;赤盤シングル
2020年06月15日
1974年12月28日神田共立講堂でのライブ。10年ほど前にリマスター紙ジャケで初CD化されました。佐藤公彦さんの事を書くのは初めてかも。LPで1st〜4thまでとライブ盤は「オン・ステージ第一集」は持っています。この1974年のライブ盤は聴いた事がなかったのでCD化された時にすぐに買った。同時にほとんどのアルバムがCD化されたので全部ではないけどほとんどのアルバムを買った。もう完売で廃盤になったCDもあるようです。1974年12月28日の次の日、12/29神戸国際会館で自分はアリスのコンサートに行ってた。アリスIIIからの「青春の影」の激しい歌唱と演奏が強烈過ぎた!小学生の頃の鮮烈な記憶は消える事はなく、日にちを見るだけでこの日はどこでアリスを観たとか全て思い出せてしまうから怖い^^;小学生の頃、ケメさんのライブは一度も行った事はなかったけど、曲は何曲も知ってた。1曲目「80日間世界一周」イントロダクション2曲目「祈り」(6th「片便り−落葉に綴る」)3曲目「メリーゴランド」(1st「Keme VOL.1 午後のふれあい」)4曲目「落ちて行く時」(6th「片便り−落葉に綴る」)5曲目「小さなお話」(5th「Keme VOL.5 愛そして卒業」)6曲目「愛と私」(4th「Keme VOL.4 時が示すもの」)7曲目「虞美人草」(3rd「Keme VOL.3 千羽鶴」)8曲目「気付いた愛の重み」9曲目「帰りたい」10曲目「渡る世間は」11曲目「ゆめの中で」((5th「Keme VOL.5 愛そして卒業」)シングルカット)12曲目「その時恋が」(5th「Keme VOL.5 愛そして卒業」)13曲目「雨の音」アルバムに収録されていない未発表曲もあり、初期の人気曲もあって「オン・ステージ第一集」よりも好なライブ盤です。20代の頃の柴山好正さんのギターもじゅうぶん楽しめます。可愛い曲から骨太の力強い曲まで幅広く収録されてます。「落ちて行く時」「雨の音」なんかは長渕剛さんの初期の力強い曲のような印象もある。シングルにもなった「ゆめの中で」が自分は一番好きな曲です。あと「帰りたい」も胸を締め付けられるような寂しい曲です。この曲も名曲。ROCKナンバー「その時恋が」も軽快で大好きな曲です。佐藤公彦さんは3年前の6月に亡くなられました。
2020年05月30日
杉田二郎さんの1972年12月発売のシングル。今日、この曲を聴いたのは、昨日書いた「ダウン・タウン・ブギウギ・バンド」つながりで。1stアルバム「アパートメント 1109」を聴いてたら、この曲の事を思い出した。「アパートメント 1109」には、この曲は収録されてなくて、B面「夕ぐれ時計」は収録されてる。CD化されてる音源を持ってなくて、シングル盤引っ張り出してきて聴いた。A面「愛の子守唄」作詞・作曲 杉田二郎さん 編曲 青木望さんこの曲はAメロからずっと3パートでハモってる曲。ハモってるのはオフコースの二人です。1stアルバム「アパートメント 1109」のコーラスの多くはオフコースが担当しています。アルバムのどの曲よりも、この曲が一番コーラスが目立ってる曲だと思う。杉田二郎さんらしい優しく温かいナンバーです。B面「夕ぐれ時計」作詞・作曲 杉田二郎さん 編曲 ヘッドアレンジのんびりと大らかなこの曲が大好きで昔はよく聴いた曲。アナログ盤で聴くとびっくり!めちゃくちゃ音が暖かいく柔らかい。ずっとCDでばかり聴いてたので針を落として聴いた途端にゾクッとした。杉田二郎さんの声以外では考えられない楽曲です。いきなり終わるので、アウトロ作って余韻を楽しみたいといつも思う。ヘッドアレンジだからアウトロ、もっとジャムってみたら良かったのに・・・。赤盤1980年〜81年「ここが地球のどまんなか」コンサートのパンフレットより
2020年04月29日
「猫」の1974年発売のシングル。A面「各駅停車』作詞 喜多條忠さん 作曲 石山恵三さん 編曲 瀬尾一三さんシングル向きにかなり派手にブラスセクションを多用したイントロが印象的で、あのイントロでヒットに繋がったような気もする。ビートルズな感じのイントロから少し泥臭いロッカバラードが始まるのがまた良い!(この曲ではリードボーカルを内山修さんが担当) 「猫」と言えば最初に思うのがで猫の「地下鉄にのって」を天地真理さんがライブでカバーした事。(1976年夏のライブ)アロージャズオーケストラの演奏で、アレンジもカッコ良く最高でした。その上、Eギター、Aギターは、あの岩村義道さんが全曲演奏!岩村義道さんは、大塚博堂さんのバックバンドリーダーと編曲を担当してた方です。(岩村義道とスクランブル・ダスティン・バンド)岩村義道さんのEギターソロでの「恋する夏の日」のイントロやワウペダルを駆使したオブリなどかなり貴重な気がする。1976年夏のライブでは「恋する夏の日」はメドレーにならず2コーラス演奏。「びっこの仔犬」「想い出の渚」でも岩村義道さんのギターがかなりフィーチャーされてました。アロージャズオーケストラ➕岩村義道さんなので「地下鉄にのって」よりも「各駅停車」をカバーした方が良かったような気もする。B面「さびしい魔法使い」作詞・作曲 常富喜雄さん 編曲 猫自分はA面よりもこの「さびしい魔法使い」の方が昔から好きだった。アルバムではこの曲の次に「各駅停車」が収録されています(「各駅停車」はバージョン違い)バンジョーとEギター、Aギターが絡み合うようなバッキングがめちゃ良い。「各駅停車」広告チラシ「各駅停車」のシングルカットした経緯を話している記事1つ前のシングルの広告大久保一久さんは後に伊勢正三さんと「風」を結成。
2019年12月26日
みなみらんぼうさんのセカンドアルバム。昨日は「さだまさし」さん今日は「みなみらんぼう」さん…全部ひらがなの芸名のアーティスト繋がりフォークシンガーは全部ひらがなの人が多いような・・・。このアルバムは「ウイスキーの小瓶」と並ぶ代表曲の1曲「賑やかな酒場」が収録されてるアルバムです。そしてもう一つ特筆すべき事は、演奏とコーラスは「はちみつぱい」が全面参加!「はちみつぱい」が1974年11月解散コンサートの間近かにレコーディングした貴重な演奏です。(現在、はちみつぱいは、再結成して活動しています)A面6曲目「ルイ」以外は全曲 作詞・作曲 みなみらんぼうさん編曲は、田辺信一さん、はちみつぱい、千代正行さんA面1曲目「センチメンタル・ジャーニー I」2曲目「賑やかな酒場」3曲目「回転木馬」4曲目「空っぽな心で」5曲目「切符なしで」6曲目「ルイ」B面1曲目「羽根の生えた少女」2曲目「風のメルヘン」3曲目「少年に」4曲目「果てしなき旅」5曲目「ときには人生を」6曲目「センチメンタル・ジャーニー II」カントリーフォークの軽快で心地良いノリの楽曲と、物悲しいフォークナンバーで構成されています。駒沢裕城さんのSteel Gと武川雅寛さんのFiddleが入ってくる曲は特に自分の好みの音になってて聴き入ってしまう。「センチメンタル・ジャーニー I」で旅が始まって、「センチメンタル・ジャーニー II」で「暗い道でも帰ろう」と旅を締めくくるアルバム。「賑やかな酒場」は佐良直美さんが後にシングルとしてカバーしてヒットした曲。みなみらんぼうさんも2ndシングルとしてシングルカットしています。佐良さんが歌うバージョンとみなみらんぼうさんのオリジナルとでは見えてくる飲み屋の種類がまったく違ってくるように感じるのもおもしろい。A面3曲目「回転木馬」が一番好きな曲です。10代の頃の淡い思い出とか浮かんで来たりして懐かしい音に浸れます。ナターシャー・セブンが浮かぶようなハーモニーの響きも好きです。みなみらんぼうさんの「らんぼう」と言うのは芸名で、詩人のアルチュール・ランボーから「らんぼう」と付けたそうです。そのアルチュール・ランボーが歌詞の中に出て来ます。4曲目「空っぽな心で」は虚しく悲しい曲ですが、美しいメロディーとアレンジに引き込まれていく名曲です。5曲目「切符なしで」はフィドルとスチールギターが大活躍のカントリーフォークの真骨頂です。6曲目「ルイ」だけ作詞が吉田旺さんの作品です。多くの名曲の歌詞を書いた方です。佐良直美さんの「ひとり旅」の歌詞も吉田旺さんです。B面2曲目「風のメルヘン」の歌詞は昔から妙に心にひっかかる言葉で綴られています。4曲目「果てしなき旅」もカントリーフォークというかカントリーロックな曲で高校生の頃に大好きだった曲です。5曲目「ときには人生を」もA面でシングルカットしても良さそうな1975年当時大ヒットしそうなフォークナンバーです。1994年にCD 化されてたようだけど、昨日のさださんのライブ盤のように、その時に買っていなかったので今では廃盤で手に入らない^^;昨日のさださんのライブ盤同様、ノイズが少なそうなのを再び中古で購入。こんな感じで2枚以上持ってるLPってかなりあると思う。
2019年12月17日
グレープからソロになって初めてのさだまさしさんのライブアルバム。今でもアルバムが出ると必ず買って聴いてるけど、特によく聴いてたのは、1984年「Glass Age ―硝子の世代―」辺りまで。中でも、1st「帰去来」〜4th「夢供養」までは今でも歌詞を見ずにほとんど歌えるほど聴き込んだ。でも、どのオリジナルアルバムよりも、この「随想録」を一番多く回数を聴いてると思う。CD化された時に書いそびれ、今では廃盤で買えなくなってしまったので、LPで聴いています。DISC 1A面1曲目「Overture-交響楽」2曲目「きみのふるさと」3曲目「案山子」4曲目「秋桜」B面1曲目「最終案内」2曲目「敗戦投手」3曲目「第三病棟」4曲目「晩鐘」DISC 2C面1曲目「休憩〜雨どりや」2曲目「関白宣言」3曲目「木根川橋」4曲目「療養所 サナトリウム」D面1曲目「mc〜転宅」2曲目「掌」3曲目「飛梅」4曲目「つゆのあとさき」アンコールEPE面1曲目「ひき潮」1stアルバム「帰去来」から、「第三病棟」「転宅」の2曲1stの中で一番好きな「転宅」がライブ音源で聴けるのが当時うれしかった。「童話作家」はライブ収録してほしかった。2nd「風見鶏」からは「最終案内」「つゆのあとさき」「飛梅」「きみのふるさと」「晩鐘」の5曲。このアルバムからの比重がかなり大きい。この5曲は「風見鶏」の中で特に好きな5曲なのでよく聴いた。あと「セロ弾きのゴーシュ」があれば完璧。3rd「私花集」からは「案山子」「秋桜」の2曲。この2曲は特に好きな曲でもなかったので、「きみのふるさと」まで聴いてB面にしてたかも。この2曲だけあまりライブ音源で聴いた印象がない。「私花集」なら「加速度」「SUNDAY PARK」が特に好きな曲だった。その次が「フェリー埠頭」。「案山子」や「主人公」「秋桜」はあまり好きではなかった。4th「夢供養」からは「療養所(サナトリウム)」「木根川橋」「ひき潮」の3曲「療養所」は好きな曲だった。このアルバムで今、一番好きな曲は「空蝉」と「風の篝火」だけど、昔も今も変わらず好きな曲と言うなら「空蝉」が一番です。A面1曲目「Overture-交響楽」はグレープ時代の「せせらぎ」に収録されてた曲。B面2曲目「敗戦投手」はライブ盤のみ収録されてる曲。スタジオ録音はないようです。C面1曲目「休憩〜雨どりや」は「雨やどり」の替え歌。D面2曲目「掌」はグレープ時代の「せせらぎ」に収録されてた曲。かなり久しぶりのこのライブ盤を聴いたら、「晩鐘」「転宅」「つゆのあとさき」の3曲はやっぱり最高でした。「療養所(サナトリウム)」と「ひき潮」で、プチプチとスクラッチノイズが大きく出てきてたので、少し高めだったけど新品同様の盤質というのを信じて中古で買った。でも「晩鐘」でプチプチとやや気になるノイズがあったけどあとはまったく新品のような音だったので、まあいいか。中島みゆきさんの夜会「橋の下のアルカディア」を観た時に、この舞台セットが頭に浮かんだ人も多いかも。自分は飛んだ瞬間に頭に浮かんだ。「うつろひ」が出た頃のツアーパンフ
2019年12月16日
さだまさしさんが、ソロになる前に在籍してたグループ。オリジナルの発売は1976年2月の発売でした。この「グレープ・ライブ 三年坂 完全盤」は、何が完全盤なのかと言えば、アナログ盤では収録時間の問題や、カセット版のA面B面の時間を近くするためなどの理由で実際のコンサートの曲目や曲順が違っている事が多かった。LP版「グレープ・ライブ 三年坂 」も、曲順や収録曲数が大きく違っていました。それで2005年にさださんと吉田さんの監修のもと、実際のコンサートにほぼ近い形で再編集。そして、この2016年版は、2016リマスターでより鮮明にコンサートの音が甦っているようです。Disc 11曲目「オープニング・精霊流し」2曲目「交響楽(シンフォニー)」3曲目「哀しみの白い影」4曲目「殺風景」5曲目「風と空」6曲目「朝刊」7曲目「ほおずき」8曲目「縁切寺」9曲目「笑顔同封」10曲目「追伸」11曲目「島原の子守唄」12曲目「雪の朝」13曲目「Question(インストゥルメンタル)」14曲目「告悔(こっかい)」15曲目「紫陽花の詩」Disc 21曲目「バンコ(インストゥルメンタル)」2曲目「絵踊り」3曲目「第一印象(インストゥルメンタル)」4曲目「さよならコンサート」5曲目「僕にまかせてください」6曲目「フレディもしくは三教街-ロシア租界にて-」7曲目「無縁坂」8曲目「あこがれ」9曲目「精霊流し」10曲目「掌(てのひら)」LPで聴いてた時の印象と全く違って感じられる曲順です。何よりも、この完全盤に収録されたDisc 1、2曲目「交響楽(シンフォニー)」とDisc 1 14曲目「告悔(こっかい)」の2曲。この2曲はグレープの全曲の中でもベスト5に入るほど好きな2曲で、この2曲が追加収録されただけでこのライブ盤を聴く回数が断然増えた。「交響楽(シンフォニー)」は、1979年ライブ盤「随想録」のバージョンが一番好きですが、この曲自体が特に好きなので、スタジオバージョンも含めどのバージョンも数え切れないほどに聴いたように思う。歌メロが素晴らしくて、初めて聴いたのは中学生の時だったように思うけど何度も聴いて感動してたのを思い出す。「告悔(こっかい)」は、天地真理さんのバージョンで小学生の頃に初めて聴いた。天地真理さんのライブ盤「私は天地真理」に収録されています。このライブ盤での天地真理さんの熱唱が素晴らしく、この曲が大好きになった。天地真理さんは、グレープの曲をよくライブでカバーしていました。「告悔(こっかい)」「哀しきマリオネット」「童話作家」の3曲はよく歌われてた。特に「童話作家」は、アルバムタイトルにして、スタジオ盤オリジナルアルバムとしても発売。そして、「三年坂 完全盤」の中で、この2曲の次に好きな曲は「ほおずき」「追伸」「あこがれ」「フレディもしくは三教街」「掌」の5曲です。特に「ほおずき」は、何年かに一度、どうしても聴きたくなる事がある曲。「あこがれ」は木田高介さんの編曲が好きでよく聴いてた曲。木田高介さんは大好きなミュージシャンでした。「掌」はライブ盤「随想録」のバージョンの方が好きです。LPではDisc2のA面2曲目に収録されてました。 さだまさしさんや、グレープの事ってあんまり書いていないような気がするけど、全アルバム持ってるし、新作が出たら買って聴いてるアーティストです。コンサートには行かなくなったけど・・・。1979年〜1984年頃はコンサートにもよく行ってました。なので、ライブ盤「随想録」が、さださんの全アルバムの中で一番好きなアルバムなのかも知れない。
2019年07月20日
ちゃんちゃこは、この曲を発売して解散しました。京都出身のフォークデュオで「空飛ぶ鯨」や「黄色いカラス」などのヒット曲があります。その2曲の事はかなり前に書いたと思う。A面「振り向いたメロディー」作詞 竜真知子さん 作曲 加瀬邦彦さん 編曲 千代正行さんゆったりと懐かしいメロディーとアレンジ。加瀬邦彦さんの世界です。アウトロでは加瀬邦彦とザ・ワイルドワンズの大ヒット曲「想い出の渚」が使われています。シングル盤のジャケ写は篠山紀信さん撮影で、レコード会社は力入れてたように感じる。このレコードをリリースした頃、メンバーのきたかたよしろうさんが病気になり長期入院。プロモーション活動も出来なかったように思う。解散理由は病気が原因ではないようです。B面「今度こそBye Bye」作詞 竜真知子さん 作曲 加瀬邦彦さん 編曲 千代正行さんB面は爽やか系のA面よりもハードに作られています。解散が決まってて、この曲を作ったのかと思えるほどにタイミングが合ってしまってる。両A面でもいけるクオリティーの楽曲です。
2019年05月09日
みなみらんぼうさんの1stアルバム。このアルバムと「少年の日の情景」「途上にて」は好きで良く聴いたアルバムです。みなみらんぼうさんと言えば「山口さんちのツトム君」や、ちゃんちゃこに提供した「空飛ぶ鯨」「黄色いカラス」を作った事で有名です。自分が、みなみらんぼうさんを聴き始めたのは、「山口さんちのツトム君」や「空飛ぶ鯨」ではなく。天地真理さんが「ウイスキーの小瓶」のライブでカバーしたのがきっかけです^^;CD化されたけど、買い損ねて今では手に入りにくくなってる。LPで聴いて見たら、盤質も良く音質も落ちてなかった。全曲 作詞・作曲 みなみらんぼうさんA面1曲目「ウイスキーの小瓶」 編曲 田辺信一さん1976年4月に郵便貯金ホールで開催された天地真理さんのコンサートで歌った物がライブ盤になって発売されました。小学生の頃にそれを聴いてこの曲が好きになった。それで、中学生になってから、みなみらんぼうさんのオリジナルが聴きたくなってこのLPを買った。1976年11月の天地真理さんの東名阪キャバレー公演でもこの曲がセットリストに入ってました。オリジナルにブラスセクションを加えたのが天地真理さんのライブバージョンでした。久々にオリジナルを聴いたけど、素朴でゆったりとした時間を感じられてやっぱり凄く良い。2曲目「酔いどれ女の流れ歌」 編曲 萩田光雄さんこの曲も有名な曲です。森本和子さんと加藤登紀子さんのカバーがヒットしました。昭和のうらぶれた気怠さが逆に心地良かったりする・・・。らんぼうさんの声が良い!3曲目「武蔵野」 編曲 萩田光雄さんこの曲は凄い曲です。アレンジもカッコイイし、歌詞にもメロディーにも惹きつける力があって入り込んでしまう。「武蔵野」に行った事ないのに・・・^^;4曲目「空飛ぶ鯨の話」 編曲 田辺信一さんちゃんちゃこがカバーした時のタイトルは「空飛ぶ鯨」でした。らんぼうさんのオリジナルは、素朴さと寂しさを前に出してますが、ちゃんちゃこバージョンは、強めのビートを前に出してベースもかなり前に出てる。シングルヒットするには、これくらいじゃないといけないのは分かる。イントロや間奏のMoogの使い方はオリジナルと同じですが、これもかなり前に出してる。らんぼうさんのオリジナルはイントロ前にかなりスペイシーなSEが入っています。5曲目「淋しさよ消えておくれ」 編曲 田辺信一さん3拍子のカントリー調の楽曲。のんびりと柔らかい気持ちになれる曲です。この曲も好きな曲です。6曲目「クライ・イン・ザ・ウインド」 編曲 萩田光雄さんこのアルバムの中で一番好きな曲です。かなり久々に聴いてみて泣けた。高校生の頃に感動してよく聴いたのを思い出した。B面1曲目「コートにスミレを」 編曲 萩田光雄さんフォークソングの王道的な楽曲です。暑苦しく押し付けがましい政治的メッセージがあるフォークじゃなく、やっぱり自分は結局、こんな何気無い情景や感情を歌ってる方が好きみたいです。2曲目「花のある風景」 編曲 田辺信一さんこの曲も70年代フォークの良い部分が散りばめられてるような曲です。3曲目「独りぼっちブルース」 編曲 萩田光雄さんこの曲も凄く好きな曲。ホンキートンクピアノがカッコ良い、ホンキートンクブルースです。フィドルもいい感じに入ってて最高です。4曲目「ともだち」 編曲 田辺信一さんこの曲は軽快で爽やかなフォークソングです。天地真理さんにもカバーしてほしかった曲。こんなフォークソングがやっぱり好きだ。5曲目「虹の恋」 編曲 田辺信一さんこの曲も軽快でキャッチーな曲。この曲も天地真理さんに似合いそうな曲。みなみらんぼうさんの楽曲は、ホントに良い曲が多い。6曲目「ヨーコに逢ったかい」 編曲 田辺信一さんいきなり女性のフランス語の語りから始まります。アルバムラスト曲は、シャンソンとフォークの融合とでも言える名曲です。じわじわ来る名曲です。フランス語の語りの詩も掲載されてます^^;
2019年05月01日
杉田二郎さんの1983年7月21日発売のシングル。A面「忘れられないの」作詞 北山修さん 作曲 中島陽二さん 編曲 松任谷正隆さん50年代のドゥーワップを取り入れたおしゃれなアレンジはさすが松任谷正隆さんです。杉田さんの柔らかい歌唱にも合ってて好きな曲のひとつです。この曲は1983年7月17日京都円山音楽堂で開催された「第二回 コンサート夏の時代」で生で初めて聴いたように思う。この時のコンサートで杉田二郎さんは、このコンサートのために「夏が来たから」という曲を北山修さんと作って歌った!コンサートのスタートだったのもあって、この曲の印象が強かった。シングル「忘れられないの」と同時発売だったアルバム「Melody Basket」にも「夏が来たから」は収録されてません。第二回夏の時代では「Melody Basket」から堺正章さんのカバー「さらば恋人」を歌った。B面「マイハート」作詞・作曲 杉田二郎さん 編曲 新川博さん編曲の新川博さんは少し前に書いたアリスのインストアルバムを全曲編曲した方です。この曲は、たしか「夏の時代」では歌わなかったような気がする。記憶にないけど歌ったのかも知れない。軽いレゲエ風なアレンジと50年代のロックの雰囲気が合わさって懐かしいような曲です。第一回夏の時代は1982年7月10日(土)17時開演でしたが、第二回は祇園祭の日で、終わるのが19時(19時半くらいになったと思うけど)で河原町は身動きできないほどの人・人・人・・・阪急河原町駅までたどり着けるのかと不安になったのを思い出す。その日の昼は雨のコンサートだったし、疲れ切ったのを覚えてる。「行き先は変えられませよ」を歌ったのもこの時から。「戦争知らない子供たち’83」ってのも歌った。「孤独のマラソンランナー」みたいな曲だったと思う。「ハエ・ハエ・ハエ」は歌ってくれなかった。夏に一番聴きたい曲なのに・・・。このコンサートはFMでも90分にまとめて放送されましたが、三上寛さんだけいなかったかのような事になってた。全曲、放送できない曲ばかりでもなかったように思うけど・・。たしか「三上工務店が歩く」もやったと思うけど、あの曲なら大丈夫なはずなのに^^;「オートバイの失恋」も問題ないし。「なんてひどい唄なんだ」「ひびけ電気釜」「夜中の2時」「気狂い」あたりは絶対放送できないと思うけど…^^;
2019年03月26日
1974年5月発売の3rdアルバム「夢袋」の先行シングル。北山修さんが27才で結婚する杉田さんのためにプレゼントした詞だそうです。A面「27才」作詞 北山修さん 作曲 杉田二郎さん 編曲 柳田ヒロさんオーソドックスなフォークナンバーに聞こえるけど、じっくり聴くとアレンジ凝ってる。チト河内さんのドラムも凄く良くてリズム隊にも聞き入ってしまう。コーラスにはイルカさんと神戸和夫さんも参加。イルカさんの声は聞き分けられるほど個性がある。北山修さんの歌詞と杉田さんのメロディの相性は、いつも思うけど本当に凄く良い!B面「何も言わずに」作詞・作曲 杉田二郎さん 編曲 柳田ヒロさんイントロのアコギフレーズはきっと石川鷹彦さんがセッションの中で作ったように思う。この時から3年後に発売されたアリスの「街路樹は知っていた」のイントロで、この時の雰囲気を少しフレーズを変えて使ってるように思う。「街路樹は知っていた」の編曲はもちろん石川鷹彦さんです。レコーディングのアコギも石川鷹彦さん。「何も言わずに」はアルバムではB面3曲目に収録。レコーディング風景。河口湖山荘でフィールドレコーディング
2018年11月02日
ジローズの1stアルバムをLPで聴いてたら、「青春のわかれ道」はアルバムに収録されていなかった事を思い出した。1stからのシングルカットだと思ってた。CDではボーナストラックとして収録されてるので、1stに入ってるものだと思い込んでしまってた。アナログで聴きたくてEP盤をレコード棚から探し出して聴いてた。第2期ジローズは、杉田二郎さんと森下次郎さんが作ったバンド。A面「青春のわかれ道」作詞 北山修さん 作曲 杉田二郎さん・北山修さん 編曲 田辺信一さん北山修さんの「ばあすでい・こんさあと」のライブバージョンのイメージが強くて、スタジオバージョンのイメージが弱い。トランペットの軽快なイントロはこの頃「戦争を知らない子供たち」「花嫁」とような感じ。ライブ盤でのアコギの16刻んでるストロークバージョンの方が好きですが、スタジオ盤では、歌バックでEギターがかなり激しくソロを弾きまくってるのはめちゃくちゃカッコ良いと思う。B面「鏡の中」作詞 北山修さん 作曲 杉田二郎さん 編曲 馬飼野俊一さん1stアルバム「ジローズ登場 戦争を知らない子供たち」のB面4曲目に収録されています。この頃、北山修さんだけしか書きそうにない歌詞だと思う。アレンジもフォークそのものな感じです。
2018年09月07日
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