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カテゴリ: 着物の話
通っている市民講座の茶道教室で、先生に初釜のご案内をいただき、出かけてきました。

会場は、市内で茶道具を扱っているお店の二階にある茶室。
いわゆる“大寄せの茶会”の形式で、昨年に引き続き二度目の参加になります。

前回は、着ていくものがない・・・という理由で、ワンピースを着て出かけましたが、今年こそは!誂えた色無地を張り切って着ていくことにしました。

帯は、色無地を購入した同じ時、一目惚れしてどうしても欲しくなり、ちょっと分不相応な買い物をして手に入れてしまった、袋帯をデビューさせることに。

・・・ただ、直前になって、「これで、初釜の席に本当にふさわしいのか?」と、頭によぎる不安・・・
綾織の、遠目には縞に見える帯。ちょっとファッション性が強すぎるかな?と。

心配になって、本やネットで情報を集めてみても、実は着物の決まりごとというのは、大枠は決まっていても、細かい○×になると、人それぞれ言うことが違う・・・ということが多いのですよね。

でも、一般的に「初釜にふさわしい」とされる吉祥文様や有職文様の帯など持っていないし、色無地もこれ1枚きり、無い袖は振れないのです。


「着物は一つ紋入り、半襟は白、金糸の入った袋帯と帯締め、結び方は二重太鼓」
・・・と、これだけの要素がクリアできているなら、許容範囲じゃないか??
そう考えて、当初考えたとおりのコーディネートで出かけました。

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着物は、洋服以上にTPOに重みがあるというか、見る人の心持ちまで考えておしゃれをすることが前提になるところがあって・・・
だからこそ楽しみもあり、だからこそ悩みも尽きぬ・・・と、いうわけですね。

実際に会場へ行ってみたら、集まった方々のお着物姿はバラエティに富んでいて、正客になられたお偉い先生(らしい方)は源氏香の散らし模様の小紋をお召しでしたし、色無地に名古屋帯を合わせた方もいらっしゃいました。

約束ごとを守り、かつ踏み外さない程度に楽しむ。難しいところです。経験を積んでいくのが一番なのでしょうね。

(左・待合にて、参加者の皆さん。右・並べられたお道具の箱書き。軸は“梅に鶯”)
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小さなねずみがついた香合、豪華な蒔絵が美しい平棗、“えくぼ”という名のお菓子。
新春を寿ぐ様々な演出に、五感でおめでたい気分を満喫!

実は、着物でお茶会へ行くのは今回が初めてだったのです。お茶と着付けのお稽古を初めて3年目、やっと“憧れ”に手が届いた、今日はそんなうれしい一日でした。


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武者小路千家 初釜を楽しむ





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最終更新日  2008.01.13 19:29:22
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