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「パッチギ!」見てまいりました…。まぁね。無理やり泣いてもみましたし。フォークル命のオヤジは怒ってましたけどね。盛り込みすぎなのね。編集に問題があるのでしょう。作り手側が興奮してるから、焦点が定まらなくなっちゃう。見るほうは乗り切れないとそのままですわ。井筒監督のって、けっこうみんなそう。捨てるに忍びないんでしょうね。そうだ、スチールで見るといい。ていうか1シーンだけ見ると。通しで見るとよけいなモンも多いから、「これってなー」となる。レオポンもオックスも詰めの甘い展開の中に埋没してしまう。おまけにフォークルまで。そりゃオヤジは怒るわな。とにかく暴力シーンが多すぎます。でもってそれも、村川透とか深作さんのように優雅にはいかないし、もちろん朝鮮の人たちの描き方も行定勲さんの「GO!」を覚えている身では。第一、接点がなさすぎる。同時進行はこの場合無意味。というより無秩序。あの時代、確かにどっちもあったんだけど、少なくとも「イムジン河」にひかれた人たちを観客として目論んでいるなら、そりゃサギですわ。性格なんでしょうね。ガサツと荒削りを取り違えてる。周到に、とまでは期待しないけど、もうイイトシなんだから腰を据えて。しかし、あの主役、塩谷瞬くん、だっけか?影薄いにも程がある。オッパ(朝鮮高校の彼女の兄)に食われるのは当たり前でしょう。それとも狙ったのか?みんな、触りようがなくて、それで、オダギリジョーに振ってたのか。そうだ、みんな困ってたんだね。試写会組の皆さん。まあ、オッパのほうがねー、あれだけわかりやすい役だったら、演技ってものもいらないもんね。塩谷くんに同情票1。FNNドキュメンタリー大賞。土師淳くんのお兄ちゃんが、どれほど弟を愛していたか。彼とともにある人生を、どれほど慈しんでいて、それを失ったことを、あのとき自分がそばにいなかったことを、悔やみつづけている。彼もあのとき中学1年生だったんだもの。サカキバラの1つ下。やっぱりそれを思うと、退院して社会復帰なんて、冷静には受け止められない。
2005.01.30
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久々に「朝まで生テレビ」。テーマが学力低下だったので。さすがに危機感覚えたもの、小学生の「でんえん」は「電園」。ちゃんと見ちゃったね。疑問に思っていたものが、すべてデータとして明らかになった。「あー、そうなんだ」。ゆとり教育の是非、学力偏重の意味、パネリストにムリがなく、珍しく論点のズレってものがほとんどない。いや、もう珍しくないのかな。突出しているのは、田原さんの進行。たぶん偏りを発言量のバランスでみごとに抑制している。あおったり、ブチ切ったり、まー、憎たらしいほどソツがない。何年もやってればなんだろうけど。みんな頑張るなー、4時間も。尊敬する。ていうか、シナリオの奥行きに、全員がほぼ添い遂げている。破綻がない。偉いなあ。一人もヤな奴がいない。それがいいのかどうかわからんけど。もちろん例によって、明け方は真面目にハイテンション。指差しはないけど。でも、いちおうの結論は見たような気がする。私的には。やっぱり教育は学校ではないね。学ぶことと教育を一緒くたにしたときから、おかしくなってきた。学ぶことと食べることは、たぶん同列のものなんだ。だからこそ、両方ともいっぺんにおかしくなってきてる(個人的見解)。そういう意味で、今の教師に余裕がないということは今回、よくわかった。各自のモチベーションをあげることまで押し付けられたんじゃ、さすがにたまらんだろう。それはやっぱり親の役目。しかし、何やってんだろう私。睡眠時間減らして。
2005.01.29
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親しくさせていただいているAさん(ガンを自ら克服した女性=昨年1月に登場)が、毎週歌っている銀座の会員制バーに行く。彼女のシャンソンは、以前にその店の常連さんたちが集まったパーティで聴いたことがあるんだけど、店自体に行くのは初めて。銀座→バー→シャンソンと連想して、「ああ、銀パリみたいなところかな」と想像していたんだけど、まるで違った。ていうより、私がそう思い込んでいたコリドー街のバーは、実は「蛙たち」で、そのことは今日初めてわかった(思い出した)のでした。果たして、その店はホンマものの銀パリ(故)の斜め前にあった。しかし、想像を超えるほどの狭さ。ドアを開けたら正面に、カウンターから顔だけ見えるママ(絶想像)。でも足元にはちゃんとカギ型テーブルとスツール、右にいきなりスタンダップピアノがあって、マイクはその上のカゴの中。「あー、聞いてるわよ~、Aさんのお友だちでしょ~」。いっぺんで引っ張り込まれました。昭和10年生まれ(みんなそれくらい)現役ダンス教師のユミさんの、どんな曲にも即応(時代に制限アリ)するピアノ演奏。アドリブに人生が宿ってる。九ちゃんを偲び、ジャニーギターのオリジナルは誰かと問い、千春でもなんでもいいから歌えとあおる。調子に乗って「星の流れに」を歌ったら、「これだからやめられないのよッ」と抱きしめられた。シャンソンの御大・高英夫(故人)とも、浅草梅園の若旦那(今はたぶん先代)とも見合いしたって言ってたな、彼女。興に乗った同行の友人が、「上海バンスキング」で松坂慶子が歌っていた曲のことを持ち出す。私が表明した「上海帰りのリル」に、ずっと疑いを持っていたらしい。すると、ママが「あれは『上海リル』。2つあるのよ」と教えてくれる。生き字引。でもって、シャンソンはやっぱり年くわなくちゃ歌えないね。人生の裏づけが必要。Aさんはプロじゃないけど、聴かせてくれます、「愛の賛歌」。「ベサメムーチョ」を歌おうとして、「10年早い」と阻止されたけど(70歳超えてるのに)。驚いたのは、9時過ぎから三々五々、明らかに50代過ぎの男性が一人ずつ来ること。会員制だから、ほぼすべてが常連。なのに誰一人、私ら若輩(場所限定)の存在にも異を唱えず、おもむろにカウンターに腰下ろしーの、壁に吊る下げられたアコースティックギターを抱えーの、スネアの前に座りーのして、演奏します。歌います。ハモります。まだまだ知らない世界は多い。私ゃまだ若僧です。あと30年あります。楽しかったです。
2005.01.28
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寒かったぁ~。駅のそばのパーキングに朝から置いておいた車のフロントガラスが、9時ごろ取りにいったら凍ってやんの。しばらく暖めてから発進しようとした直後、身も凍るできごとが…。12時間上限で900円と、とっても良心的。今日は1100円。ところがッ、新1000円札が使えない!きょえ~~。どぉすんだぁ。。。できるわけないのに、空しく何度も新券を差し込む。だって、それしかないんだもん…トホホ。と、後方の闇の中、2筋のライトが。迷わず飛び出し突進。4駆に乗った若い女の子二人組に両替を申し出る。二人とも新札オンリーだぁ!「じゃ、じゃあ、500円玉もってませんか?2つ」とさらに食い下がると「あ、あります」。たすかった~。寒空の下、精算機前で愛車を乗り捨てるわけにもいかず、手近な自販機使っても、おつり出してちゃ意味がない。途方にくれるオバさんの前に現れた、ほんと、地獄に仏、美しき女神さまたちッ。ありがとうございました。にしてもなー。旧紙幣のニセ札事件多発により、焦りまくった日銀が、本当はゆっくりシフトしていくはずなのに、バンバン旧札回収するからぁー、世間の機械はまったく追いついてないのよ。なんで?!この毎度のチグハグ。駐車のたびにビクビクするなら、懸命に古手の漱石かき集めとかなきゃならないなんて。どーすんのよ、この不条理。って言っても、いったい誰に怒りゃいいのさッ。
2005.01.26
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FNNレインボー発。今日は惜しかった。渡辺くん、頑張ったけど。何が悪いのか、いつも最後まで読み切れないんだよね。最後のフレーズの途中で「ピロピロピロ、ジャッ、ジャッ、ジャッ」となる。これがみごとに一度も入らない。今日はNHKの海老沢会長の辞任だった。現場記者のコメントありの、会長のVありので、盛り込みすぎ。敗因はアレです。エビ殿カットで入ろうとしたら、まだエビしゃべってるVつづいてるんで、渡辺くん一瞬ひるんだの。それで、「後任には…(以下)…ます」の「ます」が切れた。いや惜しい。あ、そういや、一回だけぴったり入ったことがあった。確か失業率の話だったと思うけど、まー、驚いたことに、イッコも届かないの。内容が一言も頭に入ってこない。みごとに耳のわき素通り。終わってみて感心したね。新人だったけど、あれほど人様に伝えずにニュース読めるのはすごい。要するに、情報量が多すぎるのでしょう。まとまってないというか。ワクの許容量を超えてる。それってかなりマズイことなんですけど。時間の読みって基本的なこと。番組をナメてんだか、視聴者をナメてんだかCX。話変わるけど、先週「見ない」と固く宣言していた「ごくせん」を見てしまいました。内容的にはこれもナメてましたけど、視聴率は今んとこ全ドラマのトップですって。視聴者層特化の勝利でしょうか。だって高3女子が積極的にチェックするの、これだけですもの。私なんか生徒の顔の見分けつかないけど。どれもこれも消化器弱そうなのに、ケンカばっかりしてもう。
2005.01.25
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「富豪刑事」見てます。深キョン目の保養。演技?それはいいです。もう見てるだけで満足。ストーリーもバカバカしくて楽しい。やはり原作がちゃんとしているからか。著者自身も出ている(絶筆の筒井先生)ということは、文句ないのでしょう。周辺人物の描写もキチンと造形できてる。お約束の配置。山下真司、道筋つけたな。「ケータイ刑事 銭形愛」の流れ。スクールウォーズは照英に明け渡したし。西岡徳馬も、みんなも、マジメに楽しそうに演じてる。それにしても深キョンのしゃべりは何ビトもマネできない。奥歯を噛んだまま、唇を動かす。ノド半分開けて、まあカワイイ声。マネしようとしたら「全国の男を敵に回す気か?」と娘に注意された。彼女は知ってるね、自分を。ベストな声のトーン、顔の向きまで。でも、いちばん自分を知っているのは、やっぱ杉田かおる。すごいなー。公私ともカンペキに自己演出できる女。ネはよほどイイ女なんだろう。今クールのドラマは、けっこう期待できる。いつも年明けは、その年を占おうってことで、力入るんでしょうか。年末はひどいけど。「救命救急24時」も、エライこと始めたなと思うけど、情報としては重要だし、月9も今回はまあ。竹内結子、幽霊キャラよりこっちがいい。見ますよー、こうなったら「京都地検の女」まで。確信的に見ないのは「ごくせん」と日曜劇場だけ(何?)。あ、いま祈っているのは、タッキーに新之助(海老蔵)の面影を見ませんように。ぜんぜん関係ないけど、週刊デアゴスティー二。和風ドールハウス?ジャマだろう。最後までいけるヤツいるのか?ふすま描き損じたらどうする?台無し。
2005.01.20
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コンビニで買物して1,273円。サイフの中を見て思わず「あっ」と叫ぶ。怪訝そうな店長に「小銭がピッタリ270円しかないの。あと3円足りない…」と言い訳しながら、もう1,000円出そうとしたら、な、なんと、店長「あ、いいっすよ」とポケットから小銭を取り出した!えっ?!なに?!「3円、払っときます」って。きゃーっ、ホントにぃ?!コンビニだよ。なのに、店長、自腹でオマケしてくれんの?「これって、お年賀ぁ?」ハデに喜んでありがとうを連発。だって、マジでうれしかったんだもん。帰ってさっそく娘に話したら「恥ずかしい、3円ぽっちで」とほざく。何を言う!コンビニだぞッ、そこらの八百屋の店主じゃないんだッ、3円で喜んで何が恥ずかしい、と激しく反発。「いえ、3円でそんなに喜ばれた店長のほうが恥ずかしかったろうってこと」。あ、そう?でも、いい話じゃん!ところが、いい気になって吹聴したら、人の気持ちに水をぶっかけるヤツもいる。「それって、募金箱から出すんじゃない?」。そう、レジの前にある募金箱。金額合わなかったりすると、たいていそこから補填したりして調整するという話。そりゃ、誰がいくら出すかわかりゃしないわけだから、できるかもしれないけど、そうなの?でも、このセチ辛い世の中に小さな灯をともしたほのぼの話(私だけ)が台無し。でもって、帰宅した夫に話したら、「よしッ、じゃあ、こんどワンカップ買うとき、妻がお借りした分として3円、耳を揃えて返してこようじゃないか」って、3円ぽっちで世帯主風吹かして、それもなぁ…(嘆息)。
2005.01.14
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「87%」。夏川結衣主演。とうとう堂々です。ギリギリの体格とかも含めて買ってるだけにうれしいです。大女優でも演技派でもモテキャラでもないですけど、あの適度なふんぞり具合がいいんだよね。今回も、その味が出ていて期待もてそうです。子持ちの未婚生保レディ。乳がんになってどうなるかという話。元木医師に告知された後、医者3軒回るんだけど、確かに医者はそういうこと言う。現実には、患者はパニクってるからその場では聞き流してしまうんだけど、彼女はそれをちゃんと反芻する。一人だから。経済面も含めて、彼女になら、どんなセリフも言わせられそうだ。それにしても杉田かおる、うまいなあ。ダテにキャリア積んでない。女優だ。大谷直子はヘンだ。そういや紳助、ヘキサゴンに変則的に復帰してたな。調子に乗るとドキドキするけど、やっぱり現場が華やぐ。早く持ち上げ役に戻ってほしい。
2005.01.12
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TFMのゲストに井筒監督が出てた。自作の「パッチギ!」を精力的にPRしている。サントラ盤で主題歌の「イムジン河」が流れて、不覚にもウルウルしてしまった。フォークルの解散コンサートでの録音。未発売。つっても、バリバリの放送禁止歌なんだから、同じだけど。夜、そのことをダンナに話していて、ふと思ったんだけど、放送禁止になったのに、自分たちはなんで知ってるんだろう。運転しながら一人で大声で歌ってた。2番まで。それだけ曲に力があるということか。禁止されようと、差し止められようと、わずかな間に刻まれる。沁み込む。何か、原点を揺さぶられるというか。京都の鴨川べりで、大乱闘のシーンがあるんだって。ほとんどが本当にあった話。松山猛の実体験。逆「GO!」か。とにかく見なくちゃ。「ゲロッパ!」はビデオだったけど。
2005.01.11
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伊良部にハマってしまった。「柔らかな頬」を読み始めたら眉間が硬くなってしまい(やっぱりダメだ。筆力のある女流って、こっちの読み時を選ぶ)、何か脳がやわらぐものをと思って探したら、直木賞記念なのか、カバーがやわらかくなっていたので「イン・ザ・プール」と「空中ブランコ」2冊いっぺんに。フニャフニャですわ。別に文章が格別うまいというんでもない。設定だってナンだって、大して奇抜じゃないのに、読めば読むほど惹かれていく。なんで?伊良部って名前が悪いよな。どうしても、あっちの伊良部を想像してしまう。ガムくちゃくちゃの、メジャー入り即ヒジ故障の、阪神に返り咲いて、またどっかへ行った(のか?)。たぶん、あれをもっと肥えさせて、白っちくした男(キャー)。造型としてありがちなのに、まさか、あってはならないよな。けど、クセになる。いや待て、精神科医としてはアリかも。いや、ダメだろう。松尾スズキ主演で映画になるという話。ちょっと体格は違うけど、シレッとしてるところは好感もてるかも。もってどうする。でも、見に行こう。
2005.01.10
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大河ドラマ「義経」。時代的に苦手な部類だけど、原作が宮尾登美子さんだから、頑張って見ます。第1回は可もなく不可もなく。キャスティングも若作りを含めてうまくいってるふう。稲森いずみって、NHK好みなのかしら。民放では、あのションボリキャラがどうにも好きになれなかったけど、今回はわりと雰囲気出してる。というか、撮られ方に思い入れがある。大河馴れした松坂慶子の扱いと大違い。この時代って今まで当たったためしないけど(私的に。覚えてるのは仲代達矢のハゲ頭だけ)、その点では期待がもてる。新選組のおかげで、ようやく大河的なムードのツボを取り戻せたか。三谷さんにお礼を言わなきゃ、って、まだ早いか。渡さんて、ちゃんと目で演技できるんだ。知らなかった。そこいくとタッキー大丈夫かな。造りいいけど、バリエーションないからな。人気だけじゃ渡れない大河。TBSクドカン「タイガー&ドラゴン」。久々にドラマ見て大笑い。いやあ、面白すぎる。いいのか、こんなに一人でうまくって。
2005.01.09
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NHKハイビジョン特集「さらばゴジラ」。戦後60年、ゴジラが生まれて50年。まさに、この国の成長と衰退をともにしてきたわけ。こうしておさらいしてみると、ゴジラ自身は何も変わっていない。どの日本人にとっても、その存在への認識はたぶん共通している。ただ、ゴジラを背景にした社会、彼を取り巻く私たちのほうが、変わってしまった。アメリカには編集して輸出されていたんだと、初めて知った。なんだ、だったら、あのワケわかんないティラノザウルスみたいなアメリカ版も理解できる。アメリカでは、どんな映画でもヒーローは人間。キングコングですら、どうかすると、場違いなところに来てしまった、かわいそうなモンスターになっちゃうし。そんなんじゃ、わかるわけがない。ゴジラの存在する意味なんか。見ごたえありました。やっぱ深いよな。消えてしまうゴジラ自身より、ゴジラを失ってしまう自分たちの想いが複雑に沈み込む。これで本当にいなくなるんだろうか。それとも、いつかまた会えるんだろうか。大魔神は海洋堂の新社屋ビルにいるけど。
2005.01.08
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すっかり怠っておりました。本年もよろしくお願いします。例によって、タバ原稿の年越しを許されたもので、珍しくちょこっと掃除などしており、ワケもなく清々しい新年でした。で、実質今日が仕事初めで、打ち合わせの後に新宿に出て、映画でも見ようかと。正月恒例のゴジラファイナルをとアピールするも、誰も同意してくれなかったの。ギリギリ「オールドボーイ」かなと思ったんだけど、時間が合わず、「理由」。武蔵野館って、こんなに狭かったっけ。確か昔は三愛の上にあって、よく通ったけど。満席です(「ほぼ」は付かず)。真昼間なのに。これ、WOWWOWでやってたみたいだね。正直言って、ぜんぜん知りませんでした。宣伝も見た覚えないし。けど、少なくとも原作読んだ人は(珍しいことに)楽しめる!登場人物セリフあるだけで107人!その一人として無駄がない。原作が原作だけに、ふつうは食いたりなさが残るはずだけど、それもまったくない。信じられないかもしれないけど、一人一人がちゃんとタッテる。たったイッコのセリフでも、全員ヒトとしての背景を担っている。しかも、何一つ原作を裏切らず誠実に表現。もちろん原作読んだ人に限るけど、後味もすっきりしているし、そのくせちゃんと貫くテーマは濃い。こんな手法があったら、早く出してくださいとお願いしたいくらい。改めて大林宣彦氏の偉大さを知りました。監督、もっと働いてくださいッ。みんな、よく見つけましたねー。いったい、どこで評判を呼んでいるのかしら。エライわぁ。自分の前知識のなさに驚いてるだけに。映画を観たのは、整理券をもらった後、新装なったターミナルの上で、なかなかおいしい一人ランチしてから(米門、味も雰囲気もGOOD)。なおのこと得した気分。新年早々、このセンの手応えに期待してしまう。
2005.01.07
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