狎鴎亭的横濱生活

狎鴎亭的横濱生活

Jan 9, 2005
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テーマ: 海外生活(7776)
カテゴリ: カテゴリ未分類
フリーページに昔チラッと書いたことある 私たちが以前住んでいた家とルームメイトの話

ルームメイトの話になる前に、この家の大家さんの話からしないといけない。
この大家さんはもちろんアメリカ人、でもかなり個性的な人だった。
この大家さんは他に7件家を持っていて、全部貸してマネージしていた。その他に自分の小さなビジネスもやっていた。彼のガレージがそのオフィスだった。

その大家さんは40代の独身。独身主義者だった。
「カリフォルニアでは結婚してなくても長く一緒に付き合っていたら、夫婦のように財産分与の請求ができるんだから、気をつけないといけないんだ」と言いながら、見る度に違う女の人を連れていた。
彼は面白い人だった。すごくだらしないし、怠け者だし、パートナーとしては絶対嫌だなぁと思うけど、彼のそばで彼を眺めているのは楽しかった。
彼が付き合うのは絶対アジア人だった。アメリカに住んでいても、留学に来ていてもとにかくアジア系の女の人しか興味なかった。


彼を良く知ったのは、彼のその小さなビジネスのアルバイトを始めたときだ。
彼のテナントもやはり外国人留学生が多くて、正規で働けない彼らによく小さなアルバイトを作りやらせてあげたり、ということをよくしていた。
彼のビジネスはそのガレージで組み立てたものを売ること。私はその商品のパーツを点検して、組み立て、梱包して、注文が出たらその品物を用意してUPS(宅急便みたいな会社)が着たら渡す、のがメインの仕事。
その他に物品を整理したり、お使いを頼まれたり、顧客へのメールの準備をしたり、こまごましたこともやった。
彼がマネージする家のテナントから家賃を受け取ったり、記録するのも私の仕事だった。

そんなわけで、彼の公私ともどもいろんな事を知ることになる。だから彼の口癖は「Galoは僕のこと良く知ってるから」だった。
そんな彼からは彼女の相談も受けたし、日本人の女の子を見つけるには(彼女として)どうしたらいいかとか、色々アドバイスを求められた。

そのアルバイトは何年やっただろう・・・。イパルを妊娠して、出産する前日までもやっていたし、引っ越してもう私たちの大家さんでなくなった後もやらせてもらっていた。

彼は今でも自分が貸している家のひとつの敷地内にあるワンルームプラスオフィスに住んでいる。SDから車で数時間の山の上にある別荘を週末に少しずつ自分で直しながら。
10年後には持っている家の価値がものすご~く上がり、すべてのローンが終わって、一人気楽に山の生活をするのが彼の夢だそうだ。

そんな彼は、小型飛行機も操縦するし、ボートで釣りにも行くし(捕った魚をいつももらっていた^^)、自分でビーフジャーキーも作るし、キャンピングカーを買ってそこにも住むし、本当に趣味に生きる、自分のやりたいことを全部やってしまう自由人だ。







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Last updated  Jan 12, 2005 02:30:52 AM
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