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すでにご案内の通り、 11月1日~3日に、立川市の昭和記念公園で行われた「東京蚤の市 2024 秋」が終わりました。中日を雨に祟られたものの、なんとか、広島から持ち込んだ商品をほぼ完売することができました。WOODPROブースに足を運んでいただいたお客様、本当にありがとうございます。「いつもネットで買ってます」というお客様、「前回は踏み台を買いました!」という、蚤の市常連のお客様、「お店はどこにあるんですか?」という、初めてご縁をいただいたお客様、WOODPROの商品を手に取って、気に入っていただいて、お買い上げいただいたお客様、本当にありがとうございます!こちら、初日のお昼休みに撮った会場の様子。広い広場全体に、びっしりとテントが並んでます。さらに、そのテントの間にも、たくさんのお客様。来場者は、三日間で、47000人。しかも、有料です。いつもながら、すごい動員力ですが、それだけ魅力があるイベントだということですね。国営昭和記念公園は、銀杏並木もそろそろ色づき始めていました。初日は曇り。二日目は、終日の雨。まさに、「足元のお悪い中」ご来場、ありがとうございます。ただ、さすがに雨ということで、荷物を持ち帰るのも大変ということで、販売の方が今一つ・・・・。ワークショップは、◇国産杉の「丸椅子ミニ」。天板、脚、脚つなぎの色を自分で選んで組み合わせができるということで大人気。持っていった100台あまりを完売いたしました!100台のカラフルな丸椅子が、おうちで活躍するかと思うと、ワクワクしますね。ということで、何とかこの秋も無事、蚤の市に出展、ほぼ完売御礼することができて、よかったです。広島から荷物持ち込んで、何人も出張してとなると、当然経費もかさむので、ここで儲けようなんて姑息なことは考えていませんし、どう計算しても無理です。ただ、ここから、WOODPROのことを知っていただいて、商品をお持ち帰りいただくということが大事だと思っております。また、パンフレットの一つでもお持ち帰りいただいて、この後のご縁につながれば、それだけでもありがたいことですね。WOODPROブースにお立ち寄りいただいたお客様、本当にありがとうございました!11月4日。蚤の市三日目の朝には、富士山も見ることができました。写真右寄りの富士山の下側に映っている茂みが国営昭和記念公園。左下に、白いテントが少しだけ見えますが、これが蚤の市の会場ですね。残念ながら、冠雪はしてませんが、富士山が見えたというだけで、テンション上がりますね。
2024/11/05
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9月4~6日に、東京ビッグサイトで行われる「東京ギフトショー 2024 秋」に出展します。場所は、東館4-T33-413M角の小さなコマで、さらに、コの字の壁になるやや目立たない場所なのですが、目立つところでは、ダルトンさんの近くになります。WOODPROのOLD ASHIBA(杉足場板古材)で作った雑貨品などを店頭に並べて販売いただけるお店を求めての出展になります。1年前の 【2023 秋】にも出展しましたが、前回は、ギフトショーと併催の「ライフ&デザインショー」への出展でしたので、会場も違ってますので、ご注意を。全国のインテリア雑貨、園芸雑貨販売店の皆様、当日、会場にてお待ちしております!無料の招待状はこちら⇒ご来場予定見本市のご案内
2024/08/08
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本日は、WOODPROの仕事納め。まずは、今年も、最後まで仕事ができたことに感謝です。コロナ禍も終わり、人の動きも元に戻ってきて、閑古鳥の鳴いていた観光地や繁華街も活気を取り戻しました。街に活気がでてきたことは、いいことですね。一方、コロナ禍で「おうち需要」の中心だった、DIYや、ガーデニングといった業種にとっては、その分厳しい一年でもありました。WOODPROの扱っている商品はまさしく、人が外に出れば売れにくいものが多いので、例外ではありません。ただ、ひたすらに走り続けているときには見えなかったものが、スピードを緩めることで見えてくるものもあります。どんな一年でも、無駄にせずに積み上げていければいいですね。皆様にとって、どのような一年であったでしょうか?まだまだ大みそかまでお仕事の方や、あるいは、大晦日から新年までずっとお仕事で、「納め」ができない方もおられるかもしれませんね。お疲れ様です。泣いても笑っても、今年もあとわずか。健康には留意しつつ、いい新年をお迎えください。
2023/12/28
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先週ご案内いたしました、「東京ギフトショー2023」への初出展ですが、台風の影響も多少あったものの、無事終わりました。まずは、WOODPROブースにお越しいただいた、たくさんの方々に感謝申し上げます。拙ブログでも出展の「目的」をお伝えしておりました。⇒東京ギフトショーに出展します。そして、次回のギフトショーに出展するかどうかはともかく、あらためて、今後の展開イメージが見えてきました。WOODPROのOLD ASHIBA(杉足場板古材)で作った雑貨品を、もっと手軽に、町のお店の店頭で、手に取ってご購入いただけるようにすること。別に、それが、WOODPROの商品だと知らなくても、足場板の古材を使った商品だと知らなくてもいいですね。店先にある雑貨を見て、気に入って買っていただいて、それが暮らしのお役に立てれば本望。ブースに立ち寄っていただいたお客様にもご説明しましたが、WOODPROが今回、一部の雑貨商品の卸売りを始めた理由をまとめますと、以下の通りです。・配送費の高騰などもあり、雑貨などの細かな商品は、送料比率が高くなって割高になる。・「足場板」「WOODPRO」という名前を知らないエンドユーザーは、WOODPROのネットショップにたどり着くことも難しい。・OLD ASHIBA(杉足場板古材)で作る雑貨品は、実際に見ていただくことでこそ、良さが伝わる。・雑貨品に使っているような細かな材料は、雑貨が売れなければ使い道がなく、バイオマス発電の燃料になってしまうため、販路を増えれば生かすことができる。取り組みはまだ始まったばかりですが、全国の地域に密着した小売店様と協力して、OLD ASHIBA(杉足場板古材)の魅力を伝えていければと思います。東京ビックサイトからの帰りに見た、夕景です。
2023/09/11
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9月6日から始まった東京ギフトショーですが、本日、9月8日が最終日。⇒東京ギフトショーに出展します残念ながら、台風接近中で天気は雨。あいにくの天気となっておりますが、ご来場予定のお客様は、ぜひとも、お立ち寄りください。これまで、メールでしかやり取りのなかったお客様ともお会いできたりして、よかったです。足場板の木っ端は、おひとり様1個、お持ち帰りOK!荷物にはなりますが、皆様、しっかり選んでお持ち帰りでした。木っ端をきっかけに、杉足場板のことが伝えられて、いいPRになってます。
2023/09/08
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一般の方は対象ではありませんが、「東京ギフトショー」に出展いたします。9月6日(水)-8日(木)の三日間、有明の東京ビックサイトで行われる、イベントです。日本各地のお店のバイヤーが集まる、大きなイベントですが、WOODPROの出展は初めて。WOODPROは、「製造直販」をモットーにこれまで、2000年からネット販売を始めて、23年目。なんとかここまで頑張ってきて、ネットショップとしてはある程度評価いただけるお店になってきました。WOODPROの商品の両輪は、「◇国産杉のガーデニング・インテリア商品」と、「OLD ASHIBA(杉足場板古材)の、素材とインテリア商品」。その中で、特に、OLD ASHIBA(杉足場板古材)については、もともとが杉足場板のリース会社であり、現在も、杉足場板に関してはリースから販売まで行っていることもあって、販売から、回収、再利用までを一貫して行っております。使い古された杉足場板古材は、本来、産業廃棄物として廃棄されていたのですが、WOODPROでは、その「味わい」に着目し、20年前から、デザインイベントに出展するなどして、カフェやショップなどの内装材、家具などへの再利用の提案を行ってきました。「古材」の味わいは、世の中でも「カフェスタイル」「癒し空間」を生む素材として定着しています。ただ、現状では、OLD ASHIBA(杉足場板古材)の魅力を、お届けできるのは、WOODPROのネットショップのみとなっています。昨今の配送費の高騰もあり、特に、雑貨小物については、商品以上の配送費がかかってしまうものも多く、結果的に、お客様にお届けしにくいのが現状です。そこで、今回、OLD ASHIBA(杉足場板古材)で作る雑貨小物の中から厳選して、全国の小売店様に向けての、卸売りを行うことにいたしました。全国各地の、「古材好き」「味のあるものが好き」という方が、実際に手に取ってみていただき、ご購入いただけるようにするには、お店の置いていただくのが一番です。その最初の活動が「ギフトショー」への出展となります。初めての出展でもあり、十分な準備もしきれていませんが、イベントのために用意した新商品などもありますので、ギフトショーに来られた際には、「WOODPRO」ブースにお立ち寄りください。お待ちしております。ギフト・ショーLIFE×DESIGN/LIVING&DESIGN 招待状*****************************************************東京ギフトショー 共催 「LIFE × DESIGN」場所 有明ビックサイト 西1・2ホール東京ビックサイト 西展示場 西1ホール小間番号「西1ーT10ー04」サウナフェアの隣、リノベーションゾーンの角小間でお待ちしております。期間 2023年 9月6日7日8日
2023/08/23
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昨日の「廿日市市 串戸保育園」の見学レポートの続きです。最初の写真は、靴箱ですね。全体に、節のないきれいな材料が使ってあります。とっても目に優しい色合いですね。実際、気を反射した光は、紫外線を大幅にカットされるので、目に優しいようです。転んでも怪我しにくいし、目にも優しいし、空気もきれいだし、やっぱり、木につつまれた空間というのは、気持ちいいです。さて、階段を上って二階に上がります。2階に上がると、一階にあった子供たちが本を読む秘密基地がのぞけます。水平方向だけでなく、垂直方向のつながりも意識された、素敵な空間設計です。2階には大きなバルコニーが広がっています。そして、このバルコニーもまた、木のデッキが張られていました。これは、出雲木材市場で作られている、E’s-WOOD(エステックウッド)。薬剤は使用せずに、高温の窒素加熱で、木材中の腐朽菌の栄養となる成分を分解することで、耐朽性を飛躍的に向上させたものだとか。耐朽性だけでなく、軽量で、寸法安定性にも優れているとのこと。いつ施工したものかは不明ですが、確かに、割れはほとんどなく、反りもあまり気になりませんね。⇒E’s-WOOD(エステックウッド)保育園のバルコニーから見下ろした園庭です。このエリアは海に近く、海抜も低いため、万が一津波などの際の避難場所も兼ねているそうです。バルコニーの奥には遊具らしきものが見えます。なんと、バルコニーから園庭につながる遊具でした。無茶苦茶楽しそうですね。保育園の教室の外側にもウッドデッキが張ってあります。こちらは、ヒノキ材に、キシラデコール、とのことでした。園庭には、またまた子供たちが喜びそうな小山が・・・。足がかりとして埋められている木材も、先ほど紹介した、E’s-WOOD(エステックウッド)だそうです。耐朽性の実証試験ですね。土管ですね。なぜか昔の漫画には、空地に土管が積んであって、そこが子供たちの遊び場とかになっていましたが、やはり、子供たちは狭いところが好きなんですね。木造ではありませんが、子供たちの便器がとってもかわいらしいです。木造の建築物なので、当然、梁桁も木材ですが、ここには、構造用集成材が使われています。木材の欠点は、個体差が大きいことと、長大物になればなるほど、希少なので価格が上がってしまうこと。構造用集成材のような、エンジニアリングウッドと言われるものは、個体差という木材の欠点を小さくして、構造計算できるようにし、なおかつ、長大な木材を比較的安価に作れるというメリットがありますね。手洗い場もミニサイズでかわいらしいです。ということで、時間も限られていたので、退場・・・。保育園の入り口に設けられた屋根付きの棚は、なんと、薪置き場だそうです。4月開園で、子供たちの歓声に包まれる日が待ち遠しいですね。こういった建物がどんどん増えてくると、日本の林業も変わるかもしれません。
2021/03/23
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先週の金曜日の話になりますが、廿日市市の串戸保育園の見学会があり、うち(WOODPRO)の社長とともに、行ってきました。今年4月の開園を予定している串戸保育園は、木造の保育園で、内外装に県産の木材をふんだんに使った保育園です。実際、表面的にも「樹脂」らしきものはほとんど見えない完成度の高さです。建物に入った瞬間に、ふわっと木の香りがして、とても気持ちがいいです。廿日市市は昔から木工が盛んで、けん玉発祥の地とされています。今回の見学会は、「ひろしま木造建築協議会」の主催で行われたものでした。建物の概要の説明なども行われましたが、特に興味深いと思ったのは、事業主の「社会福祉法人にこぷらす」の吉本理事長のお話の中の「この保育園には、ちょっと危険と思われる場所をいくつか用意しました」という話。何でもかんでも過保護に守られていては、子供は成長せず、かえって危険を察知する能力が欠如した人間になりかねませんね。もちろん大事故につながるようなものはまずいのでしょうが、子供たちが自ら危険を察知し、回避しながら遊んだり、学んだりできる環境というのは、大切です。特に、幼児期にこそ、そういった経験することが重要だと思います。さて、この建築物に大きくかかわった人として4人の方が紹介され、建物に関しての話がありました。一人が、事業主の「社会福祉法人にこぷらす 吉本理事長。次に、設計者の「株式会社KIworks」の井手口代表そして、施工者の「下岸建設」さらに、木工事の施工協力として、地元廿日市の「永本建設」の永本社長。それぞれに、とても興味深いお話でしたが、特に、木造建築を専門とする地元の永本社長のお話は興味深いものでした。ということで、永本社長。この見学会にお誘いいただいたのも、永本社長でした。永本社長の話の中に出てきた、一つの話は、「地域への貢献」。県産材を使い、地元の業者、職人さんを使って工事をすると、地域への波及効果は膨大になる、とのこと。確かに、鉄筋コンクリートで作ってしまえば、仮に予算は同じであっても、材料の多くは鉄鋼メーカーとか、セメントメーカーとか、大手建材メーカーとかの材料がほとんどで、地域にはあまり貢献しませんね。大きなレッカーや、ミキサー車がやってきて、うるさいし、危ないし、地域の方も迷惑なばかりでしょう。確かに、木造の建物というのは、「手がかかる」。板の一枚一枚を大工さんが張っていかなければなりません。ただ、その分、それだけの仕事も生まれてくるので、保育園を作る、ということから生まれた諸々の効果は、残った建物以上だということでしょうね。資料によれば、工事に関わる延べ人工数は、2543人工。廿日市市、広島市の企業だけで全体の97%にあたる8億3000万円になるとか。そして、この建物に使用した208立米のうち、80%近くが県産材です。こういった木造の大型建築物がどんどん立つようになれば、日本の林業も盛り上がるし、環境保全効果も大きいですね。ということで、撮った写真の紹介ですが、こちら、一番広い部屋の床。ここには、◇国産杉の「無節」の材料が使われていて、WOODPROでいつも見慣れている材料とは、相当表情が違いますね。杉材は柔らかく、クッション性に富んでいますので、子供たちが素足で走りまわっても気持ちがいいはず。(素足で遊ぶかどうかは不明ですが・・・)ただ、「節」は固く、割れて鋭利になったりしますので、子供たちが素足で歩くとすると、確かに危ないので、「無節」であることもわかります。その部屋の一角には暖炉もあります。確かに、子供たちがヤケドしてしまうことや、薪を補充する手間を考えると、エアコンだけにする方が簡単だと思いますが、子供たちは暖炉というものも見たことがないでしょうし、こういったところにも、教育的な配慮が感じられます。そして、暖炉の反対の面には楽し気な遊具です。ロープで作った網の上に上がったりもできるもので、これは楽しそうですね。そして、廊下。ここも木の床で、壁は漆喰です。途中からは吹き抜けになっていて、木の構造材が見えて造形的にも面白い空間です。その廊下の途中には、丸ーくアーチになった、こんな入口が。この中には絵本が置かれ、子供たちの好奇心をくすぐる秘密基地ですね。狭い空間なのですが、子供たちはなぜか、狭いところに入りたがります。ということで、話が長くなるので、今日はこの辺で。子供がいたら、こんな保育園に入れたいですね。続きは日を改めて、ご紹介いたします。
2021/03/22
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本日は、9月27日に行われた、宮島口桟橋の多目的スペースに、広島廿日市ロータリークラブから、ベンチ、テーブルなどの木製家具一式の贈呈された、ということで表彰授与式&コンサートに関してのご報告です。ステージも、観客の方が座っているベンチも、ロータリークラブから寄贈されたものですが、WOODPROで作らせていただきました。納品時の記事がこちら。⇒宮島口桟橋 多目的スペースに、OLD ASHIBAベンチなどを納品まずは、廿日市市の松本太郎市長から、廿日市ロータリークラブの松本会長への、表彰状授与の様子。そして、記念撮影を、その後ろから。中央が松本市長 右が松本ロータリークラブ会長。表彰状授与式のあとは、「みやじまぐち そぞろあるき 音楽祭」まずは、二胡奏者の吉田優子さんのライブです。二胡の幽玄の音色を堪能させていただきました。広島出身の方らしく、宮島口のあたりでもバイトしていたというような話もされてました。ベンチも足場板の古材で作ったものですが、テーブルもそう。ボックスと板の組み合わせで、ベンチにも、テーブルにもなるという優れもの(自分でいうのもなんですが)なのですが、かなり有効に使っていただけてうれしいですね。足場板の古材に、屋外用のMB(ミディアムブラウン)を塗装。なにしろ、もとがダメージのある材なので、多少手荒に扱っても傷が気になりません。実は、多目的スペースは、新しい宮島桟橋の中の、独立した2階スペースなので、わざわざ上がらないといけません。ということで、上り口附近に案内のスタンド。これも、WOODPRO製です。適度な存在感があっていいでしょ。ボックスには棚もあって、鞄を入れたり、こんな感じでパンフレットを入れたりできる、まさしく、多目的。新しいターミナル内の、大野漁協の直売所。隣接する、宮島ボートレースも見れます。まだ整備中ですが、新しい宮島口桟橋ターミナルです。ターミナル内をぶらぶらしているうちに、次のコンサートが始まりました。アコースティックギター&ボーカルユニット deneb明るく、力強いボーカルで、素敵でした。宮島にお越しの際は、宮島口桟橋ターミナルの多目的スペースで、足場板古材のベンチに腰かけてみましょう!宮島口の駐車場は、満車になるのが早い上に、休日の駐車料金が高いので、宮島口から4つくらい手前の「JA広島病院」の駐車場に車をとめて、電車で宮島口へ行きました。便数も多いので、さほど時間もかからず、おすすめです。
2020/09/29
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楽天市場の「送料無料」問題は、三木谷社長の「送料込み」表示発言で、「送料込み」問題になるのだろうか?もはや「迷走」という印象だ。言い換えただけではあるが、表現としては、より「正直」になったとも言える。そもそも「送料無料」とは、「こんなにたくさん買ってくれたんだから、送料くらいは、うちで負担しますよ」というサービスであったはず。配送すれば送料は必ずかかるので、本来無料ということはありえないので、正確には「送料サービス」。送料をサービスできるラインというのは、商品の大きさとか、単価とか、利益率とかによって当然変わってくるので、各店舗で「10000円以上送料無料」とかいった線引きをして実施してきた。あるいは、「送料無料」でなくても、小型の商品であれば、一つの箱にたくさん詰めることができるので、そういう場合は、「一回の配送あたりいくら」という送料設定にして、1個あたりの送料負担は軽減される。ショップとしては、商品に関わる代金と、配送に関わる代金を分けることで、より合理的な販売ができたし、ユーザーも「適正」な価格で検討、購入しやすい。当然、1個買う場合と、10個買う場合の送料割合は違う場合が多い。ここまでは、とても分かりやすい話であるのだが、アマゾンが始めた「プライム送料無料」が、状況を大きく変えてしまった。アマゾンの顧客には、一店舗でたくさん買う客よりも、ピンポイントで単品購入する客が多い。どの店で購入したという意識は低く、「アマゾンで買った」という認識である。にも関わらず、送料のかかるものとかからないものがあったり、まとめて買っても、これはアマゾンの倉庫で、これは販売会社の倉庫(しばしば海外)であったりして、送料に関わるトラブルも多かったに違いない。そこで、どうせ単品で売るんなら、送料まで乗っけて「送料無料」と表示した方が分かりやすい、ということで、「アマゾンプライム」という会員制度と結びつけて、さらに、配送拠点の充実を図って、単能機を実現し、飛躍的に安心感が増して、買いやすくなった。私自身プライム会員であるが、「prime」と表示のない商品を買う際には、商品以外の請求がくるのではとちょっと心配になるし、調べるのも面倒なので、購入を避ける。「店」にこだわらなければ、商品を比較する際もアマゾンのHPというのは分かりやすい。そして一番感じるのは、送料込の割に安い、ということ。これは、おそらく、アマゾンの配送センターからの配送費がかなり抑えられているからに違いない。そういう背景があってこその、プライムなのである。客層も違う、背景も違う、にも関わらず、強引にアマゾンの成功例を踏襲しようとするわけなので、「送料込み」値上げは「損した感」を生み、楽天の客離れ、出店者離れを加速するのではないかと思われる。そして、アマゾンと同じことをしようとしても、アマゾンの客が楽天に移ることはないだろう。「分かりにくいことが、楽天離れの原因」だとして、分かりやすく「送料無料」にするというのも、全く短絡的で、知恵がない。分かりやすくしたいのなら、送料は1回の配送に対してかかるものなのか、1個についてかかるものなのか、大型商品と小型商品を一緒に買ったらどうなのか、などなど、顧客が不安に思う要素を明確にした、顧客目線で分かりやすい「楽天スタンダード」を作るべきではないか。巨大アマゾンを単純に追っかけても、絶対ついていけないだろう。アマゾンの仕組みというのは、やっぱりすごいと思う。さて、冒頭の写真は、WOODPRO shop&cafeに展示してある、「つんどくボックス」という商品である。四角の箱を積み上げて、その場所にフィットした棚を作るとともに、自由に拡張、移設ができるという、とっても優れもの。興味のある方は、こちらをどうぞ。⇒SUGI つんどくボックスこの便利なシェルフであるが、これを「送料込み」にするとなると、1個単位での値上げが不可欠になる。1個単位で送料をのせられると、まとめて買う人は明らかに損だ。それを回避するためには、複数台購入のクーポンを発行したり、さらに分かりにくい状況になる。明朗会計のはずが、さらに不明朗になってしまう。「送料無料」「送料サービス」「送料込」。どの表現でもいいのだが、WOODPROとしては、楽天の失策に巻き込まれるのだけは勘弁してほしい。※ちなみに、3980円以上送料無料というのは、「小型商品」に限られ、大型商品は対象外である。にも関わらず、テレビで、これだけ「3980円以上、一律送料無料」と伝えれば、大型商品に送料が加算されることによるクレームが起こりかねない。とにかく、つまらないことはやめてほしいものだ。
2020/02/14
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インターネットモール最大手の楽天市場が、3月から、3980円以上のお買い上げで、送料を無料にする、という方針を打ち出し、テレビでも再三取り上げられたように、独禁法に抵触する疑いがあるのではないかと物議をかもしている。WOODPROも、楽天市場店で商品を販売しており、決して他人事ではない。楽天ユニオンなる、出店者の組合も結成され、当然断固反対の構えでだが、さて、どうなるのだろうかと、とりあえず、推移を見守っている状態。ということで、本日は、「送料」について考えてみたい。WOODPROは「ユニオン」には参加していないが、送料無料の強制には反対である。いずれにしろ、商品をお客様のもとに運ぶためには「送料」はかかる。「送料無料」というのは、「送料」という名目では請求しない代わりに、その他の形で最終的にはエンドユーザーが負担することになる。結論から言えば送料が完全に無料になることなどありえない。WOODPROでももちろんそうだが、「無料」にするには、商品価格に転嫁するしかないのである。今回、「楽天ユニオン」が問題にしているのは、値上げすると商品が売れなくなるので、十分な値上げもできず、結果的にショップ側が送料を負担せざるを得ず、これを強制することは、独禁法に定める「優越的な地位の乱用」になる、ということ。WOODPROが楽天市場に出店してから、すでに20年以上になるが、これまで、ほぼ一方的に条件変更を強いられてきた。当初は、「出店料は月50000円だけ。その他は一切かからない」はずだった。それが、いつのまにか、システム利用料という名目で、売上の中の一定額を徴収されるようになり、楽天ペイメントの導入や、スマホからの売上に対する割増徴収など、どんどん手数料の支払いは増えてきた。楽天市場をメインの販売チャネルとしているお店にとっては、受け入れざるをえない状況で、まさしく「優越的な地位の乱用」と言える。これまでは、それに甘んじてきたものの、さすがに今回は耐え切れず、「楽天ユニオン」結成ということになったのだろう。今回の楽天市場の「送料無料問題」がどう展開するかは不透明であるが、もしも、断行した場合は、楽天にとっては、将来に大きな禍根を残すことになる可能性が高いと思われる。楽天市場が後追いでマネをしたがるAMAZONだが、明らかに楽天市場とは異質なモールである。むりやり例えれば、アマゾンは「ドンキホーテ」的で、「単品」重視で、体系無視。レビューは気にしつつも、直感的に購入されるケースが多いように思われる。商品がすべて、平面上に横並びに陳列された状態に近い。楽天市場は、どちらかと言えば、いわゆるショッピングモール的に、個々のお店が通路に面して軒を連ねている状態に近い。店に入れば、その店の品ぞろえや体系を理解することができる。この全く違う形態であればこそ、棲み分けもでき、お店側も、それぞれの適性にあわせた商品の販売もできる。しかし、楽天市場が、アマゾン方式にすり寄っていく結果、漁夫の利を得るのは、楽天市場に近い形態の、YAHOOではないかと思う。今回の「送料無料」を断行すれば、多くのショップが、軸足をYAHOOに移すに違いない。片や、送料無料ながら割高。片や、商品価格は抑えられているが、条件によっては送料がかかる。エンドユーザーがどちらを選択するか、ということになる。これまでは、「楽天党」であったユーザーも、商品価格が一斉に上がる可能性が高いとなると、他サイトと比較してみる機会が増えるに違いない。楽天市場は「送料無料にすると、顧客に安心感が生まれ、売上が増える」と断言するが、楽天市場の客層であれば、離れていく人の方が多いのではないか?さらに致命傷になりかねないのは、出店者が楽天から離れていくことである。物を送れば、送料は必ずかかる。「送料無料」といいつつ、実際には「送料は商品に含まれています」ということ。送料体系の分かりにくさの問題は、顧客の購買意欲をそぐに違いないが、「送料無料」の甘言に騙されるほど、エンドユーザーも馬鹿ではない。せっかく、「配送コスト」というものがエンドユーザーにも認知されつつあるというのに、時代に逆行した楽天市場の方針は、決して社会を良くすることにもならないだろう。買い物に行かずに、人に運んでもらえば、当然配送費がかかる。再配達するのも人である。配送に関わるコスト意識というのは、大切なことだ。球団を有するくらいに大きな会社になったのだから、社会の中での役割もしっかりと考えてほしいものだと思う。近江商人には「三方よし」という言葉がある。売り手と買い手だけなら、いわゆる、「WIN-WIN」であるが、「三方よし」はそこに、世間が加わる。「売り手よし、買い手よし、世間よし」商売を通して、社会に貢献していこうという心構えである。日本には、長寿の会社が多いというのも、そういう考え方があればこそなのではないかと思う。※写真は、以前、上海かどこかで撮ったもの。このくらい積めば、コストは下がるだろうが、危険だ。
2020/01/24
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先週の東京出張の際に、汐留にあるパナソニックのショールームに行ってきました。B1B2 は、パナソニック商品の純粋なショールームで、1階が、Tokyo Renovation Museum となっていて、パナソニックの商品を押し出すというよりも、思想を前面に出した体感型の展示になっています。「リノベーション」という言葉自体、ここ数年で特に耳にし始めた言葉ですが、分かりやすく言えば「増改築」。ただ、リノベーションという言葉には、従来のリフォームとか、増改築とかに含まれる「古くなったから手直しする」という消極的なイメージを取って、「さらに新しい価値を付加、創造する」といった前向きな意味合いがありますね。そのため、昨今は、リフォームと言わず、何でもかんでもリノベーションと言います。さて、リノベーションミュージアム。少し入ったところに、1980年代~90年代頃の標準的なマンションの間取り模型。廊下の両側に、部屋や洗面を配置。南側の窓に面した部分にLDKがあり、それとつながった和室。確かに、標準的ですね。その後、子供たちが出て行ったりして、生活のステージが変わってくれば、当然暮らし方も変わってきます。ということで、完全に既存の間取りを取り去った状態のマンション。マンションの構造躯体は部屋の外周に面しているので、間仕切壁を取り去ると、がらんどうの広いスペースになります。そこに、暮らしを重視した新しい空間を創造するのがリノベ。コンセプトの違う、3人の建築家による提案の模型があります。これは、空間を半分アウトドア化したプランですね。様々なリノベーション事例を、ほぼ原寸大のスクリーンに映して体感できるコーナー。さらに奥に進んでいくと、インテリアスタイルごとに、外壁や建具、クロスなどの展示があり、自分にあったインテリアスタイルを確認することができます。こちら、ヴィンテージスタイル。シャビー感のある仕上がりのヴィンテージ。ジャパニーズモダン。こういったインテリアスタイルごとの素材展示が、確か10パターンくらいあります。リノベの事例として出てくるものに共通するのは、「棚」の使い方ですね。収納するという機能と、装飾するという機能をうまくミックスさせて、空間を有効に使うのがポイント。先ほどはミニチュア模型でしたが、実物のリノベ提案空間もあります。こちらは、できるだけ仕切りをなくして広々と使うタイプ。こちらは、知的なお父さんのお城を作った、趣味と家族の一体感を程よくミックスさせたモデル。対面キッチンの、部屋側の棚。棚というのは、あればとっても便利ですが、ぎっしりつめればいいというもんでもありません。見せながら収納していく、というスタイルは、特に、子育てが終わった家庭には適しますね。グリーンを基調とした、寝室。個室のパターンもいくつかあって、インテリアの完成度も高いです。天井回りに配した棚。まあ、埃がたまりそうですが、邪魔にならなくて便利かも。時間の関係で、読んでませんが、関連書籍コーナーもあります。じっくり見ていけばいろいろ学ぶところも多いと思います。パナソニックのショールームも見てみましたが、地下2階は主にキッチン関係。地下1階は、ライティングの展示が中心。さすがに住宅建材の総合メーカーだけに、充実した展示になってます。こちらは、照明の違いによる見え方の違い。実際の空間を使って、ライティングの効果を確認できます。とにかく、いっぱいスイッチがあって、照明をつけたり消したりしながら、効果の確認ができます。当然、一つずつのスイッチをつけたり消したりするのではなく「くつろぎモード」とか、「食事モード」とかいったシーンごとにまとめて照明効果を変えるスイッチもあります。お金を掛けようと思えば、いろんなところにお金をかけることができますね。この日、あいにくの雨。汐留方面に歩いて5分くらいの場所なので、東京に行かれた際にはちょっと覗いてみる価値はあります。
2019/09/05
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先週の東京出張のきっかけは、8月29-31日の三日間、幕張メッセで行われた「JAPAN DIY ホームセンターショー」今回、特設コーナーの中に展示スペースをいただいて、出展しました。以前からお世話になっている、アイアン加工、溶接のFeNEEDSさんの「男の工房」の中。溶接によるアイアン加工のワークショップなども行われている、特設コーナー。その中にある、WOODPROコーナーはこちら。足場板の古材の板をもっての出展です。展示品としては、これだけ。とにかく、DIYの素材としての「杉足場板古材」の真価を問う!という意気込みです。人間だって生まれたときにはそれほど大きな違いはありませんが、それから成長していくと、その育った環境によって個性が生まれてくるように、古材もまた、その古材となる環境によって個性が際立ってきます。結果として、「個体差が激しい」ものになり、単純な規格化は難しくなります。さらに、その個性を生かして仕上げていくとなると、いろいろな段階ができてきます。業者さんであれば、仕上げの自由度の高いラフなものを、マンションに住む主婦の方であれば、そのまますぐに棚にできるものを希望されるケースも多い・・・。いわば、個体差の幅広さ+仕上げ段階違いで、ものすごく幅広い「杉足場板古材」が存在します。仮に、ホームセンターに「杉足場板古材」が並ぶとすると、その幅広いバリエーションの中に一部になりますが、それしか見ないお客様は、それがすべてだと思ってしまうでしょう。実は、ここ数年、ホームセンターでもちらほら「杉足場板古材」を見かけるようになり、中には「OLD足場板」というネーミングで、WOODPROの 【OLD ASHIBA(杉足場板古材)】に似たものもあります。実際、ホームセンターに並んでいるものの多くが、仕上げ度も低い割に価格は高い・・・足場板のイメージダウンにつながりそうなものが多い。こういった状況の中、足場板古材のトップメーカーを自認するWOODPROが満を持しての出展となった次第。担当は、社長と社長の長男である特販担当の中本光哉君なので、私はもっぱら見学して、目新しいものがないか見て回っただけですが・・・。お隣のコーナーは、最近ブームの、キャンピング、アウトドアの特設コーナー。私はよく知りませんでしたが、快適生活研究家・田中ケン氏 とのこと。この日は不在。私の行った30日(木)は、業者オンリーの日ということもあって、一般の方向けのワークショップなどは行われていませんでしたが、アイディアDIYのコーナーなどもありました。ホームセンターの競争もいよいよ激しくなってきているようで、生き残りをかけた戦いが繰り広げられていますね。一昔前までのホームセンターと言えば、どの店も同じようなメーカーの品がずらりと並んでいたものでしたが、大手のホームセンターではプライベートブランドを充実させ、作業できるスペースを作ったり、工具はもちろん、溶接機まで置いて、かなり幅広いDIYニーズに対応しています。私の気になる動きとしては、「ホームセンター内雑貨の充実」です。かつては、町の小さな雑貨屋さんにしかなかったようなかわいらしい小物や、アイアン商品がホームセンターにも並んできました。規模が大きいだけに、これは雑貨屋さんにとっては大きなダメージなのではないかと思います。「男前」と言われたアイアン商品なども、質はともかく見た目はそれらしいものが、安く並んできました。そうした中で、いかに個性を主張して、違いを理解してもらって、納得して買っていただくかというのは、WOODPROにとっても、大事なテーマですね。どこでも作れるものは、いずれホームセンターに並ぶ。しかも、安く、大量に。そう思った方がいいでしょう。その夜、なぜか、松戸の焼き鳥屋で懇親会。WOODPRO社長の中本。紅一点が足場板専門店窓口スタッフの高畑。隣が特販担当の中本光哉。撮影は私。この店一押しは「鳥の皮」。かりとっして、ノーマル焼き鳥派の私もおいしくいただきました。お店は、「神鶏」松戸店
2019/09/04
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「朝イチ」の生放送がWOODPROにやってきた、4月19日。この日私は三重県に出張でした。行先は、三重県四日市市の山城。新幹線で名古屋に行き、そこから近鉄で富田に行き、そこで三岐鉄道というローカルな鉄道に乗り換えて、「山城(やまじょう)」に向かいます。近鉄富田まではJR西日本の「ICOKA」が使えましたが、ここからは、懐かしい厚紙の切符です。先頭車両に乗り込むと、なんだか、子供みたいにちょっとテンションが上がりました。11時ころに乗りましたが、乗客はほとんどおらず。その割には、結構長い連結です。レトロな運転席。「RAILWAYS」という映画を思い出しますね。三岐鉄道の三岐とは「三重」と「岐阜」の頭文字を取ったものらしい。三岐鉄道 三岐線は、近鉄富田から西藤原駅間の26.5キロですが、終点も三重県なので、三岐とは名ばかり・・・。私が向かうのは、途中の山城駅。住宅街を単線の線路が伸びています。山城駅に着くと、そこに迎えに来ていただいたのは、新昭和FCパートナーズの井家上社長でした。井家上社長は、元住建産業(現ウッドワン)で、かれこれ30年近くも前の話になりますが、私の直属の上司でもありました。私がウッドワンに入社したのは、1984年で、その際、井家上社長は豊橋におられて、30才そこそこで「集成材」のプロダクトマネージャー(社内通称PM)という、商品の企画から経営まで任される花形で、憧れの存在。新入社員研修の際も大変お世話になりました。その後、私は横浜営業所に配属され、7年営業をし、井家上社長は新しく運用を開始した「住建産業東海物流センター」の責任者に。そして、私が「物流センター」に転勤になり、1年程の間でしたが、直属の部下を経験させていただいた次第。井家上社長は1年で千葉営業所の所長として転勤されたので、実質部下であったのは一年。その後、いろいろあって、井家上社長も住建産業を退職して千葉の新昭和住宅へ。私も、その後広島の本社に帰りましたが、いろいろあって、退職し、現在のWOODPROヘ。そんなことで、疎遠になって30年近く。その間井家上社長は、クレバリーホームのFC展開の責任者として活躍されて、「新昭和FCパートナーズ」の社長に。それが先日、縁あって、うちの社長にお声をかけていただき、ちょうど広島に来られたタイミングで、私も久々にお会いできました。というような「ご縁」がいろいろありまして、あたらしく展開する「VARY'S(バリーズ)」というブランドに、WOODPROの商品が使えるのはないかというお話をいただき、四日市に立ったモデルを伺ったというわけです。クレバリーホームは、「品質重視、商品競争力」を前面に出して販売してきた商品とのことですが、新しいブランドである「VARY'S」は、建物ではなく「暮らし」を売る!というコンセプト。WOODPROとの相性もどんぴしゃでしょう。モデルを拝見しましても、リゾート地の別荘を思わせる佇まいでした。これからモデルハウスを全国展開されるということで、その内装にWOODPROの足場板の古材の家具をどうか?というお話。このモデルはすでに出来上がっているので、もちろん、WOODPROの家具ではありませんが、これはかなり、いい感じの組み合わせになりそうな予感ですね。まだ、始まったばかりのお話で、納入実績もありませんが、ひょっとすると、WOODPROの家具を見たい方は、「VARY'S」のモデルハウスにどうぞ、なんてことになるといいですね。なかなか実物をご覧いただけないのが、ネットショップのつらいところなので。とまあ、取らぬ狸のなんとやらです。旧縁に甘えていては、仕事というのは長く続かないですね。始まりは「旧縁」であっても、しっかりとウィン・ウィン の関係ができればこそ、末永いおつきあいもできるというものです。WOODPROの家具で建物が引き立ち、お客様が「そこで生まれる暮らし」を実感できてこそ意味があるというものでしょう。お役にたてれば幸いです。この日、井家上社長には、名古屋駅までお送りいただき、いろいろとお話しも伺いましたが、昔と変わらず気さくさと若々しさで、私もなんとなく、若返ったような気がした次第です。ありがとうございました。
2018/04/25
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もうすぐ3月も終わりですね。ということで、4月の情報です。4月4日(水)~18日(水)までの2週間、東急ハンズ 渋谷店で、東急ハンズとWOODPROのコラボイベント「廃材の森SHIBUYA」が開催されます。冒頭はポスターの上側部分だけで、全体はこちらを参照ください。⇒東急ハンズ 渋谷店 「廃材の森 SHIBUYA」もともとは廃棄されていたものの「価値」を見出して、新しい命を吹き込んだモノを紹介するというイベントで、WOODPROだけでなく、コンセプトにあった話題の会社にもご協力いただいております。詳しくはこちらをどうぞ⇒Facebook [廃材の森 SHIBUYA]基本的に会場での対応は東急ハンズのスタッフの方がされるので、当店のスタッフが常駐するわけではないのですが、今回は、私も広島から出張して駐在予定です。私の駐在予定は、4月6日(金) 午後1時~4月7日(土) 終日4月8日(日) 午後3時くらいまで~もちろん、食事したり、うろうろしたりしますので、いない時間帯というのはあると思うのですが、「帰還予定」の札でも置いて分かりやすくしようかなと思ってます。WOODPROはネットショップだけに、なかなか実物を見ていただく機会はありません。実際には、いろんなお店などで目にはされていると思うのですが、名前が書いてあるわけでもありませんので、気付かないまま「素敵ね~」なんて言ってもらってるかもしれません。ということで、今回は、渋谷の東急ハンズという、大変分かりやすい場所でのイベントでもありますし、ぜひとも、この機会に実際の商品を見ていただければと思います。また、さらに、時間があえば、私の駐在する間に来ていただければ、いろいろご相談にも乗れますし、分からないことを質問いただくこともできます。東京では、ちょうど桜も散ってしまって「どうしようかな~」という時期になると思いますので、ちょっと久しぶりの渋谷を散策してみてはいかがでしょうか?谷での展示品を工場で作っているところ。テレビボードと、その背面は、古材を縦板張り。この壁面に、大き目のミラーでも置いて、テレビのイメージでも出そうかと思ってます。その裏側。こちらには、キャビネットや天板を置いて、ちょっとした書斎スペースのイメージを作ろうかと思ってます。ほかには、テーブルっぽいものなども展示する予定。もちろん、その場でお買い上げいただける小物もあります!(数に限りあり)
2018/03/30
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今週の水曜日に、第一回 WOODPRO社内住宅勉強会が行われました。講師は、金堀一郎先生。広島においては、建築界の重鎮で、インテリアコーディネーターという資格ができたりした際も、大きく関わられました。参加者は、WOODPRO shop&cafe スタッフと、本社から参加したスタッフで、十数名。先生曰く「資格は、その時の時代の流れや国の方針を反映する」とのこと。確かに、インテリアコーディネーターという資格は、「インテリア」という概念が日本の中に定着し始めた頃にできました。かれこれ30数年前。そこから、インテリアデザインや、インテリアコーディネートというものがより広く認知され、その資格も大きな役割を果たしてきましたが、今では、一般の「奥様」がその役割を担う時代になり、かつてほど「資格」の意味がなくなってきた、とのこと。なにを隠そう、私自身、30年前にインテリアコーディネーターの資格を取得したものの、仕事そのものに「資格」が役立たないことと、6年に1回の更新料が高いこともあって、更新しませんでした。そして、今回の勉強会のテキストは「DIYリフォームアドバイザー」。名前だけ見ると、セルフリノベ的な印象も受けますが、必ずしもそれだけではなく、広い意味で「DIY型」のリフォーム全般になります。通常は業者を選定して、ある程度の希望を伝えれば詳細は「おまかせ」というのが一般的なリフォーム。DIY型は、デザイン、材料の選定、施工方法など、施主が主導的な立場で行うもの。なので、内容によっては業者に依頼し、内容によっては、自らが工事する。あるいは、材料は自分が購入して、施工だけを依頼する、といった多くのパターンが存在します。先生曰く、「DIY型のリフォームで最初にお客様に伝えるべきことは、「自己責任」という概念。」建築業者が一番恐れるのはクレームで、クレームを避けるために寸法精度が出しやすく、施工後の反りが狂いが起こりにくく、メンテナンスの楽な「新建材」「工業化木材」が使われてきた背景があり、そういう意味で「業者は無垢を使いたがらない」。結果、「日本の住宅は、塩化ビニールでコーティングされた家ばかりになった。」しかし、一方で、「より健康的」で「より快適」で「より自分らしく」「より人間的な」空間を求める人も増えており、それを実現するための一つの方法が「DIYリフォーム」。業者任せにしないで、「自己責任」で行うことがポイントです。「自己責任」というと、ちょっとネガティブな印象もありますが、逆に「自分が納得すれば、それでいい」ということでもあります。たとえば、業者が杉の無垢材を選定し建材に使用したとすると、多くの施主さんから「簡単に傷がついた」「反ってきた」「すいてきた」といったクレームがつく可能性大。新建材に慣れた人からすれば、木であれば当たり前のことさえクレームの対象になります。ただ、一方で、きっちり、かっちりした空間が落ち着かないという風潮もありますね。だからこそ「カフェ時間」とか「カフェのような我が家」とか言った雑誌のコピーが人目をひいたりするわけです。その「カフェ的」な空間こそ、傷とか、反りとかを許容し、時の流れをストレートに受け入れ、それとともに、手触りとか、空気感を楽しむ人間らしい空間のイメージ。ああ、やっと杉の時代が来たんだなあ、とも言えますね。杉材は加工しやすく、輸入材に比べれば素直。塗装もしやすく、手触りもやさしい。価格も比較的安価で、DIYにはこれ以上ない素材です。家具用高級材と比べれば「傷つきやすい」「反りやすい」「割れやすい」といった欠点もありますが、要はその欠点を問題視するか、許容するかという選択です。DIYリフォームというのは、「自己責任」であるがゆえに、より多くの選択肢を持つことができ、より大きな満足感を得ることができる可能性を持ったものでもあります。今回は第一回目の勉強会ということで、まずは、その背景の勉強が中心でしたが、これから、具体的な内容にないっていく模様。スタッフ一同、お客様にしっかりと説明できるようになるべく、頑張ります。
2018/03/09
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もう終わってしまいましたが、19日(土)20(日)は、東京蚤の市でした。これまで、素材販売とワークショップを中心に出展していたイベントですが、今回は完成品も見ていただこう、ということで、OLD ASHIBA家具の見本のほか、メキシカンタイル鍋敷きや、コースター、ブックエンドなども販売してみました。なにしろ私としては慣れなうことでしたので、お客様の来場が始まっても値札を書いている状態のばたばたで、自らのコーナーを撮った写真もこれだけ。途中、会場を見て回る余裕もなく、売りとPRに徹しましたので、開催中の会場の写真は始まる直前に撮ったものだけです。おかげさまで、お客様とも話ができて、次回イベントへの反省点もでき、また、商品企画の方向性を考えるうえでも価値ある二日間となりました。ご縁をいただいた皆様、ありがとうございました。さて、蚤の市の件はこのくらいにして、出張初日の金曜日、3時からの設営の前に立ち寄ったところを紹介します。まずは、[WOODWORK]さん。こちらは、御徒町から歩いて10分もかからないくらいの場所にあります。完成品の量販ではなく、しっかりとお客様と打ち合わせをしながら、丁寧に作っていくオーダー家具がメインです。地下に工房があって、作り手とお客様の距離が近いというのも魅力的ですね。代表の藤本さんもとても気さくで優しい方で、突然の訪問にも関わらず、工房までご案内いただきました。御徒町から浅草橋方面にあるいて10分くらいのところにある[Syuro]さんにもお邪魔いたしました。こちらは、うちの社長がかなり昔からお世話になっている宇南山さんが代表を務めるデザイン企画会社です。「とにかく、たくさんの人に足場板を紹介していただいた」と、うちの社長も言っておりました。お店の中は、イベントにも使えるようにすっきりとしたレイアウトです。気取らない、温かみのある、素材を大切にしたモノ作りが、今の時代のとってもあっていますね。棚には、しっかり、足場板を利用いただいてました。御徒町、浅草橋周辺は、ちょっと職人気質なモノづくりをされるクリエーターが集まっていて、今、とても注目されてます。3時から蚤の市会場の設営予定でしたが、広島からの荷物を積んだ、社長、井谷、山本が乗ったハイエースの到着が1時間くらい遅れそうということで、御徒町から上野まで「アメ横」を通ってみました。なんと、外人さんが多くて、雰囲気は台湾の夜市を彷彿とさせるものでした・・・。年末のニュースでみる雰囲気とはちょっと違ってました。上野の国立西洋美術館。ル・コルビジェの代表的作品の一つとして、先日世界遺産に登録されました。美術館の前庭にある、「地獄の門」
2016/11/21
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もう少しのところで、春が足踏みしてますね。さて、本日は、「店長くり坊のひとりごと」のご紹介です。「それって、このブログでしょ」という声も聞こえてきそうですが、実は、このブログを始める前に、ネットショップである「WOODPRO」のメルマガの中に書いていた、「店長くり坊のひとりごと」というのがオリジナルです。ある意味、WOODPROの原点とも言うべきものですね。そのバックナンバーは、WOODPROのHPにも掲載していますが、おそらくそこにたどり着く人も少ないと思うので、ここで紹介させてもらいます。ネットショップを立ち上げて、その初期のことですので、かれこれ15年も前に書いたものです。ただ、自分で書くのも気が引けますが、今でも十分通用する内容です。リンクはこちら⇒「店長くり坊のひとりごと」すると、こんな写真が出てきますが、まだ白髪のないころの私の写真。歴史のあるネットショップにはありがちですが、店長のプロフィール写真が昔のままで更新されていない。目立たないページではなおさら。記念すべき第一回は、vol.1 木について---------------------はじめまして、店長のくり坊です。(もうすぐ40歳。妻一人の夫であり、男の子2人の父)はじめましてというのもおかしなものですが、WOODPROのメルマガは、店長代理の中本を中心に発行しているので、そういう意味で「はじめまして」と申し上げた次第です。今回より、中本に無理を言って、店長による、店長のためのコーナーを新設いたしました。店長のためのコーナーですので、「ひとりごと」とタイトルがついているわけです。もちろん、冒頭の「待望の新コーナー」は、正確には「店長待望の新コーナー」となります。そういうわけで、かなり独断と偏見に満ちたものになるかもしれませんので、皆様も、他人のひとりごとを盗み聞きする気持ちでお読みください。さて、今回のテーマは、「木」について。なにしろ、WOODPROというくらいですから・・・。つづく・・・・-------------------------といった感じで始まりました。この時は40歳だったようなので、もう14年前なんですね。店長代理の中本というのは、うちの社長の中本です。住建リースと言う名の仮設用足場板のリース会社の中の、社内ベンチャーとして始まった事業部ですので、「WOODPRO」というネットショップそのもののスタッフが、店長の私と、社長であり店長代理の中本と、受注の処理は、会社のいわゆる事務員さんが担当していた時代です。そんな時代に、「木について」なって、大上段に振りかぶった内容で恐縮なのですが、読み返してみると、結構面白いです。(誰も言ってくれないので、自分で言っときます)お時間のある時に、読んでみてくださいね。VOL.24まであります。おそらく、うちの社員でも読んでない人が多いと思います・・・。
2016/02/18
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30日の日曜日に総合木質建材メーカー【WOOD ONE ウッドワン】のショールームに行ってきました。16年前に中古で買った我が家ですが、すでに築24年を迎え、いろんな設備の老朽化が目立ってきました。お風呂は一昨年リフォームして、とても快適になりましたが、そろそろキッチンやトイレもリフォームを考え始めました。うちの奥様の希望は、キッチンは木の扉。ということで、調べてみましたが、無垢の木の扉を使ってキッチンを作っているのは、国内のキッチンメーカーの中では、ウッドワンだけのようです。うちの奥様は「木目柄でもいい」ようなことを言っていましたが、私としては、「木目柄なんて偽物を使うくらいなら、普通の柄物パネルの方が潔い!」という気持ちした。検討の結果、木にこだわるなら、多少の機能的な部分には目をつぶっても本物を使いたい、ということに。ということで、ウッドワンのショールームに行くことにしたのですが、ウッドワンは、私が以前働いていた会社。仕事に対する基本的なことも、そこで教えてもらったと言っても過言ではありません。すでに会社を辞めて17年。当然のことながら、当時の新入社員でさえすでにアラフォーで、営業所長クラスとなっています。ショールームに行っても、私の知り合いはいないだろうということで、気軽に行ってみることにしました。「木」にこだわる、という説明板。植林から製品まで、というコンセプトは、私のいたころと変わっていませんね。世の中は「シート貼り」が全盛となっていますが、その中で、やっぱり「本物」「無垢」にこだわる姿勢というのは大切ですね。なにか尖った部分がないと、これからの時代に生き残ることは難しいでしょう。ショールームの中心は、私のいたころにはなかったキッチンです。タカラ、サンウエーブ、パナソニックといった大手に対抗するために、特に「木」にこだわった展開になっています。木質総合建材メーカーだけに、床とか、建具などとのコーディネートもできるところに優位性があります。新商品のドアとキッチン。若い夫婦の好みに合わせた、モダンなデザインになってますね。明るい色調と、ポップな色合い。考えてみると、住宅のインテリアスタイルというのも、かなり変わってきました。私が入社したころには、「インテリアコーディネート」という言葉が使われ始めたころで、セキスイハウスは「真っ黒な床」のインテリアを発表して、一気に町場の大工さんがついていけなくなった時代でした。それまでは、床といえば、桜やナラのナチュラル色の市松模様で、壁面には、ピーリングと言われたプリント合板が定番、といった時代です。施主さんも大工さんに「お任せ」だったので、海外旅行セールと引き換えに倉庫に床材の在庫をドンと積みあげていました。それが、「センス」の問われる時代に突入し、「施主」は自己主張をはじめ、町の棟梁の多くは、大手の傘下に入ることになってしまいました。1990年代というのは、「オーク」のカラー塗装時代でしたね。オーク材の美しい木目の床を中心に、建具がコーディネートされて、印象としては男性的なインテリアの時代だったように思います。私が会社を辞めた直後の2000年くらいから、木目の男性的なオークから、女性的なやさしい木目のメープル系の明るい色調が好まれる時代になってきました。そして今はというと、ウォルナットの重厚でシックな色合いのコーディネートと、一方で、ネオカントリーというか、暮らしに密着した軟らかい感じのインテリアが好まれているようですね。プロヴァンススタイルとか、シャーカースタイルというような、暮らしの中で育まれてきた心地よさへの憧憬があるのでしょう。心地よさとか、癒しとかということになると、「木」程有利な材料はありません。こういったテイストというのは、決して「シート」では出せないでしょうね。パッと見同じように見えても、本物の木と、シートに印刷されたものでは、手触りも違うし、醸し出す空気感にも違いがでますね。ということで、うまく木と組み合わせて、大手のキッチンメーカーのショールームとは一線を画した、素敵なショールームになっていたと思います。床、建具のみならず、キッチン、そして、カップボードやテレビボードなどの家具まで、トータルで提案できるようになっています。こういうメーカーとも競合していかないといけないので、WOODPROはWOODPROで、尖ったものをしっかりと出していかないと淘汰されてしまいますね。ショールームの受付の後ろ側には、ちょっと昔懐かしい「建材コーナー」が。この場所は確か昔は、セミナールームのような場所だったはずだ、なんて思いつつ見学しました。我が家のリフォームはこれからですが、久しぶりにウッドワンのショールームを見学してみて、とてもよかったです。新築をお考えの方、リフォームをお考えの方、ぜひ一度、どうぞ。
2015/08/31
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宮崎から「杉」関係の来客があり、WOODPROの社員数名と一緒に食事に行くことになったのですが、その前にお茶でもということで立ち寄ったのが、KITCHENETTE R[a:r] cafe。→紹介記事お店の選定は、うちの社長です。このお店は、広島・東京を拠点に活躍している新進気鋭の「サポーズ デザイン オフィス」が手掛けたもの。足場板の古材も使っていただいたということで、見学がてら「お茶」をしに立ち寄りました。カフェとしては比較的暇な時間帯であったということもあって、写真も撮らせてもらいましたので、載せておきます。一階には別のお客様もいたので、二階へ。吹き抜けから一階と、ガラス越しに通りも見えて開放的な空間です。足場板の古材という素材を使っても、デザイナーによって印象派大きく変わってくるから不思議です。既成のイメージにこだわり過ぎてはいけないですね。素材の可能性をつぶすことにもなりかねませんから。窓のフレームや、手すりなどのラインは、直線的でシャープな印象。ラフ感の残るテーブル天板。もちろん、コーヒーもおいしいですよ。人待ち顔のベル紙屋町のエディオンのそばですので、おいしいお茶と素敵な空間を楽しんでみてはいかがでしょうか。
2015/07/16
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時折、小雨が降る、土曜日の午後、広島市民球場跡地で行われた、「ロハスフェスタ」に行ってきました。ロハスというと、最近ではだんだんと定着してきましたが、LOHAS とは、lifestyles of health and sustainabilityの頭文字から取ったもので、「健康的で、持続可能なライフスタイル」のこと。石油文明の象徴である、大量生産大量消費の対極にある生活スタイルを志向するものです。素材も、石油由来のものではなく、植物由来の「再生可能な資源」を生活に生かすことがポイント。衣類は、綿だったり、木という素材もロハスの発想になじみがいいです。ということで、会場には雑貨関係を中心としてたくさんのお店が出展していました。出展しているお店自体は、あまりロハスっぽくないものもあり、ただの雑貨市といった雰囲気もあります。おそらく、あまり厳密にロハスで押すと、出展業者が集まらないのでしょう、と勝手に想像します。私など、写真が趣味だったりするので、どこに行くにもカメラを持ち歩いているのですが、最近はとっても気を使いますね。この場所に来ている人の顔がまともに写ったような写真というのはブログにも載せられません。この写真も、テントから下側には、人の顔などが写っていたので、カットしました。、ロハスらしく、チークの端材でつくったカッティングボードなんかも売ってました。出展している雑貨屋さんの写真を撮るのも、結構気を使います。どのお店も、「個性」を出そうと思って、いろんな商品を並べておられます。店主自らの手作りのものも多く、個人経営の雑貨屋さんですから、せっかくのアイディアが、何気なく撮られた写真がブログに掲載され、そのアイディアをパクられたら商売にも支障がでますしね。そのくらいアイディアというのは大事なものです。まあ、雑貨屋の人も、どこかで見たものを参考にして作ってたりするので、完全なるオリジナリティというのは少ないと思うのですが、それでも、ちょっとしたバランスや、ちょっとした工夫で「かわいらしく」なったり、お洒落になったりするので、そのちょっとしたセンスこそが、お店の生命線ともいえます。そう思うと、あんまり気軽に写真をとってブログに載せてしまうのもどうなか、と思うようになってきました。私は、WOODPROというネットショップの店長で、商品の企画から生産の方までの責任者となっていますが、ちょっと売れ始めると、やっぱり、ネット上に同じようなものが登場してきます。なにしろ細かなサイズまでネット上でオープンにしてますから、マネしようと思えばマネ放題でしょう。それはそれで仕方ないし、それだけに、価格的にも品質的にも、サービス的にも負けないようにと思って頑張ってます。ただ、小さな個人経営の雑貨屋さんともなると、自分のアイディアをパクられて、東南アジアで安く大量生産されたらもう価格では勝てません。そうなると、死活問題でしょう。おそらく、そういう形で苦汁をなめた人も多いと思います。ということで、あまりお店の写真は撮ってませんので、ご了承のほど。会場のあちこちで、ワークショップもやっていて、マエダハウジングさんでは、小さなタイルを使った写真立てのワークショップ。普通の写真立てにタイルを張るだけで、とってもすてきになりますね。会場の奥の方で、森本ケンタ熱唱中。この人は関西出身だと思うのですが、なぜか広島ローカルテレビの番組にレギュラーで入っていたりして、広島では結構人気があるようです。実は、このステージ前の椅子代わりの筒状の木の箱は、WOODPROの提供です。会場内でレモンスカッシュを購入。なんと、ロハスフェスタだけあって、容器代を100円取られました。この容器を返却すると、50円帰ってきます。容器を持参で行けば、容器代はかかりません。丸いままのレモンに炭酸を入れて、とってもさわやかでした。レモンそのものも決してきれいな形ではありませんが、農薬のかかったレモンを丸ごと入れられても嫌なので、きっと、無農薬栽培のレモンなのだと信じてます。
2015/06/01
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先週の出張の話が続いてます。目黒のMAKER'S BASEの後に向かったのは、下北沢のレインボー倉庫3.最初の写真がその建物ですが、間口は狭く、奥に長めのビルです。1階入り口には、オープンなアイスクリーム屋さんがあります。素材にこだわった、オーガニックアイスで、とっても美味。アイスクリームショップの横を抜けると、狭い通路を挟んだ両側に、半畳から一坪程度のレンタルの小部屋が並んでます。借りた人が思い思いに、自分の好きなものを展示したり、作業部屋にしたり、お店にしたりしています。WOODPROの足場板専門店の商品なども一部、展示してあります。1・2階は小部屋のレンタルルームとなっていますが、3階奥には、さらに細かく、「棚」単位のレンタルボックスのショップ。大きい棚と小さい棚がありますが、棚単位で借りて、自分の作ったものや趣味のこのもなどが販売されています。ちなみに、棚は、杉足場専門店で扱っている、中古の合板足場板です。その他、ギャラリースペースがあったり、スペースを借りている人がシェアする、作業スペースや、デスクワークのスペースもあります。電線の巨大な糸巻を利用したデスクスペース田舎者の私にとっては、窓から見下ろす下北沢の「裏側」の風景というのも、なんだかそそられます。屋根には、かなりの確率でデッキ状のスペースがありますね。こちらの建物にも、気持ちのいい屋上がありました。ハンモックもついてます。このレインボー倉庫3の印象は、とにかく秘密基地的な雑然とした感じがあること。小部屋をレンタルして、使い方はある意味自由。そんなところも「秘密基地」的。作業をしたり、デスクワークをしたりするのは、別にシェアスペースがあって、さらに、屋上から下北沢の町を見下ろして、ハンモックに腰掛けて気分転換。こういうモデルが成り立ってしまうのも東京ならではなのかなあ、と思ったりしました。こちらがレインボー倉庫3なので、別に、1と2があります。運営母体は、T-Plaster という会社で、店舗の設計や内装をしています。実は、WOODPRO shop&cafeの一軒隣にある、WOODORO BASE は、T-Plaster さんに施工をお願いしたものです。入口にあったミラーで自撮り。ミラーのひげに自分の顔を合わせて撮ると面白いんですよ、とアイスクリームショップの女の子が教えてくれました。でも、あわせるのがかなり難しいです。
2015/05/20
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先週の日曜、月曜の出張の話ですが、週マタギで続きです。さて、あけて、先週月曜日の朝、五反田のビジネスホテルから歩いて目黒へ。目的地は、「MAKER'S BASE 」間口はさほど広くないのですが、奥行きが深く、三階建てです。YADOKARI LLC の唐品さんにアポを取っていただいて、見学させていただけることになりました。案内いただいたのは、ブランドマネージャーの山下さん。ごつい男性を想像していましたら、大変華奢な感じの、素敵な女性でした。唐品さん、山下さん、お忙しい中、本当にありがとうございます。山下さんの話を神妙な顔で聞く、ツアー一行。このMAKER'S BASEは、アマチュアでは持てない設備を置いて、本格的な作品が作れることが特徴です。例えば、木工のスペースには、ろくろといって、材料を回しながら削る機械が何台もあります。その他、木工所では定番の機械もそろっていて、どの機械も業務用のもの。やはり、個人レベルのDIY用の機械というのは、どうしてもパワー不足や耐久性の不足は否めませんが、ここにある機械は、どの機械も結構年期が入っています。おそらく、どこかの木工所で使われていた機械を中古で買われたのでしょう。一方で、レーザーカッターや、3Dプリンター、三次元ルーターのようなハイテクな機械もあります。また、アクリル板などの紙でない素材にも印刷えきます。素材や手法の垣根を越えていろんなことができるので、作品の幅も当然広がります。作業場の隅にあったものですが、麻雀パイ。このは木工だけでなく、鉄工、彫金、陶芸、テキスタイルなど、幅広く「作り手」をサポートしています。日曜大工というイメージではなく、かなり本格的な「作品」を作る人のためのスペース、といった印象です。鉄工スペースのたくさんの金槌。いろんな色の糸で刺繍をしてしまう機械。ミシンも、生地によっていろいろ適正があるようです。木工と彫金の組み合わせで、こんなものまでできちゃう。DIY初心者というよりも、セミプロ級の人や、プロを目指す人をターゲットを応援する基地ですね。驚いたのが、料金の安さ。例えば一日場所を借りて、3240円。一カ月だと、16200円。基本的には、どの機械も無料で使うことができるというのですから、とってもお得。お金に余裕のないクリエーターとしては、とっても助かりますね。そんな料金で採算が取れるのかな?と素朴な疑問が湧きますが、どうも収入の軸はワークショップだとか。エリアも六つに分かれているので、それぞれで一日に複数回のワークショップが行われ、どれも盛況だとか。各ワークショップでは、資料もしっかりと用意して持ち帰ってもらうので、家に帰っての復讐も簡単だとか。この、ワークショップの資料だけでも、大きな財産ですね。ワークショップに来た人がモノづくりに目覚めて、こちらの会員になって、また、この場所でものづくりを始める、ということで、養成所でもあるのでしょう。決してお洒落な空間ではありませんが、それだけに、「作業場」というモノづくりの場所としての、質実剛健な感じが伝わってきます。モノづくりを志す人にとっては、ほんとにこの上なく貴重な場所。まさに、MAKER'S BASE という名前がその本質を物語っているように思いました。ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。MAKER'S BASEの内部の模型です。
2015/05/15
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3「tukuriba」さんから二子玉川の駅に戻って、二子玉川ライズに新しくできたテラスマーケットにある「DIY FACTORY 二子玉川店」ヘ。場所はちょうど蔦屋家電の対面になります。こちらは、運営母体が「株式会社大都」という、工具のネット通販大手ということもあって、道具に特化したDIYショップ。店内での写真は撮らなかったで分かりにくいと思いますが、いろんな道具を「体感」できるというのが大きな特徴ですね。作業スペースも確保してあって、1時間1000円でスペースの貸し出しを行ってます。また、駅に近いという利便性を生かして、ワークショップもたくさんやってるようです。DIY道具のことなら、ここで聞けばなんでも教えてもらえます。それぞれに持ち味を生かした「個性」を前面に出しているところがいいのでしょう。さて、広島の田舎者の私は、二子玉川の開発振りに驚きました。そもそも、二子玉川の駅に降りたこと自体が初めてなので、「変わった」とか、「昔は」なとど言える立場にはありませんが、洗練された街ですね。天井の高いビルの中を抜けると、GWにオープンしたばかりというテラスマーケットへ。ライティングも美しい階段を上がっていくと、確かに、テラスになってます。すでに8時過ぎということで、人の流れは多くありません。調べてみると、「二子玉川ライズ」は、1982年に開発をスタートしたとのこと。とても興味深いHPを見付けました。⇒二子玉川ライズ 開発の歴史DIYを考えるツアー一行もお腹もすいてきたので、テラスマーケットの奥の方にある「100本のスプーン」で食事。一日の疲れを癒しました。食べたのは、グリルハンバーグでしたが、不覚にも、写真を撮る前に1口食べてしまったので、掲載するのも見苦しいのでパスします。食後、テラスマーケットにオープンした「蔦屋家電」へ。これもまた、地方にはないコンセプトに圧倒されます。大型の書店というのは、基本的に本を探しやすいように、図書館のような整然とした印象で書棚が並んでいますが、ここはそうではありません。「蔦屋家電」というくらいなので、電化製品がメインなのかというと、やっぱりメインは書籍。ただ、ところどころに、テーマごとの家電製品が配置されています。ここは、照明と書籍。ゆっくりと店内を回る余裕もありませんでしたが、目的の本を探しやすいということよりも、心のどこかで求めていた本に巡り会えそうな空間です。時間のあるときには、自分探しをしてみるのもいいかもね。ということで、夜も更けてきまして、二子玉川ライズをあとにしました。DIYツアーはもう少し続きます・・・・・。
2015/05/14
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今回の出張の主目的は、「DIY事業の可能性を探る」といったところ。見て回る場所は、すべてうちの社長のセレクトです。蚤の市の会場を18時過ぎに出て、二子玉川へ。着いたころにはすっかり日も暮れてました。二子玉川から歩いて10分弱。たどり着いたのは、玉川高島屋S.C.1Fの「tukuriba」。店長、副店長が、今回、東京蚤の市でもコラボしました「DIY女子部」の出身とか(うちの社長情報)。お店も女性らしい視点が、魅力的です。お店の什器類はもちろんお店のスタッフの「自作」。副店長の川岸さんにいろいろ説明をしてもらいました。説明を聞く、うちの社長とWOODPRO shop&cafe久保店長。素材は、無塗装のままの販売もありますが、スタッフがすでに味のある塗装を施したものも売ってます。二種類の塗料を重ね塗りしたり、こういったテクニックも、スタッフにきけば教えてくれます。タイルやクロスなども、品ぞろえが女性的なセンスであふれてます。このお店の中では、常に何かが作られ、産み出されている、という印象ですね。空いた作業台の上には、作りかけのものがあったりします。店名の「ツクリバ」があらわすように、「物を作る場所」というコンセプトで、DIYに使う板材、金具、や、塗料、工具、クロス、タイルなどなどの販売とともに、1時間1080円で「作る場所」を貸し出してます。お店の一角に作業台が並んでます。このワークスペースを借りれば、壁面に並んだ工具類は自由に使用できます。(見学中のWOODPRO shop&cafe久保店長と、スタッフ井谷君)タイルをうまく使った台とかは、女性らしい作品ですね。完成品の販売もしてますし、もちろん、自分で作りたいといえば、相談にも乗ってくれます。ワークショップのために準備された木枠。完成すると、こんな素敵なタイルのコースター。DIY材料・工具の販売、作業スペースの貸し出しと並ぶお店の柱は人気の「ワークショップ」。やはり、DIYの入り口としての役割は大きいですね。副店長の川岸さん、スタッフの河村さん、閉店間際のお忙しい中、ありがとうございました。こんなかわいらしいものが、ほとんどスタッフの自作というところが、ふつうの雑貨屋さんとは一味違うところ。そして、材料や作り方、仕上げ方まで、すぐに聞けるというのは大きなメリットです。スタッフのみなさんに感謝しつつ、二子玉川の駅に戻りました。つづく・・・
2015/05/13
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5月10日(日)~11日(月)の二日間、バタバタと東京に出張してきました。テーマは、WOODPRO shop&cafeの今後を考える上での視察です。まずは、9日10日の二日間で行われた「第7回東京蚤の市」。すでに7回を数えますが、年々規模が拡大し、さらに、入場料も500円。それでも会場内には、あふれんばかりの人の波でした。「東京って、すごいなあ」と田舎者の私はいつも圧倒されます。私が到着したのは、二日目の午後ですから、戦力的にはほとんどあてにならないのですが、すでに、主だった材料はなくなって、お客様も、残った材料を工夫して、いろんなものを作るという感じ。材料をお買い上げいただいたら、塗料やマスキングテープ、電動ドライバー、ネジなどが無料で使える、というシステムです。初期の出店では、WOODPROの商品も結構持ってきていましたが、まず、電車での持ち帰りが困難であることや、残った場合の再梱包、発送は大変、ということもあって、素材を大量に持ち込んで、お客様が自由に「なにか」を作る、という、現在のシステムが固まってきたようです。電動ドライバーを持つのも初めてで、かなり危なっかしい方が多いのですが、それでも皆様、「モノづくり」を楽しんでおられます。「作る」ということは、人間の根源的な喜びに直結してるんでしょうね。考えてみれば、人間にしかできないことですから。出来栄え以上に、「作ること」に意味があったりしますね。中には、こんな大作もできてました。お子様の持つ、自動車のおもちゃを走らせるためのコースです。材料費は1500円程ですが、お父ちゃんも頼もしいところが見せられて、お子様も喜んでもらえれば、言うことなしです。最近は、勝手に人の写真をとってもいろいろ問題がありますね。こんな風に顔出しの写真というのは、なかなか撮れませんが、これはうちの孫なので大丈夫。埼玉に住んでるんですが、孫の顔を店に来てくれました。ちなみに、最初の写真もそうですが、うまい下手はともかく、なんとなく目が輝いているような気がしますよね。だから「下手だ」とか「ダメだ」とか言わずに、我慢我慢。おかげさまで、40箱だか、50箱だか広島から送った材料はほぼすべて完売。ショップスタッフが広島から乗ってきたワゴンになんとかおさまりました。撤収も完了し、「WOODPRO DIYを考えるツアーご一行」は二子玉川に移動しました。続きは、次回・・・・。
2015/05/12
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WOODPROはネットショップであるので、ご注文いただいた荷物を直接お送りすることで成り立っています。いわば、運送屋さんあっての、WOODPROとも言えますね。うちの荷物は、基本的に大きいです。冒頭の写真を見てもらえば分かりますが、畳みたいなフェンスとか、大きな箱とか、長い板とか、とにかく、「長大」。クロネコヤマトの宅急便は、三辺合計が160センチまで。この範囲に収まるものは小型のプランターくらいで、ちょっとしたフェンスはすべて規格オーバー。さらに、横板のフェンスとか、笠木とか、長いものも多い。こういうものは、「宅配便」では運べません。運んでくれるのは、いわゆる「路線便」を持つ、業務用運送会社です。日本通運とか、トナミ運輸とか、西濃運輸とか、福山通運とか・・・・。もともと、日本各地の支店タームナル間を走る「路線便」をもって、そこから、各事業者への配達を行っていました。BtoB ですね。事業者というのは、荷物を運びむことを前提にして立地を選びますので、道路も比較的広く、搬入路が確保されている場合が多い上、営業中であればいつでも受け取ってもらえるということで、空振りになることはまず、ありません。一方、個人向け宅配はどうかというと、・道路事情が配達してみないと分かりにくく、道が狭かったり、車を止めにくかったりする。・不在率が高く、空振りになるケースも多い。大きな荷物を無駄に持ち歩くようになるのもつらい。・時間の指定をされて、少しずれると苦情がでる。ということで、事業者向けの荷物と比較すると、どう考えても、歓迎されません。そのため、私を含めて、うちの社員は「運んでくれてありがとうございます!」という気持ちになります。なんたって、運んでもらえないと事業モデルそのものが成り立ちません。世の中、少し景気が上向きになってきたせいか、運送会社からも、厳しい注文が付き始めました。トラックがガラガラの時代には、多少無理しても「空気を運ぶよりいいから」ということで対応してくれた荷物も、無理なくトラックが満載になれば、それまで「無理して」運んでいた荷物は運びたくなくなります。とってもよく分かる理屈です。昨年あたりから運送各社から出てきた話というのは、・運賃の値上げ・採寸の厳格化(これまで結構ゆるかった)・長大物の割増運賃・長大物の時間指定不可といった内容です。要は、価格も、サービスも、あまり厳しいことを要求するのなら、辞めてもいいですよ。ということでしょう。一方で、宅配慣れしたお客様の要望は、「指定時間に届けてほしい」というものですから、かなりのミスマッチです。指定日に届かなかった、とか、午前中待っていたのに、午後からきた、とか。待つ身になってみれば、お客様の気持ちもよーく分かります。ただ、こういう状況でもあり、「ちゃんと間違いなく指定の通りに届けます」とも言いにくい。つらいところです・・・・。だから、何?って感じですが、ご理解のほど、よろしくお願いします。
2014/06/18
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先週末、金曜、土曜は、久しぶりに出張。幕張メッセで開催中のDIYショーの見学です。今回のDIYショーには、溶接機のトップメーカーであるスター電器製造さんが、溶接のデモとワークショップのために、特別参加しておられましたが、縁あって、その一角に、「WOODPROさん、好きに使って」という場所をもらって、足場事業部の方で出展していました。「縁あって」のくわしくは、弊社社長のブログ こちら。DIYショーそのものは、正直言って、さほど目新しい感じもしなかったという印象ですが、目玉としては、スター電器さんの、溶接体験コーナーと、DIY女子部のコーナー。最初の写真は、スター電器さんのコーナーで撮ったものですが、道具とかが比較的新しくて絵になりにくかったので、少々画像加工させていただきました。話が少し変わりますが、時々、田舎に野良仕事を手伝いに行くたびに、道具というもののありがたさが身に沁みます。土を耕すには、今では耕運機が当たり前ですが、その前は鍬でした。もし、荒野を鍬なしで耕すとしたら、これはもう想像を絶する大変さでしょう。固い大地に鉄の鍬を突き立てて耕したからこそ、今の世界があるとも言えます。人口というのは、食物の供給量に比例するとのことですが、そういう人類の歴史から考えても、「鉄」の登場というのは大きな出来事であったことは間違いありません。木製の鍬で耕せるのは、よほど条件の良い土地に限られます。世界で最初に鉄器をつくったのは、ヒッタイト族。このヒッタイト族は製鉄技術を武器に、世界四大文明の一つであるメソポタミア文明を滅ぼしました。まさしく「秘密兵器」だったのでしょう。文明というものを考えてみると、まずは、木の文明から始まったのだろうと思います。木は加工しやすく、手に入りやすい上、燃料にもなります。人類が人間らしい生活を始めることができたのは、「木」のおかげであると言っていいでしょう。ただ、弱いという欠点がありました。そこで、その弱さを「石」で補い、青銅、そして鉄といった硬い金属で補いつつ文明は進歩したんですね。歴史の勉強では、「石器時代」「青銅器時代」「鉄器時代」と続きますが、「木」が出てこないのは、どの時代にあっても、「木」は道具の中心であったということなのでしょうね。柔の「木」に対して、剛の「鉄」、といったところですね。木が鉄を生かし、鉄が木を生かす。それが大切だと思いました。まとまりませんが、今日はこのあたりで失礼します。金物の産地 三木の刃物でできた鷲のオブジェ。
2013/09/03
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お盆休みの8月14日の朝、久しぶりに朝早く目が覚めたので、日の出でも撮りに行こうと思い、地御前に行ってみました。元旦の初日の出の際には、カキ筏の向こうの島影から太陽が昇ってくるのですが、この時期は、それよりもかなり東側から太陽が昇ります。で、この日、太陽が昇ったのは、私がかつて勤めていたウッドワンの本社ビルからでした。大学を卒業して、22歳で就職してから辞めるまで15年くらい働きましたね。横浜で営業マンを7年。それから豊橋で物流部を2年。本社に帰ってきて、営業本部で6年。人生にとって大事なことのほとんどは、この会社で学んだように思います。思えば、ウッドワンを辞めて、今の会社に移ったのが14年前ですから、ほぼ同じくらいずつ働いていることになります。ウッドワンとWOODPROの関係を説明し始めると、非常にややこしくなるのですが、分かりやすく言えば、先代の社長同士が兄弟です。で、今の社長同士はいとこ同士ということになります。資本関係は全くありません。ただ、WOODPROの社長ももともとウッドワンにいて、本社の営業本部で働いていましたので、今の私があるのも、それがご縁です。ということもあって、WOODPRO社員には、ウッドワンのOBも多いです。また、当然、昔の同僚もいますし、今でもウッドワンの皆様とは仲良くお付き合いいただいております。お世辞ではなく、いい人が多い会社ですね。写真を撮りつつ、私もかつては、このビルの中で働いていたなあ、と思い、懐かしく思った次第です。本日もご訪問、ありがとうございます。
2013/08/21
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WOODPRO社長のブログでも紹介されていますとおり、先週末、東大阪のものづくり見学研修に行ってまいりました。内容につきましては、社長のブログを見ていただくとして、私は少し突っ込んで書いてみたいと思います。冒頭の写真は、野田金属工業の野田社長。84歳。まだまだ現役。野田金属工業は、ステンレス加工の卓越した技術で、建築用の金物から、有名ブランドの店装材、モニュメントのような芸術品の加工まで幅広く行っている会社です。野田社長は、10代のころに開拓団の一員として満州に渡り、そこで終戦。満州から逃げる途中、飢えをしのぐために、あり合わせの鉄板で作った寸胴の鍋が自らの命を救ってくれた、と、そのときの「鍋」を今でも大切に事務所の入り口に飾っておられます。それがまさしく、冒頭の写真の机の上の缶です。さびも出て、黒くなってはいますが、60年近く前に社長が自らの手で作られた、モノ作りの「原点」なんですね。「モノ作り」とは、単に「モノ」を作っているのではなくて、モノに関わる暮らしや、人と人とのつながりや、目に見えないものまで一緒に作ることなんだと、野田社長に教えていただきました。創業当時から、「個」を大切にする姿勢を貫き、量に惑わされることない信念というのは、社員の皆様にも深く浸透しているように感じました。大切にすべき「個」とは、ひとつの製品であり、そして一人のお客様であり、さらに、一人の社員、ということなのでしょう。ほんとに、深いお話でした。日本の現在の繁栄というのは、やっぱり「モノ作り」を大切にしてきたからこそなのだと実感します。東大阪には、最盛期に12000以上の会社があったとのことですが、現在は6000ほどだとか。国内でモノを作るとコストがかかるということで、大手企業も中国に進出。それに伴って、日本の技術も流出し、さらには、日本経済を支えていたモノ作りの基盤さえも弱めてしまいました。なんでもそうですが、一度失ってしまえば、容易に回復することなどできません。野田金属工業さんを見学する前に、ホテルセイリュウにて、大阪モノづくり観光推進協会の足立専務理事からも話を伺いました。東大阪という地区は、京都・奈良の都に隣接し、海に面して、資材の調達もしやすいことから、「モノづくり」の文化が古くから根付いている地域だとのこと。この、モノづくりの文化こそが、東大阪最大の観光資源だ!というコンセプトのもとに、東大阪の町工場の社長さんを口説いて回り、「観光」を切り口に地域の活性化を進めておられるのが、足立専務理事です。冗談を交えながら話をされるのですが、熱意が伝わってきて、聞いてる私もなんだか、目頭がウルウルしてくる始末です。日本の繁栄は、一つ一つの小さな「モノづくり」の現場が支えていることは間違いないですね。ハイテクな製品も、こういった地道な努力とノウハウの集積の上に成り立っているということに気づかされました。東大阪といえば、町工場の有志が集まって、人工衛星「まいど一号」を作るというプロジェクトでも有名になりました。日本の最大の強みというのは、小さな部品から、ハイテクな部品まで、一つの商品を作るために必要なすべてを、国内で生産できるということですが、この東大阪というのは、まさしく、日本の縮図とも言うべき、技術の集積がある場所でもあるんですね。私も、河内のおっちゃんに負けないようにがんばってモノづくりしたいと思います。
2013/02/05
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先週の土日は、久しぶりの東京出張で、手紙社さん主催の「東京蚤に市」に参加してきました。出店は、WOODPRO shop&cafe の担当で行っているので、私は応援という立場になりますが、「リアル」の売り子というのもたまにはいいですね。と言っても、初日の土曜日は、朝一番の広島発ののぞみに乗って、京王多摩川の会場についたのが12時頃。すでにWOODPROのお店の前には沢山のお客様が集まっていて、すぐさま「売り子」として大忙し。おかげさまで、写真を撮る余裕もなく、あっというまに初日は終了。持ってきた商品の7割は売れてしまいました。販売価格もネットと同じですから、決して安売りしたわけではありません。なにしろ、入場料300円を払って「蚤の市」に来ているせいか、お客様も基本「買う気」だった、ということもあるでしょうね。お客様の中には、ちゃんとネットショップを知っている方もおられたりして、うれしかったですね。ただ、まだまだ知らない方が圧倒的に多い、ということは、まだまだ売れる、ということでもあります。「東京にお店はないの?」「すみません、広島にしかないんです」と、何度答えたか分かりません。売るものの少なくなった二日目は、家具を全面に出して、主にPRを行いました。帰って、ネットショップを見てもらえればありがたいですからね。売るものも少なくなった店先の様子です。WOODPROのコマは、入り口からほどなくのところにあって、会場を見渡すことができません。丁度、丸底フラスコのような形をした会場で、うちは、細い部分の、しかも入り口にありました。二日目の昼過ぎ、やっと、会場内を回ることができました。で、撮ったのが、冒頭の写真です。やっと売り子から開放されて、「蚤の市」見学です。本日、ここまで。ご訪問、ありがとうございました。追伸。本日の写真は、ロモカメラ風に仕上げてみました。なんだかレトロ感のある写真になります。
2012/11/27
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12月になりました。WOODPROの主力商品がガーデニングや、エクステリア商品であるため、春をピークに夏~秋に掛けてだんだんと売上が低下し、すでに10月くらいから「来春」に向けての準備を始める、というのが例年でした。それが今年はちょっと事情が違いました。一年の販売量を平準化したいという思惑もあり、OLD ASHIBAシリーズのインテリア商品のラインナップを拡充してきましたが、その効果もあって春ほどではないにしても、大きな落ち込みもなく12月を迎えました。ここにきて、逆に不安が出てきました。春のガーデニングシーズンに向けて、秋から冬にかけてはしっかりと在庫の生産を行い、さらに新商品の企画も練る、というパターンが崩れてしまいそうです。このまま春を迎えてしまうと、とんでもないことになってしまうのではないか?このご時世に有難い心配なのですが、当社はメーカーですので、売る前に物を作らないといけません。せっかくご注文をいただいても、納期を極端に待っていただくとか、お断りするとかいうことは、お客様と向き合う窓口のスタッフにとってクレームの次くらいにストレスです。自分が買う立場になれば分かります。いろいろ悩んで、検討して「よし」と気合を入れて注文しようと思ってみたら、信じられないくらいに長い納期がかかったりするとガッカリしますよね。そのガッカリを、窓口スタッフは受け止めなければなりません。とはいえ、実際には、いつものように春に忙しくなるという保証もありません。こういうときは、少し腰を落として、ものの作り方、売り方、お客様への案内の仕方とタイミングをしっかりと、注意深く見定めることが大事ですね。浮き足立つと足元をすくわれてしまいますね。今年も、あと1ヶ月を切りました。もうあっというまに、クリスマス、そしてお正月・・・。皆様、お体には気をつけて乗り越えていきましょう。本日もご訪問ありがとうございます。
2011/12/02
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広島市の東側のシーサイドエリアである宇品周辺は、再開発が進んでとても活気のある町になってますね。大型客船も時折停泊する「宇品港」のすぐ横に、「ACTUS広島店」という人気の家具屋さんがあります。倉庫ご改造したお店ですが、今回さらに拡大して、隣の倉庫にも進出。「SLOW HOUSE」という名前で、ACTUSとは違うコンセプトで展開するようです。ということで、その中に新しく店舗を出されたのが「いい庭」さんです。今回、什器全般をOLD ASHIBAでそろえていただいたので、私自身が納品に行ってきました。納品に行ったのは16日でしたが、まだガラーンとした状態です。いい庭さんのコーナーは、正面の入口を入って、すぐ左側のスペース。今頃はきっと、グリーンとか花とかが飾られて、グーンと素敵になっているのだろうと思います。確か26日にはグランドオープンとか。実はこの倉庫、WOODPROがリアル店舗を出すにあたって、最初の候補でした。ただ、賃貸でもあり、うちのは広すぎて手に負えないということで断念。裏側には海が広がって、ほんとに素敵な場所なんですよ。出来たら行ってみよっと。
2011/11/22
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東京出張の際に、新しく中目黒にオープンした、TRAVELER'S FACTORY に行って見ました。社長が以前ブログで紹介しておりますが、「トラベラーズノート」という、こだわりの手帳などを売っている会社です。足場板古材でご縁をいただいて、商品の一部や記念品に使っていただいてますが、WOODPRO Shop&Cafe にも、こちらの商品を置かせてもらってます。とはいえ、販売も仕入れも私の担当ではありませんので、よく知っているわけではありません。ということで、ニュートラルな立場から、感想を書き留めておきたいと思います。このお店は、「TRAVELER'S FACTORY」という名の通り、旅に特化したところがいいですね。旅の記憶というのは、それが過ぎ去った直後であっても、なぜか郷愁を誘います。旅の思い出を自分らしい形で残しておきたい、と思うのは誰しも共通でしょう。旅先で読んだ本。公園のベンチに腰掛けて眺めていた風景。飛行機を降りたときに感じた風の匂い。クラクションの音や、壊れた蛇口までが懐かしく感じられます。このお店は、単純にいうと、そういうノスタルジーを呼び覚ましてくれるようなお店です。置いてある商品は「こだわり」だけあって、決して安くはありません。ただ、それが一人ひとりの「旅の記憶」や、これからの「旅への期待」「出会いの予感」などの感情と結びつくことで、「決して高くない」と思わせてくれます。手帳を買うことによって、「何かが始まる期待感」も一緒に買っているのでしょうね。デジタルの時代ですから、撮った写真はその場で見れるし、携帯からすぐにアップロードしてしまえば、旅の記録などわざわざ手帳に記さなくても構わないはず。手帳を取り出すのも面倒だし、どこかに忘れたら大変だ。思い出はすべて、デジタル化して「クラウド」の中に・・・。でも、パソコンの電源が入らないだけでパニックになったり、携帯の電池が切れただけで孤島に取り残されたような気持ちになる現代人。そういう時代だからこそ、こういったアナログなものに惹かれるのかなあ、という気もします。「人生は旅」といいますが、ここの来ると、人間は人生の旅人であるということを思い出す、そういうお店です。そんな風に考えると、やっぱりこのお店はどこか懐かしい、こんなお店になるべくしてなったのでしょう。たまたま通りかかるということはありえないような、裏路地の突き当たりにあるお店です。こういう場所を選ばれたのかどうか分かりませんが、路地裏にこそ旅の醍醐味があるのも事実ですね。本当の暮らしは裏通りにあるものです。本日もご訪問ありがとうございます。
2011/11/09
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東京デザイナーズウイークの外苑会場で見つけた展示です。原則は、no photo なのですが、出展者の許可をもらって撮影させていただきました。野菜の切れ端が、水をわずかに張ったシャーレの上に置かれており、緑の葉を上に伸ばしています。シャーレから下の白い部分は石膏で作られた、元の姿。こんな切れ端になってなお、生命の力が残っている、ということの強さや美しさを表現した作品でした。(クリエーター sugix:Smile park inc. テーマ「真性」)まな板の上に置かれると、最初に切り落とされるヘタの部分でも、それでもなお生きようとするのはなぜなのでしょう?作者は、そこに命の尊厳を見ていました。日本人は食事の前に「いただきます」と言いますが、これは「自分が生きていくために、他の生き物の命をいただきます」という意味だという話を聞いた事があります。だからこそ、感謝をして、粗末にせず、ということになるのでしょう。人間は、栄養素やビタミンで生きるにあらず。いのちの持つ「力」をいただいて生きている。マクロビに「一物全体」という考え方があります。根も、皮も、葉っぱも、できるだけ丸ごと食べる。全体がバランスの取れた生命であって、それを丸ごと食べることによって、バランスよく命の力を取り入れることができる、ということなのでしょう。好き嫌いが多い私としましては、耳の痛い話です。こんな展示もありました。テーブルの下から頭を出してみると、自分も食べ物になったような気持ちになります。頭から、どうぞ、と言いたい所ですが、きっとおいしくないですよ。食べる→食べられる という関係というのを表現した展示でした。東京デザイナーズウイーク 外苑会場。屋外のコンテナブースからのご紹介でした。本日も、ご訪問、ありがとうございます。
2011/11/05
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2日3日は、広島から出まして、東京出張です。足場事業部が、TOKYO DESIGNERS WEEK に出展を始めてから4年目。それにあわせて上京していますが、このイベントも、ウチの展示内容も年とともに変化していて、時間の移り変わりを感じます。今年は、コマもコンパクトにして、自然塗料「リボス」のイケダコーポレーションさんとの共同出展となりました。足場板の木口の金具と識別色に焦点を当てた展示は、コンパクトなスペースだけに、とても印象的です。デザインに力を与える大きな要素として、「必然性」というものがあるように思います。あるべくして、そこにある。それが力です。足場板の切り口に塗られた色と、打ち込まれた金具は、それ自体がこうして並べられると「デザイン」なのですが、そこに必然性があるところが「根っこ」になって、デザインに厚みを与えるように思います。波状の金具は「波釘」といって、板の割れを防ぐためのもの。木口の色は、「識別色」と言って、足場板を現場に貸し出すリース会社によって所有者が誰であるのかがすぐに分かるように塗られるもの。この展示も、足場板そのものの長さではありませんが、ある程度の長さにカットして奥行きを出したところにイメージも膨らみがありますね。イベント会場をぐるーりと回ってみますと、それぞれの作品には「コンセプト」というものがあります。このコンセプトこそ、作者の考えた、その作品が生まれるための「必然性」の証明でもあります。必然性を形にするためのアイディアやアプローチの方法が、作者のオリジナリティとなります。今回は、小さなコマがたくさん並んでいましたが、まるで見知らぬ町のお祭りの屋台を眺めながら歩いているようで楽しかったですね。足場事業部の皆様、お疲れ様です。日曜まで開催しているようなので、興味のあるかたはお越しください。<
2011/11/04
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社員のF君の結婚式の前日の土曜日、宮島の「ギャラリー宮郷」で行なわれていた、粘土人形の個展に行ってきました。写真は、その個展で展示されていたもの。キツネの嫁入りですね。作ったのは、前にも紹介しました、通称ブータンさんです。このなんともほのぼのとして、やわらかい表情は、やっぱり作者のお人柄なんでしょうね。中国で量産したのでは、この優しい表情は出ないでしょう。続いて、タヌキさんも嫁入りです?ねずみさん新郎新婦の図。表情がいいですね。そして、家族にも恵まれて・・・家族の成長と団欒を楽しみ二人で一緒に、素敵な時間を積み重ねていきましょう。いつまでも・・・・。WOODPRO Shop&Cafe でも、こんなかわいらしい手作り人形を置かせてもらう予定です。おそらく11月の下旬頃には見ていただけるかも。本日もご訪問ありがとうござます。
2011/10/25
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昨日の日曜日、WOODPRO社員のF君の結婚式がありました。おめでとうございます!シャイな新郎ですので、顔出しは控えましたが、彼自身ちょっとギリシャ彫刻のような彫りの深いいい男で、新婦さんもとってもきれいでしたね。お見せできないのが残念です。バージンロードをおとうさんを一緒に歩いてきた新婦を、新郎が深く頭を下げて迎えます。お父さんの役目はここで終わり。大切に育ててきた娘を、婿に渡す父の気持ちというのは複雑なのでしょうね。お父さんに代わって、しっかりと守ってあげてくださいね。でないと、許さんよ。まずは、孫の顔を見せる。それが恩返しにもなりますね。どうやら、同じ孫でも、娘がお腹を痛めて生んだ孫の方がかわいい、という話もあります。子どもを生む時も、新婦のお母さんがいろいろと面倒をみることが多いのも理由のひとつでしょうね。うちは息子しかいなし、私の兄弟もすべて男だったので、娘を持つ親の気持ちというのが分からない・・・。あ、ちょうどいい手ぶれ写真がありましたので、新郎新婦の雰囲気だけでもお伝えしましょう・・・。今の気持ちを忘れずに、いつまでもお幸せに。広島市内の結婚式場で結婚式を挙げたあと、WOODPRO Shop&&Cafe で披露宴という流れになっており、その司会をF君から頼まれていて、司会の私はもちろん、お店のスタッフも初めてのことで、かなり大変ではありましたが、そこは社員のたっての願いでしたので、できる限りのことはと思い、頑張りました。とりあえず、なんとか無事終えることもできて、ほっとしております。何しろ司会でしたので、披露宴の写真はほとんど撮れず。かろうじて、新婦の友人による余興も写真を撮ってみました。新婦が保母さんということで、ビデオの中で踊る園児たちと一緒に、友人の皆さんも楽しくダンス中です。本日も、ご訪問、ありがとうございます。
2011/10/24
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来年の話をすると、鬼が笑う、なんていいますが、来年は辰年ですね。ということで、来年の干支である辰の人形です。作ったのは、通称ブータンさんです。今後、宮島で個展も開かれます。控えめな紹介ですが、ご本人からの案内がこちらです。「すみれほのか」なんと、今週木曜日の10月20日~25日まで、場所は宮島の「ギャラリー宮郷」。ちょうど22日(土)には、奥田民夫の厳島コンサートもありますね。ブータンさんとは、もともとは、写真がご縁で知り合いましたが、とても素敵な人形を作られるので、「WOODPRO Shop&Cafe」にも置かせてもらえないかと相談したところ、快諾をいただきまして、11月からショップの方でも販売いたします。鞆の浦のひな祭りでは、太田家住宅の中にもたくさん展示され、知る人ぞ知る「粘土作家」さんです。が、ご本人がいたって謙虚。一つ一つが手作りだけあって、表情も違うし、味わいも深い。そして、なんとも優しい表情というのは、作者のお人柄でしょうね。現在、宮島での個展に忙しく、お店の分はそのあとの準備になるようなのですが、来月の後半くらいから展示販売できる予定です。それでは、鞆の浦で飾られた雛人形も少し載せて置きます。国指定の重要文化財である「太田家住宅」の蔵の中で展示されていたので、少し暗めですがそれでもほんわかと温かい作品です。昨年の大河ドラマで、「いろは丸事件」の交渉場所である鞆の浦も盛り上がってましたので、竜馬とお竜の幕末雛竹をうまく使った、ウサギ雛。太田家の古い籠の中に飾られていました。そして、猫雛10月20日(木)~25日(火)まで、宮島のギャラリー宮郷で個展も開催中です。私もなんとか、土曜日に行ってみようかと思ってます。それでは、本日も、ご訪問ありがとうございました。
2011/10/17
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木を所定の長さにカットすると、必ず「切れ端」というものが出ます。この「端材」「木っ端(こっぱ)」などと言いますが、通常はそのまま産業廃棄物になります。最近では、そのまま廃棄、焼却されずに、乾燥機のボイラーや、バイオマス発電の燃料にするケースも増えています。ただ、このなんでもない切れ端が、写真のように小物を引き立てる台にもなります。使い方は人それぞれで、重ねる方もあれば、縦に使う方もあります。確かに、「ニーズ」というものはあるのですが、かといって「切れ端」でお金をいただくというのも抵抗がある・・・。そして私には、もうひとつの思いがありました。東日本大震災が発生して、多くの企業や、個人の方々が募金をしたと思います。でも、復興というのは、これから長い時間をかけて行なうべきものですし、大切なのは、忘れずに長く応援していくことなのではないか。この二つの思いが単純に結びついたのが、切れ端を買っていただいて、それを全額義援金にしたらどうか、ということでした。実は、切れ端の売上を「募金」するというのは、私のアイディアではありません。去年の社員旅行の宴会の席で、足場事業部の永井さんから出てきたものです。捨てるくらいなら、その方がいい、ということで、春にオープン予定(実際には7月オープン)の「WOODPRO Shop&Cafe」の店先に置こう!ということになりました。当初は、「森林育成」のための募金にでもと思っておりましたが、3月11日の東日本大震災が発生。募金はその義援金にすることにして、今もお店の店先にはこの端材の山が置かれ、販売個数では一番です。ただ、これと同じようなことをネット販売ですることは、実は意外にリスクの大きなことです。お客さまが勝手に持って帰ってくれるものを、わざわざ小分けしてダンボールに包んで、それを商品と一緒に梱包して、お送りする、ということですから、明らかに手間がかかります。また、細かいことながらも、受注の件数が増えるので、その処理にも時間がかかります。忙しい時には「面倒だ」と思ってしまうかもしれません。どこまでなら無理なく、WOODPROのボランティア精神の中でできるのか、という見極めが問題です。無理をすれば続きません。無理をしようとすれば、そのために「見返り」を求めるようになります。無理なく続けられる範囲で、捨てられるべき切れ端をお客様のもとに届けることができて、切れ端にとっても新しい活躍の場ができて、お客様にも喜んでもらえて、尚且つ、その売上を被災地に届けることができるとしたら、こんな素敵なことはありません。ということで、現在、スタッフ島田が、この「切れ端ページ」を現在準備中です。乞うご期待、というのもおかしなものですが、ささやかなことでも復興のお手伝いができればと思います。本日も、ご訪問、ありがとうございます。
2011/10/14
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我が家の脱衣所の壁に掛けてあるカレンダーは、浜田省吾です。何度もブログに書いているのでご存知の方も多いと思いますが、うちの奥様は、私以上のハマショーファンで、コンサートが三日連続であれば、三日とも行くという筋金入り。さて、今月の浜田省吾は?ということで、見てみると、なんと、壁面に張ってあるのは足場板ではないかという疑惑が・・・・・。足場板かどうかを見分ける最大のポイントは板の幅。通常、20センチ~24センチ。木材には用途に応じて規格サイズというのがあって、柱用材ならば105ミリ角か、120ミリ角。鴨居用材とか、間柱用材とか、破風板とか、タルキとか、根太とか、梁とか、桁とか、下見板とか・・・・。その中で、20センチくらいの幅で製材されるものというのは、ほとんどありません。梁桁材は幅広のものがありますが、柱の上に乗って家を支える部材なので、厚みもあります。ということで、この写真のように、20センチ程度の板となると、まずは「足場板」である疑いが高まります。杉足場板はというと、大きなバンドソーで製材されただけの状態なので、表面は粗く、角も四角いままです。また、戦後植えられた木を使うこともあって、例外なく「板目」で製材されます。(板目というのは、山形の木目で、線を並行に並べたような木目は「柾目」といいます。)表面は、なでるととげが刺さりそうな感じです。ただ、これは新品の話で、これが建築現場で足場板として使われていると、風雨にさらされ、職人さんの靴で磨耗し、資材がぶつかり、釘やビスが打たれ・・・・、そんなことをしているうちに、表面のささくれが取れてきて、木目のやわらかい部分は削れて浮造りになってきて、角が欠けたり、丸くなったりしてきます。そうしてお役御免となったものが足場板古材 OLD ASHIBAとなります。写真を見ると、どの板も「板目」。ペンキも塗ってあるし、間違いなくとは言い切れませんが、限りなく「足場板」に近いように思えます。まさか、浜田省吾は、これが足場板だとは意識していないでしょうけど・・・・。本日もご訪問ありがとうございます。
2011/09/06
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今日は、東広島に住む息子に急な用事ができたので、そのついでに、東広島周辺をドライブすることにしました。で、まず行ってみたのが、東広島から30分ほどの豊栄町にある、「リ・カムアクロス」。イギリスやフランスで買い付けた小物や家具、それから、日本の古い民家などから出てきた古道具や家具などを中心に売っています。ご夫婦でしておられるようですが、店舗の中には、所狭しといろんな古いものが置かれていて、なかなか面白いです。ちょうど、全品二割引きの期間中ということで、照明などを買ってみました。(買ったのは、うちの奥さまですが)リ・カムアクロスを出て、そこから5分ほどの距離にある、「キャビネット」という雑貨屋さんに向かいました。残念ながらこちらは臨時休業。田園風景の中をお店の前まで行って見ると、農家の納屋を改造したようなお店でした。こちらもなかなか楽しそうではありますが、少しだけガラス越しに中を覗き見て退散。自分の目で探してきて、自分で値段を決めて、自ら店舗やネットで売って、それでしっかりと採算が取れて、自らの生活な成り立たせるには、やりがいがある代わりに、努力もしておられるのだろうと思います。こだわりと信念を持って仕事をしておられる店もあり、ほんとに雑貨好きの奥さまが趣味と実益を兼ねてやっている店もあり、それぞれに個性がありますね。小資本ではじめられる、というのも雑貨屋のメリットでもあります。一方では、全国チェーンの雑貨屋さんもあり、こういったところは品揃えにそつがなく、流行に敏感な分、売れ筋をしっかりと押さえてきますね。うちの会社においても、このたびショップ経営に乗り出したわけですが、しっかりと個性を打ち出し、経営を成り立たせていくというのは、容易なことではないでしょう。実は、土曜日には、久しぶりに東急ハンズに行ってきました。客層が若いということもあって、置いてあるものは全体に低価格な層が多く、興味を引くものも少なく、少し個性が薄くなってしまったようにも思いました。それでも、DIY系の品揃えは徹底していて、「何かつくろうかな?」という思いをくすぐられる感じはします。レザークラフトのコーナーには、道具や本、見本品などがいろいろ。皮の切れ端はもちろん、細かな金具まで、レザークラフトに必要なものはなんでも揃いそうです。沢山のお父さん達が立ち止まっては、道具や本屋、皮を手にとってみていました。(私もその一人)変わらなければ飽きられるし、節操無く変わるのも個性を無くす原因にもなります。幸いにも、うちはメーカーなので、自らの手でお客様の要望にこたえることができます。きっと、他のお店にとっては、このくらい贅沢なことはないでしょうね。問題は、そのメリットをどれだけ生かすことができるか?ということ。他のお店にないものを、どれだけ「お客様にとってのメリット」として伝えていけるかが重要です。お客様にメリットのない、手前勝手の自己満足では、きっとすぐに飽きられてしまうでしょう。ショップの運営は私の担当ではありませんが、「モノを作ること」は私の担当ですから、責任は重大です。ということで、先週の木曜日から、ショップのスタッフを対象に自社商品の勉強会を始めました。お店の命運は、自社商品をどれだけ伝えられるかにかかっているように思います。さいごは、福富町の上の原牧場カドーレへ。牧場併設のアイスクリーム屋さんで大ヒットし、この日も広い駐車場も車でいっぱい。ちょっとしたテーマパークですね。新しくできたお店の前で、店員さんを激写。とても感じのいい店員さんでしたが、夏ということもあって、自慢の「しゃぶしゃぶ」の販売は厳しいようでした。ちなみに、このかわいらしいお店の絵は、絵図屋さんが書いたもの。いいですね。
2011/08/28
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土曜日、私はショップの応援でしたが、そこに友人を連れてうちの奥様が登場。週替わりランチ「ここからごはん」をいただいて、買って帰ったのがこの鳥の人形(840円)。早速この鳥は「ぴーちゃん」と名づけられ、我が家の一員に。もしお気に入りの方がおられたら、もう残り少なくなっていたのでお急ぎください。(次の入荷があるかもしれませんが・・・)さて、このようにして、お店で買った商品が暮らしの中に入ってきます。それはこうした雑貨に限らず、プランターもそうだし、家具もそうだし、飾り棚もそうだし、物干し竿だって、トイレのお掃除ブラシだってそう。お金を出して、暮らしの中に。商品の本当の価値が決まるのは、売った(買った)瞬間ではなくて、暮らしの中に置かれた瞬間から。例えば840円のピーちゃんでも、ここに置かれた瞬間から、ここがお気に入りのスペースになったりするかもしれません。もし、ピーちゃんに命があるなら、きっと毎日目をかけてもらえるところに置いてもらいたいのでしょうね。そう考えると、人間には「モノを買う責任」と「モノを売る責任」があるような気もしてきます。100円だから無駄になってもいい、みたいな気分になったりしますが、本当はそれではいけないのでしょうね。100円だからということではなくて、モノに対する敬意とか感謝とか、さらには、モノを作った人への敬意とか、感謝とか、それを感じることが大切なのかと・・・。日本人の持つ「もったいない」という感覚というのは、自分の身の回りにあるすべてのものが「与えられたもの」という感覚から生まれてくるものでしょう。経済のことだけ考えれば、どんどん売って(買って)どんどん消費して、どんどんモノを回転させることがいいことなのでしょう。でも、産業革命以後、ずっと続いた資本主義経済というのも、そろそろ限界が来ているようにも見えますね。モノを作らずに、お金を右から左に動かす人の方が金持ちになって、偉いと評価される社会というのはおかしいように思います。円高も、お金を右から左へ動かすことで金儲けをしようとする人たちの思惑で始まり、実際にモノを作っているメーカーや、それを販売している人たちが振り回される。おかしな話だと思います。なんだか、ピーちゃんの話から大袈裟な話になりましたが、本日もご訪問ありがとうございます。※ショップに行って「ぴーちゃんください」と言っても、通じませんのでご了承ください。ショップで販売中のぴーちゃんの仲間。
2011/08/23
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WOODPRO Shop&Cafe では手作り体験ができるワークショップも行なう予定ですが、その第一弾として、絵図屋の部家さんによる、「オリジナル置時計を作ろう!」という規格があります。少人数でじっくり指導してもらえるので、初めての人でも、デザインのコツがよーく分かるはず。なにしろ、デザイン学校の講師もしているだけあって、教えるのもプロ(のはず)。写真の時計は、絵図屋さんが見本に作ってくれたもので、なんと、「くり坊結婚記念日バーション」半田ごてを使って、私の名前とか、結婚記念日とかが入ってます。WOODPROのマークは彫刻刀で立体的に。世界にひとつしかない時計ですから、こういった記念品にも最適です。予定に変更がなければ、2011.08.27 15:00-17:00足場板オリジナル置き時計作りベースとなるOLD ASHIBA置時計と、ドリンク・デザートがついて、3800円。是非どうぞ。お申し込み、ご確認はこちらまで。WOODPRO Shop & Cafe〒733-0833 広島県広島市西区商工センター2-7-21Shop Tel. 082-961-3451 fax. 082-961-3453メールはこちら wakuwaku@woodpro-shop.comよろしくお願いいたします。
2011/08/19
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自慢ではないのですが、と言って実は自慢なのですが、うちのネットショップは楽天市場のお客様レビューでとても高い評価をいただいております。別に評価を気にしながら仕事をしているわけではありません。ただ、自分なりに、スタッフと一緒に積み重ねてきたものがちゃんと評価されているということはとても嬉しいことです。高い評価をいただいているということは、それだけお客様の期待も高くなりますので、残念ながら「思ったほどではなかった」という評価をいただくこともあります。なので、実態のない評価をいくらもらっても、結局それは背伸びに過ぎません。大切なのは、やっぱり、自分を見失わないこと。私が自信を持って言えるのは、窓口のスタッフ、工場のスタッフ、配送のスタッフ、その誰もが、本当に誠実に仕事をしているということです。工場のツケをお客様に回す、というのは短期的な利益は得られても長い目で見ると決していい方向には進みません。よく、「いいものを、より安く」なんていいますが、これができれば、必ず売れます。それは誰にでも分かっていることですが、いいものを安く売れば、当然儲かりません。とすると、そのギャップを埋めるのは「知恵」と「努力」しかないんのです。そしてそれは、私一人でもできず、スタッフがそれぞれの役割の中で、「知恵」と「努力」を積み重ねることでしか達成されません。ネットショップを始めて12年目となりますが、「不誠実なことをすれば足元をすくわれる」という不安を感じつつ仕事をし、それは今も同じです。「お客様のためになっているか」「自分達の努力不足のツケをお客様に転嫁していないか」そういうことを自問自答しつつ、仕事をしてきました。スタッフだって、お客様に喜んでもらいたい。これは間違いないんです嫌な顔をされるより、「ありがとう」と言われたい。それは人間としての素直な気持ちだと思います。実は、私の担当する、製造部門とネットショップの部門というのは、当初の8年間くらい「赤字」でした。毎年、スタッフと一緒に一生懸命頑張るのですが、締めてみると少しだけ赤字になってしまう。その赤字というのは、売上のほんの2パーセントとか、3パーセントとか。単純な話、販売価格を5パーセント上げれば黒字になっていた、というレベルです。少しだけ赤字になる→売り上げを増やすために人を入れる→コストが上がって、やっぱり少しだけ赤字になる・・・・。というようなことを続けてきました。だから、ほんの1%、2%の大きさや大変さも知っているつもりです。幸い、他の部門の収益があったので、それに助けてもらいましたが、私としては、みんながこんなに頑張っているのに、利益を出すことができないということに大きな責任も感じました。お客様に喜んでもらって、尚且つ、自分達がしっかりと生活できる給料ももらわないといけません。そのためにみんなで知恵を出して、みんなで努力をしていこう!そういう思いで頑張ってきて、最近は私の方がスタッフに気付かされることが多くなってもきました。売っている商材にもよると思うのですが、うちのお客様間違いなく「気持ちのいい人」が多いですね。気持ちのいいお客様に、気持ちよく買っていただいて、こちらも気持ちよく仕事が続けられれば、これはほんとに幸せなことだと思います。でも、それは決して簡単なことではないですね。やっぱり、そのためには、知恵と努力が必要なんですね。なんだか偉そうなことを書いてしまったようで、「口ばっかりだな」と言われないように頑張ります。人からの評価を気にするより、まずはスタッフ全員が自ら納得できる仕事をすることが大切ですね。本日も、ご訪問、ありがとうございます。※写真は、植えて10年目にして初めて咲いた、我が家のヤマボウシです。
2011/05/25
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昨日、社長と工場スタッフも含めて総勢6名で岡山に行ってきました。メインの目的は中古機械を見に行くことでしたが、それ以上にいろいろなことがありまして、まずは、写真のお話。岡山で中古機械の展示場を見た後、社長と二人で予定していた次の約束に少し時間できました。「ちかくに、『ゆくり』さんというとても雰囲気のいい陶器のお店があるので、行ってみよう!」という社長の提案で、岡山市の庭瀬にある「ゆくり」さんを訪問することに。しかし、周辺で迷ってうろうろ。やっとたどり着いたら定休日。残念だなあ、と思っていたら、そこにちょうど車でご帰宅。定休日のところご無理を言ってあけてもらい店内を拝見しました。店と言っても、普通の店内ではなく、古い日本家屋をそのまま利用したとても落ち着いた雰囲気のあるギャラリーです。場の醸しだす、やさしくい雰囲気というのは、店主のお人柄そのままなのだろうと思います。お店の名の通り、ゆくりと時間が流れていく、そんなここちよい空間でした。使い込まれた足場板の上に置かれた陶器。実にいい感じです。この足場板は、近所の大工さんから譲っていただいたものとのことでしたが、使い込まれた木の味わいと、人間の手と土から生まれた器とが、しっくりきてます。同じ焼物でも、ガラスに近いシャープさが感じられる磁器と、土のぬくもりをそのまま残して焼き上げたような陶器では、「体温」がかなり違うように思います。このしっくり感は陶器だからこそ、と、そんな気がしました。作家さんとの橋渡しになれば、ということで始められたお店とのことでしたが、本当に素敵なお店でした。陶器がお好きな方は、ぜひどうぞ。------------------------------------------------------------------それから、このお店の界隈は、旧西国街道に面して、今なお昔の情緒を残していました。倉敷のように地区としての観光開発されていないので、電柱も立っているし、古い家と新しい家が混在して、通り全体としての美観にはいまひとつ統一感がないのが残念なのですが、散策すると楽しそうな場所でした。今回、時間がなくて、ゆっくりできませんでしたが、またあらためてゆっくりと訪れたいと思う、お店と町でした。ご訪問、ありがとうございます。
2011/02/17
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東京ギフトショーに行ってきました。東館西館の両方を使った、大きなイベントで、見て回るだけでも体力勝負です。出展者は、メーカーか、卸業者で、来場者の多くは小売店。その場で手板の伝票に「購入商品」を書いていって、取引成立です。「展示即売会」という形式に近いでしょう。例えば私が雑貨屋をしたいと思えば、ギフトショーで買い付けして、すぐに開業できます。ただ、会場はとにかく広く、商品も多岐に亘っています。私はネットショップの店長ということで、実際に商品を並べるスペースを持っていません。なおかつ、ショップの商品のほとんどは自社製品。これまで、こうして大量に展示された雑貨系商品を見る機会もありませんでした。町の雑貨屋さんの多くは、個人で商売をしています。狭い店内に所狭しと並ぶ雑貨。それはまさしく、バイヤーであり、オーナーである店主の好みを如実に反映します。広い会場に並ぶ商品の中から、自分の店のスペースに見合った仕入れを行なうということは、「選ぶ」ということです。その「選ぶ」基準はといえば、それはバイヤーの「好み」ということになるのでしょう。チェーン店の雑貨屋さんにも、それぞれ特徴はありますが、個人商店の雑貨屋さんというのは、とても個性的です。和雑貨、アジアン雑貨、カントリー雑貨、食器、ファブリック、ガーデン雑貨、皮製品、生活用品、ステーショナリー、照明・・・・。限られたスペースに、自分が素敵だと思うものを、できるだけ沢山並べたい。好きだからこそ、その並べ方や、置き方にもこだわって。この広いイベント会場で、「意志」を持った仕入れが行なわれ、それが日本各地の町の雑貨屋さんに並ぶ・・・。その近郊に住むお客さんが店に足を運び、買って帰る。そして、自宅の窓辺に飾ったり、あるいは、お友達へのプレゼントにしたりする・・・。動いてるなあ、と思います。1日や二日では見切れないほどの展示品。そこを「思い」を持った人が歩き回り、それぞれの「思い」で商品を買い付けていく。仕入れる商品を選びながら、常連のお客さんの顔が浮かんでいるかもしれないですね。「○○さんが気に入りそうだ・・・」モノと一緒に「思い」が動いていく。そんな気がしました。会場内撮影禁止であったため、写真がなくてすみません。
2011/02/07
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カントリーといえば、パインの家具にパートの切り抜きがあったり、必要以上にうねうねと曲線をつけたり、といったかわいらいしいインテリアスタイル。それが私がずっと持っていた印象で、はっきり言えば、あまり好きではありませんでした。というわけで、うちの奥様の買い物に付き合って、たまに雑貨屋に行く程度。私の仕事が「木製エクステリア商品の製造販売」ということもあって、暇つぶしに見るものといえば木製の小物など。ペンキを塗って角の塗装を落として「使い古した」感じを出した小物や家具が増えてきたのはもう5~6年前でしょうか。そういう使い込んだ味わいを「シャビー」なんていい始めました。もともと日本のカントリーのイメージはアメリカンカントリーを日本人がアレンジして作り出したスタイルであるらしいですね。素朴でかわいらしい手作り感が、アメリカへの憧れなんかと一緒になって発展したのでしょう。ただ、私のイメージしていたカントリースタイルは下火になってきたようで、最近はほとんど見かけません。ハートの切り抜きのある家具なんて置いていると、逆にちょっと恥ずかしいくらいかも。カントリーとは、直訳すれば田舎のこと。世の中が便利になる前の、自然とともに生きた田舎暮らしを「カントリー」とすれば、・素材を生かした素朴なもの。・身近にあるものを利用する。・長く大切に使う。といった特徴があるように思います。生産と消費が同時にある場所こそ、カントリー。地産地消もカントリー精神のひとつでしょう。それが、「レトロ」であったり、「シャビー」であったり、「ジャンク」であったりというイメージとも結びついているようです。また、住宅メーカーの「プロヴァンススタイル」というのも、いわゆるフレンチカントリーの流れですね。ただ、スタイルだけを模倣しても根付かないでしょう。日本の飽食も行き着くところまで行って、人々が「懐かしい感じのするもの」に回帰し始めたようにも思います。フレンチカントリーとか、ブリティッシュカントリーをいうのは、やっぱり、長い暮らしの歴史の中で育まれて残ってきたものであるだけに、その中に「普遍的なもの」を含んでいるようにも思います。単純な「スタイル」ではなく、その中にある「エキス」というものを日本人なりに消化して、進化させていくことが重要ですね。例えば、プロヴァンス風の住宅といえば、短い軒に漆喰の壁。明るい色調の欧風瓦・・・。とってもお洒落ではありますが、高温多湿で雨の多い日本の風土にあうのかどうか・・・・。10年後に後悔する家では悲しいですからね。日本では、庇を長く伸ばすことで、雨露から住居を守り、夏の日差しをカットし、さわやかな風を取り込む工夫がありました。ジャパニーズカントリーのスタイルもまた、ひとつのカントリーの形です。いろんなエキスを取り入れて、新しいカントリーの形を作れるといいですね。
2010/12/14
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