余り集中せずボーっと映画を見ているパパゴリラ!にとっては、文化や考え方の違いなどに気づくのかなぁ~?

コンタクトは見ましたが、細かいところは全く気づいていません。

脚本家や監督の意図など、何も気づかずただボーっと見るばかりのパパゴリラ!です。

(Nov 21, 2024 05:32:33 AM)

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moto,jc @ Re:烏来老街にいく(11/26) New! おはようございます ビビアン・スーさん…
あきても @ Re:烏来老街にいく(11/26) New! 外国に行っても行きたい場所 一人で行け…
ララキャット @ Re:烏来老街にいく(11/26) New! へえ、現地語で話しかけられましたか? …
marnon1104 @ Re:烏来老街にいく(11/26) New! 烏来老街は知りませんでしたが、温泉があ…
danmama313 @ Re:烏来老街にいく(11/26) New! 今日の台北は雨ですね。でも今日だけしか…
Nov 21, 2024
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カテゴリ: カテゴリ未分類
昨年制作されたフランス・ドイツ・スイス・日本合作映画「シドニー・イン・ジャパン(不思議の国のシドニー)」が今年上映されます。
1978年の「ヴィオレット・ノジエール」と2001年の「ピアニスト」でカンヌ国際映画祭女優賞を、1988年の「主婦マリーがしたこと」と1995年の「沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇」ではヴェネツィア国際映画祭女優賞を受賞したフランスの女優"イザベル・ユペール"が主演した悲しみの詩的旅路を描いたものです。


兄と両親の命を奪った交通事故から生還したシドニー(イザベル・ユペール)にとって、数年後に同じような悲劇が見舞うとは...
こんどは交通事故で夫がこの世を去ってしまったのです。
悲劇によって執筆の才能に目覚めた売れっ子作家シドニーですが、自分の痛みを語ることができないことに気づきます。
シドニーは傷つき、迷い、自分の存在の方向性を見失い、作家としてのアイデンティティさえ疑っているように見えるのです。
ある日、シドニーのもとに出版社から招聘の手紙を受け取ります。
見知らぬ国 日本の出版社から。
そうして処女作の再出版するために日本へ行くことに同意するのです。

彼が迎えに行き、プロモーション活動のため京都を始め日本各地に連れて行きます。
そして次第にシドニーと溝口は心をかよわせるようになっていくのです。
こうして日本での夢のような旅は、癒しと孤独への内省の物語のように展開していくのですね。














しかしシドニーは同時に交通事故で亡くなった夫への思いから逃れられずもいました。
そして...突然、夫の亡霊が現れ、彼女につきまとうようになるのです。
この思いがけない過去との出会いによって、シドニーは自分の信念、人生の選択に疑問を抱くことになります。




この作品でシドニーと溝口の関係は、親密さと同時に葛藤も同居し、人間関係の複雑さと文化の衝突について深い洞察を与えてくれてます。
溝口は、「日本では、自分の感情は自分の胸にしまっておく」と述べるように、感情表現における文化の違いを浮き彫りにしているのですね。




私はこのストーリーから全くジャンルの違う映画を連想してしまいました。
ジョディ・フォスターが1997年に主演したSF映画「コンタクト」です。
この作品は人類と宇宙の知的生命体との接触を描いたもので、人類と科学や宗教、政治をからめた興味深い映画です。

「コンタクト」のエリーは幼いころ大好きな父親に科学のイロハを教えてもらいますが、その父親はエリーが幼いときに病死してしまいます。
やがて科学者として成長したエリーは富豪スポンサーの協力で知床半島の付け根に設置された空間転送装置に乗り込むのです。
この転送装置こそ、エリーが惑星ヴェガから発信された電波信号を解析して見つけた設計図を元に製作されたものだったのですね。
転送装置が稼働すると眩い光がエリーを覆い、そして長い宇宙の旅が始まる。
ふと気づくと、エリーはどこかの浜辺に立ってる自分に気づきます。

それは幼いとき亡くした大好きで今も忘れられない父親だったのです。
父親は「この姿が君にとってイチバン受け入れやすいだろう」と云います。
そして、ふたりは宇宙の深淵について語りあい...エリーは帰路につくのです。
とても長い宇宙の旅だったのに、驚くことに、地球にいる人々から見るとほんの数秒間のできごと。
エリーの報告は「夢でも見たのでないか」と全く受け入れてもらえません。
そうしてエリーは孤独な科学者に戻っていくのですね。

この作品を始めて観たとき、人知の及ばない経験をしたエリーと経験してない他の人々とのギャップと思ってたのですが、観直してみると、はたしてエリーはホントウに宇宙に飛び立ったのか?あるいは全てがエリーの頭の中で描かれた幻想では?とも見て取れるようになりました。
「シドニー・イン・ジャパン」のフランスと日本の文化の違いを肌身で感じたふたりと経験してない人、「コンタクト」のエリーの旅路と経験してない人との違い。
どちらが正しいのか、はたまたエリーの夢なのか、実のところ誰も分からないのではと感じた次第です。





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Last updated  Nov 21, 2024 05:11:44 AM
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Re:シドニー・イン・ジャパン(11/21)  

Re:シドニー・イン・ジャパン(11/21)  
danmama313  さん
どちらの映画も「人間とは複雑な生き物」と実感させられる映画ですね。
「トラウマ」に支配される人生は嫌だなぁ〜常に前だけを向いていたいなぁ〜(苦笑)
意識と無意識の狭間で人間は苦しむのかも... (Nov 21, 2024 09:54:58 AM)

Re:シドニー・イン・ジャパン(11/21)  
moto,jc  さん
こんばんは

4カ国合同ですか? しかしあたしも パパゴリラ! さんみたいに映画を観るので何も気づかないでしょう (Nov 21, 2024 12:40:06 PM)

Re:シドニー・イン・ジャパン(11/21)  
「お互いの信条が真逆のため結ばれることがない」
価値観の相違がネックになりますものね

男女間の愛情よりも、そちらの方がウエイトが多いかな?( ゚Д゚) (Nov 21, 2024 03:37:23 PM)

Re:シドニー・イン・ジャパン(11/21)  
空夢zone  さん
本人からしたら長い時間が過ぎたのでしょうが、端から見たらほんのちょっとの時間のことだったとみえるのは本人にとっては夢だったのかもしれないですね。
そう思うと父親が出てくるのも夢だったのかもしれないです。

全てが夢ならば孤独になってしまいますね。
誰かがこれは確かなことだと言ってくれる人が出てきたらいいのにね。

シドニーと伊原剛志さんの間柄はあまり慣れたものではないですね。
何度も見なくては駄目ですね。
話しが通じなくなってしまいました。('◇')ゞあは。 (Nov 21, 2024 10:34:29 PM)

Re:シドニー・イン・ジャパン(11/21)  
あきても  さん
最愛の人を亡くすのは本当に辛いですね…
SF好きな方には面白い物語かも

ミミちゃん チャッピ君が 寝ながら見てますねーー どうします?
(Nov 21, 2024 11:26:09 PM)

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