月曜日は東京。
風の強い一日だった。
池袋で真氣光の中川会長の対談取材。
今回のお相手は、
みんな大好き、かっこちゃんこと、山元加津子さん。
実は、 25 年ほど前に、かっこちゃんのご自宅へおうかがいして、
対談をしている。
かっこちゃんは養護学校の先生だった。
先日、
甲府でかっこちゃんの講演会と映画「しあわせの森」の上映会があった。
懇親会のときに、
少しかっこちゃんとお話しする機会があった。
そのとき、
「中川会長さんとお会いしたのはずいぶんと前ですよね。
一度、ごあいさつしないとね」
という話があった。
そのことを中川会長に伝えたら、
久々にお話をお聞きしたいなということになって、
今回の対談が実現した。
中川会長は、
村上和雄先生のサムシングレートの話にとても興味があって、
先生とも2度対談している。
かっこちゃんが、
村上先生から、
「かっこちゃんなりにサムシンググレートの話を伝えてほしい」と託されたことを知り、
改めてお話をしたくなったようだ。
ぼくは、仕事柄、たくさんの方とお会いしてお話をお聞きしたが、
お話をしていてとても気持ちのいい人と、
何となく居心地が悪くて、早く終わらないかなと思う人がいる。
かっこちゃんは飛びっきりの前者だ。
自分なりの価値観をしっかりともっていて、
それも、
言ったもの勝ちの考えではなく、
きちんと地に足のついた理由をもっている。
たとえば、
ナスカの地上絵はだれが描いたのか?
いろいろな説があるが、
かっこちゃんは、
古代の人間がかかとで描いた絵だという話をしてくれるわけ。
詳細は違っているかもしれないが、
かっこちゃんならではの、
「なぜなら」がある。
これが「へえ~」とうならされるものだ。
どうして? と聞くと、かっこちゃんはこんな話をしてくれた。
教室で何かを一生懸命に描いているお子さんがいて、
何だろうと見てみた。
一見するとよくわからないが、
よく見ると、
学校の周辺を上から眺めた状況を絵にしていたのだったそうだ。
地上にいながら、
上からの視点で物を見れるという子がいるのだ。
そんな話を別の人からも聞いたことがある。
と言うことは、
鳥の視点で地上を見られる人は、
何人もいるのだろう。
ほとんどの人が失ってしまった、
人間の原始的な能力なのかもしれない。
そして、
そういう子が、
校庭にかかとで腺を引いていることがあって、
何をしているのだろうと思って、
あるとき、
学校の屋上から見ると、
きちんとした絵になっていたこともあると言う。
だから、
ナスカの地上絵も、
鳥の視点をもった人が、
かかとで描いたのではないか。
かっこちゃんの推論だ。
答えはわからない。
本当に宇宙人が描いた絵かもしれない。
しかし、
いきなり宇宙人の仕業だと飛躍するのではなくて、
身のまわりをしっかりと観察して、
そこから「ひょっとしたら、あれと同じなのではないか」とつなげていく。
地に足がついていて気持ちいい。
サムシンググレートは、
宇宙の真理を、
ぼくたちの身のまわりに用意してくれている。
霊能者じゃなくても、
チャネリングをしなくても、
いろいろなことに好奇心をもって、
まわりをていねいに観察していれば、
サムシンググレートの存在に気づけるし、
そこを深めていけば、
サムシンググレートの意志も読み解けるはずだ。
ぼくは、
そういう見えない世界との付き合い方が好きで、
かっこちゃんの話には、
ぼくの理想がある。
だから、いつまでも話がしていたい。
中川会長も同じような考え方で目に見えない世界にアプローチしているから、
すごく気持ちのいい対談になった。
対談のあと、
かっこちゃんを東京駅まで送って行く途中、
地下鉄の中で、
宮沢賢治さんの話もした。
その話は次回に。
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