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2007年02月02日

九州の人はこれを見ればすぐに何か分るんだけれども、
文化の違う九州以外の方にはわかりづらかったようだ。

これは「焼き鳥」の銀杏なんだよね。
「焼き鳥」はさすがに日本全国どこにでもあるんだろうけれど、
その中身は地域によって変わってくるという話は聞いたことがある。

関東の人を「焼き鳥」屋に連れて行くと、豚バラや牛サガリまであることに驚かれる。
「いや、それは『鳥』じゃないでしょう？」と。
そういうのは「串焼き」屋に行かないと食えないものらしい。

鶏もあれば豚バラも牛サガリやタンも、エビやイカなどのシーフードも、
椎茸･ピーマンや銀杏などの野菜も串に刺して焼けば全部「焼き鳥」だ。

さらにアスパラのベーコン巻やエノキの豚バラ巻など
「巻き物」と言われるものまで加わってくるから、
焼き鳥屋のメニューは小さな店でも串物だけで5～60種を軽く越える。

でも、メニュー表に載っている商品が全部揃っていなければいけないかというと、
そこは九州だからいい加減なもので、「売り切れ」の一言で済まされる。
客の入りそうもない平日とか、逆に忙しかった日のちょっと遅い時間に行くと、
2/3くらいのメニューがなかったりする。

俺的には焼き鳥屋では貝柱と銀杏を絶対食わなければならない。
この2つは焼き鳥屋のメニューには必ずあるのだが、

ついでに言うと、銀杏の上に写っているのはキャベツの角切りで、
これは焼き鳥を注文すると皿に山盛りで付いてくる。
酢醤油がかかっているんだけれどもこの酢醤油が各店のオリジナルで、
この味だけで客の入りを左右してしまう。昨日の店では酢醤油と酢味噌がかかっていた。

このキャベツは基本的にお替り自由だけれども、時期的にキャベツが高騰したりすると、

それだけでテレビのニュースになったりする。

焼き鳥屋のキャベツって九州から北上してどのあたりまであるのだろう？