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11月24日はフレディ・マーキュリーの命日でした。毎年、この日はそのニュースを聞いた瞬間の事を思い出してしまう。1991年11月24日その日、自分は難波のアメリカ村の中にあったバンドの練習スタジオにいた。いつものように練習時間より少し早くスタジオに着いた自分は、スタジオを経営している女性オーナーが作ってるスタジオ名物とも言えるカレーライスを食べていた。少し遅れてバンドのメンバーの一人が入って来て開口一番、「フレディが亡くなったみたい」と自分に告げた。友人なら誰もが知るフレディのファンの自分に気を使うような口調で伝えて来た。その前日、フレディがHIVに感染したというニュースは聞いていた。十分にその事でショックだったのに翌日に亡くなるとは信じ難くて、そのニュースはガセじゃないかとその友人に言ったのを覚えてる。その1年ほど前にQUEENのファンクラブの会報にQUEENの周りの様々な噂についての回答のような物が掲載されてた。その中にフレディが大きな病気にかかってると言う噂について会報では完全否定していた。「ツアーに出るのは疲れたのでコンサートツアーは無くしてスタジオワークのみの活動になる」とか耳を疑いたくなるような発表が1989年13枚目のアルバム「The Miracle」を発表時にあった。QUEENはライブバンドとしてデビュー当時から続けて来たのに、何かおかしいとは思ってた。そして「The Game」の頃からトレードマーク的だった「ひげ」を剃って登場したり…。いろいろと急激に活動の流れが変わってきたのを感じていた。ずっとQUEENを追っかけてた人ならかなり違和感を感じていたと思う。ガセネタである事を願ってスタジオから帰ってくると、フレディが本当に亡くなった事を受け入れるしかない状態になっていた。初めて子供の頃からずっと応援してたアーティストが亡くなるという事を体験した。もう、ステージ狭しと走り回って観客をとことん楽しませてくれるフレディを生で観る事はできないのか…としばらく悲しさに包まれてた。毎年、この日はフレディの歌声を聴くようにしている。ブログではあえてあまり命日の事は書かないようにしてた。もう、あの日から33年も経つのか… と思うと生きて死んでいく事の意味を求めたくなってしまう。この日はQUEENの曲の時もあるけど、自分はソロでのフレディの歌唱を選ぶ事が多い。今日はフレディの歌唱の中でも大好きなアルバム「バルセロナ」から「Guide Me Home~How Can I Go On」を最初に選んで聴いた。この曲は普段からよく聴く曲だけど、いつ聴いても胸が震える。「Guide Me Home」~「How Can I Go On」 フレディ・マーキュリー&モンセラート・カバリェ静かにピアノから始まり優しく柔らかいフレディの歌が入る。そしてモンセラート・カバリェの美しく心が洗われるような歌声が続いて聞こえてくる。フレディはこのレコーディング時にすでに自分の「死」を受け入れていた。フレディの夢でもあったオペラとの融合を実現させてくれた、超大物のオペラ歌手のモンセラート・カバリェが片手間じゃなく本気で向き合ってアルバムを作り上げてくれた事に本当にファンとして感謝してる。フレディの夢が叶って、誇らしげに歌い上げる歌声はファンも喜びに包まれるようです。そのモンセラート・カバリェも2018年10月6日に85歳で亡くなった。本当に最後にこんな凄いプレゼントをフレディはもらえて良かった。この「バルセロナ」というアルバムを聴くといつも不思議な安堵感と穏やかな気持ちになれる。そしていつ聴いても大きな感動は薄れる事はない。「♪誰が僕を救える? 運命へと導いてくれる 僕の家まで安全に導いておくれ もう一度、僕の場所へ」「Guide Me Home」は「How Can I Go On」とシンクロするように繋がっています。「Guide Me Home」の最後に「♪どうしたら、僕はこの道を進める事ができるのだろう」と繋がっていく「♪みんなで分け合ったあの美しい夢の日々は失われどこにも見つけられる事はできない どうしたらこの道を進んで行けるの・・・」胸が苦しくなるような重い歌詞なのですが、フレディの強さと優しさが感じられそしてメロディメーカーとしての凄さを同時に感じることができる。フレディは本当に凄い人だとずっと思い続けている。亡くなって33年も経つのに何かと話題になったり、過去の作品がBOXなどで再発される度に話題にあがる。フレディの一生を描いた映画も大ヒットして、歌声は今もまったく色褪せる事がない。映画「ボヘミアン・ラプソディ」ではこのアルバム「Barcelona」の事は無視されてたけど、フレディの人生においてかなり大きな集大成的な物を含んでるのが、アルバム「Barcelona」!モンセラート・カバリェと命を削るように作り上げた名曲の数々はもっと聴かれるべき。「I Was Born To Love You」もいいけど、自分はアルバム「バルセロナ」に収録された8曲がフレディの思いだと思ってる。日本への感謝や憧れを思いのままに書き上げた「La Japonaise」は日本のフレディファンには絶対に聴いてもらいたい曲です。QUEENの「手をとりあって」よりも多くの日本語で歌っています。「♪ 素晴らしい朝が明ける 夜明けが呼びかける 心の泉が湧き出る 夢のよう」「♪夜明け、季節、夢、希望、海と光が呼んでいる 遠い国のあなたに魅せられて あまりにも美しい夢のよう いつまでも」「♪愛の光 希望と夢 富士の雪 京都の雨 東京の夜・・・・・ 朝が微笑みかける いつも君だけが心の友 遠い君の面影しのんで あまりにも美しい夢のよう・・・夜明け、季節、夢、希望・・・・」フレディが一番、日本人に聴いてもらいたい曲だと思う。日本でのブレイクがきっかけになってQUEENが大きくなった感謝の心を込めて作ってると思う。それなのに、あまり知られていないのが悲しい。「手をとりあって」はQUEENファンならみんな知ってるのに…。「朝が微笑みかける いつも君だけが心の友 遠い君の面影しのんで あまりにも美しい夢のよう」日本の事、日本のファンを思いながらピアノの前で「La Japonaise」を作ってるフレディの姿を想像すると感謝しかない。
2024年11月25日
森山加代子さんのデビュー曲。1960年6月発売。森山加代子さんと言えば自分たち以上の世代になると「白い蝶のサンバ」をまず思い出します。「白い蝶のサンバ」が1970年発売でその時点で10年目のベテランでした。山本リンダさんの経歴と少し似ているようにも思える。リンダさんは1966年にデビュー曲「こまっちゃうナ」がいきなり大ヒット。その後もヒット曲はいくつか生まれましたが、20枚目のシングル「どうにもとまらない」で再ブレイク!デビューから6年目でした。森山加代子さんは10年目で再ブレイク。それも山本リンダさんの「どうにもとまらない」と同じ阿久悠さんの仕掛けの効いたインパクトある歌詞でした。A面「月影のナポリ」 演奏 渡辺晋とシックス・ジョーズ訳詞 岩谷時子さん 作曲 ブルーノ・デ・フィリッピさん 編曲 皆岡進さんレコードの歌詞カード部分には「作曲 ミグリアッチ」と書かれていますが、どれが正しいのかわからない。オリジナルは1959年9月にイタリアのシンガー「MIna」によってリリースされたもの。それから9ヶ月後に森山加代子さんがカバーして大ヒットしました。オリジナルの「MIna」バージョンよりもテンポを落として落ち着いた感じです。ミディアムテンポのロカビリー/ロックンロールになっています。この曲をレコーディングしたメンバーが凄い!渡辺晋とシックス・ジョーズのメンバー渡辺晋さん ベース猪俣猛さん ドラム松本英彦さん サックス中村八大さん ピアノ松宮庄一郎さん ギターB面「白鳥の恋」 演奏 渡辺晋とシックス・ジョーズ/東芝アンサンブル作曲 チャイコフスキー 訳詞 ホセ・しばさきさん 編曲 平岡精二さんチャイコフスキーの「白鳥の湖」に日本語歌詞を乗せてアレンジされた曲。渡辺晋とシックス・ジョーズにさらにビッグバンドを加えての豪華な演奏。ブラスセクション、ストリングスのアレンジも素晴らしい。ザ・ピーナッツも森山さんの2ヶ月後にA面B面同じ曲でリリースしています。訳詞は森山さんのとはまったく違います。B面「白鳥の恋」のザ・ピーナッツバージョンはチャイコフスキーのオリジナルと似たイメージ。
2024年11月24日
ばんばひろふみさんが1994年1月26日発売の20枚目のシングル。関西テレビ放映の「きよし・ヘレンの歌仲間」エンディング・テーマとして流れていました。A面「風にむかって」作詞 たびたたくそうさん 高田直和さん 作曲 ばんばひろふみさん 編曲 小室弥須彦さん優しく柔らかいバラードです。ばんばひろふみさんの「My Way」的な楽曲のようにも感じる。この曲、コンサートで生で聴いた事はなかったように思う。歌詞も素直に聞けて心が和らぎます。凄く久々に聴いたけど、ソロになってからのバラードだと「Tenderness」と並ぶクオリティ。ロッカバラードの「ひとり海へ還る」も好きな曲です。「今はまだDreamer」も感動的なバラードです。次々と浮かんで思い出して来る。10代〜20代に聴いた曲は何か小さなきっかけがあれば、不思議なほどに頭の中に浮かんで来る。B面「春から春へ」作詞 高田直和さん 作曲 ばんばひろふみさん 編曲 小室弥須彦さん軽快なリズムのフォークナンバー。「岬めぐり」を筆頭にこのタイプのフォークナンバーには名曲が多いような気がする。歌詞も懐かしい昭和の光景とあの頃の匂いがしてくるような柔らかい歌詞です。ばんばさんの声がさらに懐かしい風景を思い出させてくれる優しい歌唱。
2024年11月23日
道端でこの花をよく見かける。11月22日と言うのに春のような色の花が目立っていた。この花はイモカタバミと言います。ずっとクローバーの同種なのかと思ってたら、まったく違うとのこと。クローバーはシロツメグサでレンゲともまた違う。レンゲもイモカタバミもムラサキカタバミもシロツメグサも全て同じ種に属してると思い込んでた。それぞれまったく違うと今日知った。このイモカタバミは秋から冬にかけて花を咲かせる。なので今、咲いててもおかしくないようです。温暖化でまだこんな花が咲いてるって書こうかと思って今日、写真撮ったけど。今、咲いてて当たり前だったとは。かなり冷たい風は吹いてる中、こんな春のような花が咲いてるのを見ると少しだけほっこりできる。明日もこの花が咲いてる道を通るので、今朝、やや奇異な目で見ながら写真撮った時とはまったく違う感覚で明日、花を見ることになる。ここの道沿いにかなり花を咲かせています。
2024年11月23日
ばんばひろふみさんの1983年「今はまだDreamer」に収録されてる曲。今日は前にも書いた「バンバン」を解散してからの5枚目のアルバム「今はまだDreamer」を久しぶりに聴いてました。「Starship Radio Station」と「COAST」「今はまだDreamer」の3枚は今もよく聴くアルバム。「うろこ雲の絵」作詞・作曲 西岡たかしさんアルバム「今はまだDreamer」を急に聴こうと思ったのは、ばんばんバージョンの「うろこ雲の絵」が聴きたくなったから。この「うろこ雲の絵」のオリジナルバージョンは西岡たかしさんの「私の耳はロバの耳」に収録されてたバージョンです。そして1982年に笑福亭鶴瓶さんが「TSU・RU・BE」名義でこの曲をカバーしてシングル発売。鶴瓶さんのバージョンも素朴で真っ直ぐな歌唱で10代の頃、聴いて感動していました。1982年頃、鶴瓶さんはフォークコンサートも何度か開催しました。多分、どれも観に行ってると思う。コンサートのラストに「うろこ雲の絵」を歌った時は泣けた。(鶴瓶さんと鶴瓶さんのお父さんです)バンバンは、鶴瓶さんがカバーした翌年にこの曲をアルバムに収録しました。鶴瓶さんのバージョンをよく聴いてたのですが、数年前からこのバンバンのバージョンに引き込まれて聴き入っています。バンバンの丸く柔らかい声で歳を重ねてきた自分が聴くとこの曲がまた違って聴こえて、今は一番、バンバンのバージョンが自分の心にしっくり来る感じです。物悲しけど美しい思い出がいっぱい心の中に甦ってくる…鶴瓶さんのバージョンでこの曲が好きになり、バンバンのバージョン、そしてオリジナルとどれも素敵な歌唱とアレンジでそれぞれに良い所が山ほどある曲。鶴瓶さんのバージョンを初めて聴いてから40年以上経っても色褪せて聴こえない。40年後にもこの曲を何度も聴いてるなんて10代の自分は想像もしていないだろう。そういえば、ばんばさんが「ザ・ムッシュ」の「あじさいの街」をカバーしたバージョンも最近またよく聴いています。ザ・ムッシュとバンバンが再結成して昔みたいにジョイントコンサートやってほしい。
2024年11月22日
松田聖子さんの16枚目のシングル。1984年2月1日発売。松田聖子さんの事を前に書いたのは81枚目のシングル「永遠のもっと果てまで」の事だったと思う。その曲は31年ぶりにユーミンが作曲を担当した曲。「永遠のもっと果てまで」は2015年発売です。松田聖子さんにユーミンが書いた曲のシングルは全て買って持ってます。編曲はもちろん松任谷正隆さん。ユーミンが松田聖子さんに書いたシングルは8枚。その8枚の中で良く聴くのはやはり一番新しい「永遠のもっと果てまで」です。アレンジも凄く良いしメロディーは天才。そのカップリング曲の「惑星になりたい」はユーミンの提案で編曲を中田ヤスタカさんが担当!松田聖子さんには斬新なエレクトロニカな楽曲です!こんな音にも松田聖子さんのボーカルは違和感なくハマるのも凄い。A面「Rock'n Rouge」作詞 松本隆さん 作曲 呉田軽穂(松任谷由実)さん 編曲 松任谷正隆さんユーミンが松田聖子さんに書いた曲の中で一番聴かない曲なので敢えてアナログ盤出してきて何度か聴いた。80年代にユーミンが松田聖子さんに書いた曲の中で一番多く聴くのは「小麦色のマーメイド」かな。松田聖子さんのヒット曲の中で一番好きな曲。1982年7月21日発売で、その1ヶ月前に発売した松任谷由実さんの13枚目のアルバム「PEARL PIERCE」の中にそのまま入っててもしっくり来る大人っぽい曲。メロディーは天才すぎるし、編曲は完璧すぎる。「小麦色のマーメイド」の松田聖子さんのボーカルも素晴らしいの一言です。ユーミンの作る気だるい系の曲がたまらなく好きな自分はこの曲にはハマりまくりでした。その頃のユーミンの気だるい系の曲なら「夕涼み」「ランチタイムが終わる頃」「グレイス・スリックの肖像」「TYPHOON」辺りになると思うけど「TYPHOON」と「夕涼み」は別格に好き。「Rock'n Rouge」はどうして一番聴かない曲なのだろと思いながら聴いてたけど、キャッチーであまりにもPOPだからかも知れない。ユーミンはヨーロピアンディスコのようにしたかったのでアレンジもそんな感じに。少し前に書いた「Sylvie Vartan」もその頃はヨーロピアンディスコに傾向してた。ABBAとかが代表的。今日、聴いててイントロからカッコイイし、ストリングスのアレンジとリズム隊もめちゃくちゃ良い!ユーミンらしさ全開とまで行かないけどメロディーは文句なしに良い!B面「ボン・ボヤージュ」作詞 松本隆さん 作曲 呉田軽穂(松任谷由実)さん 編曲 松任谷正隆さんこの曲、こんなに良かったんだと感動だった。A面自体をあまり聴いてなかったので、この曲もあまり聴いてなかった。アレンジの気だるさも良い感じだし、1983年12月発売のアルバム「VOYAGER」に入ってても違和感ないメロディーとアレンジだと思う。
2024年11月21日
ビー・ジーズの1968年12月発売の大ヒットシングル。ソフトロック/フォーク時代の代表曲のひとつ。1968年8月発売のアルバム「Idea」からの第二弾シングルカット。リードトラックとしてシングルカットされたのは「I've Gotta Get A Message To You」でした。第一弾シングルももちろん大ヒットでした。でも、この「ジョーク」の方が時代を超えて知られているような気がする。レコーディングメンバーRobin Gibb – Lead vocalsBarry Gibb – Acoustic guitar, backing vocalsMaurice Gibb – Piano, Bass guitarVince Melouney – Electric lead guitar, Acoustic guitar introColin Petersen – DrumsA面「I Started A Joke」(邦題「ジョーク」)たしか中学生か高校1年だった頃にこの曲の歌詞の事で友人と話した事があったのを思い出した。その時は意味がよくわからずメロディーの美しさや優しいアレンジに浸ってた。この曲が作られた1968年って所にヒントがあるのだろうか…1968年なんて自分は幼すぎておもちゃに夢中なだけの頃。ベスト盤のCDではよく部屋の中で流れてたけど、今日はアナログ盤を出してきて聴いた。BGMとして流してた時とはまったく違って聞こえた。モノラルな事もあると思うけど、後にステレオ化されリマスターされた物とは違う曲に聞こえた。昔の雑誌のインタビューで「この曲は自由に受け取ってほしい」みたいな事を語ってた。1968年…何でもかんでもベトナム戦争に絡めるのは違うとは思うけど、この曲はその意味も含んでるのだろうと思えるようになった。聴いたその時々でこの曲の意味がコロコロ変わってもいいと思うし。凄く大切な人を亡くした時の平常心が保てないような時に発した言葉で自己嫌悪になるような感覚にも近いように思える。B面「Kilburn Towers」アコギのストローク中心にした軽い8ビートのフォークナンバー。アルバムでも「ジョーク」の次に収録されています。モノラルなのに真ん中に音が集まってる感覚じゃなくやんわりと音が広がっているような感覚。最近はディスコサウンドに傾向してる時代のビー・ジーズばかり聴いてたけど、フォークな時代のビー・ジーズにまたまたハマっていきそうな予感。
2024年11月20日
2023年7月5日に発売された「佐野史郎さん」のアルバム。超スーパーバンド「SKYE」との組み合わせの2枚目のアルバムです!お気に入りのアルバムなのにブログで書いてなかった事に気付いた。佐野史郎さんといえばユーミンの「真夏の夜の夢」を主題歌にしたドラマに出演していました。(ドラマ観てはないんだけど…)ゴジラ映画の3本に出演したのはもちろん観ています!大大好きな1999年「ゴジラ2000」と、この前、神戸湊川の映画館でも鑑賞した2001年「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」、そして2004年「ゴジラ FINAL WARS」で怪しすぎる神父様の役。今日のネットニュースで「闘病生活を振り返る」って見出しを見つけて読んでると、このアルバムをじっくり聴こうと思って聴き入っていました。全曲作詞・作曲は佐野史郎さんでアレンジは「SKYE」のメンバーです。「SKYE」のメンバーとはギター 鈴木茂さんベース 小原礼さんドラム 林立夫さんそして3人の高校生の時のオリジナルメンバーではなかったけど今ではメンバーのキーボード 松任谷正隆さん松任谷さんは他にもバンジョー、マンドリンも担当しています。(松任谷正隆さんのバンジョーは70年代の多くのアーティストのレコーディングでも参加していま す。かまやつひろしさんの「我が良き友よ」のバンジョーも松任谷さんです)70歳超えたミュージシャンが演奏したりヘッドアレンジしたのを聴くと、普通は渋い!懐かしい!とかが一番最初に頭に浮かぶのがほとんどなのですが、「SKYE」の音はまずカッコいい!が最初に頭の中を支配します。そして、渋い!とか楽しい!とかがじわじわ頭の中に浮かんでくる。佐野史郎さん含めて全員が本気で楽しんで音楽作ってるのが感じられて最高の気分にさせてくれる。1曲目「DREAM LAND」2曲目「MELODY HOUSE」3曲目「まどのそと」4曲目「NOSTALGIA」5曲目「KING KONG」6曲目「悲しき熱帯」7曲目「旅芸人の記録」8曲目「彼岸花」9曲目「ほほえみ」10曲目「セントラルアパート」11曲目「冬の街の夜空」佐野史郎さんは、まだ1stアルバム「ひこうき雲」しか出していないユーミンのライブをずっと観に行ってた事でも有名です。毎月、渋谷ジァン・ジァンでユーミンがライブしてたのも毎月観に行ってたとか。佐野さんは荒井由実時代の各時代のユーミンのバックバンドも完璧に把握しててびっくりです。佐野史郎さんのボーカルは変な魅力があります。暑苦しさがまったくなく聴いてて疲れないし心が和らぐ声と歌い回しです。このアルバムが発売されてしばらくした時に、大好きなラジオ番組の「松任谷正隆のちょっと変なこと聞いてもいいですか ? 」のゲストで出演した時にこのアルバムの事もいろいろ詳しく語っていました。あのラジオを聴いた後で、アルバムを聴いた時もまた新たな感動があったのを覚えてる。(「松任谷正隆のちょっと変なこと聞いてもいいですか ? 」は絶対おすすめのラジオです。 いろんなジャンルの人をゲストに呼んで正隆さんが変なことをいろいろ聴く番組^^; めちゃくちゃおもしろい!正隆さんの変な角度からの質問や、話を引き出す力に毎回、 笑ったり感心したりで楽しんでます。正隆さんの声も耳に心地良いのでずっと聴いてられる。 この番組を聴くと正隆さんという人間の面白さと天才さと穏やかさがよくわかって感動します。 こんな人がユーミンの音楽を作ってるからユーミンの音楽はずーっと最高なままなんだと 改めて感じさせられる番組でもあります)そのラジオでも詳しく語ってた2曲目「MELODY HOUSE」の事。原宿にあった輸入レコード店「MELODY HOUSE」をモチーフにしてる曲です。正隆さんも佐野史郎さんも通いつめてた輸入レコード店。ラジオで正隆さんここのレコード店が自分をプロデュースしたとまで語っています。店の店長さんが正隆さんが気にいるレコードを一つの棚に集めてたとか。それを買って帰ってた正隆さん。この曲、聴いてると時代は5年〜10年違うけど、自分も輸入レコード店、中古レコード店、ブートレック専門店などを休みの日になるとハシゴしてたので、自分にもそんな店があったなぁって胸がキュッとなる。梅田の「LPコーナー」とかは自分が好きそうなのをいろいろ紹介してくれたり、ブートを置いててくれたり…。この曲はファンタジーのように作られてるのも凄くいい!演奏もボーカルもアレンジもカッコいい!今日聴いて、特に胸に響いた曲の事を書きます。次、聴くときはきっとまた違う曲に胸が震えると思う。前に聴いた時も今日、胸に響いた曲以外の曲を何度もリピートして聴いてた。3曲目「まどのそと」は佐野史郎さんが闘病生活で入院してた時に書かれた曲。この曲はタイトルも歌詞もすべて「ひらがな」で載っています。気持ち良い気怠さと少しの憂鬱感。アレンジ、演奏最高です。8曲目「彼岸花」も大好きな曲。ブルージーでややHeavyなノリ。寂しさと哀しみに浸ってしまうけど必要な時間。この曲も本当に良い曲です。10曲目「セントラルアパート」このアルバム全体に言えると思うけど、音数少なめで思いを探れる隙間がきっちりあるのもアルバムの楽曲が好きになっていける要因のひとつ。この曲なんて、頭に浮かぶ世界は自分が辿ってきた物とはまったく違った色や匂い。それに魅力的で惹かれる。ライブで聴いたら鳥肌止まらないんじゃないかと思える曲。11曲目「冬の街の夜空」今日のような急に気温が下がり冬を感じた時に聴いてると変な共鳴があった気がした。1曲目「DREAM LAND」このサウンドはカッコよく優しく気持ち良い。鈴木茂さんのGソロで泣ける。「DREAM LAND」といえば「ニコ生配信者」〜「YouTuber」になった「ぼっとん」っていう妙な配信者がいるんだけど、その人のオリジナル曲と同タイトル^^;動画はシュールで途中で消したくなるようなキツさなんだけど観てしまう。ニコ生時代の生配信から母親との喧嘩や一人暮らししたアパートでの騒音問題など普通なら不快になって観なくなりそうなものですが、この「ぼっとん」って人のキャラクターに惹かれて観てしまう。今は迷惑っぽい生配信はまったくしてなく、妙な動画をいっぱいあげてる。「バカバカしい」をかなり通り過ぎた到達点のようなぞわぞわした笑い。ぼっとんが作詞、作曲した「Dream land」はカラオケにまで入ってるんだけど、歌う人がいるのか?と真剣に思ってる。その曲も変に人気があるようです。本気でやってるのか、ふざけて作ってるのかもわからない。途中の斬新としか言えない三味線のようなGソロも毎回、吹いてしまうけど聴き入ってしまう^^;「Dream land」の前のぼっとんの曲「風」も人気あります^^;笑ったらダメなんだけど、それでも何度も聴いてしまってた曲。曲は…自信もっておすすめ出来ないけど、動画は個性爆発で誰にも真似できない作品ばかり。動画はおすすめ。・・・・なんで「ぼっとん」の宣伝なんかしてるのか意味不明。と、いう事で「佐野史郎 meets SKYE」は前のアルバムも含め、最高です!関西でもライブやってほしい。
2024年11月19日
アメリカのインストゥルメンタル・ロックギターバンド「The Ventures」の1967年発売のシングル盤。このシングル盤は日本のみでのシングルカットでした。アルバム「Super Psychedelics」(邦題「これがサイケデリック・サウンド」)からのシングルカット。A面「Endless Dream」(邦題「サイケデリック・ドリーム」)アルバム「Super Psychedelics」のB面2曲目に収録されてる曲。日本でのみシングルカットされて、タイトルも大胆に変えてしまっています。海外でシングル発売されたのはアルバム「Super Psychedelics」1曲目に収録されている、ビートルズのカバー「Strawberry Fields Forever」そのB面がこの「Endless Dream」でした。サイケデリック感はあまり感じられなくて渚ゆう子さんとコラボした「京都の恋」が頭に浮かぶ感じ。「京都の恋」の演奏の方がまだサイケっぽいように思う。アルバムタイトルが「Super Psychedelics」なので、どんなサイケサウンドが聴けるのかと期待する人も多いと思うけど…あまりサイケって感じはしません。タイトルにサイケと付いてるアルバム2曲目「Psychedelic Venture」も軽快なロックサウンドのイメージです。4曲目「Guitar Psychedelics」もサイケデリック感はあまりないけど個性は凄い。6曲目「Reflections」は好きな曲だけどサイケって感じはしません。アルバムB面5曲目「1999 A.D.(1999年)」もおもしろい曲で好きな曲。1999年なんて25年も前に過ぎたけど、このアルバムが出た年から思うと32年も先の事。B面「Vibrations」(バイブレーション)この曲がアルバムの中では一番斬新だと思う。この曲は海外ではシングル「Flights of Fantasy」のB面に収録された。サイケというよりプログレな曲です。かなりThe Electric Prunesの「I Had Too Much to Dream」を意識してる感じもするんだけど。「Get Me to the World on Time」なんかを久しぶりに聴くと、かなりサイケを感じる。
2024年11月18日
イギリスのデュオ「Peter & Gordon」のデビューシングル。1964年2月28日発売。前にも何度か書いた「Peter & Gordon」ですが、この最大のヒット曲の事はまだ書いてなかった。A面「A World Without Love 」(邦題「愛なき世界」)ピーターとゴードンの何が凄いかというと、いきなりデビュー曲で全米1位、全英1位を獲得。そしてデビュー曲から3枚連続でビートルズのポール・マッカートニーとジョン・レノンが二人のために曲を書き下ろしている事。リヴァプール・サウンドが勢いつけて世界を席巻していく象徴的の事柄のひとつ。キャッチーなメロディーは1回聴くだけで頭の中に残るようにすぐに引き込まれる。久しぶりにこの曲を聴いたけど、アレンジも素晴らしくて大ヒットして当然だと思える。ポール・マッカートニーがこの曲を書いたのは16歳の時だそうです。ポールはこの曲がビートルズには合わないと思い、ビートルズ名義でリリースする気はなかった。この曲を歌い演奏してるポールのデモテープも有名になった。この曲はアメリカ、イギリスのみならず、ヨーロッパ各国やカナダ、ニュージーランドでも1位を獲得している。B面「If I Were You」B面はピーターとゴードンの二人が作ったオリジナル。この曲もイントロから引き込まれるサウンドです。モノラルのアナログ盤で聴いてたので、それがさらに哀愁を感じさせてくれてあらためて名曲だと感動させられた。
2024年11月17日
アメリカのソウル/R&Bシンガー「Wilson Pickett」の4曲入りコンパクト盤。数え切れないソウルの名曲をリリースしてきた最高のシンガーの一人。同タイトルのフルアルバムがリリースされていたのでコンパクト盤にも同じタイトルにしたのだろうか。4曲のうち2曲だけそのフルアルバムにも収録されている曲。A面1曲目「In the Midnight Hour」1965年6月に発売された大ヒット曲。でも実はこの曲を知ったのはブルース・スプリングスティーンのライブでのカバー。いくつかのブートで歌われています。80年代は何度か歌われていたようです。中でも「1980年12月31日 Live At Nassau Coliseum」でのRiverツアーで年明けのカウントダウン直前に歌われていた曲です!1980年12/31のナッソーコロシアムでのライブは全てが最高でした。CD3枚組のブートも何種類か出ていて、音質はレコード時代から良いのですが、更に良くなっています。高校生の頃にこのブートLPを手に入れてから聴きまくりのライブです。元のオリジナルも聴きたくなって中古屋周りしてる時に「Wilson Pickett」の数枚のシングルとアルバムを手に入れた。その中の1枚がこのコンパクト盤です。2曲目「Mustang Sally」(ムスタング・サリー)1966年リリースのヒットシングル。この曲自体はカバー曲です。「Wilson Pickett」がカバーしたバージョンの方が大ヒットしました。めちゃくちゃ渋いサウンドです。ボーカルのカッコ良さとアレンジの渋さ。バディ・ガイとジェフ・ベックが共演して1991年にカバーした事も有名な曲です。B面1曲目「Land of 1000 Dances」(邦題「ダンス天国」)1966年にウィルソン・ピケットバージョンは発売されました。オリジナルは違う人なんだけど、一番多くに知られているのは「Wilson Pickett」のバージョン。この曲は有名すぎるので後に数え切れないアーティストがカバーしています。珍しい所では天海祐希さんがこの曲を歌っています。宝塚月組公演「PUCK」の中で、天海さんはロックバンドのボーカリストの役。「1,2,3 イエェ〜 1.2.3. イエェ〜」から歌っています。歌詞は小池修一郎さんがつけた日本語歌詞でしたが。天海祐希さんは2番手でその時のトップスターは涼風真世さん。涼風真世さんが妖精パックを演じました。2曲目「Funky Broadway」この曲も1966年リリースの大ヒットシングル。タイトル通りかっこいいファンクナンバーです。この曲でもオリジナル以上の大ヒットになったため「Wilson Pickett」がオリジナルだと思っている人の方が多いと思う。
2024年11月16日
アメリカのロック/パンク バンド「Talking Heads」の1986年発売のシングル。1986年10月発売の7枚目のアルバム「True Stories」のリードトラックで第一弾シングルカット。アルバム自体も好きな曲が多いのですが、このシングルの2曲はかなり好き。バンド構成David Byrne – Guitar, VocalsChris Frantz – DrumsJerry Harrison – Keyboards, Guitar, backing vocalsTina Weymouth – Bass, backing vocalsA面「Wild Wild Life」アルバムはもちろん、このリードトラックも大ヒット。アルバムより2ヶ月早く先行シングル発売でした。この曲もいつ聴いても色褪せた感じがしない。キャッチーで気持ち良いノリの楽曲です。この曲のMVが強烈に好きで、何と!ミートローフが出演しています!そしてまだ凄く売れる前のジョン・グッドマンも出演!MVは60年代の少し田舎のキャバレーの中で次々とこの曲を歌いに有名人が登場します。もちろんパロディですがミート・ローフとジョン・グッドマンは本物です。ビリー・アイドル、プリンス、キッド クレオール、ベスト キッド、そしてオジー・オズボーン…あれはオジーではないように思うんだけど、そう書かれてる事が多いので・・・。このMVはDavid Byrne が監督、共同脚本担当した映画「True Stories」の中の世界です。映画は賛否両論、自分は大好きな映画です。トーキング・ヘッズってもっとスーパーバンド扱いされてもいいと思うんだけど…。でも、トーキング・ヘッズの事を書くの初めてかも知れない。まだまだ、好きなバンドで一度も書いてないバンドが山ほどある・・・。B面「People Like us(movie version)」このムービーバージョンのリードボーカルはジョン・グッドマンです!もうこの曲、最高なんだけど!訳詞読みながらじっくり聴くと明るい曲調なのになぜか変に泣ける。ジョン・グッドマンの優しい歌声のせいもあるんだけど、いい曲です!懐かしい「Psycho Killer」が収録されてる1stアルバムからまた聴き返してみよう。2024 Deluxe Editionってのが出てるみたいなので、それも買わないと。良いアルバムが多いし「Talking Heads」の関連のバンドも良いアルバムが多い。
2024年11月15日
今日は1954年作品「ゴジラ」の4K版を映画館で鑑賞してきました。ゴジラ生誕70周年記念で過去作を映画館で毎月上映されています。(入場時に全員もらえるキラキラステッカー)「ゴジラ」は2年ほど前に神戸で「ゴジラ寄席」というイベントで映画館のスクリーンで鑑賞しました。ハーバーランドの中にある映画館でスクリーンが小さかったのですが、それなりに感動した。その時はたしか60周年の時のデジタルリマスター版での上映だったと思う。今回は4Kデジタルリマスター版での上映!さらに大きいスクリーンでの上映だったので迫力が違った。1作目のゴジラは「初代ゴジラ」や「初(ショ)ゴジ」とか呼ばれるようになっています。「ゴジラ」ってタイトルの作品が多いので呼び方は大事^^;前は「1954ゴジラ」って自分たちは呼んでたように思う(1984ゴジラ」が公開されてから)。先月観た「三大怪獣 地球最大の決戦」の時は同じ平日でも思ってた以上に席が埋まってたのですがモノクロ映画なのもあってか、大きいスクリーンの広い場所だったので客数の少なさには悲しいものがあった。映画館の大きいスクリーンで鑑賞できるのは木曜日までです。あと2日間。映像も音も美しくなった「ゴジラ」を大画面で観られるチャンス。今週末からは再び「ゴジラ-1.0/C」の大スクリーンでの上映が始まります。これも見逃せない。大人は一律1300円で学生は500円です!「1954ゴジラ」少し前にBlu-rayで観てしまってたけど、凄く入り込んで感動できた。語り継がれる名場面が次々と出てきます。(40周年の時にこのLD-BOXが発売された。もう30年も経ったとか信じられない。 ついこの前、日本橋のディスクピアで買ったような感覚^^; これまでの「ゴジラ」関係のBOX物で一番充実した内容だと思う。 LD自体は日本オリジナル版と海外版の2枚組です)(この作品の全絵コンテ、復刻ちらし、当時のロビーカード袋を完全再現した袋の中にロビーカードで 使用された写真をポストカードにしたもの)(ポストカードはゴジラが写ってる物だけじゃなく、キャストの場面の写真も多くあります)(決定稿の脚本を完全再現したレプリカ。この脚本の他に場面割、特技、ロケセット割りなどが 詳しく書かれた台本の再現本。それから公開時にロビーで販売されたパンフレットの完全再現)(「祝詞(のりと)」 映画クランクイン前に無事故とヒット祈願のために神主さんが読み上げる言葉。 豪華な和紙で再現されています。 周りには監督、スタッフ、出演者がサインをしています。 これじっくり読むとなかなか興味深いです。)
2024年11月13日
カナダのシンガー・ソングライター「Gordon Lightfoot」の大ヒットシングル。自分が「Gordon Lightfoot」を聴き始めたきっかけは「高石ともやとザ・ナターシャー・セブン」が、シングルのB面で名曲「Early Morning Rain」をカバーしたのを聴いてからです。ナターシャーセブンは「朝の雨」と邦題をつけていました。美しい曲でその時高校生だった自分はどハマりしました。ナターシャー・セブンのバージョンの演奏もハーモニーも素晴らしく、日本語訳の歌詞も良くて何度も聴いた。そこから中古レコード屋めぐりで「Gordon Lightfoot」のシングルやアルバムを探し回った。このシングルは新品として針を落としていない見本盤という事で少し高かったけど、このレコードを選んだのを覚えてる。この曲は大ヒット曲なので通常のEP盤も何枚かあったけど見本盤という事と未視聴盤という魅力で選んだ。この曲が入ってるアルバム「Sundown」の方を先に手に入れてたけど、EP盤も欲しかった。(この犬が可愛すぎて昔からずっと見ていられる。ハスキーみたいな色だけどハスキーっぽくない。 まだ子供のハスキーなんだろうか。この色の犬、かわいい)A面「Sundown」母国カナダはもちろん全米チャートでも1位に輝いた大ヒット曲です。アルバムは1974年1月発売ですが、第一弾シングルカットは3ヶ月遅れて3月末に発売。日本盤は1974年7月発売でした。少しダークな歌詞の内容とミディアムスローなやや気だるい感じが凄く好きです。そしてやはり声がイイ!イントロから雰囲気最高です。カントリーやフォークを聞く人じゃないと今では知られていないように思う。昨年、亡くなった時は小さい記事でニュースになっていました。ニュースで知って、まだ活動してた事に驚きと感動だった。2020年にアルバムをリリースしていました。知らなかった。B面「Too Late for Praying」(邦題「とどかぬ祈り」)アルバム「Sundown」のラストに収録されてる超名曲!だんとつでこっちの曲の方が好きで昔、数え切れないほど聴いた。祈るのには遅すぎるって悲しさしか感じないけど、高校生の頃に訳詞を何度も読んで意味をわかろうとしてた。「時々、流れを止めさせてください 祈るのには遅すぎるとあなたは私たちに言っていると思える」この曲、特別好きかも知れない。「Early Morning Rain」も好きすぎるけど「Too Late for Praying」は高校生の頃の苦い思い出や、答えの出ない事ばかりに悩んでた事なんかを思い出す。「Gordon Lightfoot」・・・正直、亡くなったニュースを聞くまでは忘れかけてたかも知れない。亡くなったから再び聴いてるってのはイヤだけど、また聴けるきっかけになったのは確か。昨年からアルバムやライブもよく聴くようになって改めて良い曲をたくさん残している事に感動させられた。
2024年11月12日
ガロの2枚目のアルバム「GARO 2」は1972年6月20日に発売。このアルバムから大ヒットシングル「学生街の喫茶店」をアルバム発売と同じ日にシングルカット。と、言っても最初は同じくこのアルバムからシングルカットされた「美しすぎて」のB面でした。深夜ラジオなどで流れた「学生街の喫茶店」が話題になっていきシングルのA面、B面を逆にした。1972年11月頃からレコードが売れ始めオリコン1位になるほどの大ヒットになった。このアルバムはA面がオリジナル曲、B面は洋楽のカバーで構成されています。1曲目「美しすぎて」 作詞 山上路夫さん 作曲 村井邦彦さん 編曲 大野克夫さん2曲目「水車は唄うけど」 作詞 山上路夫さん 作曲 すぎやまこういちさん 編曲 大野克夫さん3曲目「学生街の喫茶店」 作詞 山上路夫さん 作曲 すぎやまこういちさん 編曲 大野克夫さん4曲目「蝶が飛ぶ日」 作詞 山上路夫さん 作曲 村井邦彦さん 編曲 大野克夫さん5曲目「四葉のクローバー」 作詞 山上路夫さん 作曲 かまやつひろしさん 編曲 ガロ6曲目「Baby I'm-A Want You」 作詞 David Gates/日本語詩 大野真澄 作曲 David Gates 編曲 GARO7曲目「LET IT BE」 作詞・作曲 John Lennon Paul McCartney/日本語詩 山上路夫 編曲 GARO8曲目「My Lady」 作詞・作曲 Ian Matthews/日本語詩:大野真澄 編曲 GARO9曲目「Because」 作詞・作曲 John Lennon Paul McCartney/日本語詩 山上路夫 編曲 GARO10曲目「Good Morning Starshine」 作詞・作曲 Galt MacDermot/日本語詩 川添象多郎 編曲 GAROこのアルバムはメンバーの作詞、作曲の曲は1曲もなくプロの作詞家、作曲家が全て書いています。1曲目「美しすぎて」はフォーク色の強目なアレンジのプログレな曲。シングルA面向きではないとは思うけど、凄く良い曲です。2曲目「水車は唄うけど」和風なフォーク調の楽曲。ハーモニーの美しさにも惹かれる曲です。3曲目「学生街の喫茶店」は知らない人がいないほどに大ヒットした曲。当たり前のように聴いてたけど、改めて聴いてアレンジとメロディの斬新さに感動する。間奏のオーボエのように感じるソロはコールアングレという楽器で村岡建さんが吹いています。あのソロは本当に凄いと思う。完全に即興のアドリブだったそうですが一瞬で「アラビアのロレンス」のような世界が広がる。コールアングレって楽器は壷の中からコブラを出させるときに使うあのオーボエのような楽器なのだろうか。ヘビ使いの姿まで浮かんでくる。4曲目「蝶が飛ぶ日」この曲も美しいアレンジとメロディのソフトロックです。5曲目「四葉のクローバー」やや激し目のギターストロークから始まるフォークロックなイントロ。この曲もプログレ色も強めです。6曲目「Baby I'm-A Want You」Breadの大ヒット曲のカバーです。ビルボード3位まで上昇してアメリカのみならず世界的にヒット。日本では「愛のわかれ道」と邦題をつけて発売されました。ガロは日本語歌詞をつけて歌っています。オリジナルより2度上げてレコーディングされています。7曲目「LET IT BE」この曲をカバーするのは勇気がいるような…。それも日本語で。昔は何か違和感感じてたけど、40代になった頃からしっくり来て聞き入るようになった。8曲目「My Lady」Matthews Southern Comfortの名曲のカバーです。この曲はもうめちゃくちゃ美しくて何一つ隙のない完璧な楽曲のひとつだと思ってる。メロディの美しさと哀愁のある声と柔らかく優しい演奏で自然と胸が熱くなる曲。凄く短い曲なのですが、本当に大好きな曲のひとつ。ガロのカバーも悪くはないのですが、やはり今でも少し違和感感じてしまう。9曲目「Because」この曲もカバーしてレコーディングするのはかなり勇気がいるような・・・・。「アビイ・ロード」に収録されている地味に思えるけど実はメインと言っても良いほどの曲。ビートルズの事って多分、一度も書いていないように思う。自分の思うままいつか書こうと思う。10曲目「Good Morning Starshine」この曲のカバーは凄く良い!この陽気で楽しい楽曲は日本語乗せても違和感なくスキャットのようなサビの歌詞部分はガロも英語のまま歌っています。テンポもオリジナルより少し速めにしてロック色を少し付け足したようなアレンジもいい!
2024年11月11日
イギリスのポップ/シンセロック「Dead or Alive」のシングル。1986年11月1日発売。限定発売されたピクチャー盤。バンドメンバーPete Burns – VocalsMike Percy – Bass, GuitarsTim Lever – KeyboardsSteve Coy – DrumsA面「Brand New Lover」この曲は3枚目のアルバム「Mad, Bad and Dangerous to Know」からのリードトラック。アルバム1曲目に収録されています。日本でもオリコンシングルチャート2位まで上がって大ヒット。オリジナルは5分18秒ですが、7インチシングルバージョンは3分35秒でかなりカットされてます。このピクチャー盤は数量限定で予約販売だったと思う。「Dead or Alive」は日本での人気が高く、翌年には3枚連続でオリコンチャート1位になる快挙。異常に思えるほど日本での人気が強烈だったのは、きっと洋楽音楽雑誌の「音楽専科」と「MUSIC LIFE」「インロック」の影響がかなり大きいと思う。日本での洋楽アーティストが売れるか売れないかは、ほとんど音楽雑誌によって決められてるように10代の頃からずっと思ってた。HARD ROCK/METALのバンドもメタル雑誌が推すか推さないかでほぼ決まってたと思う。この曲はシングルバージョンでもじゅうぶんに楽しめる。久々に聴いて、日本でも大ヒットするのがわかるアレンジとキャッチーなメロディです。B面「In Too Deep」(Live at the Hammersmith Odeon, July 1985)2ndアルバム「Youthquake」の4曲目に収録されてる曲のライブバージョンです。この曲はすでにシングルカットされていましたが、ライブバージョンとしてB面に収録された。このライブバージョン、演奏クオリティの高さにも驚く。この曲もライブ映えするキャッチーな曲。
2024年11月10日
2024年、今年のちんぺいさんの誕生日の日(12月11日)に、オフィシャルとして3冊目の詩集が発売されます。「谷村新司詩集 夢のその先」は予約受付中です。自分はAmazonで予約しています。詩集として最初に発行されたのは1976年5月5日発売の『谷村新司 歌詩集=讃歌』です。次に発行したのは1981年11月20日発売『谷村新司 詞集』でした。「谷村新司 詞集」はアリスが活動停止した直後の発行でした。かなり前にも軽く紹介したのですが、今日改めて手にとって読んでみてその頃の事をいろいろ思い出しながら歌詞の深みなどに感動していました。この詩集はちんぺいさんの歌詞とイラストと撮り下ろしの写真で構成されています。シンコーミュージックから発行されました。「サンセット(蒼い夕陽)」と「讃歌」をこの詩集で歌詞を読みながら聴いた。この2曲ともフルコーラス歌詞は憶えているけど文字を読みながら聴くとまた違った味わいがあります。この中で一番新しい歌詞は「帰らざる日々」です。アルバム「ALICE I 〜 ALICE IV」、ソロアルバム「蜩」「海猫」シングル「走っておいで恋人よ」〜「帰らざる日々」の中から厳選された歌詞で構成されています。「アリスの飛行船」「ティンカベル」「羊飼いの詩」「ブラウンおじさん」「星物語」「無題」「レンガ通り」「恋唄」☆「帰り道」☆「黒い瞳の少女」☆「あの日のままで」☆「帰らざる日々」☆「明日への讃歌」「移り行く時の流れに」「走っておいで恋人よ」「愛の光」「知らない街で」「誰もいない」「散りゆく花」「走馬燈」「さよなら昨日までの悲しい思い出」「雨降りは大好き」「かもめ」「生きているから」「甘い夢」「恋は風車のように」「やさしさに包まれて」「紫陽花」「面影」「蜩」「冬木立」「おやすみ」「挽歌」「水曜日」「言葉にならない贈り物」※「この道」「昼下がり」「ひまわり」「ぬくもり」「雨やどり」「ハーバーライト(港の灯)」「砂の道」「夢行燈」「海猫」「サンセット(蒼い夕陽)」「讃歌」全46篇この詩集が発売される時にラジオでちんぺいさん本人も詩集が発売される事を話していました。構成や歌詞のチョイスには、ちんぺいさんは関わっていません。本人が選んだなら「言葉にならない贈り物」を選ぶはずありません。この曲の歌詞は堀内孝雄さん作詞です。レコードに間違って記載されたので、自分もよく勘違いしてしまう事もありました。まあ、でも「讃歌」が最後の一篇の歌詞に選ばれてるのがうれしいし、タイトルにもなっているのがうれしい。この曲は昔からずっと大好きな曲です。☆の「恋唄」〜「帰らざる日々」は本人の書いた文字で掲載されています。間違って掲載してる「言葉にならない贈り物」の歌詞も1コーラスのみ。(カラー写真のページも数枚あります)1981年11月20日発売『谷村新司 詞集』は、41篇の歌詞が掲載されています。ちんぺいさんの写真はなく、歌詞とイラストで構成。かなり長いあとがきは、もちろんちんぺいさん本人が書いています。このあとがきが好きで何度も読んだのを覚えています。子供の運動会で疲れて眠ってしまい「父」の夢を見て目覚めた時の事などが書かれています。この詩集の歌詞のチョイスと曲順はちんぺいさん本人が決めたとラジオで話してたと思う。(新聞広告)
2024年11月09日
かなり久しぶりに宝塚歌劇を観劇してきた。いつ以来なのか、もうはっきり覚えていない。今回は凪七瑠海さんの退団公演という事なので観なければ…と。そして永久輝せあさんのトップお披露目公演でもあるので楽しみにしてました。凪七瑠海さんは約20年前に初舞台で宙組に配属。その頃の宙組は同じ公演を何度も観るほど劇場へ行ってた。研1の時から認識はあったように思う。「NEVER SAY GOODBYE」では花總まりさんと二人で花道から登場。この時に凪七瑠海さんを認識した人が多いと思う。「Passion 愛の旅」では妖艶な女性役を演じ、主演の轟悠さんにリフトしてもらう役でした。この頃からショーでは娘役としての場面もあったので、後にエリザベート役や「オイディプス王」でもヒロインを演じる事が自然にできた。「オイディプス王」でのイオカステ役は特に素晴らしかった!凪七瑠海さんに関しては初めての新人公演主演、初めてのバウ公演主演、そしてエリザート役、専科に移動とずっと応援してきてたのでとうとう退団なのかと思うと感慨深い。凪七瑠海さんが主演する作品は必ず観劇していた。中日劇場で初めてオスカルを演じた時の美しさも鮮明に思い出せる。最近では「パッション・ダムール」が素晴らしかった事も印象に強く残ってる。「エンジェリックライ」は80年代の宝塚歌劇を思い出すようなオリジナル作品。アテ書きのオリジナル作品はやはり一人一人の特長を活かせるので下級生も頭に残りやすいと思う。こういう作品であまり認識のなかった下級生を覚えていける。永久輝せあさんのイメージもより良くなった。これからもオリジナル作品に拘って宝塚歌劇らしい物を観せてほしいと思う。オリジナル作品だと聞くと劇場で観ようと思える。海外ミュージカルやマンガや映画のありものの舞台化だと、今回はパスしようと思ってしまう。演出家がアテ書きで書いた作品がやっぱり宝塚歌劇の魅力だとずっと思ってる。ショー「Jubilee」は全編、クラシックの有名なメロディに歌詞をつけて歌い、演出も構成も最近のショーの中ではかなり楽しめるものだったように思った。稲葉太地先生の作品は比較的好きなショーが多く、特にデビュー作「Carnevale睡夢」は自分が好きなショーベスト10に入る作品です。今回のショーも「Carnevale睡夢」のような個性の強い作品に感じられて凄く良かった。各出演者の特長などを活かしきってるようにも思えました。永久輝さんもこのショーが本公演トップお披露目で良かったんじゃないかと思う。凪七瑠海さんもこのショーで有終の美を飾られた事は研1から観て来てた自分にとってもうれしく思えた。永久輝せあさんは雪組時代からずっと観てて、どんどん大きくなって行く姿を観て来てたのでトップスターになった事はうれしい限りです。
2024年11月08日
「ゴジラ-1.0」のサントラ盤の完全版がCD2枚組になり2024年10月16日に発売されました。2023年11月4日発売の「ゴジラ-1.0」公開日翌日に「ゴジラ-1.0 オリジナルサウンドトラック」が17曲入りで発売されました。昨年は売り切れ続出で品切れ状態がかなり続いていたように思う。自分は映画公開初日鑑賞して帰ってきてすぐにAmazonで買おうとしたらすでに品切れ。すぐに予約しておいたので5日後に送られてきて聴く事ができました。今回はそうならないように発売する事が決まった時に、即Amazonで予約。発売日前日に送られてきて、あれから何度も聴いてる。2枚組になったので前回、漏れてしまた楽曲もたっぷりと収録されました。★は前回未収録トラック★★は伊福部昭さんが書いた曲☆はボーナストラックDisc 11曲目「Godzilla-1.0 Fear」2曲目「Godzilla-1.0 Pain II」★3曲目「Godzilla-1.0 Live」★4曲目「Godzilla-1.0 Honor II」★5曲目「Godzilla-1.0 Scar」★6曲目「Godzilla-1.0 Incident」★7曲目「Godzilla-1.0 Days」★8曲目「Godzilla-1.0 Portent」9曲目「Godzilla-1.0 Confusion」10曲目「Godzilla-1.0 Divine」11曲目「Godzilla-1.0 Guilt」★12曲目「Godzilla-1.0 Fear II」★13曲目「Godzilla-1.0 Godzilla Suite I」★★14曲目「Godzilla-1.0 Divine II」★15曲目「Godzilla-1.0 Elegy」Disc 21曲目「Godzilla-1.0 Mission」2曲目「Godzilla-1.0 Hope」3曲目「Godzilla-1.0 Honor」4曲目「Godzilla-1.0 Pride」5曲目「Godzilla-1.0 Pain」6曲目「Godzilla-1.0 Resolution」7曲目「Godzilla-1.0 Godzilla Suite II」★★8曲目「Godzilla-1.0 Unscathed」9曲目「Godzilla-1.0 Last」10曲目「Godzilla-1.0 Pray」11曲目「Godzilla-1.0 Godzilla Suite III」★★12曲目「Godzilla-1.0 Resolution (reprise)」★13曲目「Godzilla-1.0 Roar」☆全28曲 約1時間20分映画館でもBlu-rayでも何度も観たので、場面が頭に浮かんでくる楽曲が多くあります。この映画は飽きずに何度も観る事ができる。ゴジラ映画は音楽もかなり重要で音楽がハマってないと作品自体も薄く弱く思えてしまう。幼少期の頃は映画館で数回観ただけで映画の中で流れる曲を鼻歌で歌えるようになってたと思う。ゴジラ映画、ガメラ映画を観る時の集中力は凄い子供だったと思う。幼少期は自分にとってのヒーローはゴジラとガメラだった。テレビの中のヒーローにはほとんど興味がなく映画館の大きなスクリーンに映し出される怪獣にしか興味が持てない子供だった。ギララ、ガッパも当然、大好きでした。幼稚園の頃、2024年にまだゴジラに興奮してるなんて思ってもなかっただろうし、ゴジラ映画がずっと続いてるとも想像できなかったと思う。実際、「メカゴジラの逆襲」のあと、本当にもう二度とゴジラ映画は作られないんじゃないかと思ってた。人気も落ちて来てたのは子供にでもわかった。なので、ゴジラ復活委員会が発足された時はうれしかった。まだこんなにゴジラ映画を望んでる人がこんなにいっぱいいる事の驚きと喜びが一番大きかった。あの時はけっこうみんな団結してゴジラ復活を盛り上げてたと思う。平成VSシリーズで波に乗ってからも何度か危機感はあった。でも、「ゴジラ-1.0 」の世界的大ヒットとハリウッド版ゴジラの盛り上がりでゴジラ映画の灯は消える事はないと確信してる。モナークを描いてる「モナーク レガシー・オブ・モンスターズ」がAppleTV+でシリーズ化しているのもうれしい。2ndシーズンがいつから始まるのかずっと楽しみにしてる。ゴジラ映画のサントラの歴史を遡って、昭和ゴジラ、平成VSゴジラ、ミレニアムシリーズと名曲が山ほどあるので、知らない人は是非、いろいろ聴いてほしいと思う。
2024年11月06日
ザ・タイガースの11枚目のシングル「SMILE FOR ME」1969年7月25日発売。1969年3月にオリジナルメンバーの加橋かつみさんが脱退。加橋さんの代わりに岸部シローさんが参加しての3枚目のシングル。この曲はA、B面とも英語の歌詞です。この時のメンバーは沢田研二さん(ジュリー)岸部修三さん(サリー)森本太郎さん(タロー)瞳みのるさん(ピー)岸部シローさん(シロー)A面「SMILE FOR ME」(スマイル・フォー・ミー)作詞・作曲:Barry Gibb,Maurice Gibb 編曲 John Fiddy今ではあまり知られてないかも知れないのですが、この曲はBee GeesのBarry Gibb,Maurice Gibbがタイガースのために作った楽曲です。1969年と言うとBee Geesは「First Of May」を1月にリリースした年です。それまでに既に「I Started A Joke」や「Massachusetts」「Words」「I've Gotta Get A Message To You」などの大ヒット曲を多くリリースしていました。そんな中、ザ・タイガースのために曲を作りました。この頃のBee Geesはフォークロック/ソフトロックの時代です。70年代半ば以降からディスコサウンドの代表的なアーティストへ変貌、進化していきます。1976年発売「You Should Be Dancing」の頃からディスコ/ソウル路線が本格化してきます。自分はどの時代のBee Geesも大好きで、ディスコ時代の音も今でもよく聴いています。ソフトロック時代のBee Geesらしい美しいメロディで柔らかいアレンジが沢田研二さんの声に凄く合っていて凄く心地良い楽曲になっています。レコーディングはロンドンで行われました。もっと広く知られても良いと思う名曲です。楽曲ラスト部分の高音部はその時ロンドンに来ていた中尾ミエさんとのデュエットだそうです。B面「淋しい雨(Rain falls on the Lonely)作詞・作曲 Ronald F. Bond,Ronnie Sebastian 編曲 John Fiddyこのシングル盤はイギリスでも発売されて、イギリスではこの曲がA面になったそうです。この曲もA面に負けない名曲で大好きな曲です。A面よりもROCK色を前に出してる曲で、キャッチーなサビとアレンジの美しさに鳥肌です。この時もイギリスでも映画の撮影をしていたりして、当時の日本のアーティストとしては一歩先を行ってたようです。
2024年11月05日
今年の5月に日本公開された「ゴジラxコング 新たなる帝国」のBlu-rayが発売された。公開が始まってすぐにIMAXで鑑賞しました。「ゴジラ−1.0」とは真逆なバラエティ怪獣ショー的な作品。このパターンも嫌いじゃないのですが、何度も観たいとはあまり思わない。「ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃」のノリを思い出させる作品でした。いろんなパターンのゴジラ映画があるのが楽しいのでどんな作品でもゴジラが出てるのであれば観に行きます。映画館で一度鑑賞して、もう1回行くつもりが結局行かなかった。最初に109シネマズ大阪エキスポシティのIMAXで観たので違う映画館で観ると、それ以上の迫力を感じられる事は絶対にないから、2回目も109シネマズ大阪エキスポシティのIMAXで観るつもりでした。「ゴジラ−1.0」が強烈に良かっただけにどうしても作品にあまり深入りする事はなかった。それでもBlu-ray届いてからしばらく経ったけど、今日やっと観ました。一度しか観てなかったので忘れてた部分も多くて、初見のように楽しめた。特典ディスクはまだ観てないけど、いつか時間のある時にでも観るつもり。ローマのコロッセオを寝床にしてるゴジラが可愛い。前から何度も書いてるんだけど、キングコング自体が小学生の頃から好きじゃなかった。あと、ロボット系やメカ系もあまり好きではない。メカキングギドラだけは例外で大好きです。(この場面が特に凄く好きです。ローマ郊外を川に沿って歩いて行くゴジラ。 昭和ゴジラのような体型にも見えるし、リアル感があって良い)2作連続でコングが出たので次のハリウッド版はゴジラ中心でコングが出ない話を切望する。次のハリウッド版の情報は何も出ていないけど、日本のゴジラは再び山崎貴監督が手がけると発表されてうれしい限りです。あの続きでもOKだし、まったく違う世界の物でもOKです!期待しかない。人気あるのに最近、出てこない怪獣も出してほしいと思う。アンギラス、ヘドラ、ビオランテ、カマキラス、オルガ、デストロイア、マンダなど。バトル物じゃなくゴジラだけでもいい。今月は「ゴジラ-1.0/C」がTOHOシネマズで再上映される!これは必ず行かないと。IMAX上映もしてくれるとうれしいんだけどな。(「ゴジラxコング」で一番好きな場面。ゴジラが原子炉から放射能を吸い上げてチャージしてる場面)(赤い背びれ進化したゴジラ。体型もスリムに。 「ゴジラ2000」のゴジラが凄く好きなので赤い背びれはイイ!)(このあと、きれいな飛び込みを見せる^^: 1回転させても良かったのに^^)(映画のラストでは再びコロッセオの中に丸まって眠るゴジラ)昨年の12月に「ゴジラ−1.0」の2回目鑑賞した時に自分が好きなゴジラ映画の順位を書いたけど、やはりあの時のまま変わっていない。「ゴジラxコング」を入れると22位「ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘」の次ぐらい。1位「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」2位「ゴジラ-1.0」3位「モスラ対ゴジラ」4位「ゴジラ2000 ミレニアム」5位「ゴジラ対ヘドラ」6位「三大怪獣 地球最大の決戦」7位「ゴジラvsビオランテ」8位「ゴジラ×メガギラス G消滅作戦」9位「ゴジラ」195410位「ゴジラvsデストロイア」11位「GODZILLA ゴジラ」201412位「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」13位「ゴジラvsキングギドラ」14位「ゴジラ×メカゴジラ」「ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS」15位「ゴジラの逆襲」16位「シン・ゴジラ」17位「ゴジラ対メカゴジラ」18位「地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン」19位「ゴジラvsコング」202120位「ゴジラvsモスラ」199221位「怪獣総進撃」22位「ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘」23位「怪獣大戦争」24位「キングコング対ゴジラ」25位「ゴジラ 1984」26位「怪獣島の決戦 ゴジラの息子」27位「ゴジラ対メガロ」28位「ゴジラvsスペースゴジラ」29位「ゴジラvsメカゴジラ」30位「メカゴジラの逆襲」31位「ゴジラ FINAL WARS」32位「ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃」33位「GODZILLA」1998
2024年11月04日
イギリスのエレクロトロニック/シンセポップ「The Human League」の大ヒット曲。当時、友人の一人に「ヒューマン・リーグ」ごり推しの奴がいて、さんざん聴かされてた。1986年と言えば自分はどっぷりMETAL漬けだった。アリス関係、ユーミン、中島みゆきさん、ブルーススプリングスティーン、BLACK SABBATH,OZZY、QUEEN、天地真理さん、山崎ハコさん、ピンク・レディー、はどの時代でも基本的にずっと聴き続けてますが…、この頃は特にMETALばかり聴いてた。ニューウェーブ系好きでディスコ好きの友人が数人いてその中の一人が「The Human League」の熱狂的ファンだった。聴かされてイヤだったら自分はすぐに拒絶するけど、「The Human League」は飲みながらでも流れてたら聴いてた。ちょっと毛色が違うのですが「Depeche Mode」にはその頃、どっぷりハマってた。「Depeche Mode」はもっとROCKですが。ダビングして友人が部屋に置いてった3rdアルバム「Dare」のカセットは、一人でもBGMにしてよく聴いてた。LP買いはしなかったけど、この「Human」を初めて聴いた時はシングル買って、アルバム「Crash」も買って聴いた。A面「Human」最初のシーケンスからカッコ良くて引き込まれていく美しい音の世界。最大のヒット曲「Don't You Want Me」(愛の残り火)はビシバシ系の打ち込みのカッコいい曲でDiscoで流れまくりの曲でしたが、この「Human」はじっとりと美しい音が染み込んでくる感じがする名曲。意外と曲が短くてもっとこの音の世界に浸っていたいならExtended Versionが絶対的におすすめ!B面「Human (Instrumental)」EP盤のB面は7" Versionのインストです。この曲は一瞬、一瞬が全て美しいのでインストで聴くのも想像以上に楽しめると思う。The Human Leagueの事は最近完全に頭の中から薄れてのですが、少し前にレコード棚の整理してたらこのシングルやアルバムが出てきて、久々聴いて感動したから今、書いてる。80年代すごい数のバンドが登場しては消えていきどのジャンルも充実してたように思える。その頃、演歌、流行歌系は低迷してたように感じるけど、その中でもいくつかのアーティストは形を変えながら進化しはじめてた。森進一さん、八代亜紀さんはジャンルに囚われない活動を始め出していました。水前寺清子さんも80〜90年代でかなり進化していきました。
2024年11月01日
秋田出身のフォークデュオ「とんぼちゃん」のデビューシングル。メンバーは伊藤豊昇さんと市川善光さん(何で全体に緑色のフィルター掛けてたんだろ。肌の色まで緑っぽくなってる… フォークのデビューシングルで良いジャケット!って思えるの探す方が大変そう)A面「貝がらの秘密」作詞・作曲 実川俊晴さん 編曲 青木望さんシンガー・ソングライターの実川俊晴さんが作ったこの曲でデビュー。青木望さんのアレンジが映える名曲です。1960年代後半から70年代のフォークのアレンジの第一人者と言っても過言ではない青木望さん。♪「まちがいだらけの 今年の夏休み〜」と学生にとってかなり興味を惹くようなインパクトある冒頭の歌詞とメロディー。静かに人気があった曲って印象の曲です。やっぱり青木さんのアレンジが凄くイイ!青木望さんの編曲で自分が好きな曲「風」はしだのりひことシューベルツ 「君を乗せて」沢田研二さん「走っておいで恋人よ」アリス 「血の絆」アリス 「ある女の詩」美空ひばりさん「朝陽の前に」はしだのりひことシューベルツ 「紫陽花」アリス 「花嫁」はしだのりひことクライマックス 「青春の影」チューリップ「走馬燈」アリス 「青春の影」アリス 「黒い鷲」谷村新司「冬の嵐」谷村新司さん 「陽はまた昇る」谷村新司さん 「何処へ」アリス「ムーラン・ルージュ物語」谷村新司さん 「捨てるほどの愛でいいから」中島みゆきさん「この世が終る時(When the world ends)」谷村新司さん 「すずめ」増田恵子さん「残照」谷村新司さん 「サテンの薔薇」谷村新司さん 「歌姫」中島みゆきさん「砂の船」中島みゆきさん 「青年の樹」谷村新司さん 「かなしみ笑い」中島みゆきさん「緑をかすめて」アリス 「時刻表」中島みゆきさんB面「生活」作詞 伊藤豊昇さん 作曲 市川善光さん 編曲 中村弘明さんB面はメンバーが作ったオリジナル。カントリーフォーク調の明るい曲。バンジョーが入るだけで見えてくる風景が広がる。二人のハモリも魅力的でハーモニーに引き込まれる。この曲も好きな曲です。
2024年11月01日
アメリカのシンガー・ソングライター「Gene Pitney」の1961年発売シングル。ジーン・ピットニーといえば「ルイジアナママ」の作詞作曲で有名ですが、この「ルイジアナママ」は日本のみで大ヒットしたようです。アメリカでは売れずに失敗。「悲しき街角」の大ヒットですでにスターになっていた飯田久彦さんがカバーした「ルイジアナママ」が大ヒット!その後、多くのアーティストにカバーされて日本では誰もが知ってる有名曲に。A面「Air Mail Special Delivery」(邦題「恋のエア・メイル」)アメリカでは日本とはA面、B面が逆でこの曲がB面でした。日本ではキャッチーでテンポもノリノリのこっちをA面にしたのもわかる。オールディーズの基本のような曲で、歌メロもコーラスも耳に残る。この曲が発売された時は自分はまだ生まれてもなかったけど、小さい頃から耳にしてた曲なので懐かしい。SAXソロがまた凄くイイ!B面「Town Without Pity」(邦題「非情の町」)映画「非情の町」の主題歌として大ヒットしました。海外ではこっちがA面です。「恋のエア・メイル」とは打って変わって、3連のブルージーなバラードです。映画「非情の町」は観た事がないので機会があれば観たいと思ってる映画。主演はカーク・ダグラスです。60sや50sって普段聴く事はかなり少ないけど、聴いてみると次から次へとオールディーズが聴きたくなる。このレコードのような古ーいシングル盤もいろいろ持ってるので、好きな曲を書きたいと思う。
2024年10月31日
1981年3月5日発売の「SKY」の2ndシングル。東芝EMIがかなり力を入れたプロモーション展開して、ヒットしたシングル。堀内孝雄さん作曲のキャッチーなメロディで化粧品のCM曲になりヒットしました。Skyは森本隆さんと北沢英三さん二人のユニット。ヤングジャパン所属のアーティストでした。(北沢英三さんは後に八田雅弘と名前を変えて活動しました)A面「君に、クラクラ。」作詞 山川啓介さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 梅垣達志さん山川啓介、堀内孝雄コンビといえば大ヒット曲「南回帰線」があります。他にもシングル曲では名曲「デラシネ」や大好きな曲の「冬の蝶」があります。編曲の梅垣さんはアリス活動停止後、第一弾シングルの「DON'T STOP MY LOVE」のめちゃくちゃカッコイイ編曲をしました!ライブでもセットリストに入る事のある「サマー・ワインに酔いしれて」の編曲も梅垣さんです。カネボウ化粧品のCMとしてかなりの回数がテレビで流れました。スカイの二人もテレビやラジオに多く出演していた印象です。この曲は堀内孝雄さんの作曲ですが、アリスつながりで1986年12月11日発売の谷村新司さんのアルバム「オールド・タイム」の中に収録されている「アイビー・ロード」という楽曲を作曲しています。作詞 谷村新司さん 作曲 八田雅弘さん(北沢英三) 編曲 馬飼野康二さんでアルバム4曲目に収録されています。「アイビー・ロード」はクラシカルな弦楽四重奏なイントロから始まる、柔らかく美しい曲。この曲は1986年末の大阪城ホールでのコンサートでもセットリストに入っていたと記憶してます。この「オールド・タイム」も来年には2025年最新リマスターとして再発されます。B面「終りなき海」作詞 森本隆さん 作曲 北沢英三さん 編曲 国吉良一さん「君に、クラクラ。」は名前を売って知ってもらう大チャンスで、メンバー以外の作家陣の作品を歌った。基本は二人のオリジナルを中心に活動していました。この曲は国吉良一さんのブルージーなアレンジのカッコ良いバラードです。国吉良一さんと言えば谷村新司さんの超名盤!「引き潮」の中の「引き潮」「哀しみが終わる時」「熱い吐息」「煙草のけむり」「暗い桟橋」の5曲を編曲担当しています。(残りの曲はボブ佐久間さん編曲)「哀しみの終る時」と「煙草のけむり」ではあのフェンダーローズの演奏も国吉良一さんです!そして!あの名ピアノのアルバムタイトル曲「引き潮」のピアノも国吉良一さんが弾いています!「熱い吐息」でのROCKなオルガンソロも国吉さんが弾いています。「憧れのチェン夫人-LADY CHENG-」や「朝日を求めて-SEARCHING-」などの編曲も国吉良一さんが編曲担当しています。
2024年10月29日
The Stylisticsの1974年発売のシングル。昨日、ブログのカウンター見たら1600万アクセス超えてました。毎日、毎日よく書く事あるな…と自分でも思ってしまう。でも、まだまだこれまでに聴いてきた音楽や映画など書けていないものが多すぎる。A面「Heavy Fallin' out」(邦題「ヘビー」)スタイリスティックスの曲の事も何度も書いてるけど、この曲を忘れてた!5枚目のアルバム「HEAVY」からのリードトラックで第一弾シングルカット曲。アルバムではA面4曲目(A面ラスト曲)に収録されています。少し前に第二弾シングルカット曲「Star On A TV Show」(邦題「君がテレビ・スターなら」)の事を書いたと思うけど、この曲の方がさらに自分好みです。アレンジはヴァン・マッコイです!そりゃカッコいいわな…と妙に納得。アルバム収録のオリジナルは5分20秒なのですが、7インチシングルバージョンは3分28秒。シングルバージョンは後半に超高音で「Heavy〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」とロングトーンで伸ばす所からフェードアウト。アルバムバージョンはそのロングトーンの後も曲は続きます。アウトロ的な繰り返しですが、あるのとないのとでは、かなり印象が変わる。大人のソウルな世界。イントロのカッコ良さは強烈です!そしてファルセットボイスが心地良くてゾクゾクします。ストリングスアレンジも美しくて聴くたびに感動させられる。あまり有名な曲じゃないかも知れないけど、大人のソウル、ファンクを感じられるこの曲はもっと知られてほしい。(今さらですが…)B面「Go Now」この曲もアルバム「Heavy」に収録されていてB面2曲目に入っています。Airrion Loveの低音ボイスをリードボーカルにフィーチャーした名バラードです!一見、地味な印象の楽曲ですが、とんでもなく美しい楽曲です。Russell Thompkins, Jr.のファルセットボイスと絡み合う部分も鳥肌ものです。もっと二人で歌ってる部分を長く聴かせてほしいと聴く度に思ってしまう。ファードアウトが早すぎる^^;
2024年10月28日
2012年3月14日発売の松任谷由実さん41枚目のシングル。ミヤコ蝶々さんの生涯を描いた昼ドラ「鈴子の恋 ミヤコ蝶々女の一代記」の主題歌のために作られた曲。ミヤコ蝶々さんの事は凄く好きでブログでも何度も書いていますが、このドラマは観てなかった。地上波のテレビを観る事がほとんどない毎日なので、放映されてるのは知ってたけどなかなか昼間だと言うのもあって結局、観る事はなかった。Blu-rayで全話BOXで発売されたら買って観ようかと思ったりしてたけど発売されなかったようです。ミヤコ蝶々さん役は宝塚歌劇85期の映美くららさんでした。85期は凄く好きで応援してた期です。映美くららさんは85期の中でスピード出世してトップ娘役になりました。85期で特に好きだったのは、七帆ひかるさん、大海亜呼さん、舞咲りんさん、山科愛さん十輝いりすさん、音乃いづみさんです。85期が活躍してた頃の宝塚歌劇は毎月、何度も劇場に通って観てました。その頃の雪組と宙組が好きだったので好きなジェンヌも偏ってしまう。今は特に好きな組ってのもなくなってしまったし、劇場に行く回数が以前の半分以下になった。「鈴子の恋 ミヤコ蝶々女の一代記」の話はここまでで。1曲目「恋をリリース」作詞・作曲 松任谷由実さん 編曲 松任谷正隆さん当時あんまり聴いてなかったのですが、最近この曲よく聴くようになった。ブラスセクションのアレンジがめちゃカッコよく、リズム隊のアレンジも最高です。リズム隊は河村 "カースケ" 智康さんと美久月千晴さんです。そしてキーボードは松任谷正隆さんが弾いてます。正隆さんはエレクトリック・ギターも鳥山雄司さんと二人で弾いています。この曲はアルバムには未収録です。超名盤の2011年4月「Road Show」と2013年11月「POP CLASSICO」の間に臨発的に発売されたシングル。40周年を迎えたユーミンの才能が枯渇するどころか、以前以上に名曲を作り始めた頃。2009年の「そしてもう一度夢見るだろう」からは特に本当に名曲だらけで「そしてもう一度夢見るだろう」「Road Show」「POP CLASSICO」「宇宙図書館」「深海の街」とアルバムが出るたびにどんどん深くハマってきてる。1999年「Frozen Roses」からのアルバムはどのアルバムも本当に良く聴いてる。来月、武部聡志さんが書いた「ユーミンの歌声はなぜ心を揺さぶるのか」と題された書籍が発売される。天才ピアニスト、編曲家の武部聡志さんは以前からユーミンの歌声の凄さを語ってました。今回、書籍にしてユーミンの歌声の分析をどう書いているのか読むのが楽しみです。「日本で一番多くの歌い手と共演した音楽家が語る」と帯にも書かれてて、本当に武部さんは数え切れない一流アーティストのアレンジ、プロデュースをしてきた。ユーミンが作った曲はユーミンの声でレコーディングされる事で完結すると思ってる。他のどんな上手い人が歌ってもユーミンの楽曲はユーミンが歌わないとまったく感動しないのがいつも不思議に感じてる。2曲目「夜明けの雲」作詞・作曲 松任谷由実さん 編曲 松任谷正隆さん「POP CLASSICO」の10曲目に収録されてる曲。「POP CLASSICO」の9曲目「Early Springtime」、10曲目「夜明けの雲」、11曲目「シャンソン」、そしてラスト曲12曲目「MODÈLE」のアルバム終盤の流れが強烈すぎて、どんだけ才能が有り余ってるんだよ?!って思ってしまう流れ。歌詞もメロディーも完璧を通り過ぎてる。「POP CLASSICO」には聴くたびに胸が熱くなる超名曲「愛と遠い日の未来へ」と「Laughter」も収録されています。正隆さんのアレンジの凄さも改めて感じる曲たちです。本当に凄いアルバムだと思う。
2024年10月27日
1週間前にソロアーティストとしても「ロックの殿堂入り」を果たしたオジー!2006年にはBLACK SABBATHのボーカリストとして「ロックの殿堂入り」は果たしていた。バンドのボーカリストとして、そしてソロアーティストとしてダブルで殿堂入りはかなり珍しい。サバス時代以上にソロで売り上げを伸ばしたアーティストもそんなに多くない。特に2020年リリース「Ordinary Man」、2022年リリース「Patient Number 9」は連続でビルボードアルバムチャート3位まで上昇する大ヒット!(2007年リリース「Black Rain」も3位獲得、2010年リリース「Scream」は4位獲得)80年代や90年代以上に確実に名盤を送り続けているオジー。この前、コンサートツアーパンフなどを整理してたら、これが出て来た。1995年「オズモシス」発売に合わせて、たしか京橋のIMPホールだったかな…「オズモシス」の視聴会が開催された。オジーも来日して登壇してて、最後に全員と握手したような記憶がある。その時にもらったのがこの「レコーディング日記」だったと思う。ライブに行った事はしっかり記憶に残ってるけど、イベントなどはチケットも手元にないし、記憶が薄れてしまう。その時初めて聴いた曲にはかなり興奮して楽しめたように思う。これまでのオジーから1ランク上の段階に上がったようでうれしかった。メタルだけに拘ってなくいろんな要素を感じさせる楽曲も多く、特に「See You On The Other Side」「Old L.A. Tonight」「Tomorrow」「My Little Man」「I Just Want You」には感動した。そしてこのアルバムを作り上げたミュージシャンはOzzy Osbourne – VocalsZakk Wylde – Electric guitarGeezer Butler – BassDeen Castronovo – DrumsRick Wakeman – Mellotron この完璧なメンバーだから、これまでとは違うオジーの音楽を作り上げる事ができたと思ってる。このアルバムがあったから「Ordinary Man」や「Patient Number 9」のような素晴らしいアルバムを完成する事ができたとも思ってる。自分はオジーにはメタルに縛られてほしくなかった。ライブはメタルショーをやり続けても良いと思ってたけど、アルバムは自分の好きなものを取り入れた音楽を作ってほしいと90年代頃から凄く思うようになっていた。いろんなジャンルのミュージシャンを起用してレコーディングしてほしいと思ってた。オジーに関してはいつも同じバンドメンバーでレコーディングはしてほしくない気持ちが強かった。Andrew Wattとの奇跡の出会いがあったのも、本当にうれしい。晩年に最高のアルバムを2枚連続で出せる事なんて奇跡だし、次もAndrew Wattがプロデュースしてくれるようなので凄く期待が膨らむ。「オズモシス Ozzmosis」は結果的には300万枚を超える大ヒット。当然、賛否分かれるアルバムになったのも理解できる。自分は初めて聴いた瞬間から完全に賛同派で、その時点ではそれまでの全ソロアルバムの中で1番好きなアルバムになっていた。オジーオズボーンにしか作り出せないオリジナリティの強い物が完成していく過程を感じてた。「See You On The Other side」の7分のロングバージョンには痺れた。ゴスペルのような分厚いコーラスとSAXソロが入りまくって、何度も何度も聴いてた。オジーのバンドにいつかSAXが入ってほしいって思ってたけどライブでは実現しなかった。クレランス・クレモンズのようにボーカルのオジーに絡んでSAXソロを吹いてるのとか想像するだけでカッコいい!ブラスセクションを従えてのライブも観てみたかった。「See You On The Other side」のロングバージョンは自分の中で今でもオジーの楽曲の中で超Aランクの1曲です。お蔵入りになってしまった「Dream For Tomorrow」もめちゃくちゃ好きな曲だった。ボツになった楽曲やデモ段階の曲を集めたブートが出てて、「Ozzmosis」と同じほどにそのブートもかなり聴き込んだ。「Dream For Tomorrow」は絶えずフラットマンドリンのような音が鳴り続け、少しブルーグラスの匂いもする凄く好きな曲。QUEENの「THE GAME」にでも入っていそうな「Frustrated Yes I'm Hated」も結局、オフィシャルで出る事はなかった。ボツになった曲の数々も凄くクオリティ高いのは一旦引退騒動で少し休んでる間にオジーの頭の中にいろんなアイディアが溢れ出てきたんだと思う。「My New Rock And Roll」も陽の目を浴びないままだけど、ドストレートなロックンロールも凄くいい。ジョーン・ジェットとZEPを合わせたような印象のロックンロール。「Walk On Water」は陽の目を見る事ができた曲。できればアルバムに入れてほしかった曲。「The Ozzman Cometh」の中に入れてくれたのでうれしい。「Back On Earth」も名曲です。この曲も「The Ozzman Cometh」に入れてもらえた曲。90年代半ばから特に良い曲が増えてアルバムに入りきれないほどレコーディングするのが毎度のことになっていった。創作意欲が凄くあった時期なのかも。創作意欲に関しては2010年以降は凄いの一言です!次のアルバムが完成するのを楽しみに待ってる。オジーが残したいと思う曲を好きなように作ってほしい。あまり「Ozzmosis」の事は書かなかったけど、何度も書いてるので…。今、オジーに思う事を好き勝手に書いた感じ。
2024年10月26日
Art Garfunkelの1974年発売のシングル。1stソロアルバム「Angel Clare」からの3枚目のシングルカット曲。A面「Traveling Boy」(邦題「青春の旅路」)ソロアルバム「Angel Clare」の1曲目に収録されている曲。このシングルバージョンはオリジナルより1分20秒ほどカットされてるシングルバージョン。アルバム1曲目なので冒頭にイントロダクション的な部分が35秒ほどあり、そこは歌入り直前までカットされています。アウトロもかなり短縮されての3分38秒。特に物足りなさは感じないシングルバージョンです。本人がシングルバージョン用に再編集しているのでそれも当然ですが。この曲の歌メロの美しさは強烈です。美しい声でこんな綺麗なメロディーを歌われると誰でも惹かれてしまうと思う。アルバムで全曲通して聴く方が絶対的におすすめですが、このシングルバージョンだけ聴くのも感動はできると思う。前にも書いた「All I Know」(邦題「友に捧げる讃歌」)と並ぶ感動的なバラードです。B面「Another Lullaby」(邦題「もうひとつの子守歌」)アルバムのB面ラストでアルバム「Angel Clare」を締めくくるバラードです。この曲は歌詞を噛み締めながら聴くと心が震えます。1番が「父親から息子へ」、2番が「兄から妹へ」、3番が「息子から母親へ」のそれぞれの子守歌です。ドラマチックで素晴らしい構成と美しいアレンジ、心地よいボーカル、昔から大好きな曲です。この曲の一つ前の曲「Barbara Allen」もクラシカルな子守歌のような楽曲で、アルバム通してこの2曲続けて聴くと心が安らいで来て良い眠りに入って行けそうな感じになる。「Barbara Allen」の内容は哀しい歌なのですが。Simon & Garfunkeの楽曲のような「Mary Was An Only Child」も凄く好きな曲です。
2024年10月25日
三宮の映画館で「悪魔とよふかし (Late Night with the Devil)」を観てきた。この映画の存在を知ってからずっと観に行きたいと思ってた映画。やっと昨夜、観る事ができた。2023年製作のホラー/オカルト映画です。オーストラリア、アメリカ、アラブ首長国連邦の共同製作作品。70年代ホラー/オカルト映画の名作たちのオマージュを散りばめ、コメディ要素も盛り込んで新しい視点でも楽しめる映画でした。1977年のハロウィンの日に深夜の生トークバラエティ番組の企画でオカルトをテーマに「超能力者」や「霊媒師」「心理学者」などえおゲストに超常現象を検証するといった番組。最後に悪魔に取り憑かれている13歳の少女が登場します。番組は「テレビに悪魔が初出演」と盛り上がっていくのですが・・・。当時のアメリカのテレビ業界の裏側を見せながらコメディーを混じえながら恐怖のどん底に落ちていく。フェイ・ダナウェイ、ウィリアム・ホールデン主演の「ネットワーク」を彷彿させた。多くの映画のオマージュが散りばめられ、「エクソシスト2」「スクワーム」「デアボリカ」など自分の大好きな映画をインスパイアしてるようで最後まで引き込まれ楽しめた。エンドロールで流れる曲は「デアボリカ」の主題歌「Bargain With The Devil」のようでカッコよかった!「デアボリカ」のサントラ盤をこの前、ちょうど聴いてた所だった。「デアボリカ」の中で流れる音楽はどれも渋くて凄く好きなサントラ盤です。全編ソウルな楽曲です。デアボリカは1974年公開の映画(日本公開は1975年)この映画は70年代ホラー/オカルト好きも満足できるように思う。映像のエフェクト処理なども素晴らしく、ワクワクが止まらない95分でした。Blu-rayが発売されたらすぐに購入してもう一度じっくりと楽しみたいと思っています。久しぶりのホラー/オカルト映画のおすすめ。
2024年10月24日
1974年7月5日発売のアリス2作目のライブアルバム「セカンド・ライヴ」の2024年リマスター。このアルバムは唯一のカバー曲満載のライブ盤です。1974年3月31日神田共立講堂でレコーディングされました。この時のライブだけがカバー曲だらけだったのではなく、1976年前半頃まではこの「セカンド・ライブ」ぐらいの曲数のカバー曲が多いライブは普通にありました。「リサイタル」と呼んでてバックバンドがしっかり付いてるコンサートの時は1部、2部に分かれている事が多く、1部でカバー曲を多めに歌う構成だったように思う。(1974年12月のリサイタルの写真だったと思う)中でも一番派手にカバー曲をセットリストに入れたのは1975年12月の東京と大阪でのリサイタルではないかと思う。1975年12月23日神田共立講堂でのリサイタルでは「Can't Buy Me Love」「アリラン」「Act Naturally」「誰もいない海」「キサス・キサス・キサス」「ほほにかかる涙」「トロイカ」「東京音頭」「ホワイトクリスマス」「赤鼻のトナカイ」「きよしこの夜」と11曲ものカバー曲をバックバンドを従えての熱演でした。「Can't Buy Me Love」の二人のボーカルとリードボーカルを取るべーやんの歌唱は最高です!「アリラン」はきんちゃんのソロで大受けでした。ビートルズもカバーした「Act Naturally」はジョニーラッセルの曲でべーやんの歌の上手いのがよくわかるカントリーナンバー。「誰もいない海」はちんぺいさんが越路吹雪さんのモノマネをかなり誇張して爆笑でした。「キサス・キサス・キサス」はそれらしくスペイン語に聴こえるようになんちゃってスペイン語で歌うちんぺいさん。これがめちゃくちゃカッコイイのでびっくりです。ボビーソロの「ほほにかかる涙」は真面目にカンツォーネを歌い上げるちんぺいさん最高です。「トロイカ」はコサックダンスありできんちゃんのソロで歌った。20数名の踊りが登場して3人も浴衣で歌った「東京音頭」こんな感じで「セカンド・ライブ」が特別なわけではなかった。12月30日大阪フェスティバルホール公演では神田共立の1週間後なのにカバー曲が大幅に違った。「傷だらけのローラ」「花とみつばち」「私鉄沿線」「Can't Buy Me Love」「誰もいない海」「危険な二人」他…。新御三家のコーナーがあってちんぺいさんが順に3人に扮してモノマネして歌った。他にも演歌も数曲歌ったと思うけど、はっきり覚えていない。いつだったかのリサイタルであいざき進也さんの曲も歌ったと記憶してる。セットリストも東京と大阪ではかなり違っていました。1975年末で大阪フェスで昼、夜2回公演を軽く満席にしていました。かなり広い大阪フェスの舞台に歌謡ショーのような電飾が縁取られたエプロンステージを作りバンドのビッグバンドが入っていてかなり豪華なショーになってました。この時、ラスト間近かで歌った「やさしさに包まれて」の感動が忘れられない。ソロアルバム「海猫」からと「言葉にならない贈り物」から数曲ずつ歌ってくれた。1976年クリスマスリサイタルは自分が観た回はべーやんがいなくて2人のアリスだったので、予定通りの構成では出来ずに普段3人で回ってるコンサートの曲を入れて、クリスマスソングコーナーとソロアルバムのコーナー。べーやんが途中で病院から戻ってきてギター1本で「ロンリー・ロンサム・ナイト」を歌ってくれた。この日、初めてちんぺいさんリードボーカルの「遠くで汽笛を聞きながら」と「あの日のままで」を聴いた。1977年のクリスマスは「トワイライト・タイム」とタイトルがつけられて、1部ではロック系のバックバンド、2部では生ストリングスのバックがついて違った雰囲気を楽しませてくれた。生ストリングスが豪華に入った「街路樹は知っていた」が最高でした。そして生ストリングスをゴージャスに使った「この空の下」も強烈に最高だった!この時はべーやん作曲で庄野真代さんに作った「ラストチャンス」と中村行延さんにべーやんが書いた「ハード・ブレイク」の2曲をアリスとしてアレンジしなおして演奏しました。特に「ハート・ブレイク」のきんちゃんのドラムが最高でした!たしか、べーやんはエレキギター弾いてたような記憶があるんだけど。クリスマスソングコーナーは大学のグリークラブの分厚いコーラスで「雪の降る街を」「もろびとこぞりて」「ジングルベル」「ホワイトクリスマス」「サンタが街にやってきた」の5曲を歌った。(1977年トワイライトタイムツアーの記事。クリスマスソングの最後の決めポーズ)「アリス・セカンド・ライブ」1曲目「イントロダクション 春がいっぱい~マサチューセッツ」2曲目「LOVE」3曲目「メドレー 春が来た~春の小川~花~恋は水色」4曲目「冬が終って」5曲目「アンチェインド・メロディー」6曲目「明日に架ける橋」7曲目「バイ・バイ・ラヴ」8曲目「ルイジアンナ」9曲目「噂の女」10曲目「かもめ」11曲目「アリスのメッセージ」12曲目「青春時代」13曲目「青春の影」14曲目「おまえ」15曲目「さよなら昨日までの悲しい思い出」2018年リマスターと比べて2024年リマスターはボーカルを少し引っ込めて妙に浮いてた感じを抑えてる印象です。これも好みで音圧高いのが好きなら2018年かな。でも、イイ音になってると思う。(セカンド・ライヴのカセット版はA面最初に「二十歳の頃」と「青春ノート」が収録されています。 LPと値段同じでお得でした)このライブ盤の事も何度か書いてるので詳しくは書かないけど、改めて思うのは、20代半ばの3人が落ち着いた大人のステージを当たり前のようにパフォーマンスしてる事に驚きと感動です。このライブ盤はオリコン36位まで上昇するほど売れたのだから2枚組にするべきだったアルバム。入れるべきオリジナル曲が何曲もあったのに。誰か、ノーカットで収録しているはずのマスターテープから2枚組にMIXしなおしてくれるような人はいないのだろうか。ライブバージョンになっていない「星物語」「雨降りは大好き」「涙化粧」「地図にない街」など「ALICE III」からの楽曲のライブバージョンが残せるのに。1975年末のリサイタルもライブ盤にしてほしかったし、毎年全てのリサイタルをライブ盤化しても、クオリティはどれも高かったので何の問題もないはず。(1974年3月10日京都でのコンサートのポスター)(1974年最後は神戸国際会館。この4日前は大阪厚生年金会館でした)(1974年8月号の記事。読みにくいかな)(これも1974年の春頃の記事だったと思う)(どっちがオリジナル^^;)
2024年10月23日
アメリカのロックバンド「Paul Revere & The Raiders」の企画盤シングル。2019年公開の映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」の中でクエンティン・タランティーノ監督が「Paul Revere & The Raiders」の曲を3曲もチョイスして映画の中で流しました。この映画は大好きな映画でブログでも書いたように思う。映画の内容が1960年代後半〜70年代前半でその当時にヒットしてた曲が満載でした。この4曲入りコンパクト盤は30年ほど前に中古レコード店で購入。少し値段が高かったと思うけど盤質が新品同様だったので買って良かった。当時、まだCD化されてなかったと思う。A面1曲目「Good Thing」1966年発売の大ヒットシングル。全米ビルボード4位まで上昇。ただのアイドルバンドじゃない事がこの曲を聴けばわかるように思う。ボーカルが歌唱がカッコ良くてコーラスも演奏も1966年にしたら先進的な気がする。映画「Once Upon a Time in Hollywood」の使用された曲2曲目「The Great Airplane Strike」(邦題「エアープレイン・ストライキ」1966年発売のヒットシングル。「Good Thing」の一つ前のシングルです。この曲も好きな曲で60年代らしいアレンジに演奏。最後はテープの回転を落としていくのも斬新。B面1曲目「Hungry」この曲も1966年の大ヒットシングルです。ベースが中心になってるようなリフと演奏もカッコイイ!3回ベースのパートをレコーディングしてそれをオーバーダビングするといった凝ったベースパートです。全米ビルボード6位まで上昇。映画「Once Upon a Time in Hollywood」に使用されました。2曲目「All About Her」(邦題「あの娘のすべて」)1966年発売の6thアルバム「The Spirit of '67 」の2曲目に収録されている曲。このコンパクト盤の4曲は全て「The Spirit of '67 」に収録されています。この曲も斬新です。シタールを使用したバラードです。1965年にジョージ・ハリスンがシタールを使用してブームになってきて、それに影響されてシタールを使用したのかも知れない。
2024年10月22日
菅原洋一さんの大ヒット曲「今日でお別れ」は1967年3月に発売されましたが、ヒットする事なく2年が過ぎて、1969年に編曲を変えて再レコーディング。そのバージョンが大ヒット!そして1970年の日本レコード大賞を受賞するほどの誰もが知ってる曲になりました。その年の紅白歌合戦でも歌われた。A面「今日でお別れ」作詞 なかにし礼さん 作曲 宇井あきらさん 編曲 森岡賢一郎さん1967年オリジナルの早川博二さん編曲バージョンを聴いた事がない。どんなアレンジだったのだろうか。それにしても、この曲をかなり久しぶりに聴きましたが、歌唱もアレンジも歌詞もメロディーも全てがドラマチックで何十年も前の曲なのに一気に引き込まれる。前にも何度か菅原洋一さんの事は書いてるけど、どの曲を聴いても美しい声質で安定した歌声に心が休まる。2007年発売の山崎ハコさん作詞、国吉良一さん作曲の「ありがとう、ごめんね」が、再び菅原洋一さんの歌を聴くきっかけになった。一番よく聴くアルバムは「菅原洋一、アルゼンチン・タンゴを歌う」です。オリジナル曲ももちろん聴きますが、菅原洋一さんの歌うアルゼンチン・タンゴは絶品です!もちろん原語で歌っています!「エル・チョクロ」や「カミニート」なんて特に日本人が歌っていると伝えないとアルゼンチン・タンゴの専属の歌手が歌っていると思うはず。演奏も現地のミュージシャンでレコーディングされています。アルバム1曲目「ラ・クンバルシータ」も当然、最高です!いろんな人が歌ってるのを聴いたけど、菅原洋一さんのバージョンが一番好きです。B面「あなただけなの」作詞 小黒恵子さん 作曲 下村耕史さん 編曲 早川博二さん軽いラテンっぽいムード歌謡な感じもする歌謡曲です。こんなモロ歌謡曲な曲を歌っても素晴らしい歌唱を聴かせてくれます。1950年代〜70年代は本当に歌の基礎が出来てて、抜群に上手い歌手がひしめき合っています。その中でも頭一つ飛び出てる歌うまの一人だと思っています。
2024年10月21日
Gary Mooreの9枚目のアルバム「After Hours」からの先行シングル。アルバム「After Hours」の一つ前のアルバム「Still Got The Blues」からブルースを前面に押し出してそれまでのメタルギタリストイメージが変わってきました。前作はGary Moore最大のヒットアルバムになり、このアルバムも大ヒットアルバムになりました。1曲目「Cold Day In Hell」アルバムの1曲目に収録されているインパクト大な大好きなナンバー。ブラスセクションをイントロから大々的に入れて、いきなりイントロで格好良さMAXです。ボーカリストとしてのGary Mooreも凄く好きで、この曲でもカッコ良い!ボーカルを聴かせてくれます。そして当然、Gソロは鳥肌ものです。2曲目「All Time Low」この曲はアルバムのボーナストラックとしてラストに収録されていた曲。アルバムは美しく繊細な「Nothing's The Same」で終わるのですが、この「All Time Low」はアルバムの流れを崩す事なくしっくり流れに入り込んでいます。「All Time Low」もゆったりとしたスローブルースです。3曲目「Stormy Monday」 Feat. Albert Kingアルバート・キングをフィーチャーしてHammersmith Odeonでライブ録音されたものです。この曲はT-Bone Walkerの名曲です。偶然少し前にT-Bone Walkerを聴いてた。自分が持ってるレコードには「Call It Stormy Monday But Tuesday Is Just As Bad」と長いタイトルがついています。歌い出しの歌詞そのままですが。イントロからSAXとピアノが印象的でした。このライブバージョンは10分22秒にも渡るどっぷりブルースの沼に埋れる事ができます。T-Bone Walkerを聴いた後だと少し洗練され過ぎてるように思えてしまう部分もあるけど最高です!4曲目「Woke Up This Morning」B.B Kingのカバー。ブラスセクションのアレンジも気持ちよく、経過でゴージャスな演奏。
2024年10月20日
秋田出身のフォークデュオ「とんぼちゃん」の4枚目のシングル。伊藤豊昇さんと市川善光さんの2人。前に一度だけ書いたように思うけど(初めてかも)、10代の頃によく聴いてた曲が数曲あります。その中でもこの曲が一番好きだった。当時はシングル買わずにアルバムでのこの曲を聴いてました。アルバムバージョンとシングルは聴いた印象がかなり変わります。凄く懐かしくて今日は何十年かぶりにシングル4枚とライブ盤を聴いてた。A面「遠い悲しみ」作詞 伊藤豊昇さん 作曲 市川善光さん 編曲 中村弘明さんシングルバージョンは深いリバーブはかかったアカペラから始まります。アルバムバージョンはアコギのイントロです。二人の声質が合わさったハーモニーが美しいだけじゃなく個性的で凄く好きです。1980年に中島みゆきさんが「エレーン」を発表した時に、少なからずこの曲の影響が少しあったのかも、と友達と話してたのを思い出す。最後の部分の「♪今でもこんなに気を愛しているのに〜」の重なっていく繰り返しの部分が特にそう感じた。同じレコード会社なのでそんな風に思えたのかも知れないけど。人気があったのですが、大ヒット曲さえ1曲あればフォークマニア以外の人にも聴いてもらえてもっと人気が出たと思う。二人の歌声も凄く良いし、良い曲が多いだけに勿体ないように感じる。B面「髪」作詞 竜真知子さん・川本明さん 作曲 市川善光さん 編曲 中村弘明さん とんぼちゃんの作詞は竜真知子さんと川本明さんの二人で書いてるものが多くて、不思議に思ってる。竜真知子さん一人でかなり多くのヒット曲の作詞をしているのですが、とんぼちゃんの歌詞を書く時は川本明さんと二人で書いています。この曲もかなり久しぶりに聴いたけど、アレンジも良くて素直に良い曲だと思える。とんぼちゃん、ちゃんちゃこ、ケメは音楽雑誌にもよく掲載されててフォークファンの中ではかなりの大人気でした。ケメ とちゃんちゃこは何度も書いてたけどとんぼちゃんは初めてだったかも。
2024年10月19日
ゴジラ生誕70周年記念上映「ゴジラ・シアター」がTOHOシネマズの何ヶ所かで開催されています。この前は「ゴジラVSビオランテ」を上映していました。自分は行けなかったのですが、今回の「地球最大の決戦」は絶対に大きなスクリーンで久しぶりに観たくて観てきました。ちなみに来月は「ゴジラ-1.0/C」がこの企画で上映されます!初代ゴジラの4Kデジタルリマスター版の上映もあるようです。平日の18時20分上映にも関わらず、思ってたよりかなり多くの観客が入っていました。まさに老若男女問わずに来場してた。最初のロードショー上映は1964年でもちろん観ているわけないのですが、「東宝チャンピオンまつり」で再編集して1971年に上映された時には映画館で観ました。神戸東宝で観て帰りに砂川レコードでこの映画のソノシートをねだって買ってもらったのも良い思い出です。家庭用ビデオなんてなんてない時代、家でこの映画のストーリーを何度も聴けるのがうれしかった。まったく違う声優が映画とはまた違うセリフを言ってて、今から思えば、何であんなので喜んでたのか…。ただゴジラ、ラドン、モスラ、キングギドラの声が聴けるのは、その頃としては貴重だった。ジャケットも中のページもほとんど写真じゃなくイラストでした。モノクロで何枚かだけ写真が掲載されてた。その時の東宝チャンピオンまつりは、この映画のほかに「帰ってきたウルトラマン」「いなかっぺ大将」「みなしごハッチ」「マッチ売りの少女」です。もう小学2年生だったのでゴジラ以外はどれも興味がなくてロビーに出てたような気がする。そしてもう一度「三大怪獣 地球最大の決戦」を観てから映画館を出た。いつも東宝チャンピオンまつりはゴジラ映画だけを2回観て帰るのが恒例になってた。ゴジラ復活委員会に入ってて1983年に「復活フェスティバル ゴジラ1983」の時もこの映画は映画館で観ました。あの時は10本の怪獣映画がチョイスされて上映された。「ゴジラ」「ラドン」「モスラ」「キングコング対ゴジラ」「海底軍艦」「モスラ対ゴジラ」「三大怪獣地球最大の決戦」「怪獣大戦争」「キングコングの逆襲」「ゴジラ対メカゴジラ」の10本でした。このチョイスにはかなり不満があったけど、大スクリーンで再び観られるだけで感謝でした。(来場者特典でキラキラシールがもらえた)Blu-rayでも何度も観てる作品だけど、映画館で観るのは臨場感や迫力がまったく違う。もう少し音をデカくしてほしかったのはあるけど。4Kデジタルリマスターの映像は大きいスクリーンで観ても凄く美しくて感動でした。この映画、絶対に笑ってしまうツボがあって子供「おねえちゃん!モスラは二人とも元気?」小美人「ありがと、でも・・ひとつ死んじゃったのよ」とザ・ピーナッツが言ってからの表情が。「ひとつ」って言いかたもおもしろいし、島の守り神なのに何か軽い…。何で1匹死んだ事にしたのだろ?操演が難しかったのだろうか。ただでさえラドンとキングギドラだけでピアノ線だらけだからかな。大満足で映画館を出てから、もう一人友人が参加して3人で焼き鳥屋さんへ。前に一度書いた、桂枝雀さんが生前に何度も通ってたお店。その頃とは店名も変わってしまってるけど、内装や中はそのまま。焼き鳥も冷酒も最高でした。
2024年10月18日
水前寺清子さんの60周年を記念する2枚組の新曲入りのベスト盤が発売されました!全曲2024年リマスターではないと思いますが、2012年リマスターとは明らかに音が良くなってる曲もある。2019年に企画盤として発売された「ありがとうの歌 ~水前寺清子TV主題歌コレクション~」の時もリマスターされていましたが、そのアルバムに収録されてる楽曲と今回の選曲で重なってる曲を比べてみたら2019年よりも音圧上がってるしバランスも良くなってる。水前寺清子さんの人生の応援歌は他のどんな歌手よりも多くの人を励まし救ったのかも知れない。強烈な歌唱力で歌い上げる応援歌は物凄い説得力があって、誰もが元気をもらえるように思う。応援歌では水前寺さんの右に出る歌手はいないかも知れない。今回の2枚組ベスト盤を買っておけば、リマスター時期はバラバラかも知れないけど、一番良い音で各曲が聴けるのは確実です。「ありがとうの歌」と「いつでも君は」は2019年の音と比べ物にならいほど音が良くなってる。選曲もまあ、満足です。そりゃ入れないといけない楽曲は他にも何曲もあるのですが、そうなると3枚組、4枚組になってしまう。個人的には「青空を見たかい」「鬼面児」「ああ 男なら 男なら」「だめでもともと」「みそこなっちゃいけないよ」「にんげんどっこの唄」が選ばれたのはうれしい。今回は「男のいのち 援歌の真髄」とタイトルがついてるので男唄を中心に選曲されている感じですが、「おんな富士」や「自慢じゃないが女だよ」なども収録されています。通常のベストなら「艶歌」「大勝負」「虚空太鼓」「空手道」「涙のマーチ」「命坂」「君は青空を見たか」「肥後の駒下駄」を外すのは絶対におかしい。「援歌の真髄」をコンセプトに選んだらこうなったのか…。「艶歌」が入っていないのだけはおかしい…。1969年に応援歌ばかりを集めたコンセプトアルバム「人生の応援団長」というアルバムが出ました。そこには「青空の唄」「あすなろの唄」「ここでやらずにどこでやる」「ほほえみ」が収録されてます。この4曲も「援歌の真髄」の1曲だと思う。まあ、今回選ばれた30曲もどれも名曲揃いなのです。楽曲が多すぎて選ぶ方も大変だとは思う。Disc 11曲目「涙を抱いた渡り鳥」2曲目「天国の近く」3曲目「ゆさぶりどっこの唄」4曲目「いっぽんどっこの唄」5曲目「どうどうどっこの唄」6曲目「みそこなっちゃいけないよ」7曲目「にんげんどっこの唄」8曲目「ああ 男なら 男なら」9曲目「鬼面児」10曲目「おんな富士」11曲目「自慢じゃないが女だよ」12曲目「おんなの街道」13曲目「日本人だね演歌だね」14曲目「運否天賦で行こうじゃないか」15曲目「男のいのち」2曲目「天国の近く」がCD化されるのは初めてじゃないかな。この曲はデビュー曲「涙を抱いた渡り鳥」のB面曲です。チータのファンならみんな知ってる曲だけど、ライトなファンは知らない人もいるのかも。どうしてこの曲が選ばれたのかは謎だけど、良い音で聴ける事はうれしい限り。「どっこの唄」シリーズ4曲全てが収録されてるのも少し珍しい。8曲目「ああ 男なら 男なら」が選曲されたのも珍しい。ヒット曲なのですが、忘れられがちの曲です。この曲もチータの歌声が気持ち良すぎる!CD-BOXには収録されていました。9曲目「鬼面児」が最新リマスターでCD化されたのはうれしい。この曲の事もかなり前にブログで書いています。今回のアルバムのほとんど曲のシングル盤をブログで書いています。「鬼面児」は、1982年「水前寺清子 リサイタル 演歌・人生・応援歌」のライブ音源も絶品です!!「鬼面児」〜「肥後の駒下駄」のメドレーになっています。「水前寺清子 リサイタル 演歌・人生・応援歌」もCD化してほしい。11曲目「自慢じゃないが女だよ」(1995年)は大好きな曲です。軽快なROCKナンバーでチータの歌も最高です。13曲目「日本人だね演歌だね」(2009年)も発売当時、よく聴いた曲。この曲もあまり知られてないと思うけど、ほんわかのんびり聴ける名曲。14曲目「運否天賦で行こうじゃないか」(2022年)は今の所、最新シングル曲。この曲も今のチータだから説得力のある人生の応援歌です。15曲目「男のいのち」は今回の60周年記念盤のためにレコーディングされた新曲です。2024年の現在でもチータが歌う、こんな曲がリリースされるのは凄く良い事だと思う。こう言う歌はどんな時代にも大切な曲です。チータが切り開いて行った道が、今の若い演歌歌手の手本となり道しるべとなっていく。日本の応援歌の基礎を作った一人だと言っても過言ではない。畠山みどりさんもその中の一人だと思う。Disc 21曲目「いつでも君は」2曲目「三百六十五歩のマーチ」3曲目「友達の唄」4曲目「真実一路のマーチ」5曲目「ありがとうの歌」6曲目「だめでもともと」7曲目「青空を見たかい」8曲目「大逆転のマーチ」9曲目「祭りになればいい」10曲目「かあさん」11曲目「テネシー・ワルツ」12曲目「ブンブンビート阿波踊り M.C.チータ」13曲目「涙をふいて」14曲目「春雷」15曲目「チータのcha cha cha」1曲目「いつでも君は」はいつ聴いても惹かれる楽曲です。メロディーの美しさ、優しく力強い歌声、アレンジの素晴らしさ、全てが完璧な楽曲。そして自分が持っているどのリマスターよりも今回のCDの音が最高です。4曲目「真実一路のマーチ」も小学生の頃から何百回聴いたのだろう…って思ってしまう。「三百六十五歩のマーチ」よりもこの曲を聴いた回数の方が確実に多いと思う。「いつでも君は」もそうですが、自分がどんな年代を生きてる時も必ず聴いてたと思う曲。でも水前寺さんの楽曲で一番多く回数を聴いたのはダントツで「艶歌」(1968年)です!「艶歌」が入ってないのは寂しい。水前寺さんの全曲の中で一番好きな曲は絶対的に「艶歌」です!5曲目「ありがとうの歌」(1970年)も小学生の頃にずっと観てたドラマの主題歌だったので思い入れは強い。この曲のイントロを急に鼻歌で歌ってたり、口笛吹いてる時がある。歌メロじゃなくなぜかいつもイントロを鼻歌で歌ってる^^;6曲目「だめでもともと」(1970年)が選ばれたのはびっくりです。この曲は軽快なラテンナンバーです!この曲、CD化された事あったっけ?軽快に歌うチータの歌唱も心地良く最高です!7曲目「青空を見たかい」(1971年)はシングル「あゝ恋唄」のB面です。この曲も初CD化なんじゃないかな。B面曲ってあまりCD化されないから・・・。A面の「あゝ恋唄」も凄い名曲なのにB面が選ばれたのはおもしろい。タイトルに「青空」がつく楽曲が多くあります。「三百六十五歩のマーチ」(1968年)B面は「青空の唄」です。「青空浪人の唄」(1971年)、「君は青空を見たか」(1975年)、「青空」(1990年)と多くあります。でも自分は「君は青空を見たか」(1975年)の方が好き過ぎて、この曲は最新リマスターで収録して欲しかった。8曲目「大逆転のマーチ」(1972年)がベスト盤に収録されるのは珍しいような気がする。9曲目「祭りになればいい」もB面曲です。A面は「昭和放浪記」(1972年)です。この曲も初CDかなのかも。12曲目「ブンブンビート阿波踊り M.C.チータ」も異色な選曲。チータのぶっ飛び系の楽曲は多くあります。「いまさら歌舞伎」「C.C.レモン チータ With Blind Lemon Brothers」「キッカケサンバ」など。一番知られてるのは「C.C.レモン」だと思う。「だめでもともと」とはまったく関係ない「だめでもともと音頭」もあります。14曲目「春雷」(2006年)はプログレのような激しく曲調が変わる曲。この曲の前半部分が水前寺さんの楽曲の中で一番ROCKしている。15曲目「チータのcha cha cha」はこの60周年記念アルバムのための新曲。意外とチータには珍しいムード歌謡です。ムード歌謡全盛期を超えてきたチータですが、ムード歌謡は歌ってこなかった。島倉千代子さんはムード歌謡を多くリリースしています。チータのイメージと大きく違った楽曲「ハーモニー」なんかも選曲されていると良かったのに。いつもの唱法ではない歌声を聴かせてくれた名曲です。
2024年10月17日
山崎ハコさんの最新アルバムが発売されました!1980年代にコンサートに行くようになってからどっぷりハマったまま今に至ります。90年代後半から2000年代前半に毎年、必ず神戸でライブをしてくれてたのもあってかなり多くハコさんのライブには行っています。オリジナルアルバムはかなり久しぶりです。聴き終えてこれまでのいつものハコさんがそこにいました。久しぶりのロックバンドサウンドの楽曲もあり、芝居や映画のタイアップ曲も多く収録。1曲目「50YEARS」 作詞・作曲 山崎ハコさん2曲目「ヌー」 (2023年 映画「ヌーのコインロッカーは使用禁止」主題歌)3曲目「ふようのうた」 (2019年椿組の芝居 主題歌)4曲目「花之井哀歌」 (2022年椿組の芝居 主題歌 作詞 わかぎゑふ)5曲目「まっくらやみ」 (2023年椿組の芝居 主題歌 作詞 嶽本あゆ美)6曲目「小鈴のうた」 (2024年椿組の芝居 挿入歌 作詞 秋之桜子)7曲目「追悲荒年歌」 (2024年椿組の芝居 挿入歌 作詞 尺迢空)8曲目「昨夜の男」 作詞 なかにし礼さん 作曲 川口真さん9曲目「新宿心中」 作詞 阿木耀子さん 作曲 宇崎竜童さん10曲目「元気かい」 作詞・作曲 山崎ハコさん11曲目「二人のふるさと」 作詞・作曲 山崎ハコさん1曲目「50YEARS」はリードギターをCharが弾いています。ROCKのHeavyなナンバーです。ロックサウンドでライブをやってた頃の懐かしいハコさんを思い出した。自分がハコさんの中で一番好きなアルバム「SA SU GA」の頃を楽しめるサウンドです。2曲目「ヌー」は映画主題歌。この映画はいつどこで上映してたのかわからなかった。どんな映画だったのだろうか。ハコさんの「気分を変えて」のライブバージョンが映画のハイライトで流れる、映画『TOKYO RED 鉛丹』は東京での上映を観に行った。蘭乃はなさん主演で衝撃的な映画だった。蘭乃さんの凄い芝居力とダンス!そしてハコさんの歌!映画『TOKYO RED 鉛丹』は関西で上映があればぜひまた観に行きたい映画です。10曲目「元気かい」は、ほとんどがハコさんの弾くギター1本での弾き語り。途中で少し入るピアノとラストの繰り返しからのハードなロックサウンドもカッコいい!歌詞は誰もが立ち直れないような悲しみに襲われた時に経験するような事を歌ってくれています。11曲目「二人のふるさと」は優しく温かいバラードです。このメロディーはこれまでのハコさんにあまりなかったような感じがして新鮮。ギターの音も美しく胸が震える楽曲です。9曲目「新宿心中」は原田芳雄さんのカバーです。ロッカバラードな演奏もカッコいい!8曲目「昨夜の男」は淡谷のり子さんのカバーです!この曲は凄く好きな曲で淡谷のり子さんの楽曲の中でもベスト5に入る。淡谷のり子さんの事も何度か書いてるけど、この曲の事はまだ書いてなかったような気がする。この曲をハコさんが歌うと、また全然違った景色が浮かんでくる。今回、一番驚いたのが淡谷のり子さんのカバーをしてた事でした。芝居の主題歌や挿入歌は作品を観てないので分からない部分も多いけど、懐かしい感じで聴いてた。特に「ふようのうた」は80年代前半のハコさんのようです。関西でまたライブをしてほしい。いつも知らない間にライブが終わってたりするので情報が知りたいけど、ファンクラブ的なものがないのでなかなかライブの情報は知り得ない。
2024年10月16日
アリスの大阪城ホール公演に行ってきました。アリーナにも最大限に座席作ってギチギチに観客で埋まり、スタンド席もてっぺんまでぎっしり超満員。ちんぺいさんがいなくても、ここまでみんなアリスに会いたいんだと思うと胸が熱くなった。映像との融合で普通にちんぺいさんがステージ上にいるって錯覚しそうに何度もなった。セットリストは武道館公演に「帰り道」を加えた全22曲。(秋晴れの大阪城ホール。秋とはまだ思えないほど暑かったけど…)<セットリスト>イントロダクション「夏の終わりに」1曲目「冬の稲妻」2曲目「今はもうだれも」3曲目「BURAI」4曲目「LIBRA -右の心と左の心- 」5曲目「あの日のままで」6曲目「やさしさに包まれて」7曲目「走っておいで恋人よ」8曲目「あなたのために」9曲目「帰り道」(1コーラス)10曲目「ユズリハ」11曲目「あなたがいるだけで」(きんちゃん)12曲目「それぞれの秋」13曲目「秋止符」14曲目「夢去りし街角」15曲目「涙の誓い」16曲目「ジョニーの子守唄」17曲目「エスピオナージ」18曲目「狂った果実」19曲目「帰らざる日々」20曲目「遠くで汽笛を聞きながら」21曲目「チャンピオン」22曲目「GOING HOME」3曲目「BURAI」の前のMCからちんぺいさんの映像が映し出されてからみんな涙をこらえられない状態が続いてしまってた。ちんぺいさんがいなくなった現実を突きつけられた感覚も少なからずあって武道館の時もそうだったけど、涙は抑えられなかった。10曲目「ユズリハ」と11曲目「あなたがいるだけで」で少し落ち着いて来た心が再び感情を揺さぶられ、いろんなコンサートツアーでの場面や歌声が次々と頭の中に浮かんで寂しい気持ちと悔しい気持ちでいっぱいになった。きんちゃんはこの時のために新たに付け加えた歌詞とメロディーに思いを託して力強く歌い上げた。後半のシングル曲を立て続けに歌う頃には、客席の雰囲気もちんぺいさんがいる時と同じようにアリスのコンサートを楽しんでいるように感じられた。ちんぺいさんの歌詞に命や、生きる事や、逝く事の意味や思いを書いたものが数多くあります。その中でも自分はこの歌詞、メロディーに何度も助けられた。 歌に背中押され歩き続ける人がいて 歌も聞けないほど孤独と向き合う人もいる 人生は時に残酷で 憎しみさえも振りまいて 人生は突然の別れさえも 君に与えるけれど いいかそれこそが君の歌 人生は魂のゆりかご 悲しみあればこそささやかな 喜びにさえも涙流れる 「魂のゆりかご」2002年「半空」収録 「青空」とこの「魂のゆりかご」の2曲は自分にとっての精神安定剤のようなもので小学生の頃から「青空」には心を何度も助けられ、大人になってからは「魂のゆりかご」が年々増えてきた多くの最後の別れの激しい悲しみを少しだけでも和らげてくれた。同じアルバムに入っている「流星」も生死について心を諭してくれる。そして「魂のゆりかご」が心が落ち着かせ強くさせる。今日、大阪城ホールでちんぺいさんに「ありがとう」をちゃんと言えた気がする。終演後はいつもの友人たち5人で居酒屋に。最終電車の少し前まで飲んでて帰ってきたらとっくに日付変わってた。家についてすぐに今日の大阪城ホール公演を生中継してたWOWOWの録画を観た。そう言えば、アリスはよく生中継が多くて家に帰って今日、観たばかりのコンサートをまた1から観るって事がよくあったなあ・・と思いながら観てた。べーやんはソロコンサート、きんちゃんはソライズと活動が別れていきますが、アリスとしてのコンサートも年に何度かだけでもしてくれたらうれしい。5〜6カ所でもいいと思う。べーやんのリードボーカルの曲でこれまでにアリスのステージで歌った事のない曲や、「冬の稲妻」がヒットした以降に歌わなくなった曲を集めて歌ってくれたりしたらうれしい。「移り行く時の流れに」「そこにいる貴方」「無題」「星物語」「涙化粧」「レンガ通り」「紫陽花」「人生の道」「太陽に背を向けて」「音の響き」「指」「ある日の午後」「最後のアンコール」「緑をかすめて」「自分白書(My Statement)」「葡萄の実」「夏の日に」「過ぎゆくものは...」「SILENT MAN -静かなる男-」「マリー・ダーリン」「4月の魚」「心の場所」「19の時」べーやんのソロの曲でアリスのコンサートでよく歌っていた曲も歌ってほしい。「飛び立てジェットプレーン」「君がいるから」「老人」「ページ99」「忘れかけていたラブ・ソング」「ロンリー ロンサム ナイト」「カリフォルニアにあこがれて」などなど・・・
2024年10月14日
Bruce Springsteenの1995年4月発売のシングル。凄く好きな曲で名曲なんだけど、あまり知られていないのが残念。この曲は1995年2月に発売した「Greatest Hits」のための新曲としてレコーディングされた曲でシングルカットされました。「Greatest Hits」自体は全世界で1200万枚以上の大ヒットアルバムになったのですが、そこに収録された新曲4曲は地味な扱いになってた印象です。Bruce Springsteenが初めて出したベスト盤で、絞りきれないほどの超名曲の中から選び出した14曲だったので新曲が霞んでしまったのかも知れない。1曲目「Secret Garden (With Strings)」2曲目「Blood Brothers」 [Alternate Version]3曲目「Streets Of Philadelphia」4曲目「Highway 29」このマキシシングルでは「Secret Garden 」はストリングス入りのバージョンが収録されています。オリジナルバージョンはもちろん最高なのですが、その上をいくのがこのストリングスが入っているバージョン。ブルースのバラード全楽曲の中でもメロディーの美しさやアレンジの美しさで自分の中ではベスト3に入るブルースのバラードです。ラブソングなのですが、物凄く人間のリアルを歌っている曲だと思っています。いくら心が通じ合って信じ合えてていても、必ず誰にも見せない秘密の部分があると歌っています。それが「Secret Garden」相手のことを全て知り尽くせる事など死ぬまで絶対にありえないのはわかってて、それをいつも忘れてるふりして生きてる。これは血縁の人間でもそうかも知れない。2曲目「Blood Brothers」 [Alternate Version]この曲も「Greatest Hits」のためにレコーディングされた新曲です。オリジナルはアコギ中心のフォーキーな曲なのですが、このAlternate Versionはまったくイメージの違うこのバージョン…初めて聴いた時、最高すぎてオリジナルが吹っ飛んだ。今でももちろんオリジナルバージョンも大好きですが、どちら選べと言われたら間違いなく自分はこの「Alternate Version」を選ぶ。3曲目「Streets Of Philadelphia」映画「フィラデルフィア」のために書かれた曲。この曲の事は前にも何度も書いてると思うけど、大ヒットした曲なんだけどライブではほとんど演奏された事がない曲。シングル大ヒット曲なのにこれまでにセットリストにこんなに入らない曲も珍しいように思う。4曲目「Highway 29」大好きなアルバム「The Ghost Of Tom Joad」からのカットです。アルバム3曲目に収録されています。
2024年10月13日
2001年7月20日発売の杉田二郎さんの15枚目のアルバム。このアルバムはセルフカバーと新曲とカバー曲で構成されているアルバムです。発売当時、あまり聴いてなかったのですが、最近「愛の子守唄」のセルフカバーが聴きたくなってこのアルバムを聴いてから、何度かリピートして聴いた。1曲目「島」2曲目「風のように」3曲目「兵士よ帰れ」4曲目「イムジン河」5曲目「人柄」6曲目「結婚記念日の日」7曲目「誇り」 with 細坪基佳さん8曲目「ひとりごと」9曲目「こんばんは Ba Ba Lu」10曲目「祈り・Prayer・最後の愛」with 山本潤子さん11曲目「愛の子守歌」11曲目の「愛の子守歌」は1972年発売の5枚目のソロシングルで、それを約30年後にセルフカバー。オリジナルの「愛の子守歌」はずっとCD化されていなかったのですが、アルバム「旅立つ彼」のリマスター盤が発売された時にボーナストラックとして収録されました。シングルだけど、アルバムには収録されてなかった曲でした。新しい2001年バージョンはオシャレなイントロになってかなり印象の変わる楽曲になりました。発売当時はたしかこのアレンジを拒絶してたような気がする。今は自分も許容範囲がかなり広くなっていい感じに心地よく聴けるようになった。オリジナルのあのアコギとオカリナと軽いリズムアレンジとブラスアレンジが気持ちよくて大好きだったから妙にオシャレになって何か違うって思ってたんだと思う。作詞は山川啓介さんです。5曲目「人柄」は1982年発売17枚目のシングル。この曲も大好きな曲だったのでセルフカバーも期待してた。この曲に関しては期待通りのイメージで穏やかで気持ち良い楽曲の良さが生かされてるアレンジ。作詞は「きたやまおさむ」さんです。10曲目「祈り・Prayer・最後の愛」は何度もライブ盤に収録されたりしている曲です。杉田二郎 Birthday Concert '99ライブ 「祈」ではラストに歌われています。リメイクでは山本潤子さんとのデュエットになっています。作詞は「きたやまおさむ」さんです。7曲目「誇り」は 細坪基佳さんとのデュエットです。コミカルで元気が出るような曲で、懐かしい感じが蘇るような楽曲です。二人のハーモニーもいい感じです。作詞は松山猛さんです。8曲目「ひとりごと」は、もろブルースな渋い曲です。この曲、久々に聴いたけど、二郎ちゃんのかっこいいブルースを楽しめます。作詞は上田千華さんです。杉田二郎さんは1978年頃から1985年頃までよくコンサートにも行った。「地球のどまんなか」のツアーがやはり一番頭に残ってる。あの時のライブ盤を聴く度に10代の終わり頃の自分に帰ることができる。二郎ちゃんのコンサートって観客もみんなリラックスしてて遊びに来てるって感じでほんわかしてた。いろんなタイプのコンサートに行ってたけど、あんなにみんなが自由に楽しんでるコンサートはナターシャー・セブンと二郎ちゃんぐらいだったかも。ピンッと糸が張り詰めたような音も立てられないような緊張感のあるライブも好きだったし、みんな総立ちで暴れるようなライブも好きだった。海外のメタルのライブだったら、あの頃は汗だくで叫びすぎて声がガラガラになって終わったあとも腹筋がずっと痛いような感覚だった。二郎ちゃんとナターシャーセブンのコンサートは何も考えずに自由に楽しめるのが特別な部分でした。ともやさんも亡くなって、当たり前のように生で聴けてた歌声が、最近特に二度と聴けなくなってしまう現実が悲しい限りです。でも、音源は山のように残っているので、それを聴き続けてたら悲しさも紛れる。
2024年10月12日
1973年1月20日の発売されたアリス初めてのライブアルバム。このライブが収録されたのは1972年11月25日西宮市民会館。(アルバムの内容については前にも何度か書いてるので、その時代のアリス周辺の話を中心に)(1973年学園祭のパンフレットの中の写真ですが、この写真は1972年11月頃の撮影。 ちょうどこのライブ盤をレコーディングした頃の写真です)「ALICE I」がリリースされたのが1972年9月5日で、1stアルバム発売から約2ヶ月半でライブ収録。こんなパターンでライブ盤リリースしたバンドはいないんじゃないかと思う。シングル2枚とオリジナルアルバム1枚しかまだリリースしていないのにライブ盤の発売。この時すでにちんぺいさんは深夜ラジオのDJで関西では人気者で、その話術も23歳の若者とは思えないプロの話術でした。1972年9月30日でMBS「チャチャヤング」が終了して10月から「ヤング・タウン」へ。「チャチャヤング」名物の「ライブコンサート」と言うギター1本でちんぺいさんが歌いたい歌を歌うコーナーがありました。他のアーティストの曲やロッキャンの曲、アリスの新曲、アリスの未発表曲など。ちなみに最終回の「ライブコンサート」はロック・キャンディーズ「遠く離れて」をフルコーラスで歌いました。この曲はシングル「今はすべてを」のB面曲です。ライブヴァージョンではほとんど残っていないと思う。「明日への讃歌」もこの日、生でギター1本で歌った。歌う前に、ほとんど話していないと思う、「明日への讃歌」を作った時のエピソードを話しました。「えーこの「明日への讃歌」作った時のいろいろエピソードがあるんですけどね。 この歌作った時はね、僕はあの〜結婚を決意していた女の人がおりましてね え〜何て言うんですが…ほんとにね 結婚しようと思ってたのですけども、ひょっとしたことから なんかやっぱり別れる事になりまして、その時の彼女へのプレゼントのつもりで作った歌なんですけど それとこの曲と「走っておいで恋人よ」って曲はね…え〜なんかいろんな思い出が歌には一つ一つ ありましてね、歌っているといろんな事思い出しますね。だから歌っていいのかも知れませんね」最終回ではこんな事を話しました。この最終回ではちんぺいさんへのドッキリサプライズがありました。スタッフが有名女優へ電話をかけてちんぺいさんに受話器を渡し、珍しく緊張したちんぺいさんでした。(誰かは書かないでおこうかな。電話部分は少し早い時間に録音していました)1972年10月「ヤングタウン」が始まって、すぐにこのライブ盤のためのリサイタルでした。「アリス・ファースト・ライブ! 」2024年リマスターの音は、2018年リマスターとあまり変わらない印象です。1曲目「メドレー: 明日への讃歌~木枯らしの街」2曲目「あなたのために」3曲目「恋の悩みは不思議なもの」4曲目「ベーヤン (堀内孝雄) のコーナー~冬の日」5曲目「キンチャン (矢沢透) のコーナー~白い夏」6曲目「走っておいで恋人よ」7曲目「チンペイ (谷村新司) のコーナー」8曲目「小さな恋の物語」9曲目「好きじゃないってさ」10曲目「知らない街で」11曲目「明日への讃歌」「ALICE I」から収録されてるのは「明日への讃歌」「木枯らしの街」「好きじゃないってさ」の3曲のみです。デビューシングル「走っておいで恋人よ」と2ndシングルのB面「あなたのために」が収録されています。1973年6月にリリースされる2ndアルバム「ALICE II」に収録された、「白い夏」と「知らない街で」は新曲としてセットリストに入った。「恋の悩みは不思議なもの」「冬の日」「小さな恋の物語」の3曲はこのライブ盤でしか聴けない曲です。「恋の悩みは不思議なもの」はちんぺいさんが「シモンズ」のために書いた曲です。この頃、セットリストに必ず入ってたと思う、「ティンカベル」と「羊飼いの詩」「ブラウンおじさん」「移りゆく時の流れに」もこの時、きっと歌ってたと思う。ベースとKeyが入ってる「ティンカベル」と」「移りゆく時の流れに」は聴きたかった。マスターがまだ残ってるのならMIXしてノーカットの「アリス・ファースト・ライブ! 」を制作してほしい。「ティンカベル」と」「移りゆく時の流れに」はギター2本とコンガのラジオでの音源は持ってるけど、その編成でもかなりカッコいいから勿体無い。谷村新司ソロアルバムの追悼企画が発表されましたが、今回も特に驚くようなボーナストラックもないみたいです。1stから5th「喝采」まではリマスターされるだけでもうれしいけど。それでも10枚全て予約しました^^;(東芝EMIの冊子に初めて紹介された時の記事。きんちゃん加入前です)(右は心斎橋で左は六甲牧場)(これはきんちゃんが加入してすぐの雑誌取材時の写真。これどこで撮影したの?ってきんちゃんに聞い て、教えてもらったけど忘れた・・・。大阪だったと思うんだけど、アメリカ村の外れのあたりかな)(1972年夏の写真。「ALICE I」発売に合わせた雑誌取材)(1972年冬のちんぺいさん。この衣装の写真もいろいろあるけど、カラーは珍しいと思う)(1972年10月ごろの取材記事。この記事は多分、チャチャヤングの最終回を聴いた記者だろうと思う。 この水玉の服、カラーでの写真も持ってるけどかなり斬新な配色です。)(これもまた違う雑誌の1972年10月のもの)(自分のお風呂を紹介してる記事。今では考えられない^^; これも1972年10月)
2024年10月11日
誰もが知っているこの曲ですが、誰が歌ってるのか知らない人は意外と多い。「DAWN」という3人組のグループです。正しくは「Dawn featuring Tony Orlando」でボーカルのトニー・オーランドと二人の女性コーラス「ドーン(Dawn)」で構成されてるグループです。このレコードジャケットにもかなり小さく「featuring Tony Orlando」と書かれています。ここまで小さくしなくてもと思ってしまうレベルの小ささ。この曲1発屋と思われがちですが、他にも大ヒット曲は多くあります。A面「Tie a Yellow Ribbon Round the Ole Oak Tree 」(邦題「幸せの黄色いリボン」)全世界10カ国でベスト10入りして、そのうちの8カ国でベスト1を獲得した。この曲の元になっているのは、とある新聞のコラムニストが書いたある場面。そのコラムの内容に基づきこの楽曲を作り上げた。最初はそのコラムニストと揉めた場面もあったようですが、揉め事は収束した。その数年後、日本で「幸せの黄色いハンカチ」という映画が作られる。DAWNのこの曲の歌詞のまんまの物語にして完全なパクリだと言ってる人もいたけど、元となってるコラムニストに了解を得て制作する事になった。この歌詞を書いた人がこの物語を具体的に作ったように思うけど…。この曲の歌詞のはじまりは「♪俺は家に向かっている 刑期を終えて今、俺は真実を確認しなければならない 俺が出所するという手紙を受け取ったなら お前は何をすべきかわかるだろう」で始まります。まったくよく似たシチュエーションです。「そしてまだ俺を愛しているのなら、カシの木に黄色いリボンを結ぶんだ」と。歌のストーリーはあの映画のまんまで終わります。映画はカシの木じゃなかったけど。このシングルは10代になる頃によく聴いた。アレンジが凄く好きだったしメロディーも歌詞も何度聴いても感動してた。中学生の頃に日本でこの曲のストーリーと同じ映画が公開された時に三宮の国際日活劇場で鑑賞したのを覚えてる。特に感動したわけではなかったけど、この曲の良さが改めて感じられた。この曲の歌詞を読みながらこのアレンジで聴いて情景を浮かべながら曲の世界に入るのが好きだった。中学生の時にロードショーでこの映画一度観てから、あれから一度も観てないけど懐かしいから機会あれば観てみようと思う。あまり好きじゃない映画だった印象しか残ってないけど感想が変わるかも。(映画のチラシ集めにも小学生〜高校生の頃、かなり凝ってた。この映画のちらしももちろん持ってる)(ちらしの写真がいきなりラストシーンなんだ…。)B面「You're A Lady」日本盤のB面はアメリカでこのシングル盤の前にリリースされたシングルの「You're A Lady」です。オリジナルのB面は「I Can't Believe How Much I Love You」です。「You're A Lady」とはまったく違った曲です。ミディアムテンポで軽快なイメージのアレンジで心地良い曲です。3rdアルバム「Tuneweaving 」のB面5曲目に収録されている曲。「You're A Lady」は同じアルバムのB面2曲目に収録されています。ちなみに「幸せの黄色いリボン」はB面1曲目に収録。重い感じのホーンのイントロから始まり、悲しげなピアノ1本で歌い始める曲。曲中もホーンを多めに入れたバラードナンバーです。ヒット曲は他にもあるって書いたけど、「Knock Three Times」は「幸せの黄色いリボン」と同等の大ヒットです。邦題は「ノックは3回」です。この曲も知ってる人はかなり多いと思う。(神戸国際会館の地下にあった映画館。神戸国際系の映画館が2つ並んでた)
2024年10月10日
2005年10月発売の11枚目のアルバム「Playing The Angel」からの第二弾シングル。アルバム発売の2ヶ月後この曲がシングルカットされました。Depeche Modeはイギリスのロックバンドです。11th「Playing The Angel」は発売当時はそんなにハマらなかったのですが、数年後に急に聴く回数が増えて今ではかなり好きなアルバムです。このアルバムの前作「Exciter」のこれまでと違うような世界観が凄く気に入ってたので「Playing The Angel」に最初はハマらなかったのかも知れない。Depeche Modeって数年ごとに好きなアルバムがどんどん変わるバンドで「あの時はこのアルバムが好きじゃなかった」とか「このアルバムがずっと一番好きだろう」とか思っててもコロッと変わってしまう。多分、自分がおかれてる状況の変化などで好きなアルバムが変わっていくのかも。メンバー構成Andy FletcherDave GahanMartin Gore1曲目「A Pain That I'm Used To」11thアルバムの1曲目でもあるこの曲。初めてアルバムを聴いた時、かなり大きめのボリュームにセットして聴き始めたのでビビったと言うか恐怖を感じたと言っても過言じゃないインパクトあるイントロに一気に引き込まれた曲。初めて聴く人は気をつけた方がいいかも。特にヘッドフォンを爆音にセットしてたら怖いと思う。アルバムバージョンと同じです。めちゃくちゃカッコいい曲です!1stシングルカットの「Precious」もしぶしぶでめちゃ好きな曲ですが、「A Pain That I'm Used To」のインパクトが強烈過ぎて少し霞むほどです。アルバムの中ではHeavyでダークな「Nothing's Impossible」も凄く好きな曲。2曲目「Newborn」この曲はアルバム未収録の楽曲。シングルのカップリング曲にだけしてるには勿体なさすぎる名曲です。寒々しいような前半の澄んだ冷たい空気の世界から混沌とした空間に展開するような構成が鳥肌もので何度も聴きたくなってしまう。この曲、このシングル以外なら配信でも聴けるし、Deluxe Editionなどにも収録されています。Depeche Modeは海外では絶大な人気で全世界でこれまでに1億枚以上を売り上げています。日本では知名度はあまり高いようには思えない。ROCKマニアの中では絶対に外してはいけないバンドの一つだと思う。「Violator」なんていつ聴いてもカッコ良さが色褪せない。
2024年10月09日
佐良直美さんの12枚目のシングル。1970年5月25日発売。東宝映画「赤頭巾ちゃん気をつけて」の主題歌。A面「赤頭巾ちゃん気をつけて」作詞 岩谷時子さん 作曲 いずみ・たくさん 編曲 渋谷毅さんこの曲は佐良直美さんのシングルの中でもかなり好きな部類に入る曲です。とにかく渋谷毅さんの編曲が素晴らしく、カッコいい音を作っています。佐良直美さんの豊かな歌声はこの曲をただの歌謡曲にさせない力を持っています。渋谷毅さんといえばアリスの曲も作曲、編曲をしています。ALICE IIIに収録されてる「涙化粧」と「突然炎の如く」の2曲です。アルバムの中でも異色な2曲です。「涙化粧」は完全なROCKとしてアレンジしています。「突然炎の如く」は静かなクラシカルなAメロからロックへと展開する曲です。「青春時代」に続くシングルは「二十歳の頃」よりも「突然炎の如く」の方が売れたのじゃないかと思ってる。作詞は松本隆さんです。この「ALICE III」というアルバムだけプロの作詞家、作曲家の楽曲をアルバムの半分ほど歌っているアルバムです。佐良直美さんの最新曲(2010年発売)の「いのちの木陰」と「銀河の子守唄」の作曲・編曲も渋谷毅さんです。渋谷毅さんは今も健在です。そうそう!渋谷毅さんといえば天地真理さんの楽曲の作曲・編曲で名曲を残しています。セカンドアルバム「ちいさな恋/ひとりじゃないの」に収録されている「白いバラの道」と「おしえてよ愛の言葉」の2曲です。「白いバラの道」はあの頃のフォークそのもので、天地真理さんがフォークシンガーがルーツだった事を知ってたのだと思う。「おしえてよ愛の言葉」はシャンソンテイストのフォークって印象の楽曲でした。渋谷毅さんは大ヒット曲の名曲を数えきれないほど編曲されています。「赤頭巾ちゃん気をつけて」久しぶりに聴きました。やはり美しい歌詞に完璧なメロディーが乗って素晴らしいアレンジが施され、完璧な歌声でレコーディングされた名曲だと改めて感じました。アイドルバンドの「レイジー」が「赤頭巾ちゃん御用心」って曲を歌ってた事も思い出した。レコード持ってたような気がする。探してみよう。B面「花一本」作詞 岩谷時子さん 作曲 いづみ・たくさん 編曲 渋谷毅さんこの曲は東宝映画「恋の大冒険」の挿入歌です。1974年発売の美空ひばりさんの「一本の鉛筆」のテーマと似てる印象の楽曲です。「一本の鉛筆」も大好きな曲ですが、この「花一本」はさらに心に響く名曲です。佐良直美さんの声質や歌い回しで楽曲が何倍も豊かな楽曲になる。この曲もシンプルな曲ですが、何度もリピートして聴きたくなる。佐良直美さんにはまた少しづつでいいので歌を届ける仕事もしてほしい。YouTubeにあがってる数年前にピアノ1本で佐良直美さんが歌ってる「朝日のあたる家」をぜひ!聴いてほしい。70歳過ぎてる佐良直美さんのより説得力をもった歌声が聴けます!これまで何十人もの歌手が歌ってるのを聴いてる曲ですが、ここまで心に響いたのはないと思う。
2024年10月07日
アメリカのメタルバンド「Extreme」の3rdアルバム「III Sides To Every Story」からの2曲目のシングルカット。3rd「III Sides To Every Story」は発売当時もあまり聴かなかったアルバムだけど、きかっけは忘れたけど5年ほど前からよく聴くようになったアルバム。賛否両論だった4th「Waiting For The Punchline」は初めて聴いた時からお気に入りだった。今でも4thの方が好きだけど、3rdも好きな曲だらけです。1曲目「Tragic Comic [Radio Edit]」アルバムバージョンとの違いはそんなにないけど、イントロが2小節短い事にはすぐ気づく。この曲はアルバムの中でもかなり好きな曲。QUEENの「世界に捧ぐ」にでも入ってそうなアコギが前に出てる軽いロックな曲です。久々に聴いた。エクストリームはやっぱりイイ!2曲目「Hole Hearted (Horn Mix)」超大ヒットアルバム「Pornograffitti」のラストに収録されてた曲の新たなミックス。正直、アルバムのオリジナルの方が何倍も良いと思うけど、これはこれで楽しめる。ホーンセクションが出しゃばり過ぎてないけど、もう違う曲のように聴いてる。3曲目「Rise N' Shine (Acoustic)」アルバムバージョンからドラムを抜いた事でかなり印象が変わった曲。この曲はストリングスアレンジが素晴らしくて、より際立って感じられる。4曲目「Tragic Comic (Album Version)」
2024年10月06日
この映画、Blu-rayで何度も観てるけど近所の映画館で上映されてたので観に行ってきた。もちろん2001年公開時にも何度も映画館で観た作品。(ロビーカードやポスターを展示するショーケースの中に白目ゴジラのソフビ。 ちなみに昼の上映はアラン・ドロンの「冒険者たち」と「若者のすべて」の2本立て)ちょっと「パルシネマ しんこうえん」の事を書こうかと思う。かなり久しぶりに行ったのですが、前を通るたびに「この二本観たいな」とか思いながらポスターを見てた事も多い。最後にパルシネマで映画を観たのは15年ほど前に「變臉 この櫂に手をそえて」を観て以来かも。それより前は、よく自分の好きなフランス映画やロシアの映画がかかれば観に行ってた。(神戸タワーも取り壊されてその横に残ってる「公園劇場」)(撤去の工事が始まった時の神戸タワー)(神戸タワーの撤去が始まった1968年頃は高いビルがほとんどなく、元町のポートタワーまで 遮るものが何もなくくっきり見えている) 自分がまだ幼稚園に行くか行かないかの頃に湊川公園の中に「神戸タワー」という展望台の塔が立ってて、その横に「公園劇場」という映画館がありました。その時も2本立てだったか3本立てで上映する2番館でした。公園劇場には入った事はなかったのですが、少し特殊な感じの建物だったので子供ながらに印象に強く残ってました。神戸タワーが老朽化して取り壊す事になり(その時が5歳だったと思う)取り壊す作業を観に行った記憶がある。自分の家から神戸タワーまで歩いて5分ほどだったので子供でもいつでも湊川公園で遊んでた。神戸電鉄の湊川駅が地下駅になり、湊川トンネルが改装され、湊川公園も新たに整備され、ガラッと趣が変わる湊川周辺になりました。その時にミナエンタウンなどの商業施設が出来て「パルシネマしんこうえん」もその頃に開館したように思う。湊川公園の奥にミナエンタウンのビルが建って、その1階にゲームセンターがあった。ここのゲームセンターに「人間ポンプ」でテレビに出てたおじいさんがいて、子供たちに電球を飲み込んでお腹の中で電気つける芸や金魚を飲み込んで全部吐き出して元に戻す芸とか無料で見せてくれてた。それから月に一度か二度、毒ベビを自分の手に噛ませるおじさんも湊川公園に登場した。「マムシ」と「ハブ」を噛ませるんだけど、そこに何やら薬を塗りつけてすぐ治るとか何とか言ってその薬を売ってたんだと思う。自分は毒ヘビが見たくて、そのおじさんが来てる!って噂が流れると走って毒ヘビを観に行ってた。あの時代だから許されてた事。今なら大問題。もしハブやマムシが逃げ出したて人だかりになってる観客の誰を噛んだりしたら・・・。自分はいつも一番前にしゃがんで毒ヘビを観てた^^;あれはいったい何だったんだろ?ガマの油とかそういう系んだろうか。 (市電が走ってるこの道路沿いの商店で今でも残ってるのは田村金魚池ぐらいじゃないかな。 観賞魚を売ってるお店です。昔は池を持っていたらしい)「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」の事、何もまだ書いてなかった。ゴジラシリーズの中でもかなり好きな方です。全35作中、12番目かな。「シン・ゴジラ」よりは少し上かな。やっぱり一番は「ゴジラ-1.0」か「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」のどちらか。35mmフィルムでの上映だと知って絶対に行こう!と思った。現在、朝一番の上映は「ガメラ3」でレイトショーがこのゴジラ作品です。金子修介監督しばりで組んだようです。「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」は比較的よく観る方のゴジラ映画だけど、ここ最近、長く観てなかったので凄く楽しめた。家でBlu-rayで観るよりも映像は暗かったけど、あまりにも鮮明に見えるBlu-rayに慣れてたから逆に新鮮だった。夜中に森の中を移動してるゴジラのシーンはこれぐらい暗い方が怖いなと思えたし、池田湖の場面も暗いのが新鮮だった。TOHOシネマズでやってる「ゴジラVSビオランテ」、観に行けなかったから「三代怪獣地球最大の決戦」は絶対に行かないと・・・。来月は「ゴジラ-1.0/C」も再び映画館のスクリーンで観られるし、初代ゴジラも上映される。「マイナスカラー」じゃない「ゴジラ-1.0」と「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」をIMAXで再上映してほしい。でかいスクリーンで「ゴジラ対ヘドラ」「ゴジラ2000」「ゴジラvsデストロイア」「モスラ対ゴジラ」「ゴジラ×メガギラス G消滅作戦」もリバイバル上映してほしい。(映画館名が印刷されているチラシを作ってるのもすごい)Blu-rayの特典映像はかなりお得。
2024年10月05日
1968年12月10日発売の佐良直美さん6枚目のシングル。佐良直美さんのYouTubeチャンネル「佐良直美のいいじゃないの幸せならば」の中で「私はヒット曲が少ないから」と発言していますが、この曲も知ってる人は多いと思う。大ヒット曲の2曲以外にも「私の好きなもの」「すてきなファーニー」「ひとり旅」「愛の消しゴム」「二十一世紀音頭」など大ヒットじゃなくてもヒット曲は多く知られてる曲は多いと思う。YouTubeチャンネル、終わってしまったけど再開するのを望んでる。佐良さんの人柄やためになる話が多く聞けた。そして犬がいっぱい登場する!自分も犬がたまらなく好きなので野犬などの不幸な犬を幸せにしてあげる活動を観てるだけで泣ける。A面「愛の結晶」作詞 山上路夫さん 作曲・編曲 いずみ・たくさんベスト盤などにも選曲されてる事も多い曲です。優しく美しいメロディーに柔らかい歌詞が乗って佐良直美さんの豊かな声量で歌えば完璧です。佐良直美さんは歌手としての活動を再開する事はないと思うけど、この前のチャリティコンサートのように年に何度かだけ数曲ずつでいいので生の歌声が聴けるチャンスを作って欲しい。B面「太陽の贈物」作詞 山口五十鈴さん 作曲・編曲 いずみ・たくさんフルートソロのイントロから始まる、かなりソフトなGSサウンドって印象です。フルートのオブリも美しいし、AメロBメロのドラムは全てリムショットで心地良い。そして間奏のフルートソロもカッコいい!この曲はずっと好きだった曲で、いつか生で聴きたい。B面だし100%無理だとは思うけど。60年代の音を今、こんなにカッコよく演奏できるミュージシャンはいるだろうか…佐良直美さんの「野犬保護活動」に何らかの形で協力できたらと思ってる。チャリティーコンサートのDVD を買った事もその収益が「野犬保護活動」に使われると知って犬のために何か出来た事がうれしい。
2024年10月04日
1981年10月5日発売のアリス6枚目のライブアルバム。アリスはライブ盤をリリースする数が他のバンドよりも確実に多く、結成から活動停止まで7枚のライブ盤を発売しています。そして「ファースト・ライブ」「セカンド・ライブ」以降は全て2枚組で発売しています。10年間の活動で9枚のオリジナルアルバムと7枚のライブアルバム、そしてちんぺいさんは6枚のソロアルバム、べーやんは5枚のソロアルバム、きんちゃんは1枚のソロアルバムをリリース。10年間で28枚ものアルバムをリリースしています。その上、コンサートツアーは休む事なくスケジュールが埋まり、ちんぺいさんは大阪と東京で深夜ラジオの生放送を担当、録音のラジオ番組も2本、アリス3人揃ってのラジオ番組が1本、べーやんは「ザ・コンサート」というテレビで音楽番組の司会も担当していました。(当時の予約用紙。まだ「3606日」とタイトルがついてなかった。)コンサートツアー回りながらレコーディング、MIX、ラジオDJでまともに休めた期間はほとんどなかった。ちんぺいさんは一人旅と称してパリや秋田に旅行をしてましたが、それも曲作りするための旅行だったりでアリスの10年間は休む事がほとんどできなかった。ちんぺいさんが旅行や曲作りしてる時はべーやんは一人一足先にソロコンサートツアーも始めました。アリスほど大規模に回る事はなかったですが、それでも20本近くは全国を回っていました。1979年からは少しだけそれ以前に比べると緩やかなスケジュールにはなっていたと思いますが、その当時の他のニューミュージックアーティストに比べたらめちゃくちゃ忙しくしてたと思う。そのおかげでファンは年に何度も地元でコンサートを観る事ができたと思う。他のアーティストがなかなか行かない小さな町などへもアリスは歌を届けに行ってました。(「南回帰線」を歌っているところ)関西で4月29日に大規模な野外コンサートを開催してから約2週間後にアリスは活動停止宣言します。あの日の野外コンサートを観た人はいきなりの発表に信じられなかったと思う。つい少し前に雨の中、あれだけ熱いライブを観せてくれたのに…思い返すとあの播磨中央公園 滝野ローンステージでのコンサートは異例な事だらけでファンサービスが普通じゃなかった。関西のファンへの最後の特別な企画だったのかも知れない。7月5日発売の9thアルバム「謀反 ALICE IX」の発売を待たずしてコンサートツアーは始まった。「謀反ツアー」が始まったのは6月11日札幌でした。関西のファンは4月29日に「マリー・ダーリン」と「エスピオナージ」は生で聴きました。それも2曲とも2回演奏して歌った。同じ曲を2回歌うのも異例でした。歌詞を間違えて「秋止符」を2回続けて歌った事はありましたが…(1979年クリスマスコンサートの大阪)歌詞間違えて「黒い瞳の少女」も1回すべて歌い終えてから2回目歌った事もあった(1976冬神戸)手拍子入れて欲しくない曲の時に手拍子が起きて1番歌い終えてから止めて「この曲は手拍子いりません」って言って笑わせてから最初から演奏した事もあった(街路樹は知っていた)いろいろ思い出しながら書いてるけど、アクシデントやアドリブはいろいろと多かったなー。「謀反ツアー」は2000〜3000人規模のホールで札幌からスタート。3時間超える久々の長いステージでした。1979年「限りなき挑戦」も3時間弱ありました。このライブがレコーディングされた8月31日は自分にとって11本目の「謀反ツアー」でした。大満足のツアーだったので初の後楽園球場公演はどんな事になるのだろう…って期待が大きすぎた。アリーナ席作ってないのでステージはステージが遠い。歌も演奏もいつも以上に激しい印象でしたが、ライブ盤は普通にホール収録の方が良かったと思う。3枚組にしてMCノーカットで。後楽園のライブは凄く短かった。曲数は同じですが(「新・秋止符」はカットされてた)、MCだけで30分〜40分以上は上乗せでした。凄く高揚してて激しい演奏で最高にカッコ良かったんだけどホール回ってる時の落ち着いた感じの方が自分は良いと思ってる。高崎で「謀反ツアー」をノーカットで収録されてる映像は商品化しないのだろうか?音だけでもリマスターしてライブ盤で出して欲しい!3回ほど高崎でのライブ映像をノーカットで見せてもらった事があったけど、あれこそアリスのステージ!と言えるものだった。普段よりもテンションを上げてMCもカットしてしまったものよりも高崎での映像はしっとりと活動停止の前のアリスを体感できるものでした。実は大阪フェスティバルホール7日連続公演の2日目を関西テレビが収録しています。その一部は「花王名人劇場」でちんぺいさんの話芸を聴かせるのがメインで放送されましたが、そこに「新・秋止符」を歌うくだりも放送されました。聞くところによるとノーカットで収録してたとの事。(1日目もテストで収録してる)7日連続の大阪公演は5公演観ましたが、カメラが入ってる日が2日間あった事は覚えています。あの大阪の2日目の映像がノーカットで商品化されたら最高です。高崎のライブと大阪2日目の謀反ツアーの映像、そして9月2日香港公演で収録してた映像。(香港公演は部分的だけらしい。現地で放送するためのもの)いつか陽の目を見ることがあるのだろうか。(8月16日の大阪最終日は観客のアンコールが止まらずにWアンコールで「さらば青春の時」を歌った。 そのあともアンコールは鳴り止まず観客が帰らないためにかなり混沌としてた。この日のライブは 3時間半を超えていた!)ホールツアーとの大きな違いはブラスセクションを追加した事とギターに是方博邦さんが参加してる事。ライティングも大幅に違ってましたが、ライティングに関してはホールでの照明の方が数段良かった。是方博邦さんは3回のスタジアム公演に出演しました。そういえばこの後楽園球場公演の少し前から渋谷の西武百貨店で「アリスX 展」が開催されていました。8月31日当日はララバイの中村行延さん司会で特別イベントが開催されました。昼の2時頃だったと思う。映像コンサートやアリスからのメッセージが流れたりと、6時開演の後楽園球場ライブを盛り上げた。渋谷でイベントに参加してから球場へ向かった人も多かったと思う。渋谷のイベントではまあ、いろいろとあった事も思い出した・・・書かないけど。(記念品当たった記憶があるんだけど…どんな記念品だったか思い出せない)ライブの内容については何度も書いてるので、詳しい事は過去のブログに。2024年リマスターは特に驚くほどの事はなかった。この前の2018年リマスターで十分。(この1981年8月31日後楽園球場のライブはこのノーカットDVDで観て聴くのが一番おすすめ! 特典映像に例の高崎のライブから2曲収録されています!!)Disc 11曲目「LIBRA-右の心と左の心ー」2曲目「荒ぶる魂 -Soul on Burning Ice-」3曲目「メドレー: ジョニーの子守唄~冬の稲妻~今はもうだれも~涙の誓い~今はもうだれも」4曲目「マリー・ダーリン -Mary Darling-」5曲目「メドレー: スナイパー~南回帰線」6曲目「メシア -救世主- 」7曲目「夢去りし街角」8曲目「秋止符」9曲目「SILENT MAN -静かなる男- 」10曲目「ハドソン河 -Hudson River-」ボーナストラック「アリス・ファイナルメッセージ Part 1」Disc 21曲目「CAT IN THE RAIN」2曲目「MOON SHADOW」3曲目「ラ・カルナバル」4曲目「帰らざる日々」5曲目「狂った果実」6曲目「エスピオナージ」7曲目「遠くで汽笛を聞きながら」8曲目「チャンピオン」9曲目「風は風」〜「美しき絆」ボーナストラック「アリス・ファイナルメッセージ Part 2」(当時、「アリス3606日」を予約した人にもらえた大判の写真)ボーナストラックの「アリス・ファイナルメッセージ」はLP2枚組にプラスしてEP盤1枚に収録してたもの。初CD化ではないのですが。できれば特典ディスクに10月25日甲子園球場でのライブをMBSラジオでの放送の1時間分だけでもいい、素材がノーカットで残っていれば新たにMIXして甲子園球場ライブを商品化すればいい。高崎のライブも映像が暗くて無理なら音だけで3枚組のライブ盤で出す事もできるはず。海外のバンドなら昔のラジオ放送の音源をMIXしなおしてライブ盤で出す事が多い。QUEENも初期の1974年、1975年のラジオ放送音源をBOXにして商品化した。ブルーススプリングスティーンも昔の音源を引っ張り出してきて特典ディスクに何度もしている。1975年の「Born to Run」の時のライブがオフィシャルで商品化されたのは最高にうれしかったし。BLACK SABBATHも1974年のFMライブを改めて商品化して昔からファンを喜ばさせてくれた。アリスはラジオで放送したライブは数え切れないほどあるはず。MBSラジオと文化放送は多くのノーカットライブの素材があるはず(残してくれていたら…)。「 特別企画<10年の約束>」のような形で改めてライブ盤も全て再発してくれるのはうれしいのですが、この前のライブ盤BOXの時ほどのインパクトはまったくない。あの時は3人がこれまでのライブ盤を振り返って対談するDVDが特典ディスクとしてあったのが大きい。今回の企画は正直、中途半端感は否めない。解説も何やら説得力ないし・・・・。音楽評論家の文章じゃなく、べーやんときんちゃんの解説や当時のスタッフ、ディレクターの話の方が聞きたい。必ず出ると信じてるちんぺいさんのソロアルバムの再発の企画は、もっと練って制作してほしい。「蜩」〜「喝采」までは特に早い段階で廃盤になっていたので丁寧に商品化してほしい。この5枚のリマスターは時間かけて特に丁寧にしてほしい。それ以降のアルバムは一度はリマスターされているので・・・。ボーナストラックもいろいろ探せばあると思う。アリスのライブで演奏してたソロ曲をライブ音源としてボーナストラックにすることもできる。(アリスのコンサートで歌われた1st〜5thソロアルバムの曲)「蜩」「面影」「冬木立」「思い出橋」「ハーバーライト」「サンセット」「讃歌」「都忘れ」「砂の道」「引き潮」「熱い吐息」「この空の下」「春雷のあとで…」(「アディオス」ロッキャン時代)「狙撃手スナイパー」「冬の嵐」「1977年 "冬"(テレビ音源)」「陽はまた昇る」「ラストソング」すでにライブ盤で商品化した音源以外でも必ずあるはずの曲ばかりです。ラジオでのライブ音源がないのは「思い出橋」だけだと思う。次、出るだろうちんぺいさんのソロアルバムの再発はマニアでも喜べる内容にしてほしい。(後楽園の客席図がチケット裏に掲載)
2024年10月03日
Bruce Springsteen『Born In The U.S.A. 40th Anniversary Japan Edition』が発売された。4枚組で1枚はオリジナルアルバム、あとの3枚は当時のライブ音源。1985年8月22日ジャイアンツ・スタジアムでのライブです。この音源はブートで何度も聴いてるのですが、オフィシャルでこんな形で発売されるとブートで聴いてた感動とはまた違った感動で聴けた。(当時、日本でも海外でもブルースの写真集は次々と発売された。洋書コーナーにも通って 新しい物を見つけては買い漁ってた。これも当時の写真集のひとつから)「Born In The U.S.A. Tour」のブートレッグはLP、CD合わせて15公演以上持っていますが、一番よく聴いたブートは1984年7月13日Alpine Valleyでのライブ「Born In The U.S.A. Tour」が始まったばかりの頃のライブで、最高の音質で新しいツアーのライブ音源が聴ける喜びで毎日のようにウォークマンに入れて聴いてた。とにかくセットリストが自分のツボ突きまくりで「Born In The U.S.A.」から始まるのではなく1曲目は「Thunder Road」!!です。そして2曲目「Out in the Street」、3曲目「Prove It All Night」、4曲目「Darkness on the Edge of Town」5曲目「Johnny 99」6曲目「Nebraska」と続く。この選曲の流れで来日公演があれば興奮して死ぬかもwとか思ってた。その次の曲から「Born In The U.S.A.」からの曲が出てくる。それでも12曲目「Born In The U.S.A.」〜13曲目「Badlands」の流れはそのまま^^「Cadillac Ranch」「Sherry Darling」「Racing in the Street」なども新しいアルバムからの曲の間に入っててアンコール1曲目は「Jungleland」!!!なんで、1985年からセトリが変わっていったのだろう・・・と少し残念に思った事もあった。(1984年7月13日Alpine Valleyのブート)1985年8月22日ジャイアンツ・スタジアム 1985年4月22日大阪Disc 11曲目「Born In The U.S.A.」 1曲目「Born In The U.S.A.」 2曲目「Badlands」 2曲目「Badlands」3曲目「Out In The Street」 3曲目「Out In The Street」4曲目「Johnny 99」 4曲目「Johnny 99」5曲目「Seeds」 5曲目「Darkness On The Edge Of Town」 6曲目「Atlantic City」 6曲目「The River」7曲目「The River」 7曲目「Darlington County」8曲目「I'm Goin' Down」 8曲目「Prove It All Night」9曲目「Working On The Highway」 9曲目「Working On The Highway」10曲目「Trapped」 10曲目「Glory Days」11曲目「Glory Days」 11曲目「The Promised Land」12曲目「The Promised Land」 Disc 21曲目「My Hometown」 12曲目「My Hometown」2曲目「Thunder Road」 13曲目「Thunder Road」3曲目「Cover Me」 14曲目「Cover Me」4曲目「Dancing In The Dark」 15曲目「Dancing In The Dark」 5曲目「Hungry Heart」 16曲目「Hungry Heart」6曲目「Cadillac Ranch」 17曲目「Cadillac Ranch」 7曲目「Downbound Train」 18曲目「I'm On Fire」8曲目「I'm On Fire」 19曲目「Bobby Jean」9曲目「Pink Cadillac」 20曲目「Backstreets」10曲目「Bobby Jean」 21曲目「Rosalita (Come Out Tonight) 11曲目「This Land is Your Land」 Disc 31曲目「Born To Run」 22曲目「Born To Run」2曲目「Two Hearts」 23曲目「Detroit Medley」3曲目「Ramrod」 24曲目「Twist And Shout / Do You Love Me」4曲目「Twist And Shout - Do You Love Me」5曲目「Jersey Girl」6曲目「Sherry Darling」7曲目「Racing In The Street 」 1984年8月6日 Bonus Tracks8曲目「Rosalita (Come Out Tonight)」 1984年8月6日 Bonus Tracks自分が観た大阪公演の1日目のセットリストにかなり近い印象。自分が持ってたブートよりも当然、音質はずっと良いし臨場感も増したように感じる。オフィシャルで6曲目「Atlantic City」のバンドバージョンが聴けるのがうれしい。アンコールラストが「Sherry Darling」なのは最高!この曲、ほんとに好きで、どのブート映像を観ても、この曲を歌ってる時のブルースと演奏してる「The E Street Band」が凄く楽しんでるのが分かって観客も楽しんでて一つになって盛り上がる感じじゃなく各自自由に楽しんでる感じが凄く好きです。「Glory Days」や「Thunder Road」や「Cadillac Ranch」 のような一つになって盛り上がる感じの曲もBruce Springsteenの醍醐味の一つでもちろん鳥肌で聴いてます。(当時、写真アルバムにチケットを貼っていた。やめときゃよかった。 剥がれないチケットも多数。洋楽と日本のアーティストとアルバムを分けてた。 ブルースの大阪公演の2日後はアイアン・メイデンのライブに行ってたのか…。 アイアン・メイデンは10列目。ブルースが10列目だったら・・・・。51列目だから… ブルースの整理券は整理券を残しておきたくて、整理券受け取ってからまた一番後ろに並んで Getした整理券です^^;1245番て・・・)山ほどブートレッグを聴き漁って自分も多くの会場でブルースのライブを体感したかのように思ってしまう。大阪と京都でしか観た事がないのに。もう1回だけ来日してくれないかな・・・。東京ドーム3daysだけとかでもいいので。できればスタジアムじゃなくアリーナクラスで観たいけど…。あれから何度も来日祈願の署名とかにも協力したけど、来てくれそうな気配は全くない。今からの2、3年で来日しなければもうずっと無理じゃないかと。生涯現役宣言をこの前してくれたので期待は持ち続けるけど。「Wrecking Ball」や「High Hopes」「The Ghost Of Tom Joad」「The Rising」からの楽曲も生で聴きたい。
2024年10月01日
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