ワインと絵画がある生活

ワインと絵画がある生活

2008.01.17
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カテゴリ: ワイン会あれこれ
フォジエール屈指の作り手「アルキエ(J.M.Alquier)」のご夫妻が、近所の酒屋に来るってことで、ワイン会に参加してきました。

看板ワインのレ・バスティードは、漫画「神の雫」のコラムでも紹介された素晴らしいワイン。今までにも何回か飲んでいて、毎回そのおいしさとコストパフォーマンスの良さに感心していたところ。





テイスティングは白2種と赤6種。赤白ともにエレガントな仕上がりが印象的だった。アルキエの白は初めて。マルサンヌとグルナッシュ・ブランのブレンド。

2004 Vin de Pays de L'Herault
比較的しっかり目のボディでミネラルや酸も十分。ローヌ系品種の白はあまり得意ではないし、「ローヌ系品種=硬派」なイメージがあるのだけれど、これはもう少しフルーティで今飲んでもおいしい。00と比べると、こちらのほうがフルーティで香ばしい。抜栓後しばらくは、04のほうが好みだった。

2000 Vin de Pays de L'Herault
熟成による落ち着きが見られて蜜っぽい。そしてスモーキー。相当時間がたってからは、こちらのほうがよいかも。

2002 Premiere
2002年は最悪の年だったので、すべてを格下げして、こちらのキュヴェとしてリリース。悪天候のビンテージらしく青っぽい印象。

2003 Faugeres La Maison Jaune
ラ・メゾンジョンヌはセカンド的存在。レ・バスティードより標高が低い畑。スパイシーでしっかりとしたボディがありながらも、重くならずエレガント。赤系果実。ある意味、今日の一番。

2003 Faugeres Les Bastides
こちらのほうが凝縮度はあるけれど、現在クローズしていてわかりづらい。今飲むならラ・メゾンジョンヌのほうが好み。

1999 Faugeres La Maison Jaune
赤系果実を感じるあたりがラ・メゾンジョンヌ同士の共通点を感じる。少しこなれている。

2000 Faugeres Les Bastides


1996 Faugeres Les Bastides (非売品)
一番古いだけあってだいぶこなれている。人気が高かった。


全体を通して思ったのはエレガントさ。赤はスパイシーできっちり酸があり、バランスのよいボディーが印象的だった。

ラングドック&ルーションというと安ワインとか濃いだけのワインと思いがちだけれど、秀逸な生産者のものは全然違う。ネグリやゴービー、クロ・デ・フェのようなフルボディ&ウルトラシルキーなものにも魅力は感じるけれど、食事と楽しむにはアルキエさんのほうがいいかもしれない。

それに安いのもGood。各ドメーヌのトップキュヴェとなると1万円を超えることも珍しくないのに、その半額というのは良心的。ただし新しいビンテージほどユーロ高の影響を受けて高くなっている。安いバックビンテージをまとめ買いというのがお勧め。


購入したのは、今飲んでおいしい03のラ・メゾンジョンヌと、さんざん悩んだあげく00のレ・バスティード。

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最終更新日  2008.01.21 13:54:46
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