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2008.04.20
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テーマ: 洋楽(3562)
カテゴリ: ビートルズ
「ワン、ツー、スリー、フォー!」
作者はポール(一部ジョンとの共作)。原題は「Seventeen」というタイトルだった。
2チャンネル・トラックを使った 事実上の一発録り で、それが演奏に熱さと生々しさを与えている。終始後ろで鳴るハンド・クラッピングも小気味よい。

アメリカ編集のミックスでは「ワン、ツー、スリー」の部分がカットされ、いきなり「フォー!」のかけ声から始まるのだが、昔その事を知らずにそのバージョンを テープ に落とした僕は、聴いてみて 「ダビングをミスった…」 と軽くヘコんだ記憶がある(笑

ポールの歌唱は リトル・リチャード 直系のハードなもの。「Yesterday」や「Let It Be」がもっとも有名であろうこの人だが、出発点からして実はしっかりロケンローラーしていたりする。

ビートリーな個性が出ていない のが逆に初々しさ(?)を感じさせる。
一方、ジョージはここではコーラスをとっていない。ひょっとして 演奏するだけで精一杯 だったんだろうか?
ん~、一発録りだもんなあ
その甲斐あってか、間奏部では危なっかしいながらも なかなかスリリングな ソロを聴かせてくれる。
なお、このギターソロはスタジオ・テイクとライヴ演奏では大きく異なっている。

ベース・ラインは チャック・ベリーの「I'm Talking About You」 から持ってきており、基本的には3コードのロックン・ロールっぽい構成なのだが、一部で マイナー調のメロディー が顔を出すところがミソ。
シンプルな作りの中にも、すでにポールの作曲家としての萌芽が見てとれる。


デビュー前からの重要なレパートリー だったらしく、ハンブルグ時代のライヴを収めたブートでも荒々しい演奏を聴くことができる。
小汚いクラブで酔っ払い相手に激しいライヴを繰り広げていたという彼ら。
アマチュアっぽさも残る(当然か)ここでの演奏にも、そこで培った芸人魂とドライヴ感はしっかりと詰め込まれている。
ちなみに、 ガレージ・パンク にも通じる荒削りな魅力は アナログ盤
現行のCDは、音がやせ細っていてハナシにならんですたい(なぜか博多弁)。
レコード会社さんには、いいかげんリマスターした上でのCD再発を一考してほしい。

アメリカでは「I Want To Hold Your Hand」のB面として、'64年に最高14位を記録。
'87年には、 ティファニー が「I Saw Him Standing There」というタイトルでカバーして、全米7位を記録している。

また、ジョン・レノンは、自身にとって最後のライヴ演奏となった'74年のマジソン・スクエア・ガーデンのステージ(※)で、エルトン・ジョンと一緒にこの曲を歌っている。
その時のMCは 「昔のボクの婚約者が作った曲です」 だった。
これは、ジョンがソロで取り上げた唯一のポールの楽曲である。

The Whoもこの曲を演奏しており、 キース・ムーン が歌うリハーサル映像も非公式ながら残されている。
'82年の解散ツアーでは、ジョン・エントウィッスルのボーカルで取り上げられたこともあった。

楽曲として見るなら「世紀の名作!」…という程でもないのだが、ポール自身にとっても思い入れの深い曲なのだろう。
'87年のセッションでは新たに録音されている(ただしオクラ入り)ほか、ソロ・ツアーでもたびたび取り上げられており、マッカートニー・クラシックと呼ぶにふさわしい曲となった。

「I Saw Her Standing There」を聴くには ここ をクリック!

※ エルトンのコンサートに飛び入り出演した





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Last updated  2008.04.20 09:04:06
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