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今日は大晦日。今年最後の柴楽日記は「行く年来る年2016-2017」と題して2016年総集編第四弾をお届けしたいと思います。例年以上に寒い一年のスタートとなった本年。1月にはドカ雪にも見舞われ、雪に不慣れな私たちを余所に大喜びする白黒コンビの姿が印象的でした。日本犬と雪景色もなかなかのものでした。(懐)今年もファミリーの面々がたくさん我が家に遊びに来てくれました。(嬉)サクラにスズ。そんな2匹のちび子たちと母親のモモ。今年も親子での再会が叶いました。春先には大きくなった(小)モモにも再会できました。(嬉)展覧会初出陳となったモモ。モモのお蔭でご家族の皆さんそしてサクラのご家族と楽しい思い出ができました。大きくなったひ孫のコマリとタツもやって来てくれました。そんな2匹に会いにやって来てくれたトラ。そしてリン。トラもリンもちびたんの面倒をホントによく見てくれたね。みんなで良き夏の思い出が今年もできました。子供や孫、そして甥っ子や姪っ子、みんな大きくなってもこうして集まり、心を通わせている姿から私たちもたくさんのことを教えられている様な気がします。昨年のサクラに続き、今年は娘のコマリにも大きな感動をもらった一年でした。今回も豊後オオタニ荘さんにお力添え頂き、4匹のちびたんとの嬉しい楽しい出会いに恵まれることとなりました。本当にありがとうございました。太刀王丸、ホントにありがとね!現在、すくすく成長中の4匹のちびたん。みんな元気に大きくなって欲しいものです。来年はファミリーの面々とどんな初顔合わせを見られるのかな?(楽)今年最後の一枚はナツマリと3匹のちびまろ。慌ただしさに追われるような一年でしたが、振り返ってみると今年もナツマリとの生活を通し、充実した良き一年でした。来年も、ナツマリとの柴ワンコライフ模様をお届けしていきたいと思います。皆様良いお年をお迎えください。
2016.12.31
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今日も冷え冷えの一日のスタートとなりました。ヒトも犬も白い息を吐きながら、霜の降りた田畑の風景を眺めながらいつものコースを今朝も駆け抜けていきます。ナツもマリも天気が良い日は、朝食を終えるとこうして庭木の下にできる日だまりにて夫婦でのんびり過ごすのがここのところお約束となっている様です。こちらは昨日のひとコマ。午前中に妻とトラに会いに行ってみました。前日の雨もすっかり上がり、冬の乾いた青空が戻ってきました。私たちとひと遊びしていつもの様にプチ散歩へ出かけたトラ。戻って来たところを一枚。家族との日々の走り込みの賜物でしょうか?ここに来てまたひと回り体つきもガッチリとしてきた様に感じます。いつまでも可愛いトラ坊を望む我が家の女性陣には「ちょっとオヤジ化してきた😞」って声も出ていますが(笑)、雄犬として齢を重ねていくトラには親父のナツに負けない雄感や迫力が備わっていって欲しい、そんな期待をついつい寄せてしまいます。今年もここにきてようやく忘年会もひと段落。仕事納めに向け、夕方前に所用先から戻りデスクワークを進めていきます。そんな折にふと手を休めて外に目を向けると、そこには番犬に励む白黒コンビの姿。先日、サクラママさんにもおっしゃって頂いた通り、確かにワンコたちには盆も正月もないですよね。(笑)365日、常に今を生きる犬たち。そんな彼らと向き合うことで、時にパワーをもらったり、そして時には内省してみたりと、犬との暮らしには人生を味わい深いものにしてくれる要素がたくさん詰まっている様な気がするこの頃です。
2016.12.29
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今日はコマリとチビたんに会える日。(楽)早めに帰宅し、ナツマリと夕方の散歩へと出発しました。空にはどんよりと重たげな雲が立ち込めています。ここ数日は比較的暖かい日が続きましたが、今日は午後も気温が上がらず外の空気も冷たく感じられます。今年もまた年末にかけて寒くなるのでしょうか??散歩から戻り、急用を済ませ、逸る気持ちを抑えながらコマリの家へとクルマを走らせて行きます。約1週間ぶりの再会となったちびたん。どの子もまたひと回り大きくなっています。(嬉)まだまだぶちゃカワ・モードの子も柴顔へと徐々にスイッチが切り替わりつつある子も、どの子もみんな可愛いものです。まん丸ちびたん達を相手に奮闘中のコマリ。エネルギー補給のために、徐に立ち上がったコマリと一緒にフードをガリガリと音を立てながら食べる末っ子のちび助とお乳にぶら下がる三女のちび子。やっぱりちび達の食欲旺盛ぶりはすんごいものがあります!この日はコマリのご家族とサクラのご家族の皆さんと一緒に急遽、忘年会を開くことになりました(コマリパパさんそしてママさん本当にありがとうございました)。楽しい宴の雰囲気に誘われる様にコマリの先輩犬のゴウ君とアンナちゃんがこちらへやってきてくれました。こちらはゴウ君。私の膝の上でまったり中のところを一枚。収まりがよく、居心地が良いって感じてくれたのかな?席を離れた私が戻ってくるとまた元の場所に収まり寛いでいる様子を見せていました。ご家族以外、特に男の人には懐かないというゴウ君。私やサクラのご家族のトコでまったり寛ぐ姿にコマリパパさんもビックリだったみたいです。ゴウ君は私たちに犬バカ・オーラを感じ取ってくれたのかもしれないですね。(笑) この日も一番の元気印は三女のちび子。寝るのも忘れて弟や姉たちにプロレスごっこを仕掛けていました。こちらは次女を相手に格闘中のちび子。時折、噛み方が度を過ぎてしまい喧嘩気味になっています。そう言えば、どの子もすでに新しいご家族が決まり、そして早くも名前が決まり始めました。こちらは末っ子のちび助。この子の名前は「リク」。こちらは三女のお転婆ちび子。この子の名前は「モモカ」。こちらは長女のちび子。この子は「万里乃(マリノ)」。マリノはコマリパパさんたってのご要望にて母のコマリと一緒にそのままご家族の皆さんと暮らすことになりました。「マリ」そして「モモ」シリーズが続きますね。(楽)皆さん素敵な名前を命名頂き、ホントにありがとうございます!次女のちび子も新しいご家族の皆さんが、間もなく名前を付けて下さるみたいです。どんな名前になるのかみんなで楽しみが膨らみますね。4匹揃ったところで一枚!それぞれ個性が芽吹き始めました。やんちゃ坊主に、お転婆が過ぎる子、のんびりした子そして、で~んとした子、どの子のキャラクターも愛おしく感じます。みんな誇り高くそして幸せな犬生を送って欲しいものです。私も4匹のちびたんの登録名を考えなければ・・・。(楽)今年は仕事納め後の楽しみがまたひとつ増えました。
2016.12.27
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今年もとびっきりの笑顔を届けてくれたナツファミリーの面々。年末恒例コ―ナーとなったニコニコ顔セレクション😊を今年もお届けしたいと思います!今年のトップバッターはナツとタツ。オトコ同士、いい感じのニコ顔ツーショットを披露してくれた爺と曾孫。すっかり大きくなったタッたんとの再会を喜ぶナツマリの姿が印象的でした。愛嬌満点なトコはちびたんの頃と少しも変わらないねタツ。今年1歳を迎えた3匹のちびたん。それぞれのご家族のもとでみんな元気に過ごしています。小モモのニコ顔が今年は撮れていませんでした。(残)来年はモモのとびっきりの笑顔をお届けできるかな?(楽)コマリもよく笑う女の子です。顔をクシャクシャにして大喜びしてる姿はお母ちゃんのサクラにホントよく似ています。そして3匹のちびたんのお母ちゃん、サクラ。コマリ!?って一瞬、見紛うくらいよく似た母娘です。今年は苦手なマリ婆との距離もずいぶん縮まり、サクラにとっても飛躍の一年となりました。(嬉)サクラの妹のスズ。我が家にやって来ると今でも童心に返ったようにお転婆ぶりを発揮するちび子。そんなちび子に私もついつい甘くなってしまいます。(笑)こちらはそんな2匹のちび子のお母ちゃんでもあるモモ。そしてモモの弟、トラに、末っ子のリン。仲良し兄弟のちびまろ達。ちびまろ達が集まると3匹のエネルギーが化学反応して私たちも笑いの渦に巻き込まれます。そして今年のニコニコ顔セレクション😊のラストを飾るのは3匹のちびまろのお母ちゃんでもあるマリたん。そんなマリもコマリが4匹のちびたんを出産し、玄婆ちゃんとなりました。マリからモモ、サクラそしてコマリへ・・・、これからも希望の糸が未来に紡がれていくことを願って・・・。我が家もそしてファミリーの皆さんもワンコ達にたくさんの笑いをもらった1年となりました。来年も大いに笑える一年となることを願って、2016年総集編第三弾をお届けさせて頂きました。
2016.12.26
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夕方の散歩前のひとコマ。庭に入り白黒コンビに出発の合図を告げると、すかさず本日の戦利品である妻の手袋のところへとダッシュしてゲーム開始の体勢に入るナツ。(困)そんな坊の期待も空しく、この日も妻の気迫に押されて手袋をあっさりと回収され、リードを装着されるとこの通り。悔しさを発散させるべく今日も高速ドーナツスピンを始める始末です。(笑)その後、準備も整いみんなでいつものコースへと出発しました。青い芽が整然と並ぶ麦畑を眺めながらコースを進んでいきます。今日は嬉しい再会にも恵まれました。以前、ご紹介させて頂いたコーギーの楽太郎君です。前回はマリとサクラと挨拶を交わしてくれた楽ちゃん。今回、楽ちゃんとは初顔合わせとなるナツも興味津々の様子。楽ちゃんパパさんにもニコ顔でご挨拶して、果たしてナツは楽ちゃんと上手に向き合えるかな?そんな事を考えながら、2匹の様子を見守ります。後方のマリも同じ思いでオトコ同士の初顔合わせの様子を眺めてるのかな?リードを緩めるや否や、後先考えず楽ちゃんとの間合いを詰めるナツ。「おう、オレはナツ。」「俺は楽太郎だ。」そんな雰囲気でやや緊張気味に挨拶を交わしている様にも見える2匹。しばらくすると、緊張の糸が切れた様に、「おい、楽坊、お前結構でけーじゃねーか!」「なに言ってんだ、ナツ、お前も他犬(ひと)のこと言えないぞ!」といった様子でお互いにふざけ合う様な掛け合いを見せていた楽ちゃんとナツ。お互い楽しいことが大好きな2匹。デカいもの同士、結構、気が合うのかもしれません。(楽)楽ちゃんに別れを告げ、夕日に染まる田園風景を眺めながら帰途に着きました。そう言えば、今日はクリスマス。昨今はメディアも街の景色も以前ほどクリスマス色を感じる機会がずいぶんと減っている様にも感じられますね。またここ数年はここ日本でも米国に倣い、「メリークリスマス」の代替語として「ハッピーホリデーズ」という言葉も浸透してきました。クリスマスがキリスト教の行事であり、他宗教への配慮から生まれた言葉として広く使用されているようです。情報化社会の進展により、価値観の多様化が広がる現代社会の象徴的な事象であるという解釈も成り立つような気もします。また、古くはクリスマス、そして最近ではハロウィンといった行事も、宗教観としてではなく、身近な生活文化のひとつとして海外の文化を受け入れてきた日本人の感性からみてもこうした事象に対する考え方は様々であるようにも思えます。たくさんの情報が溢れる今日にあっても、願わくばいろんな立場や観点から相対的に物事の本質にアプローチできる柔軟さを合わせ持っていきたいものですね
2016.12.25
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午前中のひとコマ。久しぶりにトラに会いに行ってみました。私たちがやってきたことに気付いていつもの様に庭先へと飛んできてくれました。(嬉)甲高い奇声を上げながら妻に甘えるトラ。この後、坊のリクエストに応えて今回もしばしボール遊びに付き合ってみることとします。今週は雨がちな天気が続きそうな福岡南部地方。今日は午前中、そんなすっきりしない天気も小休止したかのような気持ち良い青空が広がりました。トラ愛用の合羽も風に揺れながら日干し中です。ひと遊びしてひと段落した様子のトラ。玄関先に腰かけて談笑中の私たちの傍で一緒にまったりモードに入っています。こちらは帰り際の一枚。今回も定位置の番犬スペースで帰途に着く私たちをお見送りしてくれました。トラ、いつもありがとね!今度はトラも一緒にコマリとちびたんに会いに行ってみようね。こちらは夕方のひとコマ。庭木の剪定で落とした枝で遊び始めたナツ。散歩に行くことを告げてみますが、待機してくれているマリとは対照的に相も変わらず枝遊びにご執心のナツ坊。(困)「ナツ!も~う、何やってのよ!早く散歩行くわよ!」といったマリの催促にもどこ吹く風状態のナツ。俄かに庭に出現した茂みの中にナツは大好きなボールを隠すことに必死になっているみたいだね。(楽)そう言えば、今日は冬至でした。冬至を越えると夏至に向かって日に日に日脚が伸びていきますが、冬至・冬中・冬始めとも言われる様に暦の上では冬真っ只中ではあるものの、冬の厳しい寒さはまだまだ、これからが本番。ここ数日は暖かい日が続いていますが、年末にかけて気温も下がるといった予報も出ている様です。皆様、風邪などひかれません様、体調管理には十分気をつけてお過ごしください。
2016.12.21
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ここ数日、小春日和に恵まれた穏やかな陽気が続く福岡南部地方。本日のひとコマ。近所の農家のオジさんが庭の前の畑を耕し始めました。そろそろ今年も麦の種蒔きが始まるのかな?ナツマリは今回も番犬モードで耕運機の行方を追っています。そんな賑やかな畑にアオサギがやって来ました。機械が耕した後を餌を啄ばみながら歩いています。目の前にやって来たアオサギに気付いたマリが素早くナツを呼び寄せます。「ナツ、大きなサギが2羽来てるわ。こっちに飛んで来たら捕まえるわよ。」「おう、まかせとけ!」2匹でそんな会話でもしてるのかな?その後、なかなか思う様な動きを見せない相手に待ちくたびれたのか、途中から前線の対応はナツに任せ、クッションでくつろぎながらアオサギの様子を目で追っていたマリ。結局、アオサギがこちらへやって来ることはなく、食事を終えて青空の彼方へと羽ばたいて行ってしまいました。マリもログハウスに引っ込んでしまい、庭に一匹残ったナツもまったりモードに入っています。窓の向こうでのんびりと流れる2匹の時間。師走の慌ただしさも別世界のことの様に思えてきます。今日も穏やかな陽射しに恵まれた気持ちの良い一日でした。
2016.12.19
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朝食後のナツマリ。定位置の日だまりにて夫婦でまったり中のところを撮ってみました。所用を終え、今日は夕方にナツマリを連れてコマリとちびたんに会いに行って みました。ナツマリがやって来て大喜びのコマリ。コマリもナツとは久しぶりの再会になりました。数日前、ちびたんと初対面していたマリ。真っ先に産箱へと玄孫達に会いに向かいます。生後3週間を迎えた4匹のちびたん。みんなしっかり目も開いて、グングン大きくなっています。(嬉)そんな4匹の様子を玄爺と玄婆も優しく見守ります。玄孫たちと初対面となったナツ。一匹一匹を確認するように匂いを嗅いでいました。こちらは長女のちび子。落ち着いた穏やかなタイプの女の子の様です。寝る子は育つと言うようにこの子はホントによく寝ます。対照的なのは三女のちび子。寝るのも忘れて他の兄弟にちょっかいを出してみたりと早くもお転婆モード全開といったところです。一番小さく生まれて当初は御乳を吸う力も他の3匹に比べると弱かったんですが、現在では一番元気に動き回っています。この子は好奇心旺盛の様です。ナツマリのもとへと真っ先に挨拶にやって来たのもこの子でした。その後、二番目のお姉ちゃんにガウガウ言いながら、プロレスごっこを仕掛けては転がしていたちび子。生後間もない頃と比べるとずいぶんパワーアップしたようです。(嬉)相手になってくれていた次女が疲れておねむモードに入ると、三女のちび子もピッタリくっついてウトウトし始めます。しばらくして産箱に目をやると先程の場所には三女の姿は既になく、今度は長女のちび子にプロレスごっこを仕掛けていました。その後、「外に出せ―!」的に吠える三女のリクエストに応えてちび達を産箱から出してみます。今度は末っ子で長男のちび助を相手に場外乱闘が勃発です。(笑)こちらはそんな三女の相手をしていた長男のちび助。この子も活発で食欲旺盛なちび助です。現在、体重も4匹の中で最重量となっています。こちらは次女のちび子。この子も長男に負けず劣らずよく御乳を飲む子の様です。しっかり食べてよく寝るタイプのちび子がこれからどんな個性を見せてくれるのか楽しみです。こちらはそんな次女のちび子とナツのひとコマ。「立つときは、ほれ、後ろ足をもっと踏ん張るんじゃ。頑張れちび!」そんな様子でちび子の歩く練習を見守るナツの姿が印象的でした。場外でひと暴れしてすっかりバッテリー切れしたちび子の寝顔を見届ける様にコマリの家をナツマリとともに後にしました。この頃のちびたん達はその成長ぶりも目に見える様です。次回の再会が待ち遠しく思えてならないですね。(楽)
2016.12.17
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夕方の散歩風景。空には冬の分厚くどんよりした重たげな雲が立ち込めています。巷も忘年会シーズン真っ只中といったとこでしょうか?この日は早めに所用先から戻り、ナツマリの散歩へと自転車で出発しました。慌ただしくいつもの散歩コースを2匹に引き運動の合図を掛けながらガンガン駆け抜けて行きます。まだまだ充分とは言えない部分もあるかと思いますが、日常に忙殺される中にあってもナツマリと向き合い日々の管理に努めることで得られる味わい深さみたいなものを、2匹との生活を通して教えられている様な気がします。それにしても、年末の忙しさもそろそろピークアウトして欲しいと願うこの頃です。
2016.12.15
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今年もナツマリといろんなことが盛りだくさんな一年でした。柴楽日記の年末の風物詩となった「喜怒哀楽」編。今年もナツ坊の喜怒哀楽でお送りしたいと思います!喜怒哀楽ワンコ達は私たちの心の機微をよく理解してくれてると感じることがナツマリとの生活を通して多々あります。私たちもそんなワンコ達の豊かな表情を通して心の声に耳を澄ませてみると楽しい発見があったりするかもしれないですね。今回は「喜怒哀楽2016」と題して2016年総集編第二弾をお届けさせて頂きました。
2016.12.12
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神田神保町へとやって来ました。近代化が進むビルの森の中にところどころ時間が止まった様なレトロな建物が混在する街並みを眺めながら散策をスタートしました。明治期以降、神保町周辺は大学の拡張によって学生の街として発展を遂げていくことになります。それに伴い、本屋さんの数も次第に増えていき、世界一と称されるほどの本屋街の規模を誇るほどになり、出版関連会社なども集積し、この国の活字文化の発信拠点としてその役割を担うに至ります。こちらは学士会館。学士会館は明治期に旧帝大卒業生の同窓会組織として発足した学士会の本部会館となっていて、会員の学会活動や同窓会、講演会の活動等に利用されています。その他、現在はホテルとしても一般の方も利用できる施設となりました。今回、旧帝大OBではない私も東京滞在時にお世話になったホテルです。学士会が置かれるこの地は東京大学発祥の地でもあります。明治10年に開成学校と東京医学校が合併して東大が創立されます。この場所が「我が国の大学発祥地」として記銘されるのは、その後、東京大学が現在の本郷の地へ移るまでの間、神田錦町のこの地に法学部、文学部そして理学部が置かれたことに由来します。学士会館内部も撮ってみました。重厚感のある建物内部もレトロ感満点です。また館内には雰囲気のある飲食店も併設され、オフ時に時間を忘れてのんびり寛ぎたい方にはおススメの隠れ家的なホテルと言えると思います。大学発祥の地のみならず、現在学士会館が建つこの地は様々なものが産声を上げた場所だった様です。同志社大学設立の父として知られる新島襄もこの地で生まれたと言われています。また先に述べました様に、この場所にあった東大の前身となる開成学校で我が国で初めて野球が行われたことから、この地が「日本野球発祥の地」として知られることになっていきます。東大野球部と言えば、東京六大学野球で活躍する宮台投手が頭に浮かびます。球筋の良いストレートと切れのあるスライダーが持ち味の本格派左腕です。現在、肩痛で調整中の様ですが、復調してマウンドで躍動する姿をまた見てみたいと期待する野球ファンも多いと思います。ということで東大へと足を運んでみました。東大と言えば赤門。でも赤門は正門ではありません。重要文化財にもなっていますね。正門から真っ直ぐに伸びる並木通りを進んでいくと東大のシンボル安田講堂が見えてきました。こちらは安田講堂手前の法文2号館。こちらも安田講堂と同じく東京都の登録有形文化財に指定されています。歴史的な数々の建造物も国内最高学府と称される構内の雰囲気を格調高いものとしているように感じられます。こちらは以前、当ブログにて御話させて頂きました弥生キャンパス内に昨年建立された上野博士とハチ公像です。東大農学部にて教鞭を取っていた上野博士にちなんでハチ公没後80年にあたる年に農学部がある弥生キャンパス内に建てられました。親愛なる主人を見つめるその表情まで如実に表現されている様に感じられます。仕事を終え渋谷駅に到着した上野博士と改札口でその帰りを待っていたハチが喜びじゃれ合う姿がイメージされている様です。お互いに心が通い合う人と犬とのあるべき姿が表現されている様に思え、何とも心が温まる空間でした。今回は日頃の慌ただしさから、ずいぶんとタイムラグができてしまった大江戸散策紀行シリーズの後編をお届けさせて頂きました。季節感のズレもあり、イメージがピンとこない記述となってしまっている箇所も少なからずあったかと思われますが、最後までご愛読頂き、本当にありがとうございました。
2016.12.11
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今回も前回に続き、大江戸散策紀行をお届けしたいと思います。六義園へとやって来ました。六義園は五代将軍綱吉の側用人として手腕を発揮した柳沢吉保が自らの敷地内に造営した大名庭園です。六義園はおおよそ2万7千坪にも及ぶ広大な敷地に丘を築き、玉川上水を水源とする千川上水を引き込み池を造ることにより豊かな景観を演出した回遊式築山泉水庭園となっています。明治期に入ると、維新後荒廃していた六義園を岩崎弥太郎が購入し、庭園の整備がなされ、再び美しい景観を取り戻すことになります。大正期の関東大震災や昭和期の東京大空襲の難を逃れ、現在に造営時の面影を伝える六義園は昭和28年に特別名勝に指定されることになります。午前中の日差しを浴びて眩しいくらいに新緑がきらめいています。ホントにどの角度からも絵になる景観が楽しめます。ツツジの名所としても知られる六義園。ちょうどこの頃は大山ツツジを始め、園内の至る所で見ごろを迎えていました。また春の枝垂桜と晩秋の紅葉の時期にはライトアップを楽しむことができる様です。今回初めてやって来ることができましたが、またいろんな時期に訪れて四季折々の情緒を堪能してみたいと思える素敵な庭園でした。
2016.12.10
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今回はもうずいぶん前にご紹介させて頂きました大江戸散策紀行シリーズの続編をお届けしたいと思います。新緑の頃の記事となっていてすっかりタイムラグができてしまいました。(詫)上野公園へとやって来ました。広大な公園内には上野動物園を始め、美術館や博物館そして歴史的な建造物等、多くの文化的な施設が存在します。今年はル・コルビュジェ設計による国立西洋美術館が世界文化遺産に登録されたことでも改めて脚光を浴びることとなった一年だったかもしれないですね。この日はこうした施設の多くが休館日にあたる月曜日でした。江戸期より既に桜の名所として知られていた上野公園。今年も花見客でにぎわった桜並木をのんびりと進んでいきます。上野東照宮へやって来ました。上野東照宮は徳川家康の重臣であった藤堂高虎が自らの敷地内に創建した神社で、ここには家康、吉宗、慶喜が祀られています。鳥居をくぐると石灯籠が並ぶ参道の奥に唐門そして後方に社殿が見えてきます。こちらは社殿。壁面には精巧な彫刻が施され、金色殿と称されるほどの佇まいは絢爛豪華そのものです。こちらは唐門。社殿とともに国の重要文化財に指定されています。唐破風造四脚門となっています。柱に彫られた昇り龍と降り龍、壁面の透彫り等、細部に至るまで安土桃山期の匠の技術の粋が凝縮されている様に感じられるものでした。こちらの龍については、徳を積んだ偉大な人物ほど頭を垂れるという考えから、頭が下を向いているものを昇り龍と呼んでいます。透彫りに見られる諌鼓鳥(かんこどり)については「昔、皇帝が広く民の声に耳を傾けるために、自らの政に誤りがあると感じる時は、遠慮なく民衆に太鼓を打って知らせよ、ということにしていましたが、その治世は太鼓が打たれることもなく、終いには太鼓に鶏が棲み付くほど善政であった」という中国の故事に由来するといった解説がなされていました。こうした彫刻を始め、東照宮には長い戦乱の世を治めた当時の為政者の天下泰平への願いが込められていると考えられる、といった解説がなされていました。不忍池にて一枚。学生時代に遊びに来て以来の上野公園でしたが、都会のオアシスとしての佇まいは昔と変わらず、今でも訪れた多くの方々の憩いの場となっている様です。最後に、上野公園といえば西郷隆盛像。愛犬ツンとのツーショットは広く世に知られています。この銅像についてはいろんな逸話があります。幕末期を駆け抜け、維新後に要職を務めた多くの人物の写真が残る中、写真嫌いだったのでしょうか?西郷どんについては今のところ、全く写真が残っていないと言われています。私たちが知っている西郷さんの肖像画については、弟の従道と従弟の大山巌をミックスしたものといった説もあったり、なかなかその実像に迫りにくい観がある様にも思えます。銅像の制作にあたった高村光雲も作品のイメージを確立させるのに様々な腐心があったのかもしれないですね。そういう訳で、明治期に銅像の除幕式で主人の姿を目にした西郷夫人の口から出た「こげんなお人ではない」という言葉についても、「主人はこんな顔じゃなかった」と解釈する説と「主人はこんな浴衣なんかで外に出る様な非礼な人ではなかった」と解釈する説に分かれるようですね。さらに愛犬ツンとして知られるこの犬についても、これはツンではないといった意見もあるようです。西郷どんとツンとの出会いは、下野して鹿児島へ戻った頃と言われています。薩摩川内にある藤川天神を参拝した西郷どんが境内で偶然見かけた犬がツンでした。ツンは「ツン」と立った耳と左尾が特徴的な薩摩犬の雌だったと言われています(ちなみに上野公園のツンとされる犬は雄でした。その風貌と合わせてこれはツンではないという意見が出ているのかもしれないですね)。ウサギ狩りが大好きだったと言われる西郷どんは、ツンの狩猟能力の高さに惚れ込み、飼主へ何度も譲って欲しいと懇願していたそうです。そんな西郷どんの情熱に根負けした飼主は最終的にツンを譲ることに決めます。西郷どんのもとでも、その狩猟能力を存分に発揮していたツンでしたが、猟の最中に隙をみて脱走し、二回ほど遥か遠く離れた前の主人のもとへと帰ってきたことがあるんだとか。日本犬らしい忠犬ぶりをうかがわせるエピソードですね。薩摩犬は薩摩の地で古来より猟犬として活躍してきた犬種です。絶滅の危機に瀕しながらも薩摩犬を愛する人々の手により、昭和後期から再び血統の安定が図られ現在は薩摩犬保存会により、その保存を図る努力が続けられているそうです。上野公園の犬の像がツンであるか否かはさておき、いつの日か西郷どんが愛した薩摩犬も川上犬や琉球犬と同じく県指定の天然記念物となる日が来て欲しいものですね。
2016.12.09
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日中のナツマリ。今日も穏やかな日差しの中、のんびりとした時間が2匹に流れていきます。この日は所用先から戻り、コマリとちびたんに会いに行きました。前回、会った時と比べるとまたふた回り以上大きくなっている様に見えるちびたん達。上から眺めていると、子ねずみみたいな大きさで生まれてきた子たちが何だか太ったモグラみたいにも見えてしまいます。(笑) この子は長女のちび子。コマリが世話を焼いている時に撮ってみました。すっかりリラックスした様子で玄婆のマリそっくりの大きなあくびを披露しています。(楽)そういえば、活発に動き回っていたちびたん達の目が開き始めました。(嬉)コマリママさんの御話によると、最初に目が開いたのは意外にも一番ちっこい三女のちび子だったそうです。ちびたん達のお世話もひと段落し、徐に横になったコマリ。程なくすると、ナツ顔負けのすんごいいびきを掻きながら爆睡していました。活発で食欲旺盛なちび達のお蔭でしょうか?産後の御乳の張りもすっかり治っている様子です。こちらは別れ際に撮った一枚。まだまだ油断は禁物ですが、ちびたん達は日々の成長を通して、見守る私たちにもいろんな安心材料を届けてくれているようにも思えます。今度はハイハイを卒業してしっかりと四つ足で踏ん張る練習が間もなく始まりそうですね。コマリの子育てもこれからいよいよ体力戦に突入です。どんな子育て奮闘記が繰り広げられることになるのでしょうか?(笑)こちらは夕方のマリ。いったん片づけていたはずの椅子クッションにイタズラしてます。(困)持ち出したのはきっとナツ坊。困った白黒コンビです。ナツもマリもコマリの子育ての応援するんだからね!ちび達のことしっかり頼んだよ!(楽)
2016.12.08
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今年もナツマリとそしてファミリーのワンコ達と移ろう季節の味わいを堪能できた良き一年でした。春夏秋冬ナツマリ、今年もたくさんありがとね!今回は「春夏秋冬 2016」と題して2016年総集編第一弾をお届けさせて頂きました。
2016.12.07
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昨日の朝の散歩前のひとコマ。出発の準備をする私に代わってお寝坊なマリを何とかナツが起こしてくれて、みんなでコースへと出発です!勢いよくスタートを切ったものの、途中、通勤のクルマが往来する道路の横断でしばしの足止めを食ってしまい、「オヤジ、何でこんなとこでもたついてんだよ~!早くいくぞ~!」って感じでナツも癇癪を起こす始末です。(困)暖かい朝となったこの日は夜中から発生した霧で外は真っ白。雲の中に吸い込まれる様にいつものコースをナツマリと進んでいきます。ハイペースで駆け抜けた後の黒毛のマリの顔も露でところどころお婆ちゃんみたく白くなっていました。(笑)こちらは夕方のひとコマ。散歩に出かけるナツマリを見つけた近所のちびっ子たちが「ナッちゃ~ん、マリちゃ~ん」って叫びながら駆け寄ってきてくれました。子供たちの乗り物に興味津々のナツ。集まってくれた子供たちには目もくれずにすたすたと先に進んで行くマリとは対照的に、「いいの持ってんじゃん。それ早く走れんの??」そんな面持ちでちびっ子たちと向き合うナツの横顔が印象的でした。ナツもやっぱ男の子だね。この日も日中は小春日和の穏やかな日差しに恵まれ気持ち良い一日でした。のんびりと番犬をこなしてくれたナツマリとは対照的にこちらはまた怒涛の一週間がスタートしました。仕事納めが待ち遠しいこの頃です。
2016.12.06
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数日前のひとコマ。朝食を終えてのんびりお日様と対話中のナツを一枚。この日最初の坊の戦利品は私の長靴。(困)こちらは正午に向かって徐々に日も高くなる中、まったり中のナツマリ。小春日和の暖かな日差しが注ぐ中、マリもウトウト舟をこいでいるようです。ここでもナツのすんごいポーズは続いてます。(笑)夕方のマリ。ナツが部屋から運んできたクッションの上でまったり中のちび子。マリもクッションも今日はお日様の匂いがするかもしれないね。気が付くと暦は師走に突入。ホント早いものです。年末へ向け慌ただしくお過ごしの方も多くいらっしゃるのでは?と思います。今年は例年以上に早く全国的にインフルエンザが流行しているとのニュースを目にしました。忘年会シーズンも本格化するこれからの季節、皆様、体調管理には十分に気をつけてお過ごしください。
2016.12.05
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前回の続き。京都滞在2日目のこの日は京田辺市にある酬恩庵へとやって来ました。一休寺としても有名な酬恩庵。この旅の第二の目的地です。酬恩庵は鎌倉期に南浦紹明が開いた妙勝寺がその前身となっているお寺です。その後、鎌倉末期に戦火により一時衰退の途を辿ることになりますが、室町後期にこの地に酬恩庵と号した草庵を一休宗純が結び中興することとなっていきます。総門をくぐった一休和尚碑前にて皆さんと合流して境内参観がスタートします。碑には「諸悪莫作 衆善奉行」と記されています。先生より「悪事を成すことなく、善行を積み、己の心を浄める。これが諸仏の教えである」という意味になりますとの解説が皆さんになされていました。こちらの参道の紅葉も見事に色づいています。方丈庭園にて一枚。こちらは南庭。緑豊かな後方の山を借景にした枯山水庭園。ホントに見事です。こちらは北庭。この方丈庭園と虎丘庭園は酬恩庵庭園として国指定の名勝となっています。方丈の襖絵も撮ってみました。こちらは檀那の間。陶淵明、林和靖図が描かれています。こうした襖絵はかの狩野探幽の筆によるものです。方丈中央となるこの隣の室中の間には重要文化財ともなっている一休禅師木像が安置されています。方丈参観を終えてみんなで宝物殿へ。こちらには一休禅師の書跡や頂相などが保管されていました。素晴らしく達筆な文書や感情がこもった文書などその筆跡を通して僅かながら一休さんの人柄に触れることができた様な気がしたひと時となりました。昼食前に虎丘庵にてこちらの住職さんより酬恩庵の歴史や一休禅師についての御話を頂きました。晩年、東山にあったものをこの地に移し、一休禅師が結んだ庵には様々な分野からたくさんの人々が訪れたそうです。能楽についても造詣が深かったと言われている一休さん。彼のもとには金春禅竹や観阿弥の孫でもある音阿弥も教えを乞いにこの庵を訪れていたと言います。茶道の祖と言われる村田珠光もそうした中の一人と言われています。当時修行に励む禅僧の間でお茶には眠気防止の効用が認識されていたと言われています。一休禅師の禅弟子でもある珠光に座禅時に茶を勧めたことが珠光と茶の出会いとなったと言われているようです。その後珠光は、「四畳半の茶室の中においてはそこに身分の上下はなくもてなす亭主と客人との空間が存在するだけ・・・」そうした観念を体系化し茶の湯の概念を確立していきます。その思想は武野紹鴎そして千利休へと受け継がれていくことになります。日本文化の集大成と言っても過言ではない茶道の萌芽の地がこの酬恩庵であることに改めて感慨深さを抱きつつ住職さんの御話に耳を傾けます。その後、時は流れ明治期に入るとかつて境内に三つあった庵も廃仏毀釈の嵐に巻き込まれることとなり、この虎丘庵を残すのみとなったそうです。一瞬一瞬を大切にすること。その積み重ねがまだ見ぬ未来へと繋がる。そんな趣旨で結ばれた住職さんの御話。ありがたい御話を頂いたと思います。本当にありがとうございました。こちらは京都を発つ前に訪れた平等院。2年前に補修工事も完了し、鮮やかな朱色が午後の日差しに輝く鳳凰堂を一枚。平等院鳳翔館(平等院の博物館)の出口にて一枚。近代的な構造と境内の風景そしてそれを包み込むような色づいた光景の調和は得も言われぬものがあります。短い滞在期間ではありましたが、味わい深い晩秋の古都巡りを満喫できた2日間でした。最後に今回の旅に参加させて頂く機会を頂いた皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました!
2016.12.04
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前回の続き。今回の旅の目的地の一つでもある陽明文庫へとやって来ました。陽明文庫は内閣総理大臣も務めた近衛文麿が1938年に設立した歴史資料保管施設です。こちらには平安期から近世に至るまでの歴史資料が収蔵されており、その数は約10万点以上にも及ぶと言われ、近衛家伝襲の文化財(古文書、美術品、典籍等)が保管されています。こうした歴史的価値の高い文化財の保存の観点から一般公開は行われておらず、また湿気などによる書籍の傷みを最小限に抑える目的で参観期間も一年を通じて、3~5月、9月~11月に限定されています。現地にて住職さんや妻がお世話になっている陶芸家でもある高見世先生の一行と合流し、陽明文庫長の名和さんの案内のもと施設内へと進んでいきます。案内が始まると重厚な扉が施錠されます。施設内ではマスク着用!手荷物の持ち込みは不可!という徹底した管理体制が敷かれています。今回の訪問に合わせて展示頂いた資料を目にすると、こうした管理のあり方にもホントに納得がいく様な気がします。今回は和漢朗詠集や御堂関白記等の一部を中心に拝見させて頂きました。常日頃、漢詩を始め古典に親しまれていらっしゃる皆さんの見識の深さに感服しながら、飛び入り参加で不勉強な私も先生や名和さんの御話に楽しく傾聴させて頂きました。かの藤原道長公が書いた御堂関白記では、事細かに出来事が綴られている日もあれば、しばらくのんびり日記をサボっている様にも思える(当時の殿上人でもあったのであるいは政務に追われていたのかもしれませんが・・・)余白が続いていたりと、何だか現代を生きる私たちから見ても親近感を覚える様なところも部分的にあったりと、展示されている作品を様々な観点から楽しむことができたひと時となりました。陽明文庫の参観を終え、敷地内に佇む虎山荘へとお邪魔しました。名和さんご夫婦より美味しいお茶と和菓子にておもてなし頂き、御話も交えつつ、しばし数寄屋造の風情を堪能しながら寛がせて頂きました。お庭も素敵でした。こちらは奥の間にて撮った一枚。近衛文隆氏の書「山光無古今」。人事有憂楽 山光無古今 の下段です。人の世には憂楽があるが自然の美しさは不変であるという解釈になりますが、あえて下段のみの表現としたところに日本人としての奥ゆかしさが、僭越ながら感じられます。皆さんに別れを告げ、暮れなずむ嵐山へと足を伸ばしてみました。こちらは3年前にリニューアルした嵐電嵐山駅。ホームもライトアップされて幻想的です。京友禅による装飾で「キモノ・フォレスト」と呼ばれているそうです。インバウンド効果で海外からもたくさんの方が、現在京都を訪れていますが、この演出はそうした観光客の皆さんに受けること間違いなし!って感じがしますね。この日の夕食は嵐山羅漢が目印の嵯峨野さんにて頂くこととしました。店頭にてゴールデンのワンコのお出迎えを受けて奥の本館へと進んでいきます。嵯峨野さんと言えば湯豆腐!嵯峨豆腐を中心に京料理を堪能できるヘルシーな素材で美味しく頂きました。夕食を終え、嵯峨野さんの前の宝厳院にて開催中の紅葉のライトアップを眺めに院内へと足を伸ばしてみました。暗がりにぼんやり浮かぶ紅葉や、キレイにライトアップされて鮮やかに映える紅葉を眺めながら順路を進んでいきます。「京都の紅葉も温暖化の影響もあってか昨今は12月に入って見頃を迎えることが多いんですが今年は晩秋の頃に見ごろがやってきている様です」といった御話を京都の住職さんよりお伺いしました。素敵な京都の風情をより一層堪能できる時期にこの旅を企画頂いた皆さんに感謝しながら初日の夜が更けていきます。
2016.12.03
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今日は先日訪れた京都紀行の模様をお届けしたいと思います。今回の旅は日頃より大変お世話になっている住職さんと古典文学の先生にて企画頂いた古典を通してこの国の文化を学ぶ旅ということで、私も予てよりこの日を楽しみにしていました。この日の集合時間は午後ということもあり、早めに京都へ入り午前中お寺見学してみることとします。最初に訪れたのは妙心寺。臨済宗妙心寺派の大本山です。三門をくぐり境内へと入ると中央を北へ向かって伸びる参道上に仏殿、法堂、伽藍が配置され、それを囲むように搭頭が立ち並んでいます。こうした搭頭は46を数え、国宝級のものを始めとする多くの文化財が所蔵されていて、古都の歴史に育まれてきたスケールの大きさを窺わせます。まず退蔵院へと足を運んでみました。狩野元信作と伝えられる枯山水庭園を始め晩秋の風情が香る院内を進んでいきます。敷地の最奥の余香苑。ひょうたん池をベースにした池泉回遊式庭園です。奥行きを利用し勾配をとり要所に段差を設けることによって源流、滝、そして海へと注ぐ川の流れを表現しているように思えます。そして四季折々の草木が見せる美しさがそれをより一層情緒深いものにしているんでしょうね。退蔵院にはこんな国宝も所蔵されています。如拙作と言われる「瓢鯰図」です。日本史の教科書で目にしたことがある方も多くいらっしゃるのではと思います。果たして瓢箪で鯰を捕まえることができるか?そんな愚問に当時の禅僧たちが一見思い思いの解釈に基づいたアプローチで句を寄せている様に思えますが、これが見事な連句となっていると言われています。そうした自由闊達な文化背景から生まれた瓢鯰図は室町期を代表する水墨画であると言われています。法堂にも八方にらみの龍として知られる雲龍図(狩野探幽作)や黄鐘調の鐘(おうじきちょうのかね)と呼ばれる梵鐘といったいずれも国宝が所蔵されています。こちらの梵鐘は698年に鋳造され、記銘のあるものとしては国内最古と言われています。兼好法師の「徒然草」にも登場し、近年まで年末の恒例番組「行く年、来る年」でもその鐘の音を響かせていたこの鐘も経年による劣化が進んだこともあり、現在は現役を引退しこの法堂内にて大切に保存されています。この鐘は九州の筑紫の地にて鋳造され、その秀逸さから太宰府の観世音寺の梵鐘と兄弟鐘と並び称されているといった解説を法堂内にてこちらのお坊さんより頂きました。妙心寺はとにかく広い!今回、訪問が叶わなかった境内の搭頭については次回の訪問時の楽しみとして、妙心寺を後にして仁和寺へとやって来ました。古都京都の文化遺産として、世界遺産にも登録されている仁和寺。午後の集合時間も近づいてきたこともあり、御殿を中心に見学してみることとします。宸殿にて一枚。こちらは宸殿の北庭。どの眺めも絵にかいた様に素晴らしい。言葉にならないですね。色づいた木々を眺めながら、仁和寺を後にし集合場所の陽明文庫へと向かうこととします。
2016.12.02
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昨日のひとコマ。この日も仕事を終えて夕方、妻とコマリに会いに行ってみました。生後7日目を迎えたちびたん達。どの子もずいぶん体つきがしっかりしてきました。みんなハイハイしながらよく動き回っています。バッテリー切れして重なり合うようにして、ぐっすりモードのちびたん。目が開く前から早くも兄弟でプロレスごっこの予行練習が始まっているのかな??(笑)コマリの育ての親でもある先住犬のアンナちゃんが初めてちびたん達に会いに産箱の前へとやって来ました。私たちの前へとやって来たアンナちゃんに初めは制止するような仕草を見せていたコマリ。「お母ちゃん、この人たちはね、コマリの曾爺ちゃんと曾婆ちゃんの御主人だから、大丈夫よ」きっとそんなことをコマリはアンナちゃんに話してくれていたんでしょうね。しばらくすると私たちに挨拶して、終には妻の膝の上で寛ぎ始めたアンナちゃん。コマリのお蔭で、コマリパパさんもビックリなひとコマとなりました。マリ、モモ、そしてサクラに続いてコマリも時折気分転換もしながら上手に子育てをこなしてくれているようです。(嬉)もう一週間ほどするとちび達の目が次第に開いてさらにその動きも活発になっていきそうですね。食欲も遊びも飛躍的に旺盛さが増していく中、コマリはどんな風にちび達を躾けていくのかな・・・。楽しい想像が膨らむ今日この頃です。
2016.12.01
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