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2007.02.06
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「ススキノ探偵」のライト(軽い方のライト)・ハードボイルドで有名な東直己の,第3のシリーズ「探偵・畝原」の第1作目をとうとう読むことが出来た。

○ストーリー
小学生の娘と2人暮らしの探偵・畝原は,娘の友人の母親から仕事の依頼を受ける。自立したキャリアウーマンである彼女は,脅迫めいた手紙を受け取っていた。畝原は,手紙の送り主を探りあて,事件は解決かと思われたが,それは別な恐怖の始まりでしかなかった。

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「待っていた女」は,文庫本でわずか30ページほどの長さしかない。いわゆるショートショートの長さのハードボイルドという不思議な作品だ。

だが,この作品には,後の「探偵・畝原」のエッセンスが全て含まれている。登場人物は,畝原,娘の冴香,姉川明美,タクシー運転手の太田さん,SBCの近野ディレクター,とシリーズキャラクターがほぼ揃っている。畝原は,探偵の仕事に嫌気をさしつつも,きっちりと仕事をこなす。そして普通の仕事だと思われた内容が,よどんだ人間の暗部へとつながっていく。

枚数が本当に短くて,展開が早すぎる感はあるが,畝原の仕事へのスタンス,そして彼が人生の主軸においている娘との関係,というものは,きちんと描けている。

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もっぱら図書館を利用していると,絶版本を簡単に読めたりする反面で,文庫版では違うバージョン,という場合,読めないという事態に陥る。この作品も,カップリングされている「渇き」はとうに読んでいたけど,角川版権で文庫版にだけ収録されている「待っていた女」は読むことが出来なかった。



今回,読むチャンスをくれた,隣の区の図書館には大変感謝している。







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Last updated  2007.02.07 00:43:17
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