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2008.08.31
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カテゴリ: 映画を観たよ
宮崎駿監督版「人魚姫」を観た。

○ストーリー
海辺の町に住む5才の少年宗介は,死にかけていた赤いサカナを助け,ポニョと名付ける。一度は海に連れ戻されたポニョだが,「命の水」の魔法で人間の姿になり,宗介の家にやって来る。だが怒った海は,町を飲み込んでしまうのだった。果たして宗介とポニョは,町を救うことができるのだろうか?

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4年ぶりの宮崎駿監督作品は,(少なくとも表面状は)あっけらかんとした色調と内容の作品だ。主人公が5才の少年少女であどけないということもあるが,宗介の母親も,彼女が勤める病院の老女たちも,主要な登場人物たちも皆,とにかく前向きだ。

小さい町を舞台にしているので,互いに知り合いという和やかな雰囲気だ。しかし,町のほとんどが水没するという大災害の最中なのに,人々は牧歌的,というのはさすがにありえないだろう?まるで『パンダ・コパンダ』の世界だ。

まあ,最近重苦しくなってきていたジブリアニメをリセットする,という意味もあるのだと思う。

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さて宮崎版人魚姫の邪魔をするのは,海から現れた謎の男なのだが,なんとこれがポニョの父親だという。彼は海の生命の再繁栄とやらを目指して,「命の水」の精製を続けているらしいのだが,ポニョがそれを開放してしまったため荒れだした海を沈めるために,ポニョを取り戻そうとする。



男の考えている小賢しい理論よりも,女性の行動力の方が正解,というような映画だと感じた。一部で,この映画が地球温暖化の危機や,エコロジーを説いていると考えている人がいるようだが,それはマチガイだと思う。それだったら,ポニョの父親の意見が通ったハズだから。

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ポニョの父親が後半無視され,ポニョと宗介の母親同士の会話の内容は語られずジマイだったため,物語のイロイロな謎は解かれずジマイだ。ちょっと単純化し過ぎではないだろうか?

個人的には,あちこちに散りばめられたダークなイメージが気になる。丘の上に並んで放置された車椅子なんて,ものすごく悲劇を象徴するような映像だった。だから,その直後のシーンは,絶対死後の世界だと思ってたんだけどなあ・・・

まあ『雨ふりサーカスの巻』だからいいか。男の小賢しい理論は引っ込めよう。

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なお金魚は海には棲んでいないので,よい子のみんなは誤解しないようにしよう。








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Last updated  2008.09.01 00:10:08
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