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2009年06月17日

死体にもカバーを：エレイン・ヴィエッツ

(2)

テーマ：ミステリはお好き？(1646)

カテゴリ：海外ミステリ（ア行作家）

困ったお客と、もっと困った最低オーナーにもめげず、日々奮闘する彼女に、またも災難が降りかかる。
アパートでシロアリが大発生したかと思えば、お次は　くだんの最低オーナーが殺される始末。
おまけに　容疑者として逮捕されたのは意外な人物で…!?
南フロリダで職を転々、必死に働くヒロインの活躍、第二弾。
（「BOOK」データベースより）

『死ぬまでお買物』（感想）に次ぐ、わけありヒロインの転職シリーズ第二弾です。

ヘレンの新しい職場が書店だったこともあって、前回よりも面白く感じました。

しかし、アメリカの書店というのは、こんな変なお客がたくさんいるんでしょうか？
読んでいる分にはとても面白いのですが、店員さんは大変そうです。

作者は書店に一年間勤めた経験があるそうですから、仕事の内容などはかなりリアルなのではないかと思います。

今回は、傲慢きわまりない書店のオーナーが殺されるは、主人公が住むアパートにはシロアリが大発生するは、で大騒ぎ。

それにしても、ヘレンは男に弱いし、見る目がなさすぎです。
まあ、だからこそ、現在の崖っぷちな状況に陥っているわけですが……。昔は高給取りのキャリアウーマンだったんですけどね。

しかし、ヘレンがアラフォーとは……。

アパートの大家さんや、住人が個性的で、魅力的なのは前作と変わらず。

南フロリダの明るい太陽のように、これからも明るくたくましく、崖っぷち人生を突き進んでいってほしいものです。

アメリカでは６作まで刊行されているようですが、日本では、第三弾『おかけになった犯行は』まで訳されています。

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最終更新日 2009年06月18日 09時57分21秒
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■コメント

Re:死体にもカバーを：エレイン・ヴィエッツ(06/17)

あむあむ108 さん

面白そうなコージーですね。
どうして転職を繰り返すのかも興味がありますが、それにしてもコージーの主人公って、皆さんものすごくエネルギッシュですよね。年齢を問わず…
「めんどくさいからもう、知らんぷりしとこ」という発想はないんでしょうね。
そのおかげで、私たちが楽しませてもらえるわけですが…
(2009年06月18日 11時26分09秒)

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Re[1]:死体にもカバーを：エレイン・ヴィエッツ(06/17)

samiado さん

あむあむ108さん、こんばんは！

＞面白そうなコージーですね。

今回は書店が舞台だけに、さらに面白く読むことができました。

＞どうして転職を繰り返すのかも興味がありますが、それにしてもコージーの主人公って、皆さんものすごくエネルギッシュですよね。年齢を問わず…
＞「めんどくさいからもう、知らんぷりしとこ」という発想はないんでしょうね。
＞そのおかげで、私たちが楽しませてもらえるわけですが…

そうですね～。エネルギッシュに行動するおかげで、たびたび危険な目にも合うんですけどね。ヒロインが「めんどくさいから、もういいや。」なんて言いだしたら、ミステリになりませんねｗ
(2009年06月18日 23時13分47秒)

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