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2008.04.27
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テーマ: 洋楽(3563)
カテゴリ: ビートルズ

オリジナル・アルバムには未収録。B面にまわされたジョンの作品としては、もっとも人気が高いのではと思われる名曲だ。
暗礁にのりあげたセッションとして知られる Get Backプロジェクト からの、数少ない"使える曲"というコトで、とりあえず'69年の4月に発売された。

"Don't Let Me Down"というフレーズは、直訳すると「俺を落ちこませないでくれ」となる。
で、コレが現在ではよく 「俺をガッカリさせないでくれ」 と訳されているのだが、どうも個人的には語感が合わない。
この場合は、「俺を捨てないでくれ」とか「僕を傷つけないで」というニュアンスに近いと思うのだがどうでしょう?(←英語自信ナシ)

で、この曲、プロデューサーはおなじみジョージ・マーティンという事になっているが、実はシングル盤に 公式なクレジットはない
事実上のプロデューサーはこの時エンジニアをつとめた グリン・ジョンズ と言われており、マーティンも現場にいることはいたが、おそらく作業にほとんどタッチしていなかったと思われる。
映画「Let It Be」のラスト・シーンでも有名なこの曲だが、シングルに使われたのは撮影直前に行われた'69年1月28日録音のテイクだ。

出だしのギター・フレーズとジョンの枯れた歌声。
シブい。そしてカッコいい。
基本的にはまったりとした曲調で、サウンドは一聴するとラフだが、 演奏そのものはとても引き締まっている
ヨーコにささげたラヴ・ソングというだけあって、 ジョンのボーカルが熱い
それをサポートするポールのコーラスもなかなかに力が入っている。「Ohh……」という裏声がちょっとアザとい気もするが(笑

もうひとつ、この曲のキモとなるのが、黒人奏者 ビリー・プレストン
ボーカルの後ろをついて回るかのようなフレーズがとても効果的。
間奏で聴けるエレピ・ソロも、ひたすら クールでメロウ
それがジョンのボーカルといい対比になっていて、曲にメリハリをつけている。
ビートルズの曲としては ソウル/ゴスペル色が強い
彼に誘発されてか、ジョンの節回しもブルージーに聴こえる。

また、重く淡々としたリンゴのドラミングも見逃せない。 連打されるシンバルの音 がとても印象的に響く。
リズム隊のフィーリングがThe Bandや後のスワンプ・ロックに通じるといったら言いすぎか。

痩せたディストーション・ギターの音色もぴたりとハマったこの曲、サウンド的な質感としては、アルバム『Let It Be』に入れてもなんら違和感はない。
むしろGet Backセッションの曲としては ピカイチな出来 のため、アルバムから外されたことが悔やまれる。
2003年に発売された「Let It Be...Naked」には、映画『Let It Be』での演奏分を編集したバージョンが収録された。


この曲は後にポール・ウェラーやステレオ・フォニックスがカバー。
アニー・レノックスやプリテンダーズ、最近ではマルーン5などもライヴでこの曲をカバーしている。
ビートルズの曲としては、黒人シンガーによるバージョンも多いらしい。

また、日本では、マッカートニー・フォロワーの代表格である 財津和夫 がライヴでこの曲をカバー。
レゲエ風の演奏とつぶやくようなヴォーカルという、まったく違う解釈のもの( これ ね)だったが、う~ん、はっきり言って 成功しているとは思えない。。。
エルトン・ジョンが'75年にジョンの「Lucy In The Sky With The Diamonds」をレゲエ風にカバーして大ヒットさせているが、それに影響されたのだろうか?

などと、やや脱線したまま、本日のレビューを終わるコトにする。
「Don't Let Me Down」を聴くには ここ をクリック。

ポム・スフレのメインHPは こちら





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Last updated  2008.04.27 12:36:12
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