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ついに日本の選手から初めてEPO(エリスロポエチン)のドーピング違反が出たようです。ネットで少し情報を見た程度ですが、現状と今後に対しての個人的感想を書いておこうかなと思います。*医療に関する専門知識も持ち合わせていませんし、間違っている点があるかもしれません。競技は女子マラソンで、検出されたのはホノルルマラソンの時。競技者のレベルは、国内大会優勝経験ありで世界選手権代表を狙いたいと公言している程度。原因は貧血治療のための投与医師にはドーピング検査を受ける可能性を事前に伝えず日本アンチ・ドーピング機構の報告書などから以上のような概要そもそも日本においてEPOを貧血治療に使用するのは「腎性貧血」の治療時のみのようです。腎性貧血と診断されたのなら健康上からホノルルマラソンに出場することは取りやめるのではないかと思うのでこの選手は腎性貧血ではなかったと推測(治療に必要であると申告すれば認められる薬品もあるが本件では触れられていない)。【1】本件の医師が腎性貧血ではない貧血治療にもEPOを日常的に使用していたならそれは医師側やそれができる環境に大きな問題があるのでは?【2】選手側も(EPOという特定名は出さずとも)通常の貧血治療以上のものを求めたのであれば、それは選手側に大きな問題があるのでは?2の場合、それがドーピングに関わってくるかもしれないという認識が不足していた程度というのが好意的にとらえた場合の理解ですがそれでもお粗末すぎるか。。薬品の効果によって競技力を向上させようとしたならこれはかなり悪質でしょう。あるお医者さんのブログにこの件が書かれていて自分も同様に思ったのですが、日本アンチ・ドーピング機構の報告書には「ドーピング検査の対象となり得るレベルの競技者であることを医師に積極的に伝えていなかった」とあるのですが、“ドーピング検査の対象となり得るレベルの競技者”というのは報告書だけでは曖昧に読めてしまう。(そもそもその“レベル”は誰がどのように決めている?)もっというと、ドーピング検査の対象となり得るレベルでなければドーピングをしていいと言うように読めてしまうかなと。国内の試合に目標を置いている選手や指導者においてはドーピング検査がそれほどないのをいいことに、すでにEPOがある程度蔓延している可能性もあるのかなとも思ってしまいました(杞憂であってほしいですが。。)陸上競技はどのような競技者登録方法なのか知りませんが、自転車競技の場合はJCF登録者全員が(国際レベルには程遠くとも)ドーピング検査の対象というのに同意しての登録。“当アンチドーピング規則はすべての本連盟ライセンス所持者に適用する”(検査対象者の確認を怠り対象者が検査を受けずにレース場から離れるという違反行為も発生しておりこれは大きな問題ですが。。。)どの競技でも自分がドーピング検査の対象であるというのを明確に自覚できるような基準(レベルに関わらず登録競技者全員が対象というのがふさわしいと思っています)が明示されることは当然で、それにそって啓発を行っていけば、競技者は医療行為を受ける際には必ず医師に自身がドーピング検査対象であることを伝えるでしょう。医療者側もEPOを正当な目的以外に使用しているのであればそれを改めることで本件のようなことは防げるでしょう。あと、EPOを腎性貧血以外の治療に使用するかなどでTPPの行方がドーピングにも影響を及ぼす可能性があることを示唆する一件になったかなとも思ったのですがどうなのでしょう。さらについでになってしまうのですが、日本では上記がはじめてでも海外自転車レースではお馴染みのEPOドーピングディルーカが三度目のドーピング発覚で永久追放になるかもとの知らせが。。。
May 25, 2013
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昨日のジロ第三ステージはパオリーニが下りで仕掛け独走優勝パオリーニはスプリントも強いので集団のままで行っても十分勝ち目はあったと思いますが、積極的にいくと勝利の女神は微笑むもの。ゴール後のインタビューでは涙ぐんでいて、アクアエサポーネでチームメートだったガルゼッリもうれしそうでした。世界選でもいつもいい走りをするので個人的にも好きな選手です。ヘシェダルは積極的で思っていたより良かったように見えました。スカルポーニはコーナーで集団先頭の選手のスリップにつられての落車はもったいなかった。
May 7, 2013
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本命 ニーバリ対抗 ウィギンズ穴 ウラン山岳賞 ガルゼッリ今年は春のクラシックからほとんどレースを観ていない状態なので、ただのあてずっぽう程度に思っていただければモレーノのアシストに守られたホアキンがいればとても面白かったと思うのですが、目標をツールに絞るということでちょっと残念・・昨年優勝のヘシェダルやスカルポーニはちょっと厳しいか。実力的には個人、チームとも昨年のツール優勝のウィギンズが一枚上と考えるのが普通でしょうが、自分が天邪鬼なのと、ジロというレースの特性などから本命はニーバリ昨年ウィギンズのツール優勝の立役者はロジャースとポートだと思っていますが、その二人がいないというのがまず気になっていること。もちろんシウトソウ+ウランでも(あるいはウラン一人だけでも)ウィギンズの実力があれば十分なのではという気もしますが、ウランが長い登りでどれだけのアシストができるのかというのは上に挙げたロジャース、ポートよりは未知数だと思っています。加えて脚質からジロ特有の前半のステージの(長くない)登りゴールからエース同士がノーガードで打ち合うという場面ではニーバリの方が有利となり、数秒ずつでも稼いでいくかなと。TTではもちろんウィギンズが当然優位でしょうが、ニーバリもそれほど大きな差をつけられることはないのではと勝手に予想。結論としては(当たり前になってしまいますが)後半の山岳が決戦の舞台にというところでしょうか。山岳賞は希望を込めてガルゼッリ!(去年観たかった)
May 6, 2013
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