ミステリの部屋

ミステリの部屋

2009年11月17日
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その報が リンカーン・ライムのもとに届いた。
手口は残忍で、いずれの現場にもアンティークの時計が残されていた。
やがて 犯人が同じ時計を十個、買っていることが判明した ―被害者候補はあと八人いる!
だが、いつ、誰が、どこで?
尋問の天才キャサリン・ダンスとともに、ライムはウォッチメイカー阻止に奔走する。

一方、刑事アメリア・サックスは別の事件を抱えていた。
会計士が自殺を擬装して殺された―事件にはニューヨーク市警の腐敗警官が噛んでいるようだった。
捜査を続けるアメリアの身に危険が迫る。二つの事件はどう交差するのか?

史上最強の敵、登場!
時計じかけのごとく緻密な犯罪計画をひっさげてライムとアメリアを翻弄するウォッチメイカー。
熾烈な頭脳戦に勝利するのはライムか殺人者か?
ドンデン返しに次ぐドンデン返し。
あまりに緻密な犯罪計画で読者を驚愕の淵に叩き込む現代最高のミステリー・シリーズ最新作。

内容(「BOOK」データベースより)



↑あらすじが長いですね~w

リンカーン・ライムシリーズ7作目にして、2008年の「このミステリーがすごい」海外部門1位に輝いた作品。

犯人たちの視点からの描写がたびたびあるので、読者には初めから犯人が誰なのか、わかります。

けれども、このシリーズを読んだことがある人ならば、それほど簡単なわけはない、と思うでしょうね。

その通り。

どんでん返しに次どんでん返しの連続に、脳が過熱してくるのがわかります。
けれども、面白くてやめられない。
まさにジェットコースター・ストーリーでした。

かなりボリュームがあるのですが、後半になるほど加速するので、一気に読んでしまいました。



余計なことを考えたくない時には ぴったりかもしれません。

ともかく、ライムとアメリアの二人がいい感じだったことと、プラスキーが着実に成長していることが嬉しかったです。

今回、尋問のエキスパートである、キャサリン・ダンスが登場します。

態度やしゃべり方を見ただけで嘘を見破るのですから、これはすごい。彼女が主人公の「スリーピングドール」という作品も気になります。












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最終更新日  2009年11月17日 23時28分56秒
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