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2010.06.08
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カテゴリ: 読んだ本
1988年12月 講談社ノベルズより
1990年 1月 講談社より(文庫版)

悪魔のウイルスをまき散らしながら、決死の逃亡行を続けるテロリスト。
世界の難病に向けて宣戦布告した癌病船・北斗号の白鳥船長以下選りすぐりの
医療スタッフは、謎のウイルスを解明すべくアフリカ奥地へと踏み込む。
が、ウイルスの正体は杳としてわからない。
テロリストとウイルスから地球を救おうとする癌病船スタッフの崇高な聖戦。

(裏表紙 紹介文より)



会社の人が貸してくれた本です。
ウイルスと戦うパニックものって苦手です。
だって怖いもん。

しかし、こんな恐がりの私がまったく恐怖を感じずに読むことができた本でした。
何と言うか・・・・私とは著しく感性が合わないというか、
こんな言い方したら甚だ失礼ですが、この作家さんヘタなんじゃない?


未知だから、もちろんワクチンなし。
そのウイルスに世界的に有名なテロリストが感染、イギリス貴族の夫婦を人質に取って
ヨーロッパを逃げ回っている。
警察が行方を追うが見付けられず、テロリストの移動に伴いウイルスの脅威が広がって、
という恐ろしい設定です。
書き方によっては、悲しみと絶望に彩られた悲惨な話になると思うんですが。

ウイルスの脅威を書くにあたって、表現が単調なんですよね。
ウイルスが増殖する際、1回目の分裂から次の分裂までの時間をゼネレーションタイムと
いうそうですが、その時間が極端に長いウイルスをスローウイルスというそうです。
長いから人工培養ができない、つまりウイルスを同定できない、ワクチンも作れない。
最初の被害者の名を取って、クローチェ・ウイルスと名付けられたウイルスの

「確実に死の転帰をたどるクローチェ・ウイルス。顔を見せないサイレント・ウイルス。
 手の施しようがない。ヨーロッパに死の旋風が吹き荒れることになる」
ばかりで、ずーっとこの繰り返し。
飽きちゃった。
具体性なし、被害者のドラマ性なし、医療現場の緊迫感もなし。



総トン数72000トン、病室800、医師300人、看護婦800人、乗員350人。
イギリスの大資産家リチャード・スコットが死の際に、全財産を世界保健機構に寄付。
遺言で、世界保健機構の監督下においてリチャード・スコット記念財団を設け、
癌病船を建造することとした。
癌病船には、最新鋭の医療設備や病理研究施設をそろえ、優秀な医師も集めている。
難病と戦うことを目的とした医療船なんですが。

・・・・・なんで船?

船なんて維持費がムチャクチャかかるじゃないですか。
陸地の病院じゃダメなの?
維持費を病院運営費用に回した方がいいと思うの。
癌病船は世界中をクルーズしていて、各国がその寄港を熱望しているとあるんだけど、
書かれたのは昭和63年。
航空機輸送も発達しているし、電話もFAXもある時代よ?
なんで船?
これがSF設定で、宇宙の惑星をめぐるスペースシップならわかるんだけど。

これの前作で「癌病船」という話があるそうなので、それを読むとわかるのかも。
私は読まないけど。


テロリストの役割も尻すぼみな感じでした。
序盤は盛り上げていたんですけどね。

ただ1つよくわかったのは、この作家さんが濡れ場好きだってこと。
他が緊張感のない同じ表現の繰り返しなのに比べて、テロリストが
人質となった貴族夫婦の妻を陵辱するシーンだけは、ものすごい細かく
丁寧に書いてあった。(笑)

なんだ~。そういう作家さんだったんだ。
傾向としては、エロ付き2時間サスペンスって感じですかね。
まあ、この作家さんの本を読むことはもうないでしょう。

一部ネタバレとなりますので、詳細を以下に。


たぶんエロであることは置いとくとして。(笑)
ウイルス汚染がもたらす市民の恐怖ではないようなので、研究者によるウイルスの
正体探求が主眼かな?

結局ウイルスの培養に失敗したため、最初の被害者であるクローチェの足取りを追うことで
ウイルスを見極めようとします。
クローチェの没したイタリアから、その前に住んでいたアフリカへ。
そのアフリカでウイルスの正体を見ます。

呪師(ウィッチドクター)が医療全般を担う未開の部族。
村に1人の選ばれた呪師が世代交代をする際、呪力の受け継ぎのために
前呪師の内臓を食べる食人の習慣。
さらに埋葬した呪師をたべるフツフツというモグラのような生物。
そのフツフツを食べる呪師、
この恐ろしい連鎖により、次第に濃くなったウイルスが70~100年に1回程度で
発症する、というメカニズムでした。

その連鎖を知った研究者達は、ウイルスを取り出すために人体実験を行うことにします。
ウイルスを植え付けたフツフツを人が食べ、その人を殺して他の人とフツフツに食べさせ、
という連鎖を繰り返すのです。
この部分はちょっと力を入れているな、と感じました。

で、これによりウイルスが特定できて、ワクチン製造方法が見つかって、
でもウイルスの事が公表されてしまったせいでイタリア国内はパニック、
テロリストはまだ見つからず、人質夫妻も救出されず・・・・の状態で
残りページ数が10ページくらい。

これで決着するの?と思っていたら。

スペインの秘密警察隊長の妻子が たまたま 遊びに行った観光地で
記念写真を撮ったら、 偶然 その背後に映っていたので所在がわかり
踏み込んで射殺。
テロリストが隠れ家として用意してあった屋敷ですが、警備設備もなければ部下もいない。
テロリストが持つ拳銃だけが武器で、人質夫婦を犯している最中に死亡。
ハイ、これ1ページで終了。

人質になっていた女性・セーラは癌病船の創設者リチャード・スコットの姪。
創設者と、船の船長である白鳥は親友同士。
セーラは長期にわたる人質生活のため生きる意欲を失って、救出はされたけれど
日々衰弱して、もう死を待つばかり。
船長は親友の姪だから何とか助けたいと思っているけど、手がない状態。
しかし、ある少女が書いたセーラの似顔絵を見て、セーラは生きる意欲を取り戻す。
今の死相が現れた自分とは似ても似つかない、元気だった頃の自分に近い似顔絵。
それに表現された生命力に驚愕して、目が覚めたというわけです。
これまた1ページで終了。
あーよかったよかった、万事めでたしで終了。

壮大な設定でスタートした割に、決着全部1ページでいいんだ。
本当に驚愕したのは読んでいた私だよ・・・・・。






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Last updated  2010.06.10 12:43:24
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