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2006年04月15日

赤い右手：ジョエル・タウンズリー・ロジャーズ

(4)

テーマ：ミステリはお好き？(1646)

カテゴリ：海外ミステリ（ヤ・ラ・ワ行作家）

やがてコネティカット州山中の脇道で繰り広げられる恐怖の連続殺人劇。
狂気の殺人鬼の魔手にかかり、次々に血祭りに上げられていく人々―悪夢のような夜に果して終りは来るのか？
熱に憑かれたような文体で不可能を可能にした、探偵小説におけるコペルニクス的転回ともいうべきカルト的名作、ついに登場。

カルト的名作？？？
一風変わった作品かな、位の気持ちで読みましたが……

これから先、ネタバレはしませんが、この本をこれから読む可能性のある人にとっては余計なことを書くかもしれません。
先入観なしで読んだ方がはるかに面白いのと思うので、ご注意ください。

読み終わってしばし呆然。

この本を読んだことのある人が、「ちょっと変わっているけど面白いので読んでみてほしい。読み終えて何と言うか聞きたい。」
と言って薦めてくれました。

今、その気持ちがわかります。

反則ぎりぎり、いえ反則の域に踏み込んでいるかもしれません。
やたら起こる偶然、思わせぶりな記述、前後する時制。

すっかり翻弄されて頭にくる人もおられるでしょう。
でも、その面白さにわくわくして、感動すら覚える人もいるはず。

後から冷静に振り返ってみると、「それはないよ。」と突っ込みを入れたくなるところは確かにあります。
でも、とにかく面白いんです。

世界探偵小説全集にこんな作品があったとは驚きました。

これは悪魔的怪作だと言わせていただきます。

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最終更新日 2007年01月29日 09時27分35秒
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■コメント

Re:赤い右手：ジョエル・タウンズリー・ロジャーズ(04/15)

ときあさぎさん

それって、怖くない？恐くない？こわくないですか？
（最近、子供並みに恐がりになってます……＾＾；）
でも、samiadoさんのお勧めなら読んでみたい気もします。
かなり前に出た小説なんでしょうか？
(2006年04月16日 00時05分50秒)

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Re:赤い右手：ジョエル・タウンズリー・ロジャーズ(04/15)

みっつ君さん

こんばんは。
う～ん、これは気になる感想ですね！！
今度探してみようと思います♪ (2006年04月16日 01時13分25秒)

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Re[1]:赤い右手：ジョエル・タウンズリー・ロジャーズ(04/15)

samiado さん

ときあさぎさん、こんばんは！

＞それって、怖くない？恐くない？こわくないですか？
＞（最近、子供並みに恐がりになってます……＾＾；）
＞でも、samiadoさんのお勧めなら読んでみたい気もします。

惨劇は起こりますが、、ホラーのような怖さはありません。
でも、子供でも平気かというと、ダメかもしれないです。悪魔的雰囲気ですからね……。
果たしてお薦めしていいんでしょうか？

＞かなり前に出た小説なんでしょうか？

そういえば作者については何も書いていませんでしたね。
ジョエル・タウンズリー・ロジャーズは1896年生まれのアメリカの作家です。
ハーバード大学卒業後フロリダの海軍で２年間パイロットとして活躍し、除隊後はパルプ・マガジン・ライターとして多くの作品を書きました。
代表作「赤い右手」は1945年に書かれたものです。
(2006年04月16日 19時06分52秒)

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Re[1]:赤い右手：ジョエル・タウンズリー・ロジャーズ(04/15)

samiado さん

みっつ君さん、こんばんは！

＞う～ん、これは気になる感想ですね！！
＞今度探してみようと思います♪

この作品を読んだ方は、怒るか、傑作だと感激するかの二つに分かれると思います。

みっつ君さんがどちらになっても責任はとれませんｗ
私は後者だったのでお薦めしたいんですけどね。
(2006年04月16日 19時16分29秒)

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