せんだって日記

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2008.11.16
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テーマ: ニュース(95835)
 せんだって、大阪の図書館で大量にボーイズラブの本が開架されてたっていうイイ話がありましたが、その後日談がおかしいんだ。

【痛いニュース】


ボーイズラブ本を18禁扱い→「住民グループ」が猛反発→18禁扱いを解除…大阪・堺市図書館


義務教育が終わった人間の個体差はどんどん大きくなるので、18禁っていう線引きの有効性は非常に疑わしいものの、無用な規制論の大騒ぎを避ける意味でのゾーニングは、現状無難な手だとは思うよ。
 それに、なんか言われたからって図書館が本を廃棄するのは許されない。開架閉架はともかくね。

 やっぱり、やおい穴をくぱぁしてるくせに「ユキヒロなんかハルオミと仲良くしていればいいじゃないか!」ネクタイを緩め「わかってない、わかってないよリュウイチ。オレが本当に好きなのは…」枕を抱いて「うるさいうるさい! もう帰れよ!」メガネを外しながら「愛してる。…リュウイチ」前髪がふわっと浮いて「あっ…」はいトコロテン、なんていう描写が売りの本が世間様を騒がせて焚書騒ぎになる前に閉架ってのは、いまの不寛容な社会における落とし所じゃないのかな。

 記事中には、盗難などもあって閉架していたとあるけど、これ誰が盗んだんだろう。腐女子高生が、貸し出し記録に残ったら恥ずかしいけど超読みたい的な理由で盗んだんであれば「安易な18禁の弊害」という切り口ができて、非常に面白いんだ。


 で、堺市の図書館で閉架されたBL本を開架しろと圧力をかけ、実際に開架させた市民グループがいたんだ。
 ぱっと考えると、本を買いたくない貧乏な腐女子グループかなって思うけど、まあエロ本は自分で買えって話だよね。
 このグループの代表が上野千鶴子だったんだ。
 この人、大丈夫かな?

 おかげでほら、変なアレルギー反応を起こしているじゃないか。あはは、ここがこんなふうになっているよ。

 20世紀末に起こったフェミニズムの運動は功罪共にだいたいまとめられて、日本じゃタイミングも悪かったんだけど、ざっと言うと内ゲバの果てにグダグダになってったらしいんだ。上野先生がアグネスチャンの子連れ仕事を援護したのは結局「女が男性性を得るためのジェンダー運動」だったんだじゃないかな。んでまあ、フェミニズムのいろんなことが中途半端で終わっちゃったためにいまいろんなところで女の子が困ったことになっているけど、上野先生はインテリで収入の高い女性だけを向いたことばかり言っているようでいけすかないんだ。自分だけ良ければいいのか、なんだ。
 働く母親って、アグネスチャンみたいな高給取りばかりじゃなくて、いわゆるバツイチヤンママとかもいるんだ。DV夫から逃げ出して、夜中までスナックで働いてたり、生活保護受けながらパートで働いてたりするんだ。そういう女たちを切り捨てて、おひとりさまの老後とか言っても、血も涙も無いったらないんだ。僕はこれ本気で半端フェミニストに怒ってるところがあるんだ。

 今回もさ。図書館法の分野にしゃしゃり出てきちゃ横紙破りなバカをやって。ファシストあふれるいまの世の中で表現の自由を守るにはけっこうデリケートな戦術が必要なんだけど、こんな状況で見当違いなケンカの押し売りってどうよ。



 みたいなことを、ちょっといじわるな草食系メガネ男子(cv.関智一)の僕が書いてみたんだけど、どうかな。





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最終更新日  2008.12.27 02:16:02
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