全96件 (96件中 51-96件目)
【参考記事】神山威氏のダンベリー収監の罪状は「偽証罪」――『牢獄の救世主』から(2015.01.11)米国における文師裁判とダンベリー収監--過去記事整理(2016.12.14)ダンベリー収監後のお母様のみ言(その1)(2019.06.18)ダンベリー収監後のお母様のみ言(その2)(2019.06.18)ダンベリー収監後のお母様のみ言(その3)(2019.06.19)天一国摂理--真のお父様ダンベリー出監日(1985.08.20)(2019.08.20)以下二つの韓鶴子総裁講演文は、文鮮明総裁がダンベリー刑務所収監中のものです。韓鶴子総裁御言選集3 天一国と私たちの使命第2部 神様と人類の希望 真の父母1. 神様と人類のための献身*このみ言は、1984年9月3日、アメリカ、ワシントンD.C.のマリオット・ホテルで開催された第13回「科学の統一に関する国際会議」において宣布されたものである。大会議長、著名なる学者の皆様、そして紳士淑女の皆様。私は皆様がこの第13回「科学の統一に関する国際会議(ICUS)」に御参席くださいましたことを心から感謝申し上げます。年に一度のこの会議が、ますます重要かつ盛大なものとなっておりますのも、皆様方の参加と勤勉な努力の賜であると思います。私の夫は、この場に来ることができませんので、私に、皆様が今回の会議に参加してくださったことに対する心からの感謝を伝えてほしい、と申しております。皆様がここにいらっしゃるということは、この会議の重大性と卓越性を証明するものでしょう。それはまた、この会議が学界や、世界全体にとって重要なものとなっていることを示しております。私にとりまして、きょうはめったにない機会ですので、この場をお借りいたしまして、夫である文鮮明牧師の仕事やビジョンについて、少し証させて頂きたいと思います。夫は自分のために生きているのではありません。神様と人類のために生きています。にもかかわらず夫は今、連邦刑務所に収監されております。なぜ文牧師が入獄という道を行かなければならないのか、不思議に思われる方もいらっしゃることでしょう。私はただ皆様方に、夫は神の戦士として生涯多くの非難と迫害を受け続けてきたことだけを申し上げておきたいと思います。1971年に夫は神の召命を受けて、キリスト教の復興と、アメリカの建国精神の復興運動を指導するために、アメリカに参りました。夫は私に、自分が迫害を受けるだろうと、さらには入獄されることさえあるだろうと申しておりました。それにもかかわらず、アメリカが神より与えられた使命を全うするか否かということに、世界全体の運命がかけられていたので、夫は神から与えられた使命を果たすために、アメリカに行かなければならないと申しておりました。この12年間、夫はアメリカと世界のために、汗と涙を振り絞り、自分の心情と魂の限りを尽くしてまいりました。そして極めて重大なこの時期に、収監問題を中心として、全米において宗教の自由のための決起大会が開かれたことを、神に感謝いたします。アメリカの精神的覚醒がついに始まっております。キリスト教が一つになっていることも事実です。この成果のすべては、夫にとって大変貴重なものであり、このために夫は自分の生涯を喜んで捧げております。様々な宗派、人種、国家の宗教指導者たちが、夫と連帯し、宗教の自由を支持しようとしております。このような支持が表明されるのを見て、私は大変うれしく思いますし、夫は自分が一人でないことを感じております。夫は刑務所の中で、アメリカが神に祝福されるようにと毎日、祈っております。自分が宗教の自由のための闘いを指導するという、特別の使命を与えられていることを神に感謝しております。私は、文牧師の妻であること、彼の子供たちの母であること、そして彼のビジョンを固く信ずる者であることを誇りに思っております。私の夫や家族、そして私たちの運動にとって苦難のこの時に、皆様が示してくださった共鳴、愛、支持に対して、とりわけ皆様の祈りに、心から感謝申し上げます。私の夫も皆様方に感謝しております。ICUS(科学の統一に関する国際会議)は夫にとって、いつも特別なものでした。それは地上に神の国を築いていくことを主題として扱ったプロジェクトの、注目すべき一つのひな型なのです。世界の至る所から、あらゆる学問分野の学者の皆様が一堂に会して、他のいかなる組織もなし得ない方法で、世界の問題を扱い、解決していく可能性をもっているのです。私の最大の願いと祈りは、皆様方がICUS(科学の統一に関する国際会議)のビジョンと仕事を支持し、学界に求められている極めて重大な責任を、積極的に果たしていくための道を探求し続けて頂きたいということです。もし皆様方がそうされるなら、夫にとってそれ以上の喜びはないでしょう。夫が毎年、恒例として行っている創始者のあいさつを、長男の孝進にさせたいと思います。息子が父親のメッセージを伝えることを許していただければ大変有り難いと思います。神が皆様と皆様の家族を、そして皆様の仕事を祝福されますように。ありがとうございました。韓鶴子総裁御言選集3 天一国と私たちの使命第2部 神様と人類の希望 真の父母2. 神様のために生きてきた生涯に対する応答*このみ言は、1984年11月15日、アメリカ、ニューヨークの国連本部において開催されたアルゼンチンのラプラタ大学「文鮮明先生名誉神学博士学位授与式」において宣布されたものである。文鮮明牧師の妻として、私は、私の子女たちと全世界の統一教会のメンバーと共に、難しい状況にいる私の夫を理解して、栄誉なる学位を授与してくださろうとする貴大学の勇気ある姿勢に対して敬意を表したいと思います。皆様方の勇気ある決断に大きな感動を受けました。これに対して、この場で私の深い感謝の意をどのようにお伝えしたらいいのか、言葉で表すことができません。私の夫は現在、コネチカット州のダンベリー刑務所に収監されております。夫は自分の自由よりも神様をより愛するゆえに、刑務所の生活を送っています。自分の安逸を願うよりも人類をもっと愛するゆえに、刑務所にいるのです。個人の名声よりも原理原則を固守する人であるゆえに、そして現世のために生きるより歴史のために生きる人であるゆえに、そこに行くことになったのです。私たちが今までの歴史を調べてみるとき、神様に従う人たちや原理原則に従う人たちは、たびたび受難の道を歩んだという事実を知ることができます。私の夫は、その伝統に従っているのです。ラプラタ・カトリック大学におかれましては、文牧師の生涯の価値とそのビジョン、彼が成し遂げた業績を認められ、そのため学位を授与してくださるのだと思います。夫が刑務所にいるために、きょう、このような栄えある場に参席できないのはとても胸痛いことでありますが、しかし、収監中に学位が授与されることは、一層歴史的な意味があると思われます。私はきょう、ダンベリー刑務所で夫と共に過ごしてから、ここに参りました。そこを発つ時、夫は私に「私のなしていることに対して深く理解してくださったことに、心からの感謝の意を伝えてほしい」と申しました。貴大学が示してくださった行為は、夫が本当に私心をもたず、自分自身のためよりも人類のために働いているという事実を全世界に証明するものとなります。ひいては、この栄光は、夫の受難が決して無駄ではないことを立証し、世界の人々が、神様と人類のために生涯を捧げる夫に感謝を表したことになるのです。私の夫である文牧師は、皆様の偉大な国、アルゼンチンを訪問したことがございます。夫は、アルゼンチンの国民と国家の前に広がっている無限なる未来を見てきたと申しました。貴大学は南北アメリカ大陸において最も立派な大学の中の一つであり、ローマ・カトリックの2000年史の伝統をもつ教育機関です。皆様の基準、特に神様のみ前に真正なる自由を死守しようとされる皆様の姿勢は、文牧師の心を動かしました。そのためにラプラタ大学と、このような特別な因縁を結ぶことになったことに対して、大変うれしく思っております。文牧師と私は、近い将来に貴大学を訪問することを待ち望んでおります。神の祝福がラプラタ大学と共にありますようお祈りいたします。どうもありがとうございました。一休さんのような機知(トンチ)ではありません。奇知=人とは異なる知恵すなわち神様の知恵世界平和を願う奇知の外の凡人が徒然なるがままに書く日記です。↓↓ にほんブログ村ランキング参加中。応援クリックお願いします。↓↓ 人類の涙をぬぐう平和の母 自叙伝 / 韓鶴子 【本】自叙伝「人類の涙をぬぐう 平和の母」P.170~ 一九八四年七月二十日は、私の人生の中から永遠に消してしまいたい一日でした。それは文総裁が家を離れ、ダンベリー刑務所に収監される日でした。私たち夫婦は最後まで信徒たちを励まし、希望を与えると、数人の信徒と共に午後十時、イーストガーデンを出発し、ダンベリー刑務所に向かいました。私は既に強く決煮していたので、動揺することはありませんでした。 怒りと悲しみを露わにする信徒に向かって、文総裁は念を押すように言われました。 「私のために泣かずに、アメリカのために祈りなさい」 刑務所に人る夫の背中が、暗闇に消えていきました。信徒たちは、文絵裁がまた姿を見せられるのではないかという思いからか、刑務所の人り口にしばらく立っていました。私は彼らをなだめ、帰途に就きました。 夫が異国の地で無念の獄中生活を送ることになったわけですが、それでも私は、アメリカを許すべきだと思いました。 「無響までも愛しなさい。そして、ために生きなさ数力国 …176 文総裁が監獄に人った当初、世界のマスコミがあざけりながら、果たして統一教会は存続でさるのか、それとも消え去ってしまうのか、と騒ぎ立てました。いくつかのメディアは、まるで待っていたかのように、根拠のない話を吹聴しました。 「統一教会は自ら瓦解し、信徒たちは離れていくだろう」 しかし、そのようなことは決して起こりませんでした。むしろ、信徒の数がぐっと増えたのです。人類の救いと宗教の自由を懸けて献身する中で無念の獄中生活をすることになった文総裁の姿が、人々の心を動かしたのでした。 文総裁が収監されて一ヵ月ほど経った時のことです。当時、私たちは「科学の統一に関する国際会議(ICUS)」を目前に控えていました。私たち夫婦が一九七二年に創設したこの会議は、世界中の科学者が集まり、科学と技術の未来について議論する大きな行事でした。創設者が収監された状態で果たして会議が開けるのか、心配する声も少なくありませんでした。「開けはしまい」と言ってあざ笑う人も大勢いました。 しかし、私はそのような状況に、一言で決着をつけました。 「会議は必ず開かなければなりません」 一九八四年九月二日から五日まで、第十三回ICUSがワシントンDCで開かれ、世界四十数ヵ国から約二百五十人の科学者が参加しました。私は科学者たち一人一人と挨拶を交わした後、演壇に上がり、毅然とした態度で歓迎の辞を述べました。そうして、創設者不在の中、国際会議が成功裏に終わるや、科学者たちが私の元に来て、口々に感謝の気持ちを伝えてきたのです。信徒たちも、感服した様子でした。 国際会議は、それで終わりではありませんでした。一九八五年の夏には、「世界平和教授アカデミー(PWPA)」が世界大会を準備していました。ところが、やはり創立者が収監されている状況ですから、大会を行えるかどうか心配している、という知らせが入つたのです。私はきつぱりと、「予定どおり開催しなければならない」と言いました。大会の場所は、スイスのジュネーブに決まりました。 大会の議長を務めるシカゴ大学の政治学者、モートン・カプラン教授が、私たち夫婦に会うためダンベリー刑務所まで来ました。文総裁が、大会のテーマを「共産主義の終焉、ソ連帝国の崩壊」にしなさいと告げると、カプラン教授はそれに真っ向から反対しました。当時、共産主義は依然として強大な勢力を誇つていたのです。 「社会学者は、まだ起きていないことについては論じません」 しかし文総裁は、強い口調で彼に言いました。 「共産主義は滅び、ソ連帝国は崩壊する! この事実を、世界の学者、教授たちが集つた場で宣布しなさい」 ……
2020.05.18
コメント(0)
韓鶴子総裁御言選集3 天一国と私たちの使命第1部 平和世界に向かう道 21. 終末時代に人類とアメリカが進むべき道*このみ言は、2000年1月22日に文鮮明総裁聖誕80周年祝賀大会で文総裁が語られたもので、その後、韓鶴子総裁が4月8日から5月31日まで開催されたアメリカ、南米、ヨーロッパ巡回講演で宣布なさった。尊敬する内外の貴賓の皆様!きょう、私の夫である文鮮明総裁の80回目の誕生日を祝賀してくださるために、全世界から参加して下さった各界各層の指導者の皆様に心から感謝いたします。特に、今日まで常に共にいてくださり守ってくださった神様に、私たち夫婦はこのすべての栄光をお返しし、深く感謝申し上げます。終末は天の摂理の全般を完成すべき時文総裁は生涯を通してただひたすら神様の創造理想の実現のための諸般の難問題を解決するために心を砕いてきました。気がつけば、神様は栄光と尊貴の玉座にいらっしゃる方ではなく、堕落して地獄に落ちた子女たちを捜し、救援するために苦労してこられた、悲しみと嘆息と苦痛の神様であられました。このような神様のみ旨と心情を知った文総裁の生涯は、一言で言えば、夜も昼も季節も環境も超越し、ひたすらみ旨を成し遂げるために全身全霊を傾けてきた日々でした。過ぎし80年の星霜を振り返るとき、この間ありとあらゆる迫害と苦難を受けたにもかかわらず、きょうこの場において皆様とともにすることができたのは、神様が共にいてくださったからです。この意義深い日に、皆様とともに、神様の摂理的な視点から歴史と世界を理解するために、「終末時代に人類とアメリカが進むべき道」という題目でお話ししたいと思います。神様の救援摂理的歴史観の立場から見るとき、歴史の終末はサタン主管圏の悪なる歴史の終末であり、同時に神様の主管の善なる歴史の出発の起点となります。したがって終末は、天の摂理の全般を完成させなければならない時です。すなわち、個人完成を完結させるべき終わりの日であり、家庭、民族、国家、世界、ひいては天宙完成を完結させなければならない終末であるというのです。神様は摂理路程で、終末期を迎えるときごとに、神様中心の理念圏へと人類を導いてこられましたが、実に人類は、自ら責任分担を果たすことができず、悪なる歴史を整理して善の立場に立つことができませんでした。しかし神様は、絶対、唯一、永遠、不変のかたなので、神様のみ旨に対する予定も絶対的です。それゆえに神様は、堕落によって人類が失ってしまった真の個人、家庭、社会、国家、世界、そして真の主権の復帰を通じて、天上と地上に神様が運行できる、その世界を取り戻し、成し遂げられることでしょう。神様が求めていらっしゃる世界とは、どのような世界でしょうか。その世界は、真なる父母を中心とした真なる世界です。ところが人類は堕落によって、歴史の過程においてではなく歴史の初めに、人類の真なる父母と真なる世界を失ってしまいました。その結果、堕落によって、わたしたちが住んでいるこの地も、人類が所有している理念も、どれ一つとして真の父母と直接因縁を連結してあげることのできるものがありません。ですから人類は、まず「真」を求めなければなりません。そうして真なる父母、夫婦、子女、民、万物、主権、宇宙が、真なる神様の心情を通じて動じ、静ずることのできるそのような日が、人間世界において悪なる世界の「終わりの日」になるのです。その日が、人間世界において悪なる世界の終わりの日となるのです。このような理想が成就する時が終末であり、再臨の時期なのです。したがって再臨期は、火の審判がなされたり、地が崩れたり、信じる人が空中に引き上げられるなどの天変地異現象が起こるのではありません。もつれた曲折の悲運の歴史を蕩減し、個人から家庭、社会、国家を経て、世界を取り戻し、正しく立てる時なのです。縦的に失った個人、家庭、社会、民族、国家、世界を再び取り戻して、横的に連結させ、歴史的な個人、家庭、社会、国家、世界を成す時です。その日を願って生きてきたというのが人類の所望であり、人類歴史が行くべき終着地なのです。ところが、個人も家庭も国家も行く道を失ってしまいました。世界では、各種の公害問題、食糧問題、さらに宗教間の葛藤、人種間の対立などが至る所で起こっており、それが各種の紛争の主要な原因となっています。文鮮明総裁の教えの核心誰がこの世界に責任をもちますか?深刻な問題です。過去の共産主義国家群も、自分の民族主義を超えることができませんでした。今日、強大国であるアメリカも、汎アメリカ主義の理想を超えることができずにいます。自国の利益のみを先立てるときは、世界を指導することができません。自らを犠牲にしてでも世界、人類を抱き、より次元の高い理想的な国へ前進しようという理念で団結した、ある民族や宗教が必要な時です。このような側面から、文総裁は神様の命を受け、ここアメリカに来て青年たちを教育しながら、没落していくアメリカの道徳的危機に強力な警告をするとともに、地に落ちたキリスト教の再復興のために全力を尽くしてきました。皆様は、文総裁の教えの核心とは何なのか、気になることでしょう。その答えは簡単です。第1は、「より大きなことのために犠牲になって生きよ」ということです。個人は家庭のために、家庭は氏族のために、氏族は民族のために、民族は国家のために、国家は世界のために、世界は神様のために生きよというのです。そのようにすれば、その神様は結局、「わたし」を訪ねてこられるのです。家庭においても、父母は子女のために生き、子女は父母のために生き、夫は妻のために生き、妻は夫のために生きなければなりません。よりために生きる者が、善の中心者になるのです。第2は、「怨讐を愛せよ」ということです。神様は堕落して悪魔サタンの子になってしまった人類を救うために、ひとり子イエスを送り、犠牲の道を行かせました。本当の子供よりも怨讐をさらに愛するところには、サタンも自然屈伏するのです。いつも、サタンの戦略は打って奪われるのであり、天の戦略は打たれて奪ってくるのです。それが公式的です。文総裁が全生涯を通じて、多くの迫害と苦難を受けてきたにもかかわらず、今日全世界185ヵ国に宣教基盤を築いたのは、このような天理に従って生きてきたからです。キリスト教の宣教の歴史を見ても、イエス様を信じるキリスト教徒たちが行く道は追われる道であり、迫害の道であり、殉教の道でした。そのように2000年の歴史を経て、殉教の血の痕が土壌となり、民主世界という巨大な体系を発展させてきましたが、今日、その原動力となったキリスト教は危機に瀕しています。キリスト教の理念を中心とした国家群が神様を否定し、イエス様を否定し、さらには神様の摂理を否定しています。甚だしくは「神はいない」、「神は死んだ」という神学までも主唱しているのを見るとき、真の子女を捜してあらゆる犠牲の道を歩んでこられた神様の心情は、いかばかりでしょうか。メシヤ思想の核心内外の貴賓の皆様!神様が今まで神様が投入して犠牲になったものは、誰のためのものでしょうか。それは、アメリカのためのものでもなく、キリスト教自体のためのものでもありませんでした。結局は、堕落によって失ってしまった「わたし」一人を救うためであったということを知らなければなりません。堕落が一人の個人から始まったので、救いも一人の個人から始めなければならないのです。したがって、代表的な一人が出てきて、「この時代の責任を果たそう。人間が神様から負ったすべての借りを清算して、堂々と善なるものをお返しできる私になろう」と自覚せずしては、復帰する道がないのです。漠然とした立場では、絶対に蕩減復帰をすることができません。観念的であってはいけないのです。神様に代わって、悲惨なことがあれば悲惨な目に遭う当事者以上の心情を持たなければ、神様の心情に到達することはできません。皆様は、皆様の息子が死んでいくという、そのような深刻な心情で、60億の世界の人類のために祈祷されたことがありますか?皆様個人を犠牲にして家庭を救い、氏族、民族、国家、世界を救うために、どれほど精誠を尽くされましたか?そのような点で、だれも簡単に自信を持つことはできないはずです。そのような絶対的な基準の代表者として来られる方が、再臨主です。人間始祖が堕落した後、救いの摂理を展開してこられた神様は、アダム以後2000年目にアブラハムを捜し立てられ、その後孫を選民とされ、新しい家庭、氏族、民族を編成されましたが、それが正にイスラエル民族なのです。メシヤを迎えるための勝利的な基台の上に召命された選民がユダヤ民族であったので、その後、メシヤを実体として迎えるための主流民族になったのです。その主流のかなめを尋ね求めていくと、本来、人間始祖アダム、エバができなかった使命を再現するための基準と理念が必要ですが、それが正にメシヤ思想であり、クリスチャンの立場から見れば、新婦思想であるというのです。主を新郎として迎えるための新婦としての資格を準備することが、最も重要なキリスト教の使命なのです。このような極めて重い使命を持っていたのに、ユダヤ民族がイエス様を十字架で処刑することによって、第1イスラエルとして召命されたユダヤ民族は流れ去ってしまい、第2イスラエルであるキリスト教がその使命を継承してきたのです。この一つの目的を中心として神様は6000年の摂理をしてこられましたが、その摂理の終盤が、今のこの時代なのです。それではメシヤ思想の核心とは何でしょうか。それは世界を救い、統一するための思想であり、本然の理想家庭を建設することのできる教えであり、人間始祖が堕落によって失ってしまった位置である真の父母の立場を取り戻すことです。新約、旧約聖書の教えを見ても、メシヤは父の権勢をもって来られ、聖霊の実体である女性神に出会い、真の父母の立場を回復されるのです。ヨハネの黙示録に預言されている小羊の婚宴後の新郎新婦は、真の夫婦の段階を経て、真の父母になるのです。このような使命を持って来られた方が、イエス様でした。イエス様は、イスラエルの不信によって民族と国を失ってしまわれましたが、神様の願われた世界と天国のために生命をささげられたのです。十字架にかかったイエス様の苦難の行路は、神様とともに歩まれた苦難の道でした。イエス様は死の場でも、「彼らの罪を赦し給え」と切に祈られたのです。死にゆく場でも未来の勝利を期して、ローマと反対する群れを祝福したのです。したがって、イエス様の生涯は1代33年で終わったのではなく、神様が助けられて歴史とともに残り、その精神を継承したキリスト教は世界的な宗教にならざるをえなかったのです。人類文明の循環内外の貴賓の皆様!アメリカは今、世界一の強大国であると言いますが、神様の摂理線上に正しく立たない限り、いつまでも栄え続けることはできません。人類文化史を見れば、古代文明の発祥は主に熱帯圏から始まりました。マヤ文明、インカ文明、エジプト文明、インド文明、中国の黄河文明など、古代文明の発祥地は亜熱帯圏ないしは熱帯圏でした。人間が堕落しなかったならば、春の季節の温帯文明から始まるべきであったのですが、熱帯文明から始まって、その次は秋の季節の涼帯文明圏に属するようになりました。次が自由世界を中心とした温帯文明圏で、西洋文明がその中心です。赤道を中心として見るとき、大体、北緯23度圏で連結されていますが、アメリカ、イギリス、ドイツなど、西側の先進諸国がこれに該当します。秋の季節の涼帯文明が終わると、冬の季節の寒帯文明がしばらく押し寄せるようになります。これが共産主義の出現です。多くの知性人たちは、ソビエト連邦が解体したのち、戦後の冷戦体制は終わったと思っていますが、いまだに唯物論と無神論は、無力化された民主と共産の両大思想の代替理念として世界の至る所に蔓延しているのです。本来、神様の創造理想は春の季節の温帯文明から始まるべきであったのですが、堕落によって熱帯文明から、原始的な状態から出発したのです。今こそ涼帯文明の危機と寒帯文明の脅威を貫いて、古代から人類が追求してきた本当の春の文明である温帯文明が現れるでしょう。だれが、冬の季節の寒帯文明を溶かすことができますか?権力や経済や科学の知識をもってしては不可能なのです。河川と海岸を中心とした文明の循環を見てみても、文明は巡礼します。ナイル川、チグリス川、ユーフラテス川を中心として発達した文明は、ギリシャ、ローマ、スペイン、ポルトガルを中心とした地中海文明に移り、この地中海文明はさらにイギリス、アメリカを中心とした大西洋文明を経て、最後にはアメリ力、日本、韓国をつなぐ太平洋文明で結実するようになるのです。このような文化史的観点から見て、韓半島の位置はとても重要です。韓国は、北の方はロシアと中国を結ぶ寒帯文明圏の極地点であり、南の方はアメリカと日本を結ぶ涼帯文明の極地点です。したがって、ここで涼帯文明を消化することのできる世界史的な春の季節の温帯文明圏が誕生するということは摂理観的です。このような側面から、涼帯文明の結実地として人類の課題として残された南北問題と東西問題を解決するために、生涯をささげてきた文総裁が韓国から出てきたということは、神様の摂理的な帰結であると言わざるをえないのです。神様のみ旨の成就において最も重要なこと実際に文総裁が、生涯を通じて人種と理念と国境を超えて「神様のもとの一つの世界」運動を展開してきたのは、このような神様の摂理による道であったのです。これは摂理史的な原則であって、文総裁が作り上げた特別な理論ではありません。天のみ旨を悟った文総裁は、理論だけではなく、このような神様の構想を実現化するために、外的には五大洋六大州で及ばない所がありません。アラスカ、南極、南米33ヵ国、旧ソビエト連邦各国とアジア、アフリカ大陸の各国などに、全方位的な宣教と事業基盤を通じて、到来した新千年時代に人類が当面した公害、食糧問題などを解決することができるように準備をしてきたのです。近年では、ブラジルのパンタナールとアマゾンを中心に、地球環境保存に対する実際的な基盤を築いてきました。一方、内的にはその間、国際合同結婚式および「真の家庭の価値誓約運動」を通じ、それにこれまで約4億3000万双が参与することによって、神様が長い間、待ち望んでこられた理想家庭を土台にした地上天国建設に拍車をかけてきたのです。内外の貴賓の皆様!これまで世界は、政治、軍事、経済において優越した力を持った国々が支配してきました。しかし、神様の摂理と一直線上に立たなければ、“永遠の国”はありません。燦爛たるギリシャ・ローマ文明の滅亡は、そのよい例です。今日、超強大国として抜きんでたアメリカは、過去のローマのような立場です。ローマの滅亡は、外からの侵犯よりは内部から崩れ始めた道徳的堕落に起因して、天の運勢が離れたことによるものです。一時期、労働者、農民を主体視した唯物論と唯物史観に立脚した政治勢力が、旧ソ連と中国を中心に世界人口の3分の1、地球面積の3分の2を占領したこともありました。しかし、それも永遠ではありえませんでした。これからは、神様のみ旨を代弁する宗教人たちが勢力を得る時が来ることでしょう。宗教指導者は、神様のみ旨を地上に宣布し、人類にその進むべき方向を提示してあげなければならない預言者です。しかし、今のように四分五裂して続けられてきた教派間の葛藤と宗教間の争いは、神様の摂理にとって障害物となるだけです。それで文総裁は、ずっと以前から教会全体の予算の半分以上を超教派、超宗派運動に投入し、宗教間の葛藤を解決しようと努力してきました。さらに「世界平和宗教連合」を創設し、宗教間の和解と一致によって、人類平和増進の先頭に立ってきたのです。近年では「世界平和超宗教超国家連合」を創設し、これまでに、ここワシントンで7回にわたって「国際訓読セミナー」を行ってきました。すべての人類は、人種と宗派を超越して、創造理想世界の実現のための神様の摂理を理解し、究極的には神様の心情と一致点を持たなければなりません。堕落によって失ってしまった神様との心情的関係を回復し、本然の父母と子女の位置を取り戻さなければならないのです。したがって、神様が約束された終末とは、真の父母が顕現される時です。言い換えれば、堕落によって父母を失ってしまった人類が、本然の父母を再び迎えることのできる希望の時です。ですから真の父母は、人類歴史の希望の結実体であり、願いの結実体であり、勝利の結実体なのです。統一教会は、このような伝統を、国際合同結婚式を通じて世界化してきました。民族と人種、皮膚の色を超えて、黒人と白人、黄色人が一つの兄弟姉妹としてまみえ、夫婦となることは、地球村を一つにしようとされる神様のみ旨成就において、最も重要なことの一つです。今日、このように人類は、失ってしまった本然の兄弟姉妹、夫婦、親子の因縁を回復して、究極的には、子供を失い、嘆いてこられた神様を解放してさしあげなければなりません。そうしてこそ、真正なる幸福の道が開かれるのです。これまで民主主義は、「人間の自由」と「人間の解放」を主張してきました。これに対して私たちは、「神様の自由」と「神様の解放」を主張しなければなりません。この問題を解決するならば、人間解放はもちろん、人間の自由回復は自然に成し遂げられるのです。アメリカは神様の祝福によって準備された国内外の貴賓の皆様!きょう、特別にアメリカの首都ワシントンで、神様の摂理について語っていることには深い意味があります。アメリカは、さまざまな面において神様の祝福によって準備された国です。アメリカを建国した先祖たちは、信仰の自由のために命を懸けて自由の国を求めてきたピルグリム・ファーザーズ(Pilgrim Fathers)です。彼らは真の信仰の自由を求めて、愛する父母、兄弟、故郷に離別し、さらには国まで捨てるという覚悟で、命を懸けて大西洋を渡ってきました。メイフラワー号がニューイングランドに到着したのは1620年11月、晩秋でした。その年、初めての冬を越えながら、共に到着した102人の中で、寒さと飢えによって半分以上の人々が死亡しました。彼らが素晴らしかった点は、後孫たちのために翌年に蒔く種を残しておいて、自分たちは飢えて死んでいったという事実です。清教徒たちは、何をするにしても“神様のみ旨のために生きている”という信仰が徹底していました。彼らは、初めの年の収穫をもって神様に感謝をささげ、教会と学校を先に造ってから、彼らが住む家を造りました。清教徒たちが開拓する路程で、農業をするときも、戦争するときも、常にまず祈祷をしました。独立戦争当時、あの有名な最後の激戦地フォージ渓谷(Valley Forge)ジョージ・ワシントン将軍は、戦闘において決戦に臨む瞬間、命を懸けた祈祷をしたはずです。神様のみ旨を先立てた戦闘において、神様はアメリカの手を挙げてくださいました。当時、世界的な強大国であったイギリスは、国王と国民が一つになって戦いましたが、アメリカは、神様と神様が愛する息子、娘たちが共に戦ったのです。それで、アメリカという自由信仰の国家が成立するようになったのではないでしょうか。今でもアメリカは、国会が開会されるときは祈祷から始めます。そして大統領が就任宣誓をするとき、聖書の上に手を置いて神様の前に誓い、聖職者の祝祷を受ける国です。さらには、貨幣にも「我々は神を信ずる(In God We Trust)」という言葉が書かれている唯一の国です。このようにしてアメリカは、地球上で唯一、プロテスタントを信奉した、世界的な形態を整えた国家となったのです。ところが、今のアメリカはどうでしょうか。公立学校では、公式的に祈祷を禁じています。「創造論」よりは「進化論」を教育しています。さらには、50パーセントに至る離婚率は、家庭の神聖さをことごとく破壊してしまっているのです。このような現実を心配されている神様の声を聞いた文総裁は、すでに1971年に祖国と家族をあとにして、アメリカにやってきました。何度も全国を巡回しながら、私は「火事になった家に消防士として来た。病気になっているアメリカを治療するために医者として来た」と叫びました。そのとき文総裁は、すでにアメリカから離れていらっしゃる神様を発見しました。アメリカのいかなる所にも神様がいらっしゃらなければならないはずなのに、反対に、至る所で神様が離れ始めておられたのです。人々の心から、家庭から、学校から神様が離れようとされていました。振り返ってみると、ニューヨークのマンハッタンの5番街を歩きながら、アメリカを離れていかれる神様にすがりついて限りなく涙を流したことが、昨日のことのようです。不幸にもアメリカは、文総裁の預言したとおり、道徳的に衰亡の一途をたどっています。天上と地上に神の国が成就される時代皆様!文総裁が、なぜアメリカで反対されながらも苦労して、このように叫んでいるのでしょうか。文総裁は、神様が今日、アメリカを訪ねてこられるまでに流された血と汗と涙の苦労をだれよりもよく知っているので、去る30年間、アメリカにいながら1日たりとも気楽に過ごしたことがないのです。アメリカの主人はだれですか。ホワイト・アメリカンやブラック・アメリカンではありません。“神様がアメリカを愛されるようにアメリカを愛する人”が本当のアメリカの主人です。アメリカは、地上に神の国を立てるために選ばれた長男のような長子権代表国家なので、今もイエス様は霊的に主にアメリカの地にいらっしゃりながら、そのみ旨を果たしてくれることを切に祈っていらっしゃるのです。一方、文総裁は神様のみ旨に従って1982年にワシントン・タイムズ社を設立し、アメリカが行くべき正しい方向を提示する保守正論紙として、アメリ力の世論を主導してきました。そして真の家庭の価値運動と青少年たちのための純潔運動を通じて、強力な救国救世運動を展開してきました。このすベてのものは、アメリカが神様の摂理の前に正しく立つことを願う心から投資してきたのです。文総裁が1965年にワシントンを訪問し、指定したホワイトハウスの近くの聖地には、今も夜を明かしてアメリカのために祈祷する群れがたくさんいます。皆様はすべて、心の門を開き、あのピルグリム・ファーザーズから歴代の愛国の烈士たちまでの切なる願いを聞くことができなければなりません。内外の貴賓の皆様!今、始まった新千年は、6000年の間、追い求めてきた神様の救援摂理歴史がみな終わり、エデンの園で失ってしまった創造理想が天宙的に実現される時です。人間の堕落によって主人を失った万物の嘆きも解放される時であり、長い間、別れていた父母と子女が再び出会い、これ以上涙のない新しい天と新しい地が成し遂げられる時であり、霊界と地上が一つに通じ、地上と天上に神様の国が成就する時代です。生きていらっしゃる神様の直接主管が、全般、全能の権勢として現れる時代です。さらに東西両洋全体が、天地父母を中心に「一なる神様のもとの一つの宇宙」として地球星大家族主義の世界が実現される時です。これは、聖書に預言された「旧約」の約束と「新約」の約束が成就される、成約時代の完成を意味します。今、時が来ました!アメリカが目覚めるべき時が来ました。第2の建国運動を挙国的に展開し、神様を中心とした真の父母、真の家庭、真の国家、真の世界を取り戻すべき時です。そうして、離れようとされる神様を再びお迎えしなければなりません。6000年間も準備して訪ねてこられた神様は、アメリカを離れられたとしたら、どこに行かれますか。神様さえ正しくお迎えすれば、家庭問題、倫理問題、青少年問題、人種問題は自動的に解決されます。五色人種が一つに相まみえて生きていくアメリカは、地上天国のモデルなのです。このとき、わたしたち皆が一致団結して、人類が進むべき道を開かなければなりません。長子の国であるアメリカが先頭に立って、天の父母様に侍り、世界各国を神様の前に導く先導者的な使命を完成すべき時です。この歴史的な課業を完遂するために、共に同参してくださるようお願いいたします。もう一度、この場を訪ねてくださった皆様に深甚なる感謝をささげ、天と地に平和と自由と正義があふれる新たな千年王国が始まることを願いつつ、私の話を終えようと思います。皆様の家庭と国に、神様の祝福が共にあらんことを願います。ありがとうございました。一休さんのような機知(トンチ)ではありません。奇知=人とは異なる知恵すなわち神様の知恵世界平和を願う奇知の外の凡人が徒然なるがままに書く日記です。↓↓ にほんブログ村ランキング参加中。応援クリックお願いします。↓↓
2020.05.18
コメント(0)
韓鶴子総裁御言選集 - 目次韓鶴子総裁御言選集 1巻 真の父母様を中心とした一つの世界 第1部 真の父母としての韓鶴子総裁の生涯 第2部 国家の復帰のための世界宣教戦略 第3部 伝統の伝承と相続 第4部 世界平和実現の課題 第5部 二世教育と未来の人材の養成 第6部 孝情天苑を中心とした理想天国のモデル 第7部 天一国安着のための祝福家庭の責任韓鶴子総裁御言選集 2巻 理想家庭と平和世界のモデル 第1部 真の愛運動と女性の役割 第2部 理想家庭と平和世界のモデル韓鶴子総裁御言選集 3巻 天一国と私たちの使命 第1部 平和世界に向かう道 第2部 神様と人類の希望 真の父母 第3部 天一国安着のための私たちの使命韓鶴子総裁御言選集 4巻 愛しき君よ 花咲かせたまえ 第1部 真のお母様はいかなるお方か 第2部 聖婚と天の新婦の道 第3部 荒野路程と真のお母様の勝利 第4部 女性時代の開幕と世界巡回 第5部 真の父母宣布と清平摂理 第6部 最終一体宣言と天一国時代 第7部 真のお父様の手紙 人類の涙をぬぐう平和の母 自叙伝 [ 韓鶴子 ]韓鶴子総裁御言選集 3巻 天一国と私たちの使命第1部 平和世界に向かう道19. 天宙は私の故郷と祖国*このみ言は、2000年2月2日、第2回アメリカン・センチュリー・アワード授賞式で文鮮明総裁が語られたもので、その後、韓鶴子総裁が3月7日から10日まで開催された日本東西南北統一前進大会で宣布なさった。尊敬する内外の貴賓の皆様。きょう、私の夫である文鮮明総裁の80回目の誕生日を祝うために、公私共に御多忙の中を世界各地からこの場にお越しいただいた各層の指導者の皆様に心から感謝申し上げます。私は、今日まで共にいてくださり守ってくださった神様に、このすベての栄光をお返ししたいと思います。理想的な存在のモデル文総裁は、生涯を通じ、神様の創造理想を実現するという一念で、ひたすら諸般の難問題解決のために苦心し、努力してきました。16歳(数え)の少年の頃に天命を受け、楽園のイエス様をはじめとする歴代の聖賢と自由に交流しながら、神様のみ旨の究明とともに、人類救援のための復帰摂理歴史を完結するために、孤軍奮闘してきました。実は神様は、栄光と尊敬の玉座にいらっしゃるお方ではなく、堕落し地獄に落ちた子女たちを救うために苦労してこられた、悲しみと嘆息と苦痛の神様であられました。この意義深い日に、私たちが心に刻むべきことは、私たちがみな神様の心情と完全に一つになることであり、さらに神様のみ旨を果たすことです。人間は堕落によって霊的無知に陥ることにより、神様の実在および人間と宇宙に対する根本的な無知に陥りました。したがって、肉身をもってこの世をどのように生きるべきか、死後の霊界の実在と、その準備として地上生活をどのように過ごすかということを知らないまま生きてきました。神様のみ旨と心情を知って生きてきた文総裁の生涯は、一言で言えば、昼夜を忘れ、季節も環境も超越して、ただみ旨を成就するために全心全力を尽くしてきた道でした。文総裁の80年の生涯を振り返ってみるとき、これまでの多くの苦難と迫害にもかかわらず、今日まで皆様と共に過ごすことができたのは、神様が助けてくださったからです。文総裁はこれまで、世界の至る所の公席で1万回以上語り、これが既に300巻以上の書籍として発刊されました。きょう、世界最高の指導者の皆様を迎えたこの意義深い場で、これまで私たち夫婦が考え、教えてきた内容の一端を「天宙は私の故郷と祖国」という主題でお話ししようと思います。本来、天宙は人間が主人となって暮らすように造られた巨大な家です。そしてこの天宙の中心となった人間は、上下、左右、前後の関係性、すなわち父子関係、夫婦関係、兄弟関係の中で球形として存在します。神様は、この上下、左右、前後の1、2、3、4、5、6の中心である第7の位置にいらっしゃいます。それで、神様は、私たちの日常生活を指導されながら、見えない中心の位置にいらっしゃいます。理想的な存在モデルと真の愛人間は堕落し、落ちたサタン圏から、神様の救済により自由と解放を受け、真の息子、娘として成長したのちに、相対に出会って真の夫婦となり、さらに子女を生み、真の父母となることが正常な人生路程です。したがって、私たちは、真の子女を否定することができず、真の夫婦を否定することができず、真の父母を否定することができません。これを否定すれば、宇宙の原則に逆行し、自らの存在を破壊することになります。ですから、人間は、真の父母と真の夫婦と真の息子、娘で構成された真の家庭を成し遂げなければならず、これが正に理想的な存在のモデルです。人間は、家庭で真の父母の愛を完全に受けなければならず、真の夫婦の愛を完全に受けなければならず、それから真の息子、娘の愛を完全に受けなければなりません。このようなすべての人間関係を完成させるものとは何でしょうか。それは、お金でもなく、知識や権力、あるいは物質的な力でもなく、均衡の取れた神様の真の愛しかありません。真の愛は、投入する力です。与える力であって、受けることのみの力ではありません。すべてを与え、零点の位置に入っていくのです。完全に空いた場になるので、零点の位置には、何が入ってきても0Kです。それで、与える力が永続するので、戻ってくる力が加重されて永続することによって、永遠の均衡が形成されるのです。ですから、真の愛を中心に、ために生きる世界は授受作用を通して完成されるのです。天地のすべてのものが相対的関係で存在しているのも、このように与え合う作用を通して、真の愛の世界を成就するためなのです。相対関係において、すべての授ける力に対して、戻ってくる力が運動することによって、その中心点は永遠に定着できるのです。すなわち、幸運の数である7のような真の愛の中心位置に神様がいらっしゃり、全宇宙が均衡を取って運行しているのです。天運というのは、このように受けて返す巨大な天宙的な流れです。その中で、愛も流れ、空気も流れ、水も流れ、光も流れます。しかし、その流れは巡り巡って、再び円形になっていくのです。信仰および平和と統一の本郷の地は故郷と祖国紳士淑女の皆様。善なる人とは、どのような人ですか。様々に定義することができるかもしれませんが、一つは、受けたものを踏み倒す人は悪なる人であり、受けたものに対して、プラスして施す人は善なる人であるというのです。ですから、子女が自分よりも劣ることを望む父母はいません。立派になることを望みます。また、夫は妻を、そして、妻は夫が自分よりも素晴らしくなることを願います。また、兄は弟を、弟は兄がもっと立派になることを願うのです。したがって、受けたものよりも、もっと大きなものを返そうとするのが父母の願いであり、夫の願いであり、子女の願いであり、万物の願いであり、結局、宇宙の願いなのです。さらには、大きな心で「天宙が私の故郷であり、私の祖国である」という考えをもった人こそが、自由と解放を受け、天宙的な歓迎を受けます。個人的に歓迎され、家庭、国家、世界、天宙的に歓迎されてこそ、結局、神様の真の息子、娘になることができるという結論が出てくるのです。それでは、皆様はどこで暮らしたいですか。自分が生まれた本然の故郷で暮らしたいはずです。本然の故郷は、広い意味で考えるとき、天宙の中でも地球星であり、祖国は先祖の代わりに私たちの神様がいらっしゃる所です。この地球星で堕落していない本然の父母、兄弟、息子、娘が共に暮らすならば、そこがすなわち、「私」の本郷です。そこには、黒人、黄色人種、そして白人が共に調和して暮らしています。このすベての人種は誰の息子、娘ですか。父母は一人の方であられます。したがって、宇宙で、東西南北のどこに行こうと共にいらっしゃる神様が人類の父であることは間違いないのです。ですから、アメリカの主人が白人である、黒人である、黄色人種であるという考えは誤りです。アメリカの主人は神様であられます。皮膚の色が違うのは、住んでいる地域によって気候と環境が異なるので、それに合わせるためなのです。それで、雪の多い地域には白人が多いのです。反対に太陽の光が強いアフリカのような所には、黒人がたくさんいるのです。しかし、人は根本的に同じです。例えば、血の色や、筋肉や骨の形は、すべて同じです。そして、互いに愛し合うことも同じです。したがって、人種の差別はあり得ません。それで、統一教会では国際祝福結婚式を通して、人類平等を実現してきました。自然の道理と原則を尊重してみると五色人種(すべての人種)が互いに結婚するようになったのです。黒人と白人が結婚することは、極と極が一つになることと同じです。あるいは、黄色人種と黒人が結婚すれば、お互いの長所を受け継ぐようになり、より優れた子孫を生むと考えるのです。愛があるところには、葛藤がありません。たとえ、皆様の生まれた故郷と祖国は異なるとしても、一つ間違いないことは、信仰の本郷地であり、平和と統一の本郷地は、真の愛を中心とした祖国と故郷であるということです。最も重要なことは真の愛、真の生命、真の血統人間世界で、最も重要なのは真の愛、真の生命、そして真の血統です。真の愛には真の生命があり、真の血統が連結されます。真の血統が連結されなければ、真の愛が連結されません。また、真の生命が連結しない愛は、偽りの愛です。真の生命は、真の愛と真の血統の関係の中で懐妊されるのです。このように、真の愛と真の生命と真の血統を通して、永生の道が開かれるのです。真の人となり、真の愛と真の生命と真の血統を後代に残すことが神様の創造理想なのです。永遠の真の愛、永遠の真の生命、永遠の真の血統の主人であられる理想的な神様に似た人が、天の国の完全な真の息子、娘になります。どうして結婚をするのかというと、正にこのような真の血統的伝統を過去、現在、未来に連結するためです。堕落する前、アダムとエバは神様に直接、自由に対することができたのですが、堕落したのちには、以前のように神様と対することができなくなってしまったのです。さらには、堕落したアダムの子女であるカインとアベルは、神様の血統を受けることができず、サタンの血統を受け継ぎました。したがって、イエス様は、ヨハネによる福音書第3章3節で、「よくよくあなたに言っておく。だれでも新しく生れなければ、神の国を見ることはできない」と言われました。人間は、血統的に誤った愛によって、誤った生命をもっている自分自身であることを自覚しなければなりません。人間は、自分たちが愛の怨讐であり、生命の怨讐であり、血統の怨讐の位置にいるという事実を、この上なく恥ずかしく思わなければなりません。神様は、今日の世界でフリーセックスやホモセックスが乱舞していることを御覧になって、言葉にできない悲しみと苦痛を感じていらっしゃいます。しかし、怨讐の息子、娘を自分の息子、娘よりも、もっと愛さなければならないというのが神様の立場です。投入して忘れ、また投入して忘れながら、失ってしまった息子、娘を再び取り戻そうとするのが、神様の救援摂理です。堕落した人間を救い出すためには、それよりももっと強い生命力を投入しなければなりません。堕落し、偽りの種で腹中に妊娠した子女を見ながら、悲しみ、心を痛める神様がどれほど哀れでしょうか。そのような子女が繁殖し、今日の60億の堕落した人類となったのです。人間は本来、3時代を通過するようになっています。母の腹中時代は水中時代であり、地上世界は土と水と空気の時代であり、死後の世界は愛の時代です。胎児が母の胎で栄養をもらって育つのと同じように、人間の肉身は、地球星で万物を食べながら成長するのです。それで、人間は、地を母のように愛さなければならないのです。霊界は、太陽の光のような光が、いつも光り輝いている所です。太陽は常に昼です。霊界もこれと同じです。霊界での愛の光は、変わることがありません。朝でも夜でも、北極でも南極でも、愛は変わることがありません。そのような真の愛に満ちあふれた世界が霊界です。霊界は、春夏秋冬の季節を通じて実った収穫物を貯蔵する倉庫と同じなので、地上世界の人生が結実する所です。人類の真の父母として来られる再臨のメシヤ復帰歴史路程で、これまで神様の直接的な真の血統が連結され、真の生命をもって出生した人は、イエス様しかいません。これまで堕落した人類の中で、地上や霊界で、神様の直接主管圏に入っていった人は一人もいませんでした。それで神様は、これまで独り、孤独な悲しみの歳月を過ごしてこられたのです。したがって、人間も悲しく、万物も悲しい世界となってしまったのです。それで神様は、信じることができる一人の人、すなわち、血統を浄化させ、真の生命に重生させ、神様の真の愛を受け継ぎ、解放の主人になることができる一人の男性、メシヤを求めてこられたのです。皆様も御存じのように、アダム以降、旧約時代の歴史は、メシヤを迎えるための選民の歴史でした。準備された選民、イスラエルを通して、イエス様がメシヤとして来られ、万民をイエス様の家庭と接ぎ木し、真の血統を世界化しようとされたのが神様のみ旨だったのです。しかし当時のユダヤ民族の不信により、イエス様が十字架にかかって亡くなることによって、その歴史は再臨理想として残されました。したがって、再び来られる再臨主は、人類の真の父母の立場で、再び真の愛の家庭を取り戻し、天地父母の位置を経て、人類救援摂理を完成しなければなりません。メシヤが出発する起点は、アダムとエバが堕落せずに完成した家庭よりも、もっと神様に栄えある立場で素晴らしく侍ることができる孝子、孝女の家庭にならなければなりません。メシヤは、真の愛を中心とした父の立場で、真の生命と真の血統を連結し、新たに出発しなければならない人類の理想的な核となる家庭の主人です。ここから、祝福結婚した家庭を連結し、地上天国と天上天国が完成するのです。したがって、メシヤは人類の真の父母として来なければなりません。来られるメシヤは、サタン世界の愛とサタン世界の血統を否定し、神様の真の愛で連結した、完成した個人、家庭、氏族、民族、国家、世界と天宙を形成しなければなりません。すなわち、真の父母の愛によって、全人類が新たな祝福結婚をすることによって、新しい血統的家庭の相続を受けなければならないのです。そしてこれは、真の愛でなければ道がないという事実を知らなければなりません。こうして、サタン世界の地獄圏を解放しなければなりません。したがって、全人類は、8段階の復帰過程を経て、神様の子女の立場を取り戻さなければなりません。本来なら、腹中時代を経て、幼児時代、兄弟時代、婚約時代、夫婦時代、父母時代、祖父母時代を経て、王と女王の時代までの8段階を経なければなりません。結局、人間は、神様の子女として王、王妃として、天地の大主人になるという目的で生まれたことを知らなければなりません。完全に生まれ変わった新しい人になるためには皆様。このように、私たち人間は本来、成長し、男性は女性に出会って王となり、女性は男性に出会って王妃となり、天の国の王子、王女として、天の国のすべてのものを相続される相続者の位置にまで行かなければなりません。このためには、地獄の底から、8段階の蕩減条件過程を通過して天国まで一体化させなければならないのですが、これは、メシヤとして来られる真の父母の祝福を通してのみ可能です。このような祝福家庭は、世の中の助けとなる主体的な家庭にならなければなりません。このように、完全に生まれ変わって新しい人になるためには、神様を中心として、絶対信仰、絶対愛、絶対服従を実践しなければなりません。文総裁もやはり、生涯を通じてこれを実践してきました。神様は、宇宙を創造されるとき、絶対信仰をもって造られました。さらに、神様は私たち人間を愛の絶対的パートナーとして造られました。絶対従順とは、自分自身までもすべてなくして、完全投入することを意味します。このように投入して忘れ、投入して忘れて、最終的に自分という概念さえすベてなくなる零点に進入するのです。神様は、信仰もすベて注いだので、残ったものは零点であり、愛もすベて注いだので零点であり、純情もすベて注いだので零点です。しかし、神様の真の愛は投入するほど大きくなるのです。私たちはこのような神様に似なければなりません。愛を否定されても、さらに愛し、投入しても、もっと投入してこそ、怨讐を真の愛で自然屈伏させる位置まで進むようになるのです。神様がそのような道を歩んでこられたのであり、天地父母がそのような道を歩んできたのです。投入して忘れてしまい、投入して忘れてしまうことを続ける人が中心者となり、全体の相続者となり、孝子の中の孝子となります。家庭の中でも、祖父、祖母をはじめとして10人の家族が暮らすとしても、最もために生きる人が家庭の中心となるのです。愛国者も同様です。投入して忘れてしまうほど、忠臣、聖人、さらに進んで聖子として決定されるのです。神様は、人類歴史始まって以来、いかなる存在よりも、真の愛を中心として、より一層ために投入して忘れてきたのであり、また、永遠に継続して投入できるので、ために生きる人の王となり、先祖となることができます。文総裁が導いてきた統一教会が、短い期間に世界的な宗教団体として成長したのも、正にこのような原理原則で努力してきたからです。文総裁の生涯を振り返ってみるとき、総裁が人類救援の道を行くとき、今日に至るまで、有形・無形世界の億万のサタン勢力が反対し、多くの宗教指導者たちが反対し、各国の政権が反対しましたが、文総裁は堂々と彼らのために生きてきたので、いつの間にか、彼らの中心の位置に立つようになったのです。真実を理解できず反対する彼らのために生き、反対する彼らの子女たちのために投入し、反対する政権のために生きていくと、いつの間にか文総裁が尊敬されるようになったのです。私たちはここで、天の戦法とサタンの戦法がどのようなものであるかを学ぶことになります。すなわち、天の戦略は打たれて取り戻すのであり、サタンの戦略は打って失ってしまうのです。国際合同結婚式の意義このような原則のもとで、文総裁は、人類救援のために、五大洋六大州に広がっている五色人種を一つにし、一人の方、神様のもとの一つの世界を実現するために、国際祝福結婚式を挙行し、数千、数万双の若者たちを祝福結婚させてきました。東洋と西洋が結婚を通して一つになるとき、世界で最も大きな文化的葛藤はなくなるはずです。アメリカ人とドイツ人が結婚し、夫婦が真の愛で一つになれば、怨讐だった二つの国が神様の真の愛によって一つになるのです。さらに、文総裁は、霊界にいる霊人たちまで、真の愛によって祝福してきました。地上と天上に天国が形成されるためには、霊界にいる霊人たちまでも祝福を通して解放しなければならないのですが、それは、実体の真の父母を通してのみ可能なのです。人類の先祖が偽りの父母として罪悪の種を蒔いたので、メシヤは、人類の真の父母として来て、地上と霊界の全人類を解放してあげなければならないのです。血統で誤った問題に対する解決は、全知全能であられる神様でさえも、一人では成し遂げることができないのです。もし、神様ができるのであれば、既にずっと以前に解決されていたはずであり、また人間に堕落もさせなかったはずです。しかし、人間に賦与された自己の責任分担に対しては、原理法度の神様は、一切干渉することができないのです。したがって、再び来られるメシヤは、人類の真の父母として来られ、血統を汚した原罪をもつ人間を真の愛によって重生してあげなければなりません。このような点から、私たち夫婦が主導してきた国際合同結婚式の意味は、単に男性と女性が配偶者として出会うことのみにあるのではありません。本然の神様の生命の種を与えられ、真の神様の子女として生まれ変わるための、神聖で偉大な重生の儀式なのです。このように、蕩減原則を通して個人、家庭、氏族、民族、国家、世界、天宙的蕩減時代を経て、最終的には、霊界解放と地上解放時代を迎えたのです。世界が、数千、数万の民族に分かれ、父母、夫婦、子女まで分裂し、宗教圏も、キリスト教、イスラーム、儒教、仏教など四大文化圏に分かれてきましたが、今私たちは、大統一の家庭化時代を迎えました。新約時代を経て、完成時代である成約時代を経て、堕落がなかった本然の第四次アダム圏時代に入ってくるようになったのです。言い換えれば、今は、国家主義時代が過ぎ、世界主義時代を超えて、天宙が一つの神様のもとで、一つになる時代に進入したのです。さらに地球星が全祝福家庭たちの故郷となり、神様がいらっしゃる天上世界は祖国になり、それが一つになることによって、永遠の祖国光復である地上・天上天国が始まるのです。真の愛の天宙化は新千年天国の完成内外の貴賓の皆様。文総裁は、新千年が始まる午前零時に、全世界に送るメッセージを通して「真の愛の天宙化は新千年天国の完成」というみ言を宣布しました。「真の愛の天宙化」という言葉は、天と地を真の愛の家にするという意味であり、新しい千年を迎え、全体世界を通して天国を完成するのです。天宙は、神様から出発したので、その対象的立場にある愛の家が完成するためには、家庭や氏族、民族、国家、世界が同じ公式的な原理に基づく家を求めて、一つにならなければなりません。国は、家庭が入ることができる愛の家であり、世界は、国が入ることができる愛の家であり、さらに天宙は、世界が入ることができる愛の家です。その中でも、真の愛の家庭というものは、巨大な天の国の家である天宙の出発点であり、核になります。家庭で夫は、妻の真の愛の家であり、妻は、夫の真の愛の家であり、父母は、子女の真の愛の家であり、子女は、父母の真の愛の家です。神様の国は、真の自由と信仰、そして理想が実を結んだ花であり、真の愛と真の生命、そして真の血統が定着した真の家庭がとどまる所です。さらには、永遠の真の愛と幸福が満ちあふれた千年王国時代が始まる所です。これまで文総裁が主唱してきた天地安息圏の中心は、神様が共にいらっしゃる真の男女が結合した家庭なので、真の家庭の価値を説き明かしてきました。したがって、私たちは、聖書で言うエデンの園をこの地球上に具現させなければならないのです。今、新たに迎えた新千年は、6000年間の救援摂理が完結され、創造理想を中心とした本然の天の国が建設される時です。旧約と新約の約束が成就される、成約の時代です。二度と涙がなく、死亡がなく、哀痛の声が聞こえない、新しい天と新しい地を意味します。水晶のような澄んだ生命水を代価なく分け与えられる、条件のない真の愛の時代を言うのです。霊界と地上が一つに通じ、天上と地上に神様の国が成就される時代です。生きていらっしゃる神様の直接王管圏が、復帰された長子権、父母権、王権を通して、全体、全般、全権、全能の新時代を開く時です。以上のように、地球星は人類の故郷であり、霊界は人類が完成、到達しなければならない永遠の祖国を意味するのです。最後に「一人の神様のもとの一つの国」を越え、「一人の神様のもとの一つの天宙」として、天の父母を中心とした地球星大家族主義の世界が形成される時です。したがって、私たちは、神様と人間の根本関係である父子の関係を心に刻み、「天宙」すなわち霊界と地上を「私たちの故郷と祖国」として創建するために、積極的に先頭に立ってくださるようお願いいたします。重ねて、この場を訪ねてくださった全世界の指導者の皆様に感謝し、四海同胞がお互いに真の兄弟姉妹となり、平和と自由、そして正義があふれる新しい千年王国が始まることを願いながら、み言を終えようと思います。皆様の国と家庭に神様の祝福が共にあることを祈ります。ありがとうございました。一休さんのような機知(トンチ)ではありません。奇知=人とは異なる知恵すなわち神様の知恵世界平和を願う奇知の外の凡人が徒然なるがままに書く日記です。↓↓ にほんブログ村ランキング参加中。応援クリックお願いします。↓↓
2020.05.16
コメント(0)
韓鶴子総裁御言選集 - 目次韓鶴子総裁御言選集 1巻 真の父母様を中心とした一つの世界 第1部 真の父母としての韓鶴子総裁の生涯 第2部 国家の復帰のための世界宣教戦略 第3部 伝統の伝承と相続 第4部 世界平和実現の課題 第5部 二世教育と未来の人材の養成 第6部 孝情天苑を中心とした理想天国のモデル 第7部 天一国安着のための祝福家庭の責任韓鶴子総裁御言選集 2巻 理想家庭と平和世界のモデル 第1部 真の愛運動と女性の役割 第2部 理想家庭と平和世界のモデル韓鶴子総裁御言選集 3巻 天一国と私たちの使命 第1部 平和世界に向かう道 第2部 神様と人類の希望 真の父母 第3部 天一国安着のための私たちの使命韓鶴子総裁御言選集 4巻 愛しき君よ 花咲かせたまえ 第1部 真のお母様はいかなるお方か 第2部 聖婚と天の新婦の道 第3部 荒野路程と真のお母様の勝利 第4部 女性時代の開幕と世界巡回 第5部 真の父母宣布と清平摂理 第6部 最終一体宣言と天一国時代 第7部 真のお父様の手紙 人類の涙をぬぐう平和の母 自叙伝 [ 韓鶴子 ]韓鶴子総裁御言選集 3巻 天一国と私たちの使命第1部 平和世界に向かう道15. 新しい歴史が始まった基元節*このみ言は、2013年2月23日に天正宮博物館で開かれた世界頂上・国家指導者晩餐会で宣布されたものである。基元節に参加し、きょうこの場まで参席してくださった貴賓の皆様を心より歓迎いたします。ご存じのかたもおられるでしょうが、基元節は新しい歴史の始まりとなり、起源となる日です。人類歴史において、必ずなければならず、来なければならない日なのです。しかしこのような日が、簡単に成し遂げられるということはありえません。心と体が一つになる運動からしばらくの間、私が神様の天地創造についてお話したいと思います。聖書には(天地創造には)6日間かかり、7日目に安息されたと記録されています(創1〜2:3)。しかし、このような日付の概念ではない、基元節を「13日」に設定するまでには、天の摂理は、6日ではなく「12」という期間を経て、13日目を神様の夢がかなえられる日として立てられたのです。そうして、気体、液体、固体(の鉱物界)から始めて、微生物、小さなアメーバから始めて、高等動物に至るまでを創造され、最後にアダムとエバを創造なさり、「はなはだ良かった」と言われました。そして、13日目になる日を待たれました。その日が正に、神様の夢がかなえられる日だったのです。ところが、どうなったでしょうか?天も、これまで人類歴史を通して平和世界を追求してこられました。これまで数多くの宗教と善なる人々を通して、どれほど努力してこられたか分かりません。しかし、今もなお私たちは困難を抱えて生きています。どうしてこのようになったのでしょうか。アダムとエバが、神様の願いを成し遂げるところまで行くことができなかったのです。み言どおりに成長しなければならなかったのに、天使長の誘惑によって堕落してしまいました。それで聖書には、エデンの園から追い出されたとあります。そのため人類歴史は、戦争と苦痛と飢餓による困難な歴史を経てきました。人間によって誤ったので、人として来られて蕩減復帰摂理を完成させてこそ初めて、神様のみ旨が成されるのです。このような蕩減復帰摂理というものは、言葉で言うのは簡単ですが、実践することはたやすいことではないのです。摂理に責任を負った人々は、サタンの讒訴条件を勝利しなければなりませんでした。旧約、新約を通して、ご存じのかたもおられるでしょうが、2000年のキリスト教歴史だけを見ても、本当に大変だったのです。世界平和のための未来指導者を養成ところで先ほど皆様は、文鮮明総裁、天地人真の父母様に対して多くの証しをしてくださいました。私たちにとって、あまりにもありがたいことです。このような人類にとっての希望の灯火となられました。このようになるまでの(統一教会創立から)60年の生涯は、血と汗と涙でつづられた蕩減復帰摂理歴史でした。犠牲でした。しかし、(それを)完成なさいました。それゆえに、きょう、基元節という新しい歴史が始まるこの日を迎えるようになったのです。この日を迎えるまで、特別に12年間、あらゆる精誠と、全ての面において自ら実践なさって、教育をしてこられました。統一家の責任者たちや祝福家庭たちは、よく分かっていることでしょう。この日は簡単に誕生した日ではないのです。天の父母様の願いであり、人類の願いがかなえられた日です。新しい歴史が始まる日なのです。このような日を迎えることができた皆様は、本当に祝福されたかたがたなのです。そのため、これからが重要です。私は、環境創造を始めました。天一国を出発するこの時点です。天一国は、(私たちが)神様を天の父母様として侍り、そのかたの子女となることです。(天の父母様は)私たちの父母であられます。万王の王であられ、私たちを天一国の民として抱いてくださいました。ところが、まだ世界では、70億もの人類がみな、(そのことを)分からずにいます。皆様は本当に福を受けたかたがたです。どのようにしてこのように摂理歴史に同参することができたのでしょうか。私はこの瞬間から、環境創造を始めます。(文)総裁は、いつもこのように語られていました。「無知には完成がない」と。そして多角的に、全ての面において、地位の高さ・低さを問わずに教育されました。理解できるようにされたのです。そうです。個人から家庭、氏族、民族、国家、世界が一つになることのできる道は、この道しかありません。それゆえ、まず初めに教育に重点を置こうと思います。そうして、未来の指導者養成はもちろんですが、各界各層の全ての指導者たちから教育していこうと思います。それは世界平和のための道なのです。神様を中心とした一つの世界を成そうとする実践行動なのです。皆様はそれぞれの国の指導者であられ、責任者であられます。(これまでも)そのような人生を生きてこられたことと思います。私たちが本当に力を合わせて、自由と平和と統一と幸福があふれる真の愛の世界、全てを自ら進んで行動できるそのような世界、それは私たち個人の心と体から一つになる、そのような運動から始まらなければならないのです。このような面において、ここにおいでくださった貴賓の皆様が、共にそれぞれのお国において、未来に向かい、そして私たちの現実を克服できるよう、互いに力を合わせて一つの世界をつくるに当たり、担い手となってくださることをお願いいたします。ありがとうございました。一休さんのような機知(トンチ)ではありません。奇知=人とは異なる知恵すなわち神様の知恵世界平和を願う奇知の外の凡人が徒然なるがままに書く日記です。↓↓ にほんブログ村ランキング参加中。応援クリックお願いします。↓↓
2020.05.15
コメント(0)
前回「証「統一家の誇りであるお母様」-- 姜賢實伝道師(前編)」(2020.05.15)の続きです。元光言社職員・中村仁史氏ビデオ第4弾ですが、家庭盟誓の「絶対信仰・絶対愛・絶対服従」を挙げながらも、サンクチュアリ教会へ逝かれた姜賢實女史こそが1952年から原理原本の写本をしたからといっては、また、サンクの亨進氏の元へ来てはサンクの母としての祝福(?)を受けたことを理由としてか、彼女こそが「絶対信仰・絶対愛・絶対服従」の手本であるかのように語っていました。上記のように中村氏は語っていましたが、1986・87年ころに姜賢実伝道f師がお母様(父母様)について証されたものです。この中で姜女史はお母様の絶対信仰と絶対従順を称賛していました。かつては洗礼ヨハネやペテロがイエス様を証しながら、最後まで従っていかなければならなかったのですが……。「韓鶴子女史 御言選集 愛の世界」(1989年2月、光言社)に掲載されていた「姜賢實伝道師の証」の後編です。 統一家の誇りであるお母様(Ⅱ)姜賢実伝道f師が祝福家庭婦人会の集いで語った証 お母様の勝利は絶対的信仰と侍奉の結晶 一九七六年以前には、お母様はわずかなお金も自由に使うことができませんでした。しかし一九七七年以降はそういう制限もなく、家庭の母として、教会の母として、天宙の母として、堂々たる真の母として、より大きな責任を果たし、また責任を持たれたのです。 私たちのお母様に普通の人と違った点があるとすれば、神を信じることにおいて真心から信じたという点です。本当に神を愛することにおいては、すべてをささげて愛されました。針の先ほども疑わず、前面的に真心をもって信じてこられたのです。もしそのような信仰の基台がなかったならば、神が選び立てられなかったことでしょう。これはお母様が歩んでこられた路程を見て知ることができるのです。 次にお母様は、霊的な面において非常に繊細で、敏感でいらっしゃり、人に対するときにも事物に対するときにも、洞察力や観察力があまりにも正確であるということです。お母様の心に反映することは、すべて真実であり、正確であるということができます。 第三には、お父様に対する絶対的な忠誠心を持ち従順な点であるといえます。献身することをはじめとして、お父様がどんな方向に導いたとしても、どんなことをおっしゃっても、どんなことを願われても、喜びの心で従う生活をしてこられました。お母様はまずお父様の思いを察しられたのです。「ああ、このような思いを持っておられるのだ」「ああ、このようなみ意を持っておられるのだ」と感じて把握され、お父様が言われる前にまず、すべてを知って備え、合わせることのできる賢明な内的土台を持っておられたのです。 四番目としては、お母様はどんなときでも自分の所有という思いがなく、無私の生活をされました。持っておられるすべての物を自分のものと思わず、神と天宙のものと信じてこられたのです。どんなに貴重で高価な物であったとしても、「これは私のものなのに」という所有観念を超越されたのです。 だれかにあるかぎりの物を与えて喜び、まただれかがそれをもらって喜ぶことを考えながら、ご自分が持っておられる物は結局全部人に与える生活をされました。お父様はお母様がこのような性質を持っておられることに対して、「いつも神に感謝する」と語られたのを聞いたことがあります。 自分の所有観念を捨てるのは、本当に難しいことです。無私の心とは、私のものを私のものとして認めないということです。事実、私が私のものとして認めるときは、私が立つことのできる足場があまりにも狭くなることを感じます。数坪の土地を得て誇る人がいるとすれば、その人は自分が所有している数坪の土地を除外した全世界にあるすべての地を失った者となるのです。 友を何人か得て誇る人がいるとすれば、その人は今得ているその何人かを除外した全世界の魂を失ったのと同じです。 お金を何千万ウォンか持って誇る人がいるとすれば、その人は自分が持っている何千万ウォンを除外した全世界の富を失うことになるでしょうし、全世界の宝物を失う立場に立たざるをえないのです。 失うときに見いだすことができ、捨てるときに得られることを私たちは考えないでいるのです。自分のものは自分のものであるということになれば、すべての物が他の人のものと思うようになります。しかしお母様はすべての物を神様のもの、天宙のものとして考えておられるために、すべての物を全部与えて喜ぶ生活をされるのです。 お母様の伝統は私たちみんなのもの 私は一九八O年度にアメリカに行き、約三か月間お母様とともに生活したことがありました。そのとき私はより一層身近にお母様の内面について読み取ることができ、学ぶことができ、知って感じることができたのです。それである日のタ方、私はお父様にこう申し上げました。「お父様、神様が本当に私たちのお母様のようなかたをどこに隠しておいてこのように見つけ出し、このように大きな使命を与えられ、それを担えるようにしてくださったのか知りませんが、私はあまりにもあまりにも感謝する思いでいっぱいです。本当に私たちは、お母様のようなかたがいらっしゃらなかったら、どうなっていたでしょうか」。 お父様は「そう、どんな点がそれほど素晴らしいの」と尋ねられました。私は「まず神様に対する絶対的な信仰、お父様に対する不変の忠誠心と従順な心、そして食口たちに与えてもまた与えたいし、会ってもまた会いたいという心情と、食口たちのために生きてもなおために生きようとされる、そんな心を持っておられることが本当にありがたく思われます」と申し上げると、お父様の表情が明るくなり、喜ばれるのでした。 ある日、お母様と一日中一緒に過ごしたことがありました。そのときお母様は「前線で苦労しながらみ旨を進めるために頑張っている私たちの食口を思うと、私は本当に胸が張り裂けるようです。食べることもできずに飢え、寒さと空腹と疲労の中で、み旨を進めるためにきょうも命を失っていく食口たちを思うたびに……」と言われ、それ以上言葉を続けることができず、胸を詰まらせられました。 そして「私たちはこのように犠牲の代価を払ってきましたが、またこれからも苦労しなければならないでしょう。たとえどれほど難しく困難なことがあっても、闘って、必ずこの地にみ旨を成就しなければならないし、またみ旨を成就すべき課題が私たちにあるのです」と強調されるのでした。 本当に私たちには、犠牲の祭物があまりにも多かったのです。み旨を成し遂げるために苦労して霊界に行った人々が、どれほど多いか分かりません。その人々が果たしえずに残した仕事を果たさなければならない課題が、私たちの前に残されています。もし後日、私たちがこの課題を果たしえずして神の前に行くとするなら、神は明らかに私たちをとがめ、大声でどなり、しかることでしょう。 神が私たちをながめるとき、しかるまなざしで見つめるときがあるでしょう。それは神がみ旨を成すために、それだけの犠牲を払ってこられたからなのです。 私たちが行くべき道 結論を申し上げれば、父母様と私たちの間が、言葉の上でお父様、お母様と呼ぶだけの関係で結ばれるのではなく、真実で確かな関係をもって結ばなければならないのです。世の中の父母と子供の関係は、いかなる場所においても変わらないものであり、東洋、西洋とも同じです。情に乏しいといわれる西洋においても、確かな関係を結んでいるのです。 ところが私たち統一教会の食口たちの中には、十年間、二十年間、三十年間、「お父様」「お母様」「父母様」と言っていた人々が、そのまま離れ去っていくのをしばしば見ることがあります。これは、真の父母様と確かな関係を結ぶことができなかったからなのです。本当に確かな関係を結んだなら、離れることはできません。 信仰の道は決してたやすい道ではありません。天国はあまりにも尊く、高く、大きい所なので、そのような天国を所有しようとすれば、反対に最低の地獄の底から、辛苦をなめながら、通過しなければならないのです。そうして初めて天国に対する深い味わいを感じることができます。地獄の辛苦を味わわなかった人は、天国に入れてあげても、感謝する思いを持つことができないのです。かえって天国に対する価値を一文も感じることができないでしょう。 それゆえ、私たちのお母様は「今年も苦労をしましょう。苦労しなさい」と言われました。史吉子(サーキルジャ)宣教師(故劉孝元協会長夫人)の長男珍勝(チンスン)さんが幼いとき、「お父様は何とおっしゃったの?」と聞いてみると、「苦労しなさいと言われました」と答えたことが思い出されます。 苦労によってつくり上げた天国は、苦労を通して私が見いだした天国なので、世の中のいかなるものがやって来ても奪っていくことができないのです。 お母様は地獄と天国を共に通過されました。そのように最低の地獄の底まで苦労を味わいながらも、一言の不平もこぼされませんでした。ひたすら立てられた位置で、その場では実際につらく苦痛であっても、心では常に感謝しながらこの道を歩まれたのです。 それゆえにお母様は勝fされました。今は最高の栄光の立場を神から授けられたので、天地は「あなたは受けるべき栄光をすべて受けられました」とたたえるようになりました。 私たちはこの時間、お母様が力に余る困難な道を行かれるときに、私たち自身も共に行けなかったことを悔い改め、精誠を尽くして過ごすことができなかったことを申し訳なく思いながら、反省する心を持たなければなりません。 お母様が十字架を背負い、いばらの道をかき分けながら歩んで来られた峠の道には、多くの血と汗と涙がにじんでいるのです。お母様が行かれたその道が、私たちが行く道の路程となり、鏡とならなければなりません。 父母様は私たちを見て、もどかしく思われるのです。お父様が私たちを見さえすればどなりつけ、しかる理由は、私たちの心情が死んでいるからです。また、息絶えたこの地を見渡すとき、あまりにももどかしいと思われるのです。どんな方法を使ってでも生かすことが問題ですから、必死の努力をしておられるのです。 この前も来られて、全国を巡回され、最前線に立って走るようにみ言を伝えられました。それはまさに命の道をつくるためだったのです。緊迫した摂理の瞬間におかれている現時点であることを知らなければなりません。 サタンは私たちがどのように生きてきたかということを見て、嘲笑しています。そればかりでなく、ざん訴しているのです。だれがりっぱにしているものかと、サタンは神を嘲弄(ちょうろう)しています。私たちは立てた天道の前に外れない生活をすることによって、一生の記録を価値あるように、また意味のあるように、貴いものとして残さなければならない課題が残っているのです。私たちは殻を脱がなければなりません。殻を脱ぐということは、殻の信仰を脱ぐことをいうのです。 教会に入って数十年になったにもかかわらず、原理について尋ねると一つも分かりません。だれもがほかのことばかり気にしながら生きてきたからです。原理が頭のてっぺんから足のつま先まで成就されていなければなりません。原理が生活の中で成就され、自分が知っている分だけそれを実践して現さなければならないのに、一人もそういう人がいません。殻を脱がなければならないし、実が実っていなければならないのに、一人も実ってはいないのです。 私たちは父母様の代身者にならなければ お父様は今年六十七歳、来年は六十八歳になられますが、限りなく忙しいのです。そしてなさなければならないことがあまりにも多いので、常に追われておられます。それに私たちが歩調を合わせていかなければなりません。父母様の生きておられる間に神のみ旨を地上に成就しなければならない責任が私たちにあるのです。父母様が万民の父母として現れなければならない基盤をつくる今日の私にならなければならないという覚悟をしなければなりません。私たちの道が険しく困難に満ちているときには、お父様、お母様が行かれた道を考えれば、それを克服することができるでしょう。本当に難しくて、もうこれ以上行けないという心に押され、荷物をまとめて出ていこうという思いが来たとき、お父様の獄中路程を考えれば、勝利することができます。私たちは一人も落伍者になってはいけません。神と父母様と私たちの後孫のために、最後までこの地に残って、み旨を成し遂げるための礎石となり、肥やしとなり、一粒の麦とならなければならない課題が残っているのです。 ところが私たちの頭の中では、ほかのことを考えているのです。この間、お父様にこう申し上げたことがあります。 「お父様、本当に私たち統一教会の食口がどれほど真実に生きるかということが問題です。真実から離れるときには、神は顔をそむけるのではないでしょうか。顔をそむけられるとすれば、私たちが苦労して築き上げたものが一つ残らずなくなってしまうでしょう。そうなればどうしたらよいでしょうか」 お父様も深刻になられました。本当に真実が私たちの心の中から離れれば、明らかに神は私たちから顔をそむけられることでしょう。この時間もう一度、私たちがどれくらいみ旨にひたむきであり、忠誠を尽くしてきたか、またこのみ旨を成すにおいて私でなければならないという心があるだろうかということを考えてみなければなりません。 この地を私たちはみ言をもって一つ一つ占領していかなくてはなりません。逆に私たちが占領されてしまうとしたら、大変なことです。占領することができず、のまれてしまうしかない私自身になってしまったなら、悔い改めなければならないのです。 私たちも「父母様とともに勝利しました。また勝利しています。これからも勝利することでしょう」と誓いながら、必ず韓国教会を復興させなければなりません。「私たちがこの民族とこの国を本当に取り戻して、神と父母様におささげいたします」という決意を持ち、勝利の凱歌を歌うことのできるそのときまで、私たちはすべてを耐えて行かなければなりません。 統一教会で自分を中心として生きる人は、焼いてしまった卵と同じです。私たち統一教会では、焼いた卵のような人たちは必要としません。たった一人でも命ある食口を統一教会では願っています。真実な信仰のない食口、その人はあたかも焼いた卵のようです。焼いた卵は千万個あっても、その中から殻を割ってひよこが出てくることはありえないのです。しかし卵一個であっても、本当に生きている卵の中からは、時がくれば殻を割って、かわいいひよこが出てくるのです。私たちは命ある卵にならなければなりません。真の生命を創造しなければなりません。 絶対的信仰と実践のみが永遠に生きる道 二千年前、イエス様もやはり多くの人々を連れて働くようなことはされませんでした。イエス様はたった一人でしたが、みんなの心を動かし、また私の心をも動かしました。また今日、十三億キリスト教徒の心を動かしているのです。同様に私たちのお父様も一人から出発されましたが、今私たちの心を燃え立たせてくださっています。そして今、百三十七か国に宣教師を送り、働いておられるではありませんか。 それゆえ、私たち自身が本当に生きている生命とならなければなりません。そして完全に信じて、心と体を完全にささげましょう。全面的に信じ、全面的にささげるとき、光明なる太陽と月が昇ってくるでしょう。 光明なる太陽と月が昇るということは、私たちが発光体となって、行く先々を照らすことをいいます。私たちが完全に信じてささげていくとき、信仰の大宇宙が建設されるでしょう。これは、この地上に神が願われ望まれた天国が成就されることをいうのです。 使徒ペテロに幼い女のしもべが「あなたはナザレ人イエスと一緒だった」と言ったとき、完全に信じられないでいた心から「そんな人は知らない」と否認しました。しかし完全に信じていったとき、三千名を悔い改めさせることができたのです。ムーディー伝道師は自分の一生のうちに百万人を神の前に導くことができました。ヨハン・ウエスレーは「完全に信じてささげる者がこの地に百人だけでもいるなら、世界を一年以内に神の前に帰しても余りがある」と言いました。 今日私たちは伝道ができないといって心配する必要はありません。全面的に信じて頼り、全面的にゆだねてささげることができなかったために、そういうことが起きるのです。私たちは力を集め、一つに団結しなければなりません。私たちはどれほど父母様を愛し、慕い、思っていますか。心底から私たちは父母様の流した血と汗と涙を理解していますか。このすべてを私たちが感じ、考えているならば、私たちは父母様が願われる方向と一つにならなければならないのです。「だめだ、できない」という心を捨てて、一つに団結するとき、神の心を動かすことができるし、霊界にいる億兆万聖徒の心も動かすことができるのです。そればかりでなく、神の全知全能なる役事の力が現れるでしょう。神と霊界が共に働く力に、サタンは恐れ、姿を隠すようになるのです。 そうするためにも、まず韓国にいる統一教会の食口たちが生きていなければなりません。信仰の宗主国として、世界に広がっている統一教会の食口たちが私たちを仰ぎ見ています。それゆえ私たちがこの期待に背かないようにするためにも、力を合わせなければなりません。信仰の宗主国であり、信仰の先輩として彼らの前に現れるためには、心を再び新たに整え、正しい姿勢を持って、どこに出ていっても誇りえる自分とならなければならないのです。 きょうが過ぎ去ってしまう前に、私たちが今までそのように生きられなかったことを悔い改めなければなりません。父母様の期待に背かないように私たちの残りの余生を備え、一致させなければなりません。また私たちは真の孝子女として真の道理を尽くし、この場だけではなく、遠い後日においても、お父様の前で勝利の凱旋歌を歌う日まで、一人たりとも落伍者にならないようにしなければなりません。 ただ会うだけの出会いとならず、多くの命を再創造する役事が、私を通して行く先々に起こるように祈祷し、努力しなければならないのです。ありがとうございました。【参考記事/『愛の世界』からの引用】「6マリヤ」は存在しない(その2)-- 1977年5月3日お母様の証 (2019.02.22)「6マリヤ」は存在しない(その3)-- 17周年聖婚聖婚式でのお父様み言から(2019.02.23)一休さんのような機知(トンチ)ではありません。奇知=人とは異なる知恵すなわち神様の知恵世界平和を願う奇知の外の凡人が徒然なるがままに書く日記です。↓↓ にほんブログ村ランキング参加中。応援クリックお願いします。↓↓
2020.05.15
コメント(0)
先回記事「5月8日のお母様のメッセージから」(2020.05.12)の末尾でも取り上げました元光言社職員・中村仁史氏ビデオ第4弾ですが、家庭盟誓の「絶対信仰・絶対愛・絶対服従」を挙げながらも、サンクチュアリ教会へ逝かれた姜賢實女史こそが1952年から原理原本の写本をしたからといっては、また、サンクの亨進氏の元へ来てはサンクの母としての祝福(?)を受けたことを理由としてか、彼女こそが「絶対信仰・絶対愛・絶対服従」の手本であるかのように語っていました。果たして???もしも原理原本の写本が身に沁み込んでいるというのであれば、「天の父母様」を否定するサンクは逝かれなかったと思いますがいかがでしょうか?!きょうは韓鶴子総裁御言葉選集といっても、「韓鶴子女史 御言選集 愛の世界」(1989年2月、光言社)に掲載されていた「姜賢實伝道師の証」を紹介していきます。 統一家の誇りであるお母様(Ⅰ)姜賢実伝道師が祝福家庭婦人会の集いで語った証 この時間、皆様とともに考えたい内容は、お母様に関することです。統一教会の食口たちはみんな真の父母様を絶対的に信じています。信仰生活においても真の父母様が中心となっていますし、お二人のすべての路程を伝統として相続しようとしています。また私たちはお父様の路程については数多く聞いてきましたから、お父様に関することは概して多く知っており、また知っているだけによく信じて実践しています。 けれども、お母様に対する内容はそれほど聞けなかったので、よく知らないでいるのが現実です。そのためお母様をお父様ほど信じることのできる境地に入るのは、とても難しいことなのです。 しかし、私たちは真の父母の名で祈祷をささげているのですから、すでにお母様はお父様と同じ位置に立っておられるということを知ることができます。したがって、私たちの信仰もやはり、お母様をお父様と同じ位置に立てなければなりません。またお母様が立っておられる立場やその位置を私たちがどれほど知っているかが、今日私たちに与えられている課題なのです。 そういう面から、今はお母様についても証(あかし)する人がなければならないと感じます。この観点から、お父様が語られた内容、お母様が語られた内容、また洪順愛ハルモニが語られた内容と、私が考えてきた内容を総合してお話しすることにいたします。 洪順愛ハルモニの信仰生活 私たちが統一教会の歴史を正しく知るためには、お父様についてのことも知らなければなりませんが、まずお母様のお母様である洪順愛ハルモニについて知らなければならないと思います。 洪ハルモニは平安南道安州郡シンギリという村で育ちました。キリスト教の家庭で父母から厳格な宗教教育を受け、熱烈な信仰生活を送ったのです。娘時代には、その当時、神の特別な選びを受けた聖主教団の創始者、金聖道ハルモニから直接的な指導と多くの愛を受けることができました。 わが韓国は特別に神が選ばれた国だったのですが、日帝時代に至っては多くの宗教弾圧によって、信仰の自由というものは全くありませんでした。そういう状況においても、金聖道ハルモニは神に熱心に祈祷をささげ、また多くの啓示を受けることができました。 金聖道ハルモニはいくつかの祈祷内容について、神にすがるように祈ったそうです。「第一に、人間の罪の根は何なのでしょうか。第二に、二千年前に来られたイエス様は本当にイスラエル民族から殺されるために来られたのでしょうか。第三に、主は確かに雲に乗って来られるのでしょうか」。これに対して神が現れて、「多くの者が私に祈祷をしたが、こんなに粘り強く祈祷する者は初めて見た」と言われ、答えを下さったというのです。 神の返答は、まず罪の根は淫行であったということ、そして二千年前に来られたイエス様はイスラエル民族に殺されるために来られたのではなく、この地上に天国を建設するために来られたのであり、主は雲に乗って来られるのではなく、肉身をもって来られるという内容でした。ここで、この三つの質問に対する答えが、私たちの原理と同じであることが分かります。 また腹中教会の李一徳(イイルドク)氏の夫人で許孝彬(ホヒョウビン)氏というかたがいましたが、そのかたも腹中を通してメシヤが来られると言ったのです。そして再臨主がこの地上に来られるようになれば、どのように信じ、どのように侍り仕えなければならないかという実質的な面においての啓示を受け、実践していました。敬礼をささげるにおいても五千回もしなければならないと信じていました。許孝彬氏が仏教徒に会って話を交わしたとき、「一万二千回敬礼をささげたら、すべての世情に通じ、神と通じるようになった」ということを聞いて、敬礼を信仰の基本儀式としたのです。 そして一週間のうち月、水、土曜日と聖日には、十二種類の食べ物を供えて、主をもてなすために精誠を尽くしたというのです。また服をつくるにおいても、イエス様は三十三歳で亡くなられましたから、一歳から三十三歳まで着られる服を各季節に合わせて洋服を三着ずつ、韓国服を一着ずつ作っていたので、百十八着にもなったそうです。 そればかりでなくコート、ポソン (報国固有の足袋Ⅰ)ツルマキ(外とうのような着物)、そして座布団まで作ったそうです。そのようにして、主がこの地上に来られたら、私たちがどのように信じ、侍り、仕えなければならないかという方法をそのときすでに見せてくれたのです。 また李龍道(イヨンド)牧師というメソジスト教会の牧師がおられましたが、本当に素晴らしい信仰を持ったかたでした。その人について書いた本を六冊も精読し、本当に恵みに満たされたそうです。李牧師が平壌で復興会をすると、二千名から三千名が集まり、最後には礼拝堂の壁が壊れるほどであったといいます。しかしメソジスト教会連合で問題となって迫害を受け、追い出されるようになりました。 金永雲(キムヨンウン)先生も十七歳のとき、そのかたにつき従いながら、恵みを多く受けたそうです。 以上、聖主教、李龍道牧師の話をしたのは、このように神は私たちの分からない間に摂理し、役事してこられたことを確認したかったからです。これによって神が外的にそんなにも準備してこられたのだということを知ることができるのです。 洪ハルモニは二十九歳まで、聖主教団と腹中教、李龍道牧師につき従ったといいます。そうして祈祷する中で啓示を受けられたそうです。洪ハルモニのご主人になるかたも、李龍道牧師の教会に行っておられましたが、李龍道牧師は「あなたがた二人が結婚をして子供を生むと、男の子を生めば天宙の大王となり、女の子を生めば天宙の女王となるから、必ず結婚しなければならない」と言われたそうです。そして李牧師が仲人をされ、結婚の主礼を務めてくださって、お二人が結婚できるようにされたというのです。 先般、李龍道牧師の嫁に当たるかたが来られたことをお母様にお話し申し上げると、お母様は「私の父母の主礼 をしてくださったかたが、正に李龍道牧師なのです」と言われました。 洪ハルモニの先祖は、七代にわたって善の功績をたくさん築き上げた家系を持っておられます。そして二、三代は男性が多かったのですが、女性たちは少なく、一人娘として三代まで続いてきたといいます。洪ハルモニの弟さんが日本に勉強するために出発すると、洪ハルモニのお父さんは洪ハルモニのご主人を婿養子にしたい気持ちから、「家に来て息子のように暮らしなさい」と頼みました。しかし、主体性の強い韓さんは、「それはできない」と言って、お母様がおなかに宿って七か月のとき、洪ハルモニと別れることになったそうです。 お母様の誕生と南下 一九四三年陰暦一月六日、午前四時三十分にお母様が誕生されました。誕生された翌日、洪ハルモニがわかめスープを召し上がると、周囲が急に暗くなり、体がとても強い鉄のロープでしばられたように動けなくなったそうです。それで、だれかに「助けて」と声を上げようとしたのですが、声が全く出てこなかったというのです。すると、またどこからかとても気持ち悪い声が聞こえてきました。その声は「この小さな子供をもしこのまま生かしておけば、世界に大異変が起こるようになるから、この子を殺すのだ」というのです。 洪ハルモニはあまりにも驚いて、「こんなことがあるだろうか」と言いながら赤ん坊を抱き上げ、命を懸けて神に祈祷されたそうです。 「天のお父様、私の命はどうなってもかまいません。しかしこの子だけは生かしてくださり、守ってください。神の尊いみ旨のために生まれた子供なのですから、あなたがこの子を生かしてくださらなければなりません。サタンの手から命を守ってください」と切実に祈り、イエス様のみ名で祈祷を終えたそうです。 そのとき、イエス様の姿を思いながら、心の底から命を懸けて祈祷をささげると、サタンは消え、初めて体を自由に動かせるようになったのです。そしてサタンがなぜ子供の命を奪おうとするのか、一生懸命考えました。すると一週間後に、金聖道ハルモニが洪ハルモニの夢に現れたのです。「順愛(スネ)よ、その子は将来、主の新婦となるかたであるから、あなたは母というより乳母のような立場で、この子を貴重に思って育てなければならない」と教えてくださったそうです。 洪ハルモニはそのとき初めてその子供の使命がどれほど大きいものであるかを悟りました。洪ハルモニの娘ではありましたが、自分の娘とは思わないで、神から直接授けられた貴い贈り物と思いながら、本当に大切に育てたというのです。 当時は日本帝国主義の時代でしたから、信仰の自由もなく、言論の自由、出版の自由、結社の自由もなく、隠れて信仰する難しい時代でした。ですから解放になって少しは自由に信仰生活ができると思っていたのですが、共産主義が入ってくるようになって、もっと大きな弾圧を受けるようになりました。私が神学校にいるとき、北韓の信徒たちのために、熱い涙を流しながら祈祷したことがあります。それは彼らが自由のない中で信仰を守ろうと努カすればするほど苦労し、苦労しながらも祈祷して、命懸けで信仰を守ろうとしていたからです。 しかし共産党は、牧師から信仰の篤い信者まで一人一人逮捕して、全員監獄に入れてしまいました。このとき洪ハルモニとお母様は知り合いの家に避難しながら、信仰を守ったのです。しかし一九四八年、とうとう洪ハルモニ母娘は逮捕され、収容所に人ることになりました。 ところが、収容されて十一日目に、天から声が聞こえたのです。 「南の方に逃げなさい」という啓示でした。その夜、子供をおぶって真夜中に収容所を脱出し、三八度線を越えたということです。 それが可能だったのは、そのときから神が背後で守ってくださり、直接に導いてくださったからでした。 しかし、収容所を脱出したあとも、たやすいことばかりではありませんでした。当時三八度線は往来が禁止されていたのです。南の方に脱出する亡命者を防ぐために、北韓軍は厳重な警備網を広げていました。洪ハルモニは、警備網をくぐり抜ける瞬間瞬間に、命を懸けて神に祈祷されたのです。 無事に三八度線を越えて、安堵する間もなく、数発の銃声が耳元をかすめていきました。南の国境を守備する軍人たちが暗やみに動く影を見て、共産軍のスパイではないかと誤解し、銃を撃ったのです。 そのとき洪ハルモニは、彼らに敵でないことをどうやって知らせようかと苦心しましたが、子供に南の歌を大きな声で歌わせることにしました。するとその歌を聞いた軍人たちは、銃を撃つのをやめたというのです。軍人たちは二人を近くに迎えると、洪ハルモニに「こんなに小さな子供を連れてどうやって下ってきたのか」と言って慰めながら、旅費まで援助してくれ、ソウルに行く道を案内してくれたそうです。 自由を求めて三八度線を越えたとき、お母様は六歳でした。北韓で教えられたのは金日成の歌だけでしたが、洪ハルモニはお母様に南の歌を教えてあげていたのです。これがお母様にとっては二度目の死線を越える出来事でした。 洪ハルモニとお母様の統一教会人教 このようにして無事にソウルに到着した洪ハルモニは 本当に娘がとれほと重要な使命を持っているかを知るようになりました。そして、サタン世界に染まらないようにするため 祈祷生活をする中で 鄭毒源(チョンスウォン)社長のお父さんである鄭錫天(チョンソクチョン)長老に会われたのです。鄭長老は聖主教団の会聖道ハルモニの息子さんでした。そのかたを通して統一教会を知ることこなり、原理のみ言を聴き、お父様にお会いするようになりました。 原理を学んでみると、聖主教団で聞いていた内容や腹中教会で聞いていた内容と、あまりにも似ていると思いました。それぞれの教団の役事はすでに終わってしまったものと思っていましたが、まだ続いていることを悟ったのです。そして原理のみ言を下さったかたがお父様であるということを知って、その場で献身しようと決心をされたそうです。そうしてま青坡洞(チョンパドン)本部の台所の仕事を担当するようになりました。 このように啓示を受ける人たちは、正しく生きようとし、志があって、貴く生きようと頑張ってきた人たちです。一言でも心打つものがあれば、直ちに実践するのです。しかし私たちにとっては、決心して実践するということはとても難しいことなのです。 一九五六年三月、お母様は江原道春川で小学校を卒業され、青坡洞の本部教会で働いておられる洪ハルモニに卒業証書を見せるために、春川から上京されました。そして台所のそばで洪ハルモニを待ちながら立っているとき、お父様にお会いになりました。そのとき心の中で「このかたが、私の母が真の師として信じ、精誠を尽くしているかたなのだ」と思い、洪ハルモニと一緒に中に入って敬礼をささげたのです。 このときお父様は少女の姿と少女の母親をごらんになり、しばらく目を閉じて瞑想されながら「神よ、こんなにも素晴らしい女性をこの韓国の地に送ってくださり、感謝いたします」とつぶやくと、近づいて名前を尋ねられたそうです。 お母様が「韓鶴子と申します」と言うと、「一生懸命勉強して、正しい信仰の道を行きなさい」と激励してくださったそうです。 お父様の伴侶として選ばれる 初めてお父様にお会いしてから四年の歳月が流れました。一九六O年、お二人は神のみ旨の中で運命的な出会いを持つことになったのです。このときになされたすべてのことは、だれ一人として予期することはできませんでした。お母様をそのように導かれ、選び、指導してくださった、ただ神のみがそのすべての事実を知っておられたのです。 聖婚式がある一か月前に、お父様が幻で現れて、お母様に「その日が近づいたので準備しなさい」と言われました。それ以後、神から啓示が下りるようになったのです。そのときから、お母様は「私には本当に何もございません。天のお父様、あなたのみがおられるだけです」という貴い心情を持ってこられたというのです。 このときお母様は、「どうして私にこんな大任を課せられるのでしょうか」と自らこうべを垂れ、謙遜な中に、すべてをただ神にゆだねられたのです。 一九六O年三月二十七日、陰暦の三月一日、お父様とお母様の約婚式が執り行われました。そして四月十一日、陰暦三月十六日に、聖婚式が挙行されたのです。ところが、お母様にとっては、聖婚式を終えたあとからの道のほうが、もっと難しく険しい道だったのです。 聖婚式以降、お母様は苦痛の十字架を担う生活をされました。外的にみると、お父様はこのような大きなメシヤの使命を持ってこられたかたですから、お母様はどれほど幸福であろうか、と単純に思いがちなのです。天宙の母として幸福な家庭をつくり、楽しいことばかり、幸福なことばかりだろうというのが私たち食口の見解でした。しかし私たちが知らなければならないことは、お父様ご自身が今この立場に立たれるまで、私たちが想像することもできない苦痛の十字架を背負って、いばらの道を一人寂しくさまよいながら、血と汗とを流してこられたということです。だれが催促するわけでもないのですが、お父様は常にだれかに追われるように忙しい日々を選ってこられました。 お母様も同じように何の苦労もなくその場に立つことはできなかったのです。お母様もやはり、信じて従っていくには難しい十字架の道を行かなければならなかったのです。前には大きな山が立ちはだかっていました。その山を登っていき、征服しなければならないのですが、一人で山を登るということは、お母様にとってはあまりにも難しいことでした。そこには苦痛が伴い、涙が伴い、血が伴うのです。血と汗と涙を流さなければ、大きな山を登ることができないのです。そればかりでなく、お母様の前に横たわっている深い谷はあまりにも深く、か弱いお母様にとってはその深い谷を渡ることはとても力に余ることでした。 「天のお父様!」と呼ぶだけで胸が張り裂けんばかりになり、涙がとめどもなく流れて、前が見えなくなることが、幾度もあったのです。 聖婚後に訪れた苦難の七年路程 お母様は完成に向かって闘わなければなりませんでした。その完成の基準はあまりにも高く深いものでした。そしてその決勝点にゴールインするということがあまりにも難しいために、「神様、どうしたらよいのでしょうか」と天の父にすがるように祈ったことも一度や二度ではなかったことでしょう。 お母様が歩まれたその道は、あまりにも堪えがたい十字架の連続でした。試練の峠がいくつもあり、想像もできないほどの道があったことでしょう。一つの峠を越えるとまた一つの大きな峠がありました。それは昔、サタンがイエス様を試練し、お父様を試練したと同じように、試練の多い道だったのです。 お父様が通過されたと同じような過酷で険しい試練をか弱いお母様が通過しなければならなかったのですから、どれほど言うに言えない事情が多くあったことでしょうか。お母様は私たちが信じ難いような道を歩んでこられたのです。歴史の秘密の最初のぺージを、最低のどん底から出発されたのでした。 最低のどん底から最高の完成の基準に向かって上がっていくことは、あまりにも難しいことでした。しかし、お母様は不平一つこぼさず、不屈の忍耐を持って黙々とすべての事情を甘受してこられたのです。 そのときお父様がお母様に願っておられた基準がありました。お父様は、アベルの立場におられるお母様がカインの立場にいる食口たちを愛し、慈しみ、抱擁してくれることを切に願っておられたのです。ご自身が背負っていかれる十字架も大きいのに、外的にこれを導こうとされるので、さらに多くの苦労を背負わなければなりませんでした。 お父様が行かれた道は、個人、家庭、氏族、民族、国家、世界、天宙と、予定されたすべての段階において勝刊された道です。もはやサタンがここに侵入する条件がないのです。それゆえお母様も、その基準まで上がらなければならず、その基準から出発しなければならないのです。ですから、聖婚式以降の七年期間は、お母様にとっては苦しい訓練を受ける期間でした。この七年期間を内的な面において、外的な面において、耐えながら闘って勝刊されたのです。 苦難の七年期間に、数多くの非難と中傷、うわさと誤解がお父様の家庭を取り巻いて広がりました。したがって迫害も多かったのです。この地上のどんな人でもこのような試練、非難を克服しながら乗り越えることは、本当に難しいことだったでしょう。さらにお母様の立場で受けなければならない苦労がどれほど大きかったか、私たちは十分に想像することができるのです。それは、私たちもみ旨の道を歩みながら、そのような非難、迫害、苦難を受けてきたからです。 七年の苦難を勝利に導かれたお母様 どんなことが起きても、お母様は不屈の信仰で耐えてこられました。犠牲と祭物の立場で沈黙を守り、お父様を全面的に信じてついてこられたのです。非難し、よくない思いを抱いていた人たちが多かったのですが、最後にはみんなお母様の前にこうべを垂れました。「あなたは本当に天宙のお母様です」と敬礼をささげた人たちもいました。このような難しい道をお母様が行かれる中で、お父様は一度もみ言を語ってくださらなかったそうです。「これらすべてのことを理解しなければならない。感謝しながら行かなければならない。闘って勝利しなければならない」というようなことは一度もおっしゃらなかったのです。ただお母様お一人で行こうとされたのですから、これはとても負い切れないほどの難しいことでした。 しかし、もしお父様が事前に説明され、慰め、指導されて勝和したのであれば、その勝利は何の価値もないものとなってしまったでしょう。一人で耐えながら勝利してこそ、お母様のものとなることができたのです。それゆえお母様は、自ら悟りながら理解し、耐えながら越えなければなりませんでした。本当に難しい道を歩み、闘って勝和されたのです。 事実、私たち食口が、背後で精誠を尽くし、共に苦痛を分かち合い、その道を共に歩まなければなりませんでした。にもかかわらず、昔も今も私たちは父母様から愛を受けることだけを願っていますし、慈しみ合いつつ共に行くということ、施すということは、本当に難しかったのです。 お母様と洪ハルモニは、共にすべてを克服し、勝利されました。もはや一九七六年以後、お母様は完成という基準に立たれるようになりました。一九七六年以後、お二人が完全に復活されるまで、サタンと闘わなければなりませんでした。それゆえ七七年、父母様のご聖誕目であるその日は、父母様においてはとても意義深い日だったのです。統一教会においても、過去のすべての困難な問題が清算される役事が起こりました。それは父母様ご自身によってすべての基盤が決定され、そのときにおいて全面的に完全な解放を宣言できるようになったのです。 これは本当に知ってみれば、神の勝利、父母様の勝利であり、また統一教会の勝利であるともいえるのです。<後編に続く>一休さんのような機知(トンチ)ではありません。奇知=人とは異なる知恵すなわち神様の知恵世界平和を願う奇知の外の凡人が徒然なるがままに書く日記です。↓↓ にほんブログ村ランキング参加中。応援クリックお願いします。↓↓
2020.05.15
コメント(0)
韓鶴子総裁御言選集 - 目次韓鶴子総裁御言選集 1巻 真の父母様を中心とした一つの世界 第1部 真の父母としての韓鶴子総裁の生涯 第2部 国家の復帰のための世界宣教戦略 第3部 伝統の伝承と相続 第4部 世界平和実現の課題 第5部 二世教育と未来の人材の養成 第6部 孝情天苑を中心とした理想天国のモデル 第7部 天一国安着のための祝福家庭の責任韓鶴子総裁御言選集 2巻 理想家庭と平和世界のモデル 第1部 真の愛運動と女性の役割 第2部 理想家庭と平和世界のモデル韓鶴子総裁御言選集 3巻 天一国と私たちの使命 第1部 平和世界に向かう道 第2部 神様と人類の希望 真の父母 第3部 天一国安着のための私たちの使命韓鶴子総裁御言選集 4巻 愛しき君よ 花咲かせたまえ 第1部 真のお母様はいかなるお方か 第2部 聖婚と天の新婦の道 第3部 荒野路程と真のお母様の勝利 第4部 女性時代の開幕と世界巡回 第5部 真の父母宣布と清平摂理 第6部 最終一体宣言と天一国時代 第7部 真のお父様の手紙 人類の涙をぬぐう平和の母 自叙伝 [ 韓鶴子 ]▲世界平和議員連合創設世界大会 (2016.11.30, アメリカワシントンD.C.):PeaceTVホームページから韓鶴子総裁御言選集 3巻 天一国と私たちの使命第1部 平和世界に向かう道9. 世界において神様に侍る運動を展開しましょう*このみ言は、2016年11月30日、アメリカ、ワシントンD.C.の国会議事堂で開催された「世界平和国会議員連合」北米圏創設大会で宣布されたものである。今年(2016年)初め、韓国において議員連合の発議を行い、ネパールにおける議員連合創設大会、西アフリカ、ヨーロッパ、中米、南米、東アフリカにおける大会を成功裏に終えたうえで、このように米国大会の日を迎えました。神様に侍る運動を展開すべき時この場に集った私たちは、世界で起こっている、言葉にできないほどの悲惨な出来事を目撃しています。もはや人間の力では解決できない状況に置かれているのです。それでは、私たちは、どうすべきなのでしょうか。本来の宇宙の主人であられる神様を、私たちの家庭と国、世界にお迎えし、侍る運動をしなければなりません。しかし、現実として、心はそのように望んでいますが、実践するのは非常に大変なことです。創造主であられる神様は、天地万物、動物世界まで創造し、最後に、人間の始祖となりうるアダムとエバを創造されました。そして特に、アダムとエバに責任を下さったのです。それは、神様の夢を成し遂げるための責任でした。(アダムとエバは)神様と絶対的に一つになった立場で祝福を受ける位置まで行くという、成長過程を通過しなければなりませんでした。しかし、成長過程において、欲心が生じました。自分を顧みるようになったのです。それは、神様との関係が遠くなったということです。結局、真の父母となるべき人類の始祖は、堕落によって悪なる偽りの父母となり、人類を生み殖やしてきたのです。しかし、全知全能であられる神様は、創造目的を実現しなければなりません。始まりと終わりが同じでなければならないのです。ですから、神様はあまりにも寂しく、つらい摂理路程を導いてこざるをえませんでした。そうして、聖書で言う選民、イスラエル民族を選び、40年でも400年でもなく、4000年という気の遠くなるような歳月を通して、御自身の独り子、イエス・キリストを送られたのです。どれほど大変であれば、4000年もかかるのでしょうか。堕落した人類は、天のみ前に直ちに進み出ることはできません。蕩減条件を立ててこそ、進み出ることができるのです。ですから、天の蕩減復帰摂理というのは、一言で言って、血の涙が流れるようなつらい路程でした。天の願いは、人類を前にして、失われた真の父母の位置を探し立てることです。それを成し遂げるのが正に、メシヤ、救世主です。しかし、どのようになりましたか。イスラエル民族の置かれた環境は、巨大なローマ帝国に囲まれていました。「全ての道はローマに通ず」と言われていたのです。そのような環境圏にイスラエル民族を置き、イスラエル民族を通してメシヤを送ってくださったというのです。イスラエル民族、特にマリヤ、ザカリヤ家庭、ヨセフ家庭、ユダヤ教がイエス様と一つになり、天の摂理を率いていったならば、ローマ帝国の基盤を通して、そのとき、神様を中心とする一つの世界、地上天国が成し遂げられていたことでしょう。しかし、実際はどうだったでしょうか。責任を果たすべきイエス様の周りの人たちが、責任を果たせませんでした。それにより、イエス様の足場がなくなってしまったのです。それでイエス様は、十字架に掛かって亡くなる状況の中で、「再び来る」と言われました。再び来て、「小羊の婚宴」をするというのです。それは、イエス様が真の父母の位置に行けなかったので、再臨のメシヤは、必ずや真の父母の位置に進まなければならないということです。アメリカを中心とした天の摂理キリスト教の2000年の摂理歴史は、独り娘の位置を築いてきた摂理歴史であると考えることができます。天は再臨のメシヤを送るため、多くの摂理を展開する中で、特別にこの国を選ばれました。中世のキリスト教は腐敗していたため、何の束縛もなく天の父母様(神様)に侍ることを願い、アメリカ大陸に移民として来た清教徒によって、米国という国が誕生しました。米国には原住民がいましたが、再臨のメシヤの基盤、環境圏をつくることのできる民族として、天はこの米国を立てられたのです。祝福されたということです。天の祝福を受けた民族には、責任が伴います。しかし、米国が建国200周年を迎えたとき、状況はどのようになっていたでしょうか。極度の個人主義、利己主義、家庭破綻、青少年問題、麻薬問題によって、米国は病んでいました。そのとき、アジアの小さな国、韓国から、レバレンド・ムーンが米国にやって来たのです。(レバレンド・ムーンは)天の摂理を知り、米国を守るために来ました。米国を通して天が計画されている摂理を知っていたのです。「米国が病気になったので、私が医者として来た」、「米国の家庭に火事が起きたので私が消防士として来た」と言いながら、米国の義なる人々、有識者たちを覚醒させました。当時、米国には有名な牧師も他に大勢いましたが、レバレンド・ムーンは1976年、ワシントン・モニュメント広場に30万人が集まる中、「米国は覚醒し、神様に侍る国にならなければならない。そうしてこそ、神様が祝福したこの国が責任を果たせる」と訴えました。“God Bless America”という趣旨のもと、大規模な大会を続け、善良な家庭を築いている米国の人々の琴線に触れたのです。その結果、米国の青少年たちが新たに復活しました。当時、統一教会員になった青年の大部分は、もともとヒッピー、イッピーでした。彼らは、天の召命を前にして、いかにして責任を果たすべきかを知ったのです。神様はこの米国を、2000年前のローマ帝国のような巨大な力を持つ民主主義国家として成長させました。それは、来られる再臨メシヤ、真の父母の基盤になりうる米国となり、世界を一つに抱くためです。私たちがそれほどまでに待ち望み、神様の夢、神様を中心とする一つの家族、“One Family Under God”(の世界)を実現するそのときのために、(レバレンド・ムーンは)この米国で40年以上、過ごしたのです。キリスト教文化圏の中から、「神は死んだ」という思想や共産主義が現れました。その共産主義が(1980年代初頭)当時、世界の3分の2以上を占める勢いでした。この米国の鼻の先にまで迫っていたのです。しかし、米国は目を覚ましていませんでした。その深刻さが分からなかったのです。(1982年)当時は、皆様もご存じのように、世界の首都ともいえるワシントンの主要な新聞といえば、「ワシントン・ポスト」しかありませんでした。これは民主主義の基本的な常識として考えてもありえないことです。米国には世界的な富豪が多くいて、金持ちの国だとも言いますが、民主主義と共産主義(の闘い)について深刻に思いをはせる人が一人もいなかったということです。米国がそのような無防備な状態に居続けたとすれば、今日の米国はなかったことでしょう。レバレンド・ムーンはその状況の中で、(1982年に)多大なる費用をつぎ込んで、「ワシントン・タイムズ」を創刊したのです。常識的に考えても、途方もない経費がかかります。それでも、このワシントン・タイムズ社を設立し、米国、特に保守陣営を教育したのです。米国が神様の摂理の中で生き残り、神様のみ旨を成し遂げる国となることを願って、そのようにしたというのです。(拍手)ありがとうございます。しかし、米国は、そのレバレンド・ムーンを、どのように扱いましたか。「ワシントン・タイムズ」にかかった途方もない費用を考えれば、利子分の税金を払わなかったという理由で、恩人を、ましてや救世主を、監獄に送るようなことができますか。人類の前に絶対的に必要な真の父母天が、堕落した人類を救うためには、救世主、メシヤ、真の父母が絶対に必要です。それで神様も、6000年という時間がかかったのです。人間に責任を与えたのですから、人間の側から、真の父母の位置に進みうる人が現れなければなりません。そうして、神様の摂理、神様の夢を成し遂げてさしあげるべきなのです。ですから、堕落した人類には、絶対にメシヤ、救世主、真の父母が必要です。メシヤ、救世主、真の父母であるがゆえに、この巨大な米国を赦し、生かしたのです。(拍手)今日、全世界で起きている暗澹たる問題は、人間の力では到底解決できません。きょう集まった皆様を通じて、私はこのようにお話ししたいです。本来、神様には、人類の真の父母になるという夢がありました。ご自分の息子、娘として、73億の人類を抱きたかったのです。しかし、倉造の原則において、責任を果たせなかった人たちの後孫である今日の人類は、神様の前に直接出ていくことができません。聖書には、野生のオリーブと真のオリーブの比喩があります。野生のオリーブである堕落した世界人類は、真の父母によってのみ、真のオリーブになることができます。ですから、今日、人類にとって絶対に必要なおかたが、真の父母なのです。今日、この国(の各地)から集まった国会議員や指導者の皆様と、世界(各地)から来られた議員の皆様には、重大な責任があります。皆様が重要なのです。新しい摂理時代において、神様は一人の責任者より、民を代表する仲保者である皆様を必要とされています。(拍手)ですから、真の父母に侍り、皆様の家庭、社会、国家、世界において、神様に侍る運動を展開しなければなりません。それが、今を生きる皆様が、天の父母様の前に孝子・孝女、忠臣となる道です。私たち皆が、神様の真の子女になるべきだということです。そこに至るための正しい道を示してくださるかたが、救世主であり、真の父母であることを肝に銘じてください。一つになって、神様の夢、人類の願いをかなえてさしあげる皆様になることを願っています。(拍手)一休さんのような機知(トンチ)ではありません。奇知=人とは異なる知恵すなわち神様の知恵世界平和を願う奇知の外の凡人が徒然なるがままに書く日記です。↓↓ にほんブログ村ランキング参加中。応援クリックお願いします。↓↓ .
2020.05.14
コメント(0)
韓鶴子総裁御言選集 - 目次韓鶴子総裁御言選集 1巻 真の父母様を中心とした一つの世界 第1部 真の父母としての韓鶴子総裁の生涯 第2部 国家の復帰のための世界宣教戦略 第3部 伝統の伝承と相続 第4部 世界平和実現の課題 第5部 二世教育と未来の人材の養成 第6部 孝情天苑を中心とした理想天国のモデル 第7部 天一国安着のための祝福家庭の責任韓鶴子総裁御言選集 2巻 理想家庭と平和世界のモデル 第1部 真の愛運動と女性の役割 第2部 理想家庭と平和世界のモデル韓鶴子総裁御言選集 3巻 天一国と私たちの使命 第1部 平和世界に向かう道 第2部 神様と人類の希望 真の父母 第3部 天一国安着のための私たちの使命韓鶴子総裁御言選集 4巻 愛しき君よ 花咲かせたまえ 第1部 真のお母様はいかなるお方か 第2部 聖婚と天の新婦の道 第3部 荒野路程と真のお母様の勝利 第4部 女性時代の開幕と世界巡回 第5部 真の父母宣布と清平摂理 第6部 最終一体宣言と天一国時代 第7部 真のお父様の手紙 人類の涙をぬぐう平和の母 自叙伝 [ 韓鶴子 ]韓鶴子総裁御言選集 3巻 天一国と私たちの使命第1部 平和世界に向かう道20. 世界と南北の統一は真の愛で*このみ言は、2000年2月10日に「2000世界文化体育大典」開幕式で文鮮明総裁が語られたもので、その後、韓鶴子総裁が3月9日に日本名古屋の愛知県体育館で開催された「東西南北統一前進大会」で宣布なさった。世界と南北の統一を熱望する内外の貴賓、そして紳士淑女の皆様。今、正に始まった新千年紀は、分裂と葛藤の前世紀の遺物が清算され、和解と統一の地球村、一つの家族の理想が実現される時です。皆様の各家庭に、新千年紀の祝福が共にあることをお祈りいたします。初めに、私の夫である文鮮明総裁の80歳の誕生日を祝賀してくださるために、各地からお越しくださった皆様に心から感謝申し上げます。何よりも、この日まで見守ってくださり、共にあってくださった神様に、このすベての栄光をお返しいたします。文総裁の過去の生涯を振り返ってみるとき、一時も平坦な時期はありませんでした。韓半島を取り巻く列強の狭間で、あらゆる苦難の道を歩んできた民族の受難史と共に歩んできました。文総裁は、16歳(数え)の少年時代に、祈祷をしている最中、突如として天のみ旨に接し、それから生涯を通して神様のみ旨を成就するために、全身全霊を尽くしてきました。その中で、人間の不幸の根本原因は、人類始祖が堕落することによって霊的無知に陥り、神様との関係が断絶された結果だったということを知りました。それによって私たち人間は、神様と人生、そして宇宙の根本問題などについて無知に陥ってしまったのです。これまで文総裁は、世界各地の公式の場で、1万回以上にわたり、み言を通して「神主義」に立脚した真の人生観、世界観、歴史観を提示してきました。これは、世界12ヵ国の言語に翻訳され、既に300巻以上の書籍として出版されています。これは、文献による研究や、学問的な探求の結果として解明されたものではなく有形と無形の世界を自由に行き来しながら、原論的で根本的な答えを説き明かしてきたものです。きょう私は、この意義深い場を感謝しながら、我が民族の宿願であり、世界の冷戦の最後の決算と言える韓半島の統一問題を念頭に置いて、その方案に対する根本的な解答として「世界と南北の統一は真の愛で」という題目で、お話ししようと思います。人類歴史は蕩減復帰摂理歴史我が国の統一は、単に国土の統一だけでなく、これは、堕落によって分かれた人間の心と体の統一問題から始まり、東西の二大世界に分かれた全世界の統一のためのモデル的路程です。したがって、この問題は、神様の救援摂理観的な側面から理解しなければならない事案であり、したがって、摂理的な次元で解いていかなければならないのです。人類歴史は、人間始祖が堕落によって失ってしまった本然の世界を、再び取り戻すための蕩減復帰の摂理歴史です。ですから、歴史は、神様の創造理想の実現を目標とした、サタン側と天側との間で起こる善悪闘争の歴史なのです。歴史の背後ではいつも、善の側には善霊が協助し、悪の側には悪霊が協助してきました。人間の堕落によって始まった分裂の歴史は、家庭、氏族、民族、国家、世界へと範囲を拡大しながら、結果的に人本主義と神本主義の根幹となった、無神論と有神論の対決として現れたのです。2000年前、ユダヤ民族がイエス様を受け入れていれば、イエス様はユダヤ教を基盤としてユダヤの氏族と民族を統一し、12支派の子孫たちが住んでいたアラブ圏を統一していたでしょう。さらに、イエス様の思想が中東地域とインド地域を経て極東にまで伝播され、一方では、ローマ帝国と全ヨーロッパを掌握し、イエス様の時代に統一された一つの世界が成し遂げられていたでしょう。最終的には、イエス様を中心として一つの新しい宗教文化圏を形成し、万王の王にならなければならなかったのです。しかし、イエス様が十字架にかけられたのち、外的な肉身を中心とした文化圏である人本主義のヘレニズムが先に発達し、ローマの中心文化を形成しました。一方、内的な心の文化圏である神本主義のヘブライズムを代表するキリスト教は、400年の間、ローマからあらゆる迫害を受けたのです。人間始祖の堕落によって分かれた善と悪の闘争歴史の背後で、サタンは今、何を狙っているのでしょうか。神様をはっきりと狙っています。永遠、不変、絶対、唯一であられる神様が、太初に理想とされた基準も、永遠、不変、絶対、唯一でなければなりません。サタンは、そのような神様の絶対的なみ旨を破壊しようとするのです。神様にお尋ねしてみれば、神様は、その事実を認められるでしょう。サタンが神様に、「神様!最初に、私を天使長として立てられたときには、一時的な愛で立てられましたか。それとも、永遠の愛のために立てられましたか」と質問するならば、神様はどのように答えられるでしょうか。神様は、「永遠に愛するために立てた」と語られるでしょう。一時的な愛で立てたとするならば、一時的な愛の神様となります。永遠に愛するという基準をもたなければ、いつかは、サタンの前に神様の権限を行使できなくなるのです。ですから、神様は、サタンがどんなに反対しても、彼を愛したという条件を立てざるを得ないというのです。サタンを自然屈伏させるための神様の戦法それで、神様は悪に対しては「無抵抗主義者」なのです。それはどうしてでしょうか。神様は、この地球上に天国理想の世界を成就する時まで、いかなる環境の中でも、堕落してサタンになった天使長を愛さなければなりません。神様は、サタンがいくら暴れ回ったとしても、罰したり、打ったりすることができないのです。いかなる状況でも愛したという条件と基準を立て、サタン自身が「ああ、本当に神様は神様であられます。降服します」と告白しない限りは、神様は、完全な勝利を果たすことができません。それが問題なのです。神様がそのようにサタンを愛することによって屈服させることが、復帰原理的な道であるならば、神様の子女である私たちも、その道を歩まなければなりません。世界的に迫害を受けても、世界的な怨讐圏に立っても、彼らを愛したという条件を立てなければなりません。このような側面から、悪を自然屈伏させようとする神様の戦法は、「怨讐を愛せよ!」というものでした。言葉は簡単ですが、今までこれが神様とサタンの間で勝敗を分ける境界線となってきたことを誰も知りませんでした。神様がサタンを敵や怨讐とみなし、彼に対して復讐しようという思想をもったとすれば、絶対に勝利の絶頂を占有することはできません。反対に神様は、「怨讐を愛せよ!」と言って、愛の作戦を展開してきました。神様のひとり子であるイエス様は、サタンが役事(働き)して自分の命を奪おうとする怨讐に対して、「彼らを赦し給え」と祈ったことは偉大なことです。もしイエス様が十字架で死んでいかれながら、怨讐に対して敵愾心を抱いたならば、摂理は逆転していたでしょう。福を祈る、愛する心をもって死を克服したので、サタンが自然屈伏したのです。永遠に、神様の子女として残ることができる資格が、そこで生じたのです。サタンもこれを是認し、「あなたは、本当に神様の息子である」とサインするのです。ですから皆様も、神様のみ前で、「サタンよ、私は神様の息子であることに間違いないだろう」と問えば、「はい、間違いありません」と答え、それだけではなく、「神様の息子として相対圏を拡大していくであろう。個人から家庭、氏族、民族、国家、世界圏に拡大するのに異議はないだろう」と言えば、「はい、それは原理と原則なので、仕方がありません」と答えるように行動しなければならないのです。神様は、このような条件に従って、キリスト教文化圏を中心として摂理を推進してきました。犠牲の道、殉教の場、血まみれの境地においても、神様を愛し、怨讐までも愛する運動を展開してきたのです。私たちは、家庭、社会、国家、世界においても、この運動を展開しなければなりません。キリスト教の愛の精神によって、激しく迫害を加えてきたローマ帝国が屈服しました。キリスト教は、そのようにして世界的な宗教になりました。これまで、クリスチャンは、個人的な怨讐だけを考えてきたのですが、そうではありません。怨讐国家や、さらには怨讐世界も愛さなければなりません。怨讐国家の中心に天国の出発点があるので、そこに真の愛の伝統基盤をつくって出発しなければ、地上天国は成し遂げられません。このようにして、伝統が立てられれば、これ以上の思想、これ以上の消化すべき主義は生じません。韓国が日本帝国主義治下にあったとき、韓国を含めた日本、ドイツ、アメリカの主要摂理4大国家は、互いが怨讐の関係でした。その当時の状況では、日本と韓国が怨讐同士であり、日本とアメリカが怨讐同士であり、アメリカとドイツが怨讐同士だったのです。文総裁は、このような怨讐関係にあった日本人とドイツ人をアメリカに連れていき、「アメリカが神様を無視して失ってしまえば、滅びて死んでしまうので、アメリカを活かさなければならない」と言って、真の愛の道理を実践しました。日本人やドイツ人に、「敵対関係のアメリカを、自分の祖国を愛する以上に愛する伝統を立てなければ、天の願う新しい世界理念を立てることができない」と強調し、真の愛の伝統を教えたのです。怨讐の関係である国家を、自分の祖国以上に愛する基盤と伝統を築かない限り、この地上に天国は顕現できません。このような歴史的伝統の樹立は、神様の真の愛の中でのみ可能なのです。文総裁は、アメリカ連邦政府から屈辱を受けながら、罪なく法廷に立ったとき、アメリカの未来を心配しながら保守紙「ワシントン・タイムズ」を発行したり、放送局を設立させたりするなど、むしろアメリカのために、あらゆる努力を尽くしたのです。近来では、共産主義の没落以降、ロシアと中国の未来を心配し、数十種類に及ぶ各種の教材を出版して、青少年を中心とした倫理教育に多くの支援をしています。限りない犠牲による受難の道の克服皆様。日帝治下において反日地下運動をした文総にとって、日本民族は怨讐でした。民族的にはもちろんのこと、個人的にも怨讐でした。しかし、日本が敗戦したのち、総裁は日本人を愛しました。地下独立運動をしたかどで総裁を引っ張っていき、激しい拷問をした日本の警察官たちは、総裁の一言で処刑される運命だったのですが、反対に追われている彼らを安全に日本に送ってあげたのです。今日、日本の多くの若者たちが、なぜ総裁に永遠の命を懸けて忠誠を尽くしているのか分かりますか。因果の法則に従って、報いなければならない原則があるからです。それは、国家を超越し、神様の心情的なみ旨に従って、世界に向かって真の愛を植えたからです。国家的な怨讐を愛しながら生きる道に導く心情的な基盤を植えたので、彼らは我知らず天命に従っているのです。文総裁は、日帝治下において、当時の日本にも恨みがありました。しかし、日本は既に敗者でした。天は、滅びた者をさらに打つことはしません。自分の罪を自白して、謝罪する人に対しては、哀れみをもって対するのです。そのような天であるので、敗者に向かって再度打つならば、打った者の子孫が滅びるのです。アメリカもまた、総裁を敵対視していた国家です。しかし総裁は、道徳的に塗炭の苦しみに陥ったアメリカを救うため、父母、兄弟をあとにして、祖国を振り返ることなく、カイン世界を救うために、御自身に属しているすべてのものを捨てました。また、キリスト教会が統一教会をどれほど憎んだことでしょうか。しかし、怨讐のように闘ってはいけません。互いに愛で和合しなければならないのです。二つが和合し、大韓民国を天のみ旨の前に立てて、北朝鮮を消化しなければなりません。解放直後に、既成教会と統一教会が一つになっていたならば、すべてが解決されていたのです。しかし、そのようにならなかったので、私たちが行く道の前には、個人的、家庭的、氏族的、民族的、国家的な怨讐などと対峙してきながらも、闘わない条件を立てるために、限りない犠牲を払いながら、受難の道を克服してきたのです。南北を統一する方案内外の貴賓の皆様。既に北朝鮮の人たちは、全国民が金日成主席の主体思想で武装をしています。私たちは、彼らを消化できる神様の真の愛を中心とした思想で武装しなければなりません。北朝鮮は、ソビエト連邦から来た冷たい風が吹きつける、北方文明です。私たちは、温帯圏の文明で、彼ら自身を溶かせるような作戦を取らなければ、互いが滅びるのです。ですから、私たちは、徹頭徹尾、真の愛の思想武装をしなければなりません。私たちの思想は、個人の欲望のためのものではなく、世界人類を救うためのものです。自分を中心としたものではありません。より大きなもののために生きようという思想です。しかし、共産主義者たちは、共産党員の何人かの幹部を中心として物事を進めようとします。それで彼らは、自分の敵が現れれば、除去してしまうのです。私たちは、そうではありません。「相対的環境と和合し、一つとなって、より高い次元の相対的基準を結ぼう。すなわち、カインとアベルが一つとなって、より高い父母を迎えよう!」という思想です。言い換えれば、生活的に感服させ、人生観や人格的な基準を中心として、共産主義の思想で武装した彼らを凌駕できる私たちにならなければなりません。私たちが彼らに影響を与える環境をもたなければ、カイン国家を復帰することができません。カイン国家を復帰できなければ、天の国を中心とした世界的な国になる復帰の国家が成立しないのです。したがって、韓国と北朝鮮は分断されましたが、北朝鮮と闘わずして解放しようというのです。お互いが利益となる愛を探し求めなければならないのです。皆様。現在、南と北の方向が食い違っています。方向が異なった立場で、一方は南に、もう一方は北に行こうとする、二つの分かれ道があるのですが、その目的が異なっているのです。どのように統一されるかという問題について見るとき深刻です。その主体的な使命は誰がしなければならないでしょうか。それを韓国が主導するようになれば、北朝鮮が反対し、北朝鮮が主導するようになれば、韓国が反対するでしょう。互いが「自分のいうとおりにしよう!」と言うときには、統一されないのです。自分自体に固執する立場からは、必ずまた決裂するでしょう。これをどのように克服するのかということが問題です。問題は、韓国を愛する以上に北朝鮮を愛する人が韓国に現れなければならないということです。同様に、北朝鮮を愛する以上に韓国を愛する人が北朝鮮に現れればよいのです。それ以外に、解決方案がありません。韓国の誰よりも相手の国を愛する人、北朝鮮の誰よりも相手の国を愛する人、そのように一つの道を行く人がいるというとき、そこから超国家的な統一方案が出てくるのです。どんなに考えても、それ以外に道があるでしょうか。それでは、これをどのように実践するかが問題です。それは、北朝鮮の人よりも苦労し、韓国の人よりも苦労することです。このような苦労の中で立てられた超民族的な愛国心が南北を生かす近道であり、解決の方案なのです。悪の世界と善の世界を統一するのも、やはり同じです。これまで、私たちの先祖が立てた忠臣の道理以上の忠節を主張できる人が現れてこそ、決裂した歴史を収拾できるのです。そのような意味から見るとき、イエス様は偉大でした。ユダヤ民族が不信し、十字架の道を行かざるを得ない状況に立たされたとき、神様のため、イスラエル民族のための道は、神様のために死に、イスラエル民族のために死ぬ以外にはないと考えたのです。それが十字架の道理です。人類を愛することにおいて、有史以来、誰よりも人類を愛し、神様を愛することにおいて、有史以来、誰よりも愛したので、滅びる歴史がそこから新しい方向を取り、より次元の高い善の目的の世界へと進むようになったのです。それがキリスト教文化圏です。それは歴史的な事実です。南北統一はどこから、何によって成し遂げられるのかですから、南北を統一できる方案は、南と北のために死ぬことができる群れになる道しかありません。それ以外に、統一できる道はありません。心から一緒に暮らしたいという心がなければならないのです。人間はどのように生きるのか、あるいは私たちの人生航路はどのように行くべきか、ということを念頭において見るとき、その骨子を要約すれば、孝子が行く道、忠臣が行く道、聖人が行く道、聖子が行く道の根本があるはずです。一つになって永遠に一緒にいたいと思い、一緒に暮らしたいと思う心です。上下を問わず、一緒にいたいと思い、前後左右、昼夜を超越し、生涯を越えて、一緒に暮らしたいという思いに徹した人生のことではないでしょうか。このような結論が出てくるのです。「一緒に暮らしたい!」という、その内幕の共通分母は何でしょうか。それは権力ではありません。権力は、歴史を超越できません。それは一時のものです。知識もやはり同じです。知識世界は発展するものです。知識の世界で、この学問と永遠に「一緒に暮らしたい」という思いがあるでしょうか。明らかに、私たちが共に暮らすことができるのは、知識でもなく、金銭でもありません。このように見るとき、上下、前後、左右の区別なく、過去、現在、未来の時間性を超越した立場から、共通して認定できる一つの分母とは何でしょうか。これがすなわち、神様を中心とした真の愛です。ですから、孝子は、家庭で父母を限りなく愛して生きる人です。また愛国者は、国をこの上なく愛して生きる人であり、聖人は世界万人をこの上なく愛する人であり、聖子は人類と神様をこの上なく愛しながら生きていく人なのです。したがって、愛国者の心のように、民族と共に暮らしたいと思い、民族が困難なときには、その困難がすなわち自分のことであり、自分の痛みであり、喜びがあるとすれば、それが過ぎ去る喜びではなく私たちすベての永遠の喜びとして残るものでなければならないと誓う、真の心情基盤が問題なのです。真の愛と心情の関係をもった人は、統一圏に同参できる特権があります。皆様。学歴のない女性でも、博士と結婚して愛の関係を結べば、一日にして博士夫人になるでしょう。このように、共に暮らそうという情の関係をたくさんもった人は、今日、統一圏に堂々と参席できる特権があるのです。神様御自身がそのようなお方なので、一つになることができる生活内容をもてば、同参できる資格が自動的に賦与されるのです。それでは、南北統一はどこから、何をもって成し遂げるのでしょうか。力で屈服させれば、相手側の力がもっと大きくなるとき、また闘いが起こるようになります。そのやり方では、統一を成し遂げることはできません。たとえ韓国の地で暮らしていても、北朝鮮で暮らす彼らと一緒に暮らしたいという心、一つにならなければならないという心があってこそ、統一の道は開かれるのです。北朝鮮を思いながら、胸が詰まり、哀れに暮らす私たちの同胞のために涙を流し、「あなたたちの困難と共に私は生きている。解放の一日を準備し、あなたたちの前に現れるであろう」と誓いつつ、統一のための真の愛の実践運動がここに起こるならば、統一の日は遠くありません。皆様。その最初の段階として、郷土とともにどのように生きるのかを考えてみなければなりません。自分の父母と共に暮らしたいと思わず、郷土とともに暮らしたいと思わない人が国を愛するというのは偽りです。国とともに生きてこそ、世界とともに生きるようになっています。そして、世界とともに生きてこそ、神様と生きるようになっています。ですから、郷土を愛し、その地域社会を愛してこそ、愛国も可能なのです。政治の指導者たちは国をどれほど愛しているでしょうか。彼らに、国民と真心から一緒に暮らそうという心がないときには、そのような政治家は流れ去ってしまうのです。どんなに優れていても、水の泡のように流れ去ってしまうのです。分かれた南と北がそのまま一つになることはできません。愛国の同志たちが闘争するその過程では、夜寝ることもせず、時間を超越して、困難な環境を克服できる心の決意と実践が必要なのです。「本当に一緒に暮らしたい。死んでも共に死に、生きても共に生きたい!」という、そのような心を互いがもつようになるときに、南北統一運動が始まるのです。南北統一を成し遂げれば、民主世界と共産世界の統一も、ここから起こるのです。ですから、韓国の問題を心配する場合は、世界を代表した立場に立って、60億人類を代表し、30億のアジア人を代表し、民族の将来と世界の将来を見通さなくてはいけません。そして、「私は、あなたたちと一緒に暮らす運動を本当に展開する」と誓わなければなりません。それが聖人の道理に通じれば、聖人に似るのであり、聖子の忠節をもって神様に対して実践すれば、「神様の相続者」、あるいは「み旨の後継者」になるということを、文総裁と私は生涯を通して確認したので、きょう皆様にこのようなみ言を伝えているのです。真の愛とは何か内外の貴賓の皆様。神様の真の愛を中心として互いに縁を結べば、必ず主管権と所有権、そして相続権をもつことができる特権が賦与されます。力学では、入力より出力が小さいのですが、真の愛の世界では、入力よりも出力のほうが大きいのです。真の愛とは、ために生きる愛であり、与えてはそれを忘れてしまうものです。与えたことも記隱しないのです。また、どんなに注いでも、疲れることがありません。90歳を超えた父母が、70歳になった息子に、「息子よ、車に気をつけなさい!」と言っても、不自然ではなく、何十年間、その言葉を繰り返したとしても、嫌気が差したり、疲れたりすることがありません。堕落した世界の父母もそうであれば、ましてや本質世界において父母なる神様の愛を与えたり受けたりするとき、疲れることがあるでしょうか。人生で、神様の真の対象圏を確定し、真の愛の栄光が不変であることを初めて知るようになるとき、永生の論理を妥当化させることができるのです。文総裁が、去る1984年に何の罪もなくアメリカの監獄に入り、獄中のべッドに一人で横になっているとき、神様が訪ねてこられ、「信じられる人はあなたしかいないので、ニカラグアの事態を解決しなさい」と命令されました。神様が訪ねてこられる人間が、どうして文総裁しかいないのでしょうか。先進国を代表すると言われるアメリカには、2億4000万という国民と数限りない大勢の宗教家がいるのですが、彼らを訪ねていくことができず、文総裁を訪ねてこられた神様は、どれほど哀れであられるか、推し量ることができるはずです。神様は、強い引力の愛を訪ねようとされるので、昼夜、世界のために心配する文総裁を訪ねてこられたのです。その時、文総裁が「ワシントン・タイムズ」を前面に立てて援助する仕事を展開していなければ、南米は思想的に既に廃墟になっていたでしょう。紳士淑女の皆様。我が民族の念願である南北統一は、この時代の神様の願いでもあります。北朝鮮と韓国を統一させ、神様が安息できる基盤を、皆様の家庭と私たちの教会、そして国に築くことを天は願っているのです。南北統一は真の愛でそれでは、何をもって神様に侍るのでしょうか。何をもって、これをすべてきれいに洗い流さなければならないのでしょうか。何をもって洗い流せば、神様はきれいだとおっしゃるのでしょうか。ほかでもありません。自分の父と母を愛する以上、夫や妻を愛する以上、子女を愛する以上の真の愛を中心として、その環境を築き、祭物的な祭壇を築こうというその立場から、初めて理想的な南北統一が出てくるのです。理想的な東西文化の統合が起こるのです。分離した地上世界と天上世界の理想的な統一が起こるのです。地獄と天国の解放圏が開かれます。それで、真の愛の鍵が必要なのです。「私」の心と体の愛による統一は、家庭的な愛の統一と常に互いに通じることができます。家庭が和合した愛の夫婦は、家族だけでなく、その氏族と国家と世界にも通じることができます。愛し合う夫婦が一つになれば、誰がそしり、踏みにじることができるでしょうか。和合した家庭、民族、国家、世界、天宙、和合した真の人間が愛を中心として神様と一体になった世界が、真の愛のユートピアではないでしょうか。すべての植物が、太陽の光を生命の要素として吸収するように、人間にとっては、愛が生命の要素となるのです。私たちの願いは、永遠に真の愛とともに、慕いながら生きることのできる地上天国や天上天国が建設されることです。しかし、この世の中に、すべてのものの主人格として登場できる、驚くべき人生の価値とその特権的な権限をもった真の愛の主体者、あるいは対象者が、果たしてどれだけ存在するでしょうか。きょう、この場に参席された皆様は、どうかこのことを忘れずに、心と体が一つになるように努力することによって、自らの夫婦同士で、より高くために生きる愛で愛し合い、家庭と民族と国家と世界を愛する真の人と家庭となることを願います。もし、そのようになれば、南北統一は既に成就したのと同じです。どんなに強い主体思想であっても、神様の愛の中では、力なく収拾され、消滅してしまうでしょう。本当に愛する心をもつようになれば、南北統一は問題になりません。それだけでなく、東西問題や、世界的南北の貧富の格差の問題も、この神様の真の愛をもって完全に解決することができます。このような神様の理想を中心として、世界の理想を消化し、そこから国家理想を消化し、国家理想から民族、家庭、個人にまで連結できる理想が成し遂げられることによって、この地上には、真の愛の平和世界が建設されることは間違いありません。内外の貴賓の皆様。文総裁は、40年以上前から、ここでお話ししたように、統一の根本原則を宣言し、国内外で「神主義」を中心とした理念運動を土台として、周辺4大強国に、統一の国際的な基盤を造成してきました。韓国と日本、そしてアメリカなどに、それぞれ数百万人を超える会員たちが、「国際勝共連合」と「カウサ(CAUSA:南北米統一連合)」の活動などを通して、民間基盤を構築してきたのです。これまで、文総裁が主唱してきた「神主義」は、有神論や無神論の相反する価値観の統一はもちろんのこと、世俗的人本主義を解放できる唯一の思想として、世界各国の指導者たちと思想界で検証されたものです。世界平和のために南北統一を信仰化しよう南北統一を熱望する愛国同胞の皆様。私たちは共に、真の愛の「神主義」によって私たちの価値観を確立し、国民思想武装に総決起しましょう。私たち自身と韓民族、そして世界平和のために、南北統一を信仰化しましょう。そしてこの時代に、歴史と天の召命を受けて立ち上がり、南北統一運動に私たちすべてが先頭に立つ義人と指導者になりましょう。真心から一緒に暮らしたいと思う真の愛、怨讐までも愛する心で、真の愛の温風を北方の地の同胞たちに送りましょう。特に、人類歴史の始まりに、エバの失敗によって歴史が誤ったので、「終わりの日」には、女性たちが先頭に立って、真の愛の母性愛で、青少年の和解と統一の新しい歴史を創造していきましょう。女性の使命は、子女格の青年男女および学生たちを、真の教育を通して真の子女として復帰していくことです。さらには、母と子女が一つとなって手本を示し、夫までも教育を通して真の天の息子として復帰し、真の父母に従い、神様を中心として侍り、地上天国の理想を復帰しなければなりません。いま一度、きょうの話が、韓国と北朝鮮が共に真の愛で出会うその日を早める全国民運動となることを願いながら、話を終えようと思います。神様の祝福が皆様と皆様の御家庭に共にあることをお祈りします。ありがとうございました。一休さんのような機知(トンチ)ではありません。奇知=人とは異なる知恵すなわち神様の知恵世界平和を願う奇知の外の凡人が徒然なるがままに書く日記です。↓↓ にほんブログ村ランキング参加中。応援クリックお願いします。↓↓
2020.05.10
コメント(0)
韓鶴子総裁御言選集 - 目次韓鶴子総裁御言選集 1巻 真の父母様を中心とした一つの世界 第1部 真の父母としての韓鶴子総裁の生涯 第2部 国家の復帰のための世界宣教戦略 第3部 伝統の伝承と相続 第4部 世界平和実現の課題 第5部 二世教育と未来の人材の養成 第6部 孝情天苑を中心とした理想天国のモデル 第7部 天一国安着のための祝福家庭の責任韓鶴子総裁御言選集 2巻 理想家庭と平和世界のモデル 第1部 真の愛運動と女性の役割 第2部 理想家庭と平和世界のモデル韓鶴子総裁御言選集 3巻 天一国と私たちの使命 第1部 平和世界に向かう道 第2部 神様と人類の希望 真の父母 第3部 天一国安着のための私たちの使命韓鶴子総裁御言選集 4巻 愛しき君よ 花咲かせたまえ 第1部 真のお母様はいかなるお方か 第2部 聖婚と天の新婦の道 第3部 荒野路程と真のお母様の勝利 第4部 女性時代の開幕と世界巡回 第5部 真の父母宣布と清平摂理 第6部 最終一体宣言と天一国時代 第7部 真のお父様の手紙 人類の涙をぬぐう平和の母 自叙伝 [ 韓鶴子 ]韓鶴子総裁御言選集 3巻 天一国と私たちの使命第1部 平和世界に向かう道7. 平和世界に向かう道*このみ言は、2014年9月23日日本千葉県の幕張イベントホールで開催された日本統一教会創立55周年記念「グローバル・ユース・フィスティバル2014」で宣布されたものであり、文善進・世界平和統一家庭連合世界本部長が代読した。愛する青年指導者の皆様!日本でグローバル・ユース・フェスティバル2014大会が行われるようになったことを、心からお祝い申し上げます。鋼鉄の意志と実践力のある人が青年天の摂理は、韓国と日本の一体化を通して、常に奥妙に進展してきました。韓国と日本が共同で開催した2002年の日韓ワールドカップ(サッカー)が、その代表的なものだと言うことができます。今、韓国の仁川において、45の国と地域が参加するアジア大会が行われていますが、今回のアジア大会が、青年の運動選手たちによるアジアの和合のための外的なスポーツ祭典だとすれば、今回の日本での大会は、日本の青年たちによる世界平和のための内的な祝典だと見なすことができます。過去の痛みの歴史を清算し、韓国と日本、日本と韓国が調和と協力の関係になることにおいて日本の青年たちが先頭に立ち、アジアの和合と世界平和を開く主役となることを願います。皆様!世界の至る所で気象異変と戦争、環境汚染、そして何よりも価値観の混乱により、人々が多くの苦痛を受けています。本当に残念なことであり、心が痛みます。私たちは、このような嘆かわしい状況を根本的に変えて、平和の新時代を開かなければなりません。世界が混沌に陥り、民が主人を失ったとき、天は志のある青年たちを召命しました。天の声に耳を傾け、大義に生きる青年たちが結集したとき、時代は大変革の門を開いたのです。天は預言者を立てられ、これとともに義人たち、その中でもまず青年を求められました。青年とは誰でしょうか。20や30代の人だけが青年でしょうか。私はそのように思いません。70歳でも、心の中に夢があり、夢を成し遂げようという情熱があり、世の中のどのような荒波の中でも、不義に立ち向かってその壁を乗り越え、その夢に向かって前進していく鋼鉄のような意志と実践力のある人こそ、正に青年です。反対に、20歳でも、夢もなく、情熱もなく、不義に屈伏し、現実に安住する人こそ、正に老人です。年齢が基準にはなりえません。皆様は、青年ですか、老人ですか。愛する青年の皆様!私の夫、文鮮明総裁は、16歳(数え)の時に天の召命を受け、天のみ旨とは何かを探ろうと苦闘しました。聖書が裂けてしまうほど読んではまた読み返して、天のみ旨と心情を汲み取り、膝頭が固くなるほど祈り、天の悲しい事情に声を上げて泣きました。ここ日本の早稲田大学付属早稲田高等工学校に留学しながら、「天宙主管を願う前に自己主管を完成しよう」をモットーに、真の自我を実現することにこの上ない精誠を尽くしました。その結果、青年だった文総裁は、神様の創造目的と創造原理、そして罪悪と堕落の原因はもちろん、創造本然の人間へと復帰する道、自然と歴史の発展法則を明らかにし、神様のみ旨成就のために世界に出ていきました。今世界は新しい未来を開く真の青年運動を求めている私は、5歳のとき、天の新婦という祝福を受け、文総裁と17歳のときに聖婚しました。以降、夫と共に、真の父母、真の師、真の主人のモデルを立て、世界の人々を教育することに一生をささげてきました。神様の解放、人類の救援、平和世界実現のその道は茨の道でしたが、感謝する心で歩みました。一瞬たりとも不平不満を抱いたことがありませんでした。振り返ってみれば、私の人生は海と同じです。海は、天を抱くのに十分な懐があり、天と一つになり、空の色と似ています。最も低い所で、世の中のあらゆる水を受け入れます。海は全てのものを抱き、全ての生命を育みます。海の中ではあらゆる生命体が暮らし、豊かに育てられます。月の引力と和合して潮の干満の差をつくり出し、節気を変えます。日差しに呼応して水蒸気をつくり出し、気候を調節します。静かな海は、表面的には平穏に見えます。しかし、深い所には、とうとうと流れる黒潮のような大洋を動かす巨大な流れがあります。一度荒波が起きれば、あらゆるものを呑み込んでしまうこともあります。人々は、海の深い所を流れる海流を見ることはできません。天の摂理はもちろん、私の生涯もこのように展開してきました。台風のように押し寄せる摂理の中心で、私だけが知る、言葉にできない事情が多くあります。私は、その流れに巻き込まれることなく乗り越えて勝利し、蕩減復帰摂理歴史を、夫であられる文総裁と共に終えることができました。私が出会った神様は、全知全能の権能を束縛されたかわいそうなかたでいらっしゃいました。天上と地上世界を創造されましたが、人類始祖の堕落により、「私の息子よ!私の娘よ!」という一言を叫ぶことのできなかった神様が、私の父であり、私の母でした。天の父母様(神様)でいらっしゃったのです。その心情は、血が沸き立ち、骨がきしみ、骨髄が溶け出す境地です。そのような恨の歴史を抱いてきたのです。そのような話をすれば、胸が張り裂けそうです。このような天の父母様を解放してさしあげ、新しい時代を迎えることに一生をささげてきました。今、蕩減復帰摂理を全て勝利した基盤の上に、愛があふれる幸福な平和の新しい時代が開かれました。天の父母様は、全知全能の恩賜を与えようと、準備された義人たちを探し求めていらっしゃいます。青年指導者の皆様!皆様がその主人公になりませんか?太平洋を動かす黒潮のように、歴史を動かす若き英雄として立ち上がりませんか?既に、新しい真理のみ言を中心とする青年学生運動は、韓国において1954年に胎動して60周年となり、日本でも55周年を迎えています。天のみ旨に従う青年たちが、日本を超えてアジアに渡り、世界で目覚ましい活躍をしています。「愛天愛人愛国」を実践するよう、犠牲と奉仕の生き方で教育し、指導しています。性の開放と退廃に向かってひた走る社会で、道徳性の回復と純潔運動を展開しています。社会制度が一瞬で変革されることはありません。「今、この瞬間から、正にここから」という思いで青年たちが先頭に立たなければなりません。私から、私たちから先頭に立たなければならないのです。今、世界は、新しい未来を開く真の青年運動を求めています。天の召命に応じて責任を果たせば歴史の英雄となり、そうでなければ歴史から跡形もなく消えるでしょう。皆様!恒久的な平和は、どのように実現しなければなりませんか。まず、私自身の本性、すなわち良心を取り戻すことが重要です。人類始祖の堕落により、人類は無知に陥り、創造本然の本性が隠れてしまいました。無知の壁は、6000年間にわたって積み重ねられてきたため、高くて厚くなっており、堕落性本性の川は、広くて深いものになっています。人間の力だけでは、この壁を越え、この川を渡っていくことは難しいのです。平和世界に行く道では命を懸けた挑戦を要求されても堂々と出るべき愛の本体でいらっしゃる天の父母様は、常に私たちを助ける準備をしていらっしゃいます。全てのことは、私自身に懸かっています。良心を目覚めさせなければなりません。良心は第二の天の父母様です。神霊と真理で常に目を覚まして祈り、あらゆることに感謝する生活をすれば、天の父母様の声を聞くようになり、体中が震えるほど愛を感じるようになるでしょう。ここからさらに進んで、全ての人は、天の父母様の代身者に出会わなければなりません。人類歴史は、一つの中心を立てようとされる復帰摂理歴史です。2000年前、天の独り子としてイエス様を立てられましたが、(イエス様は)イスラエル民族の不信によって十字架で亡くなりました。天の摂理は、再臨の時まで再び延長されざるをえませんでした。ついに人類は、再臨主がこの地に来られ、天の新婦である独り娘を捜し出し、真の父母として顕現された祝福の時代を迎えています。人類は、天の父母様の代身者でいらっしゃる真の父母様に出会わなければなりません。侍って従わなければなりません。そうしてこそ、6000年にわたって受け継いできた原罪を清算することができます。愛と知恵に満ちた創造本然の人間に生まれ変わることができるのです。愛する青年指導者の皆様!体と心を統一し、良心に従って分かち合いと奉仕、社会貢献をする真の愛を実践する人は、真の善男善女だと言うことができます。彼らが真の父母様に出会い、真の愛を中心とする祝福結婚式を挙げて真の家庭をつくれば、その家庭は平和の基地になります。真の家庭は平和世界の核心です。真の家庭が拡張し、真の国家と真の世界の新しい時代を開いていくのです。私と夫は、平和の実現のためであれば生死を懸けてきました。1991年、北朝鮮の国会にあたる万寿台議事堂で行った演説は伝説になりました。主体思想の国である北朝鮮の心臓部で、主体思想を批判し、「天の父母様を中心とする真の愛で統一しなければならない」と語られた発言は衝撃でした。拳銃を持った北朝鮮の警護員たちが駆け込んでくるような情勢で、随行員たちは、手と背中に冷や汗をいっぱいかいたそうです。このような峠を越えて実現した金日成主席との会談により、南北統一の新たな章を開きました。平和世界に向かう道では、命懸けの挑戦を求められても、堂々と歩んでいかなければなりません。スイスのジュネーブには、ロシア大使館があります。共産圏が膨張の一途をたどっていた1985年、ソ連大使館の前にあったインターコンチネンタルホテルには、世界の大学教授が数百人集まり、歴史的な宣言をしました。夫の文総裁のみ言に従い、世界的な学者たちが、「共産主義は5年以内に滅亡する」と宣言したのです。テロの危険を顧みず、天の摂理を敢行したのです。そして、数年後、世界大学原理研究会の学生たちが、ドイツのベルリンの壁に向かって行進し、スローガンを力強く叫びました。「壁は消え去れ!」と。壁に触れながら痛哭の涙を流し、天に祈りをささげました。「統一が早く訪れるようにしてください。神様の下の人類一家族の夢が成し遂げられるようにしてください!」。彼らは、全世界の大学街で命を懸けて統一運動をしていた青年たちでした。驚くべきことが起きました。ベルリンの壁が崩れたのです。引き続いて東欧圏の崩壊が起き、共産圏の宗主国ソ連が崩壊するという、奇跡のようなことが起きたのです。予言が的中しました。1960年代の末から、韓国と日本を中心に勝共運動を展開し、日本の世界日報、アメリカのワシントン・タイムズ、南米のティエンポス・デル・ムンドなど、言論を通して正しい世論を形成し、政策支援を導き、民主世界に勝共戦線を形成したことが冷戦終息の大きな力となりました。大勢の人たちの功績がありましたが、私は、私たちの青年や学生たちが命懸けで思想運動を展開し、祈りをささげたことが、天を感化し、感動させたのだと思います。ここにも、当時の現場に一緒にいたかたがたがいるでしょう。また、冷戦以降に、地球村の至る所で、家族と離れて神の国と神の義を立てるために平和統一運動に献身し、幸仕してきた青年たちも、この場に一緒にいると思います。彼らは歴史の誇りであり、英雄たちです。彼らのために盛大な拍手を送りましょう。大変革の時代に平和の主役として立ち上がるために皆様、良心に従って生き、蕩減復帰路程を歩む道には、多くの困難があります。復帰摂理の路程は、誰も理解できず信じられないことを信じて行かなければなりません。み旨が分からない人が(彼らを)迫害し、脅したり、実際に身体に危害を加えることもあります。夫と私は、天の父母様のためであれば、許し難いことを許し、人類のためであれば、愛することのできない怨讐までも愛しました。また、世界平和のためには、国境線を撤廃して一つになるように実践躬行してきました。大変革の時代に平和の主役として立ち上がろうとすれば、私たちはどのような生活をしなければならないでしょうか。第1に、感謝する生活をしなければなりません。全てのことに感謝する生活は簡単ではありませんが、感謝する心には、心と体が統一されます。心を空にして悔い改めるとき、感謝する生活が始まります。天の父母様が常に私と同行し、苦楽を共にされることを、いつも気づき、見て、感じる修練をしなければなりません。常に喜び、休むことなく祈らなければなりません。そのようにすれば、小さなことから万事に至るまで、私の周辺が幸福になります。第2に、許す生活をしなければなりません。夫は、アメリカで無念にもダンベリーの監獄に行きましたが、「私のために祈るのではなく、アメリカのために祈りなさい」とおっしゃいました。アメリカを動かし、世界を救うために、あらゆる努力を注がれました。その結果、多くのアメリカの指導者たちとキリス卜教の牧師たちが冷戦終息の先頭に立ったのであり、それ以降、超宗教平和運動に共に力を合わせています。自分の罪を許すように、人の罪を許せば、天は驚くべき恩賜を施してくださるのです。第3に、愛する人生を生きなければなりません。真の愛は、ために生きて、またために生き、投入して忘れてしまう愛です。自分のために生きる人は、最初はうまくいくかもしれませんが、結局は破綻してしまいます。天理原則がそうです。私たちは、教会よりも世界のために全てのものを投入してきました。韓国協会の建物が古くなっても建て替えることができず、50年目にようやく新築したほどです。そのため、祝福家庭の生活が経済的に困難であることを知っています。摂理を発展させるためのその精誠と犠牲は、天が決して忘れないでしょう。第4に、一つになる生活をしなければなりません。天の真の愛を中心として本心と良心が一つになり、心と体が統一されなければなりません。家庭で父母と子女が和睦し、世界で国と国が和合し、そして天上と地上が合徳すれば、恒久的な平和理想世界はそのとき実現されるのです。一つになれないのは、中心がないからです。兄弟間の争いは、父母がいないときに起きやすいのです。父母の思いがよく分からず、深い心情を推し量ることができずに起きるのです。真の愛を中心として心情の絆を結んでこそ、父母の思いが分かるようになります。父母と一心、一体、一念、一和を成すようになるのです。考えと感情と言葉と行動が一つとなって現れます。神様を父母として侍って生活すれば、人と自分は二つではなく一つの血統であり、同じ兄弟姉妹であることを感じるようになるでしょう。私の中の多くの煩悩を断ち切ることができ、兄弟間と同じである国家間の戦争も終結することができます。天の父母様に侍る一つの世界のための堅固な礎石愛する青年指導者の皆様!私と文総裁は、試練が訪れるとき、それを避けませんでした。いわれなき迫害が来ても、誰も恨まず、かえって彼らを愛しました。そのように試練を克服すれば、思いもよらない多くの祝福が与えられました。半世紀を経て194ヵ国に宣教を広げて国際平和の基盤を築いたのです。天の父母様に侍る一つの世界のために、確固たる礎石を築きました。皆様がこの基盤の上に平和運動を展開すれば、私たちの人生と歴史は、はっきりと変わるでしょう。私たちの精神文化は、急進的に進化するでしょう。超宗教超国家的な平和世界への発展を促進化していくことができるでしょう。誰もが願う幸福な人生と平和の世界を、私たちは成し遂げることができます。皆様!感謝は天運を受けるようにし、許しは人の心を開き、愛は人を動かします。万事に感謝し、怨讐までも許し、隣人を私の体のように愛し、平和のために一つになりましょう。日本の青年たちよ!広い舞台に出ていって、世界を救う先頭に立ちましょう。愛する天の父母様!日本を祝福してください。ここに集まった子女たちが、頭ではなく心であなたに侍って生きるようにしてください。真理の甲冑をまとい、知恵の目で世界を見詰め、愛で隣人と世界のために平和の主役として働くようにしてください!ありがとうございました。一休さんのような機知(トンチ)ではありません。奇知=人とは異なる知恵すなわち神様の知恵世界平和を願う奇知の外の凡人が徒然なるがままに書く日記です。↓↓ にほんブログ村ランキング参加中。応援クリックお願いします。↓↓
2020.05.10
コメント(0)
韓鶴子総裁御言選集 - 目次韓鶴子総裁御言選集 1巻 真の父母様を中心とした一つの世界 第1部 真の父母としての韓鶴子総裁の生涯 第2部 国家の復帰のための世界宣教戦略 第3部 伝統の伝承と相続 第4部 世界平和実現の課題 第5部 二世教育と未来の人材の養成 第6部 孝情天苑を中心とした理想天国のモデル 第7部 天一国安着のための祝福家庭の責任韓鶴子総裁御言選集 2巻 理想家庭と平和世界のモデル 第1部 真の愛運動と女性の役割 第2部 理想家庭と平和世界のモデル韓鶴子総裁御言選集 3巻 天一国と私たちの使命 第1部 平和世界に向かう道 第2部 神様と人類の希望 真の父母 第3部 天一国安着のための私たちの使命韓鶴子総裁御言選集 4巻 愛しき君よ 花咲かせたまえ 第1部 真のお母様はいかなるお方か 第2部 聖婚と天の新婦の道 第3部 荒野路程と真のお母様の勝利 第4部 女性時代の開幕と世界巡回 第5部 真の父母宣布と清平摂理 第6部 最終一体宣言と天一国時代 第7部 真のお父様の手紙 人類の涙をぬぐう平和の母 自叙伝 [ 韓鶴子 ]韓鶴子総裁御言選集 3巻 天一国と私たちの使命第1部 平和世界に向かう道5. 国連は神様の理想を実現すべき代表機構*このみ言は、2000年8月18日にアメリカ、ニューヨークの国連本部で開催された世界平和超宗教超国家連合2000年総会で宣布されたものである。高名なる貴賓、各国からお越しになられた指導者、そして紳士淑女の皆様。きょう、このように世界平和理想のための精誠が込められ、威厳あるこの殿堂において、2度目の演説の機会を持つようになったことを光栄に存じます。すべての人類は神様の子女1992年4月10日、韓国・ソウルのオリンピックスタジアムにおいて、私と私の夫は、国際連合の非政府機構として世界平和女性連合を創設したことがあります。当時、世界72ヵ国から15万人の女性が殺到して、本連合の創設の熱気をより高めることとなりました。世界平和女性連合は、創設以来、世界185ヵ国において活発な活動を展開しており、平和文化と文明間の対話を指向する国連の方針に積極的に協力してきました。女性連合は、すべての女性が皆、一緒に神様の娘としての本質的な価値をもっていることを覚醒させることができるように、多様なプログラムを支援してきました。そして、後進国家の女性たちに奨学の恵沢とともに、教育の機会を提供してきており、国際的な姉妹結縁の行事を通じて、人種と宗教間の和解を追求してきました。エイズの予防活動を通じては、婚前純潔と夫婦間の貞操の重要性を強調してきました。世界平和女性連合と世界平和統一家庭連合の創始者として私は、国連の加盟国家の大部分を巡回し、その国の国民と直接に対話と交流を分かち合うことができる機会をもってきました。また、国際救護親善財団の総裁として、数十年間救護奉仕活動を世界的に展開してきています。世界各地を見て回った私の経験として、道徳性の喪失、戦争、飢餓、貧困、劣悪な教育環境、疾病等、世界を苦しめている諸問題が、ますますより深刻化していることを感じています。世界が抱いているさまざまな問題の中で最も深刻なものは、神様のことが分からない霊的無知と家庭の崩壊であると言えます。神様は、存在します。そのおかたは、世界を創造された後に、これに背を向けて遠くに行ってしまわれたおかたではありません。普通の親と同じように、神様は、御自身の子女たちが苦痛を受けるときに嘆息されるおかたなのです。神様が受けておられる最も深い苦痛というものは、正に人類が神様の心情を感じる能力を喪失したということにあります。このような理由によって、私たちは、神様が親であられ、すべての人類は神様の子女であり、互いに兄弟姉妹であるということを感じることができないのです。神様と普遍的な真の父母の理想なくしては、真の兄弟姉妹の理想は成されえません。私は、真の愛による夫婦の揺るぎない軸を中心とした、真の家庭を打ち立てる運動に専念しています。そのような家庭の中においてのみ、真の父母像、真の夫婦像、真の子女像が定立されるのです。平和世界も、繁栄する国家も、真の家庭を基盤とすることによってのみ可能です。私の夫である文鮮明牧師は、このような善の目標を成し遂げることができるように、私を理念的に指導し、全幅的に支援してくれており、常に感謝しております。平和理想世界実現のために一筋に生きてこられた方文鮮明牧師は、一生を神のみ旨と平和世界実現のために献身してまいりました。幼少のころより、神様と特別な関係を結んできつつ、人生の目的、悪の根源等、人生の根本問題に対する答えを得るために、神様と深い祈祷の交感を続けました。私の夫を知っている人はだれでも、夫がこの上なく真摯で深刻な人物であるということを感じるようになります。夫は、自身のすべてのものを投入する人生を通じて神様に仕えてきたのであり、捜し出した真理のみ言は、世界185ヵ国にいる数多くの人々と若者たちの人生を転換させてまいりました。夫の一生は、決して平穏ではありませんでした。夫は、あらゆる無理解と試練に耐えなければなりませんでした。背信と拷問、収監生活、数回にわたるテロによる威嚇を甘受しなければならなかったのです。しかし、そのいかなる障害も、60余年前、韓半島の山上で神様とイエス様にささげた約束を成し遂げるための、夫の決心を防ぐ術はなかったのです。私の夫の献身的な人生は、個人的な安楽と衣食住を超越するものであったということを、私は妻として、だれよりも近くで見守ってきました。自らの家庭をおいて、民族、国家の因縁を犠牲にしてでも、神様の心情を慰労してさしあげて、神様が願われる平和理想世界を地上に実現するための一筋の道を生きてきた人こそ、正に私の夫であるということを証しいたします。私は、今回の大会に参加してくださった皆様に深く感謝を申し上げる次第です。国連は、神様の心情奥深くに宿る理想を実現すべき代表機構であると考えます。私は、このような摂理史的な組織が、神様から賦与された責任を全うして、平和時代を率いる団体として祝福を受けることができるように祈祷いたします。神様の祝福が、皆様すべてと今回の大会とともにありますよつ祈願いたします。ありがとうございました。一休さんのような機知(トンチ)ではありません。奇知=人とは異なる知恵すなわち神様の知恵世界平和を願う奇知の外の凡人が徒然なるがままに書く日記です。↓↓ にほんブログ村ランキング参加中。応援クリックお願いします。↓↓
2020.05.08
コメント(0)
韓鶴子総裁御言選集 - 目次韓鶴子総裁御言選集 1巻 真の父母様を中心とした一つの世界 第1部 真の父母としての韓鶴子総裁の生涯 第2部 国家の復帰のための世界宣教戦略 第3部 伝統の伝承と相続 第4部 世界平和実現の課題 第5部 二世教育と未来の人材の養成 第6部 孝情天苑を中心とした理想天国のモデル 第7部 天一国安着のための祝福家庭の責任韓鶴子総裁御言選集 2巻 理想家庭と平和世界のモデル 第1部 真の愛運動と女性の役割 第2部 理想家庭と平和世界のモデル韓鶴子総裁御言選集 3巻 天一国と私たちの使命 第1部 平和世界に向かう道 第2部 神様と人類の希望 真の父母 第3部 天一国安着のための私たちの使命韓鶴子総裁御言選集 4巻 愛しき君よ 花咲かせたまえ 第1部 真のお母様はいかなるお方か 第2部 聖婚と天の新婦の道 第3部 荒野路程と真のお母様の勝利 第4部 女性時代の開幕と世界巡回 第5部 真の父母宣布と清平摂理 第6部 最終一体宣言と天一国時代 第7部 真のお父様の手紙 人類の涙をぬぐう平和の母 自叙伝 [ 韓鶴子 ]韓鶴子総裁御言選集 3巻 天一国と私たちの使命第1部 平和世界に向かう道4. 摂理観から見た韓国、日本、アメリカの位相*このみ言は、2002年6月14日、韓国ソウルのシェラトン・ウォーカーヒル・ホテルで開催された21世紀韓国・日本・アメリカ指導者の連合活動のための韓国女性指導者招請講演会で宣布されたものである。尊敬する女性指導者、そして紳士淑女の皆様。公私共に御多忙でいらっしゃるにもかかわらず、きょうこのように満場の盛況を呈してくださったことに対して、深く感謝いたします。韓国はもちろん、全世界が今、ワールドカップの熱気で熱くなっています。勝利を叫ぶサッカーファンたちの熱狂する声を聞いていると、あたかも全世界の人々が一つの兄弟姉妹になったような感じがします。キリスト教を中心とした摂理は真の父母を迎えるための準備しかし、周囲を見回してください。どれだけ多くの問題が直接的に、あるいは間接的に私たちの生活を脅かしているでしょうか。今や私たちは良かれ悪しかれ、21世紀に入る敷居を越えました。歴史学者たちは、この21世紀は太平洋文明圏時代だと言っています。ところで、この太平洋時代は、韓国、日本、アメリカの3国によって主導されるでしょう。それだけでなく、世界は、この3国のモデルに従っていこうとするでしょう。しかし、指導的な立場というものは、自動的に成り立つものではありません。それは、関連国家の相互間における強力な連関性を土台として成り立つものであり、特にその指導者レベルにおいての相互連関を絶対に必要とするものです。したがって、私たちは、この3国の指導者たちを糾合して教育し、アジアの平和はもちろんのこと、世界の平和を定着させることに総力を傾けなければならないと思います。尊敬する指導者の皆様。私は、きょうこの招請講演会に参加するために、すべてを差し置いて訪ねてこられた指導者の皆様に儀礼的な挨拶をしようと、この壇上に立ったのではありません。神様と一心、一体、一念の基準で生きてきた私たち夫婦の生きた経験によれば、神様は、歴史と現実の中で生きて役事される方であることは疑う余地がありません。したがって、摂理的観点から見た韓国、日本、アメリカの位相を皆様に御説明しようと思います。神様の創造理想は、アダムとエバが神様の真の愛によって真の人として完成し、真の父母となり、真の家庭を成し遂げることです。その真の父母と真の家庭を始原として、人類は、真の社会、真の国家、真の世界、さらには天宙へと繁栄しながら、地上・天上天国を成し遂げるようになっていました。ところが、不幸にもアダムとエバは、未完成段階において、天使長の偽りの愛によって堕落してしまいました。また、真の父母ではなく偽りの父母となったアダムとエバが築いた最初の家庭において、兄カインが弟アベルを殺害することによって、罪悪が結実してしまったのです。本然の創造目的を回復するために、神様は、第ニアダムである救世主をこの地に送って摂理を進められました。その摂理のための最初の基盤がユダヤ教とイスラエルの国でした。その基盤の上に、イエス様が救世主として来られたのです。イエス様は、このように真の父母と真の家庭の理想を、選民イスラエルの国において成就し、それを全世界に伝播するために来られたのです。しかし、ユダヤ教とイスラエルの国は、イエス様がメシヤであることを理解することができず、イエス様を不信したのです。その不信はとうとう極に達し、イエス様は、再臨を約束されながら十字架の道を行かれました。復活されたイエス様は、霊的に第ニイスラエルであるキリスト教の基盤を立て、これを世界的に築いていかれました。そのような摂理的な背景があったので、世界的な次元でキリスト教を中心とした摂理が、第三アダムとして来られる再臨主、すなわち真の父母を迎えるために進められたのです。アメリカは、すべてのキリスト教を代表した国家、すなわち第ニイスラエルの長子国家です。アメリカは、建国の始祖たちの信仰も、建国の精神も、すべてキリスト教に由来します。神様が準備された地において、アメリカが短い歴史の中で世界を指導する強盛な国になることができたのは、再臨主として来られる第三アダムのみ旨に従うという神様の摂理によるものなのです。聖書は両面から預言されている箇所が多い第二次世界大戦のとき、アメリカ、イギリス、フランスを中心とした連合国が、日本、ドイツ、イタリアを中心とした枢軸国に勝ち、キリスト教の基盤を極大化したことや、韓半島に熱心にキリスト教を伝播し、その信仰が最も熱烈な国として実を結ばせたのもアメリカでした。神様の摂理上、第三イスラエルである韓国の防衛のためにも、アメリカが先頭に立ち、国連の旗のもとで16ヵ国の国が参戦するなど、犠牲的な支援を惜しまなかったことは、皆様もよく御存じであると思います。このように、韓国とアメリカの両国が、単純な友邦国家の次元を越え、特殊な関係を維持するようになったのは、すべて神様の摂理の中で成された結果なのです。キリスト教が、第二次世界大戦直後に、文鮮明総裁を通して神様の教えを受けていたならば、7年以内に神様が望まれたみ旨がこの地上に成し遂げられていたでしょう。アダム国家である韓国の統一も成し遂げられていたはずであり、共産圏の世界的な膨張もなかったでしょう。ところが、不幸にも、キリスト教が先頭に立って文総裁に対して反対し、迫害したのです。摂理の中心存在を拒絶したキリスト教は、衰退の道へと落ちていきました。第二次世界大戦直後と比較するとき、今日の教会は、信仰も、熱意も、純粋性も、生命力も、すべて失いつつあります。世界のキリスト教が責任を果たせなくなることによって、エバ国家(母の国)になるべきイギリスの代わりに日本が選ばれました。実際、神様の中心摂理であるキリスト教圏とは関係の遠い日本は、天の特別な恩恵で選ばれたのです。このような点から、日本は神様の摂理における使命を果たしてくださることを願います。それでは、神様が送られた摂理の中心である救世主は、なぜいつも不信されるのでしょうか。堕落によって築かれた悪主権の世界なので、善の実体を歓迎しないのです。これを憂慮された神様は、イスラエル選民とユダヤ教を立ててイエス様を迎えるようにされたのであり、世界的なキリスト教の基盤を築いて再臨主を迎えるようにされました。しかし、選んで準備した第ーイスラエルと第ニイスラエルの、摂理に対する無知と自己中心的な思考のために救世主は苦難を受けられたのです。メシヤが雲に乗ってやって来るものと思っているユダヤ教徒の前に、人として現れたのですから、信じられなかったわけです。旧約聖書を間違って解釈することによって、メシヤの命を奪ってしまったという事実を知らなければなりません。また聖書の預言は、両面で預言されていることを知らなければなりません。なぜかというと堕落した人間は、気まぐれにああしたりこうしたりするからです。神様と一つになっていた人が、背を向けてサタンと組んで神様を滅ぼし、サタンと組んでいた人が、神様のところに戻ってきてサタンを滅ぼすということがあるのです。旧約聖書を見れば、イザヤ書第9章、第11章、第60章の三つの章を見ると、救世主が栄光の主として堂々と来ることが記述されていますが、第53章では苦難を受けることが預言されています。信じて迎えることができずに、イザヤ書第53章の預言が成就され、栄光の主の預言は延長して再臨のときに成就されるようになることを、皆様は知らなければなりません。イスラエル民族の観点と神様のみ旨は異なっていた新約聖書も、旧約聖書と同じように、メシヤが来ることに対する預言は、蕩減復帰の原則によって両面で預言されています。ヨハネの黙示録第1章7節を見れば、再臨するメシヤは、間違いなく雲に乗ってやって来ることが記述されています。しかし、テサロニケ人への第1の手紙第5章2節を見れば、「主の日は盗人が夜くるように来る」と預言されています。雲に乗って来るのに、盗人が夜くるように来ることができるでしょうか。今日のキリスト教徒たちは、雲に乗って来ることは信じ、盗人のように来ることは信じていません。ですから、私たちは、知恵深くなければなりません。旧約時代の実情から見て、主が雲に乗って来ることもあり、人として来ることもあることを私たちは知らなければならないのです。ユダヤ民族が何よりも待ち望んだメシヤを神様が送ってくださったにもかかわらず、どうして彼らは、来られたメシヤを殺害してしまったのでしょうか。旧約聖書のマラキ書は、新約聖書の黙示録に該当します。マラキ書第4章5節以下を見れば、「見よ、主の大いなる恐るべき日が来る前に、わたしは預言者エリヤをあなたがたにつかわす。彼は父の心をその子供たちに向けさせ、子供たちの心をその父に向けさせる」と堅く預言されているという事実を私たちは知らなければなりません。エリヤは、イエス様が来られる900年前の人であり、火の車に乗って昇天した人です。人々は、火の車に乗って行ったエリヤがそのままの姿で来ると信じていたところに、エリヤが来たという話もなく、突然イエス様がメシヤを宣布したのです。すると人々がイエス様の弟子たちに、「あなたの先生がメシヤであるならば、エリヤはどこにいるのか」と質問するので、弟子たちがイエス様のところに来て尋ねる場面が、マタイによる福音書第17章10節から13節の内容です。「弟子たちはイエスにお尋ねして言った、『いったい、律法学者たちは、なぜ、エリヤが先に来るはずだと言っているのですか』。答えて言われた、『確かに、エリヤがきて、万事を元どおりに改めるであろう。しかし、あなたがたに言っておく。エリヤはすでにきたのだ。しかし人々は彼を認めず、自分かってに彼をあしらった。人の子もまた、そのように彼らから苦しみを受けることになろう』。そのとき、弟子たちは、イエスがバプテスマのヨハネのことを言われたのだと悟った」。するとユダヤ人たちの不信はより一層深まり、イエス様が洗礼ヨハネをエリヤだと言ったのは、自分がメシヤを装うためであると不信したのです。さらに、ユダヤ教とイスラエルの国を滅ぼす魁首だと言い、べルゼブルの頭だと決めつけてしまいました。このように、イスラエル民族が信じていた観点が、イエス様を送られた神様の摂理のみ旨とは異なっていたという事実を知らなければなりません。この地上に神様のみ旨を成し遂げるために、万民に神様から送られたメシヤは、ユダヤ教徒たちが従わなかったことによって、食い違いの事情を抱えたまま死んでいったという無念の歴史が、私たちの知らない中で起こっていたのです。創造主神様の根本は真の愛イエス様は、ユダヤ民族中心の救世主を待つ信仰の前に現れました。実際にイエス様を通した神様のみ旨は、ユダヤ教とイスラエルの国を越え、全世界を救おうとされるものでした。地で期待する希望と天で成し遂げようとするみ旨がずれてしまったのです。再び来られる主の場合も同様です。2000年もかかって再臨主のために準備された基盤は、せいぜいキリスト教徒だけの救援を願うというのが精いっぱいの信仰基盤でした。しかし、再臨主は、神様が願われる世界と万民の救援、さらには創造本然の理想世界を成し遂げようとして来られるのです。その世界は、信じて救われるような宗教圏の世界ではありません。堕落とは無関係で、宗教が必要ない、宗教を卒業した真の愛と真の父母の世界を成し遂げようとして来られるのです。創造主、神様の根本は真の愛です。真の愛は、与えて、また与えて記憶しない利他的愛です。この真の愛によって天国を成し遂げようとされる神様のみ旨のために、私は夫と共に生涯を投入して与えながら生きてきました。摂理の中心の3ヵ国である韓国、日本、アメリカは、平和理想世界を形成する模範にならなければならない位置にいるのです。天道に従い、世界と全体のために生きて大きく与えるとき、無限なる神様の祝福による繁栄を成し遂げるでしょう。もし、自国の利益だけを追求すれば、摂理の中において中心の位相を守ることができず、もっているものも失うことになるでしょう。ユダヤ教とキリスト教の歴史的な実例まで挙げてお話しする、私の深い心を受け入れてくださることをお願しいいたします。平和世界実現の決定的な条件尊敬する指導者の皆様!神様の創造理想を地上と天上世界に成し遂げようと、真の愛を中心として、より大きいもののために投入して生きてきた私と夫の文鮮明総裁が力を注いできたいくつかのことをお話ししようと思います。第1に、2002年5月21日、「ワシントン・タイムズ」創刊20周年を祝賀する祝賀宴を行うに当たり、なぜ「ワシントン・タイムズ」を創刊したのかということです。私たちは、これまでの20年間、途方もない財力を投入してきました。ここに何らかの政治的な目的は微塵もありません。神様の摂理の中心国家であるアメリカを正しく立て、救世救国の理念によって世界を指導する立場に立つことを願って創刊したのです。アメリカが享受している政治、経済、軍事的な強国としての祝福は、アメリ力だけのためのものではありません。「唯一なる神様のもとの一つの国」という理想がアメリカ建国のスローガンであるとすれば、今からは、「唯一なる神様のもとの一つの天宙」を指向しなければなりません。第2に、宗教間の対話と和合が、平和世界実現の決定的な条件だということです。信仰儀式や教理が異なっているとしても、善を指向する根本的な教えは一つです。さらに、宗教の出発は、霊的無知を打開するための神様の摂理の一環として、文化圏の背景に適合するように出発したのです。今からは、「家庭理想を通じた平和理想世界の実現」をモットーとして共に出会わなければなりません。私たち夫婦が創設した「世界平和超宗教超国家連合」、超NGO(非政府組織)であるWANGO(世界NGO連合)運動、そしてアメリカで真の家庭運動を主導している「米国聖職者指導者会議」もその一環です。宗教間の対話と和合のために、去る40年間、統一教会自体で使う予算よりも多くを超教派超宗教運動に投入してきたのは、このような神様のみ旨を知っているからです。第3に、人種間の葛藤を解消し、唯一なる神様のもとの一つの兄弟姉妹として、地球村大家族の世界を指向してきたことです。五色人種すベての人は、共に平等な神様の子女たちです。肌の色や歴史的な背景が優劣をもたらすことは微塵もありません。神様を中心とした祝福結婚を通して、超人種的に真の家庭の理想を実現することは、一つの世界を創建していく近道なのです。これを看破した私たち夫婦は、1960年代以降、人種や国境、文化を超越して国際交叉祝福結婚を主導してきたのです。特に、日韓米3ヵ国の女性たちを世界の男性たちが配偶者として迎えたいと考えるケースが多くなります。世界がだんだんと近くなるに従って、国際祝福の貴い価値は、より一層輝くようになるでしょう。この機会に、3ヵ国の根本的な関係を摂理観的側面から探ってみようと思います。人類歴史は、神様の救援摂理歴史であり、救援摂理とは、失ってしまったものを取り戻す復帰摂理です。したがって、エデンの園において堕落したアダムとエバと天使長との関係と、堕落した家庭の最初の結実であるカインとアベルとの関係が世界的に拡張されたものが、今日の韓国と日本、そしてアメリ力と世界の関係なのです。6000年の全体歴史を総蕩減する終末において広がった国際関係も、摂理的な理解から探ってみなければなりません。日本は、伝統的に女性神である天照大神を信奉する国です。韓国は、摂理的にアダム国家であり、さらには父の国なので、その女性指導者たちは父の妹格となり、神様のみ旨のために共に思い悩み、精誠を尽くさなければなりません。本来キリスト教は、来られる主の前に新婦の立場です。したがって、キリス卜教の代表国家であるアメリカの女性は、再臨摂理の前に娘の使命、妹の使命、新婦の使命を果たさなければなりません。日本は、堕落したエバの立場を世界的に蕩減するために、今からは成熟した神側の母の国としての使命を果たさなければなりません。そのために日本が摂理的に歩んでいく道は、娘として、妻として、母として、女王として、世界の前に犠牲になってでも愛する、そのような道を行かなければなりません。3ヵ国協同体の誕生を期待さらに、日韓米の3ヵ国が中心となって平和世界を成し遂げていくためには、理想的な愛の一家族にならなければなりません。怨讐関係だった過去の恨みを洗い流して一つになる道は、韓国と日本、日本とアメリカの若者たちが互いに交叉結婚をすることです。互いが親戚関係を結び、血縁関係が成立すれば、真の愛の理念に基づいて平和世界を成し遂げていくモデルが生まれるようになるのです。このように、神様の立体的なみ旨を知っている私たち夫婦は、以前から怨讐国家同士だった韓国と日本、さらに日本とアメリカの若者たちを一つに結ぶ国際交叉祝福結婚を主導してきたのです。先ほどもお話ししましたが、アメリカは、第ニイスラエルの使命国家、さらには長子国家として、天の父母に侍ることにおいて先頭に立ち、世界の兄弟国家を助け、導いていく使命をもっています。ですから、アメリカの女性たちの使命は大きく貴いというのです。私は、きょうのような貴いセミナーを通して、皆様が人類の未来に影響を与える、より大きく価値ある人生の道を求め、成し遂げられることを願います。この集いは、韓国の女性界を代表する各分野の指導者たちが、21世紀を導いていくべき指導理念を模索するための厳粛なる集いであることを知っています。今後、このような集いを一層拡大し、日韓米3ヵ国の指導者たちが中心となって、21世紀を開く新たな基礎を固め、さらに3ヵ国間において、多様な分野で継続して議論し、協力し合いながら、相互連帯を強化させることができるよう、模範的な新しい3国協同体が誕生することを期待します。紳士淑女の皆様。このような日韓米3ヵ国の協同体が土台となり、真の愛を中心とした新しい連合体の活動は、世界的な次元の平和と奉仕の文化をつくり出す真摯な目標を掲げて持続されるべきであり、そのすベての目標が達成されなければなりません。このような活動が、各国の指導者の皆様と共に出発するだけにとどまらず、今後、皆様によってアジアと世界を糾合し、神様を中心とする平和の国を創建する集いに成長することを願います。皆様に神様の御加護が共にあることを願います。ありがとうございました。一休さんのような機知(トンチ)ではありません。奇知=人とは異なる知恵すなわち神様の知恵世界平和を願う奇知の外の凡人が徒然なるがままに書く日記です。↓↓ にほんブログ村ランキング参加中。応援クリックお願いします。↓↓
2020.05.07
コメント(0)
韓鶴子総裁御言選集 - 目次韓鶴子総裁御言選集 1巻 真の父母様を中心とした一つの世界 第1部 真の父母としての韓鶴子総裁の生涯 第2部 国家の復帰のための世界宣教戦略 第3部 伝統の伝承と相続 第4部 世界平和実現の課題 第5部 二世教育と未来の人材の養成 第6部 孝情天苑を中心とした理想天国のモデル 第7部 天一国安着のための祝福家庭の責任韓鶴子総裁御言選集 2巻 理想家庭と平和世界のモデル 第1部 真の愛運動と女性の役割 第2部 理想家庭と平和世界のモデル韓鶴子総裁御言選集 3巻 天一国と私たちの使命 第1部 平和世界に向かう道 第2部 神様と人類の希望 真の父母 第3部 天一国安着のための私たちの使命韓鶴子総裁御言選集 4巻 愛しき君よ 花咲かせたまえ 第1部 真のお母様はいかなるお方か 第2部 聖婚と天の新婦の道 第3部 荒野路程と真のお母様の勝利 第4部 女性時代の開幕と世界巡回 第5部 真の父母宣布と清平摂理 第6部 最終一体宣言と天一国時代 第7部 真のお父様の手紙 人類の涙をぬぐう平和の母 自叙伝 [ 韓鶴子 ]韓鶴子総裁御言選集 3巻 天一国と私たちの使命第1部 平和世界に向かう道3. 新世界を目指した偉大なる挑戦*このみ言は2014年4月22日にウルグアイ、モンテビデオのビクトリア・プラザ・ホテルで開催された「天宙平和連合」国際指導者会議で宣布されたもので、文善進世界会長が代読した(韓鶴子総裁、侍墓期間のため)。南北米の各界の指導者の皆様、宗教指導者および女性指導者、平和大使の皆様、そして世界各国からお越しいただいた指導者の皆様!「天宙平和連合」の主催でこの美しい都市、モンテビデオで開かれる今回の国際指導者会議(ILC)で皆様にお会いでき、非常にうれしく思うとともに感慨もひとしおです。このビクトリア・プラザ・ホテルは、私にとって特別な意味がある所です。南米をはじめとして、全世界に向けた重要な平和事業がここから出発しました。20年以上も前にビクトリア・プラザ・ホテルのコンベンションの起工式に、ルイス・アルベルト・ラカーゼ当時のウルグアイ大統領をはじめとして、政官界主要人士と中央銀行総裁など多くの指導者たちが私と夫の文鮮明総裁を歓迎し、新しい未来に向かって前進していくことを約束しました。南北米統合運動の展開ここを中心に南北米の平和運動を展開したことが昨日のことのように鮮やかに思い出されます。私たち夫婦が提唱した「神様のもとの人類一家族」のビジョン、すなわち「私たちは神様の子女である」という真理が、ここで繰り広げた様々な事業の中心に定着しています。このようなビジョンを実現するために、今まで私たち夫婦は全世界に様々な平和基盤をつくり、今や神様の恩恵によってそのビジョンが現実化されています。南米でも新しい希望の花が咲き、実が結ばれることを願います。この偉大な大陸を中心として美しい自然の中で、誰でも自由に、そして平和に神様を父母に迎えた一兄弟姉妹として一つになり、幸福を享受する新しい世界を夢見てきました。それは神様の願いであり、人類の念願であり、子孫万代へとつながっていくことを願う夢です。その夢を実現するための挑戦は偉大だと思います。現在、気候の変化、貧困、地政学的緊張と紛争が高まる中で、全世界が苦痛を受けています。南北米の多くの国々も様々な面で難局に処しています。しかし、南北米は新世界を創建する上で無限の可能性をもっている大陸です。このような中南米大陸に天運が集まってきつつあります。今度の6月にブラジルで開かれる2014ワールドカップと2016夏季オリンピックの開催がその兆しです。世界の耳目が南米に集中しているのです。皆様!天の声に耳を傾けなければなりません。心の目で見るときに見え、塞がれた耳を開いてこそ聞こえるのです。尊敬する南北米の指導者の皆様!私たち夫婦は人生の黄金期と言える時期に、30年以上もの間、神様の祝福を受けて世界強国となったアメリカを呼び覚ますために全心全力を投入しました。その祝福はアメリカだけのためではなく、世界のためのものです。それゆえに、自由陣営の先導国家たるアメリカは、神様の本然的な理想である真の愛を中心とした平和世界の建設に向けて先頭に立つ責任があります。しかし、1960年代以降、麻薬と性開放によって青少年が未来を失い、家庭が破綻し、建国精神が光を失ってしまいました。アメリカの倫理道徳と精神に病気が生じたのです。私たち夫婦は、1971年にアメリカに到着して以来、大衆運動を通して、アメリカの霊的な覚醒を促しました。私の夫である文鮮明総裁は、この病気にかかったアメリカに向かって「私は火を消す消防士として、病気を治す医者としてアメリカに来ました。アメリカは神様を中心とした建国精神へと立ち返らなければなりません」というメッセージを、アメリカ国会議事堂で数百人の国会議員たちに伝えることはもちろん、アイゼンハワー大統領やニクソン大統領に伝え、多様な背景をもった数十万の大衆に向かって叫びました。私も国連本部とアメリカの主要都市を巡回しながら、平和のメッセージを伝えました。その平和のメッセージは、アメリカや北米大陸だけのためではなく南北米大陸全体のためのものでした。それゆえ、1980年10月に私たち夫婦は「力ウサ(CAUSA)」を設立しました。南北米で実施したカウサ・セミナーを通して、神様を中心とした地球村のビジョンを提示し、自由と正義の価値、自然環境と宗教和合に焦点を合わせました。冷戦時代の紛争を克服するために、全体主義と好戦的な無神論に基づいた国家の統制を受ける政治・経済制度に対する批判とその代案を提示しました。南北が統合の夢を現実にさせる時その代案として私たち夫婦は、グッド・ガバナンス(good governance)、経済的正義、NGOの発展、宗教間の対話、そして青少年の人格教育を提唱しました。社会の各界各層で私たち夫婦の教えを歓迎し、物質主義や、紛争を先導する思想に対抗し得る代案として浮上しました。そのようなカウサ・セミナーを北米や中南米大陸の全域で開催しながら、真の解放、発展、平和は「神主義」によってのみ可能であると教育しました。私たち夫婦は、共産主義の破壊力を直接経験したことがあるので、共産主義の拡散を防ぐために全力を尽くしました。その一方で自由陣営では、倫理道徳の価値観を喪失し、精神的に病んでいるということも知っていました。信仰と家庭を支えてくれる自由民主主義社会が病んでいました。私の夫は、進歩と保守の葛藤を解消し、両陣営が共に社会と国家のために一つになることができるように指導しました。左翼と右翼を包容した「頭翼思想」を通して、共生・共栄・共義の世界をつくろうと唱えたのです。言論の新たな標準になろうと1982年に「ワシントン・タイムズ」を設立しました。「ワシントン・タイムズ」を通して、家庭の価値を擁護し、自由の旗印を掲げました。冷戦を終息させる上で決定的な役割を果たした「ワシントン・タイムズ」は、アメリカのロナルド・レーガン大統領やイギリスのマーガレット・サッチャー首相などに認められました。今でも正直で責任ある言論文化を主導しています。南米でも、1996年にアルゼンチンをはじめとして、中南米16ヵ国で「ティエンポス・デル・ムンド」紙を創刊しました。私たち夫婦は、脱冷戦以後に「神様のもとの人類一家庭」の旗印を再び掲げました。1996年にアメリカのワシントンD.C.でジョージ・ブッシュ、ジェラルド・フォード両アメリカ元大統領とイギリスのエドワード・ヒース元首相など、世界の指導者が参加する中で、「世界平和統一家庭連合」を創設しながら、真の家庭運動を本格的に始めました。それ以降、家庭連合は全世界194ヵ国に支部を置いて活動を続けています。そのすベての努力は、南北米の真の統合のためのものでした。2008年4月にワシントンD.C.で「天宙平和連合」の主催によって「南北米の発展と平和のための新しいパラダイムとグッド・ガバナンス」というテーマのもと、南北米頂上会議がジョージ・H・W・ブッシュ元アメリカ大統領とフリオ・マリア・サンギネッティ元ウルグアイ大統領などの後援で成功裏に開催されました。私たち夫婦は二人の指導者をはじめとした300人以上の参加者に南北米の統合のために積極的に参加することを要請しました。今やその夢を現実化させる時となりました。中南米を中心とした理想共同体ビジョン尊敬する南北米の指導者の皆様!私たち夫婦は、アメリカを中心として35年間蓄積してきた基盤を南米にすべて注ぎ込み、執念を燃やしました。その一環として超宗教運動を通し、超教派的な和合と南北米と新旧教の統合のために努力してきました。1995年12月にここモンテビデオで「神様のもとでの新旧教の和合」というテーマで重要な超宗教大会を開催しました。アメリカのカトリック大学のウィリアム・センクナー博士が議長を務めました。その大会後、数千人に至るキリスト教の聖職者と神学者、そして信徒が多様な超教派活動に参加しました。1990年代後半に私は南米16ヵ国を巡回講演しながら、新しい希望のメッセージを伝えました。その時、8ヵ国の首脳と会談をもち、南北米の統合と新旧教和合の必要性を力説し、社会の指導層に共感帯を形成するきっかけとなりました。私たち夫婦は、南米摂理の本部をブラジルのジャルジンに置き、ここに「世界平和理想家庭教育本部」を立て、共同体の理想を実現する担い手を全世界から集め、40日間の集中的な教育を実施しました。「新しい希望農場」を立て、共同体の生活を体験するようにしました。ここで理想共同体の運動が根を下ろし始めたのです。また、パンタナール地域であるパラグアイのプエルト・レダを中心として理想村建設をより一層具体化させました。そこに第一次として農場を立て、未来の人類のための資源開発と理想的な共同体の建設を提案しました。これとともにレダ地域に養殖場を造りました。海で捕まえる漁獲量だけでは全世界に供給しきれないので、養殖をしようということでした。2013年5月にパクーの養殖が成功し、フェデリコ・フランコ当時のパラグアイ大統領をはじめとした政府の指導者が立ち寄っていきました。多くの逆境の中でもレダにいる私たちの開拓者たちの血と汗と涙でつくられた共同体は今でも発展し続けています。その地域の住民のために病院、学校、総合センターなどを造る計画です。私たち夫婦は、サザン・コーン(南米大陸の南部地域)の国々が南米大陸の全体に占める比重が大きいので、その地域に大きな関心を注ぎました。その国々を中心として経済共同体が形成されれば、遠からず南米大陸全体が共生と共栄の道に沿って一つの国になると考えたのです。経済的な協力関係が政治的な協力関係につながり、究極的には国民間に和合と協力を図るようになるのです。これとともに私たち夫婦は、平和を促進するにあたり、趣味産業とスポーツ事業の役割がどれほど重要なのか知っていました。特にサッカーは世界中の人々から愛されているスポーツです。私たち夫婦は、2002韓日ワールドカップ開催後に、国際クラブサッカー大会である「ピースカップ」をつくりました。サッカーの皇帝と呼ばれるペレが「ピースカップ」の発展のために多大な努力を傾けてくれました。その大会は世界各大陸から代表的クラブチームが参加し、サッカー人たちからたくさんの愛を受けています。ブラジルのサンパウロにあるソロカバ・サッカーチームとジャルジンのセネ・サッカーチームを引き継ぎ、立派なチームに育て上げました。運動選手としての最高の基準と共に倫理的価値と運動選手としての精神を教育するために先頭に立ちました。全世界全分野の世界平和の基盤愛する指導者の皆様!文鮮明総裁は、数多くの生死の岐路を克服してきました。民主主義の代表国家と言われるアメリカでも言葉にはできない迫害を受けました。脱税容疑をかけて、夫を無念にも拘束したのが代表的な迫害でした。私は夫のダンベリー収監日である1984年7月20日を暦から消し去りたい思いでした。その日、「私の代わりにアメリカのために祈りなさい」とおっしやり、笑いながらダンベリーへと向かった夫を見て、どれほど心の中で涙を流したかしれません。「怨讐までも赦しなさい。そして、ために生きなさい」とおっしやった言葉がダンベリー精神です。すべてを奪われ、失った状況にあっても、天のみ旨に従って、より大きいもののために生きる人生を歩むのです。そのような苦難の中で、私たち夫婦はアメリカと世界のために、さらに多くのことをしました。トラック200台を買い入れ、余剰食品を貧しく支援の必要な人々に配達しました。「ワシントン・タイムズ」を通して、信仰、家庭、自由、奉仕の価値の拡散に力を注ぎました。するとジョセフ・ローリー牧師など、数多くのキリスト教の牧師が宗教の自由と人種差別撤廃の隊列の先頭に立ちました。天の摂理は奥妙です。これまで巡回講演も多数しました。奥地の中の奥地からはじまり、世界各国の国会議事堂や国連本部でみ言を伝えました。喉がかれるほどにみ言を伝え、南米の高山地帯では酸素ボンベを横に置き、応急車を待機させながらも、巡回講演をやめませんでした。一刻も早く天のみ言を伝えるためでした。一日もゆっくり休むことなく東奔西走したのです。人々は一つのことだけでも手に余るといいますが、疲れを知りませんでした。理想家庭を通した平和世界のビジョンが急速に実現されていきました。唇がはれ、足がはれた身を起こし、神様に感謝の祈祷を捧げました。2005年に「天宙平和連合」を創設してすぐに私たち夫婦は120ヵ国巡回講演路程に出ながら、命を懸けて1日1国家に平和思想を伝えました。続いて2006年に私たちの子や孫たちが私たち夫婦に代わり、南北米の諸国で講演をしました。その時伝えたみ言を今でも引き続き全世界に伝播しています。私たち夫婦が全分野において世界的な基盤を築いていく過程には、言葉では言い表せない苦痛がありました。私たち夫婦に対するテロの脅威は数えきれないほどありました。フランスでは、何者かによって私たちの教会に銃弾の洗礼が降り注がれ、アフリカと東ヨーロッパ圏では悲痛にも宣教師たちが殉教にまで遭う事件が発生しました。私たち夫婦は、愛する彼らの霊魂を胸に葬りました。人類の真の父母として、また真の師として、そして台風のように吹きつける摂理のキーをしっかりとつかんで進むべき真の主人としての道は遠く、険しいものでした。そのような苦難に至って設立した国際平和機構は、全世界の全分野にわたって活発な活動を展開しています。今回の国際指導者会議を通して、私たち夫婦が創設した「天宙平和連合」によって展開されている活動や「世界平和統一家庭連合」で主唱する祝福結婚運動、「世界平和女性連合」、そして「世界女性平和ネットワーク」などのたくさんの活動が紹介されると思います。特に私が設立した「圓母平愛財団」では、未来の人材を育成する事業を展開しています。数千人のグローバルな人材たちに年間数百億ウォンの奨学金を支援しています。南北米と世界の平和のための提案尊敬する指導者の皆様!私たち夫婦は天の導きのもとで今まで生きてきました。神様の召命を受け、私たち夫婦は真の父母の心情で人類を抱き、神様の解放、人類の救い、そして世界平和の実現のために全生涯を捧げてきました。平坦でないその路程に多くの苦難と逆境がありましたが、天が下さった使命を完成するために中断なく前進しました。皆様が神様のもとの一家族として人類のすべてが和合し、幸福を享受する平和の世界を実現することに参与してくださることを祈ります。このようなビジョンのもとで皆様にいくつか提案をしようと思います。第1に、自然環境を積極的に保護することに先頭に立とうということです。今、世界は地球温暖化と自然破壊によって途方もない災難に遭っています。中国やアフリカ大陸の砂漠化が急速に広がり、当事国はもちろん、周辺諸国に深刻な被害を与えています。現在、アマゾンの密林地帯の山林破壊によって地球の肺が死につつあります。自然は神様が私たち人間のために下さった家であり、繁栄するための環境です。自然を愛さなければなりません。人間が万物を大切に扱って主管すれば、自然も人間に必要なものを返してくれるでしょう。自然と人間は、神様が創造なさった有機体という価値観をもたなければなりません。飢餓と栄養失調に苦しむ人々を救済しなければなりません。それで、広大な南米大陸に牧場を造ったり、養殖場を運営したりしようと思ったのです。アラスカのコディアックに水産物工場を建てたのもそのためです。フィッシュ・パウダーを大量生産して、飢餓に苦しむ人類に食糧を提供するという構想はずっと以前から明らかにしてきており、アラスカの工場で生産したりもしました。そこでの加工技術をいつかはレダ地域に移すつもりです。公害を防止しながら食糧問題を解決し得る海洋事業をするべきであるといつも強調してきました。陸地の原資材だけでは増大する人口をまかなう食糧を十分に供給することができないと考え、南北米の海洋圏を開拓するべきであると言ったのです。第2に、これから国境と人種、そして宗教の壁を崩し、「神様のもとの人類一家族」の理想を実現することに先頭に立とうということです。私は、交叉交体祝福結婚による理想家庭の実現のために努力してきました。怨讐どうしを和解させ、世界を一つに結ぶことができるのは祝福結婚しかありません。祝福結婚は「理想家庭を通した平和世界の実現」という目標のもとに数億組がこれに参加しており、実際に人類が直面している高い障壁を崩しています。第3に、南北米における宗教の和合と一致に先頭に立ってください。一つの世界は、何よりも宗教の和合と一致から始まらなければなりません。歴史の中で神様は、宗教を通して人類を導いてこられました。天運が押し寄せる今、南北米の宗教間における調和と協力がいつの時よりも切実に要求されます。南北米の宗教指導者と皆様が宗教の和合と対話に先頭に立ってくださるよう願います。第4に、きょうここに参加している指導者の皆様が、私たち夫婦が南北米で展開しているプロジェクトを具体化することに参与してくださることを切に要請します。神様が願われる新世界は、超宗教、超国家、超人種の世界です。国境のない自由、平和、統一と幸福の世界です。神様はいらっしゃるので、南米に注いだ精誠は決して無駄にはならないでしょう。それをどのように具体化し、短縮させるかは、私たちにかかっています。皆様の手で理想共同体を実現し、新世界を実現するアクション・プラン(行動計画)をつくってくださるようお願いします。尊敬する南北米の指導者の皆様!南米において新世界の実現を目指して出発して以来、20年以上になります。すでにその夢の相当な部分が実現しています。南北米は21世紀に中心大陸となり得る資源を無限に保有しています。これまで政治的、経済的、社会的な理由から混乱と困難を経てきましたが、ここに神様の祝福が共にあることでしょう。今年(2014年)の8月には、「天宙平和連合」をはじめとした関連団体が韓国で第2回「世界平和頂上会議」を開催する予定です。今回の頂上会議は2年前に聖和された私の夫を追慕する行事になります。2周忌には私たち夫婦が南北米を中心に繰り広げてきたプロジェクトを振り返る機会を設ける予定です。過去を振り返りながら未来のための準備に天運が共に臨み得る絶好の機会です。今回の会議を通して南北米が一つの心と一つの志で新たに出発する重要な契機となるよう願います。指導者の皆様!私たち夫婦は人類と世界のために生きる真の父母、真の師、真の主人の路程を歩んできました。これまで皆様にお見せしたように、皆様の人生も勝利の路程となられることを期待します。平和の新世界を目指した偉大なる挑戦に皆様が参加してくださることと思います。「神様のもとの人類一家族」の夢を実現するために先頭に立ってくださることを願います。神様の祝福が皆様と皆様の家庭、そして皆様の国の上に共にあることをお祈りします。ありがとうございました。一休さんのような機知(トンチ)ではありません。奇知=人とは異なる知恵すなわち神様の知恵世界平和を願う奇知の外の凡人が徒然なるがままに書く日記です。↓↓ にほんブログ村ランキング参加中。応援クリックお願いします。↓↓
2020.05.06
コメント(0)
▲韓鶴子総裁が釣られたハリバット韓鶴子総裁御言選集 - 目次韓鶴子総裁御言選集 1巻 真の父母様を中心とした一つの世界 第1部 真の父母としての韓鶴子総裁の生涯 第2部 国家の復帰のための世界宣教戦略 第3部 伝統の伝承と相続 第4部 世界平和実現の課題 第5部 二世教育と未来の人材の養成 第6部 孝情天苑を中心とした理想天国のモデル 第7部 天一国安着のための祝福家庭の責任韓鶴子総裁御言選集 2巻 理想家庭と平和世界のモデル 第1部 真の愛運動と女性の役割 第2部 理想家庭と平和世界のモデル韓鶴子総裁御言選集 3巻 天一国と私たちの使命 第1部 平和世界に向かう道 第2部 神様と人類の希望 真の父母 第3部 天一国安着のための私たちの使命韓鶴子総裁御言選集 4巻 愛しき君よ 花咲かせたまえ 第1部 真のお母様はいかなるお方か 第2部 聖婚と天の新婦の道 第3部 荒野路程と真のお母様の勝利 第4部 女性時代の開幕と世界巡回 第5部 真の父母宣布と清平摂理 第6部 最終一体宣言と天一国時代 第7部 真のお父様の手紙 人類の涙をぬぐう平和の母 自叙伝 [ 韓鶴子 ]韓鶴子総裁御言選集 3巻 天一国と私たちの使命第1部 平和世界に向かう道1. 平和の根源は神様*このみ言は、2002年8月10日から9月30日まで開催された天地父母統一安着生活圏韓国・日本・アメリカ大会で宣布されたものである。愛する祖国の兄弟姉妹の皆様、そしてこの歴史的な大会を見守っている世界の人々と、霊界の祝福家庭の皆様。私たちは、いよいよ実に歴史的で摂理的な時を迎えました。6000年間、天と地がこれほどまでに待ち望まれてきた平和の理想世界、すなわち地上・天上天国を創建する天運の時が私たちに訪れたということです。天は、歴史を通して摂理されながら、その時代と地域的文化に合わせて宗教を許可され、人類は、その宗教圏内で平和の世界を成就するために、不断の努力を傾けてきました。しかし、人類は今日も、あらゆる不条理と不道徳の中から抜け出すことができずに、うめき苦しんでいます。津波のように押し寄せる堕落の風潮を食い止めることができないまま、激しい波にのみ込まれる自らの姿にふと気づき、驚愕を禁じ得ないのが現代人たちの姿なのです。それでは、私たちには永遠に希望がないというのでしょうか。私は、夫である文鮮明総裁と共に、神様のメッセージを伝えることに生涯を捧げてきました。そして、その預言的なメッセージの数々は、時代と環境の現実的な制約を超え、事実であり、真理であることが証明されてきました。人間の創造と堕落私は、きょうもこのように天のメッセージをもって皆様の前に出ました。信じるか信じないかは皆様に任せられていますが、私は悲壮な覚悟でこのメッセージを、終末期を迎えた今日の人類に、神様に代わってお伝えします。「平和の根源は神様」と題してお話しします。どうか心の扉を開き、無知と混沌で綴られた今日の終末期を生きている皆様への天の警告を、謙虚に受け入れる知恵を見せてくださるようお願いします。本来、人間はエデンの園で、神様を中心として、永遠の自由と理想と平和を享受しながら暮らすように造られました。しかし、私たちの始祖であるアダムとエバの堕落により、そのような本然の世界が成し遂げられませんでした。堕落したその日から、この地上には苦痛と悲しみと悲運の歴史が始まりました。真の愛と真の理念をもって生きるべき人間が、真の理念をもつことができず、真の愛が何であるか分からなくなってしまい、幸福な環境で暮らすべき人間が、幸福の園を失ってしまったのです。自由と平和を謳歌し、ひいては創造主の前に心情で一つになった幸福のすベての要素をもって、栄光をお返しすべき人間とならなければなりませんでしたが、そのような人間になることができなかったのです。サタンは、私たちの真の父母を蹂躙し、私たちの真の家庭と真の兄弟を蹂躙し、真の氏族、民族、国家、世界を蹂躙したのです。それだけでしょうか。今まで6000年の長い歳月の間、神様を苦難と逆境に追い込んだ張本人です。このように、堕落はこの地上に罪悪の歴史を出発させ、その日から、この地は平和の地どころか苦痛の地となり、罪悪がこの地上に植えつけられたその日から、人間が身を置く至る所に、平和ではなく闘いの歴史路程を経てくるようになったのです。個人的には心と体の葛藤として闘いが継続され、家庭においては家庭的な闘いがあり、またこの闘いは民族的な闘い、あるいは世界的な闘いへと拡大され、今日、世界のどこを見ても、争いのない所がないという歴史を綴ってきたことを私たちは知らなければなりません。これらはすべて人間堕落の結果なのです。世界中の数多くの国家の中には、環境が良くなくても良い種をもつ国家があるでしょうし、環境が良くても悪い種をもつ国家があるでしょう。もしこの世界がすべて良い種を受けていたとすれば、すなわち、もしこの世界がもともと良い木から採れた良い種を、良い環境で育てていたなら、今日のこの世界は、平和の世界、希望の世界、未来の保障された世界になっていたに違いありません。しかし、不幸にも私たちが暮らしているこの世界は、平和の世界、希望の世界、未来の保障された世界にはなっておらず、善悪が混在する世界になっています。周囲に現れる環境は、善の環境というよりは悪の環境になっています。このように周囲が悪の環境に取り囲まれているので、いくら種が良くても、良い実を結ぶことができないのです。人類歴史を見ても同じです。人類が善であるためには、まず人類を形成している個々人が善でなければなりません。堕落していなかったなら、私たち人間は、理想的な春の園を迎えていたでしょう。その理想的な春の園で、神様が喜び得るそのような人々として育ち、そのように育った人類なら、この地上に創造本然の文化世界を開花させ、文化世界を創造したその中で、私たち人類は、平和で、幸せに暮らしていたでしょう。万物が春夏秋冬の季節に従って巡ってくるのと同様に、人類歴史もまた、春の季節、夏の季節、秋の季節、冬の季節のような過程を経ながら、永続する世界になるべきだったのですが、堕落することによって、人間の世の中では、人々が喜び得る希望の時、栄光の一日を迎える喜びの出発ができなかったのです。人間始祖アダムとエバから生まれたカインとアベルは、神様の愛を中心として生まれた子女ではありません。神様の真の血統を伝授されるアダムとエバが、堕落行為を通してサタンの偽りの血統を受け継いだがゆえに、彼らから生まれた子女たちは、神様の子女ではない、悪魔サタンの子女になるしかない運命のもとに生まれついたのです。ですから、イエス様もヨハネによる福音書第8章44節で、「あなたがたは自分の父、すなわち、悪魔から出てきた者であって、その父の欲望どおりを行おうと思っている」と戒めたのです。アダムとエバは、神様のむちで追い出された私たちの最初の先祖となりました。しかし、本来アダムとエバは、神様から「愛するアダムよ、愛するエバよ、私はあなた方を、万宇宙の創造目的の世界、愛の園を建設するために造ったので、あなた方は平和と幸福の主人であり、父母であり、王である」という祝福を受けるべきだったのです。言い換えると、アダムが、千秋万代、永遠に変わることなく地上の王として、また天上の王として立たなければなりませんでした。天地が生じ、神様と人間の関係が生じたのち、初めて真の主人、真の父母、真の王の名をつけられる方とは誰かというと、正に私たちの始祖アダムだったのです。神様を解放しなければならない私たちの責任それでは、何が人間をこのように悲惨な堕落の道に追いやったのでしょうか。一言で言うと、堕落とは、自己中心的自覚から始まりました。今日、私たちの周辺で、堂々と我が物顔で猛威を振るっている極度の利己主義的思考と行為が、正に私たちを堕落の道に追いやった元凶なのです。他人の立場や境遇を考える前に、自らの利益や都合だけを追求する拙劣な行為、他人が死のうと死ぬまいと自分だけが生きようという破廉恥な姿は、みな堕落が引き起こした行為の片鱗なのです。しかし、これは、創造当時に神様が計画された本来の目的ではありません。神様もこのような世の中を願われず、人間もこのような世の中に生まれて暮らすことを願いませんでした。したがって神様は、このような悲惨な歴史、悲しみと苦痛に満ちた歴史を清算して、本来願われた平和の世界、幸福の世界、自由の世界、善の世界を取り戻すことを目的として立て、この堕落した世の中を収拾してきていらっしゃるのです。これがすなわち復帰の道であり、救援摂理の道なのです。堕落したアダムとエバの子孫に転落した人類になりましたが、人間には誰しも本然の世界を指向する本心が残っているので、人類は歴史を通して神様が願われる世界を望み、指向してきたのであり、私たちのその希望は、行くまいとしても行かざるを得ない、困難であるとしてもかなえざるを得ない理想として残されたのです。神様は、堕落した人類に、時代に従って、新しい理想と新しい心情を取り戻してあげるために、今日に至るまで摂理を繰り返してこられました。もし、そのような理想を成就する一日が、天と地に訪れなければ、また、天と地を動かすことのできる中心存在、そしてその中心存在を軸にして共に動くことのできる人々が現れ、天地が一つになって一つの目的を指向できる道を開くことができなければ、この地上に真の自由と平和と理想が訪れないのです。そうなると、人間は蕩減復帰の歴史過程から抜け出すことができなくなるでしょう。このような事情があるので、神様は、私たちに栄光の立場でお訪ねになることができないのです。平和と自由と理想をもってお訪ねになることもできません。反対に祭物の峠を歩んで私たちをお訪ねになるしかないのです。蕩減復帰の道だからです。神様の悲しい心情を一掃してさしあげる一時、すなわち神様の心中にしみ込んでいる恨を解いてさしあげることのできる一時を探し立てることができない限り、人類の平和はもちろん、神様の創造理想もこの地上でその実を結ぶことはできないのです。ですから、私たちは、神様の胸にしこりとなっている恨を解くことによって、神様を解放してさしあげる責任があります。しかし、このような事実を、今日、イエス様を信じる聖徒たちは知らずにいます。私たちは、堕落した人間なので、堕落以前の本然の状態を取り戻し、神様を失ってしまった人間なので、神様を失う以前の立場を取り戻し、人類の真の父母を失ってしまったので、真の父母を失う以前の立場を取り戻さなければならないのです。私たちは、神様と真の父母を中心とした平和の園において、子女として生活できるその立場を訪ねていかなければならないようになっています。この課題を成就するために、今日の私たちには、新たに救援摂理が残るようになったのです。全知全能の神様は、どのような作戦によって地獄のようなこの世界を平和の世界へと変えるのでしょうか。本来、人が堕落していなければ、神様の愛を中心として人間の心と体が二律背反的な位置に立つことは絶対にあり得ません。しかし、堕落することによってそのような位置に立ったので、歴史路程を再度収拾し、一つの世界平和圏をつくって安着できる基地を用意するために、神様は救援摂理、すなわち復帰摂理において、多くの宗教儀式や規則を通して、受難と犠牲と流血の歴史を綴ってきたという事実を知らなければなりません。しかし、仮に心情の基準を立てることができないままその世界を取り戻したとしても、それはいつか再び整理しなければなりません。いくら良い理想をもったとしても、あるいは全世界を一つにして理想的な平和世界を樹立したとしても、個々人がその世界を考え、その世界に応じ、その世界の動きによってその世界と一つになる心情の基準をもつことができなければ、いくらそれが願っていた理想世界だとしても、その世界は自分自身とは何の関係もなくなるのです。絶対者、創造主によってつくられた万物も、創造主の愛を受け、また創造主と一つになることが目的です。したがって、万物の霊長と言われる人間が、万物を主管できる立場に立とうとすれば、必ず神様の心情を身代わりする位置に立たなければなりません。このような心情は、神様と人間が父子関係だということを証明してくれる証票であることはもちろん、万物と人間を結んでくれる鎖でもあるのです。ところが、このような平和の理想世界、すなわち創造本然の世界を復帰するには、必ず蕩減の条件を立てなければなりません。蕩減復帰の過程を経なければならないのです。蕩減復帰とは何を意味するのでしょうか。何であっても、その本然の位置と状態を喪失したとき、それらを本来の位置と状態に復帰するには、必ずそこに必要なある条件を立てなければなりません。そのような条件を立てることを「蕩減」といいます。しかし一般社会では、「蕩減」という言葉をそれほど重要視していません。そのような言葉はありますが、その内容をよく知らずにいるからです。天と地、神様と私たち人間だけならば、このような「蕩減」という言葉は必要ないはずです。すべて、私たちの最初の先祖を堕落させたサタンのゆえなのです。サタンがいなければ蕩減も必要なく、今日私たちが、喉が張り裂けるほど叫んでいる「宗教統一」という言葉も必要なく、「神様の解放」や「人類の解放」といった単語も必要ない世界になっていたでしょう。堕落が人類歴史の破綻、苦悩と失敗の歴史、戦争の歴史をもたらしたので、これを一掃してすべての根本問題を解くためには、神様のために生き、人類のために生き、すべてのもののために生きる真の愛の生活から、その根源を探し出さなければなりません。そうでなければ、平和の根源は発見できず、平和の根源を発見できなければ平和の世界も見いだすことはできないのです。イエス様は、この地に来て何をしたでしょうか。迫害を受けて十字架で亡くなりながらも人類を愛そうとしました。十字架を中心として愛を施すことに我を忘れて逝った人です。愛を受けようとしたのではありません。怨讐までも愛そうとしました。皆様の人生においても、愛を受けようという方向性から、愛を与えて生きようという方向性に転換し、その基準が世界化されれば、その時には平和の世界が訪れるでしょう。愛を受けようという意識ばかりをもった人々が暮らす所には、永遠に平和の世界が来ることはありません。自分の父母だけが父母ではなく、自分の兄弟だけが兄弟ではなく、自分の息子、娘だけが息子、娘ではないのです。すべての人を自分の父母、自分の兄弟、自分の子女のように感じ、接することのできる人格体になれば、皆様は死亡の世界で苦しむ多くの民を見るとき、涙なくして向き合うことができないはずです。青少年が麻薬と放蕩の沼でもがくのを見るとき、自分の子女を救う心情で、彼らを救うために心血を注がざるを得ないはずです。それは、受けようという愛ではなく、我知らず与えようとする愛の発露なのです。自由と平和の前提条件は統一自由や平和は、統一を前提条件としています。夫婦間の生活について一度考えてみてください。二人が一つになっていないのに、真の意味で夫婦の自由を享受できるでしょうか。夫婦が一つになれなければ、円満な家庭は期待できないのです。家庭の平和は、絵に描いた餅になってしまうのです。個人や家庭はもちろん、世界的に「愛を受けるのではなく、愛を与えよう」と考えられる人を育てておかなければ、統一の世界や平和の世界は訪れることはありません。変わることのない神様のみ前に、いつでも心変わりするような人になろうというのは神様に対する冒瀆です。変わることのない愛の前に、変節を前提とした愛を行うことは、愛に対する冒瀆です。私たちは、神様と苦楽を共にできる基点、すなわち変わることのない頂点において、自分の心に平和の基盤を用意し、さらには自由と幸福の基盤を用意できる基準を備えなければなりません。そして、その基準を中心として体を完全に主管し、この世界を統一できる実力を備えていく運動が、この地上で展開されなければならないのです。イエス様がもたらした新しい世界主義運動が、正にこのような運動なのです。これこそ、今日このように混濁した世の荒波をかき分けて生きていく人類の前に、神様が最後の終末的警告として下さったみ言であることを銘記しなければなりません。これは、私たち全員にとって宿命的な課題です。運命的ではなく、宿命的なのです。宿命は変わらないものです。運命は自分の努力によって改めることも、変更することもできますが、宿命は変更できません。絶対に逃れられない天命です。皆様。私たちが人生を生きながら、誰でも一度は平和の起源、あるいは幸福の起源がどこなのか、という疑問をもったことがあるはずです。果たして平和と幸福の起源はどこでしょうか。それはアメリカでもなく、韓国でもなく、国連でもありません。問題はどこにあるのでしょうか。心と体が闘うこの人間の胸の中で、いかに平和の宇宙観をもち、幸福な世界観をもつかということが、限りなく重大な問題なのです。私たちの小さな胸の中では、6000年続いてきた戦争の砲火がいまだに燃え上がっています。第一次世界大戦も激戦であり、第二次世界大戦ももちろん激戦でした。しかし、そのような戦争は、すべて過程的な戦争だったのです。長くて5年を越えることのない戦争でした。ところが、皆様自身において展開する心と体の闘争は、終わりも知らずに破滅に向かって走っていく最悪の戦争です。自らの一生に向かって大砲を撃っています。心と体の決戦場は、神様とサタンとの善悪の戦場となり、熾烈な激戦が展開しているのです。しかし、このように霧の中に閉ざされ、垣根の中に封じ込められた人間像を、果たしていかに解放するかということが問題です。霧を吹き飛ばしてしまう風が吹くようにしなければなりません。高い天も恐れずに立ち塞がっている壁を爆破してしまわなければなりません。これが私たちの宿命的闘争路程です。睡眠を主管しなければならず、食欲を主管しなければならず、非原理的な性的欲望を克服しなければなりません。それで、文総裁は、早くからこの道を出発しながら「宇宙主管を願う前に自己主管を完成せよ」という標語を掲げて、一生の間、闘ってきたのです。聖書では、今日の人類を「孤児」と言いました。国家も「主人がいない国」と言いました。皆様の心は、ほんの一時でも真の平和を享受したことがあるでしょうか。皆様の国には主人がいるでしょうか。昨今の政治の現実を見てください。この国、この民族を真に愛し、生命を捧げて統一を成就しようとする真の愛国者をどこに見いだすことができるでしょうか。心の病にむしばまれていくこの国の若者たちを救ってあげる思想や理念を、誰が提示できるというのでしょうか。実に切なく、悲痛な思いを抑えるすべがありません。このようなことはすべて、私たち個々人において、一心一体一念の基準を立てることができていないことに由来するものです。心と体の統一なしに、いかに家庭の和睦や国家と世界の平和を願うことができるでしょうか。私たちの本心が平和と幸福と統一を願うのは、永遠不変の真理です。しかし、問題は私たちの肉身です。心を包んでいる器なので、好き勝手に脱ぎ捨ててしまうこともできず、時々刻々と色合いも、方向性も変わってしまうこの体を、どのように扱うかということが鍵です。堕落人間の体はサタンの王宮です。それで、使徒パウロも、「わたしの肢体には別の律法があって、わたしの心の法則に対して戦いをいどみ、そして、肢体に存在する罪の法則の中に、わたしをとりこにしているのを見る。わたしは、なんというみじめな人間なのだろう。だれが、この死のからだから、わたしを救ってくれるだろうか」(ローマ7:23、24)と嘆きました。私たち自身を深く見つめてみれば、善と悪の二つの目的を指向する要素が内在しているのを発見することができます。善を指向する心があるかと思えば、正反対に悪を指向する体があります。これを解決できなければ、歴史的に怪物のような怨警である体は、いつまでもそのまま残り、永遠に私たちを苦しませるでしょう。使徒パウロの嘆きも、正にこの点を指摘しているのです。心身一体を通した人格完成皆様。世界平和を成就する道は、戦争ではありません。お金と権力と知識もその解答ではありません。国連の力でもできません。利己的な個々人の欲望と自国の利益にばかり血眼になっている国連の舞台では、何も期待できません。私たち自身の中に堕落性が残っている限り、いくら理想を掲げ、平和を叫んでみても、そこにはいつも闘争と混乱の歴史が乱舞するでしょう。したがって、この堕落性を根絶することなくしては、平和の道を模索できないという結論を下すようになるのです。世界平和の基準は、歴史時代の終末点にあるのではなく、闘っている自分の心と体を統一させるところにあるのです。人間の心と体の分裂が拡大すればするほど、それに従って葛藤と苦痛も大きくなります。私たちの心は、神様の監視所であり、体はサタンとの一線です。したがって、私たちは、心と体の不一致を狭め、衝突を避け、ついには一つに統一させなければならないのです。私たち自体の中に根を下ろした堕落性を抜いてしまい、心身一体一念の境地に到達するためには、私たちに真の父母が必要です。選択の余地もなく偽りの父母から受け継いだサタンの偽りの血統を除去してくれる真の父母に会わなければなりません。真の父母に会って真の愛の真理を受け継ぎ、ために生きる真の愛を実践する人生を生きなければなりません。皆様。世界を一度注意深く見てみてください。小さくは夫婦間の葛藤から、大きくは国家間の衝突と戦争に至るまで、推測できないほど多くの問題点を抱えています。そこには、原因と理由も限りなく多く存在します。しかし、その根本を掘り下げてみれば、男性と女性の問題に帰結されます。いくら大きな問題でも、調べてみれば結局、男性と女性の問題に集約されることは否定できません。人類の出発は、本来、男性と女性の関係から出発したのではないですか。家庭での不和が拡大され、各種の社会問題と国家、世界の問題にまで広がるのです。したがって、すべての家庭で、すべての社会と国家で、そして世界的次元において、男性と女性に関わる問題さえ完全に解決して、一つの標準型をつくっておくならば、世界は、一つになった平和世界、すなわち創造本然の理想世界になるでしょう。神様は、本来私たちの始祖であるアダムとエバを中心として、この地に真の平和の世界を定着させようとされたのです。彼らがもし堕落せずに神様のみ旨どおりに成長し、人格完成していたならば、神様の祝福とともに、彼らは真の家庭を築き、罪悪と苦痛のない理想天国を創建したでしょう。その世界が正に永遠の平和世界になったのであり、人類は、子々孫々神様の直系の子女として、神様と直接交流することはもちろん、先に霊界に行った先祖とも自由自在に往来しながら交流し、幸福な人生を享受したのです。罪を犯そうとしても犯すことのできない絶対善主権の世界になったのです。そのような世界で、どうして心と体の葛藤を想像することができ、家庭の不和を心配できるでしょうか。数千年間、天と人類を弄んで蹂躙してきた悪魔サタンが出現するようなことはあり得ないのです。このように、最初のボタンをかけ違えた人類歴史ですが、天は私たちをお捨てになりませんでした。失ってしまった子女を取り戻す復帰摂理に、6000年間心血を注いでこられたのです。ただの一度も、御自身の人間創造を後悔したり、サタンに翻弄され挫折したりすることなく、ただ一途に、真の愛と許しの心情で復帰摂理を展開してこられたのです。きょう皆様がこのように、貴いみ言を通して、神様に対してより深く学び、知るようになったということは、偶然ではありません。この場まで皆様を導いてきた天と先祖に対して感謝する心をもたなければなりません。今、私たちの最優先課題は、心身の一体化を通じて私たち自身の人格完成を成し遂げ、サタンの支配下で四分五裂した家庭を収拾して、真の家庭を探し立てることです。上は1代目の位置にいる祖父母に対して天のように侍り、2代目の父母の前に絶対服従しながら、3代目の立場に立った子女たちは、絶対夫婦となって、子女を罪なく純粋に養育し、一つの家庭において三代家庭圏を立てるようになれば、天はその家庭と永遠に共にあるようになります。皆様の家庭は、神人合徳の境地において、人類に永遠の平和と幸福をもたらす揺籃となるでしょう。皆様。本然の人間は、心と体が神様の真の愛に感応しながら一体となって生きるようになっています。しかし、今日この地上の多くの人々は、心とは何であるかを知らないまま生きています。心自体が、神様の愛を中心として安息するための、自分の人格形成の基盤だということを知らずに生きているのです。この心の中には、神様も迎え入れることのできる余裕があります。どのような人でも正しい心をもつようになれば、万民を一度に平和の王宮に移したいと思うのです。私たちの心と体が闘うことなく真の統一の起源を形成できる可能性をもっているのは、人間が神様に似た子女だからです。神様の最後の警告を深刻に受け入れるべき絶対者である神様は、自体内に矛盾や葛藤はありません。神様は、男性性相と女性性相の中和的存在でありながらも、男性格主体としていらっしゃるお方です。人間が心と体の二重構造になっているのと比較することができます。神様は、自体内に、絶対的でかつ完全な統一を形成して存在していらっしゃいます。したがって、そのような万有の大王であられる神様に似た子女として創造された人間も、心と体の完全統一を形成できるというのは、論理的にも可能な説明です。ところが人間は、堕落によって心と体が調和統一の基準を失ってしまい、葛藤と矛盾の泥沼で苦しみながら生きてきました。堕落した人類を救おうとする神様の愛は、歴史的に多くの宗教の出現として現れました。悪の勢力がはびこる世の中で、心が体を100パーセント治める生活を営むということは、ほとんど不可能なことです。したがって神様は、歴史的に、時代や文化、そして地域的な環境や条件を考慮して、必要適切な宗教を許されたのです。そして人間は、宗教の教えに従って、心を中心とした人生の道を一つ一つ開拓してきました。現実世界に執着せず、永遠の世界に希望をおいて生きる道を学んできました。キリスト教を見ても、現実世界に焦点を合わせて生きなさいという教えはありません。この世で裕福に暮らすために、利己主義的な生活を送ってもかまわないとは教えないのです。必ず心の世界における平和を強調するのです。「神の国は、実にあなたがたのただ中にあるのだ」(ルカ17:21)と説いているのが、その良い例です。ここでいう天国論は、この世的な豊かさと権力を意味するものではありません。仏教でいう「天上天下唯我独尊」も同じ脈絡で理解することができます。宗教によってその方法は異なるかもしれませんが、一様に人間に希望をかけて、自らを省察しながら、心が体を主管して生きる道に導くことが、宗教の使命でした。このように神様は、6000年間という長い歳月の間、宗教を通した人類救済の摂理を展開してこられましたが、どの宗教指導者や聖人、賢人も、どのようにすれば私たちの心と体の葛藤を克服し、永遠の統一と平和を成就できるかを明らかにして教えることができなかったのです。どうしたら心を中心として体を完全に征服できるかについて、教えることができませんでした。人類は、平和の基盤を見いだすことのできるところ、すなわち、父母が永遠に一つになり、夫婦が永遠に一つになり、兄弟が永遠に一つになり、父母と子女が永遠に一つになり、一族が永遠に一つになる心と体の統一点を提示できなかったのです。しかし、今や時が来ました。天が待つことは終わりました。私たちが生きているこの時代こそは、人類が歴史的に迎えた終末の中の最後の終末期です。天はもうこれ以上、人類救済の摂理を延長することも、延期することもできなくなりました。天と地が待ち望んできた人類の真の父母が、今やこの地上に顕現して、すべての責任を一人で負い、復帰摂理を成功裏に遂行しているからです。混沌と放蕩によってもつれたこの世界に、本然の真の愛の秩序を立てているのです。皆様。「信じる者は、幸いである」という言葉があります。この天の真理を伝えている文総裁夫婦こそが、正にその真の父母なのです。今、人類に平和を約束できる思想体系は、文総裁の説く真の父母思想しかありません。共産主義も民主主義も失敗しました。残るのはただ「ために生きる哲学」、すなわち永遠の生命と、真の愛を基盤にした「天父主義」だけであり、神様の対象である自分が、神様より高い価値をもった存在であると誇れる自分自身を発見することです。ここにおいてのみ、永遠の平和世界、すなわち永生の地上・天上天国が連結されるのです。霊界からのメッセージの忠言私たち夫婦は、人類の真の父母の資格をもって、既に全霊界を統一しました。四大宗教の教祖であるイエス、釈迦、孔子、ムハンマドはもちろん、彼らの高弟級の120人ずつからメッセージを受けています。霊界で開催されたセミナーを通して、私たち夫婦の教えである「統一原理」と「統一思想」を学んだのちに送ってきた彼らのメッセージは、一様に希望的であり、真の父母に対する感謝の言葉に満ちています。さらには、マルクスとレーニンをはじめとして、霊界に行っている世界的な共産主義者たちも、真の父母の命令に従って「原理セミナー」を修了し、悔い改めと痛恨の涙で綴ったメッセージを送ってきています。今、彼らの希望は、ただ一つです。それは地上の信徒や信奉者たちが、一日も早く、真の父母である文総裁の教えを受け入れ、永生のために準備しなさいというメッセージです。つかの間の地上生活で、貴い一生を浪費せず、誰もが肉体を脱げば入っていって永遠に一緒に暮らすことになる霊界での生活のために、知恵深く準備して来なさいという忠言で満ちています。皆様。これは何を意味するのでしょうか。第1に、老若男女、地位の高低を問わず、全人類は今、神様が実際に生きて働いていらっしゃるという、厳然たる事実を信じなければならないという点です。観念的にのみ信じて暮らす神様であってはなりません。私たちの一挙手一投足を、燃える炎のような目で見守っていらっしゃる神様であられます。御自身の懐を離れてサタンのもとへ行った人類が、悔い改めて再び御自身の懐に帰ってくる日を待っていらっしゃいます。放蕩息子になって離れていった子女が、懺悔の涙とともに父の懐に帰ってくる姿を思い描いていらっしゃいます。いまだに地上にとどまって人類復帰のために血と汗と涙の道を歩んでいる真の父母様を慰め、真の父母様に侍りながら生きてほしいというのが神様の願いです。終末期であるこの時代に下さった神様御自身の警告を深刻に受け止め、誤った人生の軌道を修正し、後悔のない生活を送ることを願っていらっしゃる神様であられます。第2に、霊界の実在を事実として受け入れ、私たちの生活すべてを天倫に合わせて生きなければならないという警告です。前進的自我を発見し、前進的主体性を探し立てて、この地上に平和世界を定着しなさいというむちとしてのみ言です。神様が見守り、数千、数万の聖人や賢人、そして皆様の先祖が、皆様の日常生活を注視していることをはっきり悟るなら、誰があえて天倫から外れた生活をすることができるでしょうか。今からは、遠からず皆様も霊的な体験をすることになるでしょう。皆様の先祖が動員されて、皆様の生活と考えまでも直接監視し、指導する時が来ました。私たち夫婦の教えを信じて従う多くの統一信徒たちは、既に生活の中でこのような境地を経験しています。愛する祖国の同胞の皆様、そして本大会を見守る世界の人々と霊界の祝福家庭の皆様。人類の真の父母であるメシヤが再臨したこの時代、韓国と北朝鮮が銃や剣ではなく、愛と真理で統一されるこの時代、世界のすべての宗教が真の父母の教えのもとに一つになるこの時代、霊界のすべての聖人と賢人と先祖が降臨し、直接私たちと交流しながら暮らすことになる、歴史的で摂理的なこの時代を迎えた皆様は、本当に恵まれた人たちです。今後、全人類は、人種と理念、そして国境を超越し、平和の世界を創建するに当たり、召命された責任を果たしてくださることを願いながら、きょうの私の話を終えようと思います。神様の限りない祝福が皆様の家庭と国家に満ちあふれることをお祈りいたします。ありがとうございました。一休さんのような機知(トンチ)ではありません。奇知=人とは異なる知恵すなわち神様の知恵世界平和を願う奇知の外の凡人が徒然なるがままに書く日記です。↓↓ にほんブログ村ランキング参加中。応援クリックお願いします。↓↓
2020.05.06
コメント(0)
韓鶴子総裁御言選集 - 目次韓鶴子総裁御言選集 1巻 真の父母様を中心とした一つの世界 第1部 真の父母としての韓鶴子総裁の生涯 第2部 国家の復帰のための世界宣教戦略 第3部 伝統の伝承と相続 第4部 世界平和実現の課題 第5部 二世教育と未来の人材の養成 第6部 孝情天苑を中心とした理想天国のモデル 第7部 天一国安着のための祝福家庭の責任韓鶴子総裁御言選集 2巻 理想家庭と平和世界のモデル 第1部 真の愛運動と女性の役割 第2部 理想家庭と平和世界のモデル韓鶴子総裁御言選集 3巻 天一国と私たちの使命 第1部 平和世界に向かう道 第2部 神様と人類の希望 真の父母 第3部 天一国安着のための私たちの使命韓鶴子総裁御言選集 4巻 愛しき君よ 花咲かせたまえ 第1部 真のお母様はいかなるお方か 第2部 聖婚と天の新婦の道 第3部 荒野路程と真のお母様の勝利 第4部 女性時代の開幕と世界巡回 第5部 真の父母宣布と清平摂理 第6部 最終一体宣言と天一国時代 第7部 真のお父様の手紙 人類の涙をぬぐう平和の母 自叙伝 [ 韓鶴子 ]韓鶴子総裁御言選集 3巻 天一国と私たちの使命第1部 平和世界に向かう道2. 恒久的な平和世界の構築*このみ言は、2014年8月10日、韓国ソウルのヒルトン・ホテルで開催された「ワールドサミット2014」で宣布されたもので、文善進世界会長が代読した。尊敬する世界各国の指導者、著名な宗教指導者、平和大使、各国代表、そして内外の貴賓の皆様!天宙平和連合(UPF)が主催し、世界平和統一家庭連合と世界平和女性連合(WFWP)、ワシントン・タイムズ財団、そして世界日報(韓国)が共同後援するこの重要な「ワールドサミット2014」に出席してくださった皆様に感謝の言葉を申し上げます。私たちが活動を始めた頃きょう、私たちは、2年前に霊界へ旅立った私の愛する夫であり、全人類の真の父であられる文鮮明総裁の遺産とその生涯を称えるためにこの場に集まりました。文鮮明総裁の聖和2周年を迎えて、私は、過去数十年間進めてきた摂理の活動と、これを導いてこられた真のお父様に敬意を表すると同時に、神様の摂理完成に向けての道を開拓するために、「ワールドサミット」をはじめ、広範囲にわたるプログラムの開催を指示しました。全歴史の希望であり、神様の希望であるこの目標を達成するため、私たちと共に力を合わせることを願います。1960年、私たち夫婦はここから遠くない場所にある素朴な家で聖婚式を執り行い、命の尽きる日まで世界平和と人類の繁栄のために昼夜、働くことを、天の父母様であられる神様の前に誓いました。私はその日をまるで昨日のことのように鮮やかに覚えています。私たち夫婦は、神聖な使命を完遂しようとする天の摂理によって結ばれました。結婚生活を始めた私たちは、大きな希望とともに重大な責任を感じました。神様は人類歴史上の出来事や成果をお独りでは主管なさいませんでした。むしろみ旨を理解して従う個人を探して育てようとされました。神様は摂理の過程において、それぞれの個人、特に中心人物が自らの責任を果たすことを願われました。その召命に応じた者は、その道があまりに険しく危険であり、苦痛を感じるほどに大変な道であるという事実を悟るようになります。真のお父様と私は、私たちが直面した道に対して、無邪気に、無知な状態で立ち向かったのではありませんでした。一方で、私たち夫婦は最も親密で強力な天の父母様(神様)の愛と導きと保護を直接体験しました。そのような経験は私たちの絶対的な信仰、責任、決意を鼓舞してくれました。しかし、もう一方では論理的な説明を徹底的に無視する、反対と妨害を受けることもありました。善と悪の勢力が、いつも手の届くような近くにあったのです。韓国はそれ自体が一つの戦場です。植民統治の屈辱と戦争の恐怖をこの韓半島で直接経験しただけでなく、いまだに分断国家のままです。独裁的な共産政権が、38度線の北側を掌握すると、故郷を捨てるように強要され、大切に守ってきた故郷で家族、友人、知人たちと共に生きることができなくなりました。私たちが活動を始めた頃の韓国は、破壊的な戦争の余波から少しずつ抜け出していましたが、国民は依然、数十万人の無辜の命を奪っていった悲劇の歴史を嘆いていました。当時の韓国は、世界から「隠者王国」と呼ばれてきた旧習を重んずる閉鎖的な国であり、小さくて貧しい国でした。そのときの統一教会の本部教会は、一部屋ほどの大きさにすぎませんでした。従ってくる食口もごく少数であり、貧しかったのです。それだけでなく、既存の政治と宗教の勢力から、数多くの迫害を受け、根拠のない誹謗と偏見に包まれました。しかし、神様の恩賜で私たちの教会は成長に成長を重ねたのです。私たちの活動を導き支えてくれた理想今日、世界的に尊敬を受け、そのビジョンと原則を地球村の至る所に伝播した運動組織が、このような戦争の灰の山と悲惨な貧困、不当な迫害を乗り越えて出てくることを誰が想像できたでしょうか。神様は強力で不思議な方法で役事されます。多くの苦難の歳月の間、変わらず私たちの活動を導き支えてくれた本質的な理想は、正に、神様は私たちの真正なる父母であられ、私たちは皆、唯一なる神様の息子、娘であるという事実、すなわち「神のもとの人類一家族」でした。私たちのすべての努力と、これまでに設立された数多くの平和団体は、完全にそのようなビジョンを達成するためのものでした。そして、そのビジョンは神様の恩寵と多くの食口の血と汗と涙の土台の上に、今、岐路に立っているように見える世の中で、希望の花のように咲き始めています。たとえ今日の世界があたかも “暗黒時代” に入っていくように見えても、私たちが神様の召命に応じるならば、私たちは平和の新時代に向かう道に立つようになるでしょう。今回の「ワールドサミット」(参加)はそれ自体、神様の召命に応じるものです。気候変動と貧困の問題から地政学的不安、テロリズム、宗教間の葛藤に至るまで、また、家庭崩壊や犯罪から倫理的、精神的な混乱に至るまで、この世界は多くの難題に直面しています。皆様もまた、南米と北米、アフリカ、アジア、ヨーロッパ、中東、オセアニアなど、自分の国と地域で、明らかにこのような困難に直面していることと思います。これらの問題は、政府だけの力では解決できません。なぜならば、その根本原因が、本質的に、政治的、または経済的次元にだけに限られたものではないためです。むしろ、その根は、神様との関係が断絶し、人間の心の深い所に利己心が居座っているところにあります。紳士淑女の皆様!国家の世界のために私たちは心を開いて天の父母であられる神様の導きに従わなければなりません。尊敬する指導者の皆様、神様のみ旨に従って、私たち夫婦は、世界的変化の基盤をつくり、霊的、道徳的覚醒を遂げるために、自らと家庭をささげて半世紀を超える歳月を送りました。霊的、道徳的原則は、(すべての存在は)それ自体のために存在するのではなく、この世の中に生の基礎を形成するために存在します。すなわちこの神聖な原則は、ただ宗教だけでなく、政府、貿易通商、教育、学問、言論、文化、芸術、そして最も重要な家庭生活全般にわたるすベての領域に適用されます。家庭連合創設と超宗教・超国家的活動尊敬する指導者の皆様!私たち夫婦が築いた実体的な基盤は、魔法のように、あるいは運良く成し遂げられたのではありません。完全な献身と不断の努力の中で神様の摂理と一致し、一般大衆から文化、宗教、経済、政治権力の中心に至るまでのすベての領域に絶え間なく投入してきた結果です。次に述べるのは、私たちがこのような原則を適用してきた分野です。家庭:神様は、愛の学校として家庭をつくられました。神様の創造原理に従えば、家庭は、人間のすべての制度圏の中でも、最も基本的で必須の場所です。家庭がなくては、人類は一つの種として生存できません。家庭が失敗すれば、社会、国家、世界も失敗します。神様を中心として結婚し、家庭の安寧を回復することで、世の中を回復させることができるのです。私たち夫婦は祝福結婚を通じて、このような目標を成し遂げるために努力してきました。皆様も御存じのように、全世界の数百万組が祝福式に参加し、神様を中心とする理想家庭をつくることによって世界平和を実現するという責任感をもって、結婚の誓約をしました。私たちは、若者たちに国家や宗教、人種を超越した結婚を考慮するように奨励しました。そのような家庭を通して和解を増進させ、一つの世界をつくるために貢献することができます。統一教会の発展の結果として、1996年、ワシントンD.C.で、神様のみ旨に従って世界平和統一家庭連合を創設しました。調和のとれ、繁栄した世界をつくるための基盤として、神様を中心とした健全で安定した家庭を養成して強化することに専念する、世界的運動の機関をつくったのです。創設大会に、米国のジョージ・H・W・ブッシュ元大統領とジェラルド・フォード元大統領、エドワード・ヒース元英国首相が参加した家庭連合は、以来、194ヵ国で活発にそのビジョンを促進し、拡大してきました。超宗教的協力:世界70億の人口のうち、3分の2以上が宗教をもっています。歴史上の偉大な文明は、宗教と霊的な基盤によって支えられました。宗教は、常に私たちの存在の根本となるより深い実在を考察し、私たちの目と心が天に向くように導き、天からこの地上に送られたかたの言葉に、耳を傾けるように教えてきました。しかし、神様がこのように直接的な介入をされる間にも、宗教と宗教家はたびたび真実の道から外れました。それによって今日(私たちは)偏狭な宗派主義と急進主義、偏見など、宗教の暗い面を目撃しているのです。このような逸脱は宗教家たちを深刻な不和と紛争へと導きました。このような現実は天のみ旨を阻害するだけでなく、神様の心情を引き裂き、悲しませています。このため、すべての宗教指導者と信徒が相互尊重と協力の中で和解できるように導く、運動組織の存在が必要なのです。半世紀を過ぎても、私たちは教会を建てることよりも、普遍的で超宗教的な対話に、より多くを投入してきました。それほど重要だからです。中東、特に聖地での私たちの努力は、MEPIすなわち中東平和イニシアティブ(Middle East Peace Initiative)を通してUPFが主導してきました。その始まりは、私の夫である文鮮明総裁がそこ(イスラエル)を訪れた1965年にさかのぼります。当時、真のお父様は(エルサレムの)ゲッセマネの園の近くにある聖地で、ユダヤ教、キリスト教、イスラーム(イスラム教)間の和解のために熱心に祈りました。真のお父様は神様とイエス様、モーセ、ムハンマドに涙で訴えたのです。その日以後、宗教間、さらには各宗教内で分裂した多様な分派間の和合と協力を増進させるための重大な投資を、一度も欠かさず毎年、行ってきました。2000年、私たち夫婦は国連で、国連の傘下に超宗教委員会を設置することを提案する講演をしました。この委員会は、霊的、道徳的な「上院」としての役割を果たし、国連の役割を補完するでしょう。超宗教委員会のメンバーは、宗派または党派的利益を超越し、一国や一宗教ではなく、一つの家族として全人類の利益を主張するようになるでしょう。その翌年の2001年9月11日に、世界貿易センタービルと米国防総省がテロ攻撃を受けたとき、私たちは(攻撃があった4週間後に) ニューヨーク市で暴力拡散阻止のための主要な超宗教・超国家会議を招集しました。そして、イスラーム指導者との協議のもと、平和促進のための「イスラーム・サミット」を相次いで開催することを計画しました。そして、その後、十数年間、宗教間の不和と紛争の可能性がある複数の地域で、同じような取り組みを実施してきたのです。グッド・ガバナンスと国家間の協力:宗教間の敵対的な関係と内部腐敗が、恒久的な平和を阻害するのと同様に、それは国家間の関係にも当てはまります。25年前に冷戦が終息したとき、人類はすぐに平和の新千年紀が到来するかもしれないと思いました。しかし、まだ今日も多くの障害が残っていることが分かります。中東は今、戦火が絶えません。ウクライナの危機は、国際秩序の安定を害しています。東アジアは、軍国主義の鼓舞、島をめぐる複雑な領土紛争、そして北朝鮮の核兵器開発などの継続的な脅威にさらされています。私たちは、UPFやWFWP、その他の組織のプログラムを通して、「ハードパワー」による侵略と葛藤の代わりに「ソフトパワー」による政治を提示し、紛争の解決策を模索するために積極的に努力してきました。例えば過去数年間、私たちは北東アジアの平和促進を目標にした一連のプログラムを進めてきました。それがMEPIに相応する活動である北東アジア・イニシアティブ(Northeast Asia Peace Initiative: NEAPI)です。NEAPIは、韓国をはじめ日本、アメリカ、そして最近ではロシアのウラジオストクで継続的に開催されました。これからは中国、モンゴル、北朝鮮でもこのような活動を拡大するつもりです。対話を通じて相互尊重と信頼を重ね、協力を阻む障壁を崩すことができます。共産主義反対運動とアメリカを覚醒させた運動冷戦時代には、私たちは、暴力的革命を擁護し、自由を制限して無神論を信奉する共産主義の理念に立ち向かいました。勝共運動は、宗教の自由、制限された政府、法治主義、市場開放に対する確信に基づいています。このような理想は、1980年に創設されたCAUSAという団体を通して現われました。また、1985年にはジュネーブで、世界平和教授アカデミーの主催で主要な国際会議を開催し、ソ連の崩壊が近いことを訴え、その後の世界に備える必要性について議論しました。私たちは、決して対話の扉を閉じませんでした。ソ連と北朝鮮の首脳との出会いのためにあらゆる努力を傾けました。1990年、ゴルバチョフ大統領とライサ夫人の支持と参加により、モスクワで言論人会議、頂上会談を行いました。ロシアが共産主義から民主主義へ円滑に移行するのに必要なすべてのことに最善を尽くし、寄与しました。グッドガバナンスと青少年の人格教育、市民社会の強化、そして宗教の自由を強調しました。そして翌91年、私たち夫婦は、北朝鮮を訪問し、現在の金正恩・国防委員長の祖父である金日成主席に会いました。北朝鮮の政策に対する反感、また夫(真のお父様)の暗殺を企てた国にもかかわらず、私たちは金日成主席を抱擁し、対話の門を開けただけでなく、経済協力、スポーツ、芸術、観光、人道主義的救援などの民間交流のために、国境を開放することを促進させました。南北の平和統一に必要な信頼構築と緊張緩和のために、北朝鮮に莫大な資源を投入したのです。過去数十年間、アメリカ大陸、特に米国にも多くの投資をしました。米国への愛は、民族主義や、米国の抱える問題に無知であったからではなく、世界の中で米国が占める特別な地位と責任を理解しているところから来ました。自由世界のリーダーとして、米国は宗教の自由、人権、民主統治、法治主義の理想を代表しています。世界中の多くの国が米国の独立宣言文と憲法を畏敬して模倣しました。米国は神様の祝福を受けて神聖な使命を与えられました。そのような祝福には重大な責任が伴います。真の愛を中心とした恒久平和の世界を構築するために、他の国を助け、その祝福を分け与えるという使命と責任です。しかし不幸にも、1960年代に入り、多くのアメリカ人がこのような責任を忘れ始めました。薬物乱用と乱れた性関係、個人主義と物質主義が蔓延するようになり、霊的、道徳的崩壊が起こり始めたのです。1971年に米国に到着してから、私たち夫婦は、霊的・道徳的刷新を力説する大衆運動を通じて、大覚醒を呼び起こすために努力しました。真のお父様はいつも、「『医者や消防士の役割』を果たさせるために、神様が私たちを呼ばれた」と語られました。米国を治療して、利己主義と腐敗の炎を消すために召命されたのでした。米国は道に迷い、建国当時普遍化していた神様を中心とする精神を、取り戻す必要がありました。それ以降、私たちはアイゼンハワー、ニクソン、レーガン、ブッシュの各大統領と数百人の米議会議員、そして多様な宗教、人種、文化的背景を持つ数百万人の一般アメリカ人に、このようなメッセージを伝えました。万物を愛させ、守らせるために人間を創造2008年4月、私たちは、UPFの後援を受けて、「アメリカ大陸の発展と平和のためのリーダーシップとグッドガバナンスの新しいパラダイムに向けて」というテーマで、ワシントンD.C.で「アメリカ大陸サミット」を開催しました。ジョージ・H・W・ブッシュ元米大統領とフリオ・マリア・サンギネッティ元ウルグアイ大統領が、この会談の成功に大きく寄与してくれました。私たち夫婦は、二人の元大統領に南北アメリカの和合のために働いてくださるように伝え、励ましました。また、ブラジル・ジャルジンに「世界平和理想家庭教育本部」を設立して全世界から共同体理想を実現する担い手を呼び集めました。「新しい希望農場」を造成し、共に生活し、土地を耕し、交流生活をしながら世界各地から集まった人々と一緒に学ばせました。環境との調和の中でモデル的理想共同体をつくる運動を始めたのです。パンタナール地域では、パラグアイ川流域のプエルト・レダを中心に、自然の中で共同生活をして働く国際ボランティアたちと一緒に、理想の村を造成するプロジェクトを進めました。世界中の人のための資源開発というビジョンのもと、農場を設立し、魚の養殖事業にも着手しました。今後は、公海で漁獲できる魚だけでは供給が不十分になるからです。2013年5月に初めてパクーの養殖に成功すると、パラグアイのフェデリコ・フランコ大統領(当時)をはじめとする政府関係者がレダを訪問して感謝の意を表しました。その他にも、過去40年間、アラスカ・コディアックから南極大陸に至るまで、また韓国・麗水からマサチューセッツ州グロスターに至るまで、数多くの海洋、水産、造船事業が推進されました。環境のための適切な責務と保護は絶対に必要です。気候変動、海面上昇、森林破壊、砂漠化、きれいな水の供給不足、栄養不足、そして食糧費の高騰などに対して、私たちは即時に注意を傾けなければなりません。神様が、地球、祝福された万物を愛し、守るように人間を創造されたことを覚えておかなければならないのです。超国家的平和と超宗教的平和は緊密に結びついている超宗教・超国家的協力、「アベルUN」に向けて:韓国の人々は国連に対して強い尊敬の思いをもっています。もちろん、潘基文・国連事務総長が韓国人だという事実を大変誇らしく思っていますが、より重要な理由は、朝鮮戦争当時、国連が韓国を救うために介入したという歴史的事実があるからです。真のお父様も、1950年、北朝鮮の興南監獄で死刑執行の直前に、国連軍によって解放されました。夫と私は、何度か国連で演説をしました。栄光の中でスピーチする場でしたが、国連を新たに変える必要性を感じることができました。国連に超宗教委員会を設置することを提案したことは先に言及しました。これを念頭に置いて、私たちは「アベルUN」という概念をつくりました。御存じのように、アベルは聖書に出てくる人物で、兄カインとは異なり、天の前に謙虚で信仰的であり、神様に対してこの上ない孝心をもっていました。しかし、神様への愛にもかかわらず、アベルは、怒りと嫉妬で我を失ったカインに殺害されました。このようなカインとアベルの力関係は、歴史を通して、個人だけでなく制度、理念、国家的次元で明白に現れました。「カイン類型」の人もいれば、「アベル類型」により近い人もいます。夫と私は、神様を中心に正直と善意を守る「アベル類型」とその遺産を支持してきました。このような経緯で「アベルUN」、すなわち、国家的利益を超越した最高の霊的・道徳的原則を支持するために邁進する国連の必要性を強調してきたのです。「アベルUN」は、加盟国が自ら神様を中心とした原則主義の国家に変わるときにのみ樹立することができます。そして、「アベル国家」は、一国の国民と文化、制度が、神様のみ旨と普遍的原則に従って変わるときにつくることができます。私たちは、このような目的をもってUPFを創設しました。この目標を達成するために、政府と宗教の両者においてグッドガバナンスが実践されなければなりません。超国家的平和と超宗教的平和は相互に緊密に連結されているからです。女権伸張と言論活動、国際ハイウェイ・プロジェクト女性時代:女性もまた、神様の摂理において中心的な役割を担っています。妻、母、姉妹、娘としての役割だけでなく、すべての分野で男性と同等の役割を果たしています。1992年、神様を中心とした家庭と平和世界創建のために献身する、世界的な女性のネットワークを形成するという趣旨で、WFWPが創設されました。真のお父様が霊界に行かれる直前に、WFWPの基盤の上に「アベル女性UN」として、世界女性平和ネットワークを発足させました。WFWPは、全世界に支部を置いており、劣悪な地域に学校や孤児院を設立するなど、広範な人道主義イニシアティブを開発することに積極的に参加しています。人類歴史において、事実上すベての社会で女性は差別と虐待を受けました。しかしここ数十年間は、全世界的に男女共に、このような不幸な歴史を終結させ、歴史の新しい章を開くために努力してきました。次第に多くの人が、女性たちがより良い教育を受けるために平等な機会を与えられ、社会各界で責任を果たしてこそ、この世界が発展することを悟ってきています。歴史的にも、女性が排除されたり、抑圧されたりするところでは社会、政治、経済、さらには精神的発展さえも不振だったことを確認することができます。責任ある言論:私たち夫婦は、平和に対するビジョンを固守し、1982年にワシントン・タイムズを創刊しました。以来30年以上、ワシントン・タイムズは、言論としての最高基準を守り、宗教、家庭、自由、奉仕の普遍的価値を支持してきました。ロナルド・レーガン元(米国)大統領やマーガレット・サッチャー元(英国)首相のような世界的な指導者に認められて、冷戦の終息をもたらす一助となりました。そして今なお真実で責任あるジャーナリズムを代表し、先頭を切る役割を果たしています。1996年に同じビジョンをもって、アルゼンチンのブエノスアイレスで(スペイン語紙)ティエンポス・デル・ムンド(Tiempos del Mundo)を創刊し、それ以降、南アメリカおよび中央アメリカ全域に16ヵ国の言論機関を設立しました。韓国にはセゲイルボ(世界日報、1989年創刊)があり、日本では世界日報を創刊(1975年)しました。これらの言論社は、宗教、家庭、自由、奉仕の価値を支持し、専門ジャーナリズムの最高基準を確立するために努力しています。国際トンネルおよびハイウェイ・プロジェクト:平和で繁栄する世界をつくるための重要な努力の一つが、通商と貿易です。私たちは1981年から、全世界を一つに結ぶ国際ハイウェイ、鉄道、トンネルのシステム開発などを提案してきました。韓国と日本をつなぐトンネル建設のために努めており、北米とロシアを連結するベーリング海峡を横切る鉄道およびトンネルシステムを提案しました。通商と貿易は、多様な文化文明の人々が互いに関係を結ぶ平和の手段になりました。歴史上の「シルクロード」のような国際ハイウェイやトンネルのプロジェクトは、アルゼンチンの最南端から南アフリカのケープタウンまで、モスクワからニューヨークまで、橋梁とトンネルを通して通商を可能にすることでしょう。私たちの活動は中断なく続く最も困難な時期を経験する間にも、私たち夫婦は休むことなく努力しました。あらゆる機会を捉えて、神様のメッセージを世界に伝えました。時には、人生すべてを飛行機の中や舞台の上で過ごしているように思われることもありました。地球上のほぼすベての国を訪問して神様のみ言を伝えました。真のお父様が、喉がかれるまでみ言を語る姿を目撃したのも、数限りなくありました。南アメリカや中央アジアの山岳地帯でみ言を語られるときには、酸素ボンベを横に置いて、救急車を待機させておかなければなりませんでした。真のお父様は一度もゆったりと休んだことがありません。ある日(地球の)東側にいるかと思えば、その翌日には西側にいました。多くの人々にとっては、夫が成した数多くの仕事のうちで、たとえその一つでも、満足に行うのは難しいでしょう。真のお父様は、むくんだ足で具合の悪い老躯を支え、乾いた唇で神様に感謝の祈りをささげました。そして今、日増しに、理想家庭を通した平和世界のビジョンが形を整えていく驚くべき現象を目撃することができます。2005年、UPFを創設して以後、真のお父様は生命の脅威さえ意に介さず、1日1ヵ国を訪問する120ヵ国世界巡回を通して、平和のビジョンを伝播しました。その翌年の2006年まで、子供たちと、孫・孫娘も共に、世界の多くの国で講演をしました。人類の真の父母として歩んでいく摂理路程は、あたかも荒々しい暴風雨の中で航海するような長くてつらい道でした。しかし、私たちに近づく苦難にもかかわらず、難しい障害は克服され、私たちのビジョンを拡大していく数多くの実質的な活動が全世界に影響を及ぼしています。世界的な平和基盤は今、日々、より強固になって拡大しています。真のお父様が霊界に行かれた以後も、私たちの活動は中断なく続いています。実際には、より一層激しくなりました。最も重要な成果の一つは、二人が一つになる国、すなわち天一国という世界的な運動に法治の基盤を提供する憲法を制定したことでした。真のお父様は常に天一国と憲法の必要性について言及されました。真のお父様が霊界に行く前に指示された天一国憲法(教会法)の制定作業は、今年(2014年)完成し、去る基元節(一周年。2014年2月)に天の前に奉呈しました。神様と真の父母様を中心としたこの憲法に従い、天一国最高委員会と天一国5権機関が樹立されます。最近私は、真のお父様と共に講演のために何回か訪れたことのある、スイスを訪問しました。スイス・アルプス山脈の12の最高峰に登り、祈りと回顧瞑想をしながら、真のお父様と霊的に近づく時間をもちました。私は毎日、夫を身近に感じることができました。愛する「ワールドサミット」参加者の皆様、真のお父様と私は、神様の導きに従う人生を生きてきました。真の父母の心情で全人類を包容しなさいという神様の命を奉じて、神様の解放と人類救援、平和世界実現のためにすベてを投入しました。その道で数多くの苦難や試練を体験したりもしましたが、天の使命を遂行することを中断しませんでした。「神様のもとの人類一家族」の理想を実現する、平和と繁栄の「一つになった世界」をつくるこの偉大な使命を、共に果たしていくことができるように願います。太初に神様が計画されたように、自身の国を新しく変化させて、恒久的平和世界を構築するために、できる最善の努力を尽くしてくださいますようにお願いします。そのような世界は宗教、人種、民族、国家の境界を超越します。神様の理想世界は国境のない自由、平和、統一、幸福の世界です。今回の「ワールドサミット」が、全世界の万民のための重要な転換点になることを祈ります。来年開催される「ワールドサミット2015」では、私たち夫婦が神様のみ旨に従って支持してきた平和の原則を最もよく実践した個人や団体に鮮鶴平和賞を授与しようと思います。これに対する皆様の積極的な参加と推薦を期待します。皆様全員が、「新しい天宙平和世界の創建」というこの時代の挑戦課題を、受け止めてくださるように願います。皆で一致団結して「神様のもとの人類一家族」をつくりましょう。皆様、個人と家庭、国家に神様の祝福が共にあることを祈願いたします。誠にありがとうございました。一休さんのような機知(トンチ)ではありません。奇知=人とは異なる知恵すなわち神様の知恵世界平和を願う奇知の外の凡人が徒然なるがままに書く日記です。↓↓ にほんブログ村ランキング参加中。応援クリックお願いします。↓↓
2020.05.06
コメント(0)
韓鶴子総裁御言選集 - 目次韓鶴子総裁御言選集 1巻 真の父母様を中心とした一つの世界 第1部 真の父母としての韓鶴子総裁の生涯 第2部 国家の復帰のための世界宣教戦略 第3部 伝統の伝承と相続 第4部 世界平和実現の課題 第5部 二世教育と未来の人材の養成 第6部 孝情天苑を中心とした理想天国のモデル 第7部 天一国安着のための祝福家庭の責任韓鶴子総裁御言選集 2巻 理想家庭と平和世界のモデル 第1部 真の愛運動と女性の役割 第2部 理想家庭と平和世界のモデル韓鶴子総裁御言選集 3巻 天一国と私たちの使命 第1部 平和世界に向かう道 第2部 神様と人類の希望 真の父母 第3部 天一国安着のための私たちの使命韓鶴子総裁御言選集 4巻 愛しき君よ 花咲かせたまえ 第1部 真のお母様はいかなるお方か 第2部 聖婚と天の新婦の道 第3部 荒野路程と真のお母様の勝利 第4部 女性時代の開幕と世界巡回 第5部 真の父母宣布と清平摂理 第6部 最終一体宣言と天一国時代 第7部 真のお父様の手紙 人類の涙をぬぐう平和の母 自叙伝 [ 韓鶴子 ]韓鶴子総裁御言選集 2巻 理想家庭と平和世界のモデル第2部 理想家庭と平和世界のモデル12. アメリカに再び天の父母様を迎えよう*このみ言は、2015年12月5日にアメリカ、シカゴのクラウン・プラザ・ホテルで開催された真の家庭価値運動20周年記念大会で宣布されたもので、文善進世界会長が代読した。尊敬する内外貴賓の皆様!真なる家庭の価値を確立するために刻苦の努力を尽くしておられる指導者の皆様!最近、天の父母様の創造理想実現の根となる家庭の価値が急速に崩れていきつつあります。文鮮明総裁と私は、真なる家庭の価値を確立して、天の父母様の願いである「ワン・ファミリー・アンダー・ゴッド(One Family Under God:神様のもとの一家族)」の理想世界を実現するために、去る1971年にアメリカにおける摂理を始めて以来、「真の家庭の理想と価値」をひたすら主唱してきました。特に文総裁と私は、天が世界的な摂理をするためにあらかじめ準備し、祝福なさったこのアメリカの地で、急速に崩れていきつつある家庭の価値を回復しようと、去る1996年に全地域5000人以上の宗教指導者をワシントンD.C.に招請して、真の家庭の重要性を教育し、その教育を受けた宗教指導者は、真なるアメリカの復興のために、天の父母様を中心とした真の家庭の価値を回復する運動に参加することを決意しました。その偉大で神聖な運動の中心に、正にきょうこの場に参加している皆様がおられたのであり、皆様の精誠と努力によって、きょうこの運動が意義深い20周年を迎えることになりました。これまでの皆様の労苦に、今一度感謝の言葉を申し上げ、きょう受賞された方々にもお祝いの言葉を申し上げます。家庭は人倫でなく天倫尊敬する指導者の皆様!私たちは家庭を通して生まれ、家庭を通して成長します。家庭は、生まれたときから私たちの人生の根源であると同時に根本であり、出発です。これは、宗教と文化、人種と国家を越えた普遍的な価値であると同時に真理であり、太初に人間始祖アダムとエバを創造し、彼らに生育し、繁殖し、万物を主管させることを願われた天の父母様の創造理想でした。しかし、真の愛を中心とした理想家庭の完成を通して喜びを感じようとされた天の父母様の創造理想は、人間始祖の堕落によって悲惨に崩れ落ち、家庭の真なる価値は人類歴史の裏道へと跡形もなく消え失せてしまいました。一例として文明史的な観点から見ると、今日の西欧文明を誕生させた根本とも言えるヘブライズムとヘレニズムの二大思潮は共に、家庭よりは個人を強調するだけで、天の父母様の創造理想である真の家庭の重要性はもちろん、理想家庭に対する明確なビジョンを提示することができませんでした。特にこのような流れが人間中心主義を主唱した近代思想と結合して拡張されながら、外部との交渉さえない絶対個人の存在論を誕生させたのであり、国家を含めたすべての関係の基本単位を家庭ではなく個人に規定することによって、親子の関係も国家の統治者と被統治者との関係のような一種の契約関係として規定するという愚を犯してしまいました。すなわち親と子を個体相互間の利益に基づいた契約関係として規定することによって、天倫ではなく、人倫の関係に転落させたのです。今日、世界各地で、尊属殺人などのように以前は想像もできなかった残酷な事件や事故が発生している理由や、領土紛争、宗教紛争、人種間の葛藤、全世界で起きているテロや今日重要視されている環境問題の根本的な原因も、真なる家庭の価値を喪失したところに起因しています。天の父母様を中心とした一家族(One Family Under God)を理想的モデルとして誕生したアメリカにおいて今日起きているこのような現象は、より一層深刻な問題として台頭し、アメリカの存立そのものを脅かしています。50パーセントに達する離婚率は、家庭の神聖さを余すところなく崩壊させており、青少年の脱線問題、フリーセックスなどの問題は、かつて類例がないほど深刻であり、国家の存立を揺さぶっています。このような現実を憂慮し、心配する天の声を聞いた文総裁と私は、1971年に祖国と家族を後にしたままアメリカに来て、一生をアメリカの道徳的回復と復興のために全地域を巡回しながら、「火事が起こった家に消防士として来た。病を患っているアメリカを治療するために医者として来た」と叫びました。アメリカの願いと希望は天の父母様愛する指導者の皆様!皆様が生まれ、両足で踏んで暮らしているこの地はどのような国でしょうか。皆様の先祖たちはどのような夢を抱いてこの地に足を踏み出し、どのような理想を実現しようとこの地に定着したのでしょうか。深い暗闇、一寸先も見えない茫々たる大海の中であらゆる波風を乗り越え、彼らを耐えぬかせた一縷の希望の光は正に天の父母様でした。ピルグリム・ファーザーズが新大陸に到着した後、寒さと飢えで半分以上が死んでいく時も、未来の子孫のために、翌年にまく種を残して飢え死にしていった彼らのただ一つの希望と願いは正に天の父母様でした。ゴリアテに対するダビデのようにイギリスとの命を懸けた独立戦争をする時も、彼らの願いは天の父母様でした。天の父母様は、彼らのすべてであり、天の父母様に仕えるための彼らの勇気と決断と意志は偉大さそのものであり、神聖さそのものでした。独立戦争当時、世界的な強大国だったイギリスは、国王と国民が一つとなって戦いましたが、アメリカは天の父母様と天の父母様を愛する息子と娘が一つとなって戦いました。天の父母様のみ旨を掲げたその偉大な聖戦において、天の父母様は御自身の息子、娘たちの手を挙げてくださったのであり、そのようにして信仰の自由を保障するアメリカが誕生しました。「至誠感天(誠を尽くせば天も感動する)」という言葉は、正にアメリカの誕生について言う言葉でした。言語と民族と文化は違いますが、天の父母様を中心とした一つの国家、天の父母様を中心とした一家族の完璧な理想をアメリカは示したのです。しかし、アメリカのこのような生来の神聖さが崩れ始めました。物質文明の利己と科学に基づいた無神論的な思想の挑戦に直面しながら、世俗化され、崩壊し始めたのです。文総裁と私は、アメリカから離れておられた天の父母様を目撃しました。アメリカのどこにでも天の父母様がいらっしゃるべきなのに、かえって至る所から天の父母様が離れ始められたのです。人々の心、家庭、学校、教会から天の父母様が離れつつありました。振り返ってみると、ニューヨークのマンハッタン5番街を散策しながら、アメリカを離れられる天の父母様に取りすがって限りなく涙を流したことが昨日のことのようです。イエス様の願いは真の父母指導者の皆様!アメリカの建国理想は何だったでしょうか。アメリカを誕生させたキリスト教の理想は何だったでしょうか。2000年前、独り子イエス様がこの地に来られた使命と理想は何だったでしょうか。正に天の父母様を中心とした一家族を築くことでした。天があらかじめ準備なさった独り子と独り娘が聖婚して、家庭、氏族、民族、国家、世界を築きあげ、本然の創造理想を完成することでした。宗教と文化、人種と国家の区分のない一つの世界、天の父母様が思いのままに愛することのできる真の父母と子女たちが一つとなって暮らす世界でした。しかしイエス様は、天があらかじめ準備なさった独り娘に出会って「小羊の婚宴」をすることができず、真の父母になることができませんでした。イエス様は、真の父母の理想と平和の王の理想を残し、十字架の刑場で寂しく消え去りながら、「再び来る」という約束を残さなければなりませんでした。「ちょうど、めんどりが翼の下にそのひなを集めるように、わたしはおまえの子らを幾たび集めようとしたことであろう。それだのに、おまえたちは応じようとしなかった」(マタィ23:37)というイエス様のその切実な絶叫が今も私の耳元に鳴り響いています。愛する指導者の皆様!文総裁と私は、このような天の秘密と、天とイエス様のやるせない事情を知ったがゆえに、その恨を解いてさしあげようと、去る2003年にイエス様を平和の王に推戴し、悲しみの象徴だった十字架を教会のてっぺんから下ろす運動を全世界的に展開したのです。しかし、これだけで天の父母様とイエス様の恨が解怨成就されるわけではありません。天の父母様の創造理想を完成するためには、真の家庭の理想を完成しなければなりません。このように見ると、イエス様以降2000年にわたるキリスト教の歴史は、独り娘を探し求めてきた歴史であると言うことができます。真の家庭の理想完成のための真の父母としての人生皆様!文総裁と私は1960年に、天が準備された独り子と独り娘として聖婚しました。聖婚後、私たちの人生の目標はただ一つでした。正に天宙の真の父母であられる天の父母様を解放させ、失った父母の立場を再び取り戻してさしあげ、死亡圏で苦しむ青盲(目は開いているが、実際は見えない人)のような無知蒙昧の人類を救い、天の父母様の懐に取り戻してさしあげることでした。文総裁と私は、このような理想のために骨がきしみ、身が震える万難に打ち勝ち、親を失った孤児の境遇に転落してしまった人類を導いて、世界救援の道を歩んできました。初不得三(精進すれば必ず成功するという意味)、七転び八起き、死生決断、全力投球という単語が、み旨を目指した私たちの生き方を表す典型的な表現になりました。天の父母様の独り子として来られ、6000年の間準備してこられた独り娘と出会い、真の父母の心情で全人類を抱こうとしたその人生は、あたかも荒れ狂う暴風雨の中で海を航海するような、つらい路程でした。最後、聖和される前に、人類に神氏族メシヤの使命完遂を願われた文総裁の切実な遺言もまた、正にこのような真なる理想の完成にありました。愛する指導者の皆様!私は文鮮明総裁天宙聖和3周年記念式で、全世界の統一家と天の父母様にこのように約束しました。きょうお集まりになった皆様は、文総裁にどのような話をしたいですか。私はこのように話したいです。「もうこれ以降は心配なさらないでください。私たちが必ず責任を完遂します。本郷苑で、これまで狐独であられた天の父母様を慰労され、頌栄の対象として自由になられることを切に願います。」皆様は私たち夫婦の生き方を見てきました。皆様は、私たち夫婦が天の父母様の願いをかなえてさしあげるために、どのような人生を送ってきたかを見てきましたし、天が祝福したこのアメリカの地の危機を克服するためにこちらに来て、数多くの迫害の中でこのアメリカを生かすために私たち夫婦がどのような人生を送ってきたのかを見てきました。皆様に、真実を見つめることのできる目と真実を聞くことのできる耳があるならば、私たち夫婦の人生が誰のための人生であり、何のための人生であったか、あまりにもよく分かることでしょう。指導者の皆様!私たちの天の父母様のために立ち上がりましょう。失った放蕩息子を捜す親の心情で6000年間、失った子女を捜してこられた天の父母様のために立ち上がりましょう。親を失った幼子のように、ただただ天の父母様を探し求め、数万里の大西洋を越え、このアメリカの地に定着したピルグリム・ファーザーズと世界各地から信仰の自由を求めて、激しい迫害と困難の中でこの地を訪ね、このアメリカを信仰の国として根付かせた数多くの人々の懇切なる精誠、彼らの懇切なる願い、彼らの懇切なる念願を再認識しましょう。そうして、天の父母様の摂理のために祝福したアメリカ、偉大な摂理の地であるこのアメリカに再び天の父母様をお迎えしましょう。天の父母様が思いのままに往来して、御自身の子女たちと共に踊って歌える真なる家庭の理想が息づくアメリカとなるようにしましょう。天と天一国ははっきりと皆様のことを記憶することでしょう。皆様の家庭に天の父母様の愛と祝福が共にあられることをお祈りします。一休さんのような機知(トンチ)ではありません。奇知=人とは異なる知恵すなわち神様の知恵世界平和を願う奇知の外の凡人が徒然なるがままに書く日記です。↓↓ にほんブログ村ランキング参加中。応援クリックお願いします。↓↓
2020.05.06
コメント(0)
一休さんのような機知(トンチ)ではありません。奇知=人とは異なる知恵すなわち神様の知恵世界平和を願う奇知の外の凡人が徒然なるがままに書く日記です。↓↓ にほんブログ村ランキング参加中。応援クリックお願いします。↓↓ 韓鶴子総裁御言選集 - 目次韓鶴子総裁御言選集 1巻 真の父母様を中心とした一つの世界 第1部 真の父母としての韓鶴子総裁の生涯 第2部 国家の復帰のための世界宣教戦略 第3部 伝統の伝承と相続 第4部 世界平和実現の課題 第5部 二世教育と未来の人材の養成 第6部 孝情天苑を中心とした理想天国のモデル 第7部 天一国安着のための祝福家庭の責任韓鶴子総裁御言選集 2巻 理想家庭と平和世界のモデル 第1部 真の愛運動と女性の役割 第2部 理想家庭と平和世界のモデル韓鶴子総裁御言選集 3巻 天一国と私たちの使命 第1部 平和世界に向かう道 第2部 神様と人類の希望 真の父母 第3部 天一国安着のための私たちの使命韓鶴子総裁御言選集 4巻 愛しき君よ 花咲かせたまえ 第1部 真のお母様はいかなるお方か 第2部 聖婚と天の新婦の道 第3部 荒野路程と真のお母様の勝利 第4部 女性時代の開幕と世界巡回 第5部 真の父母宣布と清平摂理 第6部 最終一体宣言と天一国時代 第7部 真のお父様の手紙 人類の涙をぬぐう平和の母 自叙伝 [ 韓鶴子 ]韓鶴子総裁御言選集 2巻 理想家庭と平和世界のモデル第2部 理想家庭と平和世界のモデル6. 祝福と永生*このみ言は、1998年1月23日に「4000万双祝福勝利および文鮮明先生み言訓読大会」で文総裁が語られたものであり、その後、韓鶴子総裁が2月23日から4月16日まで開催された「真の家庭運動日本み言訓読大会」と「真の家庭運動アメリカみ言訓読大会」で宣布なさった。世界人類は、終末期に生きています。今、世の中の家庭が壊れつつあり、父親と母親、そして子女たちが怨讐の関係になっています。なぜそのようなことが起こるのでしようか。真の愛がないからです。一番重要なことは、永生の問題が分からないからです。霊界があるか、ないかということを知らずにいるのです。永生問題を知らなければならない理由人間は間違いなく永生するということを知れば、他の人が「罪を犯せ」と言っても、犯さないでしよう。「自分のために生きよ」と言っても、そのようには生きないのです。これが分からなければ、キリスト教を信じても、何の宗教を信じても、絶対に天国に行けません。神様の理想世界に行けないのです。真の愛は、生命を投入しなければならないのです。この永生問題と連結されなければ、社会の革命も不可能です。現在よりもっと疲弊して没落した環境に陥るとすれば、誰もが「その場には行かない」と言うでしょう。しかし、永生問題、永遠の生命の問題というときは、環境的条件をすべて克服できるのです。宗教はそれで偉大なのです。永生問題がかかっています。永生問題の概念さえ確立しておけば、そしてそれが事実であるという主観が立つようになれば、自分の息子、娘と家族を引っ張っていくのです。今までの宗教は、そのような思想界を包括し、習慣性によって環境に編み込まれた現在の文化背景の根拠を、すべて消化させることができないのです。それはなぜでしょうか。永生という概念を確立できていないからです。キリス卜教もそうです。キリスト教も、今まで信仰してきたとしても、「終わりの日」になって環境が変われば変わるほど、すべてかき回されてしまうのです。なぜでしょうか。それは、永生という概念がないからです。永生問題においては、自信がないというのです。神様がいるのかいないのか、分かりません。生命を懸けて、環境を越えていけるかという問題について見るとき、すべてそこに所属して四方を見回しながら、現在の生活の方便に従ってその道に陥りつつあるのです。信仰の道というものが、今生きている人生、肉身生活の準備ではなく、永遠の世界の生活のための準備であるという信念さえもつようになれば、その人は放っておいてもいいのです。人は時間がたてばたつほど、40歳を超えて50歳を超えるほど、死ぬ日が近づいてくるために、永生の概念について深刻になります。愛というものは、年を取るほど希薄になりますが、永生の概念さえ分からせれば、年を取るほど、だんだんと深刻になるのです。そのため、真の宗教理念だけが、今後、世界を料理できるのです。邪悪な環境、混乱した変化がどれほど頻繁に起こっているでしょうか。しかし、永生の概念さえ徹底すれば、頻繁に変わる環境を貫いて越えていくことができ、どのような所から悲喜劇が起こってこようとも、すべて問題にならないのです。神様は、アダムとエバを真の愛の相対として造ったのではないでしょうか。それは間違いありません。そのように造ったのですから、真の愛の対象となって生きなければなりませんでした。それを言葉だけでなく、実感しなければなりません。また、体恤しなければなりません。真の愛の力がどれほど偉大かということさえ感じるようになれば、「この道を行ってはいけない」と言っても、行くようになっているのです。そのため、生活するときにいつも力を注がなければならないことは、どのようにして永生の概念を確立するかということです。それさえ確立されれば、すベて終わるのです。これを確立するときにも、理論的にそれが的中し、びったりと当てはまるときに心に響きます。肉身と一番近い位置で一つになるのは青少年のときです。16歳以前は、堕落前の本性基準を100パーセント活用できる時です。16歳以前はアダムとエバが堕落する前なので、本性基準が生きています。ですから、青少年時代に神様を知らなければなりません。神様を知ることによって、自分と神様との不可避的な関係が分かるのです。「その関係が、なぜ不可避なのだろうか」ということを分からせるために、永生概念を確立しなければならないのです。いつもこれを考えなければなりません。一生と永生皆様は、どれくらい生きると思いますか。「70年、80年は生きるだろう」と思うでしょう。その前には死ぬと思わないのです。皆様は欲張りです。自分は「80歳で死ぬ」とか、「100歳になって死ぬだろう」と絶対に信じたとしても、あす死ぬか、きょう死ぬか、分からないのです。御飯を食べながら死ぬか、または今晩、靴を脱いで部屋に入り、寝ている途中で死ぬか、分かるでしょうか。皆様は、「ああ、私は若いので、これから少なくとも40年、50年は生きる」という欲心をもっているでしょう。神様に保障されていますか。皆様はできるだけ短く、1年以内に死ぬものと考えてください。この短い期間に準備をすべてしなければなりません。そのような観念をもって、できるだけ短く見積もるほど良いのです。短く見積もるほど、損をしないのです。短い期間に正しく準備すれば、その内容が自分の永遠の生命の家を建てるのです。それでは、その短い期間に神様を愛してみたでしょうか。神様と一つになって、神様と愛し合いたいのに、愛することができないのです。神様は、「愛しなさい!」と言われます。人間の世界で暮らす間、すべての人の中で一人でも神様に紹介するために、24時間、精誠を尽くしてみなさいというのです。そのように生きて死ねば、永遠の生命の主体になるのです。皆様は何歳まで生きてから逝きますか。神様の命令によって、すぐに死ぬ場に出ていくとすれば、どうしますか。だとすれば、何かを残さなければなりません。天が自分を褒めることのできる何かを残すべきなのですが、自信はありますか。寝る時間が惜しく、食べる時間が惜しいというのです。心配しようにも、心配する暇がありません。一生と永遠の問題ですが、その一生を短く見積もるほど、価値があるのです。他の人をどれほど愛するのか、人をどれほど愛する人になるのか、その次に、家庭をどれほど愛したのか、氏族をどれほど愛したのか、このように個人を愛し、家庭を愛し、氏族を愛するのは、全人類を愛するための教材です。彼らを愛するのは、全体を愛するための教材を愛することです。これをすれば、私たちの一生において絶対に損をしないので、この上なく知恵深い考えなのです。永遠の生命を追求する人間永遠の生命の世界を追求するのが信仰生活です。永遠の神様の愛を追求するのが信仰です。永遠の生命とともに永遠の愛と一致するために、神様の喜びと「私」の喜びが出会い、二つの喜びではなく一つの喜びとして感じられる結着点を求めていくのが信仰の道です。ですから、信仰生活をする私たちの個体が、どれほど主体的愛と生命力をもって生きるかということが、何よりも重要な問題にならざるを得ません。私たちが五官を通して感じる感覚の一切を統合して、この生命、または真の愛とどれくらい関係を結んで生きるかによって、人間としてどれほどの価値をもっているかという問題が左右されるのです。そのため、私たち自身が、生命力と湧き出る真の愛の心をもって対人関係を結び、社会生活をしてきたかという問題を、再び考えざるを得ないのです。もし、そのような立場に立っていることができなければ、それは停止、もしくは後退することなのです。人は一生だけでなく、永生します。宗教は今まで、地球星からなくなることなぐ文化背景と風習が異なるすべての環境を経てきながら、世界的な版図を拡大させてきました。人は一生が問題ではなく、永生しなければならないからです。人は、この時代においてのみ生きるのではなく、宇宙と共に生活しなければなりません。一生は100年以内の短い生涯ですが、生涯を限界として、そのままなくなるのではありません。その限界線を克服すれば、限界としていたこのすベての地球村の生活を越え、超然とした立場で生存し続けられるのです。そのような世界は厳然と実在しますが、ないとしても、今に至るまで苦痛の中で呻吟しながら生きる人類を同情して助けるためには、理論的にでも永生論を主張しなければならず、理論的にでも神様を中心とした理想国家の形態を推理しなければならないのです。そのような面からも宗教が必要です。しかし、理論的に考えられた宗教理想という事実を知れば、誰が満足を感じるでしようか。「ある!」と断定できなければなりません。「ある!」というのは、自分が定めるのではありません。「ある!」というのは、創造の初めから定められているのです。根本から「そうだ!」と言えるところまで明らかにしなければならないのです。ですから、皆様の永生問題とともに、宗教問題を中心として神様の問題まで解決しなければなりません。このような諸般の問題が連結されているのです。永生しなければならない理由神様は、人間をどのような存在として造ったのでしようか。神様の絶対唯一の価値となる、真の愛の対象者として造りました。これは驚くべき事実です。近頃、人間の生命の価値はどのくらいになりますか。いくらになりますか。そのような無価値な人間ではありません。神様のみ前に、宇宙を与えても取り替えられない高貴な価値、真の愛の相対圏として男性を造り、女性を造ったという驚くべき事実を知らなければなりません。人は真の愛で生まれ、真の愛で大きくなり、真の愛で生き、真の愛で死にます。しかし、そのままなくなるのではありません。主体であられる神様が永遠、不変、唯一なので、その方のみ前に対象的な真の愛の立場に立つようになれば、永生するのです。永生という理論がここから出発するのです。生命から始まるのではありません。今日、この地上で一番の真の人は、どのような人でしょうか。神様と内外で一体となり、子女の立場で完全に真の愛を受けられる人が、真の人です。そのような人が神様と共に暮らしていく生活を、真の人生の道というのです。人々は、誰もが最高を願っています。人間が最高の位置に行くようになれば、神様は「私」のものです。また、私は神様のものです。そのようになれば、私は神様の息子になり、神様御自身と一つになるので、宇宙は誰のものになるでしようか。私のものになるのです。それでは、神様が一番愛し、一番貴く思う物があるとすれば、それを1日、もしくは10年や100年ぐらい共に過ごしたあと放り投げるように造ったでしょうか、永遠に共にいるように造ったでしょうか。永遠に共にいるように造られたのです。人も同じです。人が生まれて死ねば、終わりになるのがいいでしょうか、永生すべきでしょうか。永生しなければなりません。なぜでしょうか。人は、絶対者である神様が、絶対的な真の愛を中心として喜べる対象だからです。それでは、皆様は永生を願いますか、願いませんか。漠然とですが、永生を願っています。自分にとって貴い物があれば、避難するときにそれをもっていきますか、もっていきませんか。もっていきます。それを誇りたいと思うのです。それを一日、二日だけ誇るのではありません。自分が死ねば、それを自分の後代に残したいと思うのです。永遠に残したいと思うのです。それは、神様も同じです。神様が永生される絶対者であるなら、その方が愛する対象も永生しなければなりません。ですから人々は、昔から永生することを願うのです。これをはっきりと知らなければなりません。ですから、絶対者であられる神様は、永生する価値をもった、愛する息子、娘を探さざるを得ないのです。私たち人類は、神様が造られた傑作であり、神様に似ています。神様が永遠であられるので、私たちも永遠の性稟をもたなければならないので、私たちの心は老いることがないのです。ですから、人は永生してこそ、その傑作としての存在価値をもつことができます。人間は万物の霊長です。ここから「霊」という言葉が出てくるのです。人は永生しなければなりません。創造主の永遠なる真の愛の相対永生の論理をどのように探しますか。神様は知恵深い方です。もし、神様が愛の理念を立てなければ、孤独単身で、喜怒哀楽を感じられない神様になるでしょう。愛は絶対的愛ですが、この愛を失われた神様は、歴史始まって以来、誰も体験できない、深刻で息の詰まる立場、絶対的に悲惨な立場に立ったのです。誰も慰められません。永遠に慰めることができないのです。その本然の息子、娘を犠牲にして、それで満足するのではなく、御自身が夢見た願いである真の愛の理想的相対を再現させて、それを抱いて千里、万里移動しながら、もっと輝くように装い、もっと美しく表示できなければなりません。万宇宙を彼らのために、そのように和動するように造ったのです。大気圏に絶対低気圧圏ができれば、高気圧圏が生じ、自動的に循環運動が起こります。神様は本当に知恵の王です。なぜ投入し、忘れてしまわなければならないのでしょうか。自動的循環原理を通じて永遠の回転が始まるので、永生論理が設定されるのです。投入してまた投入するところから、永生の論理が始まります。ために生きるところでは滅びません。小さなところから大きなものに成長し、その大きなものが次にはどこに行くかと言えば、中に入って核が生じるのです。神様が絶対的な真の愛の相対を求めるとするなら、誰をもってきて立てるのかと言うとき、「それは間違いなく人間である」と結論づけることができます。ですから、「万物之衆唯人最貴(万物の中で人間が最も貴い)」という言葉が出てきたのです。これが、創造主の永遠なる真の愛の相対、創造主の真の愛の相対になるという結論を出すとき、その真の愛と一つになった真の愛の相対は、永生するという論理が生じるようになるの永生というのは自動的な産物です。永生はここから始まるのです。真の愛の関係を中心として、永生論理をどのように立てるかという問題は、宗教では極めて大切な話です。男性や女性に永生があるのではありません。神様の真の愛に永生があるという結論が出てくるのです。真の愛によってのみ救いが可能今日、キリスト教の人々は「イエス様を信じれば永生する」と言います。話としては良い話です。「それでは、永生はどのようにするのですか」と尋ねれば、「永生をどのようにするも何も、そのようにしてするんだ!」と言います。永生というのは、継続的な作用をつなげていかなければなりません。彼らは体をもったまま人生の道を永遠に行くことができるというのです。そのためには、心臓の動脈と静脈のような循環器官が正常に動かなければならず、神経系が正常に動かなければならず,大脳と小脳のあらゆる作用が正常に動き続けなければなりません。では、どのように永生するのかと尋ねれば、皆様はどのように答えますか。イエス様を信じれば永生しますか。信じれば救われますか。とんでもないことです。真の愛によってのみ、救いを受けるのです。神様の創造原則から見るとき、真の人だけが神様の真の愛の同伴者なので、真の愛をもてば、永遠に生きられるのです。その真の愛の圏内に入っていれば、霊界や地上で暮らすとき、自分がどこに行って暮らすのか、すべて目にするようになるのです。皆様。大洋を行き来する大きな船が破損する危険が生じるときは、その船の中で暮らしていたねずみが錨綱をつたって陸地に逃げるという話を聞いたことがありますか。微々たるものにすぎない動物も、未来の自分の生死の境を見極められるのに、万物の霊長である人間は、それができないのです。これは堕落したためです。この堕落の仮面をどのように脱ぐかという問題は、すなわち悪魔の愛と、悪魔の生命と、悪魔の血統からどのように抜け出すかという問題です。これを中心として、「解脱」という言葉を使うのです。「解脱」という言葉は、「抜け出す」ということではないですか。完全に抜け出して、関係のない立場、自主的な立場に立つという意味です。永生に必要な観念「私」は永生する人です。その次に、真の愛を実践する人です。私は永生と真の愛を、ここで実践する人だというのです。自分がここで何をするにしても、その活動や、工場で働いたり何かをしたりすることが、永生を延長させる材料だというのです。永生できるように訓練し、永生できるように育てる訓練材料を探し出すことが、「私」のすべきことだと考えなさいというのです。皆様にとって永生と真の愛は、いつも必要です。永遠に必要なのです。「私たちは永遠に生きられる。永生を願う!」というように、永生を願うのですが、変わらないものは真の愛です。他のものはすべて変わります。環境的に変わるのです。それでは、なぜ真の愛は変わらないのでしようか。真の愛はすべての生命力の中心なので、変わらないのです。真の愛はなぜ変わらないのでしょうか。真の愛は、理想的な要件の中心位置を占めるからです。中心は、その周囲がすべてなくなるまでは、なくなりません。真の愛は宇宙の中心であり、神様を中心とした真の愛と一致しているので、神様が残っている限り、残っているというのです。真の愛とは何でしょうか。皆様が結婚するとき、結婚相手は優れている人を願うでしょう。また、自分の息子、娘が、自分より優れていることを願わない人がどこにいますか。それは誰に似たのでしょうか。神様に似たのです。それは何かと言えば、神様も、真の愛の相対は自分より優れていることを願うというのです。それを否定できますか。絶対的な神様が私たち人類の父であれば、その父は絶対的に行わないのに、その息子、娘の前で絶対的に行いなさいと命令できますか。命令できません。神様も、真の愛の相対は自分より優れていることを願われるという原則から見るとき、人間の価値は最大の価値をもつのです。真の愛を中心として、神様より高し、価値があるというのです。真の愛と直結した永生そのため、皆様の心は最高のものを願っています。それは不可能なことではありません。万人が平等に可能なのです。堕落しなかったならば、可能なのです。天上の高く貴い立場からこの宇宙を眺めて管理し、主導するようになっているのであって、他の何かを眺めて、無理やり服従するようにはなっていないのです。皆様の心がそうでしよう。解放された心です。誰の支配も受けたくないのです。これは万人共通です。真の愛の位置にいれば、神様の位置、天の国の玉座に思いどおりに行けるのです。神様の友達になれるのです。真の愛ゆえに人間を造ったというとき、永遠であられる神様、絶対的な神様、永生する神様なので、その真の愛に一致した人間が永生するというのは、自然な論理です。ですから、永生しようとすれば、その真の愛の圏で暮らさなければなりません。真の愛によって永生が可能です。なぜでしょうか。創造の出発、動機、過程から、すべての目的が真の愛を中心として完成するのです。過程を通じて結果が出てきます。自分の体と心の完成というのは、真の愛に属することによって根本的に可能になっています。無限の根本、原因から過程、それから理想の結実を結ぶのは、真の愛しかありません。真の愛によって、真の愛を中心として、神様も永存しているのです。神様は何を中心として永存するのでしょうか。永生は、真の愛によって連結されるのです。ですから、永生の環境を形成するためには、真の愛の環境を中心として生活しなければなりません。真の愛の実体圏をもつには、真の愛を中心として、実体的な体恤をしなければならないのです。皆様は、神様が霊界のどこにいらっしゃるか、はっきりとは分かりません。皆様は、神様のこのような絶対的な中心、愛の中心という観念をはっきりと知らなければなりません。その真の愛の力は、最も速い力なのです。その真の愛は、直短距離を通ります。それで、このようなことを教えてあげるのです。なぜ文鮮明総裁が、このようなことを強調するのでしょうか。それを知っているからです。神様を知り、永遠の世界を知っているからなのです。神様を知り、永遠の世界を知れば、いい加減に生きることはできません。神様、永生、真の愛を知らなければならない第1に、神様を知らなければならず、第2に、永生を知らなければならず、第3に、真の愛を知らなければなりません。これは投入です。100パーセント以上、投入です。100パーセント以上、投入するところに永生があります。真の愛をもたなければ、永生がありません。永生しない人は神様に出会えないのです。これから、世界をどのように収拾するのでしょうか。第1に利他主義、第2に真の愛、第3に永生です。これで世界が収拾されるのです。これの反対は利己主義です。これはサタン側と通じるのです。その次に真の愛です。真の愛とは何であると言いましたか。自分の生命以上に投入しなければなりません。生命以上に投入しないところには、真の愛がないのです。文総裁はアメリカに来て、生命と財産と統一教会のすべての精誠を注ぎました。ここから真の愛が成立するのです。真の愛が成立しなければ、永生はありません。なぜでしょうか。皆様の悪の生命の最高の起源は、サタンの血から受けたのです。サタンの血統です。サタンに属するのです。愛もサタンの愛です。これ以上にならなければいけないというのです。それで、聖書には「『心をつくし、精神をつくし、思いをつくして、主なるあなたの神を愛せよ』。これがいちばん大切な、第一のいましめである」(マタイ22:37-38)とあるのです。この言葉はどういうことでしようか。心を尽くして、思いを尽くしなさいと言ったのは、生命まで懸けなさいということです。これが第1の戒めです。第2の戒めは、「自分を愛するようにあなたの隣り人を愛せよ」(マタイ22:39)ということです。「自分を愛するようにあなたの隣り人を愛せよ」というのは、どういうことでしようか。生命を懸けて、真の愛を実践しなさいということです。生命を投入しなければならないというのです。なぜ生命を懸けなければならないのでしょうか。生命を懸けなければ、第1に、サタンを屈服させられず、第2に、サタンの環境から抜け出せず、第3に、サタンの血統から抜け出せないのです。この三つです。たとえサタンの環境は抜け出せたとしても、サタンの血統はどうすることもできません。真の愛は生命を超越するのです。真の愛と関係を結んだ死後の世界神様には時間という概念がありません。時間の概念がないというのは、永遠に初めであり、終わりであるという意味です。過去も現在も未来も、同じだというのです。そのようになっても嫌でないように作用を起こすことのできる、神様が安息できる本質とは何でしょうか。そのようなものが問題になります。それは何でしょうか。全知全能の能力でしょうか。違います。神様の知恵、全知全能ではできないというのです。それによっては、安息できないのです。真の愛の力だけが可能です。神様も「真の愛!」と言えば、「そうか!」と言うのです。それ以外は、神様にとって必要ではないのです。私たちは最後、どこに行かなければならないのかといえば、霊界です。それは何を意味するのでしょうか。一般的に死後の世界だと言いますが、死後の世界ではありません。なぜ、死後の世界にならないのでしようか。真の愛と関係している世界だからです。真の愛と関係している世界なので、死後の世界ではないのです。真の愛を中心として出発したものなので、自分が真の愛の立場に立つようになるときは、既に今ここが霊界です。ですから、真の愛が偉大なのです。真の愛によって縦的な球形運動をしてこそ、上下、前後、左右が和合できるのです。縦は縦、横は横になって和合できなければ、上下、前後、左右全体が和合できないのです。統一が起こりません。真の愛だけが統一できるのです。そのため、統一教会が真の愛を中心とした統一理想世界を論じるのも、原理観に一致した結論なのです。神様は人間を引っ張ってくださろうとします。神様も息をするのです。真の愛の呼吸をされるのです。神様も宇宙に拍子を合わせるので、真の愛を中心として、宇宙が永遠に続くのです。真の愛に永生があるというのです。ですから、皆様はここまで行かなければなりません。そうしてこそ、神様の呼吸圏に入っていくのです。真の愛も息をするのです。宇宙の脈拍がこのようになるので、男性や女性が「ああ!私は嫌だ!」とは言えないのです。拍子が合うときは、互いが本当に愛し合わなければなりません。方向がすべて同じです。一方向です。すべて、神様を中心とした一つの方向なのです。天国に行くためには祝福の門を通過しなければならない霊界も肉界も、真の愛に従って動きます。その縦的な真の愛の主軸を中心として、環境的条件は自分自ら自動的に拍子を合わせるのです。「その共通分母は何か」と言うとき、過去の人も、現在の人も、何と答えるでしようか。「永遠性と同伴できる資格は何であり、私たち人間の世界で必要とするすべての欲求の要因は何か」と言うとき、それは真の愛だというのです。それは取るに足らない愛ではありません。真の愛です。それでは、真の愛とは何でしようか。縦横を通じて90度を備え、どこであれ角度がすべて合わなければなりません。東洋の家にも合い、西洋の家にも合い、南方型の家にも合い、北方型の家にも合い、五色人種(すべての人種)、文化背景、宗教背景がすべて違ったとしても、この道を一緒に行けるのが、正に真の愛です。今日、この世界には多くの人々が暮らしています。世界に60億以上の人が住んでいますが、統一教会で言う「祝福」の意味を知る人は、多くないでしょう。この「祝福」という言葉は、統一教会で初めて始まった言葉であり、その「祝福」という言葉を中心として、今まで祝福結婚行事をしてきたのです。それでは今後、人類はどこに行かなければならないでしょうか。全人類は、祝福の門を通らなければ天国に行けません。数多くの人がキリスト教を信じていますが、そのキリスト教自体も祝福という門を通らなければ、天国に行けないのです。このように言うとキリスト教では「統一教会の文鮮明総裁は独善的な発言をたくさんする」と不平を言います。このような考えをもつ人、またそのように言う人もいるかもしれませんが、それはその人たちの話であって、統一教会で語る祝福結婚は、堕落した人類にとって必ず行くべき道です。いくら反対しても、霊界と肉界を連結して天国に入っていくべき重大な問題となるのが、この祝福結婚だというのです。今日、一般の宗教を信じる人々は、「救い」と言えば、個人の救いを考えます。よく信じれば、自分は天国に行くと信じる立場です。しかし、本来の神様の理想について見てみれば、天国は一人で行くようにはなっていないのです。夫婦の霊人体私たちは、真の愛の理想を訪ねていく群れです。ですから、霊界の代弁者として立つために、真の愛の理想を自分の体に、現実に身につけて、その真の愛をどれほど横的な世界に植えるのか、種として蒔くのかという、ここから真の愛の心をもって互いに与え合いながら育つのです。このようにして、真の愛の実を結び、その夫婦が霊界に入るようになるとき、神様の永遠なる真の愛の圏に抱かれて、神様と一つの体になるのです。神様と一つになるのです。人は、この地上においてその殻がすべて老いていきますが、夫婦生活をして、真の愛で愛し合えば愛し合うほど、霊人体は美しくなります。それはどういう意味かと言えば、人間が長く生きれば生きるほど、内的な人間である霊人体は、最高の円熟した美男、美女になるということです。肉身という殻は服のように脱いでしまわなければならないのに、これが若いままでくっついていれば、どうするのですか。ですから、老いれば外的な面の殻はすべて使えなくなりますが、内的な中身は成熟して、永遠の未来の相続者となり、最高の美人になるのです。秋の豊かな実りになるのです。ですから、神様を直接愛する前に、皆様の足の先から、皆様の食べる食ベ物を愛し、物質を愛し、万物を愛し、皆様の体を愛さなければなりません。万物を愛することによって、万物の要素を吸収し、自分の体を愛さなければなりません。なぜ結婚しなければならないのか皆様の第1の父母は皆様を生んでくれた父母ですが、第2の父母は地球です。この地です。皆様は、皆様の肉身が大きくなれるように、地からその要素を供給されるのです。地が肉身の第2の父母です。第2の父母を経て、第3の父母に帰るのが死です。第3の父母のところには、そのまま行くのではありません。第3の父母のところに帰ろうとすれば、本来の父母だった神様の姿に似なければなりません。ですから、結婚はなぜするのかといえば、神様の姿に似るためにするのです。神様は二性性相としていらっしゃる方として、その二性が合体化した一体的な存在であられ、その神様の分I生的人格自体が男性と女性なので、彼らが合性一体化して種のようになり、神様の本性的な位置に帰らなければならないのです。ところが、その種を連結させるためには、真の愛の道理である結婚をしなければならないので、生まれながら真の愛を受け、成長しながらも真の愛を目標にして成長し、暮らしながらも真の愛を中心として暮らし、逝くときにも真の愛に帰るために逝かなければならないのです。その真の愛の道を行くという結婚の目標を中心として訪ねていかなければ、永生の方向が狂うという事実を、皆様は知らなければなりません。祝福結婚と永生は、真の父母から始まります。真の父母と真の愛で一体になるというのは、個人、家庭、国家、世界、天笛が完成し、神様の創造理想が完結することなのです。真の父母が生まれた所は人類の祖国であり、地上天国と天上天国の出発地になるのであり、神様の全権時代を迎えるようになるのです。ですから、滅びることなく全盛の時代へと発展するでしよう。大韓民国の国民は、訓読会を通して真の父母と超国家的に一体となり、万国に勝利圏を備えて、万国の祖国となりましよう!ありがとうございました。
2020.05.05
コメント(0)
一休さんのような機知(トンチ)ではありません。奇知=人とは異なる知恵すなわち神様の知恵世界平和を願う奇知の外の凡人が徒然なるがままに書く日記です。↓↓ にほんブログ村ランキング参加中。応援クリックお願いします。↓↓ 韓鶴子総裁御言選集 - 目次韓鶴子総裁御言選集 1巻 真の父母様を中心とした一つの世界 第1部 真の父母としての韓鶴子総裁の生涯 第2部 国家の復帰のための世界宣教戦略 第3部 伝統の伝承と相続 第4部 世界平和実現の課題 第5部 二世教育と未来の人材の養成 第6部 孝情天苑を中心とした理想天国のモデル 第7部 天一国安着のための祝福家庭の責任韓鶴子総裁御言選集 2巻 理想家庭と平和世界のモデル 第1部 真の愛運動と女性の役割 第2部 理想家庭と平和世界のモデル韓鶴子総裁御言選集 3巻 天一国と私たちの使命 第1部 平和世界に向かう道 第2部 神様と人類の希望 真の父母 第3部 天一国安着のための私たちの使命韓鶴子総裁御言選集 4巻 愛しき君よ 花咲かせたまえ 第1部 真のお母様はいかなるお方か 第2部 聖婚と天の新婦の道 第3部 荒野路程と真のお母様の勝利 第4部 女性時代の開幕と世界巡回 第5部 真の父母宣布と清平摂理 第6部 最終一体宣言と天一国時代 第7部 真のお父様の手紙 人類の涙をぬぐう平和の母 自叙伝 [ 韓鶴子 ]韓鶴子総裁御言選集 2巻 理想家庭と平和世界のモデル第2部 理想家庭と平和世界のモデル3. 真の家庭と私'このみ言は、1995年5月18日に中南米17ヵ国巡回講演で文鮮明総裁が語られたもので、以後、韓鶴子総裁が9月14日から10月26日まで開催された日本巡回講演と韓国大学巡回講演で宣布なさった。きょう、お話ししようと思うのは、「真の家庭と私」という内容です。世界で問題となっているのは家庭ですが、真の家庭とはどのような家庭かということを中心として、お話ししたいと思います。真の家庭とはどのような家庭か「今、私たちが生きている世界は、善の世界か、悪の世界か」と尋ねてみれば、誰もが「悪の世界である」と答えるでしよう。なぜ、悪の世界なのでしょうか。全世界の歴史を見ても、どの国の歴史を見ても、戦争の歴史が続いてきたという事実を、私たちは知っています。そのように世界が悪であるとすれば、すべての国が悪であるという話であり、すべての人、私たち自身も悪であると言わざるを得ないのです。私たち自身をよく見れば、私たちの体と心も闘っているという事実を否定できません。そうだとすれば、この闘いの起源はいったいどこにあるのかということが問題にならざるを得ないのです。「私」自体内に紛争があって平和の基地をもてないときは、いくら家庭が平和で、国と世界が平和だとしても、幸福になり得ないというのです。皆様が御存じのように、第一次、第二次、第三次世界大戦も終結しましたが、私たちの体と心を中心としたこの闘いは、未来まで続き得る闘いであることを、私たちはまるで知らずにいたのです。このような問題を中心として考えるとき、神様がいらっしゃるのであれば、私たちの体と心の闘いが、なぜこのように歴史性を帯びて続くようになったのかということが大きな問題になります。人間が罪を犯したというとき、罪を犯した人がそれを蕩減しなければなりません。罪を犯したこと自体に神様が責任を負い、干渉することはできないのです。それでは、体と心が闘う起源地はどこでしょうか。私たちの生命は父母から受け継ぎましたが、また父母をさかのぼっていけば、第1代の私たち人類の先祖の位置までさかのぼるようになります。すなわち、第1代の先祖であるアダムとエバの夫婦の愛に問題があったために、このようになったと見るのです。生命の起源は父母の愛によって始まります。ですから、私たちの生命が出発する前からこのような闘いが始まったと見るならば、父母が愛し合うその場が問題になったという事実を、私たちは考えざるを得ません。アダムとエバの愛が喜びの愛になれずに、相反する愛の起源となって生命の根が打ち込まれたことによって、私たち人間自体の紛争が始まったと言わざるを得ないのです。聖書は、アダムとエバが堕落することにより、エデンの園から追い出されたと記しています。追い出された人類の先祖が、子女を繁殖したのは事実です。追い出したアダムとエバについていって、神様が結婚式をしてあげたはずは絶対にありません。誰のもとで結婚式をしたのだろうかと考えるとき、堕落することによってサタンのもとで結婚式をしたということを、私たちは認めざるを得ないのです。体と心、夫婦、子女統一を願う真の父母堕落は、サタンによってエバが誘惑され、その誘惑されたエバがアダムを誘惑したところから始まりました。ですから、私たちの先祖であるアダムとエバが愛を中心として夫婦関係を結ぶとき、喜びの関係ではなく、相反する関係で結ばれることにより、その関係に根を置いている私たち人間も、体と心の闘争の起源を連結せざるを得ないという事実は、何よりも理論的なのです。堕落は淫乱によって始まりました。このような願わない愛の関係によってサタンと一つになり、善の先祖になれず悪の先祖となって、悪の愛と悪の生命と悪の血統の根をもつようになったのです。このようなことが事実であれば、私たち全人類の堕落した子孫が、家庭を越えて、氏族を越えて、国家と世界まで発展した今日、50億の人類はサタンの子孫であり、悪の父母の血統を受け継いだことを否定できないのです。私たちの体の中に、神様が最も嫌うサタンの血が蠢動しているという事実を、誰も考えられませんでした。これが問題です。それでは、この根をどのように清算するのでしようか。サタンが愛の根をどこに打ち込んだのかというと、体、すなわち肉身に根を下ろしたのです。もし堕落していなければ、体と心が一つになるのは自然の道理です。堕落することによって、天に相対する良心のプラスと、これに反対する体のプラスが衝突しているために、ここから闘争の歴史が始まったという事実を、私たちははっきりと認識しなければなりません。このため、神様は善悪の分立歴史を展開せざるを得ないのです。神様は公的であられるので、全体のために生きる道を選びながら、愛と平和の目的に向かう反面、サタンは私的立場を取り、全面的に善の側を破壊しようとする立場に立って、憎悪と戦争で永遠に人類が天の側に行けないよう、天と地上世界を滅ぼそうとしています。神様は、サタン側に回った人類を打てないので、人類を取り戻すために天の側が打たれて取り戻し、サタンは打って奪われる作戦を取らざるを得ません。サタンは私的なことを中心として、憎悪と闘争によって天を滅ぼすための破壊を、歴史を通して行ってきており、天は反対に公的な立場で、愛と平和によって再創造してきているのです。終末になれば、サタンは人類を支配してきた立場を天の側に奪われるようになるので、「神はいない」という無神論を提示して、人本主義と物本主義、そして共産主義の出現を助け、天の側の右翼とサタンの側の左翼の闘争を世界的に展開したのですが、天の側の勝利によって、第二次世界大戦以後、キリスト教文化圏の勝利と平和の世界に転換する大変革時代を迎えるようになるのです。今の時代は個人主義の王国時代です。真の愛を中心として願う天の家庭を完全に破壊させたフリー・セックス時代と父母否定時代であり、夫婦否定時代と子女否定時代であり、ホモやレズビアンなど、天の側を完全に破壊する地上地獄の時代ですが、これを天国に転換するためにメシヤの再臨があるのです。そのため、メシヤは真の父母として体と心の統一、夫婦統一、子女統一を願うのです。神様が願う家庭と「私』と世界を知らなければならない全世界的に今、問題は、私的にも公的にも、物質が先か精神が先か、無神論か有神論か、観念か実在か、進化論か創造論かということです。これをはっきりさせなければなりません。例を挙げてみましょう。動物世界を見れば、生まれるとき、目が先に生じます。その目は、物質それ自体です。その目が生まれる前に、太陽があることを知っていたでしょうか、知らなかったでしょうか。その目という物質自体は知りませんでしたが、生まれるときは、先に知った立場で、太陽を見ることができるように生まれたのです。知った上で生まれたというのです。空気があることを、その目自体は知りませんが、既に空気の中にはほこりが飛ぶことを知っていて、目をカバーするまつ毛が準備されていることが分かります。そして、目自体は知りませんが、あらかじめ涙を蒸発させる輻射熱があることを知り、目に涙腺を置いて防備するようにしたのです。本来の物質自体は知りませんでしたが、生じる前にそのような事実を知った上で生まれたというのです。結論として、私たちはこのことから、思惟と存在、精神と物体、観念と実在、有神論と無神論、創造論と進化論について論争する問題を解決できるというのです。ですから、確かに神様によって創造されたということを否定できません。そのため、本然の神様の創造理想世界に帰り、神様が願う家庭と「私」と世界をはっきりと知らなければならないのです。私たちの体と心を見れば、体は地獄の基地になっており、良心は天の国の基地になっているという、この二つの世界の分岐点をもっている人間であることが分かりませんでした。このような立場に立っている私たち自身を見ると、体が心を引っ張り回しているというのです。歴史を通じて、体が心を自由自在に引っ張ってきたというのです。もし良心が強くなれば、自然と天に帰っていくので、世界は既に天のみ前に立つことができたはずだというのです。また、この良心よりも、肉身が良心を引っ張り回すというのは、堕落するときにサタンと関係を結んだ偽りの愛の力が、堕落するときの良心の力よりも強かったということです。神様はこのようなことをよく知っているために、堕落した人類を放っておくことができず、この体が良心を引っ張り回す力を弱める作戦を行わざるを得ないのです。このように、歴史的に天が働くその救援的な役割をもたせて立てたのが、宗教だというのです。宗教の目的神様は、異なる文化的背景に従って多くの宗教を全世界に立てたのですが、心を引っ張り回す体を弱め、その力を取り除くことが宗教の目的であることを、今まで宗教を信じる信仰者は知らずにいたのです。堕落がなかったならば、宗教は必要ありません。誤ったので、これを修正するために宗教が必要だったというのです。ですから、神様は宗教を通して何をしようというのでしょうか。心を引っ張り回すこの体を追い詰めようというのです。皆様は、宗教を信じることによって救われ、キリスト教を信じることによって天国に行き、仏教を信じることによって極楽に行くと思っています。しかし、天国は神様の真の愛を中心として一つになった子女が入るようになっています。天国に入れるアダムとエバの家庭は、神様の子女として、血族であり、神様の愛を中心とした家庭とならざるを得ないのです。そのような家庭が入る所が天国であることを、今まで誰も知りませんでした。ですから、良心の力を強化するために、この体を打たなければならないのです。良心を解放させ、良心が体を自由自在に引っ張り、堕落していない本然の神様の愛の懐に帰らなければならないというのです。それでは、宗教がしなければならないこととは何でしょうか。体が最も嫌がることを提示することです。体が嫌がる「断食をしなさい」、「奉仕をしなさい」、「犠牲になりなさい」ということを言うのです。それだけではなく、最後には「祭物になりなさい!」と言います。祭物は血を流すようになっています。生命を懸けることができなければならないというのです。ですから、聖書で「自分の命を救おうとするものは、それを失い、それを失うものは、保つのである」(ル力11:33)という逆説的な論理を教えているのも、肉身が生きるままに行けば地獄に行くのであり、肉身を抑制して良心の解放圏を形成すれば天国に行くという意味です。私たちの体を完全に屈服させ、良心が絶対的な主体の立場に立つようになれば、私たちの良心は無限の欲望と無限の希望をもつようになっているのです。今日、歴史時代において数多くの宗教があり、数多くの宗教指導者がいましたが、その宗教指導者と宗教を信じる人々は、体を完全に占領して無の状態に立ち、良心を中心として本然的基準で天と相対できる立場に立った、解放された人間になれませんでした。私たち人間は、堕落することによって偽りの愛の根を中心として野生のオリーブの木になってしまいました。神様の真の愛を中心として根を打ち込むべき人間が、悪魔の愛を中心として根を打ち込んだために、野生のオリーブの木になったという事実を、どのように清算すべきでしようか。これは現在、生きている私たち人類が解決すべき、重大な宿命的課題として残っているのです。皆様自身を中心として見るとき、皆様の良心は、皆様のあらゆることについて、知らないことがありません。良心は「私」にとって、父母よりもさらに近い位置に存在することにより、永遠の愛をもって、永遠に神様の懐に抱かれることを願っているのです。世の中の父母は、結婚すれば別れることがありますが、良心は私を中心として、私が生まれる前から私と共に存在し、私を愛しながら、永遠に神様の子女として解放しようとするのです。それが良心の使命なのです。良心の願いは絶対的中心者を占領すること良心の世界には、師は必要ありません。ある国の教育を担当する大臣が、「良心を教育しよう」と宣布したという話を聞いたことがありますか。良心が本然の道を行くとすれば、「私」が一生の間、行くべき道をはっきりと知って、間違いなく神様の懐に帰っていけるようにすベて教えてくれ、導いてくれるということです。皆様が良心を中心として見るとき、良心が自分の一生のあらゆることを知っているのと同じように、霊界に行けば、地上で行ったすべての事実がはっきりと分かるようになっているのです。傷のない子女、すなわち永遠なる神様の真の息子、娘になるように働き掛けるのが私の良心の使命であることを、今まで知らなかったのです。霊界に行かない自信のある人はいますか。いずれにせよ、誰もが行くのです。皆様が霊界に入れば、すぐに名前が分かるようになっていて、皆様の一生だけでなく、数千代の先祖も一瞬にして分かるのです。そこは時空を超越した世界なので、良心に背く内容を残してはならないのです。そのため、良心は師よりも優っているという事実を知らなければなりません。ここには著名な方々と教授が来ていると思いますが、皆様は良心以上に教えてあげられる内容をもっていません。皆様の良心は、航海する船におけるコンパスと同じ役割をしています。皆様の中には、年を取った方々と若い方々がいらっしゃいますが、結婚するとき、相手が自分よりも劣ることを願う人はいますか。いません。また、「愛する相手が自分より10倍優れていることを願うか、100倍優れていることを願うか」と尋ねるならば、ためらうことなく「100倍!」と答えるのです。可能であれば、千倍、万倍、億万倍、もっと優れていることを願うのです。ですから、良心は最高の愛を求め、絶対的中心者を占領しようとするのです。私たちの先祖も、私たちの子孫も同じです。このような質問を神様にしてみても、同じ答えが返ってくるでしょう。皆様。欲心と欲望はすべてかなえられるという見込みはないでしょう?歴史始まって以来、今まですベての人々が、「良心の願いは達成できない、不可能である」という結論を下しています。しかし、ここに立っている私は「可能である」という結論を下しているのです。皆様の良心のふろしきはどれほど大きいでしょうか。良心の大きさはどれくらいでしょうか。良心が神様を占領したというとき、それで終わると思いますか。神様よりもっと大きいものがあれば、そのもっと大きいものを占領したいと思うのが良心の願いでしょうか。それとも、そこまでは願わないでしょうか。神様よりもっと大きいものがあれば、そのもっと大きいものを占領したいと思うのが良心の願いなのです。それでは、良心の願いはいったい何をしようというのでしょうか。宇宙で最高のものがあるなら、その最高のものも占領し、それ以上に大きなものがあっても、また占領しようとするのです。良心は、それほど大きなふろしきだというのです。神様が一番占領したいものは人間の真の愛それでは、神様の心はどれほど大きいでしょうか。人間の良心のふろしきと神様の心を比較すれば、どちらがより大きいでしょうか。神様の心が人間の良心より大きいとすれば、神様が一番占領したいと思うものは、この上なく大きな人間の真の愛だという結論が出てくるのです。神様が絶対的な方であるなら、一人でいて寂しいでしょうか、幸福でしょうか。皆様がいくら大統領でも、妻がいなくて一人で暮らすようになれば、かわいそうなのです。愛の対象がいなければかわいそうになるのです。神様も相対が必要でしょうか、必要ではないでしょうか。いくら神様でも、一人では寂しいのです。人間はお金がなければ寂しく、知識がなければ寂しく、権力がなければ寂しく思うのですが、神様はお金を必要とせず、知識も必要とせず、権力も必要としません。創造主だからです。神様に一番必要なものとは何かが問題です。神様のことを何と言いますか。神様は愛の王であられ、愛の主人であられます。もし愛の王であられ、新郎であられる方が神様であれば、相対者である王妃が必要だというのは絶対的原理です。それでは、「絶対的な神様の愛の相対になる方とはどなたでしょうか」と尋ねれば、どのように答えますか。それは、真の人間であるというのです。皆様はお金を必要とし、知識を必要とし、権力を必要としますが、妻がいなければ、すべて意味がありません。夫には妻が必要であり、子女が必要であり、妻は夫が必要であり、子女が必要です。そのような愛の対象が暮らす所が家庭です。私はここで、良心の願いをいっぱいに満たせる愛の主体であられる神様に侍り、その神様の愛の対象である男性と女性が一つになって、その愛の中で息子、娘を生み、幸福で豊かに暮らせる家庭こそ、神様の真の愛を中心とした地上天国の最初の出発基地になるということを主張します。私たち人間が、愛する相対が自分より何千万倍、無限大の価値ある存在として現れることを願うのと同じように、神様も、御自身の愛する相対が無限の価値のある存在になることを願うのです。そのような人が、真の人間です。皆様、そのような男性と女性が、正にアダムとエバだったという事実を知りませんでした。私たちに高い良心の願いが与えられたのは、神様が主体であれば、人間は対象の立場にある存在だからです。ですから、神様の分身ではなく、神様とは違う、別個の人格者だというのです。そのような対象に、神様より数千万倍価値のある存在になることを願う、良心に基づく欲望を許してくださったのです。それが良心の作用だということを、私たちは知らなければなりません。神様が創造当時、理想として願った真の愛、偉大な愛を中心として、人間と愛の関係を結び、一つになれる神人愛一体の家庭を築いたならば、今日、私たちは天国とか地獄とか言うこともなく、そのまま天国に入るようになるのです。ここで問題になるのは、神様の真の愛と人間の真の愛が、一つの主体的愛と相対的愛として一つになって一点から出発しなければ、神様の愛と人間の愛が異なる二つの愛として出発するようになり、二つの愛の方向と目的地になるということです。このようになるとき、神様と人間が願う絶対的理想世界を見いだすことはできません。この二つの愛が一点から出発できることを願った神様のみ旨は、堕落によって完全に停止してしまったというのです。真の愛と真の生命と真の血統を受け継ぐことによって救いが成就するサタンの愛を中心に偽りの父母が生まれ、偽りの愛、偽りの生命、偽りの血統を受け継いだ子孫なので、すべて地獄に行くのです。天国とは関係がありません。ですから、体の強い力を制御して、心が思いどおりにできる人を中心として、良心を通して神様の愛を占領しなければなりません。ところが、私たち人間はその事実を知らなかったのです。皆様。恋煩いというものを知っていますか。恋煩いにかかった人は、恋煩いにかかった動機を解決してあげれば、すべてが解決します。堕落した人間ですが、堕落していないアダムの本性が残っているので、それが恋煩いにかかったように神様の愛を慕い、また慕うというのです。良心は、「神様の真の愛を、どのようにして占領するか」と言います。お金があり、知識があり、権力があっても、自分の生命を懸けて愛する人を失ってしまえば、何の役にも立たないのです。皆様が心を解放して解怨成就させ、良心世界において360度に解放圏を形成すれば、その良心は自然に神様の真の愛と連結されるようになっています。愛のふろしきと良心のふろしきのうち、どちらが大きいかと言えば、愛のふろしきが大きいのです。なぜなら、良心は愛から始まったからです。良心を解放し、神様の真の愛と一つになって暮らしてから入る所、神様を中心とした愛の血族を準備して、彼らを中心に暮らしてから入る所が天国です。その愛を占領できなければ、永遠に天国に入れず、その日のために数千万年、待たなければなりません。堕落した人間は、神様の真の思想と経綸の明かりが神様の真の愛とともにともされて一体にならない限り、天国とは関係がありません。真の良心と真の愛が一つになって暮らす人は、自動的に天国に入ります。イエス様を信じても、神様の愛と結合できなかった人は、天国に入れないのです。体と心が闘う人は天国に入れません。サタンの血統を受けて紛争が起きている人は、天国に入れないというのです。このようなことを開拓すべきすべての宗教が自ら争うときには、「終わりの日」に、すべて滅びるのです。争う所には神様がいらっしゃいません。ですから、宗教を信じるというのは、体を打って良心を解放する断片的なものであって、これが救いの門を開く鍵ではないのです。神様の真の愛を中心として、真の愛と真の生命と真の血統を受け継がなければ、救いはあり得ないという事実を知らなければなりません。宗教を信じることによって救われるのではありません。宗教を信じるのは、体を追い込むためです。良心の解放圏を備えるようになれば、良心の願いは神様よりも高まるというのです。人間は神様に帰らなければならない皆様。自分がすることを良心が先に知るでしょうか、神様が先に知るでしょうか。良心が先に知るというのです。私たち人間は相対的な存在なので、夫と向き合う妻のように個性も人格も異なっているのです。もし神様が先に知るとすれば、人間は神様の分身であり、一つの体なのです。一人では、相対的な理想を完成できないというのです。人間は神様の真の愛から出発したので、対象的な人格者として神様に帰るのです。神様に帰らなければなりません。父母が100歳になり、息子も年を取って80歳になれば、父と息子は父子の関係はもちろん、友達にもなるのです。女性と男性は、力で比較すれば相手にもなりませんが、愛というものが介在すれば、妻と夫が互いに押したり引き寄せたりしながら、一つになるというのです。人間が神様のみ前に対象的な愛の存在になったとすれば、神様が喜ばれるでしょうか、喜ばれないでしょうか。神様は、神様の理想的な対象を未来の希望として願いながら、愛の対象が完成する前にこの宇宙をお造りになったのですが、愛の対象として完成したのちに、アダムとエバがそれ以上に大きいものを再び創造してほしいと言えば、神様にそれを創造できる能力があるでしょうか、ないでしょうか。私たちの良心の願いが無限であっても、それを創造してくださる神様であるということを知らなければなりません。このように無限な神様の真の愛を中心として、対象の価値をもつ存在として人間を造ったのですが、これを完全に失った人間になったので、再びこれを回復しなければならないのが人間の生涯であり、人類歴史の目的であるという事実を知らなければなりません。各宗教では、宗教の主人たちが再び来ると言いました。イエス様が再臨すると言い、仏教では弥勒仏が来ると言い、儒教は新しい孔子が来ると言い、イスラームのシーア派ではマフディーが来ると言ったのです。神様が宗教を立てた目的は何でしょうか。神様が一番愛する息子、娘、神様の骨と肉が一つになる、そのような愛する息子、娘を中心とした愛する家庭、愛する氏族、民族、国家を形成するのが神様のみ旨に違いないということを、はっきりと知らなければなりません。そうだとすれば、メシヤはどのような方かということを知らなければならないのです。永遠なる神様の真の愛を根として初めて地上に訪ねてこられ、すべての宗教が願う理想を完成する方が、再臨のメシヤであることを知らなければなりません。神様の真の愛によって夫婦が一つにならなければならないそうして、真の父母となり、失われた真の愛を中心として、真の生命と真の血統を理想家庭として地上に探して立てようというのが救援摂理の目的でした。堕落によって神様は、アダム家庭の真の母と息子、娘をすべて失ってしまいました。神様が触れられる真の息子、娘がいなかったというのです。神様の真の愛を中心として、血統的な関係をもてる神様の家庭がなかったのです。堕落した父母によって偽りの愛と偽りの生命と偽りの血統の因縁を結ぶことにより、私たちの体と心の闘いが起こりました。アダムとエバが怨讐になりました。アダムの二人の息子の間で殺戮戦が起こったのです。ですから、神様がこれを復帰するための救援摂理は復帰摂理なので、失われた真の体と心が一つになった息子、娘として、絶対的に一つになった夫婦と息子、娘が、神様の真の愛を中心として完全に一つとなり、神様と永遠に一緒に暮らせる真の家庭を築くのです。そして、新婦格であるキリスト教と連結させて、神様と血縁関係を結ぶことにより、神様の真の愛で統一された家庭、氏族、民族、国家、世界を再び編成しなければならないというのです。これが神様の救援摂理の完成です。この国の指導者の皆様。皆様の国が神様の祝福を受けることを願うでしよう。そのためには、神様の真の愛を中心として、体と心が一つとなった民にならなければなりません。神様の真の愛を中心として、夫婦が絶対的に一つになれなければならないというのです。神様の真の愛を中心として子女が絶対的に一つになれる家庭の数が多くなるとき、神様がこの国に来て暮らすようになるというのです。そのようになれば、自然にこの国も世界の中心国家にならざるを得ないのです。人間も、自分の一番愛する人が農村や貧民窟にいるとすれば、その愛する主体は対象が暮らす所に行って、共に暮らしたいと思うのです。どのような所でも、愛する人がいる所に行って暮らしたいというのです。それと同じように、神様も一番愛する息子、娘がいる所であれば、農村や貧民窟も天国になるのです。統一教会とはいったい何をする所なのでしようか。神様の真の愛を紹介する所であり、真の愛を中心として体と心を一つにしようとする所であり、体と心が一つとなったその夫婦を、絶対的に一つになるべき理想的夫婦にしようとする所です。その息子、娘は絶対的に別れることのない統一された兄弟にしようという、そのような主義をもち、神様の命令によってその使命を遂行するのが、統一教会であることをお伝えします。国際合同祝福結婚の意義偽りの愛による偽りの父母から、偽りの愛と偽りの生命と、そして偽りの血統によって始まったすべての汚されたものを完全に清算し、真の神様と真の父母の愛を中心として私たち夫婦が真の父母となり、神人愛が一体となった真の愛の種、真の生命の種、真の血統の種を接ぎ木してあげるための礼式が、国際合同祝福結婚式になるのです。堕落によって、偽りの愛、偽りの生命、偽りの血統の種を受け、偽りの結婚式をした家庭を反対に復帰するため、新しい結婚式に国際的に多くの家庭を参加させ、天の大きな祝福を伝授してあげようという礼式が祝福結婚です。日本の全国民が大きな祝福を受け、天国家庭に転換されて、地上天国に入籍する国民になることを願ってやみません。こうして、超国家的な血縁関係を結成し、神様を中心とした天宙的大家庭主義を形成することにより、真の父母主義、夫婦主義、兄弟主義を宣布して心情文化世界を成し遂げ、地上から天上世界まで、天国に入っていける解放された地上天国の世界を完成しようというのが、統一教会の目的です。第二次世界大戦以降、文鮮明総裁は全世界的に50年間、迫害を受けてきました。罪があったからではなく、自分たちを救うために多くの迫害を受けたことが分かる時代になったので、今や反対に、一番立派であると考えるようになりました。文総裁の手によって共産主義が滅びました。ゴルバチョフ大統領と金日成主席を教化させた人が文総裁です。滅びゆくアメリカを救うためには文総裁でなければならないという、希望的な体制をつくっておきました。韓半島の困難な政治的背景にも、文総裁が関係しているのです。中東もそうです。アメリカの共和党が40年ぶりに勝利したのも、文総裁が背後から影響を及ぼしたためであるという事実を知らなければなりません。アメリカの共和党が民主党に勝ったということに関して、背後で文総裁が関与していたという事実を皆様は知らなかったかもしれませんが、このような事実を見るとき、日本が文総裁をアメリカよりも先駆けて絶対的に占領するようになれば、世界の一等国家になるでしょう。文総裁は今まで、語ったことはすべて成し遂げてきました。全世界が文総裁をたたき潰し、葬り去ろうとありとあらゆることをしましたが、死なずに堂々と世界の頂上に立ち、きょうもこうして叫ぶことのできる立場に立ちました。それは天が愛するからであり、神様が絶対的に保護するからであることを知って、統一教会について生命を懸けて学んでみなければならないと思うのです。解放と自由と統一と幸福の天国きょう、このような意義深い日に出会い、信じるに値する立場で一番重要な事実について紹介したことを理解してくださり、どうか忘れずにこの道に従って、皆様が新しい覚醒のもとに決意し、皆様の家庭と皆様の国に祝福を誘導する指導者となるようにお願いします。これにより、理想的家庭が皆様の国に出発し始めるのです。皆様も御存じのとおり、私たち夫婦は真の父母として全世界に知られています。今日、私たち夫婦が本当に真の父母として、真の愛、真の生命、真の血続によって天と連結されたことが事実であれば、この地上には平和を成し遂げた「真の家庭と私」から、解放と自由と統一と幸福の天国が芽生えてくることを心に留めてくださるようにお願いします。皆様の家庭と国に神様の祝福があることをお祈りいたします。ありがとうございました。
2020.05.04
コメント(0)
韓鶴子総裁御言選集 - 目次韓鶴子総裁御言選集 1巻 真の父母様を中心とした一つの世界 第1部 真の父母としての韓鶴子総裁の生涯 第2部 国家の復帰のための世界宣教戦略 第3部 伝統の伝承と相続 第4部 世界平和実現の課題 第5部 二世教育と未来の人材の養成 第6部 孝情天苑を中心とした理想天国のモデル 第7部 天一国安着のための祝福家庭の責任韓鶴子総裁御言選集 2巻 理想家庭と平和世界のモデル 第1部 真の愛運動と女性の役割 第2部 理想家庭と平和世界のモデル韓鶴子総裁御言選集 3巻 天一国と私たちの使命 第1部 平和世界に向かう道 第2部 神様と人類の希望 真の父母 第3部 天一国安着のための私たちの使命韓鶴子総裁御言選集 4巻 愛しき君よ 花咲かせたまえ 第1部 真のお母様はいかなるお方か 第2部 聖婚と天の新婦の道 第3部 荒野路程と真のお母様の勝利 第4部 女性時代の開幕と世界巡回 第5部 真の父母宣布と清平摂理 第6部 最終一体宣言と天一国時代 第7部 真のお父様の手紙 人類の涙をぬぐう平和の母 自叙伝 [ 韓鶴子 ]韓鶴子総裁御言選集 2巻 理想家庭と平和世界のモデル第2部 理想家庭と平和世界のモデル1. 神様が臨在される家庭をつくろう*このみ言は、1981年11月12日、韓国ソウルのロッテホテルで開催された第10回「科学の統一に関する国際会議」に参加した世界の学者の夫人たちに宣布されたものである。世界で最も平和を愛する韓国人皆様、東洋にある私どもの国においでくださいまして、心から感謝を申し上げます。文先生と私は、長い間、私どもの故国に皆様をお招きしたいと切望しておりました。10年間にわたり、その考えを温めてまいりました。皆様に御覧いただきたいものや、してさしあげたいことについて多くを話し合いました。皆様方が韓国においでくださいましたことは、非常に意義深いことでございますし、私も皆様方すべてに深く感謝申し上げます。伝統的に、韓民族は白い衣装をまとうことを好みます。韓民族は、神様を非常に深く愛しておりますため、神様の清さの象徴として白い衣服を着たいのです。また先祖を非常に尊敬しておりますし、平和を愛好する民族です。何百回も他の国々は我が国を侵略してまいりましたが、私どもはいつもそれを乗り越えてきました。そして、5000年の歴史において、韓国は、一度たりとも他国を侵略したことがありません。このため我が国は、「静かなる朝の国」として知られております。韓国動乱の折には、信じられないほどの惨事を被りました。しかしながら、神様は本当に私どもを助けてくださいました。世界16ヵ国の青年が、援助に来てくださったのです。その時には、韓国の全国民が国連軍と一緒に固く団結しました。その団結によって、共産主義から自由を守ることができたのです。1970年代から、韓国民は一生懸命働いてまいりました。今日韓国は、世界で最も経済成長の速い国の一つとして認められています。この成長ゆえに、1988年度のオリンピック主催地として韓国が選ばれました。この世界的行事の主催国に私どもが当たりますことを有り難く思っています。 偉人たちの妻の内助偉大な人物の背後には、いつも夫人がいると申します。この意味におきまして、私は心から皆様方を尊敬いたしております。皆様方は、人類に貢献するために多くのものを創造なさった御主人を援助してこられたからです。私も、夫である文先生の素晴らしき援助者たらんと心掛けております。しかしながら、御存じのように、先生の理想と目標が非常に高いため、困難なことではあります。どれほど私が夫を助けるため、良き働きをしているであろうかと考えることがあります。私は一度も採点表を受け取ったことがありませんから、もし皆様が先生に尋ねる機会がございましたら、聞いて、その返事を私に知らせていただきたいと思います。いずれにしましても、私は12人の愛すべき子供をもうけましたから、先生が少なくとも1個は私にメダルを下さるであろうと希望しております。韓国の歴史におきましては、非常に尊敬されてきた、多くの素晴らしい女性がおります。その婦人たちは、家族に栄誉を捧げました。韓国が他国から侵略された時には、多くの婦人が、その夫の戦いを助けるために命を捧げました。歴史の中における妻の役割今日、世界情勢は暗くなりつつあります。多くの家庭が崩壊していっております。これを目の当たりにして、私の心は痛みます。婦人は愛を捧げて、犠牲精神を発揮しなければならないと思います。どの家庭にも、神様が臨在なさるようになれば、父母と子女は、神様の愛と希望を分かつようになるでしょう。家庭が社会の柱石となっていくことによって、私たちの国と世界は非常に美しく、神様の愛で満たされるようになるでしょう。一なる神のもとで、私たちはみな一つの家族となることでしよう。きょうは、精神と力のすべてを傾けて、子孫のためにより良き世界を建設することを目指して、皆様方は御主人と共にここにいらしてくださいました。皆様一人一人と、よりお近づきになれたらと私は願っております。皆様方が帰国なさいましたあとも、愛と友情を分かち合いたいと切望いたしております。私どもの国での皆様方のひと時が、生涯の心楽しい思い出となりますよう、心から祈るものでございます。まことにありがとうございました。一休さんのような機知(トンチ)ではありません。奇知=人とは異なる知恵すなわち神様の知恵世界平和を願う奇知の外の凡人が徒然なるがままに書く日記です。↓↓ にほんブログ村ランキング参加中。応援クリックお願いします。↓↓
2020.05.03
コメント(0)
韓鶴子総裁御言選集 - 目次韓鶴子総裁御言選集 1巻 真の父母様を中心とした一つの世界 第1部 真の父母としての韓鶴子総裁の生涯 第2部 国家の復帰のための世界宣教戦略 第3部 伝統の伝承と相続 第4部 世界平和実現の課題 第5部 二世教育と未来の人材の養成 第6部 孝情天苑を中心とした理想天国のモデル 第7部 天一国安着のための祝福家庭の責任韓鶴子総裁御言選集 2巻 理想家庭と平和世界のモデル 第1部 真の愛運動と女性の役割 第2部 理想家庭と平和世界のモデル韓鶴子総裁御言選集 3巻 天一国と私たちの使命 第1部 平和世界に向かう道 第2部 神様と人類の希望 真の父母 第3部 天一国安着のための私たちの使命韓鶴子総裁御言選集 4巻 愛しき君よ 花咲かせたまえ 第1部 真の父母としての韓鶴子総裁の生涯 第2部 国家の復帰のための世界宣教戦略 第3部 伝統の伝承と相続 第4部 世界平和実現の課題 第5部 二世教育と未来の人材の養成 第6部 孝情天苑を中心とした理想天国のモデル 第7部 天一国安着のための祝福家庭の責任人類の涙をぬぐう平和の母 自叙伝 [ 韓鶴子 ]韓鶴子総裁御言選集2 - 理想家庭と平和世界のモデル第1部 真の愛運動と女性の役割16. 「アベル女性国連」創設宣布と平和世界の創建*このみ言は、2012年10月27 日、アメリカ、ラスベガスで開催された「アメリカ世界平和女性連合」創設20周年記念式で宣布されたもので、文善進世界会長が代読した。尊敬する世界各大陸および全米50州からお越しになった内外貴賓、平和指導者、女性代表、そして親愛なる「世界平和女性連合」の会員の皆様!きょうここアメリカのラスベガスで「アメリカ世界平和女性連合」創設20周年を記念して開催される歴史的な「アベル女性国連アメリカ大会」に参加された皆様を、天上にいらっしゃる私の夫、文鮮明総裁と共に温かい心で歓迎いたします。まずは2012年9月15日に韓国で挙行された文鮮明総裁の聖和式の際に、全世界194ヵ国の700万人の指導者の皆様が送ってくださったこの上ない愛と尊敬、そして慰労の弔問と参拝に、深く感謝申し上げる次第です。文総裁は、かつて人類の救世主、真の父母としてこの地に来られ、神様の摂理的目標である創造本然の理想世界のビジョンを満天下に宣布して、この地球星にこれ以上葛藤と戦争がない永遠なる平和世界を創建するために、全力投球、死生決断の人生を送ってこられました。2012年7月16日にも、アメリカで多忙な日程を終えられ、摂理史的に神様の祖国として宣布した韓国に到着するとすぐに、世界194ヵ国の女性の代表や指導者をはじめとする2万5000人以上の内外貴賓が清心平和ワールドセンターに雲集する中で、新たな時代における平和世界の創建の主役となるべき機関としての「アベル女性国連」の創設大会を開催されました。愛する世界女性指導者の皆様。その大会が、文総裁が地上で主催された最後の摂理的行事となり、活動となりました。その後50日余りの間、地上の摂理を整理された後、「今やすべて成し遂げました!」という最後の祈祷を捧げ、天上へと聖和されました。愛する世界女性指導者の皆様。これから皆様は、私と共に文総裁が最後に主管された「アベル女性国連」創設の摂理的な使命を成し遂げるべき重い責任があるということを肝に銘じてくださるよう願います。皆様もよく御存じのとおり、国連は、第二次世界大戦が終わり、世界人類が悲惨な戦争の惨禍の中で耐えきれぬ苦痛に遭いながら、これ以上この地に戦争があってはならないという切実な平和の念願が込められ、神様のみ旨によって創設されました。しかし、今日の現実はどうでしょうか。過去60年を越える国連の歴史の中で、朝鮮戦争をはじめとする数多くの局地的な戦争を防ぐことができませんでした。冷戦は終息しましたが、今も世界の随所では、貧富間の葛藤、人種間の葛藤、さらに宗教間の葛藤によって、大小の戦争が絶え間なく続いています。結局、国連は創設趣旨である究極的な世界平和維持という本然的な使命を果たせないまま、挫折を繰り返しているではないでしょうか。創設当時から国連は、冷戦の対決構図におけるアメリカとソ連の妥協的な結果物であったので、個別的な国家の利益を超越した究極的な世界平和の具現にあたり、限界をはらんでいたのです。したがって、文総裁と私は、神様のみ旨から見て今の国連はカイン的な位置を抜け出せずにいると公表しました。それゆえ、創造本然的な世界平和の永遠なる定着のためには、国連の改革が絶対的に必要であると主唱しているのです。尊敬する平和指導者の皆様。しかし、今の国連は、問題の解決のためにそれぞれの国家利益を調整する段階から壁に突き当たり、一歩も前進できずにいるのではないですか。そのため、現在まで歴史的に男性中心のGO(Governmental Organization: 政府機関)に依存してきた世界平和定着の限界を克服するために、これからはNGO(Non-Governmental Organization:非政府組織)を中心として、女性平和運動が現場の問題を解決する新しいシステムとして定着しなければならないと主唱するのです。そしてこの女性平和運動は、個人や一つのNGOの次元では成し遂げることができず,全世界的な組織との連帯によってのみ可能なのです。それゆえ、きょうのこのアベル女性国連の創設を基点として、女性平和運動が「グローバル・ウイミンズ・ピース・ネットワーク(Global Women's Peace Network:GWPN)」として現場に定着することを願います。振り返ってみますと、きょうこのように「アベル女性国連」の歴史的な創設大会が開かれるようになったのは、文鮮明総裁と私が共同で、1992年4月、ソウルの蚕室のオリンピック・メーンスタジアムにおいて、世界70ヵ国以上の女性代表と15万人を超える韓国の女性たちが雲霞のように集まる中、「世界女性時代の到来」を宣布し、天意に従って女性平和運動の中枢機関として「世界平和女性連合」を創設したのがその出発でした。「世界平和女性連合」の創設は、決して一つの女性団体をつくって残すことを目的としたのではありません。それはフェミニズム、男女平等、女性労働運動など、主に男性を相手とした、外向的で、政治的で、闘争的な、世俗的女権回復の運動ではなく、神様の創造理想世界の実現という摂理史的意義をもつ、新たな次元のグローバルな平和運動です。このような創立の摂理史的意義をもって出発した女性連合は、「ため」に生きる真の愛の模範的な実践運動を全世界に展開しなければならないという文総裁の創設メッセージの精神にしたがって、過去20年の間、地球村の至る所で、人種や宗教、言語、国境の障壁を越え、「純潔な愛、幸せな家庭、平和な世界」の理想と平和ビジョンを実現するために、多様な活動を展開してきました。特に、真の母性愛を土台とした真の愛の家庭を確立する運動や、女性の地位向上のための多様な教育プログラムおよび支援と奉仕活動、そして国際的な葛藤解消と和解運動を展開しながら、目覚ましい発展と成長を遂げました。また、1993年9月に行われた私のニューヨーク国連本部での特別招請講演を契機に、「世界平和女性連合」は3年にわたる努力の末に、国連経済社会理事会NGOの最高地位である「第一領域NGO諮問機関」の地位を獲得し、それ以降、4年ごとに活動実績の評価を厳正に受け、その地位を3回連続して再承認を受けるという快挙を達成してきました。3400以上の国連NGOの中で、このような最高の国連NGOは、たった140団体しかないのですから、より一層その価値を認められていると考えられますので、これまでの皆様の労苦に感謝申し上げます。1997年から私の指導のもとに、毎年、1年も欠かさず開催している「中東女性平和会議」も、中東20ヵ国以上の女性指導者の多大なる関心と参加の中で、徐々に具体的な現場活動へと拡大発展しながら、中東の女性指導者による、宗教の葛藤を越えた人権と平和のための活動の求心点となりつつあることは、実に大きな成果であると言えます。2012年6月にも、ジュネーブにおいて、国連人権理事会と合同で「災難と葛藤で苦しむ子女たちのための対策」という主題をもって、中東の18ヵ国の女性指導者と、ジュネーブ駐在の各国の大使をはじめとした外交官、国連機構の代表、そして世界的なNGO代表など、180人以上の参加者が真摯に懸案を討議し、その合意内容を現場の活動につなげることを決議したとの報告を受けました。また女性連合のすべての組織では、地球村各地の自然災害と飢餓問題の解決のために、積極的に支援活動をすることはもちろん、特に女性連合の世界本部である韓国において、北朝鮮の子供と女性のための支援事業として「私たちが持つもののうち、小さなものからでも分かち合おう」というスローガンのもと「地球家族愛1パーセント運動」を展開し、韓国と北朝鮮の和解運動においてたくさんの実績を収めていることをうれしく思います。このように女性連合が創立以来、国連のNGOの最高地位である「第一領域諮問機関」の地位に至るまでに、初心を忘れず、変わらない心で、黙々と女性平和運動の道を開拓してこられた会員の皆様と、激励と参与を惜しまなかった女性指導者の皆様に限りない感謝の拍手を送る次第です。しかし、女性連合が中心となって繰り広げてきた世界平和運動は、この段階にとどまるわけにはいきません。一段階さらに発展させ、全世界の女性指導者やNGOと連携して力を合わせ、究極的平和世界創建の道に邁進しなければならないのです。そのためには、女性連合が女性NGOの次元を超え、全世界の政府や団体、個人を一つにまとめて共に前進するアベル女性国連という大きな機構の創設が絶対的に必要であり、これは神様の摂理的な絶対命令なのです。私は、今日、このような天宙史的で革命的な変化の時代を迎え、全人類の半分を占める世界の女性たちが、このような歴史的使命を認識し、活動の幅を全地球的な領域に拡大するために、「アベル女性国連アメリカ大会」を開催するに至ったことを、心より祝い、激励する次第です。愛する女性平和指導者の皆様。今日、人類の行くべき道はどこにあるのでしょうか。結局、人類の諸般の問題は、真の父母である私たち夫婦が、天より授かり、生涯をかけて主唱し教育してきた「一つの神様のもとの一家族」思想、すなわち神様を中心とした真の愛の教えによって解決するしかないのです。この思想こそが、人類に平和と幸福の道を探し出してくれる唯一の道だからです。今日、私たちが生きているこの時代は、歴史を変え、霊界と地上界を一つにし、神様が太初より願われた理想天国をこの地上に創建しなければならない歴史的な天宙的大革命期です。これ以上、延期したり延長したりするような時間はありません。天は既に2013年1月13日を「基元節」として宣布しました。したがって人類は、これから天命に謙虚な姿勢で従わなければならない時です。天上で摂理を経綸なさる平和の王であられる人類の救世主、真のお父様と、地上の真のお母様の導きに従い、残された期間を、全力投球、死生決断をしなければならない宿命的な時が、今日、私たちの前に近づいてきたことを肝に銘じてください。愛する女性指導者の皆様。今や人類の行く道ははっきりしました。天が真の父母様を通して明らかにしてくださった「Dデー」を前に、躊躇することがあるでしょうか。もう3力月も残っていません。皆様のアベル女性国連を中心とした平和世界創建の多忙な前途には、天の祝福が共にあるでしょう。しかし、アベル女性国連が何よりも優先すべき運動は、正しい価値観の教育と、よりために生きる真の愛の真の家庭運動であることを、もう一度強調したいと思います。戦争や葛藤は、利己的な動機から、領土や財産など、他人の物を奪おうとするときに起こるものです。その反面、平和は、他人のために自身を投入するとき、すなわち真の愛を与えるときにやって来るのです。新しい世界的現実から顔を背け、直視できない指導者は、荒波のように押し寄せる変化に洗い流されてしまうでしょう。今、私たちは、新たな機会と価値観を迎えるに当たって、果敢に進んでいかなければならない時であると確信します。愛する女性指導者の皆様。女性は、男性の補助者や保護の対象ではなく、神様の片方の一性を代表した立場で、むしろ男性を全きものとしてあげる独立した人格者です。また真の愛の理想を中心として、女性は男性の貴い愛の対象者です。価値的から見て、男性と女性は絶対平等な存在なのです。本然の真の愛で一つになった男性と女性は、互いに同じ地位に立つ同位権をもつようになります。また、いつ、どこでも共にいる同参権をもちます。さらには互いのものを第二の自分のものとして共有する、理想的な相続権を得るようになります。このように神様の真の愛の理想のもとに一つになった男性と女性は、同位権と同参権だけではなく、互いのものを自らのものとして共有することによって、真の愛を中心として価値的に完全に平等な存在となるように創造されました。ですから、男性と女性は、互いに相手の特性と気質と役割をまねたり、それを羨んで奪ったりする対立と敵対の関係ではありません。真の愛で自分のものを相手に与え、相手側をさらに完成させてあげながら、より大きな次元で一つになることによって、互いに共有する関係です。そうして21世紀には、女性は男性と共に世界史の主役となり、平和世界のための牽引車の片方の車輪を担当しなければなりません。力と技術の世紀ではなく、愛と平和文化の世紀を創建していく中心において、女性の役割は一層重要になりました。真の自由と平和と幸福があふれる統一の世界を建設する、真の母の道、真の妻の道、真の娘の道、そして真の女性指導者の道を行く皆様となってくださることをお願いいたします。文総裁は私たちに、「正午定着」の生活で影のない人生を生きていくことを強調されました。私たちがみな発光体となり、光を与える人生を送るなら、影のできる隙がありません。受け取る者は負債を負う者です。皆様はこれから過去の借金を返すために、哀れで貧しい者の涙をふいてあげ、暗い所を照らしてあげる永遠なる真の愛の発光体となる人生を送るよう願います。最後まで傾聴してくださった皆様と皆様の家庭と事業に神様の祝福が共にあることをお祈りいたします。ありがとうございました。一休さんのような機知(トンチ)ではありません。奇知=人とは異なる知恵すなわち神様の知恵世界平和を願う奇知の外の凡人が徒然なるがままに書く日記です。↓↓ にほんブログ村ランキング参加中。応援クリックお願いします。↓↓
2020.05.02
コメント(0)
韓鶴子総裁御言選集 - 目次韓鶴子総裁御言選集 1巻 真の父母様を中心とした一つの世界 第1部 真の父母としての韓鶴子総裁の生涯 第2部 国家の復帰のための世界宣教戦略 第3部 伝統の伝承と相続 第4部 世界平和実現の課題 第5部 二世教育と未来の人材の養成 第6部 孝情天苑を中心とした理想天国のモデル 第7部 天一国安着のための祝福家庭の責任韓鶴子総裁御言選集 2巻 理想家庭と平和世界のモデル 第1部 真の愛運動と女性の役割 第2部 理想家庭と平和世界のモデル韓鶴子総裁御言選集 3巻 天一国と私たちの使命 第1部 平和世界に向かう道 第2部 神様と人類の希望 真の父母 第3部 天一国安着のための私たちの使命韓鶴子総裁御言選集 4巻 愛しき君よ 花咲かせたまえ 第1部 真の父母としての韓鶴子総裁の生涯 第2部 国家の復帰のための世界宣教戦略 第3部 伝統の伝承と相続 第4部 世界平和実現の課題 第5部 二世教育と未来の人材の養成 第6部 孝情天苑を中心とした理想天国のモデル 第7部 天一国安着のための祝福家庭の責任人類の涙をぬぐう平和の母 自叙伝 [ 韓鶴子 ]韓鶴子総裁御言選集2 - 理想家庭と平和世界のモデル第1部 真の愛運動と女性の役割15. より重要になった女性の役割"このみ言は、2012年3月26日、韓国武昌浦のビーチパレスで開催された「世界平和女性連合」創設20周年記念「世界女性平和ネットワーク総会」で宣布されたものである。親愛なる「世界平和女性連合」世界指導者の皆様!きょうここ大韓民国の西海岸にある美しい武昌浦で開催される「世界平和女性連合」創設20周年記念行事に、このように世界各地からお越しいただいた指導者と会員の皆様を温かい心で歓迎し、私と共に女性連合の共同創設者である文鮮明総裁と神様に深い感謝と栄光を捧げる次第です。目覚しい発展を成し遂げた女性連合の20年1992年4月に、ソウル蚕室のオリンピック・メーンスタジアムに世界70ヵ国以上の女性代表と15万人以上の韓国女性指導者たちが雲霞のように集まる中で、「世界女性時代の到来」を宣布し、女性平和運動の中枢機関として創設された女性連合が、創設20周年を迎えるようになり、感慨深いものがあります。去る20年の間、地球村の津々浦々で、真の母性愛に基づいた真の愛の家庭確立運動と、女性の地位向上のための多様な支援、および教育プログラムを運営しながら、目覚ましい発展と成長を遂げました。私は、女性連合の創設初期より、各大陸や国々での巡回講演を通し、女性連合の世界的な組織と活動基盤を築いてきており、早くから世界160ヵ国に派遣した1600人の日本の女性連合のボランティア会員をはじめとして、全世界の会員たちを総動員しました。また1993年9月に、ニューヨークの国連本部で開かれた私の特別招請講演をきっかけに、「世界平和女性連合」は3年にわたる努力の末に、国連経済社会理事会NGO(非政府組織)の最高の地位である「第一領域NGO諮問機関」の地位を獲得しました。特に、新千年紀を迎えながら国連で制定した「新千年開発目標」を実現するために、会員の皆様が献身的に努力した活動実績の結果として、4年ごとにその地位に対する再承認を連続して受けた快挙を成し遂げたことをうれしく思います。1997年から私の指導のもとに毎年、1年も欠かさずに開催している「中東女性指導者平和会議」は中東20ヵ国以上の女性指導者の大いなる関心と参加の中で、徐々に具体的な現場活動へと拡大発展しており、実に大きな成果と言えます。平和世界建設の驚くべき成果そして2000年から毎年各大陸を巡回しながら開催されている「世界女性指導者ワークショップ」は、地球村の津々浦々での現場活動の経験と知恵を分かち合い、未来のビジョンを共有して協力する美しい集会として定着しました。そこからさらに一段階発展し、世界本部である韓国をはじめとして、日本、アメリカ、国連事務局、アジア、ヨーロッパ、オセアニア、カナダ、中南米、アフリカ、北東アジアなど、世界の大陸別や国別に、現場の要求に応じたプロジェクトを開発、運営しながら、女性の力が社会を変え、平和世界の建設に驚くべき成果を出しているのを見ると、とても誇らしく、また有り難く思います。このように創立以来、今日、国連のNGOの最高地位である「第一領域諮問機関」の地位に至るまでに、初心を忘れず,変わらない心で、黙々と女性平和の道を開拓してこられた会員の皆様にも限りない感謝と愛の拍手を送ります。尊敬する内外貴賓、そして愛する「世界平和女性連合」の会員の皆様。今も世界の至る所で、戦争と疾病、飢餓、また自然災害によって、毎年数千万人の罪なき人命が犠牲になっています。宗教、政治、教育、文化、思想など、どの分野を見渡しても、個人はもちろん、集団に至るまで、極度の利己主義と我執の沼に陥り、徹底して門を閉め、錠をかけています。疎通のない、不通の世界に転落してしまったのです。結局、人類の諸般の問題は、真の父母である私たち夫婦が天より授かり、生涯をかけて主唱し、教育してきた「神様のもとの人類一家族」思想、すなわち、真の愛の教えによって解決するしかないのです。この思想だけが、人類に平和と幸福の道を探し出してくれる唯一の道だからです。天が準備した韓半島皆様。しかし、その道は決して平坦な道ではありません。多くの血と汗と涙が要求され、時には耐え切れぬほどの犠牲が要求されたりもします。なぜならば、神様の子女として創造した人間が堕落し、サタンの血統を受け、暗闇の中に落ちてしまったその瞬間から、神様は苦痛の中におられるからです。骨がきしみ、身が震える凄絶な苦痛の中で、数千、数万年を耐え、待ち続けてこられた皆様の父が、どれほど長く険難な蕩減のトンネルを経てこられたか、考えてみましたか。指導者の皆様。神様はこのような苦痛の中で、数千年間、静かに韓民族を育て、準備させてきました。2000年前、御自身のひとり子イエス・キリス卜をこの地に送られ、彼を通して人類を救援しようとされた歴史を、皆様もよく御存じでしょう。しかし、結果はあまりにも悲惨に終わってしまいました。イエス様をメシヤとして受け入れ、絶対信仰、絶対愛、絶対服従の道を行かなければならなかったユダヤ教の指導者たちとイスラエル民族が、逆に彼を十字架の道に追いやってしまったではないですか。しかし、「成し遂げられた」という霊的救援の一言の言葉を静かに残して忽然と逝かれたイエス様ですが、その再臨は、2000年間の悲しみの準備期間を経て、ついに遠く離れたこの韓半島で実を結ぶようになったのです。韓民族は、昔から神様を先祖の中の最高、最上の先祖としてあがめ敬って生きてきた天孫民族です。ただお一人であられる万人の先祖、その方を「お一人のお方」、すなわち「ハナニム」と呼び、主人(昼と夜の創造主)として、侍ってきたのであり、したがって、すべての数の根源も「ハナ(一)、トウル(二)」から始まったのです。このような「ハナニム(神様)」を原初の先祖として、侍ってきた民族なので、韓民族の精神と伝統の中には、共生、共栄、共義の魂が存続してきたのです。5000年を超える歴史を守ってきながらも、他の国や民族を侵略したり、略奪したりしていない「弘益人間」(広く人間世界に利益をもたらすこと)の血脈が通っている選民です。さらには韓国の歴史の中には、人間の人生の根本徳目になる孝と忠と烈の魂が生き生きと息づいています。このような崇高な伝統は、取りも直さず天がこの韓民族を準備し、その伝続の上にメシヤを立てるための基台の摂理だったのです。そうしてこの韓半島の精気を受けて、人類の真の父母、万王の王が、天の印を受けて顕現されるようになったのです。実体的天一国時代に備えなければならない愛する女性連合の会員の皆様。そして、女性指導者の皆様。今や人類の行く道は明確になりました。天が真の父母様を通して明らかにしてくださった天一国の「基元節」の宣布日まで、あと1年しか残っていません。皆様の忙しい壮途には、天の祝福が共にあるでしよう。人類歴史の流れを摂理史的な目で見てみると、時代の変遷は大きく3段階に大別されます。1番目は「物情時代」、すなわち物本主義的物質優先時代です。そして2番目には、「人情時代」、すなわち人間の知識と天の公平な感情を前に立てて世界を支配してきた人間中心主義時代です。しかし、このような時代は過渡期的な時代です。人間が堕落性を脱ぎ捨てて本然の姿を取り戻し、神様を父として、侍り、統一された一つの家族となって暮らす時代に入っていく上で、通過しなければならない過程的な時代なのです。祝福結婚を通して内外両面で聖別された土台の上に絶対的な基準を立て、ために生きる人生の道を行く最終段階の時代が「天情時代」です。すなわち、お一人の神様の心情に回帰する天一国の時代を開いていく時が、今日の私たちが生きている、正にこの時代だということを重ねて肝に銘じてくださることを願います。実体的天一国時代が広がれば、この地上に「霊連世協会」が中心軸の位置に立ち、初めて万有を治めるようになるでしよう。霊界と肉界を連結して実体的な統一を完成し、天理と天道によって摂理を経綸するようになるという意味です。この地で世俗的な次元の選挙をこれ以上見る必要はなくなり、交叉祝福結婚を通して人類は一つの家族となり、太平聖代を享受しながら平和と幸福を享受するようになるでしよう。そのような日が、もう私たちの目の前に迫ってきているのです。その日を準備する一環として、私は2010年2月14日を期して「天暦」の出発を満天下に宣布しました。既存の陽暦と陰暦はカインとアベルの立場で、新しく摂理を記録して明示する「天暦」を補助するようになります。正しい価値観の教育と真の家庭運動が急を要する事態今から皆様は、真の父母様の教えを骨に刻みつけて実践する人生を生きなければなりません。選択の余地がありません。今から準備しなければ、間違いなく落伍者になるからです。7000メートルを超えるヒマラヤ山脈を往来し、越冬する鶴(アネハヅル)の勇気と気概を、私たちも学ばなければなりません。会員の皆様は、宇宙の公法と原理に立脚して、家庭を天道に合うように全きものとし、社会と国を正しく立てる仕事に特別な使命感をもって進んでいかなければならないと思います。しかし、何よりも優先すべき運動は、正しい価値観の教育に伴う、ために生きる真の愛の真の家庭運動であることをもう一度強調します。また皆様は、神様の祖国として宣布された南北韓の統一および世界平和においても、理念教育と真の愛の実践によって、先導的役割を果たさなければならないのです。戦争や葛藤は、利己的な動機から、領土や財産など、他人の物を奪おうとするときに起こるものです。その反面、平和は、他人のために自分を投入するとき、すなわち真の愛を与えるときにやって来るのです。ために生きる人生の道を行く最終段階の「天情時代」に、冷戦の終息とともに平和と社会正義に対する新しい希望が急速に地球星に広がっています。新しい世界的現実から顔を背け、直視できない指導者は、荒波のように押し寄せる変化に洗い流されてしまうでしょう。今、私たちは、新たな機会と価値観を迎えるに当たって、果敢に進んでいかなければならない時であると確信します。愛する女性連合の会員の皆様、そして女性指導者の皆様。女性は男性の補助者や保護の対象ではなく、神様の片方の一性を代表した立場で、むしろ男性を全きものにし、より男性らしくしてあげる独立した人格者です。また真の愛の理想を中心として、女性は男性の貴い愛の対象者です。価値から見て、男性と女性は絶対的に平等な存在なのです。このように神様の真の愛の理想のもとに、本然の真の愛で一つになった男性と女性は、同位権と同参権だけではなく、互いのものを自らのものとして共有することによって、真の愛を中心として価値的に完全に平等な存在となるように創造されました。ですから、男性と女性は、互いに相手の特性と気質と役割をまねたり、それを羨んで奪ったりする対立と敵対の関係ではありません。真の愛で自分のものを相手に与え、相手側をさらに完成させてあげながら、より大きな次元で一つになることによって、互いに共有する関係です。今は一段階飛翔する時そうして21世紀は、女性は男性と共に平和世界の創建のため、牽引車の片方の車輪を担当する世界史の主役にならなければなりません。力と技術の世紀を越え、愛と平和文化の世紀を創建していく核心軸となる女性の役割は一層重要になりました。たとえ今日の世界が混乱と混沌を繰り返しているとしても、神様の真の愛のビジョンのもとに一体になった本連合の女性平和運動は、過去20年間の活動の実績を踏み台として、一段階高い次元へと飛翔しなければなりません。世界的な女性平和運動の拡散のために世界的女性指導者たちとネットワークを強化し、必ずこの世界を、神様の創造理想が実現される美しい平和世界に浄化させることができるという確信をもって、私たちは、邁進しなければなりません。そうするならば、神様の絶対圏と霊界の大いなる加護と祝福が共にあるでしよう。皆様。私たちは、真の自由と平和と幸福があふれる統一の世界を建設する、真の母の道、真の妻の道、真の娘の道、そして真の女性指導者の道を行きましよう。最後まで傾聴してくださった皆様の御家庭と事業に神様の祝福が共にあることをお祈りいたします。ありがとうございました。一休さんのような機知(トンチ)ではありません。奇知=人とは異なる知恵すなわち神様の知恵世界平和を願う奇知の外の凡人が徒然なるがままに書く日記です。↓↓ にほんブログ村ランキング参加中。応援クリックお願いします。↓↓
2020.05.02
コメント(0)
韓鶴子総裁御言選集 - 目次韓鶴子総裁御言選集 1巻 真の父母様を中心とした一つの世界 第1部 真の父母としての韓鶴子総裁の生涯 第2部 国家の復帰のための世界宣教戦略 第3部 伝統の伝承と相続 第4部 世界平和実現の課題 第5部 二世教育と未来の人材の養成 第6部 孝情天苑を中心とした理想天国のモデル 第7部 天一国安着のための祝福家庭の責任韓鶴子総裁御言選集 2巻 理想家庭と平和世界のモデル 第1部 真の愛運動と女性の役割 第2部 理想家庭と平和世界のモデル韓鶴子総裁御言選集 3巻 天一国と私たちの使命 第1部 平和世界に向かう道 第2部 神様と人類の希望 真の父母 第3部 天一国安着のための私たちの使命韓鶴子総裁御言選集 4巻 愛しき君よ 花咲かせたまえ 第1部 真の父母としての韓鶴子総裁の生涯 第2部 国家の復帰のための世界宣教戦略 第3部 伝統の伝承と相続 第4部 世界平和実現の課題 第5部 二世教育と未来の人材の養成 第6部 孝情天苑を中心とした理想天国のモデル 第7部 天一国安着のための祝福家庭の責任人類の涙をぬぐう平和の母 自叙伝 [ 韓鶴子 ]韓鶴子総裁御言選集2 - 理想家庭と平和世界のモデル第1部 真の愛運動と女性の役割14. 天地人真の父母勝利解放完成時代開門継承成就大会記念の辞"このみ言は、2012年3月4日、韓国の大田コンベンションセンターで開催された「世界平和女性連合」創設20周年記念「天地人真の父母勝利解放完成時代開門継承成就大会」で宣布されたものである。愛する「世界平和女性連合」の会員の皆様、満場の女性平和指導者の皆様。きょう「世界平和女性連合」創設20周年を記念して開催される「天地人真の父母勝利解放完成時代開門継承成就大会」に、このように大盛況を博してくださり、まずは神様と文鮮明総裁に深甚なる感謝を申し上げます。それとともに、皆様にも感謝の気持ちをお伝えする次第です。目覚しい発展を成し遂げた女性連合の20年「世界平和女性連合」は、1992年4月に、ソウル蚕室のオリンピック・メーンスタジアムにおいて、世界70ヵ国以上の女性代表と15万人以上の韓国の女性指導者たちが雲霞のように集まる中で、「世界女性時代の到来」を宣布し、女性平和運動の中枢機関として、天意に従い文鮮明総裁と私が創立しました。本連合は決して、この世のありふれた一つの女性団体として出発したものではありません。それは女権拡張、男女平等、女性労働運動など、主に男性を相手とする外向的、政治的、あるいは闘争的、世俗的な女権回復の運動ではなく、神様の創造理想世界の実現という摂理史的意義をもっているのです。このような創立の摂理史的意義をもって出発した「世界平和女性連合」は、去る20年の間、地球村の津々浦々で、真の母性愛に基づいた真の愛の家庭確立運動と、女性の地位向上のための多様な支援、および教育プログラムを運営しながら、目覚ましい発展と成長を遂げました。私は、女性連合の創設初期より、世界の各大陸や国々での巡回講演を通して、女性連合の世界的な組織と活動基盤を築いてきており、早くから世界160ヵ国に派遣した1600人の日本の女性連合のボランティア会員をはじめとして、全世界の会員たちを総動員しました。文総裁が女性連合創設時のメッセージにおいて、その核心として下さったみ言、すなわち「歴史的な女性代表として勝利した世界的女性代表である真の母に侍り、真なる母、真の妻の理想像を確立し、真の愛の運動によって理想的な家庭を結実させなければならず、世界平和具現のために、政治、経済、文化、社会の各分野において、ために生きる真の愛の模範的な実践運動を全世界的に展開しなければなりません」というみ言に従い、私たちは、世界の津々浦々で人種と宗教、言語と国境の障壁を越え、女性固有の母性愛をもって、多様な奉仕活動と教育プログラムおよび国際的な葛藤解消と和解運動を展開してきたのです。また1993年9月に、ニューヨークの国連本部で開かれた私の特別招請講演をきっかけに、「世界平和女性連合」は3年にわたる努力の末に、国連経済社会理事会NGO(非政府組織)の最高の地位である「第一領域NGO諮問機関」の地位を獲得しました。それ以降、4年ごとに活動実績の厳正な評価こよって、その地位を連続して再承認を受けるという快挙を達成してきたことをうれしく思います。3400以上の国連傘下のNGOのうち、このような最高のNG〇は、たった140団体しかないのですから、より一層その価値を認められていると考えられます。特に、新千年紀を迎えながら国連で制定した「新千年開発目標」を実現するために、全世界的に展開した多様な現場プログラムが、今や各国家や地域社会に根を下ろして結実を収め、該当国家の政府からも認定と支援を受けるようになり、大きなやり甲斐を感じております。1997年から私の指導のもとに、毎年、1年も欠かさずに開催されている「中東女性指導者平和会議」は、中東20ヵ国以上の女性指導者たちの大きな関心と参与の中、徐々に具体的な活動現場へと拡大、発展しながら、中東の女性指導者たちが宗教の葛藤を超えて、人権と平和のための活動の求心点になりつつあることは、実に大きな成果だと言えます。平和世界建設の驚くべき成果そして2000年から毎年各大陸を巡回しながら開催されている「世界女性指導者ワークショップ」は、地球村の津々浦々での現場活動の経験と知恵を分かち合い、未来のビジョンを共有しながら協力する美しい集会として定着しました。そこからさらに一段階発展し、世界本部である韓国をはじめとして、日本、アメリカ、国連事務局、アジア、ヨーロッパ、オセアニア、カナダ、中南米、アフリカ、北東アジアなど、世界の大陸別や国別に、現場の要求に応じた多様なプロジェクトを開発、運営しているのを見ると、とても誇らしく、また有り難く思います。そのほかにも、私たちは、地球村各地の自然災害と飢餓問題の解決のために、積極的に支援活動を展開しています。特に北朝鮮の子供や女性を援助する事業において、「私たちがもつもののうち、小さなものから分かち合おう」というスローガンのもと「地球家族愛1パーセント運動」を展開し、多くの実績を収めています。そして地域社会に女性連合の領域を拡大し、連帯のための地域特性化事業など、効果的な様々な事業を通して、女性の力が社会を変え、平和世界の建設に驚くべき成果を上げていることを実感しています。何よりも女性指導者たちに霊性を回復させ、人生の正しい方向を提示する「指導者招請平和原理セミナー」は、既に30回にわたって開催され、多くの指導者たちに深い感動を与え、人生の新しい転換期を迎えさせています。このように創立以来、今日、国連のNG〇の最高地位である「第一領域諮問機関」の地位に至るまでに、初心を忘れず、変わらない心で、黙々と女性平和の道を開拓してこられた会員の皆様、そして激励と参加を惜しまなかった女性指導者の皆様に、限りない感謝と愛の拍手を送ります。愛する「世界平和女性連合」の会員の皆様、そして女性平和指導者の皆様。今日、人類の行くべき道は、どこにあるのでしようか。今も世界の至る所で、戦争と疾病、飢餓、また自然災害によって、毎年数千万人の罪なき人命が犠性になっています。宗教、政治、教育、文化、思想など、どの分野を見渡しても、個人はもちろん、集団に至るまで、極度の利己主義と我執の沼に陥り、徹底して門を閉め、錠をかけています。疎通のない、不通の世界に転落してしまったのです。結局、人類の諸般の問題は、真の父母である私たち夫婦が天より授かり、生涯をかけて主唱し、教育してきた「神様のもとの人類一家族」思想、すなわち、真の愛の教えによって解決するしかないのです。この思想だけが、人類に平和と幸福の道を探し出してくれる唯一の道たからです。天が準備した韓半島皆様。今日、私たちが生きているこの時代は、歴史を変え、霊界と地上界を一つにして、神様が太初から願ってこられた理想天国をこの地上に創建しなければならない歴史的な天宙的大革命期です。これ以上、延期したり延長したりする時間はありません。天は既に2013年1月13日を「基元節」として宣布しました。実体的天一国の始発であり、起源となる日が正にその日なのです。今や1年も残っていません。ですから、人類は今、天の命令に謙虚な姿勢で従わなければならない時です。平和の王であられる神様の実体として地上界で摂理を経綸していらっしゃる真の父母様の導きに従い、残された1年間を全力投球、死生決断をしなければならない宿命的な時間が、今日の私たちの前に近づいてきたのです。皆様。億劫の時間と精誠を注ぎ、御自身の子女として創造した人間が、堕落によってサタンの血統を受け、暗闇の中に隠れてしまったその瞬間から、神様の受けられたその苦痛がどれほど大きなものか御存じでしょうか。骨がきしみ、身が震える凄絶な苦痛の中で、数千、数万年を耐え、待ち続けてこられた皆様の父が、どれほど長く険難な蕩減のトンネルを経てこられたか、考えてみましたか。このようなかわいそうな父のために、一瞬でも涙を流してみたことがあるかというのです。皆様。神様は、数千年間、静かに韓民族を育て、準備させてきました。2000年前、御自身のひとり子イエス・キリストをこの地に送られ、彼を通して人類を救援しようとされた歴史を、皆様もよく御存じでしょう。しかし、結果はあまりにも悲惨に終わってしまいました。イエス様をメシヤとして受け入れ、絶対信仰、絶対愛、絶対服従の道を行かなければならなかったユダヤ教の指導者たちとイスラエル民族が、逆に彼を十字架の道に追いやってしまったではないですか。しかし、「成し遂げられた」という霊的救援の一言の言葉を静かに残して忽然と逝かれたイエス様ですが、その再臨は、2000年間の悲しみの準備期間を経て、ついに遠く離れたこの韓半島で実を糸吉ぶようになったのです。韓民族は、昔から神様を先祖の中の最高、最上の先祖としてあがめ敬って生きてきた天孫民族です。ただお一人であられる万人の先祖、その方を「お一人のお方」、すなわち「ハナニム」と呼び、主人(昼と夜の創造主)として、侍ってきたのであり、したがって、すべての数の根源も「ハナ(一)、トウル(二)」から始まったのです。このような「ハナニム(神様)」を原初の先祖として、侍ってきた民族なので、韓民族の精神と伝統の中には、共生、共栄、共義の魂が宿り、それを入れた霊人体をもって存続してきたのです。5000年を超える歴史を守ってきながらも、他の国や民族を侵略したり、略奪したりしていない「弘益人間」(広く人間世界に利益をもたらすこと)の血脈が通っている選民です。さらには韓国の歴史の中には、人間の人生の根本徳目になる孝と忠と烈の魂が生き生きと息づいています。花のような乙女の年頃に自らの体を海に投げ出し、年老いた父の目が見えるようにした孝女・沈清の真の孝こそ、父母に侍って暮らす韓国人たちの孝の基準です。夫との約束を天のように敬い、命を差し出すところまでいった春香の哀切な愛と志操はすべての韓国女性たちの人生の見本となっています。自分を捨てた王と指導者たちの前でも白衣従軍で命を懸けて国家と民族を救った李舜臣将軍の不撓不屈の忠誠こそ、韓民族の誇りであり、気概です。このような崇高な伝統は、偶然に歴史上に現れた単なる出来事ではありません。天がこの民族を準備し、その伝統の上にメシヤを立てるための基台の摂理だったのです。そうしてこの韓半島の精気を受けて、人類の真の父母、万王の王が、天の印を受けて顕現されるようになったのです。実体的天一国時代に備えなければならない愛する女性連合の会員の皆様。そして、女性指導者の皆様。今や人類の行く道は明確になりました。天が真の父母様を通して明らかにしてくださった「Dデー」を前にして、何を躊躇することがあるでしょうか。あと1年しか残っていません。皆様の忙しい壮途には、天の祝福が共にあるでしょう。人類歴史の流れを摂理史的な目で見てみると、時代の変遷は大きく3段階に大別されます。1番目は「物情時代」、すなわち物本主義的物質優先時代です。そして2番目には、「人情時代」、すなわち人間の知識と天の公平な感情を前に立てて世界を支配してきた人間中心主義時代です。しかし、このような時代は過渡期的な時代です。人間が堕落性を脱ぎ捨てて本然の姿を取り戻し、神様を父として、侍り、統一された一つの家族となって暮らす時代に入っていく上で、通過しなければならない過程的な時代なのです。結婚祝福を通して内外両面で聖別された土台の上に絶対的な基準を立て、ために生きる人生の道を行く最終段階の時代が「天情時代」です。すなわち、お一人の神様の心情に回帰する天一国の時代を開いていく時が、今日の私たちが生きている、正にこの時代だということを重ねて肝に銘じてくださることを願います。実体的天一国時代が広がれば、この地上に「霊連世協会」が中心軸の位置に立ち、初めて万有を治めるようになるでしょう。霊界と肉界を連結して実体的な統一を完成し、天理と天道によって摂理を経綸するようになるという意味です。この地で世俗的な次元の選挙をこれ以上見る必要はなくなり、交叉祝福結婚を通して人類は一つの家族となり、太平聖代を享受しながら平和と幸福の真の愛を享受するようになるでしよう。そのような日が、もう私たちの目の前に迫ってきているのです。正しい価値観の教育と真の家庭運動が急を要する事態今から皆様は、真の父母様の教えを骨に刻みつけて実践する人生を生きなければなりません。選択の余地がありません。天地人真の父母様の勝利解放完成時代の開門の祝福を相続し、継承し、成就することだけが残っているのです。今から準備しなければ、間違いなく落伍者になるからです。7000メートルを超えるヒマラヤ山脈を往来し、越冬する鶴(アネハヅル)の勇気と気概を、私たちも学ばなければなりません。会員の皆様は、宇宙の公法と原理に立脚して、家庭を天道に合うように全きものとし、社会と国を正しく立てる仕事に特別な使命感をもって進んでいかなければならないと思います。しかし、何よりも優先すべき運動は、正しい価値観の教育に伴う、ために生きる真の愛の真の家庭運動であることをもう一度強調します。また女性たちは、統一運動の旗手にならなければなりません。本連合の固有の目的事業にも、南北統一のための様々な活動を明示しておきました。女性は、南北統一および世界平和にも、理念教育と真の愛の実践によって、先導的役割を果たさなければならないのです。戦争や葛藤は、利己的な動機から、領土や財産など、他人の物を奪おうとするときに起こるものです。その反面、平和は、他人のために自分を投入するとき、すなわち真の愛を与えるときにやって来るのです。ために生きる人生の道を行く最終段階の「天情時代」に、冷戦の終息とともに平和と社会正義に対する新しい希望が急速に地球星に広がっています。新しい世界的現実から顔を背け、直視できない指導者は、荒波のように押し寄せる変化に洗い流されてしまうでしよう。今、私たちは、新たな機会と価値観を迎えるに当たって、果敢に進んでいかなければならない時であると確信します。愛する女性連合の会員の皆様、そして女性指導者の皆様。女性は男性の補助者や保護の対象ではなぐ神様の片方の一性を代表した立場で、むしろ男性を全きものにし、より男性らしくしてあげる独立した人格者です。また真の愛の理想を中心として、女性は男性の貴い愛の対象者です。価値から見て、男性と女性は絶対的に平等な存在なのです。このように神様の真の愛の理想のもとに、本然の真の愛で一つになった男性と女性は、同位権と同参権だけではなく、互いのものを自らのものとして共有することによって、真の愛を中心として価値的に完全に平等な存在となるように創造されました。ですから、男性と女性は、互いに相手の特性と気質と役割をまねたり、それを羨んで奪ったりする対立と敵対の関係ではありません。真の愛で自分のものを相手に与え、相手側をさらに完成させてあげながら、より大きな次元で一つになることによって、互いに共有する関係です。今は一段階飛翔する時そうして21世紀は、女性は男性と共に平和世界の創建のため、牽引車の片方の車輪を担当する世界史の主役にならなければなりません。力と技術の世紀を越え、愛と平和文化の世紀を創建していく核心軸となる女性の役割は一層重要になりました。たとえ今日の世界が混乱と混沌を繰り返しているとしても、神様の真の愛のビジョンのもとに一体になった本連合の女性平和運動は、過去20年間の活動の実績を踏み台として、一段階高い次元へと飛翔しなければなりません。世界的な女性平和運動の拡散のために世界的女性指導者たちとネットワークを強化し、必ずこの世界を、神様の創造理想が実現される美しい平和世界に浄化させることができるという確信をもって、私たちは、邁進しなければなりません。そうするならば、神様の絶対圏と霊界の大いなる加護と祝福が共にあるでしよう。皆様。私たちは、真の自由と平和と幸福があふれる統一の世界を建設する、真の母の道、真の妻の道、真の娘の道、そして真の女性指導者の道を行きましよう。最後まで傾聴してくださった皆様の御家庭と事業に神様の祝福が共にあることをお祈りいたします。ありがとうございました。一休さんのような機知(トンチ)ではありません。奇知=人とは異なる知恵すなわち神様の知恵世界平和を願う奇知の外の凡人が徒然なるがままに書く日記です。↓↓ にほんブログ村ランキング参加中。応援クリックお願いします。↓↓
2020.05.01
コメント(0)
韓鶴子総裁御言選集 - 目次韓鶴子総裁御言選集 1巻 真の父母様を中心とした一つの世界 第1部 真の父母としての韓鶴子総裁の生涯 第2部 国家の復帰のための世界宣教戦略 第3部 伝統の伝承と相続 第4部 世界平和実現の課題 第5部 二世教育と未来の人材の養成 第6部 孝情天苑を中心とした理想天国のモデル 第7部 天一国安着のための祝福家庭の責任韓鶴子総裁御言選集 2巻 理想家庭と平和世界のモデル 第1部 真の愛運動と女性の役割 第2部 理想家庭と平和世界のモデル韓鶴子総裁御言選集 3巻 天一国と私たちの使命 第1部 平和世界に向かう道 第2部 神様と人類の希望 真の父母 第3部 天一国安着のための私たちの使命韓鶴子総裁御言選集 4巻 愛しき君よ 花咲かせたまえ 第1部 真の父母としての韓鶴子総裁の生涯 第2部 国家の復帰のための世界宣教戦略 第3部 伝統の伝承と相続 第4部 世界平和実現の課題 第5部 二世教育と未来の人材の養成 第6部 孝情天苑を中心とした理想天国のモデル 第7部 天一国安着のための祝福家庭の責任人類の涙をぬぐう平和の母 自叙伝 [ 韓鶴子 ]韓鶴子総裁御言選集2 - 理想家庭と平和世界のモデル第1部 真の愛運動と女性の役割13. 世界平和と女性の役割 II*このみ言は、2002年4月10日、韓国ソウルのリトル・エンジェルス芸術会館で開催された「世界平和女性連合」創立10周年記念式で宣布されたものである。尊敬する内外の貴賓、各界の女性指導者、そして会員の皆様。きょう私は、「世界平和女性連合」の創立から、これまでの10年間、愛で導いてくださった神様に深い感謝を捧げながら、あふれんばかりの感慨をもってこの場に立ちました。「世界平和女性連合」は、「女性時代の到来」を宣布するとともに、女性平和運動の中枢機関として、私の夫であり、共同創始者である文鮮明総裁によって創立されました。本連合は決して、この世の一つのありふれた女性団体として出発したのではありません。それは第1に、真の父母理想を中心とした神様の創造理想世界実現のための摂理史的意義をもって創設されたからです。第2に、女権拡張、男女平等、女性労働運動など、主に男性を相手とした外向的で闘争的なフエミニズム運動ではないからです。文総裁の教えによると、女性というのは男性と対決、闘争する存在ではなく、無形の神様の性相と形状、陽性と陰性の二性のうちの一性を代表した個性真理体なのです。ですから、女性は男性の単なる補助者や保護の対象ではなく、神様の片方の一性を代表した立場で、むしろ男性を全きものにしてあげる独立した人格者です。真の愛の理想を中心として、女性は男性の貴い愛の対象者です。価値から見て、男性と女性は絶対平等な存在なのです。本然の真の愛で一つになった男性と女性は、互いに同じ地位になる同位権をもつようになります。また、いつどこでも共にいる同参権をもちます。さらには互いのものを、第二の自分のものとして共有する相続権を得るようになります。このように神様の真の愛の理想のもとに一つになった男性と女性は、同位権と同参権だけではなく、互いのものを共有することによって、価値的に完全に平等な存在となるように創造されました。ですから、男性と女性は、相手の特性や気質、役割をまねたり、それを羨んで奪ったりする必要がある対立と敵対の関係ではありません。真の愛で自分のものを相手に与え、相手側をさらに完成させてあげながら、より大きな次元で一つになることによって互いに共有する関係なのです。女性は、神様が女性だけにお与えになった貴い本性と女性特有の愛情をもち、子女を身ごもり、養育しながら家庭を指導するという、重要な役割をもっています。女性は、愛の結実を抱いて育てる自己犠牲を通して、一族の血統を継いでいきます。胎教から子女の心性を正しく育て、人格を涵養する母性の役割というものは崇高なものです。人類は、だんだんと世界化と多元化が進む社会の中で、互いに共に暮らさざるを得ません。未来の文化世界において、女性の崇高な役割は、家庭単位ではもちろんのこと、社会、国家、世界で絶対的なものとして公認されるでしょう。人類の未来全体を宿し、生んで養育することが、歴史的次元の崇高な母の役割だからです。母性の役割が無視されるならば、人類の希望と将来は、どこに宿るというのでしょうか。このような意味で、本連合の世界平和運動は、固有の領域と共に、摂理的意義をもっていることに対して、会員の皆様は誇りをもたなければなりません。そして真の父母様の直接的な指導のもとで、誇らしい活動をしてきたことに感謝しなければなりません。私は過去10年間、国連本部、そしてアメリカ、日本など多くの国の国会議事堂での講演、数々の国際大会での基調演説など、世界的に数百回の講演をしてきました。少なくは数百人、多くは10万人を超える人々を前に、教育を兼ねた講演をしました。北米大陸、ヨーロッパ、ロシア、中国、アジア、オセアニア、アフリカの奥地に至るまで、五大洋六大州を何度も巡回しながら「女性時代の到来」を宣布し、世界平和と女性の役割について教育してきています。それとともに、倫理と道徳と新しい価値観の確立問題、青少年の腐敗と家庭破壊、未婚の母の問題、エイズ、麻薬犯罪の問題など、深刻な危機に処した現代文明を診断し、警鐘を鳴らしてきました。今や各国で自覚した女性たちによる救国救世の運動が起きて、希望的な基盤が造成されつつあります。世界180ヵ国以上の会員の皆様の積極的な参加によって、驚くべき実績が成し遂げられたことに対して、この場をお借りして、もう一度、感謝と称賛を捧げます。皆様。今後10年間、女性平和運動の方向とその中心となる内容とは何でしょうか。文総裁は、2012年を神様と人類が願う平和理想世界の結実期として定め、率先して行動していらっしゃいます。私たち女性連合にとっても、今後10年間はとても重要な期間です。平和世界は、世界や国において、先に成し遂げられるのではありません。すべての組織の基盤となる家庭において、先に平和が成し遂げられなければなりません。世界平和の最も核心的な内容は、家庭の平和をいかに成し遂げるかということにかかっています。真の父母と真の夫婦、そして真の子女が神様に侍って平和の家庭を築き、ひいてはこのような家庭が氏族、国家、世界へと拡散するとき、真の世界平和が実現されるのです。家庭の平和のための母親の使命、また妻の役割は絶対的です。今日のように不倫や退廃が蔓延し、青少年たちの放縦や離婚などによって家庭が崩壊する状況の中で、私たち女性連合が世界的に展開する真の家庭祝福運動と青少年純潔教育は、根本的な平和運動なのです。神様の真の愛による唯一の救国救世の平和運動です。宇宙の公法と原理に立脚して、家庭を全きものとし、社会を再建しながら、国を正しく立てる仕事に特別な使命感をもって進んでいかなければならないと思います。女性の政治参加、女性の経済参加、教育および文化分野への女性の参加、女性に関する法律制度改善など社会分野への参加、それ以外にも多様なNGO(非政府機構)活動が必要です。しかし、何よりも優先すべき運動は、正しい価値観の教育に伴う真の家庭運動であることをもう一度強調します。女性たちはまた、統一運動の旗手にならなければなりません。本連合の事業にも、南北統一のための様々な活動を明示しておきました。女性は南北統一のために、正しい理念教育と真の愛の実践によって手本を示すことで、先導的役割を果たさなければなりません。戦争や葛藤は、利己的な動機から、領土や財産など、他人の物を奪おうとするときに起こるものです。その反面、平和は、他人のために自分を投入するとき、すなわち真の愛を与えるときにやって来るのです。私たち女性連合が今まで心血を注いで展開してきた「隣人と社会のための奉仕と分かち合いの活動」は、平和運動の貴い礎石となるでしよう。今年、北朝鮮の同胞、特に子供や女性たちを支援するための「北朝鮮愛1パーセント運動」を展開したことも、本連合の創立精神を高めるものであると思います。各国において国際的に展開するこの真の愛の実践と分かち合い運動は、超国家的、超宗教的、超人種的に葛藤の溝を越え、平和を堅固なものにしつつあります。これまで文総裁の指示により、日韓の女性32万人が姉妹結縁を行うなど、世界各地で、国際間に平和の掛け橋を渡すために、多くの努力をしてきました。この運動は、国際会議や平和運動の実践の一つの儀式として定着しました。愛する会員の皆様。21世紀は、女性が男性と共に堂々と一つの軸を形成し、世界史の主役にならなければなりません。力と技術の世紀ではなく、愛と文化の世紀を創建していく中心において、女性の役割はますます重要になりました。世界平和実現の根幹である真の家庭回復運動を主導的に引っ張っていく会員の皆様となられることを期待します。自覚ある女性は、家庭を守る愛と平和と奉仕の中心です。世界平和も、その出発の起源は、愛と道徳の学校である、健全な家庭の中の母親にあると言えるでしよう。たとえ世界が満身創痍で汚れてしまったとしても、神様の真の愛のビジョンのもとに一体になった女性連合の実践運動によって、必ず浄化できるという確信をもって邁進してくださることを皆様にお願いいたします。神様と霊界の大いなる加護と導きが臨むでしよう。きょうは御多忙中にもかかわらず,この場に参加してくださった内外の貴賓と会員同志の皆様に深い謝意を表しながら、私のお話を終えたいと思います。一休さんのような機知(トンチ)ではありません。奇知=人とは異なる知恵すなわち神様の知恵世界平和を願う奇知の外の凡人が徒然なるがままに書く日記です。↓↓ にほんブログ村ランキング参加中。応援クリックお願いします。↓↓
2020.04.30
コメント(0)
韓鶴子総裁御言選集 - 目次韓鶴子総裁御言選集 1巻 真の父母様を中心とした一つの世界 第1部 真の父母としての韓鶴子総裁の生涯 第2部 国家の復帰のための世界宣教戦略 第3部 伝統の伝承と相続 第4部 世界平和実現の課題 第5部 二世教育と未来の人材の養成 第6部 孝情天苑を中心とした理想天国のモデル 第7部 天一国安着のための祝福家庭の責任韓鶴子総裁御言選集 2巻 理想家庭と平和世界のモデル 第1部 真の愛運動と女性の役割 第2部 理想家庭と平和世界のモデル韓鶴子総裁御言選集 3巻 天一国と私たちの使命 第1部 平和世界に向かう道 第2部 神様と人類の希望 真の父母 第3部 天一国安着のための私たちの使命韓鶴子総裁御言選集 4巻 愛しき君よ 花咲かせたまえ 第1部 真の父母としての韓鶴子総裁の生涯 第2部 国家の復帰のための世界宣教戦略 第3部 伝統の伝承と相続 第4部 世界平和実現の課題 第5部 二世教育と未来の人材の養成 第6部 孝情天苑を中心とした理想天国のモデル 第7部 天一国安着のための祝福家庭の責任人類の涙をぬぐう平和の母 自叙伝 [ 韓鶴子 ]韓鶴子総裁御言選集2 - 理想家庭と平和世界のモデル第1部 真の愛運動と女性の役割7. 世界平和と女性の役割 I*このみ言は、1992年8月26日、韓国ソウルのシェラトン・ウオーカーヒル・ホテルで開催された「世界平和女性連合」世界大会で語られたもので、以後10月20日から12月23日まで開催された「世界平和女性連合」創設アメリカ・ヨーロッパ・オーストラリア・ニュージーランド・フイリピン・中国各大会でも宣布された。世界各国から韓国を訪ねてこられた「世界平和女性連合」の指導者の皆様、そして韓国の各女性団体の指導者の皆様。きょう、このように世界各国の女性指導者および韓国の各界女性指導者たちが会場を埋め尽くす中、世界平和のための私の所信の一端をお話しできますことを、この上なく光栄に思います。今の時代は、正に理念の障壁や言語、もしくは文化の違い、または人種的葛藤を越えて一つの世界へと侵入する重要な転換期を迎えています。私たち女性が、愛と平和の新しい世界のためにきょうの集会を開催するようになったことは、単なる偶然ではなく、神様の摂理であり、滔々と流れる歴史の必然であり、宿命なのです。これまでの歴史においては、男性の役割が強調されました。男性中心の世界であり、社会体制でした。しかし、不幸にも、男性たちが主導してきた世界の実情は、一言で言うならば闘争と罪悪の歴史だったと結論づけざるを得ません。ですから、人類はこのような罪悪と闘争の世界で、善と平和があふれる幸福の世界を夢見てきたのではないでしょうか。戦争、革命、闘争、抑圧、支配、葛藤、暴力などが人類歴史の大半を占めており、男性的な力の論理が通用し、男性的なイデオロギーが支配してきたのです。しかし、今の時代は違います。今日の歴史は、平和、和解、慈悲、愛、奉仕、犠牲を要求しています。男性的な力の論理だけでは現実問題を解決できない時代です。これ以上、人類を抑圧するイデオロギーは必要ないのです。より女性的な愛の論理で現実問題を解決し、歴史の方向を正さなければならない時です。21世紀をわずか10年後に控え、暴力革命と階級闘争を掲げて人類を無残に蹂躪してきた共産主義が、その結末を告げているのも、これ以上戦争を許してはならないという世界の言論のひたむきな声も、新しい女性時代の開幕を知らせる兆候であり、女性解放の時代、世界女性時代の到来を宣布する世界史的転換ののろしです。世界各国からお集まりになった女性連合指導者の皆様。私はこの歴史的な場で、儀礼的な挨拶をしようとは思いません。過去と現在、そして未来の意味を歴史に宣布するお話を語ろうと思います。理解と協力を指向する、この歴史的転換時代に、私は「神主義」を基本として、永遠の平和世界の建設のための大原則を提示しようと思います。すなわち、未来世界を開拓する女性たちの表題とするために、「世界平和と女性の役割」という題目で、夫である文鮮明総裁が主唱してきた「頭翼思想」と「神主義」を再び皆様にお伝えしようと思う次第です。本来神様は、喜びを享受されるために、愛する相対を造られました。彫刻家は一つの傑作を作るために、夜を徹し、精力を消耗しながら全力を投入しますが、そのような心はいったいどこに由来するのでしようか。喜びを味わうために愛の対象を創造された神様の心に似たのではないでしようか。存在世界を見ると、鉱物界、植物界、動物界、そして人間世界までも、すべてペアになっていることが分かります。人間世界には男性と女性、動物世界には雄と雌、植物世界には雄しベと雌しベがあります。また、分子世界には陽イオンと陰イオン、原子世界には陽子と電子があります。一言で言えば、すべての存在世界はペア・システムになっているのです。ペア・システムとは、すべての存在が愛を中心として互いに相対性を帯びて存在することを意味します。互いがために生き、愛することのできる相対がいなければ存在できないということです。なぜペアで存在するのか御存じですか。それは互いに愛を中心とした理想的な作用をするためなのです。世界のどこにも愛を与え合うことのできる相手がいなければ作用できないのであり、作用できなければ、存在と繁殖ができないのです。したがって、それは既に死んだ存在のようなものです。神様が人間を創造されたのは、愛する対象が絶対的に必要だからです。人間世界において、我が子が親の自分よりも立派になることを願う父母の心は、正に神様が人間をお造りになるときに抱かれた真の愛の心情にその根を下ろしています。自分より相手が立派であることを願う心は、本来神様から来た真の愛によるものです。すなわち、神様は、100を投入すれば100だけの存在にしかならないので、100以上を投入するために、忘れて、また投入するのです。しかし、自分よりも大きな対象が現れるようになるので、引き続き忘れては投入し、最後には生命までも投入するのです。ここから真の愛は始まります。神様の真の愛は、投入してまた投入し、与えてまた与えても忘れる愛です。与えたという記憶が残っている限り、愛は無限に回ることができないのです。愛は無限に運動するものなので、与えたことが記憶にとどまってはいけません。与えてまた与え続けても記憶に残らないので流れるのです。本来真の愛とは、神様の絶対愛のことをいいます。そして、愛には相続権があり、一体となることによって永生の論理が成立するのであり、真の愛を実践する家庭と社会は、永遠に滅亡せずに発展するのです。神様の相対として造られた人間が、神様のみ言に逆らわず、神様のみ旨のままに成熟して、絶対不変の真の愛を神様から相続していたならば、人間世界には根本的な平和の歴史が展開されるはずだったのであり、戦争のような血を流す悲惨な歴史はなかったはずでした。その真の愛の中で、個人はもちろん、社会や国家間における対立や葛藤までもが完全に超越され、溶かされて、真の平和世界が形成されていたはずでした。しかし、人間始祖の堕落により、そのような真の愛を私たち人間は完全に相続することはできませんでした。不幸にも人類は、神様の真の愛の相対者として完成できなかったがために、神様の代わりに真の愛の実体として立つベき真の父母の位置を失ってしまったのです。それでは、人間始祖の堕落の起源は何でしようか。聖書を見ると善悪の実を取って食べたことが原因となっています。ところが、その善悪の実を取って食べてから、どこを隠したでしようか。本来は口や手を隠すはずですが、下部を隠したのです。それは、サタンを中心として行われた誤った愛を意味します。これが悪の血統を繁殖する起源になったのです。人間にとって真の愛と真の生命、そして真の血統の根源地は正に愛の器官なのです。しかし、堕落によって、この神聖でなければならなかった愛の器官が、天理を破壊した凶悪な宮殿となってしまいました。悪の本拠地になったのです。ここに、偽りの愛、偽りの生命、偽りの血統が植えられました。10代の成熟していない時に、人間始祖のアダムとエバが堕落したのです。そのように悪を植えたので、歴史的に人間世界に悪の血統が広がっていきました。ですから、終末である収穫の時が来れば、全世界的に青少年たちがアダムとエバのように愛の倫理を破壊し、退廃的な風潮へと流れるのです。このような現象を見たら、サタンの全権時代が極に達したことを知らなければなりません。その時こそが、神様鉄槌を下す審判の日となるのです。歴史的に神様のみ前に淫乱な都市、淫乱な国は必ず滅びていきました。今日、アメリカ、ヨーロッパ、日本など、世界の先進国を見てみてください。東西、四方に吹き荒れるフリーセックスと淫乱の波を、誰が押さえることができるでしようか。堕落してサタン側になった人類は、野生のオリーブに例えることができます。その中で、幸いにも、神様が分立して探し出した人類が宗教圏の野生のオリーブですが、これは神様の所有権の中にある野生のオリーブです。ですから、神様が自由に主管することができるのです。再臨主が来られれば一遍に切って接ぎ木しやすいように準備してきたというのです。その時に初めて、野生のオリーブが真のオリーブとなり、本然の状態へと返っていくのです。私たち人間は、真の愛を中心として神様の血統と連結された真の息子、娘としての一体理想を成し遂げることができませんでした。ですから、メシヤが来なければなりません。メシヤは真の父母として来られる方です。真の父、真の母として来られ、サタンを追放し、自由解放の天国世界、平和世界を創建しなければならない重大な責任を負って来られる方です。今や、世界史的勝利の伝統を立てた真の父と歴史的な女性の代表として勝利した世界的女性の代表である真の母に侍り、真の男性像はもちろん、真の母、真の妻、真の娘の理想像を確立しなければなりません。今まで無秩序で乱れた生活をしてきた男性たちを正しく導き、アダムとエバを滅ぼした恨を歴史的に解かなければならない使命が私たち女性にあるのです。尊敬する国内外の各界女性指導者の皆様。今や私たちは、到来した女性時代とともに、夫を抱き、子女を正しく養育する真の愛の模範的な実践運動を全世界的に展開しなければなりません。そうして、夫と子女たちの積極的な支持を得て、「世界平和家庭連合」へと発展しなければなりません。「世界平和女性連合」の運動は、女性だけのための運動ではありません。まず、夫と子女のために生きる真の愛の運動として、理想的な家庭を結実させなければなりません。このようにして築かれた理想的な家庭が集まり、理想的な国家、理想的な世界を築くようになるのです。「世界平和女性連合」が「世界平和家庭連合」へと発展しなければならない理由がここにあります。そして世界平和の具現のために、政治、経済、文化、そして社会の各分野において女性たちが先頭に立たなければなりません。左翼と右翼を統一し、無神論的唯物論を克服して、21世紀以降の永遠の歴史を先導していく「頭翼思想」、すなわち「神主義」こそ、私たち女性連合が堅持しなければならない基本的な価値観です。共に、私たちの家庭を真なる父母、真なる夫婦、真なる子女の家庭として育てていくことにより、真の愛の主人公であられる真の父母を中心とした平和の世界に向かって総進軍しましょう。神様の祝福が皆様と皆様の御家庭、そして皆様の国に共にあることを願いながら、お話を終えさせていただきます。ありがとうございました。一休さんのような機知(トンチ)ではありません。奇知=人とは異なる知恵すなわち神様の知恵世界平和を願う奇知の外の凡人が徒然なるがままに書く日記です。↓↓ にほんブログ村ランキング参加中。応援クリックお願いします。↓↓
2020.04.30
コメント(0)
韓鶴子総裁御言選集 - 目次韓鶴子総裁御言選集 1巻 真の父母様を中心とした一つの世界 第1部 真の父母としての韓鶴子総裁の生涯 第2部 国家の復帰のための世界宣教戦略 第3部 伝統の伝承と相続 第4部 世界平和実現の課題 第5部 二世教育と未来の人材の養成 第6部 孝情天苑を中心とした理想天国のモデル 第7部 天一国安着のための祝福家庭の責任韓鶴子総裁御言選集 2巻 理想家庭と平和世界のモデル 第1部 真の愛運動と女性の役割 第2部 理想家庭と平和世界のモデル韓鶴子総裁御言選集 3巻 天一国と私たちの使命 第1部 平和世界に向かう道 第2部 神様と人類の希望 真の父母 第3部 天一国安着のための私たちの使命韓鶴子総裁御言選集 4巻 愛しき君よ 花咲かせたまえ 第1部 真の父母としての韓鶴子総裁の生涯 第2部 国家の復帰のための世界宣教戦略 第3部 伝統の伝承と相続 第4部 世界平和実現の課題 第5部 二世教育と未来の人材の養成 第6部 孝情天苑を中心とした理想天国のモデル 第7部 天一国安着のための祝福家庭の責任韓鶴子総裁御言選集2 - 理想家庭と平和世界のモデル第1部 真の愛運動と女性の役割8. 理想世界の主役となる女性III*このみ言は、1992年9月24日から10月6日まで開催された「世界平和女性連合」創設日本大会と在日同胞大会で宣布されたものである。尊敬する内外の貴賓、「アジア平和女性連合」の会員、そして紳士淑女の皆様。このたび開催される「世界平和女性連合」の7大都市講演会を前に控え、きょうはこのように盛況を呈してくださり、心からの感謝を申し上げます。私は昨年(1991年)の9月17日にも、ここ東京において、「アジア平和女性連合」が主催する全国大会で、基調講演をさせていただきました。そして、その後1年の間に、日本だけでなく、国際的にも大変な反響を得て、女性連合は目覚ましい発展を遂げることができました。昨年の11月20日には、大韓民国のソウルで、「アジア平和女性連合」の第1回大会が、1万5000人以上の韓国女性の代表たちにより、大盛況のうちに開催されました。そして今年の4月10日には、世界70ヵ国以上から集まった平和を渴望する15万人を超える女性の代表たちが、ソウル・オリンピック・メーンスタジアムをあふれんばかりに埋め尽くす中で、世界の女性運動史上に類例のない、最大の女性大会が開かれ、「世界平和女性連合」が結成されたのです。その間、この大会がこのように驚くべき成長を遂げるために、献身的な苦労と努力を惜しまれなかった関係者の皆様に、心から称賛を捧げたいと思います。私はこのような国際大会ののちにも、韓国国内で81ヵ所の主要都市を巡回し、「理想世界の主役となる女性」という主題で講演を続けました。行く先々で、雲霞のように集まった延べ100万人を優に超える韓国の女性たちから熱狂的な歓迎を受け、大変な好評を頂きました。私はこの熱気の中で、私たち女性には、未来の世界平和のために寄与できる無限の可能性と潜在力があることを実感できました。これらの大会は、21世紀までわずか8年を残すこの時において、戦争と暴力、搾取と破壊に染まった、男性を中心とした力本位の時代が過ぎ去り、今や愛と赦し、和合と協力によって人類を導いていくべき女性たちの新しい時代が到来していることを覚醒させる、重要な契機となりました。これらの大会を通じて、私は「女性の本然の役割を自覚し、平和と幸福と自由の礎を据えよう」と力説いたしました。すなわち、神様の真の愛が定着する真の家庭を築くことこそが、真の平和の国、平和の世界を建設する近道であると強調したのです。去る8月25日、大韓民国のソウル・オリンピック・メーンスタジアムで行われた3万組の国際合同祝福結婚式は、理想家庭を通じて世界平和が実現できることを示す、最も実証的な大役事でした。第1回「世界文化体育大典」の行事の一環として行われたこの日の国際合同祝福結婚式は、一言で語れば、地上に世界平和の門を大きく開け放つ歴史的な宣布でした。そして神様の愛を中心に、世界は一つの家庭、人類は一家族であることを万民に誇らしく示す、一つの巨大な愛のパノラマだったのです。この日、私の夫である文鮮明総裁と私は、真の父母として、世界131ヵ国から参加した6万人を超える善男善女たちに、翡翠色の青空のもとで祝福を授けました。翡翠色の青空と輝く太陽のもとで繰り広げられたこの愛の一大祭典で、彼ら新郎新婦は一斉に、神様の愛を中心として真の家庭と真の平和の世界を成し遂げることを、神様と真の父母と全人類に宣誓しました。この日、神様の真の愛を中心に結ばれた約束は、永遠で、絶対的なものです。決して条件的あるいは制約的なものではありません。なぜならば、限りなく与えても、さらに与えようとする真の愛の中での出会いは、互いが離れようにも離れられない、永遠の関係として残るものだからです。ですから彼らには、今日の社会でよく目にする性道徳の紊乱や離婚のようなことは、考えることすらできなくなるのです。神様の真の愛を中心として出会う彼らには、国籍や人種、言語、風習などが障害になることはありません。すべての障害を溶かしてしまう神様の真の愛の中で、彼らは共通の真の愛の言語を発見し、共通の真の愛の広場で出会うようになるのです。こうした超国家的、超人種的、超宗教的な次元における出会いは、彼らをして世界のために生き、世界を抱くことのできる、未来の世界人に成長させてくれるのです。彼らが世界の至る所でために生き、犠牲になって生きる真の愛の根を下ろすときに、この地上からは憎悪と闘争の哲学が消え去り、戦争と殺戮の惨劇が終わりを告げるでしょう。ただひたすら永遠に互いのために生き、愛し合う真の理想家庭と平和世界が実現されるでしょう。既に文鮮明総裁は、去る1988年に6500組を超える永遠の平和の橋を架けました。日本と韓国の若者たちが、神様の真の愛を中心として共に夫婦となって以来、彼らの家庭は真の血統の関係として、両国の国民と伝統、文化を誰よりも愛し、大切にするようになったのです。少なくとも北東アジアの平和は、彼らによって保障されるようになったと言えるのです。昔から、家庭を守り、育むことは、私たち女性に与えられた固有の特権であり、使命でした。ところが、今日のこの社会には、私たちの家庭を脅かす根本的な要素があまりにも多くあります。実に今日の世界の問題は、軍事力や経済力を発展させたからといって解決できるものではありません。むしろ外的な成長と開発に比例して、伝統的な価値観の崩壊や社会秩序の混乱など、より多くの内的な問題が増加の一途をたどっているのが実情です。今も地球上では、数千万の人々が飢餓にあえいでいます。しかし、これは食糧問題である以前に、飢えに苦しむ彼らを自分の息子、娘、自分の兄弟、自分の父母として見ることができない、愛が枯渴してしまっているところに、より根本的な問題があるのです。今日の社会は、日ごと犯罪によって蝕まれ、麻薬のために衰えつつあります。人類は、たとえ核戦争の危機を避けることはできたとしても、希望のあすより、絶望の暗雲が未来を一層暗くしているのです。こうした世界の問題は、決して部分的、表面的な治療だけでは治せない、根本的なものです。もし歴史を背後で摂理してこられた神様を排除したまま、人間だけを中心としてその解決点を模索しようとすれば、その結果は失敗に終わるしかありません。ですから文鮮明総裁は、「頭翼思想」と称される「神主義」を宣布し、あらゆる苦難を経ながらも、ついに人類が今日の問題を解決できる、勝利の新しい地平線を切り開いたのです。つまり、人類が神様との関係を回復し、神様の真の愛を中心として、本然の理想家庭を取り戻して築いてこそ、平和世界の門が開かれるということなのです。この「頭翼思想」は、アメリカだけでなぐ無神論の共産主義思想によって統制されてきたロシアまでも、既に数万人の若者と知識人たちに神様の実在を確認させ、彼らを真の家庭の理想に目覚めさせています。理想家庭を通して、自分を犠牲にし、他のために生きる真の愛を訓練することによって、人種間の対立や暴力、貧富の葛藤、環境破壊、ひいては国家や民族の利己主義など、今日の諸問題に対し、その解決の糸口を見いだすことができるのです。文総裁は「神主義」を実現するために、生涯にわたって多方面に努力してきました。統一教会をはじめとして、「科学の統一に関する国際会議」、「世界平和教授アカデミー」、「世界言論人会議」、「世界平和のための頂上会議」、「世界宗教議会」、「世界平和連合」、「世界平和宗教連合」、「世界大学原理研究会」、「世界大学連盟」、そして「国際芸術公演団体」など、すべて等しく神様を中心とした平和世界の建設を、その理想と目標にしています。特に理想家庭を通じた世界平和の実現に心血を注いできた文総裁は、「アジア平和女性連合」と「世界平和女性連合」を創設した主人公でもあるのです。そればかりでなく、これまで築き上げた世界平和のための統一された基盤と努力を連帯的に強化するために、世界各国に「世界平和統一堂」を創設しました。誰が何と言おうとも、文総裁は、宗教界、思想界、学術界、言論界、教育界、科学技術界、そして文化芸術界など、あらゆる分野において、世界の頂上の基盤をつくり上げました。今やこのあらゆる分野が結束して大行進を始める日には、私たちの願う平和世界が、私たちのすぐ目の前に展開するでしょう。真の愛とは、本来限りなく与えては、またさらに与えようとするものなので、その前に「怨讐」という言葉は容認されません。そのため、これまで真の愛を中心とする「神主義」を実践するために、あらゆる無理解と迫害、中傷、謀略、そして数え切れない苦難を経験してきた文総裁ではありますが、その前に怨讐という概念はあり得ないのです。そうして過去の世紀に自由世界の仇敵と見られてきたソ連を訪問し、ゴルバチョフ大統領にも会い、また北朝鮮を訪問し、金日成主席にも会って、神様の真の愛を中心とする平和の原理、「頭翼思想」を訴えたのです。ために生きた上に、さらにために生きようとする真の愛を実践するために、文総裁は地の果てのどこまでも行かれるのです。敬愛する日本の女性指導者の皆様。今、この瞬間にも文総裁は、日本をアジアと世界から最も尊敬される国にならしめるために、先頭に立って道を整えています。また日本の若者たちが正しい道を行くように、昼夜を分かたず教育しています。あの純粋で、健康に活動する若者たちを御覧ください。総裁が築いた世界的な基盤を通じて、既に数多くの日本の若者が世界に出ていき、全世界の人々から限りない愛といたわりと尊敬を受けながら活躍しているのです。文総裁は、きょうのこの夕べにも、皆様一人一人に、本当に日本を生かす道が何であるのか、勧告したいことがたくさんあるのです。私は、夫がこの国とこの国の国民をどれほど愛しているか、よく知っております。しかし今夜は、その深く大きな愛をすべて伝え切るにはあまりに不足な私だけが、一人でこの壇上に立っています。一部の偏見にとらわれた人々が、何も知らないまま無条件に迫害と反対に熱を上げていますが、文総裁の愛と真意が理解される日が一日も早く来ることを望む次第です。皆様。日本がアジアに出ていくには、韓国と一つになって出ていってこそ、より多くの友を得て、より多くの基盤をつくることができます。近くて遠い国が、これからは近くて近い国となって、アジアの未来を共に背負って進んでいかなければなりません。日本は何よりも韓国の統一に大きな力を注ぐべきであると思います。過去の日本の韓半島支配が結局、分断という結果を招いてしまったことに対する痛切な心の傷は、統一のための真心のこもった皆様の努力によって、きれいに癒やすことができるのです。そのためにはまず,この国には民団と朝鮮総連という二つの韓国人の機構がありますが、それが一つになるように導き、統一のための基盤を整えなければならないでしょう。この二つの機構は、真の愛を中心とした「頭翼思想」によって一つになることができます。韓国と日本が互いに争えば、互いにもっているものをすべて失ってしまいます。しかし、二つの国が力を合わせれば、未来のアジアと世界の平和建設の最も偉大な主役となるでしょう。古くから世界の精神文明を主導してきたアジアから、世界を生かす新しい女性運動、新しい家庭運動、新しい平和運動が起こることは、歴史の必然なのです。これまで私が繰り広げてきた世界女性運動は、男性の権威に対する挑戦や、女性の権利ばかりを強調するフェミニズム運動とは、根本的にその性格を異にしています。今まで西欧社会で発展してきた女性運動は、相克的で衝突的な西洋の闘争精神を反映したフェミニズム運動ですが、私たちの運動は、互いに相応的で相補的な東洋の調和の原理が土台になった、和合の女性運動なのです。男性たちにできないこと、すなわち女性たちだけができることを探し出し、男性たちと相互補完的に協力することによって、真の家庭を建設することをその理想としています。今日、誰も手のつけようもない最も深刻な社会問題として登場しているのは、家庭崩壊の現象です。人類の生存する基盤が、その根底から揺さぶられているのです。アメリカにおいて家庭の価値や社会道徳の問題が、大統領選挙の最も深刻な争点の一つとなっているのも、このためです。これは単に、アメリ力や西ヨーロッパに限った問題ではなく、全人類的な危機なのです。日本や韓国も、その例外ではありません。経済発展と同時に、道徳的な危機を憂慮せざるを得ない段階を迎えています。これを防ぐ道は、摂理史的観点による「神主義」と「頭翼思想」を教えること以外にはありません。特に青少年に対する道徳教育は、とても切迫した実情にあります。私は、少し前に日本で開かれた「柳寛順烈士精神宣揚大会」が、日本の多くの市民から大きな反響を得たと聞いて驚きました。もちろん東洋のジャンヌ・ダルクといわれる柳寛鵬ま、若い青少年たちの愛国心を鼓舞するには最も良い手本であり資料になると思いますが、私をより深く感動させたのは、過去のぎくしゃくした関係を乗り越え、一人の人間に対する新しい相互理解の突破口を開こうという、日本国民の進取的な姿勢とその幅広い包容力でした。世界の深刻な家庭問題を解決するため、これから特別に、日本の女性の皆様が先頭に立ってくださるようお願いします。それというのも、皆様は、長い歴史を通じて愛と犠牲の精神で皆様の家庭と国を守ってきた、世界で最も立派な女性の伝統をもっているからです。皆様の国が第二次世界大戦の廃墟から立ち上がり、世界一の経済大国にまで発展するにおいて、その隠れた主人公の役割を果たしたのは、正に女性の皆様だったことを、私はよく知っています。伝統的に守られてきた皆様の犠牲と奉仕の美徳を、今や世界の全人類のために、与え続ける、世界的次元の真の愛へと昇華させなければなりません。過去の20世紀を通じて、男性たちが成し遂げられなかった平和世界の建設は、今や私たち女性の手に委ねられています。理想家庭を通じた世界平和の建設は、私たちに与えられた天命なのです。一般的に男性は自分を中心とする生活を営みますが、女性たちは自己を犠牲にする生き方をします。ですからこれからは、自分のために全体を犠牲にするのではなく、全体のために自分を犠牲にする、そのような真の愛が発揮される新しい歴史が出発しなければならないのです。私たちは、まず「頭翼思想」で武装して立ち上がり、平和世界の主役とならなければなりません。退廃の一途をたどる家庭倫理を、私たちが立て直さなければなりません。脱線の道にさまよう青少年たちを、私たちが正しく導いてあげなければならないのです。今や女性たちが主体的に立って、世界平和に貢献する新しい転換の時代がやって来たのです。誇らしきこの平和の隊列に、皆様すべてが参加!し、先頭に立ってくださることを切にお願い申し上げます。これから開催される全国の巡回講演会のために声援を送ってくださった皆様に、もう一度感謝を申し上げ、皆様と皆様の御家庭に神様の祝福が共にあることをお祈りいたします。ありがとうございました。一休さんのような機知(トンチ)ではありません。奇知=人とは異なる知恵すなわち神様の知恵世界平和を願う奇知の外の凡人が徒然なるがままに書く日記です。↓↓ にほんブログ村ランキング参加中。応援クリックお願いします。↓↓
2020.04.28
コメント(0)
韓鶴子総裁御言選集 - 目次韓鶴子総裁御言選集 1巻 真の父母様を中心とした一つの世界 第1部 真の父母としての韓鶴子総裁の生涯 第2部 国家の復帰のための世界宣教戦略 第3部 伝統の伝承と相続 第4部 世界平和実現の課題 第5部 二世教育と未来の人材の養成 第6部 孝情天苑を中心とした理想天国のモデル 第7部 天一国安着のための祝福家庭の責任韓鶴子総裁御言選集 2巻 理想家庭と平和世界のモデル 第1部 真の愛運動と女性の役割 第2部 理想家庭と平和世界のモデル韓鶴子総裁御言選集 3巻 天一国と私たちの使命 第1部 平和世界に向かう道 第2部 神様と人類の希望 真の父母 第3部 天一国安着のための私たちの使命韓鶴子総裁御言選集 4巻 愛しき君よ 花咲かせたまえ 第1部 真の父母としての韓鶴子総裁の生涯 第2部 国家の復帰のための世界宣教戦略 第3部 伝統の伝承と相続 第4部 世界平和実現の課題 第5部 二世教育と未来の人材の養成 第6部 孝情天苑を中心とした理想天国のモデル 第7部 天一国安着のための祝福家庭の責任韓鶴子総裁御言選集2 - 理想家庭と平和世界のモデル第1部 真の愛運動と女性の役割6. 理想世界の主役となる女性II*このみ言は、1992年6月10日から30日まで開催された「世界平和女性連合」(韓国)40ヵ所市郡区大会で宣布されたものである。満場の女性会員、同志の皆様。私はきょう、「世界平和女性連合」の総裁の資格をもって皆様の前に出ることができたことを大変うれしく、また光栄に思います。きょうのこの大会を準備してくださったすべての女性会員と後援会員、および日本から来韓された皆様に深く感謝を申し上げます。私がきょうお話しする題目は「理想世界の主役となる女性」です。皆様、誰かに「この世の中は善の世の中ですか、悪の世の中ですか」と問われたら、皆様は何と答えますか。間違いなく悪の世の中だと答えるでしょう。私たちが生きているこの時代の世の中だけが悪なのではなく、過去、歴史時代のすべての国と世界が悪だったと言わざるを得ません。ですから、善行よりも罪悪が、平和よりも戦争が、正義よりも不義が、愛よりも憎悪が、統一と和合よりも分裂と葛藤が、より猛威を振るう世の中になっているのです。人類は、このような罪悪の世界を誰も望んでいません。ですから人類は、いかにすればこの罪悪の世界を清算し、平和と自由と幸福があふれる真の愛の理想世界を創建できるかということを追求せざるを得ないのです。個人、家庭、氏族、民族、国家、世界のすべての構成員や指導者が一様に望んでいることも、平和と自由と幸福があふれる世界を実現することです。人類の歴史が始まって以来、数千年の間、このような夢と理想に向かって身もだえしてきましたが、いまだに人類が望む理想世界は実現していません。私はきょう、この問題に対する根本的な原因を皆様に明らかにしようと思います。併せて、私たち人類が何よりも願ってやまない理想世界を実現できる解答が何であるかを提示しようと思います。これは、人間の知識や思考の結果として生まれ出た内容ではありません。既に皆様がすべて御存じのように、私の夫、文鮮明牧師は、一生をかけてこの問題を解決するために献身してきました。私は、そのような夫に仕えて暮らしながら、その教えと神様と人類を愛するために実践躬行する生き方に、あまりに多くの感化と感動を受けました。夫に仕えて暮らしながら、真理に対する深い悟りを得、夫の人格と人生から絶えず感化と感動を受けたならば、それは世の中に広く知らせるべきでしょう。なぜならば、今日のこの世界が犯罪と闘争と退廃が荒れ狂う悪の世界になってしまった根本原因は、ほかならぬ夫と妻の根本的な関係の破綻と不和に起因しているからです。今日、この地上に人類が暮らしていますが、突き詰めれば、二人の人が暮らしているのです。男性と女性、すなわち夫と妻という二人の人が暮らしているということです。無数の人間が共に暮らしながら、あらゆる関係と問題を起こしていますが、そのすベての問題の核心は、男性と女性、この二人の間の関係と問題なのです。このように見るとき、私たちは、神様が人類の最初の先祖をこの地上に創造されるときにお立てになった、人間の男性と女性の行くべき天道が何だったのかを探らざるを得ません。三大祝福を下さった神様聖書の創世記の記録によれば、神様が天地を創造されたのち、最後に人間始祖である男性のアダムと女性のエバを創造され、彼らに三大祝福を下さると同時に、責任分担も下さいました。三大祝福とは、すなわち「生めよ、ふえよ、地に満ちよ、地を従わせよ。また海の魚と、空の鳥と、地に動くすべての生き物とを治めよ」というものでした。そして、彼ら二人の男性と女性に「善悪の実を取って食べてはならない!」という責任を一緒に下さったのです。これは、神様が人間とこの宇宙を創造された目的が何であるかを教えてくれる内容であると同時に、人生の根本を明らかにした内容でもあるのです。「生めよ」という祝福は、すべての人間は、地上に生まれ、完成した人格者として成長しなければならないことを意味します。完成した人格を備えた男性と女性が夫婦の関係を結び、子女を生んで育てる父母の道を行くようにしたことが、人生の二つ目の祝福です。そして、家庭を率いていく夫と妻、すなわち父親と母親がその道理を果たしながら、この世界をより便利で豊かな福地世界として建設し、地上天国を立てることが神様の創造目的なのです。この創造目的は、人間始祖が「善悪の実を取って食べてはならない」という神様の戒めを守ってこそ成就されるようになっていました。ところが、人間始祖であるアダムとエバは、完成した人間になる前、すなわち未成年の時期に神様の戒めを守ることができず、天使長の誘惑によって堕落し、全人類に悪の血統を受け継がせたのです。人類が抱えている不幸と悲劇皆様。神様が人間始祖アダムとエバに「取って食べてはならない」とおっしやった善悪の実とは何でしようか。それは木の実ではありません。それは正に、人間始祖が将来、夫と妻として結婚するときに実るその愛が未成熟な段階にあるときに、第三の存在によって誘惑されて不倫な性的関係が起きてはならないことを意味しているのです。実際にエデンの園には、アダムとエバ以外に第三者として天使長がいました。聖書では、エバを誘惑して不倫の罪を犯した天使長を、ルーシェルであると明らかにしています。これがまさしく人間始祖の堕落であり、人間世界に罪悪の根を下ろすようにした原罪なのです。したがって人間は、天地の大主宰者であられる父なる神様のみ前に不倫の罪を犯し、人間始祖の時から、不倫の愛で子孫を生む悪の世の中を築いてきました。個人、家庭、氏族、民族、国家、世界へと拡大した人間社会には、いつどこでも、この男性と女性の不倫関係による悪の血統が根を下ろし、それがこの世を地上地獄につくりあげ、犯罪と戦争と恐怖があふれる偽りの世界にしてしまいました。堕落した人間始祖アダムとエバは、人類の永遠の善の先祖として、真の父母の位置を確定しなければならなかったのですが、悪の血統を残した偽りの父母に転落してしまったのです。これが正に全人類が抱えている不幸と悲劇の第一原因なのです。この世界の全人類が真の父母を失い、偽りの父母の子孫になったこと以上に悲惨で憤慨すべきことがどこにあるでしょうか。人類の父母であられる神様としても、真の人類の始祖を立て、善の人類を生み殖やそうとしたのが創造目的でしたが、人間始祖の不倫の堕落によって全人類を罪悪の血統に転落してしまったので、その悲しみと苦痛はどれほど大きいでしょうか。原因を知ってこそ治療ができる疾病に苦しむ人を救うためには、その疾病の原因を探り出して治療しなければならないのと同じように、人間社会がこのような罪悪と不幸の苦痛から解放されるためには、この罪悪と不幸の根本原因を明らかにして治さなければなりません。その根本原因こそが人間始祖の堕落、すなわち原罪です。したがって、原罪という病気の原因を除去しなければ、人間世界から罪悪と不幸の根を抜き取ることはできないのです。どんなに多くの偉人や英雄、博士学士、政治家、哲人が現れて、法律や制度の改善、倫理道義教育などでこの世界を正そうとしても、人間堕落の原因、すなわち原罪を解明しなければ、それは不可能です。どんな薬を使っても効き目がありません。罪悪と不幸の根本の根が生きており、引き続き生えてくるからです。しかし、宗教では私たちに人間が堕落したという事実を教え、この堕落の内容を明らかにして人間を罪悪から完全に救援しようとされる神様の摂理を直接・間接的に教えてくれています。ですから、すべての宗教は、この罪悪世界を善の世界へと変化させ、救援する最も積極的な処方なのです。「宗教」という言葉は、すべての教育と教えの中で最高の教えであるという意味です。孔子、釈迦、イエス、ムハンマドのような四大聖人の教えをはじめとした各宗教の創始者たちの教えは、時代と環境を超越して人間の良心と道徳を守り、文化を発展させてきた原動力でした。したがってすべての宗教は、罪悪の世界を清算し、神様と人間が望む理想世界建設のために共に働く存在であり、協力者なのです。その中でも、神様の救援摂理が最も直接的に啓示されている経典が、正にユダヤ・キリスト教の聖書です。罪悪の血統を清算する復帰摂理聖書によれば、人類の歴史は、人間始祖アダムとエバが堕落し、偽りの父母となることによって喪失した神様の創造目的を再び回復しようとされる復帰摂理であることを知ることができます。偽りの父母になったアダムとエバに代わり、全人類を生み変えるために、メシヤ、すなわち真の父母が来られなければならないというのが、聖書でいうメシヤ思想の要点です。アダムは人類の真の父にならなければならず、エバは人類の真の母にならなければならないというのが、神様の創造本然の目的でした。この創造目的を再度原状回復するために、神様はアダムを再創造される摂理をせざるを得ないのです。これがまさしく、イスラエル選民を準備してイエス様を誕生させた摂理の骨子です。神様は、アダムとエバが堕落してサタンの血統を中心とした人類が生み殖えると、すぐに善と悪の血統を分立する役事を行われました。アダムの家庭で、神様の相対的立場にいる次子アベルと、サタンの相対的立場の長子カインを分立し、カインがアベルに自然屈伏するようにさせることによって、創造本然の秩序を原状回復しようとされたのですが、カインがアベルを殺害することによって、長い間にわたって善悪分立の闘争歴史が展開するようになったのです。ノア、アブラハム、イサクを経てヤコブの代になり、母リベカの協助により、双子の兄エサウを自然屈伏させることによって、ヤコブはイスラエル選民を立てる決定的役割を果たしました。ヤコブの息子ユダにより、その嫁タマルはぺレヅとゼラという双子の兄弟を身ごもりました。ペレヅは、タマルの腹中でゼラと争い、先に生まれようとするゼラを押しのけ、自分が先に生まれた息子です。善悪闘争である長子と次子の争いは、腹中で弟が兄に勝ち、長子として生まれる腹中復帰を成就させたのです。腹中復帰によって生まれたペレヅの血統を通じて約2000年後に誕生したお方が、メシヤとして来られたイエス様でした。イエス様を身ごもり、生むときには、母マリヤの命を懸けた冒険と精誠がありました。神様の救援摂理は、すなわち復帰摂理なので、サタンになったルーシェルの誘惑によって不倫な性関係を結んで堕落してしまった結果、人類に伝承された罪悪の血統を清算する、そのような復帰摂理を行わざるを得ませんでした。それが正に、カインとアベルからイエス様が誕生されるまでのイスラエル選民の歴史だったのです。したがってイエス様は、堕落によって偽りの父の立場に落ちたアダムを、善悪分立闘争の復帰路程を経て蕩減復帰した基台の上で、人類の真の父、すなわち第二の善の人類始祖として来られたのです。ですからイエス様は、その相対格であるエバの立場にいる女性を復帰して夫婦となり、子女を生み、万物を主管される位置まで進まなければならないのです。これがまさしくイエス様がメシヤとして来られた目的でした。アダムとエバを創造され、「生育せよ、繁殖せよ、万物世界を主管せよ」とおっしゃった神様の三大祝福を復帰するために、イエス様がメシヤとして来られたということです。イスラエル選民は、父として来られたお方をメシヤではないと不信し、十字架で処刑してしまいました。これはどれほど啞然とする親不孝であり、途方もない罪悪でしょうか。十字架で亡くなられたイエス様は、再びこの地上に来ると再臨を約束され、それと同時に「再び来るときは新郎として来るので、地上の人類は新婦の装いをして待たなければならない」という内容を語られました。ヨハネの黙示録第19章を見ると、そのイエス様の再臨は、地上に来られ「小羊の婚宴」をされると記録されています。これは正に、エデンの園のアダムとエバが堕落していない家庭を築くために、真の夫婦と真の父母の位置を復帰するという内容なのです。再臨のメシヤは韓国に来られるきょう、この女性大会に参加してくださった会員ならびに女性同志の皆様。私たちの家庭を破壊しようとするすべての性犯罪と不倫、退廃が蔓延するこの社会を、何をもって、またどのように正すことができるのでしょうか。もし、この性の問題を解決できなければ、人類社会はソドムとゴモラのような滅亡を自ら招いてしまうでしょう。既にこの審判の火は降り始めています。エイズという恐ろしい性病こそ、性道徳の紊乱に対する天の懲罰であり、警告です。イエス様は、この罪悪の世の終わりの日になれば再臨するとおっしゃいました。再び来られるイエス様は、人類の父として来られ、この世のすべての男性と女性が行くべき真の子女の道、真の夫婦の道、真の父母の道が何であるかを示してくださるはずです。そうしてこそ、人類の原罪によってもたらされた淫乱や退廃問題が根本的に解決されるようになります。これこそ、人類をこの罪悪世界から救援してくれる真の福音にほかなりません。人類が真の父母、真の夫婦、真の子女の道を喪失することによってもつれてしまった罪悪歴史を清算するその道を教えることが、メシヤ、救世主の使命です。私はきょうこの場を通して、私の夫、文鮮明総裁こそ、一生をかけて、このメシヤ、真の父母の道を開拓してこられた方であることを満天下に宣布いたします。皆様がよく御存じのとおり、私の夫、文鮮明総裁は、これまで悪の世の中の激しい迫害の中でも、神様の創造目的を明らかにし、人間始祖が犯した 原罪を究明することによって、人類の未来を開拓してこられた方です。私の夫、文総裁の教えである「統一原理」によれば、すべての宗教人が待ち望む教主たちの再臨理想、すなわち弥勒仏、真人、新しい孔子の再臨とイエス様の再臨思想は、一人のメシヤ、人類の真の父母の再臨によって実現するものであり、すべての宗教も連合、統一するようになっています。メシヤ、真の父母は、一部のキリスト教信徒たちが信じているように、2000年前に亡くなられたイエス様御自身が空中から雲に乗って再臨されるのではなく、イエス様の使命を相続した新たなお方がこの地上に誕生されるのです。その方の生まれる国は、我が国大韓民国であり、したがって人類の真の父母となられるメシヤは、驚くべきことに私たちと同じ言葉を使う韓国人として来られるのです。それでは、メシヤは、いつ再臨されるのでしょうか。「統一原理」によれば、この罪悪世界が終結する時が終末ですが、再臨されるメシヤは終末に来られるようになっています。一言で言うと終末は、第一次世界大戦が終わった1918年から2000年までの約80年の期間に該当します。この期間は、人類の真の父母であられる再臨主が韓国の地に誕生し、罪悪と戦争と闘争に満ちたこの世界を、自由と平和のあふれる善の理想世界にしていく、世界史的な転換時代に該当するのです。ですから、この時代は、個人、家庭、氏族、民族、国家、世界に至るすベての構成員の相互間で善と悪の対立と闘争が展開される大混乱の時代となるのです。人類はこの期間に第一次と第二次の世界大戦を経験し、第二次世界大戦後には、民主と共産の両陣営間の絶え間ない対決と闘争がありました。その間、韓国は40年の日帝植民地下、8・15解放と南北分断に続く6・25動乱の惨状を経験し、今日まで世界最後の分断国として残っています。南北統一は世界平和と統一の鍵韓半島の南と北は、人類始祖の堕落によりアベルとカインに分立されて堯かれた善悪の種が、世界的な実となって現れた結実体です。すなわち、北朝鮮の共産主義は、歴史上に現れたカイン型のすべての人生観と体制の世界的な結実体として、宗教的価値観を否定する無神論共産国家を形成したのであり、それは世界の共産陣営を縮小し、代表したものです。これとは反対に、韓国は、歴史上に現れたすべてのアベル型の人生観と体制の世界的な結実体として、宗教繁栄国家となり、自由世界を代表する国となっています。すなわち、全世界を善悪で分立し、善側として分立された韓国が、悪側として分立された北朝鮮と最後の対決の場を形成する全世界の縮小版が韓半島なのです。したがって、韓半島の南北統一こそが、世界平和と統一の鍵になるのです。ですから、韓半島の南北統一は、単純な政治的事件や課業ではありません。これは、神様の救援摂理歴史の最終目的である地上天国の復帰、すなわち共生、共栄、共義の理想世界を実現する関門となる摂理史的歴史性を帯びており、地上世界を経ていった数多くの霊人たちとも関係のある立体的な課業なのです。したがって、大韓民国の統一は、政治家だけで解決される問題ではありません。ですから、韓半島に絡み合っているこのような天のみ旨をよく知っている私の夫、文鮮明総裁は、皆様がよく御存じのように、1991年12月の初めに、七日間の北朝鮮訪問を決行し、北朝鮮の統治者金日成主席と会い、韓半島の統一問題に関連した天のみ旨である天命を通告しました。「『主体思想』では南北を統一することはできない。『神主義』と『頭翼思想』である『統一思想』によってこそ南北が平和的に統一され、全世界を主導する統一国家となる」と説破し、彼らの常套句となっている6・25北侵説に対しても、6・25は南侵であると正面から激しく反駁したのです。私は、夫に従って全世界を歴訪し、各国首班と数多く出会ってきましたが、先回の平壌訪問の時は、本当に悲壮な覚悟と深刻な決意をもたざるを得ませんでした。私たち夫婦は、ちょうど聖書に出てくるヤコブが、彼の命を奪おうとする兄エサウを千辛万苦の苦難と知恵と精誠で感動させ、最終的には彼の心を動かし、お互いが和解したように、この北朝鮮の金日成主席との談判を成功裏に成就させました。今や南北統一は政治家だけに任せるものではなく、神様が干渉されるものになったのです。私の夫、文総裁は、今も全世界的な基盤を動員して、神様のみ旨どおりに南北統一を成就し、淫乱と退廃のない理想的平和の世界を建設するために、昼夜を分かたず努力しています。満場の女性同志の皆様。きょう私が語ったメッセージは、私と私の夫に従っている統一教会員だけが信奉する内容ではありません。全世界160ヵ国以上の各界指導層の人士と数多くの青年男女がこの教えに従い、自由と平和のあふれる新しい統一の世界を創建するために汗水を流しています。世界各地で、大韓民国が人類の真の父母の来られた国として既にあがめられ始めており、韓国の言葉と文化を習い、礼儀作法を学ぶために我が国を訪ねてくる外国人たちが急速に増えています。統一世界を成し遂げる女性勇士とならなければならない「世界平和女性連合」は、性道徳の退廃、麻薬の拡散、淫乱で紊乱なあらゆる性関係によって私たちの家庭が脅かされているこの現実を救済するために、その根本的な処方をもって、去る4月10日、ソウル・オリンピック・メーンスタジアムで世界70ヵ国以上の代表と15万人の韓国の女性たちが集まって創設された世界的な女性機構です。私たちは、男性が女性を抑圧してきた堕落した社会風土とすべての淫乱、退廃により腐っていく人類社会の未来を救うために、これ以上待つことはできません。真の父母、真の夫婦、真の子女の道理を学び、実践するための私たちの行進は、最終的に「世界平和家庭連合」を結成し、五大洋六大州のこの地球星のどこ にも不倫と退廃が足を踏み入れることができないようにしなければなりません。そうして、人類がエデンの園で淫乱という原罪を犯して以来、今日まで苦痛を受けてきた悪の血統を清算した新世界を迎える準備を急がなければなりません。今までは、人類を滅ぼしてきた淫乱と不倫に対して、誰もが手をこまねいているだけでしたが、今やこの問題を完全無欠に解決する希望の新しい真理が、私たちの生きているこの時代に、我が国、韓国から出てきました。真の父母様によって明らかにされたこの新しい真理は、南北を統一し、平和の世界を建設する人類の灯火となるでしょう。私たちは、この新しい真理を知り、有史以来私たちを苦しめてきたこの罪悪の世界を終結させ、自由と平和と幸福のあふれる統一の世界を建設する女性勇士となるために総決起しましょう。真の母の道を行きましょう。真の妻の道を行きましょう。真の娘の道を行きましよう。どうもありがとうございました。一休さんのような機知(トンチ)ではありません。奇知=人とは異なる知恵すなわち神様の知恵世界平和を願う奇知の外の凡人が徒然なるがままに書く日記です。↓↓ にほんブログ村ランキング参加中。応援クリックお願いします。↓↓
2020.04.28
コメント(0)
韓鶴子総裁御言選集 - 目次韓鶴子総裁御言選集 1巻 真の父母様を中心とした一つの世界 韓鶴子総裁御言選集 2巻 理想家庭と平和世界のモデル 第1部 真の愛運動と女性の役割 第2部 理想家庭と平和世界のモデル韓鶴子総裁御言選集 3巻 天一国と私たちの使命 第1部 平和世界に向かう道 第2部 神様と人類の希望 真の父母 第3部 天一国安着のための私たちの使命韓鶴子総裁御言選集 4巻 愛しき君よ 花咲かせたまえ韓鶴子総裁御言選集2 - 理想家庭と平和世界のモデル第1部 真の愛運動と女性の役割4.世界の統一と人類の責任*このみ言は、1992年4月10日、韓国ソウルのオリンピック・メーンスタジアムで開催された「世界平和女性連合」創設大会および「アジア平和女性連合」ソウル大会で宣布されたものである。貴賓の皆様、世界各国から韓国を訪ねてこられた「世界平和女性連合」70数ヵ国の代表の皆様、各界の女性指導者ならびに満場の会員の皆様。きょう私は、「世界平和女性連合」創設および「アジア平和女性連合」ソウル大会に、このように満場の盛況を呈してくださることによって、平和世界実現のための女性連合の決意を高め、その壮途を祝福してくださる皆様に心からの感謝を捧げます。女性たちが中心となって、このように多くの女性が一堂に会するのは初めてのことだと思います。この日を契機として、世界の女性たちが、その高貴な本然の役割を自覚し、平和と幸福と自由のあふれる理想世界を創建する道が開かれることを確信しながら、「世界の統一と人類の責任」と題してお話ししたいと思います。昨年(1991年)の11月30日、私は、夫の文鮮明総裁と共に北朝鮮を訪問しました。1週間、北朝鮮に滞在しながら、金日成主席をはじめとする各界の指導者たちに会い、様々な場所を見て回りました。一般には知られていませんが、夜を明かしながら祖国統一のために精誠を尽くし、また天運と現実の世界を合わせるために血のにじむ努力をする夫を、私はこれまで間近で見守ってきました。考えてみてください!今回の北朝鮮訪問は命を懸けた冒険といえないでしょうか。皆様もよく御存じのように、文総裁は共産主義者たちの最も嫌う宗教創始者であると同時に、世界一の勝共指導者です。北朝鮮は思想的にどれほど統制された所でしようか。北朝鮮の指導者たちは文総裁を一番の怨讐と定め、全世界に悪意に満ちた数々の宣伝をしてきたではありませんか。そのような地に、文総裁は神様だけを頼りに入っていき、最高指導者に天命を説き、「『主体思想』では統一できない。『神主義』で統一しよう」と提議したのです。私たちの北朝鮮訪問は、共同投資や事業を目的としたものではありませんでした。何らかの計略を抱いて行ったわけでもありません。故郷訪問や親戚との再会が目的ではありませんでした。摂理のみ旨に従って、心から与え、尽くしたいと思う神様の心、真の愛を抱き、天命を証して諭し、北朝鮮の指導者たちの心の扉を開き、真の統一への突破口を開くためでした。夫は、北朝鮮に滞在する間、最高の国賓としての礼遇を受けましたが、一晩たりとも楽に休むことはできませんでした。切なる祈祷で天運を連結し、神様のみ前に統一のための条件を立てながら夜を明かしました。韓半島の統一は、政治協議や経済交流だけでは成し遂げられません。天運と共に神様の真の愛によってのみ、統一は成し遂げられるのです。統一は神様の摂理と直結しており、また世界の統一を成し遂げるための必須段階だからです。世界各国からお集まりになった女性連合会員の皆様。私はこの歴史的な場で、儀礼的な挨拶をしようとは思いません。過去と現在、そして未来の意味を歴史の前に宣布する話を語ろうと思います。きょう、私が宣布するメッセージは、周辺でよく耳にするありきたりな内容ではありません。今日の女性たちが必ず知らなければならない天の秘密を明かす内容です。今日、現世は病み、死に向かううめき声で満ちており、このような環境は、過去はもちろん、未来においても、そうならざるを得ないというのが歴史的事実です。それは、人類始祖の失楽園が原因です。すなわち、私たちの始祖が重病にかかったという意味であり、宗教的な用語を借りるならば「堕落した」ということです。このように堕落によって病にかかり、人類歴史は病魔とサタンを中心として出発したのです。神様が願われた創造理想に相反する悪の主人サタンと悪の子女になったアダムとエバが結婚し、悪の先祖として出発したことは、人類歴史の悲運でした。こうして人類はサタンの愛、サタンの生命、サタンの血統を受け継がざるを得なくなったのです。本来、夫婦が合徳できる愛の器官は、真の愛の本宮であり、真の生命の本宮であり、真の血統の本宮でした。愛は、夫婦の生命を激しく動かし、その夫婦が一体化して愛で合徳することによって、血統を継ぐ子女を繁殖するようになっています。生命の中心は愛であり、血統は、夫婦の愛と生命によってつながるのです。愛と生命と血統を連結しなければ、歴史はつながりません。堕落以降、人類は、サタンの愛、サタンの生命、サタンの血統権の捕虜になっているのです。アダムとエバは、偽りの愛、偽りの生命、偽りの血統を青少年期に蒔いたので、「終わりの日」である終末の時代が来ると、青少年の淪落問題が全世界的に起こるようになるのです。今が正にその時です。サタンは堕落した愛の条件を中心として、神様の本然の真の愛の世界を永遠に滅ぼす舞踏場をつくりました。サタンは、性解放、青少年の倫理と麻薬問題などによって家庭破綻と伝統の打破を計り、現世を地上地獄にしてしまいました。したがって、真の男性、真の女性、真の兄弟、真の夫婦、真の父母、真の社会、真の国家、真の世界は、夢にも考えることができなくなったのです。人類は、サタンという存在ゆえに、このような罪悪の世界をつくるようになったことをはっきりと知り、その根源と堕落の起源を明らかにしなければなりません。人類は、サタンとアダムとエバが三位一体になったことを暴露し、創造理想である神様とアダムとエバの三位一体を回復しなければならないことを悟らなければなりません。この世界的な難題の解決のためには、サタンが犯した罪と人類始祖が犯した罪の根本をはっきりと知って、彼らを讒訴する証言者が必要です。神様とサタンは、堕落に対する内容を知っていましたが、アダムは未成年者だったのでよく分かりませんでした。しかし、「終わりの日」に、復帰されたアダム完成者が来れば、これをはっきりと明かすようになるでしょう。そのお方は歴史的なサタンの罪状を明らかにし、サタンを追放できる時代をもたらすでしょう。その時、初めて人類は希望と平和、幸福と自由の転換時代を迎えるようになるのです。人類は、偽りの父母であるサタンを中心とした偽りの愛と偽りの生命と偽りの血統を清算するために、接ぎ木の方法を通して、野生のオリーブの木を真のオリーブの木に戻さなければなりません。すなわち、人類は、神様と真の父母様に接ぎ木され、真の愛と真の生命と真の血統を取り戻し、地上天国と天上天国を実現しなければならないのです。これが、救援摂理、復帰摂理、再創造摂理の目的となるのです。このように真の父母の顕現は、途方もない歴史的な重大事件なのです。真の父母様は、人類歴史の終結であり、結実体であり、また人類文化の完成であり、宗教歴史と哲学史の勝利なのです。それでは、真の父母の顕現に先立ち、蕩減復帰と再創造路程が必然的なものなので、その路程がどれほどつらく、大変な歴史路程だったかを詳しく見ることにしましょう。それを知るようになれば、私たちの責任がどれほど重要であるかが分かるからです。聖書に立脚した歴史路程は、命には命、目には目、歯には歯で蕩減される路程でした。堕落の責任は、サタンを中心として、エバから始まり、アダムに移りました。すなわち、偽りの生命の種を受けたエバの立場からすれば、神様に代わってサタンが父の位置でエバと一体となって、アダムを生んだ立場となり堕落がなされました。こうしてエバは、天使長とアダムを各々父と息子のような立場に立てて堕落したので、蕩減復帰路程で探し立てられた神様のみ旨にかなう血統を受け継いでいこうとしなければなりません。聖書を研究してみると、私たちには到底理解できない摂理歴史が秘められていることが分かります。エバは本来、天の父とその息子であるアダムと一体にならなければならない立場でしたが、堕落して逆に天使長と一体化して、次にアダムをも堕落させて、彼をサタンの立場に立ててしまいました。これを逆に蕩減復帰するために、たとえ堕落したとはいえ、永遠性をもって創造された原理的な基準のあるアダムの家庭から摂理をされました。したがって、サタンがエバを奪った最初の愛の象徴であるカインをサタン側に立て、本来エバの夫となる立場にあったアダムとの2番目の愛の象徴として生まれたアベルを天の側に立て、善悪闘争の歴史を通して根本的な蕩減復帰路程を展開してきたのです。サタンの占有する長子権を天の側の次子権が復帰して占有しようとするので、次子を祝福してあげなければならない歴史が現れるようになるのです。例えば、カインとアベルが同時に供え物を捧げたときも、神様はカインの供え物は受けず、アベルの供え物だけを受けられましたが、その理由は正に、次子が天の側に立っていたからでした。カインが自分の供え物を、アベルを通して捧げていたなら、神様、アダム、天使長の本来の秩序を形成して復帰することができたはずでしたが、カインがアベルの命を奪うことにより、天はセツを立てて摂理を継承させました。このように、カインとアベルが別々に生まれた兄弟としてみ旨を成就できなかったので、母の腹中にまで戻っていく歴史が展開するのです。双子であるエサウとヤコブの兄弟が母リベカの腹中で闘うので、リベカが不思議に思って神様に尋ねると、「二つの国民があなたの胎内にあり、……兄は弟に仕えるであろう」(創世記25:23)とおっしゃいました。その時からリベカは次子として生まれたヤコブに、より関心をもつようになったのです。先に生まれたエサウから、次子のヤコブを通して長子権を蕩減復帰させるために、リベカはエバの立場に立って責任を果たさなければならなかったのです。出エジプトの時、イスラエルを中心としてエジプトの長子を打ったことも、ヤコブがヨセフの息子マナセとエフライムの手を交差して祝福したこと(創世記第48章)も、長子権と次子権を入れ替えるための、天の隠されたみ旨があったからなのです。エバが、父である神様とその息子であるアダムをだまして堕落したので、リベカは反対に天の側に立って、父イサクとその息子エサウをだまし、ヤコブが祝福を成就できるように母子協助したのです。ですから、ヤコブは長子権を取り戻し、母子協助の基盤の上に勝利したイスラエル選民を出発させることができたのであり、天の側の長子権、次子権を条件的に得て、勝利的選民編成を成し遂げることができたのです。しかし、ヤコブが長子権を獲得したのは40歳以降のことだったので、依然として40歳以前の圏内は、サタンから勝利したという条件を探し立てることができませんでした。したがって、歴史は再び、ユダの嫁タマルを通して腹中で分別の勝利を得るために、もともと弟であるはずだったペレヅが、腹中において双子の兄ゼラを押しのけ、先に兄として生まれたのです。このように押しのけて出てきたという意味でペレヅと名づけられたのです。有史以来、母の腹中に植えつけられたサタンの血統を神側に復帰し、腹中で長子権と次子権を天の側が取り戻し、本然の血統権を探し立てるようになり、その基盤の上にユダ支派を通してメシヤ誕生の基盤を築くことができるようになったのです。タマルという女性もまた、エバの立場を清算するために舅と息子を否定する立場をとり、蕩減条件を立てました。タマルによる胎中聖別によって、真の血統がサタンの讒訴なしに天の子女として懐胎、出産できる蕩減条件が確立したのです。腹中勝利を収めたこの基準は、続いてイスラエル民族とユダヤ教の子孫たちへと引き継がれ、真の父母であるメシヤを送ることができる時を待たなければなりませんでした。なぜならば、サタン側では既に世界的国家が立てられていたので、イスラエル民族もこれに相応する国家的版図を形成したのちにメシヤを送り、世界の国々を蕩減するためでした。神様が約2000年間待ち続けて、国家基準の上でエバのような立場の女性を再び探し立てて摂理されたのが、マリヤを通した摂理です。リベカやタマルはアダム再創造過程において召命を受けた重要な革命的女性でした。アダムとエバが約婚段階にあったように、約婚段階にあったマリヤも、死を覚悟して絶対的に神様と一体となり、父子を欺いた立場で蕩減復帰歴史を完遂した烈女でした。そうして懐胎したイエス様に対してサタンは、マリヤの腹中にいる時から血統的にいかなる讒訴もできませんでした。このように勝利した女性の体から生まれたイエス様は、神様だけが取ることのできる初愛の実となり、有史以来、初のひとり子として誕生したのです。このような血統聖別の過程を通して生まれた聖者はイエス様しかいないので、イエス様を聖者の中の聖者と呼ぶのです。したがって、キリスト教文化圏は世界的に大きく拡張し、神様は第二次世界大戦の勝利とともに、キリスト教文化圏を通して世界統一のみ旨を果たそうとされたのです。第二次世界大戦を摂理的に見ると、堕落によってサタン側のカインと神側のアベルに分かれました。神側の世界国家次元で結実したエバ国家である島国イギリスと、そこから生まれた次子権のアベル国家であるアメリカ、長子権のカイン国家であるフランスが連合国を形成し、アメリカは世界の連合国を代表した位置に立つようになりました。これに対抗して、サタン側のエバ国家である日本、サタン側のアダム国家であるドイツ、そしてサタン側の天使長国家であるイタリアが枢軸国を形成しました。神様は天の側である連合国が枢軸国と対決し、サタン側に完全勝利した基盤の上に統一世界を探し立てようとされました。ここで、神様の真の愛を携えてきたアダムである真の父母が中心となり、偽りの父母の種を受けた人類を一度に清算し、真の父母の本源的真の愛、真の生命、真の血統を連結して、新しい真の人間の種を継承することを、神様は願われました。しかし、来られる真の父母は、キリスト教から反対を受けることによって荒野へと追い出され、結果的にイスラエルの4000年の歴史を通して築いた蕩減の道を再び失ったことになり、真の父母は1代で40年再蕩減路程を通して完結しなければならなかったのです。来られる再臨主は第三次アダムとして来られる方であり、天界の真理をもって来られ、サタン側の個人、家庭、国家、世界路程によって蕩減し、アダムの失敗とイエス様が成し得なかった使命を完全蕩減復帰することによって、統一世界を創建するのです。このように第三次アダムは、第一のアダムが家庭基準で堕落したことを国家基準で蕩減復帰し、さらには世界全体を蕩減復帰して勝利しなければなりません。統一教会の創始者である文鮮明牧師とその妻である私は、真の父母の立場で、歴史的なサタン側の讒訴条件をすべて背負い、子女たちの解放のために、神様と一体となって苦難の世界的蕩減の道を歩んできました。真の父母は、イエス様とは反対に、ゴルゴタの峠を生きて越えなければならない歴史的召命を担い、運命的な開拓者の道を歩まなければなりませんでした。アベル的なユダヤ教とカイン的なイスラエル国家が一つとなってイエス様をお迎えしていれば、心身分立型として展開していた世界版図は、イエス様を中心として統一圏として結ばれていたはずであり、その基盤の上にイスラエルは、イエス様の真の愛を中心として接ぎ木され、新たに生まれた世界的長子権国家となっていたはずでした。ところが、その当時、選民圏を誇っていたイスラエルは、メシヤとして来られたイエス様を中心として全世界を救おうとされた神様のみ旨を知ることができなかったのです。彼らは、「メシヤが来れば、全世界がイスラエル王国をあがめ、そこに仕えるようになる」ということだけを信じたのであって、「神様のみ旨は、個人や家庭、国家の救援のみに限られたものではなく、世界の復帰にある」ことを悟ることができませんでした。今日のキリスト教も同じ立場に立っています。神様は、イエス様が30年余りの生涯をかけて心血を注ぎ、成就できなかった国家の復帰の使命を、20世紀に入り、キリスト教の中心国になったアメリ力を第2のイスラエル圏として立てて完成しようとされたのです。また、第1イスラエル圏であるイスラエルとユダヤ教が失敗したことを蕩減するために、再臨の時には、第2イスラエル圏のアメリカとキリスト教がカインとアベルの立場に立って、世界的な蕩減復帰の版図を造成し、統一を完遂しなければならない使命があるのです。イエス様が十字架にかかって亡くなることにより、イエス様の時代に完遂しなければならなかった使命が成就されなかったことは言うまでもなく、イスラエルの国まで失ってしまいました。したがって、キリスト教は、霊的に国家の形態を追求しながら、その命脈をつないでくる歴史を形成しました。ですから、再臨の時にはイスラエルの失敗を再蕩減しなければならないので、再臨のメシヤとして来られる方は、世界的レベルで勝利しなければならないのです。イエス様が十字架にかかって亡くなられるとき、共に十字架にかかった右の強盗と左の強盗、そして凶悪な強盗バラパは、地上のイスラエルが失敗することによって生まれた三つの類型です。再臨のときには、右の強盗の立場にはキリスト教圏、左の強盗の立場にはサタン側の共産主義世界、バラバの立場にはイスラーム圏、このように三つの類型として分かれます。今や再臨されるイエス様は、責任をもって左翼と右翼を一つの方向に結び、バラバ圏であるイスラーム圏まで合わせて蕩減復帰し、一つの方向に収拾しなければならないのです。その方はこれまで地獄に向かって走ってきた人類の方向を180度転換させ、天国に向かうように収拾しなければならない重大な使命をもっているのです。このように、人類の真の父母としての資格をもって来られる再臨のイエス様は、神様が勝利された基盤を世界的な版図として再整備するために、全霊界を収拾して、地上の先進諸国を、キリスト教を中心として再編成しようと絶えず努力してこられました。特にキリスト教を中心とした、イギリス、アメリカ、フランスが真の父母に反対したので、天は統一教会をキリスト教の代わりに準備させました。そうして、統一教会は、世界的サタン圏である共産主義はもちろん、キリス卜教諸国を含めた全世界をも反対する試練の峠を越えさせ、サタン側を天の側が取り戻して歓迎する立場に立たせなければなりません。そうやって韓国と日本とドイツが真の父母に仕えることのできる世界的国家として現れるようになりました。神様は再びこれらの国家を中心として蕩減の役事(働き)を展開してくることができたのです。真の父母がなす世界摂理から見ると、韓国はアダム国家、日本はエバ国家、アメリカはアベル国家、そしてドイツはカイン国家として立てられました。日本と韓国は怨讐関係であり、アメリカと日本も互いに怨讐の関係であり、アメリ力にとってはドイツも怨讐国でした。真の父母は、この摂理的4大中心国家を協力させ、第二次世界大戦後にキリスト教を中心としてアメリカが果たすことのできなかった責任を、再び成し遂げるための21年の蕩減路程を直接歩まれました。その路程に成功することによって、勝利圏を探し立てたのです。今や、個人、家庭、国家、世界、そして天宙的なゴルゴタを勝利的に越えてきた真の父母の宗教である統一教会は、アメリカに新しい方向を提示してあげ、また希望を失ったキリスト教に新しい希望を植えつけてあげ、さらには、共産圏はもちろん、イスラーム圏まで収拾してきています。また韓半島では、20世紀において、ヤコブとエサウとが南北の形で対決する、すなわち真の父母と、偽りの父母格である金日成主席との対決において、真の父母は、真の愛によって勝利的父母権を蕩減復帰しました。これをもって、韓国は歴史的勝利を成し遂げた第3イスラエル圏として立てられ、新しい統一世界の選民国家とするのです。今や第3イスラエルである韓国は、統一世界、平和世界を願う真の父母とその子女がみ旨を成し遂げる基地となり、地上天国と天上天国の基盤を構築する中心となるのです。第二次世界大戦後、韓国、日本、アメリカ、ドイツが大きく復興したのも、摂理歴史の視点から見るとき、韓国はアダム国家、日本はエバ国家、アメリ力はアベル国家、ドイツはカイン国家の位置に立つことによって、神様の祝福を受けたためであることを知らなければなりません。本来のエデンの園でアダムとエバが天使長と共に堕落し、蒔かれた種が世界的結実として現れる時が来たので、アダム国家である韓国を中心として、エバ国家である日本と3大天使長国家であるアメリカ、中国、ソ連が権益の争奪戦を繰り広げている所が、正にこの韓半島なのです。しかし、神様の御加護により、韓国を中心として日本、アメリカ、中国、ソ連が共に連合し、イエス様が当時、果たすことのできなかったアジア諸国の統一を世界的次元で復帰すべきみ旨が成し遂げられつつあるのです。アジア太平洋文明圏時代が到来するのも、真の父母を中心としてイエス様が成し遂げようとされた霊肉ともの世界実体圏を、アジアで完成しようとするところにみ旨があるのです。言い換えれば、今日アジア諸国は真の父母様を中心として統一世界を成し遂げなければならないということです。今や、世界史的勝利の伝統を立てた真の父と、歴史的な女性の代表として勝利した世界的女性の代表である真の母に侍り、真の男性像はもちろん、真の母、真の妻、真の娘の理想像を確立しなければなりません。私たちは、新しい家庭から新しい社会、国家、世界へと新たに出発する起源を迎え、真の父母の伝統を引き継ぎ、勝利を収める先覚者にならなければなりません。今まで無秩序で乱れた生活をしてきた男性たちを正しく導き、アダムとエバを滅ぼした恨を歴史的に解かなければならない使命が、私たち女性にはあるのです。愛する女性会員の皆様。きょうの大会は「アジア平和女性連合」が母体となって「世界平和女性連合」が創設される意義深い大会です。会員の皆様は、到来した女性時代とともに、夫を抱き、子女を正しく養育する真の愛の模範的な実践運動を全世界的に展開しなければなりません。そうして、夫と子女たちの積極的な支持を得て、「世界平和家庭連合」へと発展しなければなりません。「世界平和女性連合」の運動は、女性だけのための運動ではありません。まず、夫と子女のために生きる真の愛の運動として、理想的な家庭を結実させなければなりません。このようにして築かれた理想的な家庭が集まり、理想的な国家、理想的な世界を築くようになるのです。「世界平和女性連合」が「世界平和家庭連合」へと発展しなければならない理由がここにあります。そして世界平和の具現のために、政治、経済、文化、そして社会の各分野において女性たちが先頭に立たなければなりません。左翼と右翼を統一し、無神論的唯物論を克服して、21世紀以降の永遠の歴史を先導していく「頭翼思想」、「神主義」こそ、私たち女性連合が堅持しなければならない基本的な価値観です。女性として救援摂理史の主役を担ったリベカやタマル、マリヤのような、苦難と迫害の烈女たちを胸に刻みましょう。命を懸けた冒険と逆境に勝利し、天倫の道理を立てた彼女たちのその強靭な意志を受け継ぎ、私たちの家庭を真の父母、真の夫婦、真の子女の家庭として育てていくことにより、今日のこの罪悪世界を天国世界に変える聖業に、私たちは共に決起しましょう。真の愛の主人公であられる真の父母を中心とした平和の世界に向かって総進軍しましょう!神様の祝福が皆様と皆様の御家庭、そして皆様の国と共にあることを祈りながら、私の話を終わらせていただきます。ありがとうございました。一休さんのような機知(トンチ)ではありません。奇知=人とは異なる知恵すなわち神様の知恵世界平和を願う奇知の外の凡人が徒然なるがままに書く日記です。↓↓ にほんブログ村ランキング参加中。応援クリックお願いします。↓↓
2020.04.26
コメント(0)
韓鶴子総裁御言選集 - 目次韓鶴子総裁御言選集 1巻 真の父母様を中心とした一つの世界 韓鶴子総裁御言選集 2巻 理想家庭と平和世界のモデル 第1部 真の愛運動と女性の役割 第2部 理想家庭と平和世界のモデル韓鶴子総裁御言選集 3巻 天一国と私たちの使命 第1部 平和世界に向かう道 第2部 神様と人類の希望 真の父母 第3部 天一国安着のための私たちの使命韓鶴子総裁御言選集 4巻 愛しき君よ 花咲かせたまえ韓鶴子総裁御言選集2 - 理想家庭と平和世界のモデル第1部 真の愛運動と女性の役割2. エバの使命*このみ言は、1991年9月18日から24日まで開催された日本全国巡回大会で宣布されたものである。愛する日本食口の皆様!神様と真の父母様の祝福が皆様の家庭に満ちることを祈ります。私は母としてこの点を考えてみました。お父様が日本の幹部を集めて語られるのをそばで見守りながら、多くのことを考えました。お父様が日本の食口たちにエバの使命を強調されるたびに、私は日本の食口たちのことが非常に近く感じられました。なぜなら、私もエバだからです。母の愛は犠牲再臨主が新郎ならば、エバは新婦です。そして本来、新婦としてキリスト教がエバの使命を受け持たなければなりませんでした。しかし、キリスト教は、お父様に対して反対しました。新婦が新郎を裏切ったのです。ですから、お父様は悲痛であられるのです。何の基盤もなく一人で40年の世界的荒野路程を歩まなければなりませんでした。お父様は再び新婦を探さなければなりませんでした。そうして、世界のキリスト教の代わりに探し立てられたのが世界統一教会であり、その中でもエバ国家に選ばれたのが日本の食口たちです。日本の祝福家庭の数が韓国の祝福家庭よりも多いのも、お父様が日本をエバ国家、すなわち新婦の国家として祝福されたからです。このような意味で、摂理的アダム国家である韓国と日本は一つにならなければならない宿命的な関係にあるのです。韓日間の国際祝福結婚の摂理が、正にこの両国をつなぐ摂理的な架け橋であることを皆様はよく知っているでしょう。また、日本国内にいる韓国の僑胞もアダム国家の復帰、すなわち南北統一に重要な役割を果たすようになるという事実を覚えておいてください。エバは、新婦でありながらも、娘と母の立場をもっています。したがって、エバには新婦の使命、娘の使命、母の使命があるのです。それでお父様は、世界の復帰の経済的な責任と献身を皆様にお頼みになるのです。神様の前に、真の父母様の前に、皆様は祭物になった立場で、すべてを捧げながら、誠を尽くして侍らなければならない立場に召命を受けたのです。お父様は日本の食口たちに引き続き、さまざまな使命を下さいます。日本の幹部に命令される時のお父様はとても厳しいです。譲歩がありません。しかし、部屋に入って祈られる時は、日本の食口の困難な事情を思い、涙を流されるのです。日本の摂理に責任をもつ幹部の名前を一人ひとり挙げながら、涙で祈り、日本の食口のために全身で精誠を込めます。娘は親にとって、常に喜びと慰労の対象実体であり、親が疲れている時にも、明るくて朗らかな娘はその疲労を忘れさせてくれます。日本の食口は、神様と真の父母様にとって、このような慰労と喜びの対象的立場に立つことのできる代表であることを忘れてはいけません。母は子女のためならば、いかなる犠牲も甘受します。皆様の中で子を生んだことのある人は分かると思いますが、母でなければ誰がその生みの苦しみに耐えられるでしようか。したがって、母の愛は犠牲なのです。強く大胆に前進しよう1991年9月17日に、「アジア平和女性連合」の大会を成功裏に開催しました。これからアジアの平和と繁栄は、私たち女性にかかっています。そして、きょう私たちはまた別な、神様の摂理のために一堂に会しました。神様の愛を裏切ったエバのすべてを歴史的に総蕩減し、復帰されたエバとして新たな出発の旗印を高らかに掲げようとするのです。「アジア平和女性連合」を結成することによって、復帰摂理を新たな次元に発展させようと、この場に集まったのです。1990年に、お父様はモスクワ大会を通して世界的な長子権復帰を完成し、「七・一節」を通じて、これを宣布されました。ですから今後、家庭・民族・国家・世界的な次元で、すべてのカイン圏は次第に崩れていくことでしよう。そして、お父様は長子権復帰を父母権復帰へと連結させるために、還故郷を強調しておられます。本来、家庭で長子権と父母権を喪失したので、これを取り戻すためには、皆様の家庭のある故郷に帰って、自分の氏族を中心として復帰の基盤を固めなければなりません。今や私たちの前に残されたのは、王権復帰を通した地上・天上天国を建設する課業です。今後、「世界平和連合」と「世界平和宗教連合」の土台の上に私たちが果たすべき使命は王権復帰を完成することです。母として皆様の事情を誰よりもよく知っている私は、皆様を休ませてあげたいのですが、神様のみ旨とお父様の苦労される姿を見ると、そうすることができなくて心が痛みます。皆様の暮らす家も訪問し、皆様の事情を共に分かち合い、皆様の子供たちが成長する姿も見たい私の心をお伝えします。祝福家庭の子女たちは神様の希望です。ぜひ勇気を失わずに強く大胆に前進しましょう。お父様と私は、皆様と皆様の子孫のために絶えず祈るでしよう。一休さんのような機知(トンチ)ではありません。奇知=人とは異なる知恵すなわち神様の知恵世界平和を願う奇知の外の凡人が徒然なるがままに書く日記です。↓↓ にほんブログ村ランキング参加中。応援クリックお願いします。↓↓
2020.04.26
コメント(0)
今回から「韓鶴子総裁御言選集」第2巻・3巻からの講演文集をUPしていきます。韓鶴子総裁御言選集 - 目次韓鶴子総裁御言選集 1巻 真の父母様を中心とした一つの世界 韓鶴子総裁御言選集 2巻 理想家庭と平和世界のモデル 第1部 真の愛運動と女性の役割 第2部 理想家庭と平和世界のモデル韓鶴子総裁御言選集 3巻 天一国と私たちの使命 第1部 平和世界に向かう道 第2部 神様と人類の希望 真の父母 第3部 天一国安着のための私たちの使命韓鶴子総裁御言選集 4巻 愛しき君よ 花咲かせたまえ韓鶴子総裁御言選集2 - 理想家庭と平和世界のモデル第1部 真の愛運動と女性の役割1.アジアと世界を救う真の愛運動*このみ言は、1991年9月17日、日本の東京ベイNKホールで開催された「アジア平和女性連合」創設大会で宣布されたものである。尊敬する大会委員長、「アジア平和女性連合」の会員の皆様、来賓の皆様、そして日本全国各地から集まってこられた女性指導者の皆様。今日の歴史的な大変化のただ中にあって、これまでわずか5年足らずの間に、「アジア平和女性連合」がこれほどの成長を遂げ、かくも立派な大会を開催することになり、衷心よりお祝いを申し上げます。皆様の国、日本は、終戦の廃墟の中から立ち上がり、「現代の奇跡」と呼ばれるほどに、わずか40年で世界一の経済大国を建設し、世界の人々の羨望の的となっています。さらに幸いに思うのは、このような驚くべき産業発展を遂げながらも、日本は東洋に受け継がれてきた伝統的価値を失うまいと努めながら、家庭と社会教育の問題に多大な関心と努力を傾けてきたことです。このような立派な成功の背後には、誰よりも女性の皆様が、細やかで犠牲的な母として、また献身的な主婦として、家庭を健全に育て守ってこられたことが、その大きな基礎となっていることを、私もやはり女性の一人として、誇りに感じています。「アジア平和女性連合」の指導者の皆様。世界は今、歴史的な大転換期を迎えております。1917年のロシア革命以来、70年近くにわたって、世界の半分以上を席巻しながら数億人もの人々の血を流し、全人類を恐怖と戦慄のるつぼに追い込んできた共産主義の宗主国ソ連が、ついにその赤い旗を降ろし、歴史の彼方へと消え去ることになりました。これは取りも直さず、神様を否定する無神論の世界観が敗亡したことを意味し、葛藤と闘争と憎悪の哲学が、その限界を露呈し、共産党による一党独裁体制がその破滅を宣言したものです。しかし、このような共産主義の滅亡は、私たちに一つの重要な事実を悟らせてくれます。それはすなわち、共産主義の滅亡は、決して自由民主世界の勝利を意味してはいないという点です。経済的平等を主張して出発した共産主義が、かえって経済的な破綻によってその終焉を告げたように、自由の理想を唱えて立ち上がった自由民主世界もまた、その自由というものの陰で、性道徳の紊乱や暴力、麻薬中毒など、激しい価値観の混乱による社会的破綻を迎えているのです。戦後40数年にわたる冷戦時代は、結局のところ、勝者なく、左右双方が敗者となったゲームとして幕を下ろすことになったのです。今こそ共産主義世界だけでなく、自由民主世界も新たに救済されるべき時であることを悟らせてくれているのです。このように、西洋を出発地とした資本主義と共産主義は、いずれもそれ自体が物質的価値に基礎をおいているため、精神と肉体を兼ね備えている人間の真の欲望を満たすことができず、その限界があらわにならざるを得なかったのです。そのため、今日の世界においては、精神的価値を強調してきた東洋社会の中心的役割が、絶対的に必要な時代になりました。歴史的にも、アジア大陸は世界の精神文明の産室となってきましたが、ついに今や東洋が精神的な主体として、世界史的使命を果たす時が来ているのです。今の時代が「アジア太平洋時代」と呼ばれるのもその意味であり、これは実に、「もう一つの歴史的大転換期」と呼ばれるようになるのです。尊敬する女性指導者の皆様。過去半世紀にわたり、日本が産業を発展させ経済的に豊かになりながらも、日本社会がその歴史的価値を立派に守ることができたのは、女性たちが自発的に、献身的、犠牲的に家庭を守ってきたからであると私は思っております。事実、歴史的価値の中で最も重要なものは、家庭を中心とした価値観であると思います。昔の諺に「家和万事成」という言葉があります。これはすなわち、家庭こそが平和の根本であるという意味です。そして、このような家庭を築く上で最も重要な要素が真の愛です。真の愛とは、愛の中でも神様を中心とした絶対愛のことをいいます。すなわち、愛せないものまでも愛するのが真の愛なので、真の愛によれば怨讐までも愛さざるを得なくなるのです。さらに相手のために生命までも捧げる犠牲的な愛が真の愛です。そのため、真の愛のもとでは、個人はもちろん、社会や国家間の対立や葛藤さえも完全に超越し、溶かされて、真の平和が成就するのです。この真の愛は、創造と繁殖と発展の原動力となります。つまり、すべてのものは投入すれば消耗し、終わってしまいますが、真の愛は投入すればするほど大きくなり、さらに増加して返ってくるのです。そのため、このような真の愛の中でのみ「永生」という言葉が可能となり、真の愛を実践する家庭と社会は永遠に滅びることなく発展するのです。このような点から見ますと、私の夫である文鮮明牧師が教えてきた「ために生きる」という言葉は、平和な世界を建設する基本的な指針となるものです。このような真の愛の起源は、神様にあります。そして神様は、このような真の愛を実現するために人間を創造されたのです。神様は、人間を創造されるとき、なぜ男性と女性が互いに相対となるように造られたのでしようか。それは真の愛ゆえに、そのようにされたのです。真の愛の中で、 夫は妻と、妻は夫と愛を分かち合うようにするためにです。夫と妻がこのように互いに横的な愛を分かち合うことによって、夫と妻の根源であられる神様の愛を所有するようになるのです。すなわち、横的な男性と女性の愛によって、人間は縦的な神様と愛で結ばれるようになるのです。言い換えると男性と女性が結婚するのは、真の愛を中心に互いの世界を横的に占有するためであり、縦的には神様の愛を占有するためなのです。真の愛には相続権があるので、創造主と被造物が自分の所有となります。人間の欲望は、ここにおいて達成されるのです。このような点から、女性は男性がいなければ神様の愛と出会うことができず、男性は女性がいなければ神様の愛を所有できないのです。そのため、男性と女性は、神様の愛を所有するという立場において、互いに平等な価値をもつことになり、一体になった夫婦が神様の真の愛のパートナーになると同時に、創造主と人間は、真の愛を中心として平等の価値をもつようになるのです。このようにして、神様によって最初に造られた男性と女性が真の愛を成就すれば、彼らは真の父母となり、神様の愛を実現する始発点となるはずでした。しかし、不幸にも、人類は、神様の代身として真の愛の実体となるべき真の父母を失ってしまったので、このような真の父母の理想を再び回復し、真の愛を中心とした真の家庭と社会、国家、世界を実現する起源をつくらなければならなくなったのです。ですから、これからの世界は、単に地理的に近くなる地球村時代ではなく、真の愛を中心としてつながる地球家族時代を迎えなければならないのです。文鮮明牧師は、この真の愛の絶対的な道を知るがゆえに、数多くの迫害と苦難を受けながらも、自分のためではなく、神様と人類のために生きてきたのであり、その結果、今日のこの世界的な統一教会の基盤を築いたのです。のみならず、このように世界的な仕事をしてきた文牧師の妻として、私自身も、この真の愛を中心とした勝利の縁があるので、夫の痛みを骨身に深く刻みつつ家族全体と分かち合うことができたのであり、いかなる困難にぶつかったとしても、孤独な立場である夫のことを思いながら、表情に出さず、笑顔を失わないように努力してきたのです。そのようにして、女性としての真の幸福を、父母の愛、夫婦の愛、子女の愛の中に見いだそうと、ために生きる生活を続けているうちに、自然と私の生涯の目標が、真の愛を中心としてきょうはきのう以上にために生きて感謝し、また、あすはきょう以上にために生きて感謝しながら、一層努力する人生になったのです。また私が今日、立派に成長した13人の子女の母親として、その役割をうまく果たし得たのも、やはりこのような真の愛を中心として私の家庭が一つになれたからだと思います。どの家庭でも神様が臨在されれば、父母も子女もみな、神様の愛と生命と希望を共に分かち合うことができるからです。尊敬する「アジア平和女性連合」の指導者の皆様。来たる2000年代は、米ソ 両国の対立時代でも、多国による混乱の時代でもなく、神様の真の愛を中心とした神様の世界にならなければなりません。経済力や軍事力による世界支配の論理が存在していた弱肉強食の時代は過ぎ去り、今や神様の真の愛を教える「神主義」に基づいて、東と西、南と北、そしてすベての文化と人種と思想が一つに溶け合い、一つの世界をつくらなければなりません。「神主義」は今、アジアから出発して、アジア太平洋文明圏を建設しなければなりません。「神主義」を中心としたアジアは、これ以上の反目や葛藤、闘争があってはなりません。自分のためよりも、全体のために生きようとする真の愛の実践によって、アジア人自らが世界平和を成就する見本を示さなければなりません。世界から富の祝福を受けた日本の行くべき道は、今や世界のために生きる「真の愛の精神」を土台 として、世界の痛みを自分の痛みとし、世界の問題を自分の問題として、世界のために犠牲となり、奉仕することによって、世界平和建設の主役にならなければなりません。既に文鮮明牧師は、今年の8月27日と28日に、韓国のソウルで「世界平和宗教連合」と「世界平和連合」を結成しました。地球上の諸宗教は、唯一の神様を中心として全人類を結集させ、真の愛をもって結束させる使命をもっているにもかかわらず、歴史の流れとともに数百、数千に分かれてしまい、かえって宗教相互間の葛藤や闘争はおろか、真の神様を指向する人類の信仰の道までも、混乱に陥れてきたのが現実です。宗教の名のもとに無実の人々を罪ある者と決めつけ、神様の名を借りて血を流す戦争を数多く経験してきた歴史的事実を直視したとき、このような宗教が一つにならなければ、人類の心の世界は一つになれないばかりか、地上の平和世界ははるか遠くに追いやられてしまうしかありません。このような点から見て、今年(1991年)、世界の宗教が連合する機構が結成されたことは、正に歴史的な壮挙と言わざるを得ません。また過去、第一次世界大戦時には国際連盟、第二次世界大戦時には国際連合が、それぞれ戦後の問題を解決するために設立されましたが、今日、第三次世界大戦と言える、過去40数年間の冷戦時代が残してきた数多くの深刻な問題を解決するには、全く力不足であるというのが実情です。人種や文化の葛藤の解決、貧富の格差の解消や自然保護、そして真の倫理的価値観の確立などが、現代の人類が世界的次元で新たに取り組んでいかなければならない課題です。このような観点から、「世界平和連合」という新しい国際機構が、真の愛と「神主義」という新しい理念を中心として設立されたことは、実に時宜にかなったことだと言わざるを得ません。さらに一歩進んで、人間の心と体を代表するこの「世界平和宗教連合」と「世界平和連合」が共に、世界平和という共通の目標に向かって一致した方向を取り、互いに協力し合うことのできる相互基盤が築かれたという事実は、既に世界平和の建設が目前に迫っていることを示すものです。また、文鮮明牧師は、世界平和のための重要な環境的条件を、既に準備したのです。尊敬する日本の女性代表の皆様。これから皆様がアジアと世界のために与えようとする真の愛の実践者となるならば、きょうのこの歴史的な大転換の時点は、日本はもちろんのことアジアが世界へと飛躍できる重要な出発点となるでしょう。皆様がアジアの母、世界の母として生活舞台の幅を広げ、次元を高めて、新しいアジア、新しい世界建設の先頭に立ってくださることを切に願うものです。これこそが、誰も避けることのできない、歴史が今日の私たちに与えた宿命的課題なのです。アジアが神様の真の愛を中心として正しく立つとき、アジアの未来は無限に明るくなります。さらに、この世界に永遠の平和の秩序が定着する希望の未来が約束されるのです。新しいアジアの平和と世界の未来のために、より一層の努力をしてくださることを切にお願いいたします。ありがとうございました。一休さんのような機知(トンチ)ではありません。奇知=人とは異なる知恵すなわち神様の知恵世界平和を願う奇知の外の凡人が徒然なるがままに書く日記です。↓↓ にほんブログ村ランキング参加中。応援クリックお願いします。↓↓
2020.04.25
コメント(0)
韓鶴子総裁御言選集 - 目次韓鶴子総裁御言選集 1 真の父母様を中心とした一つの世界 第1部 真の父母としての韓鶴子総裁の生涯 第2部 国家の復帰のための世界宣教戦略 第3部 伝統の伝承と相続 第4部 世界平和実現の課題 第5部 二世教育と未来の人材の養成 第6部 孝情天苑を中心とした理想天国のモデル 第7部 天一国安着のための祝福家庭の責任韓鶴子総裁御言選集 1 - 真の父母様を中心とした一つの世界第7部 天一国安着のための祝福家庭の責任4. 感謝と精誠の生活 感謝の生活私の一生の目的はただ一つです。いかにすれば昨日よりもきょうをより一層感謝する心で生きていくかということです。きょう一日、昨日よりも感謝し、あすはきょうよりも感謝しながら生きていくために努力してきました。毎日感謝する心をもつことが私の人生の目標です。しかし、皆さんに私の心情を率直に告白するならば、私自身が毎日、感謝する心で固く決意して前進しなければならないと思いますが、時には弱くなったり感情的になったりもします。ですから、皆さんがそのような点について私のことを理解してくださればと思います。私はいつも神様に向かう信仰生活において、より真なる道とはどのようなものであるかを考えています。私たちが神様のみ旨を明確に、そしてはっきりと知ることができる方法を知っていればよいのですが、時々それが分からずに挫折することもあります。それは人間であるからではないかと思います。したがって、神様に対する絶対信仰をもつためには、何よりも神様とお父様のみ旨に従順に従わなければなりません。(1984.7.31、ベルべディア修練所)私たちは歴史を通じて大きな教訓を学びます。そして、いつも過去の失敗は繰り返すまいと決心します。私は、2000年前イエス様が来られる前のユダヤ人たちも同じように考えたと思います。彼らも、「その時が来たら絶対失敗などするまい」と考えたでしょうが、結果的に失敗してしまいました。それ以後のキリスト教の歴史については、皆さんがよく知っていることと思います。今日、私たちはいかなる位置に立っているでしょうか。私たちもまた2000年前のユダヤ人たちのように歴史的な失敗と絶望をしているのではないでしょうか。そうでないとするならば、私たちは失敗をもう二度と繰り返さないという固い決意と娶勢をもっているでしょうか。お父様がダンベリーに出発される直前に、「不平を言ってはいけない。立てられた立場で感謝するようにして、感謝することによって完全に一つになった時、大きな奇跡が起きる」とおっしゃいました。お父様の歴史を皆さんはよく知っています。お父様は侍られる立場で来られました。もし世の中の人々が早くにお父様のことを受け入れていたら、お父様の路程は今日とは異なった形で展開されていたことでしょう。しかし、お父様は世の中の人々から反対を受けながら、孤独な苦難の路程を歩んでこられました。しかし、はっきりしていることは、いかなる反対や迫害があっても、お父様は神様のみ旨を成し遂げてこられたということです。お父様はいつも天のお父様のみ旨のために全体を投資し、少しも退かれなかったということです。皆さんは先輩たちの証を聞いて、お父様が過去に歩んでこられた路程をすべて知っています。言ってみれば、誰にも借りを負わず、人に借りを負わせながら生きてこられました。そして、いつも人のために生きてこられました。お父様がダンベリーに行かれる時、私はお父様が心の中で悲壮な決心をされていることを感じました。もし人間が自身の責任分担をしっかりと履行していたら、お父様はそれほどまで困難でつらい道を歩んではこられなかったことでしょう。反対と苦難の道の代わりに勝利者として栄光の道を歩まれていたはずです。しかし、お父様はとうてい言葉では言い尽くせない苦難の道を歩んでこられたのです。一旦はその道が運命の道であると考えながら、いつも御自身のことは忘れ、神様を慰労なさり、その状況の中における最善の道を通して、神様に喜びを捧げながら生きてこられました。(1984.7.31、ベルべディァ修錬所)私たちは、神様に侍って究極的に天一国を完成させなければなりません。それは、個人から始めなければなりません。お父様は、「二人が一つになって成される国が天一国である」とおっしゃいました。いかにすれば一人の心と体が100パーセント以上統一された立場で生活できるでしょうか。これが、私たちが信仰で実践すべき基本的な問題であると思います。ですから、私は皆さんの善し悪しを批判する前に、まず純粋な心で天の前に「ありがとうございます」という言葉で始めなさいと言いました。本当に文字どおり天の前に「ありがとうございます」と言えるのは、道に通じた人です。個人と家庭、教会、氏族、国家において統一された立場に立つようになれば、神様を中心とした一つの世界が自動的に実現するのです。(2012.11.11、清心平和ワールドセンター)一世と二世は真の父母様に感謝する生活をしてきましたか。私たちの路程に不満や不平はあり得ません。今、二世は、一世と同様に信仰で最も基本となる「万事に感謝する生活」をしていないので、非常に心配です。聖書と「原理」で言及されているように、正常な信仰をもった人は、天にまず感謝するようになります。しかし、私たちも知らぬ間に自己中心的な信仰生活をしてきたのです。(2013.7.5、ハワイ)いつも私たちは感謝する心で一日を始めなければなりません。だんだん高齢化が進んでいます。すべての人々が健康に多大な関心をもっていますが、健康において最も重要なことは、常に肯定的で、喜び、感謝する心で暮らすことです。朝、目覚めれば、「私はきょう幸せな一日を始めます」と大声を出して笑わなければなりません。すると、すべての病気が離れていき、エンドルフィンが出るのだそうです。そうして、仕事の能率も上がり、健康になるのです。(2006.3.22、日本、東京)人は長生きを望みますが、体には限界があります。今後、環境が良くなり、100歳、200歳まで生きるとしても、結局は永遠なる本郷に行かなければなりません。本郷に行って豊かな暮らしができる人生を教えてくださる方が真の父母です。どれほど有り難いことでしょうか!サタンの手足になった私を呼んで祝福してくださり、私を信じてくださり、私の子孫を通して名門家になれるよう祝福してくださろうとなさる父母様です。真の父母様がいつの時でもいるわけではありません。この時しかいません。私が地上にいるこの時だけです。地上で受けられるすべての福を受けた立場です。皆さんが欲と猜忌と嫉妬を捨てて、感謝する心で暮らすようになれば毎日が天国です。(2016.7.7、天正宮博物館)真の父母は、どん底から出発せざるを得なかった環境でしたが、今日のこのような基盤を築いたことに対して皆さんは感謝しなければなりません。それに幸いなことに、真のお母様が地上にいます。そのことを有り難く思わなければなりません。皆さんの一日の生活が「ありがとうございます」から出発してこそ発展があるのです。ある歌の歌詞に、「欲一つ脱いだら、喜びの花が咲く」という言葉がありますが、そのとおりです。アダムとエバも、自分を中心とした欲心から堕落したのです。み旨に対する祝福家庭も同じです。自分自身を中心とすることは禁物です。すべての焦点を父母様に合わせ、父母様と一心同体となって動かなければなりません。父母様の願いが皆さんの願いにならなければなりません。天の父母様の夢と実体的な地上天国を成し遂げるのです。地上天国で暮らしてから天上天国に行きます。私たちが肉身をもって生きる時に、永遠の世界に入って生きる所が決定されるのです。その環境にそぐわなければ自然淘汰されてしまうのです。(2016.4.23、天正宮博物館)私たちが信仰生活をする中で、自分の立場や職位が重要なのではありません。地上生活をする間に、いかにして私自身を聖和させるかということが重要です。いかに生涯を閉じるかということです。皆さんが考えなければならないのは欲を捨てることです。キリスト教がこれ以上発展できないのはなぜでしょうか。自分自身や息子、娘のために祈るからです。天の願いが何であるか、天のみ旨が何であるか、人類の願いが何であるか、ということが考えられないのです。私たちは違います。真の父母様を通して、私たちがいかなる人生を生きるべきかを学びました。自分の身のほどを知って欲を捨てれば福が来ます。そのようになれば、天の前に、より一層感謝できます。天の前に感謝する生活をするようになれば、大きな祝福を与えてくださるのです。そのようなことを多く体験したことでしょう。そのような人生を送らなければなりません。(2015.10.30、天正宮博物館)統一家の祝福家庭の食口たちは、堕落した世界における澄んだ水です。澄んだ水が多ければ多いほど、川と海、地球がきれいになるのです。また、清くない人がいなくなります。ですから、私たち一人ひとりがどれほど重要か分かりません。皆さんは、73億人類がすべて真の父母を知るようにしなければなりません。その知らせる使命を、祝福家庭の皆さんが果たさなければなりません。私は56周年の聖婚記念日に4大聖物を与えました。皆さんは、天の父母様がいらっしゃる所に行く時、「影のない人生を送った」という印を押されて行かなければなりません。この時代に皆さんがそのような恩賜を受けられるということがどれほど感謝なことかを知らなければなりません。私たちは常に天の父母様に感謝しなければなりません。そして、「天が私を抱き得る道を開いてくださった真の父母様、ありがとうございます。天の父母様の前に進み出ることができる私となり、ありがとうございます」と言わなければなりません。毎日私たちの生活は「ありがとうございます」という言葉で始めなければなりません。(2016.6.6、イーストガーデン)ピルグリム,ファーザーズ(PilgrimFathers)がアメリカ大陸に渡っていった動機は、人間のつくった儀式と制度から抜け出て、自由に神様に侍りたいということでした。彼らが冬にアメリカ大陸に到着して、寒さと飢えに苦しみましたが、未来を考えて種を残しました。それを植えて初めての収穫をする時に、まず天の前に感謝を捧げました。これが貴いことなのです。それで神様は、移住民を祝福されました。私が感謝祭の行事を行う理由は、すべてのことを天の前にまず感謝申し上げ、天の哀れみを請い、天の夢をかなえてさしあげる祝福家庭となることを願うからです。(2016.11.24,、天正宮博物館)精誠の生活神様の天地創造を考えてみてください。神様は理想的な国を考えながら、天地創造を始められました。それは誰のためだったでしょうか。アダムとエバ、御自身の息子と娘、成長して御自身の体となる真の父母のための環境創造でした。環境創造は簡単にできるものではありません。皆さんが各自の素質によって作品を作る時には、精誠が込められます。ただ言葉で、「ああ、私はこのようにつくりたい。バラよ!このようになりなさい」と言ったからといってできるわけではありません。精誠が必要なのです。(2012.12.14、天正宮博物館)皆さんはすべてのものが備わっています。2000年前イエス様が真の父母の資格をもって来られましたが、それを成し遂げることができずに十字架の道を行かれました。どれほど悲惨だったでしょうか。神様はイエス様を送るためにイスラエル民族に準備させながら、言葉では語り得ない苦労をされました。イエス様も、御自身の使命がいかなるものであるかを知っていましたが、環境が準備されていなかったので、十字架にかけられて亡くなりました。しかし、霊界で神様に会うことを考える時、イエス様の心情はどうだったでしょうか。イエス様は、肉身を脱いで霊的にでも御自身の使命を果たしたいという気持ちが切実だったことでしょう。キリスト教が初めに出発する時、多くの人たちがライオンの餌食になったこともありました。そのような道を越えずには信仰を守ることができなかったということを考えると、現在の皆さんは途方もない恩恵を受けているのです。2000年の間待たなければならなかったイエス様の心情を考えてみなければなりません。お父様は生涯において度重なる獄中の苦しみと数多くの迫害を受けながら、勝利の基盤を築かれました。皆さんも従ってきながら苦労をたくさんしましたが、お父様のことを考えれば、「お父様、私は最善を尽くしました」と言えるでしょうか。毎日「家庭盟誓」を唱えながら、家庭では孝子、国家では忠臣、世界では聖人、天宙では聖子の道を歩んでいると言い、毎日感謝する心をもって敬拝と祈祷を数千回捧げても不足な皆さんです。(2002.8.21、日本、高松)皆さんは祝福家庭として使命を果たすために、精誠を尽くさなくてはなりません。神様は天一国を迎える時までどれほど苦労をされたでしょうか。お父様も80年の生涯の間、何の過ちもなく6度の獄中の苦労を払いながら、最後まで神様の摂理を進めてこられました。それは、神様と皆さんのためでした。祝福家庭は、神様と真の父母様に途方もない借りを負っているのです。人間の本心というのは、100をもらったら、返す時は10を取って90を返すということはしたくありません。100パーセント以上、120パーセント以上返したいというのが本心です。皆さんが真の父母様に焦点を合わせて生活するようになる時、神様はもちろん霊界の善なる先祖たちが皆さんに協助して、奇跡のような驚くべき役事が繰り広げられるのを感じ、見ることができる時代に接しています。天国へは一人では行けず、家庭単位で入ることができます。祝福を受けた皆さんの家庭だけが入るのではなく、皆さんの氏族と民族をすベて連れて行かなければならない所が天国です。皆さんは「誰かが私を手伝ってくれるだろう。奇跡が起こるだろう」と安逸な考えをしてはいけません。皆さんに天のみ手が届くように相対基準を立ててさしあげなければなりません。今までの皆さんの生活態度を変え、朝の敬拝後に特別精誠を捧げたり、特別に時間を決め、氏族と国と世界、神様のみ旨を成し遂げてさしあげるために精誠を尽くしたりすれば、新たな道が開かれることでしょう。(2006.6.20、タジキスタン、ドウシャンべ)一休さんのような機知(トンチ)ではありません。奇知=人とは異なる知恵すなわち神様の知恵世界平和を願う奇知の外の凡人が徒然なるがままに書く日記です。↓↓ にほんブログ村ランキング参加中。応援クリックお願いします。↓↓
2020.04.24
コメント(0)
韓鶴子総裁御言選集 - 目次韓鶴子総裁御言選集 1 真の父母様を中心とした一つの世界 第1部 真の父母としての韓鶴子総裁の生涯 第2部 国家の復帰のための世界宣教戦略 第3部 伝統の伝承と相続 第4部 世界平和実現の課題 第5部 二世教育と未来の人材の養成 第6部 孝情天苑を中心とした理想天国のモデル 第7部 天一国安着のための祝福家庭の責任韓鶴子総裁御言選集 1 - 真の父母様を中心とした一つの世界第7部 天一国安着のための祝福家庭の責任1. 天一国と基元節基元節は神様の夢がかなう日基元節は神様の夢がかなう日です。私はその日を考えながら、「お父様はなぜ13日をあれほど強調されたのか」と思い、天と対話する時間をたくさんもちました。なぜ13数なのでしょうか。聖書は多くの部分が比喩と象徴で書かれています。神様の天地創造は6日かかったのではありません。神様の天地創造は12日かかりました。13日は神様の夢がかなう日に定められました。ですから、お父様は13日を「基元節」に定められたのです。神様の王権即位式をしてさしあげ、天正宮博物館入宮・戴冠式を経ながら基元節に向けたお父様の準備は12年かかったのです。(2013.1.7、天正宮博物館)神様は天地創造を始められ、アダムとエバまで創造されてから、7日目に休まれたと聖書にあります。ところが、「夕となり、また朝となった。第1日である」とあります。この言葉は、時間的というよりは期間を意味します。「神様が天地を創造された期間は、6日ではなぐ12日(の期間)だったのです。その次の日である13日に休まれた」ということです。真の父母様によって天一国が出帆することになった歴史的な日である基元節が2013年1月13日です。13数が重要です。また私は、神様が天地創造をなさったことと同じ脈絡で、13人以上の子供を生みました。数字の13が重要なのです。歴史が始まって以来、誰もできなかったことです。(2016.8.1、天宙清平修錬苑)聖書の多くの部分が比喩と象徴で書かれていますが、天地創造の期間だけを見ても、1日という概念ではありません。神様は万能なるお方なので、「太陽ができなさい。月ができなさい。岩ができなさい」とおっしゃって天地創造が始まったといいますが、神様は全身全霊でエネルギーを投入されました。渾身の力を尽くされたのです。万物世界が誕生するまで1日という概念ではなかったのです。段階と考えなければなりません。神様が、微生物から高等動物に至るまで全力を尽くして創造されたのです。皆さんは祝福を受けて母としての道を歩んだでしょうから、赤ちゃんの生まれる過程が分かるはずです。どのように生まれますか。「もうこれ以上我慢ならない。死にそうだ。もう駄目だ」となってこそ生命が生まれるでしょう。簡単には生まれません。神様の創造においても、そのような苦痛を通して、万物が一つ一つ生まれたということを考えれば、13日に対する神様の夢は大きかったのです。私は、天地創造の期間は6日ではなく12日であると言いましたが、13日は神様の夢が完成し得た日です。神様の願いは四位基台の完成でしたが、人間の父母になられたかったのです。お父様は私たちに対して、基元節である1月13日が最も重要な日であると宣布してくださり、その基元節のために摂理的なことをたくさんされました。それが「神様王権即位式」からの12年間です。これは数字的に合っています。偶然に簡単に訪れた日ではありません。(2013.1.14、天正宮博物館)基元節を迎える姿勢基元節に向かう皆さんの準備はどのように進んでいますか。一言で言えば、天地開闢の時代ですが、皆さんはどのように準備していますか。皆さん自身の心と体が一つになっていますか。私たちは天の前において罪人です。私たちの受けた恩賜に対してあまりにも責任を果たすことができませんでした。誰か立ち上がって「私は責任を果たした」と誇ることができるでしょうか。歴史始まって以来、初めて迎える基元節が、祝福の日であることだけは明らかです。ところが、皆さんの態度はどうでしょうか。その祝福を代価なしに受けるつもりでしょうか、息子、娘の資格で受けるつもりでしょうか。良心に手を当てて本心の言葉を聞くことができる人がいるでしょうか。先に逝かれたお父様のことをもう一度思いながら、私たちは麻の服を着た姿勢で悔い改めなければなりません。互いに許す心がなくてはならないのです。神様の蕩減復帰の摂理歴史も大変でしたが、すべてを惜しみなく与えられ、誇らしい天一国の民になることを願われる父母様に対して、私たちはあまりにも資格がありません。あまりにも準備ができていません。どうしなければならないでしょうか。皆さん自らが低い立場で悔い改めるそのような心で、再び天の哀れみを請う立場で基元節を迎えなければならないのです。それゆえに私は、国内外で不必要な訴訟を起こしているすべての人たちに「悔い改めよ」と言いたいのです。すべての荷を下ろして、基元節を通して新しく出発せよと言うのです。そして、迫りくる基元節のために準備する全世界の祝福家庭たちは、天の前に一点も恥じることのない期間をもたなければなりません。私は基元節を通して、すべての面における門を大きく開きました。真の父母様を中心に迎えて絶対信仰・铯対愛・絶対服従で、人生の最期の瞬間まで、一途な心で不屈の姿で忠孝烈の隊列に必ず加わるのだと誓いながら行動し、実践するのです。そのような皆さんのために私は門を大きく開きました。皆さんがそのように決心して出発するならば、私たちの未来には蕩減がないでしょう。私たちは蕩減のない天一国時代を準備しなければなりません。そのためには責任が必要です。責任は誰かが果たしてくれるものではありません。自分自身が果たさなければなりません。死生決断、全力投球はこのような時に必要な言葉です。理想世界では必要のない言葉です。皆さんの精誠が天においては栄光となり、地においては喜びとなって、永遠なる天一国時代において、愛され、認められる天一国の民にみななることを祈ります。私たちはみな共に、人類を天の父母様の民へと導くことに最善を尽くすことを、再度決意しましょう。そうしてこそ皆さんはあの世に行っても自由なのです。讒訴のない世界で暮らすようになるのです。皆さんが地上で責任を果たせなくなれば、讒訴が永遠の世界までついて来るようになります。そうなると、愛で息をする霊界において、皆さんは呼吸困難になってしまいます。今、皆さんの年齢が高くても構いません。この地上に身を置いている限り、責任を全うする皆さんにならなければなりません。そうして永遠の世界で自由に父母様の前に出ることができ、誇ることのできる皆さんとなることを願います。(2013.1.20、清心平和ワールドセンター)基元節を控え、すべての統一家の食口たちは、もう一度掃除をしなければなりません。ですから、その時に参加する食口たちや、事情があって出席できない食口たちのために、大陸会長に聖酒を分けてあげます。特別なことです。ですから、これで心と体をきれいに洗って来なければなりません。(2012.10.25、本郷苑)キリスト教は2000年の間、メシヤはどのように来られるべきであり、地上に現れてどのようなことをなさるのかということを具体的に知らない状態で、無条件に信じれば天国に行くというふうに教えてきました。今は私たちの時になりました。真のお父様がすべての蕩減の役事を遂行されて、できることはすベてなさいました。今は神様が、エデンの園でアダムとエバの家庭を通して成し遂げようとされた理想を成し遂げることがおできになるのです。そのような時です。神様が真の父母を探し出されたのは、アダムとエバを祝福されたことと同じですが、その上に神様の国をお建てにならなければなりません。そこに私たちが参加して精誠を尽くさなければなりません。そのように神様は目標を定められました。今日私たちがどのようにするかによって、2013年にその結果が出るということをお父様が明確におっしゃいました。それを早めなければなりません。皆さんの能力と精誠、努力いかんによって父母様の苦労の路程を楽にしてさしあげられるのではないかということです。(2005.10.3、日本、福岡)私たちには希望があります。皆さん、「天一国の歌」を、朝夕に何度も吟味しながら聴いてみてください。そのように実践すれば皆さんは自由になります。自由・平和・統ー・幸福の世界はそのようにして築かれるのです。私たちはその伝統を立てなければなりません。皆さん自ら責任を全うする祝福家庭となるよう願います。韓国の復帰だけではなく世界の復帰です。今年から「神の日」、「真の父母の日」、「真の万物の日」、「真の子女の日」の行事を各国に定着させるようにするつもりです。これまで、そのような名節の行事を一つの場所で行うので、代表者だけが参加します。食口たちは名節の本来の意味を知りません。その国に教会がいくつあろうと、協会長の指揮のもとに「神の日」、「真の父母の日」、「真の万物の日」、「真の子女の日」の行事を準備しなければなりません。食口たちと渾然一体となって精誠に精誠を重ねながらそのような行事を開催しなければならないのであって、皆さんはいい加減に暮らしてから霊界に行くことはできません。「神の日」が現れるまで、お父様は裏舞台で血の涙を流されました。そうしなければ、蕩減を越えることができませんでした。堕落した世の中ゆえに、その堕落圏を抜け出そうとするので蕩減が生じたのです。サタンが降参しなければならなかったのです。一段階一段階勝利して立てられた名節です。それを食口たちは知らなければなりません。幹部から食口まで「血の涙が出る路程を経て、真の父母様が私たちのために立ててくださったのだ!」と思いながらそのような名節を迎えるたびに、もっと天の前に忠誠を尽くし、孝を尽くそうという心が生じなければなりません。そうすればその国が発展します。私は全世界的にそのようにして、みな共に天の前に連れていきたいのです。まもなく私たちは基元節を迎えます。基元節の行事が最も大きい行事です。天の父母様に侍って新しく出発する日なので、これが最も大きいのです。それから、お父様が聖和された日を大きく記念しなければなりません。世界人類がみ言を聞いて感動するようになれば、最も訪ねていきたい所は本郷苑です。聖地巡礼も大きな行事となるでしょう。お父様が草創期に、「韓国を訪れる群れが絶え間なく列をつくるようになる」とおっしゃいましたが、何をもってそうなるのでしょうか。私たちがこの日をそのように立ててさしあげなければなりません。そうなれば、天には栄光が、地上には感謝と称賛がやまないことでしょう。(2013.2.10、天正宮博物館)基元節の宣布敬愛する天の父母様、万王の王であられる天地人真の父母様、平和の王よ、聖恩の限りでございます。天の父母様にお告げします。国号を天一国と定め、国花はバラとユリとし、国鳥はツルとし、天一国旗と天一国の歌を天の前に奉呈いたします。本日2013年1月13日を期して、天一国元年を宣布いたします。(2013.2.22、清心平和ワールドセンター)天の父母様、天には栄光が、地上には賛美と称賛が全世界にあふれることを祈ります。天地人真の父母様、誠に感謝申し上げます。本当にお疲れさまでした。きょう私たちは、このように大いなる祝福と恩賜の日に立ち得ない至らぬ身であることを存じておりますが、天は広く大きく再度抱いてくださいました。お父様!この恩恵を、この感激をどうして私たちだけが受けられましようか。申し上げますが、天の父母様、私たちは命の尽きる日まで、天一国の完成に向かって総進軍することをもう一度誓って決心いたします。天の父母様、私たちをお助けくださいませ!私たちは、あなたの前に愛され、誇りとなる子女として立つことを望む心が切実であり、天よ、この場を借りて天の父母様に切に求めますので、私たちを最後までお守りくださり、あなたのみ旨を大きく全世界に繰り広げてくださいませ。(20132.22、清心平和ワールドセンター)皆さんは、基元節に新天新地を見たのです。途方もない変化の中心に立ったということは奇跡です。想像もできない恩賜と祝福を受けたのは、誰によってでしょうか。誰によって皆さんはこの場に来たのでしょうか。真の父母様の恩賜です。私は、骨の髄から湧き出る感謝の心で、少なくとも3週間は生活しなければならないと言いました。皆さんは、寿命が尽きてあの世に行くまで、感謝する心、切に有り難く思う心をもたなければなりません。今は天の父母様に侍って天地創造をする期間です。天一国の創建という目標を掲げて天地創造をする期間です。皆さんはどのような存在になりたいでしょうか。太陽になりたいですか、月になりたいですか。皆さんの決心と行動いかんによって想像もつかない天地創造が起こるのです。実体は、私の一身を通して成されるということを考えれば、じっと座ったまま考えてばかりいる立場ではありません。あまりの興奮と感激でどうしたらよいのか分からない皆さんの身振りが現れなければなりません。実践、行動が出てこなければなりません。寝る時間も惜しみながら、この興奮と感謝と祝福を分け与えることに最善を尽くさなければならないのです。今回が皆さんの生涯において最初で最後です。天の父母様と共に天地創造をするこの達方もない祝福のさなかに皆さんがいることになるのですが、皆さんはどのような姿に創造されるのでしょうか。皆さんは子孫たちから永遠に称賛を受けられる立場に置かれています。天がそのような機会を与えてくださったのです。(2013.2.28、天正宮博物館)旧約時代には神様のことを「ヤハウェ」と呼び、新約時代には「天のお父様」と呼びました。これから名称を替えなければなりません。祈涛をする時、神様を「天の父母様」に替えます。「ヘブンリー・ペアレント(HeavenlyParent)」です。英語でも軟らかくて、韓国語でも意味のある天の父母様であられます。祈祷する時、最初に出てくる単語が「天の父母様」、その次に、愛する「天地人真の父母様」とならなければなりません。(2013.1.7、天正宮博物館)基元節は天一国の始まりです。韓国が天の父母様の祖国なので、すべての国と民族は、実質的に天の父母様の祖国になるように韓国に来て積極的に協力しなければならないのです。天はかなり前から基元節を準備してこられました。責任を果たせなかった中心人物を天は再び使うことはありませんでした。二世たちを助けて、私たち全員が勝利するようにするべきです。百方手を尽くして協力しなければなりません。第1、第2イスラエルは第3イスラエルである韓国に協力して復帰されるようにしなければなりません。真のお父様はメシヤで終わるのではなぐ勝利した真の父母様としておられます。皆さんは真の父母様を証しなければなりません。これが真の家庭の理想を成し遂げる近道であり、貴い祝福です。(天一国経典)『天聖経』、『平和経』、『真の父母経』を通して新しい歴史のページを開きました。もうどんぶり勘定式は通じません。はっきりと証するのです。侍って生きたといいますが、知らなかったという事実は途方もない結果を招きます。韓国で真の父母様の王権を復帰してさしあげる目標が「ビジョン2020」です。摂理的一世と二世は総進軍して、天の父母様の祖国を復帰してさしあげなければなりません。韓、米、日の摂理的3国は、この時点で死生決断、全力段球、実践躬行によって変わらなければなりません。(2013.7.5、ハワイ)一休さんのような機知(トンチ)ではありません。奇知=人とは異なる知恵すなわち神様の知恵世界平和を願う奇知の外の凡人が徒然なるがままに書く日記です。↓↓ にほんブログ村ランキング参加中。応援クリックお願いします。↓↓
2020.04.24
コメント(0)
韓鶴子総裁御言選集 - 目次韓鶴子総裁御言選集 1 真の父母様を中心とした一つの世界 第1部 真の父母としての韓鶴子総裁の生涯 第2部 国家の復帰のための世界宣教戦略 第3部 伝統の伝承と相続 第4部 世界平和実現の課題 第5部 二世教育と未来の人材の養成 第6部 孝情天苑を中心とした理想天国のモデル 第7部 天一国安着のための祝福家庭の責任韓鶴子総裁御言選集 1 - 真の父母様を中心とした一つの世界第6部 孝情天苑を中心とした理想天国のモデル1. 孝情天苑と理想天国のモデル孝情天苑の意味私は、世界の73億人類が清平を訪問して、真の父母様の生涯を称えながら天の父母様の愛が感じられる環境圏にしようと考えています。この地は、真の父母様が誕生された所なのでエデンの園になるべき場所です。ですから、自動的に心が引かれる所にしようと思います。(2016.2.17、ヘブンGバーガー清平本店)皆さんには孝情天宛の意味が分かるでしょう。「天苑」とは天の園のことをいいます。6000年の蕩減復帰摂理歴史は長い長い冬の夜のようでした。6000年にして真の父母様によって天の父母様の夢と真の父母様の夢、そして人類の願いをかなえることのできる春を迎えたのです。今の時が正にそのような時なのです。天苑団地は毎日、毎年変わっていくことでしょう。ここに来て、天の父母様の夢と真の父母様の摂理が成されるのを見て体験することでしょう。天の父母様の夢と人類の願いを成し遂げられる地上天国をつくるために、皆さんはどうしたらよいでしょうか。皆さんは、夢をもって勉強も熱心にして、任された仕事に最善を尽くして、天苑団地の発展に寄与しなければなりません。(2007.2.5、清心国際青少年修錬院)私たちの環境圏を広げなければなりません。そして、統一家が人類の前に手本とならなければなりません。標準とならなければなりません。私は孝情天苑において、天が願われたこと、真の父母様が成そうとされること、一つの世界となり得る地上天国の姿を見せてあげなければならないのです。そうすれぱ世界のすべての人々がここに来たいと思うでしょう。真のお父様が語られたように、世界の様々な国の人々がここに列になって来ようとするでしょう。私は、孝情天苑を、人類の希望になる所、天の父母様が共にあられる所、天の父母様と真の父母様が生きて息づく所にしようと思います。それならば、彼らを受け入れることのできる環境をつくらなければなりませんが、一次的にこの国が天の前に召命を受けた、天の父母様の祖国として責任を果たさなければなりません。天の体面があります。これをやらなくてはなりません。スイスの傭兵たちは自分の国の復興のために死んで行きましたが、天一国の傭兵たちはどうすベきでしょうか。神様の祖国、人類一家族のために命を惜しんではいけないのです。そうなればここにいる皆さんが歴史的な人物になるのです。真の父母様を誇り、知らせることに拍車をかけるようになるなら、天の父母様が喜ばれることでしょう。(2016.8.22、天正宮博物館)理想天国のモデル天苑団地の中心である天正宮博物館に真の父母様がいらっしゃいます。そして、この団地の中に多くの機関があります。これらの機関が一つの目的のために一つとなって動かなければなりません。それを毎日毎日注視しながら、指示を与えられる立場にあるのが天正宮博物館です。それゆえに、私は世界本部をここに置きました。博物館は世界本部に統合するのです。(2016.6.1、天正宮博物館)孝情天宛は、韓半島にある平凡な一地域ではありません。ここ天正宮博物館にあるということは、天上の天正宮博物館と直結した立場にあるということです。皆さんが毎日天の前に報告祈祷をしますが、その報告祈祷がみ旨を中心としたものであれば、直ちに伝達され得るのです。そのような場所です。バチカンが世界カトリックの本部であり、一つの国のような形態になっていますが、直接天の父母様と真の父母様に侍り、そのみ旨を成し遂げてさしあげるために、すべての企業や機関が一つとなって摂理を率いているここが中心本部なのです。(2016.7.7、天正宮博物館)HJ天宛は、HJ天の庭園、HJエデンの園です。この中で生活する人々、この中にある各機関で働いている人々の心構えと態度はどうあるべきでしょうか。長い間天の父母様が願ってこられたのが一つの世界ですが、人類が願ってきた夢も真の主人、真の父母を中心とした一つの世界です。その世界で暮らす人々はどのような姿でしょうか。過去6000年の間、堕落した世界では想像もできなかった夢、天の父母様には、天地創造をされ、人間を創造され、その人間を通してかなえようとした夢がありました。皆さんは、今日にいたるまで人類が待ちこがれて願ってきた、真の父母によって真の子女の立場になれる祝福を受けました。新しい摂理歴史が出発し、天一国の民として成長しています。それなら世界の73億人類が天一国の民として真の父母様のみ旨を知って侍る立場に立つまで教えて導いてあげるべき責任が、祝福家庭である皆さんにはあるのです。特にHJ天宛で、人類に地上天国、神様が夢見てこられたエデンの園の姿を見せてあげなければなりません。ここで生活する人々は、影のない正午定着の姿となり、一つにならなければなりません。一つの心と一つの志で、天の前に喜びと賛美をお返ししながら、天の父母様が願われる一つの世界を成していくために最善を尽くさなければなりません。皆さんは一つです。目標も一つです。その目標を成し逆げていくために皆さんは感謝する心をもたなければなりません。天の前で受けた祝福があまりにも大きいのです。皆さんは、天一国の民としての資格をすべて備えた立場ではありません。しかし、発展し、向上できる通路を私が開きました。皆さんの足りない部分を満たし、埋めることのできる機会を与えています。皆さんはエデンの園の中心で暮らしているので、全世界に対して中心モデル、標準とならなければなりません。世界の人々から、「ああ、あの人のように行動して暮らせばよいのだな!」と言われるような姿にならなければなりません。(2016.7.1、天正宮博物館)一休さんのような機知(トンチ)ではありません。奇知=人とは異なる知恵すなわち神様の知恵世界平和を願う奇知の外の凡人が徒然なるがままに書く日記です。↓↓ にほんブログ村ランキング参加中。応援クリックお願いします。↓↓
2020.04.22
コメント(0)
韓鶴子総裁御言選集 - 目次韓鶴子総裁御言選集 1 真の父母様を中心とした一つの世界 第1部 真の父母としての韓鶴子総裁の生涯 第2部 国家の復帰のための世界宣教戦略 第3部 伝統の伝承と相続 第4部 世界平和実現の課題 第5部 二世教育と未来の人材の養成 第6部 孝情天苑を中心とした理想天国のモデル 第7部 天一国安着のための祝福家庭の責任韓鶴子総裁御言選集 1 - 真の父母様を中心とした一つの世界第5部 二世教育と未来の人材の養成2. 二世指導者教育天宙平和士官学校お父様の聖和以降に、私は特別に二つのことを強調してきました。一つは教会の復興です。お父様の生前に、人類がお父様を本当に真の父母として知ったらどれほどよかったでしょうか。このような悔いがあまりにも多く残っているのです。方法は一つ、「原理のみ言で重生させる道しかありません。人類にとって「原理」のみ言は薬です。ですから、私たちがいかに行動するかによって、歩みを早めることができるのです。お父様は世界摂理を進めるにあたり、国ごとに責任者を置いて責任を果たすようにされましたが、その責任を果たすことができませんでした。前に立たせて誇り得る国がありません。特に後継者、二世、また指導者の教育ができませんでした。それはすべて伝道をしなかった結果です。それで二つ目に強調したのが祝福家庭の二世の管理を含む指導者の養成です。ここに私は重点を置くと言いました。それで、手本として韓国では士官学校を設立しました。ウェストポイントのような軍事学校ではなく、指導者養成教育機関として修士課程を通過するようにするつもりです。大学4年を卒業した人、教養を備えた学生たちを選抜して、2年間集中的に原理教育と教養教育を行い、実習も行います。そして、3年間の公式的な伝道活動をさせます。牧会をするか他の機関に行くかは本人の意思にしたがって決定します。精鋭部隊です。全世界から志願できます。(2012.10.27、アメリカ、ラスベガス、Mホテル)「天宙平和士官学校」をつくった目的が皆さんには分かるでしょう。インドの詩聖タゴールが韓国を賛美しました。その人は何を見て感じて、そのように(詩で)語ったのでしょうか。真理の灯りがともる日に、韓国は世界の光になるだろうと言いました。彼は天の摂理を知っていたのです。韓国に真の主人、再臨のメシヤが来られることによって、韓国が光を放つようになるのであって、そうでなければ韓国の歴史に誇り得るものがあるでしょうか。皆さんがこの時代に真の父母様に侍って活動したということは、皆さんの子孫と先祖にとって大きな恩賜です。皆さんはその受けた恩賜を自分だけのものとして、しまっておいてはいけません。自分によって自分の隣人が平和で幸せになれる、その範囲を広げていかなければなりません。天一国を開いてくださった天の前に、全世界の人類をみな天一国の民としてお返ししなければならないのが、今この時代に生きる私たちの使命です。今後皆さんの人生において、失敗というものはあり得ません。成功のみが私たちの行く道です。天の前や全世界の人類の前に、勝利者となることを約束してくれるよう願います。(2013.3.22、天正宮博物館)「天宙平和士官学校」の士官生徒43人の皆さんを心より歓迎します。皆さんはきょうから3年間、真理面やすべての面において体験をすることになるでしょう。その体験を通して、皆さんの生涯はもちろん、人類の灯火となる使命を果たすことになるでしょう。インドの詩聖タゴールは、韓国について美しい詩をつくりました。韓国は人類の灯火となり、東方の光として現れ、世界の光になると賛美しました。そのような役事が今日皆さんを通して起きるようになるでしょう。天は、天地人真の父母様は、韓国を神様の祖国として祝福なさいました。それが言葉だけになってはいけません。現在の指導者や責任者が実践躬行しなければならない使命があります。私は「2020年に大韓民国が神様の祖国にならなければならない」と言いました。ただ言葉で言ったからといって、それが実現するでしょうか。そうなるように皆さんが実践してくれなければなりません。動かなければなりません。真理とみ言で生まれ変わった皆さんが、世の灯火とならなければならないのです。きょう入学することになった士官生徒たちは歴史の1ページ目に名前を刻むことになるでしょう。天と人類がどれほど待ちこがれた一日でしょうか。そのことを実感し、勉強し、生活する皆さんとなるよう願います。天は皆さんを助けてくださるでしょう。皆さんは天と人類に借りのある人になってはなりません。皆さんの若さと覇気は、天一国創建において肥やしとなり、柱となるでしょう。私たちの目標ははっきりしています。私たちは命の尽きる日までに、必ずこの摂理を完成しなければなりません。天一国創建において、最初の実として結ばれる立場に皆さんを立てました。(2013.3.4、鮮鶴UP大学院大学校)トップガンこの時代において、二世の指導者養成のためのトップガン教育が必要です。すべての一世と二世たちが一つにならなければならない時です。私たちが一つになり、私たちを中心として氏族、民族、国家が一つにならなければなりません。平等時代です。自分にいかなる肩書きがあったとしても、一つになれるという心構えをもたなければなりません。お父様が世界の復帰のために、アメリカで34年間苦労されました。なぜなら、キリスト教の基盤を通した文明が世界を占領しているからです。アメリカはキリスト教精神、清教徒精神によって建てられた国です。ですから、天が彼らをお立てになったのです。建国後200年という短い期間で世界を指導する位置に立つようになりました。初期に清教徒たちが大西洋を渡らなければなりませんでしたが、今のような船がありませんでした。彼らは死を覚悟して、宗教の自由を求めて新大陸へと向かったのです。船の中では食糧が底をついたのですが、未来のために種は残しました。そして彼らは定着して、天に侍ることのできる教会を先に建てました。そして後代を教育できる学校を建てた後に、各自の家を準備しました。この点を天は貴く御覧になったのです。そのようにして建国されたアメリカが世界を抱くべき立場でありながら、病に侵されつつありました。1972年、お父様がアメリカに行って50州を巡りながら講演された時、「アメリカが病気になったので私は医者として来た。アメリカで火事が起きているので私は消防士として来た」と語られたのです。アメリカを生かそうというのでした。アメリカを生かして何をしようとされたのでしょうか。真の父母なので、世界を抱かなければなりません。真の父母を迎えられる時代になったのに、世界の国々がそれを知らなかったのです。6000年にして来られた父母様に会い、み言を聞いて一つにならなければなりません。そのような仲保の役割を果たすべき国がアメリカでした。お父様が1975年に、全世界に派遣するアメリカ、ドイツ、日本の宣教師と、アメリカを指導する人たちを教育しながら、「トップガン」という名前をつけてくださいました。今で言えば精鋭部隊を教育されたのです。今や彼らの年齢は70 歳を越え、80歳になった人もいますが、代を継ぐ二世圏が弱いのです。残念なことです。それで、トップガン教育をするのです。(2013.10.1、天正宮博物館)皆さんをこのように集めたのは、お父様の意志に従ったからです。私はこの時代に私と共にいた皆さんが、すべて歴史的な人物となることを願います。ヨシュアとカレブは偵察に行きました。12人が行きましたが、10人はどこへ行ったのでしょうか。歴史から消えてしまった人たちです。ヨシュアとカレブだけが残りました。真の父母様の伝統を100パーセント受け継いだ、誇らしい二世圏時代の中心人物となることを願う思いで皆さんを呼びました。皆さんはすべて公職に就いているので、長くとどめておくことができませんが、21日修練を受けなければならないし、何人かは40日修練まで受けなければなりません。なぜ清平が良いのでしょうか。皆さんが心を無にして天と一体を成し得る唯一の場所であるからです。皆さんが「原理」で再武装して、真の父母様の路程について新たに講義を聞き、皆さん自らが霊的に明るくなる機会を与えたかったのです。お父様もみ旨を抱いて歩んでこられながら、最も気をつけられたのが若さの血気でした。ですから、「宇宙主管を願う前に自己主管を完成せよ」という目標を立てて、十何時間ずつ祈祷しながら体を打つ役事をされたのです。皆さんも同じです。皆さん自らが悟らなければなりません。16歳でみ旨に従い、その道を開拓してこられた路程は、口ではとうてい言い表すことのできない血と汗と涙の死生決断の路程でした。40歳になるまで一瞬たりとも楽に休めず,食事もまともに召し上がれない立場で、お立てになった志を果たすためにすべてを捨てて一筋に歩んでこられました。そのようにして、1960年の聖婚と共に真の父母様の摂理路程が始まりました。2013年の基元節を宣布される前まで父母様が歩まれた路程は、とても言葉では表すことができません。皆さんを信じて霊界に行かれるしかなかったということを考えてみましたか。皆さん一人ならば適当に行ってもかまいませんが、子供がいて、後代がいます。父母様がいかなる心情であったのかということを皆さんが知ってくださることを願います。皆さんはこの瞬間がどれほど貴いかを知らなければなりません。(2013.9.23、天正宮博物館)私はヨシュアとカレブが好きです。二人とも名門家の子孫でした。80歳を越えても天の前に忠誠を尽くしました。カレブは何の不足もない人でしたが、ヨシュアと一つになりました。「自分は偉い」とは考えず、ヨシュアを立てました。カインとアベルが復帰された立場でした。そのような基台を立てたので、イスラエル民族を通してメシヤが来ることができたのです。最近、私は指導者たちを見ながら、思うことがたくさんあります。互いに愛し、誇り合う文化が定着していないようです。私たちは、互いにいたわり、愛し合う心が、この世のいかなる団体よりも強くなければなりません。真の父母様の子女なので違わなければなりません。今からでも皆さんを通して、私は環境創造をしたいと思います。各自が高まろうとばかり考えずに、互いに「ため」に生きてあげ、育ててあげ、誇り合えば、全体的に成長できるのです。私だけが偉いと考え、私が一番だと考え、私の考え以外はないと考える、そのような団体や個人は発展がありません。統一教会を信仰していたけれど、各自の事情があって出ていった人もいるし、離れた人もいますが、おしなべて「父母様は愛している」というのです。誰それのために出ていったというのですが、これは直さなければならない点です。誰もが自己中心に出たり、自分のためだけに行動すれば小さくなり、「ため」に生きる生活を送るようになれば大きくなって発展します。自分のせいで苦痛を受ける人がいてはいけません。皆さんは命を生かす人たちなのに、命を殺してはいけません。兄弟と食口とすべての人々を愛で抱かなければならず、自分ゆえに統一教会を出ていく人がいてはならないのです。何とかしてこの民族とこの国を天の前に立てて、世界を復帰しなければなりません。それを皆さんがやり遂げるならば、どれほど誇らしいでしょうか。一人ではできません。皆さんが力を合わせて、2倍加、3倍加、4倍加、10倍加、100倍加するようになればできるのです。皆さんは、真の父母様によって重要な時代を生きているということを忘れてはいけません。お父様は1975年にアメリカ•ドイツ.日本から宣教師を選抜して、世界に派遣しました。今で言えば精鋭部隊ですが、当時、アメリカを中心としてお父様は特別な名前を与え、教育して、責任を与えられました。「トップガン」という言葉を聞いたことがありますか。皆さんは新しい摂理歴史時代のトップガンとならなければなりません。(2013.9.23、天正宮博物館)皆さんの夢は何でしょうか。もちろん真の父母様を中心とした摂理の夢を私たちはみな知っています。しかし、皆さん自身において、オモニ(お母様)に願う夢があるとすれば、何なのかというのです。私に会うことが夢であると言うこともできますが、そのためには皆さんが周りのすべての食口から認められる実績をつくらなければなりません。環境創造を広く、大きくするにつれて、皆さん各自の夢がかなうようになるのです,天が6000年間待ってこられた真の父母を、70億人類は何かは知らないけれど願ってきました。今日世界のいたる所で人種、宗教、政治に関連した問題が多く起こっています。しかし、いくら強大国、お金をたくさん持っている国だとしても、これを収拾することはできません。今の現実としては、一つの世界へと続く道が程遠いのです。しかし、皆さんによって70億人類が真の父母様を知るようになったらどうなるでしょうか。皆さんが21日間、年の差が大きく異なる立場で、また働いてきた経歴も互いに異なる立場で一つになったと言いました。真の父母思想が入ったところでは、互いに疎通ができて一つになります。そのような時代が来れば、一つの世界は自動的に来るのです。それが地上天国です。真の父母様がおられる間に、私たちの手で地上天国をつくってさしあげてこそ、天上天国がもう少し豊かになるのではないでしょうか。当然のことです。ですから、皆さんはこの修練を通して固めた決心を変えることなく、強く大胆に地上天国、一つの世界を成し遂げる時まで総進軍してください。そうなったらどれほどよいでしょうか。五色人種、宗教が異なる民族自体は気付きませんでしたが、真の父母様を慕ってきたことは事実です。人類歴史6000年は、孤児のような、荒野のような歴史でした。ですから、失った父母を見つけた時には、幸福にならざるを得ません。皆さんが肝に銘じなければならないのは、私たちが旧約聖書を通して知っているように、モーセの時代にカナンに入った人はヨシュアとカレブ、二世圏であったということです。伝統とは恐ろしいものです。私たちには一世と二世、そして三世がいますが、皆さんが一つにならなければなりません。父母様がいらっしゃるので一つになることができます。互いの苦労した面とその精誠を互いに共有し得る「ため」に生きる心、「ため」に生きる真の愛を実践する心が行動に現れるようになる時、自然に一つになるのです。そのような点で若い皆さんがトップガンになるのです。(2015.8.2、天正宮博物館)1975年にお父様が世界に宣教師を送ってアメリカを再び立たせるためにつくったのが「トップガン」です。『トップガン』という映画がありました。特別に困難な環境で責任を全うする人々を描いた晚画でした。お父様がとてもお好きでした。ですから、「アメリカの若者たち、あなたたちもこのような精神で出ていきなさい!」と言われながら修練をされたのです。その時、修練を受けた人たちにトップガンという名前を付けてくださったのですが、今その人たちの年齢は60代です。70近いのです。お父様が始められたこのことが実を結ばなければならないでしょう。それでお父様の聖和後、「この志を引き継ぎ、精鋭部隊として出ていける人材を探そう、育てよう!」と思って始めたのが韓国でのトップガン修練会です。これは歴史に残り得る、永遠に残る誇らしい精鋭部隊になるでしょう。皆さんが中心人物になるのです。私は、真の父母様の歴史、祝福家庭の歴史が永遠に続くようにするつもりです。人類の願いは真の父母に会うことでしたが、皆さんが真の父母様に会って祝福を受けたということは、堕落前のアダムとエバの立場へと血統転換をしたということなのです。アダムとエバには神様に対する責任がありました。彼らは、絶対服従、従順、真の愛で責任を全うしなければなりませんでした。すべての祝福家庭は、真の父母様の前に絶対的に一つにならなければなりません。また、責任があります。氏族メシヤの責任です。皆さんだけで終わってはいけません。善は繁殖しなければなりません。そしてもう一つあります。立派に死ななければなりません。この聖和文化は真の父母様によって始まりました。肉身の終わりを意味する死ではなく「聖和」、皆さんが本郷苑で生活できる資格を備える、そのような地上生活の姿になるべきなのです。「ため」に生きる真の愛を実践し、70億人類に真の父母様を知らせて、孝子、孝女と忠臣になれるように導かなければなりません。そうしてこそ天の父母様の孝子となることができ、孝女となることができ、忠臣となることができるのです。この聖和を通してのみ霊界に行けるでしょう。地上で健康な生活を送ってこそ、霊界でもよく適応できるのです。霊界は真の愛の空気で呼吸する所です。「ため」に生きる真の愛を実践できずに逝く人は、霊界で呼吸困難になります。生活が容易ではないはずです。さらに問題は、その蕩減を払って早く抜け出したいと思っても、そのような方法がないということです。地上で真の父母様に侍るこの時代の生活が、それほど重要なのです。立派に生きなければならないし、立派に死ななければならないのです。そのためには、絶対的な信頼と信仰、愛をもって、父母様と一体となって進まなければなりません。(2015.8.2、天正宮博物館)クレインズ・クラブ真の父母様によって、この世に祝福が始まりました。祝福家庭が誕生するまで蕩減復帰の摂理歴史における真の父母様の苦労を皆さんは知らないでしょう。父母様がすべてを蕩減して、祝福家庭が誕生したのです。皆さんは祝福家庭の二世に生まれました。堕落世界の二世とは血統が違うということを知らなければなりません。堕落した世が泥水ならば、皆さんは澄んだ水として生まれたのです。ピュア•ウオーター(purewater)なのです。これがどれほど驚くべきことか、感謝すべきことか分かりません。とうてい形容しがたい賛辞と賛美を捧げても足りないのが皆さんの立場です。きょうこのように集まった人の中には、自分なりに父母様に侍る立場にあった人もいるし、自分を生んでくれた両親が教会の仕事ばかり熱心にして生活がとても厳しいので、自分は勉強を十分にしてお金をたくさん稼ぎ'、よい暮らしをしたいと考える二世もいるはずです。ですが肝に銘じなければならないことは、歴史上初めて澄んだ水として生まれた二世として、困難な環境だからといって、再び泥水に戻ってはいけないということです。皆さんのいる所は真の父母様の愛の圏です。真の父母様から離れたら、昔のアダムとエバが堕落して、この世に落ちていったことと違いがありません。しかも皆さんは、父母様と同じ時代に共に呼吸をして生きてきました。これは何を意味するのでしょうか。先祖の立場であるということです。中心なのです。このことに皆さんは良心の呵責を受けてはいけません。世界に散らばって何をしていようと、皆さんによって新しい命を得ることができる人々をたくさん探し出して育てるべき責任があるのです。伝道しなければならないということです。70億人類の真の父母です。二世として精誠と努力、そして苦労を尽くし、孝子、忠臣として歴史に名を残すことのできる時です。私たちが肉身をもって生きる期間は短いのです。健康に生きたところで100年を越えられません。今、私は70歳を越えました。皆さんは希望と夢をもたなければなりません。私が長く共にいればいるほど、皆さんには恵みになるでしょう。天一国が定着するにあたって中心者になれるのです。ですから、皆さんは何の仕事をするにしても、他の人と違いがなければなりません。名門家の先祖にならなければなりません。そのためには努力しなければなりません。70億人類を抱く時までに、真の父母様を万王の王の座に迎えてさしあげなければなりません。皆さんは、子孫にとって誇らしい先祖となれるよう努力しなければなりません。(2014.12.20、アメリカ、ラスベガス、サウスポイント・ホテル)私は祝福家庭の二世たちに、「あなたたちは、堕落した世界において、真の父母によって祝福家庭の子女として澄んだ水に生まれた」という話をしました。堕落した世界は泥水であり、濁った水です。澄んだ水も、停止して動かなければ腐った水になります。それゆえ、真の父母を知って祝福を受けた祝福子女であるならば、隣人や国、さらには70億人類に真の父母様を紹介しなければなりません。それが、皆さんが真の父母様から与えられた祝福に対する責任です。全世界すベての国の国民が祝福家庭となり、一つの心と一つの志で天の父母様に侍り、真の父母様に侍るなら、どうして隣国と戦うでしょうか。どうして自分だけもっとよい暮らしがしたいといって戦うことができるでしょうか。真の父母様に侍ることだけが、この国の生きる道であり、世界の生きる道であることを肝に銘じなければなりません。皆さんが一人で歩んでいくことは大変かもしれませんが、兄弟たちと共に一つの目標に向かって歩んでいくなら、大きな実を結ぶことでしょう。(2014.12.21、アメリカ、ラスベガス、サウスポイント・ホテル)ツルは天一国の国鳥です。すべての人々はツルを見習わなければなりません。東洋ではツルは長寿の鳥として愛されている鳥類です。ツルは欲張りません。スズメは餌をつついて、喉の所までお腹がいっぱいになっても(すぐにお腹を空かして)、さらに食べようとします。ところがツルは70パーセント程度だけ食べます。ですから高く飛びます。そして長生きします。長寿です。皆さんも似なければなりません。欲はすべての面で禁物です。ですから、私たちも人のために生きることができなければなりません。世の中の多くの宗教は愛の理想を語ります。けれども、具体的に何を実践し、どのような人生を送るべきかということを教えてくれる宗教指導者は多くありません。6000年にして初めて蕩減復帰の摂理歴史を完成・完結・完了された真の父母様ですが、その真の父母様から祝福を受けた両親から生まれた皆さんは、澄んだ水です。皆さんが行く所では、泥水が澄んだ水に変わらなければなりません。皆さんが行く所では、すべて澄んだ水にならなければならないのです。皆さんは根本が違います。皆さんが真の父母様のみ言を実践する人生を送るようになれば、周囲の環境がきれいになり、広くなります。究極的には氏族が一つになり、民族が一つになり、国家が一つになります。世界が一つになるのです。この時代に真の父母様と共に生きた皆さんの両親と皆さんの価値がどれほど大きくて重要であるかということは、歴史が語ってくれるでしょう。ですから、皆さんはたくさんのことを学ばなければなりません。(2015.5.10、オーストリア、ウイーン、ヒルトン・ホテル)アネハヅルは越冬をするためにヒマラヤ山脈を往来します。ヒマラヤ山脈は8000メートルを越えます。そこは4000メートルも登るのが大変な所です。ところが8000メートル以上にもなる山を越えて越冬をするのです。アネハヅルもツルの一種です。皆さんは(人類歴史)6000年にして新しく生まれました。サタンとは関係のない立場で生まれたので、皆さんは違わなければなりません。世俗に染まらず、世を浄化する澄んだ水とならなければなりません。そのためには、皆さんの根本を知らなければなりません。真の父母様の孝子・孝女・忠臣にならなければなりません。その道のために皆さんは勉強し、努力し、専門知識を生かして私たちの文化をつくっていかなければなりません。(2015.5.10、オーストリア、ウイーン、ヒルトン・ホテル)一休さんのような機知(トンチ)ではありません。奇知=人とは異なる知恵すなわち神様の知恵世界平和を願う奇知の外の凡人が徒然なるがままに書く日記です。↓↓ にほんブログ村ランキング参加中。応援クリックお願いします。↓↓
2020.04.20
コメント(0)
しばらく利用ができなかった光言社ホームページが復旧しましたので、再度「韓鶴子総裁御言葉選集(4巻セット)」のご紹介をしておきます。【参考記事】韓鶴子総裁御言葉選集(番外編)私たち統一家は真の父母様を中心にして一つに!!私たち統一家は真の父母様を中心にして一つに!!(その2)私たち統一家は真の父母様を中心にして一つに!!(その3)https://www.kogensha.jp/shop/以下URLのリンク先より「韓鶴子総裁御言葉選集(4巻セット)」についての紹介映像もあります。「映像視聴」をクリックしてください。https://www.kogensha.jp/shop/detail.php?id=3755また、前回の番外編で紹介していたU-ONETVの小山田先生のシリーズ映像「文鮮明先生が見た韓鶴子総裁」は会員登録(要ログイン)されておられる方のみの視聴となります。文鮮明先生が見た韓鶴子総裁 第1回 「真のお母様はいかなるお方か」文鮮明先生が見た韓鶴子総裁 第2回 「聖婚と天の新婦の道」文鮮明先生が見た韓鶴子総裁 第3回 「荒野路程と真のお母様の勝利」文鮮明先生が見た韓鶴子総裁 第4回 「女性時代の開幕と世界巡回」文鮮明先生が見た韓鶴子総裁 第5回 (最終回) 「真の父母宣布と清平摂理・最終一体宣言と天一国時代」一休さんのような機知(トンチ)ではありません。奇知=人とは異なる知恵すなわち神様の知恵世界平和を願う奇知の外の凡人が徒然なるがままに書く日記です。↓↓ にほんブログ村ランキング参加中。応援クリックお願いします。↓↓
2020.04.19
コメント(0)
韓鶴子総裁御言選集 - 目次韓鶴子総裁御言選集 1 真の父母様を中心とした一つの世界 第1部 真の父母としての韓鶴子総裁の生涯 第2部 国家の復帰のための世界宣教戦略 第3部 伝統の伝承と相続 第4部 世界平和実現の課題 第5部 二世教育と未来の人材の養成 第6部 孝情天苑を中心とした理想天国のモデル 第7部 天一国安着のための祝福家庭の責任韓鶴子総裁御言選集 1 - 真の父母様を中心とした一つの世界第5部 二世教育と未来の人材の育成1. 二世教育とその必要性み旨の前に先頭に立てるべき二世お父様の聖和後に私が話したことは、「中断なき前進」であり、生涯を閉じる日までに天一国を成し遂げるということでした。そのためには二世を養成しなければなりません。統一家には博士がおよそ500人いますが、大した基盤です。それで今回、私は学術院をつくりました。私たちは既成教会とは違い、草創期にカープ(CARP:大学原理研究会)から始まったと言っても過言ではありません。知的水準が大学レベルだったのです。未来のため、人材養成と伝道のために大学街での活動が活発にならなければなりません。大学街だけでなく、私たちの環境がある程度整っているので、中高生の教育も徹底的にしなければなりません。鮮文学園の水準が高いのです。幼稚園、中学棱、高等学校からすべて名門です。これからは、これを一つの体制にして、未来の教育を徹底的にしなければなりません。私たちが主人の立場で真の父母様に関する教育ができるのです。(2016.4.10、釜山、凡一殿)お父様は外的、内的に多くのことを展開されました。それを私が収拾し、整理して、整えなければならない責任があります。み言をはじめ、すべきことがあまりにも多いのです。ところが残念なことに、統一家を率いていくべき未来の責任者を見ると、私たちはみな責任を果たせなかったのです。多くの二世たちが流れていくのに、そのまま放っておいたのです。このようになった現実に対して一度に責任を負わなければならないのが私の立場です。内的な面から外的な面まで整備すべき立場というのは簡単ではありません。新たに家を建てるのは簡単です。すでに人が住んでいた家を修理して整えるには、倍の労力とお金が必要です。これを私が引き受けました。ですから、皆さんが各自受け持った責任を果たして、私を助けてくれなければなりません。(2012.10.18、清海ガーデン)新たに人を伝道することも重要ですが、私たちは二世を天の前に捧げることができませんでした。これは誰の責任でしょうか。父母として、この時代の責任を負った者として恥ずかしいことです。ですから、私はお父様に了解を求めました。お父様がお乗りになっていたヘリコプターを売る計画です。私が使わなければ、誰も使う人がいません。機械というのは使わずにおくと、ましてや飛行機やヘリコプターは放置しておけば驗目になります。自動車よりも早く駄目になります。ですから、お父様に報告したのです。私はこれを売って、後代のための指導者を養成し、二世を養育する目的の奨学金として全世界的に使おうと思うと申し上げました。すると、「オンマの思うとおりにしなさい」とおっしやいました。そのように決心したところ、だいぶ気が楽になりました。ところが、いざへリコプターを永久保存することができず、私が売るべき立場になってみると、とても心が痛みます。私たちはみな共に責任を果たせなかったのです。けれども、お父様をこの国と全世界に知らせ、統一教会が驚くべき繁栄を成していくのを天の前にお見せしたいのです。このように決心をしたので、これ以上先送りする必要がなくなりました。ですから、皆さんに切にお願いすることは、本当にお父様を再臨主、メシヤ、万王の王、真聖徳皇帝として侍るなら、お父様を証し、お父様の業績を紹介しなければなりません。お父様のことを広く世間に知らせることが伝道することなのです。(2012.9.30、天正宮博抱館)私は「これからは二世を大切にする」と話しました。皆さんの苦労した結果が無駄にならないように、未来に責任をもてる人材を養成しなければなりません。私は、ヘリコプターも売って、奨学財団、皆さんの二世たちを指導者に育てるために使おうと言いました。もちろんお父様の承諾も得ました。父母様と同時代を共有した祝福家庭として、残すべきものは何でしょうか。血統も重要だし、伝統も重要です。後代を堅固な基盤の上に定着させることができなければ、いつ神様を中心とした一つの世界になるでしょうか。皆さんが、そうなるようにしなければなりません。皆さん、コマコマを回す時、力を込めて回せば、ずっとタッチしなくても回り続けるでしょう。そのようなことを韓国と日本がしなければならないのです。(2012.10.18、清海ガーデン)皆さんが子供や二世を育てる際には、まず心情的に「原理」が入らなければなりません。そのようにして中心が立ち、絶対「性」を守る立場になったら、踊りを踊ってもよいし、音楽をしてもよいのです。ですが、成長して祝福を受けるまでは、管理をしっかりしてあげなければなりません。(2012.10.1、天正宮博构館)私たちは60年の歴史ですが、二世たちのための環境になっていません。それで多くの二世が流れていきました。み旨の中で育ち得る環境を親がつくってやれなかったために流れていったのですが、これをそのまま放っておくことができません。今や新しい時代に入り、新しい歴史が出発している天一国時代において、私たちの後代を安全に保護して、天一国の未来を担える指導者として養成しなければなりません。今回、「天宙平和士官学校」を設立して感じたのですが、本当に人材が枯渴しています。あまりにも残念な現実です。今や皆さんは年が60、70となり、生きてきた人生より残っている人生のほうが短いのです。皆さんはこの短い生涯で、後代のための固い磐石にでもなってあげなければなりません。ですから、良い点は私たちが見習って活用できなければなりません。世界的な宣教問題において、二世たちが先頭に立つようにしなければなりません。一世たちは良い肥やしになってあげるのです。(2013.5.8、天正宮博物館)模範を見せた孝進様と興進様皆さんは各分野で、もって生まれた才能を発揮してください。そうして統一家の文化において美しい実を結べば、私としてはきょう皆さんに会って話した甲斐があるのです。6000年間、失った子を捜してこられた天の父母様の心情を知らなければなりません。私は皆さんに慰劳してもらいたいのです。皆さんの中心に立てるべきお兄さんたちは、孝進お兄さんと興進お兄さんです。興進が先に聖和しました。興進は冷戦時代にお父様を守るために、幼い年で冒険をした息子です。誰よりも父母様を守ってさしあげようと努力した息子です。冷戦時代に韓国が赤化される危機がありました。その時、お父様が国を守るために全国勝共決起大会を開きました。その大会の最終日に、精誠を込めて祈祷をしていた人たちの中で、「お父様、危険です。共産党の計画があります。ですから、講演を避けてください」と言う食口たちがたくさんいました。しかし、お父様はこの世と妥協されるような方でしょうか。皆さんに秘密を一つ話そうと思います。お父様は講演される時、ネクタイにダイヤモンドのピンを刺されたのですが、それをなくされました。ところが、サタンはそれで満足しなかったようです。その時、アメリカにいた興進が車の事故に遭ったのです。自分がハンドルを握っていたので、その事故で死なずにすむ可能性もありました。ところが隣の席に乗っていた祝福二世を思い、ハンドルを反対に切ったのです。そのような瞬間の行動によって兄弟を生かしました。それゆえに、天総官として霊界で働いているのです。皆さんには誇らしい二人のお兄さんがいます。そのお兄さんたちが地上で果たし得なかったことを、皆さんが各分野で責任を果たし、健康な姿で世の灯りとならなければなりません。世の光とならなければならないのです。皆さんは6000年にして初めて生まれた澄んだ水です。澄んだ水は濁った水になり得ません。水が濁らないためには流れなければなりません。「流れる」という言葉は「発展する」ということです。ですから、皆さんの健康はもちろんのこと、心や信仰などすベての面で成長しなければなりません。(2015.5.10、オーストリア、ウイーン、ヒルトン•ホテル)興進は男らしく成長した反面、細かい面があり、父母の心情を読み取り、何としてでも楽にしてさしあげようとしました。例えば、第1に、興進は父母に対して犠牲の道理を果たして逝きました。第2に、兄弟間に和睦の道理を立てました。また、弟として兄に対して愛を尽くしました。アベルの責任を全うしたのです。興進は満17歳、韓国の年で18歳ですが、すでに大人でした。興進は、精神的にも肉体的にも成長した男性です。神様が興進をそのように急成長させた理由があるのです。イエス様は真の父母の使命を成し遂げられずに逝きましたが、興進は、真の父母を通してイエス様の立場を完成する位置に立ったのです。(1984.1.3、ベルべディア修練所)皆さんが真の家庭の子女たちについて大変心配しているのを知っています。皆さんの長兄になる孝進お兄さんは、生まれてから口癖のように「孝子は私のものだ」と言いながら育ちました。「オンマが必要なものすベて、富貴と栄華をすべて享受するようにしてあげる」と言っていました。幼いころからそうでした。1960年代は私たち統一教会は貧しかったので、「自分の考える母親はこれくらいのものは持っていなければならないのに、うちのお母さんは何も持っていない」というのです。ですから、「自分はお母さんに、こんなこともしてあげるし、あんなこともしてあげるし、全部してあげるのだ」というのです。その言葉以上の親孝行をしました。父母様はアメリカの摂理を進めながら、困難な時期を過ごしました。1970年代当時は、ヨーロッパの人たちはアジアの人たちを高く評価しませんでした。一言で言えば、アメリカでは「チャイニーズ」と呼びました。これは「中国人」という言葉ですが、アジア人をさげすむ言葉でもありました。自尊心の強い孝進お兄さんは、それを消化するのに苦労しました。そのような環境でした。また当時のアメリカは、家庭破壊や青少年問題はとうてい口では言い表すことができず、また思想問題では共産化が進んでいました。それゆえに、お父様が「私はアメリカに医者として来た。消防士として来た」と語られながら50州を巡回講演されたのですが、その国を心配する指導層の人たちはみなお父様を歓迎しました。ところが共産党は、ほとんど手に入れたも同然のものを、お父様のせいで取り逃してしまったので、機会を見てお父様を除去しようと講演する場所ごとに付きまといました。その時、孝進お兄さんも同行しながら彼らを見ました。ですから、その血気のために黙ってじっとしていることができなかったのです。とても小さい、十何歳にしかならない子供が大人を相手に戦うというのでした。そのような環境で育ちました。(2015.3.18、天正宮博物館)み言を受け入れさせるためには労働力と時間が必要なのですが、孝進お兄さんは、「竜巻のように追い立てて、一度に効果的に人を救うことのできる方法はないものか」とよく考えました。それで当時、時代の先端を行っていた音楽であるメタル音楽(へヴィメタル)をしたのです。「この音楽で人の心を変える仕事をしよう。そうして教会に導こう」と考えて、3年間に1万曲を作り上げました。それは人間の力では不可能なことでした。作詞も作曲もみな自分がしました。ですから、昼夜の区別がありませんでした。生活のリズムが一定しませんでした。身体のリズムがすっかり変わってしまいました。人間の肉身には限界があるのに、ずっとそのようにエネルギーを消耗したら補充しなければならないでしょう。そのような性格もお父様に似ていました。孝進の歌の歌詞の中には孝心が表れています。また、韓国で勉強をしたので縦的な基準が立っていました。今後、伝統は私が立てるつもりです。皆さんは私の心に記憶されるトップガンになるよう願います。今後、公職者の生活は清くなければなりません。透明でなければなりません。言葉と行動が同じでなければならず、実践しなければなりません。言葉を重く扱わなければならないという話です。「気分が悪い。腹が立つ」などという、指導者として言ってはならない言葉は使ってはなりません。皆さんは祝福家庭なので、子供を育てたと思います。子供の教育のために、皆さんは大人でも尊敬語で始めてあげるでしょう。そのように敬う言葉から教えるのです。同じことです。皆さんが徳を備えた指導者となることを願います。真実であり、真なるこれがモデルです。ですから、「トップガンの誰それが行く。誰それが来る」となれば拍手で歓迎する、そのような文化をつくらなければなりません。また、皆さんが苦労したことは私は忘れません。皆さんがオモニ(お母様)に会ったのは恵まれたことなのです。(2015.3.18、天正宮博物館)孝進の尊影(写真)を、天宙清平修錬苑の情心苑に掲げなければなりません。孝進と興進は、復帰された長子と次子、すなわちカイン・アベルの立場に立ちました。これまでは、天総官興進が霊界の中心にいましたが、これからは、孝進が長子として父母様に侍る立場に立つようになりました。情心宛の天地人真の父母様の尊影の右側に孝進の尊影を置き、その左側には興進、そして右側には大母様の尊影を掲げるのです。孝進は2008年3月17日に聖和しましたが、お父様が、「深天開放苑忠孝開門主」と揮毫されました。「深天開放苑」は、深く広く高い無限大の霊界(傑天)を開放できる園(苑)を意味し、「忠孝開門主」は、本然の基準で天に侍り生きることのできる孝子、忠臣の家庭となることによって、地上世界でも天上世界でも万国万世、どこに行っても滞りのない、解放・釈放の主人になるということです。(2015.8.27、天正宮博物館)ハワイ三世教育私たちは真の愛を中心とした摂理の貴い子女として、みな共に行くようにしなければなりません。真の父母様の祝福によって生まれた私たちがみな脱落せずに一緖に行こうというのです。真の愛を中心とした教育が重要です。1年に1度は環太平洋摂理の中心であり、地理的に良い条件を備えたハワイのコナで、未来の教会指導者を目指す高校生、中学生、小学生たちを、韓国と日本、そしてアメリカなど世界各国から選抜して、2、3週間、真の子女、孫たちと共に修練をしようと思います。天一国の民として誇り得る私たちとなりましょう。父母のような心情で、「ため」に生きる心情で食口たちに対さなければなりません。(2013.7.5、ハワイ)真の父母様は、皆さんだけでなく、すべての人類の真の父母にならなければなりません。堕落した世界の人類であっても、その本心では幸せで平和になりたい、よい暮らしをしたいと思っています。ところが、今日まで人類は、一日も気持ちの安らぐ日がありません。よく食べてよい暮らしをすれば幸せだろうと思ったのに、そうはいかないのです。不満が生じるのです。なぜでしょうか。そもそも天の父母様のみ言どおりに成長して祝福を受けた世界ではないからです。人間始祖アダムとエバの堕落が、今日の人類歴史をこのように悲惨にしてしまいました。神様が平和の王になり、主人にならなければならなかったのですが、サタンが主管する世界になったので、平和になり得ないのです。国境問題や人種問題、そして宗教問題が起きており、文明の利器による環境破壊が進んでいます。このようなすべての問題を解決できるお方は真の父母様しかいません。ところが、真の父母様を知る人はいくらもいません。皆さんの両親、先に祝福を受けた一世や二世が責任を全うできなかったという結論です。真の父母様の前に環境創造をより大きぐ広くしてさしあげなければならなかったのに、すべての面で後押しをしてさしあげられなかったのです。これから私は皆さんに大きな期待をかけてみようかと思います。世の中において皆さんだけがピュア,ウオーター(purewater)です。汚れのない、汚染されていない純粋な水なのです。今の世の中は非常に汚染されています。特に自然破壊による旱魃現象は、人間が誤ってつくったものです。これを黙って見てばかりはいられないのが真の父母の立場です。私たちが立ち上がって教育しなければなりません。神様が創造された万物世界、堕落せず汚染されていないその世界へと環境を戻さなければなりません。それが私たちの責任です。「ハワイ」と言えば、最も汚染されていない島の一つです。ハワイには七つの島がありますが、この島はビッグアイランドという島です。ここは最も汚染されていない島です。皆さんは、この神秘的な自然環境を見ながら、天の父母様に限りない感謝と賛美を捧げなければなりません。そして、各自の国を、天の父母様が創造された本来の美しい姿に戻すために努力しなければなりません。(2014.7.22、ハワイ、クイーンガーデン)ハワイは、汚れなぐ公害のない美しい地上天国です。明け方の5時になれば、少し暗いですが、散歩に出かけます。鳥たちがさえずり合い、美しい花々が満開で、実がたわわに実ったマンゴーの木が並んでいます。コナの地域には私たちがまれに食べるプロテインの実であるアボカドがあります。アボカドがあのように大きな木に実っているのも初めて見ました。コナの地域の土壌ではアボカドのような木がよく育つそうです。それで今回クイーンガーデンにアボカドの木も植えました。ところで、お父様はバナナがとてもお好きでした。草創期にはバナナーつ食べるのも客易なことではありませんでした。バナナは扇状になっているものと思っていました。ところが、今回バナナの木を見たところ、球形で回りながら層になっているのです。バナナが実っていたのですが、数えてみたら140本でした。バナナの花がこのように大きいのですが、葉が一枚一枚落ちながら、つながっているのがこのように7周回って140本でした。そのバナナがある程度熟していたので私が採るように言いました。それで、ぶら下げておいて、黄色に熟したので皮をむいて食べてみたところ、韓国で食べたバナナの味ではありませんでした。とてもおいしいのです。皮も薄く、その果肉はとても歯ごたえがあって、どれほど甘いかしれません。そして実がとても大きくて、口の小さい人は半分に切って食べなければならないほどでした。そのようにハワイは面白い自然環境がある所です。そのような環境を私たちの二世と三世に見せてあげようと思います。教育しようと思います。皆さんも子女がいるでしょう。ですが、天地の前に誇らしく出せる子供がいますか。皆さんにそのような子供がいるならば、私たちの未来は明るいでしょう。(2013.7.20、天正宮博物館)一休さんのような機知(トンチ)ではありません。奇知=人とは異なる知恵すなわち神様の知恵世界平和を願う奇知の外の凡人が徒然なるがままに書く日記です。↓↓ にほんブログ村ランキング参加中。応援クリックお願いします。↓↓
2020.04.19
コメント(0)
韓鶴子総裁御言選集 - 目次韓鶴子総裁御言選集 1 真の父母様を中心とした一つの世界 第1部 真の父母としての韓鶴子総裁の生涯 第2部 国家の復帰のための世界宣教戦略 第3部 伝統の伝承と相続 第4部 世界平和実現の課題 第5部 二世教育と未来の人材の養成 第6部 孝情天苑を中心とした理想天国のモデル 第7部 天一国安着のための祝福家庭の責任韓鶴子総裁御言選集 1 - 真の父母様を中心とした一つの世界第4部 世界平和実現の課題1. 冷戦の終息と世界平和冷戦の終息1970年代中盤は、ソ連の勢力が絶頂期にあった時でした。その頃、お父様は世界に宣教師を派遣されました。東欧圏がとても大変な時でしたが、西欧圏出身の一人の宣教師が東欧圏に行くことを志願しました。(当時は)西欧圏の人が東欧圏に行くことは空の星を取るように不可能に近いことでした。その頃は草創期のキリスト教のように地下宣教をしてしいた時期です。その青年は神様に誓って東欧圏に着き、ある学校の図書館に立ち寄ったのですが、そこで一人の女子学生に出会います。その女子学生は夢でその青年を見ていました。それも一度ではなく、何度も夢の中で会ったというのです。そのような夢を見ていたので、二人は互いに信じ合い、二人は容易に近しくなりました。女子学生の父親はその国の指導者の一人だったのですが、後にその二人は祝福まで受けることになりました。これがどうして偶然と言えるでしょうか。これが統一運動の歴史にあった現実です。お父様のみ言を見ると、宣教の歴史に関する様々なみ言があります。過去には父母様の顔を見ることもできずに監獄で死を迎えた人もいます。今回、ある国に寄ったのですが、自分は昔、宣教する中で監獄で3、4年過ごしたという人もいました。(2006.7.7、ボスニア、サラエボ)ヨーロッパ宣教50周年を記念する中で、そこの食口に会いました。特に冷戦時代に東欧圏、ソ連の支配下にあった共産圏に宣教に行くということは容易なことではありませんでした。ところが幸いなことに、オーストリアを通じれば可能でした。特にヨーロッパの食口の中でドイツとオーストリアの多くの食口が宣教の一線に出ました。その宣教師たちだけが知っているバタフライ作戦で生き残った食口に会ってきました。(2015.5.24、ニューヨーク、マンハッタンセンター)真のお父様は韓国を後にしてアメリカに行かれ、「アメリカが病にかかったので私は医者として来た。アメリカが火事になったので私は消防士として来た」と語られましたが、そのみ言がアメリカのすべての指導者層の自覚を喚起しました。彼らは真のお父様を尊敬しました。しかし、未来を見通すことのできなかった一部の政治家たちが、真のお父様の歩まれる路程において妨げとなりました。それでも真のお父様はアメリカを許し、目覚めさせ、結果的には共産主義を没落へと導かれました。そればかりではなく、南米全域が共産化されつつあった当時、アウラ(AULA:中南米統一連合)を立て、それらの国を救われました。このように世の中が知らないことを、一個人が、ましてや莫大な権力や財力を持つ国ですらできないことを、真の父母であられるがゆえに実行なさいました。(2015.8.30、清心平和ワールドセンター)1985年、ダンベリー刑務所に収監されておられた時でした。その時にお父様は「世界平和教授アカデミー」世界大会を通じて「共産主義の終焉」を宣布しなさいと言われました。当時の大会の会長はモートン・カプラン博士でした。彼は国際政治に造詣が深い、世界が認める学者です。お父様は彼をダンベリーに呼んで、共産主義は滅びると宣布するように指示なさいました。当時、彼は世界的な名声を考えるならば、いい加減なことは言えない立場にありました。そのようなことを話すことに対して恐れを感じました。そこでお父様に「たぶん(maybe)」という言葉を入れたいと3度言いました。ところが、お父様は滅びると言いなさいとおっしゃいました。それがどこで宣布されましたか。スイスのジュネーブにあるインターコンチネンタル・ホテル、目の前にソ連大使館がある所で「共産主義は滅びる」と宣布したのです。その当時はまだ共産主義が強大な勢力を有していました。ところが5年後に共産主義はどうなったでしょうか。このような知られざる摂理をしてこられた父母様であるということを皆さんは知らなければなりません。(2015.12.6、天正宮博物館)1985年はソ連が絶頂にあった頃でしたが、ダンベリーにおられたお父様が、アメリカの著名な政治学者にスイスのジュネーブでソ連帝国の滅亡を宣布せよとおっしゃいました。その時、その人物や教会の指導者が「お父様、それは少しお考えになってみてはいかがでしょうか。ソ連帝国の滅亡とは言わずに、柔らかい表現で発表するのがよいと思います」と言って止めたのですが、お父様は修正することをお許しになりませんでした。その結果はお父様のみ言どおりになりました。お父様がソ連を訪問なさった直後に3000人以上の青年をアメリカに連れていって教育しました。その後、クーデターによる混沌の時期となったのですが、その時、その青年たちが国の堅固な支えとなりました。(2006.7.5、スロバキア、ブラチスラバ)真のお父様によってレーニンの銅像が撤去されたのです。真のお父様はゴルバチョフの開放政策に多くの協力をなさいました。その時に英語のできる3000人の学生をアメリカに連れていって教育をしたのです。「あなたたちの知っている共産主義では駄目である。民主世界を見なさい。考えを変えて、『ため』に生きる真の愛を実践する生活をするならば、あなたたちの願う自由と平和の世の中は来る」と教育してソ連に返しました。ソ連が開放政策を繰り広げるにあたり、その学生たちが大きな役割を果たしました。アメリカで教育を受けた3000人のソ連の学生は、戦車部隊と闘ってクーデターからソ連を守りました。(2017.3.12、天宙清平修錬苑)中東平和中東では、神に仕えると言っているイスラームとユダヤ教が闘っています。宗教の理念を掲げて互いに殺傷し合う戦争をしているのです。カインとアベルの問題、兄弟間の問題は父母が現れてはじめて解決できます。ですから、お父様によって中東問題が解決されるのです。(2006.6.20、タジキスタン、ドゥシャンべ)世界巡回を何度もしましたが、中東地域はあまり訪問することができませんでした。今もこの地域が互いに反目して戦っているのは、神様のみ旨を受け入れることができなかったからだと思います。これからは神様に侍る立場に立たなければなりません。神様の目には黄色人種、白人、黒人というものはなく、宗教の壁、人種の壁、民族の壁、文化の壁などあらゆる壁というものは存在しません。この中東が生きていくためには、昔に固執せず、現実を直視しなければなりません。現実で神様のみ旨に従い、真の父母に侍る生活をしてこそ、中東に永遠の平和が訪れ得るのです。神様にとって私たちは一兄弟であり、神様は私たちの真の父母であるということを忘れてはなりません。そのためには、入門課程を皆さんが知って学ばなければなりません。神様の創造理想の世界に私たちは入っていかなければなりません。(2006.7.1、ヨルダン、アンマン)お父様以外に中東事態を収拾できる人物はいません。そこで活動する多くの平和大使のことを覚えていますが、私が2006年7月に訪問した直後にレパノンとイスラエルの戦争が起こったことを考えると、とても胸が痛みました。どうして同じ兄弟があのように殺し合いを続けられるのか、理解できません。彼らが真の父母を迎えていたら、あのようにはならなかったはずです。世界で起こっているあらゆる問題を見ると、父母のいない状況です。すべての国が、世界のすべての民族が真の父母を知って真の父母の教育と愛を受けるならば、世界が一つになることは時間の問題です。皆さんの財産やすべてのものを動員してでも、多くの人命被害が出ることを防がなければなりません。皆さんがすべて救うことができなければなりません。幸福な人は、その幸福を分け与えるならば、より大きな幸福が返ってくることでしょう。真の父母が築いた基盤を皆さんがより広く発展させなければならないというのが、真のオリーブの木として祝福を受けた皆さんの責任です。(2006.8.9、ペルー、リマ)南北統一運動神様は待ちながら訪ねてこられるお方です。先に打たれて奪ってくる戦略戦術を用いるお方です。悪なる世の中が全面的に迫害し、破壊すれば、天運が助け、すべて乗り越えさせ、跳躍をさせてくれるのです。神様は私と夫にもそのような体験を多くさせてくださいました。迫害を受けるということは、怨讐の所有権を相続するまた別の秘法なのです。神様が愛する人は常に天運の保護を受けます。神様が殺してしまいたい怨讐がいても、なぜ罰を与えないのかというと、その人を愛するその人の親や妻、そして子供がいることを御存じだからです。神様も涙の谷間を越えてこられた方なので、その怨譬を誰よりも愛するその親や妻、そして子供たちの心情を体恤するときに、鞭打つことはできないのです。そのような神様の心情を感じたら、敵を討つことができるでしょうか。そのことを知ったとすれば、逆に怨讐を助けてあげなければなりません。そうしてこそ天理の大道 <愛を中心として一つにして抱こうというその大道> の前に自分が近づくことになり、そこで天地が揺れ動き、神様も涙を流されるのです。自分に似ているといって神様も喜ばれるのです。このような立場から御覧になる神様なので、「怨讐を愛せよ」という言葉が理解できるのです。そのような力が出てくる所は、知識でもなく、お金でもありません。権力でもありません。唯一真の愛にだけそのような力があるのです。ですから、皆さんは愛する息子、娘と父母のために、南北が怨讐視するその峠を越えて、「ため」に生き、犠牲となる真の愛をもって統一を願わなければなりません。私たちが念願する南北統一はあくまでも、怨讐まで愛することのできる、「ため」に生き、犠牲になる真の愛の精神によってのみ可能なのです。親が子の面倒を見るように、兄弟が兄弟を大切にするように、北朝鮮の同胞の痛みを自分の本当の痛みのように思って分け与えながら、変わることのない神様の真の愛の中で出会うことができるようにしなければなりません。(1992.5.1、仁川室内体育館)人類は第一次、第二次世界大戦を経験し、第二次世界大戦後には民主と共産の絶え間ない対決と闘争がありました。その間に韓国は40年間の日本帝国こよる統治下から(1945年)8月15日の解放と南北分断に続く朝鮮戦争という惨状を経験し、今日まで世界最後の分断国家として残っています。韓半島の南と北は、人間始祖の堕落によりアベルとカインに分立して蒔かれた善悪の種が世界的な実となって現れた結実体です。すなわち、北朝鮮の共産主義は、歴史上に現れたカイン型の人生観と体制の世界的な結実体であり、宗教的な価値観を否定する無神論の共産国家を築いて世界の共産陣営を代表しています。これに対して韓国は、歴史上に現れたすべてのアベル型の人生観と体制の世界的な結実体であり、地上で最も宗教が栄える国家となり、自由世界を代表する国となっているのです。つまり、全世界を善悪に分立して善側に分立された韓国が、悪側に分立された北朝鮮と最後の対決の場を形成した全世界の縮小版が韓半島です。したがって、韓半島の南北統一こそが、世界平和と統一の鍵となります。それゆえ、韓半島の南北統一は単なる政治的な事件や課業ではありません。これは神様の救いの摂理歴史の最終目標である地上天国の復帰、すなわち共生・共栄・共義の理想世界を実現する関門となる摂理史的な歴史性を帯びているものであり、地上世界を経ていった数多くの霊人たちとも関係のある立体的な課業なのです。したがって、大韓民国の統一は政治家だけで解かれる問題ではありません。それゆえ、韓半島に絡むこのような天のみ旨をよく知っておられる文鮮明総裁は、1991年12月初めに7日間の北朝鮮訪問を決行し、当時の統治者、金日成主席に会って韓半島の統一問題に関連する天のみ旨である天命を通報なさったのです。総裁は「主体思想では韓半島を統一することができない。私が提示する神主義と頭翼思想である『統一思想』をもってはじめて韓国と北朝鮮が平和的に統一され、全世界を主導することのできる統一韓国になる」と説破され、彼らの常套句であった朝鮮戦争の北侵説に対しても、朝鮮戦争は南侵であると正面から痛烈に反駁なさったのです。私は夫につき従って全世界を巡回しながら、数多くの国の首脳に会いましたが、先の平壌訪問の際は本当に悲壮なる覚悟と深刻な決意をせざるを得ませんでした。私たち夫婦は、あたかもヤコブが彼を殺そうとしていた兄のエサウを千辛万苦の苦難と知恵と精誠で感動させ、ついにその心を動かして和解したという聖書の話のように、北朝鮮の金日成との談判に成功したのです。今後、南北統一は政治家たちだけに任されたものではなく、神様が干渋なさるものになりました。今も文総裁は全世界の基盤を動員して、神様のみ旨どおりに南北統一を成し遂げ、淫乱と退廃のない理想的な平和の世界を建設するために昼夜を問わず努力しておられます。(1992.6.10、ソウル、リトルエンジェルス芸術会館)女性は統一運動の旗手とならなければなりません。「世界平和女性連合」の事業にも、南北統一のための様々な活動を明示しました。女性が南北統一において先導的な役割を果たすべきことは、正しい理念教育と真の愛の実践によって手本を示すことです。戦争と葛藤は、利己的な動機から領土や財産など他人のものを奪おうとするときに起こるものです。一方、平和は、他人のために自分を犠牲にする時、すなわち真の愛を与える時に訪れるものです。今まで「世界平和女性連合」が心血を注いで展開してきた隣人と社会のための奉仕と分かち合いの活動は、平和運動の貴い礎石となることでしょう。北朝鮮の同胞たち、特に子供と女性を助けるための「北朝鮮を愛する1パーセン卜分かち合い運動」を展開することも、「世界平和女性連合」の創立精神を高めるものだと思います。(2002.4.10、ソウル、リトルエンジェルス芸術会館)お父様は祖国統一のために精誠を捧げられましたが、1990年代当時の情勢はとても深刻でした。反共運動、統一運動をしていたお方が、北朝鮮の金日成やソ連のゴルバチョフに会うというのは命懸けのことでした。すべての面においてお父様が中心であられたがゆえに、お父様が解かなければならなかったのです。(2013.6.23、ハワイ)この国を動かすことのできる環境を造るために、「南北統一運動国民連合」と「国際勝共連合」を私が集中的に後押しすると発表しました。昔、大学や中高等学梭を回って勝共講義を数多く行いました。南北韓の学生大会も行いました。今の世代は朝鮮戦争がなぜ起こったのか知りません。ですから、私たちは黙っているわけにはいかない立場なのです。お父様がこの国を祝福して逝かれました。神様の袓国が完全でなくてもよいでしょうか。皆さんは、この時代を生きている自分の責任から逃れることはできません。お父様から直接み言を聞き、教育と指導を受けて育ってきた皆さんの親と皆さんは避けて通ることができません。南北統一をめぐる緊迫した問題です。右翼でも左翼でもない「頭翼思想」で武装し、真の愛で抱かなければなりません。それを実践し、行動する団体があるとすれば、統一教会しかありません。(2012.12.14、天正宮博物館)お父様は中東平和のために10年以上前から方向を提示してくださいました。そして南北問題について見ても、私たちが決断して行動すべき時を迎えています。今、全世界では人種問題、宗教問題、政治問題、思想問題が起きており、過去にも増して天災地変があちこちで起きています。どこにも望みや希望が見いだせない不安と恐怖と葛藤の時代を生きています。しかし、皆さんが摂理の隊列に立っているということも明らかです。神様を真の父母として侍って生きる一つの世界、統一された世界、平和の世界が成就されなければなりません。しかし、アダムとエバは成長過程において神様と一つになることができませんでした。ですから、彼らは堕落したと聖書にあります。今日の世の中は堕落した世の中です。サタンが主人です。神様が主人となるべきなのに、基盤をもつことができませんでした。ですから、「原理」では「真の父母が来なければならない」と言っています。今、中東で起きている宗教対立の問題が解決されずにいます。真の父母を迎えなければ解決されません。(2013.5.24、天正宮博物館)韓国は、2015年に解放70周年を迎えました。ちょうど、ヨーロッパ巡回の際にオーストリアのウイーンにある国連事務局で講演する機会があります。光復70周年を迎えた大韓民国を自由にこの世の前に現わすための天の見えざる御苦労がどれほど大きかったことでしょうか。ところが結果は、人間が責任を果たせなかったことにより、今も天の前に自由ではないのです。南北が分断され、互いに銃剣を向けており、周辺の4大強国の政治的、軍事的な利害関係の中に縛られています。天の父母様と真の父母様に侍らなければなりません。それが唯一この国と世界が生きる道です。この事実を私たちだけが知っていてはなりません。世の中に知らせ、教育しなければなりません。天はいつまでも待ってはくれません。皆さんの精誠と勝利は、天の父母様と真の父母様が役事なさる時にさらなる光を放つのです。(2015.4.24、天正宮博物館)統一運動は、神様の夢、人類の夢をかなえることのできる唯一の運動なのです。私たちによって世界が一つとなることができ、また対峙している南北問題も同様です。政治の力、経済の力、軍事の力では解決できません。真の父母の思想によってのみ可能なのです。2016国際指導者会議に来られた50力国の国会議員の活躍を大いに期待しています。大きな抱負をもって熟心に自国と世界のために寄与してくださいますよう願います。インドの詩聖タゴールが語った言葉があります。その当時、韓国は世界に知られていませんでした。タゴールは日本から韓国を見て、「コリアよ、その灯りが再びともる日には、東方の明るい光となるであろう」と予言しました。光とは何を意味するのでしょうか。光は暗闇を照らします。一言で言えば、光は真のみ言です。真理です。真の父母様のみ言でなければ、この国が世界に誇るものは何もありません。皆さんも真の父母様の思想と一つになった立場に立つ時に、無窮なる発展があることでしょう。(2016.2.13、天正宮博物館)この国(韓国)が神様に祝福された国であることは間違いありません。しかし、祝福には責任が伴うということを知らなければなりません。この民族は神様が主管なさる民族なので、中心に真の父母をお迎えする民族となり、国民となってこそ、まともに動いていけるということを肝に銘じてください。皆さんは堂々と知らせなければなりません。韓国は天が選んだ選民であるという自負心をもたなければなりません。選民となり得たのは、この国に真の父母が誕生したからです。ですから、皆さんは真の父母を知らせなければなりません。南北統一も、真の父母に侍ってこそ希望があるのです。父母が中心になってこそ、闘う兄弟を一つにすることができるのです。私は私たちのすべての機関を動員して、国民を再教育しなければならないと思います。この国が、神様が直接主管する国にならなければならないという立場で考えると、すべての宗教は統一されなければなりません。宗教の目的は何でしょうか。幸福を語っていますが、その幸福は神様に侍る立場でのみ可能なのです。皆さんは各方面に従事していますが、各自の位置で皆さんが誇りをもって、この民族が世界の前に堂々と立つことのできる民族となれるよう、積極的に協力しなければなりません。大韓民国が世界の前に立つための方法は、み言を伝播し、真の父母を誇ることです。それが唯一私たちの願う南北統一を果たす道です。南北統一と世界統一のために、皆さんは積極的に進み出なければなりません。(2016.12.16、清心青少年修錬院)第5国連事務局誘致活動今、世界は、外的に公害、思想、戦争、政治問題により混沌としています。その中心に真の父母様をお迎えしなければなりません。そうでなければ世界が一つとなる道から遠ざかります。私は祖国統一、南北問題に対して、世界、特にアジアの耳目を集めるために、韓国に第5国連事務局を誘致すべきであると発表しました。アジアのすべての国は自国にそれを誘致することを望んでいます。しかし今回、「世界平和国会議員連台」の発起人大会において説明がしっかりとなされたので、アジアの国々はもちろん、世界のすべての国が韓国を助けなければならないと言ったのです。真の父母が誕生した国だからです。神様は必ずやこの国を通じてみ旨を果たさなければならないからです。このような重要な立場にあることをこの民族は悟れずにいるので、私たちが教えてあげなければならないのです。(2016.4.10,SE、H-S)国連は第二次世界大戦後に創設され、すでに70周年を記念しています。ニューヨーク、ジュネーブ、ウイーン、そしてナイロビに国連事務局がありますが、アジア太平洋の時代に暮らしているにもかかわらず,アジアにはそのような本部がありません。世界の情勢を見るならば、地理的に、経済的に、そして政治的にその中心は徐々にアジアに移ってきています。このような事実を認知している「天宙平和連合」をはじめとする私たちの運動の様々な団体は、66年前に国連軍が平和のために血と汗と涙を流したこの地に第5国連事務局の誘致運動を積極的に支持しています。(2016.2.15、ソウル、国会議員会館)一休さんのような機知(トンチ)ではありません。奇知=人とは異なる知恵すなわち神様の知恵世界平和を願う奇知の外の凡人が徒然なるがままに書く日記です。↓↓ にほんブログ村ランキング参加中。応援クリックお願いします。↓↓
2020.04.18
コメント(2)
韓鶴子総裁御言選集 - 目次韓鶴子総裁御言選集 1 真の父母様を中心とした一つの世界 第1部 真の父母としての韓鶴子総裁の生涯 第2部 国家の復帰のための世界宣教戦略 第3部 伝統の伝承と相続 第4部 世界平和実現の課題 第5部 二世教育と未来の人材の養成 第6部 孝情天苑を中心とした理想天国のモデル 第7部 天一国安着のための祝福家庭の責任韓鶴子総裁御言選集 1 - 真の父母様を中心とした一つの世界第3部 伝統の伝承と相続3. 経典の編纂み言の整理整頓一天一国経典の編纂今、お父様のみ言を整理整頓することが急がれています。多くのみ言と資料があるのですが、それがそのまま本棚に整理されずに並んでいます。今回、私がお父様(の原殿)に入れてさしあげようとして見てみたのですが、「これは私たちがあまりにも疎かにしていた」と思いました。すべての書籍がそうです。キリスト教の歴史を見ても、聖書一つで全世界に広がりましたが、お父様のみ言が整理整頓されていなければ、未来に混沌がもたらされるでしょう。これを整理することが急がれています。ですから、本格的にこれを後代の人々が見ても原理原則によって守っていくことができるように整理しなければなりません。根が一つ、幹も一つ、実も一つである永遠のみ言として残らなければなりません。すべての人が生きていく上で基準となり、標柱となり、生活の指針となるベきなのですが、それが整理整頓されていません。ですから、とても残念なのです。お父様が公に語られた講演文集を集大成して、それも完璧ではありませんが、お父様が公的に語られたみ言なので、急いで本にして入れてさしあげました。皆さんのせいにすることはできませんが、50年間、侍ってきながら責任を果たせなかったことがあまりにも多くあります。お父様をそのようにぞんざいにお送りすることはできなかったのです。誰一人、このことについて建議した人はいませんでした。これを私がやり遂げます。変わることのないお父様のみ言として立てようと思います。皆さんがその分野にたくさん協助してくれるよう願います。(2012.9.17、天正宮博物館)神様は愛です。お父様も世界的に大きな愛の傘を広げられたお方です。お父様のみ言やすべての業績は原石のようなものです。宝石です。私はその宝石を最高のものにして、常に近い所、愛することのできる所に持ち歩きたいと思います。ですからまず、私がお父様のみ言を整理整頓して、皆さんが手放すことのできない宝石にしようと思います。皆さんの命が尽きる日に、その宝石を抱いて霊界に行くことのできる姿となることを願う思いで、このことを進めています。(天一国経典)『天聖経』は、基元節の前に完成して出版されることでしょう。宝石には高価なものがあります。その原石を磨き上げるならば、最高の価値があることでしょう。誰にも変えることができません。誰も手をつけることができません。永久的です。永遠です。(2012.1.9、天正宮博物館)例えば、原石があるとします。いくら貴い原石だとしても、磨き上げて輝きを出さなければなりません。私がお父様の聖和直後に、お父様の原殿に入れてさしあげるために、これまでの実績と業績を整理した本は何であろうかと、苦心しながら探しました。一言で言えば、原石は原石なのですが、精製されていない原石です。私までそのように手をつけずにいたら、誰がこれを磨き上げるでしょうか。子供たちもできないし、皆さんもできません。私がしようとしていることは天に栄華を帰すことであり、このみ言が永久保存されることを願っているからなのです。後代の誰かが、ある有名な人が現れてこのみ言に手を加えられないようにするためなのです。それは私にしかできません。(2012.1.7、天正宫博物館)お父様が聖和された後に私が真っ先にしたことは、お父様のみ言の整理でした。50年以上の間に語られたみ言が『み言選集』として600卷以上あります。その全部をすべての人々が読むことはできません。それだけに掛かりきりになったとしても、読むのは容易ではありません。ですから、お父様の語られたみ言を段階的に理解できるように、3冊の本にして出そうと思います。すでに2冊は完成しました。最後の1冊は『真の父母経』です。この3冊の経典さえ完成すれば、すべての人類がみ言に接する時に、自分はいかに生きるべきかが分かるようになります。これはすべての人が必要とする水です。水が流れる所では、すべての生命体が舞い踊るのです。(2014.7.22、ハワイ、クイーンガーデン)私がお父様の聖和後に真っ先に何と言いましたか。神霊と真理で草創期の信仰をもって進んでいこうと言いました。真の父母を知らせるには「原理」が必要です。初歩者が真の父母をいかにして理解できるでしょうか。神様の摂理歴史を知りません。ましてや蕩減復帰の歴史も知りません。「原理」が絶対的に必要だということです。そして、天一国の民、祝福家庭として永遠に守っていくべき指針書が三大経典です。そのようになればすべての問題が解決するであろうと思います。皆さんが果たしたことは歴史が始まって以来、後にも先にもなかったことです。どのように称賛したらよいか分かりません。偉大なことを果たしたのです。しかし、歴史編纂委員会を通じて私たちがすべきことはまだあります。「原理」を知らない70億人類がいます。彼らが真の父母を知り、原理人、祝福家庭になりたいと言うことのできる教材がたくさんできなければなりません。(2015.3.11、天正宮博物館)天一国経典『天聖経』、『平和経』、『真の父母経』『天聖経』、『平和経』出版記念式を迎え、私は言葉にできないほどうれしく思います。天一国経典を奉献させてくださった天の父母様と天地人真の父母様に感謝します。そして、編纂委員会の委員長と副委員長をはじめ、元老とすべての編纂委員たちの労苦をこの場を借りて祝賀し、ありがたく思っています。お父様の60年の業績の中で最も尊いものが、堕落した人類に残してくださった宝石のごとき真理のみ言です。このみ言が乱れることなく美しい宝石となって一列に連なっていると思うと、とても喜ばしく、感謝に思います。このみ言こそが天一国の実質的な中心となります。このみ言と皆さんが一つとなって、与えられた立場で責任と使命を果たしていくならば、天はどんなに喜ばれることでしょうか。私たちには天の願われるみ旨の前に果たすべき責任がまだ残っています。全世界の70億の人類を一日も早く天一国の民として導いてあげる責任が私たちにはあるのです。皆さんは、天一国の孝子と忠臣の位置に立つことのできる主人の立場にいます。ところが、皆さんがその使命を疎かにするならば、天は待ってくれません。皆さんがどのように実践躬行すべきか再び決意して、この日を期して天が私たちにくださった宝石のごときこのみ言を中心とじて、全人類を救うことに総力を尽くしてくれることを願います。(2013.6.10、天宙清平修錬宛)お父様のみ言は私たちの根本です。私たちの人体構造で言えば背骨です。背骨に問題があれば、すべての臓器に支障をきたします。そして病気になります。とても重要だということです。このみ言が出たことによって、私たちはお父様と共に生活するのです。私がお父様の聖和の後に初めて語った時、「神霊と真理によって草創期の信仰に戻らなければならない」と言いました。神霊と真理が一つとなって、み言が息づくようになるのです。ですから、皆さんにとってどれほど大切な命のみ言でしょうか。皆さんの健康と子孫のために、このみ言が皆さんの中で息づかなければなりません。皆さん自身だけがそうなってはいけません。私たちは環境創造をしなければならないと言いました。(2013.8.24、天正宮博物館)これまで天が願われ、人類が望んできたものが真の父母です。『平和経』と天一国経典『天聖経』が完成したことも重要ですが、根本は真の父母です。天は堕落した人類を復帰するために、イスラエル民族を通じて4000年間、蕩減復帰しながら堕落していない血統を求めてこられました。それが独り子イエス・キリストでした。ところが、天は独り子だけを探し求めてきたのではなく、独り娘も探してこられました。独り子と独り娘が共に立てられなければならなかったのですが、それができませんでした。ですから、イエス・キリストが亡くなるときに「再び来る」と言ったのです。2000年のキリスト教の歴史は新婦を探すための歴史でした。天は2000年前にイエス・キリストを通じて真の父母を立て、ローマを中心として世界へと出ていくことのできる道を開いておこうとなさいました。天の父母様の願いと人類の望みは真の父母です。ところが、真の父母というのは、ある日突然に湧いて出てくるのではありません。その歴史を知らなければなりません。摂理歴史を知り、また、神学的にもこれが理解され、説明されなければなりません。ですから、人類の前に完全無欠な経典をつくらなければなりません。『真の父母経』を勉強せず,読まずに霊界に行くことはできません。三つの経典の中で最も重要なものです。根本です。これをどのように編成して編集し、仕上げるかということについて、私は時間をかけて決定しようと思います。そのようにして完全な宝石にするのです。この経典を読むことによって、人々が天を敬い、真の父母を愛し、人類を愛して、神様の創造理想を実現することに拍車をかけることができるようにするのです。そのような経典にしようと思います。(2014.6.14、天正宮博物館)きょう、このように三大経典の最後である『真の父母経』を3ヵ国語で完成させたことは、とても祝賀すべきことであり、感謝すべき日です。真の父母経編纂委員会はもちろんのこと、三大経典の編纂にあたり、これまで苦労してきた編纂委員たちとすべての参加者に感謝いたします。これから私たちは堂々としていかなければなりません。神様は天地創造をなさる際に夢をもっておられました。目的がありました。ところが、人間の堕落により、その夢をかなえることができなくなった天の父母様です。6000年を経て真の父母様によって天の父母様がその夢をかなえられました。恨み多き蕩減復帰の摂理歴史を終結させ、新しい時代を開いてくださった天の父母様と真の父母様に感謝いたします。天は始まりと終わりが同じです。天の父母様の目的は真の父母様の目的と同じです。ですから、真の父母様のみ言は草創期から今日まで同じです。表現が時代によって異なることもありましたが、中心となる内容は一つです。天の父母様と真の父母様の目的が一つだからです。そのような点で、多くの経典がありますが、この三大経典は父母様の摂理歴史全体の真髄です。エキスです。それ以上加減することのできない完璧な宝石です。聖和後3年間、このことに全力投球しましたが、人類を愛して抱こうとなさる天の父母様と真の父母様の愛の結果であるということを、皆さんは知らなければなりません。それゆえ、ここに加減というものはあり得ません。中心です。誰も、いかなることもできません。完璧です。そのような点で皆さんはきょう、三大経典、後にも先にもない宝石を得ることになったのです。(2015.9.1、天宙清平修錬苑)一休さんのような機知(トンチ)ではありません。奇知=人とは異なる知恵すなわち神様の知恵世界平和を願う奇知の外の凡人が徒然なるがままに書く日記です。↓↓ にほんブログ村ランキング参加中。応援クリックお願いします。↓↓ )
2020.04.18
コメント(0)
韓鶴子総裁御言選集 - 目次韓鶴子総裁御言選集 1 真の父母様を中心とした一つの世界 第1部 真の父母としての韓鶴子総裁の生涯 第2部 国家の復帰のための世界宣教戦略 第3部 伝統の伝承と相続 第4部 世界平和実現の課題 第5部 二世教育と未来の人材の養成 第6部 孝情天苑を中心とした理想天国のモデル 第7部 天一国安着のための祝福家庭の責任韓鶴子総裁御言選集 1 - 真の父母様を中心とした一つの世界第3部 伝統の伝承と相続2. み言の重要性と訓読み言の重要性真の父母様のみ言は、私たちが毎日奉読すべき教科書です。一日の生活の指針書です。み言を読めば、皆さんがきょう何をするべきかという考えが思い浮かぶことでしょう。過去とは異なり、皆さんは、誇りをもって真の父母様と共に全霊界を動員して働くのだという自信をもたなければなりません。(2006.7.2、マルタ、バレッタ)皆さんにとって、み言は指針書であり、教科書です。やることのない人ほどかわいそうな人はいませんが、私たちはやることが多いので幸福なのです。そのような幸福を皆さんの周りに分かち合い、天の前に大きくお返しするという大きな夢をもつよう願います。世界のあちこちで起きる、あらゆる問題を解決するには、お父様のみ言と思想でなければ不可能であると思います。ですから、講義ができる指導者を送ってほしいという声が多くの国から上がっています。私たちには指導者がたくさん必要です。皆さんがお父様のみ言と教えによって武装するならば、百人力となるでしょう。皆さんの周りの多くの人々が自分と共に神様のみ旨のために集まっていると考えてみてください。(2006.8.18、ソロモン諸島、ホニアラ)皆さんがみ言の深さを感じれば感じるほど、涙なしには訓読をすることができないでしょう。毎日み言を訓読するならば、皆さんの心情が変わることでしょう。み言の味が変化します。み言の本体であられるお父様も、毎日訓読会の直前までみ言を訓読してから(訓読会に)出られます。人類に対する限りない神様の愛に感謝しながら、その愛を分け与えることのできる皆さんにならなければなりません。皆さんが心の基準をどのように準備するかによって、み言が皆さんの一日の指針書となり、教科書となることでしょう。(2006.7.19、ケニア、ナイロビ)訓読生活皆さんは、「家庭盟誓」を毎日暗唱しながら、子供たちに手本を示さなければなりません。皆さんは二世たちを、天の前にしっかりと立てることができませんでした。様々な言い訳があり、荒野時代だったからだとはいえ、今はあまりにも切迫しています。責任を負っている人たちの中で若いという人が50代であり、70、80歳の人がたくさんいます。私たちの未来を考えるならば、天が下さった祝福二世をきちんと教育し養育して、み旨の前に立てなければなりません。徹底して家庭で訓読生活をしなければなりません。(2012.9.17、天正宮博物館)私は、家庭で訓読生活を毎日徹底してするように言いました。子供たち、二世の教育が急がれていることを感じたからです。皆さんは公的な仕事をしているのを言い訳に、子供の面倒を見ることができませんでした。それでも訓読時間は子供たちと共にしなければなりません。そのように一日を出発しなければなりません。二世たちをきちんと養育しなければなりません。皆さんはどの立場にあっても、後代のことを考えなければなりません。責任者はなおさらのこと、私たちの未来を考えなければなりません。それなのに、皆さんはどれだけ寸刻を争う懇切な思いで自分に代わることのできる人を探し立てたか、反省しなければなりません。それができていないとすれば、今からでも一生懸命にしなければなりません。死ぬ覚悟でしなければなりません。(2012.10.1、天正宮博物館)草創期にはすべての面で環境が備わっていませんでした。先輩家庭が初めて教会に来た時期は、荒野時代のような時でした。ところが今日の皆さんが処している立場はどうでしょうか。もちろん生活の苦しい人もいることでしょう。特に韓日祝福家庭の中には厳しい環境の中で生活している家庭が多いと思います。しかし、私たちの未来を考えれば希望的なのです。皆さんは自信をもつべきです。真の父母様を誇らなければなりません。そうしてこそ皆さんの子孫が坦々たる大路を進むことができることでしょう。氏族メシヤの責任を懸命に果たさなければなりません。また、皆さんの子女の中から一人も落伍者が出ないように家庭での訓読生活を通して、きちんと教育しなければなりません。天は私たちと共にあると思わなければなりません。そして、神様の祖国となるべきこの国が責任を果たさなければなりません。天の恩賜に報いる民族とならなければなりません。私たちの周りには、いまだに知らない人たちがたくさんいます。皆さんは先駆者です。皆さんの二世の中から一家庭も落伍者が出ないように、きちんと養育してくれることを願います。(2015.4.26、天正宮博物館)皆さんが毎日み言を訓読するならば、皆さんがどのように生活するべきかという知恵が湧くようになるでしょう。今は霊界のすべての善なる先祖が再臨して、私たちと共に働いており、神様が共にあられながら実権を行使なさる時代です。ですから、このみ言を朝晩訓読し、夜は眠りながらもすらすらと言うことができるくらいにならなければなりません。このみ言を通じて知恵を得て、繁殖させていかなければなりません。学生たちも同じです。朝、学校に行く前に訓読を通じて、切に神様と心情的に一体とならなければなりません。自分がきよう学校に行って、自分よりも立派にこの国の復帰とみ旨のために働き得る学生と関係を結びたいという切なる思いで臨むならば、準備された学生が自然と皆さんのところにやってくるのです。そのような奇跡を生むことができるように実践する生活をしてください。(2006.6.18、キルギス、ビシュケク)一休さんのような機知(トンチ)ではありません。奇知=人とは異なる知恵すなわち神様の知恵世界平和を願う奇知の外の凡人が徒然なるがままに書く日記です。↓↓ にほんブログ村ランキング参加中。応援クリックお願いします。↓↓
2020.04.18
コメント(0)
韓鶴子総裁御言選集 - 目次韓鶴子総裁御言選集 1 真の父母様を中心とした一つの世界 第1部 真の父母としての韓鶴子総裁の生涯 第2部 国家の復帰のための世界宣教戦略 第3部 伝統の伝承と相続 第4部 世界平和実現の課題 第5部 二世教育と未来の人材の養成 第6部 孝情天苑を中心とした理想天国のモデル 第7部 天一国安着のための祝福家庭の責任韓鶴子総裁御言選集 1 - 真の父母様を中心とした一つの世界第3部 伝統の伝承と相続1. 伝統の伝承の課題真の父母様の似姿となろう釣りや狩猟に出掛けられるお父様について、皆さんは話を聞いて知っていることでしょう。お父様が釣りに行かれるたびに、私はいつも考えます。お父様は世の中の誰よりも忙しいお方です。お父様が常に語られるように、摂理を成就するための様々な用務と複雑な計画を考えて推進しておられます。それでも釣りをなさる時には、釣り以外には何も考えておられないお方のようであり、この世でこれしか面白いことはないかのように専念されます。幼い頃、池にいる大きな魚を御覧になり、必ず捕まえてやると思って、40日間もそこで釣りをされたお方です。そのようなお父様のことを考えるたびに、歴史上、お父様ほど強い意志と執念をもたれた方はいないのではないかと思います。皆さんも、天のお父様を思い慕い、そのお方の似姿となり、完成した人となるその瞬間まで真理を体得し、真理の根源となることを願います。(1967.8.3、東京教会)お父様は私生活に関して一切、顧みられません。本当にそれを忘れてしまったかのような生活をされます。しかし、世界の人類に対しては、最後の一人までも御自身の心の中に抱いて神様の前に正しく立てなければならないという信念で、孝子、孝女に重生させることに心血を注いでおられ、特に、食口の皆さんの身辺については、常に考えられ、心配なさらない日はありません。常に私はお父様に申し訳なく思うのですが、床に就いて明け方に私が目を覚ますと、お父様はいつ起きられたのか、ひそかに熱心に祈祷をしておられます。風が吹こうが、雨が降ろうが、夜も昼も、皆さんのために祈祷しておられるのです。また、み旨を成就するために深い瞑想に入っておられるお父様の姿を目にするとき、私は、神様が愛さざるを得ないお方であるという思いになります。(1967.8.3、東京教会)皆さんは「原理」で武装し、また天の心情を通じて、主人と僕の関係ではなく、父と子の関係で結ばれた心情世界で生きていくことができるよう願います。苦労の多い時には、いつもお父様の姿を思ってください。お父様は皆さんの背後を気遣い、皆さんのために祈祷してくださり、皆さんを協助してくださっています。そのようなお父様がおられるということを心強く思い、いかなる困難が押し寄せたとしても、その逆境に耐えて進み、世の果てまで真理と愛を伝えることのできる子女たちとならなければなりません。お父様に愛される真の子女となる道は、お父様の心情を理解し、お父様の心情を自分の心情とすることです。(1967.8.3、東京教会)1995年の年頭標語は「真の父母様の勝利圏を相続しよう」です。真の父母棣が勝利なさったということです。父母様は、この地に来られた目的をすべて果たされました。そこで、親が勝利したことを子供が相続しなければならないのですが、皆さんはどうしますか。真の父母様が勝利なさった内容は、平凡で容易なものではありません。最近、私はとても緊迫し、張りつめた状態で生活しています。例えて言うならば、四方が絶壁と崖のような所を歩いて切り抜けなければならないのです。そのような中で生き残らなければなりません。み旨がさらに拡大し、さらに成就されていくのが目に見えれば見えるほど、私の心は、なおさらそうなのです。これから私たちは一日一日を生きていくにあたり、お父様のみ言を実践する生活をしなければなりません。今までは頭で考えるだけで、口では実践すると言ってきましたが、これからは体で実践する皆さんにならなければなりません。ですから、「誰々のせいで自分に与えられた責任を果たせなかった」と言うことはできません。すべてが自分の責任であり、自分が足りなかったからであり、自分がもっと努力しなければならないと結論付ければよいのです。そのように先頭に立って生活なさっている方がお父様です。(1995.9.17、日本、大阪)天の伝統を立てようお母様はお父様に約束しました。お母様が18歳(数え)でお父様に会った時、神様の摂理歴史を知りました。それで、お母様は決心しました。「どんなにみ旨が大変でも、私の代で終わらせる」と考えました。そして、お父様に「神様の創造目的、創造理想世界を成してさしあげます」と言いました。「必ずや私が成し遂げてさしあげます」と言いました。そのためにお母様は変わることなく生きてきました。お父様が亡くなられた日、「オンマ(お母さん)に、とてもすまない、ありがとう」とおっしゃいました。今、私は皆さんと共にそのみ旨を成し遂げてさしあげたいと思います。落伍者となる息子、娘がないことを願います。それがまた、私に残された最後の願いでもあります。お父様も願っておられることです。(2012.9.3、天正宮博物館)私たちは真の父母様に対して有り難く思い、感謝しなければなりません。私たちは、み言を通じて蕩減の原則を知り、その蕩減によって復帰路程を通過しなければ前に進めないということも知っています。皆さんは父母様と同じ心情圏に立たなければならず,さらには同じ心情圏で生きなければなりません。真の父母様の立場から見ると、このような点では真の家庭の子女たちも皆さんと同じです。今後、私が生きている限り、皆さんと真の家庭が真の父母様と同じ心情圏に正しく立つことができるように伝統を立てていくつもりです。(2013.4.20、天和宮)皆さんはとても幸福なことに、新しい時代、新しい歴史の天一国時代において先祖の位置に立つことのできる特恵を受けました。ですから、これから父母様を中心として縦的基準を立てて、絶対信仰・絶対愛・絶対服従の立場で皆さんがいかに人生を生きたかという記録が地上にも残ることになり、あの世にも残ることになるでしょう。父母様がおられる間は、父母様が新しい歴史を出発させたので、すべてを開拓してくださいました。私が地上で生きている間に、お父様の遺業を磨き上げ、後代まで光を放つことができるように伝統を立てようと思います。特に、お父様が残されたみ言を完璧に整理整頓しようと思います。そのようにすることが、お父様の願いであり、私の願いです。(2013.5.13、釜山)お父様が聖和されてから40日目となるきょうは新しい摂理の出発点となります。お父様が40日という期間、霊界を隅々まで渉猟(広くわたり歩いて探し求めること)なさいました。摂理史に出てきた人物たちにも会い、また神様が天地創造をなさった時の心情も身をもって体恤なさいました。私も40日間、お父様と同じ心情で心の中で対話をしながら過ごし、準備しました。お父様の考えが私の考えとなり、私の考えがお父様の考えとなりました。それで、お父様が40日間、天正宮博物館を往来なさる中で多くの事情がありました。特に、韓国(の統一)教会を神霊と真理で新しくしようとする私の考えに対して、120パーセント賛同なさいました。本当にありがとうとおっしやいました。(2012.10.25、本郷苑)お父様が聖和なさる前も、車に乗り降りされる時に「オンマ(お母さん)、ここはこうしたらいいね、このように道をつくったらいいね、ここには何をしたらいいね」と、御自身が逝く準備をされながら私にお頼みになりました。ここを下りていくたびに、考えもなく下りていったことはありません。お父様が成し遂げられなかったこと、お父様がなさりたかったことを、20年間で成し遂げてさしあげなければなりません。今、私は背負いきれないほどの荷を背負っています。内的にも、外的にも、秩序と伝統を立てるべき道がとても急がれています。早い時期に世の中の人々の前に、統一教会は健在で、成長し、発展し続けているということを示して、人々が自ら訪ねてくるようにしなければなりません。皆さんが伝道し、努力することも重要です。しかし、成就した摂理の実績を見て、「自分が最後に身を置くべき所はここだ!」と心が案内して訪ねてくる群れ、自ら訪ねてくる群れがつながるようにすることも必要な時代です。ですから今はもう先延ばしすることはできません。私は続けるつもりです。(2012.10.1、天正宮博物館)皆さんは各分野に責任をもっている人として、これまで、世界中の統一教会の食口たちに比べると誰よりもお父様から多く愛されたと自負しています。私が考えるに、皆さんはこれまで、あまりにも多くの愛のみ言を受けました。その価値と比重は計ることができません。皆さん自身について考えてみてください。真実なる命令一つだけ考えても、皆さんは責任を果たしたと思いますか。今までやってきたとおりに会議をするのもよいし、み言を聞くのもよいし、再び決心するのもよいでしょうが、これからは何か、皆さんがお父様にお見せすることのできる実績をもたなければならないと思います。(1984.7.22,イーストガーデン)神様のみ旨と人類を考えれば、時間がありません。本当に時間がありません。その多くの人々が自分の兄弟であり、自分の家族であり、同族であると考える時に、韓国の一国も、神様に奉献することができないでしょうか。いつ人類を天の前に奉献するのですか。皆さんは、死生決断、全力投球しなければなりません。最後です。これ以上天の前に報いてさしあげる機会はありません。考えてみてください。お父様は、私が地上にいるので実体的により大きく役事なさることでしょう。皆さんは今後、清平を通じてさらに多くの体恤信仰をすることになるでしょう。お父様が約束なさいました。お父様にお会いしたければ、多くの実績をもってきてお目にかかるようにしなければなりません。お父様はみ旨の道を歩んでこられながら、腕を人目にさらしたことはありませんでした。監獄でも御自身の体を保護なさったそうです。どこでも、どんな人のところにでも行って再臨の役事をなさると思いますか。お父様は私と共にあられます。ですから、一糸乱れず一つの心と一つの思いで「原理」を中心として進んでいかなければなりません。(2012.10.25、本郷苑)真の父母様はお一人です。考えと意志が一つです。ですから、皆さんは私と一致しなければなりません。私の考えが皆さんの考えとなり、皆さんの考えが私の考えとならなければなりません。そのような点で、皆さんは真の父母の息子、娘であることを堂々と誇らなければなりません。躊躇することはありません。私の言うことを聞いて、私に従って私が指示するとおりに行うならば、天が共にあられるのです。そのような時に皆さんの夢もかなうことでしょう。皆さんは100パーセント、父母様と一体とならなければなりません。(2017.3.29、天宙清平修錬苑)一休さんのような機知(トンチ)ではありません。奇知=人とは異なる知恵すなわち神様の知恵世界平和を願う奇知の外の凡人が徒然なるがままに書く日記です。↓↓ にほんブログ村ランキング参加中。応援クリックお願いします。↓↓
2020.04.18
コメント(0)
これまで「韓鶴子総裁御言葉選集」の第一部のを紹介して来ましたが、これは光言社から発行されていた「韓鶴子総裁御言葉選集(4巻セット)」のものです。1日1項目として全ての文章をブログで紹介するとなれば、4ヶ月くらいかかるだけの量です。今後は、少し手抜きでではなく、おおざっぱな手抜きで少しずつUPしていこうと思いますので、関心のある方は目を通してください。韓鶴子総裁御言選集 - 目次韓鶴子総裁御言選集 1 真の父母様を中心とした一つの世界 第1部 真の父母としての韓鶴子総裁の生涯 第2部 国家の復帰のための世界宣教戦略 第3部 伝統の伝承と相続 第4部 世界平和実現の課題 第5部 二世教育と未来の人材の養成 第6部 孝情天苑を中心とした理想天国のモデル 第7部 天一国安着のための祝福家庭の責任韓鶴子総裁御言選集 2 理想家庭と平和世界のモデル 第1部 真の愛運動と女性の役割 第2部 理想家庭と平和世界のモデル韓鶴子総裁御言選集 3 天一国と私たちの使命 第1部 平和世界に向かう道 第2部 神様と人類の希望 真の父母 第3部 天一国安着のための私たちの使命韓鶴子総裁御言選集 4 愛しき君よ 花咲かせたまえ 第1部 真のお母様はいかなるお方か 第2部 聖婚と天の新婦の道 第3部 荒野路程と真のお母様の勝利 第4部 女性時代の開幕と世界巡回 第5部 真の父母宣布と清平摂理 第6部 最終一体宣言と天一国時代 第7部 真のお父様の手紙第1巻は、韓鶴子総裁のみ言を整理したものであり、第2巻と第3巻は韓鶴子総裁の講演文集、第4巻は「韓鶴子総裁御言選集4 文鮮明先生が見た韓鶴子総裁」で、文鮮明総裁が韓総裁について語られていたみ言を整理していました。この第4巻については、小山田先生がU-ONE TV映像でもって「文鮮明先生が見た韓鶴子総裁」について語られたりもしていましたが、私の過去記事にてその内容の一部を紹介していました。ここしばらくは光言社WEBサービスのサーバーに障害が発生しているためにもうしばらくは利用はできませんが、それのごく一部を以下リンク先でご確認ください。私たち統一家は真の父母様を中心にして一つに!!私たち統一家は真の父母様を中心にして一つに!!(その2)私たち統一家は真の父母様を中心にして一つに!!(その3)(さらに詳しくはリンク先にて)一休さんのような機知(トンチ)ではありません。奇知=人とは異なる知恵すなわち神様の知恵世界平和を願う奇知の外の凡人が徒然なるがままに書く日記です。↓↓ にほんブログ村ランキング参加中。応援クリックお願いします。↓↓
2020.04.13
コメント(0)
韓鶴子総裁御言選集 - 目次韓鶴子総裁御言選集 1 真の父母様を中心とした一つの世界 第1部 真の父母としての韓鶴子総裁の生涯 第2部 国家の復帰のための世界宣教戦略 第3部 伝統の伝承と相続 第4部 世界平和実現の課題 第5部 二世教育と未来の人材の養成 第6部 孝情天苑を中心とした理想天国のモデル 第7部 天一国安着のための祝福家庭の責任韓鶴子総裁御言選集 1 - 真の父母様を中心とした一つの世界第2部 国家の復帰のための世界宣教戦略3. 摂理中心国家と各宣教国の責任韓国一手本になりなさい協会創立60周年を迎える前は荒野路程のようでした。今や定着すべき新しい天一国時代が開かれました。これまで皆さんは困難な環境、不十分な環境で迫害を受けながら、困難な中で最善を尽くして生きてきました。しかし、歴史を振り返ってみると、私たちには不足なところがたくさんありました。また多くの試行錯誤も経てきました。そのようなことを振り返ってみた時に、私たちは新たに決意をしなければなりません。過去に何をどのように誤ったのかを悟り、より大きく天の前に報いられなかったことに対して反省しなければなりません。この60年を土台として真の父母様によって新しい摂理時代が出発しました。私たちには真の父母様の基盤があります。真の父母様によって、私たちは特恵を得ました。父母様は「真の愛は与えて忘れ、また与えるものである」とおっしやいました。真の父母様と同時代圏に生きていながらも、真の父母様のことを知らない人たちのために皆さんは努力を倍加しなければなりません。60年の間成し遂げられなかったことを、今後60年以内に成し遂げてさしあげるならば、天は皆さんを祝福なさることでしょう。(2014.5.1、天正宮博物館)これからは父母様を中心として一つの体制で行かなければなりません。韓国は真の父母様によって人類の祖国になりました。ですから、世界に対して手本とならなければなりません。真の愛を実践する宗主国とならなければいけないのです。自分の国だけのための宗主国はあり得ません。私たちは「ため」に生きる人生を学んできましたし、そのように実践し、努力してきたとは言いますが、実質的に世界人類に対しては、先に祝福を受けた者として足りないところが多いのです。地上生活が肉身だけのための生活になってしまっては、永遠なる世界に入れる資格を備えることができません。地上世界では、父母様のみ言に従って真の愛を実践する生活にならなければなりません。自分だけ祝福を受け、真の父母を知っているという立場ではいけないのです。ですから、神氏族メシヤとして430家庭を祝福させなさいという最後の遺言までくださいました。(2014.11.20、天正宮博物館)真の父母様は韓国だけの真の父母ではありません。人類の真の父母です。かわいそうな国々を救ってあげなければなりません。皆さんは私を助けてくれなければならない人たちです。皆さんは、真の父母が生きておられる時に孝子と忠臣の名を得なければなりません。真の父母様が霊界に行かれたら誰からその名を受けるのでしょうか。それゆえに、今この瞬間が最も祝福された瞬間であると考えよというのです。皆さんの責任いかんによって、孝子、忠臣、主人になることができるのです。歳月はほんのわずかの間に過ぎ去っていきます。永遠の世界に行って、真の父母様の前に堂々と「誰それです」と出ていけなければなりません。もう一度、草創期にみ言に触れながら燃えた心情のように、自分によってこの国が祝福を受け、世界人類が真の父母様に会える道を開いていこうという決心をしなければなりません。(2014.11.20、天正宮博物館)神様の祖国、真の父母様の国が世界の前にそびえ立つようにしなければなりません。それは政治が長けているからといってできるのではありません。企業がお金をたくさん儲けてできるのではありません。誰もが韓国に行きたいと思うような国につくり上げなければなりません。ですから、私は体系的な計画を立てて、数十年先を見通した観光事業を展開しなければならないと考えています。それも私たちがすべきなのです。世界万民が訪れ、韓国を見物し、また心情の中心となる真の父母様にお会いして教育を受けられるようにしようというのです。今日、スイスが観光産業で世界の一等国になっていますが、そうなるまでには劣悪な環境の中で最善を尽くしたそうです。預言者格の人々がそのようにつくり上げました。垂直にとがった山に登る電車を開発し、ケーブルカーを敷設したのを見ながら、想像を絶した人間の力というものを感じました。天正宮博物館から見える周辺の山々も、美しく手入れをしておけばどれほどよいでしょうか。お父様が天正宮博物館から見下ろしながら、「あの山にケーブルカーを架けなさい。あの山にコーヒーショップをつくりなさい」と言われました。未来を御覧になって、韓国が世界の中で生き残り得る道を示してくださったのです。(2014.6.14、天正宮博物館)日本一母の使命日本はエバ国家として母の使命を果たさなければなりません。母親は子供を育てなければならないでしょう。子供をみな抱いてあげなければならないでしょう。世界中の子供たちをみな抱いてあげようとするなら、母親は夜眠ることができません。その責任を一人も回避せず、最善を尽くして母の使命を果たす皆さんとなってくれるよう願います。皆さんが可能な限り多くの人々にみ言を伝播し、み言どおりに決心して行動するなら、皆さんの周りでもたくさんの奇跡が起きるでしょう。また、霊界の2500億の善霊が皆さんを協助していると言いました。今、人類が60億なら、一人につき40人以上が役事するということですが、皆さんが霊界の協助を受けられるように努力しなければなりません。今からは皆さんの先祖は、皆さんを放っておかないでしょう。このような歴史的な業績を残し得るこの時を逃がしたら、皆さんの先祖は放っておかないでしょう。毎日皆さん一人ひとりが、すべての先祖と後代の前にどのような姿で立つのかを考えながら生きなければなりません。(2005.10.13、日本、東京)日本には大きな使命があります。エバ国、母の国の使命があるでしょう。韓国のことわざに、「めんどりが鳴いたら家が滅びる」という言葉があります。これは、昔あり得た話であり、21世紀の今はめんどりが鳴かなければなりません。お父様は「女性が総動員して先頭に立たなければならない。おんどりが鳴けば国が滅びる」とおっしゃいました。男性たちは女性たちをたくさん助けなければなりません。皆さんも熱心に活動してくれるよう願います。このみ言を津々浦々にすベて伝えなければなりません。そうして65億人類をサタンの拘束から解放してあげなければならないのです。今は最後の段階に来ています。日本民族全体が責任を完遂し、世界の前に堂々と立つことのできるエバ国家の使命を果たす皆さんとなってくださるよう願います。(2007.5.2、日本、福岡)お父様は世界摂理をされながら、どの国よりも日本を愛されました。それを肌で感じますか。お父様は男性として来られました。男性だけでは駄目です。世界摂理において男性国家だけでは摂理を成し遂げることができません。人類文化史もそうです。人類文化史はどこから始まりましたか。イタリア半島から始まり、その次に大陸につながって再び島国に行き、半島に来たのです。誰によって日本は恩恵を受けたのでしょうか。日本はエバの使命を果たさなければなりません。今、この世でもそうでしょう。お父さんが出かけていってお金を稼いだら、お母さんはそのお金で家事をするでしょう。家のやりくりをするでしょう。子供を教育するでしょう。男性の役割よりも女性の役割のほうが、その家を復興させる上で重要なのです。また例えば、金持ちの家にするのも嫁の使命です。よい嫁が入ってくれば、貧しかった夫の家が裕福になりますが、それは嫁の環境創造の影響が大きいからです。そのように、環境創造が大きいということは、それだけ消耗が必要だということです。努力と精誠を積み重ねて犠牲となり、「ため」に生きる生活を送らなければなりません。(2013.8.24、天正宮博物館)天地人真の父母様が成し遂げようとされた高貴なみ旨と摂理歴史の中心で祝福を受けた国が日本です。日本は真実を明らかにしなければなりません。世界は徐々に一つの世界になりつつあり、孤立的な国は存在できません。そのような現実を、皆さんも肌で感じていることと思います。日本が過去に蓋をして未来だけ見つめて一つになろうとするならば、真実は埋もれてしまうのです。それでは友達ができません。宣教55年の間に、日本にたくさんの祝福家庭が生まれました。今は二世と三世までいます。日本の国民1億3000万が貴く誇らしいと思うべきものは祝福家庭です。今日本も政治や経済だけでなく様々な面で困難な状況です。皆さんの国は、真実で謙虚な立場で真の父母様に侍ってこそ世界の中で生き残ることができるのです。私は北海道の釧路の阿寒湖で丸いマリモを見ながら「お前がこのように形づくられ得る環境にいることを天に感謝しなさい。水や風やすべての条件が、お前をこのように形づくる環境になったのだ。この環境が壊されてはいけない」と思いました。日本の祝福家庭は、日本と世界のためにどのような環境をつくらなければならないかを知っているでしょう。私たちのつくる環境は永遠です。これから私たちは心と体が一つになり、行動で示さなければならない時です。皆さんによって、数百、数千の生命が生き返ると考えてみてください。それ以上の喜びと希望がどこにあるでしょうか。そのためには、皆さんが受け持っている責任と使命を完遂しなければなりません。(2013.10.14、日本、札幌)父母様によって祝福を受けて解放された国が日本です。その祝福を受けるにあたっては責任が伴います。責任を忘れてはいけません。皆さんによって、日本が受けるべき蕩減を減らさなければなりません。それで父母様のみ言どおりに、「ため」に生きる道を行かなければなりません。そして世界に向けてそのように見せなければなりません。世界の国々が尊敬できる立場に立ててくださった父母様の愛を考えたら、皆さんはどのようにしなければなりませんか。日本が外的に誤った方向に進んでいることを正さなければならないのです。 韓国と日本が一つになり、神様の祖国として立てるべき韓半島の南北統一を成し遂げてさしあげなければなりません。それには、皆さんが行動で実践して見せなければなりません。ですから、私は北海道を発つときに、「みな富者になりなさい」と祝福しました。富者になる道は伝道することです。アネハヅルが上昇気流に乗ってヒマラヤ山脈を無事に越えていくように、始めは難しくとも一度実践するようになれば、なし遂げられるのです。日本の国民1億3000万人を導かなければならない祝福家庭です。偉大な母の国の素晴らしい父親たちが積極的に協力して、父の国である韓国と一つになるために先頭に立ってくれるよう願います。(2013.10.17、日本、東京)第二次世界大戦直後に、戦勝国だったアメリカを中心とした連合国が、敗戦国の日本を助けました。日本が蕩減を払わずに経済を復興できるようにしてくれました。なぜそうだったのでしょうか。摂理歴史の責任を負われる再臨メシヤ、真の父母様が現れる時になったからです。堕落した人類が神様の前に進むためには、中心人物が責任を果たさなければなりません。6000年の間、人口が数十億になるまでに人類は繁栄しましたが、天の摂理を知る人は一人もいませんでした。ただひとえに真の父母様によって天の秘密が明らかになったのです。過去の過ちの多いこの国を母の国として立てました。これは真の父母様の許しと愛による決定でした。世の中で優秀な人が天のみ旨に従うことは容易ではありません。「私は不足である」と考える人を天はとって使われました。日本も例外ではありません。すべての人が真実を知らなければなりません。その真実の前に態度を明確にしようとする善良な人がたくさんいることを知っています。しかし、この国と韓国において責任をもっている人たちは、天のみ旨をすべて知ることができないとしても、幅広く世界を見つめられる目をもてたらと思います。そのようにしなければならない人たちがここに集まった皆さんであり、祝福家庭であり、私たちの二世と三世です。(2013.10.18、日本、名古屋、ポートメッセ名古屋)私たちが肉身をもってこの世で生きられる期間は、長くても100年です。しかし、私たちは霊界を知っています。それゆえ、皆さんが富者になる道は伝道することです。人類が6000年間願い、天の父母様も願って待ってこられた摂理歴史において、真の父母様によって神様は恨みを晴らされました。解放されて自由の身になられました。皆さんはどう実感するか分かりませんが、神様が自由であられるのは真の父母様によるものです。私たちの願いは自由・平和・統一・幸福の世界です。神様も同じです。ところが、責任を負うべき、蕩減復帰の摂理を完成、完了すべき真の父母が現れなかったので、長い時間がかかりました。しかし、私たちは真の父母様に侍って新しい時代を迎えました。それなのに私たちだけが幸せでよいでしょうか。私たちの隣人や隣国、そして世界がみな一緒に真の父母様と天の父母様に侍って幸せな地上天国、天上天国を切り開いてさしあげるべきではないでしょうか。私たちは誇らしい孝子、忠臣、聖子の立場に立たなければなりません。(2013.10.18、日本、名古屋、ポートメッセ名古屋)母の使命は、世界の子供たちを父母様のもとに案内することです。堕落した世界におけるエバの使命は自分によって誤った息子、娘を探し出して、メシヤ、真の父母様の前に連れてくることです。その責任を果たすことが日本、エバ国家の使命です。ですから、韓国と一つにならなければなりません。エバだけではできません。アダムがいなければならないのです。アダムとエバが一つになって、真の父母様の前に責任を成し遂げなければなりません。そのことができるように祝福してくださった方が真の父母様であるということを、皆さんは肝に銘じなければなりません。日本が世界に尊敬される国家として生き残るためには、真の父母様のみ旨に従うエバの使命を果たす日本とならなければなりません。(2013.10.20,日本、長野教会)真の父母様が日本を母の国に選びました。これはどれほど大きな祝福でしょうか。蕩減なくして母の国に選ばれたのは、真の父母様がそのことを代わりにしたからです。それでは皆さんと日本は、どのような態度で摂理の前に立たなければならないでしょうか。地理的に近い韓国が父の国であるなら、日本は母の国です。父と母が一つになってこそ家庭が和やかなのです。今私の言う父と母は、堕落した世界の子供たちをみな抱き、真の父母様の前に連れてこなければなりません。サタンの血統を受け継いだ堕落した人間なので、真の父母によって血統転換をしなければならないのです。真の父母様の恩恵の中で、人類が天に侍ることができるように助けるべき国が韓国と日本です。そうして、天の父母様が願われた故郷を探し出してあげなければなりません。天の父母様の故郷はどこでしょうか。真の父母様の故郷です。それならば、日本と韓国は一つとなって、祖国統一、南北統一に向かう道において手伝うことができなければなりません。そうなれば70億人類の前に中心が立つようになります。自然に整理されるのです。それが、現在人類が苦痛を受けている宗教問題、政治問題、思想問題と国境問題などすベての問題を解決し得る方法です。その道を行くにあたっては皆さんが率先しなければなりません。(2013.10.22、日本、神戸ワールド記念ホール)この時代はすべての歴史の真実が明らかにされる時です。摂理歴史においてイスラエルが天の摂理を知ってみ旨を受け入れていたら、その時ローマ帝国の基盤に乗って世界が一つになっていたことでしょう。どれほど天が苦労されたでしょうか。4000年待ちながら教育してこられました。それなのに、どうして恨めしい歴史となってしまったのでしょうか。天の摂理歴史は続いてきました。そうして真の父母様がすべての蕩減復帰の摂理歴史を完成、完結、完了されて、新しい時代を開いてくださいました。天一国の時代を開いてくださったのです。これから皆さんはみ旨を知らない隣人だけでなぐ全世界の人類を教育して、天の父母様と真の父母様のみ旨と一つになれるように導かなければなりません。その道だけが、日本が天の前に借りを返す道であり、世界の前に尊敬される母の国、エバ国家として使命を果たす道なのです。(2013.10.22、日本、神戸ワールド記念ホール)アメリカー長子の責任摂理歴史は、キリスト教を中心として、ヨーロッパ大陸を経てイギリスに連結されました。島国であるイギリスを、世界を一つにまとめられる国として天が祝福しました。イギリスを、摂理の中で蕩減復帰をしてくるべきエバの国、母の国としてお立てになったのです。しかし、天の大いなるみ旨を知らなかった指導者や責任者たちが、本来あるべき天に向かおうとする心から離れ始めました。制度の中に天を抱き込もうとしました。それゆえに、神様を思いのままに崇められる「信仰の自由」を求める群れが現れました。17世紀にキング・ジェームズによって聖書が英語に翻訳されてから、民たちが聖書に接するようになりました。彼らは信仰の自由を享受できる新大陸へと出発しました。そのようにして建てられた国がアメリカです。イギリスが母の使命を果たせなかったので、再臨メシヤを迎えられるように、世界を一つにすることのできる息子として誕生したのがアメリカなのです。(2013.10.22、日本、神戸ワールド記念ホール)アメリカの使命は何でしょうか。アメリカが世界の中で長子国になれたのは、天が皆さんの先祖である清教徒たちを祝福したからです。なぜ祝福したのでしょうか。再臨メシヤが来て活動すべき環境圏をつくるために、アメリカを祝福されたのです。再臨メシヤが来て活動する環境としては、王権制度よりも民主主義制度のほうが良いのです。イスラエルに来られたイエス・キリストはローマ王政の上に国を建てられませんでした。しかし、天は必ず勝利されなければなりません。再臨メシヤがこの地に着地できなくなれば、人類には希望がないのです。神様の夢もそうですし、人類が願う夢も、自由で平和な世界へと変えることです。幸せな生活を送りたいと思うのです。しかし、サタンの制度圏の中では多くの山脈があります。それを越えて、平地へと行ける道をつくらなければならないのですが、それでも神様の存在を信じる民主主義側の味方になってくださったのです。その代表国家がアメリカです。真の父母様はアメリカを長子として祝福されました。世界には200ヵ国以上の国がありますが、それらはみな父母様からすれば兄弟圏です。アメリカの為政者はアメリカだけを豊かにしようとしますが、今後そのような方向に行くようになれば、アメリカは孤立します。すべてを自分のものにしようと欲張る兄弟がいれば、他の兄弟たちは好みません。排斥してしまうということを知らなければなりません。天の所有権をしばらくの間引き受けて、それを大きく育てて神様が活用できるようにしてさしあげるべき立場であるにもかかわらず、私のものだと考えるようになってはいけないのです。(2016.6.6、イーストガーデン)天が200年の間祝福したアメリカは、今日どうなりつつありますか。お父様は1972年からアメリカを中心として世界摂理を展開されました。お父様は「アメリカが病気になったので私は医者として来た。アメリカで火事が起きたので私は消防士として来た」と言われました。アメリカは道徳的に崩壊しており、本来天が立てた真の意味を忘却し、自国の利益だけを考えるようになりました。それゆえ、アメリカを戒めて覚醒させ、再び天の摂理の前に立てて、再臨メシヤが現れたこの時代に責任を全うすることを願われました。長子国に施された愛でした。しかし、堕落した人間はとても鈍感です。摂理歴史がどのように流れてきているのかということや、天が生きておられることが実感できません。(真のお父様が)34年の間、様々な面で自ら実践されながら悟らせてくださいました。アメリカは深く悔い改めなければなりません。そうでなければ今後、世界に尊敬される国として体面を立てることができないでしょう。天に選ばれた者や国は、責任を果たせなくなれば、途方もない蕩減を払うことになるということを、私たちは歴史を通して見てきました。(2013.10.14、日本、札幌)アメリカはお父様が40年以上の間全力投球された国です。長子の国として立てましたが、責任を果たせませんでした。長子は兄弟を抱かなければなりません。自分の生活に汲々として兄弟の世話をしないのは間違ったことです。これまでお父様は多くの基盤を築いてこられました。これからは神霊と真理によって歩むアメリカ教会にならなければなりません。24時間灯りがついていて、神霊と真理で躍動感にあふれた教会にならなければならないと言いましたが、そのように行動されるよう願います。(2013.2.10、天正宮博物館)お父様はアメリカを長子国として立ててくださったでしょう? 長子は親の前に孝子となり、兄弟の前に尊敬される兄にならなければなりませんが、アメリカはその責任を果たしているでしょうか。責任が与えられたというそれだけでは天国に入れません。お父様は、100パーセント教え、見せてくださいましたが、それを実践躬行することができなければ恥ずかしい存在になるのです。お父様がラスベガスの摂理を考えられたのは、アメリカを、責任を果たせる立場に立ててくださるためでした。お父様はラスベガスをシン・シティ(sin city)とおっしやったでしょう。罪悪の都市という意味です。なぜここで摂理を展開されたのでしょうか。動機がどうであれ、現在のラスベガスの立場を見ると、ここで起きるすべてのことが世界に通じるそのような環境をもっています。昔、ローマ帝国の時に「すべての道はローマに通ず」と言いました。大英帝国の時には「日が沈まない国」と言われました。このラスベガスが世界へと通じ得る環境になっています。それを父母様は御存じでした。ここを変えて天の側に返すようになれば、究極的に世界の復帰が可能です。ここに世界中の人々が集まれる賭博場もありますが、コンベンション文化システムがよくできているし、ホテルもあり、一つの都市が数十万を収容することができます。これらは、どれほど驚くべき環境でしょうか。このような環境をもった都市はここにしかありません。流動人口がすごいでしょう。人々はここに来て帰りながら、各自が自分の国の利益を考えます。ところが皆さんがその人々と関係を結んで伝道するようになれば、世界に私たちのみ旨をよく知らせることができるでしょう。ここに来る人々は、各国で財政的にもすベての面で地位のある人々です。天がこの時のために準備した都市であると言えます。外的にもこの世的には悪いイメージをもっている都市でもありますが、内的に私たちがそれを消化して復活させるならば、全体を生かすことができる都市です。アメリカが責任を果たせないことをラスベガスから蕩減できるのです。(2013.5.2、天和宮)皆さんは選ばれた食口たちです。選ばれたアメリカです。ところが、天と人類の前に大きな借りをつくりました。皆さんの生涯で、その借りをすべて返しきることはできません。何度も何度も返しても足りない借りをつくりました。摂理歴史の中で天がお選びになった人や民族が責任を果たせなければ蕩減を払いました。今日アメリカの位相はどうでしょうか。お父様は摂理歴史において協会創立以後、本格的に60年近く公的な仕事をしてこられました。その中で40年間はアメリカで過ごされたといっても過言ではありません。私たちの祖国である大韓民国よりもアメリカに多くのものを投入されました。なぜでしょうか。世界人類を考えられたからです。そのように祝福を受けたアメリカが長子国として兄弟たちを一つにまとめて、父母様のもとに来なければなりません。(2012.11.5、ニューヨーク、マンハッタン•センター)アジア日本がエバの使命を果たす母の国であるならば、フイリピンは娘の使命を果たす国です。ですから、父母の言葉を知らなければなりません。母より娘のほうが若いので、活動半径がより広いかもしれません。お父様は「島嶼国家連合」をつくられました。それをつくって何をしようというのでしょうか。大きな大陸まで合わせて一つの世界、統一世界をつくろうというのです。そのためには島国が重要です。大陸には国境があり、ビザが必要ですが、海を通してならどこにでも行けます。特にお父様は海がお好きです。魚は五大洋を自由に行き来します。人よりも魚のほうが、ある面では自由なようです。今回の180ヵ国の巡回は、真の父母様と真の子女を通して真の血統を伝受する特別な恩恵の期間なのに、私たちの子女たちが魚にも及ばなくてよいでしょうか。アジア巡回はフイリピンを先頭に行いました。この多くの人たちが決心して実践するために動くなら、何が怖いでしょうか。み言を毎日訓読してください。これは皆さんが一日に何をすべきか、いかなる結果をもたらすかが分かる教科書です。(2006.5.29、フィリピン、マニラ)スリランカが一つの国として体面を立てるには定着しなければなりません。基盤がなければなりません。世の中でも、ある仕事をする時には、そこに原則があります。神様のもとに世界人類がみな同じ民として入籍しなければなりませんが、その資格を備えた国が優先的に入籍するようになります。資格をもてない国は脱落するのです。この国も入籍できる国になるには飛躍しなければなりません。従来どおりの方法では駄目です。そのような考えを捨てて、もつと広い範囲に活動舞台を広げなければなりません。これまでお父様が、平和大使や傍系的な団体をたくさんつくられて、活動してこられたようにです。島国は一人で生きていくのが大変です。なぜなら島国自体は大陸に向かって行くしかないからです。島国が連結できるようにしなければなりません。この国でも宗教や人種的な理由で互いに争っています。その人たちを啓蒙して、交叉結婚させれば争わないでしょう。本心というのはみな同じです。争いが好きな人はいないのです。結局争って残るものは痛みしかありません。これからお父様のみ言と生涯を紹介してあげなければなりません。皆さんには氏族を復帰すべき責任があります。今までの方法をやめて、24時間では足りないと考えて最善を尽くすのです。霊界が100パーセント協助できる時になりました。皆さんが基準さえ備えれば100パーセント以上、120パーセントまでも協助してくれる、この機会を逃がしてはいけません。(2006.6.1 、スリランカ、コロンボ)ネパールという国は、地球上で最も高い地域にあるせいか知りませんが、霊界の善霊たちの力が強いです。ですから、その霊界が直接主管するので、他の地域よりも早く助けを得られる位置にあると思います。皆さんの心が、神様だけでなく真の父母様と早くつながる位置にあるので、このような満足のいく大会を行えたのではないかと思います。ネパールは様々な面で、天の心情と近くなれる位置にあります。また、皆さんの国民性には、天恵の自然環境と共に、周辺のすべてを包容し得る素質があります。ですから、皆さんがみ言を中心として進むなら、中心国、中心者になることができるだろうと思います。毎日み言を訓読しながら、み言の中から皆さんのなすべきことを見つけるのです。(2006.6.2、ネパール、カトマンズ)インドは、神様が様々な宗教を誕生させた国です。それは、神様によって準備された人たちがいるということです。私たちはその人たちを探し出して生かしてあげなければなりません。「天宙平和連合祖国郷土還元大会」のみ言は、その実を収穫する際にとても良い宝となるでしょう。誰もが受け入れられるみ言です。天一国時代には早く取り入れて、すべてを神様に捧げなければなりません。時間がありません。取り入れる期間は長くないのです。お父様のされることは、必ず成就しなければなりません。地理的にインドは、アジアの平和を守る上で重要な位置にあります。世界中の島国をずっと巡回してみたところ、現在中国の力が及ばない国がありません。そのように中国は世界を相手に進出しています。神様のみ旨を中心として真の父母様と共に仕事をすればよいのですが、今はカイン的な立場で自国のみを考えて力をつけてきています。それを牽制し得る国がインドです。アジアでこの国がみ旨の前に立たなければなりません。今や私たちは実績を示すべき時が来たので、過去のようにただみ言だけを語って流すようなことをしてはいけません。皆さんは、私たちの集会に来た人たちをみな取り込まなければなりません。心情と心情が通じるように、皆さんが行動で示さなければなりません。そのようにして、すべての人が皆さんに会いたくて、じっとしていられないように頑丈な綱をつけておくことを願います。(2006.6.3、インド、ニューデリー)カンボジアは青年がたくさんいて希望があります。皆さんは、大学で勉強も熱心にしなければなりませんが、一番は純潔です。純潔が優先です。また、学校でも、教会でも、社会でも、「ため」に生きる生活を実践して模範にならなければなりません。何よりもみ言をこの時代のすべての人に伝えて、父母様の前で祝福を受けられる道を開いてあげなければなりません。お父様は毎日、み言を語られるのはもちろんのこと、大会に参加される気持ちでみ言を読まれます。朝起きて2回以上読まれます。カンボジアは宣教の歴史が浅いですが、皆さんから新鮮な感じを受けます。皆さん一人が10人、100人を生かす活動をして、根を伸ばし、枝を張ることができるならば、この国はあっという間に復帰されるでしょう。ここにタイから来た人たちもいますが、タイとカンボジアは似た文字を使っていると聞きました。皆さんはお一人の神様のもと、真の父母様のもとにあって、みな兄弟姉妹です。皆さんがどこに処していようと最善を尽くすならば、天は喜ばれるのです。特に若い人たちは交叉結婚を考えなければなりません。それが一つの世界へ行く最も近い道です。(2006.6.5、カンボジア、プノンペン)モンゴルの女性たちは強いと聞きました。様々な面で男性を凌駕する立派な女性たちがいるということです。この国に真の父母様を知らない血族を残してはなりません。男性より女性が立派であることを示す時が来ました。それゆえ、モンゴルの女性たちは一層頑張って、この国の復帰に率先することはもちろんのこと、短期間で天の前に接ぎ木できるように、あらゆる方法を模索するのです。男性も頑張らなければなりません。「夫は天であり、妻は地である」という言葉がありますが、天としての体面が話にならなくてもよいでしょうか。この国を復帰することができるという決意をもって臨まなければなりません。父母様と共に母子協助をするならば、立派にやり遂げられるでしょう。実績を収めなければならない時です。皆さんの夢をかなえることのできる方法は一つです。お父様が世界的に築いておかれた基盤を通して探すなら、いくらでも道があります。皆さんがどれほど切実に、み旨のため、この国のために生きるかによって、その成果が短期間に現れるのです。(2006.6.17、モンゴル、ウランバートル)世の中でも、ある目標を定め、それを成すためには、他の人より10倍、100倍の努力が必要だということを、皆さんもよく知っているでしょう。皆さんは、周囲にいるすべての人たちに、このみ言を知らせることを目標とし、それを成功させるために努力しなければなりません。特に、皆さんの血族が、みな祝福を受けられるよう、最善を尽くさなければなりません。皆さんの活動いかんによって、この国がどれだけ早く発展するかを考えてみてください。み言を通して、キルギスが立ち上がることができるなら、それ以上の祝福はありません。これまでキルギスはソ連帝国に押され、名もなく生きてきましたが、これからはそのように生きまいというのであれば、真の父母様をすべての国民に知らせなければなりません。(2006年6月15日の)大会は十分であるとは言えませんが、種を植えたのです。早い時期に、皆さんが最善を尽くして充実した実を結ばなければなりません。そのようになるならば、それ以上にやり甲斐のあることはないでしょう。時間がありません。ですから、早い時期に真の父母様の前に立派な実績を出さなければなりません。(2006.6.18、キルギス、ビシュケク)ヨーロッパヨーロッパも人種問題や宗教問題などで争っています。このまま放っておけば未来がないのに、見てばかりいるつもりですか。この地球星に真の父母様が来られたことを知らせなければなりません。兄弟どうし争わずに父母の庇護のもとで一つになろうと言わなければなりません。それがこの国が生き、ヨーロッパが生きる道です。世界がみな共に暮らすようになります。ですから、何としてでも皆さんが伝えなければなりません。この頃はインターネットがあるので世界中が1秒圏内にあります。年を取って気力がなくなった人も、インターネットを通して伝道できます。真の父母様は人類を愛され、未来の幸せな世界をつくるために、どん底から御苦労をされました。そして、サタンの権勢を押し倒し、すべてを蕩減復帰されました。今や天に侍る人たちの力量によって、平和世界が訪れ得る門が大きく開かれました。ここにみな同参してこそ生きるのです。みな共に生きなければなりません。(2015.5.11、オーストリア、ウィーン、ヒルトン・ホテル)皆さんは、神様の再創造摂理歴史がどれほど大変で、途方もなく、恨みに満ちた歴史であったかを痛感するでしょう。オリーブの木が根を下ろすには15年かかるといいます。しかし、一度根を下ろしたオリーブの木は環境に適応して、2000年を越える寿命をもつようになります。ですから、イエス様の時代にあった木が今も存在しています。オーストリアを中心としたヨーロッパの食口たちも、50年の間に様々な困難があったでしょうが、立派に深く根を下ろしている姿を見ました。15年かかって根を下ろした木よりも50年かかって根を下ろした木のほうが、天災地変があったとしても一層堅固に生き残ることができるでしょう。私は、古い食口たちの証を聞きましたし、彼らが生んだ二世と三世たちに会いました。これまでの50年を送り、新たに50年を出発するこの時点においてヨーロッパには希望があると思いました。それで、昨日と違うきょうとあすのために、私たちは変わらなければならないと強調しました。(2015.5.24、ニューヨーク、マンハッタン・センター)私たちは、真実を明らかにしなければなりません。この地のキリスト教文化圏に来るべき再臨メシヤ、真の父母が顕現して50年の間、驚くべき業績を築いて来られたという事実をヨーロッパ大陸のキリスト教徒たちに知らせなければなりません。この大陸にきょうを起点として、新しい文化革命が起きるでしょう。天の父母様に侍り、真の父母様に侍った一つの世界が実現するその日を早めるために、責任を全うする誇らしい統一家の祝福家庭になることを願います。ヨーロッパを中心として起きたキリスト教文化は、2000年かかって世界的な版図を築きました。では私たちは、新たな50年を見通しながら、どのようにすべきでしょうか。皆さんの命が尽きる日まで、深く広く根を下ろさなければならないことを肝に銘じてください。.再臨メシヤに会いたいという切実な気持ちで2000年を持ちこたえてきたキリスト教文化圏に接ぎ木してあげなければなりません。真の父母様の真の愛を接ぎ木してあげなければならないという思いで来ました。皆さんはどうしなければならないでしょうか。過去にこだわってばかりいる民にとって、未来の希望の実となり得る、希望の灯りとなり得る祝福家庭とならなければなりません。皆さん各自が氏族メシヤの責任を完遂して、短い間に氏族、民族、国家、世界へと環境を広げなければなりません。そのために、皆さんが最善を尽くす人生を送る姿になって、歴史にいつまでも残る祝福家庭にならなければなりません。そのようにして、みな誇らしい真の先祖の立場に立つことができなければなりません。(2015.5.10、オーストリア、ウィーン、オーストリア・センター)キリスト教の摂理において、イギリスは世界に対して、一時はエバ国家として、「太陽が沈む日がない」と言われるほど版図を広げました。どのような決意をして始めたかは分かりませんが、結果について見た時、イギリスがキリス卜教を全世界に伝播したことは事実です。イエス様は十字架で亡くなられ、「再び来る」と言われました。ところが、キリスト教徒たちは、十字架の贖いによって救いを受けたといいます。能力の神様、絶対者である神様が、4000年という期間をおいて御苦労されて独り子を送ったのに、どうしてその方が十字架に亡くなることによって人間が救いに至ることができると言えるのでしょうか。マリヤもイエス様を誕生させた天のみ旨を知らなかったのです。イエス様がなぜ来なければならなかったかを知らなかったのです。イギリスが聖書を英語に翻訳して、一般の信徒たちが聖書に接するようになりました。聖書は比喩と象徴で書かれていますが、その中心の内容は、イエス様が再び来られて「小羊の婚宴」をするということです。真の父母様による新しい摂理歴史において、イギリスは過去に果たせなかった責任を果たさなければなりません。(2016.7.20、天正宮博物館)マルタは、イギリスの支配下で180年間過ごしたと聞きました。イギリスから解赦されてからいくらも経っていないのに、皆さんは自由になって以前より良いと思いますか。この国はカトリックの信者がほとんどだそうですが、カトリックを信じさえすれば天国に行くと考えていますか。多くの宗教がありますが、いかにすれば宗教の壁、人種の壁、文化の壁をすべて越えられると言いましたか。み言の中に解答があります。この国に新しい祝福の種が植えられました。これからは皆さんがこれをさらに繁殖させて刈り入れるべき使命があるのです。皆さんは幸せな人です。皆さんは神様に侍り、真の父母様に侍って祝福を受けました。それで終わってはいけません。これからは繁殖していかなければなりません。人類は野生のオリーブの木であり、祝福を受けた私たちは真のオリーブの木です。私たちは真のオリーブの木の価値をこの世に示さなければなりません。そうして世の中の人たちが真のオリーブの木のようになりたいと感じなければなりません。皆さんは真の父母様を誇り、伝えなければなりません。(2006.7.2、マルタ、バレッタ)ポーランドにも歴史上多くの悲喜劇があったでしょう。そのたびに、多くの人々が祈ってきたはずです。これから皆さんは変わらなければなりません。皆さんは、神様のみ旨、神様の創造理想を実体的に成し遂げてさしあげるべき誇らしい人であるということを常に忘れてはいけません。昔の人たちは助けてくれることを望み、何かしてくれることを望みましたが、皆さんは異なった生活をしなければなりません。自分のしたことを神様の前に報告する生活をしなければならないのです。(2006.7.3、ポーランド、ワルシャワ)ルーマニアもローマに劣らぬ歴史をもっています。そうだとしても結果が重要なのです。今までは野生のオリーブの木として生きてきましたが、これからはどの国、どの民族から真のオリーブの木が完成されたかによって、神様はより多くの関心をもつようになるのです。善意の競争は激しいほど良いのです。これからが始まりです。いかなるものも生きて動くものは栄えます。じっとしていれば消え去ります。今この国はヨーロッパ全体から見ると、様々な面で発展が遅れていますが、み旨を中心として先頭に立つならば、神様が御覧になる基準では現在の先進国以上の位置に立つことができるのです。世界のすべての問題は、神様と真の父母様に侍るならばすべて解決されるのです。それをすべての人たちに知らせてあげなければなりません。自分自身の生活半径だけを見ている人々に全世界、宇宙を見ることができるよう、目覚めさせてあげなければならないのが皆さんの使命です。(20067.4、ルーマニア、ブクレシュティ)真の父母様のみ言が、スロバキアを健康な国として立てる薬です。このみ言以上の薬はありません。この国にも、家庭問題と青少年問題をはじめとする社会問題が数多く起こっているという事実を知っています。大会(2006年7月4日)は成功裏に終えましたが、今回の大会で終わったわけではありません。これからが始まりです。皆さんがみ言で武装し、み言を実践する生活をするようになるとき、スロバキアはより豊かで強い国になるでしょう。「天宙平和連合祖国郷土還元大会」をしながら、国家単位の祝福行事をしたことは、全人類にどれほど大きな喜びとなるかしれません。特に、東欧地域では、ロシア正教会によって祝福の恩賜を受け入れられない国もあります。それは、神様の立場から見ても人類の本心から見ても、神様に対して逆行することです。ですが、彼らを祝福して生かしてあげなければなりません。皆さんが天一国時代に真の父母様に侍り、このような行事に同参できるということだけでも奇跡のようなことです。また、スロバキアが歴史的な行事に同参したということは、奇跡としか言いようがありません。今回の行事に同参できなかった国を思えば、皆さんは幸せな人たちです。その恩恵をいかにして神様にお返しできるかを研究しなければなりません。皆さん一人で享受する幸せは、本当の幸せではありません。幸せは、分け与えるほどより大きくなって返ってくるものです。皆さんは、受ける立場よりも与える立場のほうがどれほど幸せかを感じながら実践しなければなりません。(2006.7.5、スロバキア、ブラチスラバ)私がこの国に来たのは3回目ですが、韓国の1960年代は戦争の直後だったので、現在のアルバニアよりも思わしくない状況でした。その時、お父様が国を挙げて「新しい心・新しい村運動」を展開されました。お父様は青年たちを動員して、文盲撲滅から始め、一から十まですべて糾合し、実践されながら、啓蒙運動を率いてこられました。そのように国民に希望と夢を植えつけながら、一つ一つ実践していかれました。今回このような話をするのは、皆さん平和大使が主軸となり、皆さんの周辺から一つ一つ浄化作業をしながら、新たに夢をもってこの国を育てていくために先頭に立ってくれたらという気持ちからです。どんな果物も中が充ちてこそよく熟したと言えます。皆さんがこの国を豊かで強い国にするには、経済的な面も重要ですが、内的な面がより重要です。皆さんの精神がさらに豊かで強くならなければなりません。お父様のみ言に従うならば、この国を数年以内に豊かで強い国にすることができます。韓国では、草創期に100人にも満たない食口たちが活動していた時がありました。今日300人もいる皆さんは、10年以内にこの国を3倍豊かで強くすることができます。最善を尽くす皆さんとなってくれるよう願います。(2006.7.7、アルバニア、テイラナ)アフリカ皆さんは祝福を受けて真のオリーブの木になった立場ですが、じっとしていないで繁殖しなければなりません。皆さんは氏族メシヤの使命を果たさなければならないということです。皆さんは真の父母様を知らせるために最善の努力を尽くさなければなりません。野生のオリーブの木が真のオリーブの木になり、あっという間に世の中の野生のオリーブの木を真のオリーブの木に変えられるなら、どれほど幸せでしょうか。皆さんはみな先進国、豊かな国に憧れるでしょう。神様の立場から見れば、皆さんのほうが天国に行ける良い条件をもっているのです。世の中で多くのものを持っている人は、それを整理するのに時間が必要です。砂漠に雨が降れば、すべて吸収されます。皆さんはこのみ言をすべて吸収して、先進国の人よりも早く繁殖させることができます。皆さんは純粋な立場にあるので、より早くみ旨を咸し遂げられるということです。夢を大きくもたなければなりません。私がアフリカを巡回するのは4回目ですが、この時こそ、皆さん祝福家庭が責任を果たさなければならない時です。外的には持っているものがないとしても、内的には多くのものを持っています。もう皆さんは成熟しています。今は「新しい村・新しい心運動」をすべき時です。皆さん一人ひとりが主人意識をもって「私の国だ」と思って熱心に働かなければなりません。夢を大きくもってください。これから皆さんは別人です。皆さんが真のオリーブの木になって種をまかなければなりません。ケニアが内的な先進国になることを願います。(2006.7.20、ケニア、ナイロビ)タンザニアにも様々な困難があるということを知っています。家庭間題とか青少年問題とかエイズの問題で親を失った孤児たちがたくさんいるということを聞きましたが、アフリカのいくつもの国がそのような状況にあることを知っています。それゆえに、純潔運動と真の家庭運動が切実に必要な所がアフリカです。皆さんが「新しい心運動」と「新しい村運動」でアフリカを新しく浄化していかなければなりません。戦争をした1950年代の韓国は、今の皆さんの国よりも大変な実情でした。その時お父様が少数の群れを動員して、国家復興の土台をつくられたのです。お父様は困難であった草創期に、中高生たちを中心に全国的に啓蒙運動を実施されました。田舎で文字を教え、農村運動に力を注がれました。そのように基盤を築くことで、今日、韓国が先進国の隊列に合流できる位置に立ったのです。その時は韓国という一つの国から始まりましたが、今、皆さんの立場は違います。皆さんの周辺もみな同じ立場であり、また手助けできる立場にある国々もたくさんあります。皆さんがこの国の主人であるという意識をもって、「私がこの国を新しくする」という精神で、24時間は短いと思って熱心に動くなら、この国にも希望があるでしょう。(2006.7.21、タンザニア、ダルエスサラーム)中南米私はアフリカを歴訪しながら、真のお父様が、韓国が韓国動乱によって廃墟となった状態から、何人にもならない食口を動員して国民普蒙運動を繰り広げたことを紹介しました。その時は、青年が多くなかったので、中高生まで動員されて、国民啓蒙運動を懸命に展開しました。これを契機として、「新しい村運動」が全国的に拡散される土台をつくられ、それが、韓国を今日の富国へと導く上で大きな投割を果たしました。「原理」のみ言を中心とした「新しい心運動」まで並行して、韓国が今日、先進国の仲間入りをするようになったのです。韓国が精神的にも経済的にも中心国家となることができた背景には、真のお父様のとても大きな功労があったのです。アフリカは、1950年代から1960年代の韓国よりましな立場にいます。土地がどれほど豊かかしれません。何でも、植えさえすればよく育ちます,なのに、なぜ飢え死にする人がいて、なぜ病気に苦しめられる大陸となったのでしょうか。本当に、自分の国だという考え、自分の家族だという考え、主人意識をもつ指導者たちがいなかったため、発展がなかったのです。み言は、私たちが生活する上で必要な指針書であり教科書です。み言のとおり実践するようになれば、できないことがありません。いかに生きるべきかということをすベて教えてくれます。それなのに、なぜ貧しく、なぜ伝道がうまくいかず、なぜ発展できないかを反省しなければなりません。私はウルグアイに来て、モンテビデオ市内を回って見たのですが、廃墟のように感じられました。人が住む都市のようには見えませんでした。ウルグアイの皆さんは、反省しなければなりません。皆さんは、途方もない祝福を受けました。皆さんが真のオリーブの木なら、まだ復帰されていない世界は偽りのオリーブ畑です。皆さんが繁殖できなければ、結局は数字に押されるようになります。すべてを自ら解法しなければなりません。誰かがしてくれるだろう、誰かが助けてくれるだろうという考えを捨ててください。「これは私の仕事です。私が動かなければ'私の子女が死ぬかもしれない」と考え、一生懸命活動しなければなりません。(2006.7.28、ウルグアイ、モンテビデオ)アルゼンチンは昔は豊かな国でした。アルゼンチンが再び豊かな国となるためには、皆さんの精神から変えなければなりません。そのためには、全国民を「原理」のみ言で武装させなければなりません。皆さん祝福家庭と平和大使たちが一つになり、新しい国を建設するために先頭に立たなければなりません。祖国郷土還元大会(2006年7月30日)で、皆さんがそのような決心をするならば、私がここを訪問した目的を達成することになるでしょう。アルゼンチンと競争する国が数多くあるということを肝に銘じなければなりません。皆さんがどのような成果を成すかによって、一等にもなり最下位にもなり得るのです。アルゼンチンの復帰は、皆さんの両肩にかかっています。(2006.7.29、アルゼンチン、ブエノスアイレス)ボリビアを神様の前に立てるためには、皆さんの責任が何よりも大きいと思います。食口の皆さんには機会があります。「天宙平和連合祖国郷土還元大会」の祝福行事をするように、たくさんの人をみ旨の前に立てればよいのです。今回、アフリカ大陸を巡回しながら感じたことですが、人間の努力によっていくらでも豊かに暮らせる国にすることができるということです。いくら肥沃な土地を持っていたとしても貧しい生活をするのは、人間が無知であるからです。真の父母様のみ言は、成熟した人間をつくってあげるだけではなく、ボリビアを祝福された国として復興させることでしょう。(2006.8.1、ボリビア、サンタクルス・デ・ラ・シェラ)祖国郷土還元大会(2006年8月1日)のみ言を全国民に広く知らせ、真の父母様のことを知らせれば知らせるほど希望をもつようになるでしょう。今やそのような時になりました。天運が到来したのです。ですから、皆さんの責任が重要なのです。コロンビアにも祝福家庭の二世がたくさんいます。祝福家庭の皆さんは、彼らが自由な環境で真の愛を実践しながら暮らせるように環境を築いてあげなければなりません。数多くの国々が家庭間題や麻薬問題などで苦しみ、うめいています。コロンビアも、麻薬、暴行、青少年問題、エイズなどに頭を悩ましています。このようなすべての問題を解消し得るのが、真の愛・真の家庭運動です。ですから、コロンビアのイメージを刷新しなければなりません。これからは皆さんが行動で示さなければなりません。この国の隅々まで真の父母を知らない人がいないようにしなければなりません。真の・真の血統・真の愛の伝統を植えつけなければなりません。そのためには大学原理研究会、青少年純潔運動などのすベての活動がうまく展開されて、コロンビアが神様に記憶されるようにしなければなりません。(2006.8.2、コロンビア、ボゴタ)スイスは、周辺の強大国に抑えられて自立が難しい状況にあった国です。しかし、様々な国から思想的な面や宗教的な面で問題のある人々が訪ねてきて定着するには格好の国でした。例えば、レーニンもそこにいましたし、プロテスタントの指導者もそこで暮らしながら活動したそうです。その国には、将来を見越す善なる先祖たちがいたのですが、国を愛する気持ちが強く、自然をそのまま保存しながら富強の国を築くことができました。この国(ベネズェラ)もそのような預言者格の人々がいれば、スイスに劣らぬ美しい環境をもった国として世界の前に登場し得るだろうと思いました。ベネズエラは、地下資源だけ見ても世界5大資源国に入りますが、貧しく暮らしています。為政者から国民に至るまで真の父母を受け入れて、新しく出発しなければなりません。皆さんだけでも、24時間は短いと思いながら、国の永遠なる平和と発展のために努力をするならば希望があるでしょう。(2006.8.8、ベネズエラ、カラカス)皆さんがペルーを復帰するためには、多くの大学生を伝道しなければなりません。そうして、この国と私たちの未来のための指導者に養成しなければなりません。今まで誤ったすべての社会風習を浄化し、教育することができるなら、それ以上早い道はありません。大学を卒業すれば結婚適齢期に入ります。ですから、彼らが祝福を受ければ、真の家庭を築いていくでしょうし、またそのようにして社会が浄化されれば、それ以上望ましいことがどこにあるでしょうか。皆さんの二世たちが定着するためにも、まず大学生を伝道しなければなりません。(2006.8.9、ペルー、リマ)チリが発展するためには、カープが活性化されなければなりません。皆さんは、この国の未来の指導者や教会の指導者に成長し得る、よい年齢です。今の世は多くの問題を抱えています。家庭問題と麻薬問題が深刻です。エイズも問題です。また青少年問題も深刻です。大学生たちの責任が重要です。皆さんが大学にいる間、勉強も人よりできなければなりませんし、行動面やあらゆる面で模範とならなければなりません。皆さんと同じ年頃の学生たちが皆さんと友達になりたがり、み旨を共にしたがる風土をつくり、その学生たちを生かしてあげなければなりません。私たちの教会の未来のためにも、皆さんのカープ活動が重要です。学生活動は別個のものではありません。教会全体が心を合わせて、母が力インとアベルを抱くように、彼らを抱かなければなりません。教会が母の立場なので、カープも手伝わなければなりません。世は終末であると言わざるを得ません。できることはすべてして、もはや袋小路に入り、どん底の泥沼にはまり込む立場になってしまったのです。分別があり、正義感のある人々は、このみ言に接するようになれば、感覚で分かります。皆さんは、どう思いますか。南米よりもアフリカのほうが貧しいと思うでしょう。ところが、アフリカのある一人の州知事が私たちの活動に感動を受けて3万ドルを献金しました。そして自分の周辺の人たちを送るから教育してほしいと言ったのです。皆さんが一生懸命やれば、この国でもそのような正義感のある人たちに出会えるでしょう。この国の希望も、私たちの希望も、大学生たちをしっかり教育して世に送り出すことです。そして大学生たちはみな親を伝道しなければなりません。今日、皆さんは氏族メシヤの使命を果たさなければなりません。皆さんの実践いかんによって、これからは違ってくるのです。収穫するのを胸で感じることのできる時になりました。皆さんだけではなく、全霊界が動員されて、皆さんを協助しています。神様が私たちの味方であるのに、何が怖いでしょう。これからは真の父母様を明らかにすればするほど、皆さんの位置がそれだけ上昇するのです。皆さんが教育しなければなりません。自分の兄であり、弟であるという心情で教育すれば、誰もが従うようになっています。責任者たちがうまくやらなければなりません。この国が神様の前に名前を差し出せるか差し出せないかは、皆さんの手にかかっているのです。(2006.8.10、チリ、サンティアゴ)今から50年前、韓国は朝鮮戦争直後の頃で、今のアフリカや第三国よりも思わしくない国でした。その時が私たちの教会の草創期でしたが、教会の食口たちは主に中高生でした。お父様は彼らを通して、農村啓蒙と「新しい村運動」を展開しました。また将来韓国が先進国の隊列に加わるためには機械産業が重要であるということを御存じであったので、そのための準備として多くの人材の育成に力を注がれました。今、韓国は先進国に引けを取らないほど発展しました。皆さんがどのように決心するかによって、ジャマイカも変わり得るということです。一人の人が世界を動かし、変えることができるのです。お父様お一人が、世界を変えられる土台をつくられましたが、その方によって真のオリーブの木になった人たちは、世界中にどれほど多いでしょうか。この国にも祝福家庭がたくさんいます。一人ではありません。皆さんがどのように決心するかによって、この国と皆さんの氏族が神様の前に復帰される時間が決まるのです。この国を見ながら、なぜこのような天恵の自然環境をもちながら、スイスのようにつくれないのだろうかと考えました。私がスイスに行ったとき、彼らの先祖が苦労したことを知りました。その当時、先祖たちは楽に暮らすのではなく、子孫のために大変な過程を経てきたので、あのような良い環境をつくることができたというのです。ここにブルーマウンテンというコーヒーで有名な山がありましたが、その山がとても美しかったです。スイスは強大国に囲まれているので中立を守りながら富強国に成長しました。ところが皆さんの国はそのような制約がありません。皆さんがどのような心をもつかによって、皆さんの国を美しく、豊かで強い国にすることができるのに、今までそれを知らずに生きてきました。皆さんの国も一等国になることができるという希望をもってくれるよう願います。(2006.8.4、ジャマイカ、キングストン)中央アメリカのカリブ海に位置する島国、バハマは、1492年にコロンブスが新大陸を発見し、最初に上陸した国です。その後、スペインに植民地支配されてから、イギリスの領土となり、1973年7月に独立しました。約700の島から成るバハマ諸島で、「天宙平和連合祖国還元大会」を開催することは、神様の大いなる祝福であるとしか言いようがありません。この度、長い巡回旅程でしたが、新しい場所で、神様が長年の間準備された人に出会う喜びを感じながら、2006年8月4日、バハマのナツソーまで来ました。今回は、み言を伝え、祝福行事を行う巡回でしたが、ここバハマが、神様の前に再び立つことができるのは、このみ言と真の父母様を熱烈的に受け入れる道しかありません。神様の祝福が、バハマに共にあることができるよう、皆さんが一生懸命に活動することを期待します。(2006.8.5、バハマ、ナッソー)オセアニアニュージーランドは、オセアニアにおいて母の国の使命を果たさなければなりません。オーストラリアと一つになって、島国を支援し、助けてあげる責任があります。教育すべき責任があります。それが母の使命です。今までニュージーランドは眠っていました。これからは飛び立たなければなりません。皆さんにはみ言がありますし、世界的に築かれた私たちの基盤もしっかりしています。皆さんが見聞きしたことを、そのまま伝えさえすればよいのです。皆さんには教育資料がいくらでもあります。これから皆さんは成熟した立場で、これまで父母から代価なしで受けたもののお返しをする子女の立場に立たなければなりません。新たに決意しなければなりません。(2006.8.14、ニュージーランド、オークランド)オーストラリアに来る前に、イスラエルと中東地域を通って来ました。平和大使たちが先頭に立って、「天宙平和連合祖国郷土還元大会」を成功裏に終えました。良い成果を収めてその地を離れたのですが、間もなくそこで戦争が起こりました。それを思うと、平和大使たちがまぶたにちらついて、胸が痛かったです。世界的な問題をすべて解決し、宗教と人種と文化の壁を越えるには、真の父母を受け入れる道しかありません。それを啓蒙し、知らせるのが祝福家庭である皆さんです。皆さんも、中東事態に対して責任を感じなければなりません。皆さんが暮らしている地域や国で、真の父母様を広く知らせるべき使命があるということです。私たちがこうして真の父母様を中心として幸福と希望を論じ、平和を論じながら暮らしているこの時代にあって、そのようなことを全く知らずに死んでいく人類がいるということを考えてみてください。皆さんは責任感をもって、彼らをみ旨の前に立てるために先頭に立たなければなりません。(2006.8.15、オーストラリア、シドニー)かつて韓国の農村では、啓蒙運動をしながら「新しい心運動」が始まりました。皆さんは、お父様を中心として草創期に韓国の教会が発展できたことに関心をもたなければなりません。この国、ソロモン諸島は、韓国でいうならまだ草創期のようです。真のお父様を中心として、神霊と真理で礼拝を捧げていた頃をかがみとし、復興の火の手が上がるようにしなければなりません。今日、物質文明時代の弊害のうちの一つが、自然を破壊し、公害を引き起こしていることです。皆さんの国は、天が与えてくださった天恵の美を、よく育て、整えなければなりません。自然保護運動に、より積極的に立ち上がらなければなりません。ですから、皆さんが真の父母様のみ言を中心として対国民精神運動を展開していかなければなりません。(2006.8.18、ソロモン諸島、ホニアラ)パラオが大きな国々と競争し、肩を並べるためには、「原理」のみ言を伝えなければなりません。神様が創造された時の心情と、堕落した人類を復帰するために真の父母様がこの地に来られ、勝利的基台を築かれた、事情の多い内容を皆さんは詳しく知らないでしょう。それを知るようになれば、皆さんはこのみ言を愛さざるを得ず、このみ言の中心である真の父母様を愛さざるを得ないはずです。そのように愛する心で、皆さんの国であるパラオを愛さなければなりません。皆さんに反対するキリスト教徒たちは、本当にこの国を愛する人ではありません。皆さんはこれから、み言を中心とした真の愛の実践によってパラオを神様の愛する国とするために先頭に立たなければなりません。(2006.08.19、パラオ、コロール)一休さんのような機知(トンチ)ではありません。奇知=人とは異なる知恵すなわち神様の知恵世界平和を願う奇知の外の凡人が徒然なるがままに書く日記です。↓↓ にほんブログ村ランキング参加中。応援クリックお願いします。↓↓
2020.04.13
コメント(0)
韓鶴子総裁御言選集 - 目次韓鶴子総裁御言選集 1 真の父母様を中心とした一つの世界 第1部 真の父母としての韓鶴子総裁の生涯 第2部 国家の復帰のための世界宣教戦略 第3部 伝統の伝承と相続 第4部 世界平和実現の課題 第5部 二世教育と未来の人材の養成 第6部 孝情天苑を中心とした理想天国のモデル 第7部 天一国安着のための祝福家庭の責任韓鶴子総裁御言選集 1 - 真の父母様を中心とした一つの世界第2部 国家の復帰のための世界宣教戦略2. 世界宣教戦略天正宮博物館と世界本部皆さんがお母様と一つになり、一つの体制、一心一体となって実践窮行しなければならない時です。韓国から出発したこの摂理歴史が本流です。大きな潮流になって、五大洋六大州を巻き込み、通り過ぎる場所ごとに生命体が復活するようにしなければなりません。その仕事を私たちは積極的に現実化しなければなりません。そのためには、皆さんが大陸ごとに報告した良い点を見習うように努力しなければなりません。朝、各家庭や教会で訓読をしながら精誠を尽くさなければなりません。そうしてこそ霊界が動員されるのです。これから皆さんは怖れることはありません。皆さん自身だけではありません。立体的に皆さんを通して役事が起きているのです。それを実感して、切迫したこの時を感謝する思いで暮らさなければなりません。そうでなければ、皆さんだけでなく、皆さんの後代まで悔いが残ることでしょう。(2014.10.27、天正宫博物館)大きな川の流れになって、大海に早く流れていくためには、そのように行く道において、すべての支流が合流しなければなりません。天正宮博物館を中心として、天政宛と世界本部を通して、全世界的に私たちは一つです。これからはすべての機関が自立しなければなりません。そのために努力をして精誠を込めなければなりません。私は後代のためにできるだけ若い人たちを登用しています。今後もさらに年齢層は低くなるでしょう。そうするしかありません。私たちの未来のためのことです。後継者を育てなければなりません。それゆえに、私がお父様の聖和後に最初に着手したのが二世教育です。キリスト教の歴史だけを見ても、キリスト教がローマに認められた時は300年を越えていました。しかし、私たちは違わなければなりません。真の父母の在世時にやり遂げなければなりません。そのためには、すべての機関が一心一体となつて実績を収めなければなりません。(2014.10.27、天正宮博物館)春は希望の季節です。私たちの夢を大きく、広く、高く育むことのできる季節です。しかし、このような季節に、この国と世界から耳に入ってくるニュースはあまりにも惨憺たるものです。世界はあたかも船長がおらず、羅針盤ももっていない船のようです。いつ風浪に遭って座礁したり、暗礁にぶつかって沈没したりするかもしれない不安な状態です。このように混乱した時期に、全世界の統一家の祝福子女をはじめとする統一の勇士たちが立ち上がらなければなりません。いつまでも傍観して待つことはできません。私たちに与えられた祝福を私たちだけのものと思ってはいけません。すべての人類に、真の父母様が天の父母様と共に役事されていることを知らせなければなりません。天正宮博物館の聖地を中心として、天の父母様が直接治められる摂理時代を開きました。このような祝福を私たちだけのものとして残してはいけません。これからは、真の父母様に似た真の子女として氏族メシヤの使命を果たさなければなりません。そうしてこそ先祖の位置に立つことができるのです。その責任を全うするために立ち上がらなければなりません。これ以上待つことはできません。今も真の父母様が健在であられることを知らずに死んでいく人たちがどれほど多いでしょうか。同時代圏に生きながらも摂理歴史を知らずに、6000年にして初めての天の驚くべき恩賜も知らないまま、悲惨に流れていく兄弟たちがいることを考える時、私たちは両腕をまくりあげて力強く立ち上がらなければなりません。(2014.5.11、清心年和ワールドセンター)皆さんは真の父母様を堂々と宣布して、真の父母様によらなければこの国と世界の生きる道がないことを証しなければなりません。それだけが、私たちが天の前に感謝して報いる道です。今は行動しなければならない時です。私は全世界を言語圏で分けました。全人類に1秒圏で共に摂理歴史に同参できる機会を与えようと思います。また世界と大陸を抱き得る特命総使たちを任命しました。彼らは摂理の一線で皆さんと共に仕事をして、世界の人々に真の父母様を証すことになります。ここに集まった皆さんも、一つの心と一つの志にならなければなりません。彼らが行く所に共にあるという心情で、皆さんの心を一つにしてくれると有り難いです。これこそが、この春に世界人類に与える希望のメッセージです。(2014.5.11、清心平和ワールドセンター)国家メシヤと大陸責任者、そして特命総使たちは、責任意識をもって各国と大陸をどのようにしたら天の側に返せるかを考えなければなりません。キリスト教の歴史を見ても、一人の最高指導者がキリスト教を受け入れたことによって、その国の国教になりました。今、世界中が混沌状態にあります。方向がありません。私たちが乗り出さなければなりません。一分一秒を惜しんで、一人でも多くの生命を救うことのできる道を模索しなければなりません。天は私たちの知らぬ間に準備してこられました。その準備なさった天の手を、私たちがしっかりと握らなければなりません。その結果が現れるようになっています。このような点から、皆さんは時間を浪費してはいけません。世界の随所に、それなりに善良に生きようと努力している人たちがいます。その人たちは摂理は知りませんが、誠実で善良に生きようと努力しています。そのような人たちに私たちがみ言を伝えれば、どれほど感謝して受け入れることでしょうか。私一人がみ言を伝えることによって、隣人と氏族と国を天の側に返すことができるならば、どれほど尊いことになるでしょうか。私は、バンヤンの木を見ながら、「この木は天が祝福してくださった役割を果たしているのだな!」と思いました。その木のように、私たちを祝福してくださった天の貴いみ意を知って、その祝福を世の中に分け与える祝福家庭にならなければなりません。天正宮博物館に世界本部を置きました。これからは天の父母様が直接治められます。小さな力、小さな精誠でも真の父母様と一致し得る瞬間瞬間を、皆さんは逃してはいけません。皆さんの残された生涯を、名もなく光もなく流れるままに放っておいてはいけません。私たちはこの世界の人類にとって夢であり、希望です。皆さんが行く場所ごとに幸せな環境をつくらなければなりません。そこにおける中心は真の父母です。真の父母様に侍って歩む皆さんの行く手には、限りない勝利と発展があることでしょう。(2014.5.11、天正宮博物館)国家の復帰の必要性皆さんはこれまで不足だったことを悔い改めて反省しながら、残された生涯に最善を尽くして、天の前に栄光をお返しすることを誓わなければなりません。これからは私たちの教会にサタンが侵入し得る隙を与えてはいけません。一つにならなければなりません。私の声、あなたの声を出さずに、一つの声を出しなさいということです。そうして、この国と世界に向けて天の父母様と真の父母様の位相を立ててさしあげなければなりません。私がいる時にそうしなければなりません。そうしてこそ、皆さんはこの時代を生きた人として、祝福家庭として後代に恥ずかしくない立場になるのです。指導者と食口たちは心を一つにして、み旨成就のために、この国と世界の復帰のために決意して立ち上がるのです。(2014.7.1、天正宮博物館)「世界平和統一家庭連合」が、天の父母様と真の父母様の夢、人類の願いをかなえるために、最初に探すべきものは何でしょうか。天が準備した選民であり、真の父母が誕生した韓国であることを、皆さんがこの国の民に伝えなければなりません。長い歳月の間、御自身の夢をかなえてくれる真の父母を待ってこられた天の父母様です。困難な環境圏で真の父母が地上に誕生し、摂理歴史を展開するにあたって天が準備したキリスト教の基盤の協助がない中、どん底から出発して上がってくるしかなかった50年の切迫した瞬間を私たちはたくさん体験しました。本来、神様の計画は国家的基盤の上にメシヤを送り、その国家を通して、世界のすべての国が摂理に同参することを願われました。お父様が生きておられる時に皆さんによって国家を復帰し、その状態において神様の祖国の選民の立場で、お父様を霊界に送ってさしあげるべきでした。それが子としての道理です。皆さん祝福家庭は悔い改めなければなりません。(2017.1.3、天正宮博物館)私たちの目標は、再臨主、真の父母の環境圏をつくることですが、急を要するのが国家の復帰です。お一人は霊界に行かれましたが、私のいる間に必ずその環境圏をつくらなければなりません。皆さん、どれほど自信がありますか。いまだにこの国の民は真の父母を知りません。文明の利器であるインターネットによって1秒圏時代に突入しましたが、私たちは天が下さった文明の利器を利用して先頭に立てずにいます。皆さん一人によって、10人、100人が一度に同参できる方法を天がすべて教えてくださいましたが、それを十分に利用できずにいるのです。敵陣の中で最も重要な高地を占領してこそ勝利できるのですが、現在皆さんはどの高地に向かっていますか。国家の復帰という高地です。その高地を占領するためにすベての機関が協助しなければなりません。元老、平和大使、国家メシヤ、祝福家庭が天一国定着と国家の復帰という遠大な目標を目指し、一つになって総進軍しなければなりません。高地を占領するためには皆さんが一つにならなければなりません。高地に向かう時、目標は一つです。そこに総進軍しようと決心するならば希望があるのです。これまでお父様に奉献できなかった課題を必ず成し遂げてさしあげようという決心のもとに総進軍するならば、私たちは成せるのです。(2017.1.3、天正宮博物館)今や私たちは、国家の復帰だけをすればよいのではなく、世界の復帰をしなければなりません。天は真の父母のために多くの環境圏をつくってくださいましたが、人間が責任を果たせませんでした。それゆえに困難な過程を経てこざるを得なかったのです。真の父母が国の主人であり、世界の主人です。創造主である天の父母様の夢をかなえてさしあげられる方は真の父母です。それゆえ、真の父母の教えと一つになれる国は栄え、一つになれない国は滅びるというのが原則です。今、世界中で多くの問題が起きていますが、強大国たる国々は自国の利益を先に考えています。天のみ旨はそうではありません。彼らが語り、主張することは長続きしません。ですから、皆さんが先頭に立たなければなりません。天は世界的な基盤をすべて築いてくださいましたが、皆さんが責任を果たせなければ深刻になるのです。責任を果たす際は、上下にこだわらずに、摂理を完成させ、み旨を発展させなければなりません。生涯を終えるその日までに必ず国家の復帰と世界の復帰を成し遂げようという覚悟で進まなければなりません。(2017.1.3、天正宮博物館)真の父母様が生きておられる間に、必ず責任を完遂しなければなりません。神氏族メシヤとして天一国を天の前に立ててさしあげなければなりません。いわば国家の復帰です。信仰の祖国、神様の祖国を世に示さなければならないのです。天の父母様と真の父母様だけが私たちの唯一の誇りです。み言を通して神霊と真理で生まれ変わり、2020年までにこの国を神様の祖国として捧げなければならないのです。目標が定められたら、それを成し遂げるまで死を覚悟して歩み、必ず成就しなければなりません。私はここに座っている皆さんをみな、未来の誇らしい先祖、真の主人の座に連れていきたいと思います。皆さんはみ言の前で疇躇することがあってはいけません。面ごと村ごとに、山奥にいる老人にまでみ言を伝えなければなりません。同時代圏に生きていながら、それも韓国に住んでいながら、真の父母様の記憶の中に残ることができないならば、どれほど悔いが残るでしょうか。すべての問題解決のマスターキーは真の父母です。これを世の中に知らせ、教育することによって、彼らが生涯を終える前に責任を全うすることができるように、道を開いてあげなければならないのです。(2015.4.24、天正宮博物館)今、全世界は混乱と混沌の中にあります。大国と言われる国々は先に自国の利益を考えます。小さな国々も同じです。宗教圏も同じです。それではどのようにして世界を一つにするのでしょうか。方法は本質を教えてあげることです。神様について分かるようにしてあげなければなりません。神様の願いや夢が何であったかということが分かるようにしてあげなければなりません。それが分かるようにしてあげられる方は、ひとえに真の父母しかいません。真の父母のみ言とみ旨を知らなければ一つになれません。私たちが目標としていること、計画していることを必ず成就しなければなりません。躊躇してはいけません。時はいつも私たちにあるわけではありません。今、世界が回り、この国が回る様子を見た時、天は私たちに機会を与えられたのです。人間の力ではできないことです。ですから、私は本質を知らなければならないと強調しているのです。神様を知らなければなりません。本来この宇宙の主人は創造主、神様であられます。神様を知らなくては解決方法がありません。神様を知っている皆さんは、堂々と強く出ていかなければなりません。宗教が願うものは真の父母です。真の父母によらなければサタンの血統から抜け出すことができません。皆さんは、今や死を覚悟して、皆さんの生涯において革命的な仕事をしなければなりません。誰かがやってくれるだろうと願わないでください。皆さんに怖れることがありますか。私たちが教育して教えてあげなければなりません。人類は無為な歳月を送っています。神様を知り、真の父母様を知って、神様のもとの一つの世界という一方向に進むようになれば早いのです。彼らの願いも、平和で自由な世界です。そのような世界をつくろうとするならば、求心点がなければなりません。一つにならなければなりません。真の父母を中心として一つにならなければなりません。(2017.2,9、天正宮博物館)今から私たちの摂理、真の父母様の摂理は国を探すことです。世界を相手にするならば、少なくとも2020年には7ヵ国以上が復帰された基準で天を迎えなければなりません。そのような覚悟ができていますか。返事だけで終わってはなりません。実績を見せなければなりません。そのためには、真の父母様こそがすべての人類の難問題である人種問題と宗教問題を解决することができるということを、皆さんが知らせなければなりません。私たちの目標は一つです。真の父母様と一つとなった国、神様の祖国建設という目標に向かって一つにならなければなりません。私たちのすべての機関は、真の父母様を知らせるための教育をして、真の父母様によって新しい生命に生まれ変わる祝福家庭になれるよう導かなければなりません。(2015.9.17、天正宮博物館)私が地上にいる間に天の夢をかなえてさしあげなければなりません。特に韓民族の無知を悟らせなければなりません。そのためには皆さんはどうすべきでしょうか。人から変えていかなければなりません。氏族メシヤの責任を果たじて国家の復帰をしなければなりません。私たちの宗教を国民宗教にすると言いますが、国民宗教とは真の父母教です。真の父母に侍る国にならなければなりません。真の父母と一つとなった国を真の父母の在世時につくらなければなりません。このみ旨は発展するようになっています。ただ一つの道です。(2016.4.6、天正宮博物館)世界宣教戦略戦略国家、すべての国に戦略が必要です。今、全世界的に大きな宗教紛争が起きています。数日前にフランスで多くの人が死にました。この問題を解決し得る団体は、地球上に「世界平和統一家庭連合」しかありません。それだけでなく、今、中国はどのようなことをしていますか。中国は大きいわりに海の領域が少ないです。ですから人工島をつくり、海洋圏を拡大しようとするのです。これは国境線問題です。この問題も解決し得る団体は家庭連合しかありません。真の父母様しかいません。全世界的に起きているすべての出来事を見ると、現在の体制では解決する方法がありません。国ごとに家庭問題、青少年問題が深刻です。私たちはこれを解狭できる答えをもっています。そのような面で小・中・高等学粮から教育をしなければなりません。(2015.7.17、天正宮博物館)キリスト教の歴史の中では、王や総督の泱心によってキリスト教を受け入れた例が数多くあります。皆さんの活動でも、そのような奇跡が起き得るのです。今までこの一時をおいて天が黙っていたでしょうか。地上が相対基準を立てることができなかったので実が結ばれなかったのです。今や皆さんも一人前になったと見なさなければなりません。いつまでも父母様に頼っていてよいでしょうか。皆さんが実を結ばなければなりません。切実に精誠を込めながら天の前に祈ってみてください。父母様は皆さんにすべてを与えてくださいました。皆さんの報告が、天が答えられる境地まで達するには、さらに精誠を尽くさなければならないでしょう。皆さんに方法を教えてあげるつもりです。皆さんの歩む道には、なぜそのような奇跡が起きないのでしょうか。皆さんが精誠を込めてもいないのに一日にして奇跡が起こることを願うというのはあり得ないことです。今回、戦略国家として選定された国は、何とかして統一家のすべての食口たちが一つになって勝利できるようにしなければなりません。それが今日の皆さんの最高の目標とならなければなりません。(2016.7.17、天正宮博物館)これからは言い訳をしてはなりません。難しいという弁解をしてはいけません。肯定的でなければなりません。「できる、やればできる」という生活態度が皆さんの身についていなければなりません。世界的に統一教会の地位は飛躍しました。過去とは違います。人類文明史もそうです。ますます便利で速く、時間と空間を超越する文明の利器が誕生しています。それを最大限利用して、人類の前に真の父母様を知らせなければなりません。「真の父母様が来られて、人類のためにこのように多くの御苦労をなされ、天一国を開いてくださった。人類がみな天一国の民となることができる機会が開かれた」と言って教育しなければなりません。(2015.6.22、天正宮博物館)世界の多くの国々に宣教師が派遣されましたが、統一教会がいまだに認められていない国がたくさんあります。ヨーロッパだけ見てもそうです。キリスト教文化の本山地であるがゆえに、私たちは多くの迫害を受けました。しかし、これからは新しい時代です。キリスト教文化は過去のものです。未来へと行ける道は私たちにしかないのですが、これを伝えて教育しなければなりません。人を成長させるには「原理」のみ言が重要です。「原理」のみ言で成長できない人は、揺れる葦のように、環境によって、あちらに傾きこちらに傾くようになります。ところが「原理」を知っている人は揺れません。それゆえに、私は神霊と真理で教会を革新し、二世教育、人材養成に力を注いでいるのです。(2015.6.22、天正宮博物館)韓国(の統一)教会は伝道をたくさんして、世界に宣教師をたくさん送り出すことのできる中心国にならなければなりません。宗主国にならなければなりません。そのような点で、私は青年運動とカープにとても関心があります。私たちが生きているこの時代の目標は天一国です。天一国の民をたくさんつくってさしあげる孝子と忠臣にならなければなりません。それが皆さんの氏族を生かし、人類を解放してあげる道です。収穫の季節、伝道しやすい季節です。昔と違って私たちは伝道方法においても先を行かなければなりません。また、感謝して幸せに出発しなければなりません。一つの生命を探し出すことが、どれほど幸せなことか分かりません。青年たちが蘇らなければならないし、教会が復興しなければなりません。そうすれば、全体が生きるのです。(2014.10.1、天正宮博物館)私は一度決心して皆さんに話したことは必ず成し遂げます。問題は皆さんです。そのような面で私が地上にいる限り、皆さんを積極的に協助するつもりです。皆さんも同じです。私が地上にいる時に勝利しなければなりません。私たちは真の父母様を中心として、天の父母様の願い、真の父母様の願い、人類の願いをかなえなければなりません。真の父母様に侍って、摂理の役事を新しく進めて発展させているこの姿を世界の人が知るようにしなければなりません。今回指定された各大陸で責任を果たすべき国々は最善を尽くすよう願います。(2016.720、天正宮博物館)韓国語を学びなざい「ハナニム(神様)」という言葉を分析すれば「ハナ」は一番目、または唯一であることを意味し、「ニム」は尊称語として使われます。お一人であられる神様です。自然のすべての音を表現できるのが韓国語です。音をそのまま発音することができるのです。最も科学的であると同時に理想的な言葉です。お父様が韓国語を学ばなければならないと強調された理由の一つは、神様は韓国語が最もお好きだからです。数十億人類が使う言葉はすべて違いますが、神様の心の琴線に触れ、心情に響く言葉は韓国語です。神様を解放してさしあげる言葉が韓国語なのです。アダムとエバの堕落以降に孤独で悲しい恨の歴史を過ごしてこられざるを得なかった神様の心の琴線に触れ、心を開くことができるようにした言葉がお父様から始まったのです。(2006.6.18、モンゴル、ウランバートル)韓国語は神様にとって最も心情的に響く言葉です。真の父母様によって神様の心情が開かれたのです。世界には数多くの言語がありますが、それらは神様がおつくりになったものではありません。堕落後に人間がつくったものです。韓国語はとても簡便でありながら科学的です。また、どんな音でも表現できます。神様は人類を愛しておられるので、韓国語を誕生させたのです。韓国語は、基本的なことさえ分かれば実に簡単です。韓国語は父子の関係を立てることができる言葉です。縦的な言語なのです。神様の心情を開くことができる言葉です。神様が最初にお聞きになる言葉であり、神様が使われる言葉です。その事実を知ったなら、韓国語を学ばなければなりませんか、学ばなくてもよいでしょうか。(訓読する時は)私たちだけが聞くのではなく、神様とすべての霊界の先祖が共に訓読するのに、どこの国の言葉に統一しなければならないでしょうか。韓国語で(訓読)しなければなりません。私は世界を巡回しながら皆さんの立場を考えて、英語やその国の言葉で訓読しますが、原則は韓国語ですべきなのです。(2006.6.24、ラトビア、リガ)韓国語は神様が最も好まれる言葉です。世界人類は6000を越える言葉を使っていますが、神様の心に響く言葉は多くありません。神様の心情と事情を知って慰労してさしあげ、神様の恨を解いてさしあげる言葉が韓国語です。また、韓国語は科学的です。いかなる自然の音もすベて出すことができ、そのまま表記できます。また大人と子供に対する言葉が違います。おじいさんとおばあさんと共に3代が一家族で生活しているとした場合、3歳の子供がおじいさんに「君、御飯食べた?」と言うのが英語です。韓国語には「お食事召し上がりましたか」という尊敬語があります。それゆえ、天に侍って生活するのに近い言葉なのです。ひとたび皆さんが文法を理解できれば、早く身につけられるのが韓国語です。(2006.7.3、ポーランド、ワルシャワ)神様の耳に最も心情的に響く言葉はどのような言葉だと思いますか。人類歴史において多くの聖人たちが現れては去り、彼らが神様の前に懇願しながら精誠を尽くしましたが、神様の心情を知って慰めてさしあげ、神様を解放してさしあげた方が真の父母様です。神様の耳には、真のお父様が語られる言葉以外には響きません。お父様と心情的に一致するためには、韓国語が最高であると言えます。若い二世たちが必ず学ばなければならないのが韓国語です。だんだん二世が増えるようになってきたら、皆さんも韓国語を学ぶことに気を遣わなければなりません。言葉を最も早く学ぶ方法は、歌を通して学ぶことです。アメリカのシアトルに住む祝福家庭は、二世を中心として合唱団をつくりました。私が世界巡回をした時、白い肌に金髪と黒髪の子供たちが韓国語で歌を歌う姿がどれほど美しかったかしれません。その合唱団に「鮮鶴合唱団」という名前をつけてあげました。その合唱団が韓国まで来て公演をしました。私は行く先々で二世たちにたくさん会いますが、韓国語を学ぶ際には歌を通して習うと早いので、できるなら合唱団をたくさんつくりなさいと言いました。(2006.7.2、マルタ、バレッタ)一休さんのような機知(トンチ)ではありません。奇知=人とは異なる知恵すなわち神様の知恵世界平和を願う奇知の外の凡人が徒然なるがままに書く日記です。↓↓ にほんブログ村ランキング参加中。応援クリックお願いします。↓↓
2020.04.13
コメント(0)
韓鶴子総裁御言選集 - 目次韓鶴子総裁御言選集 1 真の父母様を中心とした一つの世界 第1部 真の父母としての韓鶴子総裁の生涯 第2部 国家の復帰のための世界宣教戦略 第3部 伝統の伝承と相続 第4部 世界平和実現の課題 第5部 二世教育と未来の人材の養成 第6部 孝情天苑を中心とした理想天国のモデル 第7部 天一国安着のための祝福家庭の責任韓鶴子総裁御言選集 1 - 真の父母様を中心とした一つの世界第2部 国家の復帰のための世界宣教戦略1.神氏族メシヤ活動と教会復興真の父母を証しなさい一刻も早く真の父母様が来られたことを全世界の人類に知らせることが急がれています。真の父母様が来られたことを人類に知らせることが、未来において私たちの大きな資産になります。いまだにキリスト教徒は再臨主、メシヤを待っています。すでに私たちは成約時代を越えて、天一国を開いているのに、彼らは摂理的な時を知らずにいます。私たちは、じっとしているわけにはいきせん。あらゆる方法を動員して、メシヤが来られたことを知らせなければなりません。さらに真の父母様が来られ、人類を救うために生涯をかけて築いてこられた実績をこの世に知らせなければなりません。それは言葉で言ったからといって、できることではありません。いかにして伝道で教会活動に火をつけるのかを考えなければなりません。70億人類が、真の父母様が来られたという知らせを聞くことができずに霊界に行ったとしたら、彼らは皆さんに何と言うでしょうか。「私たちとあなたは、真の父母様と同じ時代に呼吸して生きていたのに、なぜ私たちには真の父母様のことを知らせてくれなかったのか。なぜ真の父母様を紹介してくれなかったのか。私が真の父母様のことを知っていたら、あなたよりもよく侍っていただろうに」という讒訴を受けることになるのです。皆さんが真の父母様を証す使命を果たせないならば、そのような讒訴から逃れることはできません。(2013.420、天和宮)真の父母様は永遠なる父母様です。父母様が歩まれる道の先には巨大な本流だけがあるのであって、枝はあり得ません。支流は本流につながらなければ死んでしまうのです。生命がなくなります。皆さんがみ旨に従ってきた時は、真の父母様に従ってきたのであって、ある個人に従ってきた道ではありませんでした。皆さんの色を明確にしなければなりません。生命水か濁った水かということです。生命水は本流です。腐った水になってはいけません。自分の行く道が死にいたる道であり、生命のない道であるならば、愚か者でないかぎり、生命のある所にいなければなりません。真の父母様は後にも先にもないお方です。聖書でも「イエス様を否定することは許されるけれど、聖霊に逆らえば許されることはない」(マタイI2:32参照)と言われました。その言葉は、真のお母様に従わない人は本流について行けない人だということです。そうなった場合は救ってくれる人がいません。皆さん、周辺の人々を愛する心があるならば、死生決断をしなければなりません。彼らの生死だけが問題ではないのです。子孫を考えなければなりません。再び天の前に、今日のような堕落した世界の痕跡を残してはなりません。(2014.11.20、天正宮博物館)真の父母様はどん底から踏んで上がってこられました。そうして神様を解放してさしあげ、2013年に天一国を開きました。真の父母様を中心として一つの体制に進まなければなりません。機関やすべての面で総合した一つの体制となって、父母様を中心として縦的に隊列を合わせて進んでいくべき時なのです,私の夢が皆さんの夢です。皆さんが生涯を終える日までに、必ずこのみ旨を真のお母様と共に成し遂げなければなりません。それが天の願いです。真の父母様が地上にいらっしゃる間に、73億人類が知らなければなりません。私たちの行くべき道を知らせなければならず,見せなければなりません。(2016.10.6、龍平リゾート)人類は、天と人類が願う平和の世界、戦争と辛苦のない自由な世界を渴望してきましたが、今までの歴史はそのとおりにはなりませんでした。しかし、お父様は、蕩減復帰の摂理歴史を勝利へと導いてこられました。皆さんの前に数えきれないほどの悲痛や悲しみ、そして痛みがありました。蕩減というものがそうです。すべてを探し出して私たちに与えてくださいましたが、その責任が果たせない場合には、私たちにも蕩減が生じるのです。私たちに残された生涯のうちに、天の父母様の願いをかなえてさしあげなければなりません。これまでの46年の間に人類が30億から70億になりましたが、地の果てまで天の父母様を知らない人がいないようにしなければならないのが私たちの責任です。孝子や忠臣という言葉は、楽な立場で口にすることのできる呼称ではありません。父母様のために死生決断し、国のために全力投球しなければなりません。そのような心情と実践がないとすれば、そのような称号は受けられません。今のこの時が歴史的に最も恵まれた幸せな時期であることは間違いありません。しかし、皆さんが責任を果たせなくなれば最も悲惨になるのです。なぜでしょうか。皆さんが伝道できずに逝くようになれば、人類が皆さんのことを讒訴するからです。「なぜあなただけ祝福を受けて楽しみながら、私たちには教えてくれなかったのか」と言うのです。後に地の果ての人までが食口になって、このみ旨を知るようになった時に、そうなります。そのように待ちこがれた再臨主、メシヤ、救世主が来られて同じ時代に呼吸して生きていたのに、一度も地上でそのお姿にお目にかかれなかったことに対する悔いが、そのような人たちに残るようになるのです。それゆえ、皆さんに大きな蕩減が生じ得るということを知らなければなりません。(2013.2.10、天正宮博物館)聖書のローマ人への手紙を見ると、野生のオリーブと真のオリーブの木に関する例え話があります。野生のオリーブそれ自体では真のオリーブになれません。主人が来て接ぎ木をしてあげなければなりません。そのように接ぎ木をするのは易しいことではありません。接ぎ木される野生のオリーブには責任があります。根を深く下ろしてこそ困難な環境圏で生き残ることができるのです。皆さんは真の父母様によって祝福を受けました。それでは、祝福家庭としてどうすべきでしょうか。皆さん自身だけの祝福で終わってしまっては、今日、真の父母様と共に生きている意味がありません。祝福家庭は責任を果たさなければなりません。自分の家庭の祝福だけで終わってはいけません。私の隣人、私の氏族、私の国に真の父母様が真の主人であるということを明らかにしなければなりません。そのことだけが、皆さんにとってこの時代に真の父母様の摂理歴史に参加したという栄光が受けられる立場に向かう道であることを肝に銘じてください。祝福家庭は、周囲に真の父母様の顕現を宣布し、真の父母様の教えで真の愛を実践することによって、氏族メシヤの責任を全うしなければなりません。今日、世界的に悲惨な姿で死にかけている人類をながめているだけでよいのでしょうか。私たちが彼らを教育して、真の父母様の子女として立たせてあげることが、私たちが願い、天が願われ、人類が待ちこがれる一つの世界を成すことのできる唯一の道なのです。(2015.3.3、清心平和ワールドセンター)私はウイーン所在の国連事薇局でも堂々と話しました。国連は70年の間、世界平和のために努力し、多くのことをしてきましたが、結果的には今、崖っぷちに追い込まれています。そこで、国連がまず神様を真の主人として侍り、真実を明らかにしなければならないと話しました。そうしてこそ、もつれた糸巻きのような世界がすべてほどけて、一つの世界になることができるのです。そこで責任を全うする祝福家庭になるには、真の父母様を知らない隣人や国や世界の人がいてはいけません。真の父母様を知らせなければなりません。キリスト教文化圏では再臨メシヤを2000年間、待ちました。彼らの文化は大したものです。しかし、実質的内容がありません。それゆえ、真の父母様と同時代圏で共に生活しながら、神様を中心とした人類一家族を成し遂げるために最善を尽くさなければなりません。その責任とは、氏族メシヤの使命を果たすことです。いつかは皆さんも霊界に行くではないですか。皆さんが霊界に行ってどのような生活を送るようになるかは、地上で皆さんがどのように行動し生きるか、どのように「ため」に生きる真の愛を実践したかにかかっています。それは全人類に真の父母様を知らせてあげること以外にはありません。70億人類は孤児です。孤児に親を教えてあげるのに何の問題があるでしょうか。希望です。皆さんの行動と責任いかんによって、希望をどれほど広められるかによって、永遠なる世界における皆さんの位置が決まるのです。今、体がしんどいからといって、100年も生きられない肉身生活のために楽に歩もうと思うのは誤った考えです。皆さんはヨーロッパと一つになって、キリスト教文化圏を一日も早く解披させてあげなければなりません。かわいそうでしょう。2000年の間苦労しましたが、結果的には中身のないものにしかなりませんでした。真実を知らせなければなりません。真の父母様だけが彼らにとって希望であり、.未来の栄光の立場、祝福された立場に行く道であることを、皆さんが悟らせてあげられたらと思います。(2015.5.24、こューヨーク、マンハッタンセンダ-)お父様は最後に逝かれながら、「氏簇メシヤの責任を全うしなさい」と頼まれました。どれほど皆さんは深刻に実践躬行したでしょうか。きょう私たちは、この場において世界の食口たちと共に、これまでみ言どおりに実践しようと努力し、氏族メシヤ430家庭を完了した二つの国の食口たちを祝い励ましながら、「私もあのようになろう」という誓いを立てなければなりません。祝福とは、皆さんが真の父母様によって生まれ変わり、新しい生命を受けた立場です。堕落した世界が汚染されて濁っている世界だとすれば、皆さん祝福家庭は新しい澄んだ水です。生命水です。しかし、皆さんには責任があります。澄んだ水であっても滞っていれば腐ります。動かなければなりません。大海を望みながら流れていかなければなりません。この真なる生命水が流れていく所には、死にゆく生命体が息を吹き返すようになります。それが、私たちの実践すべき氏族メシヤの責任です。今や氏族メシヤの運動は、巨大な波となって、タイとフィリピンを越え、アジア諸国を経て、ヨーロッパ大陸、南北米大陸、アフリカ大陸、オセアニアと中東を経て、巨大な大海に集まりつつあります。この巨大な波が通り過ぎる所ごとに、数え切れないほどの生命体が新しく誕生するでしょう。今の世の中には、私たちが期待できるものは何もありません。彼らに真の父母を知らせてあげる道しかありません。そうして、私の家庭、氏族、国が真の父母様と一つになり、巨大な波に乗って五大洋六大州を駆けずり回れば、天の父母様が願われ、人類が願った「ワン・ワンワ—ルド・アンダー・ゴッド(One World under God)」、神様のもとの一'つの世界である地上天国が成されることでしょう。その日のために、全世界の祝福家庭と統一家のすべての食口たちが、一心・一体・一和・一念の心情、真の父母様と絶対信仰・絶対愛・絶対服従の心情で一つになって進まなければなりません。皆さんは、孤児のように苦しんでいるかわいそうな兄弟姉妹たちを、黙って見物ばかりしているつもりですか。皆さんが立ち上がらなければなりません。私たちは世の中に堂々と「真の父母が顕現なさった」という事実を知らせなければなりません。「このように真の父母の業績は偉大である」ということを知らせなければならないのです。怖れないでください。皆さんが真の父母様の名をかけて進む所には霊肉界が共にあるでしょう。何が怖いでしょうか。堂々と叫んでください。堂々と真の父母様の息子、娘であることをこの世に誇ってください。そうしてこそ、天一国に70億人類を天一国の民として案内する先祖の位置に立つことができるのです。(2014.10.26,清心平和ワールドセンター)祝福を受けた皆さんの家庭には子供がいることでしょう。「子供を生んだから、自然に育ってくれるだろう」という父母はいないでしょう。自分よりも優れた人になることを願う心は、世の中の親も統一家の祝福を受けた親もみな同じです。皆さんは「原理」のみ言を通して教育を受けた人たちです。お父様は聖和されるまで、生涯を通じて皆さんを教育し、真の人に育て上げるために苦労されました。皆さんは父母様や天に対して借りが多いのです。統一家の一世が責任を全うするためには、またお父様のみ言に従って皆さんが天の父母様の願いをかなえてさしあげるためには、皆さんだけが祝福を受けるのでなぐ70億人類を、祝福を受ける立場に導かなければなりません。周辺について、氏族、民族、国家、世界について考える時、先に祝福を受けた皆さんは、天の父母様が願われるその日を成してさしあげるための環境創造をしなければなりませんでした。数十年の間、皆さんは真の父母様のエキスを受けて育った立場です。それならば、皆さんは天に報いる生活をしなければなりません。氏族メシヤの使命を果たさなければなりません。すでに皆さんがすべきであった環境創造です。それがなされていたら、その圏内にある人たちは摂理歴史の流れをすべて知ることができるのです。(2013.5.2,天和宮)皆さんは変わらなければなりません。皆さんは真の父母様に出会いました。真の父母様によって祝福を受けました。皆さんはこれ以上、野生のオリーブではなく、真のオリーブです。皆さんはこれ以上堕落と関係のない立場にいるのです。それなら皆さん一人だけが、そのような立場にいてよいでしょうか。天の父母様の願い、真の父母様の願いは、70億人類を天の父母様の子女として祝福してあげることです。この真実を知ったら、今日の人類は一つに集まることでしょう。そうなれば、自動的に一つの世界、地上天国を成し遂げることができるのです。ところが祝福を受けた皆さん、先に召命を受けた牧会者たちには責任があります。その責任は、真の父母が代わりに果たしてあげることができません。皆さんが果たさなければなりません。真の父母様がすべて見せてあげ、実践して勝利的な基盤を築いてくださったので、皆さんはそのまま従って責任さえ果たせばよいのです。皆さん一家庭が祝福を受けたからといって、その場にとどまっていてはいけないという話です。今日、世界中に起きている混乱扰態を克服していけるように私たちが教育しなければなりません。それゆえ、私は韓国と日本、そしてアメリカでも、この問題を解決していくことのできる教育を継続することが氏族メシヤの責任だと話しています。真の父母と同時代圏に生きていたにもかかわらず、知らなかったという人がいてはなりません。それでこそ、皆さんも永遠なる世界で自由になれるのです。堕落した人類歴史6000年にして訪れた最も大きな祝福です。これを一人だけでしまっておいてはいけません。私たちには二世と三世、未来があります。どれほど皆さんが環境を拡夫するかによって子孫が自由になれるのです。子供たちが自分たちよりも良い暮らしを送ることを望むのが親の心です。そうだとするなら、皆さんはあの世に行くまでに子女たちのために責任を全うしなければなりません。(2015.12.12、アメリカ、ラスベガス国際平和教育院)今まで蕩減復帰の摂理歴史を導いてこられた天の父母様は孤独でした。全知全能であられ、万王の王であられるはずの神様は孤独であられました。なぜそうなのでしょうか。民のない王があり得るでしょうか。皆さんは霊界の先祖を解怨しなければなりません。お父様は420代まで先祖を解怨しなさいとおっしゃいました。堕落以障、聖書で言う6000年という長い歳月を通して形成されてきた霊界です。彼らは神様と何の関係もありません。み旨を知りません。真の父母様によって祝福を受けた皆さんは、皆さんの先祖を解怨し、祝福してあげて、善霊にしてあげなければなりません。それが今日、皆さんが責任を果たすべき氏族メシヤの使命です。そのようにして霊界の環境圏を広げていかなければなりません。天の父母様、真のお父様の民がたくさんいなければならないという話です。地上にいる皆さんがその責任を果たすことで、お父様が全世界的に摂理の役事をより活発に進めることができるようになるのです。み旨を知らず、真の父母様を知らない70億人類がいます。彼らにも人生の道、希望の道を開いてあげなければなりません。(2015.5.30、アメリカ、ラスべガス国際平和教育院)み言の伝播と真の愛の実践先に導かれた皆さんが、神様の事情と父母様の心情のこもったみ言を100パーセント他の人たちに伝えてあげなければなりません。そのように、皆さんにはみ言を伝える責任があります。腐った果物を食べている人に新鮮な果物を食べなさいというのに、嫌がる人がどこにいるでしょうか。世の中の人々にも選択する機会を与えなければなりません。それが皆さんの責任です。この世で生きたとしても、わずかな期間です。100年生きるのも大変です。健康な姿で100歳を越えることができないのが現実です。母親のお腹の中で赤ちゃんが10力月間いるのと同じです。10力月たった赤ちゃんが出てこないとしたら、母親も赤ちゃんも死んでしまいます。私たちの行くべき所は霊界です。そのように神様が創造しました。私たちは、行くべき所に見合った姿になって入らなければなりません。この世は真の愛を実践するために創造された所です。皆さんは、家庭や氏族、国のためにそのように生きているのかというのです。これから、そのように生きていくと決意しなければなりません。(2006.7.7、ボスニア、サラエボ)皆さんは、み言を生活で実践して成果を収めなければなりません。皆さんの親戚や兄弟、あるいは身近な人たちからみ言を伝えていき、祝福を受けさせ、血統を転換させなければなりません。堕落した世の中を野生のオリーブとすれば、皆さん祝福家庭は真のオリーブになります。皆さんだけがそのような資格をもっていてはいけません。これを繁殖させなければなりません。神様の願いであり、人類の願いである地上天国と天上天国を成し遂げられる途方もない時代に皆さんが置かれていることを毎日毎日感謝しながら、このみ言を実践する運動を展開しなければなりません。「天宙平和連合祖国郷土還元大会」の期間に、神様が準備なさった多くの人がこのみ言を受け入れ、み言の願いどおりに生きていこうと決心するのを見ました。自らの人生を投入して、このみ言のために生きていこうという人も現れてきています。ですから、皆さんは昼も夜も最善を尽くして、このみ言を伝えなければなりません。この場には祝福を受けていない人よりも祝福家庭のほうが多いです。祝福を受けた人は子女に伝播しなければなりません。自分の子女を繁殖するのはもちろんのこと、このみ言も繁殖しなければなりません。皆さんの祝福家庭一家庭だけでは天国に行けないのです。(2006.6.24、ラトビア、リガ)真の父母様の教えのとおり、真の愛を実践する運動がこの国から全世界へと広がれば、自動的に天の父母様が待ちこがれ、人類が待ちこがれた、神様を中心とした一つの世界である地上天国が成されます。そうなるためには、皆さんが自分の置かれている立場で最善を尽くさなければなりません。神氏族メシヤとして430家庭を祝福することは問題ではありません。それがどうして難しいのでしょうか。父母様が70億人類を待っておられます。親を失った孤児のような彼らに親が分かるようにしてあげることが、誇らしい天一国の先祖になる道です。孝子と忠臣になる立場です。この時代に真の父母様と共に参加し共に働いた人の名前が歴史に残るようにしなければなりません。70億人類が皆さんの手にかかっているということを考える時、どうして黙って何もせずに待ってばかりいられるでしょうか。立ち上がらなければなりません。出ていかなければなりません。大声を張り上げなければなりません。各自が最善を尽くして、神氏族メシヤの責任を完遂しなければなりません。そして皆さんは、天の父母様の恨と真の父母様の恨、イエス,キリストの恨を治癒してさしあげ、地上生活だけでなく永遠なる世界で、誇らしい真の孝子、孝女となり、忠臣にならなければなりません。(2014.l2.2l、アメリカ、ラスベガス、サウスポイント・ホテル)皆さんは、映像でオオカバマダラという蝶の一生を見たことがあると思います。全長が3センチから4センチメートルにしかならないので、その脳というのは針の先ほどにしかなりません。ところが一度も行ったことのない所を訪ねていきます。新しく生まれて幼虫から成長した蝶が、その前(の代)の死んだ蝶が飛んでいった所に飛んでいくというのです。不思議で奥深いのです。人間は羅針盤もあり学んだこともあるので探して行けるでしょうが、どうしてこのように小さな昆虫が、以前の蝶がいた所を訪ねていけるのでしょうか。このようなことを見ると、私たちは自然に対しても恥ずかしい生活を送っているというのが事実です。皆さんは、お父様が生きておられた時に記憶された人たちです。皆さんを新しい時代、天一国主人の位置に立たせてあげようとおっしゃいましたが、考えてみてください。民のない王などあり得ません。皆さんが氏簇メシヤの責任を全うしなければなりません。私たちは天一国の民をつくらなければなりません。伝道しなければなりません。そうしてこそ、自分に与えられた責任が完成するのです。責任を果たせない人は未来がないも同然です。そのような人生を生きて名もなく、光もなく逝くのでしょうか。そうなってはいけないのです。私は自然のドキュメンタリー映像が好きで、たくさん見ていますが、一昨日アラスカに生息するシギ(鴫)について見ました。越冬するために10日間ノンストップで飛んでオーストラリアに行きます。そのように飛んでいくために準備するのです。それを誰が教えたのでしょうか。私たちは自然の前に恥じなければなりません。私たちは、私の隣人、私の氏族、この国を復帰するために、そのように食べず、休まず、10日間、時間を惜しんで努力してみたかというのです。話すことのできない鳥さえも氏族の繁殖のためにそれほど努力するのに、万物の霊長として創造された人間が、それよりも劣ってよいのでしょうか。(2014.11.12、天正宫博物館)最近租はオオカバマダラという蝶について話をしました。重さは0.5グラムしかありません。羽を開いた時、4センチしかない小さな体で、カナダからメキシコまで5000キロを飛んでいきます。それは繁殖のためです。一度も教育を受けていない道を探して行き、冬を過ごして繁殖します。そのごく小さな生き物、昆虫よりも劣る生活をしているのが堕落したこの世の人間です。人類に「真の父母に会わなければならない」ということを知らせてあげなければなりません。真の父母によって新しく生まれ変わらなければなりません。天の父母様が創造された本然の人間へと戻らなければなりません。あのような小さな生き物でも自らの行く道を知って生きているのに、人間は無知です。皆さんは真の父母様に侍っており、また真の父母様のことを知っています。一言で皆さんは富者です。お金が多くて富者なのではなぐ心が幸せなので富者なのです。それを他の人たちと分かち合いながら暮らさなけれぱなりません。皆さんが幸せな人生を送って、最後に行くべき所が天上天国です。けれども、天国で皆さんが一人で暮らすとしたら幸せではないでしょう。寂しいでしょう。私たちはみな共に行かなければなりません。私たち以上に幸せな人はおらず、富者もいません。私たち以上に恵まれた人はいないのです。私たちは分け与えることができます。この世では、持っていながらも、しきりに奪おうとします。ところが私たちは分けてあげるので、ますます大きくなるのです。もっと富者になるのです。もっと幸福になるのです。真の父母様によってそうなれるのです。(2014.11.30、天正宮博物館)ハワイにバンヤン(banyan:ベンガル菩提樹)という木があります。この木は図体が大きく、生い茂っているので、熱い日差しを遮ってくれます。ですから、木の下が休息所になります。ところで不思議に思ったのは、この木の枝が空の方にだけ伸びていくのではなく、地に下りていって根を下ろすということです。そうしてだんだん体が大きくなって成長するのです。枝が死なずに地に根を下ろして、木の本体を助ける役割をします。この木は菩提樹科の木です。天の父母様が創造された自然を見ながら、多くのことを感じます。お父様はバンヤンのように、地球星の辺境の地まで探査され、そこに御自身の精誠と愛の根を下ろされました。真の父母の名をもって6000年にして初めて人類の前に勝利的な基盤を築いてこられましたが、まだ全世界を見ると、もっと私たちの精誠と勞力を尽くしていかなければならないことがたくさん残っています。(2014.5.11、天正宮博物館)草創期に立ち返ろう私たち統一教会は本来、神霊と真理によって出発しました。草創期にお父様が牧会されていた時は、食口たちは一度教会に訪ねてきたら帰りたがりませんでした。父母様と夜を明かしながら一緒にいたいと思ったし、父母様が願われることなら、どのようなことをしてでも、そのようにしてさしあげたいと思ったのです。誰かが強要しなくても自らそのようにした草創期の信仰生活でした。小さな教会でしたが、真の愛にあふれ、互いが一つになりながら困難な時代を克服していきました。韓国(の統一)教会には、多くの祝福家庭を輩出しながら、忘れることのできない話がたくさんあります。先に教会に入教した婦人に対してその夫が協力的でないとき、多くの苦労がありました。開拓しなければならない立場であったので、老若男女の別なく開拓に出ていくとき、家庭をもっていた婦人は子供を孤児院に預けて出ていかざるを得なかった草創期の時期がありました。そのようにして、韓国教会が36家庭から始まって430家庭になるまでには、多くの犠牲の代価を払って摂理を成してきたのです。草創期に劉孝元協会長は、障害をもつ体で一日中講義ばかりしました。障害のない人が1、2時間講義するだけでも大変なのに、彼は一日中しました。しかも当時は貧しかったので、栄養補充もまともにできませんでした。その時に復帰されて立てられたのが36家庭です。私たちが36家庭を貴く思うのも、その心情の根がそのような土台で育ったからです。ですから、韓国と日本、アメリカも、熱かったその時代、常に教会が愛であふれていたその時に立ち返って、新しく出発しようという話です。原理講義が途絶えず、修練が続く教会にしようと思います。皆さんは、心と体を取り直して、父母様の前に今まで愛を受けてばかりで成し得なかったことを、何としてでも一つとなって成し遂げてさしあげようと、夜も眠れないほどに努力しなければなりません。そのようにしてももの足りない時なのです。(2012.10.1、天正宮博物館)お父様は草創期にみ言で、愛で、厚い心情世界の因縁で多くの食口たちを育てられました。今後、韓国の教会と世界の教会はそうならなければならないと考えています。全体的に韓国の教会をそのような方向に導いていくつもりです。世界も同じです。私たちは何の説明がなくても、縁と縁、天を中心として結ばれた情ですべてを感じることができます。一つになれば、すべて通じることができます。そのような厚い情で結ばれた統一教会の祝福家庭に育てていくつもりです。皆さんはそのような面ですベて協力しなければなりません。皆さんの行動や言葉は、まず相手のためを思い、配慮してあげるものとならなければなりません。(2012.9.3、天正宮博物館)急がれるのは、いかに私たちの教会が草創期の時代に立ち返るかということです。それで私は、「どうすれば真理とみ言と神霊が一つになって、生き生きとした教会になれるのか。どのようにしたら毎日、原理のみ言が途絶えず,新しく来た人たちがみ言を聞いて喜び、7日修練、21日修練、40日修練を経て、祝福を受ける立場まで進んでいけるようにできるのか。どのようにすれば生きて息づく教会になることができるのか。どうしたら数字にこだわらず新しい食口をたくさん輩出できる教会になれるのか」という問題で非常に悩みました。そのほかにも「お父様が展開なさった事業を、み旨に合うように保存してさしあげ、発展させていく道を行かなければならないが、どうすればみな共に行けるだろうか」ということも考えました。草創期に劉孝元協会長が、障害のある身で一日中、ろくに食べることもできない中で講義しながら、一人でも多くの生命を探し求めようと努力された姿が私の脳裏に焼きついています。その時、実を結んだ方たちが今の36家庭であり72家庭です。統一教会の根となっています。今ではその方たちは何人も残っていませんが、天への借りがあまりにも多いのです。霊界に行く前に、その借りを返すようにしてあげなければなりません。ですから、私が内的にそのようなこともしており、外的にはその時代に劉孝元協会長のように全身全霊を捧げて一人でも多くの生命を探そうと努力されたその場に皆さんを導きたいと思うのです。教会ではみ言が途絶えてはなりません。日曜日に礼拝を行うだけでは教会とは言えません。24時間生きて動く教会にならなければなりません。(2012.9.30、天正宮博物館)私は「生きて息づく教会をつくる」と話しました。人が生きているというのは、自体が常に動いているということです。じっとしているのは死んだ人です。私がそのような教会をつくるという話をしたのです。皆さんがこの地域の住民を復帰するために努力するなら、お父様が協助されないでしょうか。時間と空間を超越しておられるお父様が、皆さんの精誠に引っ張られて大きな役事が起きないでしょうか。そのように思いませんか。今は実証的に見せる時代です。それゆえ、夜も眠らずに常に目を覚ましている者、常に灯りが消えない教会にならなければなりません。そうすれば、お父様は世界中を見渡しながら、灯りがついているので引かれてでも来られるのではないでしょうか。お父様が通り過ぎてしまうような所になってはいけないという話です。(2012.10.16、巨文島、海洋天正宫)「春」と言えば、冬の間凍りついた大地と縮こまっていた人々の心が開かれるように感じませんか。大地が春を準備する場面をビデオや映像で見ますし、私たちの肌でも感じます。固まっていた大地が水分をすって柔らかくなりながら、新しい芽を生えさせ、新しい種を受ける準備をしています。「これほどまでに天の父母様の創造は奥深いのか」と実感し、体恤できる季節です。私たちも新しい春を迎えました。天一国の新しい春、新しい歴史、新しい出発です。どれほど摂理歴史の中で待ちに待った名詞でしょうか。これを私たちの生涯で迎えることができるということが、どれほど感謝で幸せなことか分かりません。ところが、私たちには実践躬行しなければならない責任があります。これからは言葉より行動で実践すべき時です。春に農夫はせっせと畑を耕し、種をまいて、秋に実りを収穫するために努力します。そして休むことなく大地の世話をし、心で対話し、愛します。種が無事に芽生え、実を結べるように保護してあげ、また肥料も与えながら一生懸命に育てます。皆さんは、生命の種がどれだけたくさんの実を結べるようにするかという重大な責任をもっています。そのためには皆さんは休む日があってはいけないでしょう。昼夜の別なく見守る親の心で一人ひとり、生命を育てなければなりません。これからは、皆さんが実際に一日の目標を定めてください。皆さんにとって、御飯を食べることよりも急がれ、それよりも貴いと思わなければならないのが一人の生命です。私たちが2020年を前に、世界に向けてこの国が天の父母様の祖国であることを明らかにしなければならないのに、今私たちのこの数では手に負えません。ですから、皆さんが10倍、20倍、100倍の努力をしなければなりません。(2013.4.3、 天正宮博物館)一休さんのような機知(トンチ)ではありません。奇知=人とは異なる知恵すなわち神様の知恵世界平和を願う奇知の外の凡人が徒然なるがままに書く日記です。↓↓ にほんブログ村ランキング参加中。応援クリックお願いします。↓↓
2020.04.12
コメント(0)
韓鶴子総裁御言選集 - 目次韓鶴子総裁御言選集 1 真の父母様を中心とした一つの世界 第1部 真の父母としての韓鶴子総裁の生涯 第2部 国家の復帰のための世界宣教戦略 第3部 伝統の伝承と相続 第4部 世界平和実現の課題 第5部 二世教育と未来の人材の養成 第6部 孝情天苑を中心とした理想天国のモデル 第7部 天一国安着のための祝福家庭の責任韓鶴子総裁御言選集 1 - 真の父母様を中心とした一つの世界第一部 真の父母としての韓鶴子総裁の生涯 6. 苦難と勝利不屈の信仰と決意、そして忍耐一見して外から見た限りでは、お父様がどのようなお方かということを知っているので、皆さんは単純に私がとても幸福な人だと思うことでしょう。「あなたは何の努力もすることなく、その位置に選ばれた方である」と考えるかもしれません。そして、「お父様に出会って家庭を築き、幸せに暮らしている」というのが、私に対する人々の一般的な見解であることでしょう。しかし、お父様がその位置にお立ちになるための苦難と十字架の道を歩まれる限り、私も当然のことながら耐え難く忍び難い十字架を背負ってきたのです。そのような過去の事情と私が歩んできた路程に関して振り返って考えてみると、涙をこらえることができません。なぜならば、それについて語るならば、苦難と試練の記憶の数々がすべて再び生々しくよみがえるので、私にとってそれを語るということは、とても苦しいことなのです。きようの朝、私が悲しそうに見えたとすれば、そのような理由からです。私が歩んできた道は耐え難い苦難の連続でした。神様はお父様に試練をお与えになったように、私にも何度も試練を与えられました。そしてサタンも、お父様とイエス様を試練したように、私にもまた試練を与えました。メシヤが通過したのと同じ苛酷で厳しい試練をこの弱い女性が通過したというのですから、皆さんは信じられないことでしょう。そのすべては歴史の秘密として隠されてきました。皆さんは蕩減路程を知っているので、私が今日に至るまでどれほど困難な道を歩んできたかを想像できるはずです。(I977.5.3、ベルべディア修練所)私は温室の中の一輪の花のように成長してきました。しかし、聖婚式以降は、砂漠に咲く花のようであるということを私自身が感じました。砂漠のようなものが、私の暮らしていた環境でした。私が行く所はすべて、荒れ狂ったように暴れる海のようでした。私の周りには多くの誘惑と試練があり、様々な苦難が渦巻いている状況でした。実に私は、荒れ狂う海に浮いている小さな帆掛け船のようなものでした。.一方でその時は、私を訪ねてこられた神様の恩恵を最も深く感じた時でもありました。私が苦痛の中にある時も、神様は自ら現れ、啓示を下さって導いてくださいました。そのような直接的な導きがない時にも、私を愛し、守ってくれようとする周りの人々を通じて、絶えず導いてくださり、啓示を下さいました。非常に困難な試練と苦難の中で忍耐した時であると同時に、その時こそが、神様の恵みに満ちた、実に神様が共におられるということを実感できた時でもありました。そのように完成を目指して悶えていた成長期間が終わり、ようやく天の願う基準に到達した私がその当時を振り返ると、苦難に満ちた記憶のすべてが喜びに変わりました。いつでも私はお父様と深い話を交わし、交流することができました。言い換えれば、お父様と私の間に、つきない話題と限りない理解があり、無限なる信頼に満ちた対話がありました。お父様とそれほど多くを語らなくても、互いの深い事情を理解することができました。なぜならば、お父様が通過してこられた事情と私が歩んできた道が、神秘的と言えるほど、あまりにも似ていたからです。お父様と共通なる一つの目的を深く理解し、それゆえに不屈の信仰ですベてのことを忍耐し、すべての苦難と闘って完成の基準に到達し、今やサタンが一切侵入することのできない基準にまで歩んできたという勝利感があります。お父様と私が互いに見つめ合う時に、互いに感じる勝利感によって私は限りなく慰められ、安らぎを得ることができます。最後に、皆さんに一言、言いたいことがあります。私は自分自身の体験を通じて、神様がいかにしてそのみ旨を成就なさるかについて多くのことを知りました。私の人生において天国も地獄も通過してきましたが、そのどちらも完全に成熟した人格を形成するためには必要であるということを知るに至りました。もし私が天国の喜ばしいことだけを享受してきたとすれば、天国の生活をそれほど深く味わい、感謝することができなかったでしょう。私は地獄の底まで通過し、その苦い味も味わいました。「これ以上このように困難な道を歩み続ける力が私にはありません。この道を歩み続けることは不可能です。神様、なぜ私にこのような道を行けとおっしゃるのですか」と尋ねたことも数限りなくありました。私に必要なものは、疲れを知らない不屈の信仰と決意と忍耐であり、それがきょうの私自身をつくり上げたと言えるでしょう。もう一つ言いたいことは、皆さんが天国へ行く道において、天国的な面だけを期待してはならないということです。地獄的な面も当然のことながら予想しなければなりません。地獄の底を通過することも予想しなければならないのです。それこそが、神様の恵みを感じることのできる最も貴い部分なのです。皆さんがそれを克服する時に、より一層しっかりと立って強くなることができ、円満で総合的な人格を成熟させることができ、天国をさらに深く理解することができるでしょう。いつかそのような体験が皆さんの誇りとなることでしょう。(1977.5.3、ベルべディア修練所)ダンベリーの苦難、そして興進様の聖和お父様がダンベリーに出発された時は、本当に大きな挫折感と苦痛を味わいました。生き別れをすると思うと目の前が真っ暗になり、全身の気力が残らずすベて抜けてしまいました。それでお父様に、「私は本当にこのようになるとは夢にも思っていませんでした。まさかお父様がダンベリーまで行くなど考えてもいなかったのに、このように現実となり、私自身も今はどうすることもできません」というような内容の言葉を申し上げざるを得ませんでした。ところが、きょうは一日中お父様は子供たちと対話をされ、また何度もお頼みになったことは、「私は現実の中でも絶対に損することはないので心配するな」とおっしゃいました。そのみ言を聞いて多少は心を落ち着けることができました。お父様は私に、「これから起きることを見て、今後オンマ(訳注:韓国語でお母さんを意味する)が感謝の祈涛を捧げなければならない」とおっしゃいました。お父様のみ言には、苦難を勝利に変えようという確固たる意志がありました。むしろアメリカと世界が救われる道が開かれるであろうとおっしゃいました。皆さんにお願いしたいことは、何としてでも皆さんが心を合わせて、お父様が願われていることを早く、そして大きく成功させて、早いうちにお父様が順調に一日も早く出てこられるように、内的な祈祷はもちろんですが、外的な責任を果たしてくれるよう、心より願います。私たちが実行していることに全心全力を尽くして、一日も早くお父様が喜ばれる姿で帰ってこられる日を準備してさしあげなければならないということを繰り返し決意して帰ってきました。皆さんは特に、任された仕事に忠実に臨み、大きく偉大な実績をたくさん積んでくれるよう願います。皆お父様のために祈祷の時間を定めて実施していますが、実は長男と共に断食祈祷をしたかったのですが、お父様がそれはしないようにとおっしゃいました。ただ日曜日は共に断食してもよいので、日曜日だけ断食し、他の日は断食をしないようにとおっしゃいました。私が断食をすれば、却ってお父様に心配をかけることになるかもしれないと思い、「おっしゃるとおりに従います」と答えました。(1984.7.21、イーストガーデン)皆さんにお願いしたいことがあるとすれば、本当に純粋な立場で心から天の前に悔い改め、再び立ち上がることのできる道を見いだしてくれるようお願いしたいです。1984年7月20日は、本当に歴史の中から消し去ってしまいたい日でもあります。お父様はダンベリーへ出発なさった瞬間から、皆さんのことを激励しながら、皆さんに希望を吹き込んでくださいました。20日の夜10時にイーストガーデンを出発してキャンプ・オフイス(ダンベリー刑務所)までお送りしました。何度も唇をかみしめて、心を強くもたなければと自ら念を押しましたが、我知らず流れる涙を抑えることができませんでした。車から降りられる時まで、御自身の前に差し迫っていることに対しては少しも心配なさらず、むしろ私を慰労するためにあれこれと気をお遣いになるのを見る時に、私はどうしたらよいのか分かりませんでした。お父様が入っていかれると、警備員たちが、「あの方は罠にかけられたのです。あの方が罠にかかったのは確かです」と言いました。お父様は出発前に、自分は監獄まで解放しに行くと語られ、御自身のために泣くのではなく、み旨の成就のために祈祷しなさいと繰り返し語られました。その言葉を聞いて私もなぜか、どうにも抑えがたい悲しみがこみ上げてきました。私がなぜこのようなことを言うかというと、皆さんに、本当に責任をもって仕事をしてください、というお願いをしたいからです。真の父母と同じ時代に共に呼吸しながら働いた皆さんは、歴史に記録されることでしょう。ところが、このようになった事実を考える時に、皆さんは自分の子孫に弁明し得る面目があるでしょうか。ここに集まった人々はほとんどが祝福家庭だと思います。もう一度深く反省して悔い改め、純粋な心で天に対することのできる姿になってくれるよう願います。(1984.7.22、イーストガーデン)お父様がいつも、基盤がなければ滅びると語られているのを皆さんも聞いていると思います。お父様が父母の立場で天に代わって歩まれている道は、世界を抱かなければならない立場と、子女たちが整えてさしあげきれなかった立場で歩まざるを得ない苦難の道であり、十字架の道であり、また愛の道です。この期間に皆さんは、何よりも深く悔い改めて、一つにならなければなりません。もちろん、個人においては、心と体が一つとなる立場で、み旨を中心として一つとなることが大切です。皆さんのような子女の立場から考えると、兄弟の間で一つとなることは難しく大変でしょうが、必ずや私たちが果たすべきことだと思います。ですから、皆さんが真の父母を中心として自分を主管する立場で三位基台を成す3人が完全に一つとなった立場で基台を広げていくならば、み旨が成就することでしょう。世界の縮小型とも言える四位基台において、横的な数字は3数です。その四位基台の横的な3人が一つになるならば、世界を一つにすることは容易であると思います。このことはまた、世界的に広げて考えると、世界というのは、3人が一つとなってできる四位基台の拡大した形であると考えることができるのです。この世の中を見る時に、頭脳をもつ知的な面や、権力、力を誇る人々がいます。また、経済的な力を無視することができません。その三つの部類の力が世界を支配していると見ることができます。そのような力を縮小して考えるならば、「私」一個人に集約させて考えることができますが、このような脈絡の次元で考えると、皆さんが互いに対話を通じて理解し、愛しながら協助していくならば、一つとなれないことはないと思います。(1984.10.24、ベルべディア修練所)統一教会員は、原理的に生活することも重要であり、自分に任せられた役割どおりにみ旨の発展のために様々に苦労することも重要ですが、第一に、この地上でいかにしてお父様に長く侍ることができるかということです。1983年12月がお父様にとって最も深刻な月だったという証がありました。教会内で霊界に通じる人々の話では、今回、興進がこのようになったのは、36人のテロ団が集中的にお父様の命を奪おうとしていたのですが、その機会を逃したので、その代わりにサタンは興進に襲いかかったというのです。それはサタンの総集中、いわば最後の攻撃だったと私は思います。興進が生まれる時にも、3日して死から目覚めたのですが、それもアベルの立場でお父様の代わりにそのような死の過程を経たという証があります。ですから、「最後に逝く時も、父母に最も大きな孝行をして逝ったのだな」と考えさせられました。興進が昇華することによって、霊界と肉界がさらに直接的に父母様と一つとなり、摂理の完成に拍車をかけていくことのできる天の祝福があることを知り、それによってお父様と兄を再び立てることができたという慰安をもって最後に送り出すその場で心を落ち着かせることができたと思います。興進は決して死んだのではありません。皆さんと一つになって活動していくと思いますので、皆さんが興進の過去と、今、聞いたみ言によって、より一層忠誠と孝行を天の前に尽くしてくれるよう願います。(1984.1.3、ベルべディァ修練所)お父様が名状し難い苦難の十字架を背負い、倒れながらも勝利によって結末をつけられ、アラスカで「八定式」と「天父主義」を宣布なさるまで、天のみぞ知る事情がありました。おばあさん(洪順愛大母様)をお送りするにあたって、皆さんにお願いしたいことがあります。おばあさんは一生の間ひたすら神様のみ旨、生きている間に主に出会い、侍り、また働き、そのために女性としてのすべてを捨てられた方です。さらには妻の立場、母の立場まで捨てて初志貫徹、み旨の道を歩んでこられ、最後に逝く瞬間まで天だけが知り、本人だけが知る深刻な瞬間を祭物として捧げながら逝かれたおばあさんでいらっしゃいます。このようなおばあさんを皆さんが思い、その方が歩んでこられた過去を記憶する時に、皆さん自身の生活において、その侍義の生活を自分の生活目標として立てていかなければなりません。自らを顧みるときに、み旨の道に従ってくる中で純粋でなかった姿、み旨を掲げる前に自分を前面に出し、お父様の悲しい曲折の路程を考える前に自分の姿を取り繕い、自分の悲しみを先に考えた人は、悔い改める機会とならなければならないでしょう。天地に雨が降り、汚れた所をすべてきれいに洗い流してくれるように、皆さん自らが心と体をきれいに整理して、洗い流すものは洗い流し、取り除くものは取り除いて、新たに身づくろいをするそのような期間と考えて、おばあさんをお送りしなければなりません。(1989.11.5、新門路公館)死生決断の路程私が18歳(数え)で聖婚した時に、神様の創造理想を実現してさしあげるために、何としてでも自分にできる最善の努力を尽くして、複雑な事情を解こうと決心しました。ですから、天が下さった子供たちも懸命に生みました。1972年からアメリカで本格的に摂理が進む中で、とても大変な過程を経るようになりました。共産党がお父様の行く先々を付け回しては妨害し、様々に言葉には表し尽くせないような迫害を加えてくる中で、危険な出来事もたくさんありました。その時、私はこのような問題に気を遣い、車に乗って回りながら巡回講演に参加したので、5年間に何度も流産をしました。1975年に權進が生まれ、その後、さらに5人の子が生まれました。ですから、病院でも「生まれた子供のために母親が健康でなければならないのに、どうして自分の健康を考えないのか」と言われました。しかし、私の立場では、やめるとは言えませんでした。ある勧士の祈祷を通じて知ったところによると、天は13人の子を生むことを望んでおられるということでした。榮進を出産する時は、子供の頭が大きすぎて生死の境をさまよいました。当時、お父様はドイツに行っておられたのですが、30分以内に決定しなければ、母子共に危険だということで、仕方なく帝王切開をして榮進を生みました。一度帝王切開の手術をすると次からは自然分娩をするのが難しくなります。それで特別祈祷をしました。天は13人の子を待っておられるということでしたが、その後に一人の男の子と二人の女の子を生んで、男の子が7人、女の子が7人になりました。本当に不思議でした。このように、男女差なく7人ずつ14人を生んだのです。(2011.3.4、天和宮)子供が多いといっても5人から9人までと言われていますが、そうでしょうか。ところで私は何人生んだでしょうか。真の父母様は、誤った人類の歴史を蕩減復帰して、元に戻されたお方です。それゆえ、家庭完成において摂理的な数字を合わせざるを得ませんでした。実際、20年間に14人を生むということは不可能です。その上、1回するのも難しいとされる帝王切開を4回もしました。私はどうしてそのようなことをしたのでしょうか。すべて皆さんを生かすためなのです。誇らしい母ではないですか。この一点だけ見てもサタン世界が真の父母様の業績に対してあれこれ言うことはできないのです。(2015.4.26、天正宮博物館)私は18歳(数え)でお父様にお会いした時に決心したと言いました。「神様が苦労して歩んでこられた道、この残酷な蕩減復帰の摂理歴史を私の代で終わらせる。私自身が終わらせる」と決心することができたのは、私が神様を知っていたということです。私はたくさんの子を生みましたが、4回もお腹を切るということは容易なことではありません。私は数日前にある人に会って、「子供は何人いるのか」と聞いたところ、二人しかいないと言いました。なぜ二人なのかと聞くと、自分の妻が帝王切開をして生んだので二人しか生むことができなかったということでした。ところが私は4回もしたのです。それは死生決断の路程でした。神様の創造の夢を私がかなえてさしあげようと決心したからです。皆さんはいかなる逆境にぶつかったとしても、「自分はやる」ということを認めますか。私という一人の存在は、自分一人だけの存在ではありません。神様がつながっており、人類がつながっているのです。なぜイエス様が再臨しなければならないとおっしゃったのか知っていますか。お父様の場合も同じです。私がこの位置を守ったから可能だったのです。(2013.1.7、天正宮博物館)私の人生は海のようです。海は空を抱き得る十分な懐があり、空と一つになって、空色に似ています。最も低い所でこの世のすべての水を受け入れます。海はすべてを抱き、すべての生命を身ごもります。海の中にはあらゆる生命体が生きており、豊かに育てられます。月の引力に応じて潮の満ち引きの差をつくり節気を変えます。日差しに呼応して水蒸気をつくり気候を調節します。静かな海は、見かけは平穏です。しかし、深い所では、大洋を動かす巨大な水流が滔々と流れているのです。一度荒波が起きると津波のようにすべてを飲み込んでしまうこともあります。人は深い海の底の渦巻きを見ることはできません。天の摂理はもちろん、私の生涯もこのように展開してきました。台風のように吹き付ける摂理の中心において、私のみが知る、言うに言えない事情がたくさんあるのです。私はその渦巻きに巻き込まれることなく、乗り越えながら勝利して、蕩減復帰摂理歴史をお父様と共に終わらせることができたのです。(2013.12.6、天正宮博物館)一休さんのような機知(トンチ)ではありません。奇知=人とは異なる知恵すなわち神様の知恵世界平和を願う奇知の外の凡人が徒然なるがままに書く日記です。↓↓ にほんブログ村ランキング参加中。応援クリックお願いします。↓↓
2020.04.12
コメント(0)
韓鶴子総裁御言選集 - 目次韓鶴子総裁御言選集 1 真の父母様を中心とした一つの世界 第1部 真の父母としての韓鶴子総裁の生涯 第2部 国家の復帰のための世界宣教戦略 第3部 伝統の伝承と相続 第4部 世界平和実現の課題 第5部 二世教育と未来の人材の養成 第6部 孝情天苑を中心とした理想天国のモデル 第7部 天一国安着のための祝福家庭の責任韓鶴子総裁御言選集 1 - 真の父母様を中心とした一つの世界第一部 真の父母としての韓鶴子総裁の生涯 5. 摂理的準備時代と聖婚式南下と摂理的準備時代私たちが腹中教に通っていた頃、日本に留学していた母方の叔父の洪順貞さんが帰ってきて(韓国の)軍に入隊しました。叔父は知識人でありながらおしゃれな方でした。叔父が軍隊にいた時、母方の祖母がその叔父にとても会いたいというので、祖母と大母様、そして私の3人で「叔父に会いにしばらくの間行ってくる」と言って南下し、そのまま南に留まることになりました。私たちが南下した当初は、ソウルの孝昌洞にいました。ですから私は孝昌初等学校に入学しました。趙おばあさんはいつも私と一緒にいらっしゃったのですが、おばあさんと一緒に道を歩くと人々は私のことをとてもかわいらしいと言ってかわいがってくれました。ですから、他の人々はなかなか歩き回ることができなかった時代でしたが、私はあちこち歩いて人のお使いもしたりして、とても愛されました。南の韓国に下りてくる途中でも、女性だけの一行であり、子供だった私がいたので、無事に南に越えてくることができました。私はかわいらしく端正だったので、行くところどころで周りの人たちに愛されて育ちましたが、もし私が早くに婚姻しなければこの世に奪われる余地も大きかったので、天は、そうなる前に幼くして聖婚させて私を抱かれたのではないかという思いもします。私が8歳(数え)の時、朝鮮戦争が起こりました。ソウルにいたのですが、戦争から避難することになり、その際に母方の叔父が助けてくれました。大母様が主に会うことだけを考えながらいつも精誠を尽くしておられた折に、軍隊にいた叔父が「漢江の橋が断たれる」という情報を入手したのです。それである日、スリークォーター(積載量4分の3トンの軍用車)に乗ってきて、祖母と大母様、そして私を乗せて(漢江の)南へと避難したのです。漢江の橋を渡ったのですが、叔父は私たちに橋を渡ったらすぐに車から降りるように言いました。私たち一行は叔父の言うとおりに車から降りて身を伏せたのですが、その瞬間に漢江の橋が崩壊しました。その時、漠江の橋を渡っていた多くの人々や軍人が川に落ちて命を落としましたが、幸いなことに私たち一行は叔父の助けで命拾いをしました。私の年齢ほどの韓国人の多くは戦争と苦難の受難時代を経験しましたが、常に私はすべてにおいて天が守ってくださったおかげで無事に過ごすことができました。朝鮮戦争の時も、大きな災いもなく無事に過ごすことができました。避難中に私が風邪を引くと大母様は飴をなめさせて咳が鎮まるようにしてくださり、けがした時には膿が引くように、サボテンと御飯をつぶし、それを傷口に塗って治してくださったことを覚えています。(1999.10.21、ウルグアイ、プンタ・デル・エステ)今日私たちが目で見ているものがすべてではありません。今から1950年にさかのぼってみると、その頃の韓国では朝鮮戦争が起こりました。南の端まで押されていたところ、国連軍の助けで北上するようになったのですが、国中が廃墟となりました。当時の一般人の生活がどれほど厳しかったか分かりません。一日の食事もままならない状況でした。それほど困難な環境でした。当時は韓国にキリスト教が入ってきてから約100年ほどだったので、ほぼ儒教と仏教の文化でした。ですから僧侶がたくさんいました。ある日、私を見た一人の僧侶が大母様に「あなたの娘か」と聞くのでそうだと答えると、「10人の息子もうらやましくないような娘なので、しっかりと育てなさい」と言いました。また、「この娘は幼くして結婚することになるが、その相手となる人は年が少しいっている人であろう。陸、海、空を支配する、そのようなお金をもった人物である」と言いました。今となってはとても感慨深い話ではありますが、50年前を考えると、それが想像もつかず、空の星を取ることよりも難しいと思うような時でした。その時に通りがかりの僧侶が予言したことが、今日成就しているのです。(2007.5.1,日本、福岡)大母様は、お父様にお会いしてから春川で牧会をなさり、私はそこの鳳儀初等学校を卒業しました。私がその学校を卒業する頃に按手事件が起き、大母様が収監されることになりました。その時が中学校の入学試験を受けなければならない時期でした。しかし、大母様がいらっしゃらなかったので試験を諦めていたのですが、ちょうどソウルにいた母方の叔父がそれを聞き、春川に来て、私をソウルに連れていって入学試験を受けさせてくれたのです。すでに前期の新入生募集は終わり、後期が残っていたので聖貞女子中学校(現・善正中学校)で入学試験を受けて合榕しました。私が聖貞中学校に入学したのをきっかけに叔父の住んでいた新堂洞に引っ越すことになりました。復帰摂理の路程において女性の役割がとても重要です。特に母の使命を準備するために、天は人知れずサタンの讒訴を受けない限度内で苦労の路程を導いてこられたのです。趙元模おばあさんと洪順愛大母様は再臨の主をお迎えするための準備と信仰で、生涯にわたって一貫した生活をなさいました。この世と妥協することなく、安逸な家庭環境の中での型にはまった信仰ではなく、24時間完全に天の前に奉仕して、主を迎えるための準備に精誠の限りを尽くされました。大母様はそのような信仰生活ゆえに、ほとんど家にいらっしゃらなかったので、私は幼い頃、母方の祖母と過ごすことが多かったです。それで、趙おばあさんを通じて自然と、当然のごとく信仰を受け入れるようになったのです。祖母は私について天のみ旨を何か御存じだったのか、とにかく私がこの世に染まることなく純粋に育って、天の前に用いられる貴い娘として成長するように誠意と努力を注がれました。祖母はいつも私に、「あなたの父親は父なる神様だ」と言われました。その記憶しかありません。「父なる神様があなたのお父さんだ」とおっしゃったのです。ですから、父親というと肉の父親のことを考えるのではなく、いつも天の父のことを考えていたので、神様のことを考えると常に温かい感じがして、外的に見れば人にはなかなか理解されにくい環境で育ちましたが、特に不平不満はありませんでした。何かがいつも私を覆ってくれているような温かい感覚で過ごし、いつもゆったりとした心で過ごしました。大母様や袓母に、実の父についてや、二人がどうしてそのように暮らしているのかについてあれこれ質問することは全くありませんでした。そのままの生活に満足して暮らしました。両親に対する恨みや反発感のようなものは私の人生において全くありませんでした。2000年前のイスラエルでも主を迎えるための内的な準備が多くあったように、解放(終戦)前の韓国でも再臨主をお迎えするために準備していた団体が多くあり、復帰摂理の役事を内面的にしてきた団体も多くありましたが、祖母と大母槺はそのような団体を訪ね回りながら、世の中と妥協することなく、ひたすらみ旨のために、ひたすら主を迎えるその日だけのために生きてこられました。結局そのような信仰が私をここまで導いてくれたようです。常に深い信仰生活をされました。常に好別された端正な生活、清い生活をされました。生活はほとんど大母様から学びましたが、趙おばあさんもそうでした。趙おばあさんは、お父様と私が聖婚した後に亡くなりましたが、霊界に行ってからも、仏教界で霊験の高い菩薩の尹清淨心氏に現れて、「時が来たので昔の王様が王位に就く時に着る服を作るように」と言ったことがありました。結局、尹清淨心氏はそれを作ることができずに霊界に行きました。また、祖母は「お父様は万王の王である」と言われ、時局が変わるたびに、「あの位置がお父様の位置だ」と証したりもしました。(1999.10.21、ウルグアイ、プンタ.・デル・エステ)私は学校に通っていた時、外を出歩くのを好まず、運動するのを避けながら静かに読書を楽しみました。そして、どの学较に行っても先生から愛され、保護されました。わりとまじめなほうだったからか、先生たちはよく面倒を見てくれました。また、先生から、「お前は近頃の子供らしくない。外に出てみなさい」と言われましたが、悩みがあるからというわけではなく、ただじっと座って静かにしているのが好きだったのです。思春期のような成長期にも、私は生きることについて悩むことはありませんでした。祖母や大母様が常に天に仕えて生活する信仰を植え付けてくださったからです。ときどき『テス』などの小説を多く読み、のちに気の合う友人と田園生活をしながら暮らしてみたいとも考えました。聖婚後は学生時代について考えなかったので、特に記憶はありません。考える暇がありませんでした。最近になって時々訪ねてくる友人がいるので、その頃の記憶が少しよみがえることもあります。最近、女性連合の大会の時に私を訪ねてきた友人がいたのですが、中学校の同期のオ・グアンジャという友人です。同じ町内に住んで一緒に学桉に通ったのですが、その友人のお父さんが私のことをとてもかわいがってくれました。また、高校の1年先輩のへレン・キム(HelenKim)という人がいるのですが、彼女のお母さんは私を見て端正でかわいらしいと言って関心をもってくれました。ヘレン・キムは最近までカナダに住んでいて、時々私に手紙を送ってくれたり、会ったりもしました。大会があるたびに参加していると聞いています。善正学校を引き継ぐ際に、その学校に行ってみたところ、当時の国語の先生がおられました。その国語の先生の顔が記憶に残っていました。また、作曲家の李興烈先生の弟子である数学の先生が私のことをとてもかわいがってくださいました。1960年代までは衣服で全身を覆うようにほとんど外に現さない生活をしました。天が私をこの世と妥協しない生活に導かれたので、小ぢんまりとした生活環境の中で暮らしました。神様は、私がサタン世界の空気を吸うことさえ好まれないほど、徹底して保護してくださり、そのような環境の中で私自身の思いはすべてなくし、天に導かれる生活だけをしました。また、いつも日記を書いたのですが、不思議なことに、何も考えずに書いたのが「私たちの願いは統一」という言葉など、大概そのような言葉でした。後日、お父様のみ言を聞いて、そのようなことが意味あるものとして思い出されました。(1999.10.2hウルグアイ、プンタ・デル・エステ)文鮮明総裁との出会い入教前の大母様は、主に出会うその日を目標として、いつも伝道をされました。祖母と私の世話をしながら避難生活をしている中で、大邱で聖主教の食口である鄭錫天長者の家族に会い、そこで数年間、生食をしながら生活しました。そのうち、鄭錫天長老の弟の鄭平和氏を訪ねて済州島へ行き、数力月間、生食をしながら過ごしました。その後、春川に来たのですが、大邱にいた鄭錫天長老から「おかしな先生が来られた」という知らせを聞きました。大母様は、「おかしな方であれば、おそらく私たちが探し汞めてきたその方かもしれない」と思って大邱に行かれたのですが、会うことができず,再びソウルに来て靑坡洞にいらっしゃったお父様にお会いすることができたのです。(1999.10.21、ウルグアイ、プンタ・デル・エステ)私は北朝鮮ではお父様に出会うことができず、韓国に下りてきた搔、ソウルで初めてお会いしました。その時、私は14歳(数え)で、小学校を卒業した直後でした。当時は母と共に入教してそれほど経っていない時だったのですが、それまで多くの困難な道を歩んできたので、未来に対する確信をもつこともできませんでした。特に1960年代は、いつどんなことが起こるか分からない時でした。私が初めてお父様にお会いした時、お父様は私を見た瞬間に目をつぶって瞑想なさった後に、心の中でささやくようにおっしゃいました。「名前は何というのか」とおっしゃるので、「はい、私は韓鶴子と申します」と答えました。するとお父様は、「ああ、神様!韓鶴子というこのような素晴らしい女性を韓国に送ってくださり感謝します」とおっしゃいました。その瞬間、お父様は瞑想してほとんど独り言のようにおっしゃったのですが、私にはそのように聞こえました。その時はお父様が私の前途について特別な啓示を受けておられるような感じを受けたので、多少不思議に思いました。その頃、私は韓国の北東部にある春川に住んでおり、お父様はソウルの教会本部におられ、春川とソウルとの距離は遠く離れていました。私はお父様との出会いの後に教会に通いながら中学校を卒業し、高校に入学しました。(1977.5.3、ベルべディア修練所)聖婚日の1力月ほど前に、お父様が夢に現れて、神様からその日が近づいたので準備せよという特別な啓示が降りました。その時、私はそのような大きな事に対して正否の判断をする能力がなかったので、無我になるしかありませんでした。そして祈祷せざるを得ませんでした。「これまでも私はみ旨のとおりに生きてきました。これから神様のみ旨が何であろうと、神様の摂理の目的が何であろうと、私はあなたの娘としてどんなことでも命令どおりに従ってまいります」と、啓示に射して私の心を応苔してみせました。私が18歳(数え)だった春の2月頃でした。私は完全に無我の立場となって準備していました。神様のみ旨どおりに完全に身を捧げることを願いました。当時、私の性格はおとなしいほうであり、安らかで静かな雰囲気の中で読書や音楽を好む性格として周りの人々に知られていました。またかなり知的な女学生としても知られていました。きわめて感情的でもなぐ激することもなぐ常に理性的であり、初めて会う人には冷たい印象すら与えたことでしょう。その当時の私の生活は、ほとんど修道女のようなものでした。男性と共に活動することは一切避けており、まるで温室の中で咲いた一輪の花のように、完全に外界の環境から自分自身を隔離していました。今になって、それがいつか主にお会いし、主の新婦となる者として聖別するための天の準備だったということを知りました。本来の性格も外向的ではなく、いつも世の中から離れて自分自身の世界を楽しむほうでした。そして男性に対しては完全に無視するかのように行動し、周囲にいる青年や男性に対して私のほうから先に目を向けることもありませんでした。男性を見ただけでも何か恥ずかしぐ純粋さを失うかのように感じられたからです。(1977.5.3,ベルべディア修練所)聖婚式と新たな覚悟天は、義人を通して再臨のメシヤを遣わし得る環境圏をつくってくださいましたが、キリスト教はそのような神様の摂理が分かりませんでした。しかし、1960年4月11日は、原罪なく生まれた独り子と独り娘が万難を克服し、天のみ旨に従って「小羊の婚宴」を挙げた日です。天にとっては栄光の日であり、人類にとっては喜びと希望の日となったのです。(2017.4.12,天宙清平修錬宛)私は18歳(数え)の時、天の召命を受けて進み出る時に洗心しました。「私でなければ、この残忍で恨み多き蕩減復帰の摂理歴史を終わらせることはできないので、私は必ずや勝利しなければならない」と誓いました。それが1960年の真の父母様の聖婚式の時でした。皆さんは講義を通じて学んだでしょう。皆さんは「原理」を通じて「真のお母様の7年路程」という言葉を聞いたことでしょう。その7年路程というのは、過去にエバが失った6000年の摂理歴史を蕩減復帰し、勝利した土台をつくる道でした。それをお母様が完成することができなかったら、「神の日」は設定されなかったでしょう。誰もお母様の役事を代わりにすることはできません。それゆえ、摂理的に私がするべきことを先頭に立って実行してきたのです。皆さんは、基元節といえば13日であることを知っています。なぜ「神の日」があるのに、基元節を13日に決められたのでしょうか。この13数が重要なのです。神様の天地創造と関連して、聖書の初めに「夜になり、朝となった」とあります。摂理歴史は12日の創造と13日を迎えた安息を含めて13数が重要なのです。この失われた13数を探し立てなければならなかったのが真の父母様の摂理歴史です。それゆえ、私一人の身で一つの血統の子女を、13数を超える14人の子女を誕生させました。特に旧約摂理の歴史では、数字で語られているところが多くあります。それを私は、「真の母として統一した、一つにした」と言うのです。これが偉大なお母様の業績なのです。(2015.10.9、天正宮博物館)イエス様以降、今までの2000年の歴史は、独り娘を探し汞めてきた歴史です。そのように天は6000年という時間を通じて真の父母を探し求めてきたのです。独り娘を探し求めてきたのです。1960年度は実に天地が喜んだ時であり、万物が喜んだ時であり、神様が待ちわびてこられた時です。しかし、現実はどうだったでしょうか。天の王子と王女でしたが、最も低い位置から出発しました。(2014.7.1、天正宮博物館)神様のみ旨は、再臨主をこの地に送り、その方を通じて創造本来の目的を全体的に成就しようということではないでしょうか。ですから再臨主は、人類会体を神様の前に導くべき使命をもって来られる人類の真の父母だというわけです。神様が、様々な面でこの地上に真の父母の名を毙表するまで、言葉にできない苦難の路程を歩んでこられたことを、み言と歴史的な事実を通じてよく知っていることと思います。人類を救うために来られるメシヤ、すなわち真の父母は、神様の創造目的である天国を建設する使命をもった方であり、その天国は地上にまず成し遂げられなければならないので、それが地上天国なのです。(1986.8.20、ベルべデイア修練所)皆さんがみ旨の前や天の前に精誠を尽くしたことは天が記憶してくださいます。それゆえ、私はお父様に出会うとき、すべてを知りました。そのように創造された環境の中で生まれ育ったので、私が果たすべき使命、私が成すべき使命を知ったということです。私が18歳(数え)の時にお父様に出会い、「天の蕩減復帰は私の代で完成する。私が終わらせる。終わらせて、新たな時代を開く」と洗心したのです。それが、私が18歳でお父様と結婚した時に考えたことです。そのように生きてきました。(2012.12.25天正宮博物館)一休さんのような機知(トンチ)ではありません。奇知=人とは異なる知恵すなわち神様の知恵世界平和を願う奇知の外の凡人が徒然なるがままに書く日記です。↓↓ にほんブログ村ランキング参加中。応援クリックお願いします。↓↓
2020.04.12
コメント(0)
韓鶴子総裁御言選集 - 目次韓鶴子総裁御言選集 1 真の父母様を中心とした一つの世界 第1部 真の父母としての韓鶴子総裁の生涯 第2部 国家の復帰のための世界宣教戦略 第3部 伝統の伝承と相続 第4部 世界平和実現の課題 第5部 二世教育と未来の人材の養成 第6部 孝情天苑を中心とした理想天国のモデル 第7部 天一国安着のための祝福家庭の責任韓鶴子総裁御言選集 1 - 真の父母様を中心とした一つの世界第1部 真の父母としての韓鶴子総裁の生涯 4. 韓鶴子総裁の生涯と独り娘の摂理聖誕と家系私は1943年陰暦1月6日早朝4時30分、平安南道安州郡安州邑信義里26番地に生まれました。私が生まれる時、母方の祖父(洪唯一先生)が今何時か見ておきなさいとおっしゃったので、正確な時間が分かっているのです。そして、私が生まれる時、父(韓承運先生)が、懐妊を予兆する夢というよりは夢のみ告げ、幻想を御覧になったといいます。青々とした松林がとても鬱蒼と茂る中に、澄んだ美しい日射しが射し込むとともに、2羽の鶴が和動する姿が見えたそうです。それで名前を「鶴子」とつけてくれたのです。私の村はまったくの田舎ではありませんでした。家の後ろには野山があって、小川が流れる、とても和やかで温かい感じを与える所でした。あたかもめんどりがひよこを抱くようにです。裏庭には家族が食べるために栽培していたとうもろこし畑がありましたが、そのとうもろこしがとても大きかったことを思い出します。お父様の故郷である定州と私の故郷である安州は、川を一つはさんで向かいにあり、70里(約27.5キロメートル)離れています。1991年12月に定州に行った時、ヘリコプターで安州を通り過ぎましたが、マンション団地が建ち並んでいて、様子がまったく変わっていました。お父様の故郷である定州よりも少し開けた市街地になっていました。韓氏である父は、新イエス教の篤実な信仰者でした。李龍道牧師と李浩彬牧師のような方々に従って、大母様と共に信仰生活をされました。その二人が結婚して赤ん坊をもつならば、天が大きなことに用いる男の子が生まれると啓示を受けたのですが、女の子が生まれました。母方の祖父である洪唯一さんは背が高くて美男子でした。初めて私がお父様にお会いした時も、祖父と容貌がそっくりであり、同じ印象を受けたので、馴染みがあり、怖く感じることはありませんでした。またその時代に嫁にハイヒールを買ってあげるほど新式な祖父であったことが思い出されます。母方の祖母である趙元模さんは、小柄できれいな上に勤勉で活動的でした。それほどたくさん学んだわけではありませんが、新女性(19世紀末の開化期に新しい教育を受けた女性)であり、ミシン商会を営んでいました。ミシンを売り、故障したものは修理をすることもありました。(1999.10.21 ウルグアイ、プンタ・デル.・エステ)私が生まれた時、母(大母様)がワカメ汁と御飯を食べてから、しばらくの間休まれました。すると、真っ黒なサタンが現れて、「この子が生まれたので、私は滅びてしまう。だから私はこの子をなき者にしてやる」と言いました。その時、大母様は激烈に闘って勝利しました。そのため、全身に汗をかいて服がびしよぬれになりました。それを見た母方の祖母が「お前は赤ん坊を生むのに、よほど苦労したんだね」と言うほど、サタンとの激烈な闘争がありました。どうしてこの話をするのでしょうか。天の摂理は奥深いものです。当時、日本は第二次世界大戦の末期であり、軍事武器をつくるために韓国から鉄類さらには祭器に使った真鍮製の器まですべて供出させて持っていきました。(大母様は)その供出した物がまた玄海灘を渡って、私が生まれた家の庭に続けざまに集まってきている夢を見ました。それは何を意味するのでしょうか。そのように天の摂理は切実でした。生まれたばかりの子を中心として、そのようなことが起きるとは、天はどれほど切実だったのでしょうか。(2013.10.20、日本、長野教会)再臨メシヤが来臨する国に韓国が選ばれるにあたっては背景がありました。400年前、定州に趙漢俊という人が住んでいました。彼の村は富裕な村でした。当時の韓国は中国の影響下にありました。毎年中国に朝貢を捧げなければならず、中国の使臣が韓国に出入りしていたのですが、定州を流れる撻來江では氾濫が頻繁に起こりました。そのため、中国の使臣の通行に支障がありました。しかし、国の国庫では解決できなかったので、国のためにその川に橋を架けられる篤志家を探しました。その時、趙漢俊という人が私財をはたいて石橋を架けたのです。石橋を架けることは容易ではなかったはずですが、橋の下を船が通れるほど大きく造ったそうです。そのように石橋ができあがったあとに、銅銭三文が残りました。当時としては、わらじを買うほどのお金でしかなかったようで、それでわらじを買ったそうです。そうして、翌日に橋の竣工式があるので眠りに就くと、「漢俊よ、漢俊よ!お前の精誠が天に届いた。ゆえに、お前の家門を通して、天子を送ろうとしたが、銅銭三文が引っ掛かった。だから、天子の代わりに天女を送ろう!」という天の声が聞こえたのです。夢から覚めて起きてみると、突然どこからともなく川辺になかった弥勒がすっくと立っていました。その弥勒はとても霊験あらたかなので、みな馬に乗ったまま、その前を素通りすることができませんでした。馬から降りて敬拝をしてから行かなければならなかったそうです。ところが趙家の娘たちに問題が生じました。弥勒のお腹のように、結婚していない娘たちの腰が太くなり、お腹がふくらんでいるので、妊娠したものと誤解され、結婚するのに支障をきたしました。そこで趙家の一族で会議を開き、「あの弥勒のせいで我々一族の娘たちが嫁に行けないので、弥勒のお腹を削り取ってしまおう」と言ってお腹を削り取ったそうです。すると石から血が出てきたというのです。それで悔い改めて、再び石灰を塗り、お腹を元どおりにしました。ところが歳月が過ぎ、風化作用によって穴があき、ハチが出たり入ったりするようになりました。お父様が幼い頃にその弥勒の所に行って遊ばれたそうです。伝説ではなぐ史実なのです。今でもその弥勒はあると聞いています。なぜ私がこのような話をするのかというと、天のために精誠を尽くして忠誠を捧げたことは天がすべて受け取ってくださるということをお伝えしたかったからです。私の母方の祖母である趙元模さんと洪順愛大母様、そして私の3代が一人娘です。宇宙の母になる方は3代が一人娘でなければならないというお父様のみ言もあります。このような環境を天はある時期をもって準備してこられたのです。天はアダムとエバを創造する前に天地を創造されました。まず環境を創造してくださいました。復帰摂理の歴史も同じです。ある日突然、再臨のメシヤだけが来て、宇宙の母が現れるのではありません。長い摂理歴史をかけてサタンの条件を抜け出すことのできる蕩減条件を立ててきた道でした。(2014.6.22、天正宫博物館)韓鶴子総裁と神霊教団2000年前、イエス様がイスラエルの地にお生まれになるまで、天はその民族をして、イエス様を迎え、天の家庭を成し、一つとなった国家をつくり、世界に出ていけるようにするために、あらかじめ準備をさせました。しかし、その時、準備されて責任を負った人物たちが、天の深いみ旨や事情よりも現実問題に汲々としてイエス様のことを正しく認識できず,ついには十字架に釘付けにしてしまったのです。そうして、イエス様の復活以降、2000年を経てきたキリスト教文化を中心として、新たに来られる主を迎えるための新婦に関するすべての準備ができるように、天は無知なる人間たちを悟らせながら役事してこられました。天は韓国を選民の国として選び、韓国キリスト教の歴史が浅いにもかかわらず、韓鶴子総裁と洪順愛女史…解放(終戦)前後を通して、新しぃ主を迎えるための内的な準備をする団体を立てられました。平安北道の鐵山を基点として、エバの使命を蕩減復帰した金聖道おばあさんが主軸となる聖主教団がありました。その聖主教団の金聖道おばあさんが亡くなると、聖主教団の平壌教会の責任者だった許浩彬氏夫妻がその後を継いで腹中教をつくったのですが、天はその許浩彬氏夫妻を通して内的にいかに再臨主に侍るべきかを直接教えてくれました。北側(北朝鮮の地)では共産党が勢力を伸ばす中で、宗教に対する激しい弾圧がありました。許浩彬氏も1946年8月に平壌の大同保安暑に入ることになるのですが、「監獄で再臨主に会う」という啓示がありました。その時、お父様も平壌で伝道なさる中で監獄に入ることになったのです。その監獄の中で許浩彬氏の一番弟子である黄元信氏を通して、お父様がその事実をお聞きになり、許浩彬氏に手紙を送ったのですが、その途中で看守に見つかり、お父様は拷問を受けられ、歯まで折れる受難に遭われたのです。その頃は、私が南に下りる少し前でしたが、許浩彬氏の母親が啓示を受けて、私を呼びました。私が6歳(数え)の頃でした。許浩裕氏の集団は、聖主教に続いて再臨主のための新婦の使命を帯びていた団体ですが、その名目のもとで私に祝祷をしてくれたのです。「将来大きな使命を果たす人である」という祈祷を受けました。白いチマチョゴリを着たおばあさんが私一人を呼んで、「天の啓示があった」と言いながら祝福をしてくれたことを今でも鮮明に覚えています。(1999.10.21、ウルグアイ、プンタ・デル・エステ)お父様の説教のみ言を聞いた人々は、真の父母様をこの地にお迎えするにあたって、何か天的であり摂理的である特別な事件が、誰にも知られることなく内的に起きているということを認識したことでしょう。当時韓国には、「聖書とイエス様を信じさえすれば天国に行くことができる」ということを単純に、また盲目的に信じていたキリスト教団とは異なる霊的な集団がたくさんありました。その集団は再臨主をお迎えする道を準備して、主の新婦を探し出すために神様から啓示を受けることを唯一の目的としていました。このようなことは、私が生まれる前後の宗教面の情況でしたが、私はある特別で霊的な家庭に生まれ育ちながら、いつも神様との霊的な交わりを通して、主の再臨と新時代、そして主が再臨する日には何が明らかになるのかについて啓示を受けていました。きょう私が当時の出来事を考えて悲感に浸るのは、私の母が属していた集団が、とうてい言葉では言い尽くすことのできない、実に信じられないほどの耐え難い苦難を通過した日々が思い出されたからです。その集団の人たちは、いつも裨様の啓示を受けて過ごしました。そして、蕩減路程を通して、主の道を平らにするために実に信じ難い苦難の道を通過しなければならなかったのです。彼らの中でたくさんの人たちが、あまりにも不運な事情の中で過ごさなければならず、ある人は監獄で死んでいきました。彼らは神様から選ばれ、召命を受けた者として、献身的に神様に侍り、いつかはメシヤに会うという希望をもって、すべての苦難を克服しました。彼らは再臨主を迎えるためにすベてのものを準備しました。例えば、さじから衣服に至るまで一切を準備したのです。神様が詳しく明かされた啓示に従って準備しました。霊能者たちは、再臨主が着ることになる服のサイズまで分かるほどに非常に詳しい霊的な交感を通して啓示を受けていました。そのようにして主の日を待っていた彼らは、不運にもその日を迎えられずに一人ずつ亡くなっていきました。その使命が3代にわたって引き継がれましたが、その啓示の最後の頂点に私が生まれました。私が生まれた時、神様がその息子を地上に送るための計画を明らかにされた啓示を受けた最後の霊能者がいました。私が6歳(数え)の時、その女性霊能者の母親が私について、「この方こそ天の新婦になられるだろう」と預言しました。その女性霊能者の母親が、当時6歳だった幼い少女が天の新婦となる運命をもって生まれた、という啓示を受けたのです。(1977.5.3、ベルべデイア修練所)韓民族と独り娘の摂理アブラハムの信仰が、天をして、イスラエルという国に独り子を送らせたのです。堕落した人類にとってどれほど大きな祝福であったか分かりません。ところが、その時代の人々は、独り子を受け入れたでしょうか。そのように待ちに待った独り子をイスラエル民族とユダヤ教は十字架にかけて亡くならせたのです。そうしてイエス様は亡くなりながら、「再び来る」と言いました。アダムとエパが堕落して以来、初めて愛し得る独り子を失うことになった天の父母様の心情はどうであったか考えてみてください。メシヤを送り、無知な人類を教育して抱こうとされたのですが、その時、神様の心情はどうであったかを想像してみてください。しかし、摂理歴史を止めるわけにはいきませんでした。天は独り子だけで摂理歴史を進めることができません。ですから、6000年の摂理歴史は、独り子を立て、その後に独り娘を探し求めてこられた歴史です。イエス様の当時においても、その実を結ぶことができませんでした。キリスト教の歴史は新婦を探し求めてきた歴史であるというのです。独り娘を探し求めてきた歴史なのです。(20146.22、天正宮博物館)イスラエル民族の歴史を見ると、天は4000年の間この民族を育てながら待ってこられました。国家の基準が立てられた時、イエス様を送ってくださいました。イスラエル民族は、イエス様と一つになって独り娘を探し立てなければなりませんでした。そうしてイエス様が結婚するようになれば、ローマ帝国を消化できるようになっていました。そのように長い間準備されてきたイスラエル民族は、責任を果たせなかったので途方もない蕩減を受けました。天に選ばれた民族が失敗すれば、天は二度とその民族を使いません。聖書の歴史を見ると、そうなっています。それゆえに、神様は、独り娘の基盤となり得る国を探さなければなりませんでした。なぜ韓国だったのでしょうか。韓国の歴史には、高句麗と高麗がありました。高麗が滅び、新たに国を建てる時、(かつて)古朝鮮という国があったことから、名前を「朝鮮」としたのです。それならば、解放(終戦)とともに、国の名前をなぜ「韓国」としたのか考えたことがありますか。この国は天の摂理の中でできたというのが結論です。独り子と独り娘が誕生した国だからです。紀元前に東夷族である韓氏王朝がありました。『詩経』に出てくる内容です。「韓国」という名前は三韓を起源としたのではなく、さらにさかのぼって韓氏王朝が起源だったのです。最も正しく善良な王国の基盤から天が摂理歴史を繰り広げたという話です。それゆえ、この民族は天の父母様の願い、真の父母様の願いをかなえてさしあげる民族にならなければなりません。そのような国にならなければなりません。皆さんが中心に立ってその仕事をしなければなりません。(2016.2.24、天正宫博物館)独り子イエス・キリストが来られた目的は、真の父母になって人類を救い、神様の夢をかなえてさしあげることでした。そのような立場でしたが、そこに協力して手助けすべきマリヤが責任を果たせませんでした。それゆえ、イエス様は十字架上で亡くなり、「再び来る」、「再び来るときは小羊の婚宴をする」と言いました。キリスト教の2000年の歴史は、独り娘を探し求めてきた摂理歴史です。天は紀元前から東夷族の韓氏王朝を立てて、善の版図を広めてきました。それが大韓民国に結実しました。この国の歴史を見ると、高句麗があり、高麗があり、高麗が減んだ後に、古朝鮮の名前を取った朝鮮がありました。第二次世界大戦が終わって韓国が南北に分かれました。南側に建てられた国の名前が韓国、大韓民国です。これは人間の力によって起きた出来事とは考えることができません。天が共にあったという証拠です。ですから、独り娘になられる方は韓氏の姓をもった人でなければならないということです。私はサタン世界と関係のない独り娘として誕生しましたが、幼い時から神様を父と信じて育ちました。2000年前、メシヤのために準備された環境圏は、マリヤが責任を果たせなかったことによって、すべてなくなりました。しかし、独り娘を誕生させた背後には大母様がいました。堕落した世界を救うためには、独り娘の基盤、環境圏が重要ですが、そこで中心的な役割をされた方が大母様でした。2000年前のイエス様の時は失敗しましたが、6000年にして誕生した独り娘の基盤は生きたのです。(2016.5.6、清心国際青少年修錬院)天は独り娘の基盤を探し求める摂理歴史を始めました。今から2500年以上前に東洋では釈迦や孔子のような人たちが現われて、人類が天に近づいていくことのできる道へと導きました。天が彼らにそのことを承諾したのです。天は無知な人類を何としてでも悟らせて、摂理歴史を完成させなければなりません。人類文明史を見ると、イタリア半島から始まったキリスト教は、大陸と島国を経ながら全世界中に伝播しました。ところで天は、東夷族の韓氏王国という善良な民族を立てました。天が今一度選民として探し立てた民族でした。その民族は争うことを嫌いました。それゆえに、中国から韓半島まで下りてきたのです。そのような摂理歴史は韓国史においても証明できます。高句麗は1000年続く中で文化が発達した国でした。髙句麗を引き継いだ国が高麗でした。高句麗の輝かしい文化を受け入れて、高麗という名前を付けました。また朝鮮は、古朝鮮の名前を取って、朝鮮としました。1945年の解放(終戦)とともに、南北が民主と共産に分かれましたが、南側の国の名前は大韓民国、韓国でした。誰がその名前を付けたのでしょうか。真実が明らかにされるべき時です。天がイスラエル民族を4000年間も育ててきたように、独り娘を出現させるために韓民族を育ててきたのです。(2016.10.4、天正宮博物館)独り娘を送るための家庭的基台元殿に趙元模おばあさんのお墓があります。お母様の母方の祖母にあたる方です。天はずっと以前に韓半島を中心として再臨のメシヤを送るための準備をされました。韓国のキリスト教の歴史は浅いですが、その歴史の中に、雲に乗って再臨するメシヤを待望するキリスト教徒とは異なり、肉身をもって再臨するメシヤを待望しながら準備した神霊教団がありました。お父様は、宇宙の母となる存在は、3代が一人娘の家でなければならないとおっしやいました。趙おばあさんは私の母方の祖母ですが、一人娘でした。大母様も一人娘、私も一人娘です。またさらに奥妙なことは何でしょうか。私が初めてお父様にお会いした時、「名前は何というのか」とお聞きになるので、名前を申し上げました。すると、お父様は突然、大韓民国に私(韓鶴子・真のお母様)が誕生したことを天の前に感謝申し上げると目を閉じておっしゃいました。1960年、聖婚する時、趙おばあさんは、私が誰と結婚するかということを知っていました。(2013.11.21、龍平リゾート)人類の願いは真の父母に会うことです。2000年前、イエス様が十字架上で亡くなりましたが、独り子の立場は残っていました。しかし、独り娘の出現はありませんでした。責任を果たせなかったイスラエルの国を、再び取り上げてお使いになることはできません。サタンの讒訴条件になり得るからです。天は独り娘の基盤を築くために、新たな民族を選択せざるを得なかったのですが、それが韓民族です。大韓民国を通して、キリスト教2000年の歴史の間、準備してきた独り娘を探さなければなりません。「再び来る」という再臨メシヤの前に独り娘がいなければならないのです。その独り娘が1943年に生まれたお母様です。独り娘はキリスト教の基盤の上に誕生しなければなりません。摂理歴史がそのように流れてきたのですが、再臨メシヤを迎えるための準備に精誠を尽くした教団で中心的な役割をした方が大母様でした。独り娘をしっかりと保護し、育て、「小羊の婚宴」をして、真の父母になることができるように精誠を尽くしました。また、祝福家庭や食口たちの前では、どのように真の父母様に侍るべきかという模範的な生活をしました。だからこそ、霊界に行っても、真の父母様の代身者としての役割をすることができたのです。名前が大母です。堕落した人類にとって絶対的に必要な方が大母様です。そのような点で、皆さんはとても幸せなのです。2000年前、イエス様の時代にはそのような環境がありませんでした。守って保護してくれるような垣根がありませんでした。しかし、大母様は清平役事において、真の父母様と一心・一体・一念・一和の立場で絶対信仰・絶対愛・絶対服従の信仰を見せてくださった方です。誰も想像できず、考えることができないことをしたのです。大母様は霊界にいらっしゃいましたが、真のお父様の聖和においても準備する期間がありました。これは誰もができることではありません。(2016.5.8、天正宮博物館)大母様は一生の間、再臨メシヤを実体的に探し出し、侍る生活をしながら、その環境を開いてさしあげた方です。皆さんを復活させる摂理の役事をなさった方です。歴史的に独り娘の家門を守って、独り娘を出産された方です。大母様の役事は誰もができることではありません。再臨メシヤのために実体的に準備した方です。それゆえ、大母様はいかなる人とも比べものになりません。霊人体が地上に役事することは容易ではないといいます。皆さんも想像できない努力が必要だったのです。乳母と実の母とはどのような点が違うのでしょうか。血統が違うということと、心情が違うということは誰もが言える事実です。ところが、私はこのように言いたいです。乳母は公的な人です。自分が引き受けたことに私的な感情があり得ません。大母様が私を抱いた時、天が「あなたは乳母である」と命じました。大母様は絶対信仰を見せられた方です。大母様は一生の間、私心がありませんでした。誰よりも摂理歴史、再臨メシヤ、真の父母様の位相をよく知っていた方です。(2014.10.27、天正宮博物館)お父様は16歳(数え)の時、イエス様から使命を引き継ぎました。アダムとエバに成長過程があったように、お父様も、責任を受け継いでから、すべきことがありました。再臨メシヤとして出発するにあたって蕩減を経ていかざるを得ませんでした。結局は北朝鮮の地で監獄に行かれるようになりました。しかし、天は監獄ですべてが終わってしまうような状況を放っておくわけにはいきませんでした。お父様を守らなければなりませんでした。それゆえ、国連軍によって(解放され、韓国の地に)南下するようになったのです。そうして釜山でお父様は独り子としてみ言を完成させなければなりませんでした。それが独り子としての責任でしたが、その責任を果たされた後に信徒たちを探し求められました。そのような基盤において1960年、独り娘に出会って真の父母の位置に歩み出られるようになったのです。2000年のキリスト教の歴史は、独り娘を探し求めてこられた摂理歴史です。聖書には、「人の子に対して言い逆らう者は、ゆるされるであろう。しかし、聖霊に対して言い逆らう者は、この世でも、きたるべき世でも、ゆるされることはない」(マタイI2:32)とあります。最後ということです。天の父母様の摂理歴史の中で最後に復帰すべき独り娘だからです。その独り娘によって新たな摂理歴史が出発しているのです。(2016.10.4, 天正宮博物館)一休さんのような機知(トンチ)ではありません。奇知=人とは異なる知恵すなわち神様の知恵世界平和を願う奇知の外の凡人が徒然なるがままに書く日記です。↓↓ にほんブログ村ランキング参加中。応援クリックお願いします。↓↓
2020.04.12
コメント(0)
韓鶴子総裁御言選集 - 目次韓鶴子総裁御言選集 1 真の父母様を中心とした一つの世界 第1部 真の父母としての韓鶴子総裁の生涯 第2部 国家の復帰のための世界宣教戦略 第3部 伝統の伝承と相続 第4部 世界平和実現の課題 第5部 二世教育と未来の人材の養成 第6部 孝情天苑を中心とした理想天国のモデル 第7部 天一国安着のための祝福家庭の責任韓鶴子総裁御言選集 2 理想家庭と平和世界のモデル 第1部 真の愛運動と女性の役割 第2部 理想家庭と平和世界のモデル韓鶴子総裁御言選集 3 天一国と私たちの使命 第1部 平和世界に向かう道 第2部 神様と人類の希望 真の父母 第3部 天一国安着のための私たちの使命韓鶴子総裁御言選集 4 愛しき君よ 花咲かせたまえ 第1部 真のお母様はいかなるお方か 第2部 聖婚と天の新婦の道 第3部 荒野路程と真のお母様の勝利 第4部 女性時代の開幕と世界巡回 第5部 真の父母宣布と清平摂理 第6部 最終一体宣言と天一国時代 第7部 真のお父様の手紙韓鶴子総裁御言選集 1 - 真の父母様を中心とした一つの世界第一部 真の父母としての韓鶴子総裁の生涯1. 神様の創造理想と救いの摂理創造理想と堕落神様は相対が必要なので、天地を創造されました。神様は、アダムとエバを創造して何をされたかったのでしょうか。神様の真の愛を中心として祝福し、血統を伝授してあげようとされました。そうして、この地に天国の理想を実現しようとされたのです。創造は、一朝一夕にただ「日あれ、月あれ」と言うだけでなされたのではありません。そこには過程があったのです。アダムとエバには、神様から「今やあなたたちは祝福を受けることができる」と言われるまでの成長過程が必要でした。そのことを皆さんは「原理」を通して知っているでしょう。神様が創造される時、神様を助けた天使たちがいました。その天使たちが、アダムとエバの世話をして守ってあげるべきでしたが、天使長ルーシェルがエバを誘い込んで堕落させたのです。周りの天使たちもアダムとエバをしっかりと守って、天使長ルーシェルに堕落し得る機会を与えてはいけなかったのです。(2006.5.4、アメリカ、マイアミ)神様が万物を創造された後にアダムとエバを創造されたのは、創造理想があったからです。アダムとエバに成長過程を設定されながら、神様と対等な立場で創造にかかわり得る基準をもつことを神様は願いました。神様の理想は、アダムとエバを祝福して、3代をつくりあげることでした。ところが、人間始祖が責任を果たせなかったので、神様と関係のない世界で人類歴史が流れてきました。サタンが主人となった世界に人類は陥ってしまったのです。(2006.7.29、アルゼンチン、ブエノスアイレス)神様がみ旨を立てて、どれほど大きな喜びと興奮の中で、アダムとエバを含む天地を創造されたか分かりません。神様は、アダムとエバが成長したら彼らを祝福しようとされました。アダムとエバと共に創造の役事を完了させることが神様の願いでした。神様がアダムとエバに「善悪を知る木の果を食うベからず」と言われたのは、彼らが責任を全うして完成した時に、彼らに神様と同じ立場、神様と同等の権威をもたせるためでした。しかし、アダムとエバは神様のみ意どおりにできませんでした。それが堕落です。神様は永遠性をもって創造された人間を捨てるわけにはいきませんでした。人間を捨てて再び創造するほうがむしろ易しかったはずです。そのような事情があったので、救いの摂理の歴史が進められてきたのです。(2006.7.kヨルダン、アンマン)聖書には神様が一男一女を創造なさったとあります。しかし、神様はその理想と夢をかなえることができませんでした。全知全能、無所不在であられ、すべてのものを創造された神様が、なぜアダムとエバの堕落に干渉し給わなかったのかということについては、皆さんは「原理」のみ言を聞いてよく知っているでしょう。神様には、堕落した人類に対する救いの摂理を間接的にせざるを得なかった悲しい歴史があります。この世でも罪を犯せば監獄に行くか、罰金を出してこそ、その罪が解かれるのと同様に、堕落人間も自らそれを蕩減できなければ神様の前に歩み出ることができません。神様の復帰摂理には、そのような悲しみの過程があるのです。(2006.8.4,ジャマイカ、キングストン)救いの摂理とイエス様全知全能なる神様は、御自身の創造理想を失敗に帰するわけにはいきませんでした。そこで、人類歴史を通し、継続して人類を教化し、啓蒙してこられました。聖書を読んだことのある人は、このような事実をよく知っていることでしょう。神様は、イスラエル民族を選ばれ、4000年の間教育してこられました。「あなたがたの民族にメシヤを送る」と言って教育されたのです。そうして、神様はイエス様を救世主としてイスラエル民族に送られたのですが、イスラエル民族とユダヤ教はイエス様を認めませんでした。神様は一男一女を創造し、二人が成長して結婚適齢期になったら祝福を与えようとされました。しかし、イエス様は男性として来られましたが、当時の預言者や母親さえも、イエス様に相手が必要であるということが分かりませんでした。聖書にはすべての内容が出ているわけではありませんが、イエス様はマリヤに何度も「結婚しなければならない」と言いました。その時、マリヤは責任を果たせませんでした。イエス様は神様の独り子として生まれ、真の父母として定着すべきでしたが、結局、十字架にかかって亡くならざるを得ない状況になりました。イエス様を助けることのできる基盤、家庭と氏族、そして民族をすべて失ってしまいました。イエス様の行く道は十字架しかありませんでした。これまでキリスト教は、十字架によって救われると言ってきましたが、それは神様のみ旨ではありません。イエス様の十字架による救いは霊的な救いにしかなりません。(2006.7.29、アルゼンチン、ブエノスアイレス)神様はこれまで、創造目的を成し遂げることができませんでした。人類が歴史を通して苦痛、逆境、疾病や飢餓など、言語に絶する苦難に遭いながら歩んでこざるを得なかったのは、神様が共におられなかったからです。神様が共にありたくても、サタンが主管する世界の人類であるので、神様は近づくことができませんでした。神様は歴史路程を通して数多くの宗教を立てて、人間を啓蒙してこられました。イスラエル民族を選び、ユダヤ教を通して役事してこられたのが旧約時代です。旧約時代の究極的な目的は、メシヤを遣わすことでした。メシヤを遣わすのは、誤ったこの世に真なる人を送って、この社会を浄化するためです。しかし、自己を中心に考える、無知なる人類に対して天のみ旨を展開することができませんでした。神様はイスラエル民族を4000年の間育て、メシヤを送りましたが、彼らはメシヤを受け入れなかったのです。それゆえ、メシヤはみ旨を成し遂げることができず、十字架上で亡くならざるを得ませんでした。今でもユダヤ教徒は、イエス様をメシヤとして認めていません。イスラエルの人口のうち、キリスト教徒はわずかです。神様がどれほど苦しい歴史路程を歩んでこられたか、考えてみてください。今まで私たちは神様に対してすべてを求めるばかりでした。神様はいかなる方か、神様にはいかなる事情があるのか、ということを知ろうともせず、考えもしませんでした。(2006.721、タンザニア、ダルエスサラーム)聖書に記録されているイスラエル民族の歴史を考えてみてください。長い年月の間、天はイスラエル民族を育てながら、メシヤを送ることを約束されました。そして神様はメシヤを送られたのですが、どうしてイエス様は、イスラエル民族とユダヤ教の祭司長たちから十字架に追い込まれざるを得なくなったのでしょうか。そのような悲しみの歴史を、皆さんは知らなければなりません。それでは、イエス様は男性でしたか、女性でしたか。イエス様は男性なので、神様の創造目的から見ると、イエス様は女性に出会わなければならなかったのです。そのような環境をつくってあげるべき人がマリヤでした。ところが聖書を見ると、カナの親戚の家の結婚式で、マリヤがイエス様に、「ぶどう酒が足りないから、ぶどう酒を用意してくれ」と言った時、イエス様はマリヤに「婦人よ、あなたは、わたしと、なんの係わりがありますか」(ヨハネ2:4)と言ったという内容が出てきます。神様が遣わしたイエス様であるという事実を知っていたにもかかわらず、マリヤはイエス様の願いを聞いてあげられませんでした。そうして、イエス様を十字架へと追い詰める結果となりました。(2006.8.4、ジャマイカ、キングストン)韓鶴子総裁御言選集 1 - 2. 堕落した人類の願いと責任分担堕落した人類の願いこれまで人類歴史を通して多くの人々が自らを修養して、より良い世界を夢見てきましたが、その願いはかないませんでした。今のこの世界は、神様の創造目的とは関係のない世界です。人間始祖が堕落したからです。ですから、聖書の中では、この世の人を比喩して、「野生のオリーブの木」といい、来られる主は「真のオリーブの木」といいました。野生のオリーブの木は、真のオリーブの木に出会って、自らも真のオリーブの木になることが願いです。それでこそ救いが成就されるからです。(2・.7.20、ケニア、ナイロビ)神様の創造目的、神様とアダムとエバが一体となり、家庭を築いて3代を成すことでした。それが神様の願いでした。成長過程におけるエバの失敗によって、神様は、アダムの家庭を立てることができませんでした。それゆえに、今の世界は堕落した世界、サタンが主人になった世界なのです。それゆえ、歴史過程を経る中で、多くの宗教が生じ、また宗教を通して人々は善を追求してきました。神様は、イスラエル民族とユダヤ教を立てて、4000年間役事しながらメシヤを送ることを約束されました。ところが結果はどうなったでしょうか。イスラエル民族とユダヤ教はイエス様を受け入れませんでした。それは、イスラエル民族が無知だったからです。しかし、イエス様の復活により、キリスト教の2000年の歴史が始まりました。キリスト教徒が願うことは何でしょうか。彼らは「終わりの日」に再臨主が来られるのを待っているのです。(2006.7.21,エチオピア、アデイスアベパ)神様の摂理と人間の責任分担神様は天地を創造され、美しいとおっしゃいました。見て良しとされました。そして、アダムとエバを創造なさり、責任を与えました。神様の願いとアダム、エバの願いが一致しなければなりませんでした。神様は人類の父母になることを願われました。霊的な父母だけではなぐ実体世界の父母になろうとされました。それゆえ、神様は、アダムとエバに成長期間を与えたのです。その期間に彼らは、神様と絶対的な立場で責任を果たさなければなりませんでした。神様は、彼らが完成した時に祝福しようとされました。このように彼らを人類の真の先祖、真の父母に立てようと摂理なさったのです。(2015.12.6,天正宮博物館)神様は全知全能で完璧な方ですが、人間の堕落に対して干渉できなかった事情があり、また堕落した人間をそのまま放っておくことができず,摂理歴史を導いてこられました。神様は、御自身の事情を最もよく知り得るイスラエル民族を選ばれ、メシヤを遣わすことを約束されました。その約束どおりにイエス様を送られましたが、イスラエル民族はイエス様を十字架にかけました。それは神様のみ旨ではありませんでした。ところが、今日のキリスト教徒はどのように信じているでしょうか。十字架によって救われると信じています。今までのキリスト教の歴史は間違っています。神様は4000年をかけて条件を立て、独り子を送ってくださいましたが、それほど神様が苦労して送られたなら、イスラエル民族は、その独り子を殺してはいけませんでした。マリヤとヨセフが一つになり、イエス様が願われたみ旨を成してさしあげなければなりませんでした。マリヤは、いかなる困難があろうとも条件を立てて、イエス様を結婚させなければならなかったのです。イエス様の十字架では、私たちは霊的な救いしか受けられません。それで、イエス様が「再び来る」と言って逝かれました。その言葉は、肉身をもってこの地で家庭を築き、真のオリーブの木として全世界の野生のオリーブの木を真のオリーブの木に復帰してあげようという意味です。それが、来られる再臨主の使命です。(2006.8.9、ペルー、リマ)聖書には6000年の人類歴史が書かれていますが、人類歴史はそれよりも長いと見なければなりません。アダムとエバの堕落から4000年間、神様は休む暇もなく人類を啟蒙してこられました。特にイスラエル民旗を立てて、4000年の間摂理歴史を導いてこられた神様の歴史は、あまりにも困難な過程であったということを、皆さんは聖書を通して知ることができるでしょう。アブラハムやモーセのような人々を立てて摂理歴史を導いてこられましたが、彼らが責任を果たせなかった時の天の苦痛は、とうてい言葉では言い尽くせないものでした。そのことを人類は知りませんでした。しかし、神様は、メシヤを送ると言って、イスラエル民族に希望を与え続け、彼らを啓蒙してこられました。当時、イスラエルは小さな国でした。その時、イスラエル民族がイエス様を救世主と認め、受け入れて、ローマと一つになっていたら、版図が変わっていたことでしょう。人類は堕落したとはいえ、その本心は善に向かい、より良い世の中を願うので、天のみ旨に従うことのできる土台が用意されているのです。それゆえに、神様はメシヤを送ることを約束されたのです。皆さんは毎日み言を訓読すると、多くの悟りがあるでしょう。神様は一男一女を創造されたといいます。なぜかというと、神様は3代を御覧になろうとされたからです。3代を見るためには、アダムとエバが結婚しなければなりませんでした。ところが彼らが結婚する前、成熟する前に堕落しました。ですから、人類歴史は、神様が主人になれず,サタンが主人となった歴史として流れてきました。それゆえに救世主が必要だったのです。キリスト教をはじめとする多くの宗教が人類を啓蒙してきた目的は、堕落した世界、悪なる世界で、善良に生きる道を開いてあげるためでした。神様の創造目的について考えてみてください。イエス様は男性でした。男性は何を必要としますか。女性が必要です。イスラエル民族とユダヤ教、そしてマリヤが一つになり、イエス様をお迎えしてイエス様の家庭をつくってさしあげなければなりませんでした。「原理」のみ言によれば、神様が人間の堕落に対して干渉できなかった理由は人間の責任分担のゆえであったことが分かります。同じように、主に侍るのも人間の責任です。当時、イスラエル民族とユダヤ教が神様の摂理と創造目的を理解していたら、そのような失敗はなかったはずですが、無知であったがゆえに、イエス様を十字架上で亡くならせる結果になりました。(2006.8.8,ベネズエラ、カラカス)家庭をもつべきイエス様イエス様は、家庭を築いてヨセフの家庭とザカリヤの家庭の保護を受けていたら、十字架上で亡くなることはなかったはずです。無知な人間がつくった人類歴史を見つめられる神様の心情を皆さんが少しでも感じ、推し量れるならば、神様にとって慰労となるかもしれません。そのような点で、人間の責任が重要であるということを知らなければなりません。(2006.8.10、チリ、サンティアゴ)神様には人類始祖と共に生活したいという夢がありました。神様お一人ではなく、相対基準となる私たちの家族、私たちの父母でありたいと願われたのです。ところが成長過程にあったアダムとエバが、神様と同じ権能を行使するためには、5パーセントの責任分担を実践しなければなりませんでした。アダムとエバが責任分担を成し遂げて、神様を中心とした一つの血統として歴史を経ていたなら、今日、宗教問題や人種問題のような困難はなかったことでしょう。全知全能なる神様には失敗があり得ません。神様は、人間自らが責任を全うして、神様と同じ位置に上がってくることを待ち望んでこられました。これまで世界的に大きく発展してきた4大宗教がありますが、その宗教を信じた人たちも、神様の本当のみ旨を知りませんでした。それらの宗教は、お一人の神様を崇めながら、平和と人類の幸福を追求してきましたが、すべてそれ自体を中心として歩んできたので、一つになることができずにいるのです。(2006.7.7,ボスニア、サラエボ)イエス様が生きて神様のみ旨を成し遂げていたら、このようにキリスト教の歴史がカトリックとプロテスタントに分裂し、複雑になることはなかったでしょう。その当時に、地上天国と天上天国ができていたはずです。このように、人間の責任分担とは深刻なものです。皆さんも祝福を受けた者として責任があります。(2006.8.16、パプアニューギニア、ポートモレスビー)韓鶴子総裁御言選集 1 - 3. 再臨主と真の父母様再臨主と文鮮明総裁の蕩減路程イエス様は、この地上に来られた目的を果たせずに十字架上で亡くなりましたが、40日後に昇天されて霊的な救いを成し、キリスト教の歴史が出発しました。ところが、キリスト教は多くの教派に分かれてしまいました。それは、神様のみ旨とイエス様が来られた本当のみ旨を知らなかったからです。それにもかかわらず、神様はキリスト教を育ててこられながら、再臨主を送るための基盤を築いてこられました。その時が第二次世界大戦の終戦直後でした。第二次世界大戦前までは戦勝国が敗戦国を支配しましたが、第二次世界大戦後は戦勝国が敗戦国を助けてあげました。再臨主が現れる時となり、世界の国々は兄弟国であるがゆえに、そのようなことが摂理的に起こったのです。(2006.7.20、ケニア、ナイロビ)イエス様が昇天された後、神様は、「再臨主を送る」という約束を果たし得る環境を、キリスト教文化圏を通して第二次世界大戦直後に準備されました。神様が、西洋文化をして世界を支配できるようにさせたのは、キリスト教文化を通して、ある時に再臨主を送り、この世界を一つにしようという大いなるみ旨があったからです。韓国のキリスト教は、その歴史が短いといえども、キリスト教の精髄を総合したものです。キリスト教の歴史は2000年が過ぎましたが、第二次世界大戦当時、主が肉身をもって再臨するということを信じたのは、韓国のキリスト教徒しかいなかったことでしょう。(2006.5.30、インドネシア、ジャカルタ)天が人類を探し求め、み旨を成し遂げ得る時が1945年であったということを、み言を通して知っているでしょう。1945年の第二次世界大戦直後におけるキリスト教の基盤が再臨主を迎えられる環境であったのに、そのみ旨は成されませんでした。韓国は、歴史的にすべての宗教が入って実を結んだ所です。キリスト教の歴史が2000年を迎えようとするその時に、韓国におけるキリス卜教の歴史は約100年ほどでした。全世界のキリスト教徒が、再臨主が現れることを信じ、空ばかり見つめていた時、韓国のキリスト教徒は、天と直接的な関係をもって、実体として肉身をもって来られる主を待望しました。さらには、来られる主の姿、体のサイズについてまで啓示を受け、服を作った霊的な団体もありました。この世でも、王が即位されるとき、何の基盤もなく、民もいないようではいけません。儀式の段取りであるとか、礼服のようなものが準備されていない状態で、「私が王だ」と言うことはできないのです。来られる主にとって民というのは全世界のキリスト教徒であると見ることもできますが、来られる主を迎える準備の整ったキリスト教の団体がありませんでした。雲に乗って来られる主を信じることは、根拠のない信仰、つじつまの合わない信仰と言えます。キリスト教の歴史だけ見ても、カイン側とアベル側とがありました。先になったカイン側はとても大きく、勢力が広く及んでいた反面、主を迎えるための役事をしたアベル側のグループは、ごく少数でした。(2006.5.4、アメリカ、マイアミ)今日、人類の中で神様の事情と心情を知って神様を解放してさしあげると言う人がいたでしょうか。天はイスラエル民族を教育してきましたが、彼らがイエス様を受け入れることができなかったので、流離の孤客となりました。しかし、イエス様の十字架によって、この地上にキリスト教という基盤を築くことのできる条件が立てられました。そうして、2000年の間キリスト教の歴史が続き、1945年に再臨主を迎えることのできる基盤が用意されました。しかし、キリスト教徒はお父様につながることができませんでした。一国において国の主人が立つためには、民がいなければならないのと同じように、神様の摂理を成し遂げる際にも、従う群れが責任を全うしなければなりません。その群れが責任を果たせなかったことにより、お父様は地獄の底から新たに出発されるしかありませんでした。(2006.7.19、ケニア、ナイロビ)お父様は、16歳(数え)の時から天の召命を受け、摂理歴史を成してこられたといいます。天がお父様の周辺の環境を整理して、垣根をつくったことは事実です。お父様の大叔父に当たる方は、キリスト教の牧師でした。当時、韓国は日本の属国でしたが、日本からの独立運動をした人々はキリスト教徒でした。お父様はいつ韓国が独立するかということを御存じでした。天の霊的な教えを受けていた人たちはみな、いつ韓国が解放されるかということを知っていました。そのような状況で、天が中心をえり分けながら準備されましたが、もともとカイン側の勢力が大きぐ彼らが想像していた理想と現実が食い違っていたので、お父様は多くの迫害を受けられました。解放(終戦)直後、韓国は完全な独立をなすことができず、アメリカとソ連のはざまで南北に分かれざるを得ませんでした。その時、全体を抱かなければならなかったお父様は、南の韓国にいらっしゃったのですが、基盤を築くために北朝鮮に行かれて迫害を受け、監獄に投獄されました。(2006.5.4, アメリカ、マイアミ)お父様は、16歳(数え)の時、イエス様から使命を引き受けてほしいという頼みを受け、独り子の立場を引き継ぎました。昔のアダムとエバには、神様の保護圏で絶対信仰・絶対愛・絶対服従で神様だけを見つめるべき成長期間、責任を果たすべき期間がありました。その期間の途中で「自己」が入ってしまったことが堕落の原因になりました。お父様は、イエス様が独り子の立場で責任を果たせなかったことまで蕩減しなければなりませんでした。それゆえ、天は、韓国にいらっしゃったお父様に北側(北朝鮮の地)に行くよう命じられました。天が再び探し立てるべき真の父母の立場は、蕩減なしに立てられるものではありませんでした。結果的に、お父様は監獄に行かれました。明日には死刑になるという状況を、天は見過ごすことができませんでした。国連軍を通して、お父様が南側に下りてこられるよう役事されたのです。国連軍の参戦も天が共におられなかったら不可能なことでした。ソ連が拒否していたら起こり得ない状況でした。天は国連を動かしました。お父様は、イエス様が果たし得なかった33年の路程を蕩減復帰し、困難な避難時代に、凡一洞(釜山)で『原理原本』を執筆されました。それで今日の『原理講論』があるのです。独り子はみ言を探し出さなければなりません。(2016.8.11、天宙清平修錬苑)カインとアベルを抱かなければ、み旨を成し遂げることができません。第二次世界大戦直後に韓半島が南北に分かれ、北朝鮮をソ連が支配下に置いていた状況でしたが、お父様はそれを知りながらも北朝鮮に行かざるを得ない事情があったのです。その時、北朝鮮では平壌を中心として神霊的な天の役事がたくさん起きていました。その地域を中心として、主が肉身をもって来られると信じる人たちがいました。お父様は38度線を越え、カインの子女を抱こうとする中で、監獄に入れられ、迫害を受けましたが、国連軍によって自由の身となり、再び南下して、統一教会を誕生させました。お父様は、6回も監獄に行きました。その道を避けることもできましたが、カインとアベルを一つにまとめ、子女として入籍させるためには、監獄の中でも真の父母の使命を果たさざるを得なかったのです。お父様の立場は、そのような苦難の道を行かざるを得なかったのです。(2006.5.30、インドネシア、ジャカルタ)お父様の家門を見ても、キリスト教の牧師であり、独立運動の主軸となった大叔父がおられました。その人は、李承晩大統領とも近い関係にあったので、お父様につながっていたら、今日のような基盤を築くまでに多くの時間がかかることはなかったはずです。韓半島が朝鮮戦争によって南北に分かれました。それにより、神様が準備された基盤を失い、再び新たに出発せざるを得ませんでした。釜山のボムネッコルから、お父様は再び出発されました。6回も牢獄暮らしをせざるを得なかったお父様の蕩減路程がありました。(2006.7.7.アルバニア、ティラナ)神様の心情を慰労して勝利された文鮮明•韓鶴子総裁人間は、神様を中心とした父母をもつべきでしたが、偽りの父母をもちました。偽りの父母がいる限り、人間を思いのままに主管することのできない、神様の切ない事情があったということを、統一教会員は「原理]を通して知っています。数千年の歴史が流れてきましたが、神様の心がどれほど痛く切ないかを理解して慰労する人は、人類歴史上、一人もいませんでした。神様の摂理の中に多くの預言者が現れ、神様のみ旨に従うと言いましたが、その都度、結果は失敗に帰してきました。そのような立場から見ると、神様は言葉では言い表すことができないほどの痛みを心に感じていたことでしょう。彼らに一筋の希望をもたれましたが、彼らが成功できず、み旨の成就を後代に残して行かざるを得ない立場に立つたびに、神様は言語に絶する無念な心情を抱かれました。そのような神様の壮絶なる心情を、預言者たちも悟ることができませんでした。(2006.7.1、ヨルダン、アンマン)キリスト教徒は「雲に乗って来られる主を迎えよう」と思って空ばかり眺めています。ところが皆さんは幸せなことに、真の父母様に出会いました。今日このように、真の父母様が世界的に名を轟かすようになるまで、どれほど大変であったか分かりません。監獄に6回も行かざるを得ず、死の峠を数えきれないほど乗り越えてきました。今まで人類歴史上、神様の事情と心情を誰よりも詳しく御存じであり、すべての蕩減を払ってでも、神様のみ旨を完璧に成し遂げてさしあげると宣布し、行動された方は、真の父母様だけです。(2006.8.9, ペルー、リマ)荒野路程のようなどん底から始めざるを得なかったのが統一教会の歴史です。そのように、何も備わっていない困難な環境にもかかわらず、本格的に韓国を開発し、先進国の仲間入りをするようにされた方がお父様です。草創期には食口といえば、主に女性と中高生でした。その少数の群れがお父様のみ旨に従い、韓国を復興させるために先頭に立ちました。それがセマウム(新しい心)運動とセマウル(新しい村)運動です。「原理」のみ言を伝えながら、崩れた山川を復旧するために全力を尽くしました。今日、韓国が先進国の仲間入りをし、多くの商品を全世界に輸出していますが、その根底で基盤を築かれた方がお父様なのです。1950代や1960年代の韓国は、機械産業を起こすなどということは想像もできない時でした。何の基盤もなかったころです。お父様は、その時からすでに準備し、技術者を養成されました。ビジネスをする人はみな結果を願います。結局はお金を願うわけですが、お父様は代価を願うことなぐただただ摂理のみ旨のためにすべてを投入されたのです。(2006.7.21、エチオピア、アディスアベバ)神様は、第二次世界大戦の直後に、再臨主が現れてみ旨を成し遂げ得る基盤をすべて築かれました。その時、韓国が神様の大いなるみ旨に従って、お父様をお迎えできる場を整えていたら、南と北に分かれることはなかったでしょう。人間が5パーセントの責任を果たせなかったことにより、困難な蕩減路程が始まったという事実を、「原理」のみ言を通してよく知っているでしょう。そのため、お父様は地獄のどん底から出発せざるを得なくなりました。それでも、歴史路程において多くの預言者や烈士が現れては去っていきましたが、当代にみ旨を成し遂げた人はお父様一人しかおられません。しかも、お父様が生前にみ旨をすべて成し遂げ、「神様王権即位式」と「天宙平和の王真の父母様天正宮博物館入宮・戴冠式」までなし得たということは、堕落した世界では想像もできないことです。(2006.6.20,タジキスタン、ドウシヤンべ)一休さんのような機知(トンチ)ではありません。奇知=人とは異なる知恵すなわち神様の知恵世界平和を願う奇知の外の凡人が徒然なるがままに書く日記です。↓↓ にほんブログ村ランキング参加中。応援クリックお願いします。↓↓
2020.04.11
コメント(0)
全96件 (96件中 51-96件目)