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Rakugan is Kitten
心地よい生活。。。。毎日を楽しく笑って過ごすために、好きなもの、面白いことを紹介していきます。主にゲーム・本・猫・アフタヌーンティーの話題。
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2006.08.08
テーマ： 最近、読んだ本を教えて！(24662)
カテゴリ： 読んだ本
２００１年９月 （株）幻冬社。
「白銀を踏み荒らせ」が面白かったので、再び雫井脩助。
スピード感があって軽快だった「白銀を～」に比べ、どっしりとして読み応えのあるミステリーです。
事件の最初は、一家４人殺傷放火事件。
それから２１年経って、主犯とされて一番重い刑を受けた犯人一味の一人が仮釈放で
刑務所から出てくる。
そこから次々と起こる殺人事件。
殺されていくのは、かつての犯人達。
その事件の解決を中心に、担当する刑事・刑事の娘・犯人達とそれを取り巻く周囲の人々の
犯人に意外性はないんですが、クライマックスの仕掛けにはびっくり。
途中で登場する刑事がとてもイヤな感じに書かれていて、犯人がとてもいい人に思えます。(笑)
凶悪な殺人事件の犯人なのに、強く潔い生き方が清々しい。
最後には救いもあり、ほっとしました。
タイトルの「虚貌」。
醜形恐怖症という、自分の顔を醜いと思い込む神経症の一種があるそうです。
途中で語られるカウンセンリングの医師の台詞。
「顔というものは仮面、記号にすぎない。重要なのは表情。 強く生きたいと思うなら、
笑顔の仮面をつけなさい」
エンディングでそこの台詞が、どーんと生きてきます。
面白かったです。
「白銀を踏み荒らせ」が面白かったので、再び雫井脩助。
スピード感があって軽快だった「白銀を～」に比べ、どっしりとして読み応えのあるミステリーです。
事件の最初は、一家４人殺傷放火事件。
それから２１年経って、主犯とされて一番重い刑を受けた犯人一味の一人が仮釈放で
刑務所から出てくる。
そこから次々と起こる殺人事件。
殺されていくのは、かつての犯人達。
その事件の解決を中心に、担当する刑事・刑事の娘・犯人達とそれを取り巻く周囲の人々の
犯人に意外性はないんですが、クライマックスの仕掛けにはびっくり。
途中で登場する刑事がとてもイヤな感じに書かれていて、犯人がとてもいい人に思えます。(笑)
凶悪な殺人事件の犯人なのに、強く潔い生き方が清々しい。
最後には救いもあり、ほっとしました。
タイトルの「虚貌」。
醜形恐怖症という、自分の顔を醜いと思い込む神経症の一種があるそうです。
途中で語られるカウンセンリングの医師の台詞。
「顔というものは仮面、記号にすぎない。重要なのは表情。 強く生きたいと思うなら、
笑顔の仮面をつけなさい」
エンディングでそこの台詞が、どーんと生きてきます。
面白かったです。
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